JP4395024B2 - ユニット建物の梁補強構造 - Google Patents

ユニット建物の梁補強構造 Download PDF

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本発明はユニット建物の梁補強構造に関する。
複数の建物ユニットを隣接して据付けるユニット建物において、1階の床梁の補強構造
として、特許文献1に記載の如く、束基礎に植設したボルトに床梁を接合するものがある
また、最上階の天井梁の補強構造として、最上階の居室に立設した中柱により天井梁を
支持するものがある。
特開平7-158167
特許文献1の1階の床梁を束基礎で支持する構造は、床下を利用しない場合には合理的
であるが、床下を収納室、地下室等に利用する場合には束基礎の存在が邪魔になる。
最上階の天井梁を中柱で支持する構造は、中柱が最上階の居室の間取りの障害になる。
本発明の課題は、ユニット建物の間取り障害等を伴なうことなく、建物ユニットの梁を
補強することにある。
請求項1の発明は、複数の建物ユニットを隣接して据付けるユニット建物の梁補強構造において、隣接する建物ユニットの相隣る梁の間隙に補強用形鋼のウエブを設け、該補強用形鋼のウエブを相隣る梁にボルト接合してなり、前記梁の上面と下面の一方から前記間隙を形成する側面に添って該梁を被う薄板形鋼を設け、相隣る梁に設けた上記薄板形鋼の間の間隙に、該梁の上面と下面の他方の側から前記補強用形鋼のウエブを設け、該補強用形鋼のウエブを相隣る梁とそれらの薄板形鋼にボルト接合してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記補強用形鋼がT形鋼であるよう
にしたものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において更に、前記補強用形鋼がH形鋼であるよう
にしたものである。
(請求項1)
(a)相隣る梁の間隙に補強用形鋼のウエブを設け、該補強用形鋼のウエブを相隣る梁に
ボルト接合するようにした。従って、補強用形鋼をボルト接合した梁の断面性能を向上し、梁を補強できる。しかも、梁の上下に対する補強用形鋼のフランジが突出する高さを最小限にでき、ユニット建物の間取り障害等を生じない。
相隣る梁の外面に薄板形鋼を添設し、相隣る梁に設けた薄板形鋼の間の間隙に、補強用形鋼のウエブを挿入し、該補強用形鋼のウエブを相隣る梁とそれらの薄板形鋼にボルト接合するようにした。従って、薄板形鋼と補強用形鋼をボルト接合した梁の断面性能を向上し、梁を補強できる。しかも、梁の上下に対する薄板形鋼の突出高さは、その薄板の故に小さくできる。
従って、下階建物ユニットの上にセットバックした上階建物ユニットを搭載するとき、下階建物ユニットの天井梁を薄板形鋼及び補強用形鋼により補強しながら、この天井梁の上に上階建物ユニットを載せることができる。
また、下階建物ユニットの上にオーバーハングする上階建物ユニットを搭載するとき、上階建物ユニットの床梁を薄板形鋼及び補強用形鋼により補強しながら、下階建物ユニットの上にこの床梁を載せることができる。
(請求項2)
(b)補強用形鋼をT形鋼とすることにより、補強用形鋼を軽量化して取扱い性を向上で
きる。梁の上面側と下面側の両方にT形鋼をボルト接合したときには、上下のT形鋼が梁
を介してH形鋼を形成し、梁の断面性能を向上できる。
(請求項3)
(c)補強用形鋼をH形鋼とすることにより、梁の上面側〜下面側の全高に渡る補強用形
鋼を設けながら、補強用形鋼に必要とされるボルトの使用本数を低減できる。
図1はユニット建物の一部を示し、(A)はセットバック部を示す側面図、(B)はオーバーハング部を示す側面図、図2は建物ユニットを示す斜視図、図3は実施例1の梁の補強構造を示し、(A)は隣接梁を示す断面図、(B)は補強用形鋼の挿入過程を示す断面図、(C)は補強用形鋼の固定状態を示す断面図、図4は実施例2の梁の補強構造を示す断面図、図5は参考例1の梁の補強構造を示し、(A)は隣接梁を示す断面図、(B)は補強用形鋼の挿入過程を示す断面図、(C)は補強用形鋼の固定状態を示す断面図、図6は参考例2の梁の補強構造を示す断面図、図7は参考例3の梁の補強構造を示す断面図である。
図1(A)、(B)のユニット建物1は、複数の建物ユニット10を左右上下に隣接し
て据付けたものである。図1(A)は、ユニット建物1内で、下階建物ユニット10Aの
上にセットバックした上階建物ユニット10Bを搭載した部分を示す。図1(B)は、ユ
ニット建物1内で、下階建物ユニット10Aの上にオーバーハングする上階建物ユニット
10Bを搭載した部分を示す。
建物ユニット10(10A、10B)は、図2に示す如く、4本の角鋼管製柱11と、
4本のC形鋼製床梁12と、4本のC形鋼製天井梁13を箱形に接合した骨組構造体であ
る。建物ユニット10は、4個のコーナー部で、相交差する床梁12をC形鋼製ジョイン
トピース12Aにより柱11の下端側面に接続し、相交差する天井梁13をC形鋼製ジョ
イントピース13Aにより柱11の上端側面に接合する。ジョイントピース12Aは、柱
11の側面に接合され、床梁12の端部を抱持する。ジョイントピース13Aは、柱11
の側面に接合され、天井梁13の端部を抱持する。
ユニット建物1にあっては、間取り障害等を伴なうことなく、建物ユニット10の床梁
12、天井梁13を補強するために以下の構成を有する。
(実施例1)(図3)
実施例1は、図1(A)に示したユニット建物1の下階建物ユニット10Aの天井梁1
3を下記(1)〜(5)により補強した補強構造に関する。但し、実施例1の補強構造は、下階
建物ユニット10Aの床梁12の補強構造、上階建物ユニット10Bの床梁12、天井梁
13の補強構造にも適用できる。
(1)隣接設置される建物ユニット10A、10Bの相隣ることとなる天井梁13であっ
て、それらの間に間隙gを形成することになる天井梁13について、該天井梁13の上フ
ランジの上面から、上記間隙gを形成するウエブの側面にリップ付きC形鋼である薄板形
鋼20を添設し、この薄板形鋼20のフランジとウエブで天井梁13の上フランジとウエ
ブを被う。薄板形鋼20は、下階建物ユニット10Aの工場生産段階で、天井梁13にタ
ッピングねじ等で仮止めされる。薄板形鋼20の板厚は、天井梁13のためのジョイント
ピース13Aの板厚より薄く設定される。
(2)上述(1)の下階建物ユニット10A、10Aを隣接して据付ける(図3(A))。
(3)上述(2)の下階建物ユニット10A、10Aの据付けにより、相隣ることとなった天
井梁13に設けてある薄板形鋼20の間の間隙gに、天井梁13の下フランジの側から、
補強用形鋼30のウエブを挿入する。補強用形鋼30はT形鋼からなり、補強用形鋼30
のフランジは相隣る天井梁13の下フランジに添設される(図3(B))。補強用形鋼3
0のウエブの両側面にはスペーサ30Aを付加できる。
(4)上述(3)の補強用形鋼30のウエブを、高力ボルト31、ナット32を用いて、相隣
る天井梁13とそれらの薄板形鋼20にボルト接合する(図3(C))。高力ボルト31
は天井梁13、薄板形鋼20、補強用形鋼30を摩擦接合し、それらは一体の剛性梁とな
る。
図3(C)の天井梁13及び薄板形鋼20に補強用形鋼30をボルト接合した組立体(
合成H形鋼)の断面二次モーメント5320cmは、図3(A)の天井梁13及び薄板形鋼2
0の断面二次モーメント1762cmの約3倍に強化される。
(5)下階建物ユニット10Aの天井梁13の上に、上階建物ユニット10Bの床梁12
を搭載し、図1(A)のセットバック部をもつユニット建物1が構築される。
本実施例によれば、以下の作用効果を奏する。
相隣る天井梁13の外面に薄板形鋼20を添設し、相隣る天井梁13に設けた薄板形鋼
20の間の間隙gに、補強用形鋼30のウエブを挿入し、該補強用形鋼30のウエブを相
隣る天井梁13とそれらの薄板形鋼20にボルト接合するようにした。従って、薄板形鋼
20と補強用形鋼30をボルト接合した天井梁13の断面性能を向上し、天井梁13を補
強できる。しかも、天井梁13の上下に対する薄板形鋼20の突出高さは、その薄板の故
に小さくできる。
従って、下階建物ユニット10Aの上にセットバックした上階建物ユニット10Bを搭
載するとき、下階建物ユニット10Aの天井梁を薄板形鋼20及び補強用形鋼30により
補強しながら、この天井梁の上に上階建物ユニット10Bを載せることができる。
(実施例2)(図4)
実施例2は、図1(B)に示したユニット建物1の上階建物ユニット10Bの床梁12
を下記(1)〜(5)により補強した補強構造に関する。但し、実施例2の補強構造は、下階建
物ユニット10Aの床梁12、天井梁13の補強構造、上階建物ユニット10Bの天井梁
13の補強構造にも適用できる。
(1)隣接設置される上階建物ユニット10B、10Bの相隣ることとなる床梁12であ
って、それらの間に間隙gを形成することになる床梁12について、該床梁12の下フラ
ンジの下面から、上記間隙gを形成するウエブの側面にL形鋼である薄板形鋼21を添設
し、この薄板形鋼21のフランジとウエブで床梁12の下フランジとウエブを被う。薄板
形鋼21は、上階建物ユニット10Bの工場生産段階で、床梁12にタッピングねじ等で
仮止めされる。薄板形鋼21の板厚は、床梁12のためのジョイントピース12Aの板厚
より薄く設定される。
(2)上述(1)の上階建物ユニット10B、10Bを隣接して据付ける。
(3)上述(2)の上階建物ユニット10B、10Bの据付けにより、相隣ることとなった床
梁12に設けてある薄板形鋼21の間の間隙gに、床梁12の上フランジの側から、補強
用形鋼30のウエブを挿入する。補強用形鋼30はT形鋼からなり、補強用形鋼30のフ
ランジは相隣る床梁12の上フランジに添設される。補強用形鋼30のウエブの両側面に
はスペーサ30Aを付加できる。
(4)上述(3)の補強用形鋼30のウエブを、高力ボルト31、ナット32を用いて、相隣
る床梁12とそれらの薄板形鋼21にボルト接合する。高力ボルト31は床梁12、薄板
形鋼21、補強用形鋼30を摩擦接合し、それらは一体の剛性梁となる。
(5)上階建物ユニット10Bの床梁12の上に、上階建物ユニット10Bの床梁12を
搭載し、図1(B)のオーバーハング部をもつユニット建物1が構築される。
本実施例によれば、以下の作用効果を奏する。
相隣る床梁12の外面に薄板形鋼21を添設し、相隣る床梁12に設けた薄板形鋼21
の間の間隙gに、補強用形鋼30のウエブを挿入し、該補強用形鋼30のウエブを相隣る
床梁12とそれらの薄板形鋼21にボルト接合するようにした。従って、薄板形鋼21と
補強用形鋼30をボルト接合した床梁12の断面性能を向上し、床梁12を補強できる。
しかも、床梁12の上下に対する薄板形鋼21の突出高さは、その薄板の故に小さくでき
る。
また、下階建物ユニット10Aの上にオーバーハングする上階建物ユニット10Bを搭
載するとき、上階建物ユニット10Bの床梁12を薄板形鋼21及び補強用形鋼30によ
り補強しながら、下階建物ユニット10Aの上にこの床梁12を載せることができる。
参考例1)(図5)
参考例1は、図1(A)、(B)に示したユニット建物1の下階建物ユニット10Aの床梁12を下記(1)〜(3)により補強した補強構造に関する。但し、参考例1の補強構造は、下階建物ユニット10Aの天井梁13の補強構造、上階建物ユニット10Bの床梁12、天井梁13の補強構造にも適用できる。
(1)下階建物ユニット10A、10Aを隣接して据付ける(図5(A))。
(2)上述(1)の下階建物ユニット10A、10Aの据付けにより、相隣ることとなった床
梁12の間の間隙gに、床梁12の上下のフランジのそれぞれの側から、補強用形鋼40
のウエブを挿入する。補強用形鋼40はT形鋼からなり、各補強用形鋼40のフランジは
相隣る床梁12の上下のフランジのそれぞれに添設される(図5(B))。各補強用形鋼
40のウエブの両側にはスペーサ40Aを付加できる。
(3)上述(2)の補強用形鋼40のウエブを、高力ボルト41、ナット42を用いて、相隣
る床梁12にボルト接合する。高力ボルト41は床梁12、補強用形鋼40を摩擦接合し
、それらは一体の剛性梁となる。
図5(C)の床梁12に補強用形鋼40をボルト接合した組立体(合成H形鋼)の断面
二次モーメント3277cmは、図5(A)の床梁12の断面二次モーメント896cmの約3.6
倍に強化される。
本参考例によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)相隣る床梁12の間隙に補強用形鋼40のウエブを設け、該補強用形鋼40のウエ
ブを相隣る床梁12にボルト接合するようにした。従って、補強用形鋼40をボルト接合した床梁12の断面性能を向上し、床梁12を補強できる。しかも、床梁12の上下に対する補強用形鋼40のフランジが突出する高さを最小限にでき、ユニット建物1の間取り障害等を生じない。
(b)補強用形鋼40をT形鋼とすることにより、補強用形鋼40を軽量化して取扱い性
を向上できる。床梁12の上面側と下面側の両方にT形鋼をボルト接合したときには、上
下のT形鋼が床梁12を介してH形鋼を形成し、床梁12の断面性能を向上できる。
参考例2)(図6)
参考例2は、図1(A)、(B)に示したユニット建物1の下階建物ユニット10Aの床梁12を下記(1)〜(3)により補強した補強構造に関する。但し、参考例2の補強構造は、下階建物ユニット10Aの天井梁13の補強構造、上階建物ユニット10Bの床梁12、天井梁13の補強構造にも適用できる。
(1)一方の下階建物ユニット10を据付け、その下階建物ユニット10Aの床梁12の
側部に補強用形鋼50を仮止めして添設する。
(2)他方の下階建物ユニット10Aを据付け、該下階建物ユニット10Aの床梁12と
上述(1)の下階建物ユニット10Aの床梁12、換言すれば相隣る床梁12の間の間隙g
に、補強用形鋼50のウエブを挟む。補強用形鋼50はH形鋼からなり、補強用形鋼50
の上下のフランジは相隣る床梁12の上下のフランジに添設される。補強用形鋼50のウ
エブの両側にはスペーサ50Aを付加できる。
(3)上述(2)の補強用形鋼50のウエブを、高力ボルト51、ナット52を用いて、相隣
る床梁12にボルト接合する。高力ボルト51は床梁12、補強用形鋼50を摩擦接合し
、それらは一体の剛性梁となる。
本参考例によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)相隣る床梁12の間隙gに補強用形鋼50のウエブを設け、該補強用形鋼50のウ
エブを相隣る床梁12にボルト接合するようにした。従って、補強用形鋼50をボルト接合した床梁12の断面性能を向上し、床梁12を補強できる。しかも、床梁12の上下に対する補強用形鋼50のフランジが突出する高さを最小限にでき、ユニット建物1の間取り障害等を生じない。
(b)補強用形鋼50をH形鋼とすることにより、床梁12の上面側〜下面側の全高に渡
る補強用形鋼50を設けながら、補強用形鋼50に必要とされるボルト51の使用本数を
低減できる。
参考例3)(図7)
参考例3は、図1(A)に示したユニット建物1の下階建物ユニット10Aの天井梁13を下記(1)〜(4)により補強した補強構造に関する。但し、参考例3の補強構造は、下階建物ユニット10Aの床梁12の補強構造、上階建物ユニット10Bの床梁12、天井梁13の補強構造にも適用できる。
(1)隣接設置される下階建物ユニット10A、10Aの相隣ることとなる天井梁13の
外面にC形鋼である薄板形鋼60を添設し、この薄板形鋼60の上下のフランジとウエブ
で天井梁13の上下のフランジとウエブを被う。薄板形鋼60は、下階建物ユニット10
Aの工場生産段階で、天井梁13にタッピングねじ等で仮止めされる。薄板形鋼60の板
厚は、天井梁13のためのジョイントピース13Aの板厚より薄く設定される。
(2)上述(1)の下階建物ユニット10A、10Aを隣接して据付ける。
(3)上述(2)の下階建物ユニット10A、10Aの据付けにより、相隣ることとなった天
井梁13、薄板形鋼60のウエブを、高力ボルト61、ナット62を用いてボルト接合す
る(図7)。高力ボルト61は天井梁13、薄板形鋼60を摩擦接合し、それらは一体の
剛性梁となる。
(4)下階建物ユニット10Aの天井梁13の上に、上階建物ユニット10Bの床梁12
を搭載し、図1(A)のセットバック部をもつユニット建物1が構築される。
本参考例によれば、以下の作用効果を奏する。
下階建物ユニット10Aの天井梁13の外面に添って該天井梁13を被う薄板形鋼60を設け、該薄板形鋼60のウエブを天井梁13にボルト接合することにより、天井梁13の上下に対する薄板形鋼60の突出高さをその薄板の故に小さくしながら、天井梁13の断面性能を向上し、天井梁13を補強できる。
以上、本発明の実施例を図面により記述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に
限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明
に含まれる。例えば、本発明の補強用形鋼(T形鋼、H形鋼等)を最上階建物ユニットの
天井梁に添設する場合であって、補強用形鋼の突起が小屋裏側に突出しても支障のないと
きには、補強用形鋼の小屋裏側への突起高さを大きくし、補強用形鋼が天井梁とともに形
成する組立体(合成H形鋼等)の梁背を大きくすることができる。
図1はユニット建物の一部を示し、(A)はセットバック部を示す側面図、(B)はオーバーハング部を示す側面図である。 図2は建物ユニットを示す斜視図である。 図3は実施例1の梁の補強構造を示し、(A)は隣接梁を示す断面図、(B)は補強用形鋼の挿入過程を示す断面図、(C)は補強用形鋼の固定状態を示す断面図である。 図4は実施例2の梁の補強構造を示す断面図である。 図5は参考例1の梁の補強構造を示し、(A)は隣接梁を示す断面図、(B)は補強用形鋼の挿入過程を示す断面図、(C)は補強用形鋼の固定状態を示す断面図である。 図6は参考例2の梁の補強構造を示す断面図である。 図7は参考例3の梁の補強構造を示す断面図である。
符号の説明
1 ユニット建物
10、10A、10B 建物ユニット
12 床梁
13 天井梁
20、21 薄板形鋼
30 補強用形鋼

Claims (3)

  1. 複数の建物ユニットを隣接して据付けるユニット建物の梁補強構造において、
    隣接する建物ユニットの相隣る梁の間隙に補強用形鋼のウエブを設け、該補強用形鋼のウエブを相隣る梁にボルト接合してなり、
    前記梁の上面と下面の一方から前記間隙を形成する側面に添って該梁を被う薄板形鋼を設け、
    相隣る梁に設けた上記薄板形鋼の間の間隙に、該梁の上面と下面の他方の側から前記補強用形鋼のウエブを設け、該補強用形鋼のウエブを相隣る梁とそれらの薄板形鋼にボルト接合してなることを特徴とするユニット建物の梁補強構造。
  2. 前記補強用形鋼がT形鋼である請求項1に記載のユニット建物の梁補強構造。
  3. 前記補強用形鋼がH形鋼である請求項1に記載のユニット建物の梁補強構造。
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