JP4404698B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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全熱交換素子を備えた空気調和装置に関する。
一般に、室内を締め切った状態が長時間に亘ると、室内の空気が汚れてくるので、室外の新鮮な空気を室内に取り入れる換気を行う換気装置がある。また、このような換気を行う際に、室内の温度をあまり変動させないのが望ましい。従って、上記の換気装置において、室内の換気の際に、室外に排出する内気と室内に供給する外気との間で熱交換させる全熱交換素子を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、一般に、圧縮機、熱源側熱交換器及び利用側熱交換器を備えた空気調和装置が知られている。この空気調和装置を運転させる場合は、通常、室内を締め切った状態で行われるので、上記換気装置を備え、室内の空調を行うとともに室内の換気を行う空気調和装置がある。
特開2001−235200号公報
しかしながら、上記換気装置では、外気が低温(例えば、氷点下)のときに換気を行う場合、全熱交換素子に低温の外気が供給され続けると、全熱交換素子の外気入口に結露が生じ、この結露水が凍結して全熱交換素子の外気入口が閉塞されてしまうという問題があった。このように全熱交換素子の外気入口が閉塞された状態では、必要な換気量が得られないばかりでなく、全熱交換素子にかかる風圧が増大し、全熱交換素子が破損する恐れがあった。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、全熱交換素子の外気入口の凍結を抑制することができる空気調和装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、空気調和機本体と、この空気調和機本体の後部に連結されて一体化された外気調温用の換気装置本体とを備え、これらが一体に天井に吊り下げられ、空気調和機本体には、利用側熱交換器、及び利用側送風機が配置され、換気装置本体には、外気導入風路を通過する外気と内気排出風路を通過する内気との間で熱交換させる全熱交換素子、給気ファン、及び排気ファンが配置され、前記各本体の吹出し口が夫々独立し、各吹出し口は近接配置されて、空気調和機本体の吹出し口から吹出される空気と、換気装置本体の吹出し口から吹出される空気とが、各吹出し口の出口でミキシング自在に構成され、前記換気装置本体には、全熱交換素子の外気入口に供給される空気温度が所定温度以下の場合、前記全熱交換素子の内気出口から排出される内気の一部を前記全熱交換素子の外気入口に導く供給手段を備えたことを特徴とする。
前記供給手段は、前記空気温度が前記所定温度以下となってから所定時間を経過した場合、前記全熱交換素子の内気出口から排出される内気の一部を前記全熱交換素子の外気入口に導くようにしてもよい。
前記供給手段は、前記外気導入風路における外気入口側と、前記内気排出風路における内気出口側とをバイパスするバイパス風路を備えるとともに、このバイパス風路にダンパを備え、前記全熱交換素子の内気出口から排出される内気の一部を前記全熱交換素子の外気入口に導く際に、前記ダンパを開くようにしてもよい。
本発明によれば、全熱交換素子の外気入口の凍結を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る空気調和装置の一実施形態が適用された空気調和装置を示す管路図である。また、図2は空気調和装置10の利用側ユニット13を下から見た斜視図である。また、図3は、空気調和装置10の利用側ユニット13を示す断面図である。
空気調和装置10は、図1に示すように、熱源側ユニット11、及び利用側ユニット13を有して構成される。熱源側ユニット11の冷媒配管14と、利用側ユニット13の冷媒配管30とが、冷媒配管(液管)16、冷媒配管(ガス管)17により接続される。
熱源側ユニット11は、例えば、室外に設置され、利用側ユニット13は、被空調室である室内に設置される。
熱源側ユニット11は、容量可変型の圧縮機18と、アキュムレータ19と、四方弁20と、熱源側熱交換器21と、電動膨張弁(減圧器)22とを備え、冷媒配管14に圧縮機18が配設され、この圧縮機18の吸込側にアキュムレータ19が、吐出側に四方弁20がそれぞれ配設され、この四方弁20に熱源側熱交換器21及び電動膨張弁22が冷媒配管14を介して接続される。更に、熱源側ユニット11は、熱源側熱交換器21に送風する熱源側送風機24を備えている。
利用側ユニット13は、利用側熱交換器25及び電動膨張弁(減圧器)26を備え、冷媒配管30に利用側熱交換器25が配設され、この冷媒配管30において利用側熱交換器25近傍に電動膨張弁26が配設されて構成される。この電動膨張弁26は、空調負荷に応じて弁開度が調整される。更に、利用側ユニット13は、利用側熱交換器25に送風する利用側送風機27を備えており、空気が利用側熱交換器25で冷媒と熱交換した後に、被調和室に吹出される。また、利用側ユニット13は、室内の換気を行う換気装置50を備えている。この換気装置50は、空調用の各種機器25、26、27等が収められる利用側ユニット13の筐体内に一体に収められている。
空気調和装置10が暖房運転を行う場合、利用側ユニット13における電動膨張弁26は弁が全開に制御され、熱源側ユニット11における電動膨張弁22は弁開度が調整される。この状態で熱源側ユニット11の圧縮機18が起動されると、この圧縮機18から吐出されたガス冷媒は、利用側熱交換器25へ流入し、この利用側熱交換器25にて凝縮液化され、室内を暖房する。この液冷媒は、電動膨張弁26を通過して、電動膨張弁22で減圧され、熱源側熱交換器21にて蒸発され、四方弁20へ至り、アキュムレータ19を経て圧縮機18に戻される。
また、空気調和装置10が冷房運転を行う場合、電動膨張弁22が全開に制御され、電動膨張弁26の弁開度が調整される。この状態で、圧縮機18から吐出されたガス冷媒は、熱源側熱交換器21に流入して凝縮し、電動膨張弁22を経て、利用側ユニット13の電動膨張弁26にて減圧され、利用側熱交換器25で蒸発して、室内を冷房する。この利用側熱交換器25で蒸発気化した冷媒は、熱源側ユニット11の四方弁20へ至り、アキュムレータ19を経て圧縮機18に戻される。
熱源側ユニット11には、空気調和装置10全体の運転制御を行う制御手段としての制御装置45が設けられている。ここで、この制御装置45は、利用側ユニット13に設けられる場合であってもよいし、これらユニット11,13とは別体(例えば、リモートコントローラ)に設けられてもよい。
次に、利用側ユニット13の換気装置50について説明する。
換気装置50は、室外空気(外気)を室内に導く外気導入部51と、室内空気(内気)を室外に排気する内気排出部52とを備えている。また、換気装置50は、全熱交換素子53を備えている。この全熱交換素子53は、図4に示すように、蛇行状に折り曲げた折曲げ紙Aに平板状紙Bをのせ、その上に、折曲げ紙Aとはその折り曲げ方向を変えた折曲げ紙Cを重ねるようにして、これら折曲げ紙A,Cと平板状紙Bとを順次積層させて構成されている。これによって、全熱交換素子53は、折曲げ紙Aによって外気入口53Aと、この外気入口53Aに対向する外気出口53Bとが形成されるとともに、折曲げ紙Cによって内気入口53Cとこの内気入口53Cに対向する内気出口53Dとが形成される。この全熱交換素子53は、外気導入部51の外気導入風路54及び内気排出部52の内気排出風路55に跨るように配置され、外気導入風路54を通過する外気と内気排出風路55を通過する内気との間で熱交換させる機能を備えている。
つまり、空気調和装置10が冷房運転を行っている際に換気装置50が換気運転を行う場合、全熱交換素子53は、暖かい外気と冷えた室内の排気との間で熱交換して外気を冷やし、室内に給気している。また、空気調和装置10が暖房運転を行っている際に換気装置50が換気運転を行う場合、全熱交換素子53は、冷たい外気と暖かい室内の排気との間で熱交換して外気を暖め、室内に給気している。これによって、換気運転により空調性が低下するのを抑制することができる。
外気導入部51は、外気導入風路54における全熱交換素子53の外気入口53A側に給気ファン56及び外気フィルタ57を備えるとともに、外気導入風路54における全熱交換素子53の外気出口53B側に加湿器58を備えている。この構成により、給気ダクト59から導入された外気は、給気ファン56を経た後、外気フィルタ57を介して全熱交換素子53に至り、ここで内気と熱交換した後、加湿器58を経て吹出しルーバ66(図3)により風向が調整されて室内に吹出される。この加湿器58には加湿タンク58Aが接続され、この加湿タンク58Aの加湿水が加湿器58に順次供給される。
また、内気排出部52は、内気排出風路55における全熱交換素子53の内気出口53D側に風路変更用ダンパ60及び排気ファン61を備えている。この構成により、被調和室からの内気は、吸込みグリル64(図3)を経て全熱交換素子53に至り、ここで、外気と熱交換した後に、風路変更用ダンパ60及び排気ファン61を経て排気ダクト62を介して室外に排気される。
風路変更用ダンパ60は風路を遮断自在であり、風路変更用ダンパ60が動作すると、全熱交換素子53の内気出口53D側が封鎖され、内気は、全熱交換素子53をバイパスし、普通換気風路63を介して排気ファン61に至り、排気ダクト62を介して室外に排気される。
本実施形態では、空気調和装置10の利用側ユニット13が、図2に示すように、天井に吊り下げられる空気調和機本体13Aと、この空気調和機本体13Aの後部に連結されて一体化された外気調温用の換気装置本体50Aとを備えて構成されている。
空気調和機本体13Aの内部には、図3に示すように、上述した利用側熱交換器25、利用側送風機27、ドレンパン71、さらには電装箱72等が配置され、その吸込みグリル73にはフィルタ73Aが配置されている。これが運転されると、吸込みグリル73を介して内気が吸い込まれ、この内気は、利用側送風機27を経て利用側熱交換器25に至り、ここで冷媒と熱交換した後に、吹出し口74を介して被調和室に吹出される。
換気装置本体50Aの内部には、上述した全熱交換素子53、給気ファン56、排気ファン61等が配置され、その吸込みグリル64にはフィルタ64Aが配置されている。
本実施形態では、各本体13A,50Aの吹出し口74,67が夫々独立して形成されている。各吹出し口74,67は、近接配置され、空気調和機本体13Aの吹出し口74から吹出される空気と、換気装置本体50Aの吹出し口67から吹出される空気とを、各吹出し口74,67の出口でミキシング自在に構成されている。
この空気調和機本体13Aの高さH1は、図3に示すように、換気装置本体50Aの高さH2よりも低く形成され、この低くなった空気調和機本体13Aの上部には、換気装置本体50Aの外気導入風路54Bが形成されている。この外気導入風路54Bは、全熱交換素子53で熱交換した外気を室内に導く風路である。この外気導入風路54Bの高さと空気調和機本体13Aの高さH1とを足した全高が、換気装置本体50Aの高さH2とほぼ等しくなるように形成されている。
外気導入風路54Bの先端部には、当該外気導入風路54Bの幅とほぼ同一幅の吹出し口67を備え、この吹出し口67の全幅は、図5に示すように、空気調和機本体13Aの吹出し口74の全幅と等しくなるように形成されている。
また、図3に示すように、天井に吊り下げられる換気装置本体50Aは、その内部に全熱交換素子53の収納部R1と、給気ファン56及び排気ファン61の収納部R2とを、換気装置本体50Aの奥行き方向に横並びに備えている。
給気ファン56及び排気ファン61は、図5に示すように、幅W及び長さL並びに高さH(図3)を有する発泡樹脂製の風路形成体202内にまとめて収納されており、この風路形成体202は、両端部を規制部材205で規制された状態で、長さL方向に間隔をあけて固定された、長さW2及び高さH3(図3)を有する複数の載置板203上に載置されている。これら複数の載置板203は、給気ファン56及び排気ファン61における吸気通路及び排気通路を区画する仕切り板を兼ねている。また、風路形成体202の横位置を規制するため、図3に示すように、全熱交換素子収納部R1には、幅W1及び長さL1(図5)並びに高さH2を有する発泡樹脂製のエレメントケーシング(図示せず)が嵌め込まれ、このケーシングに、全熱交換素子53が保持されている。
全熱交換素子53に対向する風路形成体202の面202Aには、給気ファン56の吹出し口に対応する開口部601と、この開口部601に連なり、給気ファン56からの送風を全熱交換素子53の全幅に導く導風部602とを備えて構成される。
本実施形態では、全熱交換素子53が、風路形成体202に形成された開口部601及び導風部602に対向して配置されているため、給気ファン56による送風のかなりの量が、開口部601を経た後に、導風部602に導かれ、そこを通じて全熱交換素子53の全幅にほぼ均等に配分される。
ところで、外気が低温(例えば、氷点下)の場合、全熱交換素子53の外気入口53Aには、結露が生じ、この結露水が凍結しやすい。
本実施形態では、空気調和装置10は、図1に示すように、全熱交換素子53の内気出口53Dから排出される内気の一部を、全熱交換素子53の外気入口53A側に導くバイパス風路80を備えている。
このバイパス風路80は、外気導入風路54の外気入口側と、内気排出風路55の内気出口側とをバイパスしている。より具体的には、バイパス風路80は、外気導入風路54における給気ファン56の吸込側と、内気排出風路55における排気ファン61の吹出側とをバイパスしている。このバイパス風路80は、ダクトで形成されており、給気ダクト59や排気ダクト62と略同じ径に設定されている。
また、全熱交換素子53の外気入口53Aに供給される外気の温度を検出する温度検出手段として、温度センサ47が、全熱交換素子53における外気入口53A近傍に設けられている。この温度センサ47は、給気ファン56の吹出し口に対応する開口部601(図5)近傍に設けるのが好ましい。つまり、この開口部601近傍が最も低温となり、開口部601近傍における全熱交換素子53の外気入口53Aが凍結しやすいからである。また、内気温度を検出する内気温度検出手段としての温度センサ48が、例えば、利用側ユニット13の吸込みグリル73(図3)に設けられている。また、外気温度を検出する外気温度検出手段としての温度センサ49が、例えば、熱源側ユニット11の不図示の吸込口に設けられている。
このバイパス風路80には、ダンパ81が設けられており、このダンパ81が閉じている場合は、バイパス風路80が閉鎖される。
このバイパス風路80及びダンパ81は、図2に示すように、収納ボックス82に収納されており、換気装置本体50Aに着脱自在に構成されている。排気ダクト62及び給気ダクト59は、この収納ボックス82の下面若しくは背面に接続される。
このダンパ81の開閉制御は、制御装置45により行われる。以下、制御装置45によるダンパ81の制御動作について、図6に示す制御フローチャートを参照しながら説明する。
まず、制御装置45は、内気温度が外気温度を上回るか否かを判断する(ステップS1)。なお、暖房運転を行っているとき、通常、内気温度は外気温度を上回るので、暖房運転を行っているか否かを判断してもよい。
内気温度が外気温度を上回る場合(ステップS1;Yes)、制御装置45は、温度センサ47により検出された検出温度(全熱交換素子53の外気入口53Aに供給される空気温度)が、全熱交換素子53で凍結しそうな所定温度以下であるか否かを判断する(ステップS2)。
検出温度が所定温度以下である場合(ステップS2;Yes)、制御装置45は、検出温度が所定温度以下であるのを検出してから計時を開始し、全熱交換素子53において凍結するのに十分な時間である第1の所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS3)。計時を開始してから第1の所定時間が経過しておらず(ステップS3;No)、検出温度が所定温度以下である場合(ステップS2;Yes)は、計時を継続する。
計時を開始してから(つまり、検出温度が所定温度以下であるのを検出してから)第1の所定時間が経過した場合(ステップS3;Yes)、全熱交換素子53の外気入口53A側が凍結しそうであるので、制御装置45は、ダンパ81を開く制御を行う(ステップS4)。
このとき、給気ファン56の運転によって外気導入風路54における給気ファン56の吸込側が負圧になっており、内気排出風路55の全熱交換素子53の内気出口53D側の空気の一部は、バイパス風路80を介して外気導入風路54側に吸引されることとなる。これによって、全熱交換素子53において熱交換し排出される内気の一部が、バイパス風路80を介して全熱交換素子53の外気入口53A側に導かれる。ここで、内気温度は、外気温度よりも高いので、全熱交換素子53の外気入口53A側には、外気よりも高い温度の空気が導かれることとなる。また、外気導入風路54に導入される外気の量は、内気が外気導入風路54に戻された分だけ減少し、外気導入風路54において外気と内気が混合して全熱交換素子53の外気入口53Aに供給されることとなる。
このように、例えば氷点下の低温外気によって全熱交換素子53が凍結しそうな場合、全熱交換素子53の外気入口53Aに温められた空気が供給されることとなるので、換気装置50の換気運転を停止させることなく、全熱交換素子53外気入口53Aが結露水で凍結するのを抑制することができる。
また、排出される内気の一部が室内に戻されるものの、それ以外の内気は、室外に排出されるので、室内の空気を清浄に保つことができる。
次に、制御装置45は、ダンパ81が開かれてから第2の所定時間(例えば、10分間)が経過したか否かを判断する(ステップS5)。この第2の所定時間は、全熱交換素子53の外気入口53Aにおける凍結を回避できる程度の長さに設定されている。
そして、この第2の所定時間が経過していない場合は(ステップS5;No)、第2の所定時間が経過するまで、ダンパ81が開いた状態を維持し、第2の所定時間が経過した場合(ステップS5;Yes)、制御装置45は、ダンパ81を閉じる制御をする。これによって、バイパス風路80が閉鎖される。従って、全熱交換素子53を経た内気は、全て室外に排出される。
なお、内気温度が外気温度を下回る場合(ステップS1;No)や検出温度が所定温度を上回る場合(ステップS2;No)、全熱交換素子53を経た内気は、室外に排気するのがよいので、ダンパ81は閉じたままにしておく。
以上説明したように、全熱交換素子53の外気入口53Aに供給される空気温度が所定温度以下の場合、ダンパ81を開くことにより、内気の一部が外気導入風路54に供給され、外気導入風路54に導入された外気と混合して全熱交換素子53の外気入口53Aに導かれるので、全熱交換素子53の外気入口53Aの凍結を抑制することができる。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、収納ボックス82にバイパス風路80及びダンパ81が収納されている場合について説明したが、これに限らず、換気装置本体50Aの内部にバイパス風路80及びダンパ81が収納されている場合であってもよい。
本発明に係る空気調和装置の一実施形態が適用された氷蓄熱ユニットを備えた空気調和装置を示す管路図である。 空気調和装置の利用側ユニットを下から見た斜視図である。 空気調和装置の利用側ユニットを示す断面図である。 全熱交換素子の斜視図である。 空気調和装置の利用側ユニットの平面図である。 制御装置によるダンパの制御を示す制御フローチャートである。
符号の説明
10 空気調和装置
18 圧縮機
21 熱源側熱交換器
25 利用側熱交換器
35 蓄熱コイル
36 氷蓄熱槽
45 制御装置(供給手段)
53 全熱交換素子
54 外気導入風路
55 内気排出風路
80 バイパス風路(供給手段)
81 ダンパ(供給手段)

Claims (3)

  1. 空気調和機本体と、この空気調和機本体の後部に連結されて一体化された外気調温用の換気装置本体とを備え、
    これらが一体に天井に吊り下げられ、
    空気調和機本体には、利用側熱交換器、及び利用側送風機が配置され、
    換気装置本体には、外気導入風路を通過する外気と内気排出風路を通過する内気との間で熱交換させる全熱交換素子、給気ファン、及び排気ファンが配置され、
    前記各本体の吹出し口が夫々独立し、各吹出し口は近接配置されて、空気調和機本体の吹出し口から吹出される空気と、換気装置本体の吹出し口から吹出される空気とが、各吹出し口の出口でミキシング自在に構成され、
    前記換気装置本体には、全熱交換素子の外気入口に供給される空気温度が所定温度以下の場合、前記全熱交換素子の内気出口から排出される内気の一部を前記全熱交換素子の外気入口に導く供給手段を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1に記載の空気調和装置において、
    前記供給手段は、前記空気温度が前記所定温度以下となってから所定時間を経過した場合、前記全熱交換素子の内気出口から排出される内気の一部を前記全熱交換素子の外気入口に導くことを特徴とする空気調和装置
  3. 請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置において、
    前記供給手段は、前記外気導入風路における外気入口側と、前記内気排出風路における内気出口側とをバイパスするバイパス風路を備えるとともに、このバイパス風路にダンパを備え、前記全熱交換素子の内気出口から排出される内気の一部を前記全熱交換素子の外気入口に導く際に、前記ダンパを開くことを特徴とする空気調和装置
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