JP2006507541A - コンタクトレンズの抽出方法 - Google Patents

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Abstract

本方法には、コンタクトレンズをその機能的サイズより大きなサイズに膨潤させる液体、好ましくは溶液でコンタクトレンズを処理するステップと、その機能的サイズに収縮させる液体、好ましくは溶液でこのコンタクトレンズを処理するステップとが含まれる。

Description

関連出願に対するクロスリファレンス
本出願は、参照によりその全体が本明細書に包含される米国暫定出願シリアル番号第60/426,023号(2002年11月13日出願)の利益を享受するものである。
本発明はコンタクトレンズの製造に有益な方法に関する。特に、本発明は、過剰な材料をレンズから除去する方法を提供する。
虹彩の自然色を変えるための着色コンタクトレンズの使用は周知である。着色レンズを製造するために使用される着色剤は、一般的にバインダーポリマーと色素から構成される。参照によりその全体が本明細書に包含される特許文献1に記載された着色コンタクトレンズを製造するある方法では、成形型表面からレンズ材料に着色剤を転写させることにより、着色剤を未キュアのレンズ材料に塗布し、ついでレンズ材料をキュアする。特許文献1に開示されているように、キュアの前に成形型を加熱して未キュアのレンズ材料中に着色剤を拡散させるようにすることが有利である。しかしながら、着色剤をこのように転写することにより、レンズの表面に破片が生じ易くなる。バインダーポリマーの一部、多分特にバインダーポリマー中の低分子量物が、コンタクトレンズポリマー中にトラップされないようになると考えられる(ただし、この考えは本発明を拘束するものではない。)。このバインダーポリマーの一部が、その代わりにレンズの表面に付着し、その後の水和および洗浄のステップの間に除去することが困難となる。
コンタクトレンズの水和および洗浄のステップについては、参照によりその全体が本明細書に包含される特許文献2〜25に開示されている。
米国出願シリアル番号第10/027,579号,2001年12月20日出願 米国特許第6,196,683号明細書 米国特許第4,668,240号明細書 米国特許第5,824,719号明細書 米国特許第4,963,159号明細書 米国特許第4,634,449号明細書 米国特許第4,777,684号明細書 米国特許第4,733,959号明細書 米国特許第6,248,266号明細書 米国特許第5,151,106号明細書 米国特許第5,271,874号明細書 米国特許第5,271,875号明細書 米国特許第5,466,147号明細書 米国特許第6,348,507号明細書 米国特許第6,207,086号明細書 米国特許第6,071,112号明細書 米国特許第6,012,471号明細書 米国特許第5,836,323号明細書 米国特許第5,762,081号明細書 米国特許第5,706,634号明細書 米国特許第5,690,866号明細書 米国特許第5,649,410号明細書 米国特許第5,640,980号明細書 米国特許第5,561,970号明細書 米国特許第5,080,839号明細書 米国特許第5,260,000号明細書 米国特許第4,259,467号明細書 米国特許第4,260,725号明細書 米国特許第4,261,875号明細書 米国特許第4,136,250号明細書 米国特許第4,153,641号明細書 米国特許第4,189,546号明細書 米国特許第4,182,822号明細書 米国特許第4,343,927号明細書 米国特許第4,254,248号明細書 米国特許第4,355,147号明細書 米国特許第4,276,402号明細書 米国特許第4,327,203号明細書 米国特許第4,341,889号明細書 米国特許第4,486,577号明細書 米国特許第4,605,712号明細書 米国特許第4,543,398号明細書 米国特許第4,661,575号明細書 米国特許第4,703,097号明細書 米国特許第4,837,289号明細書 米国特許第4,954,586号明細書 米国特許第4,954,587号明細書 米国特許第5,346,946号明細書 米国特許第5,358,995号明細書 米国特許第5,387,632号明細書 米国特許第5,451,617号明細書 米国特許第5,486,579号明細書 米国特許第5,962,548号明細書 米国特許第5,981,615号明細書 米国特許第5,981,675号明細書 米国特許第6,039,913号明細書 米国特許第5,010,141号明細書 米国特許第5,057,578号明細書 米国特許第5,314,960号明細書 米国特許第5,371,147号明細書 米国特許第5,336,797号明細書 米国特許第4,871,785号明細書 米国特許第5,034,461号明細書 米国特許第5,760,100号明細書 米国特許第5,776,999号明細書 米国特許第5,789,461号明細書 米国特許第5,807,944号明細書 米国特許第5,965,631号明細書 米国特許第5,958,440号明細書 米国特許第5,998,498号明細書 米国特許第3,808,178号明細書 米国特許第4,139,513号明細書 米国特許第5,070,215号明細書 米国特許第5,710,302号明細書 米国特許第5,714,557号明細書 米国特許第5,908,906号明細書 米国特許第6,020,445号明細書 米国特許第5,935,492号明細書 米国特許第5,815,238号明細書 米国特許第5,744,357号明細書 米国特許第5,693,268号明細書 米国特許第5,690,973号明細書 米国特許第5,294,379号明細書 米国特許出願第10/117545号,2002年4月5日出願 米国特許第4,981,487号明細書 米国特許第5,244,470号明細書 米国特許第4,946,269号明細書 米国特許第4,872,404号明細書 米国特許第4,898,695号明細書 米国特許第5,255,077号明細書 米国特許第4,705,370号明細書 米国特許第4,889,421号明細書 米国特許第5,055,602号明細書 米国特許第5,034,166号明細書 米国特許第4,997,897号明細書 米国特許第5,116,112号明細書 米国特許第5,120,121号明細書 米国特許第5,871,675号明細書 米国特許第5,938,795号明細書 米国特許第6,048,371号明細書 米国特許第6,132,043号明細書 米国特許第6,322,214号明細書 米国特許第6,364,934号明細書 米国特許第6,149,842号明細書 米国特許第6,096,799号明細書 米国特許第5,846,457号明細書 米国特許第5,824,276号明細書 米国特許第5,792,822号明細書 米国特許第5,534,038号明細書 米国特許第5,452,658号明細書 米国特許第5,292,350号明細書 米国特許第5,160,463号明細書 米国特許出願シリアル番号第09/745,511号,2000年12月22日出願 米国特許出願シリアル番号第09/792,671号,2001年2月23日出願 米国特許出願シリアル番号第10/027,579号,2001年12月20日出願 米国特許出願シリアル番号第10/165,058号,2002年6月7日出願 米国特許第4,680,336号明細書 米国特許第4,495,313号明細書 パットン,テンプル・シー(Patton,Temple C.),「塗料の流れと顔料の分散(Paint Flow and Pigment Dispersion)」,1993年,第二版,p.126−300
蒸留水または脱イオン水または塩溶液での公知の水和とクリーニングのステップでは、上記の破片を除去できず、従って、レンズをクリーニングするには新規な抽出方法を考案しなければならないことが判明した。
本発明は、コンタクトレンズから過剰な材料を抽出する方法において、
コンタクトレンズを、その機能的サイズより大きいサイズに膨潤させる液体、好ましくは溶液でコンタクトレンズを処理するステップと、
コンタクトレンズを収縮させてその機能的サイズに戻す液体、好ましくは溶液でこのコンタクトレンズを処理するステップと
を含む方法を提供する。
本発明の方法は、少なくとも二つの、それぞれの温度、イオン強度、組成および/またはpHにおいて異なる液体でこのコンタクトレンズを処理して、コンタクトレンズが、第一の液体中で膨潤し、ついで第二の液体中でその機能的形状に戻るようにすることで達成できる。
コンタクトレンズを膨潤させ、ついでその機能的形状に戻すための有用な液体の例には、二つの相異なるイオン強度の塩溶液;脱イオン(DI)水または蒸留水と塩溶液または、高い温度と低い温度との有機溶媒;有機溶媒を高パーセンテージと低パーセンテージで含む溶液および高pHと低pHの溶液がある。
ある好ましい形態では、本発明の方法に、
コンタクトレンズを、第一のイオン強度を有する第一の溶液で処理するステップと、
当該第一の溶液より低いイオン強度を有する第二の溶液で当該コンタクトレンズを処理するステップと、
当該第二の溶液より高いイオン強度を有する第三の溶液で当該コンタクトレンズを処理するステップと
が含まれる。第二の溶液がコンタクトレンズを膨潤させる。コンタクトレンズは第三の溶液中でその機能的サイズに戻る。このような方法には、さらに、コンタクトレンズを、当該第一の溶液より低いイオン強度のもう一つの溶液で処理するステップを含めることができる。
本発明は、コンタクトレンズから過剰な材料を除去する方法を提供する。ここで使用される用語「過剰な材料」は、反応してコンタクトレンズを形成するための反応混合物からの任意の未結合モノマーまたはポリマー、任意の希釈剤、および/または、任意の未反応モノマーあるいはポリマー、たとえばコンタクトレンズを着色するためにコンタクトレンズに添加される着色剤、染料、顔料を意味する。この過剰な材料は、コンタクトレンズの表面上にもコンタクトレンズ内にも存在し得、コンタクトレンズ上またはコンタクトレンズ内にあるあらゆる潜在的に浸出可能な物質または汚染物質が含まれ得る。本発明の方法は、着色コンタクトレンズから過剰な材料を除去するために使用することができる。ある方法では、バインダーポリマー、恐らく5,000ダルトン未満の平均分子量を有するバインダーポリマーの小片が、レンズ組成内に取り込まれず、コンタクトレンズの表面、特に、バインダーポリマーが内に取り込まれたコンタクトレンズ領域の表面に付着する。これらの小片が除去されないと、視力と快適性を妨げる場合がある。本発明は、種々異なるプロセスにより種々異なる材料から作製されたレンズの表面から、過剰な材料、たとえばバインダーや着色剤、を除去するために使用することができる。
用語「膨潤」は、含水率の増加またはコンタクトレンズの直径の増加またはその両方を意味する。パーセント含水率の増加は、一般的に、レンズがエンドユーザーに販売される時のレンズ(本明細書では機能的サイズともいう)のパーセント含水率に対し、少なくとも5%、より好ましくは10%〜60%、最も好ましくは15%〜40%である。あるいは、膨潤は、直径の増加であってもよい。典型的には、直径の膨潤は、直径が少なくとも1mm増加することである。2mm〜6mm増加することがより好ましく、3mm〜4.5mm増加することが最も好ましい。
本発明の方法は、ヒドロゲルまたはシリコーンヒドロゲル材料を含んでなるソフトコンタクトレンズから過剰な材料を抽出するために使用することができる。ヒドロゲルは、平衡状態で水を吸収し、保持することができる架橋ポリマーシステムである。本発明のレンズは、約0%〜約90%、より好ましくは35%〜70%の間の水分を有するソフトコンタクトレンズであることが好ましい。ヒドロゲルでは、一般的に、少なくとも一つの親水性モノマーと架橋剤(多数の重合性官能基を有するモノマーとして定義される架橋剤)がレンズ形成性モノマー混合物に含まれる。
適切な親水性モノマーには、ヒドロキシ基やカルボキシル基を有するモノマーが含まれる。たとえば、メタクリル酸やアクリル酸等の不飽和カルボン酸類、2−ヒドロキシエチルメタクリレートおよび2−ヒドロキシエチルアクリレート等の(メタ)アクリル酸置換アルコール類;N−ビニルピロリドン等のビニルラクタム類;およびメタクリルアミドおよびN,N−ジメチルアクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド類がある。典型的な架橋剤には、ポリビニルモノマー、典型的にはジビニルモノマーまたはトリビニルモノマー(たとえばジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ブチレングリコールおよびヘキサン−1,6−ジオールのジ(メタ)アクリレート類またはトリ(メタ)アクリレート類);およびジビニルベンゼンがある。ヒドロゲル形成性モノマー混合物の具体的な例としては、主成分である2−ヒドロキシエチルメタクリレートと架橋モノマーである少量のエチレングリコールジメタクリレートとから構成されるポリマコン(polymacon)がある。モノマー混合物には、任意的に、シリコーンヒドロゲルコポリマーを形成するためのシリコーン含有モノマーが含まれ得る。シリコーン含有モノマーの例としては、単一の重合性不飽和基を有するモノマー{たとえば、メタクリロキシプロピル・トリス(トリメチルシロキシ)シラン、ペンタメチルジシロキサニル・メチルメタクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)メタクリルオキシ・プロピルシラン、メチルジ(トリメチルシロキシ)メタクリロキシメチルシラン、3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル・ビニルカルバメートおよび3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル・ビニルカーボネート};および多官能の、エチレン基で末端封止したシロキサン含有モノマー、特に二つの活性不飽和基を有する二官能性モノマーが含まれる。シリコーンヒドロゲル形成性モノマー混合物の具体的な例としては、特許文献26に開示されたN−ビニルピロリドンおよび前記のビニルカーボネートとカルバメートとのモノマーに基づくバラフィルコン(balafilcon)がある。
その他のシリコーンヒドロゲルは、マクロマー、モノマーまたはこれらの組み合わせの混合物と重合開始剤等の添加物とを反応させて作製することができる。適切な材料には、シリコーンマクロマーと親水性モノマーとから作製されたシリコーンヒドロゲル類があるが、これらに限られるわけではない。このようなシリコーンマクロマーの例としては、特許文献27〜29に記載されているような親水性ペンダント基を有するポリジメチルシロキサン;特許文献30〜56に記載されているような重合性を有するポリジメチルシロキサンマクロマー;およびこれらの組み合わせがあるが、これらに限られるわけではない。これらは、特許文献57〜61に記載されたような親水性モノマーを取り込んだポリシロキサンマクロマーまたは、特許文献62,63に記載されたようなポリジメチルシロキサンブロックとポリエーテルブロックとを含んだマクロマーを使用して作製することもできる。なお、引用された全ての特許は、ここにおいて、参照によりその全体が本明細書に包含される。
適切な材料は、特許文献64〜69に記載されたようなオキシパーム(oxyperm)やイオノパーム(ionoperm)成分の組み合わせから作製することもできる。このようなコポリマーには、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(「HEMA」)、2−ヒドロキシエチルアクリレート、N,N−ジメチルアクリルアミド(「DMA」)、N−ビニルピロリドン、2−ビニル−4,4’−ジメチル−2−オキサゾリン−5−オン、メタクリル酸および2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド等の親水性モノマーを組み込むこともできる。トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレートまたは、特許文献70〜76に記載されたシロキサンモノマーのような更なるシロキサンモノマーを組み込むこともできる。これらの材料には、種々の強化剤、UV遮蔽剤および湿潤剤を含めることもできる。特許文献77に記載された第一アルコール、第二アルコールまたは第三アルコール等の希釈剤を使用してこれらの材料を作製することができる。引用された全ての特許は、ここにおいて、参照によりその全体が本明細書に包含される。
好ましいコンタクトレンズには、USAN名:エタフィルコンA(etafilcon A)、バフィルコンA(bufilcon A)、デルタフィルコンA(deltafilcon A)、ドロキシフィルコンA(droxifilcon A)、フェムフィルコンA(phemfilcon A)、オクフィルコンA(ocufilcon A)、バラフィルコンA(balafilcon A)、パーフィルコンA(perfilcon A)、オクフィルコンB(ocufilcon B)、オクフィルコンC(ocufilcon C)、オクフィルコンD(ocufilcon D)、オクフィルコンE(ocufilcon E)、メタフィルコンA(methafilcon A)、ビフィルコンA(vifilcon A)、フォコフィルコンA(focofilcon A)、テトラフィルコンB(tetrafilcon B)、オクフィルコンF(ocufilcon F)、エプシフィルコンA(epsifilcon A)を有するイオン性ヒドロゲルが含まれる。
緩衝水溶液を使用する本発明は、イオン性コンタクトレンズすなわちイオン基を有する材料を含んでなるコンタクトレンズから過剰な材料を除去するのに非常に効果的である。コンタクトレンズ材料、着色剤またはバインダーポリマー内にイオン基がある場合には、その例として、カルボン酸(たとえばメタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、フマル酸)に由来するアニオン性カルボキシレート基、または、イオン基を形成するその他のモノマー(たとえばN−カルボキシ−β−アラニン−N−ビニルエステルおよびビニルフェノール)や、アミノ基またはフェノール基を有する他のモノマーに由来するものが挙げられる。適当なpHの水中に置かれた場合、アミノ基とフェノール基はイオン基を形成する。
これに加えて、コンタクトレンズにさらなるイオン的性質を付与するためにイオン性染料または顔料を使用することができる。正に荷電した顔料の具体的な例としては、群青、FD&CブルーNo.1および水酸化クロムグリーン(米国、オハイオ州、クリーブランドのBF Goodrich社から入手可能)がある。正に荷電した染料の具体的な例(CI呼称を含む)としては、イングレインブルー1(CI 72420)、ベーシックグリーン1(CI 42040)、ベーシックレッド9(CI 42500)およびベーシックブルー9(CI 52015)(米国、ウィスコンシン州、ミルウォーキーのAldrich社から入手可能)がある。負に荷電した染料の具体的な例(CI呼称を含む)としては、アシッドレッド151(CI 26900)、アシッドブルー120(CI 26400)、アシッドオレンジ8(CI 15575)およびアシッドグリーン27(CI 61580)(Aldrich社から入手可能)がある。
本抽出方法では、レンズを、機能的サイズより、5%〜60%、より好ましくは10%〜50%、最も好ましくは20%〜35%膨潤させ、ついでその機能的サイズに戻すことが好ましい。本発明の方法では、レンズは、第一ステップの前にその機能的サイズでない場合もある。さらに、膨潤は、従来技術で使用されたレンズの脱型と水和のステップの結果生じるサイズの増大より大きいことが好ましい。この膨潤は、本発明の方法における(レンズが、典型的には、その機能的サイズまであるいはそれより5%上まで膨潤する)第一ステップの前または第一ステップ中に起こり得る。
四つ以上の処理ステップを使用する本発明の方法については、処理ステップのそれぞれで異なる溶液を使用することができる。しかしながら、二以上の処理ステップで同一の溶液を使用することが好ましい。たとえば、本発明のある形態では、プロセスを簡素化するため、第一と第三の溶液および/または第二と第四の溶液および/または第一と第四の溶液を同一のものとすることができる。
本レンズをその機能的サイズより膨潤させ、ついでその機能的サイズに戻すものである限り、種々の溶液を使用することができる。このような溶液の例としては、高イオン強度を有する溶液と低イオン強度を有する溶液とがある。高イオン強度を有する溶液は、緩衝溶液または塩溶液であり得る。比較的低いイオン強度を有する溶液は、緩衝溶液、塩溶液、蒸留水または脱イオン水、有機溶媒または有機溶媒を含む溶液であり得る。より低イオン強度の溶液としては、蒸留水または脱イオン水が好ましい。添加物はあってもなくてもよい。本発明の一以上の処理ステップで役立つ他の溶液としては、高pHの溶液と低pHの溶液とがある。たとえば、フェノール基を含んでなるコンタクトレンズは、pH7を超えるpHを有する溶液で処理し、ついで、高イオン強度の溶液と低イオン強度の溶液とを使用して処理し、コンタクトレンズを膨潤させついで収縮させることができる。たとえば、アミノ基を含んでなるコンタクトレンズは、7未満のpHを有する溶液で処理し、ついで、高イオン強度の溶液と低イオン強度の溶液とを使用して処理し、コンタクトレンズを膨潤させついで収縮させることができる。
比較的高イオン強度の溶液と比較的低イオン強度の溶液とを用いてコンタクトレンズを処理することを含む方法が好ましい。より高イオン強度の溶液とより低イオン強度の溶液との間の導電率計によって測定されるイオン強度の差は、好ましくは3〜30mS(ミリジーメンス)/cmの間、より好ましくは8〜20mS/cmの間、最も好ましくは13〜17mS/cmの間である。イオン性基の濃度が比較的高いコンタクトレンズ材料は、一般的に、これらの溶液のイオン強度を変える際に、寸法変化に対しより敏感である。
処理という用語は、洗浄、スプレー、浸漬(soaking)、沈漬(submerging)またはこれらのオプションの任意の組み合わせを意味するために使用される。好ましい形態では、処理ステップ中にコンタクトレンズを浸漬または沈漬する。一般的に、処理ステップは、2分〜400分間、より好ましくは10分〜180分間、最も好ましくは20分〜60分間続けられる。しかしながら、処理ステップの長さは、(あるとすれば)着色剤材料を含むレンズ材料、溶液または溶媒のために使用される材料および溶液の温度に依存する。処理時間は、レンズと溶液とが平衡に達するのに必要な時間とは異なり得る。一般的に、十分な処理時間であれば、コンタクトレンズを膨潤させ、過剰な材料をレンズから放出させ、レンズをその機能的サイズに戻すことができる。
本発明で使用される好ましい緩衝溶液は、互いに同一でも異なっていてもよく、塩化ナトリウム、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム等の一以上を含む塩溶液等の緩衝塩溶液を含むことが好ましい。典型的には、本溶液に、0.01重量%〜10重量%、より好ましくは0.1重量%〜5重量%の塩が含まれる。
好ましい形態では、本除去プロセスの最後のステップにおける緩衝溶液は、典型的には、コンタクトレンズをパッケージ中に保存する溶液と同一の溶液である。好ましい形態では、緩衝溶液に、800ppmのTween 80を含む0.84重量%塩化ナトリウム水溶液、0.93重量%のホウ酸および0.18重量%のホウ酸ナトリウムが含まれる。塩溶液による最終処理ステップは、コンタクトレンズを包装する際に行うことができる。しかしながら、好ましい抽出法では、パッケージの塩溶液中にレンズを入れる独立のステップとは別に上記の処理ステップを行う。
本溶液には、界面活性剤、たとえばTween 80(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート)、タイロキサポール(Tyloxapol)、オクチルフェノキシ(オキシエチレン)エタノール、アンフォテリック10、防腐剤たとえばEDTA、ソルビン酸、DYMED、イソプロパノール、グルコン酸クロルヘキサジン、過酸化水素、チメロサール、ポリクァド(polyquad)、ポリヘキサメチレンビグアニド、抗菌剤、潤滑剤、塩、および緩衝剤等の添加物をいくつでも含めることができる。通常、これらの添加物は、0.01重量%〜10重量%の間の量(ただし、累積量としては10重量%未満)で溶液に加えられる。
本溶液の温度は、凝固点近傍から沸点近傍までの任意のものでよい。しかしながら、5℃〜95℃の間の温度が好ましく、45℃〜80℃の間の温度がより好ましい。溶液の温度をより低くまたはより高くすれば、コンタクトレンズを溶液で処理する時間を調整して、所望の膨潤度とその後の収縮度を実現することができる。
本発明の他の形態では、特にコンタクトレンズ材料内の希釈剤を除去し、レンズ成形型からコンタクトレンズを取り出すのに好ましい、DI水または蒸留水による初期処理等の更なる処理ステップを本発明の方法に含めることができる。この初期処理でコンタクトレンズを膨潤させることもできる。
典型的には、本抽出方法は、脱型、すなわち、一般的にはフロントカーブ型とバックカーブ型とを含んでなる成形アセンブリの一方を取り外すプロセスステップの後に行われる。本発明の方法では、レンズは、特許文献78〜84に記載された任意の方法によって脱型される。好ましい方法では、脱型の後、コンタクトレンズがフロントカーブから脱型する際に、フロントカーブ型上のレンズ(特許文献25に示されたフレームの一部であり得る)が、コンタクトレンズを受け取るための個々の凹型のスロットカップ(slotted cups)と係合する。カップはトレイの一部である。一トレイあたり32個のレンズがあり、20個のトレイが集まって一つのマガジンとなる。56個までのマガジンが集められ、ついで、大ロボットにより、500〜1,000ガロン(換算値は1900〜3800L)の間の大きさのタンク中に降ろされる。タンク中のレンズの数は、1レンズあたり溶液が少なくとも1mLである。タンク中の溶液を100〜150ガロン/分(換算値は380〜570Lg/分)の速度でタンクの底から取り出し、濾過し、タンクの頂部に戻す。1〜3ガロン/分(換算値は3.8〜11L/分)の新しい溶液を加え、同量の溶液をタンクから取り出す。タンク中の溶液の温度は70℃〜80℃に維持することが好ましい。この溶液には、脱イオン水または蒸留水が含まれる。脱イオン水が含まれることが好ましい。この溶液には800ppmのTween 80も含めることが好ましい。レンズは、レンズの組成に応じて、タンク中に約88分〜232分間沈漬する。この浸出ステップで、レンズがレンズカーブ型から脱型され、レンズの水和が始まる。希釈剤、たとえばグリセリンがレンズから出てきて、水がレンズ中に入る。レンズをこのようにして処理すると、直径が5%未満膨張して、ほぼその機能的サイズになり得る。
コンタクトレンズを収納するマガジンは、DI水中に、0.84重量%の塩化ナトリウム、800重量ppmのTween 80、0.93重量%のホウ酸および0.18重量%のホウ酸ナトリウムを含む緩衝溶液を有する第二のタンク中に投入される。好ましい温度は45℃である。処理時間は156分間より長くすることが好ましい。溶液の体積、循環および濾過は、先のタンクの場合と同様である。好ましい形態では、ホウ酸ナトリウムが、この第二のステップでメタクリレート基を脱プロトン化させる塩である。コンタクトレンズはほぼ同一のサイズと形状に保たれる。
レンズを本緩衝溶液中に沈漬した後、レンズを保持するマガジンは、塩溶液を有する本タンクから取り出され、上記と同一のDI水溶液を有する第三のタンク中に置かれる。コンタクトレンズは、このタンク中に45分〜70分間、70℃〜80℃に保持される。このDI水中で、レンズは膨潤し、あらゆる吸着破片あるいは汚染物質を、レンズポリマーの表面およびレンズポリマー中から放出させることができる。レンズはその機能的サイズより5%〜50%大きくなるまで膨潤する。
最後のステップで、レンズは、その機能的サイズ、形状およびオリエンテーションに戻る。好ましい形態では、最後のステップで、レンズが、第三のタンクのDI水溶液から取り出され、上記と同一の塩溶液を有する第四のタンクに、上記と同じ温度で上記と同じ時間沈漬される。
本プロセスで処理されるコンタクトレンズは、好ましくは着色コンタクトレンズである。着色プロセスは、従来技術で開示されているどのような方法、たとえば、膨潤剤を使用しあるいは使用せずにコンタクトレンズを着色剤に浸漬すること、コンタクトレンズへの直接パッド印刷、レンズ成形型のパッド印刷または、当業者に公知のどのような方法によって行うこともできる。特許文献2〜14,85〜117に着色方法のいくつかが記載されている。これらの文献は参照によりその全体が本明細書に包含される。
好ましい方法では、本コンタクトレンズを成形するために使用される成形型へのパッド印刷によりコンタクトレンズを作製する。成形型は従来技術に開示されている再使用可能なまたは使い捨ての成形型であり得る。好ましくは使い捨ての成形型である。好ましい方法では、本ステップは次のようである。a)成形型の成形表面の少なくとも一部に、着色有効量の着色剤をパッド印刷すること;b)レンズ形成量のレンズ材料モノマーミックスを成形型中に投入すること;c)成形型を着色剤のガラス転移点以上の温度に急速に加熱すること;d)成形型の温度を着色剤のガラス転移点以上に維持しつつ、レンズ材料を着色剤中に拡散させること;およびe)ついで、着色コンタクトレンズを形成するのに適した条件下、成形型中のレンズ材料をキュアすること。成形型は、好ましくは射出成形によって作製され、「成形表面」は、レンズの表面を形成するために使用される成形型表面であることが好ましい。着色剤が不透明である場合には、エンドユーザの虹彩をカバーするコンタクトレンズの一部または全表面領域を着色剤でカバーすることができる。着色剤が透明である場合には、エンドユーザの虹彩および瞳をカバーするコンタクトレンズの一部または全表面を着色剤でカバーすることができる。着色剤を塗布するためのパターンについては従来技術に開示されている。
成形型に塗布する着色剤の量は、一般的に、一レンズにつき約0.5mg〜約4.0mgである。
ついで、成形型中にレンズ形成量のレンズ材料モノマーミックスを投入する。「レンズ形成量」とは、所望のサイズと厚さのレンズを製造するのに充分な量を意味する。典型的には、約10mg〜約75mg、好ましくは約50mg〜約75mgのレンズ材料が使用される。用語「レンズ材料モノマーミックス」はモノマーの混合物であり、オプションで、プレポリマー、希釈剤、光開始剤、チント、UV吸収剤、キュアまたは架橋によりコンタクトレンズを形成するために使用される処理助剤を含む。
典型的には、レンズ成形型またはレンズ成形型アセンブリは、加圧下、フロントカーブ上にバックカーブを配置することにより組み立てられる。ついで、成形型を、好ましくは着色剤のガラス転移点(「Tg」)以上の温度に、急速に加熱して、レンズ材料の着色剤中への拡散を促進することが好ましい。成形型は、おおよそ室温からTgまで、28秒未満で加熱することが好ましい。3秒〜10秒間で加熱することがより好ましい。成形型は、IRランプで加熱できる。IRランプを備えたトンネル中で加熱することが好ましい。成形型を加熱する時間は拡散に要する時間(この時間は選択した着色剤とレンズ材料の組成に依存する)に依存し、約45秒〜約75秒が好ましく、約65秒〜約71秒がより好ましい。
レンズ材料の着色剤中への拡散につづいて、レンズ材料と着色剤とは、着色レンズを形成するのに適した条件でキュアされる。キュアの正確な条件は、選択した着色剤とレンズ材料の成分に依存する。好ましい形態では、可視光によるキュアが、室内空気中、約55℃〜約70℃の温度で行われる。この形態では、キュアに約75秒〜約150秒掛かる。キュアが完了すると、脱型装置により、一方の成形半型が他方の成形半型から取り外される。好ましい形態では、コンタクトレンズは、第一の処理ステップのためにフロントカーブ成形型にとどまり、第一の処理ステップで、コンタクトレンズが水和され、フロント成形半型から脱型される。
本発明の方法によって処理される好ましいコンタクトレンズでは、着色剤に、一以上の顔料、一以上の溶媒およびバインダーポリマーが含まれ、レンズ材料と着色剤のバインダーポリマーとで、相互貫通ポリマー網目構造またはレンズ材料との半IPNを形成し得る。
着色剤中の有用な好ましいバインダーポリマーは、互いに類似した溶解パラメーターを有するホモポリマー、コポリマーまたはこれらの組み合わせから作製される。バインダーポリマーはレンズ材料に類似した溶解パラメーターを有する。これらのバインダーポリマーが、これらのポリマーやコポリマーに相互作用を与えることのできる官能基を有していてもよい。ポリマーまたはコポリマーの官能基は、典型的には、相互作用の密度を上げるように他のポリマーまたはコポリマーの官能基と相互作用し、顔料粒子の移動の抑制および/または顔料粒子の取り込みを助ける。官能基間の相互作用は、極性によるもの、分散によるものまたは電荷移動錯体的性質によるものがあり得る。官能基は、ポリマーまたはコポリマーのバックボーン上にあり、あるいは、このバックボーンからのペンダント基であり得る。
たとえば、陽電荷を持つポリマーを形成するモノマーまたはモノマー混合物は、陰電荷を持つポリマーを形成する一以上のモノマーと共に使用してバインダーポリマーを形成することができる。より具体的な例では、メタクリル酸(「MAA」)と2−ヒドロキシエチルメタクリレート(「HEMA」)とを使用して、MAA/HEMAコポリマーとし、ついで、HEMA/3−(N,N−ジメチル)プロピルアクリルアミドコポリマーと混合して、バインダーポリマーを形成することができる。もう一つの例では、バインダーポリマーを、疎水性に改質したモノマーから構成することができる。このモノマーには、アミドおよび次の式のエステルが含まれるが、これらに限られるわけではない。
CH3(CH2x−L−COCR=CH2
ここで、Lは−NHまたは酸素であり得、xは2〜24の自然数であり得、RはC1からC6のアルキルまたは水素であり得、好ましくは、メチルまたは水素である。このようなアミドおよびエステルの例としては、ラウリルメタクリルアミドおよびヘキシルメタクリレートがあるが、これらに限られるわけではない。さらにもう一つの例では、脂肪族鎖を延長したカルバメートのポリマーおよび尿素を使用してバインダーポリマーを形成することができる。
好ましいバインダーポリマーは、HEMA、MAAおよびラウリルメタクリレート(「LMA」)のランダムブロックコポリマー、HEMAとMAAまたはHEMAとLMAのランダムブロックコポリマー、またはHEMAのホモポリマーである。これらの形態におけるそれぞれの成分のバインダーポリマーの総重量に基づく重量百分率は、約93重量%〜約100重量%のHEMA、約0重量%〜約2重量%のMAAおよび約0重量%〜約5重量%のLMAである。
バインダーポリマーは、レンズ材料中に幾分溶解可能であり、レンズ材料がバインダーポリマー中に拡散し得る。典型的には、バインダーポリマーの分子量が、適切な品質の印刷像を維持できる範囲内にある。バインダーポリマーの分子量は、好ましくは約7,000〜約100,000であり、より好ましくは約7,000〜約40,000であり、もっとも好ましくは約17,000〜約35,000Mpeak{SEC分析におけるもっとも高いピークの分子量(=(Mn×Mw1/2)に対応する}である。
本発明の目的に応じて、90°光散乱検出器および屈折率検出器を有するゲルパーミエーションクロマトグラフを用いて分子量を決定する。PW4000とPW2500の二つのカラム、塩化ナトリウムを50mMに調節した75/25wt/wtのメタノール−水溶離液および、325,000から194までの範囲で正確に決められた分子量を持つポリエチレングリコールとポリエチレンオキシド分子の混合物を使用する。
当業者ならば、バインダーポリマーの生産に連鎖移動剤を使用し、大量の開始剤を使用し、リビング重合を使用し、適切なモノマー濃度と開始剤濃度とを選択し、溶媒の量およびタイプを選択し、またはこれらの組み合わせにより、所望のバインダーポリマーの分子量を得ることができることを認識できよう。所望の分子量を得るために、連鎖移動剤を開始剤とともに使用することが好ましい。開始剤および一以上の溶媒と共に使用することがより好ましい。あるいは、バインダーポリマーの粘度を所望の値に維持するために、少量の非常に高分子量のバインダーポリマーを大量の溶媒と共に使用することができる。バインダーポリマーの粘度は、23℃で約4,000cp〜約15,000cpであることが好ましい。
バインダーポリマーを形成する際に有用な連鎖移動剤は、約0.01より大きい連鎖移動定数値を有する。連鎖移動定数値は約7より大きいことが好ましく、約25,000より大きいことがより好ましい。そのような適切な連鎖移動剤としては、式R−SH(ここで、RはC1〜C12の脂肪族、ベンジル、または脂環族)またはCH3(CH2x−SH(ここでxは1〜24である)の脂肪族チオール、ベンゼン、n−ブチルクロライド、t−ブチルクロライド、n−ブチルブロマイド、2−メルカプトエタノール、1−ドデシルメルカプタン、2−クロロブタン、アセトン、酢酸、クロロホルム、ブチルアミン、トリエチルアミン、ジ−n−ブチルスルフィドとジスルフィド、四塩化炭素と四臭化炭素等およびこれらの組み合わせを公知のものとして挙げることができるが、これらに限られるわけではない。一般的に、ポリマー配合物の総重量に基づいて約0重量%〜約7重量%が使用される。ドデカンチオール、デカンチオール、オクタンチオールまたはこれらの組み合わせを連鎖移動剤として使用することが好ましい。
どのような所望の開始剤を使用してもよく、紫外光開始剤、可視光開始剤、熱開始剤等およびこれらの組み合わせを挙げることができるが、これらに限られるわけではない。熱開始剤を使用することが好ましく、2,2−アゾビスイソブチロニトリルと2,2−アゾビス−2−メチルブチロニトリルがより好ましい。開始剤の使用量は、配合物の総重量に基づいて、約0.1〜約5重量%である。2,2−アゾビス−2−メチルブチロニトリルをドデカンチオールと共に使用することが好ましい。
本発明のバインダーポリマーは、どのような都合のよい重合プロセスによって作製してもよく、ラジカル連鎖重合、ステップ重合、エマルジョン重合、イオン連鎖重合、開環重合、グループ移動重合、原子移動重合等を挙げることができるが、これらに限られるわけではない。熱的に開始されたフリーラジカル重合を使用することが好ましい。この重合を実行するための条件は当業者の知識内のものである。
バインダーポリマーの生産に役立つ溶媒は、約120℃〜230℃の間の中程度の沸点を有する溶媒である。使用される溶媒の選択は、生産されるバインダーポリマーのタイプとその分子量に基づいて行う。適切な溶媒としては、ジアセトンアルコール、シクロヘキサノン、乳酸イソプロピル、3−メトキシ−1−ブタノール、1−エトキシ−2−プロパノール等があるが、これらに限られるわけではない。
バインダーポリマーと共に使用する場合に有用な顔料としては、コンタクトレンズへの使用に適切な有機顔料または無機顔料またはこれら顔料の組み合わせがある。不透明度は、使用される顔料と不透明化剤の濃度を変えて調節することができる。濃度を高くすれば不透明度が大きくなる。有機顔料の例としては、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、カルバゾールバイレット、タンクオレンジ#1等およびこれらの組み合わせがあるが、これらに限られるわけではない。有用な無機顔料の例としては、黒酸化鉄、ブラウン酸化鉄、イエロー酸化鉄、ベンガラ、二酸化チタン等およびこれらの組み合わせがあるが、これらに限られるわけではない。これらの顔料の他に、可溶性および不溶性の染料を使用できる。ジクロロトリアジンおよびビニルスルホンベースの染料を挙げることができるが、これらに限られるわけではない。
顔料粒子をバインダーポリマーでコーティングまたは濡らすとバルクのバインダーポリマー中に顔料粒子がよりよく分散する。顔料表面をカバーするコーティングは、静電気力、分散力、または水素結合の力を使用して達成することができる。高剪断力を使用してバインダーポリマー中に顔料を分散することが好ましい。顔料のバインダーポリマーへの添加は、バインダーポリマーと顔料とを、ロータリーシャフトミキサー等の適切なミキサー中に投入し、均一な混合物が得られるまで(典型的には約30分間程度まで)混合することにより行うことができる。ついで、この混合物を、アイガー(Eiger)ミル等の高剪断力ミル中に投入し、顔料をバインダーポリマー中に分散させる。必要に応じてミリングを繰り返し行い、完全な分散を達成する。一般に、顔料のサイズが約0.2μm〜約3μmになるまでミリングを行う。ミリングは、市販の適切な装置であればどのようなものを使用して行ってもよい。高剪断力ミリング装置またはボールミリング装置を挙げることができるが、これらに限られるわけではない。
本発明の好ましい着色剤には、顔料とバインダーポリマーの他に、着色剤を表面にコーティングする際に助けとなる一以上の溶媒が含まれる。着色剤は、約27mN/m未満の表面張力を有することが望ましく好ましい。この表面張力は、表面、たとえば着色剤を塗布する成形型表面、の処理によって達成することができる。表面処理は本技術分野で公知の方法で行うことができる。プラズマ処理やコロナ処理を例示することができるが、これらに限られるわけではない。あるいは、着色剤中に使用される溶媒の選択によって所望の表面張力を達成することができ、好ましい。
このように、本発明の着色剤に有用な溶媒は、着色剤の粘度を増減して、その表面張力の調節に役立ち得るものである。適切な溶媒には、シクロペンタノン、4−メチル−2−ペンタノン、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、乳酸イソプロピル等およびこれらの組み合わせがあるが、これらに限られるわけではない。1−エトキシ−2−プロパノールと乳酸イソプロピルを使用することが好ましい。
好ましい形態では、本発明の着色剤に少なくとも3つの異なる溶媒が使用される。これらの溶媒のうちの最初の二つ(両方とも中程度の沸点の溶媒)が、バインダーポリマーの生産に使用される。これらの溶媒は、バインダーポリマーの形成後バインダーポリマーから除去してもよいが、バインダーポリマー中に残す方が好ましい。この二つの溶媒は、好ましくは、1−エトキシ−2−プロパノールと乳酸イソプロピルである。所望に応じて、もう一つの低沸点溶媒、すなわち、約75℃〜約120℃の間の沸点の溶媒を使用して着色剤の粘度を減少させる。適切な低沸点溶媒としては、2−プロパノール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−プロパノール等およびこれらの組み合わせがあるが、これらに限られるわけではない。1−プロパノールの使用が好ましい。
溶媒の具体的な使用量はいくつかの因子に依存する。たとえば、バインダーポリマーを形成する際に使用される溶媒の量は、所望のバインダーポリマーの分子量および、バインダーポリマーに使用されるモノマーやコポリマー等の構成要素に依存する。低沸点溶媒の使用量は、着色剤にとって望ましい粘度と表面張力とに依存する。さらに、着色剤を成形型に塗布し、レンズ材料と共にキュアする場合には、溶媒の使用量は、使用されるレンズ材料と成形型材料および成形型材料がその濡れ性を増大させるための表面処理を受けたかどうかに依存する。溶媒の正確な使用量の決定は、当業者の技能の範囲内で行われる。一般に、溶媒の総使用重量は、最終的な着色剤混合物の約40重量%〜約75重量%である。
当業者ならば、使用される各々の顔料に、選択された溶媒に対する臨界顔料体積があることを認識できよう。臨界顔料体積は公知のどのような手段によって決めてもよく、一般的に、たとえば、非特許文献1に開示されているような、顔料粒子を懸濁するための溶媒とバインダーポリマーとの効率に基づく体積である。
着色剤と光学成形型部分の乾燥中における割れを減少させ、この着色剤を使用して生じるイメージの最終品質を向上させ、レンズ材料による着色剤の分散性と膨潤性とを向上させるために、溶媒の他に、可塑剤を着色剤に添加することができ、好ましい。使用される可塑剤のタイプと量は、使用されるバインダーポリマーの分子量および、着色剤が成形型上に置かれ使用前に保存される場合については、所望の保存安定度に依存する。有用な可塑剤には、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール200、400または600等およびこれらの組み合わせがあるが、これらに限られるわけではない。グリセリンが好ましく使用される。可塑剤の使用量は、一般的に着色剤の重量をベースにして0重量%〜約10重量%である。
着色剤の不透明度は、使用される顔料の濃度と顔料粒子の粒径とを変えることによって調節できる。あるいは、不透明化剤を使用することができる。たとえば二酸化チタンまたは酸化亜鉛等の適切な不透明化剤が市販されている。
本発明の好ましい着色剤混合物には、約0.2重量%〜約25重量%の顔料、約30重量%〜約45重量%のバインダーポリマー、約40重量%〜約70重量%の溶媒、約0重量%〜約25重量%の二酸化チタンおよび、約0.2重量%〜約7重量%の可塑剤が使用される。これらの重量%は、着色剤混合物の総重量に基づくものである。
バインダーポリマーの使用量は、有機顔料については、着色剤の重量に基づいて約0.2重量%〜約25重量%であり、無機顔料については約0.2重量%〜約50重量%である。しかしながら、顔料濃度を高くすると、非常に暗い色調になり得る。したがって、好ましくは、約0.2重量%〜約7重量%の有機顔料および約0重量%〜約20重量%の無機顔料が使用される。顔料の組み合わせは、所望の色、陰影および色調に応じた割合で使用し得る。
当業者ならば、上記に説明した以外の添加剤を、本発明の着色剤組成に含め得ることを認識できよう。適切な添加剤には、流れとレベリングの助けとなる添加剤、発泡防止のための添加剤、レオロジー変性のための添加剤等およびこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限られるわけではない。
本発明の着色剤は、レンズ材料のキュア時にレンズ材料に埋め込まれる。このようにして、着色剤を塗布する成形型の表面に依存して、形成されるレンズのフロント面またはバック面のより近くに着色剤を埋め込むことができる。さらに一以上の着色剤層を任意の順序で塗布してもよい。さらに他の形態では、透明なバインダーポリマー層を着色剤と共に使用することができる。たとえば、本発明の方法では、透明なバインダーポリマー層を、着色剤の塗布に先立って、成形半型の成形面に塗布してもよい。この透明なバインダーポリマーは、着色剤層に使用されるバインダーポリマーと同一でも異なっていてもよい。この透明なバインダーポリマーは、着色剤層に使用されるバインダーポリマーと異なる場合には、一般的に、膨張因子と膨潤能力に関して着色剤層に使用されるバインダーポリマーおよびレンズ材料と相溶性があり、典型的にはレンズ材料中に膨潤して入ることのできるものである。
上述のごとく、本発明では多くのレンズ材料が有用である。しかしながら、好ましい形態では、使用されるレンズ材料が、HEMAベースのヒドロゲル、より好ましくはエタフィルコンAであり、バインダーポリマーは、MAAとHEMAとラウリルメタクリレート(「LMA」)の線状ランダムブロックコポリマー;MAAとHEMAの線状ランダムブロックコポリマー;HEMAとLMAの線状ランダムブロックコポリマー;またはHEMAのホモポリマーから形成される。特許文献118,119(参照によりその全体が本明細書に包含される)に開示されているエタフィルコンAは、通常、100重量部(「pbw」)のHEMA、約1.5〜約2.5pbwのMAA、約0.3〜約、1.3pbwのエチレングリコールジメタクリレート、約0.05〜約1.5pbwの1,1,1−トリメチロールプロパントリメタクリレートおよび、約0.017〜約0.024pbwの視感用チント(visibility tint)の配合物である。好ましくは、エタフィルコンAを、バインダーポリマーとして、MAAが0.47、HEMAが100、LMAが4.14の割合で使用される、MAA、HEMAおよびLMAの線状ランダムブロックコポリマーまたは、HEMAが99.9でMAAが0.1〜HEMAが99.5でMAAが0.5の間の割合で使用される、HEMAとMAAの線状ランダムブロックコポリマーと共に使用する。
着色レンズの好ましい製造方法は、パッド印刷を用いて次にように行われる。金属プレート、好ましくはスチール、より好ましくはステンレススチールから造られた金属プレートが、キュアされた場合水に不溶となり得るフォトレジスト材料でカバーされる。着色剤のパターンを選択し、設計し、ついで、写真技術等のいくつかの技術のいずれかを使用して所望のサイズに縮小し、金属プレートの上に置き、フォトレジスト材料をキュアする。パターンのエッチングを行うための条件は、当業者の知識の範囲内のものである。
ついで、パターンに従って、このプレートを水溶液で洗浄し、得られた像を、プレート中に適当な深さ、たとえば約20μm、までエッチングする。ついで、着色剤をパターン上に置き、凹みを着色剤で満たす。適切な形状と種々の硬度(通常は約1〜約10のショアAデュロメータ単位)のシリコンパッドを、プレート上の像に押しつけて着色剤を取り出し、ついで、着色剤を溶媒の蒸発により僅かに乾燥する。ついで、パッドを光学成形型の成形面に押しつけ、着色剤を成形型に転写する。着色剤を乾燥させる。成形型を最低約8時間脱ガスし、過剰な溶媒と酸素を除去し、その後、成形型を、レンズ形成量のレンズ材料で充填する。ついで、対のもう一方となる成形半型を使用して、成形型アセンブリを完成させ、レンズモノマーが印刷された像中に拡散する拡散期間の後、成形型アセンブリを、使用したレンズ材料をキュアするに適した条件に曝す。
本発明を、以下の実施例を考慮してさらに説明する。ただし、この実施例は、本発明を制限するものではない。
(典型的な高性能レンズ)
(ラウリルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレートおよびメタクリル酸から作製された)バインダーポリマー、顔料ならびに、乳酸イソプロピル、1−エトキシ−2−プロパノールおよび1−プロパノールを含む着色剤組成物を、ポリスチレン性光学成形型のフロントカーブ成形面上にパッド印刷した。成形型を窒素環境中に少なくとも8時間置くことにより脱ガスし、過剰の溶媒と酸素とを除去し、その後レンズ成形量のエタフィルコンAモノマーミックスをこの成形型に充填した。ついで、対のもう一方となる成形半型を使用して、成形型アセンブリを完成した。
成形型アセンブリをキュアトンネルを通るベルト上に置いた。このトンネルの最初の部分の内側には、二つの並列構成の短波長IRランプが4セット設置してあった。このトンネル中、成形型アセンブリは、IR電球下を通過し、着色剤のTgまで加熱された。各々の電球の強度の調節は、マイクロプロセッサベースの温度調節器によってなされた。ついで、成形型アセンブリを、電球はないが、空気を55℃〜75℃の間に加熱して着色剤のTg以上に成形型温度を維持するヒーターのあるダークゾーンに移した。成形型は、トンネルのIR電球とダークゾーンとを、このゾーンに約75秒間(その間、成形型温度をモニタする連続フィードバックシステムでこのTg温度を維持)滞在する速度で通過させた。ついで、成形型がこのゾーンを出て、レンズ材料の光化学的キュアが始まり、完了した。キュアが完了したら、レンズをフロントカーブ成形型に残して成形型アセンブリを切り離した。フロントカーブ成形型をトレイに置き、トレイをマガジンに置き、マガジンを第一の水和溶液中に置いた。第一の水和溶液は、800ppmのTween 80と103ppmのEDTAを含む70℃〜80℃のDI水を含んでいた。第一の溶液中に入れることにより、レンズがわずかに(<5%)膨潤し、成形型から脱型し、水和トレイボウル中に移行した。レンズを、少なくとも80分間で232分間以下の時間、第一の溶液中に保持した。ついで、0.85重量%のNaCl、0.93重量%のホウ酸および0.18重量%のホウ酸ナトリウムを有する水からなるホウ酸塩緩衝塩溶液を含む45℃のタンクにレンズを移した。このタンク中にレンズを156分間より長く保持し、その間に、レンズポリマーの酸基を脱プロトン化した。ついで、レンズを、800ppmのTween 80と103ppmのEDTAを含む70℃のDI水を有する第三のタンクに移した。レンズを45分〜70分間第三のタンクに保持した。その間にレンズの直径が増大して18.1mmになった。ついで、レンズを45℃の第二のホウ酸塩緩衝塩溶液と同一の第四のタンクに移し、そこで、レンズの機能的サイズである14.0mmに戻した。レンズは第四のタンクに最低156分間保持された。このプロセスを表1に要約する。
Figure 2006507541
これまで、本発明を、その好ましい形態を参照して説明してきた。しかしながら、特許請求の範囲内のバリエーションは当業者に認識され、それ故本発明に含まれる。

Claims (19)

  1. 機能的サイズを有するコンタクトレンズから過剰な材料を除去する方法において、
    第一の液体との接触を通して当該コンタクトレンズを膨潤させて、当該機能的サイズより大きい膨潤コンタクトレンズを得、
    第二の液体との接触を通して当該膨潤コンタクトレンズを収縮させる
    ことを含む方法。
  2. 前記第一の液体と前記第二の液体とが相異なるイオン強度を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第一の液体が前記第二の液体より大きなイオン強度を有する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第一の液体、前記第二の液体またはその両方が緩衝水溶液を含んでなる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第一の液体、前記第二の液体またはその両方が、塩化ナトリウム、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムまたはこれらのいずれかの組み合わせを含んでなる、請求項4に記載の方法。
  6. 前記緩衝水溶液が、約0.01重量%〜約10重量%の塩を含んでなる、請求項4に記載の方法。
  7. 前記第二の液体が、蒸留水または脱イオン水を含んでなる、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第一の液体および前記第二の液体のイオン強度が、約3〜約30mS/cmだけ異なる、請求項2に記載の方法。
  9. 前記膨潤ステップが、5%を超える水を前記コンタクトレンズ中に導入するものである、請求項1に記載の方法。
  10. 前記膨潤ステップが、前記コンタクトレンズの直径を少なくとも約1mm増大させるものである、請求項1に記載の方法。
  11. 前記コンタクトレンズが0%〜約90%の水分を有するソフトコンタクトレンズを含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記膨潤、前記収縮またはその両方が、約2分〜約400分間行われる、請求項1に記載の方法。
  13. 前記膨潤、前記収縮またはその両方が、約5℃〜約95℃の間の温度で行われる、請求項1に記載の方法。
  14. 前記コンタクトレンズが、さらに希釈剤を含み、前記方法が、さらに当該コンタクトレンズから当該希釈剤を除去することを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記膨潤の前に前記希釈剤を除去する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記コンタクトレンズが、前記希釈剤の除去中に膨潤する、請求項14に記載の方法。
  17. 前記コンタクトレンズが着色されている、請求項1に記載の方法。
  18. 前記コンタクトレンズが、HEMAベースのヒドロゲルを含んでなる、請求項1に記載の方法。
  19. 前記HEMAベースのヒドロゲルがエタフィルコンAである、請求項18に記載の方法。
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