JP4398113B2 - レイヤ型ネットワークの管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上位レイヤと下位レイヤとを含むレイヤ型ネットワークの管理システムに関し、特に、トポロジやテクノロジ(SONET、ATM、IP)等、異なる管理ドメインで構成された階層(レイヤ)型のネットワークにおける障害復旧に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トポロジやテクノロジ(SONET、ATM、IP)等、異なる管理ドメインで構成された階層(レイヤ)型のネットワークがある。レイヤ型のネットワークの管理は、レイヤ毎に個別の管理ポリシーに従って実施される。なぜなら、各レイヤの実現テクノロジが異なるからである。従って、上位レイヤが下位レイヤで発生した障害を検出しなかったり、検出に時間を要したりすることがある。
【0003】
以下に、近年利用が増大しているIP(Internet Protocol)ネットワーク(レイヤ3)を上位レイヤの代表例として、その障害管理について例を示す。IPネットワーク上の伝送装置(ルータ)は、隣接するルータと接続確認データパケット(HELLOパケット)を定期的に交換しあう事によって、隣接ルータに接続されている事を確認する。このとき、ルータ間に障害がある場合には、ルータは隣接ルータから接続確認データパケットを得ることができない。
【0004】
ルータは、一般には、所定期間内に隣接ルータから接続確認データパケットが得られなければ、自身と隣接ルータとの間のコネクションに障害があると判断する。この場合には、コネクションの迂回処理が実施される。迂回処理によって、ルータは、隣接ルータに伝送していたデータバケットを迂回先に相当する他のルータに伝送するようになる。これによって、このデータパケットは、迂回ルートを通じて目的地に伝送される。
【0005】
迂回処理に際し、データパケットの転送優先度や割当帯域が迂回先のルータに設定される。この設定処理は、IPレイヤの管理システムによって、障害発生との判断を行ったルータからの通知をトリガとして、実施される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した接続確認データパケットを用いて障害を検出し、復旧処理(迂回処理等)を実施する方式では、以下の問題があった。即ち、レイヤ3のコネクションの障害は、その下位レイヤ(データリンクレイヤ:レイヤ2)におけるリンク障害(リンク切断)によって発生する。このリンク障害は、上記した方式により、レイヤ3で検出可能である。但し、レイヤ3では、トラフィック量の抑制を目的として接続確認データパケットの送出間隔を数分毎に設定することが多い。さらに、接続確認データパケットを連続して数回隣接ルータから受信できなかったときに障害と判定することもある。
【0007】
一方、下位レイヤ(レイヤ2)のネットワークは、レイヤ3とは異なる管理ポリシーに従って管理・制御されており、リンク障害は、レイヤ2の管理システムでは検出される。レイヤ2におけるリンク障害は、レイヤ3における障害検出方式が上記構成をとることから、レイヤ3よりも早く検出されることが多い。
【0008】
しかしながら、上記したように、従来では、レイヤ2とレイヤ3とは別個の管理システムによって管理されているため、レイヤ2で検出されたリンク障害がレイヤ3の管理システムに通知されることはなかった。このため、レイヤ2でリンク障害が検出されているにも関わらず、レイヤ3ではこれよりも遅れてコネクション障害を通じてリンク障害を検出することになっていた。
【0009】
また、レイヤ2のリンクでの障害により帯域が減少した場合でも、レイヤ3において、ルータは接続確認データパケットを交換できる。このため、ルータは、レイヤ2における性能劣化(帯域減少)を認識しない。従って、レイヤ3の管理システムは、何らの処理を行わなかった。このように、レイヤ3のネットワークの情報に基づくレイヤ3のポリシー制御では、レイヤ2のリンクの性能劣化に対応できなかった。
【0010】
上記したような(1)下位レイヤのリンク(接続回線)の障害検出に時間がかかる、(2)下位レイヤのリンク(接続回線)の性能劣化に対応できないといった問題は、上位レイヤと下位レイヤとに対する管理・制御が異なるポリシーに基づいて夫々独立して実施されているレイヤ型ネットワークにおいての一般的な問題であった。
【0011】
本発明は、上位レイヤと下位レイヤとを含むレイヤ型ネットワークにおいて、上位レイヤが下位レイヤの接続回線の障害に迅速に対応でき、又は性能劣化に応じた上位レイヤの管理を実施できる管理システムを提供することを目的とする。
【0012】
【発明を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するため以下の構成を採用する。
【0013】
即ち、本発明は、レイヤ型ネットワークを管理するシステムであって、
下位レイヤの接続回線たる下位レイヤ回線の障害又は性能劣化をイベントとして検出する検出手段と、
検出されたイベントによって影響を受ける上位レイヤの接続回線たる上位レイヤ回線を抽出する抽出手段と、
抽出された上位レイヤ回線に関する制御を実施する制御手段と、
を備える。
【0014】
本発明において、下位レイヤ回線の障害は、例えばリンクの切断であり、下位レイヤ回線の性能劣化は、帯域減少,遅延等である。上位レイヤ回線に関する制御は、例えば、迂回処理,管理者への通知,上位レイヤの伝送装置のバッファ制御等である。
【0015】
本発明によれば、下位レイヤ回線の障害又は性能劣化が検出された場合に、これらによって影響を受ける上位レイヤ回線が特定され、この上位レイヤ回線に関する制御が実施される。このように、下位レイヤ回線の障害検出に基づいて上位レイヤ回線に関する制御が実施されることにより、従来よりも迅速に下位レイヤ回線の障害を検出でき、これに対する上位レイヤでの復旧処理(例えば、迂回処理)に要する時間を短縮することができる。また、下位レイヤ回線の性能劣化を考慮した上位レイヤでのポリシー制御が実施可能になる。
【0016】
本発明は、上位レイヤ回線に対する制御内容,及びこの制御内容の実施条件をイベントの内容及び上位レイヤ回線に関連づけて記憶した制御内容記憶手段と、
イベントが検出され且つ上位レイヤ回線が抽出された場合に、前記制御内容記憶手段を参照し、検出されたイベントの内容及び抽出された上位レイヤ回線に対応する制御内容の実施条件が満たされているか否かを判定し、実施条件が満たされていると判定した場合に、この制御内容を前記制御手段に実施させる判定手段と、をさらに備える構成とするのが好ましい。
【0017】
このようにすれば、下位レイヤで発生した障害又は性能劣化に対し、下位レイヤと上位レイヤとの連携で実施されるポリシー制御を上位レイヤ側から定義することが可能となる。
【0018】
また、本発明は、前記制御内容記憶手段が、制御内容毎に割り当てられた優先度をさらに記憶し、
前記判定手段は、前記検出されたイベントの内容及び前記抽出された上位レイヤ回線に対して複数の制御内容の実施条件が満たされる場合に、前記優先度に従って制御内容を前記制御手段に実施させる、ように構成するのが好ましい。
【0019】
また、本発明は、前記制御内容が、上位レイヤ回線の迂回処理であり、
上位レイヤ回線が抽出された場合に、この抽出された上位レイヤ回線に対する迂回経路を算出する算出手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記判定手段によって当該上位レイヤ回線に対する迂回処理の実施条件が満たされると判定された場合に、前記算出手段によって予め算出された迂回経路を用いて迂回処理を実施する、構成とするのが好ましい。
【0020】
このようにすれば、制御手段が上位レイヤのポリシー制御として迂回処理を実施する場合に、迂回経路が予め算出されているので、迂回処理に要する時間を短縮することができる。
【0021】
また、本発明は、イベントが検出され且つ上位レイヤ回線が抽出された場合に、この上位レイヤ回線に対する前記判定手段による判定処理が必要か否かを判定し、前記判定処理が必要ないと判定した場合には、前記制御内容記憶手段に記憶されたこれらのイベントの内容及び上位レイヤ回線に対応する制御内容を前記判定手段による判定処理を経ることなく前記制御手段に実施させ、前記判定処理が必要であると判定した場合には、前記判定処理を前記判定手段に実施させる第2判定手段をさらに備える構成とするのが好ましい。
【0022】
判定処理が必要な制御内容は、例えば、その実施条件を満たすか否かの判定に上位レイヤ回線に関する閾値判定が必要な制御内容(管理ポリシー)であり、判定処理が不要な制御内容は、上記閾値判定が不要な制御内容であり、例えば、イベントの発生自体が実施条件となるような制御内容である。このようにすれば、判定手段による判定処理を省略できるので、制御内容の実施を早めることが可能となる。
【0023】
また、本発明は、前記下位レイヤのネットワークは、複数のサブネットワークからなり、
前記第2判定手段は、前記サブネットワーク毎に設けられ、前記制御手段に対して並列に動作するように構成するのが好ましい。
【0024】
また、本発明は、前記第2判定手段が、前記検出されたイベントの内容及び前記抽出された上位レイヤ回線に対応する複数の制御内容が前記制御内容記憶手段に記憶されている場合に、制御内容毎に割り当てられた優先度に従って前記処理を実施する、ように構成するのが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施形態における構成は例示であり、本発明は実施形態の構成の範囲に限定されない。
【0026】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態によるネットワークの管理システム100の構成例を示す図である。図2は、下位レイヤのネットワークLN及びその管理システムの構成例を示す図である。図3は、上位レイヤのネットワークUN及びその管理システムの構成例を示す図である。
【0027】
本発明による管理システムは、複数のレイヤを持つレイヤ型ネットワークに適用される。本実施形態では、図1に示すように、管理システム100は、上位レイヤのネットワークと下位レイヤのネットワークとからなるレイヤ型ネットワークを管理する。また、上位レイヤとして、ネットワークレイヤ(レイヤ3)が想定され、下位レイヤとして、データリンクレイヤ(レイヤ2)が想定されている。
【0028】
図2に示すように、下位レイヤは、複数の伝送装置S(図2では伝送装置S1〜S9を例示)がリンクL(下位レイヤ回線)で接続されることによって構成されており、ユーザ(カスタマ)のデータパケットに相当する電気信号を伝送装置S及びリンクLを通じて伝送する。伝送装置Sは、例えば交換機(スイッチ)である。
【0029】
下位レイヤは、その規模が大きい場合には、複数のサブネットワーク(管理ドメイン)に分割され、管理ドメイン毎に管理される。これによって、管理に係る処理コストの低減が図られる。図2の例では、下位レイヤのネットワークは、3つのサブネットワークSUB1,SUB2,SUB3に分割されている。この場合には、下位レイヤの管理システムとして、下位レイヤのトポロジ情報(伝送装置S及びリンクLに関する情報(トポロジ,状態等))を管理・制御するレイヤ2のネットワーク・マネージメント・システム(L2NMS)1と呼ばれる管理・制御ユニットが用意されるとともに、エレメント・マネージメント・システム(EMS:装置管理システム)2と呼ばれる管理・制御ユニットがサブネットワーク毎に用意される。
【0030】
各EMS2は、監視用のリンクを介して管理ドメイン内の伝送装置Sと夫々接続される。一方、各EMS2は、自身を収容するローカルネットワーク3,システム制御/管理用データネットワーク4,及びL2NMS1を収容するローカルネットワーク5を通じてL2NMS1に接続される。
【0031】
伝送装置Sは、リンクLの状態(帯域,遅延,リンク切断等)を監視する性能監視システム(下位レイヤ装置管理システム11)を搭載しており、性能監視システムは、信号の受信の有無,信号レベル監視,信号受信タイミング等を監視することによって、リンクLの状態(リンクの障害(リンクの切断),性能劣化(帯域減少,伝送遅延))を検出し、検出した状態を性能データとしてEMS2に通知する。リンクLの状態の検出間隔は、上位レイヤにおける接続確認データパケットの送出間隔よりも十分に短く、リンクLの障害及び性能劣化を上位レイヤよりも早く検出可能になっている。
【0032】
EMS2は、性能データに基づいて、管理ドメインに対し、下位レイヤのポリシー制御を実施することで、管理ドメインを管理・制御する。例えば、EMS2は、リンクLに障害が発生すると、この障害に対する復旧処理を実施する。EMS2は、管理ドメインの管理・制御に際し、必要に応じてL2NMS1から管理ドメインに属する伝送装置S及びリンクLに関する情報を得る。
【0033】
上位レイヤは、複数の伝送装置R(図3では伝送装置R1〜R3を例示)がコネクションC(IPフロー:上位レイヤ回線)で接続されることによって構成されており、ユーザ(カスタマ)のデータパケットをコネクションCを通じて伝送する。伝送装置Rは、例えばルータである。
【0034】
上位レイヤでは、管理システムとして、レイヤ3のネットワーク・マネージメント・システム(L3NMS)6と、コネクション制御部7とが用意される。L3NMS6及びコネクション制御部7は、伝送装置Rの制御用ネットワーク7に接続されており、この制御用ネットワーク7を通じて各伝送装置R1〜R3に接続されている。
【0035】
各伝送装置R1〜R3は、例えばOSPFのようなルーティングプロトコルを用いて接続確認データパケットを用いた相互監視を実施し、隣接する伝送装置Rからの応答がない場合には、自身と隣接伝送装置との間のリンク障害と判断し、この判断をトリガとして、障害の復旧処理(例えば、迂回処理)を実施する。迂回処理に際し、コネクション制御部7は、データパケットの迂回先に相当する伝送装置Rに対するコネクション制御(データパケットの転送優先度,割当帯域の設定等)を実施する。コネクション制御部7は、必要に応じて、L3NMS6から上位レイヤに関する情報(トポロジ情報,リソース情報,伝送装置R及びコネクションCに関する情報)を得る。
【0036】
上位レイヤにおける各コネクションCは、下位レイヤにおけるリンクCと対応関係にある。例えば、図1に示すように、レイヤ型ネットワークが図3に示したトポロジを持つ上位レイヤと図2に示したサブネットワークSUB1のトポロジを持つ下位レイヤとからなる場合、伝送装置R1と伝送装置R2とを結ぶコネクションC11は、下位レイヤにおけるリンクL11,L12,L13に対応する。
【0037】
図1に示すように、管理システム100は、下位レイヤ装置管理システム11と、リンク監視項目テーブル12と、リンク監視部13(検出手段)と、リンク/コネクション対応テーブル14と、コネクション抽出部15(抽出手段)と、連携ポリシーテーブル16(制御内容記憶手段)と、コネクション情報テーブル17と、実施条件判定部18(判定手段)と、コネクション制御部19(制御手段)とを備えている。
【0038】
図4は、リンク/コネクション対応テーブル14の例を示す説明図である。リンク/コネクション対応テーブル14は、リンクとコネクションとの対応関係を保持したテーブルであり、リンクの識別情報(リンクID)とこれに対応するコネクションの識別情報(コネクションID)とを含むレコードをリンク毎に保持する。一般に、リンクIDは、L2NMS1で管理されており、コネクションIDは、L3NMS6で管理されている。リンク/コネクション対応テーブル14は、これらから必要なリンクID及びコネクションIDを読み出すことで生成される。
【0039】
この例では、リンクLは、以下のような表記方法で表され、この表記がリンクIDとして用いられる。即ち、リンクLは、このリンクで結ばれる二つの伝送装置Sと、このリンクに割り当てられた順番(番号)によって特定される。例えば、伝送装置Sn(nは伝送装置Sの識別情報)と伝送装置Sm(mは伝送装置Sの識別情報)とを接続するn番目のリンクは、“Ln-m/n”で表される。具体的には、例えば、図1において、伝送装置S1と伝送装置S2とを接続する1番目のリンクLは、“L1-2/1”と表記され、この表記が当該リンクのリンクIDである。また、コネクションCは、リンクLと同様の表記方法で表され、この表記がコネクションIDとして用いられる。即ち、伝送装置Rn(nは伝送装置Rの識別情報)と伝送装置Rm(mは伝送装置Rの識別情報)とを接続するn本目のコネクションは、“Cn-m/n”で表される。具体的には、例えば、図1において、伝送装置R1と伝送装置R2とを接続するコネクションCは、“C1-2/1”と表記され、この表記が当該コネクションのコネクションIDである。なお、リンク“Ln-m/a”とリンク“Lm-n/a”とは同一のリンクである(コネクションについても同様)。
【0040】
図5は、連携ポリシーテーブル16の例を示す説明図である。連携ポリシーテーブル16は、上位レイヤの管理システムと下位レイヤの管理システムとの連携によって実施される管理ポリシー(連携ポリシー)として管理システム100の管理者により定義された情報を格納したテーブルである。この例では、リンクLの障害又は性能劣化をイベントとし、このイベントに対するコネクションに関する上位レイヤのポリシー制御が連携ポリシーとして定義されている。
【0041】
このため、連携ポリシーテーブル16は、予めコネクションに割り当てられた「リンク監視項目とその閾値(イベントID:イベントの内容)、コネクション監視項目とその閾値(実施条件)、管理アクション(制御内容)」で構成される管理ポリシーを、コネクションID及びイベントID毎に保持する(図7参照)。
【0042】
具体的には、連携ポリシーテーブル16は、管理システム100の管理者によって定義されたコネクションID,リンク監視項目,リンク監視項目の閾値,コネクション監視項目,コネクション監視項目の閾値,及び管理アクション情報を要素として含む単数又は複数のレコードを保持する。各レコードには、管理番号が割り当てられている。
【0043】
リンク監視項目は、上位レイヤでのポリシー制御の対象となるリンクの状態の項目を示す。リンク状態の項目は、“通信断(リンク切れ)”等のリンクLの障害を示す項目と、“帯域減少”及び“伝送遅延”等のリンクLの性能劣化を示す項目とからなり、性能劣化を示す項目は、性能劣化か否かの判定に使用される閾値を持つことができる。
【0044】
管理アクション情報は、上位レイヤで実施されるポリシー制御の内容を示す。この例では、管理アクションとして、伝送装置Rに設けられたデータパケットのバッファ(フォワーディングキュー)の容量等を制御する“ChangeFWQ”,管理者に障害又は性能劣化を通知する“sendReport”,及び迂回処理を行うための“reRouting”が挙げられている。
【0045】
各管理アクションに対し、実施条件が設定されている。実施条件は、イベントの発生(検出)自体を実施条件とするものと、イベントの発生に影響を受けるコネクションの監視項目について、その監視項目に対応するデータが所定の閾値を上回る/下回ることを実施条件とするものとを含んでいる。後者は、例えば、コネクションの利用率が監視項目として定義され、L3NMS6で管理されている利用率が所定の閾値を上回った/下回ったときに、実施条件が満たされる。図5に示す例では、イベント(帯域が5Mbps以下になる)ことに対応する管理アクション“changeFWQ”の実施条件として、コネクションの監視項目“利用率”及び閾値“70%以下”が定義されている。
【0046】
管理システム100が運用される場合には、管理者によって定義された連携ポリシーテーブル16の内容に従ってリンク監視項目テーブル12が生成される。即ち、図6に示すように、連携ポリシーテーブル16に格納されたリンク監視項目とその閾値との組が抽出され、この組にイベントIDが割り当てられ、イベントID,リンク監視項目,及び閾値(無い場合もある)を含むレコードが、連携ポリシーテーブル16に定義されたリンク監視項目毎に作成される。そして、作成された単数又は複数のレコードをその保持内容とするリンク監視項目テーブル12が作成される。一方、連携ポリシーテーブル16に格納されたリンク監視項目及びその閾値が対応するイベントIDに書き換えられる。このようにして、連携ポリシーテーブル16で定義されたイベントが下位レイヤにおいて検出されるようになっている。
【0047】
図7は、コネクション情報テーブル17の例を示す説明図である。コネクション情報テーブル17は、連携ポリシーテーブル16で定義されたコネクション監視項目に対応する現在の値を、少なくとも連携ポリシーテーブル16で定義されたコネクションについて保持している。この例では、コネクション情報テーブル17は、コネクションIDとこれに対応するコネクション監視項目としての利用率とを含むレコードを保持している。
【0048】
図8及び図9は、図1に示した管理システム100による処理を示すフローチャートである。図8及び図9に示す処理の前提として、リンク監視項目テーブル12が連携ポリシーテーブル16を用いて生成されており、連携ポリシーテーブル16の内容が書き換えられているものとする。下位レイヤ装置管理システム11は、リンクLの状態を監視し、各リンクの状態(性能データ)をリンクIDとともにリンク監視部13に通知する。
【0049】
リンク監視部13は、下位レイヤ装置管理システム11から通知されたリンクLの状態を参照し、リンク監視項目テーブル12(図6)に記述された状態(リンク監視項目)に該当するリンクがあるか否かを判定する(ステップS1)。
【0050】
即ち、リンク監視部13は、リンクLの状態がリンク監視項目テーブル12に記述された条件の少なくとも1つを満たすか否かを判定する。即ち、リンク監視部13は、リンクLの帯域が5Mbps以下か否か,遅延時間が1秒以上か否か,及び通信断(リンク切れ)の状態になっているか否かを夫々判定する。このとき、全ての条件が満たされない場合(S1;NO)には、リンク監視部13は、処理をステップS1に戻し、次の通知を待つ。
【0051】
これに対し、リンクの状態が少なくとも1つの条件を満たす場合(S1;YES)には、リンク監視部13は、連携ポリシーとして定義されたイベントが発生したものとして、その条件(リンク監視項目)に対応するイベントIDをリンク監視項目テーブル12から読み出すとともに、読み出したイベントIDを対応するリンクIDとともにコネクション抽出部15へ通知する。このようにして、リンク監視部13は、コネクション抽出部15を起動させる(ステップS2)。
【0052】
コネクション抽出部15は、イベントID及びリンクIDを含む通知をリンク監視部13から受け取ることによって起動する。コネクション抽出部15は、リンク/コネクション対応テーブル14(図4)を参照し、通知されたリンクIDに対応するコネクションIDを検索し(ステップS3)、対応するコネクションIDが抽出できたか否かを判定する(ステップS4)。
【0053】
このとき、コネクション抽出部15は、対応するコネクションIDを抽出できなかった場合(S4;NO)には、処理を終了し、対応するコネクションIDを抽出できた場合(S4;YES)には、イベントID及びコネクションIDを実施条件判定部18に通知することによって、実施条件判定部18を起動させる(ステップS5)。
【0054】
このように、コネクション抽出部15は、リンク監視部13からの監視イベント(イベントID及びリンクID)を受け取ると、リンクIDをキーにリンク/コネクション対応テーブル14を検索し、影響を受けるコネクション(コネクションID)を抽出した後、実施条件判定部18に監視イベントデータ(イベントID)と抽出したコネクションデータ(コネクションID)を通知する。
【0055】
実施条件判定部18は、イベントID及びコネクションIDを含む通知をコネクション抽出部15から受け取って起動する。実施条件判定部18は、通知されたイベントID及びコネクションIDをキーとして用い、キーに対応するレコード中のコネクション監視項目,その閾値,及び管理アクション情報を連携ポリシーテーブル16(図6)から検索し(ステップS6)、キーに対応する管理アクション情報を得ることができたか否かを判定する(ステップS7)。
【0056】
このとき、実施条件判定部18は、対応する管理アクション情報を得ることができなかった場合(S7;NO)には、処理を終了し、対応する管理アクション情報を得ることができた場合(S7;YES)には、キーに対応するコネクション監視項目及びその閾値を得ることができたか否かを判定する(ステップS8)。このとき、実施条件判定部18は、対応するコネクション監視項目及びその閾値を得ることができた場合(S8;YES)には、処理をステップS9に進め、そうでない場合(S8;NO)には、管理アクションがイベントの検出自体を実施条件として実施されるものとして処理をステップS11に進める。
【0057】
ステップS9では、実施条件判定部18は、通知されたコネクションIDをキーとして用い、キーに対応するコネクション情報(コネクションCの利用率)をコネクション情報テーブル17(図7)から読み出す。
【0058】
続いて、実施条件判定部18は、コネクション情報テーブル17から読み出した利用率が連携ポリシーテーブル16から読み出した閾値を満たしているか否か(管理アクションの実施条件を満たすか否か)を判定する(ステップS10)。このとき、実施条件判定部18は、利用率が閾値を満たしていない場合(S10;NO)には、処理を終了し、利用率が閾値を満たしている場合(S10;YES)には、処理をステップS11に進める。
【0059】
ステップS11では、実施条件判定部18は、コネクション制御部19に管理アクション情報及びコネクションIDを通知することによって、コネクション制御部19を起動させる。
【0060】
このように、実施条件判定部18は、コネクション抽出部15からのデータをキーに連携ポリシーテーブル16を検索し、コネクション監視項目とその閾値及び管理アクションを抽出した後、コネクション監視項目と閾値の成否を、コネクション情報テーブル17を利用して確認し、成立している場合は管理アクションを実施するコネクション制御部19を起動する。
【0061】
コネクション制御部19は、管理アクション情報及びコネクションIDを受け取ると、コネクションIDに対応するコネクションCに対し、管理ポリシーとして定義された管理アクションを実施する(ステップS12)。このようにして、連携ポリシーが実施され、下位レイヤにおけるリンクLの障害又は性能劣化をイベントとし、このイベントに影響を受けるコネクションCに関する制御が実施される。
【0062】
図10は、図1に示した管理システム100の各構成要素を、図2及び図3に示したレイヤ型ネットワークLTNに配置した場合の構成例を示す図である。図10に示すように、図2に示したL2NMS1と図3に示したL3NMS4及びコネクション制御部5とは、ローカルネットワーク5を介して接続される。さらに、新たな構成として、イベント受信/コネクション抽出部20がEMS2を収容する各ローカルネットワーク3に収容され、連携部21がローカルネットワーク5に収容される。
【0063】
図1に示した下位レイヤ装置管理システム11は、伝送装置Sに従来から搭載されている性能監視システムに相当する。また、リンク監視項目テーブル12,及びリンク監視部13は、EMS2に搭載される。各伝送装置Sの性能監視システムは、自身が収容するリンクLの状態を監視し、リンクLの状態を示す性能データをEMS2に通知し、EMS2で連携ポリシーとして定義されたイベントが発生したか否かの判定(イベントの検出)が行われる。
【0064】
リンク/コネクション対応テーブル14及びコネクション抽出部15は、イベント受信/コネクション抽出部20に搭載される。連携ポリシーテーブル16及び実施条件判定部18は、連携部21に搭載される。連携部21は、上述したリンク監視項目テーブル12の生成処理及び連携ポリシーテーブル16の書換処理を実行し、リンク監視項目テーブル12の内容を各EMS2に配布する。コネクション情報テーブル17は、L3EMS6に搭載されており、コネクション制御部19は、コネクション制御部7に相当する。
【0065】
リンク/コネクション対応テーブル14及びコネクション抽出部15は、連携部21に搭載されるようにしても良い。この場合には、イベント受信/コネクション抽出部20は省略され、EMS2が連携部21にコネクションID及びイベントIDを通知する。このような変形は、後述する第2実施形態においても適用可能である。
【0066】
図11及び図12は、第1実施形態による管理システム100の制御例を示す図である。図11及び図12において、例えば、伝送装置S1に搭載された下位レイヤ装置管理システム11は、伝送装置S1と伝送装置S2とを結ぶリンクL1-2/1のリンク切れ(通信断)を検出すると、リンクの状態“通信断”とリンクID“L1-2/1”とをEMS2に搭載されたリンク監視部13に通知する(図12の〈1〉)。
【0067】
リンク監視部13は、リンク状態“通信断”をキーとしてリンク監視項目テーブル12を検索し、リンク状態“通信断”に対応するイベントID“E2”を読み出し、読み出したイベントID“E2”とリンクID“L1-2/1”とをイベント受信/コネクション抽出部20に搭載されたコネクション抽出部15に通知する(図12の〈2〉)。
【0068】
コネクション抽出部15は、リンクID“L1-2/1”をキーとして対応するコネクションIDをリンク/コネクション対応テーブル14から読み出し、読み出したコネクションID“C1-2/2”及びイベントID“E2”を連携部21に搭載された実施条件判定部18に通知する(図12の〈3〉)。
【0069】
実施条件判定部18は、コネクションID“C1-2/2”をキーとして対応する管理アクション情報“reRoute(迂回)”を読み出し、読み出した管理アクション情報“reRoute”及びコネクションID“C1-2/2”をコネクション制御部7(19)に通知する(図12の〈5〉)。
【0070】
但し、実施条件判定部18は、連携ポリシーテーブル16からコネクションIDに対応するコネクション監視項目及び閾値を得た場合には、L3NMS6内のコネクション情報テーブル17からコネクションIDに対応するコネクション監視項目(ここでは利用率)を取得し(図12の〈4〉)、この利用率が閾値による条件を満たす場合にのみ、管理アクションの実施をL3NMS6又はコネクション制御部7に指示する。
【0071】
L3NMS6及びコネクション制御部7は、実施条件判定部18から管理アクション情報及びコネクションIDを受け取った場合には、この管理アクション情報に基づいて上位ネットワークUNを制御する。この例では、コネクション制御部19が実施条件判定部18から管理アクション情報“reRoute”及びコネクションID“C1-2/2”を受け取っている。この場合には、コネクション制御部19は、例えば、以下のようなルーティングテーブルの操作による迂回制御を行う。
【0072】
即ち、コネクション制御部19は、実施条件判定部18から通知された〈C1-2/2,reRoute〉という情報に基づき、伝送装置(ルータ)R1と伝送装置(ルータ)R2との間に設定された2番目のコネクションC1-2/2を迂回させる必要があると認識する。
【0073】
コネクション制御部19は、伝送装置R1と伝送装置R2とは、伝送装置R1−伝送装置R3−伝送装置R2というルートで接続できることを、L3NMS6に保持されたネットワーク構成情報を用いて確認する。
【0074】
このとき、上位ネットワークUNのルーティングがOSPFによって実施されている場合には、コネクション制御部19は、伝送装置R1と伝送装置R2との間の回線コスト(メトリック)を、伝送装置R1−伝送装置R3−伝送装置R2のメトリックよりも大きくする。
【0075】
OSPFは、任意の2点間で最もメトリックが小さいルートを選択するルーティング方式であるため、伝送装置R1と伝送装置R2とのトラフィックは、伝送装置R1−伝送装置R3−伝送装置R2というルートを通るようになる。
【0076】
なお、コネクション制御部19が提供する関数名,或いは上位レイヤで利用されているルーティング方式が上記と異なる場合であっても、既存技術の利用により管理アクション(この例では迂回処理)を実施することが可能である。
【0077】
また、図11及び図12において、リンクL4-5/1の帯域が5Mbps以下になった場合には、このことをリンク監視部13が検出し、イベントID“E1”、リンクID“L4-5/1”をコネクション抽出部15に通知する(図12の〈2〉)。
【0078】
すると、コネクション抽出部15は、コネクションC1-2/1に影響があることを抽出し、イベントID“E1”及びコネクションID“C1-2/1”を実施条件判定部18に通知する(図12の〈3〉)。
【0079】
実施条件判定部18は、イベントID“E1”及びコネクションID“C1-2/1”をキーに連携ポリシーテーブル16を検索し、該コネクションの“利用率”が“70%以下”ならば、管理アクション“changeFWQ”を実施するという情報を取得し、コネクション情報テーブル17から該コネクションの利用率を取得する(図12の〈4〉)。
【0080】
上記の結果、該コネクションの利用率が70%以下ならば、実施条件判定部18は、コネクションID“C1-2/1”及び管理アクション情報“changeFWQ”をコネクション制御部19に通知し、コネクション制御部19は、管理アクション“changeFWQ”を実施する。これに対し、利用率が条件を満たさない場合には、管理アクションは実施されない。
【0081】
第1実施形態によると、連携ポリシーとして定義されたリンクLの障害又は性能劣化(イベント)が下位レイヤで発生すると、リンク監視部13がイベントを検出し、このイベントによって影響を受けるコネクションがコネクション抽出部15によって抽出され、これらのイベント及びコネクションに対応する管理アクションの実施条件が満たされるか否かが実施条件判定部18によって判定され、実施条件が満たされる場合には管理アクションがコネクション制御部19によって実施される。
【0082】
従って、第1実施形態によれば、下位レイヤの状態を上位レイヤへの制御に利用することにより、迅速に上位レイヤーの障害復旧を実施することができる。具体的には、上位レイヤ(レイヤ3)の情報のみに基づくポリシー制御よりも早くリンクLの障害を検出することができ、これに対する迂回処理を迅速に行うことができる。また、リンクLの性能劣化がイベントとして検出され、これに対する管理アクションが実施されるので、適正なレイヤ型ネットワークの管理・制御が可能となり、サービス品質の低下防止等の効果を得ることができる。
【0083】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態による管理システムを説明する。第2実施形態は第1実施形態と共通点を有するので、共通点については説明を省略し、主として相違点について説明する。第2実施形態における管理システムは、第1実施形態と同様の構成要素を持つ(図1参照)。但し、連携ポリシーテーブルのデータ構造と実施条件判定部による処理とが第1実施形態と異なる。
【0084】
図13(A)及び(B)は、第2実施形態における連携ポリシーテーブル16Aの例を示す説明図である。連携ポリシーテーブル16Aに格納された各レコードは、優先度を含んでいる。優先度は、ポリシー制御の実施の優先度を示し、優先度を示す数字が小さい程、コネクションに対する制御内容が優先的に実施される。
【0085】
図14及び図15は、第2実施形態における管理システムによる処理を示すフローチャートである。図14に示すように、実施条件判定部18は、イベントID及びコネクションIDを受け取ると、イベントID及びコネクションIDに対応するレコードから管理番号,コネクション監視項目,閾値,管理アクション情報,及び優先度を取得する(ステップS21)。
【0086】
次に、実施条件判定部18は、管理アクション情報が取得できたか否かを判定する(ステップS22)。このとき、実施条件判定部18は、管理アクション情報を取得できなかった場合(S22;NO)には、処理を終了する。この場合には、上位レイヤに対するポリシー制御は実施されない。
【0087】
これに対し、実施条件判定部18は、管理アクション情報を取得できた場合(S22;YES)には、取得された管理アクションのうち、優先度が最も高いもの(優先度を示す数字が最も小さいもの)を選択する(ステップS23)。
【0088】
但し、実施条件判定部18は、取得された管理アクションが一つの場合には、その管理アクションを選択する。また、実施条件判定部18は、優先度が最も高い複数の管理アクションがある場合には、これらの中から管理番号が最も小さい管理アクションを選択する。以降の処理は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0089】
第2実施形態における制御例を、図11を用いて説明する。但し、連携ポリシーテーブル16Aの保持内容は図13(B)に示すものとする。実施条件判定部18は、例えば、イベントID“E1”及びコネクションID“C1-2/1”と、イベントID“E2”及びコネクションID“C1-2/2”とをコネクション抽出部15から受信したとする。
【0090】
この場合、実施条件判定部18は、連携ポリシー管理テーブル16A(図13(B))より、イベントE1及びE2に対応する情報として、〈利用率、70%以下、changeFWQ、優先度1〉と、〈−、−、sendReport、優先度2〉とを取得するる。
【0091】
そして、実施条件判定部18は、優先度に従って管理アクションを実施するか否かを判定する。この例では、イベントID“E1”に割り当てられた優先度1に基づき、コネクション“C1-2/1”の利用率の確認を行い、このコネクション“C1-2/1”の利用率が70%以下ならば、管理アクション“changeFWQ”がコネクション制御部19によって実施され、そうでないならば優先度2の管理アクション“sendReport”が実施される。
【0092】
この例では、実施条件を満たす何れか一つの管理アクションが実施されるようになっているが、実施条件を満たす複数の管理アクションが優先度順で実施されるようにしても良い。
【0093】
以上の点を除き、第2実施形態は第1実施形態と同様である。第2実施形態によれば、第1実施形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。さらに、第2実施形態によれば、連携ポリシーに優先度が設定されているので、ポリシー制御(管理アクション)を実施すべき複数のコネクションがある場合において、優先度が高いものを優先的に実施させることができる。
【0094】
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態によるネットワーク管理システムを説明する。第3実施形態は、第1実施形態と共通点を有するので、共通点については説明を省略し、主として相違点について説明する。
【0095】
図16は、第3実施形態による管理システム100Cの構成例を示す図である。管理システム100Cは、第1実施形態の構成に加え、迂回経路探索部22と、迂回経路設定部23とを備えている。迂回経路探索部22(算出手段)は、処理対象のコネクションに対する迂回経路を算出・決定する。迂回経路設定部23(制御手段)は、コネクション制御部19に含まれた一つの機能であり、迂回処理が行われる場合に、迂回経路探索部22によって予め決定された迂回経路によってトラフィックが迂回されるように迂回先の伝送装置Rに対する迂回設定を行う。
【0096】
図17及び図18は、第3実施形態における管理システム100Cによる処理を示すフローチャートである。図17において、コネクション抽出部15は、コネクションIDをリンク/コネクション対応テーブル14から抽出できた場合(S4;YES)には、コネクションID及びイベントIDを実施条件判定部18及び迂回経路探索部22に通知することによって、これらを起動させる(ステップS5A)。
【0097】
迂回経路探索部22は、コネクションIDに対応する上位レイヤのコネクションについて、迂回経路を計算する(ステップS31)。迂回経路探索部22は、迂回経路を計算するための情報を予め保持している。迂回経路探索部22は、計算が終了すると、この計算結果(迂回経路の情報)を、決定された迂回経路の情報として所定の記憶領域に格納する(ステップS32)。
【0098】
一方、実施条件判定部18は、第1実施形態と同様の処理を行い、実施対象の管理アクション情報とコネクションIDとをコネクション制御部19に通知する。このとき、管理アクションの内容が“reRoute(迂回処理)”である場合には、迂回経路設定部23が起動する。迂回経路設定部23は、迂回経路の算出要求を迂回経路探索部22に要求する(ステップS41)。
【0099】
迂回経路探索部22は、迂回経路設定部23から算出要求を受け取ると、記憶領域に格納されている計算結果(迂回経路の情報)を読み出し、迂回経路設定部23に与える(ステップS33)。迂回経路設定部23は、迂回経路探索部22から受け取った迂回経路の情報を用いて迂回経路設定を行う。
【0100】
上記した迂回経路探索部22及び迂回経路設定部23は、上位レイヤの管理システムに搭載され、迂回経路探索部22は、例えば、L2NMS6又はコネクション制御部7に搭載され、迂回経路設定部23は、コネクション制御部7に搭載される。第3実施形態では、リンク/コネクション対応テーブル14及びコネクション抽出部15は、イベント受信/コネクション抽出部20と連携部21とのいずれにあっても良いが、連携部21に搭載される方が好ましい。以上の点を除き、第3実施形態は第1実施形態と同様である。
【0101】
第3実施形態によれば、第1実施形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。さらに、迂回経路探索部22がコネクション抽出部15からコネクションIDを受け取り、対応するコネクションの迂回経路の情報を予め算出する。これによって、迂回経路設定部23が管理アクションとして“reRoute”を実施する場合に、迂回経路探索部22からすぐに迂回経路の情報を得ることができる。これによって、迂回経路設定部23が管理アクションを受け取ってから迂回経路の設定が完了するまでの時間(迂回経路設定に要する時間)を短縮することができる。第3実施形態の構成に、第2実施形態の構成(優先度に係る構成)を組み合わせることも可能である。
【0102】
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態による管理システムを説明する。第4実施形態は第1実施形態と共通点を有するので、共通点については説明を省略し、主として相違点について説明する。
【0103】
図19は、第4実施形態における管理システム100Dの構成例を示す図である。管理システム100Dは、コネクション抽出部15と実施条件判定部18との間にメッセージ分類部24(第2判定手段)が介在し、メッセージ分類部24によって参照されるメッセージ分類テーブル25と、連携ポリシーテーブル16を用いてメッセージ分類テーブル25を作成するメッセージ分類用データ生成部26とが設けられる点が、第1実施形態と異なる。
【0104】
図20は、メッセージ分類テーブル25の例を示す説明図である。メッセージ分類テーブル25は、イベントID,コネクションID及び管理アクション情報を含む単数又は複数のレコードを保持する。
【0105】
図21は、メッセージ分類用データ生成部26によるメッセージ分類テーブル25の生成方法を示す図である。連携ポリシーテーブル16に定義されたリンク監視項目及び閾値がイベントIDに書き換えられると、メッセージ分類用データ生成部26は、連携ポリシーテーブル16から、コネクション監視項目及び閾値が設定されていない単数又は複数のレコードを抽出する。この例では、管理番号1及び2のレコードが抽出される。
【0106】
その後、抽出されたレコード中のコネクションID,イベントID及び管理アクション情報を用いてメッセージ分類テーブル25が生成される。一方、メッセージ分類用データ生成部26は、抽出したレコード(コネクション監視項目及び閾値が設定されていないレコード(連携ポリシー))を連携ポリシーテーブル16から削除する。
【0107】
図22及び図23は、第4実施形態による管理システム100Dの処理を示すフローチャートである。図22に示すように、コネクシン抽出部15は、リンク/コネクション対応テーブル14からコネクションIDを抽出できた場合(S4;YES)には、実施条件判定部18ではなく、メッセージ分類部24にイベントID(リンク障害・性能劣化情報)及びコネクションIDを通知することによって、メッセージ分類部24を起動させる(ステップS51)。
【0108】
メッセージ分類部24は、下位レイヤのコネクションデータの閾値判定が不要である管理ポリシーをメッセージ分類テーブル25として予め受け取っている。メッセージ分類部24は、コネクション抽出部15からのイベントID及びコネクションIDをキーにメッセージ分類テーブル25を検索し、対応する管理アクション情報を取得する(ステップS52)。
【0109】
その後、メッセージ分類部24は、管理アクション情報を取得できたか否かを判定し(ステップS53)、取得できた場合(S53;YES)には、コネクションID及び管理アクション情報をコネクション制御部19に通知することによって、管理アクションを起動させる(ステップS54)。これによって、コネクション制御部19がコネクションIDに対応するコネクションCについて、管理アクションを実施する。
【0110】
これに対し、メッセージ分類部24は、管理アクション情報を取得できなかった場合(S53;NO)には、コネクションID及びイベントIDを実施条件判定部18に通知することによって、実施条件判定部18を起動させる(ステップS55)。その後、第1実施形態と同様の処理が行われる。
【0111】
図24は、図19に示した構成要素をレイヤ型ネットワークに配置した例を示す図である。図24において、メッセージ分類部24及びメッセージ分類テーブル25は、各イベント受信/コネクション抽出部20に搭載される。
【0112】
メッセージ分類部24及びメッセージ分類テーブル25は、連携部21に配置するようにしても良いが、処理を管理ドメイン(サブネットワーク)毎に分散し、連携部21の処理負担を軽減する点から、管理ドメイン(サブネットワーク)毎に設けるのが好ましい。
【0113】
連携部21は、L2NMS1及びL3NMS2からリンク情報及びコネクション情報を受け取り、リンク/コネクション対応テーブル14の生成用データを生成する。また、連携部21は、連携ポリシーテーブル16を用いてメッセージ分類用データを生成する。そして、連携部21は、生成されたデータを各イベント受信/コネクション抽出部20に配布する。
【0114】
各イベント受信/コネクション抽出部20は、生成データを用いてリンク/コネクション対応テーブル14及び連携ポリシーテーブル16を生成・保持する。このように、連携部21がメッセージ分類用データ生成部26として機能し、連携部21とイベント受信/コネクション抽出部20との間でリンク/コネクション対応テーブル14及び連携ポリシーテーブル16が動的に生成される。但し、リンク/コネクション対応テーブル14及び連携ポリシーテーブル16は、管理者によって静的に生成されるようにしても良い。
【0115】
図25は、第4実施形態の動作例を示す図である。図25において、EMS2に搭載されたリンク監視部13は、伝送装置S4に搭載された下位レイヤ装置管理システム11からの通知(図25の〈11〉)に基づき、リンク“L4-5/1”に障害があると判定すると、イベントID“E1”及びリンクID“L4-5/1”を、イベント受信/コネクション抽出部20に搭載されたコネクション抽出部15に通知する(図25の〈12〉)。
【0116】
イベント受信/コネクション抽出部20内において、コネクション抽出部15は、リンクID“L4-5/1”に対応するコネクションID“C1-2/1”(図4参照)を取得し、イベントID“E1”及びコネクションID“C1-2/1”を、影響があるコネクションデータとしてメッセージ分類部24に与える。
【0117】
メッセージ分類部24は、コネクションID“C1-2/1”及びイベントID“E1”をコネクション抽出部15から受け取った場合には、管理者により予め設定されたメッセージ分類テーブル25を検索し、管理アクションの有無を調べる。ここでは、管理アクションが定義されていないので、メッセージ分類部25は、イベントID“E1”及びコネクションID“C1-2/1”を実施条件判定部18に通知する(図25の〈13〉)。
【0118】
その後、実施条件判定部18は、コネクションID“C1-2/1”及び管理アクション“changeFWQ”をコネクション制御部19に通知し(図25の〈14〉)、コネクション制御部19は、“changeFWQ”を実施する。
【0119】
これに対し、リンク監視部13は、伝送装置S1に搭載された下位レイヤ装置管理システム11からの通知(図25の〈15〉)に基づき、リンク“L1-2/1”に障害があると判定すると、イベントID“E3”及びリンクID“L1-2/1”を、イベント受信/コネクション抽出部20に搭載されたコネクション抽出部15に通知する(図25の〈16〉)。
【0120】
イベント受信/コネクション抽出部20内において、コネクション抽出部15は、リンクID“L1-2/1”に対応するコネクションID“C1-2/2”(図4参照)を取得し、イベントID“E3”及びコネクションID“C1-2/2”を、影響があるコネクションデータとしてメッセージ分類部24に与える。
【0121】
メッセージ分類部24は、コネクションID“C1-2/2”及びイベントID“E3”をコネクション抽出部15から受け取った場合には、メッセージ分類テーブル25を検索し、管理アクションの有無を調べる。
【0122】
ここでは、管理アクション“reRoute”が定義されているので、メッセージ分類部24は、管理アクション“reRoute”及びコネクションID“C1-2/2”を、実施条件判定部18を経由することなく、コネクション制御部19に通知する(図25の〈17〉)。コネクション制御部19は、“reRoute”を実施する。
【0123】
第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。さらに、連携ポリシーテーブル16に格納された管理アクションの実施条件が、比較値(閾値)の判定を要する第1実施条件(比較型条件)と、比較値判定を必要としない第2実施条件(イベント型条件)とに分類され、第2実施条件がメッセージ分類テーブル25に格納される。
【0124】
メッセージ分類部24は、イベントIDを受け取ると、このイベントが比較型条件かイベント型条件かをメッセージ分類テーブル25を参照することによって判定し、イベント型条件である場合には、実施条件判定部18を経由することなく、メッセージ分類テーブル25から得た管理アクション情報をコネクション制御部19に通知し、管理アクションを実施させる。
【0125】
このように、実施条件がイベント型条件の場合に、実施条件判定部18による処理が省略される。これによって、下位レイヤにおけるリンク障害に基づく上位レイヤのポリシー制御(管理アクション)を迅速に実施することができる。
【0126】
また、コネクション抽出部15及びメッセージ分類部25を下位レイヤのサブネットワークに毎に配備し、コネクション監視項目の閾値判定が不要である連携ポリシー(イベント型条件の連携ポリシー)についてはメッセージ分類部24がコネクション制御部19を起動する。これによって、(1)実施条件判定部18を通らないことによる連携ポリシーの判定処理の高速化を図ることができ、(2)実施条件判定部18においても、連携ポリシーテーブル16に格納されるレコードの数が減るため、検索にかかる時間を短縮できる。
【0127】
〔第5実施形態〕
次に、本発明の第5実施形態による管理システムを説明する。第5実施形態は第4実施形態と共通点を有するので、共通点については説明を省略し、主として相違点について説明する。
【0128】
図26は、第5実施形態におけるメッセージ分類テーブル25Aの例を示す説明図である。第5実施形態では、メッセージ分類テーブル25Aに格納される各レコードは、管理者によって割り当てられた優先度(数字が小さい程優先度が高い)を含んでいる。また、管理番号が各レコードに割り当てられている。
【0129】
図27及び図28は、第5実施形態における管理システムによる処理を示すフローチャートである。図27に示すように、メッセージ分類部24は、コネクション抽出部15からイベントID及びコネクションIDを受け取ると、これらをキーとしてメッセージ分類テーブル25Aを検索し、管理番号,管理アクション,及び優先度を取得する(ステップS61)。
【0130】
次に、メッセージ分類部24は、管理アクションを取得できたか否かを判定する(図28,ステップS62)。このとき、メッセージ分類部24が管理アクションを取得できなかった場合(S62;NO)には、第4実施形態と同様の処理が行われる。
【0131】
これに対し、メッセージ分類部24は、管理アクションを取得できた場合(S62;YES)には、取得された管理アクションのうち、優先度が最も高いものを選択する(ステップS63)。
【0132】
但し、メッセージ分類部24は、取得された管理アクションが一つの場合には、その管理アクションを選択する。また、メッセージ分類部24は、優先度が最も高い複数の管理アクションがある場合には、これらの中から管理番号が最も小さい管理アクションを選択する。以降の処理は、第4実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0133】
第5実施形態によると、リンク監視部13は、例えば、イベントID“E1”,イベントID“E2”,及びリンクID“L4-5/1”をコネクション抽出部15に通知した場合、メッセージ分類部24が、予め優先度を付加したメッセージ分類テーブル25A(図26)より、イベントID“E1”及び“E2”に対応する管理アクションと優先度とを得る。
【0134】
ここで、抽出した情報に関し、(1)いずれも管理アクションが定義されていない、または(2)管理アクションが定義されていないものの方が優先度が高い場合は、イベントID及びコネクションIDを実施条件判定部18に通知し、終了する。それ以外の場合は、優先度が最も高い管理アクション情報がコネクション制御部19に通知される。
【0135】
以上の点を除き、第5実施形態は第4実施形態と同様である。第5実施形態によれば、第4実施形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。さらに、第5実施形態によれば、イベント型の管理アクションに優先度が設定されているので、イベント型の管理アクションを実施すべき複数のコネクションがある場合において、優先度が高いものを優先的に実施させることができる。また、第5実施形態において、メッセージ分類部24は、イベント型の管理アクションを優先度順にコネクション制御部19に通知するようにしても良い。
【0136】
以上説明した第1〜第5実施形態の構成は、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜組み合わせることができる。
【0137】
〔その他〕
本発明は、以下のように特定することができる。
(付記1)下位レイヤの接続回線たる下位レイヤ回線の障害又は性能劣化をイベントとして検出する検出手段と、検出されたイベントによって影響を受ける上位レイヤの接続回線たる上位レイヤ回線を抽出する抽出手段と、抽出された上位レイヤ回線に関する制御を実施する制御手段と、を備えたレイヤ型ネットワークの管理システム。
(付記2)上位レイヤ回線に対する制御内容,及びこの制御内容の実施条件をイベントの内容及び上位レイヤ回線に関連づけて記憶した制御内容記憶手段と、イベントが検出され且つ上位レイヤ回線が抽出された場合に、前記制御内容記憶手段を参照し、検出されたイベントの内容及び抽出された上位レイヤ回線に対応する制御内容の実施条件が満たされているか否かを判定し、実施条件が満たされていると判定した場合に、この制御内容を前記制御手段に実施させる判定手段と、をさらに備えた付記1記載のレイヤ型ネットワークの管理システム。
(付記3)前記制御内容記憶手段は、制御内容毎に割り当てられた優先度をさらに記憶し、前記判定手段は、前記検出されたイベントの内容及び前記抽出された上位レイヤ回線に対して複数の制御内容の実施条件が満たされる場合に、前記優先度に従って制御内容を前記制御手段に実施させる、付記2記載のレイヤ型ネットワークの管理システム。
(付記4)前記制御内容は、上位レイヤ回線の迂回処理であり、上位レイヤ回線が抽出された場合に、この抽出された上位レイヤ回線に対する迂回経路を算出する算出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記判定手段によって当該上位レイヤ回線に対する迂回処理の実施条件が満たされると判定された場合に、前記算出手段によって予め算出された迂回経路を用いて迂回処理を実施する、付記2又は3記載のネットワークの管理システム。
(付記5)イベントが検出され且つ上位レイヤ回線が抽出された場合に、この上位レイヤ回線に対する前記判定手段による判定処理が必要か否かを判定し、前記判定処理が必要ないと判定した場合には、前記制御内容記憶手段に記憶されたこれらのイベントの内容及び上位レイヤ回線に対応する制御内容を前記判定手段による判定処理を経ることなく前記制御手段に実施させ、前記判定処理が必要であると判定した場合には、前記判定処理を前記判定手段に実施させる第2判定手段をさらに備えた、付記1〜4の何れかに記載のレイヤ型ネットワークの管理システム。
(付記6)前記下位レイヤのネットワークは、複数のサブネットワークからなり、前記第2判定手段は、前記サブネットワーク毎に設けられ、前記制御手段に対して並列に動作する、付記5記載のレイヤ型ネットワークの管理システム。
(付記7)前記第2判定手段は、前記検出されたイベントの内容及び前記抽出された上位レイヤ回線に対応する複数の制御内容が前記制御内容記憶手段に記憶されている場合に、制御内容毎に割り当てられた優先度に従って前記処理を実施する、付記5又は6記載のレイヤ型ネットワークの管理システム。
(付記8)上位レイヤと下位レイヤとを含むレイヤ型ネットワークを管理する方法であって、下位レイヤの接続回線たる下位レイヤ回線の障害又は性能劣化をイベントとして検出し、検出されたイベントによって影響を受ける上位レイヤの接続回線たる上位レイヤ回線を抽出し、抽出された上位レイヤ回線に関する制御を実施する、ことを含むレイヤ型ネットワークの管理方法。
(付記9)上位レイヤ回線に対する制御内容,及びこの制御内容の実施条件をイベントの内容及び上位レイヤ回線に関連づけて記憶し、イベントが検出され且つ上位レイヤ回線が抽出された場合に、検出されたイベントの内容及び抽出された上位レイヤ回線に対応する制御内容の実施条件が満たされているか否かを判定し、実施条件が満たされていると判定した場合に、この制御内容を実施する、ことをさらに含む付記8記載のレイヤ型ネットワークの管理方法。
(付記10)制御内容毎に割り当てられた優先度をさらに記憶し、前記検出されたイベントの内容及び前記抽出された上位レイヤ回線に対して複数の制御内容の実施条件が満たされる場合に、前記優先度に従って制御内容を実施する、ことをさらに含む付記9記載のレイヤ型ネットワークの管理方法。
(付記11)前記制御内容は、上位レイヤ回線の迂回処理であり、上位レイヤ回線が抽出された場合に、この抽出された上位レイヤ回線に対する迂回経路を算出し、前記抽出された上位レイヤ回線に対する迂回処理の実施条件が満たされると判定した場合に、予め算出された迂回経路を用いて迂回処理を実施する、ことをさらに含む付記9又は10記載のネットワークの管理方法。
(付記12)イベントが検出され且つ上位レイヤ回線が抽出された場合に、この上位レイヤ回線に対する前記判定処理が必要か否かを判定し、前記判定処理が必要ないと判定した場合には、これらのイベントの内容及び上位レイヤ回線に対応する制御内容を前記判定処理を経ることなく実施し、前記判定処理が必要であると判定された場合には、前記判定処理を実施することをさらに含む、付記8〜11の何れかに記載のレイヤ型ネットワークの管理方法。
(付記13)前記検出されたイベントの内容及び前記抽出された上位レイヤ回線に対応する複数の制御内容がある場合に、制御内容毎に割り当てられた優先度に従って制御内容を実施する、付記12記載のレイヤ型ネットワークの管理方法。
【0138】
【発明の効果】
本発明によれば、上位レイヤと下位レイヤとを含むレイヤ型ネットワークにおいて、上位レイヤが下位レイヤの接続回線の障害に迅速に対応でき、又は性能劣化に応じた上位レイヤの管理を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態によるレイヤ型ネットワークの管理システムの構成例を示す図
【図2】下位レイヤのネットワーク管理システムの概要説明図
【図3】上位レイヤのネットワーク管理システムの概要説明図
【図4】リンク/コネクション対応テーブルの説明図
【図5】連携ポリシーテーブルの説明図
【図6】リンク監視項目テーブル及びその生成方法の説明図
【図7】コネクション情報テーブルの説明図
【図8】第1実施形態による管理システムの処理を示すフローチャート
【図9】第1実施形態による管理システムの処理を示すフローチャート
【図10】図1に示した管理システムの機能配置図
【図11】第1実施形態による管理システムの動作例の説明図
【図12】第1実施形態による管理システムの動作例の説明図
【図13】第2実施形態における連携ポリシーテーブルの説明図
【図14】第2実施形態による管理システムの処理を示すフローチャート
【図15】第2実施形態による管理システムの処理を示すフローチャート
【図16】第3実施形態による管理システムの構成例を示す図
【図17】第3実施形態による管理システムの処理を示すフローチャート
【図18】第3実施形態による管理システムの処理を示すフローチャート
【図19】第4実施形態による管理システムの構成例を示す図
【図20】図19に示したメッセージ分類テーブルの説明図
【図21】図20に示したメッセージ分類テーブルの生成方法の説明図
【図22】第4実施形態による管理システムの処理を示すフローチャート
【図23】第4実施形態による管理システムの処理を示すフローチャート
【図24】第4実施形態による管理システムの動作例の説明図
【図25】第4実施形態による管理システムの動作例の説明図
【図26】第5実施形態におけるメッセージ分類テーブルの説明図
【図27】第5実施形態による管理システムの処理を示すフローチャート
【図28】第5実施形態による管理システムの処理を示すフローチャート
【符号の説明】
C コネクション
L リンク
R,S 伝送装置
1 L2NMS
2 EMS
6 L3NMS
7 コネクション制御部
11 下位レイヤ装置監視システム
12 リンク監視項目テーブル
13 リンク監視部
14 リンク/コネクション対応テーブル
15 コネクション抽出部
16 連携ポリシーテーブル
17 コネクション情報テーブル
18 実施条件判定部
19 コネクション制御部
20 イベント受信/コネクション抽出部
21 連携部
22 迂回経路探索部
23 迂回経路設定部
24 メッセージ分類部
25 メッセージ分類テーブル
100 管理システム
Claims (3)
- 下位レイヤの接続回線たる下位レイヤ回線の障害又は性能劣化をイベントとして検出する検出手段と、
検出されたイベントによって影響を受ける上位レイヤの接続回線たる上位レイヤ回線を抽出する抽出手段と、
抽出された上位レイヤ回線に関する制御を実施する制御手段と、
上位レイヤ回線に対する制御内容及びこの制御内容の実施条件をイベントの内容及び上位レイヤ回線に関連づけて記憶した制御内容記憶手段と、
イベントが検出され且つ上位レイヤ回線が抽出された場合に、前記制御内容記憶手段を参照し、検出されたイベントの内容及び抽出された上位レイヤ回線に対応する制御内容の実施条件が満たされているか否かを判定し、実施条件が満たされていると判定した場合に、この制御内容を前記制御手段に実施させる判定手段と、を備え、
前記制御内容記憶手段は、制御内容毎に割り当てられた優先度をさらに記憶し、
前記判定手段は、前記検出されたイベントの内容及び前記抽出された上位レイヤ回線に対して複数の制御内容の実施条件が満たされる場合に、前記優先度に従って制御内容を前記制御手段に実施させる
レイヤ型ネットワークの管理システム。 - 前記制御内容は、上位レイヤ回線の迂回処理であり、
上位レイヤ回線が抽出された場合に、この抽出された上位レイヤ回線に対する迂回経路を算出する算出手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記判定手段によって当該上位レイヤ回線に対する迂回処理の実施条件が満たされると判定された場合に、前記算出手段によって予め算出された迂回経路を用いて迂回処理を実施する、
請求項1記載のレイヤ型ネットワークの管理システム。 - 下位レイヤの接続回線たる下位レイヤ回線の障害又は性能劣化をイベントとして検出し、検出されたイベントによって影響を受ける上位レイヤの接続回線たる上位レイヤ回線を抽出し、
イベントが検出され且つ上位レイヤ回線が抽出された場合に、上位レイヤ回線に対する制
御内容及びこの制御内容の実施条件をイベントの内容及び上位レイヤ回線に関連づけて記憶しており且つ制御内容毎に割り当てられた優先度を記憶している制御内容記憶手段を参照し、検出されたイベントの内容及び抽出された上位レイヤ回線に対応する制御内容の実施条件が満たされているか否かを判定し、
前記検出されたイベントの内容及び前記抽出された上位レイヤ回線に対して複数の制御内容の実施条件が満たされる場合に、前記優先度に従って前記抽出された上位レイヤ回線に関する制御内容を実施する
ことを含むレイヤ型ネットワークの管理方法。
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