JP4398000B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシンに関し、特に、役の当選の告知機能を有するスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、役の当選(フラグ成立)可能性を告知する告知機能を搭載したスロットマシンが知られている。ここで告知機能とは、何らかの役、例えばボーナス(ビックボーナスやレギュラーボーナス)役、小役又はリプレイが当選したときに、ハズレ時を適宜取り入れつつ、遊技者にそれを種々の方法によって告知する機能である。
【0003】
従来の告知機能の第1の方法として、告知ランプの照光による方法が知られている。この方法は、スロットマシン筐体の前面の所定位置に告知ランプを設け、この告知ランプを点灯させるものである。
【0004】
第2の方法として、リール制御による方法が知られている。この方法は、リールの回転をストップスイッチで停止するとき、リールが直ちに停止せず、リール上の図柄が数コマ移動した後で停止する、いわゆるすべり等を介在させることで、特定の図柄の組合せである、いわゆるリーチ目を有効ライン上に積極的に出現させることによって、ボーナス役の当選の可能性が高いことを告知するものである。
【0005】
第3の方法として、リール内側に実装されたバックランプの照光を用いた、いわゆるフラッシュによる方法が知られている。この方法は、リールの回転中や停止後に、各リールのバックランプを種々のパターンで点灯させる演出を行い、さらには、そのフラッシュパターンに応じて役の当選可能性が異なるように告知するものである。
【0006】
第4の方法として、サウンドによる方法が知られている。この方法は、例えばスタートレバーやストップスイッチを押したとき等に、通常ゲーム時とは異なるサウンドを出力することにより、役の当選可能性を告知するものである。
そして、今日においては、これらの各種の告知方法を多彩に組み合わせることにより、役の当選可能性を、低確率から当選確定までの範囲で幅広く表現している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来のスロットマシンにおいて、リーチ目やフラッシュによる告知方法では、初級者が理解しにくいという問題があった。また、上級者は、ボーナス役の当選を理解することができても、小役の当選までは十分に理解することができず、小役の取りこぼしが少なくないという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、初級者であっても容易に告知を理解することができ、上級者は当選役の種類(ボーナス役であるか、小役であるか等)を見極めることが可能となる告知機能を搭載したスロットマシンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1の発明は、役の抽選を行う役抽選手段と、複数種類の演出パターンを記憶したデータテーブルと、遊技者に対して目視可能に表示する表示部と、各リールの内側に配置され、有効ライン上にあるリールの各図柄を照光可能なバックランプ部とを備え、前記役抽選手段による役の抽選結果ごとに、選択可能な演出パターンの種類と各演出パターンの選択確率が予め定められており、前記役抽選手段で役の抽選が行われたときに、前記選択確率に従っていずれかの演出パターンを選択することが可能であり、演出パターンには、前記表示部に表示すべき内容が定められており、演出パターンが選択されたときは、その演出パターンで定められている内容を前記表示部に表示し、前記バックランプ部により照光すべき図柄を選定する照光図柄選定手段と、リールの停止後に、前記照光図柄選定手段で選定した特定の図柄を照光する照光手段とを備え、前記表示部に表示される内容と、これに対応するリールの図柄が予め定められており、前記役抽選手段で特定の役が当選したときは、前記役抽選手段で特定の役が当選しなかったときよりも、前記表示部に表示した内容に対応する図柄を照光すべき図柄に選定する確率を高く設定することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、遊技者に対して目視可能に照光するランプ部を備え、前記ランプ部は、少なくとも2種類のモード1及びモード2を備え、前記表示部に表示を行うときに、前記ランプ部の照光するモードを選択し、前記役抽選手段で抽選される役として、少なくとも2種類の役1及び役2を備え、前記役抽選手段で前記役1に当選したときは前記モード1を前記モード2よりも高い確率で選択し、前記役抽選手段で前記役2に当選したときは前記モード2を前記モード1よりも高い確率で選択することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段でボーナス役が当選したときは、ボーナス図柄に対応する内容を前記表示部に表示する確率を高めることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記照光図柄選定手段で選定した図柄の照光前に照光する図柄を選定する再始動前照光図柄選定手段を備え、前記照光手段は、リールの停止後に、前記再始動前照光図柄選定手段で選定した図柄を照光した後、前記照光図柄選定手段で選定した図柄を照光することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記照光手段による図柄の照光前に、前記バックランプ部により所定の図柄を所定のパターンで点滅させる照光演出手段を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項6の発明は、請求項5に記載のスロットマシンにおいて、特定役の入賞時、又は前記表示部に表示した内容に対応する図柄が表示窓枠内に存在しないときは、前記照光手段又は前記照光演出手段の少なくとも一方による動作を中止する照光中止手段を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、ボーナス役の当選確定を遊技者に対して照光により告知するボーナス告知ランプを備え、前記役抽選手段でボーナス役が当選したときは、前記ボーナス告知ランプを照光する演出パターンを含む複数種類の演出パターンの中からいずれかの演出パターンを選択し、前記ボーナス告知ランプを照光する演出パターンが選択されたときは、前記ボーナス告知ランプを照光させ、前記ボーナス告知ランプが既照光状態のときは、前記表示部による表示を行わないように制御することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段でボーナス役に当選していないときは、前記表示部に表示した内容に対応する図柄を照光する確率よりも前記表示部に表示した内容に対応しない図柄を照光する確率の方が高くなるように設定し、前記役抽選手段でボーナス役に当選しているときは、前記表示部に表示した内容に対応する図柄を照光する確率の方が前記表示部に表示した内容に対応しない図柄を照光する確率よりも高くなるように設定することを特徴とする。
【0012】
【作用】
請求項1の発明においては、役の抽選が行われ、演出パターンが選択されたときは、選択された演出パターンに定められている内容を表示部に表示する。
次いで、リールの停止後に、照光手段によって、特定のリール図柄が照光される。表示部に表示された内容はリール図柄に対応しているので、遊技者は、表示部に表示された内容に対応する図柄が照光されたか否かを判別することができる。
そして、特定の役が当選しているときは、特定の役が当選しなかったときよりも、表示部に表示された内容に対応する図柄が照光される確率が高まるので、表示部に表示された内容に対応する図柄が照光されたときは、特定の役が当選している可能性が高いことを知ることができ、遊技者は、この情報に基づいてゲームを行うことができるようになる。
【0013】
請求項2の発明においては、ランプ部の複数種類のモードのうち、役の抽選結果に応じていずれかのモードが選択される。
したがって、各モードに特徴を持たせることにより、モードが選択された時点で、遊技者は、表示部に表示された内容に対応する図柄が照光される確率が高いか等を事前に把握することができる。
請求項3の発明においては、役抽選手段でボーナス役が当選したときは、ボーナス図柄に対応する内容が表示部に表示される確率が高くなる。したがって、遊技者は、ボーナス役の当選をより容易に把握することができる。
【0014】
請求項4の発明においては、リールの停止後は、最初にリール上のいずれかの図柄が照光された後、最終的な図柄が照光される。
また、請求項5の発明においては、所定のリール図柄が所定のパターンによって点滅された後、最終的な図柄が照光される。
したがって、リール上の図柄の照光の演出効果さらに高めることができる。
【0015】
請求項6の発明においては、特定役入賞時や、表示部に表示された内容に対応するリール図柄が表示窓枠内に停止しなかったときは、照光手段又は照光演出手段の少なくとも一方による動作が行われない。したがって、当該動作を行う実益がないときは、これらの動作を中止することで、ゲーム進行を円滑に行うことができる。
請求項7の発明においては、ボーナス告知ランプが既照光状態のときは、表示部による表示が行われない。したがって、遊技者は、ボーナス告知ランプの照光によりボーナス役の当選確定を知ることができるので、この場合には表示部による表示を行う実益がないことから、当該表示を行わないことで、ゲームを円滑に進行することができる。
請求項8の発明においては、ボーナス役に当選しているときは、表示部に表示した内容に対応する図柄が照光される確率が高くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明によるスロットマシンの一実施形態の外観を示す正面図である。図1において、スロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられている。このフロントパネル20内には、3つの透明な表示窓21が設けられており、この表示窓21から、内部に並設された3つのリール(回胴)の外周面の所定範囲が見えるようにリールを配置している。
【0017】
リールの外周面には、所定間隔で図柄が配列されている。図2は、各リールの外周面に表示された図柄配列を示す図である。
1つのリールには21個の図柄が等間隔で配列されており、図柄は、BB(ビックボーナス)図柄である「赤セブン」及び「青セブン」、RB(レギュラーボーナス)図柄である「BAR」、小役図柄である「スイカ」、「チェリー」及び「ベル」、リプレイ図柄である「プラム」から構成され、各リールごとにそれぞれ異なる配列がなされている。なお、図2では、実際の図柄とは異なり、文字によって図柄配列を表現している。
また、各図柄には、それぞれ対応する数字が併記されている。本実施形態では、「赤セブン」及び「青セブン」には「7」が、「BAR」には「3」が、「スイカ」には「5」が、「チェリー」には「1」が、「ベル」には「2」が、「プラム」には「6」が付されている。
【0018】
図3及び図4は、筐体内部のリール31の配置をより詳細に示す図であり、図3は、筐体内部から見たリール31の正面図、図4は、リール31の側面図である。各リール31の中心部には、モータ(ステッピングモータ)32が連結されており、モータ32の回転によってリール31を回転させ、表示窓21内にリール31上の図柄を上下方向に所定の速度で移動表示させる。
また、各リール31の内側には、バックランプ部33が配置されている。このバックランプ部33は、リール31上の有効ライン22上にある3つの図柄を照光可能なランプ33aを備えている。そして、リール31は、透光性を有するものから形成され、このバックランプ部33からの照射によりリール31の図柄が照光される。
【0019】
図1において、フロントパネル20の表示窓21を含む部分には、有効ライン22(22a〜22c)が表示されている。この有効ライン22は、水平方向の中段の有効ライン22aと、水平方向の上段及び下段の2本の有効ライン22bと、右下がり及び左下がりの斜め方向の2本の有効ライン22cとから構成されている。各リールの停止時に、この有効ライン22上に特定の図柄が揃った場合に入賞となり、メダルの払出しが行われる。
【0020】
また、ゲーム時の有効ライン22は、投入したメダルに応じて異なり、例えば1枚のメダル投入の場合は、1つの有効ライン22a、2枚のメダル投入の場合は、水平方向の3つの有効ライン22a及び22b、3枚のメダル投入の場合は、さらに加えて斜め方向の2つの有効ライン22cを含む計5つの有効ライン22a〜22cとなる。フロントパネル20の右下側にはメダル投入口23が設けられており、ここから遊技者によってメダルが投入されると、それを検出センサ(図示せず)により判別し、投入されたメダル枚数に応じて有効ライン22を有効化し、有効ラインランプ24を点灯させる。
【0021】
フロントパネル20の表示窓21の下側には、予想ランプ部29が設けられている。予想ランプ部29は、ゲーム中に役の当選(フラグ成立)の予想を行うときに照光するものであり、図1に示すように、A、B及びCの3つの予想モードを有する。図5は、予想ランプ部29とその後側(筐体内部)に配置されたランプ29aを上方から見た図である。予想ランプ部29の後側には、それぞれ各予想モードA〜Cに対応する位置にランプ29aが配置されており、フロントパネル20の予想ランプ部29が透光性を有するように形成され、ランプ29aの点灯により、予想ランプ部29の予想モードA〜Cが照光するように形成されている。
【0022】
図1のスロットマシン10の筐体の前面部において、スタートレバー41は、リール31の回転をスタートさせるときに遊技者が操作するレバーである。また、ストップスイッチ42は、各リール31ごとに独立して3つ並設され、遊技者がそれぞれのリール31の回転を停止するときに操作するスイッチ(ボタン)である。
【0023】
また、フロントパネル20内の図1中、左下側にあるメダル払出し枚数表示LED25は、入賞時に払出し枚数に応じたメダル枚数を表示等するLEDである。一方、右下側の貯留メダル数表示LED27は、貯留されているメダル枚数を表示するLEDである。さらに、その上側には2つの回数表示LED28(28a及び28b)が設けられている。左側の回数表示LED28bは、ビックボーナス時のレギュラーボーナス回数等を表示するLEDである。右側の回数表示LED28aは、ビックボーナス時の一般遊技回数や、ボーナスゲーム中の役当選回数等を表示するLEDである。そして、これらの回数表示LED28a及び28bは、本発明における予想結果表示部28を兼ねている。
さらにまた、この予想結果表示部28の上側に設けられたボーナス告知ランプ26は、ボーナス役が当選したときに、遊技者に対して確実にボーナス役が当選したことを告知するために照光するランプである。
【0024】
筐体前面部の中央よりやや下側に設けられたスピーカ51は、各種のサウンドを出力するものである。さらにその下方のメダル返却口52は、投入したメダルを返却するときの排出口であり、メダル払出口53は、入賞時の獲得メダル枚数に応じてメダルの払出しをするための排出口である。受け皿54は、メダル返却口やメダル払出口から排出されたメダルを受けるためのものである。
【0025】
次に、本発明によるスロットマシン10のゲーム概要について、告知の演出を含めて説明する。
先ず、通常のゲームにおいては、遊技者は、メダル投入口23からメダルを投入し、有効ライン22を有効化して、スタートレバー41をオンする。これにより、各リール31が始動される。そして、遊技者はストップスイッチ42を押すことでリール31の回転を停止する。ここで、停止したリール31の特定図柄が有効ライン22上に揃ったとき等は、入賞となり、成立役に応じてメダルの払出しが行われる。また、上述したビックボーナス図柄である「赤セブン」又は「青セブン」の図柄が有効ライン22上に揃って入賞すると、ビックボーナスがスタートする。
【0026】
また、各ゲームの開始時には、役の当選予想を行うかどうかが抽選される。これに当選したときは、予想ランプ部29の予想モードA〜C間を往復移動するような点滅を繰り返した後、いずれかの予想モードA〜Cが点灯する。予想ランプ部29の各予想モードA〜Cには、それぞれ異なる予想モードが設定されている。本実施形態では、予想モードAは、小役の当選予想が多く、的中率は比較的高いが、ボーナス役の当選予想及びその的中率は低いモードである。また、予想モードBは、予想の的中率は低いが、ボーナス役の当選予想を中心に行うモードである。さらに、予想モードCは、予想の的中率(信頼度)が予想モードの中で最も高いモードである。
【0027】
ゲーム開始時に、予想ランプ部29のいずれかの予想モードA〜Cが点灯したときは、遊技者は、役の当選の予想が行われることを知ることができる。この予想ランプ部29の点灯とともに、予想結果表示部28(回数表示LED28a及び28b)に、予想結果が表示される。予想結果は、セブンセグメントによるデジタル表示である。ここで表示されるデジタル表示の各数字は、それぞれリール31上の図柄に対応している。上述のように、リール31の各図柄には、対応する数字が併記されているが、これと同様に、予想結果表示部28に表示された数字は、それぞれリール31上の特定の図柄を意味している。図6は、予想結果表示部28に表示されたデジタル表示による数字と、これに対応するリール31の図柄との関係を示す表である。
【0028】
図7は、予想が行われたときの、各リール31、予想ランプ部29及び予想結果表示部28の状態を示す正面図である。図中(a)の例は、予想モードAにより予想結果表示部28に「1」−「2」と予想された状態を示している。すなわち、この予想は、「チェリー」−「ベル」を予想したことを意味する。同様に、図中(b)の例は、予想モードBにより「5(スイカ)」−「7(セブン)」と予想された状態を示している。さらに、図中(c)の例は、予想モードCにより「3(BAR)」−「5(スイカ)」と予想された状態を示している。
遊技者は、いずれの予想モードA〜Cにより予想が行われるのかを知ることで、予想結果表示部28に表示される予想結果やその信頼度等をある程度予測することができる。
【0029】
以上のように予想が行われた後は、リール31の停止後に、左側及び右側のリール31の特定の図柄が上述したバックランプ部33により照光される。そして、このバックランプ部33により照光したリール31上の図柄と、予想結果表示部28に表示された予想結果とが一致したとき、予想が的中したことになり、この場合には、特定役の当選可能性が高いことを意味する。
【0030】
図8は、リール31が停止して特定の図柄が点灯した状態を示す正面図である。図8では、予想ランプ部29の予想モードBが点灯し、「3(BAR)」−「7(セブン)」と予想した状態を示している。
そして、図中(a)の場合は、リール31上の照光した図柄は、左リール31が下段の「BAR(3)」であり、右リール31が中段の「チェリー(1)」である。よって、予想がはずれたことになる。
一方、図中(b)の場合は、リール31上の照光した図柄は、左リール31が下段の「BAR(3)」であり、右リール31が下段の「セブン(7)」である。よって、予想が的中したことになる。
【0031】
そして、予想が的中したときは、遊技者は、何らかの役が当選している可能性が高いと予測することができるので、どの役が当選しているかを、その後のゲームの目押し結果や出目等によって把握することができるとともに、特に上級者にあっては、過去の経験則によって小役の当選を的確に把握し、小役当選時には確実に小役入賞を果たすことで小役取りこぼしを防止し、メダル獲得を高める等の利益が得られる。一方、初級者にとっても、予想が的中したか否かで、特定役の当選可能性の有無を容易に予測することができる。
これに加えて、本実施形態では、ボーナス図柄である「(青、赤)セブン」や「BAR」で予想が的中したとき、すなわち「3」−「3」や、「7」−「7」で予想が的中したときは、ボーナス役が高確率で当選したことを示すものとなっており、より容易にボーナス役の当選を把握することができる。
以上の演出により、例えば予想結果表示部28に表示する一対の数字を、競馬の連勝複式に見立てて、競馬の予想を行うような演出とすることもできる。
【0032】
続いて、上述した告知の演出を達成するためのスロットマシン10内部の制御動作について説明する。
図9は、スロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。図9において、メインボード等に搭載されたCPUを含むゲーム制御手段60は、ゲーム全体の進行をつかさどる部分である。ゲーム制御手段60は、スタートレバー41及びストップスイッチ42と、各リール31に連結されたモータ32と電気的に接続されており、スタートレバー41のオン状態を検知することによって、モータ32を駆動して各リール31を回転させるとともに、役抽選手段61等により種々の制御を行い、ストップスイッチ42のオン状態を検出すると、役抽選手段61での抽選結果等に基づいてモータ32の回転を制御しつつ停止させ、リール31の回転を止め、リール31上の所定の図柄をそれぞれ有効ライン22上に停止させる。
【0033】
役抽選手段61は、役の抽選を乱数に基づいて行うものである。予想抽選手段62は、役の当選の予想を行うか否かを抽選するものである。データテーブル63は、役の当選予想を行うときの種々の演出パターン、例えば予想結果表示部28に表示する複数種類の予想結果を記憶しておくものである。予想結果選定手段64は、予想抽選手段62で当選予想を行うことを選択するときに、データテーブル63の中から、以下に示す演出パターンを選定するものである。
【0034】
図10は、データテーブル63を示すものである。図10に示すように、データテーブル63には、演出パターン1〜演出パターン31が記憶されている。リール31の回転開始時の演出パターンとしては、予想結果表示部28である回数表示LED28a及び28bのデジタルを回転させるとともに、リール31の回転開始音をスピーカ51から出力する。予想結果表示部28でのデジタルの回転は、各回数表示LED28a及び28bのセブンセグメント表示を、1、2、3、・・と切り替え表示する。また、リール31の回転開始音は、4つのパターンに分かれており、演出パターン1〜10では回転開始音2を、演出パターン11〜19では回転開始音3を、演出パターン20〜29では回転開始音4を、演出パターン30又は31では回転開始音1を、それぞれ出力する。
【0035】
さらに、ストップスイッチ42の受付可能時の演出パターンは、予想ランプ部29の所定の予想モードが点灯されるとともに、回数表示LED28a及び28bにそれぞれ所定の数値をデジタル表示する。ここで、演出パターン1〜10が選択されたときは予想モードAが点灯され、演出パターン11〜19が選択されたときは予想モードBが点灯され、演出パターン20〜29が選択されたときは、予想モードCが点灯される。したがって、データテーブル63に記憶された各演出パターンは、予想モードA〜Cと関連づけて記憶されている。
【0036】
図11は、データテーブル63に記憶された演出パターン1〜29と、これらの演出パターンに対応した予想結果表示部28(回数表示LED28a及び28b)に表示する予想結果を示すものである。図11に示すように、各演出パターンごとに予想結果表示部28(回数表示LED28a及び28b)に表示する予想結果が予め記憶されている。
例えば、演出パターン1が選択されたときは、予想結果表示部28(回数表示LED28a及び28b)に、「1」及び「1」とセブンセグメント表示される。そして、このように「1」−「1」と表示されたときは、「チェリー」−「チェリー」と予想したことを意味する。
【0037】
図10において、演出パターン30は、ボーナス役の当選の確定を遊技者に対して告知する演出パターンであり、予想ランプ部29の照光及び予想結果表示部28への予想結果の表示は行わず、リール31の停止後に内部当たりサウンドの出力を行い、バックランプ部33による特定の照光を行った後、ボーナス告知ランプ26の照光を行う。
また、演出パターン31は、役の当選予想を行わないときに選択される演出パターンであり、予想抽選手段62の抽選で役の当選予想を行わないことを選択するときは、演出パターン31が選択され、このときはリール31の始動時に通常のサウンドを出力するだけであり、予想ランプ部29の照光、予想結果表示部28による予想結果の表示、及びバックランプ部33によるリール31の図柄の照光は行わない。
【0038】
図12は、役抽選手段61でのビックボーナス当選時、又はビックボーナス内部中遊技のハズレ時に選択される演出パターンの種類とその選択確率を示すデータテーブル63である。また、図13は、役抽選手段61でのハズレ時に選択される演出パターンの種類とその選択確率を示すデータテーブル63である。また、図14〜図17は、役抽選手段61で小役等の当選時に選択される演出パターンの種類とその選択確率を示すデータテーブル63である。図14は、小役である「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」当選時を示し、図15は、小役である「ベル」−「ベル」−「ベル」当選時を示し、図16は、小役である「チェリー」−「ANY」−「ANY」当選時を示し、図17は、リプレイである「プラム」−「プラム」−「プラム」当選時を示す。
【0039】
このように、役抽選手段61で特定の役が当選したときは、予想結果選定手段64は、データテーブル63の中から、当選した役に応じて異なる選択確率で、演出パターン(予想結果)を選定する。この選択は、ソフト乱数(0〜255)を用いて抽選される。
また、図12と図13との対比からわかるように、予想結果選定手段64は、役抽選手段61でビックボーナスが当選したときは、演出パターン1〜30を147/256の確率で選択するが、役抽選手段61でいずれの役(ボーナス役、小役又はリプレイ)も当選しなかったとき、すなわちはずれ時は、演出がない演出パターン31を240/256の確率で選択する。よって、ビックボーナス当選時は、高確率で演出が行われるが、ハズレ時は、ほとんど演出が行われない。
【0040】
さらにまた、「3」−「3」、又は「7」−「7」の予想結果を表示する演出パターンは、演出パターン6、14、19、29の4つあるが(図11参照)、役抽選手段61でビックボーナスが当選したときは、これらのいずれかの演出パターンを21/256の確率で選択する(図12)。一方、役抽選手段61ではずれたときは、これらを2/256の確率で選択する(図13)。また、小役の「スイカ」の当選時、及び「チェリー」の当選時は、それぞれ5/256の確率で選択する(図14及び図16)。さらにまた、小役の「ベル」の当選時及びリプレイの「プラム」当選時にあっては、これらの選択確率は0である(図15及び図17)。よって、ボーナス役の当選時ほど、「3」−「3」、又は「7」−「7」の予想結果が選択される確率が高く設定されている。
【0041】
図9において、予想結果演出手段66は、予想結果選定手段64で選定した予想結果に基づいて、リール31の停止前に、予想ランプ部29を照光するとともに、予想結果表示部28に予想結果を表示する。
図18は、予想ランプ部29を点灯させるときの演出の一実施形態を説明する図である。図中、3つの四角部分はそれぞれ予想モードA〜Cを示し、白抜き部分は消灯状態を、黒塗り部分は点灯状態を示す。
予想結果演出手段66は、順序1〜4に示す点滅、すなわち予想モードA〜C間を往復移動するような点滅を繰り返した後、演出パターン1〜10の選択時には予想モードAを、演出パターン11〜19の選択時には予想モードBを、演出パターン20〜29の選択時には予想モードCを、それぞれ点灯させた状態で停止する。
【0042】
また、予想結果表示部28に予想結果を表示した後は、その予想が当たるか否かの演出を行う。先ず、照光図柄選定手段65は、バックランプ部33によるリール31の照光すべき図柄を選定する。本実施形態では、左側及び右側のリール31において、表示窓21の枠内にある3つの図柄のうちのいずれか1つを照光する。図19は、リール31上の図柄の照光パターンを示す図である。図19において、9つの丸は、3つの各リール31の有効ライン22上にある上下の連続する3つの図柄を示すものであり、照光する図柄を黒丸で示している。左側及び右側のリール31の各3つの図柄のうちいずれか1つを照光させるときは、図19に示すように9つのパターンを有することになる。そして、照光図柄選定手段65が照光すべきリール31の図柄を選定すると、照光手段67は、リール31の停止後に、照光図柄選定手段65による選定結果に基づいて、図19のいずれかのパターンに属する図柄の照光を行う。
【0043】
そして、ここで照光した図柄が予想結果表示部28で表示した数字に対応する図柄と一致しているときは、予想が当たったことを意味し、一致していないときは、予想が外れたことを意味する。
予想確率制御手段68は、役抽選手段61で特定の役が当選したときに、予想結果表示部28に表示する予想結果と、照光するリール31の図柄とが一致する確率を、役抽選手段61で役が当選しなかったときの確率よりも高めるように制御する。よって、何らかの役が当選したときは、予想が当たる確率が高められる。
【0044】
また、照光中止手段69は、上述の予想抽選手段62で当選予想を行うことを選択したものの、照光手段67によるリール31上の図柄の照光、又はその照光の際の演出(後述する照光演出手段による動作)の少なくとも一方の動作の必要がないと判断したときは、その動作を中止する。ここで、照光が不要な場合とは、リール31の停止時に、小役等の特定役が入賞しているとき、又は予想結果表示部28に表示した予想結果に対応するリール31の図柄が表示窓21の枠内に存在しないときである。
【0045】
このように制御するのは、(1)例えば小役入賞時すなわち小役当選時は、ボーナス役が当選しなかったことを意味すること、及び(2)予想結果表示部28に表示した予想結果に対応するリール31の図柄が表示窓21の枠内に停止していなければ予想が当たることはあり得ないので、バックランプ部33による照光を行う実益はないため、このような演出をカットして、迅速に次ゲームに移行させる方がゲーム進行効率を高める上で得策だからである。
なお、小役の当選時であってもその小役が入賞しなかったとき(小役取りこぼし時)、及びボーナス(ビック、レギュラー)役の当選時及び入賞時は、照光手段67による照光を行う場合もある。
【0046】
次に、スロットマシン10での告知の演出の流れをフローチャートに基づいて説明する。図20は、告知の演出の流れを示すフローチャートであり、図21は、図20に続くフローチャートである。
先ず、ステップS1において、ゲーム制御手段60は、スタートレバー41がオンされたか否かを検出し続け、検出されたときは、次のステップS2に進み、ハード乱数1を用いて入賞図柄(役)の抽選を行う(役抽選手段61)。このハード乱数1は、役抽選用乱数である。入賞図柄としては、ビックボーナス(赤セブン又は青セブン)、レギュラーボーナス(BAR)、小役(スイカ、ベル又はチェリー)、リプレイ(プラム)がある。
【0047】
次にステップS3に進み、当選予想を行うか否か、及び当選予想を行うときの演出パターンを、ソフト乱数1(0〜255)を用いてデータテーブル63から選択する(予想抽選手段62、及び予想結果選定手段64)。このソフト乱数1は、予想ランプ部29の予想モードA〜C及び予想結果表示部28に表示する予想結果の抽選用乱数である。そして、次のステップS4で、演出があるか否かを判別し、演出がある場合、すなわちここでは演出パターン1〜演出パターン29が選択されたときは、ステップS5に進み、演出がない場合、すなわち演出パターン31が選択されたときは、ステップS16に進んで処理を終了する。
なお、演出パターン30が選択されたときは、このフローチャートでは図示しないが、ボーナス告知ランプ26の照光等の所定の処理を実行した後、ステップS16に進んで処理を終了する。
【0048】
演出を行うときは、ステップS5において、選定した予想結果を予想ランプ部29及び予想結果表示部28に表示する(予想結果演出手段66)。これにより、予想ランプ部29の予想モードA〜Cのうちのいずれか1つが照光し、予想結果表示部28には、「1」〜「7」のいずれか2つの数字が表示される。
【0049】
次に、ステップS6で全リール31が停止したか否かが判別され、停止したと判別したら次のステップS7に進み、ハード乱数2を用いて予想を当てるかどうかの抽選を行う(予想確率制御手段68)。このハード乱数2は、予想結果表示部28に表示した予想結果と、リール31上の照光させる図柄とを一致させるかどうかの抽選を行う乱数である。さらにここで、役抽選手段61により役が当選しているときと当選していないときとで、予想結果と照光する図柄とを一致させる確率が異なるようにする。すなわち、役抽選手段61で特定役が当選したときは、特定役が当選していないときと比較して、予想結果と照光する図柄とを一致させる確率を高めるようにする。
【0050】
図22は、予想結果と照光する図柄とを一致させる確率を示したものである。本実施形態では、0〜65535のハード乱数2を使用し、BB非当選時又は内部当たりしていない場合等の当たり(一致させる)要求を1/65536とし、ハズレ要求を65535/65536とするとともに、BB当選時又は内部当たりしている場合等の当たり(一致させる)要求を64226/65536とし、ハズレ要求を1310/65536としている。よって、BB非当選時又は内部当たりしていない場合等は、予想結果と照光する図柄とが一致することは稀である。
【0051】
そして、次のステップS8では、Rレジスタの0ビット目〜6ビット目(0〜127)を用いて最終的に停止するバックランプ部33の照光位置を決定する(照光図柄選定手段65)。このときの照光パターンとしては、図19で示した9パターンがある。
【0052】
次に、ステップS9では、リール停止時に、(1)小役等(ビックボーナス及びレギュラーボーナスを除く小役及びリプレイ)の入賞の有無、及び(2)予想結果表示部28に表示した予想結果に対応する図柄が左右リール31の表示窓21の枠内に停止しているか否かを判別する。
小役等入賞時であるとき、又は予想結果表示部28に表示した予想結果に対応する図柄が左右リール31の表示窓21の枠内に停止していないときは、ステップS16に進んで処理を終了する。すなわち、このときは、照光手段67によるバックランプ部33を用いたリール31上の図柄の照光を行わないように制御する(照光中止手段69)。
【0053】
次に、ステップS10以降では、リール31の停止後に、照光図柄選定手段65による選定結果に基づいて、リール31の特定の図柄を照光する処理を行う(照光手段67)。
先ずステップS10では、ソフト乱数3を用いて、再始動前のバックランプ部33によるリール31の図柄の照光停止位置を抽選する(再始動前照光図柄抽選手段)。ここで再始動とは、リール31の停止後に、一旦、リール31上の特定の図柄をバックランプ部33によって照光した後、バックランプ部33の各ランプ33aの点灯及び消灯を行うことにより、照光される図柄が移動する演出を行った上で(照光演出手段)、上記の照光図柄選定手段65で選定したリール31上の図柄を最終的に照光するものである。
【0054】
この抽選を行った後、次のステップS11に進み、バックランプ部33によるリール31の図柄の再始動前の照光処理を行い、バックランプ部33の照光移動を停止させる。図23は、再始動前のバックランプ部33の照光演出パターンの例を示すものである。図23において、9つの丸は、それぞれ各リール31の有効ライン22上にある9つの図柄を示す。また、白丸は消灯している図柄を示し、黒丸は点灯している図柄を示す。図23に示すように、順序1〜順序17の照光を行って演出を行った後、ステップS10で抽選した再始動前の図柄を照光する。そして、次のステップS12で、再始動を行うか否かを判別し、再始動を行わないときは、ステップS16に進んで処理を終了する。
【0055】
ステップS12で再始動を行うと判断したときは、ステップS13に進んで、ソフト乱数2を用いて再始動演出パターンを選定する。再始動演出パターンの選定では、上述したデータテーブル63と同様に、複数種類の再始動演出パターンが予め記憶されており、この中から乱数によって再始動演出パターンを選択する。再始動演出パターンは、バックランプ部33の合計9個のランプ33aをどのような順序で照光(点灯、点滅又は消灯)させるかを定めたものであり、例えば図23に示したようなパターンである。
【0056】
そして、再始動演出パターンが選定されたら、次のステップS14に進んで、選択した再始動演出パターンに基づいて、バックランプ部33による再始動の演出を実行する(照光演出手段)。この後、次のステップS15で、ステップS8の照光図柄選定手段65で選定した最終的なリール図柄を照光させた状態で停止し、ステップS16で処理を終了する。
【0057】
なお、ステップS3で演出パターン30が選択されたときは、ボーナス告知ランプ26の照光等の所定の処理を実行した後、ステップS16に進んで処理を終了するようにしたが、一旦ボーナス告知ランプ26が照光した後は、遊技者は、ボーナス役の当選確定を知ることになるのであるから、次ゲーム以降では、役の当選予想を行う実益がない。よって、ステップS5での処理(予想ランプ部29及び予想結果表示部28による予想結果の表示)を行う前、例えばステップS4とステップS5との間で、ボーナス告知ランプ26が既照光状態にあるか否かを判別し、ここでボーナス告知ランプ26が既照光状態にあるときは、ステップS5以降の処理を行うことなくステップS16に進んで処理を終了すれば、小役入賞時等と同様に、無益な当選予想の演出を省略することができる。また、ボーナス告知ランプ26が既照光状態にあるときは、ステップS3の抽選において、演出パターン31(演出なし)を強制的に選択するようにしても良い。
【0058】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
例えば、実施形態では、予想ランプ部29は、3つの予想モードA〜Cを設けたが、2つでも良く、あるいは1つ、すなわち予想を行うか否かのみを告知するものであっても良い。
また、予想結果表示部28は、従来よりスロットマシン10に設けられている回数表示LED28a及び28bとの共用を図ったが、これに限らず、独立したものを設けても良い。また、予想結果表示部28を液晶等の表示装置から形成し、リール図柄をそのまま画像表示するようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、表示部に表示された内容と照光された図柄とが対応しているか否かによって特定の役の当選の有無を推測することができるので、遊技者は、通常遊技の他に、上記演出を楽しむことができ、従来の告知機能にはなかったゲーム性を出すことができる。また、初級者にあっては、容易に告知を理解することができ、上級者にあっては当選役の種類(ボーナス役か小役か)を見極めることが可能となり、遊技者に対して深みのあるゲームを提供することができる。
【0060】
請求項2の発明によれば、遊技者に、いずれのモードによって表示部による表示とバックランプ部による図柄の照光演出が行われるのかをリールの停止前に知らせることで、複数種類の告知を提供することができる。
請求項3の発明によれば、遊技者は、ボーナス役の当選可能性をより容易に把握することができる。
請求項4又は請求項5の発明によれば、リール上の図柄の照光に変化を持たせることで、演出効果をさらに高め、遊技者に対して緊張感を与えることができる。
【0061】
請求項6の発明によれば、所定の場合には実益のない動作を避け、ゲーム進行を円滑に行うことができる。
請求項7の発明によれば、ボーナス告知ランプの既照光状態のときは、表示部による表示を行う実益がないので、当該表示を行わないようにすることで、ゲーム進行を円滑に行うことができる。
請求項8の発明によれば、ボーナス役に当選しているときは、表示部に表示した内容に対応する図柄が照光される確率を高くすることで、ボーナス役の当選を遊技者に告知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスロットマシンの一実施形態の外観を示す正面図である。
【図2】各リールの外周面に表示された図柄配列を示す図である。
【図3】筐体内部のリールの配置をより詳細に示す図であり、筐体内部から見たリールの正面図である。
【図4】筐体内部のリールの配置をより詳細に示す図であり、リールの側面図である。
【図5】予想ランプ部とその後側(筐体内部)に配置されたランプを上方から見た図である。
【図6】予想結果表示部に表示されたデジタル表示による数字と、これに対応するリールの図柄との関係を示す表である。
【図7】予想が行われたときの、各リール、予想ランプ部及び予想結果表示部の状態を示す正面図である。
【図8】リールが停止して特定の図柄が点灯した状態を示す正面図である。
【図9】スロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。
【図10】データテーブルの一実施形態を示すものである。
【図11】データテーブルに記憶された演出パターンと、各演出パターンに対応した予想結果とを示すものである。
【図12】ビックボーナス当選時、又はビックボーナス内部中遊技のハズレ時に選択される演出パターンの種類とその選択確率を示すデータテーブルである。
【図13】ハズレ時に選択される演出パターンの種類とその選択確率を示すデータテーブルである。
【図14】小役(スイカ)当選時に選択される演出パターンの種類とその選択確率を示すデータテーブルである。
【図15】小役(ベル)当選時に選択される演出パターンの種類とその選択確率を示すデータテーブルである。
【図16】小役(チェリー)当選時に選択される演出パターンの種類とその選択確率を示すデータテーブルである。
【図17】リプレイ(プラム)当選時に選択される演出パターンの種類とその選択確率を示すデータテーブルである。
【図18】予想ランプ部を点灯させるときの演出の一実施形態を説明する図である。
【図19】リール上の図柄の照光パターンを示す図である。
【図20】告知の演出の流れを示すフローチャートである。
【図21】図20に続くフローチャートである。
【図22】予想結果と図柄とを一致させる確率を示すものである。
【図23】再始動前のバックランプ部の照光演出パターンの例を示すものである。
【符号の説明】
10 スロットマシン
20 フロントパネル
21 表示窓
22(22a〜22c) 有効ライン
23 メダル投入口
24 有効ラインランプ
25 メダル払出し枚数表示LED
26 ボーナス(BB)告知ランプ
27 貯留メダル数表示LED
28 予想結果表示部
28a、28b 回数表示LED
29 予想ランプ部(A、B、C 予想モード)
29a ランプ
31 リール
32 モータ(ステッピングモータ)
33 バックランプ部
33a ランプ
41 スタートレバー
42 ストップスイッチ
51 スピーカ
52 メダル返却口
53 メダル払出口
54 受け皿
60 ゲーム制御手段
61 役抽選手段
62 予想抽選手段
63 データテーブル
64 予想結果選定手段
65 照光図柄選定手段
66 予想結果演出手段
67 照光手段
68 予想確率制御手段
69 照光中止手段

Claims (8)

  1. 役の抽選を行う役抽選手段と、
    複数種類の演出パターンを記憶したデータテーブルと、
    遊技者に対して目視可能に表示する表示部と、
    各リールの内側に配置され、有効ライン上にあるリールの各図柄を照光可能なバックランプ部
    を備え、
    前記役抽選手段による役の抽選結果ごとに、選択可能な演出パターンの種類と各演出パターンの選択確率が予め定められており、
    前記役抽選手段で役の抽選が行われたときに、前記選択確率に従っていずれかの演出パターンを選択することが可能であり、
    演出パターンには、前記表示部に表示すべき内容が定められており、
    演出パターンが選択されたときは、その演出パターンで定められている内容を前記表示部に表示し、
    前記バックランプ部により照光すべき図柄を選定する照光図柄選定手段と、
    リールの停止後に、前記照光図柄選定手段で選定した特定の図柄を照光する照光手段と
    を備え
    前記表示部に表示される内容と、これに対応するリールの図柄が予め定められており、
    前記役抽選手段で特定の役が当選したときは、前記役抽選手段で特定の役が当選しなかったときよりも、前記表示部に表示した内容に対応する図柄を照光すべき図柄に選定する確率を高く設定する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    遊技者に対して目視可能に照光するランプ部を備え、
    前記ランプ部は、少なくとも2種類のモード1及びモード2を備え、
    前記表示部に表示を行うときに、前記ランプ部の照光するモードを選択し、
    前記役抽選手段で抽選される役として、少なくとも2種類の役1及び役2を備え、
    前記役抽選手段で前記役1に当選したときは前記モード1を前記モード2よりも高い確率で選択し、前記役抽選手段で前記役2に当選したときは前記モード2を前記モード1よりも高い確率で選択する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選手段でボーナス役が当選したときは、ボーナス図柄に対応する内容を前記表示部に表示する確率を高める
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記照光図柄選定手段で選定した図柄の照光前に照光する図柄を選定する再始動前照光図柄選定手段を備え、
    前記照光手段は、リールの停止後に、前記再始動前照光図柄選定手段で選定した図柄を照光した後、前記照光図柄選定手段で選定した図柄を照光する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記照光手段による図柄の照光前に、前記バックランプ部により所定の図柄を所定のパターンで点滅させる照光演出手段を備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
  6. 請求項5に記載のスロットマシンにおいて、
    特定役の入賞時、又は前記表示部に表示した内容に対応する図柄が表示窓枠内に存在しないときは、前記照光手段又は前記照光演出手段の少なくとも一方による動作を中止する照光中止手段を備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    ボーナス役の当選確定を遊技者に対して照光により告知するボーナス告知ランプを備え、
    前記役抽選手段でボーナス役が当選したときは、前記ボーナス告知ランプを照光する演出パターンを含む複数種類の演出パターンの中からいずれかの演出パターンを選択し、
    前記ボーナス告知ランプを照光する演出パターンが選択されたときは、前記ボーナス告知ランプを照光させ、
    前記ボーナス告知ランプが既照光状態のときは、前記表示部による表示を行わないように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記役抽選手段でボーナス役に当選していないときは、前記表示部に表示した内容に対応する図柄を照光する確率よりも前記表示部に表示した内容に対応しない図柄を照光する確率の方が高くなるように設定し、
    前記役抽選手段でボーナス役に当選しているときは、前記表示部に表示した内容に対応する図柄を照光する確率の方が前記表示部に表示した内容に対応しない図柄を照光する確率よりも高くなるように設定する
    ことを特徴とするスロットマシン。
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