JP4403523B2 - 工具搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工具を保持する工作機械側の工具保持具と工具マガジン側の工具保持具との間で、前記工具を搬送する工具搬送装置に関する。
切削加工技術においては、近年、工作機械及び工具の性能が向上し、加工の高速化及び重切削が進む一方、生産性を向上させるために、工具や加工品の交換を含む非切削時間の短縮が重要視されている。またこの非切削時間としては、工具交換の占める割合が大きい。
一般に、マシニングセンタ等の工作機械と、この工作機械に隣接するマトリックス式工具マガジン等の工具マガジンとの間には、前記非切削時間を短縮し生産性を向上するために、使用する工具を自動交換することが行われている。
この自動交換を行うための装置としては、工作機械の主軸に取り付ける工具を交換するための自動工具交換装置やこの自動工具交換装置と工具を収納する工具マガジンとの間で工具を受け渡し搬送するための工具搬送装置が設けられる。
自動工具交換装置や工具マガジンについては、各メーカーがある程度標準化しており市販品も多く、またこれら装置の作動の高速化については日々向上が図られているが、一方、これら自動工具交換装置と工具マガジンとの間に配置され、工具を受け渡し搬送するための工具搬送装置に関しては、これら両隣の各装置との取り合い関係が機器により異なることから、設置の状態に合わせオーダーメイドによって製作されることが多い。
工具搬送装置としては、例えば特許文献1に開示されるものが知られている。この工具搬送装置は、工作機械側に設けられる自動工具交換装置の工具保持用のポット(工具保持具)と、工具マガジン側のポットとの間で工具の搬送を行うようになっている。ここで言う搬送とは、工具の把持、ポットからの引き抜き、ポット間の移送、ポットへの挿着、工具の解放、の動作を総じて示している。この工具搬送装置は、工具をポットから引き抜き、或いは挿着し、また移送するために把持するグリッパと、該グリッパの横軸を支持する本体部と、を有している。
また、工作機械側ポットの軸線と工具マガジン側ポットの軸線とは、互いの軸線が同一水平面上に直交するようにして配置されており、この工具搬送装置はこれらポット間の工具の搬送に際し、その横軸を本体部ごと270°回動させ、さらに工具を把持するグリッパを該グリッパの横軸の軸線周りに180°回動させるようになっている。
このようにして横軸の270°回動及びグリッパの180°回動を行う以外にも、この工具搬送装置はさらに横軸をその軸線方向に伸縮させるようになっており、これら回動及び伸縮を互いにラップさせるようにして複合的に行っている。
特許第3907298号公報
ところで、このような工具搬送装置には、その両隣に設置される周辺装置との間で工具の搬送を柔軟に行うための機能が充分に確保され(汎用性)、またこれら周辺装置間の限られたスペースに設置可能(省スペース)であるとともに、工具の搬送を高速に行うことができる(生産性)ことが要求される。
しかしながら、特許文献1に記載される工具搬送装置では、その横軸を270°回動させる中心となる縦軸の配置される位置が、工作機械側ポットの軸線と工具マガジン側ポットの軸線とが平面視直交する部分から比較的離間されるようにして設定されてこれら軸線間に挟まれたスペースに配置されている。そのため、実質的にこれらポット同士の軸線間の相対角度はわずか90°とされているにも関わらず、横軸を270°回動させなければ工具の搬送を行うことができず、従って、搬送に際し毎回180°分の無駄な回動が行なわれている。
また、この工具搬送装置では、前述のようにして横軸を270°回動させるので、そのグリッパの把持する工具の向きを180°回動させて反転させる必要性が生じている。よって、この180°回動についても無駄が生じている。また、これら無駄な動作により、工具の搬送のサイクルタイムが増大するという問題がある。
また、このようにして横軸を本体部ごと270°にも亘って大きく回動させるために、その分装置の強度を過剰に確保したり構造を複雑にしたりして設備費用やランニングコストを増大させてしまうという問題もある。
また、前述のようにして回動及び伸縮を複合的に行わせるために、この工具搬送装置に用いられる工具保持用のポットは、その保持部分が工具の移送軌跡を逃がすための特殊形状とされており、構造が複雑になる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、工具の搬送のサイクルタイムを短縮し生産性を向上することができる工具搬送装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。すなわち本発明は、工具を保持する工作機械側の工具保持具と工具マガジン側の工具保持具との間で、前記工具を搬送する工具搬送装置であって、前記工具を把持する把持部を一端側に回動可能に支持していると共に第2係合部を有する把持部回動軸と、該把持部回動軸の他端側近傍に配設されていて前記工具を搬送するための回動中心となっていると共に第1係合部を有する装置回動軸と、前記装置回動軸の前記第1係合部に常時係合して前記工作機械側の工具保持具と前記工具マガジン側の工具保持具との間を回動する第1回転体と、該第1回転体と一体に回動すると共に前記第2係合部に常時係合して前記把持部回動軸を連動して回動させて前記把持部で把持された工具を前記工作機械側の工具保持具に対応する位置と前記工具マガジン側の工具保持具に対応する位置とのいずれかに移動させる第2回転体と、前記第1回転体と前記第2回転体とをその中心軸線周りに一体に回転させる駆動部と、
前記第1回転体又は第2回転体の端面に設けたカム部に第1カムフォロアを摺動可能に支持させると共にその一端部に設けた支軸を支点として揺動可能な他端部に設けた第2カムフォロアを前記把持部回動軸の係合体に係合させて、前記カム部の回転に連動して前記把持部回動軸を伸縮させる進退アームとを備え、
前記駆動部によって前記第1回転体及び前記第2回転体を一定方向に回転させることで、前記装置回動軸を中心に前記把持部回動軸を連動して回動させ、前記把持部回動軸が前記工作機械側の工具保持具又は前記工具マガジン側の工具保持具に前記工具を搬送すると共に、
前記第2回転体の回転に連動して前記第2係合部を介して把持部回動軸を回転させることで前記把持部を回転させて前記工作機械側の工具保持具又は前記工具マガジン側の工具保持具に位置させ、前記カム部の回転に連動して前記進退アームを介して前記把持部回動軸を進退させることで前記把持部で把持する工具をいずれかの前記工具保持具に着脱するようにしたことを特徴とする。


本発明における工具搬送装置によれば、工作機械側の工具保持具と工具マガジン側の工具保持具との間で工具を搬送するにあたり、把持部回動軸は装置回動軸の軸線を中心として回動されるようになっている。装置回動軸は、把持部回動軸の延在する長手方向の他端側近傍に備えられており、該把持部回動軸の一端側に設けられる把持部は、該把持部回動軸の前記回動に伴って該装置回動軸周りに回動させられる。また、このような構成によれば、この装置回動軸の配置される位置は、工作機械側の工具保持具と工具マガジン側の工具保持具との互いの軸線同士が平面視交差する位置近傍又は該位置に重なるようにして設定することができる。
従って、この工具搬送装置は、工作機械側の工具保持具と工具マガジン側の工具保持具との互いの軸線同士が平面視交差するようにして形成する角度範囲分だけ把持部回動軸を装置回動軸周りに回動させれば、工具をこれら工具保持具間で移送することができる。すなわち、従来の工具搬送装置のように、移送のために無駄な回動を行わせる必要はなく、装置を省スペースに設置でき、また搬送のためのサイクルタイムが短縮されるので、生産性が向上される。また、装置を大きく回動させるための複雑な機構や強度を持たせるための過剰な設備は不要であり、設備費用が低減されるとともに運転のためのランニングコストが低減される。
また、把持部回動軸の前記回動の動作は、第1回転体が、駆動部によりその軸線周りに一定方向に回転させられるとともに装置回動軸の第1係合部との常時係合によって該装置回動軸の軸線周りに回動させられ、第1回転体と一体とされる第2回転体が該第1回転体とともに回動し、この第2回転体が第2係合部を介して把持部回動軸を連動して回動させることにより、行われるようになっている。すなわち、把持部回動軸の前記回動のための動作は駆動部の一定方向の回転のみによって行われているので、その動作が安定して精度よく確実に行われるとともに、使用者の特別な操作や熟練を必要としない。
また、把持部が把持部回動軸の軸線周りに回動することによって工具を把持するようになっているので、例えば従来のように、工具の外周のV字溝に対し把持部を前後動させて把持・解放させ、この把持・解放のためにわざわざ工作機械側の工具保持具と工具マガジン側の工具保持具との互いの軸線を同一水平面上となるように配置させる必要性がない。すなわち、これら工具保持具の互いの高さ位置を異ならせて設定してもよく、また把持部が工具を把持するための角度位置は夫々の工具保持具ごとに設定可能であるので、把持部の回動する範囲をより少なくすることもでき、搬送のサイクルタイムをさらに短縮できる。このようにして、これら工具保持具間の搬送の自由度が飛躍的に増大する。
しかも、工作機械側の工具保持具又は工具マガジン側の工具保持具から工具を引き抜いたり、或いは挿着したりする動作を、把持部を支持する把持部回動軸をその軸線方向に伸縮させることにより行うようになっている。即ち、カム部が第1回転体又は第2回転体の少なくともいずれか一方に形成されており、また把持部回動軸には例えば略円筒状でその周方向全周に亘り溝を形成してなる係合体が設けられており、またこれらカム部と係合体とに夫々係合し、把持部回動軸をその軸線方向に伸縮させるための進退アームが備えられている。
また第1回転体及び第2回転体は、例えば夫々略円柱状に形成されており、カム部は、前記いずれか一方の回転体の端面に略楕円ループ状若しくは略菱形ループ状に形成されている。また進退アームは、例えばカム部に係合させる第1カムフォロア及び係合体に係合させる第2カムフォロアを有しており、該進退アームの基端部は装置本体等に軸支され、先端部は把持部回動軸の係合体に係合される。
そして、前記いずれか一方の回転体がその軸線周りに回転されると、進退アームは基端部を中心に揺動される。すなわち、基端部を軸支された状態でカム部に係合する第1カムフォロアが該カム部を転動しながら移動することによって、先端部の第2カムフォロアがその係合する係合体とともに把持部回動軸をその軸線方向に往復移動させるようになっている。このようにして把持部回動軸を往復移動させることにより、工具が工具保持具に着脱可能とされている。
これによれば、例えば工具の引き抜き・挿着のために把持部回動軸を装置回動軸の軸線周りに回動させるようにして複合的な動作を行わせる必要はなく、従って、これら工具保持具はその工具を保持する部分の形状を該工具の移送軌跡を逃がすための特殊形状とする必要がない。よって、工具保持具の構造が複雑にならず、隣接される各装置との汎用性が確保される。
また本発明の工具搬送装置において、前記把持部回動軸は、前記第2回転体に常時係合され前記第2回転体の回転に連動して自転する第2係合部を備え、前記把持部回動軸の回動に連動して前記把持部を前記工作機械側の工具保持具又は前記工具マガジン側の工具保持具に対応する位置に移動させることとした。


本発明によれば、第1回転体及び第2回転体は、例えば互いの中心軸線が同軸をなし、該中心軸線周りに一体に回転するようになっている。またこれら第1回転体及び第2回転体は、例えば夫々略円柱状に形成されているとともにその外周面に第1係合部及び第2係合部の夫々のローラーを係合するための螺旋状若しくは波状の溝を有している。
ここで、装置回動軸と、該装置回動軸に備えられる第1係合部とは、該装置回動軸の軸線周りに相対回転しないように構成され、また、把持部回動軸と、該把持部回動軸に備えられる第2係合部とも、該把持部回動軸の軸線周りに相対回転しないように構成されている。
このような構成において、第1回転体及び第2回転体に駆動部から回転が入力されると、同一軸線周りに回転されるこれら第1回転体及び第2回転体の夫々の外周面に形成される溝内を、該溝に夫々常時係合される第1係合部及び第2係合部の夫々のローラーが転動する。
そして、第1係合部は、第1回転体の溝形状に沿うようにしてそのローラーを転動させるとともに、これら装置回動軸と第1回転体とは、該装置回動軸の軸線周りに相対回動される。ここで装置回動軸は、その延在する方向の両端部分を例えば装置外部のフレーム等に固定されており、前記相対回動によって、該第1係合部に係合する第1回転体が該装置回動軸の軸線周りに回動されることになる。
また、第2係合部は、第2回転体の溝形状に沿うようにしてそのローラーを転動させるとともに、これら把持部回動軸と第2回転体とは、該把持部回動軸の軸線周りに相対回動される。ここで把持部回動軸は、その軸線周りに回動可能に軸支されており、前記相対回動によって回動させられるとともに、その支持する把持部を該軸線周りに回動させる。
すなわち、この工具搬送装置は、同一回転軸線を有する第1回転体及び第2回転体に一定方向の回転を入力するだけで、把持部回動軸を装置回動軸の軸線周りに回動させ、かつ、把持部を該把持部回動軸の軸線周りに回動させることができるようになっている。従って、装置を操作するにあたり使用者の熟練を必要とせず、搬送が自動的に簡便に行なわれるとともに、これらの動作を構成する第1回転体及び第1係合部、第2回転体及び第2係合部の各設定を適宜行うことによって、種々様々な動作タイミングや回動範囲を設定することが可能である。よって隣接する周辺装置との汎用性が飛躍的に向上する。
本発明に係る工具搬送装置によれば、工作機械側の工具保持具と工具マガジン側の工具保持具との間の工具の搬送が無駄な回動なく動作が簡便かつ効率的に行なわれるとともに、その搬送のサイクルタイムが短縮され、生産性が向上される。また、これにより装置を比較的単純な構造で製作できるので、設備費用及びランニングコストが低減される。また、工作機械側の工具保持具と工具マガジン側の工具保持具との相対的な位置関係が限定されないので、装置の設置の自由度が増し、周辺装置との汎用性が向上される。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る工具搬送装置の設置を示す説明図、図2は本発明の一実施形態に係る工具搬送装置を示す斜視図、図3及び図4は本発明の一実施形態に係る工具搬送装置の各カム軸角度における装置の状態を示す斜視図、図5は本発明の一実施形態に係る工具搬送装置の搬送手順を説明するタイムチャートと、装置回動カム及びシャフト回動カムの各溝形状とを説明する図、図6は本発明の一実施形態に係る工具搬送装置の各カム軸角度における伸縮部の状態を説明する図である。
図1に示すように、本実施形態の工具搬送装置10は、工作機械20側の自動工具交換装置30と工具マガジン40との間に配設され、自動工具交換装置30のポット(工具保持具)31と工具マガジン40のポット41との間で工具Tを自動的に搬送するためのものである。またここで言う搬送とは、工具の把持、ポットからの引き抜き、ポット間の移送、ポットへの挿着、工具の解放、の動作を総じて示すものである。
また自動工具交換装置30は、ポット31と工作機械20の主軸21との間で工具Tを着脱させ交換するためのものである。
また、本実施形態では、工作機械20側の自動工具交換装置30のポット31の軸線C31と、工具マガジン40側のポット41の軸線C41とが平面視で直交するように、また、異なる水平面上に配置されるようにして設置されている。
図2に示すように、本実施形態の工具搬送装置10は、略多段円柱状に形成され鉛直方向に延びる縦軸(装置回動軸)1と、この縦軸1の軸線C1に直交するようにして水平方向に延びる横軸(把持部回動軸)2と、この横軸2の軸線C2に平面視直交するようにして水平方向に軸線C3を延ばす装置回動カム(第1回転体)3及びシャフト回動カム(第2回転体)4とを備えている。
これら装置回動カム3及びシャフト回動カム4は、夫々略円柱状に形成されるとともに、互いの中心軸線が同軸の軸線C3をなすようにして、該軸線C3方向に並べられて配置されており、丸棒状の入力軸5によって互いの軸中心部分を貫通するようにして一体に形成されている。また、これら装置回動カム3及びシャフト回動カム4は筐体状の本体部6に収容されており、この入力軸5は本体部6にその延在する両端部分を軸支されるとともに、これら装置回動カム3及びシャフト回動カム4を軸線C3周りに回転可能としている。
また本体部6には、入力軸5を軸線C3周りに回転させるための、減速機を備えたモータ(駆動部)(不図示)が設けられており、このモータによって入力軸5に回転が入力され、装置回動カム3及びシャフト回動カム4が一定方向に回転させられるようになっている。
また、縦軸1は、横軸2の軸線C2方向の他端側(図2における左側)に配置されるとともにその細径部分を本体部6に軸支されており、この本体部6と軸線C1を中心として相対回動可能とされている。また縦軸1は、その延在する方向の両端部分を装置外部のフレーム等に固定されている。
また、縦軸1は、その細径部分の延在する略中央部分に略円筒状の装置回動カムフォロア(第1係合部)8を備えている。この装置回動カムフォロア8は、縦軸1に固定されており、その外周部分に周方向等間隔となるように、かつ、夫々が回転可能な、4つのローラー8aを備えている。
一方、装置回動カム3の外周面には、螺旋状若しくは波状の溝3aが形成されており、この溝3aを周方向に展開して模式的に表すと、図5の「本体部指向角」に示す3aの形状のようになっている。また、この溝3aには、装置回動カムフォロア8のローラー8aが常時1つ若しくは2つ係合されるようにして配置されている。そして、これら装置回動カム3と装置回動カムフォロア8とにより装置回動部11が形成されている。
また、横軸2は、略多段円柱状に形成される横軸本体(把持部回動軸本体)2aと、この横軸本体2aに対し軸線C2方向に相対移動可能とされている略円筒状のシャフト回動カムフォロア(第2係合部)9とを備えている。横軸本体2aは、その延在する方向の略中央部分から他端側に向けて延びる細径部分の外周面に、軸線C2に沿って延びる複数のスプライン溝2bを有している。
また、シャフト回動カムフォロア9の内周面には、これらスプライン溝2bに対向するようにして軸線C2方向に延びる複数の突条(不図示)が形成されている。そしてこれらスプライン溝2bと突条とが互いに係合されるようにしてスプライン機構が形成されており、横軸本体2aとシャフト回動カムフォロア9とを軸線C2方向に相対移動可能とし、かつ、軸線C2周りには相対回動不可としている。
またシャフト回動カムフォロア9は本体部6に対して軸線C2方向に相対移動不可とされており、すなわちこれら横軸本体2aとシャフト回動カムフォロア9との軸線C2方向の相対移動により、横軸本体2aは本体部6に対し軸線C2方向に相対移動されるとともに、横軸2が図2に示すA方向に収縮したり、B方向に伸長したりして伸縮可能とされている。
またこの横軸2は、本体部6の上方側に配置され、本体部6によって軸線C2周りに回動可能に軸支されている。また横軸2は、その一端側(図2における右側)の端部を本体部6から外方へ向け突出させており、その先端には平板状のグリッパ(把持部)7が配設されている。
グリッパ7は、工具Tを把持するための先端の把持部分7aを横軸2の軸線C2に直交する方向に延ばすようにして形成されており、この把持部分7aはその把持する工具Tの形状に合わせ略半円弧状に切り欠かれた形状とされている。またグリッパ7は、把持部分7aにより工具Tの外周のV字溝を把持可能なようになっており、把持の際には、工具Tの軸線CTと横軸2の軸線C2とが互いに平行に配置されるようになっている。
また、工具Tは予め工作機械20側の自動工具交換装置30のポット31或いは工具マガジン40側のポット41によってそのシャンク部TSを保持されており、後述するグリッパ7の作用により、これらポット31,41からそのシャンク部TSを引き抜いて離脱させられたり、或いは逆に挿着させられたりするようになっている。
また、シャフト回動カムフォロア9は、その外周部分に周方向等間隔となるように、かつ、夫々が回転可能な、4つのローラー9aを備えている。
また、シャフト回動カム4の外周面には、螺旋状若しくは波状の溝4aが形成されており、この溝4aを周方向に展開して模式的に表すと、図5の「グリッパ指向角」に示す4aの形状のようになっている。また、この溝4aには、シャフト回動カムフォロア9のローラー9aが常時1つ若しくは2つ係合されるようにして配置されている。そして、これらシャフト回動カム4とシャフト回動カムフォロア9とによりシャフト回動部12が形成されている。
また、横軸2には、横軸本体2aの軸径よりも大径の係合体19がシャフト回動カムフォロア9の一端側に分離して設けられ、該横軸本体2aに固定されている。また係合体19の外周面には、周方向全周に亘って溝が形成されている。
また、シャフト回動カム4の装置回動カム3側と反対側の端面には、略楕円ループ状若しくは略菱形ループ状に形成される溝状のカム部13が設けられている。そして、このカム部13に対向配置されるようにして、平板状で略ヘの字状の進退アーム14がその一端部を本体部6に支軸14cで軸支されている。
この進退アーム14は、そのシャフト回動カム4に対面する側の面に、回転可能な第1カムフォロア14a及び第2カムフォロア14bを備えている。第1カムフォロア14aは、進退アーム14の屈曲部に配置され、シャフト回動カム4のカム部13の溝内に回転可能に挿入されて、この溝に係合している。また第2カムフォロア14bは、進退アーム14の他端部に配置され、横軸2の係合体19の溝内に回転可能に挿入されて、この溝に係合している。そして、これらカム部13、係合体19及び進退アーム14を備えた伸縮部15が形成されている。
そして、シャフト回動カム4が回転すると、進退アーム14は、第1カムフォロア14aがカム部13に沿って揺動し、第2カムフォロア14bが支軸14cを支点として図2のA,B方向に往復動し、横軸2を往復動させる。
また、図3(A)において、工具Tが工具マガジン40側のポット41に保持されている状態で、工具搬送装置10は、その横軸2の軸線C2を該工具Tの軸線CTに平行かつ平面視で互いの位置を重ねるようにして配置しており、この図の状態における装置回動カム3及びシャフト回動カム4の角度位置を、説明の便宜上「カム軸(入力軸)角度0°」と呼ぶ。
またカム軸角度0°において、本体部6はその横軸2の軸線C2を工具Tを保持する工具マガジン40側のポット41の軸線C41と平行かつ平面視で互いの位置を重ねるようにして配置しており、この本体部6の配置される位置の状態を、説明の便宜上「本体部指向角0°」と呼び、工具Tを移送するために本体部6を回動させる方向をそのプラス方向とする。
さらに、横軸2の軸線C2から上方の鉛直方向を「グリッパ指向角0°」と呼び、図3(A)においてグリッパ7の先端が向く斜め上方の向きをこのグリッパ指向角のプラス方向とする。
また図5は、このように設定した「カム軸(入力軸)角度」における「本体部指向角」、「グリッパ指向角」及び「横軸の伸縮状態」の相互関係を示すタイムチャート図であり、図中折れ線グラフで示す3aは、「本体部指向角」を決めるための装置回動カム3の溝3aを周方向に展開して模式的に表すものである。また折れ線グラフ4aは、「グリッパ指向角」を決めるためのシャフト回動カム4の溝4aを、同じく周方向に展開して模式的に表すものである。
さらに、「横軸の伸縮状態」として図中に示す折れ線グラフは、各「カム軸角度」における横軸2の軸線C2のA,B方向の収縮・伸長の状態を表している。
また各「カム軸角度」における伸縮部15の状態を、図6として示す。
次に、このように構成される工具搬送装置10の動作について説明する。
まず、図3(A)のカム軸角度0°では、本体部指向角0°、グリッパ指向角30°、横軸の伸縮状態=収縮(A方向)の終端、とされている。この状態は、工具Tを把持するための準備状態とされている。この状態において、進退アーム14の先端に配置され、シャフト回動カムフォロア9の係合体19に係合される第2カムフォロア14bは、横軸2を軸線C2のA方向の終端位置に配置させている。
この状態から、入力軸5にモータからの回転を入力し、装置回動カム3及びシャフト回動カム4を軸線C3周りに回転させていくと、図3(B)に示すように、カム軸角度15°において、回転されるシャフト回動カム4の溝4aがその軸線C3方向の位置を変位させるに伴って、該溝4aに係合するシャフト回動カムフォロア9が軸線C2周りに回動し、その先端のグリッパ7を回動させる。これにより、グリッパ指向角が30°から0°へと変位され、グリッパ7の把持部分7aが工具Tの外周のV字溝を把持する。またこの時、本体部指向角は変位しておらず、伸縮部15は図6(B)のように、進退アーム14の先端の第2カムフォロア14bを軸線C2方向に変位させてはいない。
次いで、図3(C)のカム軸角度60°では、本体指向角及びグリッパ指向角については共に0°とされカム軸角度15°から変位していないが、横軸の伸縮状態については、横軸2が伸長方向(B方向)の終端に向け伸長される途中の状態にある。すなわち図3(C)に示すように、横軸2は、係合体19が進退アーム14の先端の第2カムフォロア14bによって軸線C2のB方向へ押し出されるのにともなって、伸長されていく途中の状態とされている。
さらに、図6(C)に示すように、カム軸角度75°では、進退アーム14の先端の第2カムフォロア14bはB方向の移動の終端位置に配置されており、その係合する係合体19と共に横軸2を伸長の終端位置まで伸ばした状態としている。そして工具Tは、そのシャンク部TSを工具マガジン40側のポット41から離脱させ引き抜かれた状態となっている。
カム軸角度60°から75°の間においては、図5に示すように本体部指向角の変位と横軸の伸縮状態の変位とがラップするようにして複合的に行われている。
次いで、図4(A)のカム軸角度120°では、本体部指向角90°、グリッパ指向角90°、横軸の伸縮状態=収縮(A方向)途中とされている。図5に示すように、カム軸角度が60°から120°に回転するにつれて、本体部指向角は0°から90°へ変位させられる。すなわち、回転される装置回動カム3の溝3aが軸線C3方向の位置を変位されるのに伴い、該溝3aに係合する装置回動カムフォロア8がこの装置回動カム3と軸線C1周りに相対回動するのだが、ここで装置回動カムフォロア8は縦軸1に一体とされているため、相手の装置回動カム3を本体部6とともに回動させる。
これにより、本体指向角が0°から90°へと変位され、本体部6は、その横軸2の軸線C2を、工作機械20側の自動工具交換装置30のポット31の軸線C31と平行かつ同一水平面上に配置する。また、このようにして本体指向角が変位されるとともに、グリッパ指向角は0°から90°へと変位させられており、これらの動作がラップするようにして複合的に行われている。そして、この図4(A)の状態で、工具Tの軸線CTは、自動工具交換装置30のポット31の軸線C31に同軸とされて配置されている。この本体指向角の変位によって、工具Tのポット31,41間の移送が行われている。
次いで、図4(B)のカム軸角度165°では、本体指向角及びグリッパ指向角については共に90°とされており、カム軸角度120°から変位していないが、横軸の伸縮状態については、横軸2がA方向の終端位置に配置された状態にある。すなわち図6(E)に示すように、横軸2は、係合体19が進退アーム14の第2カムフォロア14bにより軸線C2方向のA方向へ引き込まれるのにともなって、収縮方向の終端位置に配置されるようになっている。
このようにして、工具Tは、そのシャンク部TSを自動工具交換装置30のポット31に挿着させられた状態となる。
次いで、図4(C)のカム軸角度180°では、本体指向角及び横軸の伸縮状態はカム軸角度165°から変位していないが、グリッパ指向角については、90°から120°へと変位させられている。工具Tは、すでに自動工具交換装置30のポット31に挿着された状態であり、このグリッパ指向角の変位により、グリッパ7はその把持部分7aを工具TのV字溝から離反させ、該工具Tを解放する。
このようにして、工具Tは工具マガジン40側のポット41から工作機械20側の自動工具交換装置30のポット31へと自動的に搬送されるようになっている。
また、さらにカム軸角度が180°から360°へと回転していくと、前述の動作が逆の手順で行われるようになっている。そして、自動工具交換装置30のポット31に保持される工具Tは、グリッパ7に把持され、次いでポット31から引き抜かれ、さらにポット31,41間を移送され、工具マガジン40側のポット41に挿着された後、グリッパ7から解放される。すなわち、入力軸5を一定方向に回転させるのみで、横軸2の軸線C1周りの回動、軸線C2周りの回動及び伸縮からなる工具Tの搬送動作が連続して自動的に行われるようになっている。
以上説明したように、本実施形態の工具搬送装置10によれば、工作機械20側の自動工具交換装置30のポット31と工具マガジン40側のポット41との間で工具Tを搬送するにあたり、横軸2はその他端側に備えられる縦軸1を中心として、軸線C1周りに回動するようになっている。横軸2の一端側に設けられるグリッパ7は、横軸2の前記回動に伴って縦軸1を中心に回動させられる。この構成によれば、前記回動の中心となる縦軸1の配置される位置は、自動工具交換装置30のポット31と工具マガジン40側のポット41との互いの軸線C31,C41同士が平面視交差する位置の近傍に設定することができる。
従って、この工具搬送装置10は、自動工具交換装置30のポット31と工具マガジン40側のポット41との互いの軸線C31,C41同士が平面視で交差される角度範囲の90°分だけ横軸2を軸線C1周りに回動させれば工具Tをポット間で移送させることができるようになっている。すなわち、従来の工具搬送装置のように、ポットの軸同士の相対角度範囲が90°に設定されているにも関わらず、その移送のために横軸を270°回動させるようなことはなく、すなわち無駄な回動を必要としない。
また、グリッパ7が軸線C2周りに回動することによって、工具Tを把持するようになっているので、例えば従来のように、工具Tの側面方向からグリッパを前後動させ該工具Tを把持・解放させるにあたり、予め工作機械20側の自動工具交換装置30のポット31と工具マガジン40側のポット41との互いの軸線C31,C41を同一水平面上に配置するような設定を必要としていない。
すなわち、本実施形態のように、互いのポット31,41の高さ位置を異ならせて設定しても、グリッパ7が工具Tを把持する際の角度位置(本実施形態のグリッパ指向角)を夫々に設定したり、グリッパ7が軸線C2から外方に延びる分の長さ寸法を種々設定したりして工具Tを把持・解放させることができるので、種々様々な設置条件に対応することが可能であり、搬送の自由度が飛躍的に増大する。
また、横軸2がグリッパ7を軸線C2周りに回動する角度範囲が120°に設定されており、その工具Tの搬送にあたって該工具Tを無駄に回動させることがなく、よって搬送のサイクルタイムが短縮される。さらに、この角度範囲の設定は変更可能であるので、グリッパ7の回動範囲をより少なくすることができ、これによれば、搬送のサイクルタイムをより短縮でき、さらなる生産性の向上が期待できる。
また、この工具搬送装置10は、自動工具交換装置30のポット31や工具マガジン40側のポット41から工具Tを引き抜いたり、或いは挿着させたりするにあたり、グリッパ7を支持する横軸2をその軸線C2方向に伸縮させるのみでその動作を行っている。すなわち、工具Tの引き抜き・挿着のために、横軸2を縦軸1の軸線C1周りに回動させる動作を一切必要としておらず、従ってこれらポット31,41は、工具Tのシャンク部TSを保持する部分の形状を該工具Tの移送軌跡を逃がすための特殊形状とする必要がない。よって、隣接される周辺装置との汎用性が充分に確保される。
また、この工具搬送装置10は、装置回動カム3及びシャフト回動カム4の軸線C3に一定方向の回転を入力するだけで、横軸2を縦軸1の軸線C1周りに回動させ、その軸線C2周りに回動させ、かつ、軸線C2方向に伸縮させることができる。そして、これらの回動及び伸縮により、搬送の各動作が自動的に行なわれるようになっている。
従って、装置を操作するにあたり使用者の熟練を必要とせず、搬送が簡便に行なわれるとともに、これら装置回動部11、シャフト回動部12及び伸縮部15の設定を適宜変更することによって、さらに種々様々な動作タイミングや回動及び伸縮の範囲を設定することが可能である。従って、隣接する周辺装置との汎用性が飛躍的に向上する。
また、回動及び伸縮の前記各動作が連続して行われているとともに、各動作の一部同士が互いにラップするようにして複合的な動作として行われているので、搬送のサイクルタイムがより短縮され、生産性が向上される。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、本実施形態では、工作機械20側の自動工具交換装置30のポット31と、工具マガジン40側のポット41との互いの軸線C31,C41同士の平面視交差する角度を90°として説明したが、これに限らず、この角度を80°や100°、或いはそれ以外の角度としても構わない。
また、本実施形態では、自動工具交換装置30のポット31と工具マガジン40側のポット41との間で搬送を行うものとして説明したが、この工具搬送装置10は工作機械20側と工具マガジン40側との間に配置されて搬送を行うものであればよく、自動工具交換装置30以外の周辺装置の間に設置されていても構わない。
また、シャフト回動カム4及びシャフト回動カムフォロア9からなるシャフト回動部12と、装置回動カム3及び装置回動カムフォロア8からなる装置回動部11とは、ローラとその溝との組合せ以外にも、ボールとそのR溝との組合せも考えられ、かつ、そのローラ又はボールの数は4個に限定されたものではない。
本発明の一実施形態に係る工具搬送装置の設置を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る工具搬送装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る工具搬送装置の各カム軸角度における装置の状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る工具搬送装置の各カム軸角度における装置の状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る工具搬送装置の搬送手順を説明するタイムチャートと、装置回動カム及びシャフト回動カムの各溝形状とを説明する図である。 本発明の一実施形態に係る工具搬送装置の各カム軸角度における伸縮部の状態を説明する図である。
符号の説明
1 縦軸(装置回動軸)
2 横軸(把持部回動軸)
2a 横軸本体(把持部回動軸本体)
3 装置回動カム(第1回転体)
4 シャフト回動カム(第2回転体)
7 グリッパ(把持部)
8 装置回動カムフォロア(第1係合部)
9 シャフト回動カムフォロア(第2係合部)
10 工具搬送装置
14 進退アーム
20 工作機械
31,41 ポット(工具保持具)
C1 縦軸の軸線
C2 横軸の軸線
C3 装置回動カム及びシャフト回動カムの軸線(入力軸の軸線)
T 工具

Claims (1)

  1. 工具を保持する工作機械側の工具保持具と工具マガジン側の工具保持具との間で、前記工具を搬送する工具搬送装置であって、
    前記工具を把持する把持部を一端側に回動可能に支持していると共に第2係合部を有する把持部回動軸と、
    該把持部回動軸の他端側近傍に配設されていて前記工具を搬送するための回動中心となっていると共に第1係合部を有する装置回動軸と、
    前記装置回動軸の前記第1係合部に常時係合して前記工作機械側の工具保持具と前記工具マガジン側の工具保持具との間を回動する第1回転体と、
    該第1回転体と一体に回動すると共に前記第2係合部に常時係合して前記把持部回動軸を連動して回動させて前記把持部で把持された工具を前記工作機械側の工具保持具に対応する位置と前記工具マガジン側の工具保持具に対応する位置とのいずれかに移動させる第2回転体と、
    前記第1回転体と前記第2回転体とをその中心軸線周りに一体に回転させる駆動部と、
    前記第1回転体又は第2回転体の端面に設けたカム部に第1カムフォロアを摺動可能に支持させると共にその一端部に設けた支軸を支点として揺動可能な他端部に設けた第2カムフォロアを前記把持部回動軸の係合体に係合させて、前記カム部の回転に連動して前記把持部回動軸を伸縮させる進退アームとを備え、
    前記駆動部によって前記第1回転体及び前記第2回転体を一定方向に回転させることで、前記装置回動軸を中心に前記把持部回動軸を連動して回動させ、前記把持部回動軸が前記工作機械側の工具保持具又は前記工具マガジン側の工具保持具に前記工具を搬送すると共に、
    前記第2回転体の回転に連動して前記第2係合部を介して把持部回動軸を回転させることで前記把持部を回転させて前記工作機械側の工具保持具又は前記工具マガジン側の工具保持具に位置させ、前記カム部の回転に連動して前記進退アームを介して前記把持部回動軸を進退させることで前記把持部で把持する工具をいずれかの前記工具保持具に着脱するようにしたことを特徴とする工具搬送装置。
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