JP4407967B2 - 舗装機械の乳剤散布装置およびそのカバー - Google Patents

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Description

本発明は、機械本体の幅方向にスライドするスプレーバーに取り付けられた複数の乳剤散布用ノズルから路面に乳剤を散布する舗装機械の乳剤散布装置、およびその乳剤散布装置に用いられるカバーに関するものである。
従来、この種の舗装機械の乳剤散布装置としては、例えば、下記の特許文献1に開示されたアスファルトフィニッシャにおける乳剤散布装置がある。この乳剤散布装置は、車体に搭載されたタンクからポンプで吸引した乳剤を、配管を介してスプレーバーに供給する。スプレーバーには散布ノズルが複数個設けられており、スプレーバーに供給された乳剤は、各散布ノズルにより路面に散布される。
図1〜図4は、この種の乳剤散布装置の構成の一例を示す図であり、図1はその正面図、図2はその側面図、図3は図1におけるA方向からの矢視断面図、図4は図3におけるB方向からの矢視断面図である。なお、各図において同一または相当する部分には同一符号を付している。
乳剤散布装置は、図1に示すように、舗装機械の機械本体(車体)10に一対のシリンダ3,3で吊されたフレーム12に、2本のスプレーバー1を収容して構成されている。各スプレーバー1は、乳剤散布用ノズル11をそれぞれ複数個備えている。各スプレーバー1は、機械本体10の幅方向(図1では左右方向)にスライド自在に、互いに前後(図1では紙面に垂直な方向)に位置してフレーム12に収容されている。フレーム12は、その前方および後方をスライドカバー13で覆われており、スライドカバー13の下縁部にはスカート15が取り付けられている。ノズル11は、その路面Rへの乳剤散布方向を少なくとも除いてスライドカバー13およびスカート15により覆われ、ノズル11により乳剤が散布される際には、スライドカバー13およびスカート15により乳剤の飛散が防止される。
乳剤散布装置による乳剤散布幅は、機械本体10の幅方向への各スプレーバー1のスライドに応じて、機械本体10の幅とほぼ同じ最小幅(例えば2.5m)から、両スプレーバー1が車体の側方に伸びきったときの最大幅(例えば5m)まで変化する。この際、スライドカバー13は、スプレーバー1と共に機械本体10の幅方向にスライドする。
各スプレーバー1の外側の端部には、長さが例えば0.25mのEXT(エクステンション)スプレーバー2が取り付けられている。EXTスプレーバー2は、両スプレーバー1が車体の側方に伸びきったときの最大幅(例えば5m)よりも広い乳剤散布幅を得る場合に用いられる。EXTスプレーバー2は、図4に示すように、フランジ継手26を介してボルト27で締め付けられてスプレーバー1に取り付けられている。このEXTスプレーバー2にも、図2〜図4に示すように、乳剤散布用ノズル21が備えられている。スプレーバー1およびEXTスプレーバー2の内部には、乳剤供給用の流路がそれぞれ設けられており、互いに接続された両流路を介して、スプレーバー1側からEXTスプレーバー2側の乳剤散布用ノズル21に乳剤が供給される。
EXTスプレーバー2は、スライドカバー13に取り付けられた長さが例えば0.5mのEXTカバー23で、図3に示すようにその側方および上方を覆われている。EXTカバー23の下縁部には図2に示すようにスカート28が取り付けられており、EXTカバー23の外側の端部には、エンドカバー14が取り付けられている。エンドカバー14は、EXTスプレーバー2の外側の側方を覆っている。ノズル21は、その路面Rへの乳剤散布方向を少なくとも除いてエンドカバー14、EXTカバー23、およびスカート28により覆われ、ノズル21により乳剤が散布される際には、エンドカバー14、EXTカバー23、およびスカート28により乳剤の飛散が防止される。
EXTスプレーバー2を取り付けることにより、各スプレーバー1の側方にEXTスプレーバー2による乳剤散布幅(例えば0.5m)を合計した長さ(1m)が加えられ、延長最大幅W(図1参照)は、両スプレーバー1が車体の側方に伸びきったときの乳剤散布幅(5m)に上記長さ(1m)を加えた長さ(6m)まで、乳剤散布幅を広げることができる。
特許第3797958号公報(段落[0007]〜[0012])
しかしながら、上記従来のアスファルトフィニッシャにおける乳剤散布装置においては、各スプレーバー1の側方にEXTスプレーバー2を取り付けた状態では、アスファルトフィニッシャの機械本体10の側方に乳剤散布装置が飛び出し、EXTカバー23が機械本体10の幅方向の外側に向けて張り出した幅(例えば1m)だけ、最小幅が大きい長さ(例えば3.5m)になる。このため、アスファルトフィニッシャの輸送時には、EXTスプレーバー2やEXTカバー23が取り付けられているボルト27などを工具を用いて取り外す必要があった。また、乳剤散布幅を拡げたり狭めるときにも、その都度、EXTスプレーバー2およびEXTカバー23を工具を用いて着脱する必要があった。しかも、EXTスプレーバー2の着脱の際に、スプレーバー1の乳剤供給用の流路とEXTスプレーバー2の乳剤供給用の流路との接続が解かれて両者の端部が外部に露出し、そこから乳剤がこぼれるため、スプレーバー1およびEXTスプレーバー2の乳剤供給用の流路に残った乳剤を処理しなければならなかった。また、この処理の際に乳剤が路面Rにこぼれることがあった。このため、アスファルトフィニッシャを輸送したり乳剤散布幅を変えたりするのに手間と時間がかかり、また、乳剤で路面Rを汚すこともあった。また、EXTスプレーバー2やEXTカバー23を取り外した場合には、その格納場所を確保しなければならなかったり、また、その紛失のおそれがあった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、機械本体の幅方向にスライド自在に設けられ、乳剤タンクから乳剤が供給されるスプレーバーと、このスプレーバーに設けられ、このスプレーバーに供給された乳剤を路面に散布する複数の乳剤散布用ノズルと、この複数の乳剤散布用ノズルによる路面への乳剤散布方向を少なくとも除いて複数の乳剤散布用ノズルを覆い、スプレーバーと一体にスライドするスライドカバーと、機械本体の幅方向の外側に向けて張り出した位置と機械本体の内側に向けて退避した位置との間で、機械本体の幅方向にスライド自在に、スプレーバーまたはスライドカバーに取り付けられたスライド部材と、このスライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルと、スプレーバーに供給された乳剤をスライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルに導く乳剤供給用ホースとを備える舗装機械の乳剤散布装置を構成した。
この構成によれば、機械本体の幅方向の外側に向けて張り出した位置と機械本体の内側に向けて退避した位置との間で、機械本体の幅方向にスライド部材をスライドさせることにより、工具を用いてスプレーバーまたはスライドカバーにスライド部材を着脱することなく、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルの機械本体の外側に向けた張り出し量、つまり乳剤散布幅を変えられる。また、スライド部材を着脱する必要がないため、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルに乳剤を導く乳剤供給用ホースによる流路と、スプレーバーに設けられた乳剤の流路との接続を解く必要も、また、各流路内に残った乳剤を処理する必要もない。また、機械本体の内側に向けて退避しきったスライド部材が機械本体の幅に収まるので、舗装機械の輸送時にスプレーバーまたはスライドカバーからスライド部材を取り外す必要がない。従って、乳剤散布幅の変更や舗装機械の輸送を素早く簡単に行える。また、乳剤で路面を汚すことも防止できる。しかも、スライド部材を着脱する必要がないため、スプレーバーまたはスライドカバーから取り外したスライド部材の格納場所を確保する必要がなく、また、取り外したスライド部材が紛失することも防止できる。
また、本発明は、スライド部材に掛けられて、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルによる路面への乳剤散布方向を少なくとも除いてスライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルを覆うと共に、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルとスライド部材とを隔てる隔壁を有することを特徴とする延長掛けカバーを構成した。
この構成によれば、スプレーバーから機械本体の幅方向の外側に向けて張り出したスライド部材に延長掛けカバーを掛けることにより、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルが延長掛けカバーで覆われて、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルにより散布された乳剤の飛散が防止される。延長掛けカバーは、スライド部材に掛けたりスライド部材から取り外すという簡単な作業で、工具を用いずにスライド部材に着脱することができる。このため、工具を用いてスライド部材に延長掛けカバーを着脱することなく、簡単な作業で乳剤散布幅を変えたり、舗装機械の輸送を行うことができる。また、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルとスライド部材とが隔壁によって隔てられるので、乳剤散布用ノズルにより散布される乳剤がスライド部材に付いて固着し、スライド部材のスライドを妨げるのを防止できる。
また、本発明は、スライド部材と一体にスライド自在にスプレーバーまたはスライドカバーに取り付けられて、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルによる路面への乳剤散布方向を少なくとも除いてスライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルを覆うと共に、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルとスライド部材とを隔てる隔壁を有することを特徴とする延長スライドカバーを構成した。
この構成によれば、機械本体の幅方向の外側に向けて張り出した位置と、機械本体の内側に向けて退避した位置との間で、スライド部材と一体に延長スライドカバーがスライドすることにより、スプレーバーから機械本体の幅方向の外側に向けてスライド部材が張り出しても、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルは延長スライドカバーで覆われて、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルにより散布された乳剤の飛散が防止される。また、工具を用いずにスライド部材と共に延長スライドカバーを伸縮させることができる。このため、工具を用いて延長スライドカバーを着脱することなく、簡単な作業で乳剤散布幅を変えたり、舗装機械の輸送を行うことができる。また、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルとスライド部材とが隔壁によって隔てられるので、乳剤散布用ノズルにより散布される乳剤がスライド部材に付いて固着し、スライド部材のスライドを妨げるのを防止できる。従って、乳剤で路面を汚すことを防止しつつ、乳剤散布幅の変更や舗装機械の輸送を素早く簡単に行える。しかも、延長スライドカバーを着脱する必要がないため、スプレーバーまたはスライドカバーから取り外した延長スライドカバーの格納場所を確保する必要がなく、また、取り外した延長スライドカバーが紛失することも防止できる。
このような本発明によれば、上述したように、乳剤散布幅の変更や舗装機械の輸送を素早く簡単に行え、しかも、乳剤で路面を汚すことも防止できる舗装機械の乳剤散布装置およびそのカバーを提供することが可能になる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図5は本発明の一実施形態によるアスファルトフィニッシャ4の側面図、図6はアスファルトフィニッシャ4の平面図である。
図5および図6に示すように、アスファルトフィニッシャ4は、舗装材としてアスファルト合材が積み込まれるホッパ41が機械本体(車体)10の前部に設けられている。ホッパ41の後方の機械本体10下部には、ホッパ41に積み込まれた合材を搬送するコンベヤ42と、路面R上の合材を左右の幅方向に撒き出すスクリュスプレッダ43とが設けられている。
スクリュスプレッダ43の前方には、乳剤を路面Rに散布する乳剤散布装置5が設けられている。また、機械本体10の中央部には乳剤タンク49aが設けられており、その前方右側にはコンプレッサ49b、前方左側には乳剤ポンプ49cが、それぞれ設けられている。乳剤ポンプ49cは、乳剤タンク49a内の乳剤を図示しない配管を介して吸引し、乳剤散布装置5に供給する。コンプレッサ49bは、図示しないエア配管を介して圧縮空気を乳剤散布装置5に供給する。
スクリュスプレッダ43は、スクリュ軸の外周にスクリュ羽根が形成されており、スクリュ軸が定速回転するのに伴いスクリュ羽根が旋回し、乳剤が散布された路面R上にコンベヤ42から落下した合材を左右の幅方向に撒き出す。機械本体10の後方には、撒き出した合材を締め固めて舗装面を平滑に仕上げるスクリード装置44が設けられている。
アスファルトフィニッシャ4は、機械本体10の後方に設けられた左右で一対の後方駆動輪45a,45b、および機械本体10の前方に設けられた左右で一対の前方駆動輪46a,46bによって走行し、スクリード装置44を牽引する。また、機械本体10の上部には操作部47と運転席48が設けられている。操作部47には、スクリード装置44等を操作するためのレバーやスイッチが設けられている。
図7〜図16は、乳剤散布装置5を示す図であり、図7はその正面図、図8はその平面図、図9はその側面図、図10は図7におけるA方向からの矢視断面図、図11は図7におけるB方向からの矢視断面図、図12は図7におけるC方向からの矢視断面図、図13は図12におけるD方向からの矢視断面図、図14は図13におけるE方向からの矢視断面図、図15は図12における符号Fで示される破線円で囲まれた部分の一部拡大図、図16は図7に示す正面図の右肩部分の一部拡大図であって、エクステンションパイプ6とスライドパイプ7とが縮んだ状態を示す図である。なお、各図において同一または相当する部分には同一符号を付している。
図7および図8に示すように、乳剤散布装置5は、アスファルトフィニッシャ4の機械本体10の幅方向に延びたフレーム12の前方および後方をスライドカバー13,13で覆われて構成されている。フレーム12は、スクリュスプレッダ43の直前に一対のシリンダ3,3で吊り下げられている。各シリンダ3は、操作部47の操作に応じて伸縮し、アスファルトフィニッシャ4の機械本体10に対するフレーム12の傾きや、路面Rからのフレーム12の高さが調整される。スライドカバー13,13の下縁部には、ゴム板等の可撓性部材からなるスカート15,15が取り付けられている。スカート15,15は、スライドカバー13,13の下端から下方に延びている。
フレーム12には、アスファルトフィニッシャ4の機械本体10の幅方向に延びる2本のスプレーバー1が、図10に示すように収容されている。なお、同図では、一方のスプレーバー1のみが示されている。各スプレーバー1は、その長手方向に所定間隔で複数の乳剤散布用ノズル11を取り付けて構成されており、互いに前後に位置してフレーム12に収容されている。各スプレーバー1の内部には、乳剤を乳剤散布用ノズル11に導く乳剤供給路が設けられている。スライドカバー13,13は、乳剤散布用ノズル11の路面Rへの乳剤散布方向を除いて覆っている。各スプレーバー1は、アスファルトフィニッシャ4の機械本体10の幅方向にスライド自在に構成されており、操作部47の操作に応じてスライドする。また、スライドカバー13,13は各スプレーバー1と一体にスライドする。
図12に拡大して示すように、スライドカバー13,13の外側の端部には、EXT(エクステンション)パイプ6が取り付けられている。EXTパイプ6は、2本のパイプ61,61の先端部に拡径されて設けられたストッパ61aを板状体62で互いに接続して構成されており、平面視において全体として略コの字状を呈している。各スライドカバー13の機械本体10外側の端部には、それぞれ保持用ホルダ57,57が設けられている。EXTパイプ6は、各スライドカバー13の端部の保持用ホルダ57により、2本のパイプ61,61がスプレーバー1の延伸方向にスライド自在に保持されて、各スライドカバー13に取り付けられている。ストッパ61aは、保持用ホルダ57の外側の端部に当接して、EXTパイプ6の内側への移動を規制する。また、パイプ61の基端部には、保持用ホルダ57の内側の端部と当接してEXTパイプ6の外側への移動を規制するストッパ61b(図15参照)が設けられている。EXTパイプ6は、このストッパ61bで外側への移動が規制されるまでパイプ61が保持用ホルダ57から伸びきった図12に示す状態と、保持用ホルダ57の外側の端部にストッパ61aが当接するまで保持用ホルダ57内に挿入された図16に示す状態との間でスライドする。
図11〜図14に示すように、EXTパイプ6の板状体62には、乳剤散布用ノズル21が取り付けられている。乳剤散布用ノズル21には、乳剤供給用ホース64が接続されている。乳剤供給用ホース64は、スプレーバー1の内部の乳剤供給路に供給された乳剤をEXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21に導く流路を形成しており、例えばクイックカプラ等を用いることにより、着脱自在にスプレーバー1の内部の乳剤供給路と接続されている。スプレーバー1の内部に設けられた乳剤供給路には乳剤ポンプ49cにより乳剤タンク49aから乳剤が供給される。また、乳剤散布用ノズル21には、圧縮空気供給用ホース65,66が接続されている。圧縮空気供給用ホース65を介してコンプレッサ49bにより供給される圧縮空気で乳剤散布用ノズル21の弁が開閉されて、乳剤の散布が開始または停止される。また、圧縮空気供給用ホース66を介してコンプレッサ49bにより供給される圧縮空気で、乳剤散布用ノズル21の内部が空気洗浄される。
図12に示すように、EXTパイプ6の外側の端部には、スライドパイプ7が取り付けられている。スライドパイプ7は、パイプ61,61よりも長い2本のパイプ71,71の先端部がエンドカバー14で互いに接続されて構成されており、平面視において全体として略コの字状を呈している。図9に示すように、エンドカバー14の下縁部には、ゴム板等の可撓性部材からなるスカート16が取り付けられている。スカート16は、エンドカバー14の下端から下方に延びている。スライドパイプ7は、EXTパイプ6を構成する各パイプ61,61にそれぞれパイプ71,71が挿入されて、アスファルトフィニッシャ4の機械本体10の幅方向にスライド自在にEXTパイプ6に取り付けられている。パイプ71の基端部には、保持用ホルダ57の内側の端部と当接してスライドパイプ7の外側への移動を規制するストッパ71a(図15参照)が設けられている。スライドパイプ7は、このストッパ71aで外側への移動が規制されるまでパイプ71がEXTパイプ6から伸びきった図12に示す状態と、EXTパイプ6内にパイプ71が先端部まで挿入された図16に示す状態との間でスライドする。
図15に拡大して示すように、各保持用ホルダ57には、ピンが挿入される孔67が形成されている。EXTパイプ6の2本のパイプ61、およびスライドパイプ7の2本のパイプ71には、先端部および基端部にそれぞれ1箇所、ピンが挿入される孔67が形成されている。保持用ホルダ57、パイプ61、およびパイプ71に形成された孔67を通してピンを嵌め込むことにより、保持用ホルダ57、EXTパイプ6およびスライドパイプ7との位置決めがなされ、スプレーバー1に対するEXTパイプ6およびスライドパイプ7の伸縮量が固定される。EXTパイプ6およびスライドパイプ7は、アスファルトフィニッシャ4の機械本体10の幅方向の外側に向けて張り出した位置と機械本体10の内側に向けて退避した位置との間で、機械本体10の幅方向にスライド自在に、スライドカバー13に取り付けられたスライド部材を構成している。
図7,図8,図11,図13,および図14に示すように、EXTパイプ6およびスライドパイプ7の前方、後方、および上方、つまり、スライド部材に設けられた乳剤散布用ノズル21の路面Rへの乳剤散布方向を少なくとも除く方向は、EXT(エクステンション)カバー8で覆われている。
図17〜図20は、EXTカバー8を示す図であり、図17はその平面図、図18はその正面図、図19はその左側の側面図、図20は図18に示す側板82の固定方法を説明する図である。なお、各図において同一または相当する部分には同一符号を付している。また、EXTカバー8はその長手方向に沿った中心線に対して左右対称に形成されており、EXTカバー8の右側の側面図は、図19に示す左側の側面図に対し、その中心線を挟んで左右対称に表される。
EXTカバー8は、EXTパイプ6およびスライドパイプ7の上方を覆う天板81と、この天板81に取り付けられてEXTパイプ6およびスライドパイプ7の前方および後方を覆う一対の側板82とを備えている。天板81は、保持用ホルダ57から外側に伸びきったスライドパイプ7とほぼ同じ長さを有する矩形の平板を、その両側(図17,図18では左側および右側)の縁部で下方に折り曲げた、断面が略コの字状をした形状を有している。天板81の折り曲げられた各箇所の両端部外側には、L字状に曲げられたハンガー83が設けられている。各ハンガー83は、EXTパイプ6を構成するパイプ61およびスライドパイプ7を構成するパイプ71に図18に示すように掛けられて、EXTカバー8をEXTパイプ6およびスライドパイプ7に支持する。天板81の両側の縁部で下方に折り曲げた部分および側板82は、乳剤散布用ノズル21とEXTパイプ6およびスライドパイプ7とを隔てる隔壁を形成している。天板81の前方および後方の縁部には、ハンガー83を覆うハンガー用カバー84が取り付けられている。ハンガー用カバー84は、天板81の前方または後方において回動するように、ヒンジ84aで天板81に接続されており、また、取っ手84bが設けられている。各側板82は、天板81の前方または後方において回動するように、各ハンガー用カバー84の下端縁部にそれぞれヒンジ82aで接続されている。取っ手84bが持ち上げられることにより、図20に2点鎖線で示すように、側板82およびハンガー用カバー84はヒンジ84aによる接続部を中心に側方に回動し、EXTカバー8が開く。
図18に示すように、ハンガー83が掛けられたパイプ61およびパイプ71は、天板81の下方に折れ曲がった縁部および側板82により、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21により乳剤の散布される空間と隔てられている。また、側板82の下縁部には、側板82の下縁に沿って延びるスカート支持部82bが設けられている。スカート支持部82bには、スカート85の上縁部に沿って設けられた図示しない取付片が嵌め込まれる。図7,図11,および図13に示すように、スカート85は、スカート支持部82bに図示しない取付片が嵌め込まれて側板82に取り付けられて、下方に延びている。また、図18に示す、一対の側板82およびスカート85に挟まれる空間は、機械本体10の外側において、図9に示すように、パイプ71の先端に設けられたエンドカバー14およびスカート16によって蓋がされ、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21を覆う閉空間となる。
また、図20に示すように、スライドカバー13にはスライドキャッチャ13aが設けられている。スライドキャッチャ13aは、同図に示すようにコの字状の断面形状を有しており、その内部には側板82に設けられたスライドキー82cが嵌め込まれる。なお、スライドキャッチャ13aの形状は任意である。例えば、L字状の断面形状を有し、L字状の内側にスライドキー82cが嵌め込まれる構成としてもよい。スライドカバー13のスライドキャッチャ13aに側板82のスライドキー82cが嵌め込まれることにより、側板82が広がるのが防止される。EXTカバー8は、EXTパイプ6およびスライドパイプ7に掛けられて、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21をその路面Rへの乳剤散布方向を少なくとも除いて覆うと共に、乳剤散布用ノズル21とEXTパイプ6およびスライドパイプ7とを隔てる隔壁を有する延長掛けカバーを構成している。
次に、本実施形態によるアスファルトフィニッシャ4の動作について説明する。
アスファルトフィニッシャ4は、上述した乳剤散布装置5により路面Rに乳剤を散布しながら前進する。ダンプカーの荷台に積載された合材がホッパー41内に投下され、ホッパー41内に投下された合材は、コンベヤ42によって後方に搬送されて、乳剤が散布された路面Rに落下する。路面Rに落下した合材は、スクリュスプレッダ43によって左右の幅方向に撒き出され、撒き出された合材は、スクリード装置44によって敷き均される。
路面Rの舗装幅が変わる場合には、乳剤散布装置5のスプレーバー1、EXTパイプ6、およびスライドパイプ7のスライド量を変えることにより、乳剤散布幅が舗装幅に応じた幅に変更される。
例えば、舗装幅がアスファルトフィニッシャ4の機械本体10の幅よりも広い幅に広がる場合、操作部47の操作により機械本体10の幅方向の外側にスプレーバー1を必要な量だけスライドさせる。スプレーバー1の外側へのスライドに従い、スライドカバー13が外側にスライドする。これにより、機械本体10の外側にスプレーバー1が伸びきった状態の、図7および図8の右側に示す乳剤散布幅W2を得ることができ、得られた乳剤散布幅W2の路面Rに、スプレーバー1に設けられた複数の乳剤散布用ノズル11から乳剤が散布される。
また、スプレーバー1をスライドさせるだけでは必要な乳剤散布幅を得られないとき、つまり、乳剤散布幅W2よりも広い乳剤散布幅を得る必要があるときには、保持用ホルダ57、およびパイプ61,71の先端側の各孔67からピンを抜いた後、EXTパイプ6およびスライドパイプ7を図16に示す状態からスライドカバー13の側方にスライドさせ、図12に示す状態に伸張する。そして、保持用ホルダ57、およびパイプ61,71の基端部側の各孔67にピンを嵌め込む。次に、下部を広げたEXTカバー8をEXTパイプ6およびスライドパイプ7に上方から被せて、ハンガー84をパイプ61およびパイプ71に掛ける。続いて、EXTカバー8を機械本体10の内側に移動させてスライドキャッチャ13aにスライドキー82cを嵌め込み、EXTパイプ6およびスライドパイプ7にEXTカバー8を取り付ける。
これにより、スライドカバー13の側方へのEXTパイプ6およびスライドパイプ7の延出量が乳剤散布幅W2にさらに加わり、図7および図8の右側に示す乳剤散布幅W3を得ることができる。延出した分の乳剤散布幅(W3−W2)の路面Rには、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21から乳剤が散布され、また、乳剤散布幅W2の路面Rには、スプレーバー1に設けられた複数の乳剤散布用ノズル11から乳剤が散布される。この際、図18に示すように、EXTパイプ6のパイプ61およびスライドパイプ7のパイプ71は、天板81の下方に折れ曲がった縁部および側板82からなる隔壁で、乳剤散布用ノズル21により乳剤の散布される空間と隔てられる。
また、舗装幅がアスファルトフィニッシャ4の機械本体10の幅とほぼ同じ幅に変わる場合には、取っ手84bを持ってEXTカバー8を機械本体10の外側に移動させてスライドキャッチャ13aからスライドキー82cを抜き出す。続いてEXTカバー8の側板82およびハンガー用カバー84をヒンジ84aによる接続部を中心に側方に回動させてEXTカバー8の下部を広げた後、EXTカバー8を上方に持ち上げて、EXTパイプ6のパイプ61およびスライドパイプ7のパイプ71からハンガー84を外し、EXTカバー8をEXTパイプ6およびスライドパイプ7から取り外す。次に、保持用ホルダ57、およびパイプ61,71の基端部側の孔67からこれら相互を固定しているピンを抜いた後、EXTパイプ6およびスライドパイプ7を、スライドカバー13の内側に収容させるようにスライドさせて、図16に示す状態に縮退する。そして、保持用ホルダ57、およびパイプ61,71の先端側の孔67に再びピンを嵌め込む。さらに、操作部47の操作により機械本体10の内側にスプレーバー1をスライドさせる。この際、スプレーバー1の内側へのスライドに従い、スライドカバー13が内側にスライドする。また、スライドカバー13の両端は、エンドカバー14によって塞がれる。これにより、アスファルトフィニッシャ4の機械本体10の幅とほぼ同じ幅の、図7および図8の左側に示す乳剤散布幅W1が得られ、機械本体10の幅とほぼ同じ幅W1の路面Rに、スプレーバー1に設けられた乳剤散布用ノズル11から乳剤が散布される。
このように、本実施形態によるアスファルトフィニッシャ4の乳剤散布装置5によれば、機械本体10の幅方向の外側に向けて張り出した図12に示す位置と、機械本体10の内側に向けて退避した図16に示す位置との間で、機械本体10の幅方向にEXTパイプ6およびスライドパイプ7をスライドさせることにより、工具を用いてスライドカバー13にEXTパイプ6およびスライドパイプ7を着脱することなく、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21の機械本体10の外側に向けた張り出し量、つまり乳剤散布幅を、最小の機械幅(例えば2.5m)からスライド部材を伸張した最大の幅(例えば6m)まで変えられる。また、EXTパイプ6およびスライドパイプ7を着脱する必要がないため、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21に乳剤を導く乳剤供給用ホース64と、スプレーバー1の内部の乳剤供給路との接続を解く必要も、また、乳剤供給用ホース64およびスプレーバー1の内部の乳剤供給路内に残った乳剤を処理する必要もない。また、機械本体10の内側に向けて退避しきったEXTパイプ6およびスライドパイプ7が機械本体10の幅に収まるので、アスファルトフィニッシャ4の輸送時にスライドカバー13からEXTパイプ6およびスライドパイプ7を取り外す必要がない。従って、乳剤散布幅の変更やアスファルトフィニッシャ4の輸送を素早く簡単に行える。また、乳剤で路面Rを汚すことも防止できる。しかも、EXTパイプ6およびスライドパイプ7を着脱する必要がないため、スライドカバー13から取り外したEXTパイプ6およびスライドパイプ7の格納場所を確保する必要がなく、また、取り外したEXTパイプ6およびスライドパイプ7が紛失することも防止できる。
また、本実施形態によるアスファルトフィニッシャ4の乳剤散布装置5によれば、スプレーバー1から機械本体10の幅方向の外側に向けて張り出したEXTパイプ6およびスライドパイプ7にEXTカバー8を掛けることにより、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21がEXTカバー8で覆われて、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21により散布された乳剤の飛散が防止される。EXTカバー8は、EXTパイプ6およびスライドパイプ7に掛けたりEXTパイプ6およびスライドパイプ7から取り外すという簡単な作業で、工具を用いずにEXTパイプ6およびスライドパイプ7に着脱することができる。このため、工具を用いてEXTパイプ6およびスライドパイプ7にEXTカバー8を着脱することなく、簡単な作業で乳剤散布幅を変えたり、アスファルトフィニッシャ4の輸送を行うことができる。また、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21とEXTパイプ6およびスライドパイプ7とが隔壁によって隔てられるので、乳剤散布用ノズル21により散布される乳剤がEXTパイプ6およびスライドパイプ7に付いて固着し、EXTパイプ6およびスライドパイプ7のスライドを妨げるのを防止できる。
なお、上記実施形態の説明では、パイプ61およびパイプ71にハンガー83を掛けることにより、EXTパイプ6およびスライドパイプ7にEXTカバー8を取り付ける場合について説明した。しかしながら、EXTパイプ6およびスライドパイプ7と一体にスライド自在にスライドカバー13に取り付けられて、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21による路面Rへの乳剤散布方向を少なくとも除いてEXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21を覆うと共に、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21とEXTパイプ6およびスライドパイプ7とを隔てる隔壁を有する延長スライドカバーをEXTカバー8に代えて備える構成としてもよい。なお、この延長スライドカバーは、スライドカバー13ではなく、スプレーバー1に取り付ける構成としてもよい。
この構成によれば、機械本体10の幅方向の外側に向けて張り出した位置と、機械本体10の内側に向けて退避した位置との間で、EXTパイプ6およびスライドパイプ7と一体に延長スライドカバーがスライドすることにより、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21が延長スライドカバーで覆われて、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21により散布された乳剤の飛散が防止される。また、工具を用いずにEXTパイプ6およびスライドパイプ7と共に延長スライドカバーを伸縮させることができる。このため、工具を用いて延長スライドカバーを着脱することなく、簡単な作業で乳剤散布幅を変えたり、アスファルトフィニッシャ4の輸送を行うことができる。また、EXTパイプ6に設けられた乳剤散布用ノズル21とEXTパイプ6およびスライドパイプ7とが隔壁によって隔てられるので、乳剤散布用ノズル21により散布される乳剤がEXTパイプ6およびスライドパイプ7に付いて固着し、EXTパイプ6およびスライドパイプ7のスライドを妨げるのを防止できる。従って、乳剤で路面Rを汚すことを防止しつつ、乳剤散布幅の変更やアスファルトフィニッシャ4の輸送を素早く簡単に行える。しかも、延長スライドカバーを着脱する必要がないため、スライドカバー13から取り外した延長スライドカバーの格納場所を確保する必要がなく、また、取り外した延長スライドカバーが紛失することも防止できる。
また、上記実施形態の説明では、EXTパイプ6およびスライドパイプ7をスライドカバー13に取り付けた場合について説明したが、スプレーバー1に取り付ける構成としてもよい。また、上記実施形態の説明では、EXTパイプ6およびスライドパイプ7からスライド部材が構成される場合について説明したが、アスファルトフィニッシャ4の機械本体10の幅方向の外側に向けて張り出した位置と機械本体10の内側に向けて退避した位置との間で、機械本体10の幅方向にスライド自在に、スプレーバー1またはスライドカバー13に取り付けられるのであれば、スライド部材の構成は任意であり、例えば、EXTパイプ6またはスライドパイプ7に相当する一方の部材のみからなるスライド部材に乳剤散布用ノズル21を設ける構成としてもよい。また、EXTパイプ6およびスライドパイプ7の構成も任意であり、平面視において全体として略コの字状を呈しているものには限られない。EXTパイプ6およびスライドパイプ7のスライドカバー13への支持の仕方も、保持用ホルダ57で保持する構成に限らず任意である。また、EXTパイプ6およびスライドパイプ7からなるスライド部材が備える乳剤散布用ノズル21の数量も任意である。
上記実施形態においては、本発明による舗装機械の乳剤散布装置およびそのカバーをアスファルトフィニッシャ4のものに適用した場合について説明したが、コンクリートフィニッシャといった他の舗装機械のものに本発明を適用することも可能である。このような舗装機械の乳剤散布装置およびそのカバーに本発明を適用した場合においても上記実施形態と同様な作用効果が奏される。
従来の舗装機械が備える乳剤散布装置の構成の一例を示す正面図である。 図1に示す乳剤散布装置の側面図である。 図1におけるA方向からの矢視断面図である。 図3におけるB方向からの矢視断面図である。 本発明の一実施形態によるアスファルトフィニッシャの側面図である。 図5に示すアスファルトフィニッシャの平面図である。 図5に示す乳剤散布装置の正面図である。 図5に示す乳剤散布装置の平面図である。 図5に示す乳剤散布装置の側面図である。 図7におけるA方向からの矢視断面図である。 図7におけるB方向からの矢視断面図である。 図7におけるC方向からの矢視断面図である。 図12におけるD方向からの矢視断面図である。 図13におけるE方向からの矢視断面図である。 図12における符号Fで示す破線円で囲まれた部分の拡大図である。 EXTパイプとスライドパイプとの縮退状態を説明する図である。 図7に示すエクステンション(EXT)カバーの平面図である。 図17に示すエクステンション(EXT)カバーの正面図である。 図17に示すエクステンション(EXT)カバーの左側面図である。 図18に示す側板の動きおよび固定方法を説明する図である。
符号の説明
1…スプレーバー
4…アスファルトフィニッシャ
5…乳剤散布装置
6…エクステンション(EXT)パイプ
7…スライドパイプ
8…エクステンション(EXT)カバー
10…機械本体(車体)
11,21…乳剤散布用ノズル
12…フレーム
13…スライドカバー
14…エンドカバー
15,16…スカート
57…保持用ホルダ
61,71…パイプ
62…板状体
64…乳剤供給用ホース
65,66…圧縮空気供給用ホース
67…孔
81…天板
82…側板
83…ハンガー
84…ハンガー用カバー

Claims (3)

  1. 機械本体の幅方向にスライド自在に設けられ、乳剤タンクから乳剤が供給されるスプレーバーと、
    このスプレーバーに設けられ、このスプレーバーに供給された乳剤を路面に散布する複数の乳剤散布用ノズルと、
    この複数の乳剤散布用ノズルによる路面への乳剤散布方向を少なくとも除いて前記複数の乳剤散布用ノズルを覆い、前記スプレーバーと一体にスライドするスライドカバーとを備えた舗装機械の乳剤散布装置において、
    機械本体の幅方向の外側に向けて張り出した位置と機械本体の内側に向けて退避した位置との間で、機械本体の幅方向にスライド自在に、前記スプレーバーまたは前記スライドカバーに取り付けられたスライド部材と、
    このスライド部材に設けられた乳剤散布用ノズルと、
    前記スプレーバーに供給された乳剤を前記スライド部材に設けられた前記乳剤散布用ノズルに導く乳剤供給用ホースと
    を備えることを特徴とする舗装機械の乳剤散布装置。
  2. 前記スライド部材に掛けられて、前記スライド部材に設けられた前記乳剤散布用ノズルによる路面への乳剤散布方向を少なくとも除いて前記スライド部材に設けられた前記乳剤散布用ノズルを覆うと共に、前記スライド部材に設けられた前記乳剤散布用ノズルと前記スライド部材とを隔てる隔壁を有することを特徴とする請求項1に記載の舗装機械の乳剤散布装置に用いられる延長掛けカバー。
  3. 前記スライド部材と一体にスライド自在に前記スプレーバーまたは前記スライドカバーに取り付けられて、前記スライド部材に設けられた前記乳剤散布用ノズルによる路面への乳剤散布方向を少なくとも除いて前記スライド部材に設けられた前記乳剤散布用ノズルを覆うと共に、前記スライド部材に設けられた前記乳剤散布用ノズルと前記スライド部材とを隔てる隔壁を有することを特徴とする請求項1に記載の舗装機械の乳剤散布装置に用いられる延長スライドカバー。
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