JP4405311B2 - ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、左右のドアを所定の状態でロックし得るラッチ機構が設けられる左右のドアの被取付け部に、前記ラッチ機構のロック状態を解除する作動力を発揮すべく回動するレバーを有するロック解除作動用アクチュエータのアクチュエータハウジングが取付けられるドアロック装置に関する。
このようなドアロック装置は、たとえば特許文献1で既に知られている。
特開平6−167157号公報
上記従来のものでは、ラッチ機構が備えるベースプレートにアクチュエータハウジングが直接取付けられており、乗用車両が備える左右のドアに同一構成のドアロック装置が設けられる場合、左右のドアに対応したロック解除作動用アクチュエータのアクチュエータハウジングは、前記ベースプレートとの相対配置が左右で異なるので、左右のドアに個別に対応した形状を有しておらねばならず、したがってロック解除作動用アクチュエータを、左右のドアに個別に対応して用意しなければならない。またブラケットを介してアクチュエータハウジングを取付けるようにしたとしても、左右のドアに個別に対応したブラケットを用意しなければならず、部品点数の増大を招くことになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ロック解除作動用アクチュエータと、該ロック解除作動用アクチュエータのアクチュエータハウジングを被取付け部に取付けるためのブラケットとを左右のドアで共通にして、部品点数の低減を図ったドアロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、左右のドアを所定の状態でロックし得るラッチ機構が設けられる左右のドアの取付け部に、前記ラッチ機構のロック状態を解除する作動力を発揮すべく回動するレバーを有するロック解除作動用アクチュエータのアクチュエータハウジングがブラケットを介して取付けられるドアロック装置において、左右のドアに共通に構成される前記ロック解除作動用アクチュエータのアクチュエータハウジングに設けられて左右方向に延びる複数のブラケット取付け部と、それらブラケット取付け部に左右何れの方向からでも挿入、固定可能な挿入板部、並びにその挿入板部の長手方向一端部に連設されて左右何れのドアの前記取付け部にも取付け可能な被取付け板部を有していて、前記アクチュエータハウジングを左右何れのドアに取付ける場合にでも共通に使用される複数の同一形状のブラケットとを備え、各ブラケットは、前記アクチュエータハウジングを左側ドアに取付ける場合には前記挿入板部の、左側ドアの取付け部に近い側の端部に前記被取付け板部が位置する姿勢で、前記ブラケット取付け部に前記挿入板部が挿入、固定され、また前記アクチュエータハウジングを右側ドアに取付ける場合には前記挿入板部の、右側ドアの取付け部に近い側の端部に前記被取付け板部が位置する姿勢で、前記ブラケット取付け部に前記挿入板部が挿入、固定されることを特徴とする。
本発明によれば、左右のドアに共通に構成されるロック解除作動用アクチュエータのアクチュエータハウジングに左右方向に延びる複数のブラケット取付け部を設ける一方、それらブラケット取付け部に左右何れの方向からでも挿入、固定可能な挿入板部、並びにその挿入板部の長手方向一端部に連設されて左右何れのドアの取付け部にも取付け可能な被取付け板部を有していて、アクチュエータハウジングを左右何れのドアに取付ける場合にでも共通に使用される複数の同一形状のブラケットを備え、各ブラケットは、アクチュエータハウジングを左側ドアに取付ける場合には挿入板部の、左側ドアの取付け部に近い側の端部に被取付け板部が位置する姿勢で、ブラケット取付け部に挿入板部が挿入、固定され、またアクチュエータハウジングを右側ドアに取付ける場合には挿入板部の、右側ドアの取付け部に近い側の端部に被取付け板部が位置する姿勢で、ブラケット取付け部に挿入板部が挿入、固定されるので、左右のドアに共通なロック解除作動用アクチュエータのアクチュエータハウジングを左右いずれのドアの取付け部にも取付け可能であり、ロック解除作動用アクチュエータおよびブラケットを左右のドアに共通のものとして部品点数を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1は右側ドアを内側から見た正面図、図2はロック解除作動用アクチュエータが取付けられた右側ドアの一部を内方側から見た正面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は右側ドアのインナパネルを省略した状態での図3の4矢視図、図5は図3の5矢視図、図6はカバー板を外した状態でのロック解除作動用アクチュエータを図5と同一方向から見た図、図7は図3の7−7線断面図、図8はロック解除作動用アクチュエータが取付けられた左側ドアの一部を内方側から見た正面図、図9は図8の9−9線断面図である。
先ず図1において、この右側ドアDRは、前方側(図1の左方側)の閉鎖位置と、後方側(図1の右方側)の開放位置との間で前後にスライド可能として、図示しない車体の右側面に取付けられるものであり、図示しない電動式ドア開閉装置によって自動的に開閉作動せしめられる。
この右側ドアDRの後部には、該右側ドアDRをその閉じ状態で車体側に係合して閉鎖状態を維持する後部ラッチ機構11が設けられ、該後部ラッチ機構11には、右側ドアDRを完全閉鎖状態とするためのロック作動用アクチュエータ12が付設される。また右側ドアDRの前部には、右側ドアDRをその閉じ状態で車体側に係合して閉鎖状態を維持する前部ラッチ機構13が設けられる。前部ラッチ機構13の上方で右側ドアDRの前側上部には、右側ドアDRの外側でハンドル操作することを可能としたアウトサイドハンドル機構14が設けられ、そのアウトサイドハンドル機構14の後方で右側ドアDRの上部には、右側右側ドアDRRの内側に配置されるインサイドハンドル15を有する遠隔制御機構16が設けられ、前記前部ラッチ機構13の下方で右側ドアDRの前部には右側ドアDRをその開き状態で車体側に係合して開放状態を維持する下部ラッチ機構17が設けられ、さらに前記前部ラッチ機構13の後方で右側ドアDRには、前記後部ラッチ機構11、前記前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17にロック解除側の動力を付与し得るロック解除作動用アクチュエータ18が取付けられる。
前記ロック解除作動用アクチュエータ18が発揮する作動力はロッド19を介して前部ラッチ機構13に伝達される。またアウトサイドハンドル機構14の操作に伴う作動力は第1伝動ケーブル21を介して前部ラッチ機構13に伝達されるものであり、前部ラッチ機構13は、前記ロック解除作動用アクチュエータ18から伝達される作動力ならびに前記アウトサイドハンドル機構14から伝達される作動力のいずれかを、ロック解除作動用アクチュエータ18およびアウトサイドハンドル機構14の相互干渉が生じることがないようにして第2伝動ケーブル22の牽引力に変換し、この第2伝動ケーブル22から遠隔制御機構16に伝達されたロック解除用の作動力が、第3、第4および第5伝動ケーブル23,24,25を介して後部ラッチ機構11、前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17に伝達される。さらに遠隔制御機構16は、インサイドハンドル15の操作に伴うロック解除用の作動力を前記第3、第4および第5伝動ケーブル23,24,25に直接伝達することも可能である。
而して右側ドアDRの閉鎖状態において運転席で右側ドアDRを開放するためのスイッチ操作を行うと、前記ロック解除作動用アクチュエータ18が作動し、このロック解除作動用アクチュエータ18からロッド19を介して前部ラッチ機構13に伝達された動力が、第2伝動ケーブル22を介して遠隔制御機構16に伝達され、遠隔制御機構16から第3および第4伝動ケーブル23,24を介してロック解除作動用の動力が後部ラッチ機構11および前部ラッチ機構13に伝達される。それにより後部および前部ラッチ機構11,13がロック解除状態とされ、右側ドアDRが電動式ドア開閉装置によって自動的に開放作動することになり、右側ドアDRの全開状態で下部ラッチ機構17がロック作動することにより右側ドアDRの全開状態が保持される。
また右側ドアDRの開放状態において運転席で右側ドアDRを閉鎖するためのスイッチ操作を行うと、前記ロック解除作動用アクチュエータ18が作動し、このロック解除作動用アクチュエータ18からロッド19を介して前部ラッチ機構13に伝達された動力が、第2伝動ケーブル22を介して遠隔制御機構16に伝達され、遠隔制御機構16から第5伝動ケーブル25を介してロック解除作動用の動力が下部ラッチ機構17に伝達される。それにより下部ラッチ機構17がロック解除状態とされ、右側ドアDRが電動式ドア開閉装置によって自動的に閉鎖作動することになる。この際、後部ラッチ機構11は、右側ドアDRの半ドア状態からロック作動用アクチュエータ12の作動が開始されることにより完全閉鎖状態となるようにロック作動し、それに応じて前部ラッチ機構13がロック作動することにより、右側ドアDRの全閉状態が保持される。
一方、右側ドアDRの閉鎖状態においてインサイドハンドル15を開放操作すると、その開放操作に応じて前記ロック解除作動用アクチュエータ18が作動し、前部ラッチ機構13、遠隔制御機構16、後部ラッチ機構11およびロック解除作動用アクチュエータ18が、運転席で右側ドアDRを開放するためのスイッチ操作を行う場合と同様に作動するとともに、右側ドアDRが電動式ドア開閉装置によって自動的に開放作動することになり、右側ドアDRの全開状態で下部ラッチ機構17がロック作動することにより右側ドアDRの全開状態が保持される。
また右側ドアDRの開放状態においてインサイドハンドル15を閉鎖操作すると、その閉鎖操作に応じて前記ロック解除作動用アクチュエータ18が作動し、前部ラッチ機構13、遠隔制御機構16および下部ラッチ機構17が、運転席で右側ドアDRを閉鎖するためのスイッチ操作を行う場合と同様に作動するとともに、右側ドアDRが電動式ドア開閉装置によって自動的に閉鎖作動することになり、右側ドアDRの半ドア状態からロック作動用アクチュエータ12の作動が開始されることにより後部ラッチ機構11が完全閉鎖状態となるようにロック作動し、それに応じて前部ラッチ機構13がロック作動することにより、右側ドアDRの全閉状態が保持される。
アウトサイドハンドル機構14のハンドル操作を行う場合にも、上述のインサイドハンドル15の操作と同様に、ロック解除作動用アクチュエータ18、前部ラッチ機構13、遠隔制御機構16、後部ラッチ機構11および下部ラッチ機構17が作動する。
また遠隔制御機構16には、マニュアル操作に応じて上方のアンロック位置および下方のロック位置間を作動するロックノブ26と、運転席での操作に応じてロックノブ26を作動せしめるロック切換用アクチュエータ27と、マニュアル操作に応じてアンロック位置およびロック位置間を作動するチャイルドロックノブ28とが付設されるとともに、インサイドハンドル15の操作ならびに第1伝動ケーブル21、前部ラッチ機構13および第2伝動ケーブル22を介してのアウトサイドハンドル機構14からの操作入力をそれぞれ検知するためのスイッチ(図示せず)が付設されている。
運転席側での操作に応じてロック切換用アクチュエータ27がノックノブ26をロック位置に作動せしめたとき、あるいはロックノブ26をロック位置側にマニュアル操作したときには、インサイドハンドル15の操作による作動力ならびに第2伝動ケーブル22から伝達される力を第3および第4ケーブル23,24に伝達することがないように遠隔制御機構16が構成され、またロックノブ26がアンロック位置にある状態でチャイルドロックノブ28をロック位置に操作したときには、インサイドハンドル15の操作に伴う作動力を第3および第4伝動ケーブル23,24に伝達することがなく、かつインサイドハンドル15の開放操作を検知せずにロック解除作動用アクチュエータ18を非作動状態のままで維持するように遠隔制御機構16が構成される。したがって右側ドアDRの閉鎖ロック状態でインサイドハンドル15の開放操作もしくはアウトサイドハンドル機構14の開放操作を行っても、後部ラッチ機構11および前部ラッチ機構13がロック状態を解除するように作動することはない。
ところで、ロック解除作動用アクチュエータ18は、電動式ドア開閉装置を備えるパワースライド式の右側ドアDRのロック装置に必須のものであるが、ロック解除作動用アクチュエータ18の不調時には、後部ラッチ機構11、前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17のロック状態を解除することも可能である。すなわち、遠隔制御機構16は、アウトサイドハンドル機構14の操作に伴って第1伝動ケーブル21、前部ラッチ機構13および第2伝動ケーブル22を介して伝達されるロック解除用の作動力、ならびにインサイドハンドル15の操作に伴うロック解除用の作動力を前記第3、第4および第5伝動ケーブル23,24,25に直接伝達することが可能であり、ロック解除作動用アクチュエータ18の不調時には、アウトサイドハンドル機構14の操作もしくはインサイドハンドル15の操作にともなう機械的な作動力伝達によって後部ラッチ機構11、前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17のロック状態を解除することもできる。
ロック解除作動用アクチュエータ18ならびに該ロック解除作動用アクチュエータ18の取付け構造は本発明に従って構成されるものであり、以下、図2〜図9を参照しつつ、ロック解除作動用アクチュエータ18に関連する構成について説明する。
先ず図2〜図5において、右側ドアDが備えるインナパネル31Rの車室とは反対側に臨む側面に設けられる取付け部54Rに、前記ロック解除作動用アクチュエータ18のアクチュエータハウジング32が取付けられるものであり、該アクチュエータハウジング32は、合成樹脂により函状に形成されるハウジング主体33と、ハウジング主体33の開口端を閉じるようにして該ハウジング主体33に複数のねじ部材35…によって締結される合成樹脂製のカバー板34とから成るものであり、ハウジング主体33の開口縁部全周には、カバー板34に弾発的に接触する無端状のシール部材36が装着される。
図6において、アクチュエータハウジング32内には電動モータ37がハウジング主体33およびカバー板34間に挟持されるようにして収納されるとともに、電動モータ37の出力を減速する減速機構38が収納されており、減速機構38は、電動モータ37の出力軸37aに一端が相対回転不能として同軸に連結されるとともに他端部がハウジング主体33に設けられる軸受部33aで回転自在に支承されるウォーム40と、ハウジング主体33およびカバー板34で回転自在に支承されて前記ウォーム40に噛合するウォームホイル41と、該ウォームホイル41と一体に回転するピニオン42と、該ピニオン42に噛合するセクタギヤ43とで構成され、セクタギヤ43は、ハウジング主体33およびカバー板34で回動自在に支承されるとともに一端をハウジング主体33すなわちアクチュエータハウジング32から突出せしめた回動軸44に固定される。
アクチュエータハウジング32からの前記回動軸44の突出端部にはレバー45の一端部が固定されており、このレバー45の他端部に、後部ラッチ機構11、前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17をロック解除状態とするための作動力を前部ラッチ機構13側に伝達するロッド19の一端部が連結される。
電動モータ37には、過電圧防止および連続通電時のモータ焼損防止を図るためのPTC素子46と、サージ電圧による電気ノイズ抑制のためのバリスタ47とが組付けられたターミナルホルダ48を介して一対の導線49,50が接続されており、アクチュエータハウジング32のハウジング主体33から外部に導出された前記両導線49,50は、コネクタ51に接続される。
前記コネクタ51はクリップ52に着脱可能に取付けられており、クリップ52が取付けられる支持板53が、ハウジング主体33にカバー板34を締結する複数のねじ部材35…のうち2つのねじ部材35,35の共締めによってアクチュエータハウジング32におけるカバー板34に締結される。
図7を併せて参照して、アクチュエータハウジング32におけるハウジング主体33の周方向複数箇所たとえば3箇所の外壁には、インナパネル31Rの車室とは反対側に臨む側面に設けられる取付け部54Rと直交する方向、即ち左右方向に延びる同一形状のブラケット取付け部55…が設けられる。各ブラケット取付け部55…は、ハウジング主体33の外壁に相互に間隔をあけて一体に突設される一対の略L字状のガイド部56,56と、それらのガイド部56,56間でハウジング主体33の外壁面に形成される平坦なガイド面57とでそれぞれ構成されるものであり、前記両ガイド部56,56の長手方向中央部内面には係合突起58,58が突設される。
各ブラケット取付け部55…には、金属製のブラケット60…が挿入、固定される。ブラケット60は、前記両ガイド部56,56間で前記ガイド面57に摺接しつつブラケット取付け部55に挿入可能な平板状の挿入板部60aと、取付け部54Rに取付け可能として挿入板部60aの一端に直角に連設される被取付け板部60bと、被取付け板部60bに直角に連設される締結筒部60cと、前記両ガイド部56,56のいずれか一方の端部に当接可能として挿入板部60aの他端に直角に連設される規制板部60dと、前記両ガイド部56,56の係合突起58,58に弾発係合することを可能として挿入板部60aの一端寄り両側に連設される一対の係合腕部60e,60eと、両ガイド部56,56に摺接すべく前記挿入板部60aの中間部に設けられてガイド面57とは反対側に膨らんだ摺接突部60fとを一体に有して、金属板により同一形状に形成される。
前記挿入板部60aおよび両係合腕部60e,60eは、金属板によって両ガイド部56,56間に挿入可能な矩形状とした金属板の両側を略L字状にそれぞれ切り落とすことにより形成されるものであり、両係合腕部60e,60eは、その先端側が両ガイド部56,56の内面に摺接する側の弾発力を発揮するように曲げ成形される。また被取付け板部60bは、取付け部54Rに当接すべく両ガイド部56,56間の距離よりも小さな幅を有する平板状に形成されるものであり、締結筒部60cは取付け部54Rとは反対側に延びるようにして被取付け板部60bに直角に連設される。
而してブラケット60を、その一端側すなわち被取付け板部60b側からブラケット取付け部55に挿入すると、前記両係合腕部60e,60eの先端部が両ガイド部56,56の係合突起58,58を乗り越えるまで挿入板部60aをガイド面57に摺接させつつ挿入したときに、規制板部60dは両ガイド部56,56に当接することでブラケット60の挿入が規制されることになり、この状態で、ブラケット60は、係合腕部60e,60eの係合突起58,58への弾発係合ならびに規制板部60dのガイド部56,56への当接によってブラケット取付け部55に固定されることになり、しかも摺接板部60aがガイド面57に接触し、また両係合腕部60e,60eおよび摺接突部60fが両ガイド部56,56に接触しているので、ブラケット60がブラケット取付け部55に対してがたつくこともない。
ところで、ロック解除作動用アクチュエータ18のアクチュエータハウジング32および前記ブラケット60…は、右側ドアDRと、後述の左側ドアDL(図8および図9参照)とに共通なものであり、アクチュエータハウジング32に設けられるブラケット取付け部55…は、被取付け板部60bを一端にそれぞれ有するブラケット60…を、それらのブラケット取付け部55…の両端のいずれの側からでも、前記被取付け板部60b…を挿入方向先端として挿入、固定し得るものである。
而して右側ドアDRの場合には、各ブラケット60…は、挿入板部60aの、右側ドアDRの取付け部54Rに近い側の端部に被取付け板部60bが位置する姿勢、即ち、図3〜図7で示したように、その被取付け板部60b…がアクチュエータハウジング32のカバー板34とは反対側に位置するようにして各ブラケット取付け部55…に挿入、固定される。
一方、右側ドアDRにおけるインナパネル31Rには、前記アクチュエータハウジング32に固定される3つのブラケット60…に対応して、1つの係合・取付け孔61と、2つの取付け孔62,62とが設けられており、係合・取付け孔61は、大径孔部61aおよび小径孔部61bが連なって成る形状に形成される。
インナパネル31Rの取付け部54Rにアクチュエータハウジング32を取付けるにあたっては、各ブラケット60…の1つの被取付け板部60bおよび締結筒部60cにボルト63を螺合しておき、そのボルト63の係合頭部63aを前記大径孔部61aから係合・取付け孔61に挿入し、大径孔部61aから小径孔部61b側にボルト63を移動することによりアクチュエータハウジング32をインナパネル31Rに係合する。その状態で残余の2つの取付け孔62,62に挿通したボルト63,63を残余の2つのブラケット60…の被取付け板部60b…および締結筒部60c…に螺合し、各ボルト63…を締めつけることにより、アクチュエータハウジング32が、そのハウジング主体33の閉塞端をインナパネル31Rに向けた姿勢で取付け部54Rに取付けられることになる。
このような右側ドアDRにおける取付け部54Rへのアクチュエータハウジング32の取付け状態で、ロック解除作動用アクチュエータ18が、後部ラッチ機構11、前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17のロック状態を解除するために作動したときには、前記レバー45が車両の前後方向後方側に回動することになる。
図8および図9を併せて参照して、左側ドアDLの場合には、各ブラケット60…は、挿入板部60aの、左側ドアDLの取付け部54Lに近い側の端部に被取付け板部60bが位置する姿勢、即ち、その被取付け板部60b…がアクチュエータハウジング32のカバー板34側に位置するようにして各ブラケット取付け部55…に挿入、固定される。
一方、左側ドアDLにおけるインナパネル31Lには、右側ドアDRと同様にして、前記アクチュエータハウジング32に固定される3つのブラケット60…に対応して、1つの係合・取付け孔61と、2つの取付け孔62,62とが設けられており、右側ドアDRの場合と同様にして、アクチュエータハウジング32が、そのカバー板34をインナパネル31L側に配置した状態で、インナパネル31Lの取付け部54Lに取付けられることになり、このような左側ドアDLにおける取付け部54Lへのアクチュエータハウジング32の取付け状態でも、ロック解除作動用アクチュエータ18が、後部ラッチ機構11、前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17のロック状態を解除するために作動したときには、右側ドアDRの場合と同様に、前記レバー45が車両の前後方向後方側に回動することになる。
次にこの実施例の作用について説明すると、後部ラッチ機構11、前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17のロック状態を解除するために作動するロック解除作動用アクチュエータ18は、右側ドアDRおよび左側ドアDLに共通のものであり、そのロック解除作動用アクチュエータ18のアクチュエータハウジング32に設けられるブラケット取付け部55…は、前記両ドアDR,DLに設けられる取付け部54R,54Lに取付け可能な被取付け板部60bを一端に有して左右の前記両ドアDR,DLに共通に形成される同一形状のブラケット60…を、各ブラケット取付け部55…の両端のいずれの側からでも前記被取付け板部60bを挿入方向先端として挿入、固定し得るようにして、取付け部54R,54Lと直交する左右方向に延びるように形成され、各ブラケット60…は、アクチュエータハウジング32を左側ドアDLに取付ける場合には挿入板部60aの、左側ドアDLの取付け部54Lに近い側の端部に被取付け板部60bが位置する姿勢で、ブラケット取付け部55に挿入板部60aが挿入、固定され、またアクチュエータハウジング32を右側ドアDRに取付ける場合には挿入板部60aの、右側ドアDRの取付け部54Rに近い側の端部に被取付け板部60bが位置する姿勢で、ブラケット取付け部55に前記挿入板部60aが挿入、固定される
したがって各ブラケット60…のブラケット取付け部55…への挿入、固定方向を右側および左側ドアDR,DLに応じて選択することにより、両ドアDR,DLに共通なロック解除作動用アクチュエータ18のアクチュエータハウジング32を左右両ドアDR,DLに設けられている取付け部54R,54Lのいずれにも取付け可能であり、ロック解除作動用アクチュエータ18およびブラケット60…を左右両ドアDR,DLに共通のものとして部品点数の低減に寄与することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では、スライド式のドアDR,DLに設けられるロック解除作動用アクチュエータ18に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、スライド式のドアDR,DLに限定されることなく各種タイプの車両用ドアのロック解除作動用アクチュエータに適用可能である。
右側ドアを内側から見た正面図である。 ロック解除作動用アクチュエータが取付けられた右側ドアの一部を内方側から見た正面図である。 図2の3−3線断面図である。 右側ドアのインナパネルを省略した状態での図3の4矢視図である。 図3の5矢視図である。 カバー板を外した状態でのロック解除作動用アクチュエータを図5と同一方向から見た図である。 図3の7−7線断面図である。 ロック解除作動用アクチュエータが取付けられた左側ドアの一部を内方側から見た正面図である。 図8の9−9線断面図である。
11,13,17・・・ラッチ機構
18・・・ロック解除作動用アクチュエータ
32・・・アクチュエータハウジング
45・・・レバー
54L,54R・・・取付け部
55・・・ブラケット取付け部
60・・・ブラケット
60a・・・挿入板部
60b・・・被取付け板部
DL・・・左側ドア
DR・・・右側ドア

Claims (1)

  1. 左右のドア(DL,DR)を所定の状態でロックし得るラッチ機構(11,13,17)が設けられる左右のドア(DL,DR)の取付け部(54L,54R)に、前記ラッチ機構(11,13,17)のロック状態を解除する作動力を発揮すべく回動するレバー(45)を有するロック解除作動用アクチュエータ(18)のアクチュエータハウジング(32)がブラケット(60)を介して取付けられるドアロック装置において、
    左右のドア(DL,DR)に共通に構成される前記ロック解除作動用アクチュエータ(18)のアクチュエータハウジング(32)に設けられて左右方向に延びる複数のブラケット取付け部(55)と、
    それらブラケット取付け部(55)に左右何れの方向からでも挿入、固定可能な挿入板部(60a)、並びにその挿入板部(60a)の長手方向一端部に連設されて左右何れのドア(DL,DR)の前記取付け部(54L,54R)にも取付け可能な被取付け板部(60b)を有していて、前記アクチュエータハウジング(32)を左右何れのドア(DL,DR)に取付ける場合にでも共通に使用される複数の同一形状のブラケット(60)とを備え、
    各ブラケット(60)は、前記アクチュエータハウジング(32)を左側ドア(DL)に取付ける場合には前記挿入板部(60a)の、左側ドア(DL)の取付け部(54L)に近い側の端部に前記被取付け板部(60b)が位置する姿勢で、前記ブラケット取付け部(55)に前記挿入板部(60a)が挿入、固定され、また前記アクチュエータハウジング(32)を右側ドア(DR)に取付ける場合には前記挿入板部(60a)の、右側ドア(DR)の取付け部(54R)に近い側の端部に前記被取付け板部(60b)が位置する姿勢で、前記ブラケット取付け部(55)に前記挿入板部(60a)が挿入、固定されることを特徴とするドアロック装置。
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