JP4412222B2 - 車両の制御方法および電子制御装置 - Google Patents
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よび第2の電子制御装置が互いに通信して自らの保持する制御情報を更新しつつこれら各自に保持される制御情報の示す前記車両の状態に基づいて、これら第1および第2の電子制御装置の協働のもと、所望とされる車両制御を行う車両の制御方法として、前記第1および第2の電子制御装置は、それぞれ前記車両に搭載される内燃機関における点火態様・燃料噴射態様を制御する電子制御装置、および前記車両に搭載される内燃機関を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置であるとともに、前記所望とされる車両制御は、前記車両に搭載される内燃機関のアイドルストップ制御であって、前記制御情報は、前記車両に搭載される内燃機関のアイドルストップ制御に係る情報であるとともに、前記内燃機関および前記車両の少なくとも一方の運転状態に応じて前記第1および第2の電子制御装置のいずれか一方によって定期的に更新されて且つ他方の電子制御装置に定期的に送信されることにより、前記第1および第2の電子制御装置の両方に保持されるものであり、前記第1および第2の電子制御装置の一方に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、他方に保持されている制御情報によって、当該リセットの発生した電子制御装置に保持されている制御情報の初期設定を行った後に、前記車両の制御を実行することとする。
ある。すなわち、こうしたパラメータは上記電子制御装置においても重要である。
同図1に示すように、このシステムは、大きくは、制御対象とする車両に搭載されている内燃機関(エンジン)を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置30、および該スタータ装置30のアイドルストップ動作を制御するアイドルストップ制御装置10、さらには点火態様・燃料噴射制御をはじめとした各種のエンジン制御を行うエンジン制御装置20等を有して構成されている。
はじめに、説明の便宜を図るべく、この制御において用いられる主なパラメータ(制御情報)を列記し、その名称および用途を明らかにしておく。なお、このシステムにおいて、これら各種のパラメータはいずれも、上記記憶装置14および24に記憶されるかたちで、上記アイドルストップ制御装置10およびエンジン制御装置20の各々に保持されている。
・「動作モード」:このパラメータは、当該車両に搭載されている内燃機関(エンジン)の作動条件、すなわち同機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るものである。すなわち、この実施の形態においては、「動作モード=STOP」のとき、当該内燃機関における燃料カットや点火カットを実行し、また「動作モード=STOP」から「動作モード=RUN」への状態変化(遷移)があったとき、同機関に対するスタータ駆動を開始する(図7、図8、図13〜図15参照)。また、このパラメータの値は、例えば下記パラメータ「アイドルストップ条件」の値や、当該車両のブレーキのオン/オフ状態、当該車両のアクセルの開閉状態、当該車両のステアリングの旋回状態、当該車両の走行速度、当該車両の走行道路の傾斜度合に応じて定められる(図6参照)。
・「動作モード前回状態」:このパラメータは、上記パラメータ「動作モード」の以前(例えば「10ms」前)の状態(値)を示すものであって、例えば同パラメータ「動作モード」の状態変化(遷移)を検出するために用いられる(図3、図6参照)。
・「アイドルストップ条件」:このパラメータは、当該車両に搭載されている内燃機関(エンジン)のアイドルストップの禁止条件(可否条件)に係るものである。このパラメータの値は、例えば当該車両に搭載されている内燃機関(エンジン)の回転数、同機関の冷却水温度、当該車両の排気系に設けられた触媒の温度、当該車両に搭載されている車載バッテリBTの残量に応じて定められる(図12参照)。
・「スタータ状態i」「スタータ状態i−1」:「スタータ状態i」は、当該車両に搭載されているスタータ装置30(図1)の現在のオン/オフ状態を示すものである(図7参照)。一方、「スタータ状態i−1」は、同スタータ装置30の所定時間前(この実施の形態では「10ms」前)のオン/オフ状態を示すものであって、例えばこのスタータ装置30を安定動作させるべく行われるラッチ回路制御(図8)において用いられる。
・「タイマ」:このパラメータは、当該車両に搭載されているスタータ装置30(図1)の継続的に動作している時間(継続的に通電されている時間)を示すものである。
・「スタータONタイマ」:このパラメータは、当該車両に搭載されているスタータ装置30(図1)の継続的な動作(通電)の限界点(限界時間)を示すものであって、同スタータ装置30への過度な通電の防止を図るために適宜の値(この実施の形態では「500ms」)が設定される(図7のステップS146参照)。
図9は、上記エンジン制御装置20による受信処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、この受信処理は、所定の周期で行われる処理であって、例えば「1ms」毎の周期で行われる。
(1)このシステムにあっては、2つの電子制御装置(アイドルストップ制御装置10およびエンジン制御装置20)が互いに通信して自らの保持する制御情報(パラメータ)を更新しつつこれら各自に保持される制御情報の示す車両の状態に基づいて、これら装置の協働(協調)のもとにアイドルストップ制御を行う。そして、このうちのアイドルストップ制御装置10を、当該装置10に電源遮断に基づくリセット(リセット解除)が発生したとき、上記エンジン制御装置20との通信により同装置20に保持されている制御情報を取得して、これをもって、自らの保持する制御情報(特にそのパラメータ「動作モード」)に対し初期設定を行う構成とした(図3参照)。これにより、同アイドルストップ制御装置10に意図しない電源遮断に基づくリセットが発生した場合であれ、当該装置10に確実に適正な制御情報が保持され、前述した制御情報の不整合を生じさせることなく、正確な制御情報に基づいて、所望とされる車両制御を、すなわちアイドルストップ制御を適正に行うことが可能になる。
・上記2つの電子制御装置(アイドルストップ制御装置10およびエンジン制御装置20)に保持されて随時更新される制御情報は、所望とされる制御に応じて任意のものを採用することができる。
Claims (10)
- 車両に搭載されている第1および第2の電子制御装置が互いに通信して自らの保持する制御情報を更新しつつこれら各自に保持される制御情報の示す前記車両の状態に基づいて、これら第1および第2の電子制御装置の協働のもと、所望とされる車両制御を行う車両の制御方法において、
前記第1および第2の電子制御装置は、それぞれ前記車両に搭載される内燃機関における点火態様・燃料噴射態様を制御する電子制御装置、および前記車両に搭載される内燃機関を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置であるとともに、前記所望とされる車両制御は、前記車両に搭載される内燃機関のアイドルストップ制御であって、
前記制御情報は、前記車両に搭載される内燃機関のアイドルストップ制御に係る情報であるとともに、前記内燃機関および前記車両の少なくとも一方の運転状態に応じて前記第1および第2の電子制御装置のいずれか一方によって定期的に更新されて且つ他方の電子制御装置に定期的に送信されることにより、前記第1および第2の電子制御装置の両方に保持されるものであり、
前記第1および第2の電子制御装置の一方に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、他方に保持されている制御情報によって、当該リセットの発生した電子制御装置に保持されている制御情報の初期設定を行った後に、前記車両の制御を実行する
ことを特徴とする車両の制御方法。 - 前記制御情報は、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータを含む
請求項1に記載の車両の制御方法。 - 前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、前記車両のブレーキのオン/オフ状態、前記車両のアクセルの開閉状態、前記車両のステアリングの旋回状態、前記車両の走行速度、前記車両の走行道路の傾斜度合の少なくとも1つに応じてその値が定められるものである
請求項2に記載の車両の制御方法。 - 前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータの値に応じてその値が定められるものである
請求項2または3に記載の車両の制御方法。 - 前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータは、前記内燃機関の回転数、前記内燃機関の冷却水温度、前記車両の排気系に設けられた触媒の温度、前記車両のバッテリ残量の少なくとも1つに応じてその値が定められるものである
請求項4に記載の車両の制御方法。 - 他の電子制御装置から送られてくる制御情報をもって自らの保持する制御情報を更新しつつこの制御情報の示す車両の状態に基づいて、該車両に搭載されている内燃機関を外部から駆動してこれを自力回転させるスタータ装置のアイドルストップ動作を制御する電子制御装置において、
前記制御情報は、前記内燃機関のアイドルストップ制御に係る情報であるとともに、前記内燃機関および前記車両の少なくとも一方の運転状態に応じて前記他の電子制御装置および当該電子制御装置のいずれか一方によって定期的に更新されて且つ他方の電子制御装置に定期的に送信されることにより、前記他の電子制御装置および当該電子制御装置の両方に保持されるものであり、
当該電子制御装置に電源遮断に基づくリセットが発生したときには、前記他の電子制御装置に保持されている制御情報を取得して自らの保持する制御情報に対し初期設定を行った後に、前記車両の制御を実行する
ことを特徴とする電子制御装置。 - 前記制御情報は、前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータを含む
請求項6に記載の電子制御装置。 - 前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、前記車両のブレーキのオン/オフ状態、前記車両のアクセルの開閉状態、前記車両のステアリングの旋回状態、前記車両の走行速度、前記車両の走行道路の傾斜度合の少なくとも1つに応じてその値が定められるものである
請求項7に記載の電子制御装置。 - 前記内燃機関における点火・燃料噴射の休止条件と同機関に対するスタータ駆動の開始条件とに係るパラメータは、前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータの値に応じてその値が定められるものである
請求項7または8に記載の電子制御装置。 - 前記内燃機関のアイドルストップの禁止条件に係るパラメータは、前記内燃機関の回転数、前記内燃機関の冷却水温度、前記車両の排気系に設けられた触媒の温度、前記車両のバッテリ残量の少なくとも1つに応じてその値が定められるものである
請求項9に記載の電子制御装置。
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