JP4401883B2 - 車載端末、移動通信端末およびこれらを用いたメール送受信システム - Google Patents

車載端末、移動通信端末およびこれらを用いたメール送受信システム Download PDF

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Description

この発明は、車載端末、移動通信端末およびこれらを用いたメール送受信システムに関し、特に車内からのメール送信に好適なメール定型文を作成する技術に関する。
従来、PHS(Personal Handyphone System)端末や携帯電話端末といった移動通信端末が知られている。この移動通信端末は、基本機能としての音声通話機能の他に電子メール送受信機能を有しており、日常の情報連絡手段として、移動通信端末の電子メール送受信機能を使用する人が多い。
最近では、自動車の運転中も電子メール送受信機能を使いたいというニーズが強くなり、移動通信端末を自動車に持ち込んだ場合には、自動車に装備されているカーナビゲーション装置といった通信機能付の車載端末と連携して電子メールを送受信できるようになっている。なお、この場合、日常使用している移動通信端末に割り当てられているメールアドレスを使用したいという理由から、メールサーバに対してメールの送受信を行う機能は、移動通信端末側に備えられている。
ところで、運転中に、携帯電話と接続されたカーナビゲーション装置なの車載端末でメールが受信された場合は、車載端末から、安全に、つまり運転操作を邪魔することなく返信メールを送信することが要求される。このような要求に応える技術として、移動通信装置に対する問い合わせ電子メールに対して、現在位置、目的地などの移動情報を含む返信電子メールを自動送信する電子メール自動返信機能付き移動通信装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電子メール自動返信機能付き移動通信装置では、移動通信装置にGPS受信機などの位置情報取得手段を備え、自動返信可否を判定する返信判定ルールと、返信電子メールの内容を規定する返信内容ルールが予め登録される。そして、受信電子メールと返信判定ルールとを照合して返信可否が判定され、返信内容ルールに従って移動情報を含む返信電子メールが自動作成されて送信される。
特開2003−308278号公報
ところで、車内におけるメールの送受信は、PHS端末や携帯電話端末といった移動通信端末単独または通信機能付きカーナビゲーション装置単独でも可能であるが、安全運転上は、車の運転中に使うことを想定しているカーナビゲーション装置でメールを扱うことが望ましい。
しかしながら、通信機能付きカーナビゲーション装置でメールを扱う場合、返信メールの内容を入力によって作成することは可能であるが、カーナビゲーション装置を操作できるのは乗車時のみであるので、乗車している時に返信メールの内容を作成するという煩わしい作業をしなければならない。
この発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、簡単且つ安全に車内においてメールを送受信できる車載端末、移動通信端末およびこれらを用いたメール送受信システムを提供することを目的とする。
この発明に係る車載端末は、近距離通信を制御する近距離通信インタフェース部と、メール定型文を蓄積するメール定型文蓄積部と、移動通信端末から近距離通信インタフェース部を介して受信したメール定型文をメール定型文蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、メール定型文蓄積部に蓄積されているメール定型文の1つを選択し、送信メールデータとして近距離通信インタフェース部を介して移動通信端末に送信する制御部とを備えている。
この発明に係る車載端末は、近距離通信を制御する近距離通信インタフェース部と、メール定型文に付されるメールタイトルを蓄積するメールタイトル蓄積部と、移動通信端末から近距離通信インタフェース部を介して受信したメールタイトルをメールタイトル蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、メールタイトル蓄積部に蓄積されているメールタイトルの1つを選択し、送信メールタイトルとして近距離通信インタフェース部を介して移動通信端末に送信するメールタイトル制御部とを備えている。
この発明に係る車載端末は、近距離通信を制御する近距離通信インタフェース部と、メール定型文に付されるメールタイトルを予め蓄積するメールタイトル蓄積部と、移動通信端末からの要求に応答してメールタイトル蓄積部に蓄積された全てのメールタイトルを移動通信端末に送信し、さらに、メール送信要求に応答して、メールタイトル蓄積部に蓄積されているメールタイトルの1つを選択し、送信メールタイトルとして近距離通信インタフェース部を介して移動通信端末に送信するメールタイトル制御部とを備えている。
この発明に係る移動通信端末は、メール定型文を生成するメール定型文生成部と、メール定型文生成部で生成されたメール定型文を車載端末に送信するとともに、車載端末から送られてくる送信メールデータを受信する近距離通信インタフェース部と、近距離通信インタフェース部で受信された送信メールデータに基づき送信メールを生成するメール送信部と、メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部とを備えている。
この発明に係る移動通信端末は、メール定型文およびメール定型文に付されるメールタイトルを生成するメール定型文生成部と、メール定型文生成部で生成されたメール定型文およびメールタイトルを蓄積するメール定型文蓄積部と、メール定型文生成部で生成されたメールタイトルを車載端末に送信するとともに、車載端末から送られてくる送信メールタイトルを受信する近距離通信インタフェース部と、近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに対応するメール定型文をメール定型文蓄積部から読み出して送信メールを生成するメール送信部と、メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部とを備えている。
この発明に係る移動通信端末は、全ての送信メールタイトルを車載端末から受信する近距離通信インタフェース部と、近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに基づきメール定型文を生成するメール定型文生成部と、メール定型文生成部で生成されたメール定型文および近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルを蓄積するメール定型文蓄積部と、近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに対応するメール定型文をメール定型文蓄積部から読み出して送信メールを生成するメール送信部と、メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部とを備えている。
この発明に係るメール送受信システムは、(A)近距離通信を制御する第1近距離通信インタフェース部と、メール定型文を蓄積するメール定型文蓄積部と、移動通信端末から第1近距離通信インタフェース部を介して受信したメール定型文をメール定型文蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、メール定型文蓄積部に蓄積されているメール定型文の1つを選択し、送信メールデータとして第1近距離通信インタフェース部を介して移動通信端末に送信する制御部とを備えた車載端末と、(B)メール定型文を生成するメール定型文生成部と、メール定型文生成部で生成されたメール定型文を車載端末に送信するとともに、車載端末から送られてくる送信メールデータを受信する第2近距離通信インタフェース部と、第2近距離通信インタフェース部で受信された送信メールデータに基づき送信メールを生成するメール送信部と、メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部とを備えた移動通信端末とを備えている。
この発明に係るメール送受信システムは、(A)近距離通信を制御する第1近距離通信インタフェース部と、メール定型文に付されるメールタイトルを蓄積するメールタイトル蓄積部と、移動通信端末から第1近距離通信インタフェース部を介して受信したメールタイトルをメールタイトル蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、メールタイトル蓄積部に蓄積されているメールタイトルの1つを選択し、送信メールタイトルとして第1近距離通信インタフェース部を介して移動通信端末に送信するメールタイトル制御部とを備えた車載端末と、(B)メール定型文およびメール定型文に付されるメールタイトルを生成するメール定型文生成部と、メール定型文生成部で生成されたメール定型文およびメールタイトルを蓄積するメール定型文蓄積部と、メール定型文生成部で生成されたメールタイトルを車載端末に送信するとともに、車載端末から送られてくる送信メールタイトルを受信する第2近距離通信インタフェース部と、第2近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに対応するメール定型文をメール定型文蓄積部から読み出して送信メールを生成するメール送信部と、メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部とを備えた移動通信端末とを備えている。
この発明に係るメール送受信システムは、(A)近距離通信を制御する第1近距離通信インタフェース部と、メール定型文に付されるメールタイトルを予め蓄積するメールタイトル蓄積部と、移動通信端末からの要求に応答してメールタイトル蓄積部に蓄積された全てのメールタイトルを移動通信端末に送信し、さらに、メール送信要求に応答して、メールタイトル蓄積部に蓄積されているメールタイトルの1つを選択し、送信メールタイトルとして第1近距離通信インタフェース部を介して移動通信端末に送信するメールタイトル制御部とを備えた車載端末と、(B)全ての送信メールタイトルを車載端末から受信する第2近距離通信インタフェース部と、第2近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに基づきメール定型文を生成するメール定型文生成部と、メール定型文生成部で生成されたメール定型文および第2近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルを蓄積するメール定型文蓄積部と、第2近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに対応するメール定型文をメール定型文蓄積部から読み出して送信メールを生成するメール送信部と、メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部とを備えた移動通信端末とを備えている。
この発明によれば、利用者は、移動通信端末で予め作成したメール送信用のメール定型文を車載端末に転送し、車載端末では、このメール定型文を利用して送信メールを作成することができる。従って、利用者は、日常の暇な時に、移動通信端末上でメール定型文を作成しておき、必要に応じて車載端末に転送することにより、定型文作成作業という煩わしい作業を車内でしなくてすむ。
この発明によれば、車載端末側ではメールタイトルのみ蓄積すればよいので、車載端末での蓄積量を低減することができる。
この発明によれば、移動通信端末から車載端末に対してメール定型文もメールタイトルも転送する必要がなくなり、車載端末から送信メールのメールタイトルのみを受信するだけで送信メールを生成できる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の各実施の形態においては、同一または相当する構成部分には同一の符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この実施の形態1に係るメール送受信システムの構成を示す図である。このメール送受信システムは、カーナビゲーション装置1、携帯電話2、携帯電話パケット網3、メールサーバ4、インターネット5およびメール受信端末6から構成されている。カーナビゲーション装置1は、この発明の車載端末に対応し、携帯電話2は、この発明の移動通信端末に対応する。
このメール送受信システムにおいて、携帯電話2は、携帯電話パケット網3を介してメールサーバ4に接続される。メールサーバ4は、さらにインターネット5を介してパーソナルコンピュータや携帯電話といったメール受信端末6に接続されている。なお、このメール送受信システムのうち、携帯電話パケット網3、メールサーバ4、インターネット5およびメール受信端末6から構成される部分は、現在運用されている周知のメール送受信システムと同じ仕組みであるので詳細な説明は省略する。
カーナビゲーション装置1は、簡単に取り外しできないように車に固定されている。カーナビゲーション装置1の基本機能を実現するための構成および動作は周知であるので、以下では、この発明に直接関係する部分についてのみ説明する。
カーナビゲーション装置1は、送信メール生成部10、赤外線通信インタフェース部11、メール定型文制御部12およびメール定型文蓄積部13から構成されている。この発明の制御部は、送信メール生成部10およびメール定型文制御部12に対応する。
赤外線通信インタフェース部11は、この発明の近距離通信インタフェース部および第1近距離通信インタフェース部に対応し、携帯電話2との間で行われる赤外線通信を制御する。メール定型文制御部12は、メール定型文の蓄積や読み出しを制御する。メール定型文蓄積部13は、メール定型文を蓄積する。このメール定型文蓄積部13は、カーナビゲーション装置1の内部に設けられているHDD(Hard Disk Drive)または不揮発性メモリ(いずれも図示しない)によって構成することができる。送信メール生成部10は、送信メールデータを生成する。
携帯電話2は、利用者によって車内に持ち込まれる。この携帯電話2の基本機能である電話機能およびメール送受信機能を実現するための構成および動作は周知であるので、以下では、この発明に直接関係する部分についてのみ説明する。
携帯電話2は、メール定型文生成部30、赤外線通信インタフェース部31、メール送信部32およびパケット通信部33から構成されている。
メール定型文生成部30は、メール定型文を生成する。図2は、メール定型文生成部30の詳細な構成を示すブロック図である。メール定型文生成部30は、メール定型文制御部301、表示部302および入力部303から構成されている。表示部302は、携帯電話2のディスプレイから構成されており、例えば図3に示すようなメール定型文生成画面を表示する。入力部303は、携帯電話2のキーボードから構成されており、例えば図4に示すような、複数のキーを備えている。
赤外線通信インタフェース部31は、この発明の近距離通信インタフェース部および第2近距離通信インタフェース部に対応し、カーナビゲーション装置1との間で行われる赤外線通信を制御する。メール送信部32は、送信メールを生成する。パケット通信部33は、この発明の遠距離通信インタフェース部に対応し、入力された送信メールをパケットデータに変換して携帯電話パケット網3に送出する。
上述したカーナビゲーション装置1の赤外線通信インタフェース部11と携帯電話2の赤外線通信インタフェース部31との間で行われる赤外線通信には、例えば、複数のノート型パーソナルコンピュータ間の通信に採用されているIrDA(Infrared Data Association)の規格を採用することができる。
なお、この実施の形態1に係るメール送受信システムでは、カーナビゲーション装置1と携帯電話2との間で行われる近距離通信は、赤外線通信により行うように構成しているが、赤外線通信の代わりに、無線LAN(Local Area Network)、ブルートゥース(Bluetooth)、UWB(Ultra Wide Band)などを用いた無線通信や、カーナビゲーション装置1と携帯電話2とをケーブルで接続して有線通信を行うように構成することができる。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態1に係るメール送受信システムの動作を説明する。
まず、携帯電話2の動作を説明する。携帯電話2のメール定型文生成部30は、利用者による入力部303の操作に応じてメール定型文を生成し、生成したメール定型文を赤外線通信インタフェース部31に送る。このメール定型文生成部30でメール定型文を生成するメール定型文生成処理については後述する。
赤外線通信インタフェース部31は、メール定型文生成部30から受け取ったメール定型文を赤外線によってカーナビゲーション装置1に送信する。また、赤外線通信インタフェース部31は、カーナビゲーション装置1の赤外線通信インタフェース部11から赤外線によって送信されてくる送信メールデータをメール送信部32に送る。
メール送信部32は、赤外線通信インタフェース部31から受け取った送信メールデータに基づいて送信メールを生成し、パケット通信部33に送る。このメール送信部32で行われる送信メール生成処理については後述する。
パケット通信部33は、メール送信部32から受け取った送信メールをパケットデータに変換し、携帯電話パケット網3を介してメールサーバ4に送信する。このパケット通信部33において実行されるメール送信処理は、既存の携帯電話におけるメール送信処理と同様の処理によって実現できる。
次に、メール定型文生成部30で行われるメール定型文生成処理について説明する。メール定型文生成部30では、まず、メール定型文制御部301は、メール定型文生成画面の表示要求を表示部302に出力する。これにより、表示部302に、図3に示すようなメール定型文生成画面が表示される。
携帯電話2の利用者は、入力部303を操作して、作成したいメール定型文を構成する文字列を入力する。文字列の入力が完了した後、携帯電話2の利用者は、メール定型文生成画面上に表示された入力完了ボタンを押す。メール定型文制御部301は、入力完了ボタンが押下されると、表示部302に表示された文字列をメール定型文として赤外線通信インタフェース部31に送る。
なお、メール定型文生成処理における文字列の入力処理および画面表示処理は、既存の携帯電話のキー入力処理および液晶ディスプレイに対する表示処理と同様の処理によって実現できる。
次に、メール送信部32で行われる送信メール生成処理について説明する。メール送信部32は、カーナビゲーション装置1から送信されてくる送信メールデータ(詳細は後述する)に含まれている、「件名:」「宛先:」「内容:」の各項目に入っている文字列を、RFC2822(IETF(Internet Engineering Task Force)が定めたインターネットメッセージのフォーマット)で規定されているフォーマットに変換して送信メールを生成する。RFC2822のメールフォーマットに変換する処理は、既存のパーソナルコンピュータなどで動作する電子メールソフトにおいて行われる処理と同じである。
なお、カーナビゲーション装置1において、RFC2822によって規定されたフォーマットで送信メールを生成して携帯電話2に送信し、携帯電話2のメール送信部32では、受信した送信メールをそのままパケット通信部33に送るように構成することもできる。
カーナビゲーション装置1から送信されてくる送信メールデータは、以下に挙げる項目を含み、各項目に対して、文字列が入力された形式で携帯電話2に送信される。
・件名:送信メールのタイトル(RFC2822におけるSubject:フィールド)
・宛先:送信メールの送信先メールアドレス(RFC2822におけるTo:フィールド)
・内容:送信メール内容(メール定型文)
なお、送信メールデータには、上述した項目の他に、RFC2822で規定されているCC:フィールドやBCC:フィールドなどを含むように構成することができる。
次に、カーナビゲーション装置1の動作を説明する。カーナビゲーション装置1の赤外線通信インタフェース部11は、携帯電話2の赤外線通信インタフェース部31から受信したメール定型文をメール定型文制御部12に送る。メール定型文制御部12は、受け取ったメール定型文をメール定型文蓄積部13に蓄積する。また、メール定型文制御部12は、送信メール生成部10からのメール定型文取得要求に応答して、メール定型文蓄積部13に蓄積されているメール定型文を読み出して、送信メール生成部10に送る。
送信メール生成部10は、図示しない入力部の操作によって発生されたメール送信要求に応答して、メール定型文制御部12に対してメール定型文取得要求を発行するとともに、このメール定型文取得要求に応答してメール定型文制御部12から送られてくるメール定型文と所定の送信先メールアドレスおよび所定の送信メールタイトルを含む送信メールデータを生成し、赤外線通信インタフェース部11を介して、携帯電話2に送信する。
なお、送信メール生成部10は、所定の送信先メールアドレスおよび所定の送信メールのタイトルを用いて送信メールデータを生成するように構成しているが、送信先メールアドレスおよび送信メールタイトルは、複数の候補の中からカーナビゲーション装置1の利用者が選択するように、或いは、カーナビゲーション装置1の利用者が図示しない入力部から入力するように構成することができる。また、送信メール生成部10は、送信メールデータを生成して携帯電話2に送信するように構成しているが、送信メール生成部10において、RFC2822で規定されているフォーマットで送信メールを生成して携帯電話2に送信するように構成することもできる。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るメール送受信システムによれば、利用者は、携帯電話2で予め作成したメール送信用のメール定型文をカーナビゲーション装置1に転送し、カーナビゲーション装置1では、このメール定型文を利用して送信メールデータを作成することができる。従って、利用者は、日常の暇な時に、携帯電話2上でメール定型文を作成しておき、必要に応じてカーナビゲーション装置1に転送することにより、定型文作成作業という煩わしい作業を車内で行う必要がない。
なお、上述した実施の形態1に係るメール送受信システムでは、1つのメール定型文のみを携帯電話2からカーナビゲーション装置1に送信するように構成したが、複数のメール定型文を同時にまたは所定時間間隔で送信するように構成できる。この場合、カーナビゲーション装置1のメール定型文制御部12では、メール定型文蓄積部13に蓄積された複数のメール定型文のうちの1つを選択して送信メール生成部10に送るように構成できる。
また、実施の形態1に係るメール送受信システムでは、送信メールデータのうち、送信メールの内容のみをメール定型文とするように構成したが、送信メールのタイトルもメール定型文に含めるように構成することもできる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るメール送受信システムは、携帯電話2で作成された送信メールタイトルのみをカーナビゲーション装置1に送信するようにしたものである。
この実施の形態2に係るメール送受信システムは、図1に示した実施の形態1に係るメール送受信システムの構成要素のうち、カーナビゲーション装置1および携帯電話2の構成のみが実施の形態1のそれらと異なる。以下では、実施の形態1に係るメール送受信システムと相違する部分を中心に説明する。
図5は、カーナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置1は、赤外線通信インタフェース部11、メールタイトル制御部14およびメールタイトル蓄積部15から構成されている。
赤外線通信インタフェース部11は、実施の形態1に係るカーナビゲーション装置1のそれと同じである。メールタイトル制御部14は、メールタイトルの蓄積や読み出しを制御する。メールタイトル蓄積部15は、メールタイトルを蓄積する。このメールタイトル蓄積部15は、カーナビゲーション装置1の内部に設けられているHDDまたは不揮発性メモリ(いずれも図示しない)によって構成できる。
図6は、携帯電話2の構成を示すブロック図である。この携帯電話2は、メール定型文生成部30、赤外線通信インタフェース部31、メール送信部32、パケット通信部33およびメール定型文蓄積部34から構成されている。
メール定型文生成部30、赤外線通信インタフェース部31、メール送信部32およびパケット通信部33は、実施の形態1に係る携帯電話2のそれらと同じである。メール定型文蓄積部34は、メール定型文およびメールタイトルを蓄積する。このメール定型文蓄積部34は、例えば、既存の携帯電話において電話帳などを記憶するために使用される不揮発性メモリや超小型のHDDを用いて構成できる。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態2に係るメール送受信システムの動作を説明する。
まず、カーナビゲーション装置1の動作を説明する。カーナビゲーション装置1の赤外線通信インタフェース部11は、携帯電話2の赤外線通信インタフェース部31からメールタイトルを受信すると、その受信したメールタイトルをメールタイトル制御部14に送る。
メールタイトル制御部14は、受け取ったメールタイトルをメールタイトル蓄積部15に蓄積する。メールタイトル制御部14は、携帯電話2からメールタイトルが送信されてくる毎に、メールタイトルの蓄積を繰り返す。これにより、メールタイトル蓄積部15には、図7に示すようなメールタイトルが記録される。
また、メールタイトル制御部14は、カーナビゲーション装置1の利用者からのメール送信要求に応答して、メールタイトル蓄積部15に蓄積されている複数のメールタイトルのうちの1つを選択して読み出し、送信メールタイトルとして所定の送信先メールアドレスと一緒に、赤外線通信インタフェース部11を介して、携帯電話2に送信する。メール送信要求は、カーナビゲーション装置1に設けられた図示しない入力部を操作する、例えばボタンを押下することにより発生される。なお、メール送信要求は、利用者から直接的に指示されない場合であっても、例えば、外部からメールを受信した時に自動的に発生させるように構成することもできる。
次に、携帯電話2の動作を説明する。携帯電話2のメール定型文生成部30は、利用者による入力部303の操作に応じてメール定型文およびメールタイトルを生成し、メールタイトルのみを赤外線通信インタフェース部31を介してカーナビゲーション装置1に送信するとともに、メールタイトルおよびメール定型文をメール定型文蓄積部34に送って蓄積させる。図7は、メール定型文蓄積部34におけるメールタイトルおよびメール定型文の蓄積フォーマットを示す図である。メール定型文蓄積部34には、メールタイトルとメール定型文とが対になって蓄積される。
一方、赤外線通信インタフェース部31は、カーナビゲーション装置1から送信メールタイトルを受信すると、その送信メールタイトルをメール送信部32に送る。メール送信部32は、メール定型文蓄積部34に蓄積されているメール定型文の中から、受信した送信メールタイトルに対応するメール定型文を検索し(検索処理の詳細は後述する)、検索したメール定型文およびメールタイトルに基づき送信メールを生成してパケット通信部33に送る。パケット通信部33は、メール送信部32から受け取った送信メールをパケットデータに変換しメールサーバ4に送信する。
なお、メール定型文生成部30で行われるメール定型文生成処理およびメール送信部32において行われる送信メール生成処理の内容は、実施の形態1におけるそれらと同じである。
図8は、メール送信部32で行われる、メール定型文蓄積部34からメール定型文を検索する検索処理を示すフローチャートである。
この検索処理では、まず、ループカウンタnが初期化(n=1)される(ステップST10)。次いで、メール定型文蓄積部34に蓄積されているn行目のメールタイトルと受信されたメールタイトルの文字列が比較される(ステップST11)。ここで、文字列が一致しないことが判断されると、ループカウンタがインクリメント(n=n+1)され(ステップST12)、その後、シーケンスはステップST11に戻り、以下、ステップST11およびST12が繰り返し実行される。
このステップST11およびST12の繰り返し実行の途中で、ステップST11において、文字列が一致したことが判断されると、n行目のメール定型文がメール定型文蓄積部34から読み出され、送信メールの内容としてメール送信部32に送られる(ステップST13)。以上により、検索処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係るメール送受信システムによれば、カーナビゲーション装置1にはメールタイトルのみを蓄積すればよいので、カーナビゲーション装置1での蓄積量を低減さることができる。
なお、上述した実施の形態2に係るメール送受信システムでは、携帯電話2からメールタイトルを送信するタイミングをメール定型文を生成した後とし、メールタイトルを1つずつカーナビゲーション装置1に送信するように構成したが、予め、メールタイトルおよびメール定型文をメール定型文蓄積部34に蓄積しておき、携帯電話2の利用者からの要求(例えば送信ボタンの押下など)に応答して、メールタイトルをまとめてカーナビゲーション装置1に送信するように構成できる。
次に、この発明の実施の形態2に係るメール送受信システムの変形例を説明する。上述した実施の形態2に係るメール送受信システムでは、携帯電話2のメール定型文生成部30において、メールタイトルとメール定型文を生成し、その内のメールタイトルのみをカーナビゲーション装置1に送信するようにしているが、この実施の形態2の変形例に係るメール送受信システムでは、カーナビゲーション装置1に予めメールタイトルを蓄積しておき、携帯電話2からの送信要求に応じて、全てのメールタイトルを送信メールタイトルとして携帯電話2に送信し、携帯電話2では、受信した送信メールタイトルに応じたメール定型文を生成してメール定型文蓄積部34に蓄積するようにしている。
図9は、実施の形態2の変形例に係るメール送受信システムの動作を示すシーケンスチャートである。このメール送受信システムでは、まず、携帯電話2からメールタイトル送信要求を発行する(ステップST20)。このメールタイトル送信要求を受信したカーナビゲーション装置1は、メールタイトル蓄積部15に蓄積されている全てのメールタイトル(メールタイトルリスト)を読み出して送信メールタイトルとして携帯電話2に送信する(ステップST30)。携帯電話2は、全てのメールタイトルを受信し(ステップST21)、次いで、メール定型文を生成してメールタイトルと対応付けてメール定型文蓄積部34に蓄積する(ステップST22)。
この実施の形態2の変形例に係るメール送受信システムにおけるメール送信時の処理の内容は、上述した実施の形態2のそれと同じである。
以上説明したように、この発明の実施の形態2の変形例に係るメール送受信システムによれば、携帯電話2からカーナビゲーション装置1に対してメール定型文もメールタイトルも転送する必要がなくなり、カーナビゲーション装置1から送信メールのタイトルのみを受信するだけで送信メールを生成することが可能になる。
なお、上述した実施の形態2の変形例に係るメール送受信システムでは、携帯電話2からメールタイトル送信要求を発行するように構成したが、携帯電話2とカーナビゲーション装置1との通信接続処理が完了した際に、カーナビゲーション装置1から自動的に全てのメールタイトルを携帯電話2に送信するように構成することもできる。
また、上述した実施の形態2の変形例に係るメール送受信システムでは、カーナビゲーション装置1がメール送信する場合に、メールタイトル蓄積部15に蓄積されたメールタイトルから任意に選択するように構成したが、カーナビゲーション装置1が取得して管理している車両情報に応じて、送信するメールタイトルを選択するように構成できる。例えば、高速道路を走行している場合には、「後で連絡します」のメールタイトルを、一般道路を走行中には、「只今運転中です」を選択して送信するように構成できる。なお、高速道路を走行しているかどうかの認識方法としては、既存のカーナビゲーション装置で採用されている方法を用いることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るメール送受信システムは、カーナビゲーション装置1に蓄積されているメール定型文を送信メール候補として利用者に提示し、その中から選択された1つを送信メールとして送信するようにしたものである。
この実施の形態3に係るメール送受信システムは、図1に示した実施の形態1に係るメール送受信システムの構成要素のうち、カーナビゲーション装置1の構成のみが実施の形態1のそれらと異なる。以下では、実施の形態1に係るメール送受信システムと相違する部分を中心に説明する。
図10は、カーナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置1は、送信メール生成部10、赤外線通信インタフェース部11、メール定型文制御部12、メール定型文蓄積部13、メール定型文表示部16、表示モニタ17、音声認識部18、音声入力部19およびマイクロフォン20から構成されている。この発明のメール定型文リスト表示部は、メール定型文表示部16および表示モニタ17から構成されている。また、この発明の利用者入力部は、音声認識部18、音声入力部19およびマイクロフォン20から構成されている。
送信メール生成部10、赤外線通信インタフェース部11、メール定型文制御部12およびメール定型文蓄積部13は、実施の形態1に係るカーナビゲーション装置1のそれらと同じである。
メール定型文表示部16は、メール定型文を表示モニタ17にリスト形式で表示させる。音声認識部18は、音声認識処理を実行する。音声入力部19は、マイクロフォン20から入力されたアナログの音声信号をデジタル音声信号に変換するA/D変換処理を行う。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態3に係るメール送受信システムの動作を説明する。なお、メール送信時に行われるメール定型文の選択処理以外は、実施の形態1に係るメール送受信システムにおいて行われる処理と同じであるので、以下では、メール定型文の選択処理についてのみ説明する。
カーナビゲーション装置1の送信メール生成部10は、メール送信時にメール定型文制御部12から受け取ったメール定型文(メールタイトルも含む)に基づき送信メール候補リストを生成し、メール定型文表示部16に送る。図11は、送信メール候補リストのフォーマットの一例を示す図である。この送信メール候補リストは、リスト形式で表現されたデータから成り、メール番号およびメールタイトルから所望の送信メールを選択できるようになっている。
メール定型文表示部16では、送信メール生成部10から受け取った送信メール候補リストに基づき、例えば図12(a)に示すように、メール番号とメール定型文(あるいは、メールタイトル)を一対にしてリスト表示の形式で表示モニタ17に表示させる。なお、表示モニタ17には、例えば図12(b)に示すように、地図とリストをほぼ半分ずつ表示させることもできるし、図12(c)に示すように、リストを地図の一部に小さく表示させることもできる。
カーナビゲーション装置1の利用者は、表示モニタ17に表示されたリストの中から所望の番号(例えば「いちばん」、「にばん」など)をマイクロフォン20に向かって発話する。音声入力部19は、マイクロフォン20から送られてくるアナログの音声信号をデジタル音声信号に変換して音声認識部18に送る。音声認識部18は、受け取ったデジタル音声信号に対して音声認識処理を行い、認識結果として得られた番号(1、2、3、・・・)を送信メール生成部10に送る。送信メール生成部10は、受け取った番号に対応する送信メール候補を送信メール候補リストから選択し、送信メールデータとして、赤外線通信インタフェース部11を介して携帯電話2に送信する。
なお、音声入力部19におけるA/D変換処理および音声認識部18における音声認識処理としては、既存のカーナビゲーション装置におけるA/D変換処理および音声認識処理を利用できる。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係るメール送受信システムによれば、メール送信時にメール定型文表示部16がメール定型文を表示モニタ17に表示するので、利用者はリストの中から所望の内容を有する送信メールを選択することができる。
なお、上述した実施の形態3に係るメール送受信システムでは、カーナビゲーション装置1の利用者は、音声入力により所望の送信メール候補を選択するように構成したが、表示モニタ17に表示された送信メール候補リストからカーナビゲーション装置1に付随しているリモートコントローラ、ジョイスティックキー、番号ボタン、タッチパネルなどを用いて選択するように構成することもできる。
また、表示モニタ17に表示された送信メール候補リストから1つの送信メール候補を選択する際に、メール番号を発話させて音声認識することにより送信メール候補を選択するように構成したが、表示モニタ17に表示される送信メール候補リストにメールタイトルを含め、メールタイトルを発話させて音声認識することにより送信メール候補を選択するように構成できる。
次に、この発明の実施の形態3に係るメール送受信システムの変形例を説明する。この実施の形態3の変形例に係るメール送受信システムは、メール定型文を音声により読みあげて利用者に提示し、この提示された中から1つのメール定型文を選択するようにしたものである。
図13は、実施の形態3の変形例に係るメール送受信システムのカーナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置1は、図10に示した構成要素のメール定型文表示部16および表示モニタ17を、メール定型文読みあげ部21およびスピーカ22でそれぞれ置き換えて構成されている。メール定型文読みあげ部21は、メール定型文をスピーカ22で発話させる。この発明の音声読みあげ部は、メール定型文読みあげ部21およびスピーカ22から構成されている。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態3の変形例に係るメール送受信システムの動作を説明する。
カーナビゲーション装置1のメール定型文読みあげ部21は、送信メール生成部10からテキストデータとして送られてきた送信メール候補リストに基づき、各送信メール候補の音声データを生成し、スピーカ22に送る。これにより、スピーカ22から、例えば「いちばん、かえりみちの、とちゅうです。」などの音声が発生される。このテキストデータである送信メール候補から音声データを生成するためには、既存のパーソナルコンピュータや携帯電話、カーナビゲーション装置などで用いられているTTS(Text To Speech)機能を利用することができる。
カーナビゲーション装置1の利用者は、スピーカ22から発話された送信メール候補の中から所望の番号(例えば「いちばん」、「にばん」など)をマイクロフォン20に向かって発話する。以後の動作は、上述した実施の形態3に係るメール送受信システムのカーナビゲーション装置1の動作と同じである。
以上説明したように、この発明の実施の形態3の変形例に係るメール送受信システムによれば、メール送信時にメール定型文読み出し部21がメール定型文を音声でスピーカ22から発生させるので、利用者は画面を見ないで、つまり、より安全に所望の送信メールを選択することができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係るメール送受信システムは、音声読みあげ処理(TTS処理)のうち、テキストの漢字かな混じり文字列から読みあげデータ(漢字やカタカナの読み)を生成する部分を携帯電話2で行い、メール定型文と合わせて読みあげデータをカーナビゲーション装置1に送信するようにしたものである。
この実施の形態4に係るメール送受信システムは、図1に示した実施の形態1に係るメール送受信システムの構成要素のうち、カーナビゲーション装置1および携帯電話2のみが実施の形態1のそれらと異なる。以下では、実施の形態1に係るメール送受信システムと相違する部分を中心に説明する。
図14は、携帯電話2の構成を示すブロック図である。この携帯電話2は、メール定型文生成部30、赤外線通信インタフェース部31、メール送信部32、パケット通信部33および読み上げデータ生成部35から構成されている。
赤外線通信インタフェース部31、メール送信部32およびパケット通信部33は、実施の形態1に係る携帯電話2のそれらと同じである。メール定型文生成部30は、メール定型文を生成する機能は実施の形態1のそれと同じであるが、生成したメール定型文およびこのメール定型文に基づいて生成された読みあげデータを赤外線通信インタフェース部31に送る点で実施の形態1のそれと異なる。読みあげデータ生成部35は、メール定型文から読みあげデータを生成する。
カーナビゲーション装置1の構成は、メール定型文読みあげ部21の動作を除き、図13に示した実施の形態3の変形例に係るメール送受信システムのカーナビゲーション装置1の構成と同じである。メール定型文読みあげ部21は、送信メール生成部10から送られてくる読みあげデータ(メール定型文ではない)に基づいて音声データを生成する。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態4に係るメール送受信システムの動作を説明する。
まず、携帯電話2の動作を説明する。なお、メール送信処理は、実施の形態1におけるそれと同じであるので、ここでは、メール定型文の生成処理について説明する。メール定型文生成部30は、実施の形態1で説明した方法と同様の方法でメール定型文を生成し、生成したメール定型文を読みあげデータ生成部35に送る。読みあげデータ生成部35は、読みあげデータを生成する。
具体的には、読みあげデータ生成部35は、メール定型文生成部30から受け取った「漢字かな混じり」のメール定型文から、漢字の読みおよびカタカナの読みを、予め携帯電話2の内部に保持している辞書および文法ルールに基づいて検索し、すべてが平仮名から成る読みあげデータを生成する。なお、この読みあげデータの生成処理は、既存のパーソナルコンピュータ、携帯電話、カーナビゲーション装置などで行われているTTS処理の一部を利用して行うことができる。この読みあげデータ生成処理により、例えば「明日来て下さい。」というメール定型文が入力された場合は、「あしたきてください。」というすべてが平仮名から成る読みあげデータが生成される。
メール定型文生成部30は、上記のようにして生成した読みあげデータをメール定型文生成部30に返す。メール定型文生成部30は、読みあげデータ生成部35から受け取った読みあげデータを、メール定型文と一緒に赤外線通信インタフェース部31を介して、カーナビゲーション装置1に送信する。
なお、読みあげデータ生成部35では、漢字や仮名の「読み」のみを生成するように構成したが、単語と単語の間に短い休止期間を挿入したり、抑揚をつけるためのアクセント記号を付加するように構成することもできる。
次に、カーナビゲーション装置1の動作を説明する。カーナビゲーション装置1のメール定型文制御部12は、携帯電話2から赤外線通信インタフェース部11を介して、メール定型文とその読みあげデータを受信すると、受信した読みあげデータに対して、メール定型文のメール番号に応じた読みあげデータ(例えば、いちばん、にばん、さんばん・・・)を付加して、メール定型文蓄積部13に蓄積する。図15は、メール定型文蓄積部13に蓄積されるメール番号、メール定型文および読みあげデータの蓄積フォーマットを示す。
メール送信時には、送信メール生成部10は、メール定型文蓄積部13からメール定型文制御部12を介して、メール定型文と読みあげデータを合わせて受け取り、受け取った読みあげデータをメール定型文読みあげ部21に送る。メール定型文読みあげ部21は、受け取った読みあげデータから音声データを生成し、スピーカ22に送る。これにより、スピーカ22からメール定型文の内容が音声で出力される。なお、メール定型文読みあげ部21における音声データの生成処理は、既存のTTS処理の一部を利用して行うことができる。
以上説明したように、この発明の実施の形態4に係るメール送受信システムによれば、漢字かな混じり文字列を読みあげデータに変換する機能を携帯電話2に持たせたので、カーナビゲーション装置1の処理負荷を軽減できる。
なお、上述した実施の形態4に係るメール送受信システムでは、メール内容のみを対象として読みあげデータを生成するように構成したが、メールタイトルも含めて読みあげデータを生成するように構成できる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係るメール送受信システムは、読みあげデータの生成を、サーバで行うようにしたものである。
図16は、この発明の実施の形態5に係るメール送受信システムの構成を示す図である。このメール送受信システムは、実施の形態4に係るメール送受信システムに読みあげデータ生成サーバ7が追加されるとともに、携帯電話2の機能が変更されて構成されている。読みあげデータ生成サーバ7は、実施の形態4に係る携帯電話2の読みあげデータ生成部35と同じ機能を有する。
携帯電話2は、メール定型文生成部30、赤外線通信インタフェース部31、メール送信部32およびパケット通信部33から構成されている。
赤外線通信インタフェース部31およびメール送信部32は、実施の形態1に係る携帯電話2のそれらと同じである。メール定型文生成部30は、メール定型文を生成する機能は実施の形態1のそれと同じであるが、生成したメール定型文をパケット通信部33に送り、パケット通信部33から得られた読みあげデータとメール定型文とを一緒に赤外線通信インタフェース部31に送る点で実施の形態1のそれと異なる。
パケット通信部33は、メール送信部32から送られてくる送信メールをパケットデータに変換し、携帯電話パケット網3を介してメールサーバ4に送信する機能は実施の形態1のそれと同じであるが、以下の機能が追加されている点が実施の形態1のそれと異なる。即ち、実施の形態5に係るパケット通信部33は、メール定型文生成部30で生成されたメール定型文をパケットデータに変換し、携帯電話パケット網3を介して読みあげデータサーバ7に送信するとともに、読みあげデータ生成サーバ7から携帯電話パケット網3を介して受信した読みあげデータをメール定型文生成部30に送る機能を有する。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態5に係るメール送受信システムの動作を説明する。なお、カーナビゲーション装置1の動作は、実施の形態4のそれと同じであるので、以下では、携帯電話2の動作についてのみ説明する。
携帯電話2では、メール定型文生成部30は、実施の形態1で説明した方法と同様の方法でメール定型文を生成し、生成したメール定型文をパケット通信部33に送る。パケット通信部33は、メール定型文生成部30から受け取ったメール定型文をパケットデータに変換し、携帯電話パケット網3を介して読みあげデータ生成サーバ7に送信する。
また、パケット通信部33は、読みあげデータ生成サーバ7から携帯電話パケット網3を介して返される読みあげデータをメール定型文生成部30に送る。メール定型文生成部30は、生成したメール定型文とパケット通信部33から受け取った読みあげデータを一緒にして、赤外線通信インタフェース部31を介して、カーナビゲーション装置1に送信する。
なお、上述したパケット通信部33において行われる読みあげデータ生成サーバ7との間の通信処理は、既存の携帯電話とサーバとの間の通信を制御するためのサーバ−クライアント通信処理を利用して行うことができる。
以上説明したように、この発明の実施の形態5に係るメール送受信システムによれば、読みあげデータ生成サーバ7を用意し、携帯電話2からメール定型文を読みあげデータサーバ7に送信し、読みあげデータ生成サーバ7から返される読みあげデータをカーナビゲーション装置1に送信するように構成したので、携帯電話2の構成が簡単になる。また、メール定型文から読みあげデータを生成する処理を読みあげデータ生成サーバ7で行うように構成したので、これを携帯電話2で行う場合と比較して、より容量の大きな辞書・文法ルールを参照することができる。その結果、読みあげの精度を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態5では、読みあげデータ生成サーバ7は、携帯電話パケット網3に接続するように構成したが、携帯電話パケット網3とインターネット5との間を接続するためのゲートウェイを用いることにより、読みあげデータ生成サーバ7をインターネット5に接続するように構成できる。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係るメール送受信システムは、複数のメール定型文を組み合わせて送信メールを作成するようにしたものである。
この実施の形態6に係るメール送受信システムは、図1に示した実施の形態1に係るメール送受信システムの構成要素のうち、カーナビゲーション装置1のみが実施の形態1のそれと異なる。以下では、実施の形態1に係るメール送受信システムと相違する部分を中心に説明する。
図17は、カーナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置1は、送信メール生成部10、赤外線通信インタフェース部11、メール定型文制御部12、メール定型文蓄積部13およびメール定型文組合せ部23から構成されている。
送信メール生成部10、赤外線通信インタフェース部11、メール定型文制御部12およびメール定型文蓄積部13は、実施の形態1のそれらと同じである。メール定型文組合せ部23は、複数のメール定型文を組み合わせる処理を行う(詳細は後述する)。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態6に係るメール送受信システムの動作を説明する。なお、携帯電話2の動作は、実施の形態1のそれと同じであるので、以下では、カーナビゲーション装置1の動作についてのみ説明する。
メール定型文の受信処理および蓄積処理は、上述した各実施の形態と同様であるので、以下では、メール送信時の動作についてのみ説明する。
メール送信時には、メール定型文制御部12は、メール定型文蓄積部13に蓄積されている複数のメール定型文の中から任意の2つのメール定型文を選択し、選択したメール定型文を送信メール生成部10に送る。送信メール生成部10では、受け取った2つのメール定型文をメール定型文組合せ部23に送る。
この場合、まず、第1のメール定型文をメール定型文組合せ部23に送り、メール定型文組合せ部23から受信完了を受け取った後に、第2のメール定型文をメール定型文組合せ部23に送るように構成できる。あるいは、第1のメール定型文と第2のメール定型文を区切り記号(例えば「:」、「&」など)で接続し、1つのテキストとして送信し、メール定型文組合せ部23で区切り記号の前後を切り取り、第1のメール定型文および第2のメール定型文として使用するように構成することもできる。
メール定型文組合せ部23は、送信メール生成部10から受け取った2つのメール定型文を組合せて組合せメール定型文を生成する。即ち、送信メール生成部10から送られてくる第1のメール定型文と第2のメール定型文を単純に接合して1つの文にし、組合せメール定型文を生成する。例えば、第1のメール定型文が、「現在、運転中です。」であり、第2のメール定型文が、「後で連絡します。」である場合には、2つの定型文を接合することにより、「現在、運転中です。後で連絡します。」という組合せメール定型文が生成される。メール定型文組合せ部23は、このようにして生成した組合せメール定型文を送信メール生成部10に送る。
送信メール生成部10は、メール定型文組合せ部23から返されてくる組合せメール定型文を送信メールの内容とする送信メールデータを生成し、赤外線通信インタフェース部11を介して携帯電話2に送信する。
なお、上述したメール送受信システムでは、組み合わせるメール定型文の数を2つとしているが、3つ以上のメール定型文を組み合わせる(接合する)ように構成することもできる。また、上述したメール送受信システムでは、カーナビゲーション装置1が組み合わせるメール定型文を自動的に選択するように構成したが、実施の形態3や実施の形態4に係るメール送受信システムのように、カーナビゲーション装置1の利用者に組み合わせるメール定型文を選択させるように構成することもできる。
また、上述したメール送受信システムでは、単純に2つのメール定型文を接合するだけで組合せメール定型文を生成するように構成したが、重複する文字列を省いて生成するように構成することもできる。例えば、「こんにちは、現在、運転中です。」という定型文と、「こんにちは、後で連絡します。」という定型文とを組み合わせる場合に、文字列比較を行って「こんにちは、」が重複していると判定し、2つ目の「こんにちは、」を省略し、「こんにちは、現在、運転中です。後で連絡します。」という文を生成する。
以上説明したように、この発明の実施の形態6に係るメール送受信システムによれば、複数のメール定型文を送信メール候補として選択し、それらの定型文を組み合わせて送信メールデータを作成するように構成したので、送信メール内容のバリエーションを増やすことができる。
実施の形態7.
この発明の実施の形態7に係るメール送受信システムは、メール定型文の内部に動的に変化する変数(以下、「テンプレート変数」と呼ぶ)を入れてメール定型文を生成し、カーナビゲーション装置1で、テンプレート変数に値を代入することにより、送信メール内容とするようにしたものである。
この実施の形態7に係るメール送受信システムは、図1に示した実施の形態1に係るメール送受信システムの構成要素のうち、カーナビゲーション装置1および携帯電話2のみが実施の形態1のそれと異なる。以下では、実施の形態1に係るメール送受信システムと相違する部分を中心に説明する。
携帯電話2は、メール定型文生成部30の動作を除き、実施の形態1のそれと同じである。メール定型文生成部30の動作については後述する。
図18は、カーナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置1は、送信メール生成部10、赤外線通信インタフェース部11、メール定型文制御部12、メール定型文蓄積部13および車両情報取得部24から構成されている。
送信メール生成部10、赤外線通信インタフェース部11、メール定型文制御部12およびメール定型文蓄積部13は、実施の形態1のそれらと同じである。車両情報取得部24は、車両情報を取得する。
図19は、車両情報取得部24の詳細な構成を示すブロック図である。車両情報取得部24は、現在位置検出部241、地図データ蓄積部242および地図データアクセス部243から構成されている。
現在位置検出部241は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号に基づきカーナビゲーション装置1が搭載された車両の現在位置を検出する。地図データ蓄積部242は、地図データを記憶する。地図データアクセス部243は、現在位置検出部241で検出された現在位置に対応する地図データを地図データ蓄積部242から読み出して送信メール生成部10に送る。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態7に係るメール送受信システムの動作を説明する。
まず、携帯電話2の動作を説明する。この携帯電話2の動作は、テンプレート変数を含んだメール定型文を生成する点を除けば、実施の形態1に係る携帯電話の動作と同じである。ここで、テンプレート変数とは、図20に示すような変数であり、例えば、「#location#」のように、「#」で囲まれてメール定型文内に記述される。なお、テンプレート変数をメール定型文の中に記述する方法としては、図4に示すような携帯電話2の入力部303から入力する方法、あるいは、予めテンプレート変数リストを用意しておき、図3に示すようなメール定型文生成画面にテンプレート変数リストを表示させ、表示された複数のテンプレート変数の中から所望のテンプレート変数を利用者に選択させる方法を採用できる。
次に、カーナビゲーション装置1の動作を説明する。カーナビゲーション装置1の送信メール生成部10は、メール送信時に、送信メール生成処理を実行する。即ち、送信メール生成部10は、メール定型文蓄積部13からメール定型文制御部12を介してメール定型文を受け取ると、受け取ったメール定型文の文中からテンプレート変数を読み出し、読み出したテンプレート変数を車両情報取得部24に送る。
テンプレート変数を受け取った車両情報取得部24は、車両情報取得処理を実行する。この車両情報取得処理について、カーナビゲーション装置1が搭載されている車両の現在位置情報を取得する場合を例に取って説明する。即ち、車両情報取得部24の地図データアクセス部243は、送信メール生成部10から送られてくるテンプレート変数を受け取る。テンプレート変数を受け取った地図データアクセス部243は、まず、現在位置検出部241に対して、車両の現在位置情報の取得を要求し、送信メール生成部10から受け取ったテンプレート変数が「location」である場合は、現在位置検出部241から返される現在位置座標(緯度・経度)に含まれる数値データを文字列データに変換して送信メール生成部10に送り、送信メール生成部10から受け取ったテンプレート変数が「locationName」である場合は、さらに、現在位置座標(緯度・経度)に対応した地名を地図データ蓄積部242から取得し、取得した地名を送信メール生成部10に送る。
なお、現在位置検出部241における現在位置座標(緯度・経度)の取得処理については、例えば特開平3−202065号公報や特開平9−236650号公報に記載の位置検出装置で説明されている処理、即ち、複数個のGPS衛星との間の位置と距離から現在位置座標を算出する処理を用いることができる。また、地図データアクセス部243において行われる、現在位置情報を使って地図データ蓄積部242から地名を取得する方法としては、既存のカーナビゲーション装置で使用されている方法を用いることができる。
送信メール生成部10は、車両情報取得部24から返されるテンプレート変数に対応した車両情報(文字列データ)を受け取り、受け取った車両情報を、メール定型文のテンプレート変数と置き換えて送信メールの内容とする。複数のテンプレート変数が含まれている場合には、上述した処理が繰り返される。
なお、上述したメール送受信システムでは、車両情報取得部24で取得する車両情報として、車両の現在位置情報を例にとって説明したが、現在位置情報以外に、以下に挙げる車両情報を取得することも可能である。この場合、それぞれに対応したテンプレート変数がメール定型文の中に設定される。なお、以下に示すカーナビゲーション装置1の経路探索部、登録地管理部、時刻管理部およびVICS(Vehicle Information and Communication System)制御部(いずれも図示を省略)は周知であるので、説明を省略する。
(1)地図情報(ラスターデータ・ベクターデータ):カーナビゲーション装置1の地図データ蓄積部242から取得される。
(2)目的地情報(位置座標・地名):カーナビゲーション装置1の経路探索部から取得される。
(3)経由地情報(位置座標・地名):カーナビゲーション装置1の経路探索部から取得される。
(4)登録地情報(位置座標・地名):カーナビゲーション装置1の登録地管理部から取得される。
(5)時刻情報(年月日・時刻・曜日):カーナビゲーション装置1の時刻管理部から取得される。
(6)施設情報(施設名称):カーナビゲーション装置1の地図データ蓄積部242から取得される。
(7)経路情報(通過する道路・到着予想時刻):カーナビゲーション装置1の経路探索部から取得される。
(8)交通情報(渋滞情報・通行規制情報):カーナビゲーション装置1のVICS制御部から取得される。
(9)気象情報(気温・湿度):カーナビゲーション装置1に接続されたエアコン(図示しない)から取得される。
(10)音楽情報(曲名・アルバム名):カーナビゲーション装置1に接続されたCD(Compact Disc)プレーヤ(図示しない)から取得される。
なお、テンプレート変数で指定するデータとしては、文字列データに限定されない。例えば、カーナビゲーション装置1に接続されたカメラの映像を動画ファイル(MPEG(Moving Picture Experts Group)、AVI(Audio Video Interleaving)ファイル)としてメール添付データにすることもできるし、映像の一部を静止画として、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やGIF(Graphic Interchange Format)などの画像フォーマットでメールに添付することもできる(上述した地図情報も同様である)。また、音楽情報についても、現在聴いている音楽データとしてMP3(MPEG Audio Layer-3)データやMIDI(Musical Instruments Digital Interface)データを指定し、添付データとしてメールで送付するように構成することもできる。
以上説明したように、この発明の実施の形態7に係るメール送受信システムによれば、メール定型文内に動的に変化するテンプレート変数を入れて生成し、カーナビゲーション装置1で、テンプレート変数に値を代入することにより、送信メール内容としたので、携帯電話2で作成したメール定型文から、車両状況に応じたメール内容を生成して送信することができる。例えば、「現在、[大阪市都島区]を走行中です。[大阪ドーム]には、[16時30分]頃到着します。」([ ]の内部がテンプレート変数)といったメールを送信することができる。
なお、上述した実施の形態7に係るメール送受信システムでは、携帯電話2でテンプレート変数が記述されたメール定型文を生成するように構成したが、このメール送受信システムは、以下のように変形できる。
図21は、この発明の実施の形態7の変形例に係るメール送受信システムを構成するカーナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置1は、図18に示した構成に、テンプレート変数蓄積部25が追加されて構成されている。テンプレート変数蓄積部25は、カーナビゲーション装置1で扱い可能なテンプレート変数を予め蓄積している。
上記のように構成されるメール送受信システムでは、カーナビゲーション装置1は、テンプレート変数蓄積部25に予め蓄積されているテンプレート変数候補を携帯電話2に送信し、携帯電話2では、メール定型文を生成する際に、受信したテンプレート変数候補を使って、メール定型文を生成する。
この実施の形態7の変形例に係るメール送受信システムによれば、カーナビゲーション装置1で取り扱い可能なテンプレート変数のみでメール定型文を作成することができる。また、携帯電話2では、カーナビゲーション装置1に対応可能なテンプレート変数を含むメール定型文を作成することができる。
実施の形態8.
この発明の実施の形態8に係るメール送受信システムは、携帯電話2の内部に保持している辞書を利用して行ったかな漢字変換履歴をカーナビゲーション装置1に送信するようにしたものである。
この実施の形態8に係るメール送受信システムは、図1に示した実施の形態1に係るメール送受信システムの構成要素のうち、カーナビゲーション装置1および携帯電話2のみが実施の形態1のそれと異なる。以下では、実施の形態1に係るメール送受信システムと相違する部分を中心に説明する。
図22は、携帯電話2の構成を示すブロック図である。この携帯電話2は、メール定型文生成部30、赤外線通信インタフェース部31、メール送信部32、パケット通信部33およびかな漢字変換履歴蓄積部36から構成されている。
赤外線通信インタフェース部31、メール送信部32およびパケット通信部33は、実施の形態1に係る携帯電話2のそれらと同じである。メール定型文生成部30は、メール定型文を生成する機能は実施の形態1のそれと同じであるが、かな漢字変換履歴蓄積部36からのかな漢字変換履歴を赤外線通信インタフェース部31に送る点で実施の形態1のそれと異なる。かな漢字変換履歴蓄積部36は、携帯電話2のかな漢字変換の履歴を記憶する。
図23は、カーナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置1は、送信メール生成部10、赤外線通信インタフェース部11、メール定型文制御部12、メール定型文蓄積部13、メール定型文表示部16、表示モニタ17、メール定型文組合せ部23、リモートコントローラ(以下、「リモコン」と略する)入力部27およびリモコン28から構成されている。
送信メール生成部10、赤外線通信インタフェース部11、メール定型文制御部12およびメール定型文蓄積部13は、実施の形態1に係るカーナビゲーション装置1のそれらと同じである。また、メール定型文組合せ部23は、実施の形態6のカーナビゲーション装置1のそれと同じである。また、メール定型文表示部16および表示モニタ17は、実施の形態3のそれらと同じである。
かな漢字変換履歴蓄積部26は、携帯電話2から受信したかな漢字変換履歴を蓄積する。リモコン入力部27は、リモコン28から入力されるコードIDから、押下されたボタンを識別する。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態8に係るメール送受信システムの動作を説明する。
まず、携帯電話2の動作を説明する。既存の携帯電話は、メールや電話帳への文字入力のために、かな漢字変換辞書を備えており、このかな漢字変換辞書を利用してかな漢字変換を行った変換履歴を記憶している。そして、文字入力を行う際に、この変換履歴を参照することにより、利用者が良く使う言葉の入力が容易になっている。例えば、「お」と入力することで、「おはようございます。」が変換候補として出力される。メール定型文生成部が30は、このような変換履歴を蓄積しているかな漢字変換履歴蓄積部36から、変換履歴を読み出して、メール定型文をカーナビゲーション装置1に送信する時に、メール定型文と一緒にカーナビゲーション装置1に送信する。
以下では、変換履歴として、「こんにちは」、「こんばんは」、「佐藤さん」(人名)、「鈴木さん」(人名)を送付した場合を例に挙げて説明する。
次に、カーナビゲーション装置1の動作を説明する。メール定型文の受信時は、メール定型文制御部12は、赤外線通信インタフェース部11から、メール定型文と変換履歴を受信し、メール定型文は、所定のフォーマットでメール定型文蓄積部13に送り、変換履歴は、単語をリスト形式にしてかな漢字変換履歴蓄積部26に送ってそれぞれ蓄積させる。
一方、メール送信時は、メール定型文制御部12は、メール定型文蓄積部13およびかな漢字変換履歴蓄積部26から、メール定型文および変換履歴を読み出して送信メール生成部10に送る。送信メール生成部10は、受け取ったメール定型文および変換履歴をメール定型文表示部16に送る。メール定型文表示部16は、受け取ったメール定型文および変換履歴に基づき、メール定型文選択画面を表示モニタ17に表示させる。図24は、メール定型文選択画面の一例を示す図である。
カーナビゲーション装置1の利用者は、リモコン28の例えばジョイスティックキーを使って、メール定型文選択画面上のボタンを操作し、自分の入力したいメール内容の文字列を順番に選択していく。リモコン入力部27は、選択されたボタンに対応するメール定型文または変換履歴の取得をメール定型文表示部16に要求して取得する。そして、選択されたボタンに対応するメール定型文または変換履歴を送信メール生成部10に送る。送信メール生成部10は、受け取ったメール定型文または変換履歴をメール定型文組合せ部23に送る。利用者が入力完了ボタンを押下するまで上述した処理が繰り返される。
そして、送信メール生成部10は、メール定型文組合せ部23で接合することにより生成された組合せメール定型文を受け取り、送信メール内容として、赤外線通信インタフェース部11を介して携帯電話2に送信する。例えば、メール定型文として、「只今、運転中です。」、「後で連絡します。」、「遅くなります。」、「もうすぐ着きます。」という4つが表示モニタ17に表示され、変換履歴として、上述した「こんにちは」、「こんばんは」、「佐藤さん」、「鈴木さん」という4つが表示モニタ17に表示されている場合、この中から、順番に、「こんにちは」、「佐藤さん」、「只今、運転中です。」の3つを選択したとすると、送信メール内容は、「こんにちは佐藤さん只今、運転中です。」になる。
なお、カーナビゲーション装置1におけるリモコン入力部27の選択ボタンに対応する文字列を取得する処理としては、既存のカーナビゲーション装置における施設選択などのメニュー操作における処理を利用できる。
以上説明したように、この発明の実施の形態8に係るメール送受信システムによれば、携帯電話2の内部に保持している辞書の変換履歴をカーナビゲーション装置1に送信して送信メールを作成するようにしたので、日常の携帯電話で良く使う用語、例えば、個人の氏名や地名の呼称などを定型文と組み合わせて送信メールを生成できるので、送信メール内容に、よりバリエーションを持たせることができる。
なお、上述した実施の形態8に係るメール送受信システムでは、メール定型文および変換履歴の選択を、利用者によるリモコン入力で行うように構成したが、実施の形態3で説明したように、音声入力により選択したり、タッチパネルによりボタンを押下させて選択するように構成できる。
また、上述した実施の形態8に係るメール送受信システムでは、送信するメール定型文および変換履歴を利用者が選択するように構成したが、カーナビゲーション装置1が任意に選択して送信メール内容を生成するように構成できる。
さらに、上述した実施の形態8に係るメール送受信システムでは、携帯電話2のかな漢字変換履歴蓄積部36に蓄積されている変換履歴を全てカーナビゲーション装置1に送信するように構成したが、変換履歴の一部を利用者に選択させて送信するように構成することができる。この構成によれば、利用者が送信したくない変換履歴の送信を抑止できるというメリットがある。
この発明の実施の形態1に係るメール送受信システムの構成を示す図である。 図1に示す携帯電話のメール定型文生成部の詳細な構成を示すブロック図である。 図1に示す携帯電話の表示部に表示されるメール定型文生成画面の例を示す図である。 図1に示す携帯電話の入力部のキーボードの例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るメール送受信システムを構成するカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るメール送受信システムを構成する携帯電話の構成を示すブロック図である。 図6に示す携帯電話のメール定型文蓄積部における蓄積フォーマットを示す図である。 図6に示す携帯電話のメール送信部で行われる、メール定型文蓄積部からメール定型文を検索する検索処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2の変形例に係るメール送受信システムの動作を説明するためのシーケンスチャートである。 この発明の実施の形態3に係るメール送受信システムを構成するカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 図10に示すカーナビゲーション装置で使用される送信メール候補リストのフォーマットを示す図である。 図10に示すカーナビゲーション装置で表示モニタに表示される送信メール候補リストの例を示す図である。 この発明の実施の形態3の変形例に係るメール送受信システムを構成するカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るメール送受信システムを構成する携帯電話の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るメール送受信システムを構成するカーナビゲーション装置のメール定型文蓄積部における蓄積フォーマットを示す図である。 この発明の実施の形態5に係るメール送受信システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態6に係るメール送受信システムを構成するカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態7に係るメール送受信システムを構成するカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 図18に示す車両情報取得部の詳細な構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態7に係るメール送受信システムで使用されるテンプレート変数の一例を示す図である。 この発明の実施の形態7の変形例に係るメール送受信システムを構成するカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態8の変形例に係るメール送受信システムを構成する携帯電話の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態8の変形例に係るメール送受信システムを構成するカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態8の変形例に係るメール送受信システムを構成するカーナビゲーション装置で表示されるメール定型文選択画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 カーナビゲーション装置、2 携帯電話、3 携帯電話パケット網、4 メールサーバ、5 インターネット、6 メール受信端末、7 読みあげデータ生成サーバ、10 送信メール生成部、11 赤外線通信インタフェース部、12 メール定型文制御部、13 メール定型文蓄積部、14 メールタイトル制御部、15 メールタイトル蓄積部、16 メール定型文表示部、17 表示モニタ、18 音声認識部、19 音声入力部、20 マイクロフォン、21 メール定型文読みあげ部、22 スピーカ、23 メール定型文組合せ部、24 車両情報取得部、25 テンプレート変数蓄積部、26 かな漢字変換履歴蓄積部、27 リモコン入力部、28 リモコン、30 メール定型文生成部、31 赤外線通信インタフェース部、32 メール送信部、33 パケット通信部、34 メール定型文蓄積部、35 読みあげデータ生成部、36 かな漢字変換履歴蓄積部、241 現在位置検出部、242 地図データ蓄積部、243 地図データアクセス部、301 メール定型文制御部、302 表示部、303 入力部。

Claims (19)

  1. 近距離通信を制御する近距離通信インタフェース部と、
    メール定型文を蓄積するメール定型文蓄積部と、
    移動通信端末から前記近距離通信インタフェース部を介して受信したメール定型文を前記メール定型文蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、前記メール定型文蓄積部に蓄積されているメール定型文の1つを選択し、送信メールデータとして前記近距離通信インタフェース部を介して前記移動通信端末に送信する制御部
    とを備えた車載端末。
  2. 車両情報を取得する車両情報取得部を備え、
    制御部は、
    移動通信端末から近距離通信インタフェース部を介して受信したテンプレート変数を含むメール定型文をメール定型文蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、前記車両情報取得部で取得された車両情報に応じた定数を前記テンプレート変数に入れて送信メールデータを生成し、前記近距離通信インタフェース部を介して前記移動通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の車載端末。
  3. 当該車載端末で取り扱い可能なテンプレート変数を蓄積するテンプレート変数蓄積部を備え、
    制御部は、前記テンプレート変数蓄積部に蓄積されているテンプレート変数を、前記近距離通信インタフェース部を介して前記移動通信端末に送信することを特徴とする請求項2記載の車載端末。
  4. メール定型文を表示するメール定型文表示部と、
    利用者からの入力を受け付ける利用者入力部とを備え、
    制御部は、
    移動通信端末から近距離通信インタフェース部を介して受信したメール定型文をメール定型文蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、メール定型文蓄積部に蓄積されているメール定型文を前記メール定型文表示部に表示させ、該メール定型文表示部に表示されたメール定型文の中から、前記利用者入力部からの入力によって選択された1つのメール定型文を送信メールデータとして、前記近距離通信インタフェース部を介して前記移動通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の車載端末。
  5. メール定型文を音声で読みあげる音声読みあげ部と、
    利用者からの入力を受け付ける利用者入力部とを備え、
    制御部は、
    移動通信端末から近距離通信インタフェース部を介して受信したメール定型文をメール定型文蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、メール定型文蓄積部に蓄積されているメール定型文を前記音声読みあげ部から音声で読みあげさせ、該音声読みあげ部で読みあげられたメール定型文の中から、前記利用者入力部からの入力によって選択された1つのメール定型文を、前記近距離通信インタフェース部を介して前記移動通信端末に送信することを特徴とする請求項記載の車載端末。
  6. メール定型文を音声で読みあげる音声読みあげ部と、
    利用者からの入力を受け付ける利用者入力部とを備え、
    制御部は、
    移動通信端末から近距離通信インタフェース部を介して受信したメール定型文および該メール定型文により生成された読みあげデータをメール定型文蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、メール定型文蓄積部に蓄積されている読みあげデータに基づき前記音声読みあげ部からメール定型文を音声で読みあげさせ、該音声読みあげ部で読みあげられたメール定型文の中から、前記利用者入力部からの入力によって選択された1つのメール定型文を送信メールデータとして、前記近距離通信インタフェース部を介して前記移動通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の車載端末。
  7. 複数のメール定型文を組み合わせるメール定型文組合せ部を備え、
    制御部は、
    移動通信端末から近距離通信インタフェース部を介して受信したメール定型文をメール定型文蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、前記メール定型文蓄積部に蓄積されている複数のメール定型文を選択し、該選択された複数のメール定型文を前記メール提携部組合せ部で組み合わせ、送信メールデータとして前記近距離通信インタフェース部を介して前記移動通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の車載端末。
  8. かな漢字変換を行うことにより得られるかな漢字変換履歴を蓄積するかな漢字変換履歴蓄積部と、
    複数のメール定型文またはメール定型文と前記かな漢字変換履歴蓄積部に蓄積されているかな漢字変換履歴とを組み合わせるメール定型文組合せ部とを備え、
    制御部は、
    移動通信端末から近距離通信インタフェース部を介して受信したメール定型文およびかな漢字変換履歴をメール定型文蓄積部および前記かな漢字変換履歴蓄積部にそれぞれに蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、前記メール定型文蓄積部に蓄積されているメール定型文と前記かな漢字変換履歴蓄積部に蓄積されているかな漢字変換履歴とを選択し、該選択されたメール定型文とかな漢字変換履歴とを前記メール提携部組合せ部で組み合わせ、送信メールデータとして前記近距離通信インタフェース部を介して前記移動通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載の車載端末。
  9. メール定型文を生成するメール定型文生成部と、
    前記メール定型文生成部で生成されたメール定型文を車載端末に送信するとともに、前記車載端末から送られてくる送信メールデータを受信する近距離通信インタフェース部と、
    前記近距離通信インタフェース部で受信された送信メールデータに基づき送信メールを生成するメール送信部と、
    前記メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部
    とを備えた移動通信端末。
  10. メール定型文およびメール定型文に付されるメールタイトルを生成するメール定型文生成部と、
    前記メール定型文生成部で生成されたメール定型文およびメールタイトルを蓄積するメール定型文蓄積部と、
    前記メール定型文生成部で生成されたメールタイトルを車載端末に送信するとともに、前記車載端末から送られてくる送信メールタイトルを受信する近距離通信インタフェース部と、
    前記近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに対応するメール定型文を前記メール定型文蓄積部から読み出して送信メールを生成するメール送信部と、
    前記メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部
    とを備えた移動通信端末。
  11. 全ての送信メールタイトルを車載端末から受信する近距離通信インタフェース部と、
    前記近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに基づきメール定型文を生成するメール定型文生成部と、
    前記メール定型文生成部で生成されたメール定型文および前記近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルを蓄積するメール定型文蓄積部と、
    前記近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに対応するメール定型文を前記メール定型文蓄積部から読み出して送信メールを生成するメール送信部と、
    前記メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部
    とを備えた移動通信端末。
  12. メール定型文生成部は、テンプレート変数を含んだメール定型文を生成し、
    近距離通信インタフェース部は、前記メール定型文生成部で生成されたテンプレート変数を含んだメール定型文を車載端末に送信することを特徴とする請求項9記載の移動通信端末。
  13. メール定型文生成部は、車載端末から近距離通信インタフェース部を介して受信されたテンプレート変数を用いてテンプレート変数を含むメール定型文を生成することを特徴とする請求項12記載の移動通信端末。
  14. メール定型文生成部で生成されたメール定型文の音声読みあげ用の読みあげデータを生成する読みあげデータ生成部を備え、
    近距離通信インタフェース部は、読みあげデータ生成部で生成された読みあげデータを、該読みあげデータに対応するメール定型文に付加して車載端末に送信することを特徴とする請求項記載の移動通信端末。
  15. 遠距離通信インタフェース部は、メール定型文生成部で生成されたメール定型文を読みあげデータ生成サーバに送信し、
    近距離通信インタフェース部は、前記読みあげデータ生成サーバから送信されてくる読みあげデータを、該読みあげデータに対応するメール定型文に付加して車載端末に送信することを特徴とする請求項記載の移動通信端末。
  16. かな漢字変換を行うことにより得られるかな漢字変換履歴を蓄積するかな漢字変換履歴蓄積部を備え、
    近距離通信インタフェース部は、メール定型文生成部で生成されたメール定型文および前記かな漢字変換履歴蓄積部に蓄積されているかな漢字変換履歴を車載端末に送信するとともに、前記車載端末から送られてくるメール定型文を受信することを特徴とする請求項記載の移動通信端末。
  17. (A)近距離通信を制御する第1近距離通信インタフェース部と、
    メール定型文を蓄積するメール定型文蓄積部と、
    移動通信端末から前記第1近距離通信インタフェース部を介して受信したメール定型文を前記メール定型文蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、前記メール定型文蓄積部に蓄積されているメール定型文の1つを選択し、送信メールデータとして前記第1近距離通信インタフェース部を介して前記移動通信端末に送信する制御部とを備えた車載端末と、
    (B)メール定型文を生成するメール定型文生成部と、
    前記メール定型文生成部で生成されたメール定型文を前記車載端末に送信するとともに、前記車載端末から送られてくる送信メールデータを受信する第2近距離通信インタフェース部と、
    前記第2近距離通信インタフェース部で受信された送信メールデータに基づき送信メールを生成するメール送信部と、
    前記メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部とを備えた移動通信端末
    とを備えたメール送受信システム。
  18. (A)近距離通信を制御する第1近距離通信インタフェース部と、
    メール定型文に付されるメールタイトルを蓄積するメールタイトル蓄積部と、
    移動通信端末から前記第1近距離通信インタフェース部を介して受信したメールタイトルを前記メールタイトル蓄積部に蓄積させるとともに、メール送信要求に応答して、前記メールタイトル蓄積部に蓄積されているメールタイトルの1つを選択し、送信メールデータとして前記第1近距離通信インタフェース部を介して前記移動通信端末に送信するメールタイトル制御部とを備えた車載端末と、
    (B)メール定型文およびメール定型文に付されるメールタイトルを生成するメール定型文生成部と、
    前記メール定型文生成部で生成されたメール定型文およびメールタイトルを蓄積するメール定型文蓄積部と、
    前記メール定型文生成部で生成されたメールタイトルを前記車載端末に送信するとともに、前記車載端末から送られてくる送信メールタイトルを受信する第2近距離通信インタフェース部と、
    前記第2近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに対応するメール定型文を前記メール定型文蓄積部から読み出して送信メールを生成するメール送信部と、
    前記メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部とを備えた移動通信端末
    とを備えたメール送受信システム。
  19. (A)近距離通信を制御する第1近距離通信インタフェース部と、
    メール定型文に付されるメールタイトルを予め蓄積するメールタイトル蓄積部と、
    移動通信端末からの要求に応答して前記メールタイトル蓄積部に蓄積された全てのメールタイトルを前記移動通信端末に送信し、さらに、メール送信要求に応答して、前記メールタイトル蓄積部に蓄積されているメールタイトルの1つを選択し、送信メールタイトルとして前記第1近距離通信インタフェース部を介して前記移動通信端末に送信するメールタイトル制御部とを備えた車載端末と、
    (B)全てのメールタイトルを前記車載端末から受信する第2近距離通信インタフェース部と、
    前記第2近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに基づきメール定型文を生成するメール定型文生成部と、
    前記メール定型文生成部で生成されたメール定型文および前記第2近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルを蓄積するメール定型文蓄積部と、
    前記第2近距離通信インタフェース部で受信された送信メールタイトルに対応するメール定型文を前記メール定型文蓄積部から読み出して送信メールを生成するメール送信部と、
    前記メール送信部で生成された送信メールをメールサーバに送信する遠距離通信インタフェース部とを備えた移動通信端末
    とを備えたメール送受信システム。
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