JP4407919B2 - ネジの修正治具 - Google Patents

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Description

本発明は、ネジ山の潰れ等の損傷を修正する技術に関する。
従来、ボルト等のネジ部材を使用する際、硬いものに当てる等によってネジ山が損傷することがあり、この場合、金鋸などによって目立てを行いネジ山を再生したり、ボルトの破損部をカットしつなぎ旋盤などでネジ加工を行ったりするような修正方法が採用されるが、分割したダイスの内周面にネジ山形成用の切刃を形成し、ボルトを挟み込むように分割ダイスを結合することにより切刃をネジ溝に嵌合させ、これをソケットレンチで回転させることにより、ネジ山の損傷を修正するような技術も知られている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2000−64278号公報
ところが、金鋸などで目立てを行う方法は、損傷個所が広い場合には工数がかかり、また、切削が基本となるため再使用することができないという問題がある。
また、特許文献1の場合は、ボルト等のサイズに合わせて複数種類のダイスを準備しておかなければならず、保管場所や管理等の問題が生じる。
そこで本発明は、簡単な操作でネジ山の損傷を修正することができ、また、ボルト等のサイズが変化する場合でも一つの治具で簡単に対応できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、破損したネジを修正する治具において、ネジ溝に嵌合可能な複数の太鼓型形状の転造ローラを対向状に配置し、これら複数の転造ローラのうち、対向する一方側の転造ローラを、他方側の転造ローラに対して進退動自在にするとともに、任意の位置で固定できるようにした。
そして、固定側の転造ローラをネジ溝の正常な部分に嵌合させ、これに対向する転造ローラを前進させることにより、可動側の転造ローラもネジ溝の正常な部分に嵌合させてネジ軸を挟持した状態で位置を固定するとともに、治具本体をネジの損傷部分に向けて回転移動させることにより、ネジ山の潰れ等を転造ローラで修正加工する。この際、転造ローラによる修正加工は、太鼓型形状のローラによる転造加工となるため、ネジ山の強度を維持することができ、場合によっては新品に近い状態に復元することも可能となる。
また、可動側の転動ローラを自由な位置で固定できるため、ネジのサイズが異なっても一つの治具で対応できる。
なお、転造ローラの数としては、ネジ軸を周囲から安定した状態で挟持できるようにすることが好ましく、少なくとも3個以上あることが好ましい。
また本発明では、前記転造ローラを、ローラ軸方向に遊動可能に支持するようにした。
このようにローラ軸方向に遊動可能に支持すれば、ネジのピッチが多少異なる場合でも対応できるようになり、汎用性を増す。
また、転動ローラをピローボールタイプの軸受で支持するようにすれば、リード角が多少異なる場合でもネジ溝方向に合わせた姿勢で嵌合させることができる。
ネジ溝に嵌合可能な複数の太鼓型形状の転造ローラを対向状に配置したネジの修正治具を設け、これら複数の転造ローラを正常な部分のネジ溝に嵌合させた後、治具本体をネジの損傷部分に向けて回転移動させることにより、ネジ山の潰れ等を転造ローラで修正加工することができ、この際、ネジのサイズが異なっても、対応できる。
また、転造ローラをローラ軸方向に遊動可能に支持することで、ネジのピッチやリード角が異なる場合でも対応できるため、汎用性が高い。
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は本発明に係るネジの修正治具の斜視図、図2は同修正治具を破損ネジに装着した状態の正面図、図3は同平面図、図4は転造ロールの拡大図、図5は破損したネジを修正する方法の説明図である。
本発明に係るネジの修正治具は、簡単な操作でネジ山の損傷を修正することができる治具で、しかも、ネジサイズが変化する場合でも簡単に対応できるようにされ、一般のネジ式の固定治具を改良して構成されている。
すなわち、本修正治具1は、図1乃至図3に示すように、略U字型の治具本体2と、この治具本体2の先端側に取り付けられる転造ローラ3と、基端側のネジ孔4に螺合して挿通するネジ軸5と、このネジ軸5の先端部に回転可能に取り付けられる左右一対のハウジング6と、各ハウジング6の内部に取り付けられるそれぞれ上下一対の転造ローラ7、8と、ネジ軸5の基端部に取り付けられる操作杆9を備えており、各転造ローラ3、7、8はそれぞれのローラ軸10まわりに回転自在に支持されるとともに、本実施例では、固定式の転造ローラ3が一個と、可動式の転造ローラ7、8の四個とが対向状に配置されている。
そして、それぞれのハウジング6は、治具本体2に対して回転不能に規制されており、このため、ネジ軸5を回転させると、各ハウジング6が姿勢を保持したまま進退動するようにされている。
また、図4に示すように、各転造ローラ3、7、8を支持するローラ軸11には、各ローラ3、7、8を挟み込むように左右一対のバネ部材11が配設され、ローラ軸10方向に対して各転造ローラ3、7、8を遊動可能に支持している。
また、各転造ローラ3、7、8は、それぞれのローラ軸10に対してピロボールタイプの球面軸受によって支持されており、修正ネジnのリード角の変化に対応して傾斜可能にされている。
ちなみに、本転造ローラ3、7、8のそろばん玉形状のローラ先端角θ(図4)は、通常のボルトネジ等のネジ溝角度に多用されている55度と60度の二種類を準備している。
以上のような修正治具1の作用等について説明する。
図5に示すように、ネジのネジ山等が潰れた修正ネジnの破損個所を修正する場合、修正ネジnの正常なネジ部分に本修正治具1を装着する。すなわち、図2、図3に示すように、治具本体2の先端側に固定される転造ローラ3を正常なネジ部分のネジ溝に嵌合させ、操作杆9を回転操作することで各ハウジング6を前進させ、上下左右の転造ローラ7、8をネジ溝の正常な部分に嵌合させて締付ける。
この際、各転造ローラ3、7、8はローラ軸10方向に遊動可能であり、同方向にフローティング支持されているため、ネジのピッチが多少ずれてもネジ溝に嵌合させることができ、また、各転造ローラ3、7、8はピロボールタイプの軸受により自動調心形に支持されるためリード角の如何に拘わらず、ネジ溝の方向に合った姿勢でネジ溝に嵌合する。
転造ローラ3、7、8による締付け固定が完了すると、修正治具1を破損個所に向けて移動させるべく回転させていく。すると、図5に示すように、転造ローラ3、7、8は潰されたネジ山を転造で修正しつつネジ溝を移動する。
そして、かかる修正操作は簡単であり、また、こうして修正されたネジ山は、転造加工であるためネジ山の強度を維持することができる。また、異なった径の場合でも一つの治具1で対応することができる。
ところで、以上の実施例では、左右のハウジング6内にそれぞれ上下二個の転造ローラ7、8を配置するようにしているため、合計五個の転造ローラ3、7、8で安定した姿勢で修正ネジnを把持できたが、左右のハウジング6を一つに纏め、一つのハウジング6内に上下の転造ローラ7、8を設けることで、合計三個の転造ローラ3、7、8で治具1を構成しても良い。
なお、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
ネジ山の潰れ等の破損を修正する治具として、複数の太鼓型形状の転造ローラでネジを挟み付けるようにネジ溝に嵌合させ、治具をネジ溝に沿って回転させて破損を修正するようにしたため、簡単な操作で修正することができ、また、サイズが変わっても一つの治具で対応できる。
本発明に係るネジの修正治具の斜視図 同修正治具を破損ネジに装着した状態の正面図 同平面図 転造ロールの拡大図 破損したネジを修正する方法の説明図
符号の説明
1…修正治具、2…治具本体、3…転造ローラ、7…転造ローラ、8…転造ローラ、10…ローラ軸。

Claims (2)

  1. 破損したネジを修正する治具であって、ネジ溝に嵌合可能な複数の太鼓型形状の転造ローラが対向状に配置され、これら複数の転造ローラのうち、対向する一方側の転造ローラは、他方側の転造ローラに対して進退動自在にされるとともに、任意の位置で固定できるようにされ、且つ前記転造ローラは、ローラ軸方向に遊動可能に支持されることを特徴とするネジの修正治具。
  2. 前記転造ローラは、ピロボールタイプの軸受で支持されることを特徴とする請求項1に記載のネジの修正治具。
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