JP4411459B2 - Excavation work vehicle - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、掘削作業車の旋回体構造に関し、より詳細には小型の掘削作業車における旋回体の外部および内部構造のコンパクト化を可能とする技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
クローラ式掘削作業機の旋回体は、旋回フレームを介して走行装置に旋回可能に配設され、該旋回フレームには、エンジン・コントロールバルブ等の油圧機器や掘削作業を行うブーム等が配設されているのが一般的である。中でも、狭所での掘削作業を目的とした小型の掘削作業車においては、エンジン・ラジエータ・油圧ポンプ等の各構成部材のレイアウトや形状を改良し、形体をコンパクト化して、該作業車を容易に操作できるように構成されている。
【０００３】
小型の掘削作業車の旋回フレームは、内部構造において前記各構成部材をコンパクトに配置できるように形成され、また、外部構造においても該作業車が小旋回できるようにコンパクト化されている。この種の旋回体の構造に関し、例えば、特許文献１に記載される掘削作業車が提案されている。該掘削作業車においては、旋回フレームが略長形もしくは円形に形成され、かかる旋回フレームを有する旋回体が、車両本体のスイベルジョイントを旋回中心として旋回可能とされ、該旋回体の大きさや形状が作業車の旋回の妨げとならないように形成されている（特許文献１参照）。
【０００４】
そして、該作業車は、作業機等を支持構成するための一定の剛性や、旋回性を担保するためのバランス構造を具備していなければならない。かかる観点から、前記特許文献１に記載の掘削作業車においては、旋回フレームの外縁に肉厚部を形成して、かかる剛性を担保するようにしている。また、特許文献２に記載される掘削作業機の旋回体のように、旋回フレームの外周側部において一面に被覆可能な側部枠体が一体に配設されることによって、かかる剛性を担保するようにしたものも公知となっている（特許文献２参照）。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００３−２０６８３号公報
【特許文献２】
特開平１１−１３０８４号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の掘削作業車の旋回体構造においては、次のような課題があったのである。すなわち、従来の旋回体構造おいては、旋回体内部に配置されるエンジン・オイルフィルタ・リバーザータンク等のレイアウトから、該旋回フレームを短手方向に縮小させて、該旋回体のコンパクト化を図ることが困難であった。一方で、該旋回体が長手方向に縮小されると、運転席近傍の前後方向の空間が狭小化していた。そのためオペレータにおいて、該掘削作業車を操行する際の足場を確保しにくく、作業車の操作やボンネットの開閉が不便になる等の課題が派生していたのである。
【０００７】
また、掘削作業車の旋回体においては、狭所において壁等に衝突しても破損することなく、また、ブームを回動支持できるように一定の剛性を有する必要がある一方で、小型の掘削作業車は、広範な作業状況に対応すべく、そのメンテナンス性を十分に備えていることが要求される。この点、従来の旋回体の構造によると、かかる剛性およびメンテナンス性の両方を担保することが困難であった。
【０００８】
つまり、前記特許文献１に記載の掘削作業車においては、旋回フレームの側面に別枠体が着脱可能に取り付けられているため、該別枠体を取り外して旋回体内部のメンテナンス作業が容易に行えるが、該旋回体の剛性を十分に担保しているとはいえなかった。一方で、前記特許文献２に記載の掘削作業車においては、旋回フレームの両側一面に側部枠体が配設されており、該側部枠体により旋回体が受ける外部衝撃や、旋回体に配設されるその他の器材荷重等による、該旋回体の損壊を防ぐことができた。しかしながら、該側部枠体の取り外しの不便さから、必ずしもメンテナンス作業が容易ではなかったのである。
【０００９】
そこで、本発明においては、掘削作業車の旋回体構造に関し、前記従来の課題を解決するもので、該旋回体の旋回フレームの剛性や、車両本体のメンテナンス性を担保しつつ、小型掘削作業車の旋回体の内部配置や外部構造をコンパクトにすることを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【００１１】
請求項１においては、旋回フレーム（５０）の前部に設けた取付け部（５２）に、ブームブラケット（１０）を左右回動可能に取り付け、該ブームブラケット（１０）を介して掘削作業機を取り付けた掘削作業車において、該旋回フレーム（５０）は、平面視において、後部は略半円形、中央部は略矩形、前部は略Ｗ状に構成し、更に該旋回フレーム（５０）は鋳型により一体形成し、内側に略平面形状の平板部（５１）を設け、該平板部（５１）の外周は上方に所定高さ延設した構成とし、該旋回フレーム（５０）の前部上方に配置されたステップ（２３）の、前部の左右中央にフロントコラム（１９）を立設し、該フロントコラム（１９）下部からは、両側方及び後方に支持プレート（２２）を延設し、該支持プレート（２２）を、前記旋回フレーム（５０）の前部上方に固設し、該支持プレート（２２）上を覆うようにステップ（２３）を敷設し、該フロントコラム（１９）の左右両側に、前記ステップ（２３）の前方への延設部を設け、該旋回フレーム（５０）を延設して、前記フロントコラム（１９）の前部左右両側に、足載用の前端突出部（５０ａ・５０ａ）を形成し、該前端突出部（５０ａ・５０ａ）と取付け部（５２）の間には平面視略Ｗ状の凹部を形成するように、左右の平面視略Ｖ字状の基部（５２ａ・５２ａ）を形成したものである。
【００１２】
請求項２においては、請求項１記載の掘削作業車において、前記前端突出部（５０ａ・５０ａ）の前端位置を、該旋回フレーム（５０）に形成されたブームブラケット（１０）の取付け部（５２）の前端よりも後方で、かつ、該フロントコラム（１９）の前端よりも前方まで、延設して配置したものである。
【００１３】
請求項３においては、請求項１記載の掘削作業車において、前記旋回フレーム（５０）は、前記前端突出部（５０ａ・５０ａ）において、左右両側の前角部（５０ｂ）の外周形状が円弧とされ、後部における左右の後角部（５０ｃ）においても、同様に外周形状を円弧とし、該前端突出部（５０ａ・５０ａ）は、前記取付け部（５２）の基部（５２ａ）よりも前方に突出されるが、前記旋回フレーム（５０）の旋回中心（５４）からの前記前角部（５０ｂ）までの距離（Ｌ３）が、該旋回中心（５４）からの前記後角部（５０ｃ）までの距離（Ｌ４）と同一もしくは短く（Ｌ３≦Ｌ４）なるように形成したものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
【００１５】
図１は本発明に係る掘削作業車の側面図、図２は同じく正面図、図３は同じく背面図、図４は同じく平面図である。また、図５は旋回体の内部構成を示す平面図および図６は掘削作業車の旋回を示す平面図である。
【００１６】
また、図７は旋回フレームの斜視図、図８は旋回フレームの下方斜視図、図９はスイングシリンダの取付け部近傍の斜視図、図１０は同じく取付け部のＸ―Ｘ矢視断面図である。また、図１１はプレートの後面図。
【００１７】
図１２は同じく平面図、図１３は載置プレートへの取付け状態を表す斜視図および図１４は旋回体後部の斜視図である。
【００１８】
そして、図１５はボンネット後方回動状態の旋回体の斜視図、図１６は同じく前方回動状態の旋回体の斜視図、図１７はロックピンの取付け部材の斜視図、図１８は同じく後面図、図１９は同じく平面図、図２０はロック機構の斜視図および正面図である。
【００１９】
まず、図１乃至図４を用いて、本発明に係る掘削作業車の実施例であるバックホー１の全体構成から説明する。以下、図１におけるブーム９の取付け方向をバックホー１の前方とする。なお、図４については説明の便宜上、掘削作業機６を省略している。バックホー１においては、旋回体２が、後述するスイベルジョイント３５を介して、左右一対のクローラを装備したクローラ式走行装置３の上部に左右旋回可能に支持される構成となっている。該旋回体２の下部には旋回フレーム５０が構成され、該旋回フレーム５０の前部左右略中央には、ブームブラケット１０の取付け部５２が突出形成されている。該旋回フレーム５０の後部上方は、ボンネット４によって被覆されている。該ボンネット４上には運転席５が配置され、前記旋回フレーム５０の前部上方において、該運転席５の前方かつ掘削作業機６の後方となる位置にフロントコラム１９が配設されている。
【００２０】
該フロントコラム１９下部からは両側方及び後方に支持プレート２２が延設され、該支持プレート２２はフロントコラム１９と一体形成されており、該支持プレート２２が、前記旋回フレーム５０の前部上方に固設されている。前記運転席５の前部下方であって、該支持プレート２２上を覆うように合成樹脂やゴム等で構成したステップ２３が敷設され、オペレータによる作業時や走行時の足場が確保されている。また、前記フロントコラム１９は、後述する掘削作業機６のバケット７やブーム９等の回動操作、前記旋回体２の旋回操作、クローラ式走行装置３に形成される左右のクローラの前後進操作および後述するブレード２０の回動操作等を行うための操作レバー群が設けられている。
【００２１】
該掘削作業機６は次のように構成される。すなわち、前記取付け部５２にブームブラケット１０が左右回動可能に枢支され、該ブームブラケット１０にブーム９の基部が前後回動可能に枢支されている。該ブームブラケット１０と旋回体２との間にはスイングシリンダ２１が介装され、該スイングシリンダ２１の伸縮により、掘削作業機６が旋回体２に対して左右回動可能とされている。
【００２２】
前記ブーム９と前方屈曲部の内側であって、該ブーム９とブームブラケット１０との間にはブームシリンダ１１が介装され、該ブームシリンダ１１の伸縮によりブーム９が上下に回動可能とされている。該ブーム９の先端には、アーム８の根元部が回動可能に取り付けられており、該アーム８の根元部にはアームブラケット１４が上方に突設されている。該ブーム９の前方屈曲部の内側であって、ブーム９とブームブラケット１４との間には、アームシリンダ１２が介装され、該アームシリンダ１２の伸縮によりアーム８が前後に回動可能とされている。
【００２３】
また、該アーム８の先端部に作業用アタッチメントであるバケット７が前後回動可能に枢支されている。該アーム８の中途部先端寄りにアームリンク１５が回動可能に枢支され、該アームリンク１５の一側他端と前記バケット７との間に、バケットリンク１６の両端がそれぞれ回動可能に枢支されている。また、該アーム８の根元部より上方に前記アームブラケット１４が突設され、該アームブラケット１４と、前記アームリンク１５およびバケットリンク１６の枢支点との間に、バケットシリンダ１３が介装される。そして、該バケットシリンダ１３が伸縮することによりバケット７の回動が行われるのである。
【００２４】
次に、前記旋回体２の内部構成について以下に概略する。図５に示すように、該旋回体２の内部には、原動機となるエンジン２９、バッテリー３１、燃料タンク３２、リザーバタンク３３、ラジエータ３４等が配置されている。該リザーバタンク３３の前方には、作動油のオイルフィルタ３７が配設されている。また、該旋回体２の中央部には、スイベルジョイント３５が接続されており、該スイベルジョイント３５の上方にエンジン２９が配置されている。なお、該エンジン２９の配置構成や取付け構造の詳細は後述する。
【００２５】
該エンジン２９の前方には、フライホイール３８および油圧ポンプ３９が接続されており、エンジン２９により油圧ポンプ３９が駆動されるようにしている。該油圧ポンプ３９は、油圧ホースや前記フロントコラム１９内のコントロールバルブ等を介して、前記スイングシリンダ２１・旋回モータ３６・スイベルジョイント３５・作業機６のシリンダ等に接続されている。そして、該油圧ポンプ３９により吐出される作業油により、前記スイングシリンダ２１等を駆動可能とされている。
【００２６】
また、前記ラジエータ３４は、旋回体２の後部において、該旋回体２の後方面を向くように配置されている。該ラジエータ３４は、後面視において、前記エンジン２９の後部に配設されたファン４１の直後に配設されるため、該ラジエータ３４からエンジン２９までの距離を短縮化することが可能となっている。また、後述するように前記ボンネット４後部には、排風口４２が形成されている。そのため、前記ファン４１によりラジエータ３４やエンジン２９の上部シリンダを冷却した排風が、該排風口４２を介して旋回体２の外部に放出されるのである。
【００２７】
前記ラジエータ３４の下方には、マフラー４０が旋回フレーム５０の左右方向に横設されている。該マフラー４０の一端部はエンジン２９の排気ポートに接続され、一側他端部は旋回フレーム５０の後部下方に形成された後開口部４３に貫設されている。前記エンジン２９の排気ポートから排出される排気ガスは、該マフラー４０を介して、旋回体２の外部に排出されるのである。
【００２８】
本実施例においては、図１５に示すように、エンジン２９およびラジエータ３４等が一体となるように、枠体に取付け形成されたユニット体３０が構成されている。該ユニット体３０においては、後述するラジエータ３４等を配設可能な載置プレート７５やエンジン２９等を支持可能な支持フレーム７７により、前記エンジン２９・ラジエータ３４・マフラー４０等が取り付けられている。該支持フレーム７７と旋回フレーム５０との間には、ラバーマウントもしくは防振具積層ゴム等が配設されている。該ユニット体３０は旋回フレーム５０の後部であって、前記支持フレーム７７・載置プレート７５を介して旋回フレーム５０に着脱可能に固設されている。このように該旋回フレーム５０の内部において、該ユニット体３０を着脱可能とすることで、前記エンジン２９やラジエータ３４やスイベルジョイント３５等のメンテナンス性を十分に担保し得る構成とされている。
【００２９】
前記エンジン２９は、クランク軸が前後方向に配設され、該クランク軸上に前記フライホイール３８・油圧ポンプ３９・ファン４１の駆動プーリ等が接続されている。さらに、該クランク軸は、旋回体２の左右中心よりも左方側に寄るように偏心配置されている。該エンジン２９をこのように配置とすることで、旋回フレーム５０上において、エンジン２９の左右他側に空間を形成して、該空間にバッテリー３１等を配置してコンパクト化を実現することができる。なお、エンジン２９の配置構成は、上述のように限定されるものではなく、例えば、該エンジン２９のクランク軸が、右側に偏って配置されるような構成としてもよい。さらに、かかるクランク軸の長手方向と旋回フレーム５０の前後方向とが略鉛直に交わるように構成してもよい。
【００３０】
なお、本実施例に係るバックホー１においては、平面視で旋回フレーム５０の旋回中心５４に位置するスイベルジョイント３５と重なる位置に、エンジン２９が縦置きに（エンジン２９のクランク軸の長手方向が旋回フレーム５０の前後方向に略一致する向きに）配置されている。該エンジン２９が縦置きされる結果、該エンジン２９が前記スイベルジョイント３５に平面視で重なるものの、該スイベルジョイント３５のメンテナンス時の作業性が損なわれることがないようにするべく、上述するようなユニット体３０が構成されているのである。そして、このような配置構成とすることで、旋回フレーム５０の短手方向の小型化を図ることが可能となるのである。
【００３１】
また、本実施例においては、ユニット体３０を構成する部材のうち、平面視でスイベルジョイント３５と重なるのは、エンジン２９前部に配置したフライホイール３８の右側である。該フライホイール３８はエンジン２９が作動していてもほとんど昇温することがない部材である。従って、エンジン２９が発生する熱がスイベルジョイント３５に影響をおよぼすことを防止することが可能である。このように構成することにより、エンジン２９をスイベルジョイント３５により接近させて配置することが可能であり、旋回体２を小型化して、旋回半径を小さくすることが可能である。また、フライホイール３８は正面視において略円形であり、平面視において略円錐台状であるため、中心よりずれた右下の前側外周面と旋回フレーム５０の上面との間には、比較的大きな空間を構成することができ、その空間にスイベルジョイント３５を配置することで、簡単なメンテナンス等は側方の隙間から行うことができるのである。
【００３２】
さらに、前記エンジン２９の左側前方には、リザーバタンク３３が旋回フレーム５０の前後方向に長く配設されている。該リザーバタンク３３は、前記油圧ポンプ３９の作動油を貯油しており、図示せぬ油圧配管により該油圧ポンプ３９に接続されている。該リザーバタンク３３の後部右側には、エンジン２９前部に配設されるフライホイール３８が配置している。そのため、該リザーバタンク３３の右側後端部の角部を削った面取り形状の斜面とすることで、該リザーバタンク３３とフライホイール３８をより接近させて配置することができ、旋回フレーム５０を前後方向に縮小して成形し、リザーバタンク３３の容量もできるだけ大きくすることが可能となる。
【００３３】
前記エンジン２９の左方前部には、燃料タンク３２が配置されている。特に、上述のように、エンジン２９等が旋回フレーム５０の左右中心より左方に寄って配置されているため、該燃料タンク３２において、容量の増大が可能となる。また、該燃料タンク３２とバッテリー３１の下方に、前記スイングシリンダ２１が旋回フレーム５０の前後方向に横設されている。該スイングシリンダ２１の一端部は、後述するように該旋回フレーム５０の右側内端に形成された取付け部６１に回動可能に枢支され、一側端部は前記ブームブラケット１０と回動可能に接続されている。
【００３４】
次に、本発明に係る掘削作業車の旋回体構造について説明する。まず、該旋回フレーム５０の前部構造について以下に説明する。図５乃至図７に示すように、該旋回フレーム５０は、平面視において、後部は略半円形、中央部は略矩形、前部は略Ｗ状に構成している。そして、略平面形状の平板部５１の外周が上方に所定高さ延設されている。該旋回フレーム５０の前端部の左右中央には、前記ブームブラケット１０の取付け部５２が前方に平面視略凸状に突出形成されている。該取付け部５２前端に支持軸を挿入する挿入孔が上下方向に開口されている。なお、該旋回フレーム５０は鋳型により一体形成される。そのため、同一形状の製造が容易であるとともに、該旋回フレーム５０の剛性を担保しやすい構造とされている。
【００３５】
また、該旋回フレーム５０の前部左右両側は前端突出部５０ａ・５０ａが形成され、該前端突出部５０ａ・５０ａの前面の位置は、前記取付け部５２の前端よりも後方で、フロントコラム１９の前端面よりも前方に位置されている。該前端突出部５０ａ・５０ａの前面は所定幅を有しており、上方に作業者の足を載せるに十分な幅とされている。そして、該前端突出部５０ａ・５０ａと取付け部５２の間には凹部を形成するように、平面視略Ｖ字状の基部５２ａが形成され、該旋回フレーム５０の軽量化が図られている。このように旋回フレーム５０を構造することで、該旋回フレーム５０の内部容量を確保しつつ、フロントコラム１９の両側に作業者の足を載せられるようにして、旋回体２のコンパクト化を図っているのである。
【００３６】
前記前端突出部５０ａの形状と旋回フレーム５０の旋回半径との関係について図６より説明する。前記旋回体２は、前記スイベルジョイント３５の円中心を旋回中心５４としている。そして、該旋回中心５４から前記取付け部５２前端までの距離Ｌ１、もしくは旋回フレーム５０の後端部の左右略中央部５０ｄまでの距離Ｌ２が、該旋回体２の旋回半径となる。本実施例に係る旋回体２においては、距離Ｌ２が旋回半径となるように形成されている。すなわち、旋回体２の前部にブーム６が取り付けられるため、前記距離Ｌ１よりも距離Ｌ２のほうが長く（Ｌ２＞Ｌ１）なるように形成することで、該バックホー１のバランスが保たれるようにしている。
【００３７】
該旋回フレーム５０は、前記前端突出部５０ａにおいて左右両側の前角部５０ｂの外周形状が円弧とされ、後部における左右の後角部５０ｃにおいても同様に外周形状が円弧とされている。該前端突出部５０ａは、前記取付け部５２の基部５２ａよりも前方に突出されるが、前記旋回中心５４からの前記前角部５０ｂまでの距離Ｌ３が、旋回中心５４からの前記後角部５０ｃまでの距離Ｌ４と同一もしくは短く（Ｌ３≦Ｌ４）なるように形成されている。
【００３８】
前記後角部５０ｃと後端部の左右略中央部５０ｄにおいては、略同円弧上となるように形成されている。本実施例においては、前記旋回フレーム５０が左右旋回されると、これらは同一の旋回軌道５７となる。つまり、該旋回フレーム５０は、前記距離Ｌ２と距離Ｌ４が同一（Ｌ２＝Ｌ４）となるように形成されている。
【００３９】
該旋回フレーム５０においては、前記旋回中心５４から前記前角部５０ｂまでの距離Ｌ３は、旋回半径たる距離Ｌ２（＝Ｌ４）と同一もしくは短い（Ｌ３≦Ｌ２＝Ｌ４）ため、該前角部５０ｂの旋回軌道５６は、旋回フレーム５０の旋回軌道５７内に含まれる。したがって、前記前端突出部５０ａが前方に突出形成されても、該前角部５０ｂが障害物等に衝突することなく旋回体２が左右旋回でき、該旋回フレーム５０の旋回性が損なわれることがない。換言すれば、記距離Ｌ３が、前記距離Ｌ２もしくは距離Ｌ４と同一もしくは短い範囲で、前記前端突出部５０ａを突出形成させることで、該旋回フレーム５０の内部スペースを広く利用可能とした旋回体２の構造とすることができるのである。
【００４０】
つまり、本実施例においては、まず、旋回フレームのコンパクト化に際し、前記距離Ｌ１および旋回半径たる距離Ｌ２が短くなるように形成される。そして、前記距離Ｌ３を、該旋回半径と同一もしくは短くなるように形成させる。このように形成させる限りにおいて、該旋回フレーム５０を前後方向に縮小させて、該旋回フレーム５０の旋回半径が小さくなるように成形した場合においても、該旋回フレーム５０の旋回性を損なわず、かつ、前端突出部５０ａのスペースを最大限利用することができるのである。
【００４１】
そして、該旋回フレーム５０内部には、前述のようにエンジン２９・リザーバタンク３３・オイルフィルタ３７・スイングシリンダ２１等が配設されるため、旋回フレーム５０を前後方向に縮小するにあたって、該リザーバタンク３３等の配置スペースを同時に確保しなければならない。前記前端突出部５０ａを設けることで、旋回フレーム５０を前後方向に縮小させても、該前端突出部５０ａの内部スペースを前記リザーバタンク３３等の配設に用いることができる。すなわち、前記距離Ｌ１および距離Ｌ２を短く形成して旋回体２のコンパクト化を実現すると同時に、該リザーバタンク３３等の配置スペースをも確保することができるのである。
【００４２】
また、該旋回フレーム５０の右方には前記スイングシリンダ２１が配設されているため、該右方の前端突出部５０ａを突出形成することで、該スイングシリンダ２１のロッド部を保護することができる。該スイングシリンダ２１は油圧により前後方向に伸縮され、該スイングシリンダ２１によって前記取付け部５２に枢支されるブームブラケット１０が左右に回動される。そのため、前記基部５２ａおよび前端突出部５０ａは、左右の形状が異なるように形成され、該スイングシリンダ２１の伸縮および回動が妨げられないようしている。
【００４３】
また、図４に示すように、該旋回フレーム５０の前部には、前記支持プレート２２とステップ２３とが、該旋回フレーム５０の上方を覆うように敷設されている。該支持プレート２２等の形状は、前記前端突出部５０ａを含む旋回フレーム５０の前部と平面視略同型とされている。
【００４４】
次に、旋回フレーム５０の外周構造について以下に説明する。図７に示すように、該旋回フレーム５０の後部外周には、外周フレーム５９が、前記平板部５１の外縁から鉛直上方に延出されている。該外周フレーム５９は、前記平板部５１と一体に鋳型形成される。該外周フレーム５９は、旋回フレーム５０の前端突出部５０ａから左右前後中途部まで、前記平板部５１の外縁から上方に向けて短く延出した前部５９ａと、該前部５９ａの後端から徐々に高く構成して、後端部ではステップ２３より若干高い位置まで延設された後部５９ｂとで構成されている。
【００４５】
前記前部５９ａおよび後部５９ｂ前側の上方へ高くなる傾斜部の上部には、外周形状に合わせて形成したカバー体６０・６０が着脱可能に取り付けられる。該外周フレーム５９とカバー体６０・６０とによって、砂塵等から旋回フレーム５０の内部を保護することができる。該カバー体６０・６０は、上述のように着脱可能に配設されているため、カバー体６０・６０を外して側方より、例えば、旋回フレーム５０内部の前方側部に配設されている前記オイルフィルタ３７・リザーバタンク３３のメンテナンスや、燃料タンク３２の水抜き作業等を容易に行うことができる。
【００４６】
また、旋回フレーム５０は、該前部５９ａが前記平板部５１の外縁を上方に延出して形成されているため、障害物に衝突しても、「亀裂や割れ」を生じないような剛性を備えている。また、前記後部５９ｂは、前記平板部５１と一体に鋳型成形されて、旋回フレーム５０の後方における剛性を高めるだけでなく、カウンタウェイトとしても機能している。該後部５９ｂの上部後方に形成された凹部７０には、プレート７１が、着脱可能に配設されている。詳細は後述する。
【００４７】
ここで、前記平板部５１には複数の開口５１ａ・５１ａ・・・が形成されており、該開口５１ａ・５１ａ・・・は浸入した水等を排出したり、メンテナンスのために旋回フレーム５０の下方から工具等を挿入したりできるように、その上方近傍に配置される機器・装置の形状に合わせて形成されている。また、平板部５１の中央には走行装置に支持したり、スイベルジョイント３５を挿入したりするためのジョイント開口部５３や前記旋回モータ３５を取り付けるモータ開口部５５設けられている。
【００４８】
該旋回モータ３５は、クローラ走行装置３に対して旋回体２を旋回駆動するための旋回アクチュエータの一形態であり、その回転軸には図示せぬピニオンギヤが外嵌され、該ピニオンギヤはクローラ走行装置３側に設けられたスイベルジョイント３５を旋回中心とする図示せぬギヤと互いに噛合されている。旋回フレーム５０の前記取付け部５０ａからジョイント開口部５３にわたる部位は、掘削作業機６の作業時に大きな荷重が加わるため、旋回フレーム５０の他の部位に比べて肉厚に構成されている。また、ジョイント開口部５３の周囲からやや後方かつ左右側方にかけての部位も肉厚に形成される。
【００４９】
図８に示すように、該平板部５１の裏面において、前記取付け部５０ａから旋回中心５４の後方にかけての部位は旋回フレーム５０の下面側に突出し、補強用のリブ９０が形成されている。該リブ９０は旋回フレーム５０の下面側に突出していることから、他の構成部材（エンジンやバッテリー等）と干渉することがない。そのため、旋回フレーム５０の強度を十分に確保しつつ、旋回フレーム５０上で他の構成部材を配置する際の自由度が上がり、他の構成部材を密集した状態で配置する等して旋回フレーム５０を小型化し、旋回半径を小さくすることが可能である。また、旋回フレーム５０の上面側に突出量の大きい（高い）リブが設けられていないことから、作業者が側方から手を差し入れて作業することが容易であり、メンテナンス時の作業性にも優れている。
【００５０】
旋回フレーム５０の下面側において、リブ９０の後部を構成する右被覆部９０ａおよび左被覆部９０ｂは、旋回フレーム５０をクローラ走行装置３に対して旋回させるためにクローラ走行装置３に設けられた図示せぬギヤと、前記旋回モータ３５に設けられたピニオンギヤの周囲を覆うように形成されている。すなわち、該リブ９０は、互いに噛合する一対のギヤ（ピニオンギヤおよびギヤ）を被覆する手段を兼ねている。このように構成することにより、リブ９０は旋回フレーム５０を補強する機能だけでなく、旋回フレーム５０の旋回に係るギヤを保護する（周囲の障害物と該ギヤとが干渉したり、ギヤに異物等が噛み込む等して、ギヤに不具合が生じることを防止する）機能をも有することとなり、バックホー１の上部構造体の旋回に係る部位の信頼性が向上する。
【００５１】
また、従来の掘削作業車においては、上部構造体の上面に高く突出したリブの上端部を、該上部構造体の上部を覆う天板等を取り付けるのに利用していたが、本実施例に係る旋回フレーム５０の場合には、このような突出量の大きい（高い）リブが存在しない。したがって、本実施例に係る旋回フレーム５０においては、また、該平板部５１上には、複数のボス部５１ｂ・５１ｂ・・・が立設されており、前記エンジン２９等のユニット体３０の支持フレームを固定したり、リザーバタンクや燃料タンク等を載置固定したり、前記支持プレート２２を固定したりするための支持脚とされている。このように構成することにより、旋回フレーム２の上面に突出量が大きい突出物を形成する必要がないので、旋回フレーム２を鋳造により作製するのが容易となる。
【００５２】
ここで、旋回フレーム内部における、前記スイングシリンダ２１基部の支持構造について以下に説明する。本実施例に係る旋回体２においては、図９および図１０に示すように、該平板部５１の右方側部の外周フレーム５９下部に、前記スイングシリンダ２１基部側（ボトム側）を枢支するための取付け部６１が形成されている。該取付け部６１は断面視略Ｌ字状に形成されて、下側上面６１ａと上側上面６１ｂが設けられている。該下側上面６１ａの中央には上下方向に取付け孔６６が穿設され、上側上面６１ｂにはネジ孔が複数穿設されている。該下側上面６１ａと上側上面６１ｂの高さの差はスイングシリンダ２１の基部側の高さと略一致させ、取付け孔６６の大きさは前記スイングシリンダ２１の基部側に上下方向に開口した支持孔６４と略同じ大きさとし、該支持孔６４と取付け孔６６に支持軸６７を挿通して支持する構成とされている。
【００５３】
該支持軸６７の上部は、固定プレート６２の一端に固定される。本実施例では貫通させて溶接固定しているが、限定するものではない。該固定プレート６２の他側にはネジ孔が開口され、上側上面６１ｂに開口したネジ孔と一致させて、ボルト６３・６３を挿入して螺装固定するようにしている。このように、支持軸６７が前記旋回フレーム５の内部の平板部５１の一部に固定されることで、該支持軸６７に枢支される前記スイングシリンダ２１の基部が、該支持軸６７を回動中心として、左右方向に回動することができるのである。
【００５４】
従来においては、該スイングシリンダ２１の基部は、平板部５１に断面視略コ字状に鋳型成形された取付け部にピン軸枢支されていた。かかる従来の取付け部のように、断面視略コ字状となるように旋回フレーム５０を鋳型成形するには、該スイングシリンダ２１の一側端部の介挿部に相当する場所に、入れ子部材を介挿させて旋回フレーム５０が成形されていた。しかしながら、このような成形方法によると、前記入れ子部材の型破損等による欠損が生じ易く、鋳型の作製にコストを要する等の技術的な課題があった。そこで、本実施例おける前記取付け部６１のように構成することで、下側上面６１ａの上方は開放された構成となるので、型は上下方向に容易に抜くことができて、入れ子部材等を用いることなく容易に平板部５１に鋳型形成させることができるため、成形コストを低減させ、部材の欠損を防ぐことができる。
【００５５】
また、図１０（ｂ）に示すように、前記取付け部６１の上側上面６１ｂに固定プレート６２を嵌め込むための段部６８を設けてもよい。すなわち、図１０（ａ）に示すように、前記固定プレート６２を上側上面６１ｂの水平面でボルト６３により締付け固定した状態で、スイングシリンダ２１が大きな力を受けて回動された場合、固定プレート６２が荷重に耐えられずに捩じれるまたは曲げられることがある。そこで、図１０（ｂ）に示すように、上側上面６１ｂの段部６８に固定プレート６２を嵌め込み、ボルト６３により締付け固定することで、固定プレート６２と上側上面６１ｂとの接触面積が増加し、相互に当たる面も増加して、耐荷重を増すことができ、支持軸６７を安定して支持固定することができるのである。
【００５６】
このように、旋回フレーム５０に左右回動可能にブームブラケット１４を取り付け、該ブームブラケット１４と旋回フレーム５０の間にスイングシリンダ２１を介装し、該ブームブラケット１４に取り付けられる掘削作業機６を左右回動可能とした掘削作業車１において、旋回フレーム５０の内部側方にスイングシリンダ２１基部を枢支する取付け部６１を形成し、該取付け部６１に、支持軸６７を挿入支持する支持孔６４と、該スイングシリンダ２１基部と支持孔６４に挿入する支持軸６７を固定する固定プレート６２の固定部である上側上面６１ｂと、を形成したので、従来のように入れ子部材を用いる必要がなく、成形コストを低減させ、部材の欠損を防ぐことができる。また、該スイングシリンダに強い引力や斥力が作用された場合であっても、該固定プレートによって安定して該スイングシリンダを支持固定することができる。
【００５７】
次に、旋回フレーム５０の後部構造について以下に説明する。図３および図７に示すように、前記後部５９ｂの左右中央の後面上部に、下方に凹む凹部７０が形成されている。該凹部７０には、該凹部７０と略同形に形成されたプレート７１が設置されている。図１１および図１２に示すように、該プレート７１は、左右の両側辺が上方から下方にかけて内側に傾斜した正面視略台形状とされ、左右略中央が後方に（図１２において上方）に湾曲されることで、前記後部５９ｂの形状に沿うように形成されている。
【００５８】
また、該プレート７１の上下中央より下方には、該プレート７１を固設するためのボルト挿通孔７２が貫設されている。該プレート７１の前面には、後述する載置プレート７５に該プレート７１を配設するための取付けプレート７３が固設されている。該取付けプレート７３には、前記ボルト挿通孔７２と同軸芯上に取付け孔７４が貫設されている。ボルト挿通孔７２はプレート７１を固定できるものであれば、その数及び位置は限定するものではない。
【００５９】
そして、該プレート７１は、載置プレート７５に着脱可能に配設されている。このように、該プレート７１を、前記載置プレート７５に着脱可能に配設することで、載置プレート７５に固設されるボンネットヒンジ８０の取り外しと容易なものとすることができるのである。そのため、ボンネット４の取り外しを容易なものとし、メンテナンス性を向上させるのである。また、エンジン２９からの騒音を低減することができる。さらに、前記プレート７１は、前記ユニット体３０を構成する載置プレート７５に固設されるため、前記後部５９ｂにプレート７１を配置するための別部材を形成させる必要が無く、成形のコストを低減させることができる。
【００６０】
なお、該プレート７１は、前記ラジエータ３４からの冷却風をボンネット４外に排出するための排風口４２を具備するものであってもよい（図１１における点線で示す如くである。）。前記後部５９ｂに該ラジエータ３４の排風手段として、該後部５９ｂに排風口４２が設けられることにより、旋回フレーム５０の後部後方に配設されるラジエータ３４からの排風を、該旋回フレーム５０の外部に排出することができる。該ラジエータ３４の配設位置を低くしても、該ラジエータ３４の排風が妨げられることがない。なお、該排風口４２は排風を通過させるのに十分な面積をするように構成させるものとする。
【００６１】
一方で、該後部５９ｂは、カウンタウェイトとして機能することから、成形厚さが厚く成形されている。そのため、該後部５９ｂの前後方向を貫設するような排風口４２等を鋳型成形するのは困難であり、またコストがかかる。そこで、本実施例に係る旋回体２のように、前記ラジエータ３４の後方に予め凹部７０を形成させ、該凹部７０に別体で形成したプレート７１を配置させることで、前記後部５９ｂの後面上方において、該後部５９ｂがカウンタウェイトとしてのボリュームを確保しつつ、前記ラジエータ３４による排風面積をも確保することが可能となるのである。
【００６２】
図１３および図１４に示すように、プレート７１は、前記載置プレート７５に着脱可能に配設されている。該載置プレート７５には、前記平板部５１と略水平となる長板状の設置部７５ａの上方に、前記ラジエータ３４を配設可能となるように形成されている。該設置部７５ａの左右略中央には、該設置部７５ａの垂直方向に上方形成される取付け部７５ｂが配設されている。該取付け部７５ｂには、前記プレート７１に配設された取付けプレート７３と、後述するボンネットヒンジ８０とがボルトによって固着されている。このように、該載置プレート７５は、前記ラジエータ３４を載設するするだけでなく、前記プレート７１とボンネットヒンジ８０とを固設し、旋回フレーム５０の後方に配設する支持部材としての機能をも備えている。
【００６３】
該載置プレート７５の左右両端部において、該端部前面から前方に側面視略Ｌ字状となるように突出形成された連設部７５ｃ・７５ｃが設けられている。該連設部７５ｃ・７５ｃには、ラバーマウントもしくは防振具積層ゴム等を介して、前記エンジン２９を左右両側から支持固定可能な支持フレーム７７・７７の後部上端部が固設されている。該支持フレーム７７は上端部７７ａから、前方向に緩やかに傾斜するように形成されており、一側端部の下端部７７ｂにはラバーマウントもしくは防振具積層ゴム等を介して、前記平板部５１に該支持フレーム７７を取り付ける固定板７８が固設されている。そして、該固定板７８および前記載置プレート７５の左右両端部が旋回フレーム５０内部のボス部５１ｂに着脱可能に締結される。
【００６４】
このように、該載置プレート７５と支持フレーム７７とによって、前記エンジン２９・ラジエータ３４等が一体となるように、前記ユニット体３０が構成されているのである。該ユニット体３０は、旋回フレーム５０から容易に取り外すことができるため、前記エンジン２９等のメンテナンスも容易におこなうことができる。また、該旋回体２の後部に配設される前記ラジエータ３４の上下方向での固定位置を低くして、該旋回体２の上下方向をコンパクトにすることができる。このようなコンパクト化によって、地表面から前記ステップ２３や運転席５の高さ等を低くすることができ、オペレータによる該掘削作業車の操行性を高めることができる。
【００６５】
次に、ボンネット４の取付け構造および係止構造について以下に説明する。本実施例に係る旋回体２における、該ボンネット４の回動部材の取付け構造を図１３乃至図１５に示す。該ボンネット４は、平板状部材を組み合わせたボンネットヒンジ８０を介して前記旋回フレーム５０に前後回動可能に配設されている。該ボンネットヒンジ８０は、該ボンネットヒンジ８０の一端が、旋回フレーム５０の後部上方であって左右略中央に配置される前記載置プレート７５の取付け部７５ｂに、着脱可能に締結されている。一方で、該ボンネット４側において、該ボンネットヒンジの一側他端が、該ボンネット４の後方下端部に固設されている。
【００６６】
すなわち、該ボンネット４は、旋回体２の後方左右略中央に配設された前記ボンネットヒンジ８０を回動支点として、前後方向に回動されるようにしている。このように該回動支点が後方左右略中央に配設される構成とすることで、該ボンネット４の回動角度を大きくすることができる。そのため、前記旋回フレーム５０の後方において上方に突出するように配置される前記ユニット体３０等の内部構成部材を、該ボンネット４によって妨げられることなくメンテナンス等することができる。
【００６７】
また、該ボンネットヒンジ８０は、前記取付け部７５ｂに締結されるが、該取付け部７５ｂは、旋回フレーム５０内に設置されているため、砂塵や外部衝突等によって該ボンネットヒンジ８０の回動性能の低下を防ぐことができる。また、該ボンネットヒンジ８０を配設するための取付け位置は、略平面状であることが好ましく、後方に湾曲状に形成された旋回フレーム５０の後端部の左右略中央部５０ｄに直接取り付けることができない。そのため、該旋回フレーム５０の後部上方に略平面状の該取付け部７５ｃを配置することによって、該ボンネットヒンジ８０を用いた回動支点を設けることができるのである。
【００６８】
さらに、該取付け部７５ｂには、前記プレート７１が着脱可能に配設されているため、該プレート７１を取り外した後、前記取付け部７５ｂから該ボンネットヒンジ８０の一側他端を脱離させることで、容易に前記ボンネット４を旋回フレーム５０と別体として取り外すことができる。この場合において、該ボンネット４の下方端部にはボンネットヒンジ８０が固着されているため、かかるヒンジ部材の欠損を防ぐことができる。また、本実施例に示すように、ボンネットヒンジ８０のような簡易なヒンジ部材を用いることで、部品点数の減少による製作コストの低減を図ることができる。
【００６９】
なお、本実施例に係る旋回体２においては、前記ラジエータ３４の側方に配置された図示せぬスライド式の係止ストッパによって、該ボンネット４の後方回動位置が制御される。該係止ストッパによって、該ボンネット４が後方に回動される場合に、該ボンネット４自体の荷重によって、前記ボンネットヒンジ８０が破損するのを防いでいる。
【００７０】
一方、図１６乃至図２０に示すように、該旋回フレーム５０の前方には、前記ボンネット４の係止手段たるロックピン８３が、以下のように設けられている。まず、前記フロントコラム１９の後方であって、旋回フレーム５０の左右略中央となるように、ステッププレート８１が前記支持プレート２２に固設される。そのため、該ステッププレート８１の外縁が、該支持プレート２２やフロントコラム１９等に沿うような形状とされている。また、前記旋回フレーム５０の内部前方には前記旋回モータ３６や油圧ポンプ３９等が配置されているため、該ステッププレート８１に前記左右略中央部８１ａを設け、該旋回モータや油圧ポンプ３９等を上方から被覆して、オペレータの操作スペースを確保している。そして、旋回モータ３６のメンテナンスを行う際には、該ステッププレート８１のみを取り外せばよいため、該メンテナンス作業を容易に行うことができる。
【００７１】
そして、前記ステッププレート８１は、左右略中央部８１ａが上方に凸状となるように平面視長形状に形成され、該ステッププレート８１の後部左右両端には、前方に凹状となるように、支持スタンド８２の取付け溝８１ｂ・８１ｂが形成されている。該取付け溝８１ｂ・８１ｂに支持スタンド８２の下端が固設され、該支持スタンド８２はパイプまたは鋼棒を正面視略コ字状に形成されて開口部を下方に向けて配設される。なお、該ステッププレート８１は前記支持プレート２２に配設されるため、該ステッププレート８１の外縁が、該支持プレート２２やフロントコラム１９等に沿うような形状とされている。
【００７２】
前記支持スタンド８２は、上部の水平部８２ａと、該水平部８２ａの左右両端部から前下方向に広がるように形成されたスタンド部８２ｂ・８２ｂとで構成されている。該スタンド部８２ｂ・８２ｂの下方端部が、前記ステッププレート８１の取付け溝８１ｂ・８１ｂに固定されている。そして、該水平部８２ａの左右中心に、ロックピン８３が前方向に突出して配設されている。該ロックピン８３は、支持スタンド８２と一体に形成しても、別体として取り付けてもよい。
【００７３】
該ロックピン８３は、前記ボンネット４の前部下方に設けられたロック機構８４に係止可能とされている。図２０（ａ）および図２０（ｂ）に示すように、該ロック機構８４は、ボンネット４の前面の略中央近傍に配設されたレバー８５により操作される。該レバー８５は、前記ボンネット４の枢軸が前面から後面へと貫設され、該ボンネット４の内側面に固設された筒体８６に挿嵌されている。該レバー８５の枢軸先端部には、フック８７が該レバー８５と相対回転不能に固設されている。前記筒体８６には、該フック８７の回転量を規制するストッパプレート８８が固設されている。該筒体８６につるまきバネ８９が挿嵌され、該つるまきバネ８９は前記フック８７に係止され、該フック８７が該つるまきバネ８９によりストッパプレート８８側に回動するように付勢されているのである。
【００７４】
前記フック８７は、平板状に形成されて、前記ロックピン８３が該フック８７の正面視略コ字状に形成された先端部８７ａに係止されるように構成されている。前記ストッパプレート８８は側面視略Ｚ字状に形成されており、前後水平部８８ｂから下方向（図２０（ｂ）において下）に突出形成される水平部８８ａは、前記ロックピン８３と当接可能に形成されている。また、該ストッパプレート８８の該前後水平部８８ｂの略中央部が該フック８７の中央部８７ｂと当接可能に形成されている。
【００７５】
そして、前記レバー８５を、前記ロック機構８４を解除する方向（図２０（ｂ）において反時計方向）に回動させると、前記フック８７も同様の方向に回動される。つまり、前記ロックピン８３の係止・解除が、かかるロック機構８４におけるレバー８５の操作のみによって可能となっているのである。なお、該フック８７の後端部８７ｃがストッパプレート８８の前後水平部８８ｂの上部平面に当接されることによって、該フック８７の開放側への回動量が規制されるようにしている。
【００７６】
上述のように、前記ロックピン８３およびロック機構８４を、ボンネット４の前方上下略中央に設けているため、該旋回体２が小型化することによって、該旋回体の上下高さが低く、また、前記旋回体２のボンネット４前方の操作スペースが狭くても、オペレータがレバー８５を操作しやすい。そのため、該ボンネット４の開閉を容易に行うことができ、メンテナンス作業等を行う場合の労力を低減させることができる。
【００７７】
なお、本実施例においては、該ボンネット４をレバー８５によって開閉させたり、前記ボンネットヒンジ８１を前記載置プレート７５から離脱させてボンネット４を取り外したり、前記ステッププレート８１を前記支持プレート２２から取り外したりして、その目的に応じた該旋回体２の取り扱いによって、旋回体２の内部のメンテナンスを行うことができる。
【００７８】
このように、旋回可能に構成される旋回フレーム前部に掘削作業機を取り付けた掘削作業車において、旋回フレームを、平板部と、該平板部の外周部より立設される外周フレームにより一体に形成し、該外周フレームの前部は低く後部は高く構成し、該外周フレームの前部から側部にカバー体を着脱可能に配置したので、一体形成される外周フレームによって該旋回フレームの剛性が担保されると同時に、該枠体を容易に取り外すことができるのでメンテナンス性をも担保することができる。
【００７９】
また、旋回可能に配設される旋回フレームと、該旋回フレームの上方に配置されるボンネットとを備えた掘削作業車において、該旋回フレームの後部上に凹部を形成し、該凹部にプレートを配置するとともに、該プレートを配置するとともに、該プレートを、エンジンを支持する支持部材に取り付けたので、ボンネットの取り外しを容易なものとし、メンテナンス性を向上させることができる。また、エンジンからの騒音を低減することができる。
【００８０】
また、前記プレートに、ラジエータからの冷却風を排風する排風口を形成するので、旋回フレームの後部後方に配設されるラジエータからの排風を、該旋回フレームの外部に排出することができる。また、旋回フレームの後部がカウンタウェイトとしてのボリュームを確保しつつ、ラジエータによる排風面積をも確保することができる。
【００８１】
また、前記支持部材の左右中央にボンネットを回動可能に支持するヒンジ部の一端を着脱可能に取り付けるので、ボンネットの回動角度が大きく、エンジン等のメンテナンスが容易となる。また、支持部材とヒンジ部と着脱によって該ボンネットの取り付け等を行えるため、かかる作業が容易であり、また部材点数も少なく製作コストの低減を図ることができる。プレート等が同一部材に固定されるため、該ヒンジ部等の取り外しが容易となる。
【００８２】
また、旋回フレームの後部上に配置されるエンジンを覆うボンネットを、後部を中心に開閉可能に構成した掘削作業車において、旋回フレーム前部上方にステッププレートを固定し、該ステッププレートの後部に、ボンネットに設けたロック機構と係合するロックピンを一体的に構成したので、該ステッププレートが取り外し可能であるため、該ロックピンの形成や配設が容易である。また、ステップ位置よりも上方に配設されるため、ボンネット内前方の空間を有効に利用することができる。さらに、前記旋回体のボンネット前方の操業スペースが狭くても、オペレータによるボンネットの開閉操作が容易となる。
【００８３】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
請求項１に示すように、旋回フレーム（５０）の前部に設けた取付け部（５２）に、ブームブラケット（１０）を左右回動可能に取り付け、該ブームブラケット（１０）を介して掘削作業機を取り付けた掘削作業車において、該旋回フレーム（５０）は、平面視において、後部は略半円形、中央部は略矩形、前部は略Ｗ状に構成し、更に該旋回フレーム（５０）は鋳型により一体形成し、内側に略平面形状の平板部（５１）を設け、該平板部（５１）の外周は上方に所定高さ延設した構成とし、該旋回フレーム（５０）の前部上方に配置されたステップ（２３）の、前部の左右中央にフロントコラム（１９）を立設し、該フロントコラム（１９）下部からは、両側方及び後方に支持プレート（２２）を延設し、該支持プレート（２２）を、前記旋回フレーム（５０）の前部上方に固設し、該支持プレート（２２）上を覆うようにステップ（２３）を敷設し、該フロントコラム（１９）の左右両側に、前記ステップ（２３）の前方への延設部を設け、該旋回フレーム（５０）を延設して、前記フロントコラム（１９）の前部左右両側に、足載用の前端突出部（５０ａ・５０ａ）を形成し、該前端突出部（５０ａ・５０ａ）と取付け部（５２）の間には平面視略Ｗ状の凹部を形成するように、左右の平面視略Ｖ字状の基部（５２ａ・５２ａ）を形成したので、旋回体の前後方向へのコンパクト化に際しても、該前端部が前方に突出するように形成されるため、該前端部のスペースを、内部レイアウトや操行スペースのために確保できる。
【００８４】
請求項２に示すように、請求項１記載の掘削作業車において、前記前端突出部（５０ａ・５０ａ）の前端位置を、該旋回フレーム（５０）に形成されたブームブラケット（１０）の取付け部（５２）の前端よりも後方で、かつ、該フロントコラム（１９）の前端よりも前方まで、延設して配置したので、該前端部の形成に際し、該前角部がかかる距離である限りにおいて、該旋回体の旋回性を損なうことなく、該旋回体前方における内部容量や操行スペースを確保することができる。
【００８５】
請求項３に示すように、請求項１記載の掘削作業車において、前記旋回フレーム（５０）は、前記前端突出部（５０ａ・５０ａ）において、左右両側の前角部（５０ｂ）の外周形状が円弧とされ、後部における左右の後角部（５０ｃ）においても、同様に外周形状を円弧とし、該前端突出部（５０ａ・５０ａ）は、前記取付け部（５２）の基部（５２ａ）よりも前方に突出されるが、前記旋回フレーム（５０）の旋回中心（５４）からの前記前角部（５０ｂ）までの距離（Ｌ３）が、該旋回中心（５４）からの前記後角部（５０ｃ）までの距離（Ｌ４）と同一もしくは短く（Ｌ３≦Ｌ４）なるように形成したので、旋回体のコンパクト化に際して、該旋回半径内において該旋回体の旋回性を損なわず、かかる該旋回フレームの内部容量を可能な範囲で広く確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る掘削作業車の側面図。
【図２】 同じく正面図。
【図３】 同じく背面図。
【図４】 同じく平面図。
【図５】 旋回体の内部構成を示す平面図。
【図６】 旋回を示す掘削作業車の平面図。
【図７】 旋回フレームの斜視図。
【図８】 旋回フレームの下方斜視図。
【図９】 スイングシリンダの取付け部近傍の斜視図。
【図１０】 同じく取付け部のＸ―Ｘ矢視断面図。
【図１１】 プレートの後面図。
【図１２】 同じく平面図。
【図１３】 載置プレートへの部材の取付け状態を表す斜視図。
【図１４】 旋回体後部の斜視図。
【図１５】 ボンネット後方回動状態の旋回体の斜視図。
【図１６】 同じく前方回動状態の旋回体の斜視図
【図１７】 ロックピンの取付け部材の斜視図。
【図１８】 同じく後面図。
【図１９】 同じく平面図。
【図２０】 ロック機構の斜視図および正面図。
【符号の説明】
２ 旋回体
４ ボンネット
５０ 旋回フレーム
５０ａ 前端部
５１ 平板部
５２ 取付け部
５２ａ 基部
５９ 外周フレーム
６０ カバー体
７１ プレート
７５ 載置プレート
８０ ボンネットヒンジ
８３ ロックピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a swivel structure of an excavation work vehicle, and more particularly to a technique that enables the external structure and internal structure of a revolving structure in a small excavation work vehicle to be made compact.
[0002]
[Prior art]
The revolving structure of the crawler excavation work machine is disposed so as to be able to swivel to the traveling device via a swivel frame, and the swivel frame is provided with hydraulic equipment such as an engine / control valve, a boom for performing excavation work, and the like. It is common. In particular, in small excavation vehicles intended for excavation work in narrow spaces, the layout and shape of each component such as the engine, radiator, hydraulic pump, etc. are improved, and the work vehicle can be made more compact It is configured to be able to operate.
[0003]
A turning frame of a small excavation work vehicle is formed so that the respective constituent members can be compactly arranged in the internal structure, and is also made compact so that the work vehicle can be turned in the external structure. Regarding the structure of this type of revolving structure, for example, an excavation work vehicle described in Patent Document 1 has been proposed. In the excavation work vehicle, the turning frame is formed in a substantially long or circular shape, and the turning body having such a turning frame can turn around the swivel joint of the vehicle body, and the size and shape of the turning body It is formed so as not to hinder the turning of the work vehicle (see Patent Document 1).
[0004]
And this work vehicle must be equipped with the balance structure for ensuring fixed rigidity for supporting a work implement etc., and turning property. From this point of view, in the excavation work vehicle described in Patent Document 1, a thick portion is formed on the outer edge of the turning frame to ensure such rigidity. Further, like the swivel body of the excavating work machine described in Patent Document 2, such a rigidity is ensured by integrally arranging a side frame body that can be covered on one side at the outer peripheral side portion of the swivel frame. What has been made known is also known (see Patent Document 2).
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2003-20683 A
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-13084
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional swivel structure for excavation vehicles has the following problems. That is, in the conventional revolving structure, the revolving frame is reduced in the short direction from the layout of the engine, oil filter, reverser tank, etc. arranged inside the revolving structure, so that the revolving structure is made compact. It was difficult to plan. On the other hand, when the swivel body is reduced in the longitudinal direction, the space in the front-rear direction near the driver's seat is narrowed. Therefore, it is difficult for an operator to secure a scaffold for operating the excavation work vehicle, and problems such as inconvenience of operation of the work vehicle and opening / closing of the hood are derived.
[0007]
In addition, the swivel body of the excavation work vehicle needs to have a certain rigidity so that the boom can be supported and supported without being damaged even if it collides with a wall or the like in a narrow space. The work vehicle is required to have sufficient maintainability to cope with a wide range of work situations. In this regard, according to the structure of the conventional swivel body, it has been difficult to ensure both the rigidity and the maintainability.
[0008]
That is, in the excavation work vehicle described in Patent Document 1, since another frame body is detachably attached to the side surface of the turning frame, the maintenance work inside the turning body can be easily performed by removing the other frame body, It could not be said that the rigidity of the swivel body was sufficiently secured. On the other hand, in the excavation work vehicle described in Patent Document 2, side frame bodies are disposed on both sides of the revolving frame, and external impacts received by the revolving body by the side frame bodies, It was possible to prevent the swirling body from being damaged due to other equipment loads. However, the maintenance work is not always easy due to the inconvenience of removing the side frame.
[0009]
Accordingly, the present invention relates to a swivel structure for an excavation work vehicle, which solves the above-described conventional problems. The small excavation work vehicle while ensuring the rigidity of the swivel frame of the swivel and the maintainability of the vehicle body. It aims at making the internal arrangement | positioning and external structure of a revolving body compact.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0011]
In claim 1, In an excavation work vehicle in which a boom bracket (10) is attached to an attachment part (52) provided at a front part of a turning frame (50) so as to be turnable in the left-right direction, and an excavation work machine is attached via the boom bracket (10). The revolving frame (50) has a substantially semicircular rear portion, a substantially rectangular central portion, and a substantially W-shaped front portion in plan view, and the revolving frame (50) is integrally formed with a mold, A flat plate portion (51) having a substantially planar shape is provided, and the outer periphery of the flat plate portion (51) is configured to extend upward by a predetermined height, and is disposed above the front portion of the swivel frame (50) (23 ), A front column (19) is erected at the center of the left and right of the front part, and support plates (22) are extended from both sides and rear from the lower part of the front column (19). The swivel frame (50) Steps (23) are installed so as to cover the upper part of the front part and cover the support plate (22). On the left and right sides of the front column (19), the part extending forward of the step (23) The swivel frame (50) is extended to form front end protrusions (50a, 50a) for footrests on the left and right sides of the front part of the front column (19), and the front end protrusions (50a) The left and right substantially V-shaped base portions (52a and 52a) are formed so as to form a substantially W-shaped recess in plan view between 50a) and the attachment portion (52). Is.
[0012]
In claim 2, The excavation work vehicle according to claim 1, wherein the front end position of the front end protrusion (50a, 50a) is rearward of the front end of the attachment portion (52) of the boom bracket (10) formed on the turning frame (50). In addition, the front column (19) is disposed so as to extend forward from the front end of the front column (19). Is.
[0013]
In claim 3, 2. The excavation work vehicle according to claim 1, wherein the revolving frame (50) is configured such that an outer peripheral shape of a front corner (50 b) on both right and left sides is an arc in the front end protrusion (50 a, 50 a). Also in the rear corner (50c), the outer peripheral shape is similarly an arc, and the front end protrusions (50a, 50a) protrude forward from the base (52a) of the mounting part (52). The distance (L3) from the turning center (54) of the frame (50) to the front corner (50b) is the same as the distance (L4) from the turning center (54) to the rear corner (50c). Or it was formed to be short (L3 ≦ L4) Is.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0015]
1 is a side view of an excavation work vehicle according to the present invention, FIG. 2 is a front view, FIG. 3 is a rear view, and FIG. 4 is a plan view. FIG. 5 is a plan view showing the internal structure of the revolving structure, and FIG. 6 is a plan view showing the turning of the excavation work vehicle.
[0016]
7 is a perspective view of the swing frame, FIG. 8 is a lower perspective view of the swing frame, FIG. 9 is a perspective view of the vicinity of the swing cylinder mounting portion, and FIG. 10 is a sectional view of the mounting portion taken along the line XX. . FIG. 11 is a rear view of the plate.
[0017]
FIG. 12 is a plan view, FIG. 13 is a perspective view showing a state of attachment to the mounting plate, and FIG. 14 is a perspective view of the rear part of the revolving unit.
[0018]
FIG. 15 is a perspective view of the revolving body in a state where the bonnet is rotated backward, FIG. 16 is a perspective view of the revolving body in the same state of forward rotation, FIG. 17 is a perspective view of a lock pin mounting member, and FIG. 19 is a plan view, and FIG. 20 is a perspective view and a front view of the lock mechanism.
[0019]
First, the overall configuration of a backhoe 1 that is an embodiment of an excavation work vehicle according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 4. Hereinafter, the mounting direction of the boom 9 in FIG. In FIG. 4, the excavation work machine 6 is omitted for convenience of explanation. In the backhoe 1, the revolving structure 2 is supported by a swivel joint 35, which will be described later, on an upper part of a crawler type traveling device 3 equipped with a pair of left and right crawlers so as to be able to turn left and right. A swivel frame 50 is formed in the lower part of the swivel body 2, and a mounting portion 52 of the boom bracket 10 is formed to project from the front left and right center of the swivel frame 50. The rear upper part of the swivel frame 50 is covered with a bonnet 4. A driver's seat 5 is disposed on the bonnet 4, and a front column 19 is disposed at a position in front of the driver's seat 5 and behind the excavating work machine 6 above the front portion of the revolving frame 50.
[0020]
From the lower part of the front column 19, support plates 22 are extended on both sides and rearward. The support plate 22 is integrally formed with the front column 19, and the support plate 22 is located above the front portion of the swivel frame 50. It is fixed. A step 23 made of synthetic resin, rubber, or the like is laid under the front portion of the driver's seat 5 so as to cover the support plate 22, thereby securing a foothold when the operator is working or running. Further, the front column 19 is configured to rotate a bucket 7 and a boom 9 of the excavating work machine 6 to be described later, to rotate the revolving body 2, and to move the left and right crawlers forward and backward formed on the crawler type traveling device 3. In addition, an operation lever group for performing a rotation operation of the blade 20 described later is provided.
[0021]
The excavation work machine 6 is configured as follows. That is, the boom bracket 10 is pivotally supported by the mounting portion 52 so as to be pivotable in the left-right direction, and the base portion of the boom 9 is pivotally supported by the boom bracket 10 so as to be pivotable back and forth. A swing cylinder 21 is interposed between the boom bracket 10 and the swivel body 2, and the excavation work machine 6 can be turned to the left and right with respect to the swivel body 2 by expansion and contraction of the swing cylinder 21.
[0022]
A boom cylinder 11 is interposed between the boom 9 and the boom bracket 10 between the boom 9 and the front bent portion, and the boom 9 can be turned up and down by the expansion and contraction of the boom cylinder 11. ing. A base portion of the arm 8 is rotatably attached to the tip of the boom 9, and an arm bracket 14 is projected upward from the base portion of the arm 8. An arm cylinder 12 is interposed between the boom 9 and the boom bracket 14 inside the front bent portion of the boom 9, and the arm 8 can be rotated back and forth by expansion and contraction of the arm cylinder 12. ing.
[0023]
Further, a bucket 7 as a work attachment is pivotally supported at the distal end portion of the arm 8 so as to be pivotable back and forth. An arm link 15 is pivotally supported near the middle end of the arm 8 so as to be rotatable, and both ends of the bucket link 16 are rotatable between one end of the arm link 15 and the bucket 7. It is pivotally supported. Further, the arm bracket 14 protrudes above the base portion of the arm 8, and the bucket cylinder 13 is interposed between the arm bracket 14 and pivot points of the arm link 15 and the bucket link 16. . The bucket 7 is rotated by the expansion and contraction of the bucket cylinder 13.
[0024]
Next, the internal configuration of the revolving structure 2 will be outlined below. As shown in FIG. 5, an engine 29, a battery 31, a fuel tank 32, a reservoir tank 33, a radiator 34 and the like serving as a prime mover are disposed inside the revolving structure 2. An oil filter 37 for hydraulic oil is disposed in front of the reservoir tank 33. In addition, a swivel joint 35 is connected to the center of the swivel body 2, and an engine 29 is disposed above the swivel joint 35. Details of the arrangement and mounting structure of the engine 29 will be described later.
[0025]
A flywheel 38 and a hydraulic pump 39 are connected to the front of the engine 29, and the hydraulic pump 39 is driven by the engine 29. The hydraulic pump 39 is connected to the swing cylinder 21, the swing motor 36, the swivel joint 35, the cylinder of the work machine 6, and the like via a hydraulic hose and a control valve in the front column 19. The swing cylinder 21 and the like can be driven by working oil discharged by the hydraulic pump 39.
[0026]
The radiator 34 is disposed at the rear portion of the swing body 2 so as to face the rear surface of the swing body 2. Since the radiator 34 is disposed immediately after the fan 41 disposed at the rear portion of the engine 29 in the rear view, the distance from the radiator 34 to the engine 29 can be shortened. . As will be described later, an exhaust port 42 is formed at the rear of the bonnet 4. Therefore, the exhaust air that has cooled the radiator 34 and the upper cylinder of the engine 29 by the fan 41 is discharged to the outside of the revolving structure 2 through the exhaust port 42.
[0027]
Below the radiator 34, a muffler 40 is provided horizontally in the left-right direction of the revolving frame 50. One end of the muffler 40 is connected to the exhaust port of the engine 29, and the other end on one side is penetrated through a rear opening 43 formed below the rear part of the turning frame 50. Exhaust gas discharged from the exhaust port of the engine 29 is discharged to the outside of the revolving structure 2 through the muffler 40.
[0028]
In this embodiment, as shown in FIG. 15, a unit body 30 attached to the frame body is formed so that the engine 29, the radiator 34, and the like are integrated. In the unit body 30, the engine 29, the radiator 34, the muffler 40, and the like are attached by a mounting plate 75 on which a radiator 34 and the like, which will be described later, can be disposed, and a support frame 77 that can support the engine 29 and the like. Between the support frame 77 and the revolving frame 50, a rubber mount or a vibration isolator laminated rubber is disposed. The unit body 30 is a rear portion of the revolving frame 50 and is detachably fixed to the revolving frame 50 via the support frame 77 and the mounting plate 75. In this way, by making the unit body 30 detachable inside the revolving frame 50, the engine 29, the radiator 34, the swivel joint 35, etc. can be sufficiently maintained.
[0029]
The engine 29 has a crankshaft disposed in the front-rear direction, and the flywheel 38, the hydraulic pump 39, a drive pulley for the fan 41, and the like are connected to the crankshaft. Further, the crankshaft is arranged eccentrically so as to be closer to the left side than the center of the left and right of the revolving unit 2. By arranging the engine 29 in this way, a space can be formed on the left and right other sides of the engine 29 on the revolving frame 50, and the battery 31 and the like can be arranged in the space to achieve compactness. . Note that the arrangement configuration of the engine 29 is not limited as described above. For example, the crank shaft of the engine 29 may be arranged to be biased to the right side. Furthermore, you may comprise so that the longitudinal direction of this crankshaft and the front-back direction of the turning frame 50 may cross | intersect substantially perpendicularly.
[0030]
In the backhoe 1 according to the present embodiment, the engine 29 is placed vertically (the longitudinal direction of the crankshaft of the engine 29 is turned) at a position overlapping the swivel joint 35 located at the turning center 54 of the turning frame 50 in plan view. The frame 50 is arranged in a direction substantially coincident with the front-rear direction of the frame 50. As a result of the engine 29 being placed vertically, the engine 29 overlaps the swivel joint 35 in plan view, but the workability during maintenance of the swivel joint 35 is not impaired. The unit body 30 is configured. And by setting it as such an arrangement structure, it becomes possible to achieve size reduction of the turning frame 50 in the transversal direction.
[0031]
In the present embodiment, among the members constituting the unit body 30, it is the right side of the flywheel 38 disposed in the front part of the engine 29 that overlaps the swivel joint 35 in plan view. The flywheel 38 is a member that hardly rises in temperature even when the engine 29 is operating. Therefore, it is possible to prevent the heat generated by the engine 29 from affecting the swivel joint 35. With this configuration, the engine 29 can be disposed closer to the swivel joint 35, and the revolving structure 2 can be downsized to reduce the turning radius. Further, the flywheel 38 has a substantially circular shape in a front view and a substantially truncated cone shape in a plan view. Therefore, the flywheel 38 is relatively large between a lower right front outer peripheral surface shifted from the center and the upper surface of the revolving frame 50. A space can be formed, and by arranging the swivel joint 35 in the space, simple maintenance and the like can be performed from the side gap.
[0032]
Further, a reservoir tank 33 is disposed in front of the left side of the engine 29 in the longitudinal direction of the revolving frame 50. The reservoir tank 33 stores the hydraulic oil of the hydraulic pump 39 and is connected to the hydraulic pump 39 by a hydraulic pipe (not shown). A flywheel 38 disposed in front of the engine 29 is disposed on the right side of the rear portion of the reservoir tank 33. Therefore, the reservoir tank 33 and the flywheel 38 can be placed closer to each other by forming a chamfered slope with the corner of the right rear end of the reservoir tank 33 cut away, and the swivel frame 50 can be moved back and forth. The capacity of the reservoir tank 33 can be increased as much as possible.
[0033]
A fuel tank 32 is disposed at the left front portion of the engine 29. In particular, as described above, since the engine 29 and the like are arranged closer to the left than the center of the turning frame 50, the capacity of the fuel tank 32 can be increased. In addition, the swing cylinder 21 is provided horizontally in the front-rear direction of the revolving frame 50 below the fuel tank 32 and the battery 31. As will be described later, one end of the swing cylinder 21 is pivotally supported by a mounting portion 61 formed at the right inner end of the revolving frame 50, and one end thereof is rotatable with the boom bracket 10. It is connected to the.
[0034]
Next, the revolving structure of the excavation work vehicle according to the present invention will be described. First, the front structure of the turning frame 50 will be described below. As shown in FIGS. 5 to 7, the revolving frame 50 has a substantially semicircular rear portion, a substantially rectangular central portion, and a substantially W-shaped front portion in plan view. The outer periphery of the substantially flat plate portion 51 is extended upward by a predetermined height. A mounting portion 52 of the boom bracket 10 is formed to project forward in a substantially convex shape in plan view at the center of the front end of the revolving frame 50. An insertion hole for inserting the support shaft is opened in the vertical direction at the front end of the mounting portion 52. The revolving frame 50 is integrally formed with a mold. For this reason, the same shape can be easily manufactured and the structure of the revolving frame 50 can be easily secured.
[0035]
Further, front end projecting portions 50a and 50a are formed on both the left and right sides of the front portion of the revolving frame 50, and the positions of the front surfaces of the front end projecting portions 50a and 50a are rearward of the front end of the mounting portion 52 and the front column 19 It is located in front of the front end face. The front surfaces of the front end protrusions 50a and 50a have a predetermined width, which is sufficient to allow the operator's feet to be placed thereon. A base portion 52a having a substantially V shape in plan view is formed between the front end protruding portions 50a and 50a and the mounting portion 52 so as to form a recess, thereby reducing the weight of the turning frame 50. By constructing the swivel frame 50 in this way, the swivel body 2 can be made compact by ensuring that the internal capacity of the swivel frame 50 is secured while allowing the operator's feet to be placed on both sides of the front column 19. It is.
[0036]
The relationship between the shape of the front end protrusion 50a and the turning radius of the turning frame 50 will be described with reference to FIG. The swivel body 2 has a circle center of the swivel joint 35 as a turning center 54. A distance L1 from the turning center 54 to the front end of the attachment portion 52 or a distance L2 from the rear end portion of the turning frame 50 to the substantially right and left central portion 50d is the turning radius of the turning body 2. In the swivel body 2 according to the present embodiment, the distance L2 is formed to be the turning radius. That is, since the boom 6 is attached to the front part of the revolving structure 2, the balance of the backhoe 1 is maintained by forming the distance L2 to be longer (L2> L1) than the distance L1. ing.
[0037]
In the turning frame 50, the outer peripheral shape of the left and right front corners 50b of the front end protrusion 50a is an arc, and the outer peripheral shape of the left and right rear corners 50c of the rear is also an arc. The front end protruding portion 50a protrudes forward from the base portion 52a of the mounting portion 52, but the distance L3 from the turning center 54 to the front corner portion 50b is the rear corner portion 50c from the turning center 54. The distance L4 is equal to or shorter than the distance L4 (L3 ≦ L4).
[0038]
The rear corner portion 50c and the left and right substantially central portions 50d of the rear end portion are formed so as to be on substantially the same arc. In this embodiment, when the turning frame 50 is turned left and right, they become the same turning track 57. That is, the turning frame 50 is formed such that the distance L2 and the distance L4 are the same (L2 = L4).
[0039]
In the turning frame 50, the distance L3 from the turning center 54 to the front corner 50b is the same as or shorter than the distance L2 (= L4) as the turning radius (L3 ≦ L2 = L4). The turning track 56 is included in the turning track 57 of the turning frame 50. Therefore, even if the front end protruding portion 50a is formed to protrude forward, the revolving structure 2 can turn left and right without the front corner portion 50b colliding with an obstacle or the like, and the turning performance of the turning frame 50 is impaired. Absent. In other words, the revolving structure 2 in which the internal space of the revolving frame 50 can be widely used by forming the front end protrusion 50a so that the distance L3 is the same as or shorter than the distance L2 or L4. It can be set as this structure.
[0040]
That is, in this embodiment, first, when the turning frame is made compact, the distance L1 and the distance L2 that is the turning radius are formed to be short. The distance L3 is formed to be the same as or shorter than the turning radius. As long as the swivel frame 50 is reduced in the front-rear direction so that the swivel radius of the swivel frame 50 is reduced, the swivel performance of the swivel frame 50 is not impaired. Thus, the space of the front end protrusion 50a can be utilized to the maximum.
[0041]
Since the engine 29, the reservoir tank 33, the oil filter 37, the swing cylinder 21 and the like are disposed in the revolving frame 50 as described above, the reservoir tank is used when the revolving frame 50 is reduced in the front-rear direction. An arrangement space such as 33 must be secured at the same time. By providing the front end protrusion 50a, the internal space of the front end protrusion 50a can be used for disposing the reservoir tank 33 and the like even when the revolving frame 50 is reduced in the front-rear direction. That is, the distance L1 and the distance L2 are formed to be short so that the revolving body 2 can be made compact, and at the same time, a space for arranging the reservoir tank 33 and the like can be secured.
[0042]
Further, since the swing cylinder 21 is disposed on the right side of the revolving frame 50, the rod portion of the swing cylinder 21 can be protected by forming the right front end protruding portion 50a. it can. The swing cylinder 21 is expanded and contracted in the front-rear direction by hydraulic pressure, and the boom bracket 10 pivotally supported by the mounting portion 52 is rotated left and right by the swing cylinder 21. Therefore, the base portion 52a and the front end protruding portion 50a are formed to have different left and right shapes so that the expansion and contraction and rotation of the swing cylinder 21 are not hindered.
[0043]
As shown in FIG. 4, the support plate 22 and the step 23 are laid on the front portion of the revolving frame 50 so as to cover the upper portion of the revolving frame 50. The shape of the support plate 22 and the like is substantially the same as that of the front part of the turning frame 50 including the front end protruding part 50a in plan view.
[0044]
Next, the outer peripheral structure of the turning frame 50 will be described below. As shown in FIG. 7, an outer peripheral frame 59 extends vertically upward from the outer edge of the flat plate portion 51 on the outer periphery of the rear portion of the revolving frame 50. The outer peripheral frame 59 is integrally formed with the flat plate portion 51. The outer peripheral frame 59 is gradually extended from the front end protruding portion 50a of the revolving frame 50 to the left / right / front / rear halfway portion from the outer edge of the flat plate portion 51 upward and gradually from the rear end of the front portion 59a. In the rear end portion, the rear end portion 59b is extended to a position slightly higher than the step 23.
[0045]
Cover bodies 60 and 60 formed in accordance with the outer peripheral shape are detachably attached to the upper portions of the inclined portions that rise upward in front of the front portion 59a and the rear portion 59b. The outer periphery frame 59 and the cover bodies 60 and 60 can protect the inside of the turning frame 50 from dust and the like. Since the cover bodies 60 and 60 are detachably disposed as described above, the cover bodies 60 and 60 are disposed on the front side portion inside the revolving frame 50 from the side with the cover bodies 60 and 60 removed. Maintenance of the oil filter 37 and reservoir tank 33, draining operation of the fuel tank 32, and the like can be easily performed.
[0046]
Further, the revolving frame 50 is formed such that the front portion 59a extends upward from the outer edge of the flat plate portion 51, so that the revolving frame 50 has a rigidity that does not cause a “crack or crack” even if it collides with an obstacle. I have. Further, the rear portion 59b is molded integrally with the flat plate portion 51, and not only increases the rigidity behind the revolving frame 50 but also functions as a counterweight. A plate 71 is detachably disposed in a recess 70 formed at the upper rear of the rear portion 59b. Details will be described later.
[0047]
Here, a plurality of openings 51a, 51a,... Are formed in the flat plate portion 51, and the openings 51a, 51a,. In order to insert a tool or the like from below, it is formed in accordance with the shape of the device / device arranged near the upper part thereof. Further, a center opening of the flat plate portion 51 is provided with a joint opening portion 53 for supporting the traveling device and inserting the swivel joint 35 and a motor opening portion 55 for attaching the turning motor 35.
[0048]
The turning motor 35 is one form of a turning actuator for driving the turning body 2 to turn with respect to the crawler traveling device 3, and a pinion gear (not shown) is externally fitted to the rotation shaft thereof, and the pinion gear is connected to the crawler traveling device. The swivel joint 35 provided on the side 3 is meshed with a gear (not shown) having a turning center. A portion of the swivel frame 50 extending from the mounting portion 50a to the joint opening 53 is thicker than the other portions of the swivel frame 50 because a large load is applied when the excavation work machine 6 is operated. Moreover, the site | part from the circumference | surroundings of the joint opening part 53 to a little back and right and left side is also formed thickly.
[0049]
As shown in FIG. 8, on the back surface of the flat plate portion 51, a portion from the mounting portion 50 a to the rear of the turning center 54 protrudes to the lower surface side of the turning frame 50, and a reinforcing rib 90 is formed. Since the rib 90 protrudes to the lower surface side of the revolving frame 50, it does not interfere with other components (engine, battery, etc.). Therefore, the strength of the revolving frame 50 is sufficiently secured, and the degree of freedom in arranging other constituent members on the revolving frame 50 is increased, and the revolving frame 50 is arranged by arranging the other constituent members in a dense state. Can be reduced in size and the turning radius can be reduced. In addition, since the rib (50) having a large protruding amount is not provided on the upper surface side of the revolving frame 50, it is easy for an operator to insert a hand from the side and workability during maintenance. Are better.
[0050]
The right covering part 90a and the left covering part 90b constituting the rear part of the rib 90 on the lower surface side of the turning frame 50 are provided in the crawler traveling device 3 for turning the turning frame 50 with respect to the crawler traveling device 3. An unillustrated gear and a pinion gear provided in the turning motor 35 are formed so as to cover the periphery. That is, the rib 90 also serves as a means for covering a pair of gears (pinion gear and gear) that mesh with each other. By configuring in this way, the rib 90 not only functions to reinforce the revolving frame 50 but also protects the gear related to the revolving of the revolving frame 50 (interference between the surrounding obstacles and the gear, Etc.), and the reliability of the part related to the turning of the upper structure of the backhoe 1 is improved.
[0051]
Further, in the conventional excavation work vehicle, the upper end portion of the rib projecting high on the upper surface of the upper structure was used for attaching a top plate or the like covering the upper portion of the upper structure. In the case of such a turning frame 50, such a large (high) protruding rib does not exist. Therefore, in the revolving frame 50 according to the present embodiment, a plurality of boss portions 51b, 51b,... Are erected on the flat plate portion 51 to support the unit body 30 such as the engine 29. The support legs are used for fixing the frame, mounting and fixing a reservoir tank, a fuel tank, and the like, and fixing the support plate 22. With this configuration, it is not necessary to form a protrusion having a large protrusion amount on the upper surface of the swivel frame 2, so that the swivel frame 2 can be easily manufactured by casting.
[0052]
Here, the support structure for the base of the swing cylinder 21 inside the revolving frame will be described below. In the revolving structure 2 according to the present embodiment, as shown in FIGS. 9 and 10, the base side (bottom side) of the swing cylinder 21 is pivotally supported at the lower part of the outer peripheral frame 59 on the right side portion of the flat plate portion 51. A mounting portion 61 is formed for this purpose. The attachment portion 61 is formed in a substantially L shape in cross section, and is provided with a lower upper surface 61a and an upper upper surface 61b. A mounting hole 66 is formed in the center of the lower upper surface 61a in the vertical direction, and a plurality of screw holes are formed in the upper upper surface 61b. The difference in height between the lower upper surface 61a and the upper upper surface 61b is substantially the same as the height on the base side of the swing cylinder 21, and the size of the mounting hole 66 is a support hole that opens vertically on the base side of the swing cylinder 21. The size is approximately the same as 64, and the support shaft 67 is inserted into and supported by the support hole 64 and the attachment hole 66.
[0053]
The upper part of the support shaft 67 is fixed to one end of the fixed plate 62. In this embodiment, it is penetrated and fixed by welding, but it is not limited. Screw holes are opened on the other side of the fixing plate 62, and bolts 63 and 63 are inserted and screwed to be aligned with the screw holes opened on the upper upper surface 61b. In this manner, the support shaft 67 is fixed to a part of the flat plate portion 51 inside the revolving frame 5, so that the base portion of the swing cylinder 21 pivotally supported by the support shaft 67 As a center of rotation, it can be rotated in the left-right direction.
[0054]
Conventionally, the base portion of the swing cylinder 21 has been pivotally supported by a mounting portion that is molded on the flat plate portion 51 in a substantially U-shape in cross section. In order to mold the revolving frame 50 so as to have a substantially U-shaped cross-sectional view as in the conventional mounting portion, the nesting member is provided at a position corresponding to the insertion portion at one end of the swing cylinder 21. The swivel frame 50 was formed by inserting the. However, according to such a molding method, there is a technical problem that the nesting member is easily damaged due to mold breakage or the like, and the cost for producing the mold is high. Therefore, by configuring like the mounting portion 61 in this embodiment, the upper side of the lower upper surface 61a is open, so that the mold can be easily pulled up and down, and the nesting member and the like can be removed. Since the mold can be easily formed on the flat plate portion 51 without using it, the molding cost can be reduced and the loss of the member can be prevented.
[0055]
Further, as shown in FIG. 10B, a stepped portion 68 for fitting the fixing plate 62 into the upper upper surface 61b of the mounting portion 61 may be provided. That is, as shown in FIG. 10A, when the swing cylinder 21 is rotated by receiving a large force with the fixing plate 62 fastened and fixed by the bolt 63 on the horizontal surface of the upper upper surface 61b, the fixing plate 62 May be twisted or bent without being able to withstand the load. Therefore, as shown in FIG. 10B, the contact area between the fixing plate 62 and the upper upper surface 61b is increased by fitting the fixing plate 62 into the stepped portion 68 of the upper upper surface 61b and tightening and fixing with the bolts 63. The surfaces that contact each other also increase, the load resistance can be increased, and the support shaft 67 can be stably supported and fixed.
[0056]
In this way, the boom bracket 14 is attached to the revolving frame 50 so as to be turnable to the left and right, the swing cylinder 21 is interposed between the boom bracket 14 and the revolving frame 50, and the excavator 6 attached to the boom bracket 14 is installed. In the excavation work vehicle 1 that can turn left and right, a mounting portion 61 that pivotally supports the base of the swing cylinder 21 is formed on the inner side of the swing frame 50, and a support hole that inserts and supports a support shaft 67 in the mounting portion 61. 64, and the upper upper surface 61b that is a fixing portion of the fixing plate 62 that fixes the support shaft 67 inserted into the base of the swing cylinder 21 and the support hole 64, so that there is no need to use a nested member as in the prior art. Therefore, it is possible to reduce the molding cost and prevent the member from being lost. Even if a strong attractive force or repulsive force is applied to the swing cylinder, the swing cylinder can be stably supported and fixed by the fixing plate.
[0057]
Next, the rear structure of the turning frame 50 will be described below. As shown in FIGS. 3 and 7, a recessed portion 70 that is recessed downward is formed in the upper part of the rear surface of the left and right center of the rear portion 59 b. The recess 70 is provided with a plate 71 formed substantially in the same shape as the recess 70. As shown in FIGS. 11 and 12, the plate 71 has a substantially trapezoidal shape in front view in which both left and right sides are inclined inwardly from the upper side to the lower side, and the center of the left and right is curved backward (upward in FIG. 12). By doing so, it is formed along the shape of the rear portion 59b.
[0058]
A bolt insertion hole 72 for fixing the plate 71 is provided below the center of the upper and lower sides of the plate 71. On the front surface of the plate 71, a mounting plate 73 for fixing the plate 71 to a mounting plate 75 described later is fixed. The mounting plate 73 is provided with a mounting hole 74 extending coaxially with the bolt insertion hole 72. The number and position of the bolt insertion holes 72 are not limited as long as the plate 71 can be fixed.
[0059]
The plate 71 is detachably disposed on the mounting plate 75. As described above, the plate 71 is detachably disposed on the mounting plate 75, so that the bonnet hinge 80 fixed to the mounting plate 75 can be easily removed. For this reason, the bonnet 4 can be easily removed and the maintainability is improved. Further, noise from the engine 29 can be reduced. Further, since the plate 71 is fixed to the mounting plate 75 constituting the unit body 30, it is not necessary to form another member for arranging the plate 71 on the rear portion 59b, thereby reducing the molding cost. Can be made.
[0060]
The plate 71 may be provided with an air outlet 42 for discharging the cooling air from the radiator 34 to the outside of the hood 4 (as shown by a dotted line in FIG. 11). By providing the rear portion 59b as an exhaust means for the radiator 34, the rear portion 59b is provided with an exhaust port 42 so that the exhaust air from the radiator 34 disposed at the rear rear of the swing frame 50 can be exhausted. It can be discharged to the outside. Even if the position of the radiator 34 is lowered, the exhaust air from the radiator 34 is not hindered. The exhaust port 42 is configured to have a sufficient area for passing the exhaust air.
[0061]
On the other hand, since the rear portion 59b functions as a counterweight, it is formed with a large molding thickness. For this reason, it is difficult to mold the exhaust vent 42 and the like that penetrate the front and rear directions of the rear portion 59b, and the cost is high. Therefore, as in the swivel body 2 according to the present embodiment, a recess 70 is formed in front of the radiator 34 in advance, and a plate 71 formed as a separate body is disposed in the recess 70 so that the rear surface 59b is located above the rear surface. In this case, the rear portion 59b can secure a volume as a counterweight, and can also secure an exhaust area by the radiator 34.
[0062]
As shown in FIGS. 13 and 14, the plate 71 is detachably disposed on the mounting plate 75 described above. The mounting plate 75 is formed so that the radiator 34 can be disposed above a long plate-like installation portion 75 a that is substantially horizontal to the flat plate portion 51. A mounting portion 75b formed upward in the vertical direction of the installation portion 75a is disposed at a substantially right and left center of the installation portion 75a. A mounting plate 73 disposed on the plate 71 and a bonnet hinge 80 described later are fixed to the mounting portion 75b by bolts. As described above, the mounting plate 75 not only mounts the radiator 34 but also functions as a support member that fixes the plate 71 and the bonnet hinge 80 and is disposed behind the revolving frame 50. Is also provided.
[0063]
At both left and right end portions of the mounting plate 75, continuous portions 75c and 75c are formed so as to project forward from the front surface of the end portion so as to be substantially L-shaped in a side view. The upper ends of the rear portions of the support frames 77 and 77 capable of supporting and fixing the engine 29 from both the left and right sides are fixed to the connecting portions 75c and 75c via rubber mounts or vibration isolator laminated rubber. The support frame 77 is formed so as to be gently inclined forward from the upper end portion 77a. The lower end portion 77b of one side end portion is provided with the flat plate portion via a rubber mount or a vibration isolator laminated rubber. A fixing plate 78 for fixing the support frame 77 is fixed to 51. The left and right end portions of the fixing plate 78 and the mounting plate 75 are fastened to the boss portion 51b inside the revolving frame 50 in a detachable manner.
[0064]
As described above, the unit body 30 is configured by the mounting plate 75 and the support frame 77 so that the engine 29, the radiator 34, and the like are integrated. Since the unit body 30 can be easily detached from the turning frame 50, maintenance of the engine 29 and the like can be easily performed. Further, the fixing position in the vertical direction of the radiator 34 disposed at the rear portion of the revolving unit 2 can be lowered, and the vertical direction of the revolving unit 2 can be made compact. By such compactification, the height of the step 23 and the driver's seat 5 can be lowered from the ground surface, and the operability of the excavation work vehicle by the operator can be improved.
[0065]
Next, the attachment structure and locking structure of the bonnet 4 will be described below. The attachment structure of the rotating member of the bonnet 4 in the revolving structure 2 according to this embodiment is shown in FIGS. The bonnet 4 is disposed on the revolving frame 50 via a bonnet hinge 80 combined with a flat plate member so as to be able to rotate back and forth. One end of the bonnet hinge 80 is detachably fastened to the mounting portion 75b of the mounting plate 75, which is disposed above the rear portion of the swivel frame 50 and substantially at the center of the left and right. On the other hand, on the bonnet 4 side, one end of the bonnet hinge is fixed to the rear lower end of the bonnet 4.
[0066]
That is, the bonnet 4 is rotated in the front-rear direction, with the bonnet hinge 80 disposed at the approximate center of the rear left and right of the revolving structure 2 as a rotation fulcrum. In this way, the rotation angle of the bonnet 4 can be increased by adopting a configuration in which the rotation fulcrum is arranged at the center of the rear left and right. Therefore, internal components such as the unit body 30 arranged so as to protrude upward behind the swivel frame 50 can be maintained without being obstructed by the bonnet 4.
[0067]
The bonnet hinge 80 is fastened to the mounting portion 75b. Since the mounting portion 75b is installed in the revolving frame 50, the rotation performance of the bonnet hinge 80 due to dust, external collision, or the like. Decline can be prevented. Further, the attachment position for disposing the bonnet hinge 80 is preferably substantially planar, and is directly attached to the left and right substantially central portion 50d of the rear end portion of the revolving frame 50 formed in a curved shape at the rear. I can't. Therefore, by arranging the substantially flat mounting portion 75c above the rear portion of the swivel frame 50, a rotation fulcrum using the bonnet hinge 80 can be provided.
[0068]
Further, since the plate 71 is detachably disposed on the attachment portion 75b, the other end of the bonnet hinge 80 is detached from the attachment portion 75b after the plate 71 is removed. Thus, the bonnet 4 can be easily detached from the turning frame 50 as a separate body. In this case, since the bonnet hinge 80 is fixed to the lower end portion of the bonnet 4, it is possible to prevent the hinge member from being lost. Further, as shown in the present embodiment, by using a simple hinge member such as the bonnet hinge 80, it is possible to reduce the manufacturing cost by reducing the number of parts.
[0069]
In the revolving structure 2 according to the present embodiment, the backward rotation position of the bonnet 4 is controlled by a slide-type locking stopper (not shown) disposed on the side of the radiator 34. The locking stopper prevents the bonnet hinge 80 from being damaged by the load of the bonnet 4 itself when the bonnet 4 is rotated rearward.
[0070]
On the other hand, as shown in FIGS. 16 to 20, a lock pin 83 serving as a locking means for the bonnet 4 is provided in front of the revolving frame 50 as follows. First, a step plate 81 is fixed to the support plate 22 so as to be behind the front column 19 and at the substantially right and left center of the revolving frame 50. Therefore, the outer edge of the step plate 81 is shaped along the support plate 22, the front column 19, and the like. Further, since the turning motor 36, the hydraulic pump 39, and the like are disposed in front of the turning frame 50, the left and right substantially central portion 81a is provided on the step plate 81, and the turning motor, the hydraulic pump 39, etc. are provided. Covering from above, the operator's operating space is secured. When performing the maintenance of the turning motor 36, it is only necessary to remove the step plate 81, so that the maintenance work can be easily performed.
[0071]
The step plate 81 is formed in an elongated shape in plan view so that the left and right substantially central part 81a is convex upward, and is supported so as to be concave forward at the left and right ends of the rear part of the step plate 81. Mounting grooves 81b and 81b for the stand 82 are formed. A lower end of a support stand 82 is fixed to the mounting grooves 81b and 81b, and the support stand 82 is formed with a pipe or a steel rod in a substantially U-shape when viewed from the front, and an opening is disposed downward. Since the step plate 81 is disposed on the support plate 22, the outer edge of the step plate 81 is shaped to follow the support plate 22, the front column 19, and the like.
[0072]
The support stand 82 is composed of an upper horizontal portion 82a and stand portions 82b and 82b formed so as to spread from the left and right end portions of the horizontal portion 82a in the front and lower direction. Lower ends of the stand portions 82b and 82b are fixed to the mounting grooves 81b and 81b of the step plate 81, respectively. A lock pin 83 is provided projecting forward from the horizontal center of the horizontal portion 82a. The lock pin 83 may be formed integrally with the support stand 82 or may be attached as a separate body.
[0073]
The lock pin 83 can be locked to a lock mechanism 84 provided below the front portion of the bonnet 4. As shown in FIGS. 20A and 20B, the lock mechanism 84 is operated by a lever 85 disposed near the center of the front surface of the bonnet 4. The lever 85 has a pivot shaft of the bonnet 4 penetrating from the front surface to the rear surface, and is inserted into a cylindrical body 86 fixed to the inner surface of the bonnet 4. A hook 87 is fixed to the end of the pivot of the lever 85 so as not to rotate relative to the lever 85. A stopper plate 88 for restricting the amount of rotation of the hook 87 is fixed to the cylindrical body 86. A helical spring 89 is inserted into the cylindrical body 86, the helical spring 89 is locked to the hook 87, and the hook 87 is biased by the helical spring 89 so as to rotate toward the stopper plate 88. It has been done.
[0074]
The hook 87 is formed in a flat plate shape, and the lock pin 83 is configured to be engaged with a tip end portion 87 a formed in a substantially U shape in front view of the hook 87. The stopper plate 88 is formed in a substantially Z shape in a side view, and a horizontal portion 88a formed to project downward from the front / rear horizontal portion 88b (downward in FIG. 20B) is in contact with the lock pin 83. It is made possible. Further, a substantially central portion of the front and rear horizontal portion 88 b of the stopper plate 88 is formed so as to be able to contact the central portion 87 b of the hook 87.
[0075]
Then, when the lever 85 is rotated in a direction for releasing the lock mechanism 84 (counterclockwise in FIG. 20B), the hook 87 is also rotated in the same direction. That is, the lock pin 83 can be locked and released only by operating the lever 85 in the lock mechanism 84. The rear end portion 87c of the hook 87 is brought into contact with the upper flat surface of the front / rear horizontal portion 88b of the stopper plate 88 so that the amount of rotation of the hook 87 toward the open side is restricted.
[0076]
As described above, since the lock pin 83 and the lock mechanism 84 are provided at the front center of the bonnet 4, the vertical height of the revolving body is reduced by downsizing the revolving body 2. Even if the operation space in front of the hood 4 of the revolving structure 2 is narrow, the operator can easily operate the lever 85. Therefore, the bonnet 4 can be easily opened and closed, and the labor required for maintenance work or the like can be reduced.
[0077]
In this embodiment, the bonnet 4 is opened and closed by a lever 85, the bonnet hinge 81 is detached from the mounting plate 75 to remove the bonnet 4, and the step plate 81 is detached from the support plate 22. Alternatively, maintenance of the inside of the swivel body 2 can be performed by handling the swivel body 2 according to the purpose.
[0078]
In this way, in the excavation work vehicle in which the excavation work machine is attached to the front of the revolving frame configured to be turnable, the revolving frame is integrated with the flat plate portion and the outer peripheral frame standing upright from the outer peripheral portion of the flat plate portion. Since the outer frame has a lower front portion and a higher rear portion, and the cover body is detachably disposed from the front portion to the side portion of the outer peripheral frame, the integrally formed outer peripheral frame provides rigidity to the swivel frame. At the same time as being secured, the frame can be easily removed, so that maintainability can also be ensured.
[0079]
Further, in an excavation work vehicle including a revolving frame disposed so as to be able to swivel and a bonnet disposed above the revolving frame, a recess is formed on a rear portion of the revolving frame, and a plate is disposed in the recess. In addition, since the plate is disposed and the plate is attached to the support member that supports the engine, the bonnet can be easily removed and the maintainability can be improved. In addition, noise from the engine can be reduced.
[0080]
Moreover, since the exhaust port for exhausting the cooling air from the radiator is formed in the plate, the exhaust air from the radiator disposed at the rear rear of the revolving frame can be discharged to the outside of the revolving frame. . In addition, it is possible to secure the exhaust area by the radiator while securing the volume as the counterweight at the rear part of the turning frame.
[0081]
In addition, since one end of the hinge portion that rotatably supports the bonnet is detachably attached to the left and right center of the support member, the rotation angle of the bonnet is large and maintenance of the engine or the like is facilitated. Further, since the bonnet can be attached and detached by attaching and detaching the support member and the hinge portion, such work is easy, and the number of members is small, and the manufacturing cost can be reduced. Since the plate and the like are fixed to the same member, the hinge portion and the like can be easily removed.
[0082]
Further, in the excavation work vehicle configured to be able to open and close the bonnet covering the engine disposed on the rear part of the turning frame, the step plate is fixed above the front part of the turning frame, and at the rear part of the step plate, Since the lock pin that engages with the lock mechanism provided in the bonnet is integrally formed, the step plate can be removed, so that the lock pin can be easily formed and disposed. Moreover, since it is arrange | positioned above a step position, the space ahead in a bonnet can be utilized effectively. Furthermore, even if the operating space in front of the hood of the revolving structure is narrow, the operator can easily open and close the hood.
[0083]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
As shown in claim 1, In an excavation work vehicle in which a boom bracket (10) is attached to an attachment part (52) provided at a front part of a turning frame (50) so as to be turnable in the left-right direction, and an excavation work machine is attached via the boom bracket (10). The revolving frame (50) has a substantially semicircular rear portion, a substantially rectangular central portion, and a substantially W-shaped front portion in plan view, and the revolving frame (50) is integrally formed with a mold, A flat plate portion (51) having a substantially planar shape is provided, and the outer periphery of the flat plate portion (51) is configured to extend upward by a predetermined height, and is disposed above the front portion of the swivel frame (50) (23 ), A front column (19) is erected at the center of the left and right of the front part, and support plates (22) are extended from both sides and rear from the lower part of the front column (19). The swivel frame (50) Steps (23) are installed so as to cover the upper part of the front part and cover the support plate (22). On the left and right sides of the front column (19), the part extending forward of the step (23) The swivel frame (50) is extended to form front end protrusions (50a, 50a) for footrests on the left and right sides of the front part of the front column (19), and the front end protrusions (50a) The left and right substantially V-shaped base portions (52a and 52a) are formed so as to form a substantially W-shaped recess in plan view between 50a) and the attachment portion (52). Therefore, even when the revolving structure is made compact in the front-rear direction, the front end portion is formed so as to protrude forward, so that the space of the front end portion can be secured for the internal layout and the operation space.
[0084]
As shown in claim 2, The excavation work vehicle according to claim 1, wherein the front end position of the front end protrusion (50a, 50a) is rearward of the front end of the attachment portion (52) of the boom bracket (10) formed on the turning frame (50). In addition, the front column (19) is disposed so as to extend forward from the front end of the front column (19). Therefore, when the front end portion is formed, as long as the front corner portion is at such a distance, the internal capacity and the operation space in front of the revolving structure can be secured without impairing the revolving property of the revolving structure.
[0085]
As shown in claim 3, 2. The excavation work vehicle according to claim 1, wherein the revolving frame (50) is configured such that an outer peripheral shape of a front corner (50 b) on both right and left sides is an arc in the front end protrusion (50 a, 50 a). Also in the rear corner (50c), the outer peripheral shape is similarly an arc, and the front end protrusions (50a, 50a) protrude forward from the base (52a) of the mounting part (52). The distance (L3) from the turning center (54) of the frame (50) to the front corner (50b) is the same as the distance (L4) from the turning center (54) to the rear corner (50c). Or it was formed to be short (L3 ≦ L4) Therefore, when the revolving structure is made compact, the internal capacity of the revolving frame can be secured as wide as possible without impairing the revolving performance of the revolving structure within the turning radius.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of an excavation work vehicle according to the present invention.
FIG. 2 is also a front view.
FIG. 3 is also a rear view.
FIG. 4 is also a plan view.
FIG. 5 is a plan view showing an internal configuration of a revolving structure.
FIG. 6 is a plan view of an excavation work vehicle showing turning.
FIG. 7 is a perspective view of a revolving frame.
FIG. 8 is a lower perspective view of a revolving frame.
FIG. 9 is a perspective view of the vicinity of the mounting portion of the swing cylinder.
FIG. 10 is a cross-sectional view of the attachment portion taken along the line XX.
FIG. 11 is a rear view of the plate.
FIG. 12 is also a plan view.
FIG. 13 is a perspective view illustrating a state in which a member is attached to the mounting plate.
FIG. 14 is a perspective view of a rear part of a revolving unit.
FIG. 15 is a perspective view of a revolving structure in a state where the bonnet is rotated backward.
FIG. 16 is a perspective view of a revolving body that is also in a forward rotation state.
FIG. 17 is a perspective view of a lock pin mounting member.
FIG. 18 is also a rear view.
FIG. 19 is also a plan view.
FIG. 20 is a perspective view and a front view of the lock mechanism.
[Explanation of symbols]
2 Revolving body
4 Bonnet
50 swivel frame
50a front end
51 Flat part
52 Mounting part
52a base
59 Outer frame
60 Cover body
71 plates
75 Mounting plate
80 Bonnet hinge
83 Lock pin

Claims (3)

旋回フレーム（５０）の前部に設けた取付け部（５２）に、ブームブラケット（１０）を左右回動可能に取り付け、該ブームブラケット（１０）を介して掘削作業機を取り付けた掘削作業車において、該旋回フレーム（５０）は、平面視において、後部は略半円形、中央部は略矩形、前部は略Ｗ状に構成し、更に該旋回フレーム（５０）は鋳型により一体形成し、内側に略平面形状の平板部（５１）を設け、該平板部（５１）の外周は上方に所定高さ延設した構成とし、該旋回フレーム（５０）の前部上方に配置されたステップ（２３）の、前部の左右中央にフロントコラム（１９）を立設し、該フロントコラム（１９）下部からは、両側方及び後方に支持プレート（２２）を延設し、該支持プレート（２２）を、前記旋回フレーム（５０）の前部上方に固設し、該支持プレート（２２）上を覆うようにステップ（２３）を敷設し、該フロントコラム（１９）の左右両側に、前記ステップ（２３）の前方への延設部を設け、該旋回フレーム（５０）を延設して、前記フロントコラム（１９）の前部左右両側に、足載用の前端突出部（５０ａ・５０ａ）を形成し、該前端突出部（５０ａ・５０ａ）と取付け部（５２）の間には平面視略Ｗ状の凹部を形成するように、左右の平面視略Ｖ字状の基部（５２ａ・５２ａ）を形成したことを特徴とする掘削作業車。 In an excavation work vehicle in which a boom bracket (10) is attached to an attachment part (52) provided at a front part of a turning frame (50) so as to be turnable in the left-right direction, and an excavation work machine is attached via the boom bracket (10). The revolving frame (50) has a substantially semicircular rear portion, a substantially rectangular central portion, and a substantially W-shaped front portion in plan view, and the revolving frame (50) is integrally formed with a mold, A flat plate portion (51) having a substantially planar shape is provided, and the outer periphery of the flat plate portion (51) is configured to extend upward by a predetermined height, and is disposed above the front portion of the swivel frame (50) (23 ), A front column (19) is erected at the center of the left and right of the front part, and support plates (22) are extended from both sides and rear from the lower part of the front column (19). The swivel frame (50) Steps (23) are installed so as to cover the upper part of the front part and cover the support plate (22). On the left and right sides of the front column (19), the part extending forward of the step (23) The swivel frame (50) is extended to form front end protrusions (50a, 50a) for footrests on the left and right sides of the front part of the front column (19), and the front end protrusions (50a) Excavation characterized in that left and right planar V-shaped bases (52a, 52a) are formed so as to form a substantially W-shaped recess in plan view between 50a) and the attachment portion (52). Work vehicle. 請求項１記載の掘削作業車において、前記前端突出部（５０ａ・５０ａ）の前端位置を、該旋回フレーム（５０）に形成されたブームブラケット（１０）の取付け部（５２）の前端よりも後方で、かつ、該フロントコラム（１９）の前端よりも前方まで、延設して配置したことを特徴とする掘削作業車。 The excavation work vehicle according to claim 1, wherein the front end position of the front end protrusion (50a, 50a) is rearward of the front end of the attachment portion (52) of the boom bracket (10) formed on the turning frame (50). In addition, the excavation work vehicle is arranged extending from the front end of the front column (19) to the front . 請求項２記載の掘削作業車において、前記旋回フレーム（５０）は、前記前端突出部（５０ａ・５０ａ）において、左右両側の前角部（５０ｂ）の外周形状が円弧とされ、後部における左右の後角部（５０ｃ）においても、同様に外周形状を円弧とし、該前端突出部（５０ａ・５０ａ）は、前記取付け部（５２）の基部（５２ａ）よりも前方に突出されるが、前記旋回フレーム（５０）の旋回中心（５４）からの前記前角部（５０ｂ）までの距離（Ｌ３）が、該旋回中心（５４）からの前記後角部（５０ｃ）までの距離（Ｌ４）と同一もしくは短く（Ｌ３≦Ｌ４）なるように形成したことを特徴とする掘削作業車。 The excavation work vehicle according to claim 2, wherein the turning frame (50) has an outer peripheral shape of a front corner (50b) on both left and right sides of the front end protrusion (50a, 50a) as an arc, Also in the rear corner (50c), the outer peripheral shape is similarly an arc, and the front end protrusions (50a, 50a) protrude forward from the base (52a) of the mounting part (52). The distance (L3) from the turning center (54) of the frame (50) to the front corner (50b) is the same as the distance (L4) from the turning center (54) to the rear corner (50c). Or it is formed so that it may become short (L3 <= L4), The excavation work vehicle characterized by the above-mentioned .
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