JP4396642B2 - 位置決め装置 - Google Patents
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本形態によれば、位置決め部に設けた可動体に、ガイド体が案内挿入される案内面を設けたことにより、ワークを位置決め部に挿入位置決めする時、ガイド体をより滑らかに挿入することができ、ガイド体及び可動体の経年摩耗が減少する。
本形態によれば、ワークを位置決め部に挿入位置決めする時、ワークが浮き上ったり、振動でワークが搬送部内で踊っても飛び出したり、傾いて位置決めできなくなることを防止できるので、ワークの位置決め不良を防止でき、確実にワークを位置決めできる。
本形態によれば、搬送部を移動するための構成をより具体化する。
本形態によれば、押圧体の位置をより明確にする。
本形態によれば、ワークを位置決め部に挿入位置決めする時、可動体からの押圧力を、無理なくガイド体により受けながら、ガイド体をより滑らかに挿入することができるので、ワークの挿入を円滑に実施できる。
本形態によれば、本発明の位置決め装置の位置決め対象であるワークをより具体化する。
本形態によれば、ワーク、即ちリングの位置決め時に、V字状の当接面により円形のリングを確実に保持できるので、位置決めが確実に行われる。
本形態によれば、本発明の位置決め装置の用途をより具体化する。
ここでは図1から3を参照すると、図4及び5に開示される従来例の要素部分と同じ又は同様である図1から3の要素部分は、同じ参照符号により指定されている。
先ず、リング位置決め装置1において、パーツフィーダ等の部品供給装置から一個づつに分離されて供給されたリング(ワーク)12は先ず、搬送部2のリング(ワーク)保持体6(以下、リング保持体とする)に載せられるように設置される。保持体6は図1に示すように、先端が、切頭状の円錐体でありその下に円柱状部が続く構成であるので、リング12は、切頭円錐体部に案内されて、円柱状部に保持される。リング12がリング保持体6に保持された状態で、搬送駆動部3により搬送部2を直線的に(図1において左から右方向に)移動して、リング(ワーク)保持体6を位置決め部4に向かって水平移動させる。この時、ガイド体7が可動体9の案内面92を押圧して、弾性体14を圧縮させて可動体9を移動させる。本実施の形態において、案内面92は図2に示すように、可動体8の搬送部側の端部に、搬送部側に向かって拡がるような傾斜面として設けられる。しかし、案内面が固定体9の端部にも可動体と同様に設けられても良い。
本発明の一実施の形態のリング位置決め装置1により以下の効果が期待できる。
・上記手段を採用したことにより、即ち、特に、搬送部にガイド体を設け、ガイド体が上方及び水平方向で位置決め部に向って傾斜し、位置決め部に設けた可動体にガイド体が挿入される案内面を設けたことにより、リングを位置決め部に挿入位置決めする時、リングに力をかけることなく可動体を押し下げることが出来るようになり、更に搬送部が抜けるときに、可動体がリングに衝突することが防止できる。
・また、可動体及び固定体の上端面にリング内径に向う突起を設けることにより、振動でリングが搬送部内で踊っても飛び出したり、傾いて位置決めできなくなることを防止できる。
・上記作用が功奏し、即ち、搬送部にガイド体を設け、ガイド体が上及び水平方向に向って傾斜し、位置決め部に設けた可動体にガイド体が挿入される案内面を設けたこと、および、可動体と、固定体の上端面にリング内径に向う突起を設けることにより、位置決め時にリングに可動体を押圧する力が作用することなく、確実にリングを位置決めできるリング位置決め装置を提供できる。
また、上記において記載した、あるいは添付図面に示した実施の形態において、位置決め装置が取り扱うワークは、中空の円形薄板状のリングとして説明されたが、本発明はこれに限定されず、ワークの形状は円形以外の四角、六角等の多角形状でも良く、また薄板状ではなく、より厚い形状であっても良く、ワークの形状によって、本発明の位置決め装置の詳細構造は当然変更されても良い。このように、本発明の位置決め装置の対象となるワークはリング以外のものであっても良い。
上記の説明において、可動体のワーク(リング)に対する当接面は、V字状であったが、本発明はこれに限定されず、ワークに適応したこれ以外の形状であっても良い。
2 搬送部
3 搬送駆動部
4 位置決め部
5 位置決め駆動部
6 リング(ワーク)保持体
7 ガイド体
8 固定体
9 可動体
10 押圧体
11 突起
12 リング(ワーク)
13 ピン
14 弾性体
15 製品
Claims (9)
- ワーク(12)を製品(15)に組み込む際に、前記ワーク(12)を前記製品(15)に対して位置決めするための位置決め装置(1)において、この位置決め装置(1)は、
前記ワークを搬送する搬送部(2)と、
搬送された前記ワ−ク(12)を位置決めする位置決め部(4)と、
を具備しており、
前記位置決め部は、固定体(8)と、前記固定体に対向して配置される可動体(9)と、前記固定体及び前記可動体を、お互いに接近させたり離間させるように、それぞれ独立して移動可能な位置決め駆動部(5)と、前記可動体を前記固定体に向かって弾性的に押圧する押圧体(10)と、を具備しており、
前記位置決め部は、前記固定体と前記可動体との間に前記ワークを挟み込むようにして保持することにより、前記ワークを位置決めしており、
前記搬送部は、
前記ワークを保持するワーク保持体(6)と、
前記搬送部が前記位置決め部に前記ワークを搬入する際に、前記位置決め部の前記可動体を押して移動させ且つ上方に向って先細りするように傾斜する、ガイド体(7)と、
を具備する位置決め装置において、
前記搬送部(2)は、直線的に移動して、前記ワーク保持体(6)を前記位置決め部(4)に向かって水平移動させることができ、
前記ワーク(12)が、前記固定体(8)と前記可動体(9)との間に設置されると、次に、前記搬送部(2)が下降し、前記ワーク(12)は前記可動体(9)と前記固定体(8)の受面(92,82)上に載り、更に、前記搬送部(2)の前記保持体(6)が下降すると、前記ガイド体(7)の上下方向の傾斜面に沿って前記可動体(9)は徐々に前進し、前記ワーク(12)を前記固定体(8)との間に保持する、ことを特徴とする位置決め装置。 - 前記可動体は、前記ガイド体を案内して挿入させる案内面(92)を有することを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
- 前記可動体と前記固定体のそれぞれの上端面に、前記可動体と前記固定体の間の中心に向かって伸張する突起(11)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置決め装置。
- 前記搬送部は、前記搬送部を移動させる搬送駆動部(3)を具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の位置決め装置。
- 前記押圧体は、前記可動体の前記位置決め駆動部と前記可動体との間に設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の位置決め装置。
- 前記ガイド体は、水平方向において先端に向かって先細りするように傾斜することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の位置決め装置。
- 前記ワークは中空のリングであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の位置決め装置。
- 前記リングは円形であり、前記可動体は、前記リングを確実に保持するためのV字状の当接面(91)を具備することを特徴とする請求項7に記載の位置決め装置。
- 前記ワーク(12)はエンジン燃料のインジェクタの部品であることを特徴とする請求項8に記載の位置決め装置。
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JP2006002249A JP4396642B2 (ja) | 2006-01-10 | 2006-01-10 | 位置決め装置 |
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