JP4404850B2 - 遮熱性塗料 - Google Patents

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Description

本発明は、遮熱性塗料に関する。具体的には、陸上競技場の弾性舗装体などに用いられる遮熱性塗料に関する。
陸上競技場等においては、夏場の高温多湿の条件下では太陽による熱を舗装体が蓄熱するため表面の温度が非常に高温となる。このため、舗装体表面付近の空気も非常に高い温度となり、競技者などには過酷な条件となるものであった。
一方、従来、舗装体などに用いられる遮熱性塗料として、(特許文献1)に示すような舗装面用遮熱性塗料が開示されている。具体的には、舗装体の表層部に中空微細粒子および/または可視波長域で吸収を示し赤外線波長域では反射を示す顔料を存在させてなることを特徴とするものである。
再表03−046286号公報
しかしながら、上述のような遮熱性塗料は、陸上競技場の弾性舗装体などに用いられるポリウレタンゴムチップからなる舗装体は、実際に使用される際には大きく変形することがあるため従来の遮熱性塗料では舗装体の変形に追従することができず、十分な性能を有するものではなかった。
そこで、本発明は、上記従来の状況に鑑み、陸上競技場の弾性舗装体などの舗装体の変形に追従可能なように柔軟性が高い塗膜が得ることができ、かつ遮熱性能の高い遮熱性塗料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の遮熱性塗料は陸上競技場の弾性舗装体部分に用いられる遮熱性塗料であって、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとε−カプロラクトンから得られる水酸基含有アクリルモノマーを反応させて得られる水酸基価が10〜50mgKOH/gのアクリルポリオール樹脂を主剤としアダクト系ポリイソシアネート化合物を硬化剤とするビヒクルと、塗料の樹脂固形分100重量部に対して7〜110重量部のJIS A 5759に規定される日射反射率が20%以上の遮熱性着色顔料と、塗料に対して容積比で30〜60%の中空粒子の骨材と、を含有することを特徴とする。
上記構成によれば、ビヒクルに含む主剤中の2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとε−カプロラクトンから得られる水酸基含有アクリルモノマーを反応させて得られる水酸基価が10〜50mgKOH/gのアクリルポリオール樹脂は、陸上競技場の弾性舗装体部分によく使用されるポリウレタンゴムに対する付着性が良好で水酸基価によって破断伸び率に優れるので、アダクト系ポリイソシアネート化合物の硬化剤、塗料の樹脂固形分100重量部に対して7〜110重量部のJIS A 5759に規定される日射反射率が20%以上の遮熱性着色顔料、塗膜中の容積比30〜60%の中空粒子の骨材を塗膜に含有することによって、上記アクリルポリオール樹脂と柔軟性が高く破断伸び率が高い硬化剤とにより塗装対象である弾性舗装体の変形に良好に追従することが可能な粘弾性の性質を有し柔軟で亀裂が生じない塗膜となり、太陽熱の遮蔽性能に優れる遮熱性着色顔料と柔軟な塗膜内で適切な稠密積層配列をとり反射・断熱機能にすぐれる骨材とにより競技者にとって過酷な温度の上昇も抑えられ、陸上競技場の競技者にとって条件の優れた遮熱性塗料が得られる。

本発明の遮熱性塗料によれば、粘弾性の性質に優れ、かつ太陽熱の遮蔽効果が高いため、陸上競技場の弾性舗装体などの舗装体に用いた際にも、ひび割れ等が生じることがなく、高い太陽熱の遮蔽効果を維持することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明者らは、陸上競技場の弾性舗装体などの主にポリウレタンゴムチップからなる舗装体に対して、種々の遮熱性塗料を試験して、ビヒクル(展色剤)としてアクリルポリオール樹脂を用い、硬化剤としてアダクト系ポリイソシアネート化合物を用いることで、塗装対象となる舗装体に適した粘弾性の性質を有し、かつ太陽熱の遮断性の高い塗膜が得られることを見出した。
ビヒクル(展色剤)としては、通常、耐候性の優れた化合物を用いることが好ましく、具体的には、耐黄変性、保色性、光沢保持性、耐薬品性、及び耐白亜化性等に優れたビヒクルをいい、水溶性型及び溶剤型のいずれも用いることができ、常温乾燥型を用いることが望ましい。そして、本発明では、施工面となるポリウレタンゴム舗装体に対する付着性の観点からアクリルポリオール樹脂を用いることが特に好ましい。アクリルポリオール樹脂としては、水酸基(OH)価が5〜80mgKOH/gであることが好ましく、10〜50mgKOH/gであることが特に好ましく、20〜40mgKOH/gであることがさらに好ましい。水酸基価が大きい場合には、破断伸び率が小さくなる、あるいは柔軟性が低下する場合がある。一方、水酸基価が小さい場合には、耐水性、耐候性が低下する場合がある。また、アクリルポリオール樹脂としては内部可塑化されたものを用いることが好ましい。具体的には、水酸基含有アクリルモノマーの代表例である2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートをε−カプロラクトンと反応させ、より長い側鎖を有する内部可塑化された水酸基含有アクリルモノマーを生成させる。そして得られた水酸基含有アクリルモノマーを他のモノマーと共重合させることにより、内部可塑化されたアダクト系アクリルポリオール樹脂を得ることができる。
硬化剤としては、柔軟性が高く、破断伸び率の高いポリイソシアネート化合物を用いることが好ましい。ポリイソシアネート化合物としては、イソシアネート型ポリイソシアネート化合物、アダクト系ポリイソシアネート化合物等が挙げられるが、特にアダクト系ポリイソシアネート化合物が好適に用いられる。さらに、内部可塑化したものを用いることが特に好ましい。また、硬化剤の配合量としては、ビヒクル100重量部に対して3〜100重量部であることが好ましい。
Figure 0004404850
(式中のnは1以上の整数を表す)
本発明の塗料には、さらに太陽熱遮熱性の顔料として遮熱性着色顔料を配合することが好ましい。遮熱性着色顔料としては、施工面であるポリウレタンゴム舗装体の色相に応じて適宜選択され、特にCIE1976L色空間におけるL値が30以下のもので、ブラウン、ブルー、グリーンのものが好適に用いられる。そして、上記顔料の中でも、JIS A 5759に定義される350〜2100nmの領域における日射反射率が12%以上の顔料が好適に用いられ、20%以上の顔料が好適に用いられる。なお、本特許の日射反射率データは十分に隠蔽された塗膜において測定される。この条件を満たす遮熱性着色顔料の例としては、ベンズイミダゾロンオレンジ(商品例 Hostaperm orangeHL-70:ヘキスト株式会社製)、(化5)に示すようなキナクドリンマゼンダ(商品例 Hostaperm pink E:ヘキスト株式会社製)等が挙げられる。また、他にも、モノアゾ系エロー(商品例Hostaperm yellow H3G:ヘキスト株式会社製)等の黄色系の遮熱性着色顔料、酸化鉄(商品例 トダカラー120ED:戸田工業株式会社製)、キナクリドンレッド(商品例Hostaperm Red E2B70:ヘキスト株式会社製)等の赤色系の遮熱性着色顔料、フタロシアニンブルー(商品例 シヤニンブルーSPG−8:大日本インキ株式会社製)等の青色系の遮熱性着色顔料、フタロシヤニングリーン(商品例 シヤニングリーン5310:大日精化工業株式会社製)等の緑色系の遮熱性着色顔料等が挙げられる。
Figure 0004404850
また、遮熱性着色顔料としては上記顔料以外にも白色顔料を用いることが可能である。白色顔料としては、特に限定されるものではなく、具体例として酸化チタン、亜鉛華等の顔料を適宜用いることができる。酸化チタンはルチル型、アナターゼ型共に適用可能であるが、ルチル型の酸化チタンが特に好適に用いられる。白色顔料の配合量としては適宜設定することが可能であるが、塗料の色相を大きく変えることがないように加えることが好ましい。
さらに、遮熱性着色顔料としては、上記顔料以外にもさらに濃彩色顔料を添加することが可能である。濃彩色顔料としては、紫外及び可視領域で吸収を示し近赤外領域で反射を示す顔料であれば特に限定することなく用いることができるが、その中でも、JIS A 5759建築用熱線遮蔽及びガラス飛散防止フィルムで定義される350〜2100nmの領域における日射反射率が15%以上である顔料が好適に用いられる。なお、本特許の日射反射率データは、十分に隠蔽された状態、具体的には隠蔽率が約1.0の塗膜において測定される。また濃彩色顔料は、日射反射率が15%以上であると同時に、CIE1976L色空間におけるL* 値が24以下のものを用いる。L値が24以下であることは黒色又はそれに近い濃彩色であることを意味する。以上のような条件を満たす顔料の具体例としては、商品名クロモファインブラックA−1103(大日精化工業株式会社製)のアゾメチアゾ系顔料等が挙げられる。濃彩色顔料の配合量としては適宜設定することが可能であるが、塗料の色相を大きく変えることがないように加えることが好ましい。
なお、顔料の配合量は、塗料全体に対して5〜60重量%とすることが好ましく、15〜30重量%とすることが特に好ましい。含有量は所定の量より少ないと、塗膜の隠蔽力が十分に得られず太陽光等が透過しやすくなるため温度上昇が起こり塗膜劣化の原因となる。また隠蔽力を得るため膜厚を厚くすると塗装作業性に支障をきたすため不適当である。逆に所定の量より多いと、塗膜表面の顔料が一部むき出しになるため平滑度が低下し、水分、光、熱等に対する耐性も著しく損なわれるため不適当である。
なお、着色顔料の配合量を、塗料全体に対して15〜30重量%とすると、塗膜の隠蔽率は98%以上となり特に好ましい。なお、塗膜の隠蔽率の測定方法は以下のとおりである。本発明の遮熱製塗料のビヒクルの主成分として、内部可塑化されたアクリルポリオール樹脂よりなる主剤と内部可塑化されたアダクト系ポリイソシアネート化合物よりなる硬化剤を当量に配合し、この材料をJIS K5400に規定する隠蔽率試験紙にウェット塗膜厚100μmとなるように塗り付けて塗膜を形成する。そして、前記隠蔽率試験紙の白地上および黒地上、の塗膜について、JIS K 5574−1961の方法により測定した拡散反射率から隠蔽率を下記式に基づいて算出する。
隠蔽率=(黒地上塗膜の45度0度拡散反射率)/(白地上塗膜の45度0度拡散反射率)
また、実際の塗装工程においては1回塗りの作業で塗り付ける量が300g/mで100μmの塗膜厚という厚塗りが可能となるように塗料を設計する必要があるが、着色顔料の配合量を、塗料全体に対して15〜30重量%とすることで、上述のような厚塗り設計が可能となる補強効果が得られる。
塗料化するための分散工程における、上記の顔料等の分散度は、塗料の種類、用途等によって設定することができ特に限定されるものではないが、平均粒子径が50μm以下になるように分散することが好ましく、10μm以下が最も好ましい。50μm以上であると、塗膜表面が凸凹になり外観を損なうと共に、粗い塗膜表面に塵埃等が付着しやすくなり、塗膜温度が上がりやすくなって耐候性、耐汚染性、色安定性等が悪化するため不適当である。
顔料を分散させる際に用いる分散媒体としては鉄以外のものを用いることが好ましい。鉄製の分散媒体は着色汚染によって顔料の日射反射率を低下させるため不適当である。鉄以外の分散媒体の具体例としては、陶磁製、ガラスビーズ、フリント石等が挙げられ、この中でもガラスビーズは容易に入手可能であり経済性にも優れるため好適に用いられる。分散媒体の粒度、充填量、及び顔料分散機の種類等は特に限定されるものではないが、実施形態の具体例として、3〜1.5mmのガラスビーズをサンドグラインドミル容量の約80%充填する場合を挙げることができる。
本発明の遮熱性塗料には上記の顔料及びビヒクル(展色剤)に加えて、反射機能及び断熱機能を有する骨材を含有することができる。骨材の具体例としてはシラスバルーン、ポリスチレンバルーン、セラミックバルーン等の中空粒子が挙げられる。中空粒子は、中空であるため熱が伝わりにくく、すなわち低熱伝導率であるために断熱性に優れる。
上記の中空粒子の中でも、ホウ化ケイ素系等のセラミックバルーンは高い透明性を有するのでその表層及び殻内で太陽光等を反射することができ、中空で断熱性にも優れているため好適に用いられる。さらに、中空粒子は、構造保持剤と共に用いることが好ましい。中空粒子は比重が1より小さいため単独で用いた場合には塗料の表面に浮きやすくなり、そのため塗料表層で凝集固化して実際のと操作業で細分さんの困難な状態になるという問題があるが、構造保持剤を含有させることによって、塗料中に構造粘性が付与され、中空粒子を均一に分布させることができ、貯蔵安定性は向上する。また中空粒子を含有する塗膜は昇温を防ぐため総合的な耐候性をさらに向上することができる。
また、中空粒子の粒子径は5〜150μmのものを用いる。この粒子径範囲は経験上、塗膜外観、塗装作業性、塗膜物性、および遮熱機能性の点から最適の範囲である。そして、使用する中空粒子の粒子径分布は広いほうが好ましい。粒径分布は累計50%領域で30〜65μm、90%累計で50〜110μmが好ましい。また中空粒子の比重は0.16〜0.6が好ましい。さらに中空粒子の強度は70〜750kgf/cm2 の範囲が好ましい。この範囲より小さいと中空粒子が塗料製造時に破壊されやすく、逆に大きいと中空粒子の殻が厚くなり遮熱効果が低下するため不適当である。また、中空粒子の形状としては、球状、針状、板状、柱状などを挙げることができ、特に限定されるものではないが、その中でも反射機能が優れる球状のものが好適に用いられる。さらに、塗料全体に対する中空粒子の含有量は、塗膜の状態で中空粒子の占める容積比が30〜60%になるような値とすることが好ましい。この範囲以外の含有量では塗膜化したときに適切な稠密積層配列をとることができないため不適当である。すなわち含有量が多量であると、塗膜物性の劣化を招き、逆に少量であると塗膜中で中空粒子同士が離れてしまい、遮熱性能の低下を招く。
さらに、セラミックバルーン等の中空粒子は高い長波放射率を有する。長波放射率とは、吸収した熱を赤外線として再び放射するときの変換効率である。したがってこのようなセラミックバルーン等の中空粒子を稠密積層配列させた塗膜は高い効率で赤外線を放射する。例えば容積比30〜60%の割合でホウ化ケイ素セラミックのセラミックバルーンを稠密積層配列させた塗膜の長波放射率は0.94に達する。そのため、熱を吸収した場合でも、塗膜の温度上昇を抑えることができる。この効果を前述した塗膜の反射効果、断熱効果とともに利用することにより、単層で、総合的な高い遮熱効果を得ることができる。
また、セラミックバルーン等の中空粒子の作製法としては特開平2−180631号に開示されているゾル・ゲル法の他、結果的にセラミックバルーン等の中空粒子を得ることができる方法であれば用いることができる。
構造保持剤としては、脂肪酸アマイド/微粒シリカの複合系、有機ベントナイト/微粒シリカの複合系、及び脂肪酸アマイド/有機ベントナイト/微粒シリカの複合系、酸化ポリエチレンワックス/微粒シリカの複合系、及び上記複合系から微粒シリカを除いたもの等が好適に用いられる。
以上述べたような構造保持剤および中空粒子を塗料中に配合するわけであるが、その配合にあたっては、中空粒子の持つ強度と、その中空粒子を塗料液中へ分散させる時に加わる剪断力とのバランスを考慮し、中空粒子を破壊しない方法をとることが好ましい。そのような方法としては、一般に使用される塗料用顔料の分散機、例えばロールミル、サンドミル、アトライターなどにより、構造保持剤を含有した塗料液を作製し、これに剪断力の比較的弱いハイディスパーなどを使用して中空粒子を分散させる方法などを用いることができる。
本発明の塗料は以上述べたビヒクル、硬化剤、顔料、構造保持剤、セラミック等のバブルの他、通常用いられる各種塗膜形成材、溶媒、添加剤を含有することができる。
塗膜形成材としては、アルキド樹脂、アミノアルキド樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニルなどの合成樹脂が挙げられる。
溶媒としては、溶剤型の塗料を用いる場合には、トルエン、キシレンなどの炭化水素、酢酸エチルなどのエステル類、アセトンなどのケトン類などを挙げることができる。また、水溶性型の塗料に用いる場合には、水などを挙げることができる。
さらに、本発明の塗料は、通常用いられる種々の添加剤を含有することができる。具体的には、色分かれ防止剤、沈殿防止剤、表面調整剤、潤滑剤、消泡剤、顔料分散剤、紫外線吸収剤、防かび剤、抗菌剤等が挙げられる。
また、上記添加剤以外にも塗料化処方された塗膜を得るために、酢酸n−ブチル、キシレン等のシンナー、ソルベッソ100等の高沸点芳香族溶剤、あるいは滑り止め骨材が配合される。
また、本発明の塗料を塗布する方法としては、目的に応じ適宜選択すれば良く、具体的にはハケ塗り、ローラー塗り、スプレー塗装等が挙げられる。さらに塗布後、乾燥させて塗膜化させる方法は自然乾燥が適当である。塗膜の膜厚は、塗料や素材の性状等によって適宜設定することができるが、80μm以上になるように塗装することが好ましく、100μm以上がより好ましい。80μm未満であると隠蔽力が不足し、またセラミックバルーンを含有する場合にはバルーンが不均一に分布して十分な遮熱性能が得られない傾向がある。
次に、図1に、陸上競技場の弾性舗装体部分に本発明の遮熱性塗料により塗膜を形成した場合の構造図を示す。本発明の遮熱性塗料による遮熱性塗膜1は、弾性舗装体部分のエンボストップ層2の表面に0.1〜0.15mmの厚みで形成される。そして、弾性舗装体部分の構造は、表面から遮熱性塗膜1、エンボストップ層2(0.8〜3mm)、上塗層3(2〜4mm)、弾性ベース層4(8〜10mm)、アスコン層5(40〜70mm)、及び採石層6(100〜150mm)から構成される。そして、エンボストップ層2及び弾性ベース層3は主にポリウレタンゴムからなり、下記に示すような性質を示す。
・実際の使用の際には力が加わったりして大きく変形する
・気温に応じて変形する
・塗膜の色相はCIE1976L* a* b* 色空間におけるL値が30以下のもので、ブラウン、ブルー、グリーン等がある
本発明の遮熱性塗料によれば、陸上競技場の弾性舗装体部分のエンボストップ層2に対する付着性が良好であるため、実際の使用によりはげ落ち等が軽減され、上記のような陸上競技場の弾性舗装体部分のエンボストップ層2の変形に対して良好に順応する。さらに、本発明の遮熱性塗料によれば、温度20℃、引張り速度100%/分の条件において破断伸び率が100%以上の値を示し粘弾性の性質に優れ、さらには太陽熱の遮蔽効果が高い塗膜が得られる。このため、エンボストップ層2の変形に対して良好に追従し、ひび割れ等が生じることがなく、高い太陽熱の遮蔽効果を維持することが可能となる。
次に、参考例及び実施例を示して本発明をさらに詳細に説明する。
(参考例1〜12)
参考例として、本発明に係るビヒクル(展色剤)と硬化剤とを当量となるように配合して得られた塗料をポリウレタンゴム舗装体上に塗装して、塗膜が形成された試験片を得た。なお、得られた塗膜の厚さは110μmであった。続いて、得られた試験片を室温にて7日間放置して形成された塗膜を乾燥した。そして、得られた塗膜の性質を、(引張り試験)及び(折曲げ試験)により測定した。(参考例1〜4)においては、硬化剤としてアダクト系ポリイソシアネート化合物(商品名P−301−75E、メーカー名 旭化成ケミカルズ(株)を用いて、ビヒクルとしてアクリルポリオール樹脂A(商品名DC−2209、メーカー名 ダイセル化学工業(株))、B(商品名 DC−2016、メーカー名 ダイセル化学工業(株))、C(商品名 EPA−2250、メーカー名 ダイセル化学工業(株))、D(商品名 DC−2250 、メーカー名 ダイセル化学工業(株))を用いた。なお、アクリルポリオール樹脂A、B、C、Dの水酸基価は、それぞれ90mgKOH/g、80mgKOH/g、50mgKOH/g、30mgKOH/gであった。また、(参考例1〜4)において用いたアクリルポリオール樹脂A〜Dの側鎖の炭素数はA<B<C<Dである。そしてまた、(参考例5〜8)においては、硬化剤として内部可塑化したアダクト系ポリイソシアネート化合物用いた以外は(参考例1〜4)と同様に行った。また、(参考例9〜12)においては、硬化剤としてイソシアヌレート系ポリイソシアネート化合物を用いた以外は(参考例1〜4)と同様に行った。
(引張り試験)
得られた塗膜の破断伸び率(%)を引張り試験機(テンシロン:東洋精機)を用いて、温度20℃、引張り速度100%/分の条件において測定した。各塗膜の破断伸び率(%)は表1に示す。
(折曲げ試験)
得られた塗膜の耐折曲げ性を折曲げ試験機(屈曲試験機:上島製作所)を用いて、試験片を芯棒に沿って塗膜が外側になるようにして180°折曲げて、塗膜の割れの有無を調べた。なお、測定はJIS K 5400に基づいて、温度−20℃の条件において測定した。また、芯棒としては直径が3mm、6mm、10mmのものをそれぞれ用いた。各塗膜の耐折曲げ性を表1に示す。なお、表中の耐折曲げ性については、○:亀裂が生じない、×:亀裂が生じる、ことを表している。
Figure 0004404850
表1に示すように、アダクト系ポリイソシアネート化合物を用いた場合にはイソシアヌレート系ポリイソシアネート化合物を用いた場合と比較して破断伸び率、耐折曲げ性が共に優れていることが分かる。さらにアダクト系ポリイソシアネート化合物を内部可塑化した場合にはさらに破断伸び率、耐折曲げ性が共に優れた塗膜が得られることが分かる。また、水酸基価の小さいアクリルポリオール樹脂を用いた場合にも同様に破断伸び率、耐折曲げ性に優れていることが分かる。
(実施例1)
続いて、実際に塗料化処方された塗膜を得るために、表2に示すような組成を有する主剤と、表3に示すような組成を有し硬化剤を含有する副剤と、シンナー(酢酸n−ブチル、キシレン、ソルベッソ100(高沸点芳香族溶剤の一種))、滑り止め骨材(商品名 ハイフィラー、メーカー名 Astmoor Industrial Estate)を重量比にして100:20:10:5となるように混合して遮熱性塗料を調製し、ポリウレタンゴムチップからなる舗装体表面に塗布して塗膜を形成した。なお、主剤、及び副剤中に含まれる硬化剤として、(参考例4)に対応するようにそれぞれアクリルポリオール樹脂D(商品名 DC−2250 、メーカー名 ダイセル化学工業(株))、アダクト系ポリイソシアネート化合物(商品名P−301−75E)を使用した
Figure 0004404850
Figure 0004404850
(実施例2)
(実施例1)において、イソシアネート化合物として、アダクト系ポリイソシアネート化合物を内部可塑化させたものを用いた以外は同様に行った。
(比較例1)
(実施例1)において、イソシアネート化合物として、イソシアヌレート系ポリイソシアネート化合物を内部可塑化させたものを用いた以外は同様に行った。
(引張り試験)
参考例で行った引張り試験と同様に、得られた試験片の破断伸び率(%)を引張り試験機(テンシロン:東洋精機)を用いて測定した。各塗膜の破断伸び率(%)は表4に示す。
(折曲げ試験)
得られた塗膜を耐折曲げ性を折曲げ試験機(屈曲試験機:上島製作所)を用いて、試験片を芯棒に沿って塗膜が外側になるようにして180°折曲げて、塗膜の割れの有無を調べた。なお、測定はJIS K 5400に基づいて、室温の条件において測定した。また、芯棒としては直径が3mmのものを用いた。各塗膜の耐折曲げ性を表4に示す。
Figure 0004404850
表4に示すように、アダクト系ポリイソシアネート化合物を用いた場合にはイソシアヌレート系ポリイソシアネート化合物を用いた場合と比較して破断伸び率、耐折曲げ性が共に優れていることが分かる。さらにアダクト系ポリイソシアネート化合物を内部可塑化した場合にはさらに破断伸び率、耐折曲げ性が共に優れた塗膜が得られることが分かる。
続いて、(実施例1)で得られた塗膜の物性が、加熱、沸騰水、温水の各条件下においてどのように変化するかについて試験した。加熱試験は、−20℃から60℃までの温度変化(24時間で8サイクル)を30サイクル行った。沸騰水による試験は、沸騰水に1時間浸漬させて行った。また、温水による試験は、60℃の温水に10日間浸漬させることで行った。なお、試験前の各物性値と各試験後の各物性値を表5に示す。
Figure 0004404850
表5に示すように、加熱試験、沸騰水による試験、温水による試験のいずれの試験においても破断伸び率、抗張力の変化は小さく、本発明の塗膜は、耐候性に優れていることが分かる。すなわち、陸上競技場のような屋外使用においても劣化が少なく、夏場の強い太陽熱や雨水などにも十分に耐えられる塗膜が得られることが分かる。
(実施例3)
また、(実施例3)では、遮熱性塗料の顔料として主としてフタロシアニングリーン系の顔料(商品名:シアニングリーン5310、メーカー名:大日精化工業)を用いた以外は(実施例1)と同様に遮熱性塗料を調製し、ポリウレタンゴムチップからなる舗装体に塗布して塗膜を形成した。
(実施例4)
また、(実施例4)では、遮熱性塗料の顔料として主としてフタロシアニングリーン系の顔料(商品名:シアニングリーン5310、メーカー名:大日精化工業)を用いた以外は(実施例1)と同様に遮熱性塗料を調製し、ポリウレタンゴムチップからなる舗装体に塗布して塗膜を形成した。
(実施例5)
また、(実施例5)では、遮熱性塗料の顔料として主としてチタン白系の顔料(商品名:タイピュア900、メーカー名:デュポン社)を用いた以外は(実施例1)と同様に遮熱性塗料を調製し、ポリウレタンゴムチップからなる舗装体に塗布して塗膜を形成した。
(参考例13)
また、(参考例13)では、遮熱性塗料の顔料として汎用品のブラウン系の顔料(商品名:トダカラー180、メーカー名:戸田工業(株))を用いた以外は(実施例1)と同様に遮熱性塗料を調製し、ポリウレタンゴムチップからなる舗装体に塗布して塗膜を形成した。
(参考例14)
また、(参考例14)では、遮熱性塗料の顔料として汎用品のブルー系の顔料(商品名:紺青,メーカー名:大日精化工業)を用いた以外は(実施例1)と同様に遮熱性塗料を調製し、ポリウレタンゴムチップからなる舗装体に塗布して塗膜を形成した。
(参考例15)
また、(参考例15)では、遮熱性塗料の顔料として汎用品のブルー系の顔料(商品名:紺青,メーカー名:大日精化工業)と(商品名:黄鉛,メーカー名:菊池色素工業(株))を用いた以外は(実施例1)と同様に遮熱性塗料を調製し、ポリウレタンゴムチップからなる舗装体に塗布して塗膜を形成した。
(参考例16)
また、(参考例16)では、遮熱性塗料の顔料として(参考例15)に用いた顔料の他に酸化鉄黒(商品名:鉄黒,メーカー名:バイエル社)を調色に用いた以外は、(実施例1)と同様に遮熱性塗料を調製し、ポリウレタンゴムチップからなる舗装体に塗布して塗膜を形成した。
(実施例1、4、5)で得られた塗膜の粘弾性の性能について試験した結果を表6に示す。
Figure 0004404850
表6に示すように各実施例1、4、5で得られた塗膜は、着色顔料の違いによる影響はそれほどなくいずれも高い弾性率を有することが分かる。
(実施例1、3〜5)及び(参考例13〜16)で得られた塗膜のJIS A 5759による日射反射率と赤外部反射率を表7に示す。
Figure 0004404850
表7からも分かるように、L値が近い各色相の塗膜において、(実施例1、3〜5)で得られた塗膜は(参考例13〜16)で得られた塗膜と比較して日射反射率が高く太陽熱の遮蔽性に優れていることが分かる。そして、特に、赤外部反射率が実施例1、3〜5)で得られた塗膜は(参考例13〜16)で得られた塗膜と比較して非常に高く、舗装体の温度低下に非常に効果があることが分かる。また、実際に屋外試験場にて試験した結果、参考例13では60℃ぐらいまで温度が上昇したが実施例1では50℃程度までの上昇に止まり、非常に効果があることが分かった。
陸上競技場の弾性舗装体部分に本発明の遮熱性塗料により塗膜を形成した場合の構造図である。
符号の説明
1 遮熱性塗膜
2 エンボストップ層
3 上塗層
4 弾性ベース層
5 アスコン層
6 採石層

Claims (1)

  1. 陸上競技場の弾性舗装体部分に用いられる遮熱性塗料であって、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとε−カプロラクトンから得られる水酸基含有アクリルモノマーを反応させて得られる水酸基価が10〜50mgKOH/gのアクリルポリオール樹脂を主剤としアダクト系ポリイソシアネート化合物を硬化剤とするビヒクルと、塗料の樹脂固形分100重量部に対して7〜110重量部のJIS A 5759に規定される日射反射率が20%以上の遮熱性着色顔料と、塗膜中の容積比で30〜60%の中空粒子の骨材と、を含有することを特徴とする遮熱性塗料。
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