JP4396796B2 - X線撮像装置における撮像倍率の較正方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定対象物(被写体)の内部形状の解析およぶ計測のために用いられる、X線透視装置やX線断層像撮像装置等のX線撮像装置において、撮像倍率を正確に求めるために行う、撮像倍率の較正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線透視装置やX線断層像撮像装置をはじめとするX線撮像装置においては、一般に、撮像倍率が正確に判らないと撮像した画像をもとにした厳密な解析や計測を行うことはできない。
【0003】
従来のX線撮像装置においては、X線源の位置と測定対象物(以下、被写体と称する)との間の距離Doと、X線源の位置と受像部であるイメージ管等のX線検出手段の位置との間の距離Diを、それぞれサーボモータやエンコーダ、あるいはメジャー等で計測して、倍率RをR=Di/Doによって計算している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような従来の撮像倍率の計算方法では、正確な撮像倍率求めることはできない。その理由は、上記した従来の計算方法で用いる距離DoおよびDiを求めるための「X線源の位置」および「X線検出手段の位置」に、不確定要素を含んでいるためである。
【0005】
すなわち、上記した計算において用いる「X線源の位置」とは、X線の焦点を指すものであり、このX線の焦点は、X線発生装置内部にあり、しかも実際の焦点がX線発生装置のX線照射口からどれだけ内部になるのかがX線発生装置の組立精度やX線発生条件といったさまざまな要因によって変化し得る。加えて、同じく上記した従来の計算において用いる「X線検出手段の位置」についても、その受光部(X線感応面)も凹面もしくは凹面状になっているため、どこをもってX線検出手段の位置にするかということが不確定である。
このようなことから、従来の方法により決定された撮像倍率は不正確であると言わざるを得ない。
【0006】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたもので、X線透視装置やX線断層像撮像装置における撮像倍率を正確に求めることができ、もって撮像した画像をもとにした厳密な解析や計測を可能とする撮像倍率の較正方法の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のX線撮像装置における撮像倍率の較正方法は、X線源と、そのX線源からのX線が入射するX線検出手段と、そのX線源とX線検出手段の間に設けられ、少なくともこれら両者を結ぶ方向への移動機構を備えた測定台と、その移動機構による測定台の移動距離を計測する測長手段と、上記X線検出手段の出力を用いて測定台上に載せられている被写体のX線透視像を構築する画像処理手段を備えたX線撮像装置における撮像倍率を較正する方法であって、上記測定台上に寸法既知の治具を載せた状態で、当該測定台をX線源とX線検出手段を結ぶ方向に移動させ、その移動前後における治具のX線透視像の撮像倍率kR1,kR2、もしくはX線検出手段上への結像倍率R1,R2と、測定台の移動距離Δdを用いて、X線源の焦点とX線検出手段の受光面間の距離Diと、X線源の焦点と移動前の位置P1における測定台上の治具とのなす距離D1、もしくはX線源と移動後の位置P2における測定台上の治具とのなす距離D2を算出して、これらを測定台の任意位置における撮像倍率の演算のためのデータとして記憶もしくは記録することによって特徴づけられる。
【0008】
本発明は、治具を用いた簡単な操作によって、撮像倍率を正確に求めることを可能とするものであって、X線源およびX線検出手段の位置を固定した状態で、それらの間の測定台上に寸法が既知の治具を載せ、X線源とX線検出手段を結ぶ方向に移動させ、その移動量Δdと、移動前後の撮像倍率R1,R2を求めることによって、以下に示すようにX線源〜X線検出手段間の距離Diと、移動前の位置P1における測定台上の治具とX線源とのなす距離D1、もしくは移動後の位置P2における測定台上の治具とX線源とのなす距離D2を以下に示す簡単な幾何学演算によって算出することができ、その算出結果を用いることにより、X線源とX線検出手段の位置を大きく変化させたり、あるいは測定台を大きく移動させない限り、被写体の正確な撮像倍率を求めることができ、必要に応じてこの較正を実行することによって、常に正確な撮像倍率を求めることができる。
【0009】
以下、本発明の原理を図1を参照しつに説明する。X線源1の焦点1aとX線検出手段2の受光面2aとの間の距離をDi(未知)とし、その間に被写体Wを載せるための測定台3が配置されており、その測定台3は、X線源1とX線検出手段2とを結ぶ方向に移動可能であり、かつ、その移動距離については測長手段により正確に計測できるものとする。測定台3の当初の位置をP1とし、その位置P1とX線源1の焦点1aとのなす距離をD1(未知)とする。また、その位置P1から測定台3をX線検出手段3の向きにΔdだけ移動させたときの位置をP2とし、その位置P2とX線源1の焦点1aとのなす距離をD2(未知)とする。
【0010】
X線検出手段2の出力に基づいてモニタ画面上に形成される被写体WのX線透視画像は、X線検出手段2の受光面2aに対して入射した被写体の像のk倍のもとに表示されるものとし、そのモニタ画面上での被写体WのX線透視画像の大きさと、実際の被写体Wの大きさとの比が撮像倍率となる。
【0011】
さて、被写体Wとして寸法既知の治具を用い、P1に位置する測定台3上に載せてモニタ画面4上のX線透視画像を得たとき、その倍率がkR1倍であったとすると、この状態においてはX線検出手段2の受光面2a上での像は被写体Wの実寸LのR1倍である。次に、その状態から測定台3をΔdだけ移動させてP2に位置させたとき、その撮像倍率がkR2となっていたとすると、X線検出手段2の受光面2a上での像は同じく治具の実寸LのR2倍である。
【0012】
測定台3の移動量Δdは、前記したように測長手段により正確に計測でき、また、各撮像倍率kR1,kR2についても、モニタ画面上のX線透視画像の大きさと治具の既知寸法Lとから容易に知ることができ、更に、kについても装置定数としてあらかじめ把握することができ、従ってR1,R2についても容易に知ることができる。そして、これらの既知の数値Δd、およびR1,R2を用いることにより、以下の計算によってX線源1の焦点1aとX線検出手段2の受光面2aとのなす距離Di、および、同焦点1aから位置P1並びにP2とのなす距離を算出することができる。
【0013】
すなわち、図1において、
D1・R1=Di
D2・R2=Di
D2=D1+Δd
であるから、
【0014】
D1=Δd・R2/(R1−R2)・・・・(1)
D2=Δd・R1/(R1−R2)・・・・(2)
Di=Δd・R1・R2(R1−R2)・・・・(3)
によって算出することができる。
【0015】
以上のDiと、D1もしくはD2を用いることにより、撮像倍率を正確に計算することができる。
すなわち、例えば測定台3の位置をP2を基準として用いる場合、位置P2にある測定台3上に測定対象物を載せ、モニタ画面上で適当な大きさとなるように測定台3を移動させたとき、測長手段によって読み取った移動量がΔDであったとすると、X線検出手段2の受光面2a上の像の測定対象物の実寸に対する倍率Rxは、
Rx=Di/(D2+ΔD)・・・・(4)
によって正確に求めることができ、モニタ画面上の測定対象物のX線透視画像の撮像倍率は、前記した比kを乗じてkRxとして正確に求めることができる。また、X線源1とX線検出手段2とを相対的に移動可能とした装置、例えばX線検出手段2をX線源1に対して接近・離隔する向きに移動可能とした装置においては、測定台3と同様に、X線検出手段2の移動量については測長手段を設けることによって正確に計測することができるので、その移動量をDiに対して加算もしくは減算することによって、X線検出手段2を移動させても正確な撮像倍率を求めることができる。
【0016】
また、上記のように測定台3上に被写体Wとして治具を配置するとともに、X線検出手段2の受光面に対して他の治具を密着配置した状態でX線透視像を観察し、測定台3上の治具と受光面に密着した治具のX線透視像の大きさの相違から、測定台3上の治具のX線検出手段の受光面上への結像倍率R1,R2を直接的に知ることができ、この手法を用いて求めたR1,R2を上記した(1)〜(3)式に代入しても、同等の作用効果を奏することができ、本発明はこの手法をも包含する。
【0017】
また、以上のような撮像倍率の計算は、X線透視装置並びにX線断層像撮像装置の双方に等しく適用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について述べる。
図2は本発明方法を適用するX線撮像装置の構成を示すブロック図である。
【0019】
この例における装置はX線透視装置であって、X線源11と、それに対向して配置された、例えばイメージインテンシファイアおよびCCDからなるX線検出器12、これらの間に配置された測定台13、X線検出器2からの画素出力を用いて測定対象物のX線透視像を構築して表示装置14に表示させる画像処理機能を備えた演算・制御装置15を備えている。また、測定台13は、駆動機構13aによってX線源11とX線検出器12を結ぶ方向に移動させることができ、その移動量はリニアエンコーダ13bによって刻々と検出され、演算・制御装置15に取り込まれる。更に、X線検出器12についても、駆動機構12aによってX線源11に対して接近・離隔する方向に移動させることができ、かつ、その移動量についてもリニアエンコーダ12bにより刻々と検出され、演算・制御装置15に取り込まれる。演算・制御装置15では、これらのリニアエンコーダ12b,13bの出力に基づき、X線源11とX線検出器12とのなす距離、および、X線源11と測定台13とのなす距離を表示装置14に刻々と表示するように構成されている。
【0020】
さて、以上の装置において、表示装置14に表示されるX線源11とX線検出器12とのなす距離、および、X線源11と測定台13とのなす距離は、前記したようにX線源11の焦点とX線検出器12の受光面との距離、および同焦点と測定台13とのなす距離を正確に表してはおらず、不確定要素を含み、これらをそのまま用いたのでは正確な撮像倍率を求めることはできない。そこで、以下の較正動作を実行する。
【0021】
撮像倍率較正用として、図3に正面図を示すような治具20を用意する。この治具20は、例えばアクリル板21に一定の間隔、例えば正確に10mmの間隔を開けて2本のマーク22a,22bを形成したものであり、各マーク22a,22bは、アクリル板21に細く浅い溝を彫って、そこに鉛の粉を埋め込んだ状態で接着することによって形成されている。
【0022】
較正動作においては、X線検出器12の位置を固定するとともに、任意の位置における測定台13上に、マーク22a,22bの広がり方向がX線の光軸に直交するように治具20をセットしてそのX線透視画像を表示装置14に表示させる。そのときのX線透視画像におけるマーク22a,22b間の距離を測定することにより、その状態における撮像倍率kR1を計測する。次に、測定台3をX線源11から遠ざかる向きに適当量だけ移動させる。リニアエンコーダ13bの出力に基づいて表示装置14に表示されている測定台13のX線源11からの距離の表示値は、正確にX線焦点からの距離を表すものではないが、測定台13の移動量Δdについては、移動前後の表示値の差から正確に知ることができる。そして、そのΔdだけ移動させた後、その状態において表示装置14に表示されている治具20のX線透視画像におけるマーク22a,22b間の距離を測定して、撮像倍率kR2を計測する。
【0023】
次に、X線検出器12の受光面への結像の大きさと、その像の表示装置14の画面上での大きさとの比k(既知)を用いて、移動前後における撮像倍率kR1およびkR2から、測定台13の移動前後におけるX線検出器12の受光面上での倍率R1,R2を求める。
【0024】
以上の動作により、X線源11の焦点から移動前の測定台13(治具20)までの距離D1と、X線源11の焦点からX線検出器12の受光面までの距離D2、およびX線源11の焦点からX線検出器12の受光面までの距離Diを、前記した(1)〜(3)式を用いて正確に算出することができる。
【0025】
このDiと、D1もしくはD2を記憶ないしは記録しておくことによって、測定台13またはX線検出器12を大きく移動させない限り、これらを任意の位置に移動させても、その移動量さえリニアエンコーダ12b,13bにより正確に計測することによって、各部寸法が未知の測定対象物を測定台13上に載せて、そのX線透視画像を表示装置14に表示したときに、その正確な撮像倍率を求めることができる。具体的には、例えば較正動作を行った状態で、測定台13のみをX線検出器12側にΔDだけ移動させた場合には、前記した(4)式および前記した比kから表示装置14の画面上での撮像倍率を正確に求めることができる。また、較正動作の行った状態で測定台13を移動させず、X線検出器12をX線源11から遠ざかる向きにΔD′だけ移動させ場合には、
Rx′=(Di+ΔD′)/D2・・・・(5)
によりX線検出器12の受光面上での倍率を求め、それにkを乗じることによって表示装置14の画面上での撮像倍率を求めることができる。
【0026】
ここで、以上の説明においては、較正動作において、表示装置14の画面上に表示された治具20のX線透視画像の大きさを計測することによって治具20の撮像倍率kR1,kR2を求めたが、以下の手法によっても治具20の表示装置14の画面上での像の倍率R1,R2を求めることができる。
【0027】
すなわち、図3に示した治具20に加えて、図4に正面図を示すような治具30を用いる。この治具30は、治具20と同様にアクリル板31を基体とし、その表面に複数本のマーク32a,32b,32c・・・・を付したものであり、互いに隣接するマーク間のピッチは治具20のマーク22a,22b間のピッチと等しく、例えば10mmである。また、この治具30の各マーク32a,32b,32c・・・・は、治具20のマーク22a,22bと同様に、アクリル板31の表面に浅い溝を形成してその内部に鉛の粉を埋め込んで接着することによって形成しているのであるが、その幅はマーク22a,22bよりも太くしている。
【0028】
この治具30を用いることによって、表示装置14の画面上において治具20のX線透視画像の大きさを計測することなく、簡易にX線検出器12の受光面上での治具20の像の倍率R1,R2を求めることができる。
【0029】
すなわち、較正動作においては、図5に示すように、先の例と同様に治具20を測定台13上に載せる一方、治具30をX線検出器12の受光面に密着させた状態で固定する。この状態においてX線源11を駆動してX線を発生すると、測定台13上の治具20は、X線源11の焦点とX線検出器12の受光面との距離、およびX線源11の焦点と治具20間の距離に応じた倍率のもとにX線検出器12の受光面上に結像する一方、X線検出器12の受光面に密着配置された治具30の像は、その受光面上に実物大で結像する。
【0030】
そこで、治具20および30のX線透視画像を表示装置14の画面上で観察しながら測定台13を適宜に移動させ、まず、治具20のX線検出器12の受光面上での像の倍率が第1の規定の整数倍、例えば4倍になった位置で測定台13を停止させる。結像倍率が整数倍になったことは、図6に表示装置14の画面を例示するように、治具20のマーク22a,22bの画像の双方が、治具30のマーク32a,32b,32c・・・・の画像のいずれかに重なり合うことによって知ることができ、図6(A)は4倍を、同図(B)は3倍になった状態示している。
【0031】
次に、測定台3をX線検出器12側に移動させ、同様にして治具20の結像の倍率が第2の規定の整数倍、例えば3倍、になった位置で測定台13を停止させる。そして、その移動前後のリニアエンコーダ13bの出力から、その移動量Δdを正確に知り、前記した(1)〜(3)式において、第1の整数倍をR1,第の整数倍をR2としてX線源11の焦点と移動前の測定台13との間の距離D1、X線源11と移動後の測定台13との間の距離D2、およびX線源11の焦点とX線検出器12の検出面との間の距離Diを求める。これらを記憶もしくは記憶しておくことにより、測定対象物を測定台13上に載せ、測定台13もしくはX線検出器12を任意に移動させたときの表示装置14の画面上での撮像倍率を、(4)または(5)式を用いてRxないしはRx′を求め、定数kを乗じることによって正確に求めることができる。
【0032】
なお、以上の各較正動作の例において用いた治具20あるいは30の形状や構造については、特に限定されるものではなく、上記した各説明において明らかとなっている機能を有してさえいれば、任意の形状・構造のものを用い得ることは勿論である。
【0033】
また、以上はX線透視装置に対して本発明を適用した例を示したが、X線断層像撮像装置(CT装置)についても、そのX線透視像の撮像機能を用いることによって、上記した各例と同等の較正動作のもとに正確にその撮像倍率を求めることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、簡単な治具を用いて測定台上に載せ、その測定台を2箇所に移動させてX線透視像を撮像することにより、X線源の焦点とX線検出手段の受光面とのなす距離、およびX線源の焦点と測定台とのなす距離を簡単な計算によって正確に求めることができ、以後、X線検出手段および/または測定台を適宜に移動させても、その移動量さえ正確に計測する機能を有してさえいれば、測定対象物の撮像倍率を正確に求めることができ、測定対象物のX線透視像もしくは断層像をもとにした厳密な解析ないしは計測を行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明方法を適用して撮像倍率の較正を行うことのできるX線撮像装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明方法を適用した撮像倍率の較正動作の一例に用いる治具の構成例を示す正面図である。
【図4】本発明方法を適用した撮像倍率の較正動作の他の例において、図3の治具20と併せて用いる治具の構成例を示す正面図である。
【図5】図3および図4の治具20,30を用いる撮像倍率の較正動作の説明図である。
【図6】図5の較正動作において表示装置14の画面から、治具20のX線検出器12の受光面上で結像倍率を知る方法の説明図で、(A)は4倍を、(B)は3倍になった状態を示す図である。
【符号の説明】
11 X線源
12 X線検出器
12a 駆動機構
12b リニアエンコーダ
13 測定台
13a 駆動機構
13b リニアエンコーダ
14 表示装置
15 演算・制御装置
20 治具
21 アクリル板
22a,22b マーク
30 治具
31 アクリル板
32a,32b,32c マーク
Claims (1)
- X線源と、そのX線源からのX線が入射するX線検出手段と、そのX線源とX線検出手段の間に設けられ、少なくともこれら両者を結ぶ方向への駆動機構を備えた測定台と、その駆動機構による測定台の移動距離を計測する測長手段と、上記X線検出手段の出力を用いて測定台上に載せられている被写体のX線透視像を構築する画像処理手段を備えたX線撮像装置における撮像倍率を較正する方法であって、
上記測定台上に寸法既知の治具を載せた状態で、当該測定台をX線源とX線検出手段を結ぶ方向に移動させ、その移動前後における治具のX線透視像の撮像倍率kR1,kR2、もしくはX線検出手段上への結像倍率R1,R2と、測定台の移動距離Δdを用いて、X線源の焦点とX線検出手段の受光面間の距離Diと、X線源の焦点と移動前の位置P1における測定台上の治具とのなす距離D1、もしくはX線源と移動後の位置P2における測定台上の治具とのなす距離D2を算出して、これらを測定台の任意位置における撮像倍率の演算のためのデータとして記憶もしくは記録することを特徴とするX線撮像装置における撮像倍率の較正方法。
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