JP4412093B2 - 同期モータの位置センサレス駆動制御装置 - Google Patents

同期モータの位置センサレス駆動制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4412093B2
JP4412093B2 JP2004217852A JP2004217852A JP4412093B2 JP 4412093 B2 JP4412093 B2 JP 4412093B2 JP 2004217852 A JP2004217852 A JP 2004217852A JP 2004217852 A JP2004217852 A JP 2004217852A JP 4412093 B2 JP4412093 B2 JP 4412093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
target
motor
phase difference
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004217852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006042482A (ja
Inventor
拓司 天野
信和 栗林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004217852A priority Critical patent/JP4412093B2/ja
Publication of JP2006042482A publication Critical patent/JP2006042482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4412093B2 publication Critical patent/JP4412093B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

本発明は、同期モータの駆動制御装置に関し、特に、複数相のモータコイルを備えた同期モータを、ロータ位置センサを用いることなく駆動制御するためのモータ制御装置に関する。
従来技術として、例えば、下記特許文献1に開示された同期モータの駆動制御装置がある。このモータ駆動制御装置では、モータコイルに印加する印加電圧とモータコイルに流れるモータコイル電流との位相差に基づいて同期モータを駆動制御するようになっている。
モータコイルへの印加電圧はインバータ回路から出力されており、高回転数時に電流位相を進め回転数限界を上昇する場合(所謂弱め界磁制御を行なう場合)には、安定化のための電圧制御が常に機能するように、インバータ回路の出力電圧が最大電圧とならないような進み位相を設定している。
特許第3239426号公報
しかしながら、上記従来技術のモータ駆動制御装置では、モータの安定回転を得るためにインバータ回路の出力電圧を最大電圧とすることができない。すなわち、出力可能電圧の上限に対し、電圧が変動した場合のマージンを確保するために出力電圧限界を抑制しなくてはならない。
本発明者らは、この直流電圧の利用率の制限に着目し、インバータ回路の安定性を向上できるロジックや、インバータ回路への入力電圧制御を適用すれば、印加電圧が出力可能電圧の上限となる飽和状態となってもモータの安定回転を得ることができ、直流電圧の利用率の向上を図ることが可能であることを見出した。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、インバータ回路に入力される直流電圧の利用率向上を図り、更なる効率向上を達成することが可能な同期モータの位置センサレス駆動制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
位置センサを用いることなく、モータコイルに印加する印加電圧とモータコイルに流れるモータコイル電流との位相差に基づいて同期モータ(12)を駆動制御するための制御装置(120)であって、
モータ(12)が運転する負荷(11)の負荷情報を検出する負荷情報検出手段(124)と、
負荷情報検出手段(124)が検出した負荷情報に基づいて、モータ駆動制御の目標値である目標位相差を設定する目標位相差設定手段(121)と、
モータ(12)への回転数指令に基づいて目標電流位相を設定する目標電流位相設定手段(122)と、
目標位相差設定手段(121)が設定した目標位相差と、目標電流位相設定手段(122)が設定した目標電流位相とに基づいて、印加電圧を設定する印加電圧設定手段(125、126)と、
モータコイル電流の位相を検出し、検出した検出電流位相と目標電流位相との電流位相偏差を検出する位相偏差検出手段(123)とを備え、
位相偏差検出手段(123)が検出した電流位相偏差をローパス処理した値とローパス処理前の値との差を、目標電流位相にフィードバックすることを特徴としている。
これによると、電流位相偏差をローパス処理した値とローパス処理前の値との差を目標電流位相にフィードバックすることで、モータ一回転中の速度変動を修正し、モータ回転を安定化することができる。このようなロジックを採用することで、印加電圧が飽和状態であってもモータの安定回転を得ることができる。したがって、インバータ回路に入力される直流電圧の利用率向上を図ることが可能である。
また、請求項2に記載の発明では、位相差設定手段(121)は、前記モータ(12)への回転数指令、および負荷情報に基づいて目標位相差を設定することを特徴としている。
これによると、目標位相差の設定にモータ回転数指令を反映することで、モータの駆動状態を最適値に制御することが可能である。
また、請求項3に記載の発明のように、印加電圧設定手段(125、126)は、電流位相偏差をローパス処理した値が所定値となるように印加電圧振幅を制御することで、速やかに効率のよい駆動状態に到達することができる。
また、請求項4に記載の発明では、
位置センサを用いることなく、モータコイルに印加する印加電圧とモータコイルに流れるモータコイル電流との位相差に基づいて同期モータ(12)を駆動制御するための制御装置(120)であって、
モータ(12)が運転する負荷(11)の負荷情報を検出する負荷情報検出手段(124)と、
負荷情報検出手段(124)が検出した負荷情報に基づいて、モータ駆動制御の目標値である目標位相差を設定する目標位相差設定手段(121)と、
モータ(12)への回転数指令に基づいて目標電流位相を設定する目標電流位相設定手段(122)と、
目標位相差設定手段(121)が設定した目標位相差と、目標電流位相設定手段(122)が設定した目標電流位相とに基づいて、印加電圧を設定する印加電圧設定手段(125、126)と、
モータコイル電流の位相を検出し、検出した検出電流位相と目標電流位相との電流位相偏差を検出する位相偏差検出手段(123)とを備え、 位相偏差検出手段(123)が検出した電流位相偏差を、モータ(12)に給電するためのインバータ回路(16)に印加する直流電圧制御に用いることを特徴としている。
これによると、電流位相偏差を用いてインバータ回路(16)に入力する直流電圧の制御することで、印加電圧が飽和状態となった後もモータの安定回転を得ることができる。したがって、インバータ回路に入力される直流電圧の利用率向上を図ることが可能である。
また、電流位相偏差をインバータ回路(16)に印加する直流電圧制御に用いる場合には、直接直流電圧制御に用いる場合だけでなく、請求項5に記載の発明のように、位相偏差検出手段(123)が検出した電流位相偏差に基づいて、直流電圧制御に用いられる信号を補正することもできる。
また、請求項6に記載の発明のように、位相偏差検出手段(123)が検出した電流位相偏差が閾値を超えた場合に、直流電圧を上昇するように制御することで、印加電圧が飽和状態となった後もモータの安定回転を得ることができる。
また、電流位相偏差の閾値は、請求項7に記載の発明のように、回転数指令により変更したり、請求項8に記載の発明のように、負荷情報により変更したり、請求項9に記載の発明のように、目標位相差により変更したりすることができる。
これらのいずれかによると、モータの特性に合わせて最適値を調整することができる。
また、請求項10に記載の発明では、
位置センサを用いることなく、モータコイルに印加する印加電圧とモータコイルに流れるモータコイル電流との位相差に基づいて同期モータ(12)を駆動制御するための制御装置(120)であって、
モータ(12)が運転する負荷(11)の負荷情報を検出する負荷情報検出手段(124)と、
負荷情報検出手段(124)が検出した負荷情報に基づいて、モータ駆動制御の目標値である目標位相差を設定する目標位相差設定手段(121)と、
目標位相差設定手段(121)が設定した目標位相差に基づいて、印加電圧を設定する印加電圧設定手段(125、126)と、
モータコイル電流の位相を検出し、検出した検出電流と印加電圧との検出位相差と、目標位相差との位相偏差を検出する位相偏差検出手段(123)とを備え、 位相偏差検出手段(123)が検出した位相偏差をローパス処理した値とローパス処理前の値との差を、基準位相にフィードバックすることを特徴としている。
これによると、検出位相差と目標位相差の位相偏差をローパス処理した値とローパス処理前の値との差を基準位相にフィードバックすることで、モータ一回転中の速度変動を修正し、モータ回転を安定化することができる。このようなロジックを採用することで、印加電圧が飽和状態であってもモータの安定回転を得ることができる。したがって、インバータ回路に入力される直流電圧の利用率向上を図ることが可能である。
また、請求項11に記載の発明では、目標位相差設定手段(121)は、モータ(12)への回転数指令、および負荷情報に基づいて目標位相差を設定することを特徴としている。
これによると、目標位相差の設定にモータ回転数指令を反映することで、モータの駆動状態を最適値に制御することが可能である。
また、請求項12に記載の発明のように、印加電圧設定手段(125、126)は、位相偏差をローパス処理した値が所定値となるように印加電圧振幅を制御することで、速やかに効率のよい駆動状態に到達することができる。
また、請求項13に記載の発明では、負荷情報検出手段(124)が検出した負荷情報が所定値を超えた場合には、回転数指令、もしくは回転数指令に基づく基準位相の更新を制限することを特徴としている。
これによると、モータへの電圧印加を行なう回路の許容条件を外れそうな場合には、制御の更新を制限することが可能である。
また、請求項14に記載の発明では、
位置センサを用いることなく、モータコイルに印加する印加電圧とモータコイルに流れるモータコイル電流との位相差に基づいて同期モータ(12)を駆動制御するための制御装置(120)であって、
モータ(12)が運転する負荷(11)の負荷情報を検出する負荷情報検出手段(124)と、
負荷情報検出手段(124)が検出した負荷情報に基づいて、モータ駆動制御の目標値である目標位相差を設定する目標位相差設定手段(121)と、
目標位相差設定手段(121)が設定した目標位相差に基づいて、印加電圧を設定する印加電圧設定手段(125、126)と、
モータコイル電流の位相を検出し、検出した検出電流と印加電圧との検出位相差と、目標位相差との位相偏差を検出する位相偏差検出手段(123)とを備え、 位相偏差検出手段(123)が検出した位相偏差を、モータ(12)に給電するためのインバータ回路(16)に印加する直流電圧制御に用いることを特徴としている。
これによると、検出位相差と目標位相差との位相偏差を用いてインバータ回路(16)に入力する直流電圧の制御することで、印加電圧が飽和状態となった後もモータの安定回転を得ることができる。したがって、インバータ回路に入力される直流電圧の利用率向上を図ることが可能である。
また、位相偏差をインバータ回路(16)に印加する直流電圧制御に用いる場合には、直接直流電圧制御に用いる場合だけでなく、請求項15に記載の発明のように、位相偏差検出手段(123)が検出した位相偏差に基づいて、直流電圧制御に用いられる信号を補正することもできる。
また、請求項16に記載の発明のように、位相偏差検出手段(123)が検出した位相偏差が閾値を超えた場合には、直流電圧を上昇するように制御することで、印加電圧が飽和状態となった後もモータの安定回転を得ることができる。
また、位相偏差の閾値は、請求項17に記載の発明のように、回転数指令により変更したり、請求項18に記載の発明のように、負荷情報により変更したり、請求項19に記載の発明のように、目標位相差により変更したりすることができる。
これらのいずれかによると、モータ(12)の特性に合わせて最適値を調整することができる。
また、請求項20に記載の発明では、モータ(12)が運転する負荷(11)は、ヒートポンプサイクル(1)中に循環する冷媒を圧縮する圧縮機構(11)であることを特徴としている。
内部を圧縮機構に吸入される冷媒が流れるモータ(12)の場合には、モータ(12)の駆動状態により吸入冷媒温度が変化する。したがって、直流電圧の利用率向上に伴うモータ(12)の高効率化により冷媒加熱を抑制し、所望の吸入冷媒温度を得ることが可能である効果は大きい。
また、請求項21に記載の発明では、冷媒は、二酸化炭素であり、圧縮機構(11)は、冷媒の圧力が臨界圧以上になるように圧縮することを特徴としている。
圧縮機構(11)において二酸化炭素冷媒を臨界圧以上に圧縮するヒートポンプサイクル(1)では、高圧側の圧力が非常に高いので、冷媒の温度管理が極めて重要である。したがって、本発明によりモータ(12)を高効率化し所望の冷媒温度が得られる効果は極めて大きい。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態は、本発明に係るモータ駆動制御装置を、二酸化炭素を冷媒とするヒートポンプ式給湯装置のヒートポンプサイクル1中の電動圧縮機10の制御装置として適用したものであり、図1は、本実施形態に係るヒートポンプ給湯装置の概略要部構成を示す模式図である。また、図2は、本実施形態における同期モータの位置センサレス駆動制御装置である電動圧縮機10の同期モータ12のモータ駆動制御部120概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ヒートポンプサイクル1は、圧縮機10、給湯用熱交換器(水冷媒熱交換器)20、エジェクタ(減圧手段)30、アキュムレータ40、室外熱交換器(熱源用熱交換器)50、内部熱交換器60、およびこれらを環状に接続する冷媒配管70で構成されている。
圧縮機10は、内蔵する同期モータ12(図2参照)によって圧縮機構11(図2参照)が運転されて、気相冷媒を臨界圧力以上まで圧縮して吐出する電動コンプレッサである。
給湯用熱交換器20は、圧縮機10の吐出口より吐出された高温高圧の冷媒によって水を湯に昇温させる水−冷媒熱交換器であり、冷媒が流通する冷媒通路部と水が流通する水通路部とにより構成されている。給湯用熱交換器20の冷媒通路部は冷媒流路管により構成され、冷媒通路部が水通路部の表面に熱交換可能に密着するように配置された熱交換構造となっている。
給湯用熱交換器20の水通路部は、給水を流通する給水通路(流水路)80の一部を構成しており、ポンプ90の作動により給水通路80内を流れる水を、給湯用熱交換器20内で高温高圧冷媒との熱交換によって給湯用の高温の湯とするようになっている。
室外熱交換器(蒸発器)50は、外気と液相冷媒とを熱交換させて液相冷媒を蒸発させることにより外気から吸熱するための熱交換器である。また、エジェクタ30は給湯用熱交換器20から流出する冷媒を減圧膨張させて室外熱交換器50にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機10の吸入圧を上昇させるものである。
ここで、エジェクタ30は、給湯用熱交換器20から流出した高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を略等エントロピ的に減圧膨張させるノズル部と、ノズル部から噴射する高い速度の冷媒流により室外熱交換器50にて蒸発した気相冷媒を吸引しながら、ノズル部から噴射する冷媒流と混合する混合部、およびノズル部から噴射する冷媒と室外熱交換器50から吸引した冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させるディフューザ等の昇圧部からなるものである。
エジェクタ30のノズル部は、ノズル開度を調節するための図示しないニードル弁を有しており、ニードル弁は図示しないステッピングモータの作動によりノズル部の軸線方向に駆動するようになっている。
また、アキュムレータ40は、エジェクタ30から流出した冷媒が流入するとともに、その流入した冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器であり、分離された気相冷媒は内部熱交換器60を介して圧縮機10に吸引され、分離された液相冷媒は室外熱交換器50側に吸引されるようになっている。
内部熱交換器60は、アキュムレータ40から導出され室外熱交換器50の一部において外気と熱交換した低圧気相冷媒と、エジェクタ30にて減圧される前の高圧側の冷媒とを熱交換する熱交換器であり、この内部熱交換器60により室外熱交換器50入口側での冷媒のエンタルピを低下させて、超臨界ヒートポンプサイクル1の能力を向上させている。
また、ヒートポンプサイクル1には、圧縮機10の吐出側と室外熱交換器50の上流側とを連通する連通配管78と、この連通配管78の経路を開閉する電磁弁79が設けられている。この連通配管78は除霜用の冷媒配管であって、電磁弁79が開弁すると、連通配管78を介して高温冷媒が室外熱交換器50に導入され、室外熱交換器50の除霜を行なうことができるようになっている。
図1に示すように、冷媒配管70には、圧縮機10の吐出冷媒温度を検出する吐出温サーミスタ71、給湯用熱交換器20下流側の冷媒温度を検出する冷媒出口サーミスタ72、室外熱交換器50上流側の冷媒温度を検出するエバ入口サーミスタ73、室外熱交換器50下流側の冷媒温度を検出するフロストサーミスタ74、およびエジェクタ30上流側においてヒートポンプサイクル1の高圧側冷媒圧力を検出する圧力センサ75が設けられている。
また、室外熱交換器50の空気流れ上流側面には、電動ファン51の作動により室外熱交換器50を通過する前の外気の温度を検出する外気サーミスタ52が設けられている。
一方、給水通路80には、給湯用熱交換器20上流側の水温を検出する給水サーミスタ81、および給湯用熱交換器20下流側の水温を検出する給湯サーミスタ82が設けられている。
上記各サーミスタ52、71〜74、81、82から温度情報、および圧力センサ75からの圧力情報は、制御ユニット100に入力される。そして、この制御ユニット100は、上記各情報および図示しない操作手段や検出手段からの入力信号に基づいて、圧縮機10、エジェクタ30、電動ファン51、電磁弁79、ポンプ90等を作動制御するようになっている。
図2に示すように、圧縮機10は、同期モータ12により負荷としての圧縮機構11を回転運動させ、冷媒を圧縮して吐出するものであり、本実施形態の同期モータ12は、磁石を埋設したロータを回転駆動する4極3相コイルを有する同期モータである。
外部電源19からの交流電圧が入力線13を介してAC/DCコンバータ回路14に入力され、直流電圧に変換されて母線15を介してインバータ回路16に入力される。インバータ回路16は、後述する制御ユニット100のモータ制御部120からの信号に基づいて同期モータ12のステータコイルの各相(U、V、W相)に電圧を印加し、ロータが回転駆動される。
制御ユニット100は、共通のマイコン内に、ヒートポンプサイクル1を含むヒートポンプ式給湯装置本体部を制御するための給湯器制御部110と、本実施形態における同期モータの位置センサレス駆動制御装置としてのモータ制御部120とを備えている。
モータ制御部120は、本実施形態における目標位相差設定手段としての目標位相差制御部121、目標電流位相設定手段としての目標位相制御部122、位相偏差検出手段としての位相偏差検出部123、負荷情報検出手段としての電流振幅情報検出部124、印加電圧設定手段としての電圧振幅制御部125およびモータ印加電圧波形生成部126を備えている。
電流振幅情報検出部124では、配線17の1相もしくは複数相(本例では1相)における検出電流から電流振幅情報をROMに格納した演算式もしくはマップ(本例では演算式)に基づいて負荷情報として検出する。
目標位相差制御部121では、上位制御部である給湯器制御部110からの回転数指令と電流振幅情報検出部124からの負荷情報に基づいて、ROMに格納したマップもしくは演算式(本例ではマップ)により、同期モータ12の駆動制御におけるコイルへの印加電圧とモータコイル電流との目標位相差が設定される。
また、目標位相制御部122では、給湯器制御部110からの回転数指令に応じて目標電流位相が更新される。そして、位相偏差検出部123では、目標位相制御部122で更新された目標電流位相と、配線17において検出した検出電流位相とから位相偏差を検出する。
電圧振幅制御部125では、給湯器制御部110からの回転数指令に基づいて基底電圧振幅を設定するとともに、位相偏差検出部123で検出された位相偏差に基づいて印加電圧振幅を制御する。
位相偏差検出部123と電圧振幅制御部125との間には、ローパスフィルタ128が設けられている。そして、電圧振幅制御部125には、位相偏差検出部123で検出された電流位相偏差をローパス処理した値が入力され、電圧振幅制御部125では、電流位相偏差をローパス処理した値が所定値になるように印加電圧振幅を制御する。
また、ローパスフィルタ128前後の値の差に適切なゲインを乗じて、目標電流位相にフィードバックするようになっている。
モータ印加電圧波形生成部126では、目標位相差制御部121において設定された目標位相差、目標位相制御部122において更新された目標電流位相、および電圧振幅制御部125において設定された印加電圧振幅から、モータ12への印加電圧波形情報を生成し、前述のインバータ回路16に出力する。
図2に示すように、位相偏差検出部123と電圧振幅制御部125の間に、ローパスフィルタ128を設けるとともに、ローパスフィルタ128前後の値の差に、適切なゲインを掛けて目標電流位相にフィードバックすることで、一回転中の位相変動(速度変動)を修正し、安定化をはかっている。
これは、簡易的な微分制御に相当するものであり、ローパス処理前後の値の差を位相偏差の微分値に置き換えることも可能である。
これにより、例えば図3(a)に示すように、回転数5000rpm、負荷トルク4N・m以上のように直流電圧が不足したときには、図3(b)に示すように、ローパス後の位相偏差が所定値(ここでは0)に収束することができなくなり、目標の位相に対して誤差が生じる。
この誤差をそのまま目標電流位相にフィードバックすると、急激な位相変動が生じて制御が不安定になるが、ローパスフィルタ128前後の値の差に適切なゲインを掛けて目標電流位相にフィードバックすることで、一回転中の位相変動分だけを修正するため、位相変動は穏やかで、安定性は損なわれない。さらに、過変調(直流電圧以上の印加電圧振幅)により、電圧波形、電流波形が歪んでも、電圧振幅制御部において設定される印加電圧振幅の変動は穏やかで、安定性は損なわれない。
また、結果として位相偏差のローパス分が残った状態となるが、これは位相進みの状態を作り出すことになり、パッシブな弱め界磁制御を実現することができる。
このように、弱め界磁をパッシブな制御とすることで、モータ印加電圧の変動が抑制されて、直流電圧が不足する前に位相を進める弱め界磁制御(アクティブな制御)で必要となるマージンはなくなり、直流電圧を100%利用することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図4ないし図6に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、位相偏差のローパス処理後の値に基づいてインバータ回路に入力される直流電圧を制御する点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態のモータ制御部120は昇圧パルス制御部129を備え、ローパスフィルタ128を通過した位相偏差のローパス分として残った値を、AC/DCコンバータ14の昇圧チョッパ回路に昇圧パルスを出力する昇圧パルス制御部129に入力して利用するようになっている。
弱め界磁は、ある程度までは、急激な電流増加や効率低下を伴わないため、積極的に利用することは有効であるが、度を越すと、電流増加により、効率が低下する。
そこで、本実施形態の昇圧パルス制御部129では、図5に示すフローにしたがって、目標電圧(インバータ回路16に入力する直流電圧の目標値)を制御するようになっている。
図5に示すように、まず、入力された位相偏差Δξが所定値bより大きいか否か判断する(ステップS100)。なお、このとき、位相偏差Δξがbより小さい値であるaより大きいか否かも判断する。aは制御時のハンチング防止を目的としたヒステリシス形成のために設定された値である。所定値bが本実施形態における位相偏差の閾値である。
ステップS100において、位相偏差Δξがa以上b未満の場合には、目標電圧を前回値のままとする(ステップS120)。また、位相偏差Δξがb以上の場合には、目標電圧を前回値に対し1レベル(ここではα)上昇させる(ステップS130)。また、位相偏差Δξがa未満の場合には、目標電圧を前回値に対し1レベル(ここではα)下降させる(ステップS110)。
そして、次に、設定した目標電圧が基底電圧値と最大電圧制御値との間の範囲内にあるか否か判断する(ステップS200)。
ステップS200において、目標電圧が基底電圧値より低いと判断した場合には、目標電圧を基底電圧値とし(ステップS210)、目標電圧が最大電圧制御値より高いと判断した場合には、目標電圧を最大電圧制御値とし(ステップS230)、ステップS100へリターンする。また、目標電圧が基底電圧以上かつ最大電圧制御値以下の範囲にあると判断した場合には、目標電圧は変更せずステップS100へリターンする。
これにより、弱め界磁が所定値以上となったら、直流電圧の目標電圧を高くすることができ、効率低下が最小限になるように、例えば図6に示すように、弱め界磁と直流電圧の昇圧のバランス(割合)をコントロールすることが可能となる。
図6(a)、(b)は、回転数を上げていった場合の、モータ電圧と、位相偏差すなわち弱め界磁の状態を示したものである。ここで、所定値bは、モータの特性に合わせて最適値を調整する。ただし、最適値が回転数、負荷、目標位相差等によって大きく変化する場合は、これらのいずれかの関数にするものであってもよい。
図6(a)、(b)に示すように、電流位相偏差が所定値bとなるまで(効率を悪化させない範囲で)パッシブな弱め界磁制御を行ない、位相偏差が所定値を超えたら直流電圧を昇圧し、昇圧後も位相偏差に応じてパッシブな弱め界磁制御が行なわれる。このように、常に直流電圧の有効利用が可能となる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、ローパス処理をローパスフィルタ128におけるフィルタ計算によって行なっていたが、これに限定されるものではない。例えば、平均計算や積分計算を採用してもかまわない。
また、ローパス処理後の値の昇圧パルス制御部129への入力は、直接入力に限らず、昇圧パルス制御部129への他の入力信号の補正を行なうことで反映されるものであってもよい。
また、昇圧パルス制御部129への入力は、位相偏差のローパス前の値であってもよい。この場合、入力値は昇圧パルス制御部129で平均化すればよい。
また、上記各実施形態では、電流位相を基準として位相差制御を行っていたが、位相の基準を電流位相から電圧位相に置き換えることも可能である。この場合、モータ印加電圧波形生成部126への入力は、目標電圧位相、目標位相差、印加電圧振幅となり、位相偏差検出部123への入力は、目標電圧位相、目標位相差、検出電流位相となる。また、位相偏差検出部123では位相偏差を検出していたが、位相差の偏差を検出するものであってもよい。
また、モータコイル電流の検出は、1相のみであったが、複数相について行なうものであってもよい。検出相が多いほど、制御精度を向上することができる。
また、上記各実施形態では、負荷情報を電流振幅情報としていたが、他の検出情報を採用してもかまわない。また、上位制御装置からのトルク指令を用いてもよい。
また、目標位相差制御部121への回転数指令入力は必ずしも必要ではない。ただし、回転数指令を入力した方が最適値への制御が容易である。
また、電圧振幅制御部121への回転数入力は必ずしも必要ではない。ただし、回転数指令を入力した方が応答性が良好となる。
また、制御パラメータはEEPROM(電気消去可能プログラマブルROM)に適宜格納し、モータに合わせて変更することも可能である。
また、上記各実施形態では、同期モータ12は、二酸化炭素を冷媒とするヒートポンプサイクル1の圧縮機構11を運転するモータであったが、これに限定されるものではない。冷媒が二酸化炭素以外のヒートポンプサイクル(冷凍サイクル)の圧縮機モータであってもよいし、負荷は圧縮機構ではなくポンプ機構等であってもよい。位置センサを用いることなく同期モータを駆動制御する場合に、本発明は広く適用して有効である。
本発明を適用した第1、第2の実施形態におけるヒートポンプ給湯装置の概略要部構成を示す模式図である。 第1の実施形態におけるモータ駆動制御部120概略構成を示すブロック図である。 (a)は第1の実施形態における回転数とモータ電圧の関係を示すグラフであり、(b)は第1の実施形態における回転数と位相偏差の関係を示すグラフある。 第2の実施形態におけるモータ駆動制御部120概略構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における昇圧パルス制御部129の制御動作を示すフローチャートである。 (a)は第2の実施形態における回転数とモータ電圧の関係を示すグラフであり、(b)は第2の実施形態における回転数と位相偏差の関係を示すグラフある。
符号の説明
1 ヒートポンプサイクル
10 圧縮機
11 圧縮機構(負荷)
12 同期モータ
14 AC/DCコンバータ回路
16 インバータ回路
120 モータ制御部(モータ駆動制御部、同期モータの位置センサレス駆動制御装置)
121 目標位相差制御部(目標位相差設定手段)
122 目標位相制御部(目標電流位相設定手段)
123 位相偏差検出部(位相偏差検出手段)
124 電流振幅情報検出部(負荷情報検出手段)
125 電圧振幅制御部(印加電圧設定手段の一部)
126 モータ印加電圧波形生成部(印加電圧設定手段の一部)
128 ローパスフィルタ
129 昇圧パルス制御部

Claims (21)

  1. 位置センサを用いることなく、モータコイルに印加する印加電圧と前記モータコイルに流れるモータコイル電流との位相差に基づいて同期モータ(12)を駆動制御するための制御装置(120)であって、
    前記モータ(12)が運転する負荷(11)の負荷情報を検出する負荷情報検出手段(124)と、
    前記負荷情報検出手段(124)が検出した負荷情報に基づいて、前記駆動制御の目標値である目標位相差を設定する目標位相差設定手段(121)と、
    前記モータ(12)への回転数指令に基づいて目標電流位相を設定する目標電流位相設定手段(122)と、
    前記目標位相差設定手段(121)が設定した目標位相差と、前記目標電流位相設定手段(122)が設定した目標電流位相とに基づいて、前記印加電圧を設定する印加電圧設定手段(125、126)と、
    前記モータコイル電流の位相を検出し、検出した検出電流位相と前記目標電流位相との電流位相偏差を検出する位相偏差検出手段(123)とを備え、
    前記位相偏差検出手段(123)が検出した電流位相偏差をローパス処理した値とローパス処理前の値との差を、前記目標電流位相にフィードバックすることを特徴とする同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  2. 前記目標位相差設定手段(121)は、前記モータ(12)への回転数指令、および前記負荷情報に基づいて前記目標位相差を設定することを特徴とする請求項1に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  3. 前記印加電圧設定手段(125、126)は、前記電流位相偏差をローパス処理した値が所定値となるように印加電圧振幅を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  4. 位置センサを用いることなく、モータコイルに印加する印加電圧と前記モータコイルに流れるモータコイル電流との位相差に基づいて同期モータ(12)を駆動制御するための制御装置(120)であって、
    前記モータ(12)が運転する負荷(11)の負荷情報を検出する負荷情報検出手段(124)と、
    前記負荷情報検出手段(124)が検出した負荷情報に基づいて、前記駆動制御の目標値である目標位相差を設定する目標位相差設定手段(121)と、
    前記モータ(12)への回転数指令に基づいて目標電流位相を設定する目標電流位相設定手段(122)と、
    前記目標位相差設定手段(121)が設定した目標位相差と、前記目標電流位相設定手段(122)が設定した目標電流位相とに基づいて、前記印加電圧を設定する印加電圧設定手段(125、126)と、
    前記モータコイル電流の位相を検出し、検出した検出電流位相と前記目標電流位相との電流位相偏差を検出する位相偏差検出手段(123)とを備え、
    前記位相偏差検出手段(123)が検出した電流位相偏差を、前記モータ(12)に給電するためのインバータ回路(16)に印加する直流電圧制御に用いることを特徴とする同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  5. 前記位相偏差検出手段(123)が検出した電流位相偏差に基づいて、前記直流電圧制御に用いられる信号を補正することを特徴とする請求項4に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  6. 前記位相偏差検出手段(123)が検出した電流位相偏差が閾値を超えた場合には、前記直流電圧を上昇することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  7. 前記電流位相偏差の閾値は、前記回転数指令により変更することを特徴とする請求項6に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  8. 前記電流位相偏差の閾値は、前記負荷情報により変更することを特徴とする請求項6に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  9. 前記電流位相偏差の閾値は、前記目標位相差により変更することを特徴とする請求項6に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  10. 位置センサを用いることなく、モータコイルに印加する印加電圧と前記モータコイルに流れるモータコイル電流との位相差に基づいて同期モータ(12)を駆動制御するための制御装置(120)であって、
    前記モータ(12)が運転する負荷(11)の負荷情報を検出する負荷情報検出手段(124)と、
    前記負荷情報検出手段(124)が検出した負荷情報に基づいて、前記駆動制御の目標値である目標位相差を設定する目標位相差設定手段(121)と、
    前記目標位相差設定手段(121)が設定した目標位相差に基づいて、前記印加電圧を設定する印加電圧設定手段(125、126)と、
    前記モータコイル電流の位相を検出し、検出した検出電流と前記印加電圧との検出位相差と、前記目標位相差との位相偏差を検出する位相偏差検出手段(123)とを備え、
    前記位相偏差検出手段(123)が検出した位相偏差をローパス処理した値とローパス処理前の値との差を、基準位相にフィードバックすることを特徴とする同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  11. 前記目標位相差設定手段(121)は、前記モータ(12)への回転数指令、および前記負荷情報に基づいて前記目標位相差を設定することを特徴とする請求項10に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  12. 前記印加電圧設定手段(125、126)は、前記位相偏差をローパス処理した値が所定値となるように印加電圧振幅を制御することを特徴とする請求項10または請求項11に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  13. 前記負荷情報検出手段(124)が検出した負荷情報が所定値を超えた場合には、前記回転数指令、もしくは前記回転数指令に基づく前記基準位相の更新を制限することを特徴とする請求項10ないし請求項12のいずれか1つに記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  14. 位置センサを用いることなく、モータコイルに印加する印加電圧と前記モータコイルに流れるモータコイル電流との位相差に基づいて同期モータ(12)を駆動制御するための制御装置(120)であって、
    前記モータ(12)が運転する負荷(11)の負荷情報を検出する負荷情報検出手段(124)と、
    前記負荷情報検出手段(124)が検出した負荷情報に基づいて、前記駆動制御の目標値である目標位相差を設定する目標位相差設定手段(121)と、
    前記目標位相差設定手段(121)が設定した目標位相差に基づいて、前記印加電圧を設定する印加電圧設定手段(125、126)と、
    前記モータコイル電流の位相を検出し、検出した検出電流と前記印加電圧との検出位相差と、前記目標位相差との位相偏差を検出する位相偏差検出手段(123)とを備え、
    前記位相偏差検出手段(123)が検出した位相偏差を、前記モータ(12)に給電するためのインバータ回路(16)に印加する直流電圧制御に用いることを特徴とする同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  15. 前記位相偏差検出手段(123)が検出した位相偏差に基づいて、前記直流電圧制御に用いられる信号を補正することを特徴とする請求項14に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  16. 前記位相偏差検出手段(123)が検出した位相偏差が閾値を超えた場合には、前記直流電圧を上昇することを特徴とする請求項14または請求項15に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  17. 前記位相偏差の閾値は、前記回転数指令により変更することを特徴とする請求項16に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  18. 前記位相偏差の閾値は、前記負荷情報により変更することを特徴とする請求項16に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  19. 前記位相偏差の閾値は、前記目標位相差により変更することを特徴とする請求項16に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  20. 前記モータ(12)が運転する負荷(11)は、ヒートポンプサイクル(1)中に循環する冷媒を圧縮する圧縮機構(11)であることを特徴とする請求項1ないし請求項19のいずれか1つに記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
  21. 前記冷媒は、二酸化炭素であり、 前記圧縮機構(11)は、前記冷媒の圧力が臨界圧以上になるように圧縮することを特徴とする請求項20に記載の同期モータの位置センサレス駆動制御装置。
JP2004217852A 2004-07-26 2004-07-26 同期モータの位置センサレス駆動制御装置 Expired - Fee Related JP4412093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004217852A JP4412093B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 同期モータの位置センサレス駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004217852A JP4412093B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 同期モータの位置センサレス駆動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006042482A JP2006042482A (ja) 2006-02-09
JP4412093B2 true JP4412093B2 (ja) 2010-02-10

Family

ID=35906851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004217852A Expired - Fee Related JP4412093B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 同期モータの位置センサレス駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4412093B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5168808B2 (ja) * 2006-03-30 2013-03-27 ダイキン工業株式会社 電力変換器の制御方法及び制御装置並びにモータの制御装置及びシステム
US7535684B2 (en) 2007-01-09 2009-05-19 Honeywell International Inc. Overspeed protection for sensorless electric drives
EP2164167B1 (en) * 2007-11-01 2016-08-31 Aisin AW Co., Ltd. Motor control device, drive device, and hybrid drive device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006042482A (ja) 2006-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6430949B2 (en) Heat-pump water heater
JP5343618B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP4337880B2 (ja) ヒートポンプ式給湯器
JP5362036B2 (ja) 空気調和機
JP2005134070A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP4552836B2 (ja) ヒートポンプ式給湯装置
EP3431896A1 (en) Heat pump hot water supplier
JP4412093B2 (ja) 同期モータの位置センサレス駆動制御装置
JP2010112683A (ja) ヒートポンプサイクル装置
JP2009121794A (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP2012241947A (ja) ポンプモータ制御装置
JP4631400B2 (ja) 同期モータの位置センサレス駆動制御装置
EP3051224B1 (en) Refrigeration cycle device
JP5516162B2 (ja) 冷凍サイクル装置およびその制御方法
JP2007107756A (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP4345600B2 (ja) 同期モータの位置センサレス駆動制御装置
JP4981604B2 (ja) 蒸気発生装置および蒸気生成方法
JP2011196648A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP3835434B2 (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP7363596B2 (ja) 電動圧縮機
JP5856042B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP4561093B2 (ja) 給湯用ヒートポンプサイクル
JP2010112682A (ja) ヒートポンプサイクル装置
JP5338758B2 (ja) 給湯装置およびその給湯制御方法
JP2006046681A (ja) ヒートポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees