JP4408823B2 - 食器かごの食器支持ピン構成体の固定構造、及びこの固定構造を用いた食器洗浄機の食器かご - Google Patents

食器かごの食器支持ピン構成体の固定構造、及びこの固定構造を用いた食器洗浄機の食器かご Download PDF

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Description

この発明は、例えば食器洗い機や食器洗い乾燥機などの食器洗浄機に好ましく用いることができる食器かごの食器支持ピン構成体の固定構造、及びこの固定構造を用いた食器洗浄機の食器かごに関する。
食器洗い乾燥機などに用いられる食器かごとしては、日常使われる様々な形状、大きさの食器を、できるだけ種類も数も多く、無駄な空間がなく、かつ洗浄水が隅々に行き渡るよう効率的に収容、保持できることが要求されている。そのために、食器支持ピンの間隔や構造などが異なる複数の食器かごユニットを準備し、これらを食器かごに着脱自在な構造としたり(例えば特許文献1参照)、食器支持ピンを折り畳み可能な構造としたり(例えば特許文献2参照)、食器支持ピンを食器かごに対して移動可能な構造としたり(例えば特許文献3参照)、食器支持ピンを食器かごに対して着脱自在な構造としたり(例えば特許文献4参照)して、食器をセットする際の自由度を向上させる各種方法が提案されている。
特開平03−224532号公報(第2頁、第3図) 特開2004−41686号公報(第1頁、図1) 特開平04−314415号公報(第2頁、図1) 特開昭61−16728号公報(第2頁、第5図)
上記のような従来技術における、食器支持ピン間隔や構造が異なる複数の食器かごユニットを準備する方法では、食器セットの自由度と準備する食器かごユニットの数が二律背反の関係にある。つまり、多数の使用しない食器かごユニットを保管する空間が必要となり、現実的には食器セットの自由度は大きく制約されてしまう。これに対して、食器支持ピンを折り畳む方法、移動する方法では、保管空間は食器かご上であるので保管空間は不要となる。また、食器支持ピンを着脱する方法は、上記のように大きな保管空間は不要である。つまり、これらの方法では、食器セットの自由度向上が現実的に十分実現可能な構造となっている。
しかし、食器支持ピンを折り畳む方法では畳み込んだ食器支持ピンが、また、食器支持ピンを移動する方法では一方に寄せた使用しない食器支持ピンが、何れも下方からの洗浄水の食器への噴流を遮り、食器への直接的な洗浄を邪魔する。一方、食器支持ピンを着脱する方法では未使用時には食器かごから外すため、未使用の食器支持ピンが邪魔をすることはない。しかし、食器支持ピンを固定するための固定部材が、食器かご底面部の略平行に設置された梁に対して左右1列ずつ食器かご底面部に必要である。つまり、食器支持ピンの未使用時においても、下方からの洗浄水を遮り、上記と同様に洗浄効率の低下を誘発してしまう。
この発明は上記のような従来技術における食器セットの自由度がなお制約されるという課題と、洗浄効率が妨げられているという課題を解消するためになされたものであり、食器セットの自由度が高く、しかも食器支持ピンの使用時、未使用時にかかわらず洗浄水を遮る割合が小さく、ほとんど全ての食器洗浄機の食器かごに用いることができる食器支持ピンの固定構造及びその固定構造を用いた食器かごを提供することを目的としている。
この発明における食器かごの食器支持ピン構成体の固定構造は、略水平方向に並んで設けられた第1及び第2の梁部材に対して食器を保持する複数の食器保持ピンをそれぞれ上方に向けて立設固定する食器かごの食器支持ピン構成体の固定構造において、上記第1及び第2の梁部材の一方に対して着脱可能な係合爪を有する固定部、この固定部から上方に伸びる食器保持部、及び上記固定部から水平方向に伸びる係合部を有する略「く」字形状に形成された第1の食器保持ピンと、上記第1及び第2の梁部材の他方に対して着脱可能な係合爪を有する固定部、この固定部から上方に伸びる食器保持部、及び該固定部から水平方向に伸びて設けられ上記第1の食器保持ピンの係合部に対して遊嵌状態で係合され相互の間隔を任意に調節可能な係合体を有する略「く」字形状に形成された第2の食器保持ピンとからなる1組の食器支持ピン構成体を備え、上記第2の食器保持ピンの係合爪を有する固定部は、断面略「ム」字形状に形成されるものであって、板状中間部と上記板状中間部の両端に設けられ下方へ延びる第1及び第2の板状脚部とを有し、上記板状脚部の一方に上記第2の食器保持ピンの係合体が固着され上記板状脚部の他方に上記第2の食器保持ピンの食品保持部が固着された板バネからなり、上記第1及び第2の梁部材の長手方向に対する任意の位置に該1組の食器支持ピン構成体を固定し得るようにしたものである。
この発明によれば、略「く」字形状に形成された第1及び第2の食器保持ピンからなる相互の間隔調整が可能で、食器かご底面部に設けられた第1及び第2の梁部材の長手方向における任意の位置に着脱可能な先が広がった略「コ」字形状ないしは略「U」字形状の1組の食器支持ピン構成体を用いるようにしたことにより、食器かご底面部の梁部材に自在に着脱可能となるとともに、梁部材の間隔が異なる場所にも、梁部材の間隔に合わせて自在に着脱可能であり、食器支持ピン構成体を設置可能な範囲が拡大し、食器セット時における自由度を飛躍的に向上できる。また、食器かご底面部の梁部材への固定部が食器支持ピン構成体側にのみ存在するため、下方からの洗浄水を遮る量が極力低減され、従って食器に直接当る洗浄水を増加でき洗浄率の向上も見込めるなど顕著な効果が得られる。そして、一方の食器保持ピンの係合爪を有する固定部を断面略「ム」字形状に形成された板バネ構成としているため、着脱のための大きなクリアランスが確保できて、着脱に要する力が小さくて済み、安価で操作性の良い構造を得ることができる。
実施の形態1.
図1〜図7はこの発明の実施の形態1による食器かごの食器支持ピンの固定構造を説明する図であり、図1は食器支持ピンを梁部材に固定した状態を示す斜視図、図2〜図6は食器支持ピンを梁部材に固定するときの動作を第1ステップ〜第5ステップで順を追って示す説明図、図7は食器支持ピン相互の間隔の調節方法を説明する斜視図である。図において、略「く」字形状に形成された第1の食器保持ピン1は、略水平方向に配設された第1の梁部材4に対して着脱可能な弾性を有する係合爪11aを有する固定部11と、この固定部11に固定され該固定部11から上方に伸びる食器保持部12と、上記固定部11に固定され該固定部11から水平方向に伸びる係合部13と、からなっている。なお、固定部1はこの実施の形態1では樹脂材料で形成されている。
上記食器保持部12と係合部13は、例えば耐錆性を有するステンレス材などからなる一本の中実の線材を曲げ加工により略「く」字形状に折曲されてなっており、その角部が上記固定部11の上部に設けられた係止溝11bによって固く固定されている。また、係合爪11aは第1の梁部材4に対してスナップフィット構造による弾性により係合し、係合状態で第1の梁部材4の長手方向に摺動可能に形成されている。なお、上記係止溝11bと上記食器保持部12及び係合部13の角部との固定にもスナップフィット構造を利用できるが、その場合係合強度は食器保持ピン1の第1の梁部材4に対する着脱を容易にするため、上記係合爪11aよりも強固なものとする。
同様に略「く」字形状に形成された第2の食器保持ピン2は、例えば耐錆性を有するステンレス鋼などからなるばね板で断面略「ム」字形状に形成され、上記第1の梁部材4と並んで略水平方向に配設された第2の梁部材5に対して着脱可能な係合爪21aを有する固定部21と、この固定部21から上方に伸びる食器保持部22と、上記第1の食器保持ピン1の係合部13の外径よりも大きい内径を有し、該係合部13と略同一の長さを有する中空のステンレスパイプからなり、上記固定部21から水平方向に伸びて上記第1の食器保持ピン1の係合部13を挿入することにより互いに遊嵌状態で係合され、摺動させることにより相互の間隔を任意に調節可能な係合体23と、からなっている。
上記中空のステンレスパイプからなる係合体23の右端部は図2に示すように平面状に潰されて斜め下方向に折曲され、該折曲部分が固定部21を構成する係合爪21aの図2の左側の外表面部に例えばスポット溶接等で固着されている。また、食器保持部22は中実のステンレス線材からなり、固定部21を構成する係合爪21aの図2の右側の外表面部に同様にスポット溶接等で固着されており、食器保持部22の上部を反時計方向に回動することにより係合爪21aの先端部の間隔が広げられるように構成されている。
そして、上記第1の食器保持ピン1の係合部13と第2の食器保持ピン2の係合体23とを向かい合わせて、係合体23の中空部に係合部13を挿入することで、間隔を任意に調節可能な先が広がった略「コ」字形状(ないしは「U」字形状)をなす1組の食器支持ピン構成体としての食器支持ピン3が構成される。なお、上記第1及び第2の梁部材4、5は、食器洗い乾燥機に用いる食器かご(全景図示を省略)の底部の一部を構成しているステンレス鋼などの線材(ないしは棒状部材)からなり、例えば間隔Aで平行に設けられている。また、上記係合爪21aのバネアクションは書類を纏めるクリップなどの公知の技術を用いて形成することができる。なお、各図を通じて同一符号は同一もしくは相当部分を示すものとする。
次に、上記のように構成された実施の形態1の動作について図2〜図6を参照して説明する。なお、図2は食器かご底面部の梁部材4、5に取付ける前の状況(第1ステップ)を、図6は梁部材4、5に取付けが完了した状態(第5ステップ)をそれぞれ示しており、図3、図4、図5は取付け前後の途中段階における状態(第2〜第4ステップ)を順を追って示している。先ず、図2の第1ステップに示すように、先が広がった略「コ」字形状に組み合わせた1組の食器支持ピン3の係合部13、及び係合体23の間を水平方向に摺動動作させ、図の左側の固定部11と右側の固定部21の相互の幅を取付け先の第1の梁部材4と第2の梁部材5との間隔Aに大略合わせる。
次に、その状態を保持して図3の第2ステップに示すように、図の左側の係合爪11aと右側の係合爪21aが、それぞれ第1の梁部材4と第2の梁部材5に当接する位置まで食器支持ピン3を接近させる。次に、図の左側の固定部11を下側の第1の梁部材4の方向に押し込み、図4の第3ステップに示すように係合爪11aを線状の第1の梁部材4に嵌合させる。この場合、嵌合部はスナップフィット構造となっており、第1の梁部材4と固定部11は係合、固定され、第1の梁部材4の回りに回転拘束される。
次に、図5の第4ステップに示すように、図の右側の固定部21を第2の梁部材5に乗せた状態で第2の食器保持ピン2の食器保持部22先端部を矢印Cの方向に、係合爪21aのばね弾性に抗して手で回動させ、固定部21の係合爪21aの先端部を広げ、第2の梁部材5を係合爪21aの内側に入れる間隔を確保する。その状態を保ったまま、固定部22を下側の第2の梁部材5の方向に押し下げて、第2の梁部材5に係合爪21aを嵌め込み、食器保持部22の先端部に加えた矢印C方向の付勢力を弱めると、係合爪21aの有するばね弾性で食器保持部22の先端部が矢印Cと反対の時計回りに回動し、係合爪21aが第2の梁部材5を掴むように嵌合する。
ここで、係合爪21aが有するばね弾性により、図6の第5ステップに示すように図の右側の第2の梁部材5と固定部21がしっかりと固定され、1組の食器支持ピン3の位置および姿勢の全てが拘束される。これにより、回転のみの拘束であった図の左側の固定部11も第1の梁部材4に対して位置および姿勢の全てが拘束される。このようにして、略「コ」字形状に組み合わせた1組の食器支持ピン3は食器かご底面部の第1及び第2の梁部材4、5にしっかりと固定される。同様にして他の組の食器支持ピン3を第1及び第2の梁部材4、5に対して図1に示すように、長手方向に所望の任意の間隔B1、B2、・・・で適宜に固定して、所要数の食器支持ピン3の食器保持部12、22を立設し、図示を省略している食器をしっかり支持できるようにする。
上記のように構成された食器支持ピンの固定構造を用いた食器かごは、例えば食器洗い乾燥機において、何れも図示を省略している洗浄槽下部に設置された回転シャワーヘッドの噴射口から洗浄用ポンプにより加圧された洗浄水が噴射されることにより、隣接する食器支持ピン3相互の間に縦置き保持された食器が洗浄される。一般に使われる食器には様々な形状、大きさがあり、また日々使われる食器の種類、数は一定ではない。このような多様な洗浄対象物に対応するため、食器かごの底面部には場所により異なる間隔で梁部材が配置され、食器支持ピンが梁部材の長手方向に異なる間隔で立設されるが、この発明の食器支持ピンの固定構造を用いた食器かごは、第1及び第2の梁部材4、5相互の間隔Aに対してフレキシブルであるとともに、食器支持ピン3相互の間隔が任意に調節できるので、食器セットの自由度が向上して食器の形状、大きさに対する対応範囲が広がり、使い勝手がよくなる。また、構造が簡単なので、スリムにでき、洗浄水の噴流を妨げる範囲が狭くなる。
なお上記説明では、はじめに食器かご底面部の第1及び第2の梁部材4、5の間隔Aに略「コ」字形状に組み合わせた1組の食器支持ピン3の水平方向幅を合わせているが、図4に示す状態の後、即ち、最初に一方の左側の係合爪11aを第1の梁部材4に嵌合させ、その後に間隔Aに合わせるようにしても良いことは言うまでもない。また、食器支持ピン3を第1及び第2の梁部材4、5から外す場合は、逆の手順で行なえばよい。つまり、一方の係合爪21aを外した後に、残りの係合爪11aを外すことにより、容易に脱着することができる。
また、食器支持ピン3の第1及び第2の梁部材4、5への取付け後に、例えば間隔B1を変更する場合は、図7に示すように容易に実現できる。即ち、図4で示す状態、つまり、全ての位置および姿勢を拘束する固定部21を第2の梁部材5より取外し、回転拘束のみされている一方の固定部11が第1の梁部材4に係止された状態とする。この状態では、固定部11は第1の梁部材4に対して、該第1の梁部材4の回りに自在に回転可能であると共に、矢印D1、D2で示す第1の梁部材4の長手方向に移動可能となるので、食器支持ピン3を第1の梁部材4に沿って任意の間隔Bnとなるように移動し、その後図5、図6に示すように第2の梁部材5に固定部21を固定することにより、間隔B1を間隔Bnへ容易に変更できる。また、梁部材の間隔が異なる別の場所へ移動するときは間隔Anを調節すればよい。
なお、上記説明では、略「く」字形状の第1の食器保持ピン1を構成する固定部11を樹脂材料で構成し、食器保持部12と係合部13を中実のステンレス線材など金属材を用いて構成したが、これらを全て樹脂の成形品としてもよく、また、同様に略「く」字形状の第2の食器保持ピン2を全てステンレス材料などの金属で構成したが、一部、あるいは、全てを樹脂製の成形品としても同様の効果が得られることは言うまでもない。さらに、係合爪11aとして樹脂のスナップフィット構造を利用し、係合爪21aとして金属薄板の弾性を利用するものについて例示したが、例えばゴム材料等他の弾性材料を利用したり、洗濯バサミのようにバネ材を別途装着して係合爪11aまたは21aがバネ弾性で動作するように構成しても良い。
さらにまた、係合部13を中実のステンレス線材とし、係合体23を中空材であるステンレスパイプとしたが、中空材と中実材の組み合わせを逆にできることは当然である他、これらは、互いに係合状態を保持して軸方向の長さを可変できるものであれば中空材と中実材の組み合わせに限定されるものではない。例えば両方ともパイプ材としても良いし、あるいは両方とも中実の線材を用いて、一方の線材の側方部に他方の線材を軸方向に移動可能に保持する係合子(図示省略)を設けるなどの構造でも同様の効果が期待でき、種々の変形が可能である。また、1組の食器支持ピン3の食器保持部12、22の上方向への角度を約100度〜120度程度に広げた例で示したが、該角度は特に限定されるものではなく、例えば90度前後としても差し支えない。
また、第1及び第2の梁部材4、5の間隔Aは長手方向に一定なもの、即ち平行なものとして説明したが、必ずしも平行でなくてもよい。例えば、第1及び第2の梁部材4、5の間隔が一端部側が広く、他端部側が狭くなるように角度を設けたときに、固定部11(または21)における係合部13の軸方向に対する係合爪11a(または21a)の角度を、第1及び第2の梁部材4、5の広がり角度に合わせて偏向することにより、梁部材4、5の長手方向の任意の位置に同様に着脱させることができる。この場合には、並行する一組の梁部材4、5の間隔が広い方を大型の食器用に、狭い方を小型の食器用に用いることができるので、使い勝手が向上する。また、梁部材に食器支持ピンをスポット溶接等で固定する従来の食器支持ピンの立設方法と併用してもよいことは言うまでもない。
上記のようにこの実施の形態1によれば、食器かごの底面部に並設された梁部材に対し自在に着脱可能となるとともに、梁部材相互の間隔が異なる場所にも略コ字形状食器支持ピン3の水平部の長さを変更することにより、梁部材相互の間隔に合わせて自在に着脱可能であり、食器支持ピンを設置可能な範囲が拡大でき、食器セット時における自由度を飛躍的に向上できる。さらに、食器かごに取付けた後でも食器支持ピン3の固定部21のみを取外すだけで容易に移動可能であることから、食器セット時における操作性が向上できる。また、食器かご底面部の梁部材への固定部が食器支持ピン側の角部にのみ存在するため、食器支持ピン使用時はともかく未使用時は特に下方からの洗浄水を遮る量が極力低減され、食器に直接当る洗浄水を増加でき洗浄率の向上も見込める、といった効果を奏するものである。つまり、これまで実現されていなかった「食器セット自由度の向上」と「洗浄効率の確保」の両立が可能な食器支持ピンの固定構造及び該固定構造を用いた食器かごが提供できる。
また、食器支持ピン3における2つの固定部11、21の一方(11)は食器かご底面部の梁部材4、5の一方に回転のみ拘束されているので、梁部材4、5の長手方向に移動しようとするときには、固定部11、21の他方(21)を外すことにより、食器かご底面部の梁部材に対して容易に移動可能となるようにしたので、食器かご底面部の梁部材への取付け後の食器支持ピン3相互の間隔が容易に変更可能となり、食器サイズに合わせた食器支持ピン3の取付けが容易に実現でき、食器セット時の操作性が向上できる。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2による食器かごの要部を示す断面図である。図において、6は第1の梁部材4の外側に平行に設けられた第3の梁部材、7は第2の梁部材5の外側に平行に設けられた第4の梁部材である。その他の符号は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。上記のように構成された食器かごにおいては、食器支持ピン3の固定部11、21に設けた係合爪11a、21aが係合部13、係合体23よりも下方向に突設されていることにより、図の左側の固定部11は、第1の梁部材4及び第3の梁部材6の任意の一方に、また、右側の固定部21は第2の梁部材5及び第4の梁部材7の任意の一方にそれぞれ取り付けることができるので、自由度が更に広がり、食器の大きさに対して深さだけでなく径方向の寸法にも対応範囲が一層広げられるという効果が得られる。
この発明の実施の形態1による食器かごの食器支持ピンの固定構造における食器支持ピンを梁部材に固定した状態を示す斜視図である。 図1に示す食器支持ピンを梁部材へ固定する際の第1ステップを示す説明図である。 図1に示す食器支持ピンを梁部材へ固定する際の第2ステップを示す説明図である。 図1に示す食器支持ピンを梁部材へ固定する際の第3ステップを示す説明図である。 図1に示す食器支持ピンを梁部材へ固定する際の第4ステップを示す説明図である。 図1に示す食器支持ピンを梁部材へ固定する際の第5ステップを示す説明図である。 図1に示す食器支持ピン相互の間隔の調節方法を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態2による食器かごの要部を示す断面図である。
符号の説明
1 第1の食器保持ピン、 11 固定部、 11a 係合爪、 11b 係止溝、 12 食器保持部、 13 係合部、2 第2の食器保持ピン、 21 固定部、 21a 係合爪、 22 食器保持部、 23 係合体、 3 食器支持ピン、 4 第1の梁部材、 5 第2の梁部材、 6 第3の梁部材、 7 第4の梁部材。

Claims (2)

  1. 略水平方向に並んで設けられた第1及び第2の梁部材に対して食器を保持する複数の食器保持ピンをそれぞれ上方に向けて立設固定する食器かごの食器支持ピン構成体の固定構造において、
    (A)上記第1及び第2の梁部材の一方に対して着脱可能な係合爪を有する固定部、
    (B)この固定部から上方に伸びる食器保持部、
    (C)及び上記固定部から水平方向に伸びる係合部を有する略「く」字形状に形成された第1の食器保持ピンと、
    (D)上記第1及び第2の梁部材の他方に対して着脱可能な係合爪を有する固定部、
    (E)この固定部から上方に伸びる食器保持部、
    (F)及び該固定部から水平方向に伸びて設けられ上記第1の食器保持ピンの係合部に対して遊嵌状態で係合され相互の間隔を任意に調節可能な係合体を有する略「く」字形状に形成された第2の食器保持ピンとからなる1組の食器支持ピン構成体を備え、
    (G)上記第2の食器保持ピンの係合爪を有する固定部は、断面略「ム」字形状に形成されるものであって、板状中間部と上記板状中間部の両端に設けられ下方へ延びる第1及び第2の板状脚部とを有し、上記板状脚部の一方に上記第2の食器保持ピンの係合体が固着され上記板状脚部の他方に上記第2の食器保持ピンの食品保持部が固着された板バネからなり、
    上記第1及び第2の梁部材の長手方向に対する任意の位置に該1組の食器支持ピン構成体を固定し得るようにしたことを特徴とする食器かごの食器支持ピン構成体の固定構造。
  2. 上記請求項1に記載の食器かごの食器支持ピン構成体の固定構造を用いてなることを特徴とする食器洗浄機の食器かご。
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