JPH0534131A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法及び画像処理装置

Info

Publication number
JPH0534131A
JPH0534131A JP3195373A JP19537391A JPH0534131A JP H0534131 A JPH0534131 A JP H0534131A JP 3195373 A JP3195373 A JP 3195373A JP 19537391 A JP19537391 A JP 19537391A JP H0534131 A JPH0534131 A JP H0534131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
inspected
images
ray
rays
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3195373A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Suzuki
伸二 鈴木
Moritoshi Ando
護俊 安藤
Satoshi Iwata
敏 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3195373A priority Critical patent/JPH0534131A/ja
Publication of JPH0534131A publication Critical patent/JPH0534131A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、被検査物のX線透視画像により非
破壊検査を行う画像処理装置に関し、X線透過画像より
奥行き情報を得ることを目的とする。 【構成】 被検査物4からの透過X線から複数の画像を
10個のラインセンサ6 1 〜610より得る。この複数の
画像を位相配列メモリ12に再配列してずれ量を得て、
このずれ量よりCPU10において被検査物4の複数の
画像から、X線源2より被検査物4の検査対象(A,
B)までの距離、すなわちA,B間の距離の奥行きを算
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検査物のX線透視画
像により非破壊検査を行う画像処理方法に関する。
【0002】近年、X線を用いたラジオグラフィによる
非破壊検査は二次元のX線画像により行われており、こ
の二次元のX線透視画像は被検査物の奥行き方向の画像
が重なる状態で表示される。従って、非破壊検査では、
被検査物の奥行き情報(立体画像)による観測が強く要
求されている。
【0003】
【従来の技術】従来、X線を用いたラジオグラティによ
る非破壊検査は、通常、単一の二次元X線画像を調べ
る。単一の物質で構成される被検査物の場合、検査対象
部分にX線をあてると、その物体の量に応じて放射線の
透過量が異なることから、X線の透視画像を解析するこ
とにより、被検査物における欠陥箇所を発見することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、被検査物が複
数の異なる物質で構成する場合には、X線透視画像は複
数の物体が重なった像となって観測される。すなわち、
被検査物が複数の異なる物質で構成されている場合に
は、X線透視画像も複数の投影画像が重なって観測され
るという問題がある。
【0005】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、X線透視画像より奥行き情報を得る画像処理方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、X線源より
被検査物にX線を照射することにより、検出手段で得ら
れるX線透視画像から物体検査を行うための画像処理方
法において、前記検出手段で複数の前記X線透視画像を
検出させ、前記被検査物に照射するX線の照射角度を、
該複数のX線透視画像間で画像対応可能な微小角度で変
化させ、該被検査物の奥行きを得るために、該複数のX
線透視画像間を比較させることにより解決される。
【0007】
【作用】上述のように、被検査物からの透過X線から微
小量ずれた複数の画像を得る。この微小量のずれは、複
数の画像の対応点がとれるずれ量であり、このずれ量よ
り被検査物の複数の画像から得られるずれ量より、X線
源から被検査物の検査対象までの距離を算出することが
可能となる。すなわち、このずれ量より三角測量法の原
理より被検査物の奥行き情報が得られる。
【0008】これにより、X線による非破壊検査を行う
場合に、被検査物の奥行き情報が得ることが可能とな
り、より高精度な検査を行うことが可能となる。
【0009】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の構成図を示す。
図1の画像処理装置1において、X線源2とスクリーン
3間をステージ(図示せず)等により被検査物4が水平
移動される。この被検査物4の両面に、例えば円板状の
物質A,Bが実装されているものとする。
【0010】スクリーン3の下方には、例えばレンズ5
1 〜510を介在させて検出手段である10個のラインセ
ンサ(例えば、CCD)61 〜610が微小間で並設され
る。各ラインセンサ61〜610より出力される画像デー
タは、それぞれ対応するA/D変換ユニット71 〜710
によりディジタルに変換され、画像入力ユニット81
10により書き込み制御されてメモリ91 〜910にそれ
ぞれ同時に記憶される。これらの書き込みは、CPU1
0によりバス11を介して制御されると共に、メモリ9
1 〜910に記憶されたそれぞれの画像データは位相配列
メモリ12に再配列される。これら、A/D変換ユニッ
ト71 〜710、画像入力ユニット81 〜810、メモリ9
1 〜910、CPU10及び位相配列メモリ12により処
理手段20を構成する。
【0011】ここで、図2に、図1における画像データ
の記憶の再配列を説明するための図を示す。図2におい
て、それぞれのラインセンサ61 〜610から入力され
る。画データは、被検査物4上部の物体Aの画像と、下
部の物体Bの画像とが重畳された画像となる。すなわ
ち、それぞれのラインセンサ61 〜610によって物体
A,Bの相対的位置がずれた画像となってメモリ91
10に記憶される。これは、被検査物4にX線源2のX
線照角度を変化させた場合も同様である。
【0012】そして、メモリ91 〜910に記憶された1
0画面の画像中、同じ縦ライン方向でのデータを位相配
列メモリ12上にラインセンサ61 〜610の並びの順に
再配列する。図2に示すように、物体Aの移動量RA
物体Bの移動量RB からラインセンサ61 〜610での画
像の配置変位を知ることができる。この場合は、移動距
離が長いほど、被検査物4がX線源2より遠いことにな
る。すなわち、物体Aの移動量RA と物体Bの移動量R
B より、物体A,Bの画像のずれ量L1 〜L9 を得るこ
とができる。
【0013】次に、図3及び図4に、本発明の画像処理
を説明するための図を示す。ここで、図3(A),
(B)に示すように、X線源2を微小に変化させると、
スクリーン3上に投影される画像位置にずれを生じる。
ところで、X線源2とスクーン3間の被検査物4の位置
により図3(A)と図3(B)、該X線源2を同じ量だ
け変化させてもスクリーン3上でのずれ量は異なってく
る。このずれ量の差は、X線源2から被検査物4までの
距離に反比例する。従って、このずれ量を測定すれば被
検査物4の奥行きの情報を、両眼立体視のステレオ画像
から三角測量法により求めることができる。
【0014】ところが、この場合ステレオ画像における
左右の画像上で対応する点を求める必要があるが、X線
による透視画像では内部画像が総て積算された状態で存
在することからコントラストが悪く、又は特徴点の配置
が変化して対応する点を求めることが困難となる。
【0015】すなわち、本発明はX線源2又は検出器の
位置を微小変化させることで対応点を得るもので、検出
器を10個のラインセンサ61 〜610を微小間隔で並設
させることによりX線源2と相対的に位置の微小変化さ
せるものである。
【0016】そこで、図4に、例えば、2つのラインセ
ンサ61 ,62 を取り出してこれらの画像処理方法を説
明する。
【0017】図4において、X線源2から照射されたX
線は被検査物4を透過し、スクリーン3にその像を映
す。被検査物4は両面の物体A,Bの間隔がDであり、
ステージ(図示せず)によって一定スピードS1 で移動
される。スクリーン3上に投影させた画像は隣接する二
箇所のラインセンサ61 ,62 でそれぞれ画像入力を行
い、それぞれのラインセンサ61 ,62 にで入力された
画像の位置のずれ量(測定画像位置差)をCPU10に
おいて比較することによって奥行き情報を得る。すなわ
ち、図4においてラインセンサ62 に入力する画像は光
の経路C1 −C 2 を通った画像であり、同様にラインセ
ンサ61は光の経路C3 −C4 を通った画像である。図
からラインセンサ62 とラインセンサ61 の経路間の距
離x1 ,x2 (C1 −C3 ,C2 −C4 間)はX線源2
からの距離が離れれば離れるほど開き、これが入力画像
の位置のずれとなる。この場合、ラインセンサで入力す
る画像は、被検査物4に対して常に特定の照射角度
θ1 ,θ2 で照射された光による投影像を入力すること
ができる。
【0018】ここで、Yを線源からスクリーンまでの距
離、y(y1 ,y2 )を線源からサンプルまでの距離、
x(x1 ,x2 )をラインセンサ61 ,62 が入力する
光の経路間隔、Xをラインセンサ間の距離、S1 をステ
ージ移動速度、S2 をラインセンサの画像入力速度、θ
1 を線源の中心線からのラインセンサ61 の角度、θ 2
を線源の中心線からのラインセンサ62 の角度、Lを入
力した画像中での位置差(画素)、tを画像入力時間、
とする。
【0019】従って、距離=ステージ移動速度×画像入
力時間であるから、 X(x1 ,x2 )=S1 ・t …(1) が得られ、同様に、測定画像位置差L(L1 〜L9 図2参照)=画像入力速度× 画像入力時間であるから L=S2 ・t …(2) が得られる。
【0020】 (1)式、(2)式によりtを消去すると x=L(S1 /S2 ) …(3) となる。いま、幾何学的関係から y/Y=x/X …(4) が成立し、(3)式、(4)式に代入してyを求めると、 y(y1 ,y2 )=Y{L(S1 /S2 )/X} …(5) となる。照射角度θ1 ,θ2 を用いて置き換えると、 Y/X=(1/tanθ1 )−(1/tanθ2 ) …(6) となることから、 y(y1 ,y2 )=L(S1 /S2 ) {(1/tanθ1 )−(1−tanθ2 )} …(7) となる。
【0021】よって、X線源2から被検査物4の距離
(y2 −y1 )は画像投影位置のずれ量L1 〜L9 に比
例する。従って、図1におけるCPU10において、位
相配列メモリ12よりこのずれ量L1 〜L9 を画像入力
時間差(移動量RA ,Rb の差)から得ることにより、
被検査物4のX線源2からの距離情報(y2 −y1 )の
画像を(7)式又は(5)式より得ることができる。す
なわち、両眼立体視における、三角測量の原理から被検
査物4の奥行き情報(物体A,Bの位置D)を得ること
ができる。
【0022】このように、両眼立体視における対応点の
探索が自動的に容易に行うことができ、X線透視画像の
奥行き情報を付加することができる。
【0023】なお、上記実施例では、検出手段にライン
センサを使用した場合を示したが、二次元センサのライ
ン検出できるセンサを用いても同様の効果を有する。ま
た、X線の照射角度を変化させる方法として複数のライ
ンセンサを用いたが、左右の二次元センサ配設してX線
源2を水平方向に微小変化させてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、X線の照
射角度を微小に変化させて得られた被検査物の複数の画
像からずれ量を算出して、該ずれ量から被検査物の位置
を得ることにより、X線透視画像の奥行き情報を得るこ
とができ、X線を用いた非破壊検査の精度、効率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1における画像データの記憶の再配列を説明
するための図である。
【図3】本発明の画像処理を説明するための図である。
【図4】本発明の画像処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 X線源 3 スクリーン 4 被検査物 51 〜510 レンズ 61 〜610 ラインセンサ 71 〜710 A/D変換ユニット 81 〜810 画像入力ユニット 91 〜910 メモリ 10 CPU 11 バス 12 位相配列メモリ 20 処理手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線源(2)より被検査物(4)にX線
    を照射することにより、検出手段(61 〜610)で得ら
    れるX線透視画像から物体検査を行うための画像処理方
    法において、 前記検出手段(61 〜610)で複数の前記X線透視画像
    を検出させ、 前記被検査物(4)に照射するX線の照射角度を、該複
    数のX線透視画像間で画像対応可能な微小角度で変化さ
    せ、 該被検査物(4)の奥行き情報を得るために、該複数の
    X線透視画像間を比較させ、 ることを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 被検査物(4)にX線を照射するX線源
    (2)と、 該被検査物(4)からの透過X線から微小量ずれた複数
    の画像を得る検出手段(61 〜610)と、 該検出手段(61 〜610)の複数の画像より該複数のず
    れ量を検出し、該ずれ量より該被検査物(4)の奥行情
    報を得る処理手段(20)と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、ラインセンサ(61
    10)を微小間隔で並列させると共に、 前記処理手段(20)は、該ラインセンサ((61 〜6
    10)への画像入力時間差により前記ずれ量を検出するこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
JP3195373A 1991-08-05 1991-08-05 画像処理方法及び画像処理装置 Withdrawn JPH0534131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3195373A JPH0534131A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 画像処理方法及び画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3195373A JPH0534131A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 画像処理方法及び画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0534131A true JPH0534131A (ja) 1993-02-09

Family

ID=16340094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3195373A Withdrawn JPH0534131A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 画像処理方法及び画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0534131A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177760A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Nagoya Electric Works Co Ltd X線検査装置、x線検査方法およびx線検査プログラム
JP2010509608A (ja) * 2006-11-14 2010-03-25 トモグラフィア デ オルミゴン アルマド エセ アー 特にコンクリート構造内の鉄筋の検査に適するトモグラフィ決定を改善する方法および配置
JP2011149701A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Shonai Create Kogyo:Kk ラインセンサーカメラを用いたx線検査装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177760A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Nagoya Electric Works Co Ltd X線検査装置、x線検査方法およびx線検査プログラム
JP2010509608A (ja) * 2006-11-14 2010-03-25 トモグラフィア デ オルミゴン アルマド エセ アー 特にコンクリート構造内の鉄筋の検査に適するトモグラフィ決定を改善する方法および配置
JP2011149701A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Shonai Create Kogyo:Kk ラインセンサーカメラを用いたx線検査装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5028799A (en) Method and apparatus for three dimensional object surface determination using co-planar data from multiple sensors
US5216476A (en) Photogrammetric laser system
US8345817B2 (en) Apparatus and method for non-rotational computer tomography
US20060078085A1 (en) Stereoscopic x-ray imaging apparatus for obtaining three dimensional coordinates
KR950035535A (ko) 단층촬영기 및 그를 사용한 검사 및 수리장치
JPH10104174A (ja) 電気接続検査装置
JP2000287958A (ja) 立体式放射線撮像方法及び装置
KR20120062624A (ko) 엑스선 회절장치 및 엑스선 회절측정방법
JPS62226009A (ja) 写真測量的被写体検出方法
US6927864B2 (en) Method and system for determining dimensions of optically recognizable features
US6115449A (en) Apparatus for quantitative stereoscopic radiography
JPH0260329B2 (ja)
TW200422607A (en) Precise x-ray inspection system utilizing multiple linear sensors
JPS593685B2 (ja) 写真像走査装置
US20030016781A1 (en) Method and apparatus for quantitative stereo radiographic image analysis
JPH01235839A (ja) 透過線像を作製するための装置及び方法
JPH0534131A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2007064906A (ja) X線撮影装置
JPS62284250A (ja) 産業用ctスキヤナ
JP2003148936A (ja) 光切断法による対象物の三次元計測方法
US6118843A (en) Quantitative stereoscopic radiography method
JPS6221969Y2 (ja)
JPH0792111A (ja) 欠陥深さ位置検出装置及びその方法
JPH0337513A (ja) 3次元位置・速度計測装置
JPH01297772A (ja) 欠陥異物検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981112