JP4404508B2 - リソグラフィ投影装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、
投影放射線ビームを供給する放射系と、
所望のパターンに従って該投影ビームをパターニングするように働くパターニング手段を支持する支持構造と、
基板を保持する基板テーブルと、
基板のターゲット部分上にパターニングされたビームを投影する投影系と
を備えたリソグラフィ投影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明で使用される用語「パターニング手段」は、基板のターゲット部分に生成されるべきパターンに対応してパターニングされた断面を有する入射放射線ビームを与えるために使用できる手段を称するものとして広範に解釈されるべきである。用語「光バルブ」も、やはりこの文脈で使用できるものである。一般に、上記パターンは、集積回路または他のデバイスなどの、ターゲット部分に生成されたデバイスにおける特定の機能層に対応するものである(下記参照)。そのようなパターニング手段は、以下のものを含む。
マスク。マスクの概念はリソグラフィで公知であり、これは、バイナリ交替位相シフトおよび減衰位相シフトマスク・タイプならびに各種ハイブリッド・マスク・タイプなどのマスク・タイプを含む。放射線ビーム中にそのようなマスクを配置することによって、マスク上のパターンに従って、マスクに投射する放射線を(透過性マスクの場合)選択的に透過させ、または(反射性マスクの場合に)反射させる。マスクの場合、支持体構造は、一般にマスク・テーブルであり、これによって確実にマスクを入射放射線ビーム中の所望の位置に保持することが可能になり、必要ならばビームに対して移動できるようになる。
プログラム可能ミラー・アレイ。このようなデバイスの例は、粘弾性制御層および反射面を有するマトリックス・アドレス指定可能面である。そのような装置の背後にある基本原理は、(たとえば)反射面のアドレス指定領域で入射光が回折光として反射し、一方アドレス指定されていない領域で入射光が非回折光として反射することである。適切なフィルタを使用して、上記の非回折光を反射ビームからフィルタ除去して、後方に回折光のみを残すことが可能であり、この方式で、マトリックス・アドレス指定可能面のアドレス指定パターンに従ってビームがパターニングされる。必要なアドレス指定は、適切な電子手段を使用して実行することができる。このようなミラー・アレイに関するさらなる情報は、たとえば米国特許US5296891およびUS5523193から得ることができる。これらの米国特許は、参照として本明細書に組み込まれる。プログラム可能ミラー・アレイの場合、上記の支持体構造は、必要に応じて固定または可動にできる、たとえばフレームまたはテーブルとして具現化できる。
プログラム可能LCDアレイ。そのような構造の例は、米国特許US5229872に示されており、該特許は参照として本明細書に組み込まれる。上述のように、この場合の支持体構造は、必要に応じて固定または可動にできる、たとえばフレームまたはテーブルとして具現化できる。
簡単にするために、本文書の残りにおいて、それは、一定の位置付けにおいて、マスクおよびマスク・テーブルを含む例を特に対象とされるが、そのような例で考察する一般的原理は、本明細書で先に示したパターニング方法のより広範な文脈で理解されるべきである。
【0003】
リソグラフィ投影装置は、たとえば、集積回路(IC)の製造で使用できる。そのような場合、パターニング手段は、ICの個々の層に対応する回路パターンを生成することができる。このパターンは、感放射線材料(レジスト)層で被覆された基板(シリコン・ウェーハ)上の(たとえば1つまたは複数のダイを備える)ターゲット部分上に結像できる。一般に、1枚のウェーハが、1度に1つずつ、投影系を介して連続的に照射される隣接するターゲット部分のネットワーク全体を含むことになる。現行の装置では、マスク・テーブル上のマスクによるパターニングを用いて、2種の異なる機械タイプの区別がなされる。一方のタイプのリソグラフィ装置では、各ターゲット部分は1回の行程(one go)でターゲット上にマスク・パターン全体を露光するによって照射が行われ、このような装置は通常ウェーハ・ステッパと称される。通常ステップ・アンド・スキャン装置と称される代替的装置では、各ターゲット部分に対する照射は、所与の基準方向(スキャン方向)の投影ビーム下でマスクを漸進的にスキャンし、同時に該方向に対し平行または反平行に基板テーブルをスキャンすることによって行われる。一般に、投影系は倍率M(概ね<1)を有するので、基板テーブルをスキャンする速度Vは、マスク・テーブルをスキャンする速度に倍率Mを乗じたものになる。この個所で説明したリソグラフィ装置に関するさらなる情報は、たとえばUS6046792から得られ、これは参照として本明細書に組み込まれる。
【0004】
リソグラフィ投影装置を用いた製造プロセスでは、(たとえばマスク内の)パターンが、感放射線材料(レジスト)の層により少なくとも部分的に覆われた基板上に結像される。結像ステップの前に、基板は、プライミング、レジスト、およびソフト・ベークなどの種々の手順を経る。露光後、基板は、ポスト露光ベーク(post−exposure bake:PEB)、現像、ハード・ベーク、および結像フィーチャの測定検査など、他の手順を経ることになる。この手順の配列は、デバイス、たとえばICの個々の層をパターンニングするための基本として用いられる。次いで、そのようなパターニングされた層は、エッチング、イオン注入(ドーピング)、メタライゼーション、酸化、化学機械研磨などの種々のプロセスを経ることになる。これらはすべて個々の層を仕上げるために所期されたものである。複数の層が必要な場合、手順全体またはそれらを変更したものが、新しい各層に対して用意される。最終的にデバイスのアレイが基板(ウェーハ)上に現れることになる。次いでこれらのデバイスは、ダイシングまたはソーイングなどの技法により互いから分離され、次いで個々のデバイスが、ピンなどに接続した状態でキャリアに実装することができる。そのようなプロセスに関するさらなる情報は、たとえば、「Microchip Fabrication: A Practical Guide to Semiconductor Processing」、Third Edition, by Peter van Zant、McGraw Hill Publishing Co.、1997、ISBN0−07−067250−4なる書籍から得ることができ、これは参照として本明細書に組み込まれる。
【0005】
簡単にする目的で、投影系はこれ以降「レンズ」と称することになるが、この用語は、たとえば屈折光学機器、反射光学機器、カタディオプトリック系(catadioptric system)を含む各種タイプの投影系を広く包含するものと解釈されるべきである。放射線系は、投影放射線ビームを指向、形成、または制御するこれらの設計タイプのいずれかにより動作する構成要素も含むことになる。このような構成要素も以下、集合的にまたは単一的に「レンズ」と称することになる。さらに、リソグラフィ装置は、2個以上の基板テーブル(および/または2個以上のマスク・テーブル)有するタイプのものとなる。このような、「複数ステージ(multiple stage)」装置では、追加のテーブルが並行して使用可能であり、または、1個以上のテーブルを露光に使用しながら1個以上のテーブル上で準備的なステップを実行できる。ツイン・ステージのリソグラフィ装置は、たとえばUS5969441およびWO98/40791に記載されており、これは本明細書に参照として組み込まれる。
【0006】
リソグラフィ装置では、基板上に結像されるフィーチャのサイズは、投影放射線の波長により制限される。高いデバイス密度で集積回路を生産するために、より小さいフィーチャを結像できることが望ましい。殆どの現行リソグラフィ投影装置では、水銀ランプまたはエキシマ・レーザにより生成された紫外線光を使用するが、約13nmのより波長の短い放射線を使用することが提案されている。このような放射線は極紫外線(extreme ultraviolet:EUV)または軟X線(soft x−ray)という用語で示され、可能な放射線源には、たとえばレーザ生成プラズマ源、放電プラズマ源、または電子貯蔵リングからのシンクロトロン放射線が含まれる。放電プラズマ源を用いる装置は、W.Partlo、I.Fomenkov、R.Oliver、D.Birx、「Development of an EUV(13.5nm) Light Source Employing a Dence Plasma Focus in Lithium Vapor」、Proc SPIE 3997、pp.136−156、2000と、M.W. McGeoch 「PowerScaling of a Z−pinch Extreme Ultraviolet Source」、Proc SPIE 3997、pp.861−866、2000と、W.T. Silfvast、M. Klosner、G. Shimkaveg、H. Bender、G. Kubiak、N. Fornaciari、「High−power plasma dischargesource at 13.5 and 11.4 nm for EUV lithography」、Proc SPIE 3676、pp.272−275、1999とに記載されている。
【0007】
いくつかの極紫外線源、特にプラズマ源は、赤外(IR)、可視(UV)、深紫外(deep ultraviolet)さえも含む広範囲の周波数にわたる放射線を放出する。これらの不要な周波数は照射系および投影系に伝播して、加熱の問題が生ずることになり、また、ブロックされていない場合、望ましくないレジスト露光が行われることになる。照射系および投影系の多層ミラーは、所望の波長、たとえば13nmの反射に関して最適化されているが、光学的には均一(flat)でIR、可視およびUV波長でかなり高い反射率を有する。したがって、投影ビームに対し、比較的狭い周波数帯域を放射線源から選択することが必要になる。放射線源の放射ライン比較的狭い場合であっても、特に長い波長では、該ライン以外の放射線を除く必要がある。この機能を実行するフィルタとして薄いメンブレーンを使用することが提案されている。しかし、このような膜(film)は非常に脆く、200℃から300℃またはそれ以上と非常に高温になり、その結果、高い熱ストレスおよびクラッキング、昇華、ならびに酸化が、リソグラフィ投影装置で必要な高パワー・レベルで生ずることになる。メンブレーン・フィルタはまた、通常所望の放射線を少なくとも50%吸収する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、広帯域放射線源から比較的狭い波長帯域を選択し、または不要な周波数を除去するためにリソグラフィ投影装置で使用できる改良型フィルタを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、
投影放射線ビームを供給する放射線系と、
所望のパターンに従って投影ビームをパターニングするように働くパターニング手段を支持するための支持体構造と、
基板を保持する基板テーブルと、
パターニングされたビームを基板のターゲット部分上に投影するための投影系とを備え、
前記投影ビームを形成するため所望の波長の放射線を通過させ、かつ不要な波長の放射線を偏向するために、格子状スペクトル・フィルタが前記放射線系に具備されたことを特徴とする
リソグラフィ投影装置が提供される。
【0010】
本発明の格子スペクトル・フィルタは、より効率的であり、投影ビームへより高い比率で所望の放射線を指向させ、従来技術で使用されるメンブレーン・フィルタよりも堅固なものである。特に、格子スペクトル・フィルタは、熱放射の傾向がより小さいものであるが、その理由は、該フィルタが不要な放射線を吸収するのではなく反射すること、該フィルタを厚くすることが可能であること、ならびに冷却チャネルを該フィルタに一体化できる、または該フィルタの背面に装着できることにある。ライン密度および入射ビームの角度など格子フィルタのパラメータを適切に選択することにより、投影ビームへ通過する波長帯域を決定する解像力を必要に応じて調整できる。さらに、ビーム半径に必要とされるサイズの反射グレージング入射格子フィルタ(a reflective, grazing incidence grating filter)は、透過フィルタよりも容易に供給することができる。
【0011】
格子スペクトル・フィルタは、ブレーズ格子(blazed grating)であることが好ましいが、それはそのような格子が高い回折効率を有するからである。反射効率を最大に高めるために、格子はグレージング入射で使用されることが好ましい。方形波プロフィルを有するラミナ格子(laminar grating)も使用可能であり、安価に製造できる。
【0012】
本発明はまた、
少なくとも部分的に感放射線材料の層で覆われた基板を準備するステップと、
放射線系を用いて投影放射線ビームを供給するステップと、
パターニング手段を使用して、投影ビームにその断面においてパターンを与えるステップと、
感放射線材料の層のターゲット部分上にパターニングされた放射線ビームを投影するステップと、
格子スペクトル・フィルタを用いて前記放射線系内の前記投影ビームをフィルタリングするステップと
を含むデバイス製造方法を提供する。
【0013】
本文書では、ICの製造で本発明による装置を使用することに特定した参照を行うことになるが、そのような装置には他の多くの可能な用途があることは明白に理解されよう。たとえば、集積光学系、磁気領域メモリのガイダンスおよび検出パターン、液晶表示パネル、薄膜磁気ヘッドなどの製造に使用できる。当業者は理解するように、このような代替用途の文脈では、本文書における用語「レチクル」、「ウェーハ」または「ダイ」は、それぞれより一般的な用語「マスク」、「基板」および「ターゲット部分」と置き換えられるものと考えるべきである。
【0014】
本文書では、用語「放射線」および「ビーム」は、紫外線(たとえば波長が365、248、193、157、および126nmのもの)ならびに極紫外(EUV)放射線(たとえば5〜20nmの波長を有するもの)を含むすべてのタイプの電磁放射線を包含するために使用される。
【0015】
本発明および付随する利点を、例示的な実施形態および添付の概略図面を参照して以下に説明する。
【0016】
様々な図面で、同様の部品は同様の参照符号で示される。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施形態1
図1に、本発明の特定の実施形態によるリソグラフィ投影装置を概略的に示す。この装置は、
放射線(たとえばEUV)の投影ビームPBを供給する放射系Ex、IL(特別なケースにおいては放射線減LAも含む場合がある)と、
マスクMA(たとえばレチクル)を保持するマスク・ホルダが設けられ、アイテムPLに対してマスクを正確に位置決めするための第1位置決め手段PMに接続された第1オブジェクト・テーブル(マスク・テーブル)MTと、
基板W(たとえばレジスト被覆されたウェーハ)を保持する基板ホルダが設けられ、アイテムPLに対してマスクを正確に位置決めするための第2位置決め手段PWに接続された第2オブジェクト・テーブル(基板テーブル)WTと、
基板Wの(たとえば1つまたは複数のダイを含む)ターゲット部分C上にマスクMAの被照射部分を結像するための投影系(レンズ)PL(たとえばミラー群)とを
含んでいる。ここに記載したように、該装置は反射タイプ(すなわち反射マスクを有するもの)である。しかし、一般には、たとえば(透過マスクを備えた)透過タイプのものであってもよい。あるいは、該装置では、上記で言及したタイプのプログラム可能なミラー・アレイなど、他の種類のパターニング手段を使用できる。
【0018】
放射線源LA(たとえばレーザ生成または放電プラズマ源)が放射線ビームを生成する。このビームは照明系(照明器)ILに対して、直接に、または、たとえばビーム・エキスパンダなどのコンディショニング手段を通過させた後で供給される。照明器ILは、ビーム中の強度分布の(通常それぞれσ−outerおよびσ−innerと称する)外側および/または内側半径範囲をセットするための調整手段AMを備える。加えて照明器は、インテグレータINおよび集光器COなどの一般に他の様々な構成部品を備えることになる。このようにして、マスクMA上に投射されたビームPBはその断面内で所望の均一性および強度分布を有することになる。
【0019】
図1に関して留意すべきは、(たとえば放射線源LAが水銀ランプである場合にしばしばそうであるように)放射線源LAはリソグラフィ投影装置のハウジング内にあってよいが、放射線源LAを該リソグラフィ投影装置から離して、それが生成する放射線ビームが(たとえば適切な指向ミラーを用いて)該装置に導入されていてもよいことである。後者のシナリオは、放射線源LAがエキシマ・レーザである場合にしばしばそうである。本発明および請求項はこれらのシナリオを両方含むものである。
【0020】
続いてビームPBは、マスク・テーブル上に保持されたマスクMAと交差する。マスクMAで選択的に反射されて、ビームPBはレンズPLを通過し、これはビームPBを基板Wのターゲット部分上にビームPBを集束させる。第2位置決め手段(およびインタフェロメトリ測定手段IF)を用いて、基板テーブルWTは、たとえばビームPBの経路内の様々なターゲット部分Cを位置決めするように正確に移動できる。同様に、第1位置決め手段を使用して、たとえばマスク・ライブラリからマスクMAを機械的に取り込んだ後かまたはスキャン中にビームPBに対してマスクMAを正確に位置決めすることができる。一般に、オブジェクト・テーブルMT、WTの移動は、長ストローク・モジュール(粗い位置決め)および短ストローク・モジュール(微細な位置決め)を用いて行われるが、これらは図1に明示しない。しかし、(ステップ・アンド・スキャン装置に対するように)ウェーハ・ステッパの場合において、マスク・テーブルMTは単に短ストローク・アクチュエータに接続してよく、または取り付けてよい。
【0021】
記載した装置は異なる2つのモードで使用できる。
1.ステップ・モードでは、マスク・テーブルMTは基本的に静止状態に保たれ、マスク・イメージ全体が1回の行程(すなわち1回の「フラッシュ(flash)」で)でターゲット部分C上に投影される。基板テーブルWTは次いで、xおよび/またはy方向にシフトして、異なるターゲット部分CをビームPBで露光できるようにする。
2.スキャン・モードでは、所与のターゲット部分Cが1回の「フラッシュ」では露光されないことを除いて、基本的に同じシナリオが適用される。代わりに、マスク・テーブルMTは所与の方向(いわゆる「スキャン方向」たとえばy方向)に速度vで移動可能とされ、投影ビームPBがマスク・イメージに対してスキャンするようになる。同時に、基板テーブルWTは、速度V=Mvで同一または反対の方向に同時に移動する。ただし、MはレンズPLの倍率(典型的にはM=1/4または1/5)である。このようにして、比較的大きなターゲット部分Cに対する露光が、解像度について妥協する必要なしに行われる。
【0022】
不要な波長を放射線源出力から除去するために、照明系の残りの部分に対するまたはその中の熱を最小限に抑えるために放射線源の近傍で、かつフィルタが収束または発散ビーム中に位置することができる最初の段階で、スペクトル格子フィルタ100を照明系内に配置すると好都合である。ビームの開口角は、波長選択性が十分になるように限定されるべきである。格子フィルタは好ましくは反射格子であり、波長に依存する角度で入射放射線を回折する。格子フィルタ100は、所望の放射線が照明系の残りの部分に入り、不要な放射線が異なる角度で回折してビーム・ブロッカに吸収されるように構成される。
【0023】
図2に、格子フィルタの可能な構成を収束ビーム10と共に示す。格子がない場合は、ビームは格子の後方の一点に集束することになる。この時点でビームが角度αで格子に入射し、実質的な放射線源の点は格子後方の距離orのところにある。所望の波長の放射線は角度βへ回折されて回折ビーム20となり、また格子から距離or’のところへ集束する。この点はマスク上にあってよいが、他の光学要素がマスク上にビームをそこから集束する照明系内の平面上の点としてもよい。
【0024】
格子は、図3に示すようなブレーズ格子であることが好ましい。ブレーズ格子は、格子定数pが鋸歯の間隔幅に等しい鋸歯プロフィルを有する。ブレーズ角baの選択は、鋸歯プロフィルと対比して反射が鏡状になる、すなわち鋸歯プロフィルに対する法線n’から測った入射および反射角α’、β’が相等しくなるように行われる。そのような構成で、理論的には回折効率を100%にすることが可能である。このタイプの適切な格子は、本明細書に参照として組み込まれたFrank et al、J. Vac. Sci.Technol.B 15、p2940 (1997)に記載されており、回折効率が80%であり、ならびに全体効率は80%のグレージング入射反射効率を考慮に入れて約65%となっている。
【0025】
受光角Δα=0.5°、スポット・サイズ4mmと等価、格子からの距離458nm、ならびに所望の放射線波長が13.5nmとなる可能な構成が、以下の表1に提示される。
【表1】
Figure 0004404508
【0026】
βの値は、αではない法線nの他方の側を負の角度とする慣習に基づくものである。遮断値、λcutoffは厳密なものではないが、受光角Δαに基づいている。受け入れられる最も波長の長い光線は、図5に示すα+Δα/2、およびβ+Δβ/2の光線であり、これから、遮断波長が格子方程式を用いて決定される。
【0027】
格子の解像力λ/Δλは、5つの寄与要因から導出される。第1および第2に、入口スリットおよび出口スリットからの寄与要因
【数1】
Figure 0004404508
および
【数2】
Figure 0004404508
であり、Nkλ=sinα+sinβから導出され、Nはライン密度であり、kは次数(order)で、この場合1である。Δαからの寄与要因は、上に示した表1に含まれる。
【0028】
第3の寄与要因は、照射されるラインの数に依存し、照射されるラインの数が非常に多数である場合は本適用では無視できる。第4および第5の寄与要因は、系中の光学的収差、および格子の光学的表面の不完全性に依存する。適切に品質の高い系を、これらの寄与要因が無視できるように選択すること可能である。総合解像度は、このようにして、入口スリットおよび出口スリットからの寄与要因の組合せとなり、両方の寄与要因が相等しい場合、表1に示された解像度の√2倍になる。
【0029】
ブレーズ格子の代替例として、図4に示したタイプのラミナ格子を使用できる。図4に示すように、ラミナ格子は方形波表面プロフィルを有し、格子定数dは方形波の一周期に等しい。このような格子は、ホログラフィ的なリソグラフィ技法を使用して容易に作製することができる。そのような技法では、上側表面は表面粗さが非常に良好になるまで研磨され、フォトレジスト・パターンにより画定されるランド(land)を用いて溝(groove)がエッチングされる。様々な供給源から商業的に入手可能な格子が適切であり、約40%の最大回折効率を提供できる。
【0030】
使用中にミラーを冷却するために、図2に示すように冷却チャネル101を格子の背面に設けることができ、または格子の本体に組み込むことが可能である。適切な冷却流体が、冷却チャネル101を通過して、ミラーを所望の温度に維持する。格子100は、使用に際して必要となる所望の機械的性質および物理的堅固さを目的として、必要に応じて厚く、たとえば50mmに作製可能である。
【0031】
レーザ生成プラズマ源ならびにプラズマ放電源は、所望の放射線源に加えて高速イオンおよび原子のストリームを放出する。メンブレーンを波長のフィルタリングに使用するとき、それは該イオンおよび原子をブロックするためにも機能する。本発明の格子フィルタは、イオンや原子をブロックするためにガス・ベースの系と組み合わせると有利である。この組合せによって、デブリスおよび放射線のフィルタリングを放射線源の近くで実行することが可能になり、照明系内の汚染および加熱を最小限に抑える。
【0032】
実施形態2
以下に記載することを除いて、本発明の第1実施形態と同一となる本発明の第2の実施形態では、格子は発散ビーム中に配置され、その結果、実際の物体および虚像があることになる。一定のライン間隔を用いると、距離orおよびor’、格子から物体および像までの距離は相異なる。第1実施形態と第2実施形態の両方で、ライン間隔が可変の格子を使用してこれらの距離を変更して相等しくすることが可能であり、このケースでは格子は平面ミラーとほぼ同一の特性を持つことになる。第1実施形態および第2実施形態の両方の格子は、散乱プレートまたは球状集束ミラーなどの、照明系に含まれる他の反射器と組み合わせて、組み合わせた機能を持たせることが可能である。
【0033】
実施形態3
以下に記載することを除いて第1および第2実施形態と同一となる、本発明の第3実施形態では、格子構造を照明系内のグレージング入射ミラーに適用する。
【0034】
図6に示すように、放射線源LAからの放射線は集光器ミラーCMで集光されて、グレージング入射反射器200に向かって指向される。反射器200に向かって指向されたビーム200は、たとえば13.5nmの所望のEUV放射線と、波長がより長い不要な波長との両方を含む。放射線源LAがたとえばレーザ生成キセノン・プラズマである場合、100〜200nmのUV放射線帯域では、13.5nm近傍にある所望EUV帯域の約10倍のエネルギーがあることになる。
【0035】
不要な長波長側放射線を抽出するために、図4に示すような位相格子からなるもののような、回折格子構造を反射器200に適用する。格子は、格子の「ランド」Lおよび「溝」Gによって反射した光線間の光路差(OPD)は、所望波長部の波長の整数倍である。すなわち、
OPD=n・λeyv (3)
であり、nは整数、λeuvは所望放射線たとえば1.35nmの波長である。同時に、上記の光線に対するOPDは不要な放射線範囲の波長の整数半倍となるように選択される。すなわち、
OPD=(m+1/2)・λud (4)
であり、mは整数で、λudは不要波長部の波長である。
【0036】
方程式(3)を満足することによって、格子は反射器200により所期されたように反射する所望の放射を擾乱せず、効果的に所望の放射線すべてが0次のビームへ回折される。ただし、不要な放射線は、該格子方程式により規定されて回折し、方程式(4)が厳密に満足される波長に対して、回折効率は最大値をとり、すべてのエネルギーは0次のビームの外に回折される。このようにして、不要な放射線は、投影ビームPBを形成する所望放射線から空間的に分離され、適切なヒート・シンクまたはビーム・ダンプ210により吸収できる。
【0037】
一例として、回折構造は、図4に示すように、デューティ・サイクルが50%、深さがb、周期pが約100・λeuvで、位相格子を形成できる。深さbは、下式で与えられるOPDが67.5nmになるように選択され、
OPD=2b・sin(α) (5)
ただし、αはグレージング入射角である。グレージング角α=15°の場合、dは130nmとなり、これは正確に実現できる。そのような格子で、λeuv=13.5nmの場合OPD=5・λeuvとなり、その結果、所望の放射線のすべてが0次ビームに入ることになる。135nmの放射線の場合、OPD=1/2・λeuvとなり、その結果、該波長付近の放射線は0次ビームに実質的に入らず、不要波長の最大エネルギーは所望放射線から分離される。
【0038】
留意すべきは、たとえば製造寸法公差に起因する格子高さの不完全性によって0次ビームに入る所望の放射線量は低下するが、0次ビームにかなりの不要なエネルギーが入り込むようにはならないということである。0次ビームに入る所望の放射線の損失は、依然として金属吸収フィルタから生じる損失よりもはるかに小さいものである。
【0039】
実施形態4
第4の実施形態は第3の実施形態と同様であるが、ただし、ミラーに適用する格子は、投影ビームが格子に入射する前に進行する媒体の屈折率に近似した屈折率を有する材料から形成されている。排気された放射線系を備えたEUVに対して、複屈折率は、所望の波長では実部が単位量となり虚部は小さくある(低吸収)べきであるが、他の波長では単位量からは大幅に異なるべきである。
【0040】
13.5nmのEUVの場合、シリコンを用いて回折構造を形成でき、その波長での複屈折率は次式で与えられる。
n=0.9993−0.0018j
【0041】
図7と、図7の部分拡大図である図8に、グレージング入射(GI)ミラー300上に堆積したシリコンの突起部を含む回折構造を示す。13.5nmのEUV放射線は、回折構造301によっては基本的に影響されず、正常に反射して投影ビームPBを形成する。不要な放射線は、回折構造301により回折し、空間フィルタ302によりブロックされる。
【0042】
図8によく示すように、回折構造は、所望の放射線PBが一周期の回折構造だけを通過するように構成される。回折構造の側の表面に対する、投影ビームの入射角はα’1で示されている。この角度は、シリコン回折構造301上に設けられるキャッピング層により投影ビームが反射するのを最小限に抑えるために、依然として小さくするべきである。その理由は、キャップ層材料は、グレージング入射角に対する反射率が高くなる傾向にあるからである。やはり、ブレーズ格子の場合のように回折構造の突起の上側表面に角度を付けて、0次の不要放射線が所望放射線とは異なる方向に指向されるようにすることが可能である。さらに、所望放射線に対するグレージング反射率特性が不十分である(透過率が高い)材料が、キャッピング層には好適である。所望の放射線がEUVであるときは、炭素が好適である。
【0043】
回折構造の効果は以下の考察で導出される。
【0044】
回折スペクトルの極大は次式を用いて計算できる。
a(sinγ−sinα)=mλ (6)
ただし、aは回折構造の周期であり、mは極大の次数であり、αおよびγは、それぞれミラー300の法線に対する(回折構造に対するものではない)入射および回折ビームの角度である。式(6)は回折構造の厳密な構造には依存しないことに留意されたい。
【0045】
(例示目的だけのための)一例として、a=2000nm、α1=85°、bf=10mm、d=20mm、およびl=150nmとし、ただし、dは空間フィルタ302の開口アパチャの幅であり、bfは回折構造と空間フィルタ302の間の距離であり、lは回折構造の突起部の幅である。(0次に対するものを除き)回折光を減じるために、光は、空間フィルタ302の開口アパチャの縁部に入射する、図7のビーム303よりも強めに偏向されなくてはならない。偏向したビーム303に対して、以下の式が適用される。
【数3】
Figure 0004404508
【0046】
この式を式(6)と組み合わせて、図1でビーム303よりも強めに偏向される放射線の最短波長を計算できる。
λ1=1.2nm
したがって結論として、2000nmピッチの偏向位相格子に対して、波長が1.2nmより長い放射線は、回折構造がその放射線に対し「可視(visible)」であるという条件で、空間フィルタにより抑えられることになる。ただし、格子構造は所望の放射線に対しては可視でないが、その理由は、該格子構造が、関係波長で真空状態の値に近接する屈折率を有するように選択された材料から作製されるからである。
【0047】
突起部の高さhは次式を用いて計算できる。
【数4】
Figure 0004404508
【0048】
ノッチ内のビームの最大経路長lmaxは、
【数5】
Figure 0004404508
となる。
【0049】
所望の反射たとえばEUV反射に対する突起部構造の影響は、一周期内の様々な位置での突起部の透過率を対比することによって計算される。厚さdsのシリコン層の透過率は、
【数6】
Figure 0004404508
となり、ただしμは、シリコン(588.2nm)中の13.5nmEUVの減衰長である。矩形突起部構造の最大吸収率は
【数7】
Figure 0004404508
上に示した構造は、この吸収率は23%となる。水平方向突起部上面に対して、突起部の頂部に当たる入射放射線の比率はl/a=7.5%である。上面に投射される放射線がすべて反射され、ミラー表面での鏡反射の方向から位相的に外れると仮定すると、最大でEUV放射線の2l/a=15%が回折により減じられる。したがって、回折による最大損失は、
【数8】
Figure 0004404508
となる。
回折構造を含むミラーのEUV放射線に対する総合鏡反射は、
R=RGI・(1−χA)・(1−χd) (13)
となる。上記に示した回折構造を有する粗さ1nm rmsのルテニウム層を具備するミラー300に対して、最小透過率は所望のEUV放射線に対して61%程度になる。
【0050】
迷光を低く抑えるために回折構造の表面粗さは小さくするべきであることに留意されたい。ただし、この粗さの基準は、多層のミラー表面およびグレージング入射ミラー表面に対しては、より緩やかである。これは、EUVフィルタの粗さ基準に匹敵するものである。このことは、他のスペクトル純化フィルタと比較した場合に、EUV不可視材料から作製される回折構造の主な利点となる。
【0051】
収束ビームがGIミラーで反射する場合、先に示した計算は、最も低い入射角α1(最も高いグレージング角)に対して実行される。光線が複数のノッチを通過してその結果透過率が下がることが可能である。一例として、a=100nm、α1=70°、およびl=150nmとする。b=155nmとなる。70〜85°の範囲の入射角に対して、平均反射率係数は82%、突起部の平均透過率は73%となる(82°を上回る角度は2ノッチを透過する)。上面は、平均入射角(77.5°)に平行な角度で傾いていると仮定されている。次いで、平均有効上面幅は59nmとなり、その結果、損失は12%となる。総合透過率は53%となる。
【0052】
ミラー上の回折構造は、ダイアモンド・ツールで線引きすることにより作成できる。正弦曲線構造のイオン・エッチングにより回折構造を作成することも可能である。リソグラフィ技法を用いイオン・エッチングを続けることでGIミラー上にブロック構造を作成することも可能なオプションである。図7および図8に示された構造は一例として示されたものである。他の構造もやはり可能であり、その条件は、EUV放射線の吸収が少なく(経路長lmaxが短く)、かつ、非EUV放射線に対して0次の十分な抑制があり、およびEUV放射線の回折が最少であることである。
【0053】
実施形態5
本発明の第5の実施形態は、第4の実施形態と同様であるが、ただし「不可視(invisible)」な回折構造が多層ミラー400に適用される。
【0054】
図9に、多層ミラー400上に入射する収束ビーム401を示す。多層ミラー400は、所望の放射線、たとえば13.5nmのEUVを反射して投影ビームPBを形成する。多層ミラーは、αとα2の間の角度で入射する所望の放射線の反射に対して最適化される。回折構造は所望の放射線に対して影響しない、すなわち、その放射線に対して実質的に「不可視」であり、それがミラーの上に堆積されている。第4実施形態のように、これはシリコンから形成することが可能であり、所望の放射線はEUVである。
【0055】
回折構造により、ビーム403に向かう不要な放射線が回折して所望放射線から離れ、これは空間フィルタ402よってブロックされる。回折構造にブレーズ・プロフィルを与えることにより、0次の不要波長とより次数の高い不要波長の両方を所望放射線から離れるように回折させることが可能になる。
【0056】
回折構造の効果は以下のようにして示されるが、例示目的のみで与えるものである。
【0057】
回折スペクトルの極大は式(6)を用いて計算できる。一例として、a=500nm、α1=20°、α2=6°、bf=100mm、d=20mm、およびd1=d=20mmとし、ただし図9に示すように距離d1は簡単のために幅dと等しいものとする。(0次のものを除いて)回折光を減じるために、光は、図9のγ1およびγ2よりも大きく偏向されなくてはならない。偏向ビーム403に対して、以下の式が適用される。
【数9】
Figure 0004404508
および
【数10】
Figure 0004404508
【0058】
これらの式を用い、式(6)と組み合わせて、図1のγ1およびγ2よりも大きく偏向される放射線の最短波長を計算できる。
λ1=14.7nm
λ2=45.8nm
したがって、500nmピッチの偏向位相格子の場合は、45.8nmより長い波長の放射線は空間フィルタによって抑えられる。
【0059】
0次のものは、たとえばくさび形状を回折構造用に選択することにより抑えられる。くさび形構造を用いて、回折構造の鏡反射は、1次以上のものから独立に変更することが可能である。以下の式が、図9のビーム404に対して適用される。
【数11】
Figure 0004404508
および
【数12】
Figure 0004404508
0次のものは、図9のミラー400の表面に対する法線に向かって、1次光線401aの場合20°−11.3°=8.7°で偏向され、2次光線401bの場合6°−0°=6°で偏向されなくてはならない。したがって、8.7°/2=4.4°のブレーズ角baは、0次のものを十分抑えるために十分なものである。ブレーズ角baのブレーズ格子は、図3に示されている。
【0060】
これらの計算は、焦点半径が無視できる収束ビームに基づいている。実際のビームに対しては、ブレーズ角はいくらか大きく、ピッチはいくらか小さい。
【0061】
くさび形構造の所望のたとえばEUVの反射にもたらす影響は、一周期内の様々な位置におけるくさび形構造の透過率を対比することによって計算できる。くさび形構造により導入された振幅モジュレーション・デプスは
【数13】
Figure 0004404508
となる。
上記に示した構造に対し、このモジュレーション・デプスは12.2%になる。くさび形の表面における放射線は、振動部と一定成分とに分割することが可能である。一定成分(1−χ)は鏡反射を生ずるものである。振動成分χは回折されて、減じられる。回折構造における吸収率は、
【数14】
Figure 0004404508
となる。
上記に示した構造に対して、この吸収率は6.3%に等しい。
【0062】
回折構造を含むミラーのEUV放射線に対する総合鏡反射率は
R=RML(1−χ) (20)
となる。
【0063】
迷光レベルを低くするために、回折構造の表面粗さを低く抑えるべきことに留意されたい。ただし、粗さの基準は、多層表面およびグレージング入射ミラー表面に対するものよりも緩やかなものになる。これは、EUVフィルタの粗さ基準に匹敵するものである。
【0064】
回折構造はたとえばルテニウムのキャップ層で覆うことが可能であるが、その条件は、キャップ層自身による回折を無視できるようにこの層の厚さが十分均一であることである。キャップ層は、所望の放射線を通過させるように十分薄くするべきである。
【0065】
必要な場合は、EUVビームにより生成する平面に対する回折構造のラインの配向を、図7に示す方向から異なる方向で選択できる。
【0066】
この回折構造は、第4実施形態の方法と同じように作成できる。
【0067】
第4実施形態と第5実施形態の両方に共通するのは、回折構造を備える反射要素300、400が所望の放射線に対しては擾乱のない反射器として作用するが、不要な放射線に対しては格子として作用することである。これは、回折構造に対して、所望放射線に対し可能な限りそれを不可視にする屈折率を有する材料を選択することによって実現される。
【0068】
本発明の特定の実施形態について説明したが、説明したもの以外でも本発明を実施できることを理解されたい。この説明は、本発明を限定することを意図したものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるリソグラフィ投影装置を説明する図である。
【図2】本発明の原理を説明するための図である。
【図3】本発明で使用可能なブレーズ格子を図示するスケッチである。
【図4】本発明で使用可能なラミナ格子を図示するスケッチである。
【図5】本発明による格子フィルタの遮断波長を説明するために使用する図である。
【図6】本発明の第3の実施形態による照明系の一部を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施形態によるフィルタの図である。
【図8】図7のフィルタの一部の拡大図である。
【図9】本発明の第5の実施形態によるフィルタの図である。
【符号の説明】
10 ビーム
20 ビーム
100 格子フィルタ
101 冷却チャネル
n 法線
α 角度
β 角度
Δα 受光角

Claims (9)

  1. 8nmから20nmまでの範囲の波長を有する極紫外放射線を含む投影放射線ビームを供給する放射線系と、
    所望のパターンに従って投影ビームをパターニングするように働くパターニング手段を支持するための支持体構造と、
    基板を保持する基板テーブルと、
    パターニングされたビームを基板のターゲット部分上に投影するための投影系とを備え、
    前記投影ビームを形成するため8nmから20nmまでの範囲の所望の波長を有するEUV放射線を通過させ、かつ赤外及び深紫外の不要な波長の放射線を偏向するために、前記放射線系の照明系内に配置されたブレーズ格子である格子状スペクトル・フィルタであって、前記放射線系の放射線源の近傍で且つ当該フィルタが収束ビーム中に位置することができる最初の段階で前記照明系内に配置された格子状スペクトル・フィルタと、
    前記格子状スペクトル・フィルタに熱的に接触して設けられた冷却要素と、を更に備え、
    前記格子状スペクトル・フィルタは、ミラー上に回折構造を有し、さらに回折構造上にキャッピング層が設けられた反射フィルタであり、且つ、前記回折構造が真空状態における前記所望の波長の屈折率の値に近接する屈折率を有する材料からなり、
    前記材料は、シリコンであり、且つ、前記キャッピング層の材料が炭素である、リソグラフィ投影装置。
  2. 前記格子状スペクトル・フィルタが約2.5°未満のブレーズ角を有する、請求項1に記載のリソグラフィ投影装置。
  3. 前記格子状スペクトル・フィルタが、1mmあたり200個から700個の範囲のライン密度を有する、請求項1または2に記載のリソグラフィ投影装置。
  4. 前記冷却要素が冷却材チャネルを含む、請求項1に記載のリソグラフィ投影装置。
  5. 前記冷却材チャネルを通して冷却材流体を送る冷却系をさらに含む、請求項4に記載のリソグラフィ投影装置。
  6. 前記格子状スペクトル・フィルタがグレージング入射反射器である、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のリソグラフィ投影装置。
  7. 前記格子状スペクトル・フィルタが前記照明系の光学要素と一体化された、請求項5または請求項6に記載のリソグラフィ投影装置。
  8. 前記支持体構造がマスクを保持するマスク・テーブルを備えた、請求項1ないし7のいずれか一項に記載のリソグラフィ投影装置。
  9. 前記放射線源が、レーザ生成放射線源または放電プラズマ放射線源を備えた、請求項1に記載のリソグラフィ投影装置。
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