JP4406160B2 - 航空機スポット管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機スポット管理システムに係り、空港のスポット管理にあたって、空港のスポット割り当てをおこなっている管理者が、空港や航空便の状況の変化に応じて迅速、かつ、適切に航空機のスポットの割り当てをおこなうことのできる航空機スポット管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
航空輸送は、航空技術の発展に伴い、ますます大衆化し、輸送人員、貨物量も大幅な伸びを示している。このような航空輸送を円滑におこなうために、空港内のスポットと呼ばれる地点で、フライトの準備のために様々な作業をおこなう。
【0003】
スポットでは、乗客、乗務員の搭乗のみならず、貨物の積込みや航空機の給油作業、清掃作業など様々な処理を限られた時間で能率的におこなわなければならない。空港のスポットの数は、限られており、発着陸のスケジュールを円滑に消化するためにも、スポットの作業管理は、空港全体の運営上、非常に重要な意義を有し、航空管制の大きなファクターなっている。
【0004】
このようなスポットを管理するシステムでは、スポットの各便の占有時間をチャートで表示し、モニタする手法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、スポットの各便の駐機時間をチャート上のバーとして表示する。そして、スポットの管理者は、航空機の遅れなどが生じたときには、各作業チームから電話などで連絡を受け、チャートのスポットの空いている場所に移動させることにより、スポットの割り当ての計画の変更をおこなっていた。
【0006】
そのため、各作業チームの作業状況をシステマチックにかつ即時的に把握するための情報管理システムが求められている。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、航空機のスポットの割り当てを管理システムで、刻一刻と変わる航空機や空港の状況に対応し、スポットの割り当てをおこなっている管理者が多面的に状況の把握することができるようにし、スポット割り当ての変更の必要が生じたときには、適切な変更をおこなうことのできるような航空機スポット管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の航空機スポット管理システムに係る発明の第一の構成は、空港内のスポットの利用時間を、各航空機の便ごとに割り当てる航空機スポット管理システムにおいて、このシステムは、ネットワークを介して他のシステムと情報のやり取りが可能な計算機と、前記計算機に接続された記憶装置および出力装置を有し、前記記憶装置にはフライト計画データ、スポット計画データ、作業実績データ、スポット計画作成プログラム及び実績管理プログラムが格納され、前記出力装置は、スポットの割り当て計画と、航空機と空港の状況とを表示するモニタ画面を備え、前記モニタ画面は、スポットアサインチャートエリアと、変更・情報遅延エリアと、作業進捗状況エリアと、監視映像エリアと、スポット状況エリアとを有し、前記計算機は、前記フライト計画データ、前記スポット計画データ、前記作業実績データ、前記スポット計画作成プログラム及び前記実績管理プログラムに基づいて、前記モニタ画面の前記スポットアサインチャートエリアに、スポットごとに、各航空機の便の占有時間をバー状の表示対象により示すスポットアサインチャート、 前記モニタ画面の変更・情報遅延エリアに、前記スポットでの作業の変更・遅延情報、前記モニタ画面の作業進捗状況エリアに、前記スポットでの作業進捗状況、前記モニタ画面のスポット状況エリアに、前記スポットアサインチャートに表示される空港内の現在の各スポットと航空機の関係を模式的に表示するスポット状況、前記モニタ画面の監視映像エリアに、前記スポット状況と連動し、前記スポット状況で選択されたスポットの現在の状況を表示する監視映像を、前記モニタ画面の同一画面内の表示要素として表示し、スポットアサインの変更が必要な場合に、前記モニタ画面上にスポットアサイン警告画面をポップアップ表示するようにしたものである。
【0009】
より詳しくは、前記スポットアサイン警告画面でのスポットアサインの変更表示操作を受付けると、スポットアサインの変更案を該変更案の提示の際に考慮した要因を示す複数種類の評価指標の棒グラフとともに表示するようにしたものである。
【0010】
また詳しくは、上記航空機スポット管理システムにおいて、前記バー状の表示対象が、その航空機とスポットとの位置関係、また、スポット割り当て計画の変更の要否によって、前記バーの表示位置および表示形態を変えるようにしたものである。
【0011】
さらに詳しくは、上記航空機スポット管理システムにおいて、前記バー状の表示対象が、その航空機がスポットに駐機中であることを表示するモードのときに、作業の進捗状況を示すラインを、そのバー状の表示対象の示す計画時間と比較できるように表示するようにしたものである。
【0012】
さらにまた詳しくは、上記航空機スポット管理システムにおいて、スポット割り当て計画の変更が要とされる表示モードのバー状の表示対象を操作することにより、スポット割り当て変更案を画面に表示するようにしたものである。
【0013】
また詳しくは、前記バー状の表示対象に対する操作を受付けて、そのバー状の表示対象に対応する各航空機の便の作業の詳細情報を、前記スポットでの作業の変更・遅延情報と、前記スポットでの作業進捗状況とに関する画面要素に表示するようにしたものである。
【0014】
より詳しくは、上記航空機スポット管理システムにおいて、前記モニタ画面に表示される前記スポットでの作業の詳細情報や作業の変更・遅延情報には、作業中の内容と、終了予定時刻とを含むようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施形態を、図1ないし図8を用いて説明する。
本発明に係る航空機スポット管理システムは、空港で航空機が駐機するスポットにおける駐機計画とスポットにおける作業を支援するものである。
【0018】
〔航空機スポット管理システムのシステム構成〕
先ず、図1および図2を用いて本発明に係る航空機スポット管理システムのシステム構成について説明する。
図1は、本発明に係る航空機スポット管理システムの機能構成図である。
図2は、本発明に係る航空機スポット管理システムの機器構成図である。
【0019】
この航空機スポット管理システムでは、図1に示されるスポット計画データ132により、スポットの計画がなされる。このスポット計画データ132は、スポット計画作成部101により、各航空会社の作成したフライト計画データ131に基づいて作成される。
【0020】
このシステムは、スポットに駐機するために出入りする航空機をセンサ151により検知し、撮影部152によってその状況を撮影し、表示部80により表示する。
【0021】
実績管理部70は、事前に作成したスポット計画データ132と作業実績データ133を管理し、作業が予定通りに進んでいるかを監視して、計画と作業実績のタイムチャートを表示部80に表示する。また、作業の進行状況に応じて、作業管理部155に指示を送る。
【0022】
指示を受けた作業管理部155は、指示にしたがって作業をおこない、実績を作業実績データ133に蓄積する。
【0023】
本発明の航空機スポット管理システムの機器構成は、図2に示されるように情報処理装置としての計算機201に各種周辺装置と、ネットワークが接続されたものである。
【0024】
計算機201には、出力装置202、入力装置203、無線装置207、記憶装置204、カメラ205、センサ151などの諸装置が接続されている。
【0025】
出力装置202は、例えば、ディスプレイやプリンタなどのデバイスである。
【0026】
入力装置203は、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスである。
【0027】
記憶装置204は、ハードディスクなどの磁気記憶装置、光ディスク、半導体メモリなどであり、プログラムを実行するためにロード役割と、データを記憶する機能を有する。
【0028】
カメラ205は、スポットの状況を撮影するための装置であり、静止画を撮影するデジタルカメラのようなものでも良いし、動画を撮影するビデオカメラであっても良い。
【0029】
センサ151は、航空機がスポットに進入や退場したときに、検知する装置である。
【0030】
無線装置207は、作業車両/作業者156に取り付けられた無線装置と無線で交信をおこなうための装置である。
【0031】
また、この計算機201は、航空交通情報処理中継システム208や空港内の各作業管理システム209とネットワークで接続されて情報のやりとりをおこなえるようになっている。
【0032】
図1の機能構成と機器の関係を説明すると、記憶装置204には、データとしては、図1のフライト計画データ131、スポット計画データ132、作業実績データ133が格納され、プログラムとしては、スポット計画作成部101、実績管理部70で実行されるモジュールが格納され実行される。
【0033】
作業管理部155は、各作業管理システム209と、作業車両/作業者156を用いる。
【0034】
〔航空機スポット管理システムのユーザインタフェース〕
(I)航空機スポット管理システムのモニタ画面の構成と基本機能
本実施形態で説明する航空機スポット管理システムでは、スポットの作業進捗を管理する空港の管理者に、状況を多面的に把握でき、スポット計画の変更を合理的、かつ、容易におこなうことのできるモニタ画面を提供する。
【0035】
先ず、図3を用いて航空機スポット管理システムのモニタ画面の構成と基本機能について説明する。
図3は、本発明の航空機スポット管理システムのモニタ画面の表示例である。
【0036】
本発明の航空機スポット管理システムのモニタ画面は、スポットアサインチャートエリアA00、日付時刻エリアA01、変更・遅延情報エリアA02、運行・移動状況エリアA03、作業進捗状況エリアA04、監視映像エリアA05、スポット状況エリアA06から構成されている。
【0037】
スポットアサインチャートエリアA00は、このモニタ画面の中核となるエリアであり、各スポットが各便の作業にどれだけ占有されるかの時間を示すチャートを表示する。図に示すように、横軸に時間軸、縦軸にスポットの番号が設けられ、チャートの各バーは、ある便の作業に占有される時間を示している。図には、表示しなかったが、実際のシステムでは、このバーの上に航空管制で用いられている便名を表示すれば良い。この例では、スポットは、国際便用、国内用、国際便と国内便の共用、貨物用に分類されている。
【0038】
日付時刻エリアA01は、現在の日付、時刻を表示するエリアであるが、空港現地の日付、時刻だけではなく、全世界の主要地の日付、時刻も表示される。
【0039】
変更・遅延情報エリアA02は、ダイヤの乱れなどによる作業の変更や遅延などの状況を表示するエリアである。
【0040】
運行・移動状況エリアA03は、航空機の運行や移動の状況を逐一表示するエリアである。
【0041】
作業進捗状況エリアA04は、スポットでの作業の進捗状況をレポートするエリアである。
【0042】
監視映像エリアA05は、スポットの状況をリアルタイムに画像として表示するエリアである。
【0043】
スポット状況エリアA06は、空港内の各スポットの状況を模式的に表示するエリアである。スポットに駐機する航空機は、アイコンとして表示されている。例えば、この図では、Spot01、Spot05、Spot10に駐機されている状況が表示されている。また、スポットに誘導する際の誘導路での状況も表示される。
【0044】
また、スポット状況エリアA06と監視映像エリアA05は、連動しており、スポット状況エリアA06に表示されているスポットの位置をマウスでクリックすると、対応するスポットの映像が、監視映像エリアA05に表示される。図では、Spot01を選択して、そのスポットの映像が表示されている。
【0045】
スポットアサインチャートエリアA00に表示されるバーは、4種のモードを持っている。
【0046】
バーb02のモードは、駐機中モードであり、このバーに対応する便の航空機がそのスポットに駐機していることを示している。バーb04のモードは、駐機予定モードであり、このバーに対応する便の航空機が、誘導路からスポットに入ろうとしていることを示している。バー03のモードは、スポット変更必要モードであり、作業の遅延などが発生し、そのスポットの割り当て計画を変更する必要があることを示している。
【0047】
バー01のモードは、それ以外の状況であり、単に、航空機の駐機のための占有時間を表示するための予定モードである。また、現在より過去においては駐機の実績を示すこととなる。
【0048】
また、スポットアサインチャートエリアA00上で、現在の時刻は、現在表示ラインl01で表示される。現在より過去の時間に対しては、エリア上では、影付きで表示され、バーとの対応が一目瞭然となる。
【0049】
駐機中モードのバーに対しては、その下方に作業進捗状況ラインl02が表示される。これは、現在、駐機中のスポットでの作業がどの程度遅れがあるかを表示するための指標であり、例えば、図では、バー02のスポットでの作業が30分ほど遅れるいう推定を示している。このように、スポットアサインチャートエリアA00に、関連付けられた便名かレコードのIDを表示すると、その関連が一目瞭然となる。
【0050】
(II)航空機スポット管理システムのモニタ画面に対する操作と画面遷移
(1)バーに対する操作
先ず、図4を用いてバーに対する操作とそれに対するモニタ画面の動作について説明する。
図4は、バーに対する操作とそれに対するモニタ画面の動作を簡単に表示した図である。
【0051】
変更・遅延情報エリアA02、運行・移動状況エリアA03、作業進捗状況エリアA04には、常時、全てのスポットでの状況が時系列的に表示されている。スポット管理者が特定のスポットでの作業状況を知りたいときには、図4に示されるようにそのバーをマウスでシングルクリックすれば良い。図では、Spot05のバーb02をクリックして、それに関する状況が表示されている。
【0052】
この表示変更は、決められた時間、例えば、15秒から30秒程度で最も好ましくは、20秒程度の時間表示すると、もとの全てのスポットでの状況表示に戻るようにしておけば良い。
【0053】
また、図4に示されるようにバーをマウスでダブルクリックすると、図5に示される詳細画面を表示する。詳細画面は、そのバーの作業状況を詳細に表示する画面であり、次に詳しく説明する。
【0054】
(2)詳細画面
次に、図5を用いてバーの作業状況の詳細画面について説明する。
図5は、バーの作業状況の詳細画面の一例を示す図である。
【0055】
左の一番上に表示されている航空機ステイ時間帯が、モニタ画面のスポットアサインチャートエリアA00のバーの占有時間であり、その下に各作業項目がバー状、あるいは、ポイントとして表示される。また、この詳細画面も現在の時刻を表す現在表示ラインl11を持っている。
【0056】
各項目のバーは、計画、実績、予定、遅延の4種の表現要素を持っている。この表現要素では、計画の下に、実績、予定、遅延が配される。
【0057】
実績とは、現在表示ラインl11の左側、つまり、過去の作業を表している。予定とは、計画の内で未達成の部分である。また、作業状況で遅れが発生するときには、予定の表示要素は、遅延の表示要素に変換されて、注意を促すことになる。
【0058】
(3)スポットアサインチャートエリアの推移とスポットアサインの変更
次に、図6および図7を用いてスポットアサインチャートエリアが時間に伴い、推移する様子と、スポットアサインを変更するときシステムの動作について説明する。
図6は、スポットアサインチャートエリアA00の他の表示例である。
図7は、システムがスポットの変更を推奨する際の表示および操作画面の表示例である。
【0059】
ここで図3のように、この航空機スポット管理システムのモニタ画面を使ってモニタ画面を表示している場面より、45分ほど時間が経ったものとする。
【0060】
現在表示ラインl01は、図3では12:30のところにあったものが、図6では13:15のところまで移動し、影付きのエリアが右側に少し広がっている。
【0061】
そして、図3ではバーb04は、駐機予定モードであったのが、図6の状態では、駐機中モードになる。
【0062】
また、図3の状態でSpot05のバー03の作業に遅延が発生していて、スポット変更必要モードになっていた。そのために、バー03は、空いているSpot02に割り当てが変更されている。
【0063】
このようなスポットアサインの変更は、以下のような手順でなされる。
【0064】
先ず、システムが作業の遅延の報告を受け、スポットアサインの変更が必要であると判断したときには、図7に示すようにモニタ画面上にスポットアサイン警告画面C01をポップアップ表示して、スポットのアサインの管理者に状況を知らせて注意を促す。
【0065】
管理者は、詳細な情報が知りたいときには、[詳細表示]ボタンをクリックし、詳細情報表示画面C03を見るようにする。この例では、5160便が天候不良のため1時間遅れたことが表示されている。
【0066】
また、[変更案]ボタンをクリックすると、スポットアサインを変更するための変更案提示画面C02が表示される。この変更案提示画面C02には、システムが推奨した変更案が数種類提示され、管理者は、適切であると判断したものから選択ことができる。図では、第1案と第2案が表示されているが、さらに、他の案を見たいときには、[別案表示]ボタンをクリックすれば良い。
【0067】
スポットアサインは、様々な要因を考慮しなければならないため、数種類の評価指標が用いられるが、変更案提示のときには、これが棒グラフにより示され判断の材料とされる。ここで言っている「ダイヤ乱れの強さ」とは、スポットアサインの変更に伴うダイヤの変更を定量的に評価したものである。「航空会社の満足度」は、航空会社からの要望や評価項目などの達成度を示す指標である。「旅客誘導効率」は、旅客が航空機に搭乗する際の効率を評価する指標であり、搭乗ゲートからの移動距離などが評価項目である。また、「航空機誘導効率」は、航空機が滑走路からスポットまでの移動する距離、作業車などでの貨物の運搬効率が評価項目となる。
【0068】
管理者は、変更案を見て、スポットアサインチャートエリアA00に反映して、状況を確かめたいときには、該当する[プレビュー]ボタンをクリックする。これを元に戻すときには、[元に戻す]ボタンをクリックする。
【0069】
また、実際に変更しようとするときには、[確定]ボタンをクリックする。この操作をすると、スポットアサインは、変更されたことになり、モニタ画面にそれが表示され、各作業管理システム209にその旨が通知されて、空港内で実際に各作業チームが変更されたスポットにて作業をするべく動きだすことになる。
【0070】
(III)航空機スポット管理システムのスポットアサイン計画画面
上の(II)で述べてきたスポットに関するモニタ画面は、空港内の刻一刻と変わるスポットの状況をリアルタイムに表示し、変更がある場合には対応を可能とするものであった。
【0071】
スポットの割り当てには、当然、各航空会社の航空便の計画に基づいて、計画する段階が必要である。本発明の航空機スポット管理システムは、そのためのスポットアサイン計画画面を提供している。
【0072】
以下、図8を用いてこのスポットアサイン計画画面について説明する。
図8は、本発明の航空機スポット管理システムのスポットアサイン計画画面の表示例である。
【0073】
スポットアサイン計画画面は、スポットアサインチャートエリアP00、全体評価エリアP01、評価の詳細エリアP02、リクエスト一覧エリアP03から構成されている。
【0074】
スポットアサインチャートエリアP00は、計画段階でのスポットの割り当て案を配していくエリアであり、スポットの割り当ては、やはり、そのスポットでの駐機時間を表すバーで表示される。
【0075】
また、横軸に時間軸、縦軸にスポットの番号が設けられるのもモニタ画面のときと同様である。この例では、スポットが、国際便用、国内用、国際便と国内便の共用、貨物用の各機能別に分類されているのもモニタ画面と同様である。ここでの各バーの表示は、国際便の航空便のスポット割り当て、国内便用の航空便のスポット割り当てなどと各航空機の別に分かれていることを示している。したがって、共用のスポットのSpot04、Spot05のところのみ表示形態、例えば、色や明るさやテキスチャが違うバーが混在することがあり得ることになる。
【0076】
全体評価エリアP01は、現時点のスポットアサイン計画の全てに対するスポットアサインのための各指標の値を表示するエリアである。図8に示した各指標の意味は既に説明したところである。
【0077】
評価の詳細エリアP02は、現時点のスポットアサイン計画に対して詳細な表示をするエリアである。例えば、図8の例では、現計画でのスポット割り当てに基づいて、各航空会社別に希望スポットと計画スポットの距離の平均を計算したものを表示しているが、希望スポットは路線ごとにデフォルトの希望スポットが設定されていても良く、リクエスト一覧P03にて航空会社から事前にリクエストされているものでも良い。もちろん、この距離は短いほど良く、あまり、各航空会社別に差がでないのが望ましい。
【0078】
リクエスト一覧エリアP03は、スポット割り当て計画の対象となる航空会社の航空便の一覧、すなわち、このスポット計画の対象としている日にスポットを割り当てるリクエストの一覧を表示するエリアである。
【0079】
スポットアサイン計画をする管理者は、リクエスト一覧エリアP03に表示されている一覧を見ながら、スポットアサインチャートエリアP00のバーを作成して、それをこの表のレコードに関連付けることにより、計画を作成することができる。
【0080】
このリクエスト一覧エリアP03の表のレコードをクリックして、その情報からリクエスト一覧エリアP03にスポットアサインのバーを自動生成して、それを管理者が微調整するようにしても良いし、予め、スポットアサインのバーをマウスなどで作成して、それを後から、リクエスト一覧エリアP03の表のレコードに関連付けるような操作をしても良い。
【0081】
図では示さなかったが、スポットアサインチャートエリアP00には、関連付けられた便名か、レコードのIDを表示すると、その関連が一目瞭然となる。
【0082】
また、全体評価エリアP01と評価の詳細エリアP02には、計画が変更されるたびにダイナミックにその表示情報が変更される。
【0083】
【発明の効果】
本発明によれば、航空機のスポットの割り当てを管理システムで、刻一刻と変わる航空機や空港の状況に対応し、スポットの割り当てをおこなっている管理者が多面的に状況の把握することができるようにし、スポット割り当ての変更の必要が生じたときには、適切な変更をおこなうことのできるような航空機スポット管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る航空機スポット管理システムの機能構成図である。
【図2】本発明に係る航空機スポット管理システムの機器構成図である。
【図3】本発明の航空機スポット管理システムのモニタ画面の表示例である。
【図4】バーに対する操作とそれに対するモニタ画面の動作を簡単に表示した図である。
【図5】バーの作業状況の詳細画面の一例を示す図である。
【図6】スポットアサインチャートエリアA00の他の表示例である。
【図7】スポットアサインを変更するときの関連する画面の表示例である。
【図8】本発明の航空機スポット管理システムのスポットアサイン計画画面の表示例である。
【符号の説明】
A00…スポットアサインチャートエリア、A01…日付時刻エリア、A02…変更・遅延情報エリア、A03…運行・移動状況エリア、A04…作業進捗状況エリア、A05…監視映像エリア、A06…スポット状況エリア。
b01…バー(予定)、b02…バー(駐機中)、b03…バー(予定)、b04…バー(スポット変更必要)、b05…バー(駐機中)。
l01…現在表示ライン、l02…作業進捗状況ライン、l11…現在表示ライン。
C01…スポットアサイン警告画面、C02…変更案提示画面、C03…詳細情報表示画面。
P00…スポットアサインチャートエリア、P01…全体評価エリア、P02…評価の詳細エリア、P03…リクエスト一覧エリア。
Claims (8)
- 空港内のスポットの利用時間を、各航空機の便ごとに割り当てる航空機スポット管理システムにおいて、
このシステムは、
ネットワークを介して他のシステムと情報のやり取りが可能な計算機と、
前記計算機に接続された記憶装置および出力装置を有し、
前記記憶装置にはフライト計画データ、スポット計画データ、作業実績データ、スポット計画作成プログラム及び実績管理プログラムが格納され、
前記出力装置は、スポットの割り当て計画と、航空機と空港の状況とを表示するモニタ画面を備え、
前記モニタ画面は、スポットアサインチャートエリアと、変更・情報遅延エリアと、作業進捗状況エリアと、監視映像エリアと、スポット状況エリアとを有し、
前記計算機は、前記フライト計画データ、前記スポット計画データ、前記作業実績データ、前記スポット計画作成プログラム及び前記実績管理プログラムに基づいて、
前記モニタ画面の前記スポットアサインチャートエリアに、スポットごとに、各航空機の便の占有時間をバー状の表示対象により示すスポットアサインチャート、
前記モニタ画面の変更・情報遅延エリアに、前記スポットでの作業の変更・遅延情報、
前記モニタ画面の作業進捗状況エリアに、前記スポットでの作業進捗状況、
前記モニタ画面のスポット状況エリアに、前記スポットアサインチャートに表示される空港内の現在の各スポットと航空機の関係を模式的に表示するスポット状況、
前記モニタ画面の監視映像エリアに、前記スポット状況と連動し、前記スポット状況で選択されたスポットの現在の状況を表示する監視映像を、前記モニタ画面の同一画面内の表示要素として表示し、
スポットアサインの変更が必要な場合に、前記モニタ画面上にスポットアサイン警告画面をポップアップ表示する
ことを特徴とする航空機スポット管理システム。 - 前記スポットアサイン警告画面でのスポットアサインの変更表示操作を受付けると、スポットアサインの変更案を該変更案の提示の際に考慮した要因を示す複数種類の評価指標の棒グラフとともに表示することを特徴とする請求項1記載の航空機スポット管理システム。
- 前記スポットアサインチャートに、現在の時刻を示すラインを表示して、
このラインの示す過去と未来の部分とで表示形態を異ならしめることを特徴とする請求項1または請求項2記載の航空機スポット管理システム。 - 前記バー状の表示対象が、その航空機とスポットとの位置関係、また、スポット割り当て計画の変更の要否によって、
前記バーの表示位置および表示形態を変えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の航空機スポット管理システム。 - 前記バー状の表示対象が、その航空機がスポットに駐機中であることを表示するモードのときに、
作業の進捗状況を示すラインを、そのバー状の表示対象の示す計画時間と比較できるように表示することを特徴とする請求項4記載の航空機スポット管理システム。 - スポット割り当て計画の変更が要とされる表示モードのバー状の表示対象を操作することにより、
スポット割り当て変更案を画面に表示することを特徴とする請求項4記載の航空機スポット管理システム。 - 前記バー状の表示対象に対する操作を受付けて、
そのバー状の表示対象に対応する各航空機の便の作業の詳細情報を、
前記スポットでの作業の変更・遅延情報と、
前記スポットでの作業進捗状況とに関する画面要素に表示することを特徴する請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の航空機スポット管理システム。 - 前記モニタ画面に表示される前記スポットでの作業の詳細情報や作業の変更・遅延情報には、作業中の内容と、終了予定時刻とを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の航空機スポット管理システム。
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