JP4397459B2 - フロート式ドレントラップの作動判定器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気や圧縮空気及びガス配管系に発生する復水や凝縮水等のドレンを自動的に排出するフロート式ドレントラップの作動状態、すなわち、ドレンの排出が正常に行われているか否か、気体を漏らしているか否か等を判定するフロート式ドレントラップの作動判定器に関する。
【0002】
フロート式ドレントラップは、ケ―シングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する弁口を弁室下部に設け、弁口を開閉するフロートを弁室内に配したもので、弁室内に流入するドレン量に応じてフロートが浮上降下し、弁口の開度を調節してドレンを外部に排出せしめるものである。
【0003】
このフロート式ドレントラップが正常に作動しないと気体輸送や生産活動に重大な支障となる。例えば、開弁機能が低下あるいは不足してドレンの排出容量が小さいと、トラップの入口側にドレンが滞留し、気体使用機器の効率が低下したり機器が破壊されたりする。また閉弁機能が低下して気体を漏らすと、高価なエネルギーが空費されることになる。
【0004】
【従来の技術】
そこで、従来からフロート式ドレントラップの作動状態を確認することが行われてきており、そのための判定器が開発され、実用に供されてきた。その一つは、スチームトラップのケーシングや出口側配管に透視窓を設けて、内部の流体の様子を目視するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものでは、透視窓を構成するガラスが破損して蒸気やガスが吹き出して人身事故になる危険がある。またガラスが汚れたり曇ると正確に判定できなくなる問題があった。
【0006】
従って、本発明の技術的課題は、安全かつ正確にフロート式ドレントラップの作動状態を判定できるフロート式ドレントラップの作動判定器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための技術的手段】
上記課題を解決するために講じた本発明の手段は、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する弁口を弁室下部に設け、弁口を開閉するフロートを弁室内に配し、弁室内に流入するドレン量に応じてフロートが浮上降下することにより弁口の開度を調節してドレンを外部に排出せしめるフロート式ドレントラップであって、気体を漏らさず正常に復水を排出していると弁室内の液位が弁口よりも上方で上下に変化するものにおいて、フロートを上下方向に案内するために弁室内に固定された案内筒と、案内筒の外側の弁室の底部外面に取付けられる超音波送受信器と、超音波送受信器から上方に向けて放射された超音波が液面で反射されて戻ってくるまでの時間から弁室の液位を検出する液位検出手段と、液位検出手段で検出された液位から作動を判定する判定手段とを具備し、判定手段は、弁室内の液位が弁口よりも下がれば気体を漏らしていると判定し、液位が所定よりも高位を維持すれば排出容量が小さいと判定することを特徴とするフロート式ドレントラップの作動判定器にある。
【0008】
【発明の実施の形態】
フロート式ドレントラップは弁室内に流入するドレン量に応じてフロートが浮上降下し、弁口の開度を調節してドレンを外部に排出せしめるものであり、気体を漏らさず正常に復水を排出していると、弁室内の液位が弁口よりも上方で上下に変化する。従って、超音波送受信器から上方に向けて放射された超音波が液面で反射されて戻ってくるまでの時間から弁室内の液位を検出し、液位が弁口よりも下がれば気体を漏らしていると判定できる。また液位が所定よりも高位を維持すれば排出容量が小さいと判定できる。このように、フロート式ドレントラップの弁室の底部外面に取付けた超音波送受信器を利用して作動状態を判定するので、安全かつ正確に判定することができる。
【0009】
【実施例】
図1に本発明のフロート式ドレントラップの作動判定器の全体構成図を示す。本実施例はフリーフロート式スチームトラップ20に適用したものである。フリーフロート式スチームトラップ20のケーシングは本体1とこの本体1に締結した蓋体2とで形成し、内部に弁室3を有する。本体1は入口4と出口通路5と出口6を有し、入口4は弁室3の上部に連通する。弁室3の下部側壁に弁口7を開けた弁座8を取り付ける。弁室3の下部は弁口7を介して出口通路5から出口6に連通する。弁室3内に弁口7を開閉する中空球形のフロート9を自由状態で配置する。弁室3にフロート9を上下方向に案内する案内筒16を固定する。案内筒16は一面に小孔を有する。
【0010】
弁室3の底部外面に超音波送受信器14を取り付け、制御演算器15に接続する。制御演算器15は、所定時間毎に超音波送受信器14を制御して、弁室3の底部外面から上方に向けて超音波を放射し、液面で反射されて戻ってくるまでの時間から弁室3の液位を検出し、液位が弁口7よりも下がれば気体を漏らしていると判定し、また液位が所定よりも高位を維持すれば排出容量が小さいと判定する。
【0011】
上記実施例では、本発明をフリーフロート式スチームトラップに適用したが、レバーフロート式スチームトラップにも適用することができる。またフロート式スチームトラップだけでなく、フロート式エアートラップやフロート式ガストラップにも適用することができる。
【0012】
【発明の効果】
フロート式ドレントラップの弁室の底部外面に取付けた超音波送受信器を利用して弁室の液位を検出するので、安全かつ正確にフロート式ドレントラップの作動状態を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のフロート式ドレントラップの作動判定器の断面構成図。
【符号の説明】
1 本体
2 蓋体
3 弁室
4 入口
6 出口
7 弁口
9 フロート
14 超音波送受信器
15 制御演算器
20 フリーフロート式スチームトラップ
Claims (1)
- ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する弁口を弁室下部に設け、弁口を開閉するフロートを弁室内に配し、弁室内に流入するドレン量に応じてフロートが浮上降下することにより弁口の開度を調節してドレンを外部に排出せしめるフロート式ドレントラップであって、気体を漏らさず正常に復水を排出していると弁室内の液位が弁口よりも上方で上下に変化するものにおいて、フロートを上下方向に案内するために弁室内に固定された案内筒と、案内筒の外側の弁室の底部外面に取付けられる超音波送受信器と、超音波送受信器から上方に向けて放射された超音波が液面で反射されて戻ってくるまでの時間から弁室の液位を検出する液位検出手段と、液位検出手段で検出された液位から作動を判定する判定手段とを具備し、判定手段は、弁室内の液位が弁口よりも下がれば気体を漏らしていると判定し、液位が所定よりも高位を維持すれば排出容量が小さいと判定することを特徴とするフロート式ドレントラップの作動判定器。
Priority Applications (1)
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JP16802799A JP4397459B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | フロート式ドレントラップの作動判定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16802799A JP4397459B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | フロート式ドレントラップの作動判定器 |
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Family
ID=15860470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16802799A Expired - Fee Related JP4397459B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | フロート式ドレントラップの作動判定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4397459B2 (ja) |
-
1999
- 1999-06-15 JP JP16802799A patent/JP4397459B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000356298A (ja) | 2000-12-26 |
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