JP4407426B2 - シームレス中間転写ベルトおよびその製法 - Google Patents
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Description
(A)ポリエーテルスルホン樹脂。
(B)ポリアミドイミド樹脂。
(C)シリコーン、シリコーン変性化合物、フッ素化合物およびフッ素変性化合物からなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物。
(D)導電性充填剤。
(A)ポリエーテルスルホン樹脂。
(B)ポリアミドイミド樹脂。
(C)シリコーン、シリコーン変性化合物、フッ素化合物およびフッ素変性化合物からなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物。
(D)導電性充填剤。
前記化学式(1)で表される構造単位を繰り返し単位とするPES粉末。
Solvay Advanced Polymers社製、トーロンAI−10
東レ・ダウコーニング・シリコーン社製、SH−200
ダイキン工業社製、VT−100
信越化学工業社製、X−22−8904
住友スリーエム社製、フロラードFC−4430
昭和キャボット社製、ショウブラックN220
(ベルト形成材料の調製)
後記の表1〜表3に示す各成分を、同表に示す割合で配合して撹拌羽根で混合し、ボールミル分散させた後、再度NMP溶剤を追加して、ベルト形成材料を調製した。
金型(円筒形基体)を準備し、この表面に上記ベルト形成材料を、ディスペンサーコート法にてコーティングした後、250℃で2時間加熱処理して、金型の表面にシームレスベルトを形成した。つぎに、このシームレスベルトと円筒形基体との間にエアーを吹き付けることにより、円筒形基体を抜き取り、単層構造のシームレスベルト(厚み:80μm)を作製した。
(ベルト形成材料の調製)
PVDF樹脂(ダイキン工業社製、VT−100)100部と、カーボンブラック(昭和キャボット社製、ショウブラックN220)10部と、NMP溶剤500部とを配合して撹拌羽根で混合し、リングミルを用いて分散させた後、再度NMP溶剤を追加してベルト形成材料を調製した。
上記ベルト形成材料を用いる以外は、実施例1と同様にして、シームレスベルトを作製した。
(ベルト形成材料の調製)
ポリカーボネート樹脂(住友ダウ社製、301V−4)100部と、カーボンブラック(昭和キャボット社製、ショウブラックN220)10部とを配合し、ロールを用いて混練して、ベルト形成材料を調製した。
上記ベルト形成材料を押出成形し、厚み150μmの筒状の単層構造のシームレスベルトを作製した。
(ベルト形成材料の調製)
ポリイミド樹脂(ユニチカ社製、Vイミド・タイプC)100部と、カーボンブラック(昭和キャボット社製、ショウブラックN220)10部と、NMP溶剤500部とを配合して撹拌羽根で混合し、リングミルを用いて分散させた後、再度NMP溶剤を追加してベルト形成材料を調製した。
上記ベルト形成材料を用いる以外は、実施例1と同様にして、シームレスベルトを作製した。
各シームレスベルトの表面の摩擦係数(表面摩擦係数)および裏面の摩擦係数(裏面摩擦係数)を、ポータブル摩擦係数測定機(ヘイドン社製、STATIC FRICTION TESTER μs Type 94i)を用いてそれぞれ測定した。
各シームレスベルトを複写機に装着して、クリーニングブレードの摺動性を評価した。評価は、ベルト駆動時のクリーニングブレードのめくれや、びびりがいずれもないものを○、クリーニングブレードのめくれはないが、びびりがあるものを△、クリーニングブレードのめくれがあるものを×とした。
各シームレスベルトを複写機に装着して、1000枚の画出し評価を行い、クリーニング性を目視で評価した。評価は、クリーニング不良のないものを○、ベルトは回転するが、クリーニング不良があるものを△、クリーニングブレードがめくれ、高負荷がかかりベルトが駆動しないものを×とした。
各シームレスベルトを20mm×180mmの大きさに切断して、短冊状のテストピースを作製した。このテストピースの一端に、250±5gの荷重をかけて吊るし、50℃×95%RHの環境下、24時間放置した後の伸び率を計算した。
図2に示すように、シームレスベルトを25mm×150mmの大きさに切断して、短冊状のテストピース20を作製した。このテストピース20を、直径13mmの金属製パイプ21に巻き付けた後、テストピース20の端部どうしを重ね合わせ、ここに0.3kgのオモリ(図示せず)をかけて吊るし、50℃×95%RHの環境下、24時間放置した。ついで、オモリを外し、図3に示すように、重ね合わせたテストピース20の両端を開放した後、テストピース20の円弧状部分を中心に、これを挟む左右のテストピース20の表面を上方に延長させたと仮想し、その左右仮想延長部23で作った角度θを、開き角度θとして測定した。この開き角度θが180°に近い方が、曲がり癖(カール癖)が少ないことを示しており、開き角度θが90°以上であれば画像に影響しない。
周方向に等分したシームレスベルトの内周側8箇所の体積電気抵抗率を、JIS K6911に準じて測定し、その最大値と最小値のばらつきを桁で表示した。印加電圧は10Vであった。評価は、ばらつきが0.5桁以下のものを○、ばらつきが0.5桁を超えて1桁以下のものを△とした。
Claims (3)
- 単層構造のシームレス中間転写ベルトであって、下記の(A)〜(D)を必須成分とするベルト形成材料を用いて形成されているとともに、シームレス中間転写ベルトの表面の摩擦係数が、裏面の摩擦係数よりも小さくなっていることを特徴とするシームレス中間転写ベルト。
(A)ポリエーテルスルホン樹脂。
(B)ポリアミドイミド樹脂。
(C)シリコーン、シリコーン変性化合物、フッ素化合物およびフッ素変性化合物からなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物。
(D)導電性充填剤。 - 上記(C)成分の配合量が、(A)成分の固形分と、(B)成分の固形分との合計量100重量部に対して、0.01〜10重量部の範囲内に設定されている請求項1記載のシームレス中間転写ベルト。
- 請求項1または2記載の単層構造のシームレス中間転写ベルトの製法であって、下記の(A)〜(D)を必須成分とするベルト形成材料と,金型となる円筒形基体とを準備する工程と、上記円筒形基体の表面に上記ベルト形成材料をコーティングすることにより円筒形基体の表面にシームレス中間転写ベルトを形成する工程と、上記円筒形基体からシームレス中間転写ベルトを脱型する工程とを備えていることを特徴とするシームレス中間転写ベルトの製法。
(A)ポリエーテルスルホン樹脂。
(B)ポリアミドイミド樹脂。
(C)シリコーン、シリコーン変性化合物、フッ素化合物およびフッ素変性化合物からなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物。
(D)導電性充填剤。
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JP2004239734A JP4407426B2 (ja) | 2004-08-19 | 2004-08-19 | シームレス中間転写ベルトおよびその製法 |
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