JP4405317B2 - 光学レンズの成形機構及びその製品 - Google Patents

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Description

本発明は、一種光学レンズの成形機構及びその製品に関し、特に完成した光学レンズが高精密度で、しかも複数の類似したプロセスで形成された斯かる光学レンズを一体に組合せても高精密度に形成できる一種光学レンズ成形機構およびこのような成形機構により成形した高精密度光学レンズに関するものである。
射出成形の技術を利用して光学レンズを生産することが、近年、多くの光学器材ないし消費性商品の生産コストを下げかつこれらを普及させている主たる原因の一つとなっており、そこには、伝統的なガラス研磨レンズによる高いコストを回避する要素が働いている。しかし、プラスチック材を用いた射出成形により成形するレンズに関しては、成形過程においてその寸法および変形量の制御が困難であるため、長年来、その技術を高精度の光学レンズの領域に広く採用できない状態のままになっている。特に多数個のレンズを一体に組合せてレンズユニットを形成しなければならない場合は、各レンズの誤差が光学的な積重ね方式により拡大され、最終的な累積誤差が許容される範囲を超えてしまうため、結局、高コストのガラス研磨レンズを使用することになり、製品の最終的な価格を低減することができないでいる。このように、光学レンズの製造分野に関して言えば、高精密度を実現しながらかつコストの優位性を有する射出成形光学レンズを、当業者が研究により常に模索しているという状況である。
しかし、射出成形方式を用いて光学レンズを成形する設備であるからには、その金型は精密に設計しなければ成形時の光学レンズの所定精度を保証することができない。例えば米国の特許第5,441,398号(以下、’398号特許と称する)および第6,165,392号(以下、’392号特許と称する)には、それぞれレンズの射出成形に採用される金型の具体的な設計が開示されている。なお、これらの両特許は、それぞれGentex Optics, Inc.及びYamamoto Kogaku株式会社を譲渡人として譲渡されている。これらは、何れも金型コアに関する具体的な設計に関するものである。
上述した’398号特許においては、一つの分割金型のキャビティに、レンズの外突表面を成形するための付加埋め込み(insert)(以下、インサートと言う)が設けられる。このインサートの外縁部に肩部を設け、分割金型に固定するように合せることによって、このインサートを分割金型のキャビティ内に定位させることができる。そして、’392号の特許も、その分割金型のキャビティ内にそれに似たインサートが設けられる。先に述べたものと異なる点は、この埋め込みに前記’398号特許に開示したような、分割金型に合せる肩部を設けていないことである。その代わりに、埋め込みが張り合わされる分割金型の部分に複数の吸引孔を設け、これらの吸引孔に合せるように別に設けられた貫通孔を連通させ、さらに真空ポンプによってこれらの貫通孔および吸引孔を介して前記インサートに吸引力を働かせることによって、このインサートを固定的に定位させることができるようになっている。
一方、従来より用いられてきた光学レンズの射出成形機構(図1参照)の金型1では、通常、一つの固定分割金型10と、一つの可動金型15とを備えている。前記可動分割金型15と固定分割金型10とを型締めすると、一つの特定形状を有するキャビティ14が形成される。さらにキャビティ14内に溶融状態の液体レンズ材を所定の条件(例えば、シリーズの特定圧力および温度など)において所定時間維持し、次に特定の温度まで冷却させた後、型締めまたは型開きすることができる。そして、可動分割金型15が固定分割モールド10から移動させられると、初期に成形された光学レンズ18が可動分割金型15上に留まることになる。
図1を例にすると、成形後の光学レンズ18を可動分割金型15と固定分割金型10とから分離させる。さらなる従来の方法によれば、成形後の光学レンズ18は、可動分割金型15上で型開きが行われ、この可動分割金型15には、一つの固定金型カバー16および可動コア17が予め設けられている。型開きの際には、固定金型カバー16は移動させずに、コア17がプッシュロッド19により押出され、光学レンズ19を外方向へ押出す。つまり、このような従来技術においては、コア17がプッシュロッドの機能を兼用している。
しかしながら、前記コア17が固定金型カバー16に対して可動とされているため、両者間には必ず隙間が設けられていなければならない。そのため、射出成形の過程において、光学レンズ18におけるコア17と金型カバー16との間の隙間に対応する部分にバリを生ずることがある。そして、バリの大きさは、コア17と金型カバー16間の隙間の大きさによって決まる。かくして、バリの発生により、光学レンズ18をより精確に加工することは、一層複雑になり、また寸法の制御もより難しくなる。
その上、コア17と金型カバー16間の隙間の存在により、コア17が新たに定位する際に、金型カバー16との間に一定寸法のバイアスを生ずる虞がある。また、プッシュロッド19がコア17を押圧して光学レンズ18を外方向へ押出す過程においては、コア17が金型カバー16に対してバイアス現象を生ずることがある。そして、前述のような両バイアス現象は、成形中または成形後の何れも、塑性を残す光学レンズ18の精密度に負面影響を残し、所謂光学レンズ18を貫通する光に“バイアス”現象が生じ、つまりレンズ18を貫通した光が予め設定された光の進路を正確に進まず、光学レンズ18の精密度が所定の目標に達しない。
また、成形した光学レンズは、カメラなどの光学機材を組合わせてレンズに用いる場合、前述のようなバイアス現象を有する光学レンズを一体に組合わせて、上、下のレンズ間が必ずしも設定通りに実現され得ないため、組合わせた後もレンズユニットを高精密度に確保することができない。
また、成形後の光学レンズの縁部は、通常、保護リングを一体に備えており、この保護リングはレンズ本体から延出して一定の高さを有しているので、レンズを重ね合せた場合、保護リングがレンズの本体に対して保護作用としての働きを提供すると共に、保護リングの高さが隣接した両レンズ間の距離を決める。この距離の精度は、レンズの組合せにとって全レンズユニットの精密度を直接に影響しているので、非常に重要である。一方、保護リングの材料は、レンズ本体の透明材と同一であるため、光がそれを貫通した場合、レンズ自体に光ノイズに干渉を起して、いわゆる、“ゴーストイメージ”現象を生ずることになる。
本発明が解決しようとする問題は、上記従来技術の欠点を克服するためものであって、一種光学レンズの成形機構、およびそれに射出成形した光学レンズを提供し、この成形機構は、成形したレンズが、上記従来技術における光が貫通した後のバイアス現象を克服することによって、成形したレンズが高精密度で、かつ成形したレンズを重ねて組合せても所定の設定で正確に整列することが保証される。
本発明は、一種の光学レンズの成形機構を提供し、該成形機構から射出成形したレンズは、精度が高く、かつ表面が滑らかでバリがなく、その次の加工も簡単にでき、生産コストが低減されると共に、その寸法の制御も容易に行うことができることを他の目的とする。
本発明は、一種の光学レンズの成形機構およびその製品を提供することであって、その成形機構の特定位置が艶消し処理されているので、成形された光学レンズの特定位置は、不透明な艶消し表面であるため、従来技術における“ゴーストイメージ”現象を解消することができる。
本発明の技術要点は、一種光学レンズの成形機構を提供し、第1分割金型と、それに合わせる第2分割金型とを有し、さらに、これらの第1分割金型と第2分割金型とを合わせることで、光学レンズを成形するための金型キャビティを形成することができる。また型開きの時、第1及び第2分割金型を互いに分離させることが可能で、かつ光学レンズは、光学レンズが付着した分割金型の押出装置によりこの分割金型から押出され、またこの光学レンズが付着した分割金型は、一体に設けて固定したレンズコアと保護リングコアを備えている。
前記レンズが付着する分割金型の押出装置は、その保護リングコア上に直接当接するように設置され、前記保護リングコアの内周に設けられている。
この押出装置は、前記レンズコアと前記保護リングコアとの間に設けられた複数のピンホールと、それに対応する押出ピンが前記保護リングコアを押し出すように複数そなえられ、かつ押出ピンの位置が光学レンズの保護リング部分に当接する位置である
前記押出装置は、さらに前記レンズコアと前記保護リングコアとの間に設置されたリング溝とそれに相応して前記保護リングコアを押し出す押出リング体を備えると同時に、押出リング体の位置が光学レンズの保護リング部分に当接する位置である
本発明は、さらに前記光学レンズの成形機構により射出成形された光学レンズを提供し、レンズ本体と、それ自身から半径方向に延出した保護リングとを備えている。またこの光学レンズの保護リングの上、下表面には不透明な艶消し表面が形成されている。
本発明における光学レンズが付着する分割金型は、一体に設けられて固定されたレンズコアと保護リングコアを備えており、レンズコアが保護コアに対して変位しないため、両コア間に間隙がなく、成形後の光学レンズもバリを生ずることがないので、光学レンズの精密度が向上し、加工プロセスが簡略化され、それに応じて生産コストも同時に低減することができる。
一方、本発明における光学レンズが付着する分割金型は、一体に設置して固定されたレンズコアと保護リングコアを含んでおり、レンズコアが保護コアに対して変位する必要がないため、前記従来技術が定位または型開きの時に生ずるバイアス現象が避けられ、成形した光学レンズの高精密度が保証され、さらに光がこのレンズを貫通する際に“バイアス”現象を生ずることなく予設した光経路に沿って精確に進行することができる。
さらに、本発明における光学レンズが付着する分割金型は、一体に設けて固定したレンズコアと保護リングコアを備えており、両コア間は如何なる変位もなく定位で、あるいは型開き時に生ずるバイアス現象が避けられ、成形した光学レンズ全体の精度を高めることができ、さらに複数の類似した製造プロセスにより作成した光学レンズを重ね組合せた時に、上、下に隣接したレンズを正確に整列して、これらレンズの間隔を保証する。
なお、上記本発明の成形機構が射出成形した光学レンズは、その保護リングの上、下表面が成形する時の艶消し転移処理により艶消し表面を形成することで、従来技術における光ノイズによる干渉が効果的に避けられ、いわゆる“ゴーストイメージ”現象を解消することができる。
明細書の図面を参照して本発明の光学レンズおよびその成形機構をさらに詳しく説明する。
図2は、本願の一種光学レンズの成形機構の断面図である。この成形機構2は、第1分割金型20と、それに合わせる第2分割金型28を備えている。第1分割金型20と第2分割金型28とを型締めして光学レンズ26を成形するキャビティ25が形成できる。その第1分割金型20は、可動分割金型20として設けられていると共に、第2分割金型28は固定分割金型28として設けられている。型開きの際には、可動分割金型20は、固定分割金型28に対して分離させることができる。
本発明が従来技術と異なった最も重要な特徴として、型開きの際に、第1分割金型20と第2分割金型が互いに分離可能で、かつ光学レンズ26は、光学レンズが付着する側の分割金型の押出装置によりこの分割金型20から押出され、この光学レンズ26が付着する分割金型20は、一体に設けられ固定されたレンズコア22と保護リングコア21が設けられている。
図2に示した実施例において、成形された光学レンズ26は、可動分割金型、即ち第1分割金型20上に付着した状態で維持され、さらに固定分割金型28から分離することになる。この可動分割金型20には、保護リングコア21と、この保護リングコア21に固定された状態で設けられたレンズコア22が備えられている。また保護リングコア21及びレンズコア22が同一または異なるダイブロックから形成されていてもよい。型開きプロセスにおいて、レンズコア22が保護リングコア21に対して動かないため、両コアが別々のダイブロックを用いてそれぞれ製造されて一体に締め付けられる場合、レンズコア22と保護リングコア21との隙間がなるべく小さくなるように設けることができる。また保護リングコア21とレンズコア22とが同一のダイブロックを用いて一体に成形される場合、両コア間に如何なる隙間も存在しない。また、光学レンズ26が付着する可動分割金型20の押出装置は、その保護リングコア21上に設けられていると共に前記保護リングコア21の内周に沿って対称的に設けられている。
前記押出装置は、その他の方式も採用でき、この場合には、例えば前記保護リングコア21の内周に設けられた押出装置と、それに対応する押出リング体24とを備えている。
可動分割金型20上の押出装置の押出ピンまたは押出リングが当接する光学レンズ26の位置は、レンズ26の本体(図3と図4に示すように)ではなく、その縁部の保護リング265の部分である。それによって、光学レンズ26の精度をより高く確保できる。
そして、従来技術における、透明なレンズ保護リングを光が貫通してレンズ本体に生じる“ゴーストイメージ”干渉を解消するためには、本発明における高精密度光学レンズに成形機構2の両分割金型20および28の保護リングコアの表面が艶消し処理され、例えばサンドブラストまたは腐食により保護リングコアの表面に前記レンズ本体の表面に比較して相対的な粗さを形成することで、光学レンズの成形プロセスにおいて、上記のような荒い表面の状態が光学レンズの保護リング265に転移することになる。
図3および図4を同時に参照すれば、本発明は、さらに前記光学レンズの成形機構2により射出成形した、レンズ本体260と保護リング265を含むレンズ26を提供する。またこの光学レンズ26の保護リング265の上、下表面261、263は、成形時の艶消し転移処理により、不透明な艶消し表面を形成し、光線が保護リング265を貫通してレンズ本体260に対して光のノイズ干渉を生じさせることを防止できる。
図3に示すように、レンズ26は、本体260と、本体260の縁部から半径方向に延出した保護リング265とを有している。さらに、本体260の上側は、凸面とされ、その下側264は、必要に応じて凸面、平面または凹面の何れかに設定することができる。レンズ本体260は、一つの光中心軸線266を有し、この光中心軸線266がさらに本体260の凸レンズの一方と最も高い突出点262で交わっている。レンズ26の保護リング265が本体260を囲むと同時に一体成形され、上表面261と下表面263を備えている。保護リング265の上、下表面261、263は、本体260の上、下側表面より高く成形することができる(例えば保護リング265の上表面は、図3において本体260の上側の最高突出点262より高くなっている)。
図4は、本発明の成形機構により射出成形した両光学レンズ26と27を重ね合わせてなるレンズユニットを示し、保護リング265がレンズユニットに重要な役割を有していることを説明するための図である。レンズ27の保護リング275の下表面273がレンズ26の保護リング265の上表面261上に当接し、本発明では、成形後のレンズ26と27は、所定の高精密度を有しているので、その保護リング265、275の上表面261と271は、それぞれその上に重ねる他のレンズの基準面とされており、例えば図3のレンズ26保護リング265の上表面261は、その上に重ねたレンズ27の基準面である。正常な状態では、隣接して重ねた両レンズ(例えばレンズ26と27)間の離隔寸法は、両レンズの保護リング265と267の寸法により決められ、また本発明の光学レンズを成形する成形機構のレンズコアと保護リングコアが一体に設置されるので、両レンズ間の変位と定位の問題がない。したがって、重ね合せたレンズ26および27の両方の保護リング265および275の寸法が一定とされているときに、両レンズ26と27の最高凸出点262と272が所定の位置に精密で、かつ精確に位置されることになるため、光がレンズユニットを貫通する時、設定された経路に沿い、バイアス現象が生ずることはない。
また本発明における光学レンズ26が付着する分割金型20は、固定して一体に設置したレンズコア22と保護リングを備え、レンズコア22が保護リング21に対して移動しないため、レンズコア22と保護リングコア21との間隙を極めて小さく設けることができ、間隙がなくても良いので、成形後の光学レンズ26上のバリをかなり低減することができ、またこのようなデメリットな現象さえ解消できるので、光学レンズ26の精密度が向上し、加工プロセスが簡略され生産コストを低減することができる。
一方、本発明における光学レンズ26が付着する分割金型20は、固定して一体に設置されたレンズコア22と保護リングコア21とを備え、レンズコア22が保護リングコア21に対して動かないので、前述の従来技術が定位し、また型開きの時に生ずるバイアス現象が避けられ、成形後の光学レンズ26の高精密度が保証され、さらに光がこのレンズ26を貫通する時バイアス現象を生ずることなく予め設定した光経路に沿いながら正確に進むことができる。
さらに、本発明における光学レンズ26が付着する分割金型20は、固定した状態で一体に設けたレンズコア22と保護リングコア21とを備え、レンズコア22が保護リングコア21に対して動かないので、レンズ22と保護リングコア21間の隙間が非常に小さく設けられ、また間隙を設けなくとも良いので、成形後の光学レンズ26上のバリをかなり低減でき、さらにこのようなデメリットな現象をもなくすことができるので、生産コストを低減することができる。
一方、本発明において光学レンズ26が付着する分割金型20は、一体に設置したレンズコア22と保護リングコア21が固定され、レンズコア22に対して保護リングコア21が動かないので、前記従来技術が定位したり型開きしたりする際に生ずるバイアス現象が避けられるため、成形後の光学レンズ26の高精密度が保証される。さらに光がこのレンズ26を貫通する時、正確に所設した光路に沿って進行し、バイアス現象を生ずることがない。
さらに、本発明において光学レンズ26が付着する分割金型20は、一体に設置したレンズコア22と保護リングコア21とが固定され、レンズコア22に対して保護リングコア21が動かないので、前記従来技術が定位したり型開きしたりする際に生ずるバイアス現象が避けられるため、成形後の光学レンズ26全体の高精密度が得られる。複数の前述した類似プロセスで生産する当該光学レンズを重ねて一体に組み合わせた時、上、下に隣接したレンズの間の正確な間隔および整列が保証される。
また、本発明の成形機構2により射出成形された光学レンズ26は、その保護リング265の上、下表面261と263は、成形時の艶消し転移処理により艶消し表面を形成するで、従来技術における光ノイズによる干渉が効果的に防止でき、さらに“ゴーストイメージ”現象も解消できる。
従来技術の成形機構の断面図である。 本発明の成形機構の断面図である。 本発明の光学レンズの概略図である。 本発明の光学レンズを一体に重ね合わせた光学レンズユニットの概略図である。
符号の説明
2…成形機構
22…レンズコア
20…第1分割金型
23…ピン、リング状溝
28…第2分割金型
24…押出ピン、押出リング
21…保護リングコア
25…キャビティ
26…光学レンズ

Claims (20)

  1. 固定分割金型と、これに合せる可動分割金型とを備え、前記固定分割金型と前記可動分割金型とを型締めしたときに光学レンズを成形するためのキャビティが成形され、成形された前記光学レンズが本体と本体縁部から半径方向に延出した保護リングを有し、型開きをするときに成形後の前記光学レンズが前記可動分割金型と同時に前記固定分割金型から分離され、前記可動分割金型が保護リングコアとレンズコアとを備える光学レンズの成形機構において、
    前記可動分割金型の前記レンズコアは、前記保護リングコアと一体に設けられ、型開きの際、前記光学レンズが前記可動分割金型の押出装置により前記可動分割金型から押出されるように構成され、前記可動分割金型の押出装置がその前記保護リング上に直接当接するように設置され
    前記成形機構の前記保護リングコアの表面に、光ノイズによる干渉を回避し、ゴーストイメージ現象を解消する艶消し処理が施され、前記レンズ本体の表面に比較して相対的な粗い表面が形成されていることを特徴とする光学レンズの成形機構。
  2. 前記押出装置は、前記保護リングコアの内周に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光学レンズの成形機構。
  3. 前記押出装置は、前記レンズコアと前記保護リングコアとの間に設置されたピンホールと、それに対応する押出ピンが前記保護リングコアを押し出すように複数備えられてなることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の光学レンズの成形機構。
  4. 前記押出ピンの位置は、前記光学レンズの保護リングに当接する位置であることを特徴とする請求項3に記載の光学レンズの成形機構。
  5. 前記押出装置は、前記レンズコアと前記保護リングコアとの間に設置されたリング溝と、それに相応して前記保護リングコアを押し出す押出リングとを備えていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の光学レンズの成形機構。
  6. 前記押出リングの位置は、前記光学レンズの保護リングに当接する位置であることを特徴とする請求項に記載の光学レンズの成形機構。
  7. 第1分割金型と、これに合せた第2分割金型とを備え、前記第1分割金型と前記第2分割金型とを型締めたときに光学レンズを成形するためのキャビティが成形され、成形された光学レンズが本体と本体縁部から半径方向に延出した保護リングを有し、前記第1分割金型および第2分割金型は、それぞれ保護リングコアとレンズコアとを備えている光学レンズの成形機構において、
    型開きの際に、前記第1、及び第2分割金型は、互いに分離可能で、かつ前記光学レンズが付着する分割金型のレンズコアは、保護リングコアと一体に固定して設けられ、
    前記光学レンズが付着する分割金型上に、前記レンズコアと保護リングコアとの間に位置決めされ、保護リング上に直接当接するように押出装置が設けられ
    前記成形機構の前記保護リングコアの表面に、光ノイズによる干渉を回避し、ゴーストイメージ現象を解消する艶消し処理が施され、前記レンズ本体の表面に比較して相対的な粗い表面が形成されていることを特徴とする光学レンズの成形機構。
  8. 前記押出装置は、前記保護リングコアの内周に設けられていることを特徴とする請求項に記載の光学レンズの成形機構。
  9. 前記押出装置は、前記レンズコアと前記保護リングコアとの間に設置されたピンホールと、それに対応する押出ピンが前記保護リングコアを押し出すように複数備えられてなることを特徴とする請求項、又は請求項に記載の光学レンズの成形機構。
  10. 前記押出ピンの位置が光学レンズの保護リングに当接する位置であることを特徴とする請求項に記載の光学レンズの成形機構。
  11. 前記押出装置は、前記レンズコアと前記保護リングコアとの間に設置されたリング溝と、それに相応して前記保護リングコアを押し出す押出リングを備えていることを特徴とする請求項、又は請求項に記載の光学レンズの成形機構。
  12. 前記押出リングの位置は、前記光学レンズの保護リングに当接する位置であることを特徴とする請求項11に記載の光学レンズの成形機構。
  13. 第1分割金型と、これに合せた第2分割金型とを設け、前記第1分割金型と前記第2分割金型とを型締めて、本体と本体縁部から半径方向に延出した保護リングとを有する光学レンズを成形するためのキャビティを形成し、さらに、前記第1分割金型および前記第2分割金型に、いずれも一体に設けかつ互いに変位しないレンズコアと保護リングコアとを設け、
    前記キャビティ中に溶融したレンズ材を注入し、
    前記キャビティと、注入された溶融レンズ材とを、所定の連続的な圧力または温度において維持し、
    前記キャビティを分離させ、成形後のレンズを一つの分割金型に付着させて、他の分割金型と分離させ、次にレンズを付着させた分割金型をレンズから分離することによって完成品が得られるようにし、
    前記光学レンズが付着する分割金型からの光学レンズ分離方法は、前記レンズコアと前記保護リングコアとの間に設置された押出装置を当接させて前記保護リングを直接押し出し、
    前記両分割金型の保護リングコアの表面に、光ノイズによる干渉を回避し、ゴーストイメージ現象を解消する艶消し処理を施し、前記レンズ本体の表面に比較して相対的な粗い表面を形成することを特徴とする光学レンズの成形方法。
  14. 前記押出装置を前記保護リングコアの内周に設けることを特徴とする請求項13に記載の光学レンズの成形方法。
  15. 前記押出装置に、前記レンズコアと前記保護リングコアとの間に設置されたピンホールと、それに対応する押出ピンを前記保護リングコアが押し出されるように複数設けることを特徴とする請求項13、又は請求項14に記載の光学レンズの成形方法。
  16. 前記押出ピンの位置を光学レンズの縁部に当接させることを特徴とする請求項15に記載の光学レンズの成形方法。
  17. 前記押出装置に、前記レンズコアと前記保護リングコアとの間に設置されたリング溝と、それに相応して前記保護リングコアを押し出す押出リングを設けることを特徴とする請求項13、又は請求項14に記載の光学レンズの成形方法。
  18. 前記押出リングの位置を光学レンズの縁部に当接させることを特徴とする請求項17に記載の光学レンズの成形方法。
  19. 請求項1、7、13のいずれか1項に記載の光学レンズの成形機構または光学レンズの成形方法によって成形された光学レンズであって、光学レンズ保護リングの上、下表面が艶消し処理され不透明な艶消し表面が形成されていることを特徴とする光学レンズ。
  20. 前記光学レンズ保護リングにおける上、下表面の不透明な艶消し表面は、射出成形された時、コアの表面状態から転移されたことを特徴とする請求項19に記載の光学レンズ。
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