JP4336858B2 - ポリシ処理システム、ポリシ処理方法及びポリシ処理プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルールベースにより、メッセージのルーティング先を制御するポリシ処理に関し、特にポリシ遷移を特徴とするポリシ処理システム及びポリシ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポリシによりメッセージのルーティング先を制御するポリシ処理技術は、ネットワークで接続された機器の管理を自動化する装置において、管理対象となる、ネットワークや機器や機器上で動作するサービス等において発生したエラーなどのイベント等に対して、それぞれ発生したイベントごとに、どの機器にどのような動作を行うべきか決定するために用いられる。
【0003】
ここでいうポリシとは、動作を起こす条件を意味するイベントの定義であるトリガー条件と、実際の動作の定義と、その動作の対象である起動後動作の情報とを含むものが一般的である。例えば、時間を指定し、サービスの動作を変更するという例が考えられる。午前八時から午後九時まで通常のサービスを行い、それ以外の時間はサービスを停止して、提供したサービスのログを解析するといったものが考えられる。
【0004】
別の例としては、ユーザによるサービス要求発生というイベントに対し、そのユーザ、及びユーザが要求しているサービス、その他のさまざまな情報から利用するサービスを決定し、サービス要求を該当するサービスに転送する機器がある。
【0005】
ポリシを記述する従来技術として、文献「2001年1月、レクチャー・ノーツ・イン・コンピュータ・サイエンス1995、18−38ページ、ザ・ポンダー・ポリシー・スペシフィケーション・ランゲージ(Lecture Notes in Computer Science, Policy for Distributed Systems and Networks, January 2001, p18−38, The Ponder Policy Specification Language, Nicodemos Damianou, Naranker Dulay, Emil Lupu, Morris Sloman)」(非特許文献1)に記載された「Ponder」がある。
【0006】
この「Ponder」はポリシを記述するための言語であり、イベント及び条件に応じて動作、及びその対象、及び動作を行う主体を設定する。つまり、「Ponder」によれば、「どのような場合にだれが、だれに、何をするか。」をひとつの単位とするポリシを記述し、その記述に基づいて動作を行う。
【0007】
「Ponder」によるポリシ処理システムの構成を図31に示す。「Ponder」においてはイベントに対する動作はObligation Policyという形で記述できる。さらに、「機能が動作しているとき」などの外部機器等の状態を、ポリシが起動するための条件として、”when”というキーワードを用いて記述することができる。
【0008】
図31を用いて説明すると、ポリシ検索部1102はイベント受理部1101からイベントを受け取ると、状態変数管理部1105に、whenで記述された、外部機器の状態を要求する。状態変数管理部1105は状態取得部1106を通じて外部機器に状態を問い合わせ、その応答の状態情報をポリシ検索部1102に通知する。ポリシ検索部1102はこの状態情報とイベント受理部1101から受け取ったイベントを元にポリシを検索する。
【0009】
しかし、上記の従来技術では、各状態ごとの動作を記したポリシを全て用意し、ポリシ検索部1102は全てのポリシの中から、トリガー条件がイベントにマッチし、かつwhenで記した条件に外部機器の状態がマッチするポリシを選び出す必要がある。このため、検索対象となるポリシの数が増大するため、ポリシ検索の処理に必要となる時間が増大する問題がある。
【0010】
また、ネットワーク管理においてはネットワークの状態の変化に応じてポリシを変えることにより、状態の変化に対応する方式も存在する。この従来の技術の一例が特開2002−111729公報(特許文献1)に記載されている。
【0011】
特許文献1に開示される従来の技術の構成を図32に示す。
【0012】
この特許文献1に記載されたポリシ処理システムはネットワークのトラフィックを監視し、そのパラメータが予め設定した閾値を越えた場合に、ポリシの動作のパラメータを変更する。しかし、本技術においてはポリシがトリガーとするパラメータの種類の変更や動作対象を変更することはできず、ポリシの数の増減もできない。
【0013】
また、ポリシを変更する条件と、その変更する対象のポリシは別々のものであり、例えば「サービスを起動する」ポリシが起動後「サービスを停止する」ポリシへと変化する場合のような、ポリシに設定された動作によるそのポリシ自身の変化に対応できない。
【0014】
【特許文献1】
特開2002−111729公報
【非特許文献1】
「2001年1月、レクチャー・ノーツ・イン・コンピュータ・サイエンス1995、18−38ページ、ザ・ポンダー・ポリシー・スペシフィケーション・ランゲージ
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術においては、以下に述べるような問題点を有している。
【0016】
第1の問題点は、発生したイベント、もしくはイベントに対応するポリシの起動後動作による状況の変化に基づいて、ポリシの変更と動作可能なポリシの組み合わせの変更を行うこと、例えば、正常時と異常時でのポリシの動作や起動可能なポリシの組み合わせを変更する等の処理を実現するための機能が提供されていないことである。
【0017】
第2の問題点は、状態に応じてポリシのトリガー条件や動作の異なるポリシを全て用意する必要があるため、検索の対象となるポリシの数が増大すると共に、状況によってはトリガーに対応するイベントが発生しないと予めわかるポリシが存在する場合があり、そのような場合には、無効なポリシも検索対象となってしまうことから、イベントに対応するポリシを検索するために必要な処理時間が増大するという点である。
【0018】
本発明の目的は、発生したイベント、もしくはイベントに対応するポリシの起動後動作による状況の変化に基づくポリシの変更と動作可能なポリシの組合わせの変更を、あらかじめ設定しておくことにより自動的に行うことを可能とするポリシ処理システム及びポリシ処理方法を提案することにある。
【0019】
本発明の他の目的は、ポリシが管理する危機やイベントを発行する機器等の状態において、そのときに動作するポリシのみをイベント発生時のポリシ検索の対象とすることで、検索に必要な処理時間を短縮することができるポリシ処理システム及びポリシ処理方法を提案することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のポリシ処理システムは、各ポリシごとのトリガー条件と起動後動作を記憶するポリシデータベースと、前記ポリシデータベースに記憶された前記ポリシごとの0個以上の遷移先ポリシを記憶したポリシ遷移データベースと、起動されたポリシの遷移先ポリシをポリシ遷移データベースから検索する遷移先ポリシ検索部と、起動されたポリシを前記ポリシデータベースから削除し、前記遷移先ポリシをポリシデータベースに追加するポリシ変更部とを備えることを特徴とする。
【0021】
請求項2の本発明のポリシ処理システムは、検索対象のポリシの情報として、各ポリシごとにポリシを起動するトリガーとなるイベントの条件を指定したトリガー条件と、ポリシが起動したときに実行される動作及びその対象を示す起動時動作を含む情報を記憶するポリシデータベースと、各ポリシごとにポリシ遷移の有無と、遷移があるポリシのポリシ起動後に遷移する先の0個以上のポリシの情報と、遷移先のポリシに対するトリガー条件と起動後動作と遷移先ポリシとを含む情報を記憶するポリシ遷移データベースと、外部からのイベント発生通知を受理するイベント受理部と、前記イベント受理部で受理されたイベントに対してトリガー条件がそのイベントとマッチするポリシを前記ポリシデータベースより検索し、起動するポリシ検索部と、前記ポリシ検索部により起動されたポリシの起動時動作を実行する動作実行部と、起動したポリシについて設定された遷移先ポリシを前記ポリシ遷移データベースより検索する遷移先ポリシ検索部と、前記遷移先ポリシ検索部により前記遷移先ポリシが検索された場合に、前記ポリシ検索部により起動されたポリシを前記ポリシデータベースより削除するポリシ削除部と、前記遷移先ポリシ検索部により遷移先ポリシが検索された場合に、検索された遷移先ポリシを前記ポリシデータベースに追加するポリシ追加部とを備えることを特徴とする。
【0022】
請求項3の本発明のポリシ処理システムは、前記ポリシ遷移データベースに記憶される遷移先ポリシのトリガー条件と起動後動作について、ポリシを起動させるトリガーとなったイベント及びイベントに関連する情報に基づいて具体的な値を決定するトリガー条件の生成ルールと、起動後動作生成ルールを設定可能とすることを特徴とする。
【0023】
請求項4の本発明のポリシ処理システムは、複数のポリシをグループとしてまとめる情報を記憶するポリシグループテーブルを備え、前記ポリシ遷移データベースの情報に基づいてポリシが変更されるときに、変更元となるポリシが属するグループに属する全てのポリシを前記ポリシグループテーブルから検索し、前記ポリシデータベースから削除することを特徴する。
【0024】
請求項5によれば、前記ポリシデータベースに検索対象となるポリシと遷移先となり得る全てのポリシ情報を有し、各ポリシごとに対して有効フラグを記憶し、前記ポリシ追加部は当該有効フラグを有効にし、前記ポリシ削除部は当該有効フラグを無効にし、前記ポリシ検索部は有効フラグが有効であるポリシの中からイベントに対応するポリシを検索することを特徴とする。
【0025】
請求項6によれば、前記ポリシ遷移データベースに遷移列テーブルを有し、前記遷移列テーブルには、各ポリシごとにポリシ遷移の有無と、遷移があるポリシに対するポリシ起動後に遷移する先の0以上のポリシの前記遷移列テーブル内の位置情報と、遷移先のポリシについてトリガー条件と起動後動作とを含む情報を記憶したテーブルの位置の情報を記憶し、一の遷移先ポリシの定義を複数のポリシ遷移列の中で利用可能とすることを特徴とする。
【0026】
請求項7の本発明のポリシ処理プログラムは、ポリシごとにトリガー条件と起動後動作をポリシデータベースに記憶させる機能と、ポリシごとに遷移の有無と遷移先のポリシをポリシ遷移データベースに記憶する機能と、発生したイベントに対応するトリガー条件を持つポリシを検索する機能と、検索したポリシに対し遷移の有無と遷移がある場合はその遷移先となるポリシを検索する機能と、遷移があるときに前記ポリシデータベースから、遷移元となるポリシを削除する機能と、遷移先のポリシを前記ポリシデータベースに追加する機能と、をコンピュータに実行させる。
【0027】
請求項8の本発明のポリシ処理プログラムは、ポリシごとにトリガー条件と起動後動作をポリシデータベースに記憶する機能と、ポリシごとに遷移の有無と遷移先のポリシを生成するポリシ生成ルールをポリシ遷移データベースに記憶する機能と、発生したイベントに対応するトリガー条件を持つポリシを検索する機能と、検索したポリシに対し遷移の有無と遷移がある場合、遷移先となるポリシの前記ポリシ生成ルールを検索する機能と、発生したイベントと前記ポリシ生成ルールから遷移先のポリシを生成する機能と、遷移があるときに前記ポリシデータベースから、遷移元となるポリシを削除する機能と、遷移先のポリシを前記ポリシデータベースに追加する機能と、をコンピュータに実行させる。
【0028】
請求項9によれば、各ポリシごとに何れのグループに属するかを示す情報をポリシグループデータベースに記憶する機能と、ポリシが遷移するときに、遷移元のグループに属するポリシ全てを検索する処理と、遷移元のポリシのグループに属する全てのポリシ全てをポリシデータベースより削除する機能とをさらに有する。
【0029】
請求項10の本発明のポリシ処理方法は、ポリシごとにトリガー条件と起動後動作をポリシデータベースに記憶するステップと、ポリシごとに遷移の有無と遷移先のポリシをポリシ遷移データベースに記憶するステップと、発生したイベントに対応するトリガー条件を持つポリシを検索するステップと、検索したポリシに対し遷移の有無と遷移がある場合はその遷移先となるポリシを検索するステップと、遷移があるときに前記ポリシデータベースから、遷移元となるポリシを削除するステップと、遷移先のポリシを前記ポリシデータベースに追加するステップの各ステップをコンピュータが実行することを特徴とする。
【0030】
請求項11の本発明のポリシ処理方法は、ポリシごとにトリガー条件と起動後動作をポリシデータベースに記憶するステップと、ポリシごとに遷移の有無と遷移先のポリシを生成するポリシ生成ルールをポリシ遷移データベースに記憶するステップと、発生したイベントに対応するトリガー条件を持つポリシを検索するステップと、検索したポリシに対し遷移の有無と遷移がある場合はその遷移先となるポリシの前記ポリシ生成ルールを検索するステップと、発生したイベントと前記ポリシ生成ルールから遷移先のポリシを生成するステップと、遷移があるときに前記ポリシデータベースから、遷移元となるポリシを削除するステップと、遷移先のポリシを前記ポリシデータベースに追加するステップの各ステップをコンピュータが実行することを特徴とする。
【0031】
請求項12によれば、各ポリシごとに何れのグループに属するかを示す情報を前記ポリシグループデータベースに記憶するステップと、ポリシを遷移させるときに、遷移元のグループに属するポリシ全てを検索するステップと、遷移元のポリシのグループに属する全てのポリシ全てを前記ポリシデータベースより削除するステップの各ステップをコンピュータが実行することを特徴とする。
【0032】
請求項13の本発明のポリシ処理方法は、ポリシをグループにまとめ、各ポリシごとに遷移の発生の有無、及び遷移先となるグループを指定するステップと、発生したイベントに対し、検索対象となるポリシを有効なグループに属するポリシのみとするステップと、有効なグループに属するポリシの中から、発生したイベントに対し、トリガー条件がマッチするポリシを検索し、検索されたポリシを起動するステップと、遷移の発生が指定されているポリシが検索されたときに、当該ポリシに設定されたグループを有効とし、ポリシの属するグループを無効とするステップの各ステップをコンピュータが実行することを特徴とする。
【0033】
請求項14の本発明のポリシ処理システムは、ポリシの属するグループを記憶したポリシグループテーブルと、各ポリシに対し、遷移の有無、及び遷移先となるグループを記憶した遷移先グループテーブルと、イベントに対しそのイベントにマッチするポリシを検索し、起動するするポリシ検索部と、前記ポリシ検索部の検索対象となるポリシを記憶するポリシデータベースと、前記ポリシ検索部により起動されたポリシに対し、遷移先となるグループを検索する遷移先グループ検索部と、前記ポリシ検索部により起動されたポリシが属するグループに属する全てのポリシを検索するポリシグループ検索部と、前記ポリシグループ検索部により検索されたポリシを前記ポリシデータベースから削除するポリシ削除部と、前記遷移先グループ検索部により検索されたグループに属するポリシ全てを検索する遷移先グループポリシ検索部と、前記遷移先グループポリシ検索部により検索されたポリシ全てを前記ポリシデータベースに追加するポリシ追加部と、を備えることを特徴とする。
【0034】
請求項15の本発明のポリシ処理システムは、有効なグループを記憶する有効グループテーブルと、イベント発生時にイベントとマッチするトリガー条件を持つポリシを、前記有効グループテーブルに記憶されたグループに属するポリシのみを検索対象として検索し、検索したポリシを起動するポリシ検索部と、ポリシの属するグループを記憶したポリシグループテーブルと、各ポリシに対し、遷移の有無、及び遷移先となるグループを記憶する遷移先グループテーブルと、前記有効グループテーブルに記憶されたグループを起動されたポリシの属するグループから、起動されたポリシに設定された遷移先グループに変更するポリシ変更部と、を備えることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0037】
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態によるポリシ処理システムは、外部からのイベント発生通知を受理するためのインターフェースであるイベント受理部10と、イベント受理部10により受理されたイベントに対してトリガー条件がそのイベントとマッチするポリシを検索し、起動するポリシ検索部20と、メモリ、ハードディスク等の記憶装置70と、ポリシ検索部20により起動されたポリシの起動時動作を実行する動作実行部30と、ポリシ検索部20によって起動されたポリシに対してポリシ遷移を行うポリシ遷移処理部50とを含む。
【0038】
記憶装置70は、ポリシ検索部20が検索対象とするポリシを記憶するポリシデータベース40と、ポリシの遷移ルールを記憶するポリシ遷移データベース60とを含む。
【0039】
ポリシデータベース40は、ポリシの情報としてそのポリシが起動する条件となるイベントを意味するトリガー条件と、ポリシが起動したときに実行される動作及びその対象を示す起動時動作の2つを含む情報を記憶する。トリガー条件とはイベントの種類やそのパラメータの範囲を指定したものである。具体的なトリガー条件には「時間が午前8時になったとき」、「認証されたユーザによりサービスAへの要求が発生したとき」等がある。
【0040】
ポリシ検索部20は、イベント受理部が受理したイベントに対して、トリガー条件にマッチするポリシをポリシデータベース40より検索する。
【0041】
ポリシ遷移データベース60は、遷移フラグテーブル61と、遷移先ポリシテーブルと62を備える。
【0042】
遷移フラグテーブル61は、ポリシ起動後に遷移が起きるかどうかを示すフラグと、遷移が起きることがフラグによって示されているポリシに関しては、0個以上の遷移先のポリシを示すID等の情報を記憶する。遷移先ポリシテーブル62は、それぞれの遷移先ポリシについて、トリガー条件、起動時動作を記憶する。
【0043】
ポリシ遷移処理部50は、遷移先ポリシ検索部51と、ポリシ変更部52とを備える。遷移先ポリシ検索部51は、ポリシ検索部20により検索されたポリシに対して、遷移フラグテーブル61を検索し、このポリシに遷移先ポリシが設定されているかどうかを調査し、遷移先ポリシが設定されている場合、遷移先ポリシテーブル62より、遷移先のポリシを取り出す。
【0044】
ポリシ変更部52は、ポリシ削除部521と、ポリシ追加部522とを備える。ポリシ削除部521は遷移先ポリシ検索部51から遷移元となるポリシの情報を受けとり、ポリシデータベース40よりそのポリシを削除する。ポリシ追加部522は、遷移先ポリシ検索部51により検索された遷移先のポリシを受け取り、ポリシデータベース40に追加する。
【0045】
次に、図2を参照して第1の実施の形態における動作について詳細に説明する。
イベント受理部10によって受理されたイベント情報は、ポリシ検索部20に渡される(ステップ0201)。ポリシ検索部20は、ポリシデータベース40を検索し、ポリシに設定されたトリガー条件に、このイベント情報が当てはまるポリシを検索する(ステップ0202)。
【0046】
ポリシ検索部20は、イベントに情報に当てはまるポリシが検索された場合(ステップ0203)、その検索したポリシを遷移先ポリシ検索部51に通知する。遷移先ポリシ検索部51は、このポリシ検索部20により渡されたポリシをキーとしてポリシ遷移データベース60を検索する。まず、このポリシに対し遷移フラグテーブル61を検索し、遷移先ポリシの有無を示すフラグを調査する(ステップ0204)。
【0047】
フラグが遷移先ポリシがあることを示しているときは、遷移フラグテーブル61を検索し、このポリシに設定された遷移先ポリシを指定する情報を取得し、その情報をキーとして遷移先ポリシテーブル62を検索し、遷移先のポリシのトリガー条件、起動後動作を取得する(ステップ0205)。
【0048】
次に、ポリシ遷移処理部51は、ポリシ追加部552に遷移先ポリシとして、ステップ0205で取得した遷移先ポリシを指定する情報とトリガー条件と起動後動作を通知する。ポリシ追加部522は、受け取った遷移先ポリシをポリシデータベース40に追加する(ステップ0206)。
【0049】
次に、ポリシ遷移処理部51は、ポリシ削除部551にポリシ検索部20より渡されたポリシを通知する。ポリシ削除部551は、受け取ったポリシをポリシデータベース40より削除する(ステップ0207)。なお、このステップ0206とステップ0207による処理の順序を入れかえてもよい。
【0050】
続いて、或いはステップ0203において遷移先ポリシが無いことが分かった場合、ポリシ検索部20は、検索したポリシを動作実行部30に渡す。動作実行部30は、ポリシに対して設定された起動後動作を実行する(ステップ0208)。
【0051】
本実施の形態では、イベントに対して起動されるポリシがひとつだけであったが、起動されるポリシの数が複数の場合は、このステップ204以下の動作を、起動したポリシの数の回数繰り返すことで実現可能である。
【0052】
次に、上記第1の実施の形態の効果について説明する。
【0053】
本実施の形態では、イベントにより起動されるポリシに対してポリシ遷移を予め設定しておくことにより、ポリシに設定された起動後動作、もしくはポリシを起動したイベントに合わせてポリシを変更することが可能となる。
【0054】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0055】
図3を参照すると、本発明の第2の実施の形態によるポリシ処理システムは、ポリシ遷移処理部50が、図1に示した第1の実施の形態におけるポリシ遷移処理部50の構成に加え、遷移先ポリシ生成部53を有し、さらに、ポリシ遷移データベース60が図1に示した第1の実施の形態におけるポリシ遷移データベース60の構成と比較し、遷移先ポリシテーブル62を持たず、ポリシ生成ルールテーブル64を有する点で異なる。
【0056】
ポリシ生成ルールテーブル64は、ポリシを生成するルールである、ポリシ生成ルールを記憶する。ここで、ポリシ生成ルールとは、イベント受理部10が受け取ったイベントの値を用いて、ポリシを生成するためのルールである。
【0057】
ポリシ生成ルールの具体例としては、例えば「イベント発生の3時間後に動作を行う」、「イベントの発生を指示した利用者名からのサービスの要求があったときに、イベントの要求先のサービスを実行する」などがある。例えば、「イベント発生の3時間後に動作を行う」というポリシ生成ルールと、「午前九時」というイベントからは「午後0時に動作を行う」と言うポリシが生成される。また、「イベントの発生を指示した利用者名からの要求が合ったときに、イベントの要求先のサービスを実行する」というポリシ生成ルールと、「利用者”userA”がサービス”serviceB”を予約する」というイベントからは「利用者”userA” からの要求があったときに、サービス”serviceB”を実行する」というポリシを生成する。
【0058】
遷移先ポリシ遷移先53は、遷移先ポリシ検索部51により検索されたポリシ生成ルールと、イベント受理部10が受理したイベント情報とイベントに関連する情報、例えばイベント発行時間やイベント発行元やイベントが要求する機能や機能に渡すパラメータの値等に基づいて、ポリシを作成し、ポリシ追加部522に渡す。
【0059】
次に、上記第2の実施の形態における動作を図4を参照して詳細に説明する。
【0060】
図4のステップ0401からステップ0404までで示される本実施の形態におけるイベント受理部10、ポリシ検索部20、ポリシ遷移処理部50の動作は、第1の実施の形態の動作を示す図2におけるステップ0201からステップ0204までで示されるイベント受理部10、ポリシ検索部20、ポリシ遷移処理部50の動作と同一であるため、説明は省略する。
【0061】
また、図4のステップ0407からステップ0409までで示される本実施の形態における、ポリシ遷移処理部50、動作実行部30の動作は、第1の実施の形態の動作を示す図2におけるステップ0207からステップ0208までで示されるポリシ遷移処理部50、動作実行部30の動作と同一であるため、説明は省略する。
【0062】
第1の実施の形態では、遷移先ポリシ検索部51がポリシ遷移データベース60より遷移先のポリシを取り出していた。この第2の実施の形態では、遷移先ポリシ検索部51は遷移フラグテーブル61から遷移先となるポリシを指定するID等の情報を取得し、その情報を遷移先ポリシ生成部53に渡す。
【0063】
遷移先ポリシ生成部53は、遷移先ポリシ検索部51から渡されたポリシの情報をキーとしてポリシ生成ルールテーブル64を検索する(ステップ0405)。
【0064】
そして、遷移先ポリシ生成部53は、この検索されたポリシ生成ルールと、ステップ0401においてイベント受理部10が受理したイベントとに基づいてポリシを生成し、この生成したポリシをポリシ追加部522に渡す(ステップ0406)。
【0065】
次に、上記第2の実施の形態の効果について説明する。
【0066】
この第2の実施の形態では、発生したイベントの具体的な内容に応じて遷移先のポリシの具体的な値を設定することが可能であり、その結果、細かいイベントの差異を遷移先のポリシに反映することができる。
【0067】
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0068】
図5を参照すると、本発明の第3の実施の形態によるポリシ処理システムは、ポリシ遷移処理部50が図1に示した第1の実施の形態におけるポリシ遷移処理部50の構成に加え、ポリシグループ検索部54を有し、ポリシ遷移データベース60が図1に示した第1の実施の形態におけるポリシ遷移データベース60の構成に加え、ポリシグループテーブル63を有する点で異なる。
【0069】
ポリシグループテーブル63は、各ポリシに対してグループを特定するID等の情報を記憶する。複数のポリシが同一のグループを特定する情報を持つことができる。
【0070】
ポリシグループ検索部54は、ポリシ遷移検索部51から遷移元になるポリシを受け取る。ポリシグループ検索部54は、このポリシをキーにポリシグループテーブル63を検索し、ポリシが属するグループを求め、このグループをキーにポリシグループテーブル63を検索し、このグループに属するポリシ全てを検索する。このグループに属する全てのポリシをポリシ削除部521に渡す。ポリシ削除部521は受け取った全てのポリシをポリシデータベース40から削除する。
【0071】
次に、上記第3の実施の形態における動作を図6を参照して詳細に説明する。
【0072】
図6のステップ0601からステップ0606までで示される本実施の形態におけるイベント受理部10、ポリシ検索部20、ポリシ遷移処理部50の動作は、第1の実施の形態の動作を示す図2におけるステップ0201からステップ0206までで示されるイベント受理部10、ポリシ検索部20、ポリシ遷移処理部50の動作と同一であるため、説明は省略する。
【0073】
また、図6のステップ0609で示される本実施の形態における、ポリシ遷移処理部50、動作実行部30の動作は、第1の実施の形態の動作を示す図2におけるステップ0208で示されるポリシ遷移処理部50、動作実行部30の動作と同一であるため、説明は省略する。
【0074】
第1の実施の形態では、遷移先ポリシ検索部51はポリシ検索部20より受け取ったポリシをポリシ削除部521に渡していたが、この第3の実施の形態においては、遷移先ポリシ検索部51はポリシ検索部20より受け取ったポリシをポリシグループ検索部54に渡す。
【0075】
ポリシグループ検索部54は、遷移先ポリシ検索部51より受け取ったポリシをキーとしてポリシグループデータベース63を検索し、このポリシが属するグループを求める。次に、このポリシグループをキーとしてポリシグループデータベース63を検索し、このグループに属する全てのポリシを検索する。
【0076】
この検索した全てのポリシをポリシ削除部521に渡す(ステップ0607)。ポリシ削除部521は、ポリシグループ検索部54より受け取った全てのポリシをポリシデータベース40から削除する(ステップ0608)。
【0077】
次に、上記第3の実施の形態の効果について説明する。
【0078】
本実施の形態では、ポリシの削除対象として複数のポリシを指定することが可能になることで、同一の機器に関するポリシ等、関連し合うポリシを同時に変更することが可能になる。
【0079】
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0080】
図7を参照すると、本発明の第4の実施の形態によるポリシ処理システムは、ポリシ遷移処理部50が図1に示した第1の実施の形態におけるポリシ遷移処理部50の構成に加え、ポリシグループ検索部54を有し、ポリシ遷移データベース60が図1に示した第1の実施の形態におけるポリシ遷移データベース60の構成に加え、ポリシグループテーブル63を有する点で異なる。
【0081】
ポリシグループ検索部54は、遷移先ポリシ検索部51から遷移元になるポリシを受け取る。ポリシグループ検索部54は、このポリシをキーにポリシグループテーブル63を検索し、ポリシが属するグループを求め、このグループをキーにポリシグループテーブル63を検索し、このグループに属するポリシ全てを検索する。このグループに属する全てのポリシをポリシ削除部521に渡す。
【0082】
次に、第4の実施の形態における動作を図8を参照して詳細に説明する。
【0083】
図8のステップ0801からステップ0807までで示される本実施の形態におけるイベント受理部10、ポリシ検索部20、ポリシ遷移処理部50の動作は、第2の実施の形態の動作を示す図4におけるステップ0401からステップ0407までで示されるイベント受理部10、ポリシ検索部20、ポリシ遷移処理部50の動作と同一であるため、説明は省略する。
【0084】
また、図8のステップ0810で示される本実施の形態における、ポリシ遷移処理部50、動作実行部30の動作は、第2の実施の形態の動作を示す図4におけるステップ0409で示されるポリシ遷移処理部50、動作実行部30の動作と同一であるため、説明は省略する。
【0085】
第2の形態では、遷移先ポリシ検索部51はポリシ検索部20より受け取ったポリシをポリシ削除部521に渡していたが、この第4の実施の形態においては、遷移先ポリシ検索部51はポリシ検索部20より受け取ったポリシをポリシグループ検索部54に渡す。
【0086】
ポリシグループ検索部54は、遷移先ポリシ検索部51より受け取ったポリシをキーとしてポリシグループデータベース63を検索し、このポリシが属するグループを求める。次にこのポリシグループをキーとしてポリシグループデータベース63を検索し、このグループに属する全てのポリシを検索し、この検索した全てのポリシをポリシ削除部521に渡す(ステップ0808)。
【0087】
ポリシ削除部521はポリシグループ検索部54より受け取った全てのポリシをポリシデータベース40から削除する(ステップ0809)。
【0088】
次に、上記第4の実施の形態の効果について説明する。
【0089】
本実施の形態では、第2の実施の形態の効果に加え、ポリシの削除対象として複数のポリシを指定することが可能になることで、同一の機器に関するポリシ等、複数の関連し合うポリシを同時に変更することが可能になる。
【0090】
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0091】
図9を参照すると、本発明の第5の実施の形態によるポリシ処理システムは、第1の実施の形態の構成におけるポリシデータベース40の構成と比較し、ポリシテーブル41と、有効フラグテーブル42を有し、ポリシ遷移データベース60が図1に示した第1の実施の形態の構成におけるポリシ遷移データベース60の構成と比較し、遷移先ポリシテーブル62を有しない点で異なる。ポリシ遷移処理部50の構成は、図1の第1の実施の形態の構成と同じである。
【0092】
ポリシテーブル41は、第1の実施の形態の構成におけるポリシデータベースの記憶する情報と同等の情報を記憶する。有効フラグテーブル42は、各ポリシごとに有効であるか無効であるかを示すフラグを記憶する。
【0093】
次に、第5の実施の形態における動作について図10を参照して詳細に説明する。
【0094】
図10のステップ1001で示される本実施の形態におけるイベント受理部10の動作は、第1の実施の形態の動作を示す図2におけるステップ0201で示されるイベント受理部10の動作と同一であるため、説明は省略する。
【0095】
また、図10のステップ1004からステップ1005までで示される本実施の形態におけるポリシ検索部20、ポリシ遷移処理部50の動作は、第1の実施の形態の動作を示す図2におけるステップ0203からステップ0204までで示されるポリシ検索部20、ポリシ遷移処理部50の動作と同一であるため、説明は省略する。
【0096】
また、図10のステップ1009で示される本実施の形態における、ポリシ遷移処理部50、動作実行部30の動作は、第1の実施の形態の動作を示す図2におけるステップ1008で示されるポリシ遷移処理部50、動作実行部30の動作と同一であるため、説明は省略する。
【0097】
第1の実施の形態では、ポリシ検索部20はポリシデータベース40に記憶されたポリシ全てを検索対象としていた。この第5の実施の形態ではポリシ検索部20は有効フラグテーブル42を検索し、有効であるポリシを全て取り出し(ステップ1002)、そのポリシの中からイベント受理部10から渡されたイベントにトリガー条件がマッチするポリシを検索する(ステップ1003)。
【0098】
遷移先ポリシ検索部51は、ポリシ遷移があるポリシに対してはポリシを指定するID等の情報を取得する(ステップ1006)。
【0099】
次に、遷移先ポリシ検索部51は、取得した遷移先ポリシを指定する情報をポリシ追加部522に渡す。ポリシ追加部522は、有効フラグテーブル42を操作し、渡されたポリシを指定する情報に対応するフラグを有効に変更する(ステップ1007)。
【0100】
次に、遷移先ポリシ検索部51はポリシ削除部521に対し、遷移元となるポリシを指定する情報を渡す。ポリシ削除部521は有効フラグテーブル42を操作し、受け取ったポリシを指定する情報に対応するフラグを無効に変更する(ステップ1008)。
【0101】
次に、第5の実施の形態の効果について説明する。
【0102】
本実施の形態では、ポリシ遷移に伴うポリシデータベースへのポリシ追加と削除における処理をフラグの操作のみで実現することで、ポリシ遷移の操作における処理負荷を軽減することができる。
【0103】
次に、本発明の第6の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0104】
図19を参照すると、本発明の第6の実施の形態によるポリシ処理システムは、ポリシデータベース40が図5に示した第3の実施の形態の構成におけるポリシデータベース40の構成と比較し、ポリシテーブル41と、有効フラグテーブル42を有し(図9の第5の実施の形態と同じ)、ポリシ遷移データベース60が図5に示した第3の実施の形態の構成におけるポリシ遷移データベース60の構成と比較し、遷移先ポリシテーブル62を有しない点で異なる。
【0105】
ポリシテーブル41は、第3の実施の形態の構成におけるポリシデータベースの記憶する情報と同等の情報を記憶する。有効フラグテーブル42は、各ポリシごとに有効であるか無効であるかを示すフラグを記憶する。
【0106】
次に、上記第6の実施の形態における動作を図20に示す。
【0107】
図20のステップ2201からステップ2207までと2210で示されるイベント受理部10、ポリシ検索部20、動作実行部30及びポリシ遷移処理部50の動作は、第5の実施の形態の動作を示す図10におけるステップ1001からステップ1007までと、ステップ1009で示されるイベント受理部10、ポリシ検索部20、動作実行部30及びポリシ遷移処理部50の動作と同一である。
【0108】
また、図20のステップ2208とステップ2209で示されるポリシ遷移処理部50の動作は、第3の実施の形態の動作を示す図6におけるステップ0608と0609で示されるポリシ遷移処理部50の動作と同一である。
【0109】
次に、第6の実施の形態の効果について説明する。
【0110】
本実施の形態では、第3の実施の形態と第5の実施の形態の効果を併せ持つことができる。
【0111】
次に、本発明の第7の実施の形態について図21を参照して詳細に説明する。
【0112】
図21を参照すると、本発明の第7の実施の形態によるポリシ処理システムは、ポリシ遷移データベース60が図1に示した第1の実施の形態におけるポリシ遷移データベース60の構成と比較して、遷移フラグテーブル61が遷移列テーブル66へと置換えられている点が異なる。ポリシ遷移処理部50の構成は、図1の第1の実施の形態の構成と同じである。
【0113】
本実施の形態による遷移列テーブル66では、各ポリシごとに遷移の有無を示すフラグと、遷移がある場合には、遷移先のポリシとして、ポリシを特定するID等の情報と、遷移先ポリシテーブル62に記憶された情報の位置を特定するID等の情報を含む情報を記憶する。
【0114】
遷移先ポリシ検索部51は、ポリシ検索部からポリシを受け取ると、そのポリシをキーに遷移列テーブル66を検索する。遷移列テーブル66に記憶されたフラグがそのポリシに遷移があることを示しているならば、遷移先ポリシ検索部51は、ポリシを特定する情報と、遷移先ポリシテーブル62に記憶された情報の位置を特定する情報を検索し、この情報キーに遷移先ポリシテーブル62を検索し、遷移先となるポリシを取り出す。
【0115】
第7の実施の形態の動作については、第1の実施の形態の動作を示す図2と比較して、遷移先ポリシ検索部51が検索する先が遷移フラグテーブルではなく、遷移列テーブル66である点が異なるのみであるので、詳細な説明は省略する。
【0116】
次に、上記第7の実施の形態の効果について説明する。
【0117】
本実施の形態では、ポリシ遷移が行われる中で、同一のトリガー条件、同一の起動後動作を持つポリシが複数の場所に現れる場合に、これらをひとつのポリシとして扱えることで、ポリシ遷移データベースに必要な記憶容量を削減することができる。
【0118】
次に、本発明の第8の実施の形態について図22を参照して詳細に説明する。
【0119】
図22を参照すると、本発明の第8の実施の形態によるポリシ処理システムは、ポリシ遷移データベース60が図3に示した第2の実施の形態におけるポリシ遷移データベース60の構成と比較して、遷移フラグテーブル61が遷移列テーブル66へと置換えられている点が異なる。ポリシ遷移処理部50の構成は、図3の第2の実施の形態の構成と同じである。
【0120】
このような構成をとり、遷移列テーブル66では、各ポリシごとに遷移の有無を示すフラグと、遷移がある場合には、遷移先のポリシとして、ポリシを特定するID等の情報と、ポリシ生成ルールテーブル64に記憶された情報の位置を特定するID等の情報を含む情報を記憶する。
【0121】
遷移先ポリシ検索部51は、ポリシ検索部20からポリシを受け取ると、そのポリシをキーに遷移列テーブル66を検索する。遷移列テーブル66に記憶されたフラグがそのポリシに遷移があることを示しているならば、遷移先ポリシ検索部51はポリシを特定する情報と、ポリシ生成ルールテーブル64に記憶された情報の位置を特定する情報を検索し、この情報をキーとしてポリシ生成ルールテーブル64を検索し、遷移先となるポリシの生成ルールを取り出す。
【0122】
第8の実施の形態の動作については、第2の実施の形態の動作を示す図4と比較して、遷移先ポリシ検索部51が検索する先が遷移フラグテーブルではなく、遷移列テーブル66である点が異なるのみであるので、詳細な説明は省略する。
【0123】
次に、第8の実施の形態の効果について説明する。
【0124】
本実施の形態では、第2の実施の形態の効果と第7の実施の形態の効果を併せ持つことができる。
【0125】
次に、本発明の第9の実施の形態について図23を参照して詳細に説明する。
【0126】
図23を参照すると、本発明の第9の実施の形態によるポリシ処理システムは、ポリシ遷移データベース60が図5に示した第3の実施の形態におけるポリシ遷移データベース60の構成と比較して、遷移フラグテーブル61が遷移列テーブル66へと置換えられている点が異なる。ポリシ遷移処理部50の構成は、図5の第3の実施の形態の構成と同じである。
【0127】
本実施の形態における遷移列テーブル66では、各ポリシごとに遷移の有無を示すフラグと、遷移がある場合には、遷移先のポリシとして、ポリシを特定するID等の情報と、遷移先ポリシテーブルに記憶された情報の位置を特定するID等の情報を含む情報を記憶する。
【0128】
遷移先ポリシ検索部51は、ポリシ検索部20からポリシを受け取ると、そのポリシをキーに遷移列テーブル66を検索する。遷移列テーブル66に記憶されたフラグがそのポリシに遷移があることを示しているならば、遷移先ポリシ検索部はポリシを特定する情報と、遷移先ポリシテーブル62に記憶された情報の位置を特定する情報を検索し、この情報キーに遷移先ポリシテーブル62を検索し、遷移先となるポリシを取り出す。
【0129】
第9の実施の形態の動作については、第3の実施の形態の動作を示す図6と比較して、遷移先ポリシ検索部51が検索する先が遷移フラグテーブルではなく、遷移列テーブル66である点が異なるのみであるので、詳細な説明は省略する。
【0130】
次に、第9の実施の形態の効果について説明する。
【0131】
本実施の形態では、第3の実施の形態の効果と第7の実施の形態の効果を併せ持つことができる。
【0132】
次に、本発明の第10の実施の形態について図24を参照して詳細に説明する。
【0133】
図24を参照すると、本発明の第10の実施の形態によるポリシ処理システムは、ポリシ遷移データベース60が図7に示した第4の実施の形態におけるポリシ遷移データベース60の構成と比較して、遷移フラグテーブル61が遷移列テーブル66へと置換えられている点が異なる。ポリシ遷移処理部50の構成は、図7の第4の実施の形態の構成と同じである。
【0134】
このような構成をとり、遷移列テーブル66では、各ポリシごとに遷移の有無を示すフラグと、遷移がある場合には、遷移先のポリシとして、ポリシを特定するID等の情報と、ポリシ生成ルールテーブル64に記憶された情報の位置を特定するID等の情報を含む情報を記憶する。
【0135】
遷移先ポリシ検索部51はポリシ検索部からポリシを受け取ると、そのポリシをキーに遷移列テーブル66を検索する。遷移列テーブル66に記憶されたフラグがそのポリシに遷移があることを示しているならば、遷移先ポリシ検索部はポリシを特定する情報と、ポリシ生成ルールテーブル64に記憶された情報の位置を特定する情報を検索し、この情報キーに遷移先ポリシテーブル62を検索し、遷移先となるポリシの生成ルールを取り出す。
【0136】
第10の実施の形態の動作については、第4の実施の形態の動作を示す図8と比較して、遷移先ポリシ検索部51が検索する先が遷移フラグテーブルではなく、遷移列テーブル66である点が異なるのみであるので、詳細な説明は省略する。
【0137】
次に、第10の実施の形態の効果について説明する。
【0138】
本実施の形態では、第4の実施の形態の効果と第7の実施の形態の効果を併せ持つことができる。
【0139】
次に、本発明の第11の実施の形態について図27を参照して詳細に説明する。
【0140】
図27を参照すると、本発明の第11の実施の形態によるポリシ処理システムは、図5に示した第3の実施の形態と比較して、ポリシ遷移処理部50が遷移先ポリシ検索部51を持たず、遷移先グループ検索部55と遷移先グループポリシ検索部56を備え、さらにポリシ遷移データベース60の遷移フラグテーブル61がポリシグループ遷移テーブル65に置換えられている点が相違する。
【0141】
本実施の形態におけるポリシグループ遷移テーブル65は、ポリシごとに、そのポリシの起動後に遷移が発生するかどうかを示すフラグと、ポリシが起動後に遷移する先のポリシを特定するグループIDを保持する。
【0142】
遷移先グループ検索部55は、ポリシ検索部20からポリシを受け取り、そのポリシをキーとしてポリシグループ遷移テーブル65を検索し、そのポリシに対し遷移が起きると設定されているかどうか調べる。遷移が起きる場合にはポリシグループ遷移テーブル65から遷移先のグループIDを検索し、検索したグループIDを遷移先グループポリシ検索部56に渡す。
【0143】
遷移先グループポリシ検索部56は、遷移先グループ検索部55から受け取ったグループIDをキーとしてポリシグループテーブル63を検索し、グループIDを所属するグループとして持つポリシ全てを取得し、この検索したポリシ全てをポリシ追加部552に渡す。
【0144】
次に、第11の実施の形態における動作について図28を参照して詳細に説明する。
【0145】
図28のステップ2701からステップ2703までとステップ2708からステップ2710までで示されるイベント受理部10、ポリシ検索部20、動作実行部30及びポリシ遷移処理部50の動作は、第3の実施の形態の動作を示す図10におけるステップ0601からステップ0603までとステップ0607からステップ0609までで示されるイベント受理部10、ポリシ検索部20、動作実行部30及びポリシ遷移処理部50の動作と同じである。
【0146】
ポリシ検索部51から、遷移先グループ検索部55に、起動したポリシが渡される。
【0147】
遷移先グループ検索部55は、そのポリシをキーとしてポリシグループ遷移テーブル65を検索し、そのポリシに対し遷移が起きると設定されているかどうか調べる(ステップ2704)。遷移が起きる場合にはポリシグループ遷移テーブル65から遷移先のグループIDを検索する(ステップ2705)。
【0148】
次に、遷移先グループ検索部55は、検索したグループIDを遷移先グループポリシ検索部56に渡す。遷移先グループポリシ検索部56は、そのグループIDをキーとしてポリシグループテーブル63を検索し、グループIDを所属するグループとして持つポリシ全てを取得し、この検索したポリシ全てをポリシ追加部552に渡す(ステップ2706)。ポリシ追加部552は受け取ったポリシ全てをポリシデータベースに追加する(ステップ2707)。
【0149】
次に、上記第11の実施の形態の効果について説明する。
【0150】
本実施の形態においては遷移先と遷移元のポリシの集合をグループとして一元管理することで、例えば、同一のポリシの組み合わせへと遷移する複数のポリシが存在する状況や、遷移先のポリシの組み合わせが変更される状況等に対して、遷移の管理を容易にすることを可能にする。
【0151】
次に本発明の第12の実施の形態について図29を参照して詳細に説明する。
【0152】
図28を参照すると、本発明の第12の実施の形態によるポリシ処理システムは、図27で示される第11の実施の形態と比較して、ポリシ遷移処理部50が遷移先グループポリシ検索部56とポリシグループ検索部54とポリシ削除部551を持たず、さらにポリシデータベース40がポリシテーブル41と有効ポリシグループテーブル44を持ち、ポリシ遷移データベース60がポリシグループテーブル63を有しない点で異なる。
【0153】
このような構成をとり、ポリシテーブル41は第11の実施の形態におけるポリシデータベース40の持つ情報を記憶する。
【0154】
有効ポリシグループテーブル44は、現在有効なグループIDである有効グループIDと各ポリシごとに対応するグループIDを記憶する。
【0155】
遷移先グループ検索部55は、ポリシ検索部から起動したポリシを受け取り、そのポリシをキーとして遷移先ポリシグループテーブル65を検索し、そのポリシに対して遷移があるかどうか調べ、遷移がある場合はその遷移先となるグループのグループIDを取得し、そのグループIDをポリシ追加部522へ渡す。
【0156】
ポリシ追加部522は、有効ポリシグループテーブル44の有効グループIDを遷移先グループ検索部55から受け取ったグループIDへと書き換える。
【0157】
ポリシ検索部20は、有効ポリシグループテーブル44の有効グループIDを取得し、その有効グループIDをキーに有効ポリシグループテーブル44を引き、有効グループIDと同一のグループIDに対応するポリシを全て検索する。次に、そのポリシのトリガー条件をポリシテーブル41から検索し、イベントにマッチするトリガー条件を持つポリシを検索する。
【0158】
次に、第12の実施の形態における動作について図30を参照して詳細に説明する。
【0159】
図30のステップ2901と、ステップ2904からステップ2906までと、ステップ2908で示されるイベント受理部10、ポリシ検索部20、動作実行部30及びポリシ遷移処理部50の動作は、第11の実施の形態の動作を示す図28におけるステップ2701と、ステップ2703からステップ2705までと、及びステップ2710で示されるイベント受理部10、ポリシ検索部20、動作実行部30及びポリシ遷移処理部50の動作と同一であるため、説明は省略する。
【0160】
ポリシ検索部20は、イベント受理部10からイベントを受け取ると、有効ポリシテーブル44の有効グループIDを取得し、その有効グループIDをキーに有効ポリシテーブル44を引き、有効グループIDと同一のグループIDに対応するポリシを全て検索する(ステップ2902)。
【0161】
次に、検索したポリシのトリガー条件と起動後動作をポリシテーブル41より取り出し、その中から受理したイベントにマッチするトリガー条件を持つポリシを検索する(ステップ2903)。
【0162】
遷移先グループ検索部55は、検索したグループIDをポリシ追加部522に渡す。ポリシ追加部522は、有効ポリシテーブル44の有効グループIDを遷移先グループ検索部55から受け取ったグループIDへと書き換える(ステップ2907)。
【0163】
次に、上記第12の実施の形態の効果について説明する。
【0164】
本発明の効果は第11の実施の形態の効果に加え、ポリシ遷移時の処理が有効グループIDの書き換えのみで実現できるため、ポリシ遷移に必要な処理の負荷を軽減することができる。
【0165】
次に、本発明の第13の実施の形態について図18を参照して詳細に説明する。
【0166】
図18を参照すると、本発明の第13の実施の形態によるポリシ処理システムは、入力装置2001、データ処理装置2002、記憶装置70、出力装置2003を備える。
【0167】
データ処理装置2002は、プログラム制御可能なCPUによって実現され、ポリシ検索用プログラム2005を実行することにより上述した第1から第12の実施の形態における動作を実現する。このポリシ検索用プログラム2005は、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体に格納され、その記録媒体からデータ処理装置2002のメモリにロードされ、コンピュータ処理部の動作を制御することにより各機能を実現する。
【0168】
ポリシ検索用プログラム2005は、データ処理装置2002に読み込まれデータ処理装置2002の動作を制御し、記憶装置2004にポリシデータベース40とポリシ遷移データベース60を生成する。
【0169】
データ処理装置2002は、ポリシ検索用プログラム2005の制御により、第1から第12の実施の形態におけるポリシ検索部20とポリシ遷移処理部50による処理と同一の処理を実行し、入力装置2001にイベント受理部10の動作を実行させ、出力装置2003に動作実行部30の動作を実行させる。
【0170】
【実施例】
次に、本発明の第1の実施例について図面を参照して説明する。かかる実施例は本発明の第1の実施の形態に対応するものである。
【0171】
本実施例では、ポリシ検索部20及びポリシ遷移処理部50としてパーソナルコンピュータを、ポリシデータベース40及びポリシ遷移データベース60としてハードディスクを、イベント受理部10及び動作実行部30としてネットワークへのインターフェースを備えている。
【0172】
ポリシデータベース40には、各ポリシごとにトリガー条件と起動後動作とポリシを識別するためのポリシID番号がつけられている。トリガー条件は、ある範囲を持ってイベントを指定するものであり、「午前八時になったとき」を意味する「time=8:00」、「認証されたユーザからのサービスAの利用要求があったとき」を意味する「authorized=true, request=”serviceA”」、「サーバBの負荷が0.9以上の時」を意味する「server=”serverB”, cpuload0.9」等がある。
【0173】
起動後動作は、ポリシがトリガー条件にマッチするイベントの発生により、ポリシが起動したときに動作実行部により行われる動作であり、どのアドレスに、どのようなメッセージを送るのかを指定する。この起動後動作としては、「サービスCの提供するアプリケーションを停止する要求を発行する」、「サーバDにサーバBのサービスをミラーする要求を発行する」等がある。
【0174】
ポリシ遷移データベース60は、全てのポリシIDについてのトリガー条件と、起動後動作を持つ。また、ポリシIDごとに遷移先ポリシがあるかどうかを示すフラグと、そのフラグにより遷移先があることが示されているときは遷移先ポリシのポリシIDが記憶されている。
【0175】
ポリシデータベース40に含まれているポリシのポリシID及びポリシ遷移データベース60の遷移先ポリシのポリシID全てに対し、ポリシ遷移データベース60の遷移フラグテーブル61が存在する。また、遷移フラグテーブル61の遷移先ポリシに含まれる全てのポリシIDに対して遷移先ポリシテーブル62にトリガー条件と起動後動作が記憶されている。
【0176】
ポリシデータベース40の形式の例を図11に、遷移フラグテーブル61の形式の例を図12に、遷移先ポリシテーブル62の形式の例を図13に示す。
【0177】
今、イベント受理部10に対して、「サーバBの負荷が0.95である」と言うことを示すイベント情報「server=”serverB”, cpuload=0.95」が送られてきたものとする。
【0178】
ポリシ検索部20は、このイベントとマッチするトリガー条件を持つポリシをポリシデータベース40より検索する。本実施例では、「server=”serverB”, cpuload0.9」というトリガー条件を持つポリシがこの条件に合致する。
【0179】
そこで、ポリシ検索部20は、このポリシに振られたポリシIDである”3”をポリシ遷移処理部50の遷移先ポリシ検索部51に渡す。遷移先ポリシ検索部51は、ポリシID”3”をキーにポリシ遷移データベース60の遷移フラグテーブル61を検索する。この場合、フラグはポリシ遷移先があると言うことを示しているので、遷移フラグテーブル61から遷移先のポリシのポリシIDを得る。この場合はポリシID”4”が遷移先のポリシとなる。
【0180】
次に、得られた遷移先のポリシのポリシID”4”をキーとしてポリシ遷移データベース60の遷移先ポリシテーブル62を検索する。ここでは、トリガー条件「server=”serverB”, cpuload<0.7」、起動後動作「serverBサービス受付開始」のポリシである。
【0181】
次に、遷移先ポリシ検索部51は、遷移元となるポリシのポリシID”3”をポリシ削除部521に渡す。ポリシ削除部521は渡されたポリシID”3”をキーにポリシデータベース40を検索し、該当するポリシをポリシデータベース40より削除する。
【0182】
次に、遷移先ポリシ検索部51は、検索した遷移先ポリシの情報、つまりトリガー条件「server=”serverB”, cpuload<0.7」、起動後動作「serverBサービス受付開始」、ポリシID”4”をポリシ追加部522に渡す。ポリシ追加部522は渡されたポリシをポリシデータベースに追加する。
【0183】
次に、ポリシ検索部20は、検索したポリシの起動後動作「サーバBのサービス受付を停止するためのメッセージを送る」を動作実行部30に渡す。動作実行部30はサーバBに対しサービス受付を停止するようメッセージを送る。
【0184】
次に、第2の実施例について図面を参照して説明する。かかる実施例は、第2の実施の形態に対応するものである。
【0185】
本実施例は、上記第1の実施例と構成を同じとするが、パーソナルコンピュータの演算装置が、遷移先ポリシ生成部53としても機能し、また、ハードディスクに遷移先ポリシテーブル62を持たず、その代わりにポリシ生成ルールテーブル64を有する。
【0186】
本実施例におけるポリシデータベース40の形式の例を図14に示し、ポリシ生成ルールテーブル64の形式の例を図15に示す。
【0187】
今、イベント受理部10に対し「サーバBの負荷が0.95である」と言うことを示すイベント「server=”serverB”, cpuload=0.95」が送られてきたものとする。
【0188】
ポリシ検索部20は、このイベントとマッチするトリガー条件を持つポリシをポリシデータベースより検索する。本実施例では「いずれかのサーバの負荷が0.9以上のとき」と意味するトリガー条件である「server=*, cpuload0.9」というトリガー条件を持つポリシがこの条件に合致する。
【0189】
そこで、ポリシ検索部20は、このポリシに振られたポリシIDである”3”をポリシ処理部の遷移先ポリシ検索部51に渡す。遷移先ポリシ検索部51は、ポリシID”3”をキーとしてポリシ遷移データベース60の遷移フラグテーブル61を検索する。この場合、フラグはポリシ遷移先があると言うことを示しているので、遷移フラグテーブル61から遷移先のポリシのポリシIDを得る。この場合はポリシID”4”が遷移先のポリシとなる。
【0190】
次に、遷移先ポリシ生成部53が、得られた遷移先のポリシのポリシID”4”をキーとしてポリシ遷移データベース60のポリシ生成ルールテーブル64を検索する。ここでは、トリガー条件の生成ルール「server=server, cpuload<0.7」と起動後動作の生成ルール「serverの値のサービス受付開始」のポリシ生成ルールである。
【0191】
次に、遷移先ポリシ生成部53は、この得られたポリシ生成ルールと、イベント「server=”serverB”, cpuload=0.95」に基づいてポリシを生成する。ここでは、「server」の値が「serverB」であるので新たに生成されるポリシは「サーバBの負荷が0.7以下のとき」というトリガー条件である「server=”serverB”, cpuload<0.7」というトリガー条件を持ち、「serverBをサービス受付を受理するように設定する」という起動後動作を持つポリシを生成する。
【0192】
次に、遷移先ポリシ検索部51は、遷移元となるポリシのポリシID”3”をポリシ削除部521に渡す。ポリシ削除部521は、渡されたポリシID”3”をキーにポリシデータベース40を検索し、該当するポリシをポリシデータベース40より削除する。
【0193】
次に、遷移先ポリシ生成部53は、生成したポリシの情報とポリシID”4”をポリシ追加部522に渡す。ポリシ追加部522は渡されたポリシをポリシデータベース40に追加する。
【0194】
次に第3の実施例について図面を参照して説明する。かかる実施例は、第3の実施の形態に対応するものである。
【0195】
本実施例は第1の実施例と構成を同じとするが、パーソナルコンピュータの演算装置が、ポリシグループ検索部54としても機能し、また、ハードディスクにポリシグループテーブル63を有する。このポリシグループテーブル63の形式の例を図16に示す。
【0196】
今、イベント受理部10に対し「サーバBの負荷が0.95である」と言うことを示すイベント情報「server=”serverB”, cpuload=0.95」が送られてきたものとする。
【0197】
ポリシ検索部20は、このイベントとマッチするトリガー条件を持つポリシをポリシデータベース40より検索する。本実施例では、「server=*, cpuload0.9」というトリガー条件を持つポリシがこの条件に合致する。
【0198】
そこで、ポリシ検索部20は、このポリシに振られたポリシIDである”3”をポリシ遷移処理部50の遷移先ポリシ検索部51に渡す。
【0199】
遷移先ポリシ検索部51は、ポリシID”3”をキーにポリシ遷移データベース60の遷移フラグテーブル61を検索する。この場合、フラグはポリシ遷移先があると言うことを示しているので、遷移フラグテーブル61から遷移先のポリシのポリシIDを得る。この場合はポリシID”4”が遷移先のポリシとなる。
【0200】
次に、遷移先ポリシ検索部51は遷移元となるポリシのポリシID”3”をポリシグループ検索部54に渡す。
【0201】
ポリシグループ検索部54は、渡されたポリシID”3”をキーとしてポリシグループテーブル63を検索する。この実施例においては、ポリシID”3”でポリシグループテーブルを引くと、ポリシグループID”1”が得られる。
【0202】
次に、ポリシグループID”1”でポリシグループテーブル63を検索すると、ポリシID”3”及び”5”が得られる。ポリシグループ検索部54は、このポリシID”3”と”5”をポリシ削除部521に渡す。ポリシ削除部521は、受け取ったポリシID”3”及び”5”のポリシをポリシデータベース40から削除する。
【0203】
次に、遷移先ポリシ検索部51は、検索した遷移先ポリシの情報、つまりトリガー条件「server=”serverB”, cpuload<0.7」、起動後動作「serverBサービス受付開始」、ポリシID”4”をポリシ追加部522に渡す。ポリシ追加部522は、渡されたポリシをポリシデータベース40に追加する。
【0204】
次に本発明の第4の実施例について図面を参照して説明する。かかる実施例は本発明の第4の実施の形態に対応するものである。
【0205】
本実施例は上記第2の実施例と構成を同じとするが、パーソナルコンピュータの演算装置が、ポリシグループ検索部54としても機能し、また、ハードディスクにポリシグループテーブル63を有する。また、ポリシグループテーブル63の形式の例を図16に示す。
【0206】
今、イベント受理部10に対し「サーバBの負荷が0.95である」と言うことを示すイベント情報「server=serverB, cpuload=0.95」が送られてきたものとする。
【0207】
ポリシ検索部20は、このイベントとマッチするトリガー条件を持つポリシをポリシデータベース40より検索する。本実施例では、「いずれかのサーバの負荷が0.9以上のとき」と意味するトリガー条件である「server=*, cpuload0.9」というトリガー条件を持つポリシがこの条件に合致する。
【0208】
そこで、ポリシ検索部20は、このポリシに振られたポリシIDである”3”をポリシ遷移処理部50の遷移先ポリシ検索部51に渡す。
【0209】
遷移先ポリシ検索部51は、ポリシID”3”をキーとしてポリシ遷移データベース60の遷移フラグテーブル61を引く。この場合、フラグはポリシ遷移先があると言うことを示しているので、遷移フラグテーブル61から遷移先のポリシのポリシIDを得る。この場合はポリシID”4”が遷移先のポリシとなる。
【0210】
次に、遷移先ポリシ生成部53が、得られた遷移先のポリシのポリシID”4”をキーとしてポリシ遷移データベース60のポリシ生成ルールテーブル64を引く。ここでは、イベントとして与えられたserverの値を使ってトリガー条件を生成するルールである「server=server, cpuload<0.7」と、イベントとして与えられたserverの値を使って起動後動作を生成ルール「serverの値のサービス受付開始」のポリシである。
【0211】
次に、遷移先ポリシ生成部53は、この得られたポリシ生成ルールと、イベント情報「server=”serverB”, cpuload=0.95」に基づいてポリシを生成する。ここでは、「server」の値が「serverB」であるので新たに生成されるポリシは「サーバBの負荷が0.7以下のとき」というトリガー条件である「server=”serverB”, cpuload<0.7」というトリガー条件を持ち、「serverBをサービス受付開始」という起動後動作を持つポリシを生成する。
【0212】
次に、遷移先ポリシ検索部51は、遷移元となるポリシのポリシID”3”をポリシグループ検索部54に渡す。ポリシグループ検索部54は、渡されたポリシID”3”をキーとしてポリシグループテーブル63を引く。この実施例においては、ポリシID”3”でポリシグループテーブル63を引くと、ポリシグループID”1”が得られる。
【0213】
次に、ポリシグループID”1”でポリシグループテーブル63を引くと、ポリシID”2”及び”3”が得られる。ポリシグループ検索部54は、このポリシID”2”と”3”をポリシ削除部521に渡す。ポリシ削除部521は、受け取ったポリシID”2”及び”3”のポリシをポリシデータベース40から削除する。
【0214】
次に、遷移先ポリシ生成部53は、生成したポリシの情報とポリシID”4”をポリシ追加部522に渡す。ポリシ追加部522は、渡されたポリシをポリシデータベース40に追加する。
【0215】
次に本発明の第5の実施例について図面を参照して説明する。かかる実施例は本発明の第5の実施の形態に対応するものである。
【0216】
本実施例は第1の実施例と構成を同じとするが、ポリシデータベース40が各ポリシごとに有効であるか無効であるかを示す有効フラグテーブル42を持つ。また、遷移先ポリシテーブル62を持たない。ポリシデータベース40の形式の例を図17に示す。
【0217】
今、イベント受理部10に対して、「サーバBの負荷が0.95である」と言うことを示すイベント情報「server=”serverB”, cpuload=0.95」が送られてきたものとする。
【0218】
ポリシ検索部20は、このイベントとマッチするトリガー条件を持つポリシをポリシデータベース40においてそのポリシが有効であるとフラグにより示されたポリシの中から検索する。本実施例では、「server=”serverB”, cpuload0.9」というトリガー条件を持つポリシが有効フラグが立っているので、この条件に合致する。
【0219】
そこで、ポリシ検索部20は、このポリシに振られたポリシIDである”3”をポリシ遷移処理部50の遷移先ポリシ検索部51に渡す。遷移先ポリシ検索部51は、ポリシID”3”をキーとしてポリシ遷移データベース60の遷移フラグテーブル61を引く。この場合、フラグはポリシ遷移先があると言うことを示しているので、ポリシフラグテーブルから遷移先のポリシのポリシIDを得る。この場合はポリシID”4”が遷移先のポリシとなる。
【0220】
次に、遷移先ポリシ検索部51は、ポリシ検索部20より渡されたポリシID”3”をポリシ削除部521に渡す。ポリシ削除部521は、ポリシID”3”のポリシをポリシデータベース40より検索し、その有効フラグをはずし、検索対象から外す。
次に、遷移先ポリシ検索部51は、遷移先のポリシとして検索されたポリシID”4”をポリシ追加部522に渡す。ポリシ追加部522は、ポリシID”4”のポリシをポリシデータベース40より検索し、その有効フラグをセットする。
【0221】
次に本発明の第6の実施例について図面を参照して説明する。かかる実施例は本発明の第7の実施の形態に対応するものである。
【0222】
本実施例は第1の実施例と構成を同じとするが、ハードディスクにポリシ遷移列テーブル66、及び遷移先ポリシテーブル62を有する。このポリシ遷移列テーブル66の形式の例を図25に示し、遷移先ポリシテーブルの形式の例を図26に示す。
【0223】
今、イベント受理部10に対して、「サーバBの負荷が0.95である」と言うことを示すイベント情報「server=”serverB”, cpuload=0.95」が送られてきたものとする。
【0224】
ポリシ検索部20は、このイベントとマッチするトリガー条件を持つポリシをポリシデータベース40より検索する。本実施例では、「server=serverB, cpuload0.9」というトリガー条件を持つポリシがこの条件に合致する。
【0225】
そこで、ポリシ検索部20は、このポリシに振られたポリシIDである”3”をポリシ処理部の遷移先ポリシ検索部51に渡す。
【0226】
遷移先ポリシ検索部51は、ポリシID”3”をキーにポリシ遷移データベースの遷移列テーブル66を引く。この場合、フラグはポリシ遷移先があると言うことを示しているので、遷移列テーブル66から遷移先のポリシのポリシIDである”4”、及び遷移先ポリシテーブル62内のポリシを指定するためのIDである、遷移先ポリシテーブル位置ID”14”を得る。
【0227】
次に、得られた遷移先のポリシの遷移先ポリシテーブル位置ID”14”をキーとしてポリシ遷移データベース60の遷移先ポリシテーブル62を引く。ここでは、トリガー条件「server=”serverB”, cpuload<0.7」、起動後動作「serverBサービス受付開始」のポリシである。
【0228】
次に、遷移先ポリシ検索部51は、遷移元となるポリシのポリシID”3”をポリシ削除部521に渡す。ポリシ削除部521は、渡されたポリシID”3”をキーにポリシデータベースを検索し、該当するポリシをポリシデータベースより削除する。
【0229】
次に、遷移先ポリシ検索部51は、検索した遷移先ポリシの情報、つまりトリガー条件トリガー条件「server=”serverB”, cpuload<0.7」、起動後動作「serverBサービス受付開始」、ポリシID”4”をポリシ追加部522に渡す。ポリシ追加部522は、渡されたポリシをポリシデータベース40に追加する。
【0230】
以上好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0231】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のポリシ処理システム及び処理方法によれば、以下にあげるような効果が得られる。
【0232】
第1の効果は、イベントの発生に対応したポリシの起動後に、他のポリシへと変更することが自動的に行われ、かつその変更先のポリシを各ポリシごとに自由に決定できることである。この結果、発生したイベント、ポリシ起動による動作の影響によるポリシの変更を予め記述することが可能になる。その理由は、ポリシの起動後の変更先となるポリシの情報をポリシ遷移データベースに記憶し、イベントの発生に対応して起動されたポリシ情報をキーとしてポリシ遷移データベースから変更先のポリシを検索し、ポリシデータベースのポリシを置換えるからである。
【0233】
第2の効果は、変更先のポリシの具体的なパラメータを、発生したイベントの詳細なパラメータに応じて決定することができることである。その結果、イベントのさまざまなパターンごとに遷移先ポリシを用意する必要が無く、また、予め予想できないイベントのパラメータにも対応可能になる。その理由は、ポリシ遷移データベースに変更先となるポリシとしてポリシ生成ルールを記憶することが可能であり、ポリシ生成ルールと発生したイベントからポリシを生成し、ポリシデータベースに記憶された変更元となるポリシを、生成したポリシに置換えるためである。
【0234】
第3の効果は、ポリシの変更元となるポリシをグループとしてまとめ、グループ内のポリシのいずれかが変更されるときは、グループに属するポリシが同時に削除されることである。この結果、それぞれ関連し合う複数のポリシを同時に変更することが可能になる。その理由は、ポリシ遷移データベースに複数のポリシをグループとしてまとめたポリシグループテーブルを持ち、ポリシ変更のときに、変更元となるポリシをキーとしてポリシグループテーブルから同一のグループに属するポリシ全てを検索し、検索したポリシ全てをポリシデータベースより削除するためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態によるポリシ処理システムの動作を説明するフローチャートである。
【図3】 本発明の第2の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態によるポリシ処理システムの動作を説明するフローチャートである。
【図5】 本発明の第3の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態によるポリシ処理システムの動作を説明するフローチャートである。
【図7】 本発明の第4の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態によるポリシ処理システムの動作を説明するフローチャートである。
【図9】 本発明の第5の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の第5の実施の形態によるポリシ処理システムの動作を説明するフローチャートである。
【図11】 本発明の第1の実施例によるポリシデータベースの具体例を示す図である。
【図12】 本発明の第1の実施例による遷移フラグテーブルの具体例を示す図である。
【図13】 本発明の第1の実施例による遷移先ポリシテーブルの具体例を示す図である。
【図14】 本発明の第2の実施例によるポリシデータベースの具体例を示す図である。
【図15】 本発明の第2の実施例によるポリシ生成ルールテーブルの具体例を示す図である。
【図16】 本発明の第3及び第4の実施例によるポリシグループテーブルの具体例を示す図である。
【図17】 本発明の第5の実施例によるポリシデータベースの具体例を示す図である。
【図18】 本発明の第13の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図19】 本発明の第6の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図20】 本発明の第6の実施の形態によるポリシ処理システムの動作を説明するフローチャートである。
【図21】 本発明の第7の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図22】 本発明の第8の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図23】 本発明の第9の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図24】 本発明の第10の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図25】 本発明の第6の実施例による遷移列テーブルの具体例を示す図である。
【図26】 本発明の第6の実施例による遷移先ポリシテーブルの具体例を示す図である。
【図27】 本発明の第11の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図28】 本発明の第11の実施の形態によるポリシ処理システムの動作を説明するフローチャートである。
【図29】 本発明の第12の実施の形態によるポリシ処理システムの構成を示すブロック図である。
【図30】 本発明の第12の実施の形態によるポリシ処理システムの動作を説明するフローチャートである。
【図31】 従来のPonder処理装置のブロック図である。
【図32】 従来の特許文献1に開示される技術を説明するブロック図である。
【符号の説明】
10:イベント受理部
20:ポリシ検索部
30:動作実行部
40:ポリシデータベース
50:ポリシ遷移処理部
60:ポリシ遷移データベース
70:記憶装置
51:遷移先ポリシ検索部
52:ポリシ変更部
53:遷移先ポリシ生成部
54:ポリシグループ検索部
55:遷移先グループ検索部
56:遷移先グループポリシ検索部
61:遷移フラグテーブル
62:遷移先ポリシテーブル
63:ポリシグループテーブル
64:ポリシ生成ルールテーブル
65:ポリシグループ遷移テーブル
66:遷移列テーブル
521:ポリシ削除部
522:ポリシ追加部
Claims (15)
- 各ポリシごとのトリガー条件と起動後動作を記憶するポリシデータベースと、
前記ポリシデータベースに記憶された前記ポリシごとの0個以上の遷移先ポリシを記憶したポリシ遷移データベースと、
起動されたポリシの遷移先ポリシをポリシ遷移データベースから検索する遷移先ポリシ検索部と、
起動されたポリシを前記ポリシデータベースから削除し、前記遷移先ポリシをポリシデータベースに追加するポリシ変更部とを備えることを特徴とするポリシ処理システム。 - 検索対象のポリシの情報として、各ポリシごとにポリシを起動するトリガーとなるイベントの条件を指定したトリガー条件と、ポリシが起動したときに実行される動作及びその対象を示す起動時動作を含む情報を記憶するポリシデータベースと、
各ポリシごとにポリシ遷移の有無と、遷移があるポリシのポリシ起動後に遷移する先の0個以上のポリシの情報と、遷移先のポリシに対するトリガー条件と起動後動作と遷移先ポリシとを含む情報を記憶するポリシ遷移データベースと、
外部からのイベント発生通知を受理するイベント受理部と、
前記イベント受理部で受理されたイベントに対してトリガー条件がそのイベントとマッチするポリシを前記ポリシデータベースより検索し、起動するポリシ検索部と、
前記ポリシ検索部により起動されたポリシの起動時動作を実行する動作実行部と、
起動したポリシについて設定された遷移先ポリシを前記ポリシ遷移データベースより検索する遷移先ポリシ検索部と、
前記遷移先ポリシ検索部により前記遷移先ポリシが検索された場合に、前記ポリシ検索部により起動されたポリシを前記ポリシデータベースより削除するポリシ削除部と、
前記遷移先ポリシ検索部により遷移先ポリシが検索された場合に、検索された遷移先ポリシを前記ポリシデータベースに追加するポリシ追加部とを備えることを特徴とするポリシ処理システム。 - 前記ポリシ遷移データベースに記憶される遷移先ポリシのトリガー条件と起動後動作について、ポリシを起動させるトリガーとなったイベント及びイベントに関連する情報に基づいて具体的な値を決定するトリガー条件の生成ルールと、起動後動作生成ルールを設定可能とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポリシ処理システム。
- 複数のポリシをグループとしてまとめる情報を記憶するポリシグループテーブルを備え、
前記ポリシ遷移データベースの情報に基づいてポリシが変更されるときに、変更元となるポリシが属するグループに属する全てのポリシを前記ポリシグループテーブルから検索し、前記ポリシデータベースから削除することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のポリシ処理システム。 - 前記ポリシデータベースに検索対象となるポリシと遷移先となり得る全てのポリシ情報を有し、
各ポリシごとに対して有効フラグを記憶し、前記ポリシ追加部は当該有効フラグを有効にし、前記ポリシ削除部は当該有効フラグを無効にし、前記ポリシ検索部は有効フラグが有効であるポリシの中からイベントに対応するポリシを検索することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のポリシ処理システム。 - 前記ポリシ遷移データベースに遷移列テーブルを有し、
前記遷移列テーブルには、各ポリシごとにポリシ遷移の有無と、遷移があるポリシに対するポリシ起動後に遷移する先の0以上のポリシの前記遷移列テーブル内の位置情報と、遷移先のポリシについてトリガー条件と起動後動作とを含む情報を記憶したテーブルの位置の情報を記憶し、一の遷移先ポリシの定義を複数のポリシ遷移列の中で利用可能とすることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のポリシ処理システム。 - ポリシごとにトリガー条件と起動後動作をポリシデータベースに記憶させる機能と、
ポリシごとに遷移の有無と遷移先のポリシをポリシ遷移データベースに記憶する機能と、
発生したイベントに対応するトリガー条件を持つポリシを検索する機能と、
検索したポリシに対し遷移の有無と遷移がある場合はその遷移先となるポリシを検索する機能と、
遷移があるときに前記ポリシデータベースから、遷移元となるポリシを削除する機能と、
遷移先のポリシを前記ポリシデータベースに追加する機能と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするポリシ処理プログラム。 - ポリシごとにトリガー条件と起動後動作をポリシデータベースに記憶する機能と、
ポリシごとに遷移の有無と遷移先のポリシを生成するポリシ生成ルールをポリシ遷移データベースに記憶する機能と、
発生したイベントに対応するトリガー条件を持つポリシを検索する機能と、
検索したポリシに対し遷移の有無と遷移がある場合、遷移先となるポリシの前記ポリシ生成ルールを検索する機能と、
発生したイベントと前記ポリシ生成ルールから遷移先のポリシを生成する機能と、
遷移があるときに前記ポリシデータベースから、遷移元となるポリシを削除する機能と、
遷移先のポリシを前記ポリシデータベースに追加する機能と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするポリシ処理プログラム。 - 各ポリシごとに何れのグループに属するかを示す情報をポリシグループデータベースに記憶する機能と、
ポリシが遷移するときに、遷移元のグループに属するポリシ全てを検索する処理と、
遷移元のポリシのグループに属する全てのポリシをポリシデータベースより削除する機能と
をさらに有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のポリシ処理プログラム。 - ポリシごとにトリガー条件と起動後動作をポリシデータベースに記憶するステップと、
ポリシごとに遷移の有無と遷移先のポリシをポリシ遷移データベースに記憶するステップと、
発生したイベントに対応するトリガー条件を持つポリシを検索するステップと、
検索したポリシに対し遷移の有無と遷移がある場合はその遷移先となるポリシを検索するステップと、
遷移があるときに前記ポリシデータベースから、遷移元となるポリシを削除するステップと、
遷移先のポリシを前記ポリシデータベースに追加するステップの各ステップをコンピュータが実行することを特徴とするポリシ処理方法。 - ポリシごとにトリガー条件と起動後動作をポリシデータベースに記憶するステップと、
ポリシごとに遷移の有無と遷移先のポリシを生成するポリシ生成ルールをポリシ遷移データベースに記憶するステップと、
発生したイベントに対応するトリガー条件を持つポリシを検索するステップと、
検索したポリシに対し遷移の有無と遷移がある場合はその遷移先となるポリシの前記ポリシ生成ルールを検索するステップと、
発生したイベントと前記ポリシ生成ルールから遷移先のポリシを生成するステップと、
遷移があるときに前記ポリシデータベースから、遷移元となるポリシを削除するステップと、
遷移先のポリシを前記ポリシデータベースに追加するステップの各ステップをコンピュータが実行することを特徴とするポリシ処理方法。 - 各ポリシごとに何れのグループに属するかを示す情報を前記ポリシグループデータベースに記憶するステップと、
ポリシを遷移させるときに、遷移元のグループに属するポリシ全てを検索するステップと、
遷移元のポリシのグループに属する全てのポリシ全てを前記ポリシデータベースより削除するステップの各ステップをコンピュータが実行することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のポリシ処理方法。 - ポリシをグループにまとめ、各ポリシごとに遷移の発生の有無、及び遷移先となるグループを指定するステップと、
発生したイベントに対し、検索対象となるポリシを有効なグループに属するポリシのみとするステップと、
有効なグループに属するポリシの中から、発生したイベントに対し、トリガー条件がマッチするポリシを検索し、検索されたポリシを起動するステップと、
遷移の発生が指定されているポリシが検索されたときに、当該ポリシに設定されたグループを有効とし、ポリシの属するグループを無効とするステップの各ステップをコンピュータが実行することを特徴とするポリシ処理方法。 - ポリシの属するグループを記憶したポリシグループテーブルと、
各ポリシに対し、遷移の有無、及び遷移先となるグループを記憶した遷移先グループテーブルと、
イベントに対しそのイベントにマッチするポリシを検索し、起動するするポリシ検索部と、
前記ポリシ検索部の検索対象となるポリシを記憶するポリシデータベースと、
前記ポリシ検索部により起動されたポリシに対し、遷移先となるグループを検索する遷移先グループ検索部と、
前記ポリシ検索部により起動されたポリシが属するグループに属する全てのポリシを検索するポリシグループ検索部と、
前記ポリシグループ検索部により検索されたポリシを前記ポリシデータベースから削除するポリシ削除部と、
前記遷移先グループ検索部により検索されたグループに属するポリシ全てを検索する遷移先グループポリシ検索部と、
前記遷移先グループポリシ検索部により検索されたポリシ全てを前記ポリシデータベースに追加するポリシ追加部と、
を備えることを特徴とするポリシ処理システム。 - 有効なグループを記憶する有効グループテーブルと、
イベント発生時にイベントとマッチするトリガー条件を持つポリシを、前記有効グループテーブルに記憶されたグループに属するポリシのみを検索対象として検索し、検索したポリシを起動するポリシ検索部と、
ポリシの属するグループを記憶したポリシグループテーブルと、
各ポリシに対し、遷移の有無、及び遷移先となるグループを記憶する遷移先グループテーブルと、
前記有効グループテーブルに記憶されたグループを起動されたポリシの属するグループから、起動されたポリシに設定された遷移先グループに変更するポリシ変更部と、
を備えることを特徴とするポリシ処理システム。
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