JP4406710B2 - 文書処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子的な文書データを取り扱う文書処理装置に関する。
近年、文書のペーパーレス化を実現するために、コンピュータ上にて処理可能な電子的な文書データが広く利用されているが、その文書データを取り扱う文書処理装置の一つとして、スキャン機能、プリント機能、FAX機能、ネットワーク通信機能、ファイルサーバ機能等を統合した複合機が知られている。複合機では、例えば、元となる文書からスキャン機能によって読み取った文書データを、ファイルサーバ機能を利用して記憶蓄積しておき、その記憶蓄積された中から所望する文書データを選択的に取り出して、これをプリント機能によって印刷出力する、といった利用形態を実現できる(例えば、特許文献1参照)。
また、このような利用形態においては、複数の文書データを纏めて印刷出力したいという要望もあり得る。このことから、複合機には、記憶蓄積されている複数の文書データについて、これらを結合し一括して印刷出力することが可能なものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−45031号公報 特開2003−309116号公報
ところで、一般に、文書データ中には、その属性特定する属性情報が含まれている。すなわち、文書データは、文書を特定するための電子データであるが、その文書の内容(描かれている画像)を特定する画像データと、その属性特定する属性情報とからなることが一般的である。また、属性情報には、文書の名称(ファイル名)やその作成日時等を特定する情報の他に、その文書の構成を特定する情報が含まれている。文書構成を特定する情報としては、ページ区切りまたはセクション区切り等といった、各データ間の区切りを特定する属性情報である間隙情報が挙げられる。
このような属性情報として間隙情報を含む文書データについては、その合成処理に際して、間隙情報の取り扱いが問題となる。例えば、間隙情報としては、文章の「章」や「節」等を明確化するためのページ区切りまたはセクション区切り等についてのものが考えられるが、複数の文書データを結合する合成処理を行うと、その合成処理後の新たな一つの文書データにおいては、ページ区切りまたはセクション区切り等の意味合いが合成処理前とは異なることがあり得る。
しかしながら、従来技術においては、例えば上記の特許文献2を参照しても、複数の文書データに対する合成処理については開示されているが、その合成処理の際の間隙情報の取り扱いについては明らかにされていない。したがって、従来技術では、合成処理によって得られる新たな一つの文書データについて印刷出力を行うと、その印刷出力結果におけるページ区切りまたはセクション区切り等がユーザ(文書作成者)の意図とは異なったものとなってしまい、その印刷出力結果が不自然なものとなってしまうおそれがある。
そこで、本発明は、合成対象となる文書データの中に間隙情報を含むものがあっても、その間隙情報についての取り扱いを明確にすることで、合成処理後における印刷出力結果が不自然なものとなってしまうのを回避することのできる文書処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出された文書処理装置で、文書データを入力する入力手段と、前記文書データを記憶蓄積する蓄積手段と、前記入力手段で入力または前記蓄積手段に記憶蓄積された複数の文書データを合成して新たな一つの文書データを得る合成手段とを備えるとともに、前記合成手段は、前記複数の文書データの少なくとも一つに当該文書データに関する属性情報として文章間の区切り頁を特定する章紙情報が含まれている場合に、当該章紙情報を文章の本文部分に関する属性情報に変換して、前記複数の文書データの合成を行うものであることを特徴とする。
なお、複数の文書データを合成する場合には、間隙情報の生成の有無を問わず、各データ間の区切り部分についての処理を頁単位で行うことが考えられるが、ここでいう「頁」には、単一の頁のみならず、複数の頁、すなわち頁群またはシート群も含むものとする。
以上のように、本発明に係る文書処理装置によれば、複数の文書データを合成して単一の文書データとすることが可能であり、しかも章紙部分であったものが本文部分として取り扱われる。したがって、複数の文書データについての一括出力を適切に行うことができ、しかもその場合であっても印刷出力結果が不自然なものとなってしまうのを回避することができるので、ユーザにとっては非常に利便性のよいものとなる。
以下、図面に基づき本発明に係る文書処理装置について説明する。
《第1の実施の形態》
先ず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
〔文書データの説明〕
ここで、本発明の第1の実施の形態における文書処理装置の説明に先立ち、その文書処理装置が取り扱う文書データについて説明する。
「文書データ」とは、文書を特定するための電子データであり、その文書の内容(描かれている画像)を特定する画像データと、その属性特定する属性情報とからなる。
「属性情報」には、文書の名称(ファイル名)やその作成日時等を特定する情報の他に、その文書の構成を特定する情報を含む。この文書構成を特定する情報としては、ページ区切りまたはセクション区切り等といった、各データ間の区切りを特定する間隙情報が挙げられる。なお、間隙情報には、ページ区切り、セクション区切りに関する情報(コマンド)の他に、文書中における「章」や「節」等の切れ目を容易に区分け可能にする仕切り紙(例えば、色紙、インデックス紙、タブ紙)のような文章間の区切り頁を特定する章紙情報、すなわち文書の章紙部分に関する情報が含まれているものとする。また、ここでいう「区切り頁」には、単一の頁のみならず、複数の頁、すなわち頁群またはシート群も含むものとする。
図1は、文書構成の一具体例を示す説明図である。例えば、図1(a)に示す文書では、その先頭から順に、本文部分1、章紙部分2、本文部分3、本文部分4と続く構成となっている。
このような文書構成を特定する属性情報としては、例えば図1(b)に示すように、文書を構成する頁毎に各頁の属性、すなわち各頁が本文部分1,3,4であるか、章紙部分2であるかを特定するようなものが挙げられる。また、例えば図1(c)に示すように、本文部分3,4といった同一属性が連続する部分は纏めて一つのセクションとし、セクション毎にそれぞれの属性を特定するようなものも挙げられる。また、例えば図1(d)に示すように、頁毎やセクション毎ではなく、文書全体についての属性情報として、その文書の何頁目に章紙部分2が存在するかを特定するようなものも挙げられる。
このように、文書データは、その文書データに関する属性情報を含んで構成されており、その属性情報によってその文書構成が特定されるのである。なお、文書内容を特定する画像データのデータ形式については、特に限定されることはなく、ラスタデータ形式またはベクタデータ形式のいずれであってもよい。
〔文書処理装置の概略構成の説明〕
続いて、以上のような文書データを取り扱う文書処理装置について説明する。ここでは、文書処理装置が、スキャン機能、プリント機能、FAX機能、ネットワーク通信機能、ファイルサーバ機能、用紙後処理機能等を統合した複合機である場合を例に挙げて説明する。
図2は、本発明が適用された複合機の概略構成例を示す説明図である。図例のように、ここで説明する複合機10は、光学的な画像読み取りを利用して文書データを入力する入力手段として機能するスキャナ11と、ハードディスク等の大容量記憶装置を利用して文書データの記憶蓄積を行う蓄積装置12と、電子写真技術を利用して文書データの印刷出力を行う印刷装置13と、その印刷装置13への用紙供給を行う給紙トレイ14および手差しトレイ15と、印刷装置13による印刷出力後の用紙に仕切り紙等を追加するための合紙トレイ16と、印刷装置13による印刷出力後の用紙(合紙トレイ16からの仕切り紙等を含む)に対してステープルやパンチ等の後処理を行うフィニッシャー17と、印刷出力後の用紙が最終的に排出される出力トレイ18と、複合機10のユーザが操作するための操作パネル19と、これらの各部に対する動作制御を行うコントローラ20と、を備えている。
このような構成の複合機10では、ユーザによる操作パネル19からのスキャン蓄積指示で、スキャナ11にセットされた文書原稿をスキャンし、これによって一つの文書についての文書データを生成し、その文書データを蓄積装置12に記憶蓄積することができる。また、その際に、ユーザによる操作パネル19からの指示によって、その文書中に存在する章紙部分のように、その文書構成を特定する間隙情報を指定することも可能である。このとき、ユーザは、任意の箇所で、例えば文書中の章の区切りの度に、セクション区切り指定や章紙挿入指定を行うことが可能である。これにより、蓄積装置12内には、上述した構成の文書データ(図1(b)〜(d)参照)が記憶蓄積されるのである。なお、文書中の章紙部分については、色紙やインデックス紙等といった仕切り紙を使用するのみで画像が不要な場合もあるため、その場合にはスキャナ11からの画像入力を行わなくてもよい。
また、複合機10では、ユーザによる操作パネル19からの印刷出力指示で、蓄積装置12内に記憶蓄積されている文書データについて、印刷装置13で印刷出力を行い、さらにその印刷出力結果に必要に応じて合紙トレイ16からの仕切り紙等を加え、フィニッシャー17で後処理を行って文書を作成して、これを出力トレイ18へ排出することができる。これにより、出力トレイ18内には、上述した構成の文書(図1(a)参照)が排出されるのである。このとき、文書データ中に間隙情報が含まれていると、例えば両面印刷時であれば、各セクション内の先頭頁を強制的に用紙の表面に出力する、といったことが行われる。また、間隙情報として章紙情報が含まれていると、その章紙情報によって特定される章紙部分の頁については、その頁での画像の有無により、画像ありの場合であれば手差しトレイ15から、また画像なしの場合であれば合紙トレイ16から、それぞれ給紙して印刷出力するといったように、印刷出力結果におけるの章区切りの視認性を高めることが可能である。
〔文書処理装置の機能構成の説明〕
続いて、以上のような複合機10における特徴的な構成について説明する。ここで説明する複合機10は、コントローラ20における機能構成に大きな特徴がある。
図3は、本発明の第1の実施の形態におけるコントローラの機能構成例を示すブロック図である。図例のように、コントローラ20は、合成手段21と、画像判断手段22と、選択手段23とを備えている。これらの各手段21〜23は、コントローラ20にインストールされている動作プログラムが、そのコントローラ20のハードウエア資源を動作させることによって実現されるものである。
合成手段21は、ユーザによる操作パネル19からの合成指示に従い、スキャナ11で入力または蓄積装置12に記憶蓄積された複数の文書データを合成して、新たな一つの文書データを得るためのものである。この合成手段21によって、複数の文書データが結合されて一つに纏められるのである。
画像判断手段22は、合成手段21での処理対象となる文書データについて、文章間の区切り頁を特定する章紙情報が含まれている場合に、その章紙情報に係る文書部分が画像ありのものであるか否かを判断するものである。この判断は、章紙部分と判断された頁に対応する画像データが存在するか、または画像データのデータ量が所定量以上であるか否かに基づいて行えばよい。
選択手段23は、合成手段21が複数の文書データを合成する際の合成態様として、複数種類の態様に対応可能である場合に、その複数種類の中から合成手段21に適用させる合成態様を選択するものである。この選択はユーザによる操作パネル19からの指示に従って行えばよい。なお、合成態様の詳細については後述する。
〔処理動作の説明〕
次に、以上のように構成された複合機10における処理動作例について説明する。ここでは、複合機10における特徴的な処理動作例、具体的には複数の文書データに対してその合成を行う場合の処理動作例を説明する。
ここで説明する複合機10では、合成手段21を備えていることから、ユーザが操作パネル19から複数文書を選択して、それら複数文書に対して一つの文書への変換(合成)指示をすることができる。この場合、コントローラ20の合成手段21としての機能が、蓄積装置12から複数の文書データを読み出し、これらを一つの文書データに合成した後に、改めて蓄積装置12に書き込む、という合成処理を行うことになる。このとき、複数の文書データのうちの一つは、スキャナ11で入力されたものであってもよい。
ただし、このような処理を行う際には、元の文書データにそれぞれ存在し得る間隙情報の取り扱いが問題となる。
図4は、間隙情報の取り扱いが問題となる場合の一具体例を示す説明図である。図4(a)に示すように、本文部分1−1,1−2,2−1からなる元文書Aについての文書データと、本文部分2−2,3−1,3−2からなる元文書Bについての文書データとを合成する場合を考える。これら元文書A,Bは、本来6頁で構成される文書を、強制的に3頁毎に分けて二つの文書としたものである。そのため、元文書Aの本文部分1−2,2−1の間と、元文書Bの本文部分2−2,3−1の間に、それぞれ間隙情報が存在している。
このような元文書A,Bについて、例えば装置バージョンアップにより6頁分の文書データが処理できるようになる等のきっかけで、それぞれを合成して一文書とする場合には、各元文書A,Bの端部が区切りとしての意味を持たない。したがって、元文書A,Bについての文書データの合成時に、そのデータ間に新たに間隙情報を付与してしまうと、例えば両面印刷時に間隙情報を利用する場合に、図4(b)に示すように、本来、用紙裏面に出力されるべき頁(図中の本文部分2−2)が用紙表面に出力されることとなり、結果として不自然な印刷出力となってしまう。
このことから、ここで説明する複合機10では、複数の文書データの合成にあたり、コントローラ20における合成手段21が以下に述べるような態様の処理動作を行うようになっている。
図5〜6は、本発明の第1の実施の形態における合成態様の具体例を示す説明図である。
例えば、図5(a)に示すように、本文部分イ,ロ,ハからなる元文書Aについての文書データと、本文部分ニ,ホ,ヘからなる元文書Bについての文書データとを、合成手段21が合成する場合を例に挙げる。なお、元文書Aについての文書データでは、本文部分イ,ロ間に間隙情報が存在しており、元文書Bについての文書データでは、本文部分ホ,ヘ間に間隙情報が存在しているものとする。
この場合において、合成手段21が行う合成態様としては、図5(b)に示すように、各文書データ間の区切り(元文書Aと元文書Bの間)を特定する間隙情報の生成および付加を行うことなく、元文書A,Bについての文書データの合成を行うというものが考えられる。このような合成態様による処理を行えば、その処理後に得られる文書データについては、元文書A,Bが本来持つ意味とは異なる箇所に間隙情報が位置してしまうことがなく、その合成処理後の文書データについての印刷出力結果が不自然なものとなってしまうのを回避することができる。
また、合成手段21が行う合成態様としては、図5(c)に示すように、新たな間隙情報の生成および付加を行わないだけではなく、元文書A,Bについての文書データに間隙情報が含まれている場合に、その間隙情報の全てを削除して、元文書A,Bについての文書データの合成を行うというものが考えられる。このような合成態様の処理を行えば、例えば古くなった文書のアーカイビング目的で合成する際に有効で、アーカイブ文書の内容チェックのためNアップ印刷するようなときに、間隙情報がNアップ時の面切り替えに使用されるような機器においては、用紙節約の観点での妨げになることを防ぐことが可能となる。
ところで、間隙情報には、既に説明したように、ページ区切りまたはセクション区切り等についてのものの他に、文章間の区切り頁を特定する章紙情報、すなわち文書の章紙部分に関する情報がある。このような章紙部分を含む文書については、以下に述べるような合成態様の処理を行う。
例えば、図6(a)に示すように、本文部分イ,ロ,ハからなる元文書Aについての文書データと本文部分ニ,ホ,ヘからなる元文書Bについての文書データとを合成する場合に、合成手段21が行う合成態様としては、図6(b)に示すように、全ての章紙部分ロ,ホを一律に削除して、元文書A,Bについての文書データの合成を行うというものが考えられる。この場合に、合成手段21は、全ての章紙部分ロ,ホについての属性情報に加えて、それぞれについての画像データをも削除することになる。このような合成態様の処理を行った場合にも、図5(b)に示した合成態様の場合と同様、印刷出力結果が不自然なものとなってしまうのを回避することができる。
また、図6(c)に示すように、合成手段21は、全ての章紙部分ロ,ホについての属性情報を、文章の本文部分に関する属性情報に変換して、元文書A,Bについての文書データの合成を行うようにしてもよい。このような合成態様の処理を行えば、章紙部分であっものが本文部分として取り扱われるので、例えば図5(b)を用いて説明した場合と同様の理由で非常に有効なものとなる。
なお、ここで説明する複合機10では、コントローラ20が画像判断手段22としての機能を備えているので、その画像判断手段22による判断結果を合成手段21での合成態様に反映させることも考えられる。一般に、章紙部分には画像を伴う場合と伴わない場合とがあるが、画像を伴わない場合にはその章紙部分を削除しても差し障りがないことが多いからである。つまり、画像有無の違いにより合成後の取り扱いを相違させるのである。
具体的には、画像判断手段22での判断結果に基づき、画像ありと判断された章紙情報については文章の本文部分に関する属性情報に変換し、画像なしと判断された章紙情報については削除して、各文書データの合成を行うというものが考えられる。このような合成態様の処理を行えば、その処理後において、文書中に画像を伴わない無駄な本文部分が生じてしまうのを回避することができる。
以上に説明した処理動作例では、合成手段21が合成処理を行う際の合成態様を各種例に挙げたが、これらの合成態様は少なくとも一つが予め設定されていればよい。つまり、合成手段21では、少なくとも一つの合成態様による処理を実行可能であればよい。しかしながら、間隙情報については、文書毎にその意味づけが異なったり、あるいは合成処理をさせたい目的も都度変わったりするのが通常である。
このことから、複合機10においては、合成手段21が合成処理を行う際の合成態様を予め複数種類設定しておき、これら複数種類の中から合成手段21に行わせる合成態様を、選択手段23によって選択可能にすることが望ましい。その場合に、合成態様の種類の選択は、操作パネル19からの合成指示と同時に行うようにすればよい。このように、合成態様の種類を選択可能にすれば、間隙情報についての処理内容を適宜選べるようになるので、ユーザにとっての使い勝手が非常に向上することとなる。
《第2の実施の形態》
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。ただし、ここでは、上述した第1の実施の形態との相違点についてのみ説明する。
第1の実施の形態では、コントローラ20における合成手段21としての機能が、複数の文書データを合成するのに際して、間隙情報の生成および付加を行うことなく、その合成処理を行う場合を例に挙げたが、第2の実施の形態では、合成手段21が間隙情報を生成して付加する点で第1の実施の形態の場合とは異なる。
〔処理動作の説明〕
ここで、第2の実施の形態における複合機での処理動作例を説明する。ここで説明する処理動作例においても、合成手段21は、ユーザにより操作パネル19から指定された複数文書について、それぞれの文書データに対する合成処理を行う。
ただし、このような処理を行う際には、元の文書データにそれぞれ存在し得る間隙情報の取り扱いが問題となる。
図7は、間隙情報の取り扱いが問題となる場合の一具体例を示す説明図である。図7(a)に示すように、本文部分1−1,1−2,1−3からなる元文書Aについての文書データと、本文部分2−1,2−2,2−3からなる元文書Bについての文書データとを合成する場合を考える。元文書Aについては、本文部分1−1,1−2間および本文部分1−2,1−3間に、それぞれ間隙情報が存在している。また、元文書Bについては、本文部分2−1,2−2間および本文部分2−2,2−3間に、それぞれ間隙情報が存在している。
このような元文書A,Bにおいては、単純に文書データ同士を合成すると、図7(b)に示すように、文書内の間隙情報のよる区切りは合成後文書内に残留し、文書同士の間の区切りは存在しない、という状態になる。ところが、一般的には、文書内の区切りより文書同士の区切りのほうが合成後文書に残す優先度が高い場合がある。例えば、文書同士の区切りが「章」に相当し、文書内の区切りが「節」に相当する、といった場合である。したがって、単純に文書データ同士を合成したのでは、合成後文書に対する区切りの存在位置が不自然な状態に陥ってしまうおそれがある。
このことから、第2の実施の形態で説明する複合機では、複数の文書データの合成にあたり、コントローラ20における合成手段21が以下に述べるような態様の処理動作を行うようになっている。
図8〜10は、本発明の第2の実施の形態における合成態様の具体例を示す説明図である。
例えば、図8(a)に示すように、本文部分イ,ロ,ハからなる元文書Aについての文書データと、本文部分ニ,ホ,ヘからなる元文書Bについての文書データとを、合成手段21が合成する場合を例に挙げる。なお、元文書Aについての文書データでは、本文部分イ,ロ間に間隙情報が存在しており、元文書Bについての文書データでは、本文部分ホ,ヘ間に間隙情報が存在しているものとする。
この場合において、合成手段21が行う合成態様としては、図8(b)に示すように、各文書データの合成に際し、各文書データ間の区切り(元文書Aと元文書Bの間)を特定する間隙情報を生成して付加するというものが考えられる。このような合成態様による処理を行えば、その処理後に得られる文書データについては、元文書A,Bに元々存在していた間隙情報による区切りに加えて、その区切りよりも優先度が高いと考えられる元文書A,Bの間にも間隙情報による区切りが位置することになるので、その合成処理後の文書に対する区切りの存在位置が不自然な状態になってしまうのを回避することができる。これは、例えば、合成処理後の文書を両面印刷する際に区切り位置によって印刷用紙(シート)の切り替えを行う場合、いわゆるNアップ印刷する際に区切り位置によって印刷面切り替えを発生させる場合、元文書A,Bが一つの文章内の章単位で作成されていた場合等、後処理の際に元文書A,Bとして分断されていた痕跡を残したい場合に特に有効なものとなる。
また、図9(a)に示すように、本文部分イ,ロ,ハからなる元文書Aについての文書データと本文部分ニ,ホ,ヘからなる元文書Bについての文書データとを合成手段21が合成する場合に、その合成手段21が行う合成態様としては、図9(b)に示すように、各文書データ間に生成して付加する間隙情報として、文章間の区切り頁を特定する章紙情報を生成して付加するというものが考えられる。間隙情報には、既に説明したように、ページ区切りまたはセクション区切り等についてのものの他に、文章間の区切り頁を特定する章紙情報、すなわち文書の章紙部分に関する情報があることによる。このような章紙情報を生成して付加すれば、元文書A,Bの間が章紙部分によって区切られるので、単にページ区切りまたはセクション区切り等で区切る場合に比べて、その区切り位置のより一層の明確化が図れるようになる。
さらには、図9(c)に示すように、章紙情報の生成および付加に加えて、章紙情報によって特定される区切り頁についての画像データを付加することも考えられる。図例では、章紙部分にトという画像を描く場合を示している。このように、章紙部分としての画像を付加すれば、手差しトレイ15または合紙トレイ16から供給される用紙ではなく、給紙トレイ14から供給される用紙であっても、章紙部分であることをユーザが明確に認識し得るようになる。
また、各文書データの合成に際し、各文書データ間に合成手段21が間隙情報を生成して付加する場合に、その間隙情報には、当該間隙情報に関する序列を特定するインデックス情報が含まれていてもよい。
ここで、例えば、図10(a)に示すように、本文部分イ,ロからなる元文書Aについての文書データと、本文部分ハ,ニからなる元文書Bについての文書データと、本文部分ホ,ヘからなる元文書Cについての文書データとを、合成手段21が合成する場合を例に挙げる。
この場合において、合成手段21が行う合成態様としては、図10(b)に示すように、各文書データ間の区切り(元文書A〜Cのそれぞれの間)を特定する間隙情報を生成して付加するというものを行うが、その間隙情報にインデックス情報を含ませておく。インデックス情報としては、図例のように、合成処理を行う度にその数値が変わるインデックス番号が挙げられる。インデックス番号を間隙情報に含ませる場合には、ページ区切りまたはセクション区切り等の間隙情報にインデックス番号に関する属性を付加したり、章紙情報にインデックス番号に関する画像を付加したりすることによって行えばよい。このようなインデックス情報を含む間隙情報を生成して付加すれば、合成後に行う処理での文書データに対する使い勝手を向上させることが可能となる。具体的には、そのインデックス情報を参照することで、区切りの生成履歴が明確化するため、最も若い区切りで文書を分断することにより、可逆合成(合成前の元文書に戻せる合成)となり、ユーザがより気軽に合成を試みることが可能となり、ユーザのとって利便性が向上することになる。
インデックス情報としては、数値で表されるインデックス番号の他に、図10(c)に示すように、合成手段21による合成時を特定する時系列情報であってもよい。時系列情報としては、図例のような年月日を特定する情報の他に、時刻情報を含むものであってもよい。このような時系列情報をインデックス情報として付加すれば、合成処理の履歴と時系列との相関が明確となり、ユーザにとって合成処理の履歴の認識が容易化することになる。なお、時系列情報の付加は、上述したインデックス番号の場合と同様にして行えばよく、またその特定は時計機能等の公知技術を利用すればよい。
一方、インデックス情報としてインデックス番号を用いる場合に、合成手段21による合成処理が複数回あると、その合成順によってインデックス番号がインクリメントまたはデクリメントされて付加されることになる。例えば、図10(d)に示すように、既に元文書A〜Cにインデックス番号(例えば「1」〜「3」)が付されている場合に、これらを新たに合成するときには、図10(e)に示すように、その合成後文書データ内で一意に特定されるもので、既に付されているものとは重複しないもの(例えば「4」)が、新たなインデックス番号として付加される。ただし、インデックス番号は、合成処理が行われた順ではなく、文書中における区切りの優先度によってインクリメントまたはデクリメントされるものであってもよい。具体的には、文章中の「章」に相当するか、あるいは「節」に相当するかで、インデックス番号を相違させるといった具合である。この場合、区切りの優先順は、その優先順に関する情報が予め設定されており、その中から所望する優先順を合成処理指示の際にユーザが操作パネル19から指定することになる。つまり、インデックス番号は、合成処理の順または区切りの優先順を特定するレベル情報として機能することになる。
インデックス番号がレベル情報として機能する場合には、そのレベル情報の段階数(最低レベルと最高レベルとの間の段階数)に必然的に上限が生ずる。したがって、合成順または優先順を無制限に特定し得るわけではない。このことから、合成順または優先順が予め設定された上限であるN(Nは自然数)段階を超える場合には、図10(f)に示すように、合成手段21では、合成処理の対象となる各文書データについて、既に付与されている最低レベルのレベル情報を削除した後に、新たなレベル情報を生成して付加するようにすればよい。このとき、レベル情報の数値は、自動的にインクリメントされても、あるいはそうでなくともよい。このように、レベル情報の段階数をN段階に制限すれば、合成手段21としての機能を実現するソフトウエアの処理負荷を軽減しつつ、実用上十分な可逆性をもたせることが可能となる。
以上に説明した処理動作例においても、第1の実施の形態の場合と同様、合成手段21が合成処理を行う際の合成態様を各種例に挙げたが、これらの合成態様は少なくとも一つが予め設定されていればよい。つまり、合成手段21では、少なくとも一つの合成態様による処理を実行可能であればよい。しかしながら、間隙情報は、文書毎にその意味づけが異なったり、あるいは合成処理をさせたい目的も都度変わったりするのが通常であることから、本実施形態で説明した場合においても、合成手段21での合成態様については、予め複数種類設定しておき、これら複数種類の中から選択手段23によって選択可能にすることが望ましい。その場合に、合成態様の種類の選択は、操作パネル19からの合成指示と同時に行うようにすればよい。このように、合成態様の種類を選択可能にすれば、間隙情報についての処理内容を適宜選べるようになるので、ユーザにとっての使い勝手が非常に向上することとなる。
《第3の実施の形態》
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。ただし、ここでも、上述した第1または第2の実施の形態との相違点についてのみ説明する。
図11は、本発明の第3の実施の形態におけるコントローラの機能構成例を示すブロック図である。図例のように、コントローラ20は、合成手段21、画像判断手段22、選択手段23に加えて、加工手段24を備えている。この加工手段24も、コントローラ20にインストールされている動作プログラムが、そのコントローラ20のハードウエア資源を動作させることによって実現されるものである。
加工手段24は、合成手段21での処理対象となる複数の文書データのそれぞれについて、その文書データに関する属性情報に対する加工処理を行うものである。具体的には、詳細を後述するように、複数の文書データにおけるいずれかの頁についての属性情報を、文章間の区切り頁を特定する章紙情報に変換する処理を行うようになっている。なお、加工処理の際の情報変換は、公知技術を利用して行えばよいため、ここではその説明を省略する。
このような加工手段24を備えることによって、合成手段21では、第1または第2の実施の形態で説明したような合成態様による合成処理は行わず、ユーザによる操作パネル19からの合成指示に従いつつ、単に複数の文書データを結合して一つに纏めるようになっている。
また、選択手段23では、合成手段21における合成処理の際の合成態様を選択するのではなく、加工手段24による属性情報に対する加工処理の態様の選択に対応するようになっている。
〔処理動作の説明〕
続いて、第3の実施の形態における複合機での処理動作例を説明する。
第3の実施の形態で説明する複合機では、コントローラ20における合成手段21が複数の文書データについての合成処理を行うのにあたり、その処理対象となる各文書データに対して、加工手段24が以下に述べるような態様の加工処理を行う。
図12は、本発明の第3の実施の形態における加工処理の態様の具体例を示す説明図である。ここでも、例えば、図12(a)に示すように、本文部分イ,ロ,ハからなる元文書Aについての文書データと、本文部分ニ,ホ,ヘからなる元文書Bについての文書データとを、合成手段21が合成する場合を例に挙げる。
この場合において、加工手段24は、加工処理として、図12(b)に示すように、合成処理の対象となる各文書データにおける先頭頁についての属性情報を、文章間の区切り頁を特定する章紙情報に変換する処理を行う。すなわち、加工手段24は、元文書Aの本文部分イおよび元文書Bの本文部分ニについての属性情報を、章紙部分についてのものに強制的に変換する。このような加工手段24での加工処理を経た後に、あるいは当該加工処理と同時に、合成手段21が各文書データについての合成処理を行えば、必ず元文書A,Bの先頭頁の部分は章紙部分に変換されることになるため、元文書A,Bの間の区切り位置が明確化することになる。
加工手段24が行う加工処理の態様としては、図12(c)に示すように、合成手段21での合成の際に先頭となる文書データを除いた文書データについて、その文書データにおける先頭頁についての属性情報を章紙情報に変換するというものも考えられる。すなわち、合成の際に先頭となる元文書Aについては、その先頭部分の区切りが明確なので、その元文書Aを除いた他の文書、すなわち図例では元文書Bについてのみ、属性情報の章紙情報への変換を行うようにする。このようにすれば、各元文書A,Bの間の区切り位置を明確化しつつ、加工手段24が加工処理を行う際の処理負荷を軽減し得るようになる。
また、加工手段24が行う加工処理の態様としては、図12(d)に示すように、各文書データにおける先頭頁ではなく、各文書データにおける末尾頁についての属性情報を章紙情報に変換するというものが考えられる。すなわち、加工手段24は、元文書Aの本文部分ハおよび元文書Bの本文部分ヘについての属性情報を、章紙部分についてのものに強制的に変換する。このような加工手段24での加工処理を経た後に、あるいは当該加工処理と同時に、合成手段21が各文書データについての合成処理を行えば、必ず元文書A,Bの末尾頁の部分は章紙部分に変換されることになるため、元文書A,Bの間の区切り位置が明確化することになる。
さらには、図12(e)に示すように、合成手段21での合成の際に末尾となる文書データを除いた文書データについて、その文書データにおける末尾頁についての属性情報を章紙情報に変換するというものが考えられる。すなわち、合成の際に末尾となる元文書Bについては、その末尾部分の区切りが明確なので、その元文書Bを除いた他の文書、すなわち図例では元文書Aについてのみ、属性情報の章紙情報への変換を行うようにする。このようにしても、各元文書A,Bの間の区切り位置を明確化しつつ、加工手段24が加工処理を行う際の処理負荷を軽減し得るようになる。
また、図12(b)に示した態様と図12(d)に示した態様とを組み合わせ、図12(f)に示すように、各文書データにおける先頭頁および末尾頁の両方についての属性情報を章紙情報に変換してもよい。この場合であっても、各元文書A,Bの間の区切り位置が明確化する。
なお、ここでは、元文書A,Bの先頭頁、末尾頁、またはこれらの両方について、属性情報を章紙情報に変換する場合を例に挙げたが、先頭頁および末尾頁は、必ずしも1頁分に限定されることはない。すなわち、区切り頁が単一の頁のみならず複数の頁(頁群またはシート群)を含むのと同様に、属性情報から章紙情報への変換は、少なくとも先頭頁または末尾頁について行えばよく、先頭頁または末尾頁を含む複数頁に対して行うようにしてもよい。例えば、両面印刷を行う場合には、1頁分(用紙の表面)のみならず、その次頁(用紙の裏面)についても変換が必要となるからである。
以上に説明した加工処理の態様は、これらのうちの少なくとも一つに加工手段24が対応し得るようになってしればよい。つまり、加工手段24では、少なくとも一つの態様による加工処理を実行可能であればよい。しかしながら、章紙部分については、文書毎にその意味づけが異なっていたりすることから、複合機においては、加工手段24が加工処理を行う際の態様を予め複数種類設定しておき、これら複数種類の中から加工手段24に行わせる加工処理の態様を、選択手段23によって選択可能にすることが望ましい。その場合に、加工処理の態様の選択は、操作パネル19からの合成指示と同時に行うようにすればよい。このように、合成態様の種類を選択可能にすれば、文書中における章紙部分の配置を適宜選べるようになるので、ユーザにとっての使い勝手が非常に向上することとなる。
図13は、加工手段での加工処理を含む場合における処理動作例を示すフローチャートである
図例のように、合成処理を行う場合には、操作パネル19から指示された複数の文書データのうち、先ず、一つ目の文書データを合成手段21が蓄積装置12から読み込み(ステップ101、以下ステップを「S」と略す)、さらにその文書データの一つ目の頁を読み込む(S102)。
文書データの一つ目の頁を読み込むと、加工手段24は、その加工手段24に予め設定された、または操作パネル19から指示された加工処理を行う際の態様の種類と、その頁についての属性情報とに基づいて、その頁についての章紙情報への変換が必要か否かを判断する(S103)。
この判断の結果、章紙情報への変換が不要であれば、加工手段24は、その旨を合成手段21に通知する。この通知を受けて、合成手段21は、その頁についての画像データおよび属性情報を、合成後の新たな一つの文書データの作成のために確保したワークエリア(記憶領域)内に書き込む(S104)。
一方、章紙情報への変換が必要と判断した場合には、加工手段24が、その頁についての属性情報に対する変換処理を行う。そして、その加工処理後の章紙情報と、その頁についての画像データとを、合成手段21が、合成後の新たな一つの文書データの作成のために確保したワークエリア(記憶領域)内に書き込む(S105)。
そして、これを、一つ目の文書データの全頁ついて終了するまで繰り返す(S106)。また、全頁ついて終了したら、その後は、操作パネル19から指示された複数の文書データのうち、次の文書データについて、上述した一連の処理を行い、これを当該複数の文書データの全てについて終了するまで繰り返す(S107)。
以上の手順を経ることで、図12(b)〜(f)に示したような合成後文書が得られるのである。
このような一連の処理を行う第3の実施の形態では、コントローラ20が画像判断手段22としての機能を備えていれば、その画像判断手段22による判断結果を加工手段24での加工処理の態様に反映させることも考えられる。つまり、加工処理の要否を判断するステップにおいて(S103)、処理対象頁の画像有無の違いにより情報変換の取り扱いを相違させるのである。例えば、画像があれば章紙情報への変換を行い、画像がなければ何もしない、といった具合である。
なお、上述した第1〜第3の実施の形態では、本発明の好適な実施具体例を説明したが、本発明はその内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本実施形態では、文書処理装置が複合機10である場合を例に挙げたが、文書データを記憶蓄積するファイルサーバとしての機能および複数の文書データを結合して一つに纏める機能を備えたものであれば、他のものであっても全く同様に本発明を適用することが可能である。さらに、文書データ、属性情報、画像データのデータ形式やフォーマット等についても特に限定されるものではなく、どのようなものであっても、各実施形態で説明した処理を適用させることは可能である。
また、上述した第2の実施の形態では間隙情報として章紙情報を生成して付加する場合を例に挙げて説明し、上述した第3の実施の形態では通常の本文部分についての属性情報を章紙情報に変換する場合を例に挙げて説明したが、その章紙情報には、章紙部分の画像を特定する画像データを含んでいてもよい。その場合に、画像データは、予め登録されているものであっても、あるいは合成処理の際にスキャナ11で読み取ったものであっても構わない。さらに、各文書の区切りが明確になればよいので、章紙情報の付加または変更によらず、単に画像を追加するのみであってもよい。この場合に追加する画像としては、予め設定された種類の記号やウォーターマーク等が挙げられる。
文書構成の一具体例を示す説明図である。 本発明が適用された複合機の概略構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコントローラの機能構成例を示すブロック図である。 間隙情報の取り扱いが問題となる場合の一具体例を示す説明図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態における合成態様の具体例を示す説明図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態における合成態様の具体例を示す説明図(その2である。 間隙情報の取り扱いが問題となる場合の一具体例を示す説明図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態における合成態様の具体例を示す説明図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態における合成態様の具体例を示す説明図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態における合成態様の具体例を示す説明図(その3)である。 本発明の第3の実施の形態におけるコントローラの機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態における加工処理の態様の具体例を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態における加工手段での加工処理を含む場合における処理動作例を示すフローチャートである
符号の説明
1…本文部分、2…章紙部分、3,4…本文部分、10…複合機、11…スキャナ、12…蓄積装置、13…印刷装置、14…給紙トレイ、15…手差しトレイ、16…合紙トレイ、17…フィニッシャー、18…出力トレイ、19…操作パネル、20…コントローラ、21…合成手段、22…画像判断手段、23…選択手段、24…加工手段、A,B,C…元文書、イ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘ…本文部分

Claims (4)

  1. 文書データを入力する入力手段と、
    前記文書データを記憶蓄積する蓄積手段と、
    前記入力手段で入力または前記蓄積手段に記憶蓄積された複数の文書データを合成して新たな一つの文書データを得る合成手段とを備えるとともに、
    前記合成手段は、前記複数の文書データの少なくとも一つに当該文書データに関する属性情報として文章間の区切り頁を特定する章紙情報が含まれている場合に、当該章紙情報を文章の本文部分に関する属性情報に変換して、前記複数の文書データの合成を行うものである
    ことを特徴とする文書処理装置。
  2. 前記章紙情報に係る文書部分が画像ありのものであるか否かを判断する画像判断手段を備えるとともに、
    前記合成手段は、前記複数の文書データの少なくとも一つに当該文書データに関する属性情報として文章間の区切り頁を特定する章紙情報が含まれている場合に、前記画像判断手段での判断結果に基づき、画像ありと判断された章紙情報については文章の本文部分に関する属性情報に変換し、画像なしと判断された章紙情報については削除して、前記複数の文書データの合成を行うものである
    ことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  3. 前記合成手段は、各データ間の区切りを特定する属性情報である間隙情報の生成および付加を行うことなく、前記複数の文書データの合成を行うものである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の文書処理装置。
  4. 前記合成手段は、前記複数の文書データの少なくとも一つに当該文書データに関する属性情報として前記間隙情報が含まれている場合に、当該間隙情報を削除して、前記複数の文書データの合成を行うものである
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の文書処理装置。
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