JP4396653B2 - 物体進路予測方法、装置、およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る物体進路予測装置の機能構成を示すブロック図である。同図に示す物体進路予測装置1は、四輪自動車等の移動体に搭載され、自車の周囲の所定範囲に存在する物体を検知し、この検知した物体および自車の進路を予測する装置である。
本発明の実施の形態2は、物体ごとの軌跡生成を行う際に、選択可能な全ての操作を動作させることによって軌跡を生成することを特徴とする。なお、本実施の形態2に係る物体進路予測装置の機能構成は、上述した実施の形態1に係る物体進路予測装置1の機能構成(図1を参照)と同じである。また、本実施の形態2に係る物体進路予測方法は、物体ごとの軌跡生成処理を除いて、上記実施の形態1に係る物体進路予測方法と同じである。
uic(T−Δt)=uic((K−1)Δt)をキャンセルし、LoopKを継続する場合(LoopK継続)には、再びステップS231−Kに戻る。他方、LoopKを終了する場合(LoopK終了)には、続くステップS233−(K−1)に進む。
ここまで、本発明を実施するための最良の形態として、実施の形態1および2を詳述してきたが、本発明はそれら二つの実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、本発明において、軌跡生成部の操作選択部では、自車に関してのみ現時点での操作を維持するものとしてもよい。この場合、自車では予測時点での内部状態が維持され、唯一つの操作が行われ続けることになるため、その操作を選択する操作選択確率は1であり、自車の軌跡集合として、時空間上には1本の軌跡のみが生成される。
2 入力部
3 センサ部
4 軌跡生成部(軌跡生成手段)
5 予測部(予測手段)
6 出力部(出力手段)
7 記憶部(記憶手段)
41 操作選択部(操作選択手段)
42 物体操作部(物体操作手段)
43 判定部(判定手段)
51 予測演算部
52 画像生成部
61 表示部
CN 表示画面
Da、Db 領域
Env(P)、Env'(P) 時空間環境
F フロントガラス
O1、O2、Oi 物体
R 道路
Claims (30)
- 物体の位置と当該物体の速度を含む内部状態とを少なくとも記憶する記憶手段を備えたコンピュータが、前記物体の進路を予測する物体進路予測方法であって、
前記物体の位置および内部状態を前記記憶手段から読み出し、この読み出した前記物体の位置および内部状態に基づいて、前記物体が時間の経過とともに取りうる位置の変化を時間および空間から構成される時空間上での複数の軌跡として生成する軌跡生成ステップと、
前記軌跡生成ステップで生成した複数の軌跡を用いることによって前記物体の進路の確率的な予測を行う予測ステップと、
を有し、
前記軌跡生成ステップは、
前記物体に対する操作を複数の操作から選択する操作選択ステップと、
前記操作選択ステップで選択した操作を所定時間動作させる物体操作ステップと、
前記物体操作ステップで前記選択した操作を動作させた後の前記物体の位置および内部状態が当該物体の制御に関する制御条件および当該物体の移動可能領域に関する移動条件を満たしているか否かを判定する判定ステップと、
を含み、
前記複数の軌跡の各々を生成する際、前記操作選択ステップから前記判定ステップに至る一連の処理を、一つの軌跡を生成するために経過させる時間である軌跡生成時間に達するまで繰り返し行うことを特徴とする物体進路予測方法。 - 前記軌跡生成時間は、前記物体の速度に応じて変更可能であることを特徴とする請求項1記載の物体進路予測方法。
- 前記物体は道路上に位置し、
前記軌跡生成時間は、前記道路の種類に応じて変更可能であることを特徴とする請求項1記載の物体進路予測方法。 - 前記軌跡生成時間は、前記複数の軌跡からなる集合の前記時空間上での単位体積当たりの密度が一様となる時間であることを特徴とする請求項1記載の物体進路予測方法。
- 前記操作選択ステップは、前記複数の操作の各々に付与された操作選択確率にしたがって操作を選択し、
前記判定ステップで判定した結果、前記物体の位置および内部状態が前記制御条件および前記移動条件を満たしている場合には、時間を進めて前記操作選択ステップに戻ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の物体進路予測方法。 - 前記操作選択確率は、乱数を用いて定義されることを特徴とする請求項5記載の物体進路予測方法。
- 前記操作選択確率は、当該物体の操作履歴に基づいて定められることを特徴とする請求項5記載の物体進路予測方法。
- 前記軌跡生成ステップで生成すべき軌跡の数が予め定められていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項記載の物体進路予測方法。
- 前記判定ステップで判定した結果、前記制御条件および前記移動条件を満たしている場合には、時間を進めて再帰呼出を行うことにより、選択可能な全ての操作を動作させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の物体進路予測方法。
- 前記予測ステップにおける予測結果を含む情報を出力する出力ステップをさらに有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項記載の物体進路予測方法。
- 前記記憶手段は、複数の物体の位置および内部状態を記憶し、
前記軌跡生成ステップは、前記複数の物体の前記時空間における軌跡をそれぞれ生成することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項記載の物体進路予測方法。 - 前記予測ステップは、前記複数の物体の中から一つの物体を特定し、この特定した物体以外の物体の前記時空間における存在確率を算出することを特徴とする請求項11記載の物体進路予測方法。
- 前記複数の物体は、実在の物体に加えて架空の物体を含むことを特徴とする請求項11または12記載の物体進路予測方法。
- 物体の位置と当該物体の速度を含む内部状態とを少なくとも記憶する記憶手段と、
前記物体の位置および内部状態を前記記憶手段から読み出し、この読み出した前記物体の位置および内部状態に基づいて、前記物体が時間の経過とともに取りうる位置の変化を時間および空間から構成される時空間上での複数の軌跡として生成する軌跡生成手段と、
前記軌跡生成手段で生成した複数の軌跡を用いることによって前記物体の進路の確率的な予測を行う予測手段と、
を備え、
前記軌跡生成手段は、
前記物体に対する操作を複数の操作から選択する操作選択手段と、
前記操作選択手段で選択した操作を所定時間動作させる物体操作手段と、
前記物体操作手段で前記選択した操作を動作させた後の前記物体の位置および内部状態が当該物体の制御に関する制御条件および当該物体の移動可能領域に関する移動条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、
を含み、
前記複数の軌跡の各々を生成する際、前記操作選択手段による操作選択処理から前記判定手段による判定処理に至る一連の処理を、一つの軌跡を生成するために経過させる時間である軌跡生成時間に達するまで繰り返し行うことを特徴とする物体進路予測装置。 - 前記軌跡生成時間は、前記物体の速度に応じて変更可能であることを特徴とする請求項14記載の物体進路予測装置。
- 前記物体は道路上に位置し、
前記軌跡生成時間は、前記道路の種類に応じて変更可能であることを特徴とする請求項14記載の物体進路予測装置。 - 前記軌跡生成時間は、前記複数の軌跡からなる集合の前記時空間上での単位体積当たりの密度が一様となる時間であることを特徴とする請求項14記載の物体進路予測装置。
- 前記操作選択手段は、前記複数の操作の各々に付与された操作選択確率にしたがって操作を選択し、
前記判定手段で判定した結果、前記物体の位置および内部状態が前記制御条件および前記移動条件を満たしている場合には、時間を進めて前記操作選択手段による操作選択処理に戻ることを特徴とする請求項14〜17のいずれか一項記載の物体進路予測装置。 - 前記操作選択確率は、乱数を用いて定義されることを特徴とする請求項18記載の物体進路予測装置。
- 前記操作選択確率は、当該物体の操作履歴に基づいて定められることを特徴とする請求項18記載の物体進路予測装置。
- 前記軌跡生成手段で生成すべき軌跡の数が予め定められていることを特徴とする請求項18〜20のいずれか一項記載の物体進路予測装置。
- 前記判定手段で判定した結果、前記制御条件および前記移動条件を満たしている場合には、時間を進めて再帰呼出を行うことにより、選択可能な全ての操作を動作させることを特徴とする請求項14〜17のいずれか一項記載の物体進路予測装置。
- 前記予測手段による予測結果を含む情報を出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項14〜22のいずれか一項記載の物体進路予測装置。
- 前記物体は自動車であり、
前記出力手段は、前記物体が有するフロントガラスに前記情報を重畳表示することを特徴とする請求項23記載の物体進路予測装置。 - 前記物体はカーナビゲーションシステムを備えた自動車であり、
前記出力手段は、前記情報を前記カーナビゲーションシステムの表示画面に表示することを特徴とする請求項23記載の物体進路予測装置。 - 前記記憶手段は、複数の物体の位置および内部状態を記憶し、
前記軌跡生成手段は、前記複数の物体の前記時空間における軌跡をそれぞれ生成することを特徴とする請求項14〜22のいずれか一項記載の物体進路予測装置。 - 前記予測手段は、前記複数の物体の中から一つの物体を特定し、この特定した物体以外の物体の前記時空間における存在確率を算出することを特徴とする請求項26記載の物体進路予測装置。
- 前記複数の物体は、実在の物体に加えて架空の物体を含むことを特徴とする請求項26または27記載の物体進路予測方法。
- 移動体に搭載されてなり、
前記記憶手段は、前記移動体を含む複数の物体の位置および内部状態を記憶するとともに、前記移動体が取りうる複数の進路を予め記憶し、
前記軌跡生成手段は、前記複数の物体のうち前記移動体以外の物体が前記移動体と前記時空間上で交差する確率が一定となる時間を前記軌跡生成時間として前記移動体以外の物体の軌跡を生成し、
前記予測手段は、前記移動体以外の物体の前記時空間における存在確率を算出することを特徴とする請求項14記載の物体進路予測装置。 - 請求項1〜13のいずれか一項記載の物体進路予測方法を前記コンピュータに実行させることを特徴とする物体進路予測プログラム。
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