JP3215034B2 - スケジュール管理システム - Google Patents

スケジュール管理システム

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JP3215034B2
JP3215034B2 JP31445495A JP31445495A JP3215034B2 JP 3215034 B2 JP3215034 B2 JP 3215034B2 JP 31445495 A JP31445495 A JP 31445495A JP 31445495 A JP31445495 A JP 31445495A JP 3215034 B2 JP3215034 B2 JP 3215034B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スケジュール管
理システムに関し、特に航空機の駐機場の運用監視を行
う場合に、発生事象の変更に伴うリスク(危険度)を事
前に予測するスケジュール管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、空港において、出発便及び到
着便を適切に航空機の駐機場(以下、スポットと呼ぶ)
に割当てるスポット運用監視業務は重要な業務の一つで
ある。スポット運用監視業務において、どの航空会社の
どの便を、どのスポットにどれだけの時間駐機させてお
くかが事前に計画されるが、実際の運用においては、到
着便又は出発便の遅延等により、スポットの割当てを変
更しなければならない事態が起こり得る。そして、この
スポットの割当ての変更は、旅客、航空会社、グランド
サービスなど多くの関係者に波及する。
【0003】従来、このようなスポットスケジュールの
管理のために、縦軸にスポットを表し、横軸に時間を表
したグラフを紙面上あるいは大型ボードに描き、手作業
でスポットの割当ての計画と変更事象を記入するように
していた。
【0004】また、上記のような管理を手作業で行うか
わりに、コンピュータを利用したスケジュール管理シス
テムも提案されている。このようなコンピュータを利用
したスケジュール管理システムでは、計画事象及び変更
事象が、運用者によってキーボード等を用いて入力さ
れ、スポット割当てのスケジュールが表示装置に表示さ
れる。
【0005】図8に、スポット割当てのスケジュールの
表示例を示す。同図において、縦軸はスポット番号(1
〜5)であり、横軸は時刻(1時〜3時30分)を示し
ている。また、例えば(AA1,AA001)は、AA
社の“AA1”という便名の到着便が1時にスポット1
に入り、その後同じ飛行機が1時間駐機し、2時に“A
A001”という便名の出発便として、スポット1から
出ていくことを示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の手作業によるス
ポット割当てのスケジュール管理では、グラフ作成に時
間を要し、さらに、スケジュールに変更が生じたとき
に、グラフを修正するのが困難であるという問題があ
る。
【0007】また、コンピュータを利用したスケジュー
ル管理システムでは、手作業に比べて変更入力は容易に
でき、重複した駐機の入力がされた場合でも、画面上に
警告表示が可能である。しかし、スケジュールの変更入
力はあくまでも運用者による手動操作である。また、緊
急を要する事態が発生し、スポットを変更しなければな
らない場合には、入力作業と共に、迅速な関連各部署と
の調整が必要となる。
【0008】たとえば、図8において、“AA001”
という便名の出発便が40分遅れるとすると、スポット
1には、次に“AA3”という到着便が2時20分ごろ
に到着することになっているので、スポット1では対応
できない。さらに、同じ航空会社であるAA社が優先使
用することになっているスポット2にも同時刻に“AA
2”という出発便が駐機しているので、利用することが
できない。このとき、航空会社“AA社”単独では調整
することができないため、他の航空会社“BB社”との
調整が必要となる。
【0009】たとえば、スポット3に2時40分ごろか
ら3時40分ごろまで駐機予定の到着便“BB3”であ
り、かつ出発便“BB4”である航空機をスポット4に
移動し、さらに到着便“AA3”であり、かつ出発便
“AA4”である航空機をスポット3に移動するという
調整が必要となる。また、“AA001”便の出発が遅
れるという事態が2時直前に分かった場合には、わずか
20分程度の間に上記のような航空会社間の調整とグラ
ンドサービス等への連絡が必要となり、リスクが非常に
大きい。
【0010】しかし、図8のようなスポット運用のスケ
ジュールを計画した段階で、“AA001”便のように
スケジュールに変更が生じた場合には、他のスポット運
用に影響を及ぼし、大きな調整が必要となることは、予
測可能である。そこで、この発明は、以上のような事情
を考慮してなされたものであり、スポット運用の計画あ
るいは現状から、今後一定時間内のリスクの可能性を判
定し、スポット運用の監視業務に対する注意喚起及び事
前調整を可能とするスケジュール管理システムを提供し
ようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、空港の駐機
場での航空便のスケジュールを管理するスケジュール管
理システムにおいて、航空便の駐機に影響を及ぼす条件
を数値化したリスク係数を予め記憶するリスク基準記憶
部と、駐機場ごとに計画された航空便の駐機スケジュー
ルを記憶するスケジュール記憶部と、前記駐機スケジュ
ールから駐機場の空き時間を求めて航空便の駐機時間に
影響を与える可能性のある航空便を抽出する対象抽出部
と、前記対象抽出部によって抽出された航空便について
一定のスケジュールが変更された場合のリスクの大きさ
を示すリスク評価値を前記リスク係数から計算するリス
ク評価部と、リスク評価値の大きな航空便を要注意便と
して表示する表示部とを備え、前記リスク係数が、スケ
ジュール変更時の影響を受ける航空便の数、影響を受け
る航空会社の数及び航空会社の遅延実績に相当する数値
を含み、前記リスク評価部がスケジュールを変更した場
合の前記各リスク係数を重み付け加算したリスク評価値
を計算することを特徴とするスケジュール管理システム
を提供するものである。
【0012】
【0013】さらに、前記リスク評価部が、前記所定の
事象が起こったと仮定した場合に、影響を受ける航空機
の便数及び影響を受ける航空会社の数を抽出し、前記リ
スク判定基準記憶部に記憶されたデータから前記航空機
の便数及び航空会社の数に対するリスク評価値を計算す
るようにしてもよい。
【0014】ここで、リスク基準記憶部は、磁気ディス
クや光ディスクなどのハードディスクを用いることがで
きる。このリスク基準記憶部には、駐機場のスケジュー
ル管理をする上でリスクとなる要因について、どれくら
いのリスクとなるかを判定する基準値、すなわちリスク
係数が記憶される。以下、スポット運用リスク係数デー
タベースとも呼ぶ。たとえば、所定の事象が起こったと
仮定した場合に、いくつかの航空機を移動させなければ
ならないというリスクが生じたとき、その移動させるべ
き航空機の便数に応じたリスク係数(影響便数リスク係
数)が記憶される。この他に、記憶されるリスク係数と
しては、影響を受ける航空会社数に対応するもの(影響
A/Lリスク係数)、スケジュールの変更の大きさを数
値で表したもの(割当条件リスク係数)、各航空会社の
スケジュール変更に関する過去の実績を数値で表したも
の(A/L実績リスク係数)などを用いることができ
る。
【0015】前記リスク評価部及び対象抽出部は、この
発明のスケジュール管理システムに組み込まれるコンピ
ュータによって実現できる。コンピュータは、CPU、
キーボード、RAM、タイマー、I/Oインタフェー
ス、表示装置、ハードディスクなどで構成され、リスク
評価部及び対象抽出部の機能を実行する手順が書かれた
プログラムがハードディスク等に記憶される。リスク評
価部は、前記したリスク係数を用いて、リスクの大小を
評価するための数値であるリスク評価値を計算する。こ
のリスク評価値を計算する数式は運用者が一義的に決定
することができ、RAM又はROM等に予め記憶してお
けばよく、また、必要に応じて変更できるようにすれば
よい。対象抽出部は、リスク評価部でリスク評価を行う
対象となる航空機を抽出するが、現在時刻から所定の時
間内に駐機場に発着する航空機すべてに対して、所定の
時間だけその駐機時間が変更、特に延長された場合に、
その駐機時間が重複することになる航空機を抽出すれば
よい。
【0016】表示部は、CRT、LCD、プラズマディ
スプレイなどの表示装置を用いることができる。また、
表示部は、前記要注意便にリスクが発生した場合の対策
内容をさらに表示するようにしてもよい。この発明にお
いて、表示部の他に、スケジュール管理に影響を与える
可能性のある航空機、その航空機のリスクの大きさ、リ
スクが発生した場合に予測される影響内容等を、運用者
に知らせる手段を備えることが好ましい。たとえば、プ
リンタ、スピーカなどの音声報知手段を備えることが好
ましい。また、リスク基準記憶部に記憶されるデータを
入力するためのキーボード等の入力装置を備えることが
好ましい。また、上記のようなリスクの評価を行う際
に、空港に固有の条件(スポットの数)やスポットの割
り当ての制約条件(優先航空会社、用途、航空機の大き
さなど)を考慮してもよい。これらの条件は、予めデー
タベース(スポット割当条件データベース)として記憶
しておくことが好ましい。
【0017】なお、この発明では、リスク予測本来の機
能ではないが、航空機のスポット割当てを自動的に行う
ためのスポット自動割当て部を備えることが好ましい。
スポット自動割当て部は、与えられた航空機のフライト
計画から航空機の使用するスポットの位置と時間を自動
的に決定するものであり、従来から使用されているAI
機能を用いて決定処理を実行してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
てこの発明を詳述する。なお、これによってこの発明が
限定されるものではない。図1に、この発明のスケジュ
ール管理システムの一実施例における構成図を示す。同
図において、フライト情報取り込み部1は、リスク予測
を行うために必要な情報を、スポット割当フライト情報
データベース6から取出すものである。
【0019】スポット割当フライト情報データベース6
には、スポット番号、到着便名、到着予定時刻、出発便
名、出発予定時刻、実際のスポット入機時刻、スポット
出機時刻等が所定のフォーマットで記憶される。リスク
評価対象便抽出部2及びリスク評価部3は、この発明の
リスク予測の主要部であり、リスク評価をするために所
定の条件に合致する便を抽出し、さらに、所定のリスク
事象が発生したと想定した場合にリスク評価値を計算し
てスケジュール管理上重要なリスクを伴う便を運用者に
報知するものである。
【0020】リスク評価部3は、リスク評価を行う際
に、スポット割当条件データベース7と、スポット運用
リスク係数データベース8に保存されているデータを利
用する。スポット割当条件データベース7は、ある航空
機をスポットに割り当てる場合の絶対条件と、希望条件
を予め保存しているデータベースであり、これらの条件
に合致するようなスポットに航空機が割当てられる。
【0021】図2に、この発明で用いられるスポット割
当条件の具体例の説明図を示す。例えば、「スポット閉
鎖」は絶対条件であり、指定されたスポットには航空機
は割当てられないことを示す。「駐機可能最大機種」は
絶対条件であり、指定されたスポットに割り当てられる
最大機種を示したものである。また、「スポット指定
便」は希望条件であり、指定されたスポットに割り当て
てほしい便を示すものである。「スポット使用優先航空
会社」は希望条件であり、指定されたスポットは、所定
の航空会社が優先的に使用することを示したものであ
る。
【0022】スポット運用リスク係数データベース8
は、後述する「影響便数リスク係数R 1等を保存したも
のである。リスク評価部3では、与えられたフライト情
報と割当条件に対応するこれらのリスク係数を選択し
て、評価対象便のリスク評価値を計算する。ワーニング
表示部4は、リスク評価部3での評価の結果、リスクを
伴う要注意便と判断された便を他の便と区別して表示す
るものである。この表示例を図6に示す。また、ワーニ
ング詳細情報表示部5は、上記の要注意便をリスク評価
された具体的内容とともに表示するものである。この表
示例を図7に示す。
【0023】このような構成を有するスケジュール管理
システムは、パソコンやワークステーションなどのコン
ピュータが用いられる。フライト情報取り込み部1、リ
スク評価対象便抽出部2、リスク評価部3は、例えばC
PUを中心とし、RAM、キーボード、タイマー、I/
Oコントローラ、表示装置、ハードディスク等の周辺部
分を備えた、いわゆるコンピュータによって実現でき、
各部の機能はハードディスク等に記憶されたプログラム
によって実行される。ワーニング表示部4及びワーニン
グ詳細情報表示部5は、フライト情報、スポット管理の
スケジュールグラフや警告の表示を行う表示装置であ
り、CRT、パネル、LCDなどが用いられる。
【0024】スポット割当フライト情報データベース
6、スポット割当条件データベース7及びスポット運用
リスク係数データベース8は、大容量の記憶装置が用い
られるが、例えば磁気ディスクや光ディスク等を用いる
ことが好ましい。また、図示していないが、スポット割
当フライト情報データベース6などにデータを入力させ
るデータ入力部、スポット割当フライト情報データベー
ス6などのデータ及び条件を用いて、航空機をスポット
に自動的に割り当てていくスポット割当て部を備えるも
のとする。ここで、データ入力部及びスポット割当て部
は、従来から用いられているコンピュータを利用したス
ケジュール管理システムで用いられるものを用いてもよ
い。
【0025】以下に、リスク評価対象便の抽出とリスク
評価の実施例について示す。この実施例において、リス
ク評価対象便の抽出では、計画されたスポット割当てス
ケジュールに対して、現在時刻から所定の時間までの間
に、計画事象と異なる事象が発生した場合に、他の便に
影響を与えるおそれのある便の抽出を行う。また、リス
ク評価では、抽出された対象となる便ごとに所定の条件
に基づいてリスク評価を行い、特にリスク評価値の大き
い便を要注意便としてリストアップする。
【0026】このように、リスク評価を行うことによっ
て、運用者に事前に監視を強化すべき要注意便を知らせ
ることができ、必要な場合には、関係部署への事前の確
認及び事前の調整・準備を行うことができ、実際にリス
クが発生した場合にも慌てることなく対処することが可
能となる。
【0027】図3に、この発明のリスク予測の処理のフ
ローチャートを示す。 1.フライト状況情報の取り込み(ステップS1) ここでは、フライト情報取り込み部1が、現在時刻近傍
のフライト状況情報をスポット割当フライト情報データ
ベース6から取り出し、次のリスク評価のために、所定
のRAM等のメモリ領域に展開する。この展開された情
報は必要に応じて表示してもよい。
【0028】取り出されるフライト状況情報としては、
「スポット割当計画」と各航空機の「フライト情報」が
ある。「スポット割当計画」とは、空港のスポット番
号、割当優先会社名、割り当てられた航空機とその駐機
時間などである。「フライト情報」とは、その航空機の
会社名(A/L名)、到着予定時刻、出発地、出発予定
時刻、目的地、便の種類(旅客、貨物、混載、フェリー
など)、VIP搭乗の有無などである。
【0029】この実施例においては、たとえば、図4に
示すようなフライト状況情報が取り出されたものとす
る。図4は、現在時刻「1時20分」に対して、1時か
ら3時45分までのスポット割当のスケジュールを示し
たものである。図4において、5つのスポット(1〜
5)があり、スポット1及び2は航空会社“AA社”が
優先使用するものであり、スポット3及び4は航空会社
“BB社”が優先使用するものであり、スポット5は航
空会社“CC社”が優先使用するものであることを示し
ている。また、到着便“AA1”は1時ごろからスポッ
ト1の使用を開始し、2時ごろに出発便“AA2”とし
てスポット1から出ていくことを示している。同様に、
スポット4は、到着便“BB1”であり、かつ出発便
“BB2”となる航空機が1時40分から2時30分ご
ろまで使用することを示している。
【0030】なお、以上の実施例では、現在時刻に対し
て20分前から2時間25分後のフライト状況情報を取
り出して表示しているが、現在時刻に対して前後何時間
分のフライト状況情報を取り出すかは、運用者あるいは
運用状況に応じて任意に変更できるようにするとよい。
【0031】2.リスク評価対象便の抽出(ステップ
2) ここでは、リスク評価対象便抽出部2が、ステップS1
で取り出されたスポット割当てスケジュールから、次の
ステップS3で行うリスクの評価の対象とする航空機を
抽出する。リスク評価対象便を抽出するためには、所定
の抽出条件が設定されていることが必要である。抽出条
件とは、たとえば、現在時刻からの経過時間t1と、ス
ポット使用の延長時間t2である。そして、取り出され
たスポット割当てスケジュールの中に出てくるすべての
航空機のうち、現在時刻からの経過時間t1以内にフラ
イトが予定されている航空機について、スポット使用の
延長時間t2以上、そのフライトが遅延したと仮定した
場合に、他の便のスポット使用に影響を及ぼす航空機が
抽出される。ここで「影響を及ぼす」とは、ある航空機
のスポット使用を延長したことによって、同じスポット
を使用する他の便の駐機時間と重複することを意味す
る。
【0032】たとえば、現在時刻からの経過時間t1を
1時間とし、スポット使用の延長時間t2を1時間とす
る。ここで、現在時刻(1時20分)から1時間以内
(2時20分)において、フライトが予定されている航
空機(AA2、AA3、BB1)のフライトが1時間以
上遅延したと仮定したとき、その遅延が前記フライトが
予定されている航空機に影響を及ぼす航空機が抽出され
る。図5に、図4に示した実施例において、抽出された
リスク評価対象便の説明図を示す。 図4に示すスポッ
ト割当てのスケジュールの中では、AA2、AA3及び
BB1がリスク評価対象便として抽出されたことを示し
ている。
【0033】3.リスク評価(ステップS3) ここでは、リスク評価部3が、ステップS2で抽出され
たリスク評価対象便に対して、所定の設定条件を考慮し
た場合のリスク評価値Rvを計算する。このRvの計算の
ためにスポット割当条件データベース7とスポット運用
リスク係数データベース8が利用される。また、所定の
設定条件には、例えば前記したスポット使用の延長時間
2が採用され、スポットを使用する時間が一定時間延
びたと仮定した場合のリスク評価が行われる。リスク係
数データベース8には、リスク評価値を計算するための
基準となる係数値が保存されているが、リスク係数値と
しては、例えば「影響便数リスク係数R1」「影響A/
Lリスク係数R2」、「割当条件リスク係数R3」、「A
/L実績リスク係数R4」がある。
【0034】「影響便数リスク係数R1」は、フライト
時刻等の変更に伴い、スポット移動等の影響を受ける便
数を示したものである。ここで、影響を受ける便数が増
えれば増えるほど、スケジュールを変更するリスクが大
きくなる。
【0035】「影響A/Lリスク係数R2」は、航空機
のスポット移動などの影響を受ける他社の数を示したも
のである。ここで、同一社内の航空機あるいはスポット
移動が生じる場合には、比較的調整が容易と考えられる
ので、リスクは小さいが、他社の航空機あるいは他社優
先のスポットにまで影響を及ぼす場合には調整は困難で
あるので、リスクは大きい。従って、影響を受ける他社
の数が多ければリスクが大きくなる。ただし、影響を受
ける他社の数がない場合、すなわち同一社内でのみ影響
する場合は、リスク係数R2=0とする。
【0036】「割当条件リスク係数R3」は、リスク評
価対象便を抽出する場合に利用した抽出条件を満足する
ように、スポット割当てのスケジュールを変更したと
き、計画時に作成したスケジュールとの違いを点数、あ
るいはリスクレベル値で表したものである。例えば、あ
る便についてスポット移動が必要となる場合やスポット
移動の距離が所定値以上の場合は減点対象となり、乗り
継ぎの便利が計画時よりもよくなった場合は加点対象と
なる。
【0037】変更後のスポット割当てのスケジュールの
点数(X)を求め、さらに計画時のスケジュールの点数
からこの点数(X)を減算した評価点を、直接この割当
条件リスク係数R3としてもよいが、次のような5段階
評価値を採用してもよい。すなわち、計画時のスケジュ
ールの点数と上記点数(X)との差が20点以下の場合
は、リスクレベル1(最も低いリスクレベル)とし、2
0点以上40点未満の場合はリスクレベル2、40点以
上60点未満の場合はリスクレベル3、60点以上80
点未満の場合はリスクレベル4、80点以上の場合はリ
スクレベル5(最も高いリスクレベル)とする。以下に
述べるリスク評価値の計算では、「割当条件リスク係数
3」として、この5段階評価値を採用するものとす
る。
【0038】「A/L実績リスク係数R4」は、各会社
ごとのリスク実績を評価した数値であり、過去の数日
分、数カ月分、あるいは数年分に対して、会社の出発遅
延時間、到着遅延時間、機材故障率などを求め、これら
を総合して所定の基準値と対比させて5段階評価とした
ものである。すなわち、リスクレベル1が最もリスクが
少なく、その会社では、過去の所定期間は計画を変更す
るような事象はあまりなかったことを示している。ま
た、リスクレベル5が最もリスクが大きく、その会社で
は過去所定の期間にわたって、スポット移動などの変更
事象が多かったことを示すものである。なお、R4i
“i”は、会社の識別番号を示すものとする。以下の実
施例の説明では、航空会社“AA社”のリスク係数R41
=1、“BB社”のリスク係数R42=2、“CC社”の
リスク係数R43=1とする。
【0039】以上がリスク評価に用いる係数値の具体例
であるが、これに限るものではなく、係数としては、便
数等の数値そのものを用いてもよいが、5段階評価値、
10段階評価値等のレベル値を採用してもよい。リスク
評価値Rvは、一般的にリスク係数(R1〜Rn)を用い
て、次式で計算される。 Rv=α11+α22+……+αnn ここで、α1、α2……αnは、各リスク係数の重み付け
因子であり、各空港の特性によって決められるものであ
る。
【0040】上記の4つのリスク係数(R1〜R4)を用
いる場合、リスク評価値Rvは、 Rv=α11+α22+α33+α44i で計算される。ただし、R4iにおいて、i=1、2、3
である。以下の説明では、α1=5、α2=10、α3
1、α4=3とする。なお、到着便があるスポットに入
った場合、乗客又は貨物を降ろすのに最低30分は駐機
するものとし、出発便があるスポットから出て行くまで
に、乗客又は貨物を積み込むために最低30分は駐機が
必要であるとする。
【0041】一実施例として、図5に示された3つのリ
スク評価対象便AA2、AA3及びBB1についてのリ
スク評価は、次のようにして行われる。まず、それぞれ
のリスク評価対象便について、スポットへの滞在が1時
間延びたと仮定し、この仮定の条件を満足するように、
前記したスポット自動割当て部が、スポット割当ての再
決定処理を行う。次に、再決定処理後のスポット割当て
状態と、ステップS1で取得された現在の割当て状態と
を比較し、変更があった事象について、リスク評価対象
便ごとに前記した4つのリスク係数を求め、さらにリス
ク評価値Rvを計算する。
【0042】以下に、各リスク評価対象便ごとのリスク
評価値Rvの具体例を示す。 (a)出発便AA2のリスク評価値 スポット1の出発便AA2が1時間遅延すると仮定した
場合、次のように、各リスク係数が求められる。 (1) 図5からわかるように、到着便AA3がスポット1
に入れなくなるので、移動が必要となる。従って、到着
便AA3が影響を受けたということで、「影響便数リス
ク係数R1」を1とする。 (2) 到着便AA3を移動することのできるスポットがな
いかどうか、スポット割当てスケジュールを探索する。
到着便AA3が駐機できるスポットとして、他社である
BB社が優先使用しているスポット3が選択できる。こ
のとき他社(BB社)に影響を与えるので、「影響A/
Lリスク係数R2」を1とする。
【0043】(3) 到着便AA3がスポット3へ入った場
合、最低30分は駐機することになるため、本来スポッ
ト3に入るべき到着便BB3がスポット3へ入れなくな
る。そこで、到着便BB3をスポット4へ移動すること
が必要となる。従って、到着便BB3が影響を受けるの
で、「影響便数リスク係数R1」に1を加える(R1=1
+1=2)。 (4) 上記の(1) 〜(3) までの変更事象(スポット移動)
が生じることによって事前の調整や準備が必要となるた
め、割当条件リスク係数R3は、最初の計画時のスケジ
ュールよりも減少することになる。例えば、計画時のス
ケジュールの点数から変更後のスケジュールの点数を減
算した評価点が35点になったとすると、5段階評価値
では、「割当条件リスク係数R3」は2となる。 (5) 出発便AA2を所有する航空会社“AA社”の「A
/L実績リスク係数R 41」は、前記したように、R41
2とする。
【0044】上記(1) 〜 (5)により、この出発便AA2
のリスク評価値Rvは、次式のように28となる。 Rv=α11+α22+α33+α441 =5×2+10×1+1×2+3×2=28
【0045】(b)到着便AA3のリスク評価値 スポット1の到着便AA3が1時間遅延すると仮定した
場合、次のように各リスク係数が求められる。 (1) この実施例では、現在時刻1時20分から3時20
分までの2時間に予定されているフライトについて、リ
スク予測を行うものであるので、この時間帯において
は、図5からわかるように、AA3の1時間の遅延は他
の便には影響を与えない。依って、「影響便数リスク係
数R1」=0となる。 (2) 上記(1) により、他社の便にも影響を与えないの
で、「影響A/Lリスク係数R2」=0となる。
【0046】(3) スポット割当ての変更をする必要もな
いので、「割当条件リスク係数R3」=1となる。 (4) 出発便AA2と同様に、「A/L実績リスク係数R
42」=2である。したがって、上記(1) 〜(4) により、
到着便AA3のリスク評価値Rvは、 Rv=5×0+10×0+1×1+3×2=7 となる。
【0047】(c)到着便BB1のリスク評価値 スポット4の到着便BB1が1時間遅延すると仮定した
場合、次のように各リスク係数が求められる。 (1) 到着便BB1が1時間遅延するということは、同じ
航空機が使用される出発便BB2の出発が遅延すること
になる。したがって、出発便BB2に影響を与えるとい
うことで、「影響便数リスク係数R1」=1となる。
【0048】(2) ただし、他社の便には影響を与えない
ので、「影響A/Lリスク係数R2」=0となる。 (3) 出発便BB2に影響を与えるものの、スポット割当
てを変更する必要はないので、「割当条件リスク係数R
3」=1となる。 (4) 前記したように、航空会社“BB社”の「A/L実
績リスク係数R43」=1とする。したがって、上記(1)
〜(4) により、到着便BB1のリスク評価値Rvは、 Rv=5×1+10×0+1×1+3×1=9 となる。
【0049】以上がステップS3のリスク評価の具体例
であるが、リスク評価対象便AA2、AA3及びBB1
の各リスク評価値は、それぞれ28、7、9となるた
め、この3つの便のうち、最も注意すべき便は“到着便
AA2”であることがわかる。
【0050】すなわち、上記実施例において、図4に示
した現在時刻から1時間程度の範囲におけるスポット割
当ての計画スケジュールに対しては、各航空機ごとに1
時間の遅延が発生したと仮定した場合、3つの航空機
(AA2、AA3、BB1)のリスクが大きいと判定で
き、さらに、このうちAA2のリスクが最も大きく、次
いで、BB1、AA3の順にリスクが大きいと判定でき
る。以上の結果に基づいて、次のステップS4におい
て、運用者に対して警告表示がされる。
【0051】4.チャート表示(ステップS4) ここでは、ワーニング表示部4が、ステップS3で求め
られたリスク評価値R vに基づいて、スケジュールの変
更が発生したときの調整が難しい要注意便を運用者に対
して警告表示する。図6に、この発明の警告表示の具体
例を示す。同図において、ステップS3で求めたリスク
評価値Rvが最も高い“AA2”便のみを斜線によって
強調表示している。
【0052】ただし、警告表示では運用者に要注意便が
どれであるかを注意喚起できるような表示であればよ
い。したがって、この他に、“AA2”便が目立つよう
に他の便と異なる表示色で表示してもよく、あるいは点
滅表示をしてもよい。また、最もリスクが大きいと判断
された“AA2”便のみを強調表示するだけでなく、リ
スク評価の対象となった便である“BB1”と“AA
3”も異なる色を用いて表示するようにしてもよいし、
点滅表示をしてもよい。
【0053】このような警告表示を運用者が見ることに
よって、運用者は、現在時刻からしばらくの間は“AA
2”便の出発が遅れないかどうかを監視すればよいこと
がわかり、必要ならば、事前に調整や準備をすることが
可能となる。図3に示した実施例のフローチャートにお
いて、上記のステップS1からS4が主要部であるが、
評価の結果ワーニング情報があるときは(ステップS
6)、ステップS5へ進み、ワーニング情報を表示す
る。ワーニングがないときは、ステップS7へ進み、さ
らにタイムアウトしていない場合はステップS8へ進ん
でタイマ処理が実行され、所定時間内で定期的にリスク
評価が行なわれる。また、タイムアウトした場合は、処
理を終了する。
【0054】5.ワーニング表示(ステップS5) ここでは、ワーニング詳細情報表示部5が、ステップ3
のリスク評価で求められた評価結果を表示する。図7
に、この発明の詳細情報の表示の具体例を示す。ここで
は、ステップ2で抽出された3つのリスク評価対象便に
ついて、運行日、出発/到着の別、便名、リスク評価値
が表示されている。さらに、最も注意すべき便である
“AA2”便について詳細表示がされている。
【0055】この詳細表示では、1時間の出発遅れが生
じたという想定リスクのもとで、“AA2”便がリスク
レベルが“28”と最も高く、要注意便であると判断さ
れたこと、さらに、この想定リスクが発生した場合に
は、“AA3”便と他社の“BB3”便が影響を受け、
“AA3”便はスポット1から3へ移動し、“BB3”
便はスポット3から4へ移動する必要があることと、影
響を受ける会社は、AA社とBB社の2社であることが
示されている。
【0056】このようなリスク予測の詳細内容を事前に
運用者に提示することによって、運用者は、早めに関連
部署への確認や的確な調整・準備をすることができる。
また、実際に想定したリスクが発生した場合には、運用
者及び関連部署の者も、慌てることなく対処することが
でき、より安全なスポット運用監視が可能となる。以
上、空港におけるスポット割当て監視業務に、この発明
のようなスケジュール管理システムを利用し、より安全
な運用監視を図る実施例を示したが、これに限られるも
のではなく、この発明は、工業製品の生産管理や商品開
発の工程管理など多くのスケジュール管理でも利用する
ことができる。上記例では、1便毎の影響を評価した
が、同時に複数便が与える影響度を評価することも可能
である。
【0057】
【発明の効果】この発明によれば、所定の事象の変更に
よって駐機場のスケジュール管理に与える影響を事前に
予測しているので、駐機場の監視業務において、注意喚
起と事前の調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスケジュール管理システムの一実施
例の構成図である。
【図2】この発明のスポット割当条件の具体例の説明図
である。
【図3】この発明のリスク予測の処理のフローチャート
である。
【図4】この発明のスポット割当てのスケジュールの一
例を示した説明図である。
【図5】図4において、抽出されたリスク評価対象便の
説明図である。
【図6】この発明の警告表示の具体例の説明図である。
【図7】この発明の詳細情報の表示の具体例の説明図で
ある。
【図8】表示装置に表示されるスポット割当てのスケジ
ュールの一例の説明図である。
【符号の説明】
1 フライト情報取り込み部 2 リスク評価対象便抽出部 3 リスク評価部 4 ワーニング表示部 5 ワーニング詳細表示部 6 スポット割当フライト情報データベース 7 スポット割当条件データベース 8 スポット運用リスク係数データベース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空港の駐機場での航空便のスケジュール
    を管理するスケジュール管理システムにおいて、 航空便の駐機に影響を及ぼす条件を数値化したリスク係
    数を予め記憶するリスク基準記憶部と、 駐機場ごとに計画された航空便の駐機スケジュールを記
    憶するスケジュール記憶部と、 前記駐機スケジュールから駐機場の空き時間を求めて航
    空便の駐機時間に影響を与える可能性のある航空便を抽
    出する対象抽出部と、 前記対象抽出部によって抽出された航空便について一定
    のスケジュールが変更された場合のリスクの大きさを示
    すリスク評価値を前記リスク係数から計算するリスク評
    価部と、 リスク評価値の大きな航空便を要注意便として表示する
    表示部とを備え、前記リスク係数が、スケジュール変更
    時の影響を受ける航空便の数、影響を受ける航空会社の
    数及び航空会社の遅延実績に相当する数値を含み、前記
    リスク評価部がスケジュールを変更した場合の前記各リ
    スク係数を重み付け加算したリスク評価値を計算するこ
    とを特徴とするスケジュール管理システム。
  2. 【請求項2】 前記表示部が、前記要注意便にリスクが
    発生した場合の対策内容をさらに表示することを特徴と
    する請求項1記載のスケジュール管理システム。
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