JP4408194B2 - 殺菌方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂、紙等の各種材料で作られた容器、PET(ポリエチレンテレフタレート)ボトル用のプリフォーム等のような各種の凹状体を殺菌するための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2001−39414号公報
【特許文献2】
特開2000−326935号公報
従来、ボトル等の容器は飲料等の内容物の充填に際し予め内部を殺菌処理される。
【特許文献1】はブロー成形したボトルの中に殺菌剤のミストを導入することによりボトル内を殺菌する旨開示する。また、【特許文献2】はブロー成形前のプリフォームの中に殺菌液を滴下することによりプリフォーム内を殺菌する旨開示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
【特許文献1】に記載された殺菌方法によれば、ボトル(PET等で作られる)のメーカーがブロー成形したボトルを殺菌してユーザーまで運搬し、ユーザーはこのボトルを内容物の充填まで保管庫内に保管することになるが、【特許文献2】に記載された殺菌方法はメーカーがブロー成形前の容積の小さいプリフォームを殺菌してユーザーまで運搬し、ユーザーはこのプリフォームを内容物の充填まで保管庫内に保管することになるので、後者の殺菌方法の方が容器の運搬、保管等の上で便宜であり、近頃では前者の殺菌方法よりも後者の殺菌方法が採用される場合が多くなりつつある。前者と後者が併用され、プリフォームの段階で殺菌しボトルの段階でも殺菌する場合もあるが、その場合はボトル内に噴霧するミストの量を減らすことができる等の利点がある。
【0005】
後者の【特許文献2】に記載された殺菌方法は、上述したように容器の運搬、保管等の面で有利な点を多々有するが、殺菌液の量や濃度の管理等について更に発展させる余地がある。
【0006】
本発明は、従来の殺菌方法よりもより効率的に殺菌することができる方法及び装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、殺菌液を計量し、この計量した殺菌液を、口部が上向きの凹状体(1)の凹部内に直線状に連続した液体として噴射し、この直線状に連続した殺菌液を撮像することにより殺菌液の噴射量の適否を判別し、適量の殺菌液の付着した凹状体(1)のみを収納体(6)内に収納し、その後収納体(6)を塞いで所定時間保持する殺菌方法を採用する。
【0008】
この請求項1に係る発明によれば、殺菌液を計量した上で凹状体(1)の凹部内に噴射すると共に、噴射された殺菌液からその量の多寡をも判別するので、適正量の殺菌液を容器、プリフォーム等の凹状体(1)に付着させることができ、従って収納体(6)内で効率的に殺菌することができ、殺菌不良という問題を生じない。
【0010】
また、この請求項1に係る発明によれば、噴射された殺菌液を撮像し、その映像から殺菌液の噴射量の適否を判別するので、殺菌液の噴射を乱すことなく適正に噴射量を検知することができる。
【0011】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の殺菌方法において、殺菌液は凹状体(1)の側壁の内面に向かって噴射する殺菌方法を採用する。
【0012】
この請求項2に係る発明によれば、殺菌液が凹状体(1)の側壁の内面に付着して側壁上を伝い落ちるので、それだけ殺菌液が凹状体の凹部に広い範囲で付着し、殺菌効果が高まる。
【0013】
また、請求項3に係る発明は、凹状体(1)を搬送する搬送手段(7)と、殺菌液を計量して搬送中の口部が上向きの凹状体(1)の凹部内に直線状に連続した液体として噴射する噴射手段(8)と、噴射手段(8)に殺菌液を供給する殺菌液供給手段(12)と、噴射手段(8)から噴射される直線状に連続した殺菌液を撮像して液量の適否を判別する液量判別手段(9)と、液量判別手段によって、殺菌不良信号が発せられると該当する凹状体を搬送手段から除去する除去手段と、適量の殺菌液の付着した凹状体(1)を封入する収納体(6)とを具備した殺菌装置を採用する。
【0014】
この請求項3に係る発明によれば、殺菌液供給手段(12)から供給される殺菌液を計量した上で噴射手段(8)により凹状体(1)の凹部内に噴射し、搬送手段(7)により搬送する凹状体(1)に連続的に一定量ずつ殺菌液を付着させて、収納体(6)内に投入することができる。また、噴射後の殺菌液を撮像して液量の適否を判別するので、殺菌液の付着量をより厳密に管理し、適正量の殺菌液が付着した凹状体(1)のみを収納体(6)内に投入することができる。従って、大量の凹状体(1)を効率的に殺菌することができ、殺菌不良という問題を生じない。
【0015】
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の殺菌装置において、液量判別手段(9)により殺菌液の垂れ流しが検知されると、搬送手段(7)による凹状体(1)の搬送を停止させる殺菌装置を採用する。
【0016】
この請求項4に係る発明によれば、殺菌液の垂れ流しによる凹状体(1)への殺菌液の過度の付着、搬送ラインの殺菌液による汚れ等の発生が防止される。
【0017】
また、請求項5に係る発明は、請求項3に記載の殺菌装置において、液量判別手段(9)により殺菌液が凹状体(1)に噴射されないことが検知されると、除去手段によって当該凹状体(1)を搬送手段(7)から排除する殺菌装置を採用する。
【0018】
この請求項5に係る発明によれば、殺菌液が供給されない殺菌不良の凹状体(1)が搬送手段(7)から除去されるので、収納体(6)内への殺菌不良の凹状体(1)の混入が防止される。また、搬送手段(7)はそのまま作動するので、殺菌処理を続行することができる。
【0019】
また、請求項6に係る発明は、請求項3に記載の殺菌装置において、噴射手段(8)に供給する殺菌液の濃度の適否を判別する濃度判別手段(28)が設けられた殺菌装置を採用する。
【0020】
この請求項6に係る発明によれば、殺菌に必要な濃度の殺菌液を凹状体(1)に噴射することができるので、適正な殺菌を維持することができる。
【0021】
また、請求項7に係る発明は、請求項6に記載の殺菌装置において、濃度判別手段(28)により殺菌液の濃度不良が検知されると、搬送手段(7)による凹状体(1)の搬送を停止させる殺菌装置を採用する。
【0022】
この請求項7に係る発明によれば、殺菌不良の凹状体(1)の大量発生を防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
<実施の形態1>
この実施の形態では、図1(A)に示すプリフォーム1が殺菌の対象物である凹状体とされる。本発明の殺菌方法及び装置によれば、プリフォーム1に限らず、プリフォーム1をブロー成形して得られる同図(B)に示すボトル2、その他の各種材料で各種の形態に形成された容器を殺菌することができる。
【0025】
プリフォーム1は、図1(A)に示すように、全体として凹状形であり、雄ネジ3aを有する口部3、口部3に続く有底筒状の胴部4、口部3の下端に形成されたフランジ部5等を備え、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)を射出成形することにより一体で形成される。射出成形されたプリフォーム1は後述するように殺菌液を噴射された後、収納体に入れられて運搬、保管され、有底筒状の胴部4がブロー成形され、図1(B)に示すようなより大きな容積を有するボトル2とされる。そして、ボトル2には内容物が充填され、図示しないキャップ等で打栓される。
【0026】
プリフォーム1を殺菌する装置は、図2及び図3に示す構成を有しており、殺菌液を計量し、この計量した殺菌液をプリフォーム1の凹部内に噴射し、噴射された殺菌液からその量の多寡を判別し、適量の殺菌液の付着したプリフォーム1のみを収納体であるコンテナ6内に収納し、その後コンテナ6を塞いで所定時間保持するようになっている。
【0027】
殺菌液は、例えば過酸化水素水溶液を揮発性の溶剤で希釈したものが使用される。殺菌液中の過酸化水素の濃度は例えば0.1〜10重量%とされる。溶剤としては例えばエチルアルコール、メチルアルコール、アセトン、イソプロピルアルコール又は複数種の溶剤を混ぜた混合溶剤が用いられる。殺菌液としては過酸化水素水溶液を単独で用いることもできるが、揮発性の溶剤で希釈することにより、過酸化水素溶液がプリフォーム1の内面に速やかに薄い被膜となって拡がることになる。従って、過酸化水素の蒸発が促進され、凹状体であるプリフォーム1の内面の殺菌時間が短縮される。
【0028】
殺菌装置は、具体的には、図2及び図3に示すように、凹状体であるプリフォーム1を搬送する手段である搬送装置7と、殺菌液を計量して搬送中のプリフォーム1の凹部内に噴射する手段である噴射装置8と、噴射装置8に殺菌液を供給する手段である殺菌液供給装置12と、噴射装置8から噴射される殺菌液を撮像して液量の適否を判別する手段である液量判別装置9と、殺菌液の付着したプリフォーム1を封入する収納体であるコンテナ6とを具備する。
【0029】
搬送装置7は、複数個のターンテーブル7a,7bを備える。各ターンテーブル7a,7bはその回りに多数のプリフォーム1を把持するクランプ10を等間隔で有し、ターンテーブル7a,7b同士が隣接して同じ周速度で回転しつつ、クランプ10間でプリフォーム1を授受するようになっている。上流側のターンテーブル7aには例えば射出成形機11が供給コンベア7cを介して接続される。射出成形機11で射出成形されたプリフォーム1が供給コンベア7cによってターンテーブル7aのクランプ10に渡される。射出成形機11が他の場所に置かれている場合は、射出成形された多数のプリフォーム1が供給コンベア7cの入口まで図示しないコンテナ等により運搬され、供給コンベア7cからターンテーブル7aへと供給される。下流側のターンテーブル7bには排出コンベア7dを介して収納体であるコンテナ6が連結される。下流側のターンテーブル7bにより搬送されつつ噴射装置8により殺菌液を噴射されたプリフォーム1は下流側のターンテーブル7bから排出コンベア7d上に放出され、排出コンベア7dはプリフォーム1をコンテナ6内に投入する。ターンテーブル7a,7bはプリフォーム1を正確に授受することができるように一定間隔で間欠送りされるようになっているが、連続的に送るようにすることも可能である。
【0030】
殺菌液供給装置12は、クッションタンク13を備える。クッションタンク13は垂直方向に長いタンクであり、殺菌液の導入管14、循環管15a,15b、ドレイン管16等が接続される。クッションタンク13内には上レベルセンサ17aと下レベルセンサ17bが取り付けられ、上下のレベルセンサ17a,17b間に殺菌液の液面18が来るように殺菌液の流入量が制御される。
【0031】
導入管14は、一端が殺菌液貯留タンク19からクッションタンク13へと伸び、他端が循環管15bに接続される。導入管14には、供給ポンプ20、フィルタ21、バルブ22,23が設けられる。循環管15a,15bはクッションタンク13に対し環状に連結される。循環管15a,15bには循環ポンプ24、各種バルブ25,26,27、濃度計28等が設けられ、溶剤貯留タンク29、ドレイン管30等が接続される。
【0032】
濃度計28は、殺菌液の濃度を管理するための装置であり、例えば殺菌液に吸収される紫外線量を検出することにより殺菌液の濃度を測定するUV濃度計が用いられる。もちろん、UV濃度計に限らず、可視光、赤外光を吸収させる方式の濃度計、光の屈折量を検出して濃度を測定する方式の濃度計等も使用可能である。
【0033】
この殺菌液供給装置12には、殺菌液の調合装置が付属する。図4に示すように、この調合装置31は、過酸化水素水を貯留した殺菌剤貯留タンク32と、殺菌剤を計量する殺菌剤計量タンク33と、揮発性の溶剤である例えばエチルアルコールを貯留した溶剤貯留タンク34と、溶剤を計量する溶剤計量タンク35と、殺菌剤と溶剤を混合する混合タンク36と、混合された殺菌液を貯留する殺菌液貯留タンク19と、これら各種タンク間を結ぶ管路とを具備する。管路上には各種バルブ、ポンプ等が配置される。各種バルブ、ポンプ等の制御により、過酸化水素水が殺菌剤貯留タンク32から殺菌剤計量タンク33を経て混合タンク36に所定量送られ、溶剤が溶剤貯留タンク34から溶剤計量タンク35を経て混合タンク36に所定量送られ、混合タンク36で過酸化水素水と溶剤とが混合され殺菌液が作られる。この殺菌液は殺菌液貯留タンク19に貯留され、この殺菌液貯留タンク19がクッションタンク13の近傍まで運搬される。もちろん、殺菌液貯留タンク19とクッションタンク13とを配管で直結してもよい。
【0034】
この殺菌液供給装置による殺菌処理は、以下のように進行する。
【0035】
まず、殺菌装置の稼動に先立ち、殺菌装置内の殺菌液交換プロセスを次の要領で行う。
【0036】
クッションタンク13と循環管15a,15bのドレイン管16のバルブを開いて前回の稼動に使用した殺菌液をすべて排除する。
【0037】
次に、溶剤貯留タンク29からのバルブ26を切り替え、循環ポンプ24を作動させて溶剤をバルブ30から排出させつつ、濃度計28のゼロレベルを設定する。
【0038】
濃度計28のゼロレベルが設定されると、バルブ26を切り換え、殺菌液をバルブ30から排出させつつ、殺菌液の濃度を計測する。濃度が設定範囲外であれば濃度計28からの信号で警報が発せられる。これにより、殺菌液の交換プロセスが停止され、再度殺菌液が調合され、濃度計28のゼロレベル設定からやり直される。
【0039】
調合した殺菌液の濃度が正常であることが確認されると、バルブ16、30を閉じ、供給ポンプ20を作動させて全配管内を殺菌液で満たし、クッションタンク13内の液面18が上レベルセンサ17aに達したところで供給ポンプ20を停止させる。
【0040】
これにより、殺菌液交換プロセスが終了し、殺菌工程が可能な状態になる。
【0041】
殺菌工程の開始にあたって、バルブ23を閉じ、循環ポンプ24によりクッションタンク13内の殺菌液を循環管15a、濃度計28、循環管15bを通って循環させる。濃度計28による殺菌液の濃度の監視は殺菌工程中常時行う。殺菌液の濃度が設定範囲外になると、濃度計28からの信号で警報が発せられる。濃度の異常が検出されると、殺菌装置が停止し、再度殺菌液が調合され、濃度計28のゼロレベル設定からやり直される。
【0042】
殺菌工程中、殺菌液が消費されクッションタンク13内の液面18が下レベルセンサ17bに達すると、供給ポンプ20が作動し、液面18が上レベルセンサ17aに達するまでクッションタンク13内に殺菌液を供給する。
【0043】
噴射装置8は、クッションタンク13と協働して殺菌液を計量するようになっている。すなわち、図2及び図3に示すように、噴射装置8はクッションタンク13と殺菌液の導管37により連結され、噴射装置8内にはクッションタンク13内の殺菌液の液面18と同じ高さの液面18で殺菌液が溜まるようになっている。殺菌液の液高を噴射装置8の外から監視することができるように、噴射装置8には液面計38が取り付けられている。図示例では噴射装置8がターンテーブル7a上の前後二つのプリフォーム1に対向するように配置される。もちろん、噴射装置8はひとつのプリフォーム1に対向するように一基のみ配置してもよいし、三つ以上のプリフォーム1に対向するように三基以上配置してもよい。
【0044】
この噴射装置8は、噴射装置8内にクッションタンク13の液高と同じ液高で一定量溜まった殺菌液を計量し一定方向に噴出させる装置であり、図5に示すように、先端にノズル39aを有するシリンダ39を備える。シリンダ39にはクッションタンク13からの導管37が連結され、導管37の連結箇所よりも上方にオーバーフロー用の開口39bが形成される。
【0045】
オーバーフロー用の開口39bにはパイプ39cが取り付けられ、オーバーフローする殺菌液がシリンダ39の外壁面をプリフォーム1の方に伝い落ちることがないよう措置される。
【0046】
シリンダ39内には、シリンダ39内の殺菌液を定量取り込む筒状の枡弁40と、枡弁40内をスライド可能なプランジャ41と、プランジャ41の中心をスライド可能なノズル39aに対向するニードル弁42とが設けられる。枡弁40、プランジャ41及びニードル弁42はエア等の作動流体を利用した図示しないエアシリンダ装置によりそれぞれ駆動されるようになっている。作動流体による駆動に限らず、サーボモータ等による駆動方式を採用することも可能である。
【0047】
噴射装置8は、図6に示すように動作し、ノズル39a下にプリフォーム1が到達すると、プリフォーム1の凹部の開口に向かって殺菌液を一定量ずつ噴射する。まず、図5に示すように、枡弁40がノズル39a側に降下して一定量の殺菌液を計量して捕捉し(図6A)、ニードル弁42が上昇してノズル39aを開け(図6B)、プランジャ41が降下して枡弁40内の殺菌液をノズル39aから矢印方向に噴射させる(図6C)。この殺菌液の噴射量はプリフォーム1の容積、内表面積等によって相違するが、大体0.05〜100μリットルの範囲内における所定の容量である。殺菌液をプリフォーム1に対して噴射すると、ニードル弁42が降下してノズル39aを閉じ(図6D)、続いて枡弁40が上昇する(図6E)。最後にプランジャ41が上昇し(図6F)、殺菌液がクッションタンク13からシリンダ39内に流入する。以上の動作がプリフォーム1ごとに繰り返され、各プリフォーム1内に殺菌液が計量された量だけ噴射される。
【0048】
なお、殺菌液の噴射手段としては、ここに示した噴射手段に限るものではなく、ラインの生産能力に追従する噴射速度を有し、噴射量が安定していれば、他の噴射方式を採用することも可能である。
【0049】
噴射装置8はその軸心がプリフォーム1の軸心の延長線上に来るように配置してもよいが、望ましくは図7(A)に示すように、搬送装置7上のプリフォーム1に対して軸心が傾斜し軸心同士が交差するように設置される。これにより、噴射された殺菌液はプリフォーム1の側壁である胴部4又は口部3の内面に付着し側壁の内面上を伝い落ちるので、それだけ殺菌液が凹状体であるプリフォーム1の凹部内に広い範囲で付着し、殺菌効果が高まる。
【0050】
液量判別装置9は、噴射装置8から噴射される殺菌液を撮像して噴射量の適否を判別するためのもので、図2及び図3に示すように、噴射装置8のノズル39aから吐出される殺菌液を照明するランプ43と、吐出される殺菌液を撮像するカメラ44とを備える。
【0051】
カメラ44は例えばCCDカメラであり、ランプ43により照明された殺菌液を撮像するようになっている。カメラ44によって撮られた画像は画像コントローラ45を介してモニタ46に映し出される。図8(A)に示すように、モニタ46の画面46aには噴射装置8のノズル39aの画像39dと、ノズル39aから直線状に噴射される殺菌液の画像47と、プリフォーム1の口部3の画像3bとが映し出される。
【0052】
液量判別装置9は、殺菌液の画像47の部分をウインドウ48により切り取り、プリフォーム1が噴射装置8の下に来るタイミングにおいて殺菌液の存否を判別し殺菌液が存在しないことを検知すると殺菌不良の旨の信号を発する。また、液量判別装置9は、ウインドウ48内の殺菌液の画像47における画素数をカウントし、カウント値が予め設定した所定の画素数よりも多すぎる場合と少なすぎる場合に殺菌不良の信号を発する。
【0053】
図3に示すように、ターンテーブル7bには殺菌不良のプリフォーム1を除去するための除去装置49が設置され、除去装置49は殺菌不良信号を受けると、該当するプリフォーム1をターンテーブル7bから除去する。除去装置49はターンテーブル7b上のクランプ10を開いてプリフォーム1をターンテーブル7b下に落下させる装置であるが、その他エアを噴射してプリフォーム1を吹き飛ばすようにしたり、プリフォーム1を下から受け止めるトラップ板を外したりするようなものであってもよい。
【0054】
また、液量判別装置9は、搬送手段7であるターンテーブル7a,7bが凹状体であるプリフォーム1を搬送するタイミングでないときに液量判別手段9が殺菌液の画像47の存在を検出する場合は、殺菌液が垂れ流し状態になったものとしてターンテーブル7a,7bを停止させるための信号を出力するようになっている。すなわち、図8(B)に示すように、搬送されるプリフォーム1とプリフォーム1の間で殺菌液の画像47が検出されると、液量判別装置9は噴射装置8から殺菌液の垂れ流しが発生したものと判断して搬送停止信号を出力する。これにより、殺菌液の供給状態が修復され、プリフォーム1への殺菌液の過度の付着、搬送ラインの殺菌液による汚れ等の発生が防止される。
【0055】
また、液量判別装置9は、搬送手段7であるターンテーブル7a,7bが凹状体であるプリフォーム1を搬送するタイミングにおいて殺菌液の画像47の画素数が予め設定した範囲外の場合は、殺菌液が噴射されなかったものとして殺菌不良の信号を発する。ターンテーブル7a,7bは引き続き駆動し、除去装置49が該当するプリフォーム1をターンテーブル7bから排除する。これにより、殺菌不良のプリフォーム1が良品のプリフォーム1と共に収納体に収納されないようにすることができる。
【0056】
収納体は例えば蓋付きのコンテナ6として構成され、このコンテナ6内に排出コンベア7dから排出される適正な量及び濃度の殺菌液が付着したプリフォーム1が投入される。コンテナ6内には合成樹脂製の袋が膨らんだ状態で入れられ、この袋内にプリフォーム1が投入される。プリフォーム1が所定量蓄積すると、袋が塞がれ、殺菌装置からコンテナ6ごと搬出される。塞がれたコンテナ6はその後運搬され、保管され、その間コンテナ6の袋内では各プリフォーム1内で殺菌液が蒸発し、プリフォーム1内を殺菌する。このようなエイジングが行われた後、コンテナ6が開封され、殺菌済のプリフォーム1がコンテナ6内の袋から取り出されてブロー成形機(図示せず)に送られ、ボトル2として成形される。収納体としては、封入可能であればコンテナ6その他の箱単体としてもよいし、或いは袋単体としてもよい。封入の方法としては、袋の口を折り畳んだり、ヒートシールしたり、クリップで挟んだりする等種々の方法を採用することができる。
【0057】
次に、上記構成の殺菌装置の作用について説明する。
【0058】
射出成形機11で射出成形されたプリフォーム1が供給コンベア7cから上流側のターンテーブル7aを経て下流側のターンテーブル7bに供給され、ターンテーブル7bは回転しつつプリフォーム1を順次受け取って噴射装置8の直下へと搬送する。
【0059】
噴射装置8のシリンダ39内にはクッションタンク13を介して殺菌液供給装置12から一定濃度の殺菌液が供給される。殺菌液は、調合装置31により過酸化水素水と揮発性の溶剤とが一定の割合で調合されることにより得られる。殺菌液は殺菌液供給装置12内において濃度計28によりその濃度を常時監視され、そのため常時一定濃度の殺菌液が噴射装置8へと供給される。
【0060】
クッションタンク13内には液面18が常に所定の液高の殺菌液が貯留され、噴射装置8のシリンダ39内にもクッションタンク13内と同じ液高で殺菌液が貯留される。噴射装置8は、シリンダ39内において枡弁40で一定容積の殺菌液を取り込み、ノズル39a下にプリフォーム1が到来すると、ニードル弁42でノズル39aを開け、プランジャ41で殺菌液をノズル39aから噴射させる。
【0061】
噴射装置8のノズル39aから発射された殺菌液は直線状になってプリフォーム1の凹部内に速やかに入る。殺菌液はプリフォーム1の側壁の内面に付着し、側壁上を伝い落ち、プリフォーム1の凹部内に広い範囲で付着する。
【0062】
液量判別装置9は、噴射装置8から噴射される殺菌液をカメラ44で撮像して噴射量の適否を判別する。カメラ44によって撮られた画像は画像コントローラ45を介してモニタ46に映し出される。
【0063】
液量判別装置9は、モニタ46の画面における殺菌液の画像47をウインドウ48により切り取り、プリフォーム1が噴射装置8の下に来るタイミングにおいて殺菌液の存否を判別し、殺菌液が噴射されないことを検知すると殺菌不良の旨の信号を発する。
【0064】
また、液量判別装置9は、ウインドウ48内の殺菌液の画像における画素数をカウントし、カウント値が予め設定した所定の画素数の数値よりも多すぎる場合と少なすぎる場合に殺菌不良の信号を発する。
【0065】
液量判別装置9が殺菌不良と判別したプリフォーム1はターンテーブル7bにより除去装置49のところへと搬送されたときにターンテーブル7bから除去される。
【0066】
また、液量判別装置9は、ターンテーブル7bがプリフォーム1を搬送するタイミングでないときに殺菌液の画像47の存在を検出すると、殺菌液の垂れ流しが発生したものとしてターンテーブル7a,7bを停止させる信号を出力する。これにより、プリフォーム1や搬送ラインの殺菌液による汚れが防止される。
【0067】
一方、殺菌装置の稼動中、濃度計28による殺菌液の濃度の監視が常時行われる。殺菌液の濃度が設定範囲外になると、濃度計28からの信号で警報が発せられる。濃度の異常が検出されると、ターンテーブル7a,7bが停止し、再度殺菌液が調合された後、殺菌処理が再開される。
【0068】
適正な濃度と量の殺菌液が噴射されたプリフォーム1は下流側ターンテーブル7b、排出コンベア7dを経てコンテナ6内の袋内に投入される。
【0069】
コンテナ6内にプリフォーム1が所定量蓄積されると、コンテナ6内の袋が塞がれ、コンテナ6が殺菌装置から搬出される。
【0070】
このコンテナ6はその後プリフォーム1のユーザー等へと運搬され、保管される。その運搬、保管等の間にコンテナ6の袋内では各プリフォーム1内で殺菌液が蒸発し、過酸化水素の蒸気がプリフォーム1内を殺菌する。このような殺菌のエイジングが行われた後、コンテナ6内の袋が開封され、殺菌済のプリフォーム1がコンテナ6から取り出される。
【0071】
殺菌済のプリフォーム1はブロー成形機によりボトル2として成形され、無菌化された雰囲気内において内容物を充填され、打栓され、製品として搬出される。
【0072】
<実施の形態2>
図9に示すように、この実施の形態2では、実施の形態1が搬送手段としてターンテーブル7a,7bを使用しているのに対し、スクリューコンベア50が使用される。スクリューコンベア50は一対のスクリューを平行に配置し、スクリュー間にプリフォーム1の胴部4を挟みながらプリフォーム1を搬送するようになっている。また、スクリューの上方にはプリフォーム1のフランジ部5に当接する一対のガイドレール51が平行に設置される。
【0073】
スクリューコンベア50の上方には、図7(B)に示すような向きで噴射装置8が設置され、噴射装置8からプリフォーム1に向けて殺菌液が噴射される。プリフォーム1はスクリューコンベア50上において傾斜しているのに対し、噴射装置8は垂直に設置される。このため、殺菌液は図7(B)に示すようにプリフォーム1の側壁の内面に対して噴射される。
【0074】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、殺菌液を計量し、この計量した殺菌液を、口部が上向きの凹状体の凹部内に直線状に連続した液体として噴射し、この直線状に連続した殺菌液を撮像することにより殺菌液の噴射量の適否を判別し、適量の殺菌液の付着した凹状体のみを収納体内に収納し、その後収納体を塞いで所定時間保持する殺菌方法であるから、殺菌液を計量した上で凹状体の凹部内に噴射すると共に、噴射された殺菌液からその量の多寡をも判別することとなり、適正量の殺菌液を容器、プリフォーム等の凹状体に付着させることができ、従って収納体内で効率的に殺菌することができ、殺菌不良という問題を生じない。
【0075】
また、請求項1に係る発明によれば、噴射された殺菌液を撮像することにより殺菌液の噴射量の適否を判別する殺菌方法であるから、噴射された殺菌液を撮像し、その映像から殺菌液の噴射量の適否を判別することになり、殺菌液の噴射を乱すことなく適正に噴射量を検知することができる。
【0076】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の殺菌方法において、殺菌液は凹状体の側壁の内面に向かって噴射する殺菌方法であるから、殺菌液が凹状体の側壁の内面に付着して側壁上を伝い落ちることになり、それだけ殺菌液が凹状体の凹部に広い範囲で付着し、殺菌効果が高まる。
【0077】
請求項3に係る発明によれば、凹状体を搬送する搬送手段と、殺菌液を計量して搬送中の口部が上向きの凹状体の凹部内に直線状に連続した液体として噴射する噴射手段と、噴射手段に殺菌液を供給する殺菌液供給手段と、噴射手段から噴射される直線状に連続した殺菌液を撮像して液量の適否を判別する液量判別手段と、液量判別手段によって、殺菌不良信号が発せられると該当する凹状体を搬送手段から除去する除去手段と、適量の殺菌液の付着した凹状体を封入する収納体とを具備した殺菌装置であるから、殺菌液供給装置から供給される殺菌液を計量した上で噴射手段により凹状体の凹部内に噴射し、搬送手段により搬送する凹状体に連続的に一定量ずつ殺菌液を付着させて、収納体内に投入することができる。また、噴射後の殺菌液を撮像して液量の適否を判別するので、殺菌液の付着量をより厳密に管理し、適正量の殺菌液が付着した凹状体のみを収納体内に投入することができる。従って、大量の凹状体を効率的に殺菌することができ、殺菌不良や殺菌液の残留という問題を生じない。
【0078】
請求項4に係る発明によれば、請求項3に記載の殺菌装置において、液量判別手段により殺菌液の垂れ流しが検知されると、搬送手段による凹状体の搬送を停止させる殺菌装置であるから、凹状体への殺菌液の過度の付着、搬送ラインの殺菌液による汚れ等の発生が防止される。
【0079】
請求項5に係る発明によれば、請求項3に記載の殺菌装置において、液量判別手段により殺菌液が凹状体に噴射されないことが検知されると、除去手段によって当該凹状体を搬送手段から排除する殺菌装置であるから、殺菌液が供給されない殺菌不良の凹状体が搬送手段から除去される。従って、収納体内への殺菌不良の凹状体の混入が防止される。また、搬送手段はそのまま作動するので、殺菌処理を続行することができる。
【0080】
請求項6に係る発明によれば、請求項3に記載の殺菌装置において、殺菌液の濃度の適否を判別する濃度判別手段が設けられた殺菌装置であるから、殺菌に必要な濃度の殺菌液を凹状体に噴射することができ、適正な殺菌を維持することができる。
【0081】
請求項7に係る発明によれば、請求項6に記載の殺菌装置において、濃度判別手段により殺菌液の濃度不良が検知されると、搬送手段による凹状体の搬送を停止させる殺菌装置であるから、殺菌不良の凹状体の大量発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る殺菌方法及び装置により殺菌可能なプリフォームを示す垂直断面図、(B)はこのプリフォームをブロー成形して得られるボトルの部分切欠立面図である。
【図2】本発明に係る殺菌装置の概略を示す立面図である。
【図3】本発明に係る殺菌装置の概略を示す平面図である。
【図4】殺菌液の調合装置を示すブロック図である。
【図5】噴射装置の垂直断面図である。
【図6】噴射装置の動作説明図である。
【図7】噴射装置とプリフォームとの位置関係を示す説明図である。
【図8】液量判別装置のモニタ画面を示す図である。
【図9】本発明に係る殺菌装置の搬送装置の別形態を示す立面図である。
【符号の説明】
1…プリフォーム
6…コンテナ
7…搬送装置
8…噴射装置
9…液量判別装置
12…殺菌液供給装置
28…濃度計

Claims (7)

  1. 殺菌液を計量し、この計量した殺菌液を、口部が上向きの凹状体の凹部内に直線状に連続した液体として噴射し、この直線状に連続した殺菌液を撮像することにより殺菌液の噴射量の適否を判別し、適量の殺菌液の付着した凹状体のみを収納体内に収納し、その後収納体を塞いで所定時間保持することを特徴とする殺菌方法。
  2. 請求項1に記載の殺菌方法において、殺菌液は凹状体の側壁に向かって噴射することを特徴とする殺菌方法。
  3. 凹状体を搬送する搬送手段と、殺菌液を計量して搬送中の口部が上向きの凹状体の凹部内に直線状に連続した液体として噴射する噴射手段と、噴射手段に殺菌液を供給する殺菌液供給手段と、噴射手段から噴射される直線状に連続した殺菌液を撮像して液量の適否を判別する液量判別手段と、液量判別手段によって、殺菌不良信号が発せられると該当する凹状体を搬送手段から除去する除去手段と、適量の殺菌液の付着した凹状体を封入する収納体とを具備したことを特徴とする殺菌装置。
  4. 請求項3に記載の殺菌装置において、液量判別手段により殺菌液の垂れ流しが検知されると、搬送手段による凹状体の搬送を停止させることを特徴とする殺菌装置。
  5. 請求項3に記載の殺菌装置において、液量判別手段により殺菌液が凹状体に噴射されないことが検知されると、除去手段によって当該凹状体を搬送手段から排除することを特徴とする殺菌装置。
  6. 請求項3に記載の殺菌装置において、噴射手段に供給する殺菌液の濃度の適否を判別する濃度判別手段が設けられたことを特徴とする殺菌装置。
  7. 請求項6に記載の殺菌装置において、濃度判別手段により殺菌液の濃度不良が検知されると、搬送手段による凹状体の搬送を停止させることを特徴とする殺菌装置。
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