JP4396663B2 - カラオケ装置及びマイクロフォン - Google Patents

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Description

本発明は、カラオケ装置に関し、特に背景映像の制御技術に関する。
従来、カラオケの歌詞を示す歌詞テロップとカラオケの背景映像とをモニタ画面に表示し、再生したカラオケ曲及びマイク音声をスピーカから出力するカラオケ装置が知られている。
例えば一般的に大人向けと思われるジャンル(例えば演歌やポップスなど)のカラオケ曲の場合、その背景映像中に大人向けの映像内容が含まれている場合がある。そのため、例えば子供がそのような一般的に大人向けと思われるジャンルの曲を選んだ場合、上述した大人向けの映像内容が含まれる背景映像がモニタ画面に表示されてしまうこことなる。
このような事態が生じては、子供に悪影響を与えるおそれがあるため、好ましくない。そこで、例えば特許文献1に開示された発明では、利用者が子供モードを選択設定した場合には、大人向けの映像内容が含まれる背景映像を再生しないようにしている。
また、従来より複数のテレビカメラにより撮影された画像情報によって人の位置を認識する技術が知られている(特許文献2参照)。
特開平10−20869号公報 特許第3714706号公報(第3頁)
現在、例えば特開2002−99223号公報に開示されているように、見る方向によって異なる内容を表示できる表示装置が開発されている。これを上手く利用すれば、子供と大人が共に歌唱する際に、大人は大人向けの背景映像を見ることとなるが、子供はその大人向けの背景映像を見ることはできず、別の背景映像を見るようにすることが可能である。
しかし、上述の特開2002−99223号公報には、見る方向によって異なる映像を表示できる表示装置の構成が開示されているだけである。例えばカウンターやテーブルの上面に設けた表示装置を挟んで店員と客が対面した場合に、店員は左側から、客は右側から表示装置を見るとすれば、客には見せたくなく店員のみが見ることのできる表示内容については、右側から見えないように設定しておくのである。
このような使用方法を前提とした場合には問題ないが、カラオケに適用した場合には、下記のような問題がある。つまり、カラオケを歌唱している人は特定の場所に必ずいるとは限らず、背景映像を表示している表示装置を右側から見る位置にいる場合もあれば、左側から見る位置にいる場合もあり、中央から見る位置にいる場合もある。そしてさら、大人と子供が離れて歌唱している場合もあれば、くっついて歌唱している場合もある。
このように、歌唱している子供と大人の位置が予め定まっていないため、カラオケにそのまま適用することはできない。
また、上述の特許第3714706号公報には、複数のテレビカメラにより撮影された画像情報によって人の位置を認識する構成が開示されているだけであり、その人が子供か大人かを認識できない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、例えば子供と大人が共に歌唱して楽しむ場合、子供と大人の位置を認識して、それぞれに適した背景映像を表示させることで、よりカラオケを楽しめるようにすることを目的とする。
本発明のカラオケ装置(1:なお、この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための最良の形態」欄において説明した構成要素を括弧内に示すが、この記載によって特許請求の範囲を限定することを意味するものではない。)は、第1の歌唱者によるカラオケ歌唱の音声信号を入力する第1のマイクロフォン(25a)と、第2の歌唱者によるカラオケ歌唱の音声信号を入力する第2のマイクロフォン(25b)と、歌詞テロップ及び背景映像を表示する表示手段(36)と、選択されたカラオケ楽曲を演奏し且つ歌詞テロップ及び背景映像を表示手段に表示させる制御手段(12)とを備える。
そして、前記カラオケ楽曲としては、背景映像に第1の映像と第2の映像とが含まれている特定のカラオケ楽曲があり、表示手段は、同一の表示画面に対する第1の視点及び第2の視点にそれぞれ対応する第1の表示方向及び第2の表示方向に、互いに異なる第1の映像及び第2の映像を同時に表示可能に構成されている。
さらに、カラオケ装置は、第1のマイクロフォンに設けられ、第1の周波数を有する光を放射するように構成された第1の発光手段(27a)と、第2のマイクロフォンに設けられ、第1の周波数とは異なる第2の周波数を有する光を放射するように構成された第2の発光手段(27b)と、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンが第1の領域及び第2の領域を有する設定領域内に存在する際に、第1の発光手段及び第2の発光手段によって放射された光を撮影可能に配置され、その撮影した光に基づいて画像信号を出力する撮影手段(34)と、撮影手段によって出力された画像信号から第1の周波数を有する光の画像信号のみを抽出する第1の抽出手段(35、37)と、撮影手段によって出力された光の画像信号から第2の周波数を有する光の画像信号のみを抽出する第2の抽出手段(35,37)と、第1の抽出手段及び第2の抽出手段によって抽出された光の画像信号に基づいて第1の発光手段の位置及び第2の発光手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断する判断手段(12)と、第1の領域及び第2の領域と第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を記憶する記憶手段(16)とを備える。
そして、制御手段は、前記特定のカラオケ楽曲が選択されている場合には、そのカラオケ楽曲が選択されてからそのカラオケ楽曲の演奏が終了するまでの間、第1の発光手段の位置及び第2の発光手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断するよう判断手段を制御し、その判断された存在位置と、記憶手段に記憶された対応関係とに基づいて、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を判定し、その判定した対応関係に基づいて、第1の表示方向及び第2の表示方向に表示させるための映像内容を決定し、その決定した映像内容に応じて第1の映像または第2の映像を選択して表示手段へ表示させる。
上述のように、本発明のカラオケ装置によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、第1のマイクロフォンに設けられた第1の発光手段が第1の周波数を有する光を放射し、第2のマイクロフォンに設けられた第2の発光手段が第1の周波数とは異なる第2の周波数を有する光を放射する。そして、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンが第1の領域及び第2の領域を有する設定領域内に存在する際に、撮影手段が、第1の発光手段及び第2の発光手段によって放射された光を撮影し、その撮影した光に基づいて画像信号を出力する。
そして、第1の抽出手段及び第2の抽出手段が、その出力された画像信号から第1の周波数及び第2の周波数を有する光の画像信号のみをそれぞれ抽出する。判断手段が、その抽出された光の画像信号に基づいて第1の発光手段の位置及び第2の発光手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断する。制御手段が、その判断された存在位置と、記憶手段に記憶された対応関係とに基づいて、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を判定する。
例えば第1の歌唱者が大人で、第2の歌唱者が子供であって、2人で一緒にカラオケ曲を歌唱する場合を例に挙げて説明する。「特定のカラオケ楽曲」とは、背景映像に第1の映像と第2の映像とが含まれているカラオケ楽曲であり、例えば、背景映像に大人向けの映像内容が第2の映像として含まれているようなカラオケ楽曲である。このカラオケ楽曲が選択されると、第1の歌唱者(大人)、第2の歌唱者(子供)は、それぞれ第1のマイクロフォン(大人用マイク25a)、第2のマイクロフォン(子供用マイク25b)を持ってカラオケ歌唱の準備をする。そして、第1のマイクロフォン(大人用マイク25a)と第2のマイクロフォン(子供用マイク25b)の位置の判定を開始する。ただし、絶対位置ではなく、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を判定する。
このようにして自動的に位置関係を判定し、制御手段が、その判定した対応関係に基づいて、例えば大人が存在すると推定される表示方向に表示するための映像内容及び子供が存在すると推定される表示方向に表示するための映像内容を決定し、その決定した映像内容に応じた背景映像を表示手段に表示させれば、それぞれに適した背景映像を表示させることができ、よりカラオケを楽しむことができる。
また、特定のカラオケ楽曲が選択されている場合には、そのカラオケ楽曲が選択されてからそのカラオケ楽曲の演奏が終了するまでの間、制御手段が、マイクロフォンの位置に基づいて背景映像の出力制御を行なう。したがって、例えばカラオケ歌唱中に子供が位置を変えて、その大人向けの背景映像を見ることができる位置に来た場合には、自動的に位置関係を判定し、その判定した対応関係に基づいて、子供には大人向けの背景映像を見せないようにすることができる。
なお、第1の発光手段及び第2の発光手段は、マイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、マイクロフォンの略水平方向へ第1の周波数を有する光及び第2の周波数を有する光をそれぞれ放射できるとよい。
すなわち、請求項2に記載のように、第1の発光手段は、第1の周波数を有する光を発する第1の発光部(263)と、第1のマイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、第1のマイクロフォンの略水平方向へ発光部から発した光を放射する第1の反射体(259,261)と、を備える。また、第2の発光手段は、第2の周波数を有する光を発する第2の発光部(263)と、第2のマイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、第2のマイクロフォンの略水平方向へ発光部から発した光を放射する第2の反射体(259,261)とを備えるとよい。
このように構成されたカラオケ装置によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、第1の発光手段が備える第1の発光部が第1の周波数を有する光を発し、第2の発光手段が備える第2の発光部が第2の周波数を有する光を発する。そして、マイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、反射体が、マイクロフォンの略水平方向へ発光部から発した光を放射するように構成されているので、マイクロフォンの略水平方向へ発光部から発した光を放射できる。
例えばマイクロフォンが略球体の一部を有する受音部と、その受音部に接続する握り手部とを備えている場合には、外部からの音声を受音する際には、一般的に利用者は受音部を持たずに、握り手部を持つ。よって、本発明では反射体を利用者によって持たれることが少ない受音部に設けた。そして、反射体が、マイクロフォンの略水平方向へ発光部から発した光を放射できるので、例えば歌唱者が、マイクロフォンに設けられた発光手段を撮影手段の方へ向けて握り手部を意識的に持つ必要がない。したがって、歌唱者は、マイクロフォンの握り手部を持ちやすいように自由に持つことができるので、カラオケを集中して楽しむことができる。
また、大人用マイクと子供用マイクとにそれぞれ設けられた映像手段がカラオケルームなどの天井に異なる画像を映写し、その天井に映写された画像を撮影し、その撮影した画像信号に基づいてマイク位置を判断するように構成してもよい。
すなわち、請求項に記載のように、第1の歌唱者によるカラオケ歌唱の音声信号を入力する第1のマイクロフォン(45a)と、第2の歌唱者によるカラオケ歌唱の音声信号を入力する第2のマイクロフォン(45b)と、歌詞テロップ及び背景映像を表示する表示手段(36)と、選択されたカラオケ楽曲を演奏し且つ歌詞テロップ及び背景映像を表示手段に表示させる制御手段(12)とを備える。
そして、前記カラオケ楽曲としては、背景映像に第1の映像と第2の映像とが含まれている特定のカラオケ楽曲があり、表示手段は、同一の表示画面に対する第1の視点及び第2の視点にそれぞれ対応する第1の表示方向及び第2の表示方向に、互いに異なる第1の映像及び第2の映像を同時に表示可能に構成されている。
さらに、第1のマイクロフォンに設けられ、画像を映写可能な天井に第1の画像を映写可能に構成された第1の映像手段(47a)と、第2のマイクロフォンに設けられ、天井に第1の画像とは異なる第2の画像を映写可能に構成された第2の映像手段(47b)と、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンによって前記天井に映写された画像が第1の領域及び第2の領域を有する設定領域内に存在する際に、第1の映像手段及び第2の映像手段によって天井に映写された第1の画像及び第2の画像を撮影可能に配置され、その撮影した画像に基づいて画像信号を出力する撮影手段(44)と、撮影手段によって出力された画像信号に基づいて第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が第1の領域内もしくは前記第2の領域内に存在するか否かを判断する判断手段(12)と、第1の領域及び第2の領域と、第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を記憶する記憶手段(16)とを備える。
そして、制御手段は、前記特定のカラオケ楽曲が選択されている場合には、そのカラオケ楽曲が選択されてからそのカラオケ楽曲の演奏が終了するまでの間、第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断するよう判断手段を制御し、その判断された存在位置と、記憶手段に記憶された対応関係とに基づいて、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を判定し、その判定した対応関係に基づいて、第1の表示方向及び第2の表示方向に表示させるための映像内容を決定し、その決定した映像内容に応じて第1の映像または第2の映像を選択して表示手段へ表示させる。
このように構成されたカラオケ装置によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、第1のマイクロフォンに設けられた第1の映像手段が天井に第1の画像を映写し、第2のマイクロフォンに設けられた第2の映像手段が天井に第1の画像とは異なる第2の画像を映写する。そして、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンが画像を映写可能な天井、第1の領域及び第2の領域を有する設定領域内に存在する際に、撮影手段が、その天井に映写された画像を撮影し、その撮影した画像に基づいて画像信号を出力する。判断手段が、その出力された画像信号に基づいて第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断する。制御手段が、その判断された存在位置と、記憶手段に記憶された対応関係とに基づいて、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を判定する。
よって、このように構成されたカラオケ装置によれば、例えばカラオケルーム内においてマイクロフォンと撮影手段との間に歌唱者以外の同伴者やテーブル上の飲食物などの障害物が存在し、マイクロフォンに設けられた発光手段から放射された光を撮影手段が直接撮影できない場合などに効果的である。つまり、マイクロフォンに設けた映像手段がカラオケルーム内の天井に画像を映写し、撮影手段がその映写された画像をそれらの障害物を避けて、撮影するので、それらの障害物があってもマイクロフォンの存在位置を判断できる。特に自動車内などの移動体内において後部座席の歌唱者がカラオケ歌唱する場合には、マイクロフォンと撮影手段との間に例えば前部座席やヘッドレストなどの障害物があるのでより効果的である。また、自動車内などの移動体内における天井には外部からの光が射し込みにくいので、マイクロフォンに設けた映像手段が自動車内などの移動体内における天井に画像を映写し、撮影手段がその映写された画像をそれらの障害物を避けて、撮影するので、より効果的である。
なお、第1の画像及び第2の画像は、前記第1の映像手段及び第2の映像手段が天井の面に対して略垂直に映写したときに特定の図形を有する画像であり、且つ第1の周波数及び第2の周波数を有する光を用いて映写される画像であるとよい。
すなわち、請求項に記載のように、第1の映像手段は、第1の周波数を有する光を用いて映写され、天井の面に対して略垂直に映写したときに特定の図形を有する第1の特定画像を第1の画像として天井に映写し、第2の映像手段は、第2の周波数を有する光を用いて映写され、天井の面に対して略垂直に映写したときに特定の図形を有する第2の特定画像を第2の画像として天井に映写する。
さらに、撮影手段によって出力された画像信号から第1の周波数を有する光の画像信号のみを抽出する第1の抽出手段(35,37)と、撮影手段によって出力された画像信号から第2の周波数を有する光の画像信号のみを抽出する第2の抽出手段(35,37)と、第1の画像抽出手段によって抽出された画像信号に基づいて第1の周波数を有する光の画像の位置と形状とを検出するとともに、第2の抽出手段によって抽出された画像信号に基づいて第2の周波数を有する光の画像の位置と形状とを検出する検出手段(12)とを備える。
そして、判断手段(12)は、検出手段によって検出された画像の位置と形状とに基づいて第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断するとよい。
このように構成されたカラオケ装置によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、第1の映像手段は、第1の周波数を有する光を用いて映写され、天井の面に対して略垂直に映写したときに特定の図形を有する第1の特定画像を第1の画像として天井に映写し、第2の映像手段は、第2の周波数を有する光を用いて映写され、天井の面に対して略垂直に映写したときに特定の図形を有する第2の特定画像を第2の画像として天井に映写する。そして、撮影手段が、その天井に映写された画像を撮影し、その撮影した画像に基づいて画像信号を出力する。
そして、第1の抽出手段が、その出力した画像信号から第1の周波数を有する光の画像信号のみを抽出する。第2の抽出手段が、その出力した画像信号から第2の周波数を有する光の画像信号のみを抽出する。検出手段が、第1の画像抽出手段によって抽出された画像信号に基づいて第1の周波数を有する光の画像の位置と形状とを検出するとともに、第2の抽出手段によって抽出された画像信号に基づいて第2の周波数を有する光の画像の位置と形状とを検出する。判断手段が、その検出された第1の周波数及び第2の周波数を有する光の画像の位置と形状とに基づいて第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断する。
例えば第1の映像手段及び第2の映像手段が、前記天井の面に対して略垂直に映写したときに画像が有する特定の図形を略円形とする。すると、天井に映写された図形が略円形であれば、その略円形が映写されている天井の略垂直な下方の位置にその映像手段が存在すると推測できる。また、天井に映写された図形が略楕円形であれば、その略楕円形が映写されている天井の略垂直な下方の位置から離れた位置にその映像手段が存在すると推測できる。
そして、その略楕円形の長径と短径との比率と、長径方向もしくは短径方向の向きを測定し、その略楕円形が映写されている天井の略垂直な下方の位置からの水平面上の方向と、その天井の略垂直な方向に対する角度とを計算すれば、その映像手段が存在する位置を推測できる。さらに具体的に説明すると、例えば表示手段に向かって表示画面の左右略中央であって、表示画面外の上部に撮影手段が配置されている場合に、設置領域内を撮影した画像の形状が略楕円であり、その長径の向きが略水平方向であれば、その略楕円形が映写されている天井の略垂直な下方の位置からから略水平方向に移動した位置に映像手段が存在すると推測できる。また、その略楕円形の長径と短径との比率を測定し、その略楕円形が映写されている天井の略垂直な方向に対する角度を計算すれば、その映像手段が存在する位置を推測できる。
したがって、判断手段が、第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断できる。
また、第1の映像手段及び第2の映像手段は、マイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、第1の周波数を有する光及び第2の周波数を有する光を用いてマイクロフォンの略上方向の天井に第1の画像及び第2の画像を映写できるとよい。
すなわち、請求項に記載のように、第1の映像手段は、第1の周波数を有する光を発する第1の発光部(463)と、第1のマイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、発光部から発した光を用いて第1のマイクロフォンの上方の天井に第1の特定画像を映写する第1の映写口(453,461)とを備える。第2の映像手段は、第2の周波数を有する光を発する第2の発光部(463)と、第2のマイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、発光部から発した光を用いて第2のマイクロフォンの上方の天井に第2の特定画像を映写する第2の映写口(453,461)とを備えるとよい。
このように構成されたカラオケ装置によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、第1の映像手段が備える第1の発光部が第1の周波数を有する光を発し、第2の映像手段が備える第2の発光部が第2の周波数を有する光を発する。そして、マイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、映写口が、発光部から発した光を用いてマイクロフォンの上方の天井に画像を映写するように構成されている。例えばマイクロフォンが略球体の一部を有する受音部と、その受音部に接続する握り手部とを備えている場合には、外部からの音声を受音する際には、一般的に利用者は受音部を持たずに、握り手部を持つ。よって、本発明では映写口を利用者によって持たれることが少ない受音部に設けた。そして、映写口が、発光部から発した光を用いてマイクロフォンの上方の天井に画像を映写できるので、例えば歌唱者が、マイクロフォンに設けられた映像手段を天井の方へ向けて握り手部を意識的に持つ必要がない。したがって、歌唱者は、マイクロフォンの握り手部を持ちやすいように自由に持つことができるので、カラオケを集中して楽しむことができる。
また、上述したようなマイクロフォンを既存のカラオケ装置へ付加できるように、マイクロフォン単体として構成されるとよい。
すなわち、請求項に記載のように、マイクロフォン(45)は、マイクロフォンに設けられ、第1の周波数または第2の周波数のいずれか一方を有する光を発する発光部(463)と、マイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、発光部から発した光を用いて前記マイクロフォンの上方の天井に画像を映写し、且つ天井の面に対して略垂直に映写したときに特定の図形を有する画像を映写する映写口(453,461)とを備えるとよい。
このように構成された本発明のマイクロフォンによれば、既存のカラオケ装置を本発明のカラオケ装置の構成になるように改造して、本発明のマイクロフォンを付加することで、次のような作用効果を奏する。すなわち、映写口が、発光部から発した光を用いてマイクロフォンの上方の天井に画像を映写できるので、例えば歌唱者が、マイクロフォンに設けられた映像手段を天井の方へ向けて握り手部を意識的に持つ必要がない。したがって、歌唱者は、マイクロフォンの握り手部を持ちやすいように自由に持つことができるので、カラオケを集中して楽しむことができる。
また、第1の画像及び第2の画像は、第1の映像手段及び第2の映像手段が天井の面に対して略垂直に映写したときに第1の図形及び第2の図形を有する画像でもよい。
すなわち、請求項に記載のように、第1の映像手段(57a)は、天井の面に対して略垂直に映写したときに第1の図形を有する画像を第1の画像として天井に映写し、第2の映像手段(57b)は、天井の面に対して略垂直に映写したときに第2の図形を有する画像を第2の画像として天井に映写する。
さらに、撮影手段によって出力された画像信号に基づいて第1の図形の特徴を有する画像の位置と形状とを検出するとともに、第2の図形の特徴を有する画像の位置と形状とを検出する図形検出手段(12)を備える。
そして、判断手段(12)は、図形検出手段によって検出された第1の図形の特徴及び第2の図形の特徴を有する画像の位置と形状とに基づいて第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断するとよい。
このように構成されたカラオケ装置によれば、次のような作用効果を奏する。すなわち、第1の映像手段は、天井の面に対して略垂直に映写したときに第1の図形を有する画像を第1の画像として天井に映写し、第2の映像手段は、天井の面に対して略垂直に映写したときに第2の図形を有する画像を第2の画像として天井に映写する。そして、撮影手段が、その天井に映写された画像を撮影し、その撮影した画像に基づいて画像信号を出力する。図形検出手段が、その出力した画像信号に基づいて第1の図形の特徴を有する画像の位置と形状とを検出するとともに、第2の図形の特徴を有する画像の位置と形状とを検出する。判断手段が、その検出された第1の図形の特徴及び第2の図形の特徴を有する画像の位置と形状とに基づいて第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断する。
例えば第1の映像手段が、天井の面に対して略垂直に映写したときに画像が有する第1の図形を略円形とし、第2の映像手段が、天井の面に対して略垂直に映写したときに画像が有する第2の図形を略円環形とする。すると、天井に映写された図形が略円形であれば、その略円形が映写されている天井の略垂直な下方の位置に第1の映像手段が存在すると推測できる。また、天井に映写された図形が略円環形であれば、その円環形が映写されている天井の略垂直な下方の位置に第2の映像手段が存在すると推測できる。そして、天井に映写された図形が略楕円形であれば、その略楕円形が映写されている天井の略垂直な下方の位置から離れた位置に第1の映像手段が存在すると推測できる。そして、その略楕円形の長径と短径との比率と、長径方向もしくは短径方向の向きを測定し、その略楕円形が映写されている天井の略垂直な下方の位置からの水平面上の方向と、その天井の略垂直な方向に対する角度とを計算すれば、第1の映像手段が存在する位置を推測できる。
一方、天井に映写された図形が略円環形であれば、その略円環形が映写されている天井の略垂直な下方の位置から離れた位置に第2の映像手段が存在すると推測できる。そして、その略円環形の外周の長径と短径との比率と、長径方向もしくは短径方向の向きを測定し、その略円環形が映写されている天井の略垂直な下方の位置からの水平面上の方向と、その天井の略垂直な方向に対する角度とを計算すれば、第2の映像手段が存在する位置を推測できる。
したがって、第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断手段が判断できる。
そして、特に子供には大人向けの背景映像を見せないようにしながら、大人はその背景映像を見ることができるようにするとよい。
すなわち、請求項に記載のように、制御手段は、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係に基づき、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置が、それぞれ異なる前記表示方向に対応している場合には、前記第1の表示方向に表示するための映像内容と、前記第2の表示方向に表示するための映像内容とを異なるものに決定し、そうでない場合には、前記第1の表示方向に表示するための映像内容を、前記第2の表示方向に表示するための映像内容と同一のものに決定するとよい。
すなわち、請求項に示すように、制御手段が第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係に基づき、第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置が、それぞれ異なる前記表示方向に対応している場合には、第1の表示方向に表示するための映像内容と、第2の表示方向に表示するための映像内容とを異なるものに決定する。一方、そうでない場合には、第1の表示方向に表示するための映像内容を、第2の表示方向に表示するための映像内容と同一のものに決定するのである。
このように構成されたカラオケ装置によれば、特に子供には大人向けの背景映像を見せないようにしながら、大人はその背景映像を見ることができる。なお、第1の歌唱者と第2の歌唱者の関係については、特に大人と子供という関係のみに限定されるわけではなく、例えば男性と女性であってもよいし、上司と部下など、種々の関係が考えられる。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のカラオケ装置1の構成を示すブロック図である。
[カラオケ装置1の構成の説明]
カラオケ装置1は、図1に示すように、カラオケ装置1全体の動作を制御する制御部12と、カラオケ装置1をネットワーク100に接続するためのインタフェース部14と、演奏楽曲の伴奏内容及び歌詞を示す楽曲データや映像データなどを記憶するハードディスク(HDD)16と、複数のキー・スイッチからなる操作部18と、リモコン端末2や携帯電話からの赤外線信号を赤外線通信によって受信するための赤外線通信部20と、操作部18からの信号を処理する操作処理部22と、HDD16に記憶された楽曲データから演奏楽曲のオーディオ信号を生成し、生成されたオーディオ信号及びマイクロフォン(以下、マイクという)25a,25bを介して入力された歌唱音声信号を増幅してスピーカ28へ出力する音声制御部24と、音声制御部24によってHDD16から取得されたカラオケ楽曲データ(演奏データ)に基づくカラオケ演奏を行うMIDI音源30と、制御部12によってHDD16から取得された映像データを一時的に記憶するビデオRAM32,33と、ビデオRAM32,33に記憶された映像データに基づく映像再生及びその再生される映像の表示部36での表示を制御する映像制御部38と、赤外光を放射する赤外光発光部27a、27bと、赤外光発光部27a、27bへ赤外光変調信号をそれぞれ出力する赤外光送信部121と、赤外光発光部27a、27bから放射された赤外光を撮影し、その撮影した画像信号を出力する受光カメラ34と、その出力された画像信号から赤外光の画像信号のみを抽出する赤外光抽出部35と、この抽出された画像信号を2値化する2値化部37とを備えている。
そして、制御部12、インタフェース部14、HDD16、赤外線通信部20、操作処理部22、ビデオRAM32,33、映像制御部38は、各々バス39によって接続されている。また、制御部12と音声制御部24とはUSB40によって接続されている。なお、制御部12は、後述する各種処理を実行する。
HDD16には、このカラオケ装置1の動作を制御するシステムプログラム、アプリケーションプログラム等が記憶されており、カラオケ装置1の電源がオンされて起動されると、これらのプログラムが制御部12に読み込まれる。
また、上述のようにHDD16には、楽曲データが記憶されている。楽曲データとは、演奏楽曲の伴奏内容及び歌詞を示すデータである。この楽曲データは、図7に例示するように、楽曲に関する管理情報を記憶しているヘッダ情報部、曲のタイトルを画像表示する際に用いるタイトル画像情報を記憶しているタイトルデータ部、楽曲演奏用のMIDIデータを記憶しているMIDIデータ部によって構成されている。
この内、ヘッダ情報部は、MIDIデータサイズとタイトルデータサイズを含んでいる。また、MIDIデータ部は、前奏部分のMIDIデータ、タイトル消去を示すデータ、1コーラス目に対応するMIDIデータ、1コーラス終了を示すデータ、2コーラス目に対応するMIDIデータ、2コーラス終了を示すデータ、3コーラス目に対応するMIDIデータ、後奏であることを示すデータ、後奏部分のMIDIデータによって構成されている。
カラオケ演奏時等にマイク25a,25bから入力された歌唱音声信号は、音声制御部24において増幅及びA/D変換される。そして、エコー等の音響効果が付加された後、カラオケ演奏音の信号とミキシングされてスピーカ28へ出力される。上述したマイク25a,25bは、大人用マイク25aと子供用マイク25bである。
この大人用マイク25aと子供用マイク25bには、それぞれ赤外光発光部27a,27bが設けられている。
受光カメラ34は、表示部36の表示画面外で表示画面の横方向の略中央の上部に配置されている。
一方、映像の再生に関して、制御部12はHDD16に記憶されている背景映像に関する映像データをビデオRAM32,33へ出力し、映像制御部38を制御することで、この映像データを再生して表示部36に表示する。ここで、背景映像には、カラオケ曲のジャンルや内容によって、大人向けの映像が含まれている場合と、元々そのような大人向けの映像が含まれない場合とがある。そして、大人向けの映像が含まれる背景映像に関しては、大人向けの映像が含まれた映像データと、そのような大人向けの映像が含まれない映像データの2種類の映像データがセットになっている。
そして、映像出力に関する構成、赤外光放射及び赤外光撮影に関する構成、赤外光発光部27a,27bの構成及び受光カメラ34の構成の順に以下説明する。
[映像出力に関する構成の説明]
まず、映像出力に関する構成を説明する。図2は映像出力に関する構成と、赤外光放射及び赤外光撮影に関する構成を示すブロック図である。
表示部36は、例えばデュアルビューディスプレイなどと称される、見る方向によって異なる映像を表示可能な液晶表示器を用いて構成されている。このような表示器は、例えば特開2002−99223号公報や特開2005−84299号公報などによって公知になっている。本実施形態では、右画面及び左画面にそれぞれ別の映像を表示することによって、図9に示すように、右方向から見ると右画像、左方向から見ると左画像が見えることとなる。なお、中央付近から見ると、左右の画像が混ざった画像として見えることとなる。
このようなデュアルビュー表示のため、映像制御部38は、図2に示すように、第1VGA部381と、第2VGA部382と、切替スイッチ部383と、第1映像出力部384と、第2映像出力部385とを備えている。第1VGA部381はビデオRAM32に記憶された映像データに基づく映像再生を司るものであり、同様に、第2VGA部382はビデオRAM33に記憶された映像データに基づく映像再生を司るものである。そして、これら第1VGA部381及び第2VGA部382は、切替スイッチ部383を介して、第1映像出力部384及び第2映像出力部385と接続されている。第1映像出力部384は表示部36の右画面への映像表示を司り、第2映像出力部385は表示部36の左画面への映像表示を司るものである。
切替スイッチ部383は、4つのスイッチS1,S2,S3,S4から構成されており、これらのスイッチS1,S2,S3,S4のON/OFFを切り替えることによって、以下の4パターンの接続を実現することができるようにされている。
(1)第1VGA部381と第1映像出力部384を接続し、第2VGA部382と第2映像出力部385とを接続する。この場合は、スイッチS1,S2がONであり、スイッチS3,S4がOFFである。
(2)第1VGA部381と第2映像出力部385を接続し、第2VGA部382と第1映像出力部384とを接続する。この場合は、スイッチS1,S2がOFFであり、スイッチS3,S4がONである。
(3)第1VGA部381と第1映像出力部384及び第2映像出力部385とを接続する。この場合は、スイッチS1,S3がONであり、スイッチS2,S4がOFFである。
(4)第2VGA部382と第1映像出力部384及び第2映像出力部385とを接続する。この場合は、スイッチS1,S3がOFFであり、スイッチS2,S4がONである。
この切替スイッチ部383の4つのスイッチS1,S2,S3,S4のON/OFFの切替については、制御部12によって制御可能であり、例えば、制御部12は、(イ)「ビデオRAM32に記憶された映像データを表示部36の右画面に表示させ、ビデオRAM33に記憶された映像データを表示部36の左画面に表示させる」パターン、(ロ)「ビデオRAM32に記憶された映像データを表示部36の左画面に表示させ、ビデオRAM33に記憶された映像データを表示部36の右画面に表示させる」パターン、(ハ)「ビデオRAM32に記憶された映像データを表示部36の左右両画面に表示させる」パターン、(ニ)「ビデオRAM33に記憶された映像データを表示部36の左右両画面に表示させる」パターンを任意に切替制御することができる。
[赤外光放射及び赤外光撮影に関する構成の説明]
次に、赤外光放射及び赤外光撮影に関する構成を説明する。
図2に示すように、赤外光発光部27aは大人用マイク25aに設けられ、赤外光発光部27bは子供用マイク25bに設けられているため、大人用の構成要素の符号については数字の後に英字aを付し、子供用の構成要素の符号については数字の後に英字bを付けて区別することとし、特に必要のない限り「大人用」「子供用」とは記載しない。
赤外光発光部27aと赤外光発光部27bとは、制御部12内部の構成である赤外光送信部121に接続されている。
赤外光発光部27aは、赤外光送信部121から出力された赤外光変調信号を入力すると第1の赤外光を放射する。また、赤外光発光部27bは、赤外光送信部121から出力された赤外光変調信号を入力すると第2の赤外光を放射する。
第1の赤外光と第2の赤外光とは、その赤外光の搬送周波数が相違している。すなわち、第1の赤外光は、第1の搬送周波数で変調された赤外光であり、第2の赤外光は、第2の搬送周波数で変調された赤外光である。つまり、第1の赤外光と第2の赤外光とは、第1の搬送周波数と第2の搬送周波数とでそれぞれ点滅された赤外光である。なお、第1の搬送周波数と第2の搬送周波数とを、例えばそれぞれ36kHzと40kHzとする。
以上により、カラオケ装置1は次のような処理を行なう。
まず、受光カメラ34は、赤外光発光部27aが放射する第1の赤外光及び赤外光発光部27bが放射する第2の赤外光を撮影し、その撮影した赤外光に基づいて画像信号を赤外光抽出部35へ出力する。そして、赤外光抽出部35は、その画像信号から第1の赤外光の画像信号のみを抽出するとともに第2の赤外光の画像信号のみを抽出し、その抽出されたそれぞれの画像信号を2値化部37へ出力する。なお、赤外光抽出部35による、特定の周波数範囲の画像信号を通過させたり阻止したりする抽出処理技術は、公知技術にしたがっているのでここではその詳細な説明は省略する。
そして、2値化部37は、それぞれの画像信号を2値化し、その2値化されたそれぞれの画像信号を制御部12へ出力する。なお、2値化部37による、濃淡のある画像を白と黒だけで中間のグレーの階調のない2値画像に変換する2値化処理技術については、公知技術にしたがっているのでここではその詳細な説明は省略する。そして、制御部12が、その2値化されたそれぞれの画像信号に基づいて赤外光発光部27aの位置及び赤外光発光部27bの位置を判断する。
また、赤外光発光部27aを設けた大人用マイク25aと赤外光発光部27bを設けた子供用マイク25bとは、カラオケ装置1の本体へ接続されるのであるが、図2においては図示しない。
[赤外光発光部27a,27bの構成の説明]
次に、赤外光発光部27a,27bの構成を説明する。
赤外光発光部27a、27bは、上述したように大人用マイク25a及び子供用マイク25bにそれぞれ設けられているが、後述する発光部から放出する赤外光の搬送周波数を除いた構成はそれぞれ同一である。そこで、赤外光発光部27a、27bと、大人用マイク25a及び子供用マイク25bとの構成要素の符号については数字の後に英字a,bを付さないで以下説明する。
図3(a)は赤外光発光部27が設けられているマイク25の外観を示す斜視図であり、図3(b)はそのマイク25の縦断面図である。
マイク25は、略球体の一部を有する受音受光部250と、その受音受光部250に接続する握り手部256と、カラオケ装置1の本体へ接続するための端子部257とを備えている。
受音受光部250は、図3(a)に示すように、上部251と、透光部253と、下部255とを備えている。以下、順に説明する。
上部251は、マイク25の内部を保護する金網と、その金網の内側に取り付けられる遮光性を有する例えばゴム製のスポンジシート材などの防風部材とからなり、円蓋状の形状をなし、外部からの音声を内部へ導入する。
透光部253は、例えばガラスまたは樹脂成型品などの透明な材料からなり、リング状の形状をなし、その円縁一端部を上部251の円縁端部に接続し、内部からの光を外部へ放射する。
下部255は、マイク25の内部を保護する金網と、その金網の内側に取り付けられる遮光性を有する例えばゴム製のスポンジシート材などの防風部材とからなり、円蓋状の形状をなし、その円縁端部を透光部253の円縁他端部に接続し、外部からの音声を内部へ導入する。
握り手部256は、板金または樹脂成型品からなり、先端を切り落とした円錐状の形状をなし、その直径が大きい側の円縁一端部を下部255の頭頂部に接続している。そして、握り手部256の円縁他端部側には、受音受光部250と端子部257とを接続するためのケーブル258が設けられている。
また、受音受光部250は、図3(b)に示すように、第1の赤外光または第2の赤外光のいずれか一方を放出する発光部263と、発光部263から放出された赤外光を屈曲させて平行にするための凸レンズ261と、マイク25が略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、この凸レンズ261によって平行にされた赤外光をマイク25の略水平方向へ放射する反射体259と、上部251または下部255によって内部へ導入された音声を受ける受音部265とを備えている。なお、発光部263とケーブル258とを接続するためのケーブル(図示しない)と、受音部265とケーブル258とを接続するためのケーブル(図示しない)とが設けられている。
そして、赤外光発光部27は、図3(b)に示すように、透光部253、反射体259、凸レンズ261及び発光部263から構成されている。
次に、発光部263、凸レンズ261、反射体259及び受音部265について説明する。
発光部263は、赤外光送信部121から出力された赤外光変調信号を入力すると第1の赤外光または第2の赤外光のいずれか一方を放出する例えば赤外線発光ダイオードや赤外線ランプなどの発光器で構成される。
凸レンズ261は、例えばガラスまたは樹脂成型品などの透明な材料からなり、凸状の形状をなし、発光部263から放出された赤外光を屈曲させて凸レンズ261の軸心に対して平行にする。
反射体259は、金属または樹脂成型品からなり、略円錐状の形状をなし、この略円錐状の表面部には、赤外光を反射するための加工処理が施されている。なお、この略円錐状の形状は、軸心に対して直交する円の直径が軸方向の位置の変化に対して1次関数的に減少して形成される面であってもよいし、2次関数的に減少して形成される面であってもよい。ここで、1次関数的とはこの略円錐状の面の軸心に対して直交する方向へ投影してなる外縁が略直線であることを指し、2次関数的とはこの略円錐状の面の軸心に対して直交する方向へ投影してなる外縁が星芒形(アステロイド)などの曲線も含むことを指す。
前記1次関数的に減少して形成される面の場合には、平行に入射した赤外光を反射して平行に放射するが、前記2次関数的に減少して形成される面の場合には、平行に入射した赤外光を反射して集光するように放射する。つまり、同じ平行に入射した光であれば、1次関数的に減少して形成される面の場合に比べると2次関数的に減少して形成される面の場合の方が、略水平方向へ放射する赤外光による照度を高くできる。
上述のように、赤外光発光部27は、マイク25が略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、発光部263から放出する赤外光をマイク25の略水平方向へ放射できる。
受音部265は、音を受けて音声信号を出力するダイナミック型(導電型)マイクロフォンでもよいし、コンデンサー型(静電型)マイクロフォンでもよい。
なお、大人用マイク25aと子供用マイク25bを制御部12がどのように識別するかについては、例えば下記のような工夫が考えられる。
(A)大人用マイク25aと子供用マイク25bを固定的にカラオケ装置1の本体に接続する。この場合は、制御部12は確実に両者を区別できる。
(B)マイクを接続するためのジャック位置を決めておく。例えば2本のマイクジャックをカラオケ装置1の本体に準備し、例えば大人用マイク25aは右側のジャック、子供用マイク25bは左側のジャックに接続するようにする。この場合、例えばマイクピンの形状及びマイクジャックの形状を大人用と子供用で異なるものとし、それぞれ対応するマイクジャックにしかマイクピンを差し込めないようにすれば、両者を間違えて接続することはなくなる。
(C)マイクをジャックに接続した際に、電気的あるいは機械的に検出するようにしてもよい。機械的に検出する場合には、マイクピンの形状を変更することとなる。
[受光カメラ34の構成の説明]
次に、受光カメラ34の構成を説明する。図4(a)はカラオケルーム49内において赤外光発光部27a,27bによって放射された赤外光を受光カメラ34が撮影する様子を上方から見た図であり、図4(b)はその斜視図であり、図4(c)は受光カメラ34が撮影した画像を示す説明図である。さらに詳しくは、図4(a)は表示部36の表示画面に向かって右側の領域(以下、右領域とも称す)、左側の領域(以下、左領域とも称す)及び中央の領域(以下、中央領域とも称す)を有するカラオケルーム49内において右領域に大人の利用者が存在し、左領域に子供の利用者が存在している様子を示している。そして、図4(b)は大人用マイク25aに設けられた赤外光発光部27aによって放射された第1の赤外光と、子供用マイク25bに設けられた赤外光発光部27bによって放射された第2の赤外光とを受光カメラ34が撮影する様子を示している。また、図4(c)は受光カメラ34が撮影した画像において赤外光発光部27aが右領域に存在し、赤外光発光部27bが左領域に存在している様子を示している。
なお、以下の説明においては、表示部36の表示画面を歌唱者から見た場合の表示画面側(図4(a)の下側)を「前」、歌唱者側(図4(a)の上側)を「後」、右側(図4(a)の左側)を「右」、左側(図4(a)の右側)を「左」とし、さらに天井49a側(図4(c)の上側)を「上」、床49b側(図4(c)の下側)を「下」として説明する。
受光カメラ34は、図4(b)に示すように、表示部36の表示画面36a外で表示画面36aの横方向の略中央の上部に配置されている。
そして、受光カメラ34は、例えば魚眼レンズを装着したビデオカメラなどの動画撮影機器によって構成されている。このように構成された受光カメラ34によれば、図4(a)に示すように、カラオケルーム49内における右領域に存在する大人用マイク25aに設けられた赤外光発光部27aよって放射された第1の赤外光と、左領域に存在する子供用マイク25bに設けられた赤外光発光部27bによって放射された第2の赤外光とを撮影できる。
なお、受光カメラ34は、表示部36の表示画面36a外で表示画面36aの横方向の略中央の上部に配置されているが、これには限らない。表示部36の表示画面36aの背後の上方に配置されてもよいし、表示画面36aの横方向の略中央より左方もしくは右方でもよいし、表示画面36aの下部でもよい。すなわち、カラオケルーム49内に大人用マイク25a及び子供用マイク25bが存在する際に、赤外光発光部27a及び赤外光発光部27bによって放射された赤外光を撮影できる位置であればよい。
以上により、カラオケ装置1は次のような処理を行なう。
まず、上述した[赤外光放射及び赤外光撮影に関する構成の説明]のように、受光カメラ34は、赤外光発光部27aが放射する第1の赤外光及び赤外光発光部27bが放射する第2の赤外光を撮影し、その撮影した赤外光に基づいて画像信号を赤外光抽出部35へ出力する。そして、赤外光抽出部35はその画像信号から第1の赤外光の画像信号のみを抽出するとともに第2の赤外光の画像信号のみを抽出し、その抽出されたそれぞれの画像信号を2値化部37へ出力する。次に、2値化部37は、それぞれの画像信号を2値化し、その2値化されたそれぞれの画像信号を制御部12へ出力する。
そして、制御部12が、その2値化されたそれぞれの画像信号に基づいて赤外光発光部27aの位置及び赤外光発光部27bの位置を判断する。すなわち、2値化された第1の赤外光の画像信号においては赤外光発光部27aの画像のみが表示されるので、赤外光発光部27aの位置が右領域内、左領域内及び中央領域内のいずれかに存在するかを判断できる。例えば図4(c)に示すように、赤外光発光部27aが右領域に存在すると判断できる。また、2値化された第2の赤外光の画像信号においては赤外光発光部27bの画像のみが表示されるので、赤外光発光部27bの位置が右領域内、左領域内及び中央領域内のいずれかに存在するかを判断できる。例えば図4(c)に示すように、赤外光発光部27bが左領域に存在すると判断できる。
なお、大人用マイク25aが「第1のマイクロフォン」に相当し、子供用マイク25bが「第2のマイクロフォン」に相当する。表示部36が「表示手段」に相当し、制御部12が「制御手段」及び「判断手段」に相当し、赤外光発光部27a,27bが「第1の発光手段」、「第2の発光手段」にそれぞれ相当し、受光カメラ34が「撮影手段」に相当する。赤外光抽出部35と2値化部37とが「第1の抽出手段」及び「第2の抽出手段」に相当し、HDD16が「記憶手段」に相当し、凸レンズ261と反射体259とが「第1の反射体」、「第2の反射体」及び「反射体」に相当する。
以下、カラオケ装置1の制御部12が実行する各種処理を説明する。
[背景映像の表示制御処理の説明]
カラオケ装置1の制御部12が実行する背景映像の表示制御処理について図5、図6のフローチャート等に基づいて説明する。
図5に示すフローチャートは、所定のカラオケ楽曲が選択されている場合の制御処理全体を示している。ここで、「所定のカラオケ楽曲」とは、背景映像に大人向けの映像内容が含まれているような楽曲である。曲番号と、この「所定のカラオケ楽曲」か否かを示す情報(例えばフラグ)との対応関係を示すテーブルがHDD16に記憶されている、したがって、操作部18で受け付けたカラオケ演奏楽曲の選曲番号のデータは操作処理部22によって制御部12へ送信されるのであるが、制御部12は、操作処理部22から選曲番号のデータを受信すると、上述の対応関係を示すテーブルをHDD16から読み出して参照することで、「所定のカラオケ楽曲」か否かを判定し、「所定のカラオケ楽曲」であれば、図5のフローチャートに示す処理を開始する。
なお、「所定のカラオケ楽曲」以外の場合のカラオケ楽曲が選択された場合の処理については、ここでは省略する。
図5のフローチャートに示す処理が開始すると、まず曲のタイトルを表示部36へ表示する(S10)。このタイトル表示は、楽曲データ中に含まれているタイトルデータを用いて行う。図5のS10では、図7に示す楽曲データ曲中のヘッダ情報の次に含まれているタイトルデータを読み出し、表示部36へ表示する。S10の処理が終了したらS20の処理へ移行する。
S20の処理においては、背景映像出力処理(1)を実行する。この背景映像出力処理(1)は、後述するS50の処理において演奏終了するまで、繰り返し実行される。また、この背景映像出力処理(1)の詳細については、図6のフローチャートを参照して後で説明する。S20の処理が終了したらS30の処理へ移行する。
S30の処理においては、カラオケ演奏を開始する。ここでいうカラオケ演奏の開始とは、図7に示す楽曲データ中のMIDIデータを再生出力させる処理である。S30の処理が終了したらS50の処理へ移行する。
S50の処理においては、演奏終了か否かを判断する。そして、演奏終了していないと判断した場合には(S50:NO)、演奏終了するまで待機し、演奏終了したと判断した場合には(S50:YES)、本処理を終了する。
[背景映像出力処理(1)]
次に、図5のS20に示す背景映像出力処理(1)の詳細について、図6のフローチャート及び図8を参照して説明する。
図8(a)は、背景映像出力処理(1)及び後述する背景映像出力処理(2)における大人用マイク25a及び子供用マイク25bの位置と、左右画面の映像内容の対応関係を示す説明図であり、図8(b)は、大人用マイク25a及び子供用マイク25bの位置と、切替スイッチ部383の4つのスイッチS1,S2,S3,S4のON/OFF状態の対応関係を示す説明図である。
まず、大人用マイク25aに設けられた赤外光発光部27aから第1の赤外光を放射し、子供用マイク25bに設けられた赤外光発光部27bから第2の赤外光を放射する(S
210)。S210の処理が終了したらS220の処理へ移行する。
S220の処理においては、子供用マイク25bの位置は右側か否かを判断する。具体的には、上述した[受光カメラ34の構成の説明]のように子供用マイク25bに設けられた赤外光発光部27bの位置が右領域内に存在するか否かを判断する。そして、子供用マイク25bの位置が右側であると判断した場合には(S220:YES)、S230の処理へ移行する。一方、子供用マイク25bの位置が右側ではないと判断した場合には(S220:NO)、S225の処理へ移行する。
S230の処理においては、子供用マイク25bの位置は右側であると決定する。
S225の処理においては、子供用マイク25bの位置は左側か否かを判断する。具体的には、上述した[受光カメラ34の構成の説明]のように子供用マイク25bに設けられた赤外光発光部27bの位置が左領域内に存在するか否かを判断する。そして、子供用マイク25bの位置が左側であると判断した場合には(S225:YES)、S240の処理へ移行する。一方、子供用マイク25bの位置が左側ではないと判断した場合には(S225:NO)、S250の処理へ移行する。
S240の処理においては、子供用マイク25bの位置は左側であると決定する。
S250の処理においては、子供用マイク25bの位置は中央であると決定する。
そして、S230の処理、S240の処理及びS250の処理のいずれかの処理が終了したらS260の処理へ移行する。
S260の処理においては、大人用マイク25aの位置は右側か否かを判断する。具体的には、上述した[受光カメラ34の構成の説明]のように大人用マイク25aに設けられた赤外光発光部27aの位置が右領域内に存在するか否かを判断する。そして、大人用マイク25aの位置が右側であると判断した場合には(S260:YES)、S270の処理へ移行する。一方、大人用マイク25aの位置が右側ではないと判断した場合には(S260:NO)、S265の処理へ移行する。
S270の処理においては、大人用マイク25aの位置は右側であると決定する。
S265の処理においては、大人用マイク25aの位置は左側か否かを判断する。具体的には、上述した[受光カメラ34の構成の説明]のように大人用マイク25aに設けられた赤外光発光部27aの位置が左領域内に存在するか否かを判断する。そして、大人用マイク25aの位置が左側であると判断した場合には(S265:YES)、S280の処理へ移行する。一方、大人用マイク25a位置が左側ではないと判断した場合には(S265:NO)、S290の処理へ移行する。
S280の処理においては、大人用マイク25aの位置は左側であると決定する。
S290の処理においては、大人用マイク25aの位置は中央であると決定する。
そして、S270の処理、S280の処理及びS290の処理のいずれかの処理が終了したらS300の処理へ移行する。
上述した処理において決定された、大人用マイク25aに設けられた赤外光発光部27a及び子供用マイク25bに設けられた赤外光発光部27bそれぞれの存在位置に基づいて、図9に示す右映像が見える領域、左映像が見える領域、それらの間にある左右映像が混ざって見える領域のいずれに大人用マイク25aあるいは子供用マイク25bが存在するかの対応関係を把握することができる。具体的には、図4(a)に示す右領域、左領域及び中央領域を、それぞれ図9に示す右映像が見える領域、左映像が見える領域及び左右映像が混ざって見える領域に対応させる。
S300の処理においては、子供用マイク25bの位置が右側であり且つ大人用マイク25aの位置が左側であるか否か判断する。そして、子供用マイク25bの位置が右側であり且つ大人用マイク25aの位置が左側であると判断した場合には(S300:YES)、S310の処理へ移行する。一方、子供用マイク25bの位置が右側ではない、または大人用マイク25aの位置が左側ではないと判断した場合には(S300:NO)、S320の処理へ移行する。
S310の処理においては、表示部36の右画面に出力する映像は「非アダルト」、左画面に出力する映像は「アダルト」となるように制御する。本実施形態では、ビデオRAM32に大人向けの「アダルト映像」が記憶されて第1VGA部381へ供給され、他方のビデオRAM33に子供向けの「非アダルト映像」が記憶されて第2VGA部382へ供給されるように構成されている。そのため、具体的には、図8(b)において大人用マイク25aの位置が右側で、子供用マイク25bの位置が左側の場合に示すように、スイッチS1,S2がON且つスイッチS3,S4がOFFとなるよう制御する。このようにすることで、第1VGA部381と第1映像出力部384とが接続し、第2VGA部382と第2映像出力部385とが接続する。したがって、ビデオRAM32に記憶されたアダルト映像が表示部36の右画面に表示され、ビデオRAM33に記憶された非アダルト映像が表示部36の左画面に表示されることとなる。
S310の処理が終了したら図5のS50の処理において演奏終了するまでは、S210の処理へ戻り、上述した処理へ移行する。
S320の処理においては、子供用マイク25bの位置が左側であり且つ大人用マイク25aの位置が右側であるか否か判断する。そして、子供用マイク25bの位置が左側であり且つ大人用マイク25aの位置が右側であると判断した場合には(S320:YES)、S330の処理へ移行する。一方、子供用マイク25bの位置が左側ではない、または大人用マイク25aの位置が右側ではないと判断した場合には(S320:NO)、S340の処理へ移行する。
S330の処理においては、表示部36の右画面に出力する映像は「アダルト」、左画面に出力する映像は「非アダルト」となるようにする。具体的には、図8(b)において大人用マイク25aの位置が左側で、子供用マイク25bの位置が右側の場合に示すように、スイッチS1,S2がOFF且つスイッチS3,S4がONとなるよう制御する。このようにすることで、第1VGA部381と第2映像出力部385とが接続し、第2VGA部382と第1映像出力部384とが接続する。したがって、ビデオRAM32に記憶されたアダルト映像が表示部36の左画面に表示され、ビデオRAM33に記憶された非アダルト映像が表示部36の右画面に表示されることとなる。
S330の処理が終了したら図5のS50の処理において演奏終了するまでは、S210の処理へ戻り、上述した処理へ移行する。
S340の処理においては、表示部36の左右画面に出力する映像を共に「非アダルト」となるようにする。具体的には、図8(b)において大人用マイク25aの位置が右側で、子供用マイク25bの位置が右側の場合に示すように、スイッチS1,S3がOFF且つスイッチS2,S4がONとなるよう制御する。このようにすることで、第2VGA部382と第1映像出力部384及び第2映像出力部385とが接続される。したがって、ビデオRAM33に記憶された非アダルト映像が表示部36の左右画面に表示されることとなる。
S310の処理が終了したら図5のS50の処理において演奏終了するまでは、S210の処理へ戻り、上述した処理へ移行する。
なお、S320にて否定判断された場合とは、子供用マイク25bの位置及び大人用マイク25aの位置が共に同じ位置である場合、あるいはいずれか一方が中央に位置する場合を意味する。図9を参照して説明したように、中央付近から見ると左右の画像が混ざった画像として見えることとなる。したがって、子供にアダルト映像を見せないためには、子供が中央にいる場合、つまり子供用マイク25bの位置が中央の場合には、左右画面のいずれも非アダルト映像とする必要がある。また、子供が左右いずれかにおり大人が中央にいる場合、子供には非アダルト映像しか見えないが、仮に左右で異なる映像を表示すると、中央に居る大人は混ざった映像を見ることとなる。このような混ざった映像は見るに耐えない映像なので、左右両画面を同じ映像、つまり子供用の非アダルト映像を表示させるのである。
[効果の説明]
(1)第1実施形態のカラオケ装置によれば、大人と子供が2人で一緒にカラオケ曲を歌唱する場合であって、背景映像に大人向けの映像内容が含まれている楽曲を選択した場合には、上述した背景映像出力処理(図5のS40及び図6参照)を実行することにより、大人用マイク25a及び子供用マイク25bの位置を介して大人と子供の位置関係を自動的に判定する。そして、その判定した対応関係に基づいて、表示部36の左右画面へ表示する背景映像の内容を制御する。具体的には、子供には大人向けの背景映像を見せないようにしながら、大人はその背景映像を見ることができるようにすることができる。つまり、大人・子供それぞれに適した背景映像を表示させることができるため、よりカラオケを楽しむことができる。
(2)また、第1実施形態のカラオケ装置1では、背景映像に大人向けの映像内容が含まれている楽曲が選択されてからカラオケ演奏終了するまでの間、上述した背景映像出力処理(図5のS40及び図6参照)を実行するので、非アダルト映像しか見えていない場所にいた子供がアダルト映像も見えるような位置に来た場合、あるいは来そうな場合に、子供には大人向けの背景映像を見せないようにすることができる。
(3)また、赤外光発光部27の反射体259を利用者によって持たれることが少ない受音受光部250に設け、その反射体259が、マイク25の略水平方向へ発光部263から発した光を放射できるので、例えば歌唱者が、マイク25に設けられた赤外光発光部27を受光カメラ34の方へ向けて握り手部256を意識的に持つ必要がない。したがって、歌唱者は、マイク25の握り手部256を持ちやすいように自由に持つことができるので、カラオケを集中して楽しむことができる。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、受光カメラ34が、大人用マイク25aに設けられた赤外光発光部27aが放射する第1の赤外光及び子供用マイク25bに設けられた赤外光発光部27bによって放射された第2の赤外光を撮影するように構成されている。これに対して、第2実施形態では、大人用マイクに設けられた赤外光発光部及び子供用マイクに設けられた赤外光発光部がカラオケルームなどの天井に互いに異なる画像を映写し、受光カメラがその天井に映写された画像を撮影し、その撮影した画像信号に基づいてマイク位置を判断するように構成している。
第1実施形態と第2実施形態との構成の相違は、赤外光発光部、赤外光発光部を設けたマイク及び受光カメラである。なお、上述の赤外光発光部、マイク及び受光カメラ以外の構成は同一であるので、それらの構成要素の符号については第1実施形態と同一の符号を用いて説明する。
以下、第2実施形態を図面とともに説明する。
図10(a)はカラオケルーム49内において赤外光発光部47a,47bによって天井49aに映写された画像を受光カメラ44が撮影する様子をその側方から見た図であり、図10(b)はその状態において天井49aに映写された画像と、赤外光発光部47a,47bとを受光カメラ44側から見た図であり、図10(c)は図10(b)のように受光カメラ44が天井49aに対して斜めから撮影した画像に基づいて制御部12が天井49aの画像のみを平面画像に変換した画像を示す説明図である。
さらに詳しくは、図10(a)は大人用マイク45aに設けられた赤外光発光部47aが天井49aにA画像を映写し、子供用マイク45bに設けられた赤外光発光部47bが天井49aにB画像を映写し、受光カメラ44がその映写されたA画像及びB画像を撮影する様子を示している。そして、図10(b)は右領域、左領域、中央領域及び天井49aを有するカラオケルーム49内において右領域に大人用マイク45aに設けられた赤外光発光部47aが存在し、左領域に子供用マイク45bに設けられた赤外光発光部47bが存在している様子を示している。また、図10(c)は大人用マイク45aに設けられた赤外光発光部47aによって天井49aに映写されたA画像が右領域の天井49aに存在し、子供用マイク45bに設けられた赤外光発光部47bによって天井49aに映写されたB画像が左領域の天井49aに存在している様子を示している。
以下、第1実施形態との構成が相違する赤外光発光部47a,47bの構成及び受光カメラ44の構成を説明する。
[赤外光発光部47a,47bの構成の説明]
まず、赤外光発光部47a,47bの構成を説明する。
赤外光発光部47a、47bは、上述したように大人用マイク45a及び子供用マイク45bにそれぞれ設けられているが、後述する発光部から放出する赤外光の搬送周波数を除いた構成はそれぞれ同一である。そこで、赤外光発光部47a、47bと、大人用マイク45a及び子供用マイク45bとの構成要素の符号については数字の後に英字a,bを付さないで以下説明する。
図11(a)は赤外光発光部47が設けられているマイク45の外観を示す斜視図であり、図11(b)はそのマイク45の縦断面図である。
マイク45は、略球体の一部を有する受音受光部450と、その受音受光部450に接続する握り手部256と、カラオケ装置1の本体へ接続させるための端子部257とを備えている。
受音受光部450は、図11(a)に示すように、透光部453と、下部455とを備えている。以下、順に説明する。
透光部453は、例えばガラスまたは樹脂成型品などの透明な材料からなり、円蓋状の形状をなし、マイク45が略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、後述する凸レンズ461によって平行にされた赤外光を用いてマイク45の上方の天井に特定画像を映写する。なお、このように構成された透光部453によれば、天井49aの面に対して略垂直に映写したときに特定画像として略円形の画像を映写する。
下部455は、マイク45の内部を保護する金網と、その金網の内側に取り付けられる遮光性を有する例えばゴム製のスポンジシート材などの防風部材とからなり、円蓋状の形状をなし、その円縁端部を透光部453の円縁端部に接続し、外部からの音声を内部へ導入する。
また、受音受光部450は、図11(b)に示すように、第1の赤外光または第2の赤外光のいずれか一方を放出する発光部463と、発光部463から放出された赤外光を屈曲させて平行にするための凸レンズ461と、下部455によって内部へ導入された音声を受ける受音部265とを備えている。なお、発光部463とケーブル258とを接続するためのケーブル(図示しない)が設けられている。
そして、赤外光発光部47は、図11(b)に示すように、透光部453、凸レンズ261及び発光部263から構成されている。
次に、発光部463及び凸レンズ461について説明する。
発光部463は、赤外光送信部121から出力された赤外光変調信号を入力すると第1の赤外光または第2の赤外光のいずれか一方を放出する例えば赤外線発光ダイオードや赤外線ランプなどの発光器で構成される。
凸レンズ461は、例えばガラスまたは樹脂成型品などの透明な材料からなり、凸状の形状をなし、発光部463から放出された赤外光を屈曲させて凸レンズ461の軸心に対して平行にする。そして、上述した透光部453は、マイク45が略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、凸レンズ461によって平行にされた赤外光を用いてマイク45の上方の天井に特定画像を映写する。
そして、一般的にカラオケルーム49内の照明は事務所内の照明などに比べる照度が低いので、赤外光発光部47a,47bからカラオケルーム49内の天井49aに画像を映写し、その映写された画像を受光カメラ44が撮影し、その撮影した画像信号を出力する際にノイズなどの障害となるような光が天井に照射される可能性は低い。したがって、赤外光発光部47a,47bからカラオケルーム49内の天井49aへ映写された画像の照度を適切に設定することによって、受光カメラ44はその映写された画像を鮮明に撮影できる。
上述のように、赤外光発光部47は、マイク45が略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、凸レンズ461によって平行にされた赤外光を用いてカラオケルーム49内の天井49aに特定画像を映写できる。
[受光カメラ44の構成の説明]
次に、受光カメラ44の構成を説明する。
受光カメラ44は、表示部36の表示画面外で表示画面の横方向の略中央の上部にカメラレンズが天井49aへ向けられて配置されている(図10(a)参照)。
そして、受光カメラ44は、上記実施形態と同様に例えば魚眼レンズを装着したビデオカメラなどの動画撮影機器によって構成されている。このように構成された受光カメラ34によれば、図10(a)、(b)に示すように、大人用マイク45a及び子供用マイク45bが画像によって天井49aに映写された画像が右領域及び左領域を有するカラオケルーム49内に存在する際に、赤外光発光部47a、47bによって天井49aに映写されたA画像及びB画像を撮影できる。
なお、受光カメラ34は、表示部36の表示画面外で表示画面の横方向の略中央の上部に配置されているが、これには限らない。表示部36の表示画面の背後で上方に配置されてもよいし、表示画面の横方向の略中央より左方もしくは右方でもよいし、表示画面の下部でもよい。すなわち、大人用マイク45a及び子供用マイク45bが画像を映写できる天井49a、右領域及び左領域を有するカラオケルーム49内に存在する際に、赤外光発光部47a、47bによって天井49aに映写されたA画像及びB画像を撮影できる位置であればよい。
ところで、マイク45が外部からの音声を受ける際に、必ずしも略垂直に保持されるとは限らない。例えば歌唱者がマイク45を略垂直よりも傾けた状態でマイク45の握り手部456を持つ場合もあり得る。すると、赤外光発光部47によって天井49aに映写された画像を撮影しても、その画像が映写された天井49aの位置の下方に赤外光発光部47が存在するとは限らない。そこで、このようにマイク25を略垂直よりも傾けた状態で保持された場合に赤外光発光部47の位置を推測する手法について図面とともに説明する。
図12(a)は表示部36の表示画面側からカラオケルーム49が有する右領域、左領域及び中央領域を見た図である。さらに詳しくは、右領域に存在するマイク45が略垂直よりも映写する方向を左方向へ傾けた状態で保持され、赤外光発光部47によって左領域の天井49aにC画像を映写している様子を示している。図12(b)はその状態において受光カメラ44が撮影したC画像を含めた天井49aの画像を平面画像に変換した画像を示す説明図である。図12(c)は受光カメラ44が撮影したD画像を含めた天井49aの画像を平面画像に変換した画像を示す説明図である。さらに詳しくは、マイク45が略垂直よりも映写する方向を前後方向へのみ傾けた状態で保持され、赤外光発光部47によって右領域の天井49aにD画像を映写している様子を示している。
まず、赤外光発光部47を、天井49aの面に対して略垂直に映写したときに特定の図形、例えば略円形を有する画像を映写するように構成する。すると、赤外光発光部47によって天井49aに映写された画像を撮影し、その画像が略円形であれば(図10(c)のA画像、B画像を参照)、その画像が映写された天井49aの位置の下方に赤外光発光部47が存在すると推測できる。一方、この赤外光発光部47を略垂直よりも傾けた状態で保持し、天井49aに映写したときには、図12(b)に示すように、略楕円形のC画像となる。つまり、赤外光発光部47によって天井49aに映写された画像を撮影し、その画像が略楕円形であれば、その画像が映写された天井49aの位置の下方の位置から離れた位置に赤外光発光部47が存在すると推測できる。
そして、略楕円形の画像は、その略楕円形の長径方向から赤外光発光部47によって天井49aに映写されることによって形成される。よって、その略楕円形の長径方向もしくは短径方向の向きを測定すれば、赤外光発光部47が存在する位置の水平面上の方向を推測できる。また、その略楕円形の画像の長径と短径における長さを測定すれば、その略楕円形の長径方向から赤外光発光部47によって天井49aへ映写される角度を推測できる。このように略楕円形の長径と短径との比率と、長径方向もしくは短径方向の向きを測定することによって、マイク25を略垂直よりも傾けた状態で保持された場合に赤外光発光部47が存在する位置を推測できる。
上記のような測定と計算とによって赤外光発光部47の存在する位置を推測できるが、ここでは右領域、左領域及び中央領域のいずれかの位置に存在するかを判断する簡易化した手法について説明する。
図12(a)に例示したように、右領域に存在するマイク45が略垂直よりも映写する方向を左方向へ傾けた状態で保持されて映写した場合には、図12(b)のC画像に例示するように、左右方向へ長い略楕円形となる。このC画像の左右方向の長さLは、マイク45が略垂直よりも映写する方向を左方向へ傾けた角度に応じて長くなる。また、図12(c)に例示したように、マイク45が略垂直よりも映写する方向を前後方向へのみ傾けた状態で保持されて映写した場合には、D画像のように前後方向へ長い略楕円形となる。この略楕円形の左右方向の長さLは、その略楕円の短径SDとほぼ等しくなる。したがって、映写された略楕円形の画像の短径SDに対する略楕円形の左右方向の長さLの比率によって、マイク45が略垂直よりも映写する方向を左右方向へ傾けた角度の度合いが分かる。
そこで、例えばL/SDが1.5以下であれば、その画像が映写された天井49aの位置の下方の領域に赤外光発光部47の位置が存在すると判断し、L/SDが1.5以下でなければ、赤外光発光部47の位置が不定であると判断する。このような手法とすれば、右領域、左領域及び中央領域のいずれかの位置に赤外光発光部47が存在するか否かを簡易に判断できる。
以上により、カラオケ装置1は次のような処理を行なう。
まず、受光カメラ44は、図10(b)に示すように、大人用マイク45aに設けられた赤外光発光部47a及び子供用マイク45bに設けられた赤外光発光部47bがカラオケルーム49の天井49aに映写する互いに異なる画像であるA画像及びB画像を撮影し、その撮影した画像に基づいて画像信号を赤外光抽出部35(図2参照)へ出力する。そして、赤外光抽出部35は、その画像信号から第1の赤外光の画像信号のみを抽出するとともに第2の赤外光の画像信号のみを抽出し、その抽出されたそれぞれの画像信号を2値化部37へ出力する。そして、2値化部37は、それぞれの画像信号を2値化し、その2値化されたそれぞれの画像信号を制御部12へ出力する。
そして、制御部12が、その2値化されたそれぞれの画像信号に基づいて天井49aの画像のみを平面画像に変換し、その平面画像に基づいて第1の赤外光の画像の位置と形状を検出するとともに、第2の赤外光の画像の位置と形状を検出する。すなわち、2値化された第1の赤外光の画像信号においては赤外光発光部27aによって映写された画像の位置と形状のみが検出されるので、赤外光発光部27aによって映写された画像の位置と形状のみが検出できる。例えば図10(c)に示すように、赤外光発光部27aによって映写されたA画像が右領域の天井内に存在し、その形状は略円形と検出できる。また、2値化された第2の赤外光の画像信号においては赤外光発光部27bによって映写された画像の位置と形状のみが検出されるので、赤外光発光部27bによって映写された画像の位置と形状のみが検出できる。例えば図10(c)に示すように、赤外光発光部27bによって映写されたB画像が左領域の天井内に存在し、その形状は略円形と検出できる。
そして、制御部12が、その検出されたそれぞれの赤外光の画像の位置と形状に基づいて赤外光発光部47aの位置及び赤外光発光部47bの位置が右領域内、左領域内及び中央領域内のいずれかに存在するかを判断する。すなわち、上述したようなマイク25を略垂直よりも傾けた状態で保持された場合に赤外光発光部47の位置を推測する手法に基づいて赤外光発光部47aの位置及び赤外光発光部47bの位置が右領域内、左領域内及び中央領域内のいずれかに存在するかを判断する。例えば図10(c)に示すように、赤外光発光部47aによって映写されたA画像のL/SDが1.5以下であれば、赤外光発光部47aの位置が右領域に存在すると判断する。また、例えば図12(b)に示すように、赤外光発光部47によって映写されたC画像のL/SDが1.5以下でなければ、赤外光発光部47aの位置が不定であると判断する。
なお、大人用マイク45aが「第1のマイクロフォン」に相当し、子供用マイク45bが「第2のマイクロフォン」に相当する。表示部36が「表示手段」に相当し、制御部12が「制御手段」、「検出手段」及び「判断手段」に相当し、赤外光発光部47a,47bが「第1の映像手段」、「第2の映像手段」にそれぞれ相当し、受光カメラ44が「撮影手段」に相当する。赤外光抽出部35と2値化部37とが「第1の抽出手段」及び「第2の抽出手段」に相当し、HDD16が「記憶手段」に相当し、凸レンズ461と透光部453とが「第1の映写口」、「第2の映写口」及び「映写口」に相当する。
次に、第2実施形態において制御部12が実行する背景映像の表示制御処理について図13〜図15のフローチャート等に基づいて説明する。第1実施形態の[背景影像の表示制御処理]との相違点は、[背景影像の表示制御処理]のS40の処理である。第1実施形態のS40の処理は[背景映像出力処理(1)]であったが、第2実施形態ではこの処理に替わって次に説明する[背景映像出力処理(2)]を実行する。以下、[背景映像出力処理(2)]について説明する。
[背景映像出力処理(2)]
背景映像出力処理(2)の詳細について、図13のフローチャートを参照して説明する。
まず、大人用マイク45aに設けられた赤外光発光部47aから第1の画像を映写し、子供用マイク45bに設けられた赤外光発光部47bから第2の画像を映写する(S410)。S410の処理が終了したらS412の処理へ移行する。
S412の処理においては、子供用マイクの位置決定処理を実行する。この子供用マイクの位置決定処理の詳細については、図14のフローチャートを参照して後で説明する。S412の処理が終了したらS414の処理へ移行する。
S414の処理においては、大人用マイクの位置決定処理を実行する(S414)。この大人用マイクの位置決定処理の詳細については、図15のフローチャートを参照して後で説明する。
上述のS412の処理とS414の処理によって、大人用マイク25a及び子供用マイク25bそれぞれの存在位置を決定する。
上述した処理において決定された、大人用マイク45aに設けられた赤外光発光部47a及び子供用マイク45bに設けられた赤外光発光部47bそれぞれの存在位置に基づいて、図9に示す右映像が見える領域、左映像が見える領域、それらの間にある左右映像が混ざって見える領域のいずれに大人用マイク45aあるいは子供用マイク45bが存在するかの対応関係を把握することができる。具体的には、図12(a)に示す右領域、左領域及び中央領域を、それぞれ図9に示す右映像が見える領域、左映像が見える領域及び左右映像が混ざって見える領域に対応させる。
そして、S414の処理が終了したらS500の処理へ移行する。
S500の処理以降の処理は、第1実施形態のS300の処理以降の処理と同じであるので説明を省略する。
[子供用マイクの位置決定処理]
それでは、図13のS412に示す子供用マイクの位置決定処理の詳細について、図14のフローチャートを参照して説明する。
まず、子供用マイク45bからの画像の形状と位置を検出する(S5100)。具体的には、上述した[受光カメラ44の構成の説明]のように、子供用マイク45bに設けられた赤外光発光部47bによって天井49aに映写された画像の位置と形状のみを検出する。S5100の処理が終了したらS5150の処理へ移行する。
S5150の処理においては、子供用マイク45bからの画像の形状と位置を検出したか否かを判断する。そして、子供用マイク45bからの画像の形状と位置を検出したと判断した場合には(S5150:YES)、S5200の処理へ移行する。一方、子供用マイク45bからの画像の形状と位置を検出していないと判断した場合には(S5150:NO)、S5500の処理へ移行する。
S5200の処理においては、子供用マイク45bからの画像の形状は略円形か否かを判断する。具体的には、略円形の長径の長さ(以下、LDとも称する)と、短径の長さ(以下、SDとも称する)とを測定し、その比率LD/SDの数値が例えば1.2以下であれば略円形と判断し、1.2以下でなければ略円形でなく略楕円形と判断する。そして、子供用マイク45bからの画像の形状が略円形と判断した場合には(S5200:YES)、S5300の処理へ移行する。一方、子供用マイク45bからの画像の形状が略円形ではないと判断した場合には(S5200:NO)、S5250の処理へ移行する。
S5250の処理においては、L/SD≦1.5か否かを判断する。具体的には、上述した[受光カメラ44の構成の説明]のように、略楕円形の左右方向の長さ(以下、Lとも称する)と、SDとを測定し、その比率L/SDの数値が例えば1.5以下であれば子供用マイク45bの位置が存在すると判断し、1.5以下でなければ子供用マイク45bの位置が不定であると判断する。なお、この数値「1.5」の値は、固定値ではなく、求められる設計許容範囲によって設定される値である。そして、L/SD≦1.5であると判断した場合には(S5250:YES)、S5300の処理へ移行する。一方、L/SD≦1.5ではないと判断した場合には(S5250:NO)、S5500の処理へ移行する。
S5300の処理においては、子供用マイク45bからの画像の位置は左側か否かを判断する。具体的には、上述した[受光カメラ44の構成の説明]のように、検出された子供用マイク45bからの画像の位置と形状に基づいて子供用マイク45bの位置が左領域内に存在するか否かを判断する。そして、子供用マイク45bからの画像の位置は左側であると判断した場合には(S5300:YES)、S5350の処理へ移行する。一方、子供用マイク45bからの画像の位置は左側ではないと判断した場合には(S5300:NO)、S5400の処理へ移行する。
S5350の処理においては、子供用マイク45bの位置は左側であると決定する。
S5400の処理においては、子供用マイク45bからの画像の位置は右側か否かを判断する。具体的には、上述した[受光カメラ44の構成の説明]のように、検出された子供用マイク45bからの画像の位置と形状に基づいて子供用マイク45bの位置が右領域内に存在するか否かを判断する。そして、子供用マイク45bからの画像の位置は右側であると判断した場合には(S5400:YES)、S5450の処理へ移行する。一方、子供用マイク45bからの画像の位置は右側ではないと判断した場合には(S5400:NO)、S5500の処理へ移行する。
S5450の処理においては、子供用マイク45bの位置は右側であると決定する。
S5500の処理においては、子供用マイク45bの位置は不定であると決定する。
そして、S5350の処理、S5450の処理及びS5500の処理のいずれかの処理が終了したら本処理を終了する。そして、上述したように図13においてS414の処理へ移行する。
[大人用マイクの位置決定処理]
次に、図13のS414に示す大人用マイクの位置決定処理の詳細について、図15のフローチャートを参照して説明する。
まず、大人用マイク45aからの画像の形状と位置を検出する(S6100)。具体的には、上述した[受光カメラ44の構成の説明]のように、大人用マイク45aに設けられた赤外光発光部47aによって天井49aに映写された画像の位置と形状のみを検出する。S6100の処理が終了したらS6150の処理へ移行する。
S6150の処理においては、大人用マイク45aからの画像の形状と位置を検出したか否かを判断する。そして、大人用マイク45aからの画像の形状と位置を検出したと判断した場合には(S6150:YES)、S6200の処理へ移行する。一方、大人用マイク45aからの画像の形状と位置を検出していないと判断した場合には(S6150:NO)、S6500の処理へ移行する。
S6200の処理においては、大人用マイク45aからの画像の形状は略円形か否かを判断する。具体的には、略円形の長径の長さ(以下、LDとも称する)と、短径の長さ(以下、SDとも称する)とを測定し、その比率LD/SDの数値が例えば1.2以下であれば略円形と判断し、1.2以下でなければ略円形でなく略楕円形と判断する。そして、大人用マイク45aからの画像の形状が略円形と判断した場合には(S6200:YES)、S6300の処理へ移行する。一方、大人用マイク45aからの画像の形状が略円形ではないと判断した場合には(S6200:NO)、S6250の処理へ移行する。
S6250の処理においては、L/SD≦1.5か否かを判断する。具体的には、上述した[受光カメラ44の構成の説明]のように、略楕円形の左右方向の長さ(以下、Lとも称する)と、SDとを測定し、その比率L/SDの数値が例えば1.5以下であれば大人用のマイク45aの位置が存在すると判断し、1.5以下でなければ大人用のマイク45aの位置が不定であると判断する。なお、この数値「1.5」の値は、固定値ではなく、求められる設計許容範囲によって設定される値である。そして、L/SD≦1.5であると判断した場合には(S6250:YES)、S6300の処理へ移行する。一方、L/SD≦1.5ではないと判断した場合には(S6250:NO)、S6500の処理へ移行する。
S6300の処理においては、大人用マイク45aからの画像の位置は左側か否かを判断する。具体的には、上述した[受光カメラ44の構成の説明]のように、検出された大人用マイク45aからの画像の位置と形状に基づいて大人用マイク45aの位置が左領域内に存在するか否かを判断する。そして、大人用マイク45aからの画像の位置は左側であると判断した場合には(S6300:YES)、S6350の処理へ移行する。一方、大人用マイク45aからの画像の位置は左側ではないと判断した場合には(S6300:NO)、S6400の処理へ移行する。
S6350の処理においては、大人用マイク45aの位置は左側であると決定する。
S6400の処理においては、大人用マイク45aからの画像の位置は右側か否かを判断する。具体的には、上述した[受光カメラ44の構成の説明]のように、検出された大人用マイク45aからの画像の位置と形状に基づいて大人用マイク45aの位置が右領域内に存在するか否かを判断する。そして、大人用マイク45aからの画像の位置は右側であると判断した場合には(S6400:YES)、S6450の処理へ移行する。一方、大人用マイク45aからの画像の位置は右側ではないと判断した場合には(S6400:NO)、S6500の処理へ移行する。
S6450の処理においては、大人用マイク45aの位置は右側であると決定する。
S6500の処理においては、大人用マイク45aの位置は不定であると決定する。
そして、S6350の処理、S6450の処理及びS6500の処理のいずれかの処理が終了したら本処理を終了する。そして、上述したように図13においてS414の処理へ移行する。
[効果の説明]
(1)第2実施形態のカラオケ装置1によれば、例えばカラオケルーム49内においてマイクと受光カメラとの間に歌唱者以外の同伴者やテーブル上の飲食物などの障害物が存在し、マイクに設けられた赤外光発光部から放射された光を受光手段が直接撮影できない場合などに効果的である。つまり、マイク45に設けた赤外光発光部47がカラオケルーム49内の天井49aに画像を映写し、受光カメラ44がその映写された画像をそれらの障害物を避けて、撮影するので、それらの障害物があってもマイク45の存在位置を判断できる。
(2)また、赤外光発光部47の透光部453を利用者によって持たれることが少ない受音受光部450に設けた。そして、透光部453が、発光部463から発した光を用いてマイク45の上方の天井49aに画像を映写できるので、例えば歌唱者が、マイク45に設けられた赤外光発光部47を天井49aの方へ向けて握り手部256を意識的に持つ必要がない。したがって、歌唱者は、マイク45の握り手部256を持ちやすいように自由に持つことができるので、カラオケを集中して楽しむことができる。
[第3実施形態]
上記第2実施形態では、大人用マイク45aに設けられた赤外光発光部47a及び子供用マイク45bに設けられた赤外光発光部47bは、大人用マイク45a,子供用マイク45bが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、互いに異なる第1の赤外光及び第2の赤外光を用いて大人用マイク45a,子供用45bの略上方向の天井49aに第1の画像及び第2の画像を映写できるように構成されている。これに対して、第3実施形態では、大人用マイク55aに設けられた赤外光発光部57a及び子供用マイク55bに設けられた赤外光発光部57bは、大人用マイク55a,子供用マイク55bが天井49aの面に対して略垂直に映写したときに互いに異なる第1の図形及び第2の図形を有する画像を映写できるように構成している。なお、上述の赤外光発光部及びマイク以外の構成は同一であるので、それらの構成の構成要素の符号については第2実施形態と同一の符号を用いて説明する。
以下、第3実施形態を図面とともに説明する。
図17(a)はカラオケルーム49内において受光カメラ44が天井49aに対して斜めから撮影した画像に基づいて制御部12が天井49aの画像のみを平面画像に変換した画像を示す説明図である。図17(b)は受光カメラ44が撮影したI画像を含めた天井49aの画像のみを平面画像に変換した画像を示す説明図である。図17(c)は赤外光発光部57bが設けられている子供用マイク55bの外観を示す斜視図である。
さらに詳しくは、図17(a)は大人用マイク55aに設けられた赤外光発光部57aによって天井49aに映写された略円形のG画像が右領域の天井49aに存在し、子供用マイク55bに設けられた赤外光発光部57bによって天井49aに映写された略円環形のH画像が左領域の天井49aに存在している様子を示している。図17(b)は子供用マイク55bが略垂直よりも映写する方向を左方向へ傾けた状態で保持され、赤外光発光部57bによって左領域の天井49aにI画像を映写している様子を示している。
そして、第2実施形態との構成が相違する赤外光発光部57a,57bの構成を説明する。
[赤外光発光部57a,57bの構成の説明]
上記第2実施形態の赤外光発光部47a、47bと赤外光発光部57a、57bとの構成の相違は透光部及び発光部である。なお、赤外光発光部57aの透光部を透光部553aとし、発光部を発光部563aとする。また、赤外光発光部57bの透光部を透光部553bとし、発光部を発光部563bとする。
透光部553a(図示せず)は、例えばガラスまたは樹脂成型品などの透明な材料からなり、円蓋状の形状をなし、大人用マイク55a(図示せず)が略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、凸レンズ461(図示せず)によって平行にされた赤外光を用いて大人用マイク55aの上方の天井49aに第1の画像を映写する。なお、このように構成された透光部553aによれば、図17(a)に示すように、天井49aの面に対して略垂直に映写したときに特定画像として略円形のG画像を映写する。
透光部553bは、図17(c)に示すように、例えばガラスまたは樹脂成型品などの透明な材料からなり、円蓋状の形状をなし、その頭頂部の略中央部に略円形の不透明部554を有し、子供用マイク55bが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、凸レンズ461(図示せず)によって平行にされた赤外光を用いて子供用マイク55bの上方の天井49aに第2の画像を映写する。そして、不透明部554は、例えば樹脂成型品などの不透明な材料からなり、円蓋状の形状をなし、透光部553bの頭頂部の略中央部に例えば樹脂系の接着剤によって貼り付けられる。なお、このように構成された透光部553bによれば、図17(a)に示すように、天井49aの面に対して略垂直に映写したときに特定画像として略円環形のH画像を映写する。
発光部563a,563bは、ともに赤外光送信部121から出力された赤外光変調信号を入力すると同じ赤外光を放出する例えば赤外線発光ダイオードや赤外線ランプなどの発光器で構成される。
そして、図17(b)に示すような略円環形の外周と内周が略楕円形となっているI画像は、その略楕円形の長径方向から赤外光発光部57によって天井49aに映写されることによって形成される。よって、上述した[受光カメラ44の構成の説明]における「マイク25を略垂直よりも傾けた状態で保持された場合に赤外光発光部47の位置を推測する手法」に基づいて赤外光発光部57bが存在する位置は右領域内、左領域内及び中央領域内のいずれかに存在するかを判断する。
以上により、カラオケ装置1は次のような処理を行なう。
まず、受光カメラ44は、図17(a)に示すように、大人用マイク55aに設けられた赤外光発光部57a及び子供用マイク55bに設けられた赤外光発光部57bがカラオケルーム49の天井49aに映写する第1の図形を有する画像及び第2の図形を有する画像を撮影し、その撮影した画像に基づいて画像信号を赤外光抽出部35(図2参照)へ出力する。例えば第1の図形として略円形の図形を有するG画像とし、第2の図形として略円環形の図形を有するH画像とする。
そして、赤外光抽出部35は、その画像信号から赤外光の画像信号を抽出し、その抽出された画像信号を2値化部37へ出力する。そして、2値化部37は、画像信号を2値化し、その2値化された画像信号を制御部12へ出力する。
そして、制御部12が、その2値化された画像信号に基づいて天井49aの画像のみを平面画像に変換し、その平面画像に基づいて第1の図形の特徴を有する画像の位置と形状を検出するとともに、第2の図形の特徴を有する画像の位置と形状を検出する。例えば図17(a)に示すように、略円形の特徴を有するG画像が右領域の天井49a内に存在し、その形状は略円形と検出し、略円環形の特徴を有するH画像が左領域の天井49a内に存在し、その形状は略円環形と検出する。また、例えば図17(b)に示すように、略楕円形の特徴を有するI画像が左領域の天井49a内に存在し、その形状は略円環形の外周と内周が略楕円形と検出する。
そして、制御部12が、その検出された第1の図形の特徴を有する画像の位置と形状に基づいて赤外光発光部57aの位置が右領域内、左領域内及び中央領域内のいずれかに存在するかを判断し、その検出された第2の図形の特徴を有する画像の位置と形状に基づいて赤外光発光部57bの位置が右領域内、左領域内及び中央領域内のいずれかに存在するかを判断する。例えば図17(a)に示すように、検出された略円形の特徴を有するG画像の位置(右領域の天井49a内に存在)と、その形状(略円形)に基づいて赤外光発光部57aの位置が右領域に存在すると判断し、検出された略円環形の特徴を有するH画像の位置(左領域の天井49a内に存在)と、その形状(略円環形)に基づいて赤外光発光部57bの位置が右領域に存在すると判断する。また、上述した[受光カメラ44の構成の説明]における「マイク25を略垂直よりも傾けた状態で保持された場合に赤外光発光部47の位置を推測する手法」に基づいて、例えば図17(b)に示すように、検出された略円環形の特徴を有するI画像の略楕円形の外周のL/SDが1.5以下でなければ、赤外光発光部57bの位置が不定であると判断する。
なお、大人用マイク55aが「第1のマイクロフォン」に相当し、子供用マイク55bが「第2のマイクロフォン」に相当する。表示部36が「表示手段」に相当し、制御部12が「制御手段」及び「判断手段」に相当し、赤外光発光部57a,57bが「第1の映像手段」、「第2の映像手段」にそれぞれ相当し、受光カメラ44が「撮影手段」に相当する。赤外光抽出部35、2値化部37及び制御部12が「図形検出手段」に相当し、HDD16が「記憶手段」に相当する。
[効果の説明]
第3実施形態のカラオケ装置1によれば、例えばカラオケルーム49内においてマイクと受光カメラとの間に歌唱者以外の同伴者やテーブル上の飲食物などの障害物が存在し、マイクに設けられた赤外光発光部から放射された光を受光手段が直接撮影できない場合などに効果的である。つまり、マイク55に設けた赤外光発光部57がカラオケルーム49内の天井49aに互いに異なる図形を有する画像を映写し、それらの障害物を避けて、映写された画像を撮影するので、それらの障害物があってもマイク55の存在位置を判断できる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
(1)上記第2実施形態では、カラオケ装置1が、カラオケルーム49において使用されることを想定したが、これには限らない。カラオケ装置1が、自動車などの移動体に搭載される車載カラオケ装置として使用されてもよい。
したがって、この車載カラオケ装置の構成は、上記第2実施形態と同一であるので、カラオケ装置の構成要素の符号については第2実施形態と同一の符号を用いて説明する。
図16(a)は自動車449内に設置されたカラオケ装置1の表示部36と受光カメラ44と乗員との配置の様子を上方から見た図であり、図16(b)は大人用マイク45a及び子供用マイク45bにそれぞれ設けられている赤外光発光部47a,47bによって自動車449内の天井449aに映写された画像を受光カメラ44が撮影する様子をその側方から見た図である。さらに詳しくは、図12(a)は前部座席の右領域(運転席)と左領域(助手席)に大人の利用者が存在し、後部座席に1人の子供の利用者が存在している様子を示している。そして、後部座席の子供は右領域へも左領域へも移動可能な様子を示している。なお、例えば車載ナビゲーション装置の表示部がデュアルビューディスプレイであれば、この表示部をカラオケ装置1の表示部36として使用することもできる。図16(b)は大人用マイク45aに設けられた赤外光発光部47aが天井449aにE画像を映写し、子供用マイク45bに設けられた赤外光発光部47bが天井449aにF画像を映写し、受光カメラ44がその映写されたE画像及びF画像を撮影する様子を示している。
そして、受光カメラ44は、表示部36の表示画面外で表示画面の横方向の略中央の上部にカメラレンズが天井449aへ向けられて配置されている。
このようにすれば、後部座席の子供の利用者がカラオケ歌唱する場合には、子供用マイク45bと受光カメラ44との間に例えば前部座席やヘッドレストなどの障害物があっても、子供用マイク45bに設けられた赤外光発光部47bが自動車449内の天井449aにF画像を映写し、受光カメラ44がその映写されたF画像をそれらの障害物を避けて、撮影するので、子供用マイク45bの存在位置を判断できる。
そして、自動車449内において大人と子供が2人で一緒にカラオケ曲を歌唱する場合であって、背景映像に大人向けの映像内容が含まれている楽曲を選択した場合には、上述した背景映像出力処理(図5のS40及び図13〜図15参照)を実行することにより、大人用マイク45a及び子供用マイク45bの位置を介して大人と子供の位置関係を自動的に判定する。そして、その判定した対応関係に基づいて、表示部36の左右画面へ表示する背景映像の内容を制御する。具体的には、後部座席に位置する子供には大人向けの背景映像を見せないようにしながら、助手席に位置する大人はその背景映像を見ることができるようにすることができる。つまり、大人・子供それぞれに適した背景映像を表示させることができるため、よりカラオケを楽しむことができる。
また、自動車449に限らず、バスでもよいし、列車、飛行機など種々の移動体での使用が考えられる。
(2)上記実施形態では、大人用マイク25a(45a,55a)、子供用マイク25b(45b,55b)がそれぞれ1本ずつの計2本のマイクを想定したが、例えば大人用マイクまたは子供用マイクの少なくともいずれか一方が2本以上存在してもよい。この場合には、2本以上の子供用マイクの少なくともいずれか一方がアダルト映像の見える位置に存在する場合には、表示部36の左右両画面に非アダルト映像を表示させる。そして、2本以上の子供用マイクの全てが左右のいずれかに存在し、2本以上の大人用マイクの全てが子供用マイクの存在する側とは反対側に存在する場合に、左右それぞれにアダルト映像と非アダルト映像を表示させるようにすればよい。
(3)上記実施形態では、第1の歌唱者と第2の歌唱者の関係について、大人と子供という事例を挙げて説明したが、第1の歌唱者と第2の歌唱者は大人と子供という関係のみに限定されるわけではない。例えば第1の歌唱者と第2の歌唱者は男性と女性であってもよいし、第1の歌唱者と第2の歌唱者は上司と部下など、種々の関係が考えられる。そして、それらの関係に応じて背景画像の内容も適宜設定すればよい。
カラオケ装置1の構成を示すブロック図である。 映像出力に関する構成と、赤外光放射及び赤外光撮影に関する構成を示すブロック図である。 (a)は赤外光発光部27が設けられているマイク25の外観を示す斜視図であり、(b)はそのマイク25の縦断面図である。 (a)はカラオケルーム49内において赤外光発光部27a,27bによって放射された赤外光を受光カメラ34が撮影する様子を上方から見た図であり、図4(b)はその斜視図であり、(c)は受光カメラ34が撮影した画像を示す説明図である。 所定のカラオケ楽曲が選択されている場合の制御処理全体を示すフローチャートである。 背景映像出力処理(1)を示すフローチャートである。 楽曲データフォーマットの説明図である。 (a)は大人用マイク25a及び子供用マイク25bの位置と、左右画面の映像内容の対応関係を示す説明図であり、(b)は、大人用マイク25a及び子供用マイク25bの位置と、切替スイッチ部383の4つのスイッチS1,S2,S3,S4のON/OFF状態の対応関係を示す説明図である。 デュアルビュー表示の説明図である。 (a)はカラオケルーム49内において赤外光発光部47a,47bによって天井49aに映写された画像を受光カメラ44が撮影する様子をその側方から見た図であり、(b)は(a)の状態において天井49aに映写された画像と、赤外光発光部47a,47bとを受光カメラ44側から見た図であり、(c)は(b)のように受光カメラ44が天井49aに対して斜めから撮影した画像に基づいて制御部12が天井49aの画像のみを平面画像に変換した画像を示す説明図である。 (a)は赤外光発光部47が設けられているマイク45の外観を示す斜視図であり、(b)はそのマイク45の縦断面図である。 (a)は表示部36の表示画面側からカラオケルーム49が有する右領域、左領域及び中央領域を見た図であり、(b)は(a)の状態において受光カメラ44が撮影したC画像を含めた天井49aの画像を平面画像に変換した画像を示す説明図であり、(c)は受光カメラ44が撮影したD画像を含めた天井49aの画像を平面画像に変換した画像を示す説明図である。 背景映像出力処理(2)を示すフローチャートである。 子供用マイクの位置決定処理を示すフローチャートである。 大人用マイクの位置決定処理を示すフローチャートである。 (a)は自動車449内における表示部36と受光カメラ34と乗員との配置の様子を上方から見た図であり、(b)は自動車449内において赤外光発光部47a,47bによって天井449aに映写された画像を受光カメラ44が撮影する様子をその側方から見た図である。 (a)はカラオケルーム49内において受光カメラ44が天井49aに対して斜めから撮影した画像に基づいて制御部12が天井49aの画像のみを平面画像に変換した画像を示す説明図であり、(b)は受光カメラ44が撮影したI画像を含めた天井49aの画像のみを平面画像に変換した画像を示す説明図であり、(c)は赤外光発光部57が設けられている子供用マイク55bの外観を示す斜視図である。
符号の説明
1…カラオケ装置、2…リモコン端末、12…制御部、14…インタフェース部、16…ハードディスク(HDD)、18…操作部、20…赤外線通信部、22…操作処理部、24…音声制御部、25a,45a,55a…大人用マイク、25b,45b,55b…子供用マイク、25,25c,25d,45,55…マイク、27a,27b,27,47a,47b,47,57a,57b,57…赤外光発光部、28…スピーカ、30…MIDI音源、32,33…ビデオRAM、34,44…受光カメラ、35…赤外光抽出部、36…表示部、36a…表示画面、37…2値化部、38…映像制御部、39…バス、40…USB、49…カラオケルーム、49a…天井、49b…床、100…ネットワーク、121…赤外光送信部、250,450…受音受光部、251…上部、253,453,553a,553b…透光部、255,455…下部、256,456…握り手部、257,457…端子部、258,458…ケーブル、259…反射体、261,461…凸レンズ、263,463,563a,563b…発光部、265,465…受音部、381…第1VGA部、382…第2VGA部、383…切替スイッチ部、384…第1映像出力部、385…第2映像出力部、449…自動車、449a…天井、554…不透明部。

Claims (8)

  1. 第1の歌唱者によるカラオケ歌唱の音声信号を入力する第1のマイクロフォンと、
    第2の歌唱者によるカラオケ歌唱の音声信号を入力する第2のマイクロフォンと、
    歌詞テロップ及び背景映像を表示する表示手段と、
    選択されたカラオケ楽曲を演奏し且つ歌詞テロップ及び背景映像を表示手段に表示させる制御手段と、
    を備え、
    前記カラオケ楽曲としては、背景映像に第1の映像と第2の映像とが含まれている特定のカラオケ楽曲があり、
    前記表示手段は、同一の表示画面に対する第1の視点及び第2の視点にそれぞれ対応する第1の表示方向及び第2の表示方向に、互いに異なる第1の映像及び第2の映像を同時に表示可能に構成されており、
    さらに、
    前記第1のマイクロフォンに設けられ、第1の周波数を有する光を放射するように構成された第1の発光手段と、
    前記第2のマイクロフォンに設けられ、前記第1の周波数とは異なる第2の周波数を有する光を放射するように構成された第2の発光手段と、
    前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンが第1の領域及び第2の領域を有する設定領域内に存在する際に、前記第1の発光手段及び第2の発光手段によって放射された光を撮影可能に配置され、その撮影した光に基づいて画像信号を出力する撮影手段と、
    前記撮影手段によって出力された画像信号から第1の周波数を有する光の画像信号のみを抽出する第1の抽出手段と、
    前記撮影手段によって出力された光の画像信号から第2の周波数を有する光の画像信号のみを抽出する第2の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段及び第2の抽出手段によって抽出された光の画像信号に基づいて前記第1の発光手段の位置及び第2の発光手段の位置が前記第1の領域内もしくは前記第2の領域内に存在するか否かを判断する判断手段と、
    前記第1の領域及び第2の領域と、前記第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記特定のカラオケ楽曲が選択されている場合には、そのカラオケ楽曲が選択されてからそのカラオケ楽曲の演奏が終了するまでの間、前記第1の発光手段の位置及び第2の発光手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断するよう前記判断手段を制御し、その判断された存在位置と、前記記憶手段に記憶された対応関係とに基づいて、前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を判定し、その判定した対応関係に基づいて、第1の表示方向及び第2の表示方向に表示させるための映像内容を決定し、その決定した映像内容に応じて第1の映像または第2の映像を選択して前記表示手段へ表示させることを特徴とするカラオケ装置。
  2. 請求項1に記載のカラオケ装置において、
    前記第1の発光手段は、
    第1の周波数を有する光を発する第1の発光部と、
    前記第1のマイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、前記第1のマイクロフォンの略水平方向へ前記発光部から発した光を放射する第1の反射体と、
    を備え、
    前記第2の発光手段は、
    第2の周波数を有する光を発する第2の発光部と、
    前記第2のマイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、前記第2のマイクロフォンの略水平方向へ前記発光部から発した光を放射する第2の反射体と、
    を備えることを特徴とするカラオケ装置。
  3. 第1の歌唱者によるカラオケ歌唱の音声信号を入力する第1のマイクロフォンと、
    第2の歌唱者によるカラオケ歌唱の音声信号を入力する第2のマイクロフォンと、
    歌詞テロップ及び背景映像を表示する表示手段と、
    選択されたカラオケ楽曲を演奏し且つ歌詞テロップ及び背景映像を表示手段に表示させる制御手段と、
    を備え、
    前記カラオケ楽曲としては、背景映像に第1の映像と第2の映像とが含まれている特定のカラオケ楽曲があり、
    前記表示手段は、同一の表示画面に対する第1の視点及び第2の視点にそれぞれ対応する第1の表示方向及び第2の表示方向に、互いに異なる第1の映像及び第2の映像を同時に表示可能に構成されており、
    さらに、
    前記第1のマイクロフォンに設けられ、画像を映写可能な天井に第1の画像を映写可能に構成された第1の映像手段と、
    前記第2のマイクロフォンに設けられ、前記天井に第1の画像とは異なる第2の画像を映写可能に構成された第2の映像手段と、
    前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンによって前記天井に映写された画像が第1の領域及び第2の領域を有する設定領域内に存在する際に、前記第1の映像手段及び第2の映像手段によって前記天井に映写された第1の画像及び第2の画像を撮影可能に配置され、その撮影した画像に基づいて画像信号を出力する撮影手段と、
    前記撮影手段によって出力された画像信号に基づいて前記第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が前記第1の領域内もしくは前記第2の領域内に存在するか否かを判断する判断手段と、
    前記第1の領域及び第2の領域と、前記第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記特定のカラオケ楽曲が選択されている場合には、そのカラオケ楽曲が選択されてからそのカラオケ楽曲の演奏が終了するまでの間、前記第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が第1の領域内もしくは第2の領域内に存在するか否かを判断するよう前記判断手段を制御し、その判断された存在位置と、前記記憶手段に記憶された対応関係とに基づいて、前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を判定し、その判定した対応関係に基づいて、第1の表示方向及び第2の表示方向に表示させるための映像内容を決定し、その決定した映像内容に応じて第1の映像または第2の映像を選択して前記表示手段へ表示させることを特徴とするカラオケ装置。
  4. 請求項3に記載のカラオケ装置において、
    前記第1の映像手段は、第1の周波数を有する光を用いて映写され、前記天井の面に対して略垂直に映写したときに特定の図形を有する第1の特定画像を前記第1の画像として前記天井に映写し、
    前記第2の映像手段は、第2の周波数を有する光を用いて映写され、前記天井の面に対して略垂直に映写したときに特定の図形を有する第2の特定画像を前記第2の画像として前記天井に映写し、
    さらに、
    前記撮影手段によって出力された画像信号から第1の周波数を有する光の画像信号のみを抽出する第1の抽出手段と、
    前記撮影手段によって出力された画像信号から第2の周波数を有する光の画像信号のみを抽出する第2の抽出手段と、
    前記第1の画像抽出手段によって抽出された画像信号に基づいて第1の周波数を有する光の画像の位置と形状とを検出するとともに、前記第2の抽出手段によって抽出された画像信号に基づいて第2の周波数を有する光の画像の位置と形状とを検出する検出手段と、
    を備え、
    前記判断手段は、前記検出手段によって検出された画像の位置と形状とに基づいて前記第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が前記第1の領域内もしくは前記第2の領域内に存在するか否かを判断することを特徴とするカラオケ装置。
  5. 請求項4に記載のカラオケ装置において、
    前記第1の映像手段は、
    第1の周波数を有する光を発する第1の発光部と、
    前記第1のマイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、前記発光部から発した光を用いて前記第1のマイクロフォンの上方の前記天井に第1の特定画像を映写する第1の映写口と、
    を備え、
    前記第2の映像手段は、
    第2の周波数を有する光を発する第2の発光部と、
    前記第2のマイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、前記発光部から発した光を用いて前記第2のマイクロフォンの上方の前記天井に第2の特定画像を映写する第2の映写口と、
    を備えることを特徴とするカラオケ装置。
  6. 歌唱者によるカラオケ歌唱の音声信号を入力するマイクロフォンであって、
    前記マイクロフォンに設けられ、第1の周波数または第2の周波数のいずれか一方を有する光を発する発光部と、
    前記マイクロフォンが略垂直に保持され、外部からの音声を受ける際に、前記発光部から発した光を用いて前記マイクロフォンの上方の天井に画像を映写し、且つ前記天井の面に対して略垂直に映写したときに特定の図形を有する画像を映写する映写口と、
    を備えることを特徴とするマイクロフォン。
  7. 請求項3に記載のカラオケ装置において、
    前記第1の映像手段は、前記天井の面に対して略垂直に映写したときに第1の図形を有する画像を前記第1の画像として前記天井に映写し、
    前記第2の映像手段は、前記天井の面に対して略垂直に映写したときに第2の図形を有する画像を前記第2の画像として前記天井に映写し、
    さらに、前記撮影手段によって出力された画像信号に基づいて第1の図形の特徴を有する画像の位置と形状とを検出するとともに、第2の図形の特徴を有する画像の位置と形状とを検出する図形検出手段を
    備え、
    前記判断手段は、前記図形検出手段によって検出された画像の位置と形状とに基づいて前記第1の映像手段の位置及び第2の映像手段の位置が前記第1の領域内もしくは前記第2の領域内に存在するか否かを判断することを特徴とするカラオケ装置。
  8. 請求項1、請求項3、請求項4及び請求項7のいずれかに記載のカラオケ装置において、
    前記制御手段は、前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、前記第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係に基づき、前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置が、それぞれ異なる前記表示方向に対応している場合には、前記第1の表示方向に表示するための映像内容と、前記第2の表示方向に表示するための映像内容とを異なるものに決定し、そうでない場合には、前記第1の表示方向に表示するための映像内容を、前記第2の表示方向に表示するための映像内容と同一のものに決定することを特徴とするカラオケ装置。
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