JP4401807B2 - カメラおよびカメラシステム - Google Patents

カメラおよびカメラシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4401807B2
JP4401807B2 JP2004038078A JP2004038078A JP4401807B2 JP 4401807 B2 JP4401807 B2 JP 4401807B2 JP 2004038078 A JP2004038078 A JP 2004038078A JP 2004038078 A JP2004038078 A JP 2004038078A JP 4401807 B2 JP4401807 B2 JP 4401807B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
user
menu
function
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004038078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005227670A (ja
Inventor
英信 梶
正一 梅林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Nikon Systems Inc
Original Assignee
Nikon Corp
Nikon Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp, Nikon Systems Inc filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2004038078A priority Critical patent/JP4401807B2/ja
Publication of JP2005227670A publication Critical patent/JP2005227670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4401807B2 publication Critical patent/JP4401807B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

本発明は、カメラおよびカメラシステムに関する。
従来より、デジタルカメラ、コンピュータ、携帯電話、AV機器等の電子機器では、複数個の機能の中から所望の機能を選択可能なものがある。デジタルカメラではユーザーが所望の機能を選択するために十字キー、ダイアル、あるいは所定のボタン等の操作部を用いているものが多い(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−331662号公報
一般的な電子機器において、多数の機能の中からユーザーが所望の機能を選択して使用している。しかし、ユーザーが上記選択処理を行う場合において、操作部に操作を加えて機能を変更する際の必要時間や度合いは、製造時にあらかじめ固定されていた。以下、機能を変更する際の必要時間や度合いを総括して反応速度と称する。ユーザーは固定の反応速度で使用せざるをえず、好みに合わない場合に不満があった。本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、所望機能の選択操作時の反応速度をユーザーが設定可能なカメラを提供することを目的とする。
請求項1に記載のカメラは、個別に選択可能な複数個の機能をグループとする第一の機能群と、該第一の機能群とは異なる複数個の機能をグループとする第二の機能群とを具備し、選択された機能に応じて動作可能なカメラにおいて、前記第一もしくは前記第二の機能群の少なくともいずれか一方の機能群の各複数機能に対応する指標を、選択状態にある指標を非選択状態の指標とは異なる形態で識別可能に表示する表示部と、前記複数の指標から所望の指標を選択するために操作される操作部材と、前記操作部材に対してユーザー操作が行われたことを検出する検出部と、前記検出部により前記操作部材に対してユーザー操作が行われたことを検出してから選択状態として識別表示される指標が切り換わるまでの反応時間を、ユーザーが前記機能群別に個々に設定可能な設定部と、前記設定部によりユーザーが設定前記反応時間を前記機能群別に記憶する記憶部と、前記検出部により前記操作部材に対するユーザー操作が検出された際、前記表示部に表示されている前記機能群に応じた前記反応時間で、選択状態として識別表示される指標を切り替える制御部とを備えることを特徴とする。
請求項5に記載のカメラシステムは、個別に選択可能な複数個の機能をグループとする第一の機能群と、該第一の機能群とは異なる複数個の機能をグループとする第二の機能群とを具備し、選択された機能に応じて動作可能なカメラと、該カメラと通信可能に接続される外部機器とからなるカメラシステムにおいて、前記第一もしくは前記第二の機能群の少なくともいずれか一方の機能群の各複数機能に対応する指標を、選択状態にある指標を非選択状態の指標とは異なる形態で識別可能に表示する表示部と、前記複数の指標から所望の指標を選択するために操作される操作部材と、前記操作部材に対してユーザー操作が行われたことを検出する検出部と、前記検出部により前記操作部材に対してユーザー操作が行われたことを検出してから選択状態として識別表示される指標が切り換わるまでの反応時間を、ユーザーが前記機能群別に個々に設定可能な設定部と、前記設定部によりユーザーが設定前記反応時間を前記機能群別に記憶する記憶部と、前記検出部により前記操作部材に対するユーザー操作が検出された際、前記表示部に表示されている前記機能群に応じた前記反応時間で、選択状態として識別表示される指標を切り替える制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、個々の機能別での最適な反応時間をユーザーが好みに応じて設定可能とし、これによりユーザーは快適に、また効率的にカメラを操作することが可能である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図1〜図18を参照しながら説明する。
〈構成の説明〉
図1に本発明を適用したカメラの斜視図を示す。このカメラはカメラ本体10と撮影レンズ20とからなるレンズ交換式一眼レフデジタルカメラである。カメラ本体10は、本体背面の右上部に反応速度設定キー15、上部に接眼ファインダー13、中央部に背面液晶12、背面液晶12の右側に十字キー11を持ち、また本体上面の右側に上面液晶14を持つ。
十字キー11は、上下左右の4方向に接点を持ち、接眼ファインダー13、背面液晶12、上面液晶14等に表示された、オートフォーカスエリア(AFエリア)、種種のメニューの項目、画像などの候補の変更操作に用いられる。
図2に本発明を適用したカメラのブロック図を示す。十字キー11、背面液晶12、ファインダー13、上面液晶14、反応速度設定キー15は制御回路31に接続される。制御回路31はCPU等を含んでいる。撮像素子(CCDなど)30によって撮影された画像は制御回路31によって処理され、記録媒体34に記憶される。EEPROM32には、各機能での十字キー11の入力に対する反応速度のユーザー設定値等が記憶可能である。ROM33には、プログラム等が記憶されている。
〈メインフロー〉
図3に本実施例のカメラのメインフローを示す。
まず、ステップ301で電源を入れると、ステップ302で各種設定値の読み出しやオペレーションシステムの起動等の初期処理が行われる。ステップ303、ステップ304では現在の動作モードの判定が行われる。動作モードとしては、撮影を行う撮影モード、機能の設定を行うメニューモード、撮影済みの画像を表示させる画像表示モードがあり周知の方法で随時切り換えられる。現在の動作モードが撮影モードである場合はステップ303で肯定されステップ305の撮影モードサブルーチンで撮影処理が行われる。現在の動作モードがメニューモードの場合はステップ303の否定、ステップ304の肯定をへてステップ306のメニューモードサブルーチンでメニュー処理が行われる。現在の動作モードが画像表示モードの場合はステップ303の否定、ステップ304の否定をへてステップ307の画像表示モードサブルーチンで画像表示処理が行われる。各モードでのサブルーチン処理が終了すると、ステップ303に戻り動作モードの変更を待機する。
〈各動作モードの説明〉
以下、上記の各動作モードでの処理について説明していく。
〈撮影モードでの機能選択〉
まず、撮影モードについて説明する。撮影モードでユーザーが行う機能の選択操作の例としてAFエリアの選択操作を示す。図4(a)に接眼ファインダー13に表示されるAFエリア表示部2を示す。ユーザーが選択するAFエリアはAFエリア2a〜2kの11点存在する。
図4(b)に、AFエリア2eが選択されている状況を示す。現在選択されているAFエリア2eは、選択されていないAFエリアに対して色を変えることによりユーザーが認識可能なように表示される。具体的には選択されているAFエリア2eは赤色で表示され、その他のAFエリアは黒色で表示されている。ユーザーは十字キー11を上下左右のいずれかの方向に押圧操作することにより、選択されているAFエリア(以下、選択AFエリアとする)をAFエリア2eからAFエリア2a、2i、2d、2fなどの他のAFエリアに変更させることができ、11点のAFエリアの中から所望のAFエリアを選択可能である。例えばAFエリア2eから2aに変更した場合、それまで選択されていたAFエリア2eは赤色表示から黒色に変わり、新たに選択されたAFエリア2aが黒色表示から赤色に切り換わる。
以下、所望の選択AFエリアを切り換えるのに要する時間、つまり十字キー11を上下左右のいずれかに1回押圧操作してから、選択AFエリアが該押圧操作した方向にある隣のAFエリアに変更されるまでの時間をエリア変更時間と称す。
エリア変更時間はユーザーにより好みに設定可能である。図12aに示すようなインジケーターを用いてAFエリアを切り換えるのに要する時間をユーザーにより好みに設定可能である。つまり、隣接する別のAFエリアに選択エリアを切り換る際のレスポンスを変更することができる。ユーザーが設定したエリア変更時間はEEPROM32にAFエリア変更時間設定値として記憶される。AFエリアを切り換える際にEEPROM32から読み出されて変更制御に用いられる。
〈撮影モードのフロー〉
撮影処理の流れを説明する。図5に図3のステップ305の撮影モードサブルーチンでの撮影処理フローを示す。撮影モードサブルーチンに入るとステップ401で反応速度設定キー15が押圧操作されたか否かの判定が行われる。反応速度設定キー15が押圧操作された場合はステップ402の反応速度設定処理サブルーチンに移り、反応速度設定キー15が押圧操作されていない場合はステップ403に移る。ステップ402の反応速度設定処理サブルーチンでは、ユーザーにより設定されたAFエリア変更時間設定値がEEPROM32に記憶される。詳しい反応速度設定処理サブルーチンについては後述する。ステップ403では十字キー11が上下左右いずれかの方向に押圧操作されたか否かの判定が行われる。十字キー11がいずれかの方向に押圧操作された場合はステップ404に移り、十字キー11が押圧操作されていない場合はステップ406に移る。ステップ404では、エリア変更時間のユーザー設定値がある場合はEEPROM32からAFエリア変更時間設定値を読み出し、ユーザー設定値が無い場合は製造時にあらかじめ固定された初期値が読み出される。ステップ405ではステップ404で読み出されたエリア変更時間値に応じた時間で十字キー11が押圧操作された方向に、選択AFエリアが切り換えられる。ステップ406ではレリーズボタンが押圧操作されたか否かの判定が行われる。レリーズボタンが押圧操作された場合はステップ407に移り、レリーズボタンが押圧操作されていない場合はステップ408に移る。ステップ407では、撮影処理が行われる。ステップ408では動作モードの変更が行われたか否かの判定が行われる。現在の動作モードが撮影モードのままならステップ401に戻り、動作モードがメニューモードもしくは画像表示モードに変更された場合は撮影モードサブルーチンを終了する。
なお、上述では撮影モードでのユーザーの設定操作およびその反応速度として十字キー11の1操作で選択AFエリアが隣接するAFエリアに切り換えられるまでの時間について説明したが、これに限るものではない。例えば十字キー11を上下左右のいずれかに押圧操作し続けた際に、選択AFエリアがAFエリア2eから該押圧操作されている方向にあるAFエリアに連続して1項目づつ変更されていく場合の選択AFエリアの移動速度や、十字キー11を上下左右のいずれかに素早く連続して2回押圧操作してから、選択AFエリアがAFエリア2eからAFエリア2eを基点に、AFエリア2a、2i、2d、2hのいずれかの、押圧操作した方向にある一番端のAFエリアに変更されるまでの時間等でも良い。
また、AFエリア以外の機能の選択操作でも良い。例えばモード変更や測光、測距方式の切り換えのために操作部を操作した際の反応速度でも良い。
〈メニューモードでの機能選択〉
次にメニューモードについて説明する。メニューモードでユーザーは任意の機能を選択するためにメニュー項目の選択操作を行う。図6に背面液晶12に表示されるメニューの例を示す。図に示すように、タグを指定することによって再生メニュー(図6(a))、撮影メニュー(図6(b))、カスタムメニュー(図6(c))、セットアップメニュー(不図示)が切り換えられる。再生メニューではスライドショーの設定など、画像再生時に使用される機能の項目が表示される。撮影メニューでは画質の設定など撮影時に使用される機能の項目、カスタムメニューではカメラの操作形態のアレンジ項目、セットアップメニューでは日付設定などカメラの動作全般に関する項目が表示される。いずれのメニューにおいても現在選択されているメニュー項目は、ハイライト表示することによりユーザーが認識可能なように表示される。メニュー項目を切り換えると、それまで選択されていたメニュー項目のハイライト表示が解除され、新たに選択されたメニュー項目がハイライト表示される。なお、選択されているメニュー項目をユーザーが認識可能であればどんな表示方法でも良い。例えば選択されているメニュー項目に枠を追加表示する、選択されていないメニュー項目に対し選択されているメニュー項目の表示色を変える等の表示方法でも良い。
メニュー項目を選択する際にも十字キー11が使用される。以下、所望のメニュー項目を選択する際に要する時間、つまり十字キー11を上下左右のいずれかに1回押圧操作してから、ハイライト表示が現在選択されているメニュー項目から該押圧操作された方向にある隣のメニュー項目に切り替わるまでの時間を項目変更時間と称す。
項目変更時間もまたユーザーにより好みに設定可能である。
〈メニューモードのフロー〉
メニューモードの流れを説明する。図7に図3のステップ306でのメニューモードサブルーチンでのメニュー項目の選択処理のフローを示す。メニューモードサブルーチンに入ると、ステップ501では背面液晶12に図6(a)、図6(b)に示したようなメニューが表示される。次にステップ502では反応速度設定キー15が押圧操作されたか否かの判定が行われる。反応速度設定キー15が押圧操作された場合はステップ503の反応速度設定処理サブルーチンへ移り、反応速度設定キー15が押圧操作されていない場合はステップ504に移る。ステップ503の反応速度設定処理サブルーチンでは、ユーザーにより設定されたメニュー項目変更時間設定値がEEPROM32に記憶される。詳しい反応速度設定処理サブルーチンについては後述する。ステップ504では十字キー11が上下左右いずれかの方向に押圧操作されたか否かの判定が行われる。十字キー11が押圧操作された場合はステップ505に移り、十字キー11が押圧操作されていない場合はステップ507に移る。ステップ505では、項目変更時間のユーザー設定値がある場合はEEPROM32からメニュー項目変更時間設定値を読み出し、ユーザー設定値が無い場合は製造時にあらかじめ固定された初期値が読み出される。ステップ506ではステップ505で読み出された項目変更時間値に応じた時間で十字キー11が押圧操作された方向に、選択されているメニュー項目が切り換えられる。ステップ507では図示しない実行キーが押圧操作されたか否かの判定が行なわれる。実行キーが押圧操作された場合はステップ508に移り、選択されているメニュー項目の処理が行われる。実行キーが押圧操作されていない場合はステップ509に移る。ステップ509では動作モードの変更が行われたか否かの判定が行なわれる。動作モードがメニューモードのままならステップ502に戻り、動作モードが撮影モードもしくは画像表示モードに変更された場合はメニューモードを終了する。
〈各メニューで反応速度設定を行う場合のフロー〉
上述のようにメニューには再生メニュー、撮影メニュー、カスタムメニュー、セットアップメニューがあり、メニュー項目を選択する際の十字キー11の押圧操作に対する項目変更時間は、どのメニューでも同一の設定値を使用する場合を説明した。しかし撮影メニューの項目変更時間は速めに設定し素早く設定を行い、再生メニューの項目変更時間は遅目に設定して落ち着いて設定を行うなど、メニュー毎にそれぞれ別々の項目変更時間を設定しても良い。
図8、図9に再生メニュー、撮影メニュ−、カスタムメニュー、セットアップメニューそれぞれ別々の項目変更時間を設定する場合のメニューモードサブルーチンのフローを示す。メニューモードサブルーチンに入ると、ステップ801、ステップ802、ステップ822で現在どのメニューであるかの判定が行われる。
現在のメニューが再生メニューである場合はステップ801で肯定されステップ803へ移る。現在のメニューが撮影メニューである場合はステップ801の否定、ステップ802の肯定をへてステップ812へ移る。現在のメニューがカスタムメニューである場合はステップ801の否定、ステップ802否定、ステップ822の肯定をへてステップ823へ移る。現在のメニューがセットアップメニューである場合はステップ801の否定、ステップ802の否定、ステップ822の否定をへてステップ832へ移る。
ステップ803では背面液晶12に図6(a)に示した再生メニューが表示される。次にステップ804では反応速度設定キー15が押圧操作されたか否かの判定が行われる。反応速度設定キー15が押圧操作された場合はステップ805の反応速度設定サブルーチンへ移り、反応速度設定キー15が押圧操作されていない場合はステップ806に移る。ステップ805の反応速度設定処理サブルーチンでは、ユーザーにより設定された再生メニュー項目変更時間設定値がEEPROM32に記憶される。詳しい反応速度設定処理サブルーチンについては後述する。ステップ806では十字キー11が上下左右いずれかの方向に押圧操作されたか否かの判定が行われる。十字キー11が押圧操作された場合はステップ807に移り、十字キー11が押圧操作されていない場合はステップ809に移る。ステップ807では、再生メニューの項目変更時間のユーザー設定値がある場合はEEPROM32から再生メニュー項目変更時間設定値を読み出し、ユーザー設定値が無い場合は製造時にあらかじめ固定された初期値が読み出される。ステップ808ではステップ807で読み出された項目変更時間値に応じた時間で十字キー11が押圧操作された方向に、選択されているメニュー項目が切り換えられる。ステップ809では実行キーが押圧操作されたか否かの判定が行われる。実行キーが押圧操作された場合はステップ810に移り選択されているメニュー項目が実行される。実行キーが押圧操作されていない場合はステップ811に移る。ステップ811では再生メニューから他のメニューへの変更があるか否か、または動作モード変更があるか否かの判定を行う。メニューの変更が無くかつ動作モード変更が無い場合はステップ804に戻る。メニュー変更がある、または動作モードの変更がある場合はステップ821へ移る。ステップ821では動作モードがメニューモードのままの場合はステップ801へ戻り、動作モードの変更がある場合はメニューモードサブルーチンを終了する。
現在のメニューが撮影メニュー、カスタムメニュー、セットアップメニューである場合の処理については、上述した再生メニューの処理とほぼ同様のため省略する。再生メニューの処理とその他のメニューの処理で異なる点は、各メニュー毎に存在する反応速度設定値がそれぞれ対応するEEPROM32の領域に記憶される点である。
なお、上述ではメニュー表示機能でのユーザーが設定可能な反応速度として項目変更時間について説明したが、反応速度としては、これに限るものではない。例えば十字キー11を上下左右のいずれかに押圧操作し続けた際に、ハイライト表示が現在選択されているメニュー項目から該押圧操作されている方向にあるメニュー項目に連続して1項目づつ変更されていく場合のハイライト表示の移動速度や、十字キー11を上下左右のいずれかに素早く連続して2回押圧操作してから、ハイライト表示が現在選択されているメニュー項目の場所を基点に、押圧操作した方向にある一番端のメニュー項目に変更されるまでの時間等でも良い。
〈画像表示モードでの機能選択〉
次に画像表示モードについて説明する。画像表示モードでユーザーが行う機能の選択操作の例として画像の選択操作を示す。画像を選択する際も十字キー11を用いる。記録媒体34に記憶されている画像を背面液晶12に表示する表示モードは1コマ画像表示、4コマサムネイル表示、9コマサムネイル表示の3通りがある。図10(a)に1コマ画像表示の表示例、図10(b)に4コマサムネイル表示の表示例、図10(c)に9コマサムネイル表示の表示例を示す。
〈1コマ画像表示〉
1コマ画像表示モードについて説明する。図10(a)に示されるように現在選択されている1つの画像のみが背面液晶12に表示される。十字キー11を上下に押圧操作すると背面液晶12に表示される画像が切り替わる。
以下、所望の画像を選択する際に要する時間、つまり十字キー11を上下いずれかに1回押圧操作してから、表示画像が次の画像又は前の画像に変更されるまでの時間を画像変更時間と称す。
〈4コマサムネイル表示〉
4コマサムネイル表示モードについて説明する。図10(b)に示されるように背面液晶12には最大4つの画像が表示される。現在選択されている画像には、ユーザーが認識可能なように画像の周りに枠表示3が表示される。なお、選択されている画像をユーザーが認識可能であればどんな表示方法でも良く、例えば選択されていない画像を選択されている画像に対し暗く表示するなどの表示方法でも良い。十字キー11を上下左右いずれかの方向に押圧操作すると背面液晶12に表示されている、選択されている画像を示す枠表示3が切り替わる。
以下、所望の画像を選択する際に要する時間、つまり十字キー11を上下左右のいずれかに1回押圧操作してから、枠表示3が現在選択されている画像から該押圧操作された方向にある隣の画像に変更されるまでの時間のことを枠変更時間と称す。
〈9コマサムネイル表示〉
9コマサムネイル表示モードでは、図10(c)に示されるように背面液晶12には最大9つの画像が表示される。選択画像の表示および切り換えは4コマサムネイル表示と同様のため説明は省略する。
上記の画像変更時間や枠変更時間もまたユーザーにより好みに設定可能である。
〈画像表示モードのフロー〉
画像表示モードの流れを説明する。図11に図3のステップ307での画像表示モードサブルーチンでの画像表示処理のフローを示す。画像表示モードサブルーチンに入るとステップ601、ステップ602で現在どの表示モードであるかの判定が行われる。
現在の表示モードが1コマ画像表示である場合はステップ601の肯定をへてステップ603へ移る。現在の表示モードが4コマサムネイル表示である場合はステップ601の否定、ステップ602の肯定をへてステップ610へ移る。現在の表示モードが9コマサムネイル表示である場合はステップ601の否定、ステップ602の否定をへてステップ617へ移る。
〈1コマ画像表示のフロー〉
1コマ画像表示の場合まずステップ603で背面液晶12に図10(a)に示されるように画像が1コマ表示される。次にステップ604で反応速度設定キー15が押圧操作されたか否かの判定が行われる。反応速度設定キー15が押圧操作された場合はステップ605の反応速度サブルーチンへ移り、反応速度設定キー15が押圧操作されていない場合はステップ606に移る。ステップ605の反応速度設定処理サブルーチンでは、ユーザーにより設定された1コマ画像変更時間設定値がEEPROM32に記憶される。詳しい反応速度設定処理サブルーチンについては後述する。ステップ606では十字キー11が上下いずれかの方向に押圧操作されたか否かの判定が行われる。十字キー11が押圧操作された場合はステップ607に移り、十字キー11の押圧操作が無い場合はステップ609に移る。ステップ607では、1コマ画像変更時間のユーザー設定値がある場合はEEPROM32から1コマ画像変更時間設定値を読み出し、ユーザー設定値が無い場合は製造時にあらかじめ固定された初期値が読み出される。ステップ608ではステップ607で読み出された画像変更時間値に応じた時間で十字キー11が押圧操作された方向に合わせて、次の画像または前の画像への表示画像の変更が行われる。次にステップ609では表示モードの変更があるか否か、または動作モードの変更があるか否かの判定が行われる。表示モードの変更が無く、かつ動作モードの変更が無い場合は、ステップ604に戻る。もし、表示モードの変更又は動作モードの変更がある場合はステップ624に移る。ステップ624では、動作モードが画像表示モードのままの場合はステップ601に戻り再び表示モードの判定が行われ、動作モードの変更がある場合は画像表示モードサブルーチンを終了する。
〈4コマサムネイル表示のフロー〉
4コマサムネイル表示の場合、ステップ610で背面液晶12に図10(b)に示されるように最大4コマの画像が表示される。次にステップ611で反応速度設定キー15が押されたか否かの判定が行なわれる。反応速度設定キー15が押圧操作された場合はステップ612の反応速度サブルーチンへ移り、反応速度設定キー15が押圧操作されていない場合はステップ613に移る。ステップ612の反応速度設定処理サブルーチンではユーザーにより設定された4コマ枠変更時間設定値がEEPROM32に記憶される。詳しい反応速度設定処理サブルーチンについては後述する。ステップ613では十字キー11が上下左右いずれかの方向に押圧操作されたか否かの判定が行われる。十字キー11の押圧操作がある場合はステップ614に移り、十字キー11の押圧操作が無い場合はステップ616に移る。ステップ614では、4コマ枠変更時間のユーザー設定値がある場合はEEPROM32から4コマ枠変更時間設定値を読み出し、ユーザー設定値が無い場合は製造時にあらかじめ固定された初期値が読み出される。ステップ615ではステップ614で読み出された枠変更時間値に応じた時間で十字キー11が押圧操作された方向に、選択されている画像の変更が行われる。次にステップ616では表示モードの変更があるか否か、または動作モードの変更があるか否かの判定が行われる。表示モードの変更が無く、かつ動作モードの変更が無い場合は、ステップ611に戻る。もし、表示モードの変更又は動作モードの変更がある場合はステップ624に移る。ステップ624では、動作モードが画像表示モードのままの場合はステップ601に戻り再び表示モードの判定が行われ、動作モードの変更がある場合は画像表示モードサブルーチンを終了する。
〈9コマサムネイル表示のフロー〉
9コマサムネイル表示の場合、ステップ617で背面液晶12に図10(c)に示されるように最大9コマの画像が表示される。次にステップ618で反応速度設定キー15が押圧操作されたか否かの判定が行なわれる。反応速度設定キー15が押圧操作された場合はステップ619の反応速度設定サブルーチンへ移り、反応速度設定キー15が押圧操作されていない場合はステップ620に移る。ステップ619の反応速度設定処理サブルーチンでは、ユーザーにより設定された9コマ枠変更時間設定値がEEPROM32に記憶される。詳しい反応速度設定処理サブルーチンについては後述する。ステップ620では十字キー11が上下左右いずれかの方向に押圧操作されたかどうか否かの判定が行われる。十字キー11が押圧操作された場合はステップ621に移り、十字キー11が押圧操作されていない場合はステップ623に移る。ステップ621では、9コマ枠変更時間のユーザー設定値がある場合はEEPROM32から9コマ枠変更時間設定値を読み出し、ユーザー設定値が無い場合は製造時にあらかじめ固定された初期値が読み出される。ステップ622ではステップ621で読み出された枠変更時間値に応じた時間で十字キー11が押圧操作された方向に、選択されている画像の変更が行われる。次にステップ623では表示モードの変更があるか否か、または動作モードの変更があるか否かの判定が行われる。表示モードの変更が無く、かつ動作モードの変更が無い場合は、ステップ618に戻る。表示モードの変更又は動作モードの変更がある場合はステップ624に移る。ステップ624では、動作モードが画像表示モードのままの場合はステップ601に戻り表示モードの判定が行われ、動作モードの変更がある場合は画像表示モードサブルーチンを終了する。
なお、上述では画像表示モードでのユーザーの設定操作および反応速度として十字キー11の1操作で選択画像が切り換えられるまでの時間について説明したが、これに限るものではない。例えば画像表示をヒストグラム表示や撮影データ表示等に切り換える際の十字キー11の押圧操作に対する反応速度等でも良い。
〈反応速度設定処理のフロー〉
ここで、反応速度設定処理の詳細について説明する。本実施形態における反応速度には上述したエリア変更時間、項目変更時間、画像変更時間、枠変更時間が含まれる。反応速度の設定は背面液晶12に表示される反応速度インジケーターを見ながら行われる。図12(a)に反応速度インジケーターを示す。本カメラでユーザーが設定可能な反応速度は10段階で、図12(a)に示すように反応速度インジケーターは10個のブロックに分けられている。選択されている反応速度はブロックの反転表示により認識可能となるように示される。反応速度は左のブロックを選択するほど速く、右のブロックを選択するほど遅く設定可能である。
なお、現在選択されている反応速度をユーザーに認識させる表示方法としては前記反応速度インジケーターの代わりに棒グラフ状の表示を用い、棒グラフが短いほど反応速度を速く、棒グラフが長いほど反応速度を遅くするとしても良い、また反応速度インジケーターの代わりに数値表示で反応速度表示し、数値が小さいほど反応速度を速く、数値が大きいほど反応速度を遅くする等としても良い。
反応速度設定処理サブルーチンは上述したAFエリア表示、メニュー表示、再生メニュー表示、撮影メニュー表示、カスタムメニュー表示、セットアップメニュー表示、1コマ画像表示、4コマサムネイル表示、9コマサムネイル表示(以下、該9つの機能を機能群と称する)の処理中に反応速度設定キー15が押されることによりステップ402、ステップ503、ステップ805、ステップ814、ステップ825、ステップ834、ステップ605、ステップ612、ステップ619のいずれかから呼び出される。
図13を用いて反応速度設定処理の流れを説明する。上述したように各機能群の操作中に反応速度設定キー15が押されると、各機能群での反応速度を設定するための反応速度設定処理に入る。まずステップ700で、どの機能群の操作中に反応速度設定処理に入ったかが識別される。識別はいわゆるフラグ方式で構わない。識別された機能群の反応速度設定値のユーザー設定値がある場合はEEPROM32から該機能群の反応速度設定値が読み出され、該機能群の反応速度設定値がない場合は製造時の初期値が読み出される。初期値とは設定可能な応答速度の中央の値である。例えばステップ402から反応速度設定処理に入った場合、すなわちAFエリア表示機能の処理中に反応速度設定キー15が押された場合は、AFエリア変更時間値が読み出される。ステップ701では、ステップ700で読み出した反応速度値に対応するブロックが反転表示された状態の反応速度インジケーターが背面液晶12に表示される。次にステップ702では十字キー11がいずれかの方向に押圧操作されたか否かの判定が行われる。十字キー11が押圧操作された場合はステップ703に移り、十字キー11が押圧操作されて無い場合はステップ704に移る。ステップ703では十字キー11が押圧操作された方向に、選択されている反応速度のブロックを示す反転表示を変更する。ステップ704では図示しない決定キーが押圧操作されたか否かの判定が行われる。決定キーが押圧操作された場合は、ステップ705に移り、決定キーが押圧操作されていない場合は、ステップ702に戻る。ステップ705では、反転表示されているブロックの位置に対応する反応速度値をEEPROM32の、ステップ700で識別された機能群の反応速度設定値領域に記憶する。例えばステップ503から反応速度設定処理に入った場合、すなわちメニュー表示機能から反応速度設定処理に入った場合は、決定されたユーザー反応速度設定値はEEPROM32のメニュー項目変更時間設定値領域に記憶される。ユーザー反応速度設定値の記憶処理が終わると反応速度設定処理サブルーチンは終了し、反応速度設定処理サブルーチンを呼び出したサブルーチン処理に戻る。
なお、初期値は各機能群で同一の値でも良いし、各機能群で異なる値としても良い。
〈EEPROM32の領域〉
図14にEEPROM32内の反応速度のユーザー設定値を記憶する領域を示す。EEPROM32は各機能別にそれぞれAFエリア変更時間設定値領域、メニュー項目変更時間設定値領域、1コマ画像変更時間設定値領域、4コマ枠変更時間設定値領域、9コマ枠変更時間設定値領域を持つ。なお、図8、図9のフローの場合のように、メニューモードの中でさらに撮影メニュー、再生メニュー、カスタムメニュー、セットアップメニューそれぞれ別に反応速度設定を行う場合は、メニュー項目変更時間設定値領域の代わりに撮影メニュー項目変更時間設定値領域、再生メニュー項目変更時間設定値領域、カスタムメニュー項目変更時間設定値領域、セットアップメニュー項目変更時間設定値領域をそれぞれ持つ。
〈反応速度設定処理への入り方〉
また、上述では各機能群の反応速度設定を行うために、上記各機能の操作中に反応速度設定キー15を押すことにより機能群ごとに個別に反応速度設定処理に切り替わる方法を説明したが、反応速度設定処理を上記カスタムメニュー等に一つのメニュー項目として反応速度設定処理機能の項目を設け、そこで全ての機能群の反応速度の設定を行っても良い。
〈カスタムメニュー内での反応速度設定処理〉
図15にカスタムメニュー内に反応速度設定処理機能の項目を設け、該反応速度設定処理機能内で各機能群の反応速度設定をまとめて行う場合の反応速度処理設定サブルーチンのフローを示す。
上記カスタムメニューに設けた反応速度設定処理の項目を選択し、決定すると反応速度設定処理サブルーチンに入る。まずステップ901で図6(c)に示すように反応速度が設定可能な機能群の名称一覧が背面液晶12に表示される。選択されている機能群はハイライト表示されている。次にステップ902で十字キー11がいずれかの方向に押圧操作されたかどうか判定される。十字キー11が押圧操作された場合はステップ903に移り、十字キー11が押圧操作されていない場合はステップ904に移る。ステップ903では十字キー11が押圧操作された方向に、選択されている機能群が変更される。ステップ904では図示しない決定キーが押圧操作されたかどうかの判定が行われる。決定キーが押圧操作された場合は、ステップ905に移り、決定キーが押圧操作されていない場合はステップ902に戻る。
ステップ905では、ステップ904で決定された機能群の反応速度設定値のユーザー設定値がある場合はEEPROM32から該機能群の反応速度設定値が読み出され、該機能群の反応速度設定値がない場合は製造時の初期値が読み出される。例えばステップ904で反応速度を設定する機能群を1コマ画像表示に決定した場合は、1コマ画像変更時間値が読み出される。ステップ906では図6(d)に示す様にステップ905で読み出した反応速度値に対応するブロックが反転表示された状態の反応速度インジケーターが背面液晶12に表示される。次にステップ907では十字キー11がいずれかの方向に押圧操作されたかどうかが判定される。十字キー11の押圧操作がある場合はステップ908に移り、十字キー11の押圧操作が無い場合はステップ909に移る。ステップ908では十字キー11が押圧操作された方向に、選択されている反応速度のブロックを示す反転表示を変更する。ステップ909では図示しない決定キーが押圧操作されたかどうかの判定を行う。決定キーが押圧操作された場合は、ステップ910に移り、決定キーが押圧操作されていない場合は、ステップ907に戻る。ステップ910では、反転表示されているブロックの位置に対応する反応速度設定値をEEPROM32の、ステップ904で決定された機能群の反応速度設定値領域に記憶する。例えばステップ904で反応速度を設定する機能群を4コマサムネイル表示に決定した場合は、決定されたユーザー反応速度設定値はEEPROM32の4コマ枠変更時間設定値領域に記憶される。ステップ911では、継続して各機能の反応速度を設定するか否かを判断する。継続して各機能の反応速度の設定を行う場合はステップ901に戻り、継続して反応速度の設定を行わない場合は反応速度設定処理サブルーチンを終了する。
〈反応速度セット〉
なお上述では、機能群での反応速度設定値をそれぞれ個別に設定する場合を説明してきたが、メーカー側が使用者の利用形態を想定した各機能群の反応速度設定値の組み合わせをセットとしていくつかのセットを用意しても良い。ユーザーはその場の利用形態に合わせて、セットを選択することにより各機能群の反応速度を一度に変更可能である。
図16に各セット例を示す。セットとしては撮影重視セット、画像表示重視セット、高速セット、中速セット、低速セット、ユーザーセットを示した。表示されている数値は機能群の反応速度値を示す。数値「1」がもっとも速く、数値が大きくなるほど遅くなり、数値「10」が最低速度であることを示している。撮影重視セットではテンポ良く撮影可能であるようにAFエリア表示やメニュー表示の反応速度は速めに設定され、その他の機能群での反応速度は標準的な速さに設定される。画像表示重視セットでは素早く撮影済み画像を閲覧可能なように画像表示に関する機能群の反応速度は速めに設定され、その他の機能群での反応速度は標準的な速さに設定される。高速セット、中速セット、低速セットでは全ての機能群の反応速度がそれぞれ、速め、標準的、遅めに設定される。ユーザーセットは各機能群での反応速度をユーザー自身が考えられる利用形態に合わせてセットしておける。
〈操作部材と設定部材〉
なお、上述の通り十字キー11による操作の反応速度を設定する手順について説明してきたが、操作部材としては十字キー11に限るものではない。たとえば回転式のダイアル、ジョイスティック等でも良い。また一つ以上の接点を持つ押圧部材を複数組み合わせて機能するもので良く、これらの操作部材による操作の反応速度も同様に適用可能である。
また反応速度設定処理で回転式のダイアル、ジョイスティック、ボタン等の十字キー11以外の操作部材を使用してもよい。
また、反応速度設定処理自体をカメラとデータ通信可能なようにケーブル等の通信手段によって接続された別の装置によって行い、設定された反応速度の設定値を前記通信手段によってカメラに転送し、EEPROM32に記憶するとしても良い。
〈コンピュータを使用した反応速度設定処理〉
図17にカメラ本体10とコンピュータ37を接続ケーブル36によって接続した斜視図を示す。また図18にカメラのブロック図を示す。各部について図1または図2と同じ構成には同じ番号を付し、その説明は省く。図17に示すようにカメラ本体10は上述した表示部や操作部材等の他に、外部機器との接続のための外部接続端子35を持ち、この外部接続端子35には接続ケーブル36の一端が接続されている。コンピュータ37は表示部39、キーボード等の入力部40、カメラと接続するために用いる外部接続端子38等を持ち、外部接続端子38は接続ケーブル36の残りの一端が接続されカメラと通信可能となっている。
各機能群での十字キー11の反応速度を設定するためには、まず接続ケーブル36を外部接続端子35、38に接続しカメラ本体10とコンピュータ37を通信可能な状態にする。
次にコンピュータに保存されている反応速度設定処理のプログラムを起動する。プログラムが起動すると表示部39にウインドウ41が表示される。ウインドウ41には、反応速度が設定可能な機能群の名称の一覧が表示される。反応速度を設定したい機能群を1つ選択し、決定するとウインドウ41内に図12(a)と同様の反応速度インジケーターが表示される。ユーザーは表示されている反応速度インジケーターの選択されているブロックを示す反転表示を入力部40またはコンピュータ37に接続されている図示しないマウス等の操作部材を操作することにより任意の位置に変更する。次にウインドウ41に表示される図示しない決定ボタンが入力部40又はマウス等の操作部により操作されると、前記反応速度インジケーターの反転表示されたブロックの位置に対応する反応速度設定値が接続ケーブル36を通してカメラ本体10に伝送されEEPROM32に記憶され、カメラ単体で使用時はEEPROM32の反応速度設定値が使用される。
なお、各機能群での反応速度を1つづつ変更する手順を説明したが、反応速度を設定したい機能を複数選択しそれぞれの反応速度設定を同時に行っても良い。複数同時設定の場合、プログラムウインドウ41に、反応速度が設定可能な機能群の名称の一覧が表示される。反応速度を設定したい機能を選択し、決定操作を行うとウインドウ41に図12(b)に示すごとく選択された各機能群の反応速度インジケーターが同時に表示される。表示されている各機能群の反応速度インジケーターの、選択されているブロックの反転表示をマウス等の操作部材を操作することにより任意の位置に変更する。上述と同様に決定入力操作されると、各機能群に対応した反応速度設定値が接続ケーブル36を通してカメラ本体10に伝送されEEPROM32に記憶される。
また、個々の選択を行わず反応速度が設定可能な全ての機能群の反応速度設定を同時に行っても良い。
なお、コンピュータ37で設定した各機能群の反応速度設定値をカメラのEEPROM32に記憶できればその通信手段は他のものでも良く、無線通信などを用いても良い。また、メモリーカード等の記録媒体を仲介として用いて伝達しても良い。
なお、カスタムメニューで各機能群の反応速度の設定を行う場合において、同時に複数の機能群の反応速度を設定可能としても良い。
〈カメラ以外への適用〉
以上、本発明を一眼レフデジタルカメラに適用した場合について説明したが、これに限るものではなく、レンズ一体式デジタルカメラでも良い。また上述した撮影済み画像を表示する表示モードを除けば一眼レフ銀塩カメラ、レンズ一体式銀塩カメラ等に適用しても良い。
なお、機能群としてAFエリア表示、メニュー表示、再生メニュー表示、撮影メニュー表示、カスタムメニュー表示、セットアップメニュー表示、1コマ画像表示、4コマサムネイル表示、9コマサムネイル表示をあげて説明したが機能群としてはこれに限るものではなく、同一の操作部材で操作が行われる機能であるなら、如何なるものでもよい。
また、反応速度設定処理に切り替えるためのキー操作としては、反応速度設定キー15の押圧操作に限るものではなく、反応速度設定キー15と十字キー11やそれ以外のもう一つの図示しないキーを同時に押圧操作するとしても良く、また反応速度設定キー15のような専用操作部材を用いずに、カメラボディー10上にあるキーを適宜組み合わせて同時に押圧操作する等としても良い。
カメラの斜視図 カメラのブロック図 カメラのメインフロー AFエリア表示 撮影モードのフロー メニュー表示例 メニューモードのフロー メニューモードでメニューごとに反応速度処理を行う場合のフロー(その1) メニューモードでメニューごとに反応速度処理を行う場合のフロー(その2) 画像表示例 画像表示モードのフロー 反応速度インジケーター 反応速度設定処理のフロー EEPROM32内の反応速度のユーザー設定値を記憶する領域の様子 カスタムメニューの反応速度設定機能の項目によって反応速度の設定を行う場合の反応速度設定処理のフロー 各セットに対する機能群の反応速度値 カメラとコンピュータを接続ケーブルによって接続した場合の斜視図 カメラとコンピュータを接続ケーブルによって接続した場合のカメラのブロック図
符号の説明
2 AFエリア表示部
2a〜2k AFエリア
3 画像が選択されていることを示す枠表示
10 カメラ本体
11 十字キー
12 背面液晶
13 接眼ファインダー
14 上面液晶
15 反応速度設定キー
20 交換レンズ
30 撮像素子
31 制御回路
32 EEPROM
33 ROM
34 記録媒体
35、38 外部接続端子
36 接続ケーブル
37 コンピュータ
39 表示部
40 入力部
41 プログラムウインドウ

Claims (8)

  1. 個別に選択可能な複数個の機能をグループとする第一の機能群と、該第一の機能群とは異なる複数個の機能をグループとする第二の機能群とを具備し、選択された機能に応じて動作可能なカメラにおいて、
    前記第一もしくは前記第二の機能群の少なくともいずれか一方の機能群の各複数機能に対応する指標を、選択状態にある指標を非選択状態の指標とは異なる形態で識別可能に表示する表示部と、
    前記複数の指標から所望の指標を選択するために操作される操作部材と、
    前記操作部材に対してユーザー操作が行われたことを検出する検出部と、
    前記検出部により前記操作部材に対してユーザー操作が行われたことを検出してから選択状態として識別表示される指標が切り換わるまでの反応時間を、ユーザーが前記機能群別に個々に設定可能な設定部と、
    前記設定部によりユーザーが設定前記反応時間を前記機能群別に記憶する記憶部と
    前記検出部により前記操作部材に対するユーザー操作が検出された際、前記表示部に表示されている前記機能群に応じた前記反応時間で、選択状態として識別表示される指標を切り替える制御部とを備えること
    を特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記操作部材はカメラボディ上に設けた十字キーであること
    を特徴とするカメラ。
  3. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記操作部材はさらに前記設定部による前記反応時間の設定にも用いられること
    を特徴とするカメラ。
  4. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記操作部材とは別に、前記設定部による前記反応時間を設定するために操作される設定操作部材を有すること
    を特徴とするカメラ。
  5. 個別に選択可能な複数個の機能をグループとする第一の機能群と、該第一の機能群とは異なる複数個の機能をグループとする第二の機能群とを具備し、選択された機能に応じて動作可能なカメラと、該カメラと通信可能に接続される外部機器とからなるカメラシステムにおいて、
    前記第一もしくは前記第二の機能群の少なくともいずれか一方の機能群の各複数機能に対応する指標を、選択状態にある指標を非選択状態の指標とは異なる形態で識別可能に表示する表示部と、
    前記複数の指標から所望の指標を選択するために操作される操作部材と、
    前記操作部材に対してユーザー操作が行われたことを検出する検出部と、
    前記検出部により前記操作部材に対してユーザー操作が行われたことを検出してから選択状態として識別表示される指標が切り換わるまでの反応時間を、ユーザーが前記機能群別に個々に設定可能な設定部と、
    前記設定部によりユーザーが設定前記反応時間を前記機能群別に記憶する記憶部と
    前記検出部により前記操作部材に対するユーザー操作が検出された際、前記表示部に表示されている前記機能群に応じた前記反応時間で、選択状態として識別表示される指標を切り替える制御部とを備えること
    を特徴とするカメラシステム。
  6. 請求項5に記載のカメラシステムにおいて、
    前記設定部は前記外部機器に設けられたこと
    を特徴とするカメラシステム。
  7. 請求項6に記載のカメラシステムにおいて、
    前記外部機器は、前記第一もしくは前記第二の機能群の少なくともいずれか一方の反応時間を表示する外部表示部と、
    前記反応時間を設定するために操作される外部操作部材とを有し、
    前記設定部は前記外部表示部と前記外部操作部とを含むこと
    を特徴とするカメラシステム。
  8. 請求項7に記載のカメラシステムにおいて、
    前記外部表示部は、前記第一及び前記第二の機能群それぞれの反応時間を同時に表示し、前記第一及び前記第二の機能群それぞれの反応時間をまとめて設定すること
    を特徴とするカメラシステム。
JP2004038078A 2004-02-16 2004-02-16 カメラおよびカメラシステム Expired - Lifetime JP4401807B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004038078A JP4401807B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 カメラおよびカメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004038078A JP4401807B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 カメラおよびカメラシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005227670A JP2005227670A (ja) 2005-08-25
JP4401807B2 true JP4401807B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=35002416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004038078A Expired - Lifetime JP4401807B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 カメラおよびカメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4401807B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6576130B2 (ja) * 2015-07-07 2019-09-18 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005227670A (ja) 2005-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101425929B1 (ko) 디스플레이 기능을 갖춘 휴대 기기
US9843731B2 (en) Imaging apparatus and method for capturing a group of images composed of a plurality of images and displaying them in review display form
US8482650B2 (en) Image pickup apparatus, display control apparatus, and display control method
JP5873390B2 (ja) 表示制御装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP2006058405A (ja) カメラ装置、オートフォーカス制御方法
JP6425573B2 (ja) 電子機器とその制御方法
US10592097B2 (en) Electronic apparatus equipped with a touch operation section
JP2006323374A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP4401807B2 (ja) カメラおよびカメラシステム
JP2005223658A (ja) デジタルカメラ
US11588981B2 (en) Control apparatus, control method, and storage medium
US11375115B2 (en) Image capturing apparatus, control method thereof, and recording medium thereof
JP4783073B2 (ja) カメラ及びこのカメラの表示制御装置とその表示制御方法
US10873703B2 (en) Imaging control apparatus, control method of an imaging control apparatus, and non-transitory computer readable medium
JP2003008945A (ja) カメラ
JP2005321896A (ja) 表示制御方法及び表示制御装置
JP5762117B2 (ja) 撮像装置、制御方法、プログラム、及び記録媒体
JP2010200362A (ja) カメラ及びこのカメラの表示制御装置とその表示制御方法
JP5034969B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
US20240292086A1 (en) Electronic apparatus capable of displaying setting item group on display, control method therefor, and storage medium
JP5842884B2 (ja) 追尾装置およびカメラ
JP7154064B2 (ja) 撮像制御装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2005086763A (ja) 画像表示制御装置、デジタルカメラ、及び画像表示制御プログラム
JP2024057962A (ja) 電子機器およびその制御方法
JP2005101958A (ja) 表示部を備えた携帯型電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4401807

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151106

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term