JP4406620B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4406620B2
JP4406620B2 JP2005167153A JP2005167153A JP4406620B2 JP 4406620 B2 JP4406620 B2 JP 4406620B2 JP 2005167153 A JP2005167153 A JP 2005167153A JP 2005167153 A JP2005167153 A JP 2005167153A JP 4406620 B2 JP4406620 B2 JP 4406620B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winning combination
winning
lottery
game
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005167153A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006340794A (ja
Inventor
正吾 北
Original Assignee
株式会社オリンピア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社オリンピア filed Critical 株式会社オリンピア
Priority to JP2005167153A priority Critical patent/JP4406620B2/ja
Publication of JP2006340794A publication Critical patent/JP2006340794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4406620B2 publication Critical patent/JP4406620B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダルの投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどにより投入(ベット)することを含む。さらに、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを決定する抽選を当選役抽選、当選役を構成する図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を入賞、当選役抽選により当選役に当選し、これが入賞されるまでの状態を内部当選とする。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、メダルに一定の価値が与えられて、遊技を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。一般に、スロットマシンでは、1〜3枚のメダルをベットして遊技が行われる通常モードや、例えばビッグボーナス(以下、BB)モードやレギュラーボーナス(以下、RB)モードなど、通常モードよりもメダルを獲得しやすくなるボーナス遊技モードなどが設けられている。BBモードやRBモードには、通常モードで行われる当選役抽選でBBやRBに当選し、さらにこれらを入賞させると移行する。
RBモードは1枚のメダルをベットして遊技が行われ、通常モードよりもペイアウト率が高くなる。BBモードではRBモードに複数回移行される。また、BBモードではRBモードの前にRBモードに移行させるか否かを抽選により決定するRB導入モードに移行される。RB導入モードでは3枚のメダルをベットして遊技が行われ、メダルが払い出される小役の当選確率が通常モードよりも高くなる。BBモードはRBモードに所定回数移行するか、又はRB導入モードでの遊技が所定回数行われると終了する。このため、BBモードでは、RBモードに所定回数移行させつつ、RB導入モードでの遊技をより多く行うとより多くのメダルを獲得することができる。このような事情から最近のスロットマシンでは、RB導入モードでRBモードに移行させることが決定された場合に、例えば正規の順序とは異なる特定順序でストップボタンが押下されるとRBモードへの移行の権利が持ち越される持ち越し機能を有するものが主流となっている。このようなスロットマシンでは、特定順序でストップボタンが押下されると当選した小役が入賞するようになっているものが殆どである。そして、遊技者はRB導入モードで先ずRBモードに移行しないようにストップボタンを押下し、RB導入モードでの遊技の回数が上限に達したときに正規の順序でストップボタンを押下してRBモードに移行させる。これにより、BBモードでは従来よりも大量のメダルを獲得することが可能になる。このため、持ち越し機能を有するスロットマシンは遊技者から絶大な人気を得ており、近年、このようなスロットマシンが数多く提供される傾向にある。
ところで、スロットマシンでは、予め設定された引き込み範囲内に当選図柄(当選役抽選で当選した当選役に対応する図柄)が位置するときにストップボタンを押下すると当選役が入賞するようにリールの停止制御が行われている。このため、BBやRBに当選した際に、BBを構成するBB図柄やRBを構成するRB図柄が引き込み範囲内に位置しないときにストップボタンを押下してしまうとこれらを入賞させることができない。しかし、スロットマシンでは、BBやRBなどを入賞させることができなかった場合には遊技者に多大な損失を与えてしまうため、これらに当選した権利は次回以降の遊技に持ち越され、次回以降の遊技でもBBやRBが内部当選した状態になることが一般である。ところが、BBやRBが内部当選した状態ではBBやRBの抽選は行われない、あるいは、BBやRBに当選してもこれがキャンセルされてしまうなどの処理が行われ、このことは遊技者の遊技への不公平感が高まる原因となっていた。
このため、例えば特許文献1では、BBやRBの内部当選中に当選したBBやRBを貯留し、以降の遊技で貯留されたBBやRBが放出される、いわゆるストック機能が示されている。また、ストック機能を有するスロットマシンは市場にも提供されており、ストック機能を有するスロットマシンでは、短期間のうちに貯留されたBBやRBが複数放出されると、遊技者は短期間のうちに莫大な量のメダルを獲得することができるので遊技者から絶大な人気を得ている。
特開2001−104543号公報
しかし、ストック機能を有するスロットマシンでは、上述したように短期間で莫大な量のメダルを獲得する可能性があるため、このことが遊技者に大きな興趣を抱かせる反面、遊技者の射幸心を煽ることになり、遊技の健全さを損なうことにもなりかねない。このような事情から、風俗営業法やスロットマシンのメーカーによる自主的な規制のもとで例えばストック機能の採用を禁止することが検討されている。さらには、持ち越し機能によってBBモードで過剰な利益を遊技者に付与してしまうことを防止するために、BBモードで払い出されるメダルの枚数に上限を設定し、これに加えて、RB導入モードでの小役の当選確率を通常モードと同一に設定することなどが検討されている。しかしながら、このような規制のもとでは、遊技者が獲得するメダルの枚数が画一的になって遊技が単調になり、スロットマシンへの遊技者の興味を失わせるおそれがある。
上記問題点を解決するために、本発明は、遊技が単調になることを防止できるようにした遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の遊技機は、通常モードと、この通常モードよりも遊技者が有利になり、一定個数の遊技媒体が払い出されたことを条件に終了する第1特別モードと、前記通常モードよりも遊技者が有利になり、特定当選役が所定回数入賞することを条件に終了する第2特別モードとでの遊技が行われ、外周に複数種類の図柄が配列され、遊技の開始操作に応答して回転するとともに所定の停止操作に応答して停止するリールと、前記第1特別モードに移行する権利を付与する第1当選役、前記第2特別モードに移行する権利を付与する第2当選役、所定個数の遊技媒体が払い出される小役を含む複数種類の当選役のいずれか又はハズレを決定する当選役抽選を行う当選役決定手段と、前記当選役抽選で用いられ、前記当選役抽選で抽出される乱数値を、各々を構成する乱数値が異なるように複数の乱数値グループにグループ分けし、これらの前記乱数値グループにそれぞれ、前記各モードにそれぞれ対応した前記当選役又はハズレが割り当てられた抽選テーブルと、を備え、前記当選役決定手段は、前記抽選テーブルと前記当選役抽選で抽出された乱数値とを照合することにより、前記抽出された乱数値が属する前記乱数値グループに割り当てられた当選役又はハズレを抽選結果として決定し、前記第1当選役は前記停止操作のタイミングに関わらず入賞し、前記第2当選役が入賞しなかった場合、次遊技以降にその当選権利が持ち越されるとともに、この持ち越し状態では前記第1当選役が当選しないようになっている遊技機であって、前記抽選テーブルは、前記通常モードの遊技における前記当選役抽選で用いられ、前記第1当選役、前記第2当選役、前記小役のうち抽選で決定された態様で前記停止操作が行われた場合に入賞するとともに前記一定個数よりも個数が多い遊技媒体が払い出される第3当選役と前記第1当選役とをグループ化したグループ当選役、前記ハズレが割り当てられた当選役抽選テーブルと、前記第1特別モードの遊技における前記当選役抽選で用いられ、前記小役のうち前記一定個数と同数の遊技媒体が払い出される第4当選役が、前記当選役抽選で抽出される乱数値のほとんどに割り当てられた第1特別抽選テーブルと、前記第2特別モードの遊技における前記当選役抽選で用いられ、前記小役のうち前記一定個数よりも個数が多い遊技媒体が払い出される特定当選役が、前記当選役抽選で抽出される乱数値のほとんどに割り当てられた第2特別テーブルと、を備え、前記第2当選役の当選権利が持ち越されていない遊技での前記当選役抽選で抽出された乱数値が前記グループ当選役が割り当てられた乱数値グループに属している場合には、前記第1当選役に対応する第1図柄が入賞有効ライン上に停止し、前記第2当選役の当選権利が持ち越された遊技での前記当選役抽選で抽出された乱数値が前記グループ当選役が割り当てられた乱数値グループに属している場合には、前記第3当選役に対応する第3図柄が入賞有効ライン上に停止するように、前記停止操作に応答して前記リールの停止制御を行うリール停止制御手段と、前記第2当選役の当選権利が持ち越されてから遊技上の所定条件が満たされるまでの遊技では前記第3当選役が入賞する前記停止操作の態様を報知する停止態様報知手段とを設けたものである。
なお、「一定個数の遊技媒体」とは、遊技者が投入した遊技媒体の個数と遊技者に払い出された遊技媒体の個数との差及び遊技者に払い出された遊技媒体の個数のみの両方を含むものとする。また、「第1当選役は前記停止操作のタイミングに関わらず入賞し、」とは、前記停止操作が行われた場合に、そのタイミングに関わらず第1当選役に対応する第1図柄が入賞有効ライン上に停止して揃った状態(入賞)であることを示す。また、「前記第2当選役が入賞しなかった場合、次遊技以降にその当選権利が持ち越され、」とは、第2当選役に当選した遊技で第2当選役に対応する第2図柄が入賞有効ライン上に停止しなかった場合でも、その当選情報が記憶され、次遊技以降でも、第2図柄を入賞有効ライン上に停止させることが可能になるようにリールの停止制御が行われることを示す。また、「第3当選役は抽選で決定された態様で前記停止操作が行われた場合に入賞する」とは、前記態様で停止操作が行われたことに応答して、第3図柄が入賞有効ライン上に停止するようにリールの停止制御が行われることを示す。
なお、 前記リールの外周面は所定の範囲ごとに複数のコマに区画されており、前記リールに複数の前記第3図柄を、前記リール停止手段が前記停止操作があってから実際にリールを停止するまでに要するコマ数の上限である図柄の引き込み範囲内に位置しないように配列し、前記第2当選役の当選権利が持ち越された遊技での前記当選役抽選で前記グループ当選役に当選した場合に、複数の前記第3図柄のうちのいずれかを前記リール停止制御手段による前記リールの停止制御を行う図柄とするのかを前記抽選により決定する停止図柄決定手段を設け、前記リール停止制御手段は、前記停止図柄決定手段での抽選で決定された前記第3図柄が前記入賞有効ライン上に停止するように前記リールの停止制御を行うことが好ましい。
また、前記リールを複数設けるとともに、各リールに前記第3図柄を配列し、前記第3当選役が入賞する前記リールの停止順序を前記態様として抽選により決定する停止順序決定手段を設け、前記リール停止制御手段は、前記停止順序決定手段での抽選で決定された順序で前記リールが停止するように前記停止操作が行われた場合に前記第3図柄が入賞有効ライン上に停止するように前記リールの停止制御を行うことが好ましい。
なお、本発明の遊技機用のプログラムは、停止操作のタイミングに関わらず入賞し、一定個数の遊技媒体が払い出されたことを条件に終了する第1特別モードに移行する権利を付与する第1当選役、通常モードよりも遊技者が有利になり、前記第1特別モードとは態様の異なる第2特別モードに移行する権利を付与し、入賞しなかった場合には次遊技以降にその当選権利が持ち越される第2当選役、抽選で決定された態様でリールの停止操作が行われた場合に入賞し、前記一定個数よりも個数が多い遊技媒体が払い出される第3当選役を含む複数種類の当選役のいずれか又はハズレを決定する当選役抽選を前記通常モード中に行う当選役決定手段、前記当選役抽選で用いられ、前記当選役抽選で抽出される乱数値を、各々を構成する乱数値が異なるように複数の乱数値グループにグループ分けし、前記第1当選役と前記第3当選役とをグループ化した前記当選役グループを前記乱数値グループのいずれかに割り当てた当選役抽選テーブル記憶手段、前記第2当選役の当選権利が持ち越されていない遊技での前記当選役抽選で前記グループ当選役に当選した場合には、前記第1当選役に対応する第1図柄が入賞有効ライン上に停止し、前記第2当選役の当選権利が持ち越された遊技での前記当選役抽選で前記グループ当選役に当選した場合には、前記第3当選役に対応する第3図柄が入賞有効ライン上に停止するように、前記停止操作に応答して前記リールの停止制御を行うリール停止制御手段、前記第2当選役の当選権利が持ち越されてから遊技上の所定条件が満たされるまでの遊技では前記第3当選役が入賞する前記停止操作の態様を報知する停止態様報知手段として遊技機のコンピュータを機能させるものである。
また、本発明の記録媒体は、停止操作のタイミングに関わらず入賞し、一定個数の遊技媒体が払い出されたことを条件に終了する第1特別モードに移行する権利を付与する第1当選役、通常モードよりも遊技者が有利になり、前記第1特別モードとは態様の異なる第2特別モードに移行する権利を付与し、入賞しなかった場合には次遊技以降にその当選権利が持ち越される第2当選役、抽選で決定された態様でリールの停止操作が行われた場合に入賞し、前記一定個数よりも個数が多い遊技媒体が払い出される第3当選役を含む複数種類の当選役のいずれか又はハズレを決定する当選役抽選を前記通常モード中に行う当選役決定手段、前記当選役抽選で用いられ、前記当選役抽選で抽出される乱数値を、各々を構成する乱数値が異なるように複数の乱数値グループにグループ分けし、前記第1当選役と前記第3当選役とをグループ化した前記当選役グループを前記乱数値グループのいずれかに割り当てた当選役抽選テーブル記憶手段、前記第2当選役の当選権利が持ち越されていない遊技での前記当選役抽選で前記グループ当選役に当選した場合には、前記第1当選役に対応する第1図柄が入賞有効ライン上に停止し、前記第2当選役の当選権利が持ち越された遊技での前記当選役抽選で前記グループ当選役に当選した場合には、前記第3当選役に対応する第3図柄が入賞有効ライン上に停止するように、前記停止操作に応答して前記リールの停止制御を行うリール停止制御手段、前記第2当選役の当選権利が持ち越されてから遊技上の所定条件が満たされるまでの遊技では前記第3当選役が入賞する前記停止操作の態様を報知する停止態様報知手段として遊技機のコンピュータを機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
発明によれば、通常モードよりも遊技者が有利になる第2特別モードに移行する権利を付与する第2当選役の当選権利が持ち越された遊技でグループ当選役に当選した場合には、遊技媒体が払い出される第3当選役に対応する第3図柄が入賞有効ライン上に停止するようにリールの停止制御が行われ、また、この遊技では第3当選役が入賞するリールの停止操作の態様が報知されるので、通常モード中で遊技者が獲得する遊技媒体の個数に格差をつけることが可能になり、これにより、遊技にメリハリがつくので遊技が単調になることを防止できる。
複数の第3図柄のうちのいずれを入賞有効ライン上に停止するようにリールの停止操作を行えば第3当選役が入賞するかを抽選により決定するので、遊技者の技量を遊技に反映でき、これにより、遊技が単調になることを防止できる。
第3当選役が入賞するリールの停止順序を抽選により決定するので、前記第2当選役の当選権利が持ち越された遊技で停止順序が報知されていない場合に第3当選役を入賞させにくくでき、第2当選役が持ち越された遊技にメリハリをつけることができる。これにより、第2当選役が持ち越された遊技が単調になることを防止できる。
先ず、図1に第1の実施形態のスロットマシン10の外観を示し、スロットマシン10の遊技の流れの概略を説明する。図1に示すスロットマシン10には、通常モード、BBモード(第1特別モード)、RBモード(第2特別モード)の3種類の遊技モードが設定されている。BBモードは、BBモードに移行する権利を与えるBB(第1当選役)に通常モードでの当選役抽選で当選し、これが入賞すると移行する。BBモードでは、1枚のメダルが払い出される1枚役に当選か否かが遊技毎に決定される。RBモードは、RBモードに移行する権利を与えるRB(第2当選役)に通常モードでの当選役抽選で当選し、これが入賞すると移行する。RBモードでは、メダルの払い出しを伴う特定当選役(例えば15枚のメダルの払い出しを伴う15枚役)に当選か否かが遊技毎に決定される。BBモードはメダルの払い出し枚数が1枚(一定個数)に達すると終了する。RBモードは、12回の遊技が行われるか又は特定当選役が8回入賞すると終了する。なお、BB及びRBはボーナス遊技モードに移行するボーナス役であるため、両方が同時に抽選した状態とはならず、また、いずれか一方の内部当選中には他方は当選せず、さらに、BBモード及びRBモードへの移行中は、BB及びRBには当選しないようになっている。
BBモードは3枚のメダル、RBモードは1枚のメダルをベットして遊技が行われる。そして、BBモードでは1枚役、RBモードでは特定当選役が殆どの遊技で当選するように1枚役及び特定当選役の当選確率が設定されている。これにより、BBモード及びRBモードでは通常モードよりもペイアウト率が高くなり、遊技者が有利になる。
スロットマシン10は、収納箱11と前面扉12とからなる筐体10aを備えている。前面扉12には表示窓13が設けられている。表示窓13の奥には第1リール14a、第2リール14b、第3リール14cが回転自在に組み込まれている。第1〜第3リール14a〜14cの外周には複数種類の図柄が一定の間隔で配列されている。第1〜第3リール14a〜14cが停止した状態では表示窓13を通して1リール当たり3個の図柄が観察できる。そして、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ライン15が横3本と斜め2本との合計5本設定されている。
メダル投入口16から1枚のメダルを投入したときには中段の入賞有効ライン15が有効化される。2枚のメダルを投入したときには中段の入賞有効ライン15に上段及び下段の入賞有効ライン15を加えた横3本の入賞有効ライン15が有効化される。3枚のメダルを投入したときには上段、中段、下段の3本に斜めの2本を加えた合計5本の入賞有効ライン15が有効化される。
スロットマシン10では、50枚を限度にメダルをクレジット(貯留)することが可能になっている。クレジットされているメダルの枚数はクレジット枚数表示器17により表示される。
スタートレバー18が押下(遊技の開始操作)されると第1〜第3リール14a〜14cが一斉に回転を開始する。第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始してから一定時間が経過するとストップボタン19a〜19cの操作(リールの停止操作)が有効化される。ストップボタン19a〜19cの操作が有効化されると、ストップボタン19a〜19cが押下されたことに応答してそれぞれに対応する第1〜第3リール14a〜14cが個別に停止される。
前面扉12の下部にはメダル受け皿20が設けられている。メダル受け皿20には、当選役が入賞したときに当選役の種類に応じた枚数のメダルが払い出し口21から払い出される。
表示窓13の上方には、液晶パネル22が設けられている。液晶パネル22は、RBが内部当選した状態の遊技で後述するグループ役に当選した場合に作動される。液晶パネル22からは、グループ役を構成する小役が入賞するストップボタン19a〜19cの態様が表示される。
図2に示すように、スロットマシン10の作動は基本的に制御装置30によって管制される。制御装置30は、CPU31とメモリ32とを備えている。CPU31には、CPU31の動作を制御する制御部31aの他、後述する電子抽選部39、当選役決定部40、押下順序抽選部(停止順序決定手段)41、停止図柄抽選部(停止図柄決定手段)42が設けられている。なお、電子抽選部39と当選役決定部40とは請求項1記載の当選役決定手段を構成する。
メダルセンサ33はメダル投入口16から投入された適正なメダルを検知し、メダルの検知信号を制御部31aに入力する。制御部31aは、投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ33からの検知信号に基づいて計数し、入賞有効ライン15を有効化する本数を決定する。
スタート信号センサ34はスタートレバー18が押下されたことを検知する。スタートレバー18の押下が検知されると、遊技スタート信号がスタート信号センサ34から制御部31aに入力される。制御部31aは、遊技スタート信号に応答して第1〜第3リール14a〜14cを回転させ、メモリ32のROM領域に格納されたプログラムにしたがって遊技の処理を開始する。
各リールの駆動及び停止制御は制御部31aとリール駆動コントローラ35とによって行われる。制御部31aとリール駆動コントローラ35とはリール停止制御手段を構成する。第1〜第3リール14a〜14cはそれぞれステッピングモータ36a〜36cの駆動軸に取り付けられている。そして、各ステッピングモータ36a〜36cの駆動を制御することにより第1〜第3リール14a〜14cの制御が行われる。なお、メモリ32のRAM領域は、毎回の遊技ごとに利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
ステッピングモータ36a〜36cは、制御部31aから供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転する。このため、制御部31aは、ステッピングモータ36a〜36cに供給する駆動パルスの個数を制御することによって第1〜第3リール14a〜14cの回転角を制御し、駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決定する。また、第1〜第3リール14a〜14cには、その基準位置に反射信号部37a〜37cが一体に形成されている。そして、第1〜第3リール14a〜14cが1回転するごとにフォトセンサ38a〜38cがそれぞれの反射信号部37a〜37cの通過を検知する。フォトセンサ38a〜38cによる検知信号は、リールの基準位置を示すリセット信号として制御部31aに入力される。
制御部31aには、各々のステッピングモータ36a〜36cに供給された駆動パルスの個数を計数するパルスカウンタが設けられている。制御部31aは、フォトセンサ38a〜38cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
メモリ32のROM領域には図柄テーブルが格納されている。図柄テーブルでは、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、第1〜第3リール14a〜14cに配列された図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。制御部31aは、この図柄テーブルを参照しながら、リールごとにパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中段の入賞有効ライン15上にどの図柄が移動してきているのかを識別でき、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄が入賞有効ライン15上に移動してくるのかを予測することができる。
第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始され、第1〜第3リール14a〜14cの回転速度が定常速度に達した時点で制御部31aはストップボタン19a〜19cの操作を有効化する。ストップボタン19a〜19cが押下されてストップ信号が入力されると、制御部31aとリール駆動コントローラ35は、当選役抽選の結果に基づいてストップボタン19a〜19cに対応する第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。第1〜第3リール14a〜14cの停止制御は停止テーブルを用いたテーブル方式により行われる。
第1〜第3リール14a〜14cの外周面は所定の範囲ごとに複数のコマ(本実施形態では21コマを例に説明する)に区画されている。各コマには図柄が1個づつ割り当てられている。メモリ32のROM領域には制御部31aによって参照される複数の停止テーブルが格納されている。
そして、ストップボタン19a〜19cが押下されるたびに複数の停止テーブルのうちのいずれかが参照される。停止テーブルでは、ストップボタン19a〜19cが押下されたときに入賞有効ライン15上に位置する図柄の図柄コードと、このときに第1〜第3リール14a〜14cが停止するまでに要するコマ数とが対応づけられている。そして、ストップボタン19a〜19cが押下されたときに制御部31aは停止テーブルを参照し、入賞有効ライン15上に停止する図柄の種類を決定する。
停止テーブルでは、第1〜第3リール14a〜14cが停止するまでに要するコマ数が入賞有効ライン15上の図柄を含む図柄5個分の0〜4コマ、すなわち5コマの範囲(以下、「引き込み範囲」と称する)を上限に設定されている。このため、第1〜第3リール14a〜14cの停止制御は5コマの範囲内で行われる。そして、ストップボタン19a〜19cが押下されたときに、入賞有効ライン15上に位置するコマから連続する4コマの中に当選図柄(当選役抽選で当選した当選役に対応する図柄)が含まれている場合、当選図柄が入賞有効ライン15上に停止させることが可能となるように停止テーブルが選択される。このように、引き込み範囲内に位置する図柄を入賞有効ライン15上に停止させる停止制御を引き込み制御と称する。
なお、停止テーブルは、当選した当選役の種類、第1〜第3リール14a〜14cを停止させた順番、入賞有効ライン15上にすでに停止している図柄の種類によって引き込み範囲が変化するように停止テーブルが選択される。
また、当選役に当選していない場合で当選役が入賞するようにストップボタン19a〜19cが押下された場合は、入賞が発生しないように停止テーブルが選択される。すなわち、すでに停止している図柄との組み合わせで入賞とならない図柄を停止させる停止テーブルが選択される。これにより、当選役抽選で当選していない当選役が入賞不能となる。このように、当選役が入賞しないように図柄を入賞有効ライン15上に停止させる停止制御を蹴飛ばし制御と称する。
なお、第1〜第3リール14a〜14cの停止制御は、例えば当選した当選役の種類及びストップボタン19a〜19cが押下されたタイミングに応じて入賞有効ライン15上に停止させる図柄の優先順位を決定するアルゴリズム方式など適宜の方式によって行ってよい。この場合、ストップボタン19a〜19cが押下されたときに、引き込み範囲内で優先順位の最も高い図柄が入賞有効ライン15上に停止される。
スタート信号センサ34から遊技スタート信号が入力されると、制御部31aは電子抽選部39を作動させる。電子抽選部39は乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを備え、遊技が開始されるごとに1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は当選役決定部40に入力される。
当選役決定部40は、通常モード及びRB導入モードで当選役を決定する抽選テーブル(請求項1記載の「当選役抽選テーブル」及び請求項4記載の「当選役抽選テーブル記憶手段」)40a、BBモードで当選役を決定するBBテーブル(図示せず)、RBモードで当選役を決定するRBテーブル(図示せず)を備えている。
抽選テーブル40aでは、電子抽選部39で抽出される全乱数値を、各々を構成する乱数値が異なるようにグループ分けした複数の乱数値グループが設定されている。そして、各乱数値グループには、BBモードに移行する権利を付与するBB、BBモードで獲得できるメダルの枚数(1枚)よりも枚数の多いメダル(例えば15枚)が払い出される小役(第3当選役)とBBとがグループ化されたグループ役(グループ当選役)、リプレイ、ハズレのいずれかが割り当てられている。グループ役に当選した場合は、小役又はBBに当選したこととなるが、RBが内部当選していない状態での遊技ではBBが入賞するように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御が行われ、RBの内部当選中である遊技では小役が入賞するように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御が行われる(上述したように、RBとBBとはともにボーナス役であり、これらの両方に当選した状態にはできないため)。
なお、BBに対応するBB図柄(第1図柄)は、BB図柄同士の間隔が図柄4個分以内、すなわち、第1〜第3リール14a〜14cの回転位置に関わらず常にBB図柄が引き込み範囲内に位置するように配列されている。このため、BBに当選すれば、ストップボタン19a〜19cが操作されたタイミングに関係なくBBが入賞する。
また、小役に対応する小役図柄(第3図柄)については、小役図柄同士の間隔が7コマ、すなわち、1リールあたり小役図柄が3個で、複数の小役図柄が引き込み範囲内に位置しないように小役図柄は配列されている。そして、1つのリールに配列された小役図柄は互いに色が異なっており、この色は例えば、赤、青、黄の3種類に設定されている。そして、後述する押下順序抽選で決定された押下順序でストップボタン19a〜19cを押下し、さらに、後述する停止図柄抽選で決定された小役図柄が引き込み範囲内に位置するときにストップボタン19a〜19cを押下すれば小役が入賞する。
BBテーブルでは、1枚役及びハズレのいずれかが割り当てられている。BBテーブルでは殆どの乱数値に1枚役が割り当てられている。すなわち、BBモードでは殆どの遊技で1枚役に当選するようにその当選確率が設定されている。そして、このように1枚役の当選確率を設定することによって通常モードよりもBBモードの遊技で遊技者が有利になるようにペイアウト率が設定されている。
RBテーブルでは、特定当選役及びハズレのいずれかが割り当てられている。RBテーブルでは殆どの乱数値に特定当選役が割り当てられている。すなわち、RBモードでは殆どの遊技で特定当選役に当選するようにその当選確率が設定されている。そして、このように特定当選役の当選確率を設定することによって通常モードよりもRBモードの遊技で遊技者が有利になるようにペイアウト率が設定されている。
当選役決定部40では、移行されている遊技モードに応じて、電子抽選部39で抽選された乱数値が抽選テーブル40a、BBテーブル、RBテーブルのいずれかと照合される。これにより、各遊技モードで当選役又はハズレが決定される。当選役抽選で用いるテーブルの種類は制御部31aから電子抽選部39に入力されるテーブル選択信号によって決定される。
押下順序抽選部41は、RBが内部当選した状態、すなわち、当選したRBが持ち越された状態の遊技でグループ役に当選した場合に作動される。押下順序抽選部41では、小役が入賞可能になるストップボタン19a〜19cの押下順序を決定する押下順序抽選が行われる。押下順序は、ストップボタン19aを最初に押下する場合、ストップボタン19bを最初に押下する場合、ストップボタン19cを最初に押下する場合の3パターンが設定されている。
停止図柄抽選部42は、RBが内部当選した状態、すなわち、当選したRBが持ち越された状態の遊技でグループ役に当選した場合に作動される。停止図柄抽選部42では、引き込み制御を行う小役図柄の種類を3種類のうちから決定する停止図柄抽選が行われる。停止図柄抽選の結果は制御部31aにフィードバックされる。制御部31a制御部31a及びリール駆動コントローラ35は、停止図柄抽選で決定された図柄に対応する図柄コードを識別して、第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。すなわち、停止図柄抽選は、3種類の小役図柄のうちのいずれが引き込み範囲内にあるときに、ストップボタン19a〜19cを押下するかを決定していると言い換えることができる。
押下順序抽選及び停止図柄抽選の結果が制御部31aにフィードバックされる。これに応答して、制御部31aは抽選の結果に対応するグラフィックデータ(押下順序抽選の結果3パターン×停止図柄抽選の結果3パターンで計9パターンのいずれか)をメモリ32から読み出し、液晶パネル22から各抽選の結果を表示させる。なお、制御部31aは、RBが内部当選した状態で行われた遊技の回数をカウントする。そして、RBが内部当選した状態で行われた遊技の回数が所定回数に達した(遊技上の所定条件)後は、グループ役に当選しても液晶パネル22の作動を中止する。
ホッパー装置43は、小役や特定当選役、1枚役に当選した場合に規定枚数のメダルをメダル受け皿20に払い出すか、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。払い出すメダルの枚数を決めた配当テーブルはメモリ32のROM領域に格納されている。制御部31aは配当テーブルから払い出し枚数を読み出してホッパー装置43を駆動させる。
次に上記のように構成されたスロットマシンの作用について説明する。図3に示すように、スロットマシン10では、先ず通常モードでの遊技が行われる。遊技の開始に先立ってメダルを3枚投入すると、投入されたメダルの枚数が制御部31aによりカウントされる。遊技者がスタートレバー18を押下するとスタート信号センサ34から制御部31aに遊技スタート信号が入力され、第1〜第3リール14a〜14cの回転が開始される。
スタートレバー18が押下されると電子抽選部39及び当選役決定部40によって当選役抽選が行われる。当選役決定部40では電子抽選部39で抽選された乱数値が抽選テーブル40aと照合される。
当選役抽選が終了し、第1〜第3リール14a〜14cが回転開始してから一定時間経過すると、ストップボタン19a〜19cの操作が有効化される。ストップボタン19a〜19cが押下されると、制御部31a及びリール駆動コントローラ35はリールごとに設けられたパルスカウンタのカウント値を参照しながらストップボタン19a〜19cが押下されたタイミングを監視し、当選図柄が入賞有効ライン15上に停止しやすいように第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を行う。
RBが内部当選していない遊技でグループ役に当選した場合、制御部31a及びリール駆動コントローラ35は、ストップボタン19a〜19cが押下されたときにBB図柄の引き込み制御を行う。BBが入賞すると、制御部31aはメモリ32のROM領域からBBモードの実行プログラムを読み出し、通常モードからBBモードに移行させる。BBモードは、1枚役に当選して1枚のメダルが払い出されると終了する。
当選役抽選でRBに当選し、RBを入賞させなかった場合、RBは次回以降の遊技に持ち越され、RBが内部当選した状態となる。RBが内部当選した遊技でグループ役に当選した場合、押下順序抽選及び停止図柄抽選がストップボタン19a〜19cの操作が有効化される前に行われる。そして、液晶パネル22によって押下順序抽選及び停止図柄抽選の結果が表示される。液晶パネル22の表示にしたがってストップボタン19a〜19cが押下順序抽選の結果通りに押下され、さらに、赤、青、黄の中から停止図柄抽選で決定された色の小役図柄が引き込み範囲内に位置するときにストップボタン19a〜19cが押下されると、制御部31a及びリール駆動コントローラ35は小役図柄の引き込み制御を行う。小役が入賞するとホッパー装置43が駆動され、メダルが払い出される。このため、RBが内部当選した状態では、RBが内部当選していない状態よりも容易にメダルを獲得できる。液晶パネル22による表示は、RBが内部当選した状態の遊技が所定回数に達すると終了する。
RBが入賞するとRBモードに移行する。RBモードでは、RBテーブルを用いて当選役抽選が行われる。このため、RBモードでは特定当選役に当選したか否かが決定される。RBモードは、12回の遊技が行われるか、又は特定当選役が8回入賞すると終了する。
上記実施形態では、1種類のグループ役を設定したが、メダルの配当枚数が互いに異なる複数種類の小役をそれぞれBBとグループ化することによって、複数種類のグループ役を設定してもよい。
上記実施形態では、第1特別モードとしてBBモードを設定したが、特別モードとして例えば第1〜第3リール14a〜14cの少なくともいずれか1つを無制御状態(リールの停止制御が行われずに、ストップボタンが押下されたタイミングに応じて停止する状態)とするチャレンジタイム(CT)モード、リプレイの当選確率が通常モードよりも高くなるリプレイタイム(RT)モード、RTモードへの移行確率が高くなるRT移行高確率モード、ストップボタンを押下する順序を報知する、あるいは、入賞有効ライン15上に停止させる図柄を報知するなど、遊技に伴う操作を遊技者に促すことによって、特定の当選役を入賞させることを可能にするアシストタイム(AT)モード、ATモードへの移行確率が高くなるAT移行高確率モード、所定の当選役に当選した場合にこれを貯留させるストックタイム(ST)モード、貯留された当選役の放出確率が高くなる放出高確率モード、一回の遊技に限って特定当選役が抽選されるシングルボーナス(SB)モード、SBモードへの移行確率を一定区間の遊技で高くするSB高確率モードなど、遊技者が有利になれば適宜の遊技モードを設定してよい。
上記実施形態では、RBが内部当選した状態の遊技が所定回数行われるまで液晶パネル22を作動させたが、例えば液晶パネル22の作動を中止させるか否かの抽選に当選するまで作動させる、あるいは、グループ役に所定回数当選するまで作動させるなど、液晶パネル22の作動を中止させる条件は適宜に設定してよい。
上記実施形態では、押下順序抽選及び停止図柄抽選の結果を液晶パネル22によって報知したが、例えば音声やランプ、7セグメント表示器など、適宜のデバイスによって報知してよい。また、RBが内部当選した状態の遊技でグループ役に当選した場合には、必ずしも押下順序抽選及び停止図柄抽選の両方を行わなくてもよく、いずれか一方でもよい。さらには、小役が入賞するストップボタン19a〜19cの押下の態様を決定する抽選であれば押下順序抽選及び停止図柄抽選に限らず他の態様を抽選により決定してもよい。
図4は記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)50をスロットマシン10にインストールする例を示しており、記録媒体50には図3のフローチャートで示すような手段を、制御部31aとメモリ32とを含むコンピュータ51で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば停止操作のタイミングに関わらず入賞し、一定個数の遊技媒体が払い出されたことを条件に終了する第1特別モードに移行する権利を付与する第1当選役、通常モードよりも遊技者が有利になり、前記第1特別モードとは態様の異なる第2特別モードに移行する権利を付与し、入賞しなかった場合には次遊技以降にその当選権利が持ち越される第2当選役、抽選で決定された態様でリールの停止操作が行われた場合に入賞し、前記一定個数よりも個数が多い遊技媒体が払い出される第3当選役を含む複数種類の当選役のいずれか又はハズレを決定する当選役抽選を前記通常モード中に行う当選役決定手段、前記当選役抽選で用いられ、前記当選役抽選で抽出される乱数値を、各々を構成する乱数値が異なるように複数の乱数値グループにグループ分けし、前記第1当選役と前記第3当選役とをグループ化した前記当選役グループを前記乱数値グループのいずれかに割り当てた当選役抽選テーブル記憶手段、前記第2当選役の当選権利が持ち越されていない遊技での前記当選役抽選で前記グループ当選役に当選した場合には、前記第1当選役に対応する第1図柄が入賞有効ライン上に停止し、前記第2当選役の当選権利が持ち越された遊技での前記当選役抽選で前記グループ当選役に当選した場合には、前記第3当選役に対応する第3図柄が入賞有効ライン上に停止するように、前記停止操作に応答して前記リールの停止制御を行うリール停止制御手段、前記第2当選役の当選権利が持ち越されてから遊技上の所定条件が満たされるまでの遊技では前記第3当選役が入賞する前記停止操作の態様を報知する停止態様報知手段としてコンピュータ51を機能させるためのプログラムを記録媒体50に記録する。そして、この記録媒体50を読み取り装置52に装填して、プログラムをスロットマシン10にインストールする。
なお、前記プログラムは、記録媒体50を介してインストールする代わりにインターネットを利用してスロットマシン10に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は、記録媒体50から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンの遊技を行うことも可能である。
なお、本発明はリール駆動タイプのスロットマシンに限らず、液晶パネルなどを用いたスロットマシンやストップボタンの押下によって図柄を停止表示させるパチンコ機など、他の遊技機にも等しく適用することができる。
本発明を用いたスロットマシンの外観図である。 図1に示すスロットマシンの電気的概略構成を示す機能ブロック図である。 遊技の流れを示すフローチャートである。 プログラムが格納された記録媒体を、スロットマシンにインストールする場合の説明図である。
符号の説明
10 スロットマシン(遊技機)
30 制御装置
31 CPU
31a 制御部
35 リール駆動コントローラ
39 電子抽選部
40 当選役決定部
40a 抽選テーブル(当選役抽選テーブル及び当選役抽選テーブル記憶手段)
41 押下順序抽選部(停止順序決定手段)
42 停止図柄抽選部(停止図柄決定手段)
50 記録媒体
51 コンピュータ

Claims (3)

  1. 通常モードと、この通常モードよりも遊技者が有利になり、一定個数の遊技媒体が払い出されたことを条件に終了する第1特別モードと、前記通常モードよりも遊技者が有利になり、特定当選役が所定回数入賞することを条件に終了する第2特別モードとでの遊技が行われ、
    外周に複数種類の図柄が配列され、遊技の開始操作に応答して回転するとともに所定の停止操作に応答して停止するリールと、
    前記第1特別モードに移行する権利を付与する第1当選役、前記第2特別モードに移行する権利を付与する第2当選役、所定個数の遊技媒体が払い出される小役を含む複数種類の当選役のいずれか又はハズレを決定する当選役抽選を行う当選役決定手段と
    前記当選役抽選で用いられ、前記当選役抽選で抽出される乱数値を、各々を構成する乱数値が異なるように複数の乱数値グループにグループ分けし、これらの前記乱数値グループにそれぞれ、前記各モードにそれぞれ対応した前記当選役又はハズレが割り当てられた抽選テーブルと、を備え、
    前記当選役決定手段は、前記抽選テーブルと前記当選役抽選で抽出された乱数値とを照合することにより、前記抽出された乱数値が属する前記乱数値グループに割り当てられた当選役又はハズレを抽選結果として決定し、
    前記第1当選役は前記停止操作のタイミングに関わらず入賞し、前記第2当選役が入賞しなかった場合、次遊技以降にその当選権利が持ち越されるとともに、この持ち越し状態では前記第1当選役が当選しないようになっている遊技機であって、
    前記抽選テーブルは、
    前記通常モードの遊技における前記当選役抽選で用いられ、前記第1当選役、前記第2当選役、前記小役のうち抽選で決定された態様で前記停止操作が行われた場合に入賞するとともに前記一定個数よりも個数が多い遊技媒体が払い出される第3当選役と前記第1当選役とをグループ化したグループ当選役、前記ハズレが割り当てられた当選役抽選テーブルと、
    前記第1特別モードの遊技における前記当選役抽選で用いられ、前記小役のうち前記一定個数と同数の遊技媒体が払い出される第4当選役が、前記当選役抽選で抽出される乱数値のほとんどに割り当てられた第1特別抽選テーブルと、
    前記第2特別モードの遊技における前記当選役抽選で用いられ、前記小役のうち前記一定個数よりも個数が多い遊技媒体が払い出される特定当選役が、前記当選役抽選で抽出される乱数値のほとんどに割り当てられた第2特別テーブルと、を備え、
    前記第2当選役の当選権利が持ち越されていない遊技での前記当選役抽選で抽出された乱数値が前記グループ当選役が割り当てられた乱数値グループに属している場合には、前記第1当選役に対応する第1図柄が入賞有効ライン上に停止し、前記第2当選役の当選権利が持ち越された遊技での前記当選役抽選で抽出された乱数値が前記グループ当選役が割り当てられた乱数値グループに属している場合には、前記第3当選役に対応する第3図柄が入賞有効ライン上に停止するように、前記停止操作に応答して前記リールの停止制御を行うリール停止制御手段と、
    前記第2当選役の当選権利が持ち越されてから遊技上の所定条件が満たされるまでの遊技では前記第3当選役が入賞する前記停止操作の態様を報知する停止態様報知手段とを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記リールの外周面は所定の範囲ごとに複数のコマに区画されており、
    前記リールに複数の前記第3図柄を、前記リール停止手段が前記停止操作があってから実際にリールを停止するまでに要するコマ数の上限である図柄の引き込み範囲内に位置しないように配列し、
    前記第2当選役の当選権利が持ち越された遊技での前記当選役抽選で前記グループ当選役に当選した場合に、複数の前記第3図柄のうちのいずれかを前記リール停止制御手段による前記リールの停止制御を行う図柄とするのかを前記抽選により決定する停止図柄決定手段を設け、
    前記リール停止制御手段は、前記停止図柄決定手段での抽選で決定された前記第3図柄が前記入賞有効ライン上に停止するように前記リールの停止制御を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記リールを複数設けるとともに、各リールに前記第3図柄を配列し、
    前記第3当選役が入賞する前記リールの停止順序を前記態様として抽選により決定する停止順序決定手段を設け、
    前記リール停止制御手段は、前記停止順序決定手段での抽選で決定された順序で前記リールが停止するように前記停止操作が行われた場合に前記第3図柄が入賞有効ライン上に停止するように前記リールの停止制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
JP2005167153A 2005-06-07 2005-06-07 遊技機 Expired - Fee Related JP4406620B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005167153A JP4406620B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005167153A JP4406620B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006340794A JP2006340794A (ja) 2006-12-21
JP4406620B2 true JP4406620B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=37638209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005167153A Expired - Fee Related JP4406620B2 (ja) 2005-06-07 2005-06-07 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4406620B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167137A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Aruze Corp 遊技機
JP5480470B2 (ja) * 2007-12-17 2014-04-23 株式会社三共 スロットマシン
JP5652696B2 (ja) * 2010-02-08 2015-01-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP5965950B2 (ja) * 2014-08-01 2016-08-10 山佐株式会社 遊技機
JP5965949B2 (ja) * 2014-08-01 2016-08-10 山佐株式会社 遊技機
JP6011824B2 (ja) * 2014-11-19 2016-10-19 株式会社三洋物産 遊技機
JP6035573B2 (ja) * 2014-11-28 2016-11-30 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006340794A (ja) 2006-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007215758A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2003299776A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP4406620B2 (ja) 遊技機
JP2006187528A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP4125572B2 (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP2007135842A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP4559331B2 (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2006340793A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2003299778A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP2006223711A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2007068765A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2006187526A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP4393368B2 (ja) 遊技機
JP4559333B2 (ja) 遊技機
JP4274319B2 (ja) 遊技機
JP4315447B2 (ja) スロットマシン
JP4975059B2 (ja) 遊技機
JP4975060B2 (ja) 遊技機
JP4975125B2 (ja) 遊技機
JP4975135B2 (ja) スロットマシン
JP4975058B2 (ja) 遊技機
JP4975061B2 (ja) 遊技機
JP4975057B2 (ja) 遊技機
JP4166506B2 (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JP2007075483A (ja) 遊技機、プログラム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091028

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4406620

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131113

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees