JP4397329B2 - 薄膜作製装置及び薄膜作製方法 - Google Patents
薄膜作製装置及び薄膜作製方法 Download PDFInfo
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Description
また、本発明は、基板の表面に金属薄膜を作製する薄膜作製装置及び薄膜作製方法に関する。
(2)エッチング反応;M+Cl*→MCl(g)
(3)基板への吸着反応;MCl(g)→MCl(ad)
(4)成膜反応;MCl(ad)+Cl*→M+Cl2↑
ここで、Cl*はClのラジカルであることを、(g)はガス状態であることを、(ad)は吸着状態であることをそれぞれ表している。
基板が収容されるチャンバと、
基板が対向する位置におけるチャンバに設けられる金属製の被エッチング部材と、
チャンバの内部にハロゲンを含有する原料ガスを供給する原料ガス供給手段と、
チャンバの内部をプラズマ化して原料ガスプラズマを発生させ原料ガスプラズマで被エッチング部材をエッチングすることにより被エッチング部材に含まれる金属成分と原料ガスとの前駆体を生成するプラズマ発生手段と、
基板側の温度を被エッチング部材の温度よりも低くすることにより前駆体の金属成分を基板に成膜させる温度制御手段と、
金属成分を成膜させた後にチャンバの内部に不活性ガスを供給するガス供給手段と、
金属成分を成膜させた後に基板にバイアスを印加するバイアス印加手段と、
チャンバの内部をプラズマ化して不活性ガスプラズマを発生させ、バイアス印加手段によりバイアスが印加された基板に不活性ガスイオンを引き込み、イオン衝撃により、前記成膜された膜の原料ガス成分の不純物を除去する処理表面清浄化手段と
を備えたことを特徴とする。
基板と金属製の被エッチング部材が備えられたチャンバ内にハロゲンを含有する原料ガスを供給し、
チャンバの内部をプラズマ化して原料ガスプラズマを発生させ原料ガスプラズマで被エッチング部材をエッチングすることにより被エッチング部材に含まれる金属成分と原料ガスとの前駆体を生成し、
基板側の温度を被エッチング部材の温度よりも低くすることにより前駆体の金属成分を基板に成膜させ、
金属成分を成膜させた後にチャンバの内部に不活性ガスを供給すると共に基板にバイアスを印加し、
チャンバの内部をプラズマ化して不活性ガスプラズマを発生させ、不活性ガスのイオンを基板に引き込んでイオン衝撃により、前記成膜された膜の不純物を除去することを特徴とする。
請求項4もしくは請求項5に記載の薄膜作製方法において、
金属成分を成膜させた後に供給される不活性ガスは、原料ガスにおけるハロゲンを希釈する不活性ガスであることを特徴とする。
Cl2→2Cl* ・・・・(1)
ここで、Cl*は塩素ラジカルを表す。
Cu(s)+Cl*→CuCl(g) ・・・・(2)
ここで、sは固体状態、gはガス状態を表す。式(2)は、Cuがガスプラズマ20によりエッチングされ、前駆体23とされた状態である。
CuCl(g)→CuCl(ad) ・・・・(3)
CuCl(ad)+Cl*→Cu(s)+Cl2↑ ・・・・(4)
CuCl(g)+Cl*→Cu(g)+Cl2↑ ・・・・(5)
この後、ガス状態のCu成分は、基板3に成膜されてCu薄膜が作製される。
2 支持台
3 基板
4 ヒータ
5 冷媒流通手段
6 温度制御手段
7 天井板
8 プラズマアンテナ
9 整合器
10 電源
11 被エッチング部材
12 突起部
13 リング部
14 ノズル
15 流量制御器
16 排気口
17 真空装置
18 ガスノズル
20 ガスプラズマ
21 原料ガス
22 Heガス
23 前駆体
Claims (6)
- 基板が収容されるチャンバと、
基板が対向する位置におけるチャンバに設けられる金属製の被エッチング部材と、
チャンバの内部にハロゲンを含有する原料ガスを供給する原料ガス供給手段と、
チャンバの内部をプラズマ化して原料ガスプラズマを発生させ原料ガスプラズマで被エッチング部材をエッチングすることにより被エッチング部材に含まれる金属成分と原料ガスとの前駆体を生成するプラズマ発生手段と、
基板側の温度を被エッチング部材の温度よりも低くすることにより前駆体の金属成分を基板に成膜させる温度制御手段と、
金属成分を成膜させた後にチャンバの内部に不活性ガスを供給するガス供給手段と、
金属成分を成膜させた後に基板にバイアスを印加するバイアス印加手段と、
チャンバの内部をプラズマ化して不活性ガスプラズマを発生させ、バイアス印加手段によりバイアスが印加された基板に不活性ガスイオンを引き込み、イオン衝撃により、前記成膜された膜の原料ガス成分の不純物を除去する処理表面清浄化手段と
を備えたことを特徴とする薄膜作製装置。 - 請求項1に記載の薄膜作製装置において、
ハロゲンを含有する原料ガスは、塩素を含有する原料ガスである
ことを特徴とする薄膜作製装置。 - 請求項1もしくは請求項2に記載の薄膜作製装置において、
ガス供給手段から供給される不活性ガスは、原料ガス供給手段で供給される原料ガスにおけるハロゲンを希釈する不活性ガスであることを特徴とする薄膜作製装置。 - 基板と金属製の被エッチング部材が備えられたチャンバ内にハロゲンを含有する原料ガスを供給し、
チャンバの内部をプラズマ化して原料ガスプラズマを発生させ原料ガスプラズマで被エッチング部材をエッチングすることにより被エッチング部材に含まれる金属成分と原料ガスとの前駆体を生成し、
基板側の温度を被エッチング部材の温度よりも低くすることにより前駆体の金属成分を基板に成膜させ、
金属成分を成膜させた後にチャンバの内部に不活性ガスを供給すると共に基板にバイアスを印加し、
チャンバの内部をプラズマ化して不活性ガスプラズマを発生させ、不活性ガスのイオンを基板に引き込んでイオン衝撃により、前記成膜された膜の不純物を除去する
ことを特徴とする薄膜作製方法。 - 請求項4に記載の薄膜作製方法において、
ハロゲンを含有する原料ガスは、塩素を含有する原料ガスである
ことを特徴とする薄膜作製方法。 - 請求項4または請求項5に記載の薄膜作製方法において、
金属成分を成膜させた後に供給される不活性ガスは、原料ガスにおけるハロゲンを希釈する不活性ガスであることを特徴とする薄膜作製方法。
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