JP4405385B2 - 色付きコンタクトレンズの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、色付きコンタクトレンズの製造に有用な方法に関するものである。特に、本発明は、モノマーの着色剤への拡散がレンズの製造に使用される鋳型を加熱することにより促進される方法を提供するものである。
虹彩の自然色の代わりに色付きコンタクトレンズを使用することがよく知られている。色付きコンタクトレンズを製造するのに使用される着色剤は、一般に、結合ポリマー(binding polymer)と色素剤からなる。例えば、その全体を参照されることによって本明細書の一部をなす代理人処理番号VTN571、米国特許出願番号第10/027,579号に開示および請求されるように、色付きコンタクトレンズの製造方法の1つとして、着色剤を硬化していないレンズ材料につけ、その後この着色剤を鋳型表面からレンズ材料に移して硬化する。この色付きレンズの製造方法の不都合な点は、硬化する前にレンズ材料が着色剤に十分に拡散しないかもしれないという点である。このため、レンズを硬化する処理における水和ステップの間に、残った非結合ポリマーがレンズ表面に付着するようになる。
この不都合を克服するために、硬化時間を増やし、これにより拡散が生じるための時間を長くする試みがなされた。しかしながら、この方法はレンズ鋳型の変形による端部の欠陥の増大を招くという点において問題がある。したがって、生成されるレンズに不都合な影響を及ぼさないような拡散を改善するための方法の存在が必要である。
本発明は、レンズ表面上に残る非結合ポリマーとレンズ表面の粗さを低減する方法、およびその方法により製造したレンズを提供する。ある実施の形態として、本発明は、a)鋳型の成型面の少なくとも一部に色付けに有効な量の着色剤をつけること、b)レンズ材料のレンズを形成する量を鋳型に分配すること、c)着色剤のガラス転移温度、またはそれより高く、鋳型を急速に加熱すること、d)着色剤のガラス転移温度、またはそれより高く鋳型の温度が維持される間、レンズ材料を着色剤に拡散すること、e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するのに適した条件下で、鋳型内でレンズ材料を硬化させることを含む、本質的に構成される、または構成される。他の実施の形態として、本発明はこの方法に従って生成されたレンズを提供する。
本発明による方法の第1ステップでは、例えば限定されないが、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂等、およびそれらの組み合わせを含む任意の適切な材料から作られる熱可塑性の光学用鋳型の成型面に、着色剤をつける。本発明の目的において、「成型面」(molding surface)とは、レンズ表面を形成するのに用いられる鋳型の表面を意味する。
色付けに有効な量の着色剤が、鋳型の成型面の全部または一部につけられる。典型的には、着色剤が成型面の一部につけられる場合は、レンズ装着者の虹彩を覆うであろうレンズ部分を成型するのに用いられるであろう。着色剤の「色付けに有効な量」とは、製造されるレンズに望ましい量の色を与えるのに十分な量である。通常は、約0.5mg乃至約4.0mgの着色剤がレンズ毎に使われる。この適用は、任意の好都合な手段によって行われてもよい。好ましくは、適用はパッドプリンティング(pad printing)により行われる。
続いて、レンズ材料のレンズを形成する量が鋳型に分配される。「レンズを形成する量」とは、望ましい大きさと厚さのレンズを製造するのに十分な量を意味する。通常は、約10mg乃至約75mg、好ましくは約50mg乃至約75mgのレンズ材料が使われる。「レンズ材料」とは、硬化するとレンズを形成するモノマーまたはモノマー類を意味する。レンズ材料は、例えば限定されないが、開始剤、紫外線吸収剤等、およびそれらの組み合わせなどの任意の種々の添加剤を含む。
続いて、レンズ材料を着色剤中に容易に拡散させるために、鋳型を急速に温める。鋳型を、着色剤のガラス転移温度(「Tg」)、またはそれより高く急速に熱することによって、レンズモノマー混合物の着色剤への拡散が増大することは、本発明の発見である。しかしながら、加熱はレンズ鋳型の変形を引き起こすので、急速になされてはならない。この変形は硬化されたレンズの端部の欠陥を招くであろう。好ましくは、鋳型はおよそ室温からTgまで、約28秒、より好ましくは約10秒、最も好ましくは約4秒で加熱される。この温度はその後、レンズ材料の硬化の開始前、望ましい程度まで拡散を行わせる時間、維持される。好ましくは、拡散は、着色剤がその乾燥状態での厚さの約1倍から約4倍に膨張するのに十分な時間だけ行われる。鋳型の温度がTgまたはそれ以上に維持される時間は、選択された着色剤とレンズ材料の成分次第であろう。好ましくは、この時間は、約45秒乃至約75秒、より好ましくは約65秒乃至約75秒、最も好ましくは約65秒乃至約71秒である。
鋳型の急速な加熱は、任意の便利な方法、例えば限定されないが、赤外線ランプ、熱気、または鋳型を望ましい温度に加熱でき、かつレンズ材料の重合化を初期化しないような任意の熱源によって行われてもよい。好ましい実施の形態として、約1ミクロン乃至約2ミクロンのピーク波長を持つ複数の短波IRランプを用いて、急速な鋳型の加熱が行われる。このランプは、鋳型が移動する一定のトンネルに沿って特定の箇所に設置されてもよい。拡散が起こっている間は、鋳型の温度は維持される。鋳型の温度を着色剤のTg、またはそれ以上に維持することは、任意の便利な加熱手段によって行われてもよい。好ましい実施の形態として、鋳型の温度は鋳型の周囲の空気を熱することによって維持される。このように、上述した実施の形態として、鋳型は始めに急速に着色剤のTgに熱せられた後、例えばヒーター等により中の空気が熱せられたトンネルの一部を通過する。
レンズ材料を着色剤に拡散させた後、レンズ材料および着色剤を、色付きレンズを形成するのに適した状況下で硬化させる。硬化に適した状況は、選択された着色剤とレンズ材料の成分によって決まり、当業者が決定できる技術の範囲内である。好ましい実施の形態として、大気中で約55℃乃至約70℃に上昇した温度において、可視光による硬化が利用される。この実施の形態において、硬化は約75秒乃至約150秒間行われる。一度硬化が完了すると、レンズを鋳型から外して緩衝用の塩水中で平衡状態にしてもよい。
一般に、使用される着色剤は1または複数の色素剤、1または複数の溶媒、および結合ポリマーからなる。本発明の好ましい実施の形態として、レンズ材料と共に浸透ポリマー網を形成できる結合ポリマーが使用される。したがって、他の実施の形態として、本発明は、a)鋳型の成型面の少なくとも一部に、1または複数の色素剤、1または複数の溶媒、および結合ポリマーを備える、本質的に構成される、または構成される着色剤の色付けに有効な量をつけること、b)レンズ材料のレンズを形成する量を鋳型に分配すること、c)着色剤のガラス転移温度、またはそれより高く、鋳型を急速に加熱すること、d)鋳型の温度が維持される間、レンズ材料を着色剤に拡散すること、e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するのに適した条件下、ここでは結合ポリマーとレンズ材料が浸透ポリマー網を形成する条件下で、鋳型内でレンズ材料を硬化させることを含む、本質的に構成される、または構成される。
本発明の目的にとって、「浸透ポリマー網(interpenetrating polymer network)」または「IPN」とは、一方のポリマーが他方の存在下で合成、および/または交差結合されるような2またはそれ以上の独立したポリマーの結合として定義される。したがって、網構造内ではある程度の浸透が生じる。通常は、IPNの形成に使用される独立したポリマーは、網形中に存在する。IPNの1つの型、特に半IPN(semi-IPN)は、交差結合した1または複数のポリマーと、実質的に交差結合していない1または複数のポリマーからなる。これは、クレンプナー(Klempner)、スパーリング(Sperling)およびウトラッキ(Utracki)により編集された「浸透ポリマー網(Interpenetrating Polymer Networks)」の第3頁乃至第6頁(1994年)に、スパーリング,L.H.によって「浸透ポリマー網:概要」と開示される。本発明の目的のため使用される浸透ポリマー網の種類は半IPNである。ある実施の形態として、半IPNは、交差結合したレンズ材料と、実質的に交差結合しない結合ポリマーを用いて形成される。本発明の目的のため、実質的に交差結合しないとは、非交差結合材料がレンズ材料に接触する前に従来の交差結合状態にされないことを意味する。半IPN類は、一段階または一連の段階で形成されてもよく、これは逐次的半IPN類(sequential semi-IPNs)として知られる。当業者は、交差結合剤の存在は、添加剤を介して、または不純物としてに関わらず、逐次的浸透ポリマー網の形成に好ましい反応環境を作ることができることを認識するであろう。
着色剤中で有用な結合ポリマー類は、互いに同様の溶解度パラメータを持つホモポリマーまたはコポリマー、またはそれらの混合物から生成され、結合ポリマー類はレンズ材料と同様の溶解度パラメータを持つ。これらの結合ポリマー類は、ポリマー類、および結合ポリマーのコポリマー類が、互いに相互作用できるようにする官能基を含んでもよい。この官能基は、あるポリマーまたはコポリマーの官能基が、色素剤粒子の可動性を抑制すること、および/または色素剤粒子を捕らえることを助ける相互作用の濃度を増大するように、他のポリマーまたはコポリマーの官能基と相互作用する基でなければならない。この官能基間の相互作用は、極性を持っても、分散的でも、あるいは電荷遷移錯体の性質を持ってもよい。この官能基は、ポリマーまたはコポリマーの幹に位置しても、幹から吊り下がってもよい。
例えば、正電荷を持つポリマーを形成するモノマー、またはモノマー類の混合物を、負電荷を持つポリマーを形成するモノマー、またはモノマー類の混合物と共に用いて結合ポリマーを形成してもよい。より特定の例として、メタクリル酸(“MAA”)と2−ヒドロキシエチルメタクリレート(“HEMA”)を用いてMAA/HEMAコポリマーを形成してもよく、続いてこれをHEMA/3−(N,N−ジメチル)プロピルアクリルアミドコポリマーと混合して結合ポリマーを形成する。
他の実施例として、結合ポリマーは、例えば限定されないが、アミド類および以下の式で示されるエステル類など、疎水性に変化したモノマー類から構成されてもよい。
CH3(CH2x−L−COCHR=CH2
ここで、Lは−NHまたは酸素でよく、xは2から24の全数字でよく、RはC1〜C6アルキルまたは水素であり、好ましくはメチルまたは水素である。アミド類およびエステル類には、限定されないが、ラウリルメタクリルアミド、ヘキシルメタクリレートがある。他の例として、脂肪族鎖が延びたカルバミン酸塩のポリマー類および尿素を、結合ポリマーを形成するのに使用してもよい。
好ましい結合ポリマーは、HEMA、MAAおよびラウリルメタクリレート(“LMA”)のランダムブロックコポリマー(random block copolymer)、HEMA、MAAまたはHEMA、およびLMAのランダムブロックコポリマー、またはHEMAのホモポリマーである。これらの実施の形態において、結合ポリマーの全重量に基づく各成分の重量%は、約93重量%乃至約100重量%HEMA、約0重量%乃至約2重量%MAA、約0重量%乃至約5重量%LMAである。
結合ポリマーの分子量は、結合ポリマーがレンズ材料中でいくらか可溶でありレンズ材料がその中に拡散できるようなものでなければならない。しかし同時に、結合ポリマーの分子量はプリントされた像の質に影響を与えるほど高くてはならない。好ましくは、結合ポリマーの分子量は、約7,000Mpeak乃至約100,000Mpeak、より好ましくは約7,000Mpeak乃至約40,000Mpeak、最も好ましくは約17,000Mpeak乃至約35,000Mpeakであり、これらはSEC分析(=(Mn×Mw1/2)における最高値の分子量に対応する。
本発明の目的のため、分子量は、90度の光散乱および屈折性の指標検出器を有するジェル透過クロマトグラフを用いて決定される。PW4000およびPW2500の2つのカラム、すなわち、50mM塩化ナトリウムに調整された75/25重量/重量のメタノール−水の溶離液と、ポリエチレングリコールと325,000乃至194の範囲に分子量を十分に限定された酸化ポリエチレン分子の混合物とを、使用してもよい。
当業者は、結合ポリマーの生成に連鎖移動剤(chain transfer agent)を使用すること、大量の開始剤を使用すること、リビング重合(living polymerization)を使用すること、モノマーと開始剤の適切な濃度を選択すること、溶媒の量および種類を選択すること、あるいはこれらの組み合わせによって、望ましい結合ポリマーの分子量を取得してもよいことを認識するであろう。好ましくは、連鎖移動剤は、開始剤と組み合わせて、またはより好ましくは開始剤と望ましい分子量にされた1または複数の溶媒と組み合わせて使用される。あるいは、結合ポリマーを望ましい粘性に保つために、少量の超高分子量の結合ポリマーを、大量の溶媒と共に使用してもよい。結合ポリマーの粘性は23℃で約4,000センチポアズ乃至約15,000センチポアズが好ましいであろう。
結合ポリマーの形成に有用な連鎖移動剤は、約0.01より大きい、好ましくは約7より大きい、より好ましくは約25,000より大きい連鎖移動一定値を有する。適切な連鎖移動剤には、限定されないが、式R−SHで表され、RがC1〜C12の脂肪族である脂肪族チオール、ベンジル、(cyclicalipahtic)またはxが1〜24であるCH3(CH2x−SH、ベンゼン、n−塩化ブチル、t−塩化ブチル、n−臭化ブチル、2−メルカプトエタノール、1−ドデシルメルカプタン、2−クロロブタン、アセトン、酢酸、クロロホルム、ブチルアミン、トリエチルアミン、ジ−n−硫化ブチルおよびジ−n−二硫化ブチル、四塩化炭素および臭化炭素等、またそれらの組み合わせが知られ、また含まれる。一般に、ポリマー製剤の全重量の約0重量%乃至約7重量%が用いられるであろう。好ましくは、ドデカンチオール、デカンチオール、オクタンチオール、またはそれらの組み合わせが、連鎖移動剤として使用される。
例えば、限定されないが、紫外線、可視光、熱開始剤等、およびそれらの組み合わせを含む任意の望ましい開始剤を使用してもよい。好ましくは、熱開始剤を使用し、より好ましくは2,2−アゾビスイソブチロニトリルおよび2,2−アゾビス2−メチルブチロニトリルを使用する。使用する開始剤の量は、製剤の全重量の約0.1重量%乃至約5重量%であろう。好ましくは、2,2−アゾビス−メチルブチロニトリルがドデカンチオールと共に用いられる。
本発明による結合ポリマーは、任意の都合のよい重合処理によって生成されてよい。例えば限定されないが、ラジカル連鎖重合、逐次重合(step polymerization)、エマルジョン重合、イオン連鎖重合、開環(ring opening)、基転移重合(group transfer polymerization)、原子転移重合(atom transfer polymerization)等がある。好ましくは、熱開始剤、フリーラジカル重合が用いられる。重合が行われる環境は、当業者に知られる範囲内である。
結合ポリマーの生成に有用な溶媒は、約120℃乃至230℃の間の沸点を有する中間煮沸溶媒である。使用される溶媒の選択は、生成される結合ポリマーの種類と分子量に基づくであろう。適切な溶媒には、例えば限定されないが、ジアセトン、アルコール、シクロヘキサノン、イロプロピルラクテート、3−メトキシ1−ブタノール、1−エトキシ−2−プロパノール等がある。
結合ポリマー内で有用な色素剤は、コンタクトレンズの使用に適した有機色素剤または無機色素剤、またはこれらの色素剤の混合物である。不透明度は、色素剤の濃度と使用される不透明化剤を変えることによって制御されてよく、より大量に生成すると不透明度が上がる。例えば有機色素剤には、限定されないが、フタロシアニン(pthalocyanine)ブルー、フタロシアニングリーン、カルバゾールバイオレット、バットオレンジナンバー1(vat orange #1)等、およびそれらの混合物がある。有用な無機色素剤には、例えば限定されないが、酸化鉄黒、酸化鉄茶、酸化鉄黄、酸化鉄赤、二酸化チタン等、およびこれらの混合物がある。これらの色素剤に加えて可溶および非可溶の染料が使用されてもよく、例えば限定されないが、ジクロロトリアジンおよび染料ベースのビニルスルホンがある。有用な染料および色素剤は市販されている。
色素剤粒子を結合ポリマーでコーティングすること、または浸すことによって、大量の結合ポリマーの中で色素剤粒子がよりよく分散する。コーティングは、静電気力、分散力、または色素剤表面を覆うための水素結合力を用いてコーティングを行ってもよい。好ましくは、色素剤を結合ポリマー中に分散するために剪断力を用いる。色素剤は、ポリマーと色素剤を適切なミキサー、例えば回転軸ミキサーに分配し均一に混合されるまで、通常は約30分間まで、混合することによって、結合ポリマーに加えられてもよい。その後この混合物を、高剪断ミル、例えばエイガーミル(Eiger mill)に入れ、結合ポリマーに色素剤を分散してもよい。完全に分散されるまで必要なだけ繰り返し粉砕を行う。一般に、色素剤が約0.2ミクロン乃至約3ミクロンの大きさになるまで粉砕を行う。任意の適切な、市販される装置、例えば限定されないが高剪断装置またはボールミル粉砕装置を用いて粉砕を行ってもよい。
色素剤および結合ポリマーに加えて、本発明の好ましい着色剤は、着色剤を表面にコーティングするのを助ける1または複数の溶媒を含む。着色剤は約27mN/mより低い表面張力を持つことが望ましく、また好ましい。この表面張力は、例えば着色剤がつけられるような表面、例えば鋳型表面を処理することによって達成されてもよい。表面処理は、当業者に知られるような、例えば限定されないが、プラズマ処理およびコロナ処理等の方法によってもたらされる。あるいは、また好ましくは、着色剤中に使用する溶媒の選択によって望ましい表面張力にしてもよい。
このように、本発明の着色剤中で有用な溶媒は、着色剤の粘度を増大または減少させることができ、また表面張力の制御を補助することができる溶媒である。適切な溶媒には、例えば限定されないが、シクロペンタノン、4−メチル−2−ペンタノン、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、イソプロピルラクテート等、およびこれらの混合物がある。好ましくは、1−エトキシ−2−プロパノールおよびイソプロピルラクテートが使用される。
好ましい実施の形態として、本発明の着色剤中に少なくとも3つの異なる溶媒が使用される。これらの溶媒のうち最初の2つは共に中間沸点溶媒であり、結合ポリマーの生成に使用される。これらの溶媒は結合ポリマーが形成されると取り除かれてもよいが、保持されるのが好ましい。好ましくは、この2つの溶媒は、1−エトキシ−2−プロパノールおよびイソプロピルラクテートである。さらに低沸点溶媒、すなわち沸点が約75℃乃至約120℃の溶媒が、着色剤の粘性を所望の程度に増大するために用いられる。適切な低沸点溶媒には、例えば限定されないが、2−プロパノール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−プロパノール等、およびこれらの混合物がある。好ましくは1−プロパノールが使用される。
使用される溶媒の具体的な量は、種々の要因によって決まるであろう。例えば、結合ポリマーを形成するのに使われる溶媒の量は、望ましい結合ポリマーの分子量、結合ポリマーで使用されるモノマー類およびポリマー類などの成分によって決まるであろう。また、使用される低沸点溶媒の量は、色素剤に望ましい粘性と表面張力によって決まる。さらに、着色剤が鋳型につけられてレンズ材料と共に硬化される場合、使用される溶媒の量はレンズおよび使用される鋳型材料、およびこの鋳型材料がその湿潤性を増すための任意の表面処理を受けるかどうかによって決まる。使用されるべき溶媒の正確な量は、当業者に知られる範囲内で決定される。一般に、使用される溶媒の全重量は、使用されるであろう溶媒の約40重量%乃至約75重量%であろう。
当業者は、使用される各色素剤が、選択された溶媒に対して決定的な色素剤の量を有することを認識するであろう。決定的な色素剤の量は任意の既知の方法によって決定されてもよい。一般には、例えば、Patton,Temple C. Paint Flow and Pigment Dispersion第2版、第126頁乃至第300頁(1993年)に開示されるように、溶媒と結合ポリマーが有する、色素剤を浮遊させる有効性に基づく量である。
着色剤と光学鋳型部品を乾燥させる間のひび割れを減少させて、着色剤を用いて生成した像の最終的な質を高め、またレンズ材料による着色剤の拡散と膨張を高めるために、溶媒にさらに可塑剤が加えられてもよく、また加えられるのが好ましい。使用される可塑剤の種類および量は、使用される結合ポリマーの分子量による。使用される前は貯蓄され、鋳型上に置かれる着色剤は、安定した貯蔵寿命が望まれる。有用な可塑剤には、例えば限定されないが、グリセロール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール200,400または600等、およびそれらの混合物がある。好ましくはグリセロールが用いられる。使用される可塑剤の量は、一般には着色剤の重量の0重量%乃至約10重量%であろう。
着色剤の不透明度は、使用する色素剤の濃度と色素剤粒子の大きさを変化させることによって調整してもよい。あるいは、不透明化剤を用いてもよい。例えば二酸化チタン、酸化亜鉛などの適切な不透明化剤が市販されている。
本発明の好ましい着色剤混合物として、約0.2重量%乃至約25重量%の色素剤、約30重量%乃至約45重量%の結合ポリマー、約40重量%乃至約70重量%の溶媒、約0重量%乃至約25重量%の二酸化チタン、および約0.2重量%乃至約7重量%の可塑剤が使用される。ここでの重量%は着色剤混合物の全重量に基づくものである。
結合ポリマーは、着色剤の重量の約0.2重量%乃至約25重量%を有機色素剤に、約0.2重量%乃至約50重量%を無機色素剤にあててもよい。しかし、高濃度の色素剤は、非常に暗い色合いを与えるかもしれない。したがって、好ましくは約0.2重量%乃至約7重量%の有機色素剤と、約0重量%乃至約20重量%の無機色素剤が使用される。色素剤の組み合わせは、望ましい色、明暗の度合いおよび色合いに基づく比率で用いられてよい。
当業者は、上述された以外の添加剤もまた本発明の着色剤の成分に含まれてもよいことを認識するであろう。適切な添加剤には、例えば限定されないが、鋳型に流して均一化するのを助ける添加剤、泡立ちを防ぐための添加剤、レオロジーの改善のための添加剤等、およびこれらの組み合わせがある。
本発明の着色剤は、レンズ材料を硬化するとすぐにレンズ材料内に埋め込まれる。着色剤は、形成されたレンズの前面または後面により密集して埋め込まれてもよい。いずれの表面かは、着色剤がつけられる面によって決まる。また、着色剤の1または複数の層がいかなる順番でつけられてもよい。また他の実施の形態として、透明の結合ポリマー層が着色剤と結合して用いられてもよい。例えば、本発明の方法において、着色剤がつけられる前に透明の結合ポリマー層が半鋳型の成型面につけられてもよい。透明の結合ポリマーは、着色剤層に使用される結合ポリマーと同一でも異なってもよい。透明の結合ポリマーが結合ポリマーと異なる場合、透明の結合ポリマーは膨張するための膨張要因と能力に関して結合ポリマーと適合し、またレンズ材料の中で膨張できなければならない。
本発明は、任意の既知のレンズ材料またはレンズの製造に適した材料から、色付きのハードまたはソフトコンタクトレンズを得るために用いられてもよい。好ましくは、本発明のレンズは、水分を約0%乃至約90%含むソフトコンタクトレンズである。より好ましくは、レンズはヒドロキシ基、カルボキシ基、または両方を含むモノマーから生成され、あるいは例えばシロキサン、ヒドロゲル、シリコンヒドロゲル、およびこれらの混合物などのシリコン含有ポリマーから生成される。本発明のレンズの形成に有用な材料は、重合化開始剤等の添加剤に加えて、マクロマー、モノマーおよびこれらの組み合わせの反応混合物によって生成される。適切な材料には、例えば限定されないが、シリコンマクロマーと親水性モノマーから生成されるシリコンヒドロゲルがある。このようなシリコンマクロマーには、例えば限定されないが、米国特許第4,259,467号、同第4,260,725および同第4,261,875号に開示されるような付加親水基(pendant hydrophilic groups)でメタクリレート化されたポリジメチルシロキサン、米国特許第4,136,250号、同第4,153,641号、同第4,189,546号、同第4,182,822号、同第4,343,927号、同第4,254,248号、同第4,355,147号、同第4,276,402号、同第4,327,203号、同第4,341,889号、同第4,486,577号、同第4,605,712号、同第4,543,398号、同第4,661,575号、同第4,703,097号、同第4,837,289号、同第4,954,586号、同第4,954,587号、同第5,346,946号、同第5,358,995号、同第5,387,632号、同第5,451,617号、同第5,486,579号、同第5,962,548号、同第5,981,615号、同第5,981,675号および同第6,039,913号に開示される、重合可能な機能を有するポリジメチルシロキサンマクロマー、およびこれらの混合物がある。これらはまた、米国特許第5,010,141号、同第5,057,578号、同第5,314,960号、同第5,371,147号および5,336,797号に開示されるような親水性モノマーを含むポリシロキサンマクロマー、または米国特許第4,871,785号、同第5,034,461号に開示されるようなポリジメチルシロキサンブロックおよびポリエーテルブロックを含むマクロマーを用いて、生成されてもよい。引用されたすべての特許は、その全体を参照されることによって本明細書の一部をなす。
また、例えば米国特許第5,760,100号、同第5,776,999号、同第5,789,461号、同第5,807,944号、同第5,965,631号、同第5,958,440号に開示されるようなオキシパーム(oxyperm)およびイオノパーム(ionoperm)成分の組み合わせから適切な材料が生成されてもよい。親水性モノマー類は、例えば2−ヒドロキシエチルメタクリレート(“HEMA”)、2−ヒドロキシエチルアクリレート、N,N−ジメチルアクリルアミド(“DMA”)、N−ビニルピロリドン、2−ビニル−4,4’−ジメチル−2−オキサゾリン−5−オン、メタクリル酸、および2−ヒドロキシエチルメタクリルアミドを含むコポリマー類に混合されてもよい。さらなるシロキサンモノマー類は、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート、または米国特許第5,998,498号、同第3,808,178号、同第4,139,513号、同第5,070,215号、同第5,710,302号、同第5,714,557号および同第5,908,906号に開示されるシロキサンモノマー類などに含まれてもよい。これらはまた、種々の強固剤、UV遮断剤、湿潤剤を含む。これらは、米国特許第6,020,445号に開示されるように第1アルコール、第2アルコールまたは第3アルコールなどの希釈剤を用いて生成されてもよい。本明細書で引用された全ての特許は、その全体を参照されることによって本明細書の一部をなす。
コンタクトレンズを生成するための材料はよく知られており、また市販されている。好ましくは、使用される材料は、HEMAベースのヒドロゲル、より好ましくはエタフィルコンAであり、結合ポリマーはMAA、HEMAおよびラウリルメタクリレート(“LMA”)の鎖状ランダムブロックコポリマー類、MAAおよびHEMAの鎖状ランダムブロックコポリマー、HEMAおよびLMAの鎖状ランダムブロックコポリマー、あるいはHEMAホモポリマーから形成される。全体を参照されることによって本明細書の一部をなす米国特許第4,680,336号、同第4,495,313号に開示されるエタフィルコンAは、一般に、100重量部位(parts by weight)(“pbw”)HEMA、約1.5pbw乃至約2.5pbwMAA、約0.3pbw乃至約1.3pbwエチレングリコールジメタクリレート、約0.05pbw乃至約1.5pbw1,1,1−トリメチルオルプロパントリメタクリレート、および約0.017pbw乃至約0.024pbw可視色素剤からなる製剤である。好ましくは、エタフィルコンAは、比率が0.47MAA対100HEMA対4.14LMAであるMAA、HEMAおよびLMA、または比率が99.9HEMA対0.1MAAから99.5HEMA対0.5MAAであるHEMAとMaaの鎖状ランダムブロックコポリマーである。
色付きレンズの好ましいある製造方法は、以下に示すようなパッドプリンティングを利用して実施される。好ましくはスチール、より好ましくはステンレススチールから生成されたある金属プレートが、一度硬化すると不溶性になる光耐性材料によって覆われる。着色剤を付けるパターンを選択または設計し、続いて写真技術などの種々の技術のうち任意のものを用いて望ましいサイズに減少させ、上記金属プレート上に置いて、光耐性材料を硬化させる。パターンエッチングを行う環境は当業者に知られる範囲内である。
パターン付けの後に、プレートを水溶液により洗浄し、生じた像をプレートに適切な深さ、例えば約20ミクロンでエッチングする。そして、着色剤をパターン上に載せてこの着色剤でくぼみを埋める。適切な形状であって、一般にショア硬度計(Shore A durometer units)により約1乃至約10に硬さを変更できるシリコンパッドを、プレート上の像にプレスして、着色剤を取り除く。続いて溶媒を蒸発することによりわずかに乾燥させる。このパッドを光学鋳型の成型面にプレスすると、着色剤を乾燥させることができる。鋳型を余分な溶媒と酸素を取り除くために最低約8時間ガス抜きする。その後、鋳型にレンズを形成する量のレンズ材料で満たす。続いて、鋳型組み立て品を完成するために、補足的な半鋳型を使用する。レンズモノマーがプリントされた像内に拡散した後、使用したレンズ材料の硬化に適した環境に鋳型組み立て品をさらす。
本発明は、以下の限定しない実施例を考慮することによりさらに明らかになるであろう。
実施例
結合ポリマー(ラウリルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレートおよびメタクリル酸)、色素剤およびイソプロピルラクテート、1−エトキシ−2−プロパノールおよび1−プロパノールを含む着色剤組成物を、ポリスチレン光学鋳型の前面がカーブした成型面上にパッドプリントした。この鋳型を、余分な溶媒と酸素を取り除くために少なくとも8時間ガス抜きし、その後鋳型をレンズを形成する量のエタフィルコンAで満たした。続いて、補足的な半鋳型を鋳型組み立て品を完成するために用いた。
鋳型組み立て品を、硬化用トンネルを通り抜けるベルト上に置いた。このトンネルの中は、始めの位置に短波IRランプが2つずつ4セット並べて取り付けられている。このトンネル中で鋳型組み立て品はIR球の下を通ると共に着色剤のTgに熱せられる。各IR球の彩度の調整は、マイクロプロセッサに基づく温度調整器により継続した。続いて、鋳型組み立て品は、IR球はないが鋳型の温度を着色剤のTg、またはそれより高く維持するために加熱器により空気が55℃乃至75℃に熱せされるダークゾーンに移動した。鋳型は、トンネル内のIR球とダークゾーンを、約75秒間このゾーンに留まるようにする一定のスピードで通り過ぎた。この間、鋳型の温度をモニタする連続フィードバック装置によってTgの温度を維持した。その後、鋳型はこのゾーンを抜け、レンズ材料の硬化が始まり、完了した。一度硬化が完了すると、レンズを鋳型から取り外し、緩衝用塩水中で平衡状態にした。
〔実施の態様〕
(1)a)鋳型の成型面の少なくとも一部に色付けに有効な量の着色剤をつけること、b)レンズを形成する量のレンズ材料を鋳型に分配すること、c)着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上に、鋳型を急速に加熱すること、d)着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上に鋳型の温度が維持される間、レンズ材料を着色剤に拡散すること、e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するのに適した条件下で、鋳型内でレンズ材料を硬化させることを含む、コンタクトレンズの製造方法。
(2)c)ステップは、鋳型をおよそ室温からガラス転移温度まで、約28秒間加熱することによって実施されることを特徴とする実施態様(1)記載の方法。
(3)鋳型の加熱は、複数の赤外線ランプを用いて実施されることを特徴とする実施態様(1)または実施態様(2)記載の方法。
(4)加熱は、熱気を利用して実施されることを特徴とする実施態様(1)または実施態様(2)記載の方法。
(5)c)ステップは、鋳型をおよそ室温からガラス転移温度まで、約10秒間加熱することによって実施されることを特徴とする実施態様(3)記載の方法。
(6)d)ステップは、着色剤が、乾燥状態の約1倍乃至約4倍の厚さに膨張するのに十分な期間実施されることを特徴とする実施態様(1)記載の方法。
(7)d)ステップは、約45秒間乃至約75秒間実施されることを特徴とする実施態様(1)記載の方法。
(8)e)ステップは、大気中で約55℃乃至約70℃の温度で、約75秒間乃至約150秒間行われる可視光による硬化を用いて実施されることを特徴とする実施態様(1)記載の方法。
(9)a)鋳型の成型面の少なくとも一部に着色剤の色付けに有効な量をつけること、b)レンズ材料のレンズを形成する量を鋳型に分配すること、c)複数の紫外線ランプを用いて、着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上に、鋳型を約10秒間加熱すること、d)鋳型の温度が着色剤のガラス転移温度に、またはそれより高く維持される間、また着色剤が、乾燥状態の約1倍乃至約4倍の厚さに膨張するのに十分な期間、レンズ材料を着色剤に拡散すること、e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するのに適した条件下で、鋳型内でレンズ材料を硬化させることを含む、コンタクトレンズの製造方法。
(10)e)ステップは、大気中で約55℃乃至約70℃の温度で、約75秒間乃至約150秒間行われる可視光による硬化を用いて実施されることを特徴とする実施態様(9)記載の方法。
(11)a)鋳型の成型面の少なくとも一部に着色剤の色付けに有効な量をつけること、b)レンズ材料のレンズを形成する量を鋳型に分配すること、c)熱気を用いて、着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上に、鋳型を約10秒間加熱すること、d)鋳型の温度が着色剤のガラス転移温度に、またはそれより高く維持される間、また着色剤が、乾燥状態の約1倍乃至約4倍の厚さに膨張するのに十分な期間、レンズ材料を着色剤に拡散すること、e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するのに適した条件下で、鋳型内でレンズ材料を硬化させることを含む、コンタクトレンズの製造方法。
(12)e)ステップは、大気中で約55℃乃至約70℃の温度で、約75秒間乃至約150秒間行われる可視光による硬化を用いて実施されることを特徴とする実施態様(11)記載の方法。
(13)a)鋳型の成型面の少なくとも一部に、1または複数の色素剤、1または複数の溶媒、および結合ポリマーを含む着色剤の色付けに有効な量をつけること、b)レンズ材料のレンズを形成する量を鋳型に分配すること、c)着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上に、鋳型を急速に加熱すること、d)鋳型の温度が着色剤のガラス転移温度に、またはそれより高く維持される間、レンズ材料を着色剤に拡散すること、e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するのに適した条件下、ここでは結合ポリマーとレンズ材料が浸透ポリマー網を形成する条件下で、鋳型内でレンズ材料を硬化させることを含む、コンタクトレンズの製造方法。
(14)ステップc)は、鋳型をおよそ室温からガラス転移温度まで、約28秒間加熱することによって実施されることを特徴とする実施態様(13)記載の方法。
(15)鋳型の加熱は、複数の赤外線ランプを用いて実施されることを特徴とする実施態様(13)または実施態様(14)記載の方法。
(16)加熱は、熱気を利用して実施されることを特徴とする実施態様(13)または実施態様(14)記載の方法。
(17)ステップc)は、鋳型をおよそ室温からガラス転移温度まで、約10秒間加熱することによって実施されることを特徴とする実施態様(15)記載の方法。
(18)ステップd)は、着色剤が、乾燥状態の約1倍乃至約4倍の厚さに膨張するのに十分な期間実施されることを特徴とする実施態様(13)記載の方法。
(19)ステップd)は、約45秒間乃至約75秒間実施されることを特徴とする実施態様(13)記載の方法。
(20)ステップe)は、大気中で約55℃乃至約70℃の温度で、約75秒間乃至約150秒間行われる可視光による硬化を用いて実施されることを特徴とする実施態様(13)記載の方法。
(21)a)鋳型の成型面の少なくとも一部に、1または複数の色素剤、1または複数の溶媒、および結合ポリマーを含む着色剤の色付けに有効な量をつけること、b)レンズ材料のレンズを形成する量を鋳型に分配すること、c)複数の紫外線ランプを用いて、着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上に、鋳型を約10秒間加熱すること、d)鋳型の温度が着色剤のガラス転移温度に、またはそれより高く維持される間、また着色剤が、乾燥状態の約1倍乃至約4倍の厚さに膨張するのに十分な期間、レンズ材料を着色剤に拡散すること、e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するのに適した条件下、ここでは結合ポリマーとレンズ材料が浸透ポリマー網を形成する条件下で、鋳型内でレンズ材料を硬化させることを含む、コンタクトレンズの製造方法。
(22)ステップe)は、大気中で約55℃乃至約70℃の温度で、約75秒間乃至約150秒間行われる可視光による硬化を用いて実施されることを特徴とする実施態様(21)記載の方法。
(23)a)鋳型の成型面の少なくとも一部に、1または複数の色素剤、1または複数の溶媒、および結合ポリマーを含む着色剤の色付けに有効な量をつけること、b)レンズ材料のレンズを形成する量を鋳型に分配すること、c)熱気を用いて、着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上に、鋳型を約10秒間加熱すること、d)鋳型の温度が着色剤のガラス転移温度に、またはそれより高く維持される間、また着色剤が、乾燥状態の約1倍乃至約4倍の厚さに膨張するのに十分な期間、レンズ材料を着色剤に拡散すること、e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するのに適した条件下、ここでは結合ポリマーとレンズ材料が浸透ポリマー網を形成する条件下で、鋳型内でレンズ材料を硬化させることを含む、コンタクトレンズの製造方法。
(24)ステップe)は、大気中で約55℃乃至約70℃の温度で、約75秒間乃至約150秒間行われる可視光による硬化を用いて実施されることを特徴とする実施態様(23)記載の方法。
(25)実施態様(1)、実施態様(9)、実施態様(11)、実施態様(13)、実施態様(21)および実施態様(23)の方法により生成されるコンタクトレンズ。

Claims (22)

  1. a)鋳型の成型面の少なくとも一部に色付けに有効な量の着色剤をつけること、
    b)レンズを形成する量のレンズ材料を、前記鋳型に分配すること、
    c)前記着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上の温度に、前記鋳型を急速に加熱すること、
    d)前記着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上の温度前記鋳型の温度が維持されている間、前記レンズ材料を前記着色剤に拡散すること、
    e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するために、大気中で約55℃〜約70℃の温度で約75秒間〜約150秒間使用される可視光による硬化を用いて前記鋳型内で前記レンズ材料を硬化させること
    を含む、コンタクトレンズの製造方法。
  2. テップc)は、前記鋳型を、約28秒間でおよそ室温からガラス転移温度まで加熱することによって実施される請求項1記載の方法。
  3. 前記鋳型の加熱は、複数の赤外線ランプを用いて実施される請求項1または請求項2記載の方法。
  4. 前記加熱は、熱気を利用して実施される請求項1または請求項2記載の方法。
  5. ステップc)は、前記鋳型を、約10秒間でおよそ室温からガラス転移温度まで加熱することによって実施される、請求項1記載の方法。
  6. テップd)は、前記着色剤が、乾燥前記着色剤の約1倍約4倍の厚さに膨張するのに十分な時間実施される請求項1〜5のいずれか記載の方法。
  7. テップd)は、約45秒間約75秒間実施される請求項1〜6のいずれか記載の方法。
  8. a)鋳型の成型面の少なくとも一部に色付けに有効な量の着色剤をつけること、
    )レンズを形成する量のレンズ材料、前記鋳型に分配すること、
    c)複数の紫外線ランプを用いて、前記鋳型を、約10秒間で前記着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上の温度に加熱すること、
    d)前記鋳型の温度が、前記着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上の温度に維持されている間、前記着色剤が乾時の前記着色剤の約1倍約4倍の厚さに膨張するのに十分な時間にわたって前記レンズ材料を前記着色剤に拡散すること、
    e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するために、大気中で約55℃〜約70℃の温度で約75秒間〜約150秒間使用される可視光による硬化を用いて前記鋳型内で前記レンズ材料を硬化させること
    を含む、コンタクトレンズの製造方法。
  9. a)鋳型の成型面の少なくとも一部に色付けに有効な量の着色剤をつけること、
    )レンズを形成する量のレンズ材料、前記鋳型に分配すること、
    c)熱気を用いて、前記鋳型を、約10秒間で前記着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上の温度に加熱すること、
    d)前記鋳型の温度が、前記着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上の温度に維持されている間、前記着色剤が乾時の前記着色剤の約1倍約4倍の厚さに膨張するのに十分な時間にわたって前記レンズ材料を前記着色剤に拡散すること、
    e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するために、大気中で約55℃〜約70℃の温度で約75秒間〜約150秒間使用される可視光による硬化を用いて前記鋳型内で前記レンズ材料を硬化させること
    を含む、コンタクトレンズの製造方法。
  10. a)鋳型の成型面の少なくとも一部に、1または複数の色素剤、1または複数の溶媒、および結合ポリマーを含む、色付けに有効な量の着色剤をつけること、
    )レンズを形成する量のレンズ材料、前記鋳型に分配すること、
    c)前記着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上の温度に、前記鋳型を急速に加熱すること、
    d)前記鋳型の温度が、前記着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上の温度に維持されている間、前記レンズ材料を前記着色剤に拡散すること、
    e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するのに適した条件下、ここでは前記結合ポリマーと前記レンズ材料が浸透ポリマー網を形成する条件下で、前記鋳型内で前記レンズ材料を硬化させること
    を含む、コンタクトレンズの製造方法。
  11. ステップc)は、前記鋳型を、約28秒間でおよそ室温からガラス転移温度まで加熱することによって実施される請求項10記載の方法。
  12. 前記鋳型の加熱は、複数の赤外線ランプを用いて実施される請求項10または請求項11記載の方法。
  13. 前記加熱は、熱気を利用して実施される請求項10または請求項11記載の方法。
  14. ステップc)は、前記鋳型を、約10秒間でおよそ室温からガラス転移温度まで加熱することによって実施される、請求項10記載の方法。
  15. ステップd)は、前記着色剤が、乾燥時の前記着色剤の約1倍約4倍の厚さに膨張するのに十分な時間実施される請求項10〜14のいずれか記載の方法。
  16. ステップd)は、約45秒間約75秒間実施される請求項10〜15のいずれか記載の方法。
  17. ステップe)は、大気中で約55℃約70℃の温度で約75秒間約150秒間使用される可視光による硬化を用いて実施される請求項10〜16のいずれか記載の方法。
  18. a)鋳型の成型面の少なくとも一部に、1または複数の色素剤、1または複数の溶媒、および結合ポリマーを含む、色付けに有効な量の着色剤をつけること、
    )レンズを形成する量のレンズ材料、前記鋳型に分配すること、
    c)複数の紫外線ランプを用いて、前記鋳型を、約10秒間で前記着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上の温度に加熱すること、
    d)前記鋳型の温度が、前記着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上の温度に維持されている間、前記着色剤が乾時の前記着色剤の約1倍約4倍の厚さに膨張するのに十分な時間にわたって前記レンズ材料を前記着色剤に拡散すること、
    e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するのに適した条件下、ここでは前記結合ポリマーと前記レンズ材料が浸透ポリマー網を形成する条件下で、前記鋳型内で前記レンズ材料を硬化させること
    を含む、コンタクトレンズの製造方法。
  19. ステップe)は、大気中で約55℃約70℃の温度で約75秒間約150秒間使用される可視光による硬化を用いて実施される請求項18記載の方法。
  20. a)鋳型の成型面の少なくとも一部に、1または複数の色素剤、1または複数の溶媒、および結合ポリマーを含む、色付けに有効な量の着色剤をつけること、
    )レンズを形成する量のレンズ材料、前記鋳型に分配すること、
    c)熱気を用いて、前記鋳型を、約10秒間で前記着色剤のガラス転移温度、またはそれ以上の温度に加熱すること、
    d)前記鋳型の温度が、前記着色剤のガラス転移温度、または以上の温度に維持さていれる間、前記着色剤が乾時の前記着色剤の約1倍約4倍の厚さに膨張するのに十分な時間にわたって前記レンズ材料を前記着色剤に拡散すること、
    e)続いて、色付きコンタクトレンズを形成するのに適した条件下、ここでは前記結合ポリマーと前記レンズ材料が浸透ポリマー網を形成する条件下で、前記鋳型内で前記レンズ材料を硬化させること
    を含む、コンタクトレンズの製造方法。
  21. ステップe)は、大気中で約55℃約70℃の温度で約75秒間約150秒間使用される可視光による硬化を用いて実施される請求項20記載の方法。
  22. 請求項1〜21のいずれか記載の方法により生成されるコンタクトレンズ。
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