JP4563720B2 - ドアロック装置 - Google Patents

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本発明は、金属製のベースプレートを少なくとも構成要素の一部としてドアに取付けられるケーシングと、ドアの開放状態から閉鎖状態への作動時にドアの半開状態であるハーフラッチ状態を経過して完全閉鎖状態であるフルラッチ状態へと作動することを可能として前記ケーシングに支承されるラッチとを備えるラッチ機構に、前記ハーフラッチ状態から前記フルラッチ状態へと前記ラッチを駆動するロック作動用アクチュエータが付設されるドアロック装置に関する。
このようなドアロック装置は、たとえば特許文献1によって既に知られている。
特開平5−59856号公報
ところが上記従来のものでは、ラッチ機構のケーシングが備えるベースプレートの一面に、ロック作動用アクチュエータの合成樹脂から成るアクチュエータハウジングが直接取付けられており、アクチュエータハウジングの取付け強度および取付け剛性が充分であるとは言い難い。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ラッチ機構のベースプレートへのアクチュエータハウジングの取付け強度および取付け剛性を増大し得るようにしたドアロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、金属製のベースプレートの一部を少なくとも構成要素の一部としてドアに取付けられるケーシングと、ドアの開放状態から閉鎖状態への作動時にドアの半開状態であるハーフラッチ状態を経過して完全閉鎖状態であるフルラッチ状態へと作動することを可能として前記ケーシングに支承されるラッチとを備えるラッチ機構に、前記ハーフラッチ状態から前記フルラッチ状態へと前記ラッチを駆動するロック作動用アクチュエータが付設されるドアロック装置において、前記ロック作動用アクチュエータのアクチュエータハウジングを合成樹脂で前記ラッチ機構とは別体に形成し、前記ベースプレートの、前記ケーシングを構成する部分から延出した部分と、該ベースプレートに前記ラッチ機構(11)から離間して固定した金属製のブラケットとの間に、前記アクチュエータハウジングを挟み込むように取り付け、前記ブラケットに、ロック状態を解除する動力を前記ラッチ機構に付与し得るリリースレバー回動自在に支承すると共に、このリリースレバーに回動力を伝達する伝動ケーブルのアウターケーブルが連結されるステイを該ブラケットに締結したことを特徴とする。
上記請求項1記載の発明の構成によれば、ロック作動用アクチュエータのアクチュエータハウジングは、ラッチ機構とは別体に形成されて、ベースプレートの、ケーシングを構成する部分から延出した部分と、該ベースプレートに前記ラッチ機構(11)から離間して固定した金属製のブラケットとの間に挟み込まれてベースプレートに取付けられることになり、ラッチ機構のベースプレートに、取付け強度および取付け剛性を増大しつつアクチュエータハウジングを取付けることができる。
た、レリースレバーおよびステイを、アクチュエータハウジングと重なる位置に配置するようにして、ラッチ機構およびアクチュエータをコンパクトにまとめて配置することができる。
尚、実施例の「後部ラッチ機構11」は本発明の「ラッチ機構」に対応し、同じく「支持板部33a」は本発明の「ケーシングを構成する部分から延出した部分」に対応する。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の一実施例を示すものであり、図1は車両用スライドドアを内側から見た正面図、図2は後部ラッチ機構およびロック作動用アクチュエータを図1と同一方向から見た正面図、図3は後部ラッチ機構およびロック作動用アクチュエータを図2と反対側から見た背面図、図4は図2の4矢視底面図、図5は後部ラッチ機構およびロック作動用アクチュエータの背面側を斜め前方から見た斜視図、図6は図3の6−6線断面図、図7は図3の7−7線断面図である。
先ず図1において、このドアDは、前方側(図1の左方側)の閉鎖位置と、後方側(図1の右方側)の開放位置との間で前後にスライド可能として、図示しない車体の右側面に取付けられるものであり、図示しない電動式ドア開閉装置によって自動的に開閉作動せしめられる。
このドアDの後部にはドアDをその閉じ状態で車体側に係合して閉鎖状態を維持する後部ラッチ機構11が設けられ、該後部ラッチ機構11には、ドアDを完全閉鎖状態とするためのロック作動用アクチュエータ12が付設される。またドアDの前部にはドアDをその閉じ状態で車体側に係合して閉鎖状態を維持する前部ラッチ機構13が設けられる。前部ラッチ機構13の上方でドアDの前側上部には、ドアDの外側でハンドル操作することを可能としたアウトサイドハンドル機構14が設けられ、そのアウトサイドハンドル機構14の後方でドアDの上部には、ドアDの内側に配置されるインサイドハンドル15を有する遠隔制御機構16が設けられ、前記前部ラッチ機構13の下方でドアDの前部にはドアDをその開き状態で車体側に係合して開放状態を維持する下部ラッチ機構17が設けられ、さらに前記前部ラッチ機構13の後方でドアDには、前記後部ラッチ機構11、前記前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17にロック解除側の動力を付与し得るロック解除作動用アクチュエータ18が取付けられる。
前記ロック解除作動用アクチュエータ18が発揮する作動力はロッド19を介して前部ラッチ機構13に伝達される。またアウトサイドハンドル機構14の操作に伴う作動力は第1伝動ケーブル21を介して前部ラッチ機構13に伝達されるものであり、前部ラッチ機構13は、前記ロック解除作動用アクチュエータ18から伝達される作動力ならびに前記アウトサイドハンドル機構14から伝達される作動力のいずれかを、ロック解除作動用アクチュエータ18およびアウトサイドハンドル機構14の相互干渉が生じることがないようにして第2伝動ケーブル22の牽引力に変換し、この第2伝動ケーブル22から遠隔制御機構16に伝達されたロック解除用の作動力が、第3、第4および第5伝動ケーブル23,24,25を介して後部ラッチ機構11、前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17に伝達される。さらに遠隔制御機構16は、インサイドハンドル15の操作に伴うロック解除用の作動力を前記第3、第4および第5伝動ケーブル23,24,25に直接伝達することも可能である。
而してドアDの閉鎖状態において運転席でドアDを開放するためのスイッチ操作を行うと、前記ロック解除作動用アクチュエータ18が作動し、このロック解除作動用アクチュエータ18からロッド19を介して前部ラッチ機構13に伝達された動力が、第2伝動ケーブル22を介して遠隔制御機構16に伝達され、遠隔制御機構16から第3および第4伝動ケーブル23,24を介してロック解除作動用の動力が後部ラッチ機構11および前部ラッチ機構13に伝達される。それにより後部および前部ラッチ機構11,13がロック解除状態とされ、ドアDが電動式ドア開閉装置によって自動的に開放作動することになり、ドアDの全開状態で下部ラッチ機構17がロック作動することによりドアDの全開状態が保持される。
またドアDの開放状態において運転席でドアDを閉鎖するためのスイッチ操作を行うと、前記ロック解除作動用アクチュエータ18が作動し、このロック解除作動用アクチュエータ18からロッド19を介して前部ラッチ機構13に伝達された動力が、第2伝動ケーブル22を介して遠隔制御機構16に伝達され、遠隔制御機構16から第5伝動ケーブル25を介してロック解除作動用の動力が下部ラッチ機構17に伝達される。それにより下部ラッチ機構17がロック解除状態とされ、ドアDが電動式ドア開閉装置によって自動的に閉鎖作動することになる。この際、後部ラッチ機構11は、ドアDの半ドア状態からロック作動用アクチュエータ12の作動が開始されることにより完全閉鎖状態となるようにロック作動し、それに応じて前部ラッチ機構13がロック作動することにより、ドアDの全閉状態が保持される。
一方、ドアDの閉鎖状態においてインサイドハンドル15を開放操作すると、その開放操作に応じて前記ロック解除作動用アクチュエータ18が作動し、前部ラッチ機構13、遠隔制御機構16、後部ラッチ機構11およびロック解除作動用アクチュエータ18が、運転席でドアDを開放するためのスイッチ操作を行う場合と同様に作動するとともに、ドアDが電動式ドア開閉装置によって自動的に開放作動することになり、ドアDの全開状態で下部ラッチ機構17がロック作動することによりドアDの全開状態が保持される。
またドアDの開放状態においてインサイドハンドル15を閉鎖操作すると、その閉鎖操作に応じて前記ロック解除作動用アクチュエータ18が作動し、前部ラッチ機構13、遠隔制御機構16および下部ラッチ機構17が、運転席でドアDを閉鎖するためのスイッチ操作を行う場合と同様に作動するとともに、ドアDが電動式ドア開閉装置によって自動的に閉鎖作動することになり、ドアDの半ドア状態からロック作動用アクチュエータ12の作動が開始されることにより後部ラッチ機構11が完全閉鎖状態となるようにロック作動し、それに応じて前部ラッチ機構13がロック作動することにより、ドアDの全閉状態が保持される。
アウトサイドハンドル機構14のハンドル操作を行う場合にも、上述のインサイドハンドル15の操作と同様に、ロック解除作動用アクチュエータ18、前部ラッチ機構13、遠隔制御機構16、後部ラッチ機構11および下部ラッチ機構17が作動する。
また遠隔制御機構16には、マニュアル操作に応じて上方のアンロック位置および下方のロック位置間を作動するロックノブ26と、運転席での操作に応じてロックノブ26を作動せしめるロック切換用アクチュエータ27と、マニュアル操作に応じてアンロック位置およびロック位置間を作動するチャイルドロックノブ28とが付設されるとともに、インサイドハンドル15の操作ならびに第1伝動ケーブル21、前部ラッチ機構13および第2伝動ケーブル22を介してのアウトサイドハンドル機構14からの操作入力をそれぞれ検知するためのスイッチ(図示せず)が付設されている。
運転席側での操作に応じてロック切換用アクチュエータ27がノックノブ26をロック位置に作動せしめたとき、あるいはロックノブ26をロック位置側にマニュアル操作したときには、インサイドハンドル15の操作による作動力ならびに第2伝動ケーブル22から伝達される力を第3および第4ケーブル23,24に伝達することがないように遠隔制御機構16が構成され、またロックノブ26がアンロック位置にある状態でチャイルドロックノブ28をロック位置に操作したときには、インサイドハンドル15の操作に伴う作動力を第3および第4伝動ケーブル23,24に伝達することがなく、かつインサイドハンドル15の開放操作を検知せずにロック解除作動用アクチュエータ18を非作動状態のままで維持するように遠隔制御機構16が構成される。したがってドアDの閉鎖ロック状態でインサイドハンドル15の開放操作もしくはアウトサイドハンドル機構14の開放操作を行っても、後部ラッチ機構11および前部ラッチ機構13がロック状態を解除するように作動することはない。
ところで、ロック解除作動用アクチュエータ18は、電動式ドア開閉装置を備えるパワースライド式のドアDのロック装置に必須のものであるが、ロック解除作動用アクチュエータ18を用いずに、後部ラッチ機構11、前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17のロック状態を解除することも可能である。すなわち、遠隔制御機構16は、アウトサイドハンドル機構14の操作に伴って第1伝動ケーブル21、前部ラッチ機構13および第2伝動ケーブル22を介して伝達されるロック解除用の作動力、ならびにインサイドハンドル15の操作に伴うロック解除用の作動力を前記第3、第4および第5伝動ケーブル23,24,25に直接伝達することが可能であり、ロック解除作動用アクチュエータ18の不調時、もしくはロック解除作動用アクチュエータ18が取付けられていない非パワースライド式のドアでは、アウトサイドハンドル機構14の操作もしくはインサイドハンドル15の操作にともなう機械的な作動力伝達によって後部ラッチ機構11、前部ラッチ機構13および下部ラッチ機構17のロック状態を解除することもできる。
後部ラッチ機構11、ならびに該後部ラッチ機構11に付設されるロック作動用アクチュエータ12は本発明に従って構成されるものであり、以下、図2〜図7を参照しつつ、後部ラッチ機構11およびロック作動用アクチュエータ12の構成について説明する。
先ず図2〜図5において、後部ラッチ機構11は、金属製のベースプレート33の一部を少なくとも構成要素の一部としてドアDに取付けられるケーシング31と、ドアDの開放状態から閉鎖状態への作動時にドアDの半開状態であるハーフラッチ状態を経過して完全閉鎖状態であるフルラッチ状態へと作動することを可能として前記ケーシング31に支承されるラッチ32とを備える。
前記ケーシング31は、車体側に設けられるストライカ(図示せず)を挿入可能とした開口部36を有した金属製のベースプレート33と、前記開口部36に対応する部分でベースプレート33の一部を覆う合成樹脂製の函状のカバー34と、該カバー34を前記ベースプレート33との間に挟むようにして前記ベースプレート33に取付けられる金属製の支持板35とから成り、該カバー34には、前記開口部36に対応した挿入溝37が設けられる。
ラッチ32は、一部を前記挿入溝37に臨ませてベースプレート33およびカバー34間に収納されるものであり、ドアDの開放状態から閉鎖状態への作動時に開口部36から挿入溝37に進入してきたストライカに係合することで、ドアDの半開状態であるハーフラッチ状態を経過して完全閉鎖状態であるフルラッチ状態へと回動作動することを可能として前記ケーシング31に回動可能に支承される。またカバー34および支持板35間には、前記ラッチ32に同軸にかつ相対回転不能に連なるラッチレバー38が配置されており、このラッチレバー38の先端部には、係合ピン39が直角に植設される。さらにラッチ32およびラッチレバー38は、図示しないばねにより、前記ストライカをロック解除側に押し戻す方向にばね付勢されている。
ロック作動用アクチュエータ12は、前記ラッチ32をハーフラッチ状態からフルラッチ状態へと駆動するものであり、図示しない電動モータならびに該電動モータの出力を減速する減速機構がアクチュエータハウジング40に収納されて成り、このアクアクチュエータハウジング40が、前記後部ラッチ機構11のケーシング31から側方に張り出すようにしてベースプレート33に一体に設けられる支持板部33aに取付けられる。
図6を併せて参照して、アクチュエータハウジング40は、合成樹脂から成る函状のハウジング主体41と、該ハウジング主体41の開口部を閉鎖するようにしてハウジング主体41に結合される合成樹脂製のカバー板42とから成るものであり、金属製平板状のブラケット43が、カバー板42を支持板部33a側に配置したアクチュエータハウジング40を前記ベースプレート33の支持板部33aとの間に挟み込むようにして、後部ラッチ機構11から離間して支持板部33aに取付けられる。
アクチュエータハウジング40の複数箇所たとえば3箇所には、貫通孔44…が設けられており、ブラケット43には、貫通孔44…の一端部に嵌合する締結筒部45…が一体に設けられる。しかも各貫通孔44…には一端を締結筒部45…の先端に当接せしめるとともに他端を前記カバー板42の外面とほぼ面一となるようにした金属製円筒状のカラー46…が挿入される。
一方、支持板部33aには、前記各貫通孔44…および各カラー46…に対応したテーパ状の挿通孔47…が設けられており、挿通孔47…の内面に係合する皿状の係合頭部48a…を有するボルト48…が、挿通孔47…およびカラー46…に挿通され、締結筒部45…に螺合される。而して各ボルト48…を締めつけることにより、ブラケット43がアクチュエータハウジング40を前記支持板部33aとの間に挟み込むようにして支持板部33aに取付けられることになる。
再び図3および図5を参照して、アクチュエータハウジング40からは、該アクチュエータハウジング40に収納される減速機構に連なる出力軸50が突出されており、この出力軸50に、前記ラッチレバー38の係合ピン39を係合させ得る二股状の駆動レバー51が固着される。
而して駆動レバー51は、前記ラッチ32がハーフラッチ状態となったときに前記係合ピン39を係合させるように形成されており、係合ピン39が係合された状態にある前記駆動レバー51が、ロック作動用アクチュエータ12の作動に応じて図3および図5の反時計方向に回動することにより、駆動レバー51およびラッチ32が、図3および図5で示すようにハーフラッチ状態からフルラッチ状態となるように強制的に回動駆動されることになる。
後部ラッチ機構11は、前記ラッチ32に係合して該ラッチの32のフルラッチ状態を維持するラチェット54を備えるものであり、ラチェット54には、ラチェット54と一体的に回動するようにしてラチエットレバー55が係合、連結される。ラチェット54およびラチェットレバー55は、前記ラッチ32の回動軸線と平行な軸線まわりの回動を可能として前記ラッチ32の下方でケーシング31に支承される。
またロック状態を解除する動力を後部ラッチ機構11に付与し得るリリースレバー56が前記ブラケット43の下部に支軸59を介して回動自在に支承されている。一方、アクチュエータ12におけるアクチュエータハウジング40の下部には、前記支軸59と平行な軸線まわりに回動可能として第1レバー57が支承されており、第1レバー57の中間部には第2レバー58が前記支軸59と平行な軸線まわりに回動可能に支承される。
リリースレバー56は、第3伝動ケーブル23を連結するケーブル連結部56aを一端部に備えて略L字状に形成されており、該リリースレバー56の中間屈曲部が支軸59を介してブラケット43の下部に支承される。またリリースレバー56の他端部には当接ピン60が直角に植設される。略V字状に形成される第2レバー58の中間屈曲部は連結ピン61を介して第1レバー57の中間部に回動可能に連結されており、第2レバー58の一端部には前記当接ピン60を当接させ得る当接板部58aが一体に形成され、第2レバー58の他端部には、ラチェットレバー55に当接することで該ラチェットレバー55をラッチ54のラッチ32への係合を解除する方向に回動駆動するための押圧部58bが一体に形成される。
また第2レバー58の一端部は第1レバー57の先端に当接可能であり、リリースレバー56に第3伝動ケーブル23からロック解除側の作動力が入力されたときに、リリースレバー56の当接ピン60が当接板部58aに当接することで第2レバー58の一端部が第1レバー57の先端に当接し、第1および第2レバー57,58がともに回動することにより前記押圧部58bがラチェットレバー55に当接し、さらにラチェットレバー55がラチェット54をラッチ32への係合を解除する側に回動せしめ、それにより後部ロック機構11によるロック状態が解除されることになる。
ところで、第3伝動ケーブル23は、アウターケーブル64内にインナーケーブル65が移動自在に挿通されて成るものであり、アウターケーブル64の後部ラッチ機構11側の端部に設けられるケーブルエンド66から突出したインナーケーブル65の端部が前記リリースレバー56のケーブル連結部56aに連結される。
図7を併せて参照して、前記アウターケーブル64のケーブルエンド66は、金属製のステイ67が一体に備える連結板部67aに装着されるものであり、ステイ67は、第3伝動ケーブル23の長さを調節すべく制限された範囲での変位を可能としてブラケット43に締結される。
ステイ67には、第3伝動ケーブル23の長手方向に沿って長い長孔状の挿通孔68およびガイド孔69が設けられており、ブラケット43には、前記挿通孔68に対応してステイ67とは反対側に延びる締結筒部70が一体に設けられるとともに、前記ガイド孔69に相互に間隔をあけた位置で嵌合される一対の突起71,71が一体に突設される。
前記挿通孔68にはボルト72が挿通されるものであり、該ボルト72を前記締結筒部70にねじ込んで締めつけることにより、ステイ67がブラケット43に締結されるのであり、一対の突起71,71がガイド孔69に嵌合していることにより単一のボルト72でステイ67をブラケット43に締結することができる。
しかも長孔である挿通孔68の長手方向に沿う締結筒部70の位置を調節することにより、ステイ67が制限された範囲での変位を可能としてブラケット43に締結されることになり、それにより第3伝動ケーブル23の長さを調節することが可能となる。
また後部ラッチ機構11は、ラッチ32がハーフラッチ状態となったことを検出してロック作動用アクチュエータ12の作動を開始するためのスイッチ73と、前記ラッチ32がフルラッチ状態となったことを検出するためのスイッチ74と、後部ラッチ機構11がロック解除状態となったことを検出するためのスイッチ75とを備え、それらのスイッチ73〜75はケーシング31に取付けられる。
次にこの実施例の作用について説明すると、後部ラッチ機構11のケーシング31は、金属製のベースプレート33の一部を少なくとも構成要素の一部として構成されるものであり、後部ラッチ機構11が備えるラッチ32をハーフラッチ状態からフルラッチ状態へと駆動するロック作動用アクチュエータ12が備える合成樹脂製のアクチュエータハウジング40は、ラッチ機構11とは別体に形成されて、ベースプレート33の、前記ケーシング31を構成する部分から延出した支持板部33aと、該ベースプレート33に後部ラッチ機構11から離間して固定した金属製のブラケット43との間に挟み込まれて取付けられるものであり、ベースプレート33に、取付け強度および取付け剛性を増大しつつアクチュエータハウジング40を取付けることができる。
またロック状態を解除する動力を後部ラッチ機構11に付与し得るリリースレバー56が、ブラケット43に回動自在に支承されており、リリースレバー56に回動力を伝達する第3伝動ケーブル23のアウターケーブル64が連結されるステイ67が、ブラケット43に締結されるので、レリースレバー56およびステイ67を、アクチュエータハウジング40と重なる位置に配置するようにして、後部ラッチ機構11およびアクチュエータ12をコンパクトにまとめて配置することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では、スライド式のドアDに設けられる後部ラッチ機構11に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、スライド式のドアDに限定されることなく各種タイプの車両用ドアのラッチ機構に適用可能である。
車両用スライドドアを内側から見た正面図である。 後部ラッチ機構およびロック作動用アクチュエータを図1と同一方向から見た正面図である。 後部ラッチ機構およびロック作動用アクチュエータを図2と反対側から見た背面図である。 図2の4矢視底面図である。 後部ラッチ機構およびロック作動用アクチュエータの背面側を斜め前方から見た斜視図である。 図3の6−6線断面図である。 図3の7−7線断面図である。
11・・・ラッチ機構
12・・・ロック作動用アクチュエータ
23・・・伝動ケーブル
31・・・ケーシング
32・・・ラッチ
33・・・ベースプレート
33a・・・ベースプレートの延出した部分(支持板部)
40・・・アクチュエータハウジング
43・・・ブラケット
56・・・リリースレバー
64・・・アウターケーブル
67・・・ステイ
D・・・ドア

Claims (1)

  1. 金属製のベースプレート(33)の一部を少なくとも構成要素の一部としてドア(D)に取付けられるケーシング(31)と、ドア(D)の開放状態から閉鎖状態への作動時にドア(D)の半開状態であるハーフラッチ状態を経過して完全閉鎖状態であるフルラッチ状態へと作動することを可能として前記ケーシング(31)に支承されるラッチ(32)とを備えるラッチ機構(11)に、前記ハーフラッチ状態から前記フルラッチ状態へと前記ラッチ(32)を駆動するロック作動用アクチュエータ(12)が付設されるドアロック装置において、
    前記ロック作動用アクチュエータ(12)のアクチュエータハウジング(40)を合成樹脂で前記ラッチ機構(11)とは別体に形成し、
    前記ベースプレート(33)の、前記ケーシング(31)を構成する部分から延出した部分(33a)と、該ベースプレート(33)に前記ラッチ機構(11)から離間して固定した金属製のブラケット(43)との間に、前記アクチュエータハウジング(40)を挟み込むように取り付け、
    前記ブラケット(43)に、ロック状態を解除する動力を前記ラッチ機構(11)に付与し得るリリースレバー(56)を回動自在に支承すると共に、このリリースレバー(56)に回動力を伝達する伝動ケーブル(23)のアウターケーブル(64)が連結されるステイ(67)を該ブラケット(43)に締結したことを特徴とするドアロック装置。
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