JP4403178B2 - 燃料電池用燃料貯留体 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池用燃料貯留体に関し、更に詳しくは携帯電話、ノート型パソコン及びPDAなどの携帯用電子機器の電源として用いられる小型の燃料電池用に好適な燃料貯留体に関する。
一般に、燃料電池は、空気電極層、電解質層及び燃料電極層が積層された燃料電池セルと、燃料電極層に還元剤としての燃料を供給するための燃料供給部と、空気電極層に酸化剤としての空気を供給するための空気供給部とからなり、燃料と空気中の酸素とによって燃料電池セル内で電気化学反応を生じさせ、外部に電力を得るようにした電池であり種々の形式のものが開発されている。
近年、環境問題や省エネルギーに対する意識の高まりにより、クリーンなエネルギー源としての燃料電池を、各種用途に用いることが検討されており、特に、メタノールと水を含む液体燃料を直接供給するだけで発電できる燃料電池が注目されてきている(例えば、特許文献1及び2参照)。
これらの中でも、液体燃料の供給に毛管力を利用した液体燃料電池等が知られている(例えば、特許文献3及び4参照)。
これらの各特許文献に記載されている液体燃料電池は、燃料タンクから液体燃料を毛管力で燃料極に供給するので、液体燃料を圧送するためのポンプを必要としないなど小型化に際してメリットがある。
しかしながら、このような単に燃料貯蔵槽に設けられた、多孔体及び/又は繊維束体の毛管力だけを利用した液体燃料電池では、構成上は小型化に適するものの、燃料極に燃料が直接液体状態で供給されるため、小型携帯機器に搭載し、電池部の向きや上下が絶えず変わる使用環境下では、長時間の使用期間中に燃料の追従が不完全となり、燃料供給遮断などの弊害が発生し、燃料極への燃料供給を一定にするのがむずかしい。
また、これら欠点の解決策の一つとして、例えば、液体燃料を毛管力によりセル内に導入した後、液体燃料を燃料気化層にて気化して、使用する燃料電池システム(例えば、特許文献5参照)が知られているが、基本的な問題点である燃料の追従性不足は改善されていないという課題を有し、また、この構造の燃料電池は、液体を気化させた後に燃料として用いるシステムのため、小型化が困難となるなどの問題がある。
このように従来の燃料電池用燃料貯留体では、燃料極に直接液体燃料を供給する際に、燃料の供給が不安定で動作中の出力値に変動が生じたり、安定な特性を維持したまま携帯機器への搭載が可能な程度の小型化は困難であるのが現状である。
特開平5−258760号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開平5−307970号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開昭59−66066号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開平6−188008号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2001−102069号公報(特許請求の範囲、実施例等)
本発明は、上記従来の燃料電池用燃料貯留体における問題及び現状に鑑み、これを解消するためになされたものであり、燃料電池本体に直接液体燃料を安定的に供給すると共に、保管時に液体燃料の損失がなく、かつ、燃料電池の小型化をなし得ることができる燃料電池用燃料貯留体を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来の課題等について、鋭意検討した結果、燃料電池本体に連結自在となる燃料貯留体において、液体燃料を収容する燃料収容容器、特定構造の燃料流出部と、さらに燃料収容容器に収容された液体燃料の後端部に該液体燃料を封止すると共に液体燃料の消費に伴い移動する追従体とを備えることにより、上記目的の燃料電池用燃料貯留体が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(14)からなる。
(1) 燃料電池本体に連結自在となる燃料貯留体であって、該燃料貯留体には、液体燃料を収容する燃料収容容器、燃料流出部と、収容された液体燃料を封止すると共に該液体燃料の消費に伴い移動する追従体とを備え、かつ、該燃料流出部には、該燃料収容容器の内部と外部との連通を封止する弁体を備えたことを特徴とする燃料電池用燃料貯留体。
(2) 前記弁体には、液体燃料供給部材を挿入することで前記燃料収容容器内部と前記燃料電池本体とを連通部させ、該燃料収容容器内部の前記液体燃料を該燃料電池本体側へ供給させる連通部が形成されることを特徴とする上(1)記載の燃料電池用燃料貯留体。
(3) 前記弁体は、弾性材料からなり、前記連通部はスリットであって、該スリットが閉じる方向に圧縮力が作用することを特徴とする上記(2)記載の燃料電池用燃料貯留体。
(4) 前記弁体は、断面形状が楕円状であって、該弁体の短径方向にスリットが設けられ、かつ、該弁体の長径が、その長さよりも短い長さに圧縮されることを特徴とする上記(3)記載の燃料電池用燃料貯留体。
(5) 前記楕円形状の弁体を、その弁体の長径より短い長径を有する楕円、もしくはその長径より短い直径の円形状の容器に圧入して、該弁体の長径方向を圧縮することを特徴とする上記(4)記載の燃料電池用燃料貯留体。
(6) 前記弁体は、断面形状が円形状であって、スリットが設けられ、かつ、該弁体はその直径よりも短い短径を有する楕円形状の容器に、該スリットが形成する線が楕円の長径方向であるように圧入され、該弁体の直径より短い長さに圧縮されることを特徴とする上記(3)記載の燃料電池用燃料貯留体。
(7) 前記弁体を圧入する容器は、前記燃料収容容器に設けられた弁体収容部であることを特徴とする上記(5)〜(6)の何れか一つに記載の燃料電池用燃料貯留体。
(8) 前記弁体を圧入する容器は、弁体アダプターであって、該弁体を該弁体アダプターに収容した複合体を前記燃料収容容器に装着することを特徴とする上記(5)〜(6)の何れか一つに記載の燃料電池用燃料貯留体。
(9) 前記弁体は、前記液体燃料に対して気体透過性の低い材料からなり、かつ、JIS K 6262−1997で規定される圧縮永久歪み率が20%以下の材料からなることを特徴とする上記(3)〜(8)の何れか一つに記載の燃料電池用燃料貯留体。
(10) 前記弁体材料が、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴムの何れかである上記(9)記載の燃料電池用燃料貯留体。
(11) 前記弁体には前記燃料収容容器の内部に向かって凸状突起が形成されていることを特徴とする上記(2)〜(10)の何れか一つに記載の燃料電池用燃料貯留体。
(12) 前記弁体は、バルブ部材が弾性体によって閉じられ、前記液体燃料供給部材の挿入により開かれることを特徴とする上記(2)に記載の燃料電池用燃料貯留体。
(13) 前記液体燃料がメタノール液、エタノール液、ジメチルエーテル(DME)、ギ酸、ヒドラジン、アンモニア液、エチレングリコール、ショ糖水溶液及び水素化ホウ素ナトリウム水溶液から選ばれる少なくとも1種である上記(1)〜(12)の何れか一つに記載のである燃料電池用燃料貯留体。
(14) 燃料電池本体が、燃料電極体の外表部に電解質層、該電解質層の外表部に空気電極層を構築することで形成される単位セルが複数連結されると共に、該単位セルには前記燃料貯留体に接続される前記燃料供給部材が連結されて前記液体燃料が供給される構成となる上記(1)〜(13)の何れか一つに記載の燃料電池用燃料貯留体。
本発明によれば、液体燃料を安定的に供給でき、保管時に液体燃料の損失がなく、かつ、燃料電池の小型化をなし得ることができる燃料電池用燃料貯留体が提供される。
また、本発明によれば、液体燃料の漏洩をより効果的に防止する燃料電池用燃料貯留体が得られる。
本発明の第1実施形態の燃料電池用燃料貯留体を示す概略斜視図である。 (a)〜(h)は本発明の第1実施形態の燃料流出部に備わる弁体構造を示すものであり、(a)は弁体の斜視図、(b)は弁体の平面図、(c)は弁体の縦断面図、(d)はアダプターの平面図、(e)はアダプターの縦断面図、(f)はアダプターに弁体を装填した状態の平面図、(g)はアダプターに弁体を装填した状態の縦断面図、(h)は燃料貯留体の縦断面図である。 (a)〜(h)は本発明の第1実施形態の燃料流出部に備わる弁体構造を示すものであり、(a)は弁体の斜視図、(b)は弁体の平面図、(c)は弁体の縦断面図、(d)はアダプターの平面図、(e)はアダプターの縦断面図、(f)はアダプターに弁体を装填した状態の平面図、(g)はアダプターに弁体を装填した状態の縦断面図、(h)は燃料貯留体の概略を示す縦断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第2実施形態の燃料電池用燃料貯留体を示すものであり、(a)は縦断面態様で示す概略断面図、(b)は弁体の縦断面図、(c)は斜視図である。 (a)〜(d)は本発明の第1実施形態の燃料流出部に備わる弁体構造を示すものであり、(a)は弁体の斜視図、(b)は弁体の平面図、(c)は弁体の縦断面図、(d)は弁体を装填した状態の燃料貯留体の概略を示す縦断面図である。 (a)〜(h)は比較例の燃料流出部に備わる弁体構造を示すものであり、(a)は弁体の斜視図、(b)は弁体の平面図、(c)は弁体の縦断面図、(d)はアダプターの平面図、(e)はアダプターの縦断面図、(f)はアダプターに弁体を装填した状態の平面図、(g)はアダプターに弁体を装填した状態の縦断面図、(h)は燃料貯留体の概略を示す縦断面図である。 図1の燃料電池用燃料貯留体を燃料電池本体に接続して燃料電池として使用した状態の一例を示す概略断面図である。 (a)及び(b)は燃料電池セルを説明する斜視図、縦断面図である。 本発明の第3実施形態の燃料電池用燃料貯留体の使用形態を示す部分概略断面図である。 図9の燃料電池用燃料貯留体の使用前の形態を示す概略断面図である。
符号の説明
A 燃料電池用燃料貯留体
F 液体燃料
10 燃料収容容器
11 燃料流出部
12 弁体
17 追従体
以下に、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳しく説明する。
図1〜図3は、本発明の基本的な実施形態を示す燃料電池用燃料貯留体Aの基本形態(第1実施形態)を示すものである。
本第1実施形態の燃料電池用燃料貯留体Aは、燃料電池本体に連結自在となる燃料貯留体であり、液体燃料Fを収容するチューブ型(筒状)の燃料収容容器10と、燃料収容容器10の下端部に燃料流出部11とを備えると共に、燃料流出部11には、燃料収容容器10の内部と外部との連通を封止する弁体12を備え、液体燃料Fの後端部に、液体燃料Fを封止すると共に、液体燃料Fの消費に伴い移動する追従体17を備えたものである。
上記チューブ型の燃料収容容器10としては、収容される液体燃料に対して保存安定性、耐久性、ガス不透過性(酸素ガス、窒素ガス等に対するガス不透過性)、更に、液体燃料の残量を視認できるように光線透過性があるものから構成されることが好ましい。
燃料収容容器10としては、例えば、光線透過性を要求されない場合であれば、アルミニウム、ステンレスなどの金属、合成樹脂、ガラスなどが挙げられるが、前記した液体燃料の残量の視認性、ガス不透過性、製造や組立時のコスト低減及び製造の容易性などから、好ましくは、上記各特性を有するポリプロピレン、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)、ポリアクリルニトリル、ナイロン、セロハン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニルなどの単独もしくは2種以上の樹脂を含む単層構造、2層以上の多層構造からものが挙げられる。多層構造の場合は、少なくとも1層が、前記した性能(ガス不透過性等)を持つ樹脂で構成されていれば、残りの層は通常の樹脂でも実使用上問題はない。このような多層構造のチューブは、押出し成形、射出成形、共押出し成形などにより製造することができる。
燃料流出部11には、筒状の燃料収容容器10の内部と外部との連通を封止する弁体12を備えており、本実施形態では燃料流出部11内に弁体12が直接又は弁体アダプターを介して収納される構造となっている。この弁体12は、筆記具などにおいて用いられる部材と同様の構成であり、図2(a)〜(c)に示すように、気圧、温度変化等により燃料収容容器10内に直接収容される液体燃料Fに、後述する燃料供給管周辺より浸入する空気などの異物を防ぐものである。
この弁体12は、液体燃料供給部材を挿入することで燃料収容容器10と内部とを連通させ、燃料収容容器10内部の液体燃料Fを外部へ供給させる直線状のスリットからなる連通部13が形成されると共に、前記弁体12が燃料流出部11又は弁体アダプターに収納された際に、弁体外縁部14により弁体12が径方向に圧縮されることで、前記連通部13に圧縮力が作用するようにしたものであり、本実施形態では図2(b)に示すように楕円状であって、短径方向に連通部となるスリット13を設け、長径方向に外縁部14を圧縮するようにとしたものであり、スリット13が閉じる方向に圧縮力が作用する。
なお、上記連通部13を直線状のスリットで形成したが、液体燃料供給部材を挿入することで燃料収容容器10と内部とを連通させ、燃料収容容器10内部の液体燃料Fを外部へ供給できる構造となるものであれば、特に限定されず、十字状や放射状のスリット、スリットを複数形成し各スリットが同一箇所で交差するようにした構造、円孔状、矩形孔状であってもよい。好ましくは、上記直線状のスリットが望ましい。また、外縁部14の形状は、特に限定されず、上記形態のように楕円状の他、円形状に形成することができる。
この弁体12の内面側には、液体燃料供給部材を挿入する際にスムーズに挿入できるように燃料収容容器10の内部に向かって凸状のテーパー面(突起)15を形成することが好ましい。
前記燃料流出部11には、図2(d),(e)のようなアダプター16が設けられ、アダプター16は筒状に形成され、その内周面にストッパー部16a,16aが形成された本体部16bと、筒状に形成された固定部材16cとからなり、ストッパー部16aと固定部材16cとの間で上記構成の弁体12を挟持してなるものである。
弁体12とアダプター16との組合せに関して、楕円形状のスリット弁と円形状のアダプターの場合(図2)と、円形状のスリット弁と楕円形状のアダプターの場合(図3)とがある。後者の場合、スリット弁のスリット方向をアダプターの長径とすることが必要である。
この構造の弁体12により、使用休止(未使用)時にも空気などの異物の浸入を防止する構造となっている。これは、空気などの浸入により液体燃料収容容器10内の圧力増加などによる燃料漏れ、噴出しなどの事故を防止するためである。
この弁体12、アダプター16としては、液体燃料の漏洩をより効果的に防止する点から、上記構造等で、液体燃料Fに対して気体透過性の低い材料からなり、かつ、JIS K 6262−1997で規定される圧縮永久歪み率が20%以下の材料から構成されるものが好ましい。
これらの弁体12、アダプター体16の材料としては、収容される液体燃料Fに対して保存安定性、耐久性、ガス不透過性、燃料供給管に密着できる弾性を有し、上記特性を有するものであれば、特に限定されず、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂、ポリアクリルニトリル、ナイロン、セロハン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、二トリルゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、多硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴムなどのゴム、熱可塑性エラストマーが挙げられ、通常の射出成形や加硫成形などによって製造することができる。
用いる液体燃料Fとしては、メタノールと水とからなるメタノール液が挙げられるが、後述する燃料電極体において燃料として供給された化合物から効率良く水素イオン(H+)と電子(e-)が得られるものであれば、液体燃料は特に限定されず、燃料電極体の構造などにもよるが、例えば、ジメチルエーテル(DME)、エタノール液、ギ酸、ヒドラジン、アンモニア液、エチレングリコール、ショ糖水溶液、水素化ホウ素ナトリウム水溶液などの液体燃料も用いることができる。
また、これらの液体燃料の濃度は、燃料電池の構造、特性等により種々の濃度の液体燃料を用いることができ、例えば、1〜100%濃度の液体燃料を用いることができる。
追従体17は、燃料収容容器10に収容される液体燃料Fの後端面に接触し、液体燃料Fを封止すると共に、燃料消費に伴い移動するものであり、燃料収容容器10内の液体燃料が漏出、蒸発してしまうことを防止すると共に、液体燃料への空気の侵入を防止するものである。
この追従体17としては、液体燃料Fに対し溶解、拡散しないことが要求される。液体燃料Fに対し溶解、拡散してしまうような場合、燃料貯蔵槽となる燃料収容容器10内の液体燃料が後端側の大気開放部側などから漏出、蒸発してしまい燃料貯蔵槽としての役割を果たせないばかりか、液体燃料Fによって追従体17を構成する物質が燃料電池本体の燃料極に浸入し、反応に悪影響が出ることがある。これらの条件を勘案して、本発明に用いる追従体17の好ましい特性等が選択される。
用いることができる追従体17としては、上記特性を有するものであれば、特に限定されず、例えば、鉱油、ポリグリコール、ポリエステル、ポリブテン、シリコーン油などの石油類、脂肪族金属石鹸、変性クレー、シリカゲル、カーボンブラック、天然または合成ゴムおよび各種の合成ポリマーなどに溶剤などを加えることにより増粘させたものを挙げることができる。
好ましい追従体17としては、表面自由エネルギーが液体燃料Fより低いことが望ましく、前記した燃料収容容器10、弁体12の場合と同様、燃料収容容器10と追従体17との隙間に液体燃料が浸入、外部へ漏洩することを防止できる可能性を高くすることができる。これらの条件を鑑み、追従体17の材質、表面状態などを適宜選択する。
また、追従体17と液体燃料Fの逆転を防止するために追従体17と液体燃料Fの間に合成樹脂、弾性材等から構成される追従補助部材を設けてもよい。
この燃料電池用燃料貯留体Aは、図7及び図8に示すように、燃料電池本体Nに連結自在となり、使用に供されることとなる。
すなわち、燃料電池本体Nは、図7及び図8に示すように、微小炭素多孔体よりなる燃料電極体21の外表部に電解質層23を構築し、該電解質層23の外表部に空気電極層24を構築することで形成される単位セル(燃料電池セル)20,20と、燃料貯留体Aに接続される浸透構造を有する燃料供給部材30と、燃料供給部材30の終端に設けられる使用済み燃料貯蔵槽40とを備え、上記各単位セル20、20は直列に連結されて燃料供給部材30により燃料が順次供給され、前記燃料貯留体Aは、交換可能なカートリッジ構造体となっており、燃料電池本体Nの支持体18に挿入される構造となっている。
この実施形態では、図1、図2(h)、図3(h)及び図7に示すように液体燃料Fが直接貯蔵され、液体燃料Fを収容する燃料収容容器10の下部に燃料流出部11に備わる弁体12に挿入される燃料供給部材30により、燃料が供給されるものである。
燃料供給の時、この燃料貯留体では、燃料排出に伴い、追従体が移動し、燃料の体積変化(体積減少)に対応するため、燃料収容容器内に空気は侵入しない。
これらの燃料貯留体Aの燃料収容容器10、燃料流出部11に備わる弁体12、燃料供給部材30は、嵌合などによりそれぞれ接合される。このとき、それぞれの部材が液体燃料Fの表面自由エネルギーよりも高い場合、液体燃料が接合部の隙間に入り込みやすく液体燃料Fが漏洩する可能性が高まってしまう。そのため、これらの部材の少なくとも液体燃料Fと接触する壁面で、液体燃料の表面自由エネルギーよりも低く調整されていることが望ましい。この調整方法としては、燃料収容容器10などの液体燃料と接触する壁面に、シリコーン系若しくはフッ素系の撥水剤を用いたコーティングによる、撥水膜形成処理を施すことなどを行うことができる。
単位セルとなる各燃料電池セル20は、図8(a)及び(b)に示すように、微小柱状の炭素多孔体よりなる燃料電極体21を有すると共に、その中央部に燃料供給部材30を貫通する貫通部22を有し、燃料電極体21の外表部に電解質層23が構築され、該電解質層23の外表部に空気電極層24が構築される構造からなっている。なお、各燃料電池セル20は一つ当たり、理論上約1.2Vの起電力を生じる。
この燃料電極体21を構成する微小柱状の炭素多孔体としては、微小な連通孔を有する多孔質構造体であれば良く、例えば、三次元網目構造若しくは点焼結構造よりなり、アモルファス炭素と炭素粉末とで構成される炭素複合成形体、等方性高密度炭素成形体、炭素繊維抄紙成形体、活性炭素成形体などが挙げられ、好ましくは、燃料電池の燃料極における反応制御が容易かつ反応効率の更なる向上の点で、アモルファス炭素と炭素粉末とからなる微細な連通孔を有する炭素複合成形体が望ましい。
この多孔質構造からなる炭素複合体の作製に用いる炭素粉末としては、更なる反応効率の向上の点から、高配向性熱分解黒鉛(HOPG)、キッシュ黒鉛、天然黒鉛、人造黒鉛、カーボンナノチューブ、フラーレンより選ばれる少なくとも1種(単独または2種以上の組合せ)が好ましい。
また、この燃料電極体21の外表部には、白金−ルテニウム(Pt−Ru)触媒、イリジウム−ルテニウム(Ir−Ru)触媒、白金−スズ(Pt−Sn)触媒などが、当該金属イオンや金属錯体などの金属微粒子前駆体を含んだ溶液を含浸や浸漬処理した後、還元処理する方法や金属微粒子の電析法などにより形成されている。
電解質層23としては、プロトン伝導性又は水酸化物イオン伝導性を有するイオン交換膜、例えば、ナフィオン(Nafion、Du pont社製)を初めとするフッ素系イオン交換膜が挙げられる他、耐熱性、メタノールクロスオーバーの抑制が良好なもの、例えば、無機化合物をプロトン伝導材料とし、ポリマーを膜材料としたコンポジット(複合)膜、具体的には、無機化合物としてゼオライトを用い、ポリマーとしてスチレン−ブタジエン系ラバーからなる複合膜、炭化水素系グラフト膜などが挙げられる。
また、空気電極層24としては、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等を上述の金属微粒子前駆体を含んだ溶液等を用いた方法で担持させた多孔質構造からなる炭素多孔体が挙げられる。
前記燃料供給部材30は、燃料貯留体Aの弁体12内に挿入され、液体燃料Fを各単位セル20に供給できる浸透構造を有するものであれば特に限定されず、例えば、フェルト、スポンジ、または、樹脂粒子焼結体、樹脂繊維焼結体などの焼結体等から構成される毛管力を有する多孔体や、天然繊維、獣毛繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系樹脂などの1種又は2種以上の組合せからなる繊維束体からなるものが挙げられ、これらの多孔体、繊維束体の気孔率等は各単位セル20への供給量に応じて適宜設定されるものである。
使用済み燃料貯蔵槽40は、燃料供給部材30の終端に配置されるものである。この時、使用済み燃料貯蔵槽40を燃料供給部材30の終端に直接接触させて使用済み燃料を直接吸蔵体等により吸蔵させても問題ないが、燃料供給部材30と接触する接続部に中綿や多孔体、または繊維束体などを中継芯として設け、使用済み燃料排出路としてもよい。
また、燃料供給部材30により供給される液体燃料は、燃料電池セル20で反応に供されるものであり、燃料供給量は、燃料消費量に連動しているため、未反応で電池の外に排出される液体燃料は殆どなく、従来の液体燃料電池のように、燃料出口側の処理系を必要としないが、運転状況により供給過剰時に至った際には、反応に使用されない液体燃料が貯蔵槽40に蓄えられ、電極での反応に悪影響を及ぼすことを防ぐことができる構造となっている。
なお、図7で50は、燃料貯留体Aと使用済み燃料貯蔵槽40を連結すると共に、燃料貯蔵槽10から各単位セル20、20の個々に燃料供給部材30を介して直接液体燃料を確実に供給するメッシュ構造などからなる部材である。
このように構成される燃料貯留体Aを用いた燃料電池は、燃料貯留体Aから燃料流出部の弁体12に挿入された燃料供給部材30に供給され、浸透構造により、液体燃料を燃料電池セル20、20内に導入するものである。
本発明では、燃料電池本体に連結自在となる燃料貯留体Aには、液体燃料Fを収容するチューブ型の燃料収容容器10と、燃料流出部11とを備えると共に、燃料流出部11には、燃料収容容器10の内部と外部との連通を封止する弁体12を有するので、保管時に液体燃料の損失がなく、かつ、燃料電池本体Nに直接液体燃料Fを安定的に供給すると共に、燃料電池の小型化をなし得ることができる燃料電池用燃料貯留体が提供される。
上記実施形態では、燃料流出部11には、燃料収容容器10の内部と外部との連通を封止する弁体12、すなわち、液体燃料供給部材30を挿入することで燃料収容容器10と内部とを連通させ、燃料収容容器10内部の液体燃料Fを外部へ供給させる連通部13が形成されると共に、弁体12が燃料流出部11に収納された際に、弁体の外縁部14により弁体12が径方向に圧縮されることで、連通部13に圧縮力が作用するようにしたので、連通部13からの液体燃料Fの漏洩をより効果的に防止することができる。また、燃料収容容器10には、アダプター16を設け、弁体12をアダプター16のストッパー部16aと固定部材16cとの間で挟持してなる構造としたので、組み立てが容易であり、弁体12を収容容器10に固着される燃料流出部11内に安定的に固定することができる。
更に、液体燃料Fの後端部に、液体燃料Fを封止すると共に、液体燃料Fの消費に伴い移動する追従体17とを備えたので、燃料電池の発電による燃料消費に伴ない、追従体17が移動することによって液体燃料の体積減少に対応し、しかも、燃料電池の稼動による燃料貯留体(液体燃料)が加温された場合でも追従体が移動することで、体積膨張にも対応することができる。
また、燃料収容容器は、燃料排出に伴い、空気置換しないため、仮令ある程度燃料を排出した状態で燃料流出部を上向きにしても、常に燃料流出部に燃料が接触しているため、良好に燃料を排出できる。
また、上記形態では、少なくとも、燃料電極体21及び/又は燃料電極体21に接する燃料供給部材30に毛管力が存在し、この毛管力により、燃料収容容器10から各単位セル20、20の個々に直接液体燃料が、逆流や途絶を起こすことなく、安定的かつ継続的に燃料を供給することができる。より好ましくは、燃料電極体21及び/又は燃料電極体21に接する燃料供給部材30の毛管力<使用済み燃料貯蔵槽40の毛管力と設定することにより、燃料収容容器10、各単位セル20、20から使用済み燃料貯蔵槽までの夫々に直接液体燃料が逆流や途絶を起こすことなく、安定的かつ継続的に燃料の流れを作ることができる。
更に、この燃料電池では、ポンプやブロワ、燃料気化器、凝縮器等の補器を特に用いることなく、液体燃料を気化せずそのまま円滑に供給することができる構造となるため、燃料電池の小型化を図ることが可能となる。
従って、この形態の燃料電池では、燃料電池全体のカートリッジ化が可能となり、携帯電話やノート型パソコンなどの携帯用電子機器の電源として用いることができる小型の燃料電池が提供されることとなる。
なお、上記形態では、燃料電池セル20を二つ使用した形態を示したが、燃料電池の使用用途により燃料電池セル20の連結(直列又は並列)する数を増加させて所要の起電力等とすることができる。
図4は、本発明の燃料電池用燃料貯留体の他の実施形態(第2実施形態)を示すものである。以下の形態において、前記第1実施形態の燃料電池用燃料貯留体と同様の構成及び効果を発揮するものについては、図1と同一符号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態燃の料電池用燃料貯留体Bは、図4(a)〜(c)に示すように、上記第1実施形態のスリットを有する弁体を、スプリング部材やバネ部材などの弾性体によって閉じられ、液体燃料供給部材の挿入により開かれる構造の弁体とした点でのみ、上記第1実施形態と相違するものである。
この弁体60は、本体部61にバルブ受け部61aを有し、スプリング部材やバネ部材などの弾性体62により断面逆T字状のバルブ部材63がバルブ受け部61aに常時付勢されて閉じられており、液体燃料供給部材30の挿入により開かれて液体燃料が供給される構造となっている。
このように構成される燃料貯留体Bを用いた燃料電池は、上記第1実施形態と同様に、液体燃料を燃料貯留体Bから燃料流出部となる弁体60に挿入された燃料供給部材30に供給し、浸透構造により、燃料電池セル20、20内に導入するものである。
この形態では、燃料電池本体に連結自在となる燃料貯留体Bには、液体燃料Fを収容するチューブ型の燃料収容容器10と、燃料流出部11とを備えると共に、燃料流出部11には、燃料収容容器10の内部と外部との連通を封止する弁体60を有するので、保管時に液体燃料の損失がなく、かつ、燃料電池本体Nに直接液体燃料Fを安定的に供給すると共に、燃料電池の小型化をなし得ることができる燃料電池用燃料貯留体が提供される。
図9及び図10は、本発明の燃料電池用燃料貯留体の他の実施形態(第3実施形態)を示すものであり、弁体の他の形態、燃料電池本体への接続の他の形態を示すものである。
この第3実施形態の燃料貯留体Cは、図9〜図10に示すように、弁体12に挿入される燃料供給管31を介して燃料供給部材30に接続される点、追従体17内にPP製の樹脂体からなる追従補助部材17aを備えて大容量の液体燃料を収容した場合の追従体の追従性を良好とした点、閉じられた弁体が、燃料供給部材30に連結される燃料供給管31の挿入により開かれる構造の弁体とした点などで、上記第1実施形態と相違するものであり、上記第1実施形態と同様に使用され、目的の効果を発揮するものである。
なお、図示しないが、燃料供給部材30の先端(図9、図10の矢印方向)には、上記第1実施形態(図7)と同様に燃料電池セル20、20…に直列又は並列に接続される構造となっている。
本発明の燃料電池用貯留体は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々変更することができるものである。
例えば、燃料電池セル20は円柱状のものを用いたが、角柱状、板状など他の形状のものであってもよく、また、燃料供給部材30との接続は直列接続のほか、並列接続であってもよい。
上記実施形態により、気圧、温度変化等により燃料貯蔵槽10内に直接収容される液体燃料Fに燃料供給管31周辺より浸入する空気などの異物を防ぐことができるものであるが、燃料供給部材30が挿入されて液体燃料を燃料供給部材30に供給できる構造となるものであれば、特に限定されるものではない。
更に、上記実施形態では、直接メタノール型の燃料電池として説明したが、燃料電池本体に連結自在となる燃料貯留体であって、該燃料貯留体には、液体燃料を収容する燃料収容容器と、燃料流出部とを備えると共に、該燃料流出部には、燃料収容容器の内部と外部との連通を封止する弁体を備えたものであれば、本発明は上記直接メタノール型の燃料電池に限定されるものではなく、改質型を含む高分子改質膜型の燃料電池にも好適に適用することができるものである。更に、大容量(例えば、100ml以上)の液体燃料を搭載する場合でチューブ型等の燃料収容容器の径を大きくものでは、それに伴なって追従体の量を増加したり、または、追従補助部材を挿入して、追従体の追従を追従切れを起こすことなく、良好に追従させることができる。
更にまた、燃料電池本体として、微小炭素多孔体よりなる燃料電極体の外表部に電解質層を構築し、該電解質層の外表部に空気電極層を構築することで燃料電池本体を構成したが、燃料電池本体の構造は特に限定されず、例えば、電気導電性を有する炭素質多孔体を基材とし、該基材の表面に電極/電解質/電極の各層を形成した単位セル又は該単位セルを2以上連結した連結体を備え、上記基材に燃料供給部材を介して液体燃料を浸透させる構成とすると共に、基材の外表面に形成される電極面を空気に曝す構造からなる燃料電池本体としてもよいものである。
次に、本発明を実施例により、更に詳述するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〜4及び比較例1〕
下記に示す構成の燃料流出部の弁体が相違する燃料貯留体を5種類作製し、液体燃料(70wt%メタノール液、比重0.87)及び追従体を充填した。
実施例1〜3及び比較例1:液体燃料2g、追従体0.30g
実施例4:液体燃料1g、追従体0.15g

(燃料収容容器の構成:チューブ1)
チューブ1:長さ100mm、外径8mm、内径6mm、ポリプロピレン製押出チューブ
チューブ2:長さ100mm、外径6mm、内径4mm、ポリプロピレン製押出チューブ
実施例1〜3及び比較例1:チューブ1使用
実施例4:チューブ2使用
燃料流出部1(スリット弁、図2に準拠)
スリット弁1:長さ3mm(突起含まず、突起有り4mm)、長径5mm、短径4mm、スリット長さ1.5mm、ブチルゴム製、このブチルゴム製スリット弁は、上記70wt%メタノール液の液体燃料に対して気体透過性0.1mg/day/atm・50℃ 30%RHからなり、JIS K 6262−1997で規定される圧縮永久歪み率は10%であった(以下同様)。
アダプター1:長さ6mm、外径6mm、内径4mm、燃料供給体挿入口内径1.2mm、ポリプロピレン製射出成形品
ストッパー1:長さ2mm、外径4mm、内径3mm、ポリプロピレン製射
出成形品

燃料流出部2(スリット弁、図3に準拠)
スリット弁2:長さ3mm(突起含まず、突起有り4mm)、外径5mm、スリット長さ1.5mm、ブチルゴム製、このブチルゴム製スリット弁は、上記70wt%メタノール液の液体燃料に対して気体透過性0.1mg/day/atm・50℃ 30%RHからなり、JIS K 6262−1997で規定される圧縮永久歪み率は10%であった。
アダプター2:長さ6mm、外径6mm、内径の長径5mm、短径4mm、燃料供給体挿入口内径1.2mm、ポリプロピレン製射出成形品
ストッパー2:長さ2mm、外径の長径5mm、短径4mm、内径の長径4
mm、短径3mmポリプロピレン製射出成形品

燃料流出部3(バルブ弁、図4に準拠)
長さ10mm、外径6mm、内径1mm、
バルブ本体:ポリプロピレン製
弾性体:ステンレス製スプリング
バルブ体:ポリプロピレン製
燃料流出部4(スリット弁、図5に準拠)
スリット弁1:長さ3mm(突起含まず、突起有り4mm)、長径5mm、短径4mm、スリット長さ1.5mm、ブチルゴム製、このブチルゴム製スリット弁は、上記70wt%メタノール液の液体燃料に対して気体透過性0.1mg/day/atm・50℃ 30%RHからなり、JIS K 6262−1997で規定される圧縮永久歪み率は10%であった。
ストッパー1:長さ2mm、外径4mm、内径3mm、ポリプロピレン製射
出成形品
上記スリット1弁及びストッパー1を、収容容器チューブ2に直接圧入し、燃料流出部4とした。

燃料流出部5(スリット弁、図6に準拠)
スリット弁3:長さ3mm(突起含まず、突起有り4mm)、外径4mm、スリット長さ1.5mm、ブチルゴム製、このブチルゴム製スリット弁は、上記70wt%メタノール液の液体燃料に対して気体透過性0.1mg/day/atm・50℃ 30%RHからなり、JIS K 6262−1997で規定される圧縮永久歪み率は10%であった。
アダプター1:長さ6mm、外径6mm、内径4mm、燃料供給体挿入口内径1.2mm、ポリプロピレン製射出成形品
ストッパー1:長さ2mm、外径4mm、内径3mm、ポリプロピレン製射
出成形品

実施例1 燃料流出部1使用
実施例2 燃料流出部2使用
実施例3 燃料流出部3使用
実施例4 燃料流出部4使用
比較例1 燃料流出部5使用
(追従体の組成)
以下の配合組成となるゲル状追従体(比重0.90)を用いた。
鉱油:ダイアナプロセスオイル MC−W90 93重量部
(出光興産社製)
疎水性シリカ:アエロジル R−974D 6重量部
(日本アエロジル社製、BET表面積200m2/g)
シリコーン系界面活性剤:SILWET FZ−2171 1重量部
(日本ユニカー社製)
上記構成の燃料流出部を有する燃料貯留体を作製し、以下の試験を実施した。
(試験1:燃料排出性)
上記の燃料収容容器チューブの燃料流出部に燃料供給体となる直径1.0mm(中空部直径0.80mm)のステンレス中空管をスリット弁体12、またはバルブ弁体60に挿入して、その燃料貯留体の各排出性を評価した。
実施例1〜4、比較例1において、充填した液体燃料すべてが排出できることが判った。また、各追従体の追従性も良好に追従できることが判った。
(試験2:燃料貯留性 初期)
上記構成の燃料貯留体を作製し、燃料の漏れを確認した。
燃料流出部を下向きにし、縦向きにて室温下に1日間放置後、重量変化を測定した。
評価 ○重量変化 10%未満
×重量変化 10%以上
実施例1〜4、比較例1において、重量変化は10%未満で、燃料貯留性が良好であることが判った。

(試験3:燃料貯留性 加温条件)
上記構成の燃料貯留体を作製し、燃料の漏れを確認した。
燃料流出部を下向きにし、縦向きにて50℃、60%RHに1日間放置後、重量変化を測定した。
評価 ○重量変化 10%未満
×重量変化 10%以上
実施例1〜4、比較例1において、重量変化は10%未満で、燃料貯留性が良好であることが判った。
(試験4:燃料貯留性 加圧条件)
上記構成の燃料貯留体を作製し、燃料流出部の反対側から、圧縮空気にて加圧し(100kPa)、燃料の漏れを確認した。
評価 ○燃料の漏れなし
×燃料が噴き出した
実施例1〜4においては、燃料の漏れが無く、燃料貯留性が良好であることが判った。しかし、比較例1においては、燃料が噴き出したため、燃料の加圧条件下では、貯留性に問題があることが判った。
実施例、比較例における燃料貯留体の構成を表1に、試験1〜4の結果を表2に示す。
Figure 0004403178
Figure 0004403178
本発明の液体燃料貯留体は、携帯電話、ノート型パソコン及びPDAなどの携帯用電子機器の電源として用いられるのに好適な小型の燃料電池の燃料貯留用に用いることができる。

Claims (13)

  1. 燃料電池本体に連結自在となる燃料貯留体であって、該燃料貯留体には、液体燃料を収容する燃料収容容器、燃料流出部と、収容された液体燃料を封止すると共に該液体燃料の消費に伴い移動する追従体とを備え、かつ該燃料流出部には、該燃料収容容器の内部と外部との連通を封止し、液体燃料供給部材を挿入することで前記燃料収容容器内部と前記燃料電池本体とを連通させ、該燃料収容容器内部の液体燃料を該燃料電池本体側へ供給させる連通部が形成される弁体を備えたことを特徴とする燃料電池用燃料貯留体。
  2. 前記弁体は、弾性材料からなり、前記連通部はスリットであって、該スリットが閉じる方向に圧縮力が作用することを特徴とする請求項記載の燃料電池用燃料貯留体。
  3. 前記弁体は、断面形状が楕円状であって、該弁体の短径方向にスリットが設けられ、かつ該弁体の長径が、その長さよりも短い長さに圧縮されることを特徴とする請求項記載の燃料電池用燃料貯留体。
  4. 前記楕円形状の弁体を、その弁体の長径より短い長径を有する楕円、もしくはその長径より短い直径の円形状の容器に圧入して、該弁体の長径方向を圧縮することを特徴とする請求項記載の燃料電池用燃料貯留体。
  5. 前記弁体は、断面形状が円形状であって、スリットが設けられ、かつ該弁体はその直径よりも短い短径を有する楕円形状の容器に、該スリットが形成する線が該楕円の長径方向であるように圧入され、該弁体の直径より短い長さに圧縮されることを特徴とする請求項記載の燃料電池用燃料貯留体。
  6. 前記弁体を圧入する容器は、前記燃料収容容器に設けられた弁体収容部であることを特徴とする請求項4〜5の何れか一つに記載の燃料電池用燃料貯留体。
  7. 前記弁体を圧入する容器は、弁体アダプターであって、該弁体を該弁体アダプターに収容した複合体を前記燃料収容容器に装着することを特徴とする請求項4〜5の何れか一つに記載の燃料電池用燃料貯留体。
  8. 前記弁体は、前記液体燃料に対して気体透過性の低い材料からなり、かつ、JIS K 6262−1997で規定される圧縮永久歪み率が20%以下の材料からなることを特徴とする請求項2〜7の何れか一つに記載の燃料電池用燃料貯留体。
  9. 前記弁体材料が、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴムの何れかである請求項記載の燃料電池用燃料貯留体。
  10. 前記弁体には前記燃料収容容器の内部に向かって凸状突起が形成されていることを特徴とする請求項1〜9の何れか一つに記載の燃料電池用燃料貯留体。
  11. 前記弁体は、バルブ部材が弾性体によって閉じられ、前記液体燃料供給部材の挿入により開かれることを特徴とする請求項に記載の燃料電池用燃料貯留体。
  12. 前記液体燃料がメタノール液、エタノール液、ジメチルエーテル(DME)、ギ酸、ヒドラジン、アンモニア液、エチレングリコール、ショ糖水溶液及び水素化ホウ素ナトリウム水溶液から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜11の何れか一つに記載のである燃料電池用燃料貯留体。
  13. 前記燃料電池本体が、燃料電極体の外表部に電解質層、該電解質層の外表部に空気電極層を構築することで形成される単位セルが複数連結されると共に、該単位セルには前記燃料貯留体に接続される前記燃料供給部材が連結されて前記液体燃料が供給される構成となる請求項1〜12の何れか一つに記載の燃料電池用燃料貯留体。
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