JP4395287B2 - インキキーのプリセット装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インキ元ローラに対向して配設される複数のインキキーの開度を個別にプリセットする、インキキーのプリセット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は一般的なオフセット印刷機のインキキー装置の構成を示す模式的な斜視図である。
インキキー装置5では、インキ元ローラ51を間欠的に所定回転量(インキ元ローラ回転量)だけ回転させることで、インキ元ローラ51とインキキー52との間のインキ壺54に充填されたインキ55を、インキ元ローラ回転量、及びインキ元ローラ51とインキキー52との間隙(インキキー開度)sに応じた量でインキ元ローラ51の周面に供給する。このインキ55は、図示しないが、インキローラ群,インキ着けローラ,版胴及びブランケット胴を介し所定の絵柄として印刷用紙に供給される。インキキー52はインキ元ローラ51の軸方向(以下、幅方向ともいう)に沿って複数並べられ、各インキキー52にはインキキー開度sを調整するインキキーアクチュエータ53がそれそれ取り付けられており、これらのインキキーアクチュエータ53を個別に制御することによりインキキー52毎にインキキー開度sを調整できる。
【0003】
印刷機において、インキキー開度sは、印刷品質を大きく左右する操作量であり、印刷条件(インキ種,紙種等)に応じてジョブ毎に適宜調整する必要がある。従来、インキキー開度sの調整は、印刷機を操作するオペレータの熟練に頼るところが大きかった。しかしながら、このように開度調整をオペレータの熟練に頼る場合、オペレータの熟練度の差に応じて印刷物の品質に差が生じてしまう虞がある。また、通常、良好な品質の印刷物(以下、OKシートという)が得られるまでには試印刷を繰り返し行うが、熟練していないオペレータの場合にはOKシートが得られるまでに多くの試印刷を要し、多量の損紙を発生させてしまう虞がある。
【0004】
そこで、刷版をインキキーの配置に対応して幅方向に区分し、この区分毎に絵柄面積率を計測するとともに、この絵柄面積率に基づき上記区分に対応するインキキー52の開度を個別に初期設定する(以下、これをプリセットといい、プリセットにより設定されたインキキー開度をプリセット値又はプリセット開度という)技術が種々開発されている。
【0005】
これにより、オペレータの熟練に頼ることなくOKシートが自動で得られるようになる。或いは、プリセット開度のままではOKシートが得られない場合には、オペレータが手動操作によりインキキー開度の調整を行なうが、プリセット値を出発点として調整を開始できる(つまりプリセットにより大まかなインキキー開度の設定が行なわれることとなる)ので早期に調整を完了させOKシートが得られるようになる。
【0006】
このような技術としては、例えば特公昭58−166055号公報に開示された技術がある。この技術では、インキキー開度を、絵柄面積率だけでなくインキ元ローラ回転量に基づきプリセットするようにしている。
また、特公昭59−9058号公報には、絵柄面積率に加えインキ種や印刷用紙の紙種や環境温度等の印刷条件に基づきインキキー開度プリセットするようにした技術が開示されている。
【0007】
ところが、インキキー開度の特性は、印刷機毎に異なったり、同じ印刷機であっても運転を重ねる毎に変化したりすることがある。そこで、実運転に見合うようにインキキー開度特性を逐次更新する、いわゆる学習機能を有する技術が開発されている。
このような技術としては、例えば特開平2−92638号公報に開示された装置がある。この装置では、絵柄面積率とインキキー開度との相関関係を示す特性曲線に基づき、絵柄面積率応じてインキキー開度のプリセット値を自動設定するが、試印刷時、このプリセット値では所望の印刷品質が得られなかったためにオペレータの手動操作によりインキキー開度がプリセット値から変更された場合には、この変更されたプリセット値を使用して例えば最小二乗法などを使用して上記特性曲線を更新するようにしている。
【0008】
また、特開平8−1914号公報には、絵柄面積率や印刷速度や紙質などに応じてインキ供給量の設定値をインキキー毎に演算する演算式を、常に現時点に近い過去の実績データに基づき更新するようにした技術が開示されている。この技術では、上記演算式を更新するための実績データを常に一定数だけ記録し、新しい実績データを取得する度に最も古いデータを消去するようにしている。これにより、上記のように現時点に近い過去の実績データに基づき演算式を更新するようにしているのである。
【0009】
また、特開平11−138757号公報には、インキ濃度に関係するパラメータを変化させて作成したインキキー変換関数群を記録する記録手段を設け、この記録手段に記録されているインキキー変換関数群から近似法又は補完法により新たに作成されたインキキー変換関数を用いてインキ供給量の制御を行なうようにした技術が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インキキー開度特性を実運転に基づき逐次更新する上述した従来技術では、比較的絵柄面積率が低い領域(低画線部)及び比較的絵柄面積率が高い領域(高画線部)においてインキキー開度特性の精度が一般的に低くなるといった課題がある。
【0011】
つまり、実印刷において使用される絵柄面積率は、通常、低画線部及び高画線部を除いた中画線部に集中しているため、低画線部及び高画線部におけるインキキー開度の実測データは収集しづらい。実測データは必ず誤差を有しており、同じ画線率であってもOKシートが得られるインキキー開度には、ばらつきが生じる。このようなばらつきは、通常、できるだけ多数の実測データを取得しこれらの実測データの平均値を正確なインキキー開度特性とすることによりその影響を排除することが可能となるが、低画線部及び高画線部は実測データを収集しづらいため、インキキー開度特性の精度が低くなってしまうのである。
【0012】
勿論、低画線部及び高画線部の実測データを多数蓄積しておけば実測データのばらつきの影響を排除できるが、インキキー開度の実測データの収集は通常ジョブ単位(印刷絵柄単位つまり刷版単位)で行なわれるため、低画線部や高画線部のデータを多数確保するためには、これらの低画線部や高画線部を含むジョブの一連の実測データを多数組確保しなければならず、システムに膨大な記録容量が必要となり、現実的ではない。
【0013】
特に、低画線部では、実測データのばらつきが大きくインキキー開度特性の精度が低くなってしまう。これは、インキは幅方向に拡がりながら版胴に供給されるため、低画線部では、この低画線部よりも絵柄面積率の高い幅方向両側の領域から流れ込むインキの影響を強く受けることとなって濃度が不要に高目になってしまったり、低画線部の絵柄は、人の目が敏感に違いを見分けるので、インキ供給が温度などによって変化したときの影響が大きく、オペレータがインキキー開度を比較的頻繁に操作したりすることによる。
【0014】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、実測データ(インキキーの開度)を取得できる頻度の少ない絵柄面積率においても精度良くインキキー開度をプリセットできるようにした、インキキーのプリセット装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明のインキキーのプリセット装置(請求項1)は、インキ元ローラに対向して配設される複数のインキキーの開度を個別にプリセットする、インキキーのプリセット装置において、同じインキキーからインキを供給される領域毎に刷版の絵柄面積率を測定する刷版絵柄面積率計測手段と、インキキー開度特性線を設定するインキキー開度特性線設定手段と、該刷版絵柄面積率計測手段により測定された絵柄面積率に応じて、該インキキー開度特性線設定手段により設定された該インキキー開度特性線にしたがい、上記の複数のインキキーの開度を個別にプリセットするインキキープリセット手段とをそなえて構成されており、該インキキー開度特性線設定手段は、情報取得手段,インキキー開度記録手段及び特性線作成手段とを有してなる。
【0016】
該情報取得手段は、所定の印刷品質が得られたとき、上記のインキキーの開度情報及び該領域毎の絵柄面積率情報をそれぞれ取得するものである。
該インキキー開度記録手段は、該情報取得手段により取得されたインキキーの開度情報を絵柄面積率毎に予め設定された所定数だけ記録するとともに、該記録の更新を該絵柄面積率毎に行なうものである。
【0017】
該特性線作成手段は、該インキキー開度記録手段により該記録が更新されると該更新記録された該所定数の該インキキーの開度情報に基づき絵柄面積率毎に最適インキキー開度を設定し、該最適インキキー開度に基づきインキキー開度特性線を新たに作成するものである。
該インキキー開度記録手段には、装置出荷時に、予め標準的なインキキー開度が記録されていることが好ましい(請求項2)。
【0018】
該インキキー開度記録手段は、該情報取得手段により取得されたインキキー開度のインキキー開度特性線に対する偏差が所定値よりも小さいときに該インキキー開度を記録することが好ましい(請求項3)。
該情報取得手段が、上記の所定の印刷品質が得られたとき、インキ元ローラの回転量情報をさらに取得するとともに、上記の所定の印刷品質が得られたときのインキキー開度情報を、対応する該インキ元ローラの該回転量情報により補正して正規化する、インキキー開度正規化手段をさらにそなえ、該インキキー開度記録手段は、正規化された該インキキー開度を記録することが好ましい(請求項4)。
【0019】
該インキキー開度記録手段が、予め設定された所定の絵柄面積率についてインキキー開度の記録を行ない、該情報取得手段により上記の所定の絵柄面積率から外れた絵柄面積率についてインキキー開度情報が取得されたときには、上記の所定の絵柄面積率から外れた絵柄面積率についてのインキキー開度情報を、現状のインキキー開度特性線を使用して上記の所定の絵柄面積率におけるインキキー開度情報に変換するインキキー開度変換手段をさらにそなえることが好ましい(請求項5)。
【0020】
該特性線作成手段が、該絵柄面積率毎に、該インキキー開度記録手段の記録されているインキキー開度と前回のプリセットにおける最適インキキー開度との平均値を次回のプリセットにおける最適インキキー開度として設定するようにしても良い(請求項6)。
上記の複数のインキキーの内、両端のインキキーについては、該インキキー開度特性線を別に設定することが好ましい(請求項7)。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図6は本発明の一実施形態のインキキーのプリセット装置及びインキキーのプリセット方法について示す図であり、図1はプリセット装置の構成を示す模式的な機能ブロック図、図2はインキキー開度特性線設定部の構成を示す模式的な機能ブロック図、図3は刷版に対し設定される領域を説明するための模式図、図4は取得したデータ(インキキー開度)の変換について説明するための模式図、図5はプリセット方法を概念的に説明するため模式図、図6はプリセット方法を説明するための模式的なフローチャートである。
なお、従来技術で既に説明した部品については同一の符号を付けその説明を省略する。
【0023】
本発明の一実施形態としてのインキキーのプリセット装置1は、図1に示すように、インキキープリセット部(インキキープリセット手段)2と、インキキー開度特性線設定部(インキキー開度特性線設定手段)3と、刷版絵柄面積率計(刷版絵柄面積率計測手段)4とをそなえて構成されており、刷版絵柄面積率計4により検出された刷版の絵柄面積に基づき、インキキー装置5のインキキーアクチュエータ53の作動を制御して各インキキー52a〜52e(以下、各インキキー52a〜52eを特に区別しない場合にはインキキー52という)の開度sを個別にプリセットするものである。なお、ここでは、便宜的にインキキー52の数量を5個としている。
【0024】
刷版絵柄面積率計4は、図3に示すように、刷版6に対し幅方向に分割するように設定された刷版領域61a〜61e(以下、各刷版領域61a〜61eを特に区別しない場合には刷版領域61という)毎に絵柄面積率を測定するものである。これらの刷版領域61a〜61eは各インキキー52a〜52eにそれぞれ対応して設定されており、例えば、刷版領域61aは、インキキー52aからインキ55を供給される領域を示し、刷版領域61bは、インキキー52bからインキ55を供給される領域を示している。
【0025】
なお、刷版絵柄面積率計4は、実際の印刷に用いる刷版や前記刷版を作成するための中間媒体であるフィルムから、光学的手段を用いて絵柄面積率を計測するもので良いし、前記刷版や前記フィルムを作成するためにコンピュータ上に用意されているディジタル画像データから演算によって絵柄面積率を求めるものでも良い。
【0026】
インキキープリセット部2は、図1に示すようにプリセット開度設定部(プリセット開度設定手段)21とインキキー開度特性線記憶部(インキキー開度特性線記憶手段)22とをそなえて構成されている。インキキー開度特性線記憶部22は、絵柄面積率に対するインキキー52の開度の特性線(インキキー開度特性線)Lを、インキ種や印刷用紙の紙種毎に記憶している。プリセット開度設定部21は、インキキー開度特性線記憶部22に記憶された複数のインキキー開度特性線Lの中から、図示しない生産管理装置から入力される現状のインキ種や紙種に対応するインキキー開度特性線Lを選択し、この選択したインキキー開度特性線Lにしたがって、刷版絵柄面積率計4から入力された各刷版領域61の絵柄面積率に応じてインキキー52の開度sを個別に設定するようになっている。
【0027】
後述するように、本実施形態では、インキキー開度特性線Lからは、インキ元ローラ回転量θの影響を排除された(正規化された)インキキー開度の設定値Spが得られるようになっており、プリセット開度設定部21は、この正規化インキキー開度Spを、下式(1)に示すようにインキ元ローラ回転量θの関数である補正係数K(θ)で除して、実プリセット値としてのインキキー開度spを求め、このインキキー開度spを各インキキー52のインキキーアクチュエータ53に制御指令として出力するようになっている。これにより、インキキーアクチュエータ53の開度が上記インキキー開度(プリセット値)spに制御されるようになっている。
p=Sp/K(θ) ・・・(1)
【0028】
さて、インキキー開度特性線設定部3は、インキキープリセット部2のインキキー開度特性線記憶部21に記憶されるインキキー開度特性線Lを新たに設定する(更新する)ものであり、図2に示すように、情報取得部(情報取得手段)31と、インキキー開度正規化部(インキキー開度正規化手段)32と、インキキー開度変換部(インキキー開度変換手段)33と、インキキー開度記録部(インキキー開度記録手段)34と、特性線作成部(特性線作成手段)35とをそなえて機能構成されている。
【0029】
情報取得部31は、押しボタン31Aを有している。試印刷時、プリセット開度ではOKシートが得られなかったために(所定の印刷品質が得られなかったために)インキキー52の開度がオペレータの手動操作により調整された場合には、上記手動操作によりOKシートが得られた後、オペレータがこの押しボタン31Aを押すと、このときの各インキキー52の開度s,インキ元ローラ51の回転量θ,紙種,インキ種などが、対応する刷版領域61の絵柄面積率Rに関連づけられてプリセット装置1に取得されるようになっている。なお、紙種やインキ種は図示しない生産管理装置より取得される。
【0030】
インキキー装置5から供給されるインキの量は、インキキー開度sだけでなくインキ元ローラ回転量θにも左右される。このため、インキ元ローラ回転量θが異なれば、絵柄面積率Rが同じであってもOKシートが得られるインキキー開度は違ったものとなる。このようなインキ元ローラ回転量θの影響を排除する(これを本発明では正規化と称している)ため、上記インキキー開度正規化部32が設けられている。具体的には、インキキー開度正規化部32は、例えば下式(2)に示すように、情報取得部31により取得されたインキキー開度sに、インキ元ローラ回転量θの関数である補正係数K(θ)を乗じて正規化インキキー開度Sを算出するようになっている。
S=K(θ)×s ・・・(2)
【0031】
そして、この正規化インキキー開度Sは、後述するようにインキキー開度記録部34に記録されるが、インキキー開度記録部34では、図5に示すように予め設定された所定の絵柄面積率(ここでは、0,4,8,12,・・・,50,75,100%)について正規化インキキー開度Sを記録するようになっている。
【0032】
このため、例えば絵柄面積率が24%(つまり、上記の所定の絵柄面積率から外れた絵柄面積率)でのデータ(正規化インキキー開度情報)S0が取得された場合には、インキキー開度変換部33により、図4に示すように、このデータS0を、前後の所定の絵柄面積率(ここでは20%及び30%)におけるデータS1,S2へと変換するようになっている。
つまり、現状のインキキー開度特性線Lを、上記データS0を通るようにシフトさせて便宜上の正規化インキキー開度特性線L′を設定し、この正規化インキキー開度特性線L′から所定の絵柄面積率における正規化インキキー開度S1,S2を推定しているのである。
【0033】
さて、インキキー開度記録部34は、概念的に、図5に示すようなキュー34Aを複数そなえて構成されている。ここでは、キュー34Aはインキキー52a〜52eに対しては共通に設定され、インキ種や紙種に対しては別々に設定されている。キュー34Aは、データ(正規化インキキー開度)をそれぞれ記録するボックス34aが行列(キュー)状に並べられて構成されたものである。
【0034】
このキュー34Aは、情報取得手段31により取得され正規化されたインキキー開度Sを記録する取得インキキー開度記録部34Aaと、現状の最適インキキー開度SA(これについては後述する)を記録する最適インキキー開度記録部34Abとからなる。
図5では、取得インキキー開度記録部34Aaに記録された正規化インキキー開度を『Si,j』のように二つの添え字i,jをつけて示している。一番目の添え字iはキュー34Aの横の位置(列)を示し絵柄面積率と対応し、添え字iが大きいほど(図5中で右にあるほど)この正規化インキキー開度Si,jが高い絵柄面積率に関するデータであることを示している。二番目の添え字jはキュー34Aの縦の位置(行)を示し取得インキキー開度記録部34Aaに記録された順序に対応しており、添え字jが大きいほど(図5中で下にあるほど)この正規化インキキー開度Si,jが古いデータであることを示している。
【0035】
同様に、図5では、最適インキキー開度記録部34Abの最適インキキー開度を『SA』のように添え字iをつけて示しているが、この添え字iはキュー34Aの横の位置を示し絵柄面積率と対応し、添え字iが大きいほど最適インキキー開度SAが高い絵柄面積率に対するデータであることを示している。
ここでは取得インキキー開度記録部34Aaは10行のボックス34aを有し各絵柄面積率に対し記録できるデータ数は10個までとなっており、この取得インキキー開度記録部34Aaでは、新規のデータが記録される度に、最も古いデータ(つまり最下のボックス34a)から消去されるようになっている。つまり、取得インキキー開度記録部34Aaでは、新たにデータが取得されるとこの新しいデータは最上の行に書き込まれ、それまで記録されていたデータは下の行に一つ下がるとともにそれまで取得インキキー開度記録部34Aaの最下の行にあったデータは消去されることとなる。
【0036】
このような取得インキキー開度記録部34Aaにおけるデータの更新は、各絵柄面積率毎に行なわれるようになっている。つまり、図3に示す各刷版領域61a〜61eに対して4つの絵柄面積率12,16,20,50%のデータが得られたとすれば、キュー34Aでは、データの更新は絵柄面積率12,16,20,50%に対してのみ行なわれるようになっているのである。
【0037】
特性線作成部35は、キュー34Aの記録に基づき、各絵柄面積率毎に、例えば下式(3)に示すように次回の最適インキキー開度SA(n+1)を設定するようになっている。
【0038】
【数1】
Figure 0004395287
【0039】
つまり、取得インキキー開度記録部34Aaに記録されたOKシートが得られた時のインキキー開度Si,j及び現状の最適インキキー開度SA(n)の平均値を次回の最適インキキー開度SA(n+1)として設定するようになっているのである。そして、これらの最適インキキー開度SA(n+1)はキュー34Aの上述した最適インキキー開度記録部34Abに記録され、再び最適インキキー開度SAの更新に使用されることとなる。
【0040】
キュー34Aには、10個までのデータしか記録されないが、この式(3)によれば、現状の最適インキキー開度SA(n)が次回の最適インキキー開度SA(n+1)の算出に使用され、この結果、キュー34Aから消去された過去のデータについても最適インキキー開度SAの算出に考慮されることとなる。つまり、効率的に過去のデータを蓄積してキュー34Aの記録容量を抑制するようにしているのである。
【0041】
なお、上式(3)中のCは、現状の最適インキキー開度SA(n)に対する重み付け係数であり、経年変化によりインキキー開度の特性が大きく変化することが予想される場合には、Cを小さく設定すればよい。
さらに、特性線作成部35は、これらの最適インキキー開度SAの相互間を直線で結んで補間して図5に示すようにインキキー開度特性線Lを設定するようになっている。最適インキキー開度SAの補間には、このような直線補間に限定されず、最小二乗法のような種々の周知の方法を適用できる。このインキキー開度特性線Lは、インキキープリセット部2のインキキー開度特性線記憶部22に出力され、インキキー開度特性線記憶部22のインキキー開度特性線は、特性線作成部35により新たに設定されたこのインキキー開度特性線に書き換えられるようになっている。
【0042】
ところで、工場出荷時、上記インキキー開度記録部34の全てのボックス34aには予め標準的なデータが記録されている。これらのデータにより、正規化インキキー開度特性線Lが標準的なものに設定されるようになっており、同じ列の(同じ絵柄面積率に対する)ボックス34aには互いに同じ値が記録されている。ここでいう標準的な正規化インキキー開度特性線Lとは、例えば同機種の印刷機であれば何れの印刷機においても比較的精度良くインキ開度をプリセットできると予測されるものであり、予めシミュレーションや試験などを行なうことによって得られものである。
【0043】
本発明の一実施形態としてのインキキーのプリセット装置1は、上述したように構成されており、刷版絵柄面積率計4により刷版6の絵柄面積率が刷版領域61a〜61e毎に測定され、この絵柄面積率に応じてプリセット装置1によりインキキー開度特性線Lにしたがって各インキキー52a〜52eの開度がプリセットされる(インキキー開度sがプリセット値spに制御される)。
【0044】
その後、試紙印が行なわれ、プリセット開度のままではOKシートが得られないようであれば、OKシートが得られるまでオペレータの手動によるインキキー開度の調整が行なわれる。
そして、このようにオペレータの手動によるインキキー開度sの調整が行なわれた場合には、OKシートが得られた後、オペレータが押しボタン31Aを押すことにより、この時の各インキキー52の開度sやインキ元ローラ51の回転量が、情報取得部31を介してプリセット装置1に取得され、これらの取得されたデータに応じてインキキー開度特性線Lが更新される。
【0045】
そして、インキキー開度特性線の更新は、図6のフローチャートに示すように行なわれる。
つまり、先ず、ステップA10で、オペレータが押しボタン31Aを押すことによりプリセット装置1に取得された各インキキー52の開度sは、対応するインキ元ローラ51の回転量を使用して正規化される。次に、ステップA20で、正規化された各インキキー52の開度Sが、所定の絵柄面積率から外れた絵柄面積率に関連するものである場合には、所定の絵柄面積率に対応する開度へと変換される。そして、ステップA30で、これらの正規化インキキー開度Sは、インキ種や紙種に応じて選択されたキュー34Aに絵柄面積率毎に書き込まれ、この際、最も古いデータがキュー34Aから消去される。
【0046】
そして、ステップA40で、キュー34Aに記録された正規化インキキー開度S及び現状の最適インキキー開度SA(n)から最新の最適インキキー開度SA(n+1)が絵柄面積率毎に設定されるとともに、これらの最適インキキー開度SA(n+1)から最新のインキキー開度特性線Lが設定される。
本インキキーのプリセット装置1及び本インキキーのプリセット方法によれば、このように絵柄面積率毎にインキキー開度の実運転データが更新されるので、従来技術のようにジョブ毎にインキキー開度の実運転データを更新するのに較べ、実運転データの得にくい低画線率や高画線率についても実運転データを安定して比較的多数確保できるようになる。したがって、これらの実運転データに基づいて低画線率や高画線率についても精度良くインキキー開度特性線を設定でき、このインキキー開度特性線から得られたインキキー開度のプリセット値により早期にOKシートが得られるようになる利点がある。
【0047】
また、上述したように、工場出荷時、キュー34Aには予め標準的な正規化インキキー開度が記録されているので、出荷されてから間もないために取得した実運転データの少ない初期運転時においても、上記の標準的な正規化インキキー開度に基づき精度良くインキキー開度をプリセットできる利点がある。また、絵柄面積率が低いと同じ絵柄面積率に対してもOKシートが得られるインキキー開度に大きなばらつきが生じるが、低画線率においてもキュー34Aには予め標準的なインキキー開度が所定数(ここでは10個)記録されているので、たとえ信頼性の低いデータが取得された場合でもこのデータによる影響を抑制でき低画線率におけるインキキー開度特性線Lの信頼性を保持できる利点がある。
【0048】
なお、本発明のインキキー開度のプリセット装置及びインキキー開度のプリセット方法は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形できる。
例えば、上記実施形態では、全てのインキキー52a〜52eに対し1つのキュー34Aを共用しているが、インキキー52a〜52e毎に個別にキュー34Aを設定しても良い。或いは、上記実施形態と同様に全てのインキキー52a〜52eに対しキュー34Aひいてはインキキー開度特性線Lを共用し、このインキキー開度特性線Lから得られたインキキー開度のプリセット値spに、インキキー52a〜52e毎に個別に設定される補正係数を乗じるようにしても良い。幅方向両端に配置されたインキキー52は、他のインキキー52に較べてそのインキキー開度特性線Lが特異なものになることが多いため、特に両端に配置されたインキキー52については、上述したようにインキキー開度特性線Lから得られたインキキー開度のプリセット値spに補正係数を乗じたり、他のインキキー52とは別にキュー34Aを設定したりするのが好ましい。
【0049】
また、比較的幅の狭い絵柄を印刷する場合には幅方向片側(或いは両側)のインキキー52を使用しないこともあるので、このような場合には使用しないインキキー52の開度については、インキキー開度の実運転データsを取得しないよう予め設定するようにしても良い。
また、インキキー開度記録部34を、取得した正規化インキキー開度Sの正規化インキキー開度特性線Lに対する偏差が所定値よりも小さいときに、この正規化インキキー開度Sを記録するように構成しても良い。上記偏差が大きいとき(取得した正規化インキキー開度Sが正規化インキキー開度特性線Lから大きく外れるとき)には、取得したデータ(正規化インキキー開度)が種々の原因により特異的なものである可能性が高いため、これにより、このようなデータを使用してインキキー開度特性線Lを更新してその信頼性を低下させてしまうことを防止できるようになる。
【0050】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載のインキキーのプリセット装置によれば、インキキー開度特性線にしたがって絵柄面積率に応じてインキキー開度がプリセットされるが、このインキキー開度特性線を設定するための所定の印刷品質が得られたときのインキキー開度の記録が、絵柄面積率毎に更新されるので、ジョブ毎にインキキー開度の記録を更新する従来技術に較べ、実測データ(インキキーの開度)を取得できる頻度の少ない絵柄面積率においても、取得したデータを比較的多数確保できるようになり、このデータに基づきインキキーの開度を精度良くプリセットできるようになる利点がある。
【0051】
また、プリセット装置の出荷時に、所定の印刷品質が得られたときのインキキー開度として予め標準的なインキキー開度を記録させておけば、出荷されてから運転時間の比較的少ない初期運転時においても、特にインキキー開度の実運転データのばらつきが大きいことが予想される低画線率に対して、予め記録された上記の標準的なインキキー開度により、上記ばらつきの影響を抑制できるようになる(請求項2)。
【0052】
現状のインキキー開度特性線に対する取得したインキキー開度の偏差が所定値よりも小さいときにインキキー開度を記録するように構成すれば、特異なデータを使用してインキキー開度特性線を更新してしまうことを防止でき、インキキー開度特性線の精度を保持できるようになる利点がある(請求項3)。
また、上記の所定の印刷品質が得られたときのインキキー開度を、対応するインキ元ローラ回転量により補正して正規化して記録するようにすれば、インキキー開度特性線を正規化して設定でき、この正規化されたインキキー開度特性線を使用することにより、インキキー開度を絵柄面積率に加えインキ元ローラの回転量に応じて精度良くプリセットできるようになる(請求項4)。
【0053】
予め設定された所定の絵柄面積率についてインキキー開度を記録する場合、上記の所定の絵柄面積率から外れた絵柄面積率についてインキキー開度が取得されたときには、現状設定されているインキキー開度特性線を使用して、上記インキキー開度を所定の絵柄面積率におけるデータに変換すれば、安定してデータを取得できるようになる(請求項5)。
【0054】
記録されたインキキー開度と前回のプリセットにおける最適インキキー開度との平均値を次回のプリセットにおける最適インキキー開度として設定すれば、記録から消去されたインキキー開度であっても実質的に最適インキキー開度ひいてはインキキー開度特性線の設定に使用することができるようになり、過去に取得されたインキキー開度を効率的に記録できるようになる(請求項6)。
【0055】
上記の複数のインキキーの内、他のインキキーとは大きく異なるインキキー開度特性を有することが予想される両端のインキキーについては、上記の他のインキキーとは別にインキキー開度特性線を設定すれば、上記の両端のインキキー並びに上記の他のインキキーの開度を共に精度良くプリセットできるようになる(請求項7)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのインキキーのプリセット装置の構成を示す模式的な機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるインキキー開度特性線設定部の構成を示す模式的な機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる刷版に対し設定される領域を説明するための模式図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる取得したデータ(インキキー開度)の変換について説明するための模式図である。
【図5】本発明の一実施形態としてのインキキーのプリセット方法を概念的に説明するため模式図である。
【図6】本発明の一実施形態としてのインキキーのプリセット方法を説明するための模式的なフローチャートである。
【図7】従来の一般的なオフセット印刷機のインキキー装置の構成を示す模式的な斜視図である。
【符号の説明】
1 インキキーのプリセット装置
2 インキキープリセット部(インキキープリセット手段)
3 インキキー開度特性線設定部(インキキー開度特性線設定手段)
4 刷版絵柄面積率計(刷版絵柄面積率計測手段)
5 インキキー装置
6 刷版
21 プリセット開度設定部(プリセット開度設定手段)
22 インキキー開度特性線記憶部(インキキー開度特性線記憶手段)
31 情報取得部(情報取得手段)
31A 押しボタン
32 インキキー開度正規化部(インキキー開度正規化手段)
33 インキキー開度変換部(インキキー開度変換手段)
34 インキキー開度記録手段
34A キュー
34Aa 取得インキキー開度記録部(取得インキキー開度記録手段)
34Ab 最適インキキー開度記録部(最適インキキー開度記録手段)
34a ボックス
35 特性線作成部(特性線作成手段)
51 インキ元ローラ
52,52a〜52j インキキー
53 インキキーアクチュエータ
54 インキ
61,61a〜61e 刷版に対し設定された幅方向に並ぶ領域
s インキキー開度
p インキキー開度プリセット値
K(θ) インキキー開度sを正規化するための補正係数
L 正規化インキキー開度特性線
S,Si,j 正規化インキキー開度
p 正規化インキキー開度の設定値
SA,SAi,j 最適正規化インキキー開度
θ インキ元ローラ回転量

Claims (7)

  1. インキ元ローラに対向して配設される複数のインキキーの開度を個別にプリセットする、インキキーのプリセット装置において、
    同じインキキーからインキを供給される領域毎に刷版の絵柄面積率を測定する刷版絵柄面積率計測手段と、
    インキキー開度特性線を設定するインキキー開度特性線設定手段と、
    該刷版絵柄面積率計測手段により測定された絵柄面積率に応じて、該インキキー開度特性線設定手段により設定された該インキキー開度特性線にしたがい、上記の複数のインキキーの開度を個別にプリセットするインキキープリセット手段とをそなえて構成され、
    該インキキー開度特性線設定手段が、
    所定の印刷品質が得られたとき、上記のインキキーの開度情報及び該領域毎の絵柄面積率情報をそれぞれ取得する情報取得手段と、
    該情報取得手段により取得されたインキキーの開度情報を絵柄面積率毎に予め設定された所定数だけ記録するとともに、該記録の更新を該絵柄面積率毎に行なうインキキー開度記録手段と、
    該インキキー開度記録手段により該記録が更新されると該更新記録された該所定数の該インキキーの開度情報に基づき絵柄面積率毎に最適インキキー開度を設定し、該最適インキキー開度に基づきインキキー開度特性線を新たに作成する特性線作成手段とを有する
    ことを特徴とする、インキキーのプリセット装置。
  2. 該インキキー開度記録手段には、装置出荷時に、予め標準的なインキキー開度が記録されている
    ことを特徴とする、請求項1記載のインキキーのプリセット装置。
  3. 該インキキー開度記録手段は、該情報取得手段により取得されたインキキー開度のインキキー開度特性線に対する偏差が所定値よりも小さいときに該インキキー開度を記録する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のインキキーのプリセット装置。
  4. 該情報取得手段が、上記の所定の印刷品質が得られたとき、インキ元ローラの回転量情報をさらに取得するとともに、
    上記の所定の印刷品質が得られたときのインキキー開度情報を、対応する該インキ元ローラの該回転量情報により正規化する、インキキー開度正規化手段をさらにそなえ、
    該インキキー開度記録手段は、正規化された該インキキー開度を記録する
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れかの項に記載のインキキーのプリセット装置。
  5. 該インキキー開度記録手段が、予め設定された所定の絵柄面積率についてインキキー開度の記録を行ない、
    該情報取得手段により上記の所定の絵柄面積率から外れた絵柄面積率についてインキキー開度情報が取得されたときには、上記の所定の絵柄面積率から外れた絵柄面積率についてのインキキー開度情報を、現状のインキキー開度特性線を使用して上記の所定の絵柄面積率におけるインキキー開度情報に変換するインキキー開度変換手段をさらにそなえて構成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れかの項に記載のインキキーのプリセット装置。
  6. 該特性線作成手段が、該絵柄面積率毎に、該インキキー開度記録手段の記録されているインキキー開度と前回のプリセットにおける最適インキキー開度との平均値を次回のプリセットにおける最適インキキー開度として設定する
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れかの項に記載のインキキーのプリセット装置。
  7. 上記の複数のインキキーの内、両端のインキキーについては、該インキキー開度特性線を別に設定する
    ことを特徴とする、請求項1〜6の何れかの項に記載のインキキーのプリセット装置
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