JP4394665B2 - 無線タグ読取装置及び無線タグの位置検出方法並びに位置検出プログラム - Google Patents

無線タグ読取装置及び無線タグの位置検出方法並びに位置検出プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4394665B2
JP4394665B2 JP2006203763A JP2006203763A JP4394665B2 JP 4394665 B2 JP4394665 B2 JP 4394665B2 JP 2006203763 A JP2006203763 A JP 2006203763A JP 2006203763 A JP2006203763 A JP 2006203763A JP 4394665 B2 JP4394665 B2 JP 4394665B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reader
interrogator
antenna
wireless tag
carriage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006203763A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007149060A (ja
Inventor
雅一 加藤
禎利 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2006203763A priority Critical patent/JP4394665B2/ja
Publication of JP2007149060A publication Critical patent/JP2007149060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4394665B2 publication Critical patent/JP4394665B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は、書類や書籍等の複数の物品に取付けられた無線タグから情報を読取る無線タグ読取装置、及びこの無線タグ読取装置を使用した無線タグの位置検出方法並びに位置検出プログラムに関する。
従来、無線タグ読取装置は、質問器とこの質問器に接続されたリーダ・アンテナを備え、質問器から出力される電力をリーダ・アンテナから、このリーダ・アンテナと対向して配置されている無線タグに対して電波を放射することで無線タグから情報を読取る構成になっている。この場合、無線タグとして、電池を搭載しないバッテリレス型の無線タグを使用した場合は、リーダ・アンテナから放射される電波を無線タグが受信するとその受信電力により駆動電力を取得し、質問器に対して識別情報等の情報を送信する。このような電池を搭載しないバッテリレス型の無線タグが無線タグ読取装置のリーダ・アンテナから電波を受信して動作するには、ある一定以上の受信電力が必要になる。
ところで、リーダ・アンテナと無線タグとの離間距離が大きくなると無線タグでの受信電力が低下する問題がある。また、リーダ・アンテナと無線タグとの離間距離が比較的小さくても無線タグが複数重なるように並んでいると、1枚の無線タグが受信できる電力が低下する問題がある。このような問題に対処するためには、複数重なるように並んでいる無線タグと通信を行う際には、リーダ・アンテナを無線タグに極力近づける必要がある。
しかし、無線タグが貼付された書類等が多数並べられた場合において、リーダ・アンテナを無線タグに極力近づけるようにすると、無線タグが配置されている位置におけるリーダ・アンテナの読取可能範囲が狭くなるため、一部の無線タグがリーダ・アンテナの読取可能範囲から外れることになる。
このようなことから、リーダ・アンテナを無線タグに極力近づけた状態でリーダ・アンテナを無線タグが並んでいる方向に往復移動させることでリーダ・アンテナの読取可能範囲を拡大し、並べられた全ての無線タグを読取るようにした無線タグ読取装置が知られている。(例えば、特許文献1参照)
特開2005−157919号公報
通常、リーダ・アンテナは質問器と同軸ケーブル等の接続手段を介して接続されている。質問器から出力する電力を効率よくリーダ・アンテナから放射するためには、リーダ・アンテナと質問器とを接続する接続手段、例えば、同軸ケーブルは低損失のものを使用するのが望ましい。一般的に同軸ケーブルは直径が太いもの、長さが短いものほど低損失となる。
同軸ケーブルの一種に、外部導体に銅などの金属チューブを用いたセミリジッドケーブルがある。セミリジッドケーブルは、外部導体に網組線が使われる一般的な同軸ケーブルよりも低損失という特徴があるが、外部導体が金属のため固く、自由かつ容易に曲げられないという特性を持っている。従って、質問器とリーダ・アンテナが固定されているような状況においては、セミリジッドケーブルを使用することが可能である。
しかしながら、質問器を固定し、リーダ・アンテナを移動機構により往復移動させるためには、質問器とリーダ・アンテナとの接続手段として、外部導体が網組線からなる同軸ケーブルを使用し、かつケーブルの柔軟性が要求されるために同軸ケーブルは柔らかいもの、すなわち、径の細いものを使う必要がある。さらに、同軸ケーブルのケーブル長は、リーダ・アンテナの移動範囲を考慮して決める必要があり、短くすることは困難であった。結果として、リーダ・アンテナを往復移動させるものでは、質問器とリーダ・アンテナとを長く細い同軸ケーブルを使って接続することになり、このため、同軸ケーブルでの減衰が大きくなり、読取率の低下を招くという問題があった。また、リーダ・アンテナの移動により同軸ケーブルに伸長や圧縮などの大きな変形力が加わって同軸ケーブルが曲がったり伸びたりすることで同軸ケーブルの寿命低下を招く問題があった。
本発明はこのような問題を解決するために為されたもので、リーダ・アンテナを移動させる構成において、質問器とリーダ・アンテナを接続する同軸ケーブル等の接続手段を短くすることができ、これにより、質問器から出力する電力の減衰を低減し、電力を効率よくリーダ・アンテナから放射でき、しかも、接続手段を固定することができ、これにより、リーダ・アンテナが移動しても接続手段に対して大きな変形力が作用することは無く、接続手段の長寿命化を図ることができる無線タグ読取装置を提供する。さらには、接続手段として一般的な同軸ケーブルよりも低損失なセミリジッドケーブルを用いて質問器とリーダ・アンテナとを接続することができる無線タグ読取装置を提供する。
また、本発明は、この無線タグ読取装置を使用することで、並べて配置された複数の無線タグの位置検出が確実にできる無線タグの位置検出方法並びに位置検出プログラムを提供する。
本発明は、ガイドと、このガイドに沿って移動するキャリッジに載置される質問器と、この質問器と一体的に移動されるとともに質問器からの出力に基づいて複数の無線タグに対して電波を放射する一対のリーダ・アンテナと、一対のリーダ・アンテナを質問器の両側に配置し、かつ、質問器から見て固定配置し質問器とリーダ・アンテナとを接続している接続手段とを備えた無線タグ読取装置にある。
また、本発明は、ガイド上を駆動パルスにより回転するステッピングモータを駆動源として移動するキャリッジに搭載された、質問器及びこの質問器の両側に配置されそれぞれ質問器と接続手段を介して接続された一対のリーダ・アンテナを、キャリッジの移動によって一体で移動させ、質問器からの出力を各リーダ・アンテナに選択的に与え、選択されたリーダ・アンテナから電波を放射し並べて配置された複数の無線タグを読取る無線タグ読取装置に対し、ステッピングモータの駆動パルス数、又は駆動時間をカウントするステップと、カウントした駆動パルス数、又は駆動時間と選択されたリーダ・アンテナの情報から、識別情報を読取った無線タグの位置を算出するステップと、算出した無線タグの位置を出力するステップを実行する無線タグの位置検出方法にある。
また、本発明は、ガイド上を駆動パルスにより回転するステッピングモータを駆動源として移動するキャリッジに搭載された、質問器及びこの質問器の両側に配置されそれぞれ質問器と接続手段を介して接続された一対のリーダ・アンテナを、キャリッジの移動によって一体で移動させ、質問器からの出力を各リーダ・アンテナに選択的に与え、選択されたリーダ・アンテナから電波を放射し並べて配置された複数の無線タグを読取る無線タグ読取装置に対し、コンピュータに、ステッピングモータの駆動パルス数、又は駆動時間をカウントするステップと、カウントした駆動パルス数、又は駆動時間と選択されたリーダ・アンテナの情報から、識別情報を読取った無線タグの読取り位置を算出するステップと、算出した読取り位置を出力するステップとを実行させる無線タグの位置検出プログラムにある。
本発明によれば、リーダ・アンテナを移動させる構成において、質問器とリーダ・アンテナを接続する同軸ケーブル等の接続手段を短くすることができ、これにより、質問器から出力する電力の減衰を低減し、電力を効率よくリーダ・アンテナから放射でき、しかも、接続手段を固定することができ、これにより、リーダ・アンテナが移動しても接続手段に対して大きな変形力が作用することは無く、接続手段の長寿命化を図ることができる無線タグ読取装置を提供できる。さらには、接続手段として一般的な同軸ケーブルよりも低損失なセミリジッドケーブルを用いて質問器とリーダ・アンテナとを接続することができる無線タグ読取装置を提供できる。
また、本発明によれば、この無線タグ読取装置を使用することで、並べて配置された複数の無線タグの位置検出が確実にできる無線タグの位置検出方法並びに位置検出プログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、無線タグ読取装置1に対して、この無線タグ読取装置1を制御するコントローラ2を接続している。前記無線タグ読取装置1は、質問器11とリーダ・アンテナ12とで構成され、前記質問器11とリーダ・アンテナ12を接続手段、例えば、同軸ケーブル13により接続し、質問器11とリーダ・アンテナ12との間で同軸ケーブル13を介して高周波信号を伝達するようになっている。前記コントローラ2は、パーソナルコンピュータ等からなり、前記質問器11に接続し、この質問器11を制御するようになっている。
前記無線タグ読取装置1は、図2に示すように、周囲を長方形状の筐体14で覆い、この筐体14の上に、最下部位置に無線タグ15を取付けた書類等の物品16を、複数、長手方向に各無線タグ15が対向し合うように並べて配置している。
前記無線タグ読取装置1は、図3、図4、図5に示すように、筐体14内の長手方向に沿ってガイド(リニアガイド)17を配置し、このガイド17に沿って自在に移動可能な一対のキャリッジ18,19を設けている。前記各キャリッジ18,19は、連結部材20で連結して一体化している。そして、一方のキャリッジ18の上に前記質問器11を配置し、他方のキャリッジ19の上に前記リーダ・アンテナ12を配置し、前記質問器11とリーダ・アンテナ12を前記同軸ケーブル13で接続している。
前記キャリッジ18に対する質問器11の固定、及び前記キャリッジ19に対するリーダ・アンテナ12の固定は、接着剤を使用して直接固定してもよいし、両面テープ等を用いて固定してもよい。図6は前記キャリッジ19に対するリーダ・アンテナ12の固定の例を示すもので、両面テープなどの部材21を使用して固定している。
前記各キャリッジ18,19は移動機構(図示せず)によってガイド17の上を往復移動する構成になっている。移動機構としては、ガイド17と並行して設けられたボールねじ、あるいは搬送ベルト等をモータにより回転駆動して各キャリッジ18,19を移動する周知のものである。
このような構成においては、質問器11とリーダ・アンテナ12とを接続する同軸ケーブル13は固定できるので、低損失の同軸ケーブルを使用することができる。特に、セミリジッドケーブルのような、外部導体に金属チューブを使用したものも使用することができる。しかも、使用する距離を短くできるので、質問器11から出力される電力はほとんど減衰することなくリーダ・アンテナ12に伝達でき、また、同様にリーダ・アンテナ12で受信した電波はほとんど減衰することなく質問器11に伝達でき、送信時には電力を効率よくリーダ・アンテナ12から放射できる。
これにより、無線タグ読取装置1と無線タグ15との間の通信品質を向上させることができ、無線タグ15からのタグIDの読取率を向上させることができる。
また、質問器11とリーダ・アンテナ12が同軸ケーブル13で接続した状態で一体的に移動するので、この移動によって同軸ケーブル13に対して大きな変形力が作用することは無く、同軸ケーブル13の長寿命化を図ることができる。
また、質問器11もリーダ・アンテナ12と一体で移動することになるので、質問器11に接続される電源ケーブル、質問器11とコントローラ2とを接続する信号線が質問器11の移動によって曲がったり、伸びたりするが、電源や信号のためのケーブルは曲げや伸ばしに強いフラットケーブルを使用することができ、しかも、質問器11の移動範囲を考慮して十分な長さにできる。
従って、同軸ケーブル13は勿論、電源ケーブルや信号線が断線等のトラブルを発生する虞はなく、装置全体の信頼性を向上できる。
なお、質問器11とコントローラ2とはディジタル信号により制御されるため、信号の減衰はほとんど考慮する必要は無く、従って、質問器11とコントローラ2との距離は長くても動作に支障はない。
図7はこの無線タグ読取装置1の使用例を示す図で、壁22で仕切られた棚23の底部に無線タグ読取装置1を取付ける。そして、棚23内に複数の物品16を、無線タグ読取装置1の上に並べて収納することで、無線タグ読取装置1は各物品16に取付けられた無線タグ15からタグID等の情報を読取る。このようにすることで、書類の在庫管理や位置検索等に利用することができる。
また、図8に示すように、一方のキャリッジ18の上に質問器11を配置し、他方のキャリッジ19の上にリーダ・アンテナ12を配置し、前記質問器11とリーダ・アンテナ12を接続手段としての同軸コネクタ13′で接続することも可能である。このように、質問器11とリーダ・アンテナ12を同軸コネクタ13′で接続して固定しても、質問器11とリーダ・アンテナ12が一体的に移動するので、何等問題は無い。
さらに、図9に示すように、一方のキャリッジ18の上に質問器11とリーダ・アンテナ12を重ねて配置しても良い。この場合も、質問器11とリーダ・アンテナ12との接続は、同軸ケーブルや同軸コネクタなどの接続手段を使用する。
なお、この実施の形態では、質問器11とリーダ・アンテナ12を別体として、質問器11とリーダ・アンテナ12を同軸ケーブル、同軸コネクタ等の接続手段で接続するものについて述べたがこれに限定するものではなく、質問器11とリーダ・アンテナ12を何らかの接続手段で接続した状態で一つの筐体内に収められる構成であってもよい。
(第2の実施の形態)
なお、前述した第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
図10に示すように、質問器11′を搭載したキャリッジ18の両側に所定の間隔を隔ててキャリッジ31,32をガイド17に対して移動自在に設け、前記キャリッジ18とキャリッジ31を連結部材33で連結して一体化し、前記キャリッジ18とキャリッジ32を連結部材34で連結して一体化している。
前記キャリッジ31の上に第1のリーダ・アンテナ35を両面テープ等の部材を使用して固定し、前記キャリッジ32の上に第2のリーダ・アンテナ36を同じく両面テープ等の部材を使用して固定し、前記質問器11′と第1のリーダ・アンテナ35を同軸ケーブル37で接続し、前記質問器11′と第2のリーダ・アンテナ36を同軸ケーブル38で接続している。
前記各キャリッジ18,31,32は移動機構によってガイド17の上を往復移動する構成になっている。すなわち、前記移動機構は、ガイド17と並行して搬送ベルト37をプーリ38,39間に掛け渡して配置し、前記搬送ベルト37と前記連結部材33間を連結部材40で連結している。そして、例えば、一方のプーリ38をモータ(図示せず)によって正逆回転駆動することで搬送ベルト37を正逆搬送させ、これにより、前記各キャリッジ18,31,32をガイド17に沿って往復移動させる構成になっている。
前記質問器11′は、図11に示すように、コントローラ2によって制御され、このコントローラ2からの切替え信号によって第1のリーダ・アンテナ35と第2のリーダ・アンテナ36を選択的に切替えるようになっている。
前記質問器11′はコントローラ2に制御されて第1のリーダ・アンテナ35と第2のリーダ・アンテナ36を選択的に切替えるが、その切替え方法としては、例えば、2通りが考えられる。
1つは、第1のリーダ・アンテナ35と第2のリーダ・アンテナ36を移動方向に応じて切替える方法で、図12の(a)に移動方向の切替えタイミングを示し、図12の(b)に選択するリーダ・アンテナの切替えタイミングを示すように、移動方向が右方向のときには第1のリーダ・アンテナ35を選択し、移動方向が左方向のときには第2のリーダ・アンテナ36を選択する。
もう1つは、1往復目は第1のリーダ・アンテナ35を選択し、2往復目は第2のリーダ・アンテナ36を選択するように1往復毎に切替える方法で、図13の(a)に移動方向の切替えタイミングを示し、図13の(b)に選択するリーダ・アンテナの切替えタイミングを示すように、最初に右方向、そして左方向と1往復する期間は第1のリーダ・アンテナ35を選択し、次に右方向、そして左方向と1往復する期間は第2のリーダ・アンテナ36を選択する。
このような構成においては、質問器11′と各リーダ・アンテナ35,36とを接続する同軸ケーブル37,38は固定できるので、低損失の同軸ケーブルを使用することができる。特に、セミリジッドケーブルのような、外部導体に金属チューブを使用したものを使用することができる。しかも、使用する距離を短くできるので、質問器11′から出力される電力はほとんど減衰することなくリーダ・アンテナ37,38に伝達でき、また、同様にリーダ・アンテナ37,38で受信した電波はほとんど減衰することなく質問器11′に伝達でき、送信時には電力を効率よくリーダ・アンテナ37,38から放射できる。これにより、無線タグ読取装置1と無線タグ15との間の通信品質を向上させることができ、無線タグ15からのタグIDの読取率を向上させることができる。
また、質問器11′の両側に第1、第2のリーダ・アンテナ35,36を配置しているので、例えば、各リーダ・アンテナ35,36の間隔をガイド17の長さの略半分に設定することで、第1のリーダ・アンテナ35がガイド17の左端から中央部までの左半分の領域を受け持ち、第2のリーダ・アンテナ36がガイド17の中央部から右端までの右半分の領域を受け持つことでガイド全体の領域をカバーできることになる。そして、キャリッジ31,32にそれぞれリーダ・アンテナ35,36を固定する部材として例えば両面テープを使用すれば、リーダ・アンテナ35,36を容易に剥がすことができるので、各リーダ・アンテナ35,36の間隔をガイド17の長さの略半分に設定する場合の微調整ができる。
これにより、図7に示すように棚に無線タグ読取装置1を取付け、棚内に複数の物品16を並べて収納する場合に、無線タグ読取装置1の筐体14上の全面にわたって物品16を左端から右端まで並べることができ、このように並べても全ての物品16の無線タグ15からタグID等の情報を読取ることができる。
また、各キャリッジ18,31,32がガイド17を移動する距離はガイド17の全長の半分でよく、従って、搬送ベルト37を掛け渡すプーリ38,39の距離をガイド17の全長の略半分にでき、移動機構の小形化を図ることができる。
そして、第1、第2のリーダ・アンテナ35,36の切替えを、図12に示すように、移動方向に応じて切替える方法を採用した場合は、1往復で筐体14上に並べられた全ての物品16の無線タグ15からタグIDを読取ることができるので、速度を重視する場合に適している。また、第1、第2のリーダ・アンテナ35,36の切替えを、図13に示すように、1往復毎に切替える方法を採用した場合は、2往復で筐体14上に並べられた全ての物品16の無線タグ15からタグIDを読取ることになり、読取率を重視する場合に適している。
なお、この実施の形態では質問器11′をキャリッジ18の上に搭載したがこれに限定するものではなく、キャリッジ18を無くし、代わりに、キャリッジ31とキャリッジ32を1つの連結部材で連結し、その部材の上に質問器11′を搭載するものであってもよい。
(第3の実施の形態)
この実施の形態は、前述した第2の実施の形態における移動機構の変形例について述べる。なお、前述した第2の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
図14に示すように、移動機構は、ガイド17と並行してボールねじ41を配置し、このボールねじ41を支持材42,43によって両側から支持している。そして、前記ボールねじ41を前記支持材43に取付けたステッピングモータ44によって回転駆動するようになっている。前記ボールねじ41には、ナット45が設けられ、このナット45と連結部材33間を連結部材46で連結している。
この移動機構は、ステッピングモータ44を正逆回転することでボールねじ41が正逆回転し、これにより、ナット45がボールねじ41上を左右に移動する。そして、前記各キャリッジ18,31,32をガイド17に沿って往復移動させる。従って、前記ステッピングモータ44の回転方向、回転数を制御することによって、質問器11′及び各リーダ・アンテナ35,36の移動方向及び移動速度を制御できる。
この場合も、各リーダ・アンテナ35,36の間隔Dをガイド17の長さの略半分に設定することで、第1のリーダ・アンテナ35がガイド17の左端から中央部までの左半分の領域を受け持ち、第2のリーダ・アンテナ36がガイド17の中央部から右端までの右半分の領域を受け持つことでガイド全体の領域をカバーできることになる。
従って、この実施の形態においても、物品16が筐体14上の左端から右端まで並べられても全ての物品16の無線タグ15から情報を読取ることができるようになる。また、各キャリッジ18,31,32がガイド17を移動する距離はガイド17の全長の半分でよく、従って、ボールねじ41の長さをガイド17の全長の略半分にでき、移動機構の小形化を図ることができる。
(第4の実施の形態)
この実施の形態で使用する無線タグ読取装置1の機械的構成は前述した第3の実施の形態と同一で、図14に示す構成になっている。
前記無線タグ読取装置1は、図15に示すように、質問器11′がコントローラ2に制御されて第1、第2のリーダ・アンテナ35,36を切替えるとともに、前記コントローラ2に制御されて駆動パルスを発生する駆動パルス発生回路51を設け、この駆動パルス発生回路51からの駆動パルスをモータドライバ52に供給している。なお、ここでは、第1のリーダ・アンテナ35と第2のリーダ・アンテナ36を切替える方法として、図12に示す移動方向に応じて切替える方法を採用している。前記モータドライバ52は与えられる駆動パルスに応じてステッピングモータ44を回転駆動するようになっている。
前記コントローラ2は、駆動パルス発生回路51を制御して駆動パルスを発生させると、その駆動パルス発生回路51から駆動パルスを受け取り、内部に設けたカウンタでパルス数をカウントし、無線タグのID情報の読取り処理を行うと共に位置検出処理を行うようになっている。
すなわち、前記コントローラ2は、第1のリーダ・アンテナ35がガイド17の左端に位置している状態で、図17に示すように、先ず、ステップS1にて、第1のリーダ・アンテナ35を選択するように質問器11′を制御する。そして、ステップS2にて、質問器11′を制御して物品16に取付けられた無線タグ15の読み取りを開始させる。同時に、駆動パルス発生回路51を駆動してステッピングモータ44を回転し、質問器11′及び第1、第2のリーダ・アンテナ35,36の右方向への移動を開始させる。
そして、ステップS3にて、無線タグ15からのタグIDの読み取り状態を判断すると、ステップS4にて、位置算出処理を行う。また、ステップS3にて、タグIDの読み取りが無くなったことを判断すると、ステップS5にて、質問器11′に対して読取り終了制御を行う。同時に駆動パルス発生回路51を停止制御して駆動パルスの発生を停止させ、質問器11′及び第1、第2のリーダ・アンテナ35,36の右方向への移動を停止させる。このとき、第2のリーダ・アンテナ36がガイド17の右端に位置するようになる。
続いて、ステップS6にて、第2のリーダ・アンテナ36を選択するように質問器11′を制御する。そして、ステップS7にて、質問器11′を制御して物品16に取付けられた無線タグ15の読み取りを開始させる。同時に、駆動パルス発生回路51を駆動してステッピングモータ44を逆回転し、質問器11′及び第1、第2のリーダ・アンテナ35,36の左方向への移動を開始させる。
そして、ステップS8にて、無線タグ15からのタグIDの読み取り状態を判断すると、ステップS9にて、位置算出処理を行う。また、ステップS8にて、タグIDの読み取りが無くなったことを判断すると、ステップS10にて、質問器11′に対して読取り終了制御を行う。同時に駆動パルス発生回路51を停止制御して駆動パルスの発生を停止させ、質問器11′及び第1、第2のリーダ・アンテナ35,36の左方向への移動を停止させる。このとき、第1のリーダ・アンテナ35がガイド17の左端に位置するようになる。
最後に、ステップS11にて、全ての無線タグの読み取りが完了したかを判断する。この判断は、例えば、コントローラ2の内部メモリに読取り対象となる無線タグのIDリストを予め設定しておき、実際に読取った無線タグのタグIDとメモリに設定されているIDリストのIDを照合することで行う。そして、読み残した無線タグがあると判断したときにはステップS1に戻って再度読取りを行い、また、読取りの完了を判断すると一連の処理を終了する。
なお、再度読取りを繰り返す場合は、何回も繰り返すことを避けるため、例えば、質問器11′及び第1、第2のリーダ・アンテナ35,36が移動する往復回数を2回と予めすることで、繰り返し回数を1回だけ認め、再度の読取り時においてステップS11でたとえ読み残しありと判断しても処理を終了させるようにしている。
前記ステップS4及びS9の位置算出処理は、図18に示すように、ステップS21にて、駆動パルス発生回路51が発生する駆動パルスの数を内部に設けたカウンタでカウントし、ステップS22にて、読取ったタグID、そのときのカウンタのカウント値及びアンテナ番号(第1アンテナか第2アンテナか)を内部に設けたメモリに記憶する。そして、ステップ23にて、タグIDを読取った位置を算出し、ステップS24にて、読取ったタグIDと算出したそのタグIDの位置を内部に設けたメモリに記憶して終了し、ステップS3にリターンする。
読取ったタグIDの位置算出は以下のようにして行う。
例えば、ガイド17の全長が60cm、第1のリーダ・アンテナ35と第2のリーダ・アンテナ36との距離Dが30cm、質問器11′及び第1、第2のリーダ・アンテナ35,36が1駆動パルス当たり移動する距離を0.05mmとする。
第1のリーダ・アンテナ35が無線タグ15からIDを読取ったときの位置は、ガイド17の左端を0とすると、パルスカウント値×0.05(mm)となる。また、第2のリーダ・アンテナ36が無線タグ15からIDを読取ったときの位置は、パルスカウント値×0.05(mm)+300(mm)となる。
前記コントローラ2は、ステップS24にて、読取ったタグIDと算出したそのタグIDの位置を内部に設けたメモリに記憶するが、そのメモリへの記憶としては、例えば、図14に示すように、タグID、パルスカウント値、アンテナ番号、位置(cm)を1組のデータとして記憶する。なお、アンテナ番号「1」は第1のリーダ・アンテナ35を示し、アンテナ番号「2」は第2のリーダ・アンテナ36を示している。
図16の場合、例えば、タグID「003」を持った無線タグ15は第1のリーダ・アンテナ35で読取られ、その位置はガイド17の左端から400パルス目、すなわち、左端から2cmの位置にあることを示している。また、タグID「062」を持った無線タグ15は第2のリーダ・アンテナ36で読取られ、その位置はガイド17の中央から300パルス目、すなわち、ガイド17の左端から31.5cmの位置にあることを示している。
このように、タグIDとリニアガイド17の左端からの位置が図19に示すように対応づけられているので、無線タグ読取装置1上に置かれた無線タグ15を取付けた書類等の物品16を探す場合には、ID番号を入力すればその物品16のある位置が分かるようになる。さらに、ID番号と物品の文書名を関連づけるようにすれば、文書名を入力することで物品の位置が分かるようにすることもできる。
物品16の位置を知らせる例を示すと、図20に示すように、無線タグ読取装置1の側面に例えば発光ダイオードのランプ53を一定の間隔で複数配置し、入力したID番号に対応した位置に基づいて該当するランプ53aを点灯させる。この場合、ランプ53の数は物品16の数に比べて少なく、ランプ53aはこの近傍に該当する物品があることを示すことになる。従って、作業者は点灯したランプ53aの付近にある物品16を見ることで容易に該当する物品を探すことができる。
なお、この実施の形態は、コントローラ2が駆動パルス発生回路51からの駆動パルスをカウントし、そのパルスカウント値とタグIDを読取ったアンテナ番号によって、無線タグ15の位置、すなわち、物品16の位置を検出するようにしたがこれに限定するものではない。
例えば、質問器11′及び第1、第2のリーダ・アンテナ35,36がガイド17上を移動する速度を一定とし、その速度とタグIDを読取ったアンテナ番号によって、無線タグ15及び物品16の位置を検出することもできる。
このときにおける、ステップS4及びS9の位置算出処理は、図21に示す処理になる。すなわち、コントローラ2は質問器11′及び駆動パルス発生回路51を制御して無線タグの読取りを開始すると、ステップS31にて、内部に設けたタイマにより時間をカウントし、ステップS32にて、読取ったタグID、そのときのカウンタのカウント値及びアンテナ番号(第1か第2か)を内部に設けたメモリに記憶する。そして、ステップ33にて、タグIDを読取った位置を算出し、ステップS34にて、読取ったタグIDと算出したそのタグIDの位置を内部に設けたメモリに記憶して終了し、ステップS3にリターンする。
ステップS33においては、例えば、質問器11′及び第1、第2のリーダ・アンテナ35,36がガイド17上を移動する速度を5cm/秒とし、第1のリーダ・アンテナ35が読取りを開始してから3秒後にあるタグIDを読取ったとすると、そのタグIDを記憶している無線タグ15の位置を、5cm/秒×3秒=15cmによって算出する。
このように時間をカウントする方式を使用した場合は、コントローラ2は駆動パルス発生回路51から駆動パルスを受信してカウントする必要がなく、内部のクロックを使用してタイマで時間をカウントすればよいので処理は容易になる。
また、単に読取ったタグIDと読み取った順番とアンテナ番号によって、無線タグ15及び物品16の位置を検出することもできる。
このときにおける、ステップS4及びS9の位置算出処理は、図22に示す処理になる。すなわち、コントローラ2は、ステップS41にて、読取ったタグID、そのときの順番及びアンテナ番号(第1か第2か)を内部に設けたメモリに記憶する。そして、ステップ42にて、タグIDを読取った位置を求め、ステップS43にて、読取ったタグIDと算出したそのタグIDの位置を内部に設けたメモリに記憶して終了し、ステップS3にリターンする。
これは、無線タグ15を取付けた物品16が決められた間隔で並べられている場合に有効であり、この場合はコントローラ2が順番における位置情報を事前にテーブル等に持つことになる。そして、ステップ42では読取ったIDの順番とアンテナ番号からテーブル等を参照してタグIDの位置を求めることになる。
このように読取ったタグIDの順番から位置を求める方式を使用した場合は、コントローラ2は計算を行う必要が無く、処理はさらに容易になる。
(第5の実施の形態)
この実施の形態はリーダ・アンテナの変形例について述べる。なお、無線タグ読取装置1におけるリーダ・アンテナ以外の構成は前述した第2、第3、第4の実施の形態のいずれの構成であってもよい。
図23に示すように、第1のリーダ・アンテナ35は、電波の放射方向である上方に延出し、かつ、電波の放射方向及び移動する方向と直交する方向に延出した長方形状の指向性を制限する導体からなる1対の遮蔽部材54a,54bを、移動方向の両端面に取付けている。また、第2のリーダ・アンテナ36は、電波の放射方向である上方に延出し、かつ、電波の放射方向及び移動する方向と直交する方向に延出した長方形状の指向性を制限する導体からなる1対の遮蔽部材55a,55bを、移動方向の両端面に取付けている。
このように、遮蔽部材54a,54b,55a,55bを設けることで、各リーダ・アンテナ35,36から出力される電波はガイド17に沿った横方向にはほとんど放射せずに真上方向に強く放射されるようになる。これにより、各リーダ・アンテナ35,36から放射される電波の指向性を鋭くでき、1つのリーダ・アンテナで無線タグのタグIDを読み取ることのできる範囲を狭くできる。その結果、無線タグの位置検出を精度良く行うことができる。
また、遮蔽部材54a,54b,55a,55bを設けることにより、リーダ・アンテナ35,36の上方への電波が集中するため、遮蔽部材が無い場合と比べて、より狭い間隔で並べられた無線タグのタグIDも読み取ることができるようになる。
なお、遮蔽部材54a,54b,55a,55bの配置はこの実施の形態に限定するものではなく、要は、リーダ・アンテナ35,36と一体で移動でき、また、リーダ・アンテナ35,36の電波を上方向に集中させる効果が得られる構成になっていればよい。従って、リーダ・アンテナ35,36から離して設けても良く、また、リーダ・アンテナ35,36の電波放射面上に設けても良い。また、リーダ・アンテナ35,36の電波放射面と垂直に設ける必要は無く、斜めに傾いていてもよい。
前述した各実施の形態では、ガイド17はリニアガイドの例で図示したが、これに限定されることなく、キャリッジが移動する際にガイドの役割をするものであればどのような形態であっても良い。
また、質問器とリーダ・アンテナを接続するために使用する同軸ケーブルは、特にその種類を限定するものではない。例えば、外部導体に網組線が使われる一般的な同軸ケーブル以外に、外部導体に銅などの金属チューブを用いたセミリジッドケーブルなどを使うことも可能である。セミリジッドケーブルは低損失という特徴があるが、その構造上、外部導体に網組線が使われる一般の同軸ケーブルとは異なり、自由には曲がりにくいという特性を持つ。しかしながら、質問器とリーダ・アンテナとが一体で移動するために、ケーブルは一度接続してしまえば後は動かす必要が無いため、セミリジッドケーブルの使用は問題にはならない。
本発明の第1の実施の形態に係る全体の構成を示すブロック図。 同実施の形態において無線タグ読取装置に物品を載せた状態の外観を示す斜視図。 同実施の形態における無線タグ読取装置の要部構成を示す斜視図。 同実施の形態における無線タグ読取装置の要部構成を示す平面図。 同実施の形態における無線タグ読取装置の要部構成を示す側面図。 同無線タグ読取装置におけるリーダ・アンテナのキャリッジへの固定状態を示す図。 同実施の形態における無線タグ読取装置の使用例を示す部分図。 同実施の形態における質問器とリーダ・アンテナとの他の接続例を示す図。 同実施の形態における質問器とリーダ・アンテナとの他の配置例を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る無線タグ読取装置の要部構成を示す平面図。 同実施の形態の全体の構成を示すブロック図。 同実施の形態におけるリーダ・アンテナの切替え方法の一例を説明するためのタイミング図。 同実施の形態におけるリーダ・アンテナの切替え方法の他の例を説明するためのタイミング図。 本発明の第3の実施の形態に係る無線タグ読取装置の要部構成を示す平面図。 本発明の第4の実施の形態に係る全体の構成を示すブロック図。 同実施の形態においてコントローラのメモリに記憶したデータ例を示す図。 同実施の形態のコントローラによる無線タグの読取り及び位置検出の処理を示す流れ図。 図15における位置算出処理の一例を示す流れ図。 同実施の形態における無線タグの位置データ例を示す図。 同実施の形態において無線タグ読取装置に物品を載せた状態の外観を示す斜視図。 同実施の形態における位置算出処理の他の例を示す流れ図。 同実施の形態における位置算出処理の他の例を示す流れ図。 本発明の第5の実施の形態に係る無線タグ読取装置の要部構成を示す斜視図。
符号の説明
1…無線タグ読取装置、11…質問器、12…リーダ・アンテナ、13…同軸ケーブル、15…無線タグ、17…ガイド、18,19…キャリッジ。

Claims (8)

  1. ガイドと、
    このガイドに沿って移動するキャリッジに載置される質問器と、
    この質問器と一体的に移動されるとともに前記質問器からの出力に基づいて複数の無線タグに対して電波を放射する一対のリーダ・アンテナと、
    前記一対のリーダ・アンテナを前記質問器の両側に配置し、かつ、前記質問器から見て固定配置し前記質問器と前記各リーダ・アンテナとを接続している接続手段とを備えたことを特徴とする無線タグ読取装置。
  2. リニアガイドと、
    このリニアガイド上を移動するキャリッジと、
    このキャリッジに搭載された、質問器及びこの質問器の両側に配置され、それぞれ前記質問器と同軸ケーブルを介して接続された一対のリーダ・アンテナを備え、
    前記キャリッジの移動によって前記質問器と一対のリーダ・アンテナを一体で移動させ、前記質問器からの出力によって前記各リーダ・アンテナから電波を放射し、この各リーダ・アンテナに対向した位置に並べて配置された複数の無線タグを読取ることを特徴とする無線タグ読取装置。
  3. ガイドに沿ってキャリッジを往復移動させ、質問器は、前記キャリッジが一方向に移動する時には一方のリーダ・アンテナから電波を放射し、前記キャリッジが逆方向に移動する時には他方のリーダ・アンテナから電波を放射するように出力を切替えることを特徴とする請求項1又は2記載の無線タグ読取装置。
  4. 一対のリーダ・アンテナは、電波の放射方向に延出し、かつ、電波の放射方向及び移動する方向と直交する方向に延出した指向性を制限する遮蔽部材をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1記載の無線タグ読取装置。
  5. ガイド上を駆動パルスにより回転するステッピングモータを駆動源として移動するキャリッジに搭載された、質問器及びこの質問器の両側に配置されそれぞれ前記質問器と接続手段を介して接続された一対のリーダ・アンテナを、前記キャリッジの移動によって一体で移動させ、前記質問器からの出力を前記各リーダ・アンテナに選択的に与え、選択されたリーダ・アンテナから電波を放射し並べて配置された複数の無線タグを読取る無線タグ読取装置に対し、
    前記ステッピングモータの駆動パルス数、又は駆動時間をカウントするステップと、
    カウントした駆動パルス数、又は駆動時間と選択されたリーダ・アンテナの情報から、識別情報を読取った無線タグの位置を算出するステップと、
    算出した無線タグの位置を出力するステップと、
    を実行することを特徴とする無線タグの位置検出方法。
  6. カウントするステップは、ステッピングモータの駆動パルス数をカウントし、
    読取り位置を算出するステップは、カウントした駆動パルス数と選択されたリーダ・アンテナの初期位置情報とこのリーダ・アンテナの1駆動パルス当たりの移動距離とから、識別情報を読取った無線タグの読取り位置を算出することを特徴とする請求項記載の無線タグの位置検出方法。
  7. カウントするステップは、ステッピングモータの駆動時間をカウントし、
    読取り位置を算出するステップは、カウントした駆動時間と選択されたリーダ・アンテナの初期位置情報とこのリーダ・アンテナの移動速度とから、識別情報を読取った無線タグの読取り位置を算出することを特徴とする請求項記載の無線タグの位置検出方法。
  8. ガイド上を駆動パルスにより回転するステッピングモータを駆動源として移動するキャリッジに搭載された、質問器及びこの質問器の両側に配置されそれぞれ前記質問器と接続手段を介して接続された一対のリーダ・アンテナを、前記キャリッジの移動によって一体で移動させ、前記質問器からの出力を前記各リーダ・アンテナに選択的に与え、選択されたリーダ・アンテナから電波を放射し並べて配置された複数の無線タグを読取る無線タグ読取装置に対し、
    コンピュータに、
    前記ステッピングモータの駆動パルス数、又は駆動時間をカウントするステップと、
    カウントした駆動パルス数、又は駆動時間と選択されたリーダ・アンテナの情報から、識別情報を読取った無線タグの読取り位置を算出するステップと、
    算出した読取り位置を出力するステップと、
    を実行させることを特徴とする無線タグの位置検出プログラム。
JP2006203763A 2005-11-01 2006-07-26 無線タグ読取装置及び無線タグの位置検出方法並びに位置検出プログラム Expired - Fee Related JP4394665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006203763A JP4394665B2 (ja) 2005-11-01 2006-07-26 無線タグ読取装置及び無線タグの位置検出方法並びに位置検出プログラム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005318443 2005-11-01
JP2006203763A JP4394665B2 (ja) 2005-11-01 2006-07-26 無線タグ読取装置及び無線タグの位置検出方法並びに位置検出プログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009210356A Division JP2009289297A (ja) 2005-11-01 2009-09-11 無線タグ読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007149060A JP2007149060A (ja) 2007-06-14
JP4394665B2 true JP4394665B2 (ja) 2010-01-06

Family

ID=38210363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006203763A Expired - Fee Related JP4394665B2 (ja) 2005-11-01 2006-07-26 無線タグ読取装置及び無線タグの位置検出方法並びに位置検出プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4394665B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5457739B2 (ja) * 2009-06-29 2014-04-02 株式会社岡村製作所 図書保管管理システム
JP5462145B2 (ja) * 2010-12-14 2014-04-02 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 対象物確認装置及び方法
AU2014253681B2 (en) * 2013-04-15 2019-08-15 Sato Holdings Corporation Interrogator system, apparatus and method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007149060A (ja) 2007-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009289297A (ja) 無線タグ読取装置
US10715974B2 (en) Methods for provisioning a wireless beacon
US10181062B2 (en) Reading device and control program for reading device
CN107688762B (zh) Rfid标签读取装置及控制方法、终端设备
JP4394665B2 (ja) 無線タグ読取装置及び無線タグの位置検出方法並びに位置検出プログラム
US8608075B2 (en) Code reading apparatus and computer program product
JP5031293B2 (ja) Rfid通信制御方法、rfid通信制御装置、及びrfid通信制御システム
JP2006260036A (ja) 無線タグを有する物品の読取装置
US20120284091A1 (en) Indicia reader with feedback of scanning throughput
US20110259963A1 (en) Indicia reader with a speaker for audible error feedback
US7675507B2 (en) Position detecting system and position detecting apparatus
US20180039801A1 (en) Tag reading device and control program for tag reading device
JP5065385B2 (ja) トランスポンダおよび前記トランスポンダを有するシステム
US20080122627A1 (en) Method and apparatus for reading radio frequency identification tags
CN201600707U (zh) 一种识别装置及便携式计算机
US20060028528A1 (en) Interchangeable module for a portable printer and system for operating the same
JP5737311B2 (ja) コード読取装置及びプログラム
JP6342504B2 (ja) Rfid基盤のリール収納装置
US11847520B2 (en) Wireless tag reading apparatus and control method for a wireless tag reading apparatus
US20080000975A1 (en) Audible pattern switching indicator
CN106462723B (zh) 使用智能线性选择列表解码条形码
US11989714B2 (en) Wireless tag reading device
JP2015179466A (ja) Rfidリーダ装置、rfidタグの一括読取方法及びプログラム
US20080000980A1 (en) Audible scan indicator
US20180322318A1 (en) Radio frequency transmission method and device thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091013

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees