JP2015179466A - Rfidリーダ装置、rfidタグの一括読取方法及びプログラム - Google Patents

Rfidリーダ装置、rfidタグの一括読取方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】FRIDタグの一括読み取り時間を短縮し得るRFIDリーダ装置、RFIDタグの一括読取方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】RFIDリーダ装置10は、複数のアンテナから1つのアンテナを選択するアンテナ選択手段21と、アンテナ選択手段21により選択されたアンテナを用いて物品に貼付されている全てのRFIDタグを一括読み取りするRFIDタグ読取手段23と、選択されたアンテナ毎のRFIDタグ読取手段23によるRFIDタグの読取結果24aを分析し、読み取りが効果的でないアンテナをアンテナ選択手段21における選択対象から除外するアンテナ除外手段25と、を備えている。RFIDリーダ装置10は、2回目以降の読み取りにおいて、アンテナ選択手段21における選択対象から読み取りが効果的でないアンテナを除外するので、RFIDタグの一括読み取り時間を短縮することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、RFIDリーダ装置、RFIDタグの一括読取方法及びプログラムに関する。
近年、物流、物品等の管理を効率化するため、RFID(Radio Frequency Identification)タグが利用されている。
例えば、管理物品にRFIDタグを貼付し、このRFIDタグのタグ情報をRFIDリーダ装置で読み取り店舗にある物品等の管理物品を管理するRFIDシステムが提案されている。
2004年の電波法の改正により、RFIDシステムに、UHF(920MHz)帯の周波数が開放され、13.5MHz帯のRFIDシステムに代わって、UHF(920MHz)帯のRFIDシステムの利用が進んできている。1つのRFIDタグしか読み取りできなかった13.5MHz帯のRFIDシステムに対して、UHF(920MHz)帯のRFIDシステムは複数のRFIDタグを一括読取できることが一つの特徴である。
RFIDタグの一括読取に関して、特許文献1には、複数の物品に貼付されている複数のRFIDタグを複数のアンテナで読み取る際、アンテナの指向方向を変化させた内で、その指向方向ごとの応答数に占めるエラー回数の割合が最も小さい方向に制御する技術が提案されている。又、特許文献2には、複数のRFIDタグと一度に交信する際、切り替え制御手段により、アンテナユニットの給電点を切り替え、RFIDタグを最も多く読めたチャネルに設定する技術が提案されている。
特開2010−93690号公報 特開2006−252253号公報
しかしながら、従来のRFIDリーダ装置では、複数の物品に貼付されているRFIDタグを読み取る際に、貼付位置が固定されていない場合や既知でない場合は、RFIDが貼付されている可能性がある方向と正対した複数の位置にアンテナを配置し、アンテナを逐次切替えて、読み取りを行っている。そのため、RFIDタグが貼付されていない面のアンテナでの不要な読み取り動作が行われる。その結果、大量のRFIDタグが貼付されている場合、全てのRFIDタグを読み取る所要時間が長くなる。
このため、入荷検品や出荷検品に利用している場合に、検品効率が悪くなる問題やRFIDゲート通過時に読み取りを行うようなシステムでは、読み取り漏れが発生する可能性があった。
そこで、本発明は、RFIDタグの一括読み取り時間を短縮し得るRFIDリーダ装置、RFIDタグの一括読取方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面のRFIDリーダ装置は、物品に対する貼付位置が既知でないRFIDタグを読取るために必要とされる複数のアンテナから1つのアンテナを選択するアンテナ選択手段と、前記アンテナ選択手段により選択されたアンテナを用いて前記物品に貼付されている全てのRFIDタグを一括読み取りするRFIDタグ読取手段と、選択されたアンテナ毎の前記RFIDタグ読取手段によるRFIDタグの読取結果を分析し、読み取りに効果的でないアンテナを前記アンテナ選択手段における選択対象から除外するアンテナ除外手段と、を備えたことを特徴とする。
第2の側面のRFIDタグの一括読取方法は、物品に対する貼付位置が既知でないRFIDタグを読取るために必要とされる複数のアンテナの全てを選択し、選択された各々のアンテナを用いて前記物品に貼付されている全てのRFIDタグを読み取る第1処理と、選択されたアンテナ毎の前記第1処理による読み取り結果を分析して読み取りに効果的でないアンテナを選択対象から除外する第2処理と、前記第2処理で除外されたアンテナを除いたアンテナを選択し、選択されたアンテナを用いて前記物品に貼付されている全てのRFIDタグを所定回数読み取る第3処理と、を有することを特徴とする。
第3の側面のプログラムは、前記第1処理〜前記第3処理をRFIDリーダ装置のコンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、アンテナ毎のRFIDタグ読取手段によるRFIDタグの読取結果を分析し、読み取りに効果的でないアンテナをアンテナ選択手段における選択対象から除外するアンテナ除外手段を備えている。読み取りに効果的でないアンテナをアンテナ選択手段の選択対象から除外することで、FRIDタグの一括読み取り時間を短縮し得るRFIDリーダ装置、RFIDタグの一括読取方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態のRFIDタグ一括読取システムの概略を示すシステム構成図である。 図1中のRFIDリーダ装置10の構成の概略を示すブロック図である。 図2の記憶部24に記憶されるRFIDタグの読取結果24aの例を示す図である。 図2のRFIDリーダ装置10によるRFIDタグ一括読取を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施形態のRFIDタグの一括読取方法の処理を示すフローチャートである。 本発明のRFIDタグの一括読取方法によりアンテナ切替の効率化が図られた一例を示す図である。 本発明のRFIDタグの一括読取方法によりアンテナ切替の効率化が図られた他の一例を示す図である。
以下、図面に従って本発明の実施形態を説明する。
(実施形態の構成)
図1は、本発明の実施形態のRFIDタグ一括読取システムの概略を示すシステム構成図である。
RFIDタグ一括読取システム1は、ある一定の空間内に存在する物品15a,15b,15cにそれぞれ貼付されているRFIDタグ16a,16b,16cを一括読取するシステムである。図1に示された例では、物品15aには、紙面の表方向にRFIDタグ16aが貼付されている。物品15bには、上面にRFIDタグ16bが貼付されている。更に、物品15cには、右側面にRFIDタグ16cが貼付されている。
又、指向性が異なる向きにアンテナ12a,12b,12cが設けられ、アンテナの各給電点とRFIDリーダ装置の入出力端子との間が高周波ケーブル11により接続されている。
図1に示された例では、アンテナ12aの指向性は、物品16bの上面に貼付されたRFIDタグ16bと正対する向きであり、アンテナ12bの指向性は、物品16cの右側面に貼付されたRFIDタグ16cと正対する向きであり、更に、アンテナ12cの指向性は、物品16aの紙面の表方向に貼付されたRFIDタグ16aと正対する向きである。図1に示されたように、管理対象物品に貼付されたRFIDタグの貼付面が、上面、右側面、紙面の表方向の場合には、RFIDタグの貼付面に正対する向きの指向性を有する複数のアンテナ12を設ける必要がある。
RFIDリーダ装置10は、アンテナ12a,12b,12cを順番に切替えて、物品15a,15b,15cにそれぞれ貼付されたRFIDタグ16a,16b,16cを読み取る装置である。
図2は、図1中のRFIDタグリーダ装置10の構成の概略を示すブロック図である。
図2に示されたRFIDリーダ装置10は、アンテナ選択手段21と、送受信部21と、RFIDタグの内容を読み取るRFIDタグ読取手段23と、記憶部24と、アンテナ除外手段25と、を有している。
アンテナ選択手段21は、例えば、4本のアンテナ12a,12b,12c,12dを順番に選択すると共に、アンテナ除外手段により選択対象から除外されたアンテナを除いたアンテナについて順番でアンテナを選択するものである。アンテナ選択手段21は、高周波ケーブル用のコネクタを有し、アンテナ選択手段21のコネクタと各アンテナ12a,12b,12c,12dとは高周波ケーブル11で接続されている。
送受信部22は、アンテナ選択手段21により選択されたアンテナ12を介して、RFIDタグ16を読み取るためのパケットを送信すると共に、RFIDタグ16から返信されるパケットを受信するものである。ここで、送受信部22が送信するパケットの送受信周波数は、極超短波帯(300MHz〜3GHz)帯、例えば、916.8MHz〜920.8MHzであり、送信出力は、例えば、250mW、通信方式は、ミラーサブキャリア方式、変調方式は、PR−ASK方式である。又、送受信部22の受信感度は、例えば、5dBμである。更に、送受信部22は、RFIDタグ16から返信されたパケットの受信電界レベルを検出する機能を有している。
RFIDタグ読取手段23は、RFIDタグ16を読み取るためのパケットを送受信部22から送信させると共に、RFIDタグ16から返信されたパケットを送受信部22で受信し、送受信部22で復調されたRFIDタグの読取結果24a(受信電界レブルを含む)を記憶部24へ記憶させるものである。
記憶部24には、RFIDタグの読取結果24aを記憶する他に、RFIDタグ読取手段23やアンテナ除外手段25の機能を実現するプログラムを記憶してもよい。
アンテナ除外手段25は、記憶部24に記憶されたRFIDタグの読取結果24aを分析し、読み取りに効果的でないアンテナ12をアンテナ選択手段21における選択対象から除外するものである。
図3(a)〜図3(c)は、図2の記憶部24に記憶されるRFIDタグの読取結果24aの例を示す図である。図3(a)は、1つのアンテナで読み取れるRFIDタグが他のアンテナで読み取れるRFIDタグに包含される例であり、図3(b)は、2つのアンテナで読み取れるRFIDタグが同じで、RFIDタグからの応答受信電界レベルが異なる例であり、更に、図3(c)は、RFIDタグを全く読み取れないアンテナがある例を示している。
先ず、図3(a)を見ると、アンテナ12aが選択されたとき、2つのRFIDタグ16a,16dが読み取られている。これに対して、アンテナ12bが選択されたとき、1つのRFIDタグ16aのみが読み取られており、アンテナ12bにより読み取られるRFIDタグ16aは、アンテナ12aにより読み取られる2つのRFIDタグ16a,16dに包含されている。同様に、アンテナ12cに読み取られるRFIDタグ16cは、アンテナ12dにより読み取られる2つのRFIDタグ16b,16cに包含されている。
このように、1つのアンテナにより読み取られるRFIDタグが他のアンテナにより読み取られるRFIDタグの一部又は全部に包含される場合は、アンテナ除外手段25は、他のアンテナにより読み取られるRFIDタグの一部又は全部に包含されるアンテナを読み取りに効率的でないアンテナと判定し、アンテナ選択手段21が選択するアンテナの対象から除外する。図3(a)に示された例では、アンテナ12bにより読み取られたRFIDタグは、アンテナ12aにより読み取られたRFIDタグに包含されているので、アンテナ12bは、読み取りに効率的でないアンテナと判定され、除外対象となる。同様に、アンテナ12cにより読み取られたRFIDタグは、アンテナ12dにより読み取られたRFIDタグに包含されているので、アンテナ12cは、読み取りに効率的でないアンテナと判定され、除外対象となる。
次に、図3(b)を見ると、アンテナ12aにより読み取られるRFIDタグとアンテナ12bにより読み取られるRFIDタグは、共に、2つのRFIDタグ16a,16dであり同じである。アンテナ12aにおけるRFIDタグ16a,16bからの応答受信電界は、それぞれ20dBμ、15dBμである。一方、アンテナ12bにおけるRFIDタグ16a,16dからの応答受信電界は、それぞれ10dBμ、5dBμであり、アンテナ12aの受信電界レベルの方がアンテナ12bの受信電界レベルよりも大きい。この場合、アンテナ除外手段25は、受信電界レベルの小さいアンテナ12bを除外対象とする。同様に、アンテナ12cとアンテナ12dとにより読み取られるRFIDタグは、共にRFIDタグ16b,16cであるが、アンテナ12dの受信電界レベルの方がアンテナ12cの受信電界レベルより大きいので、受信電界レベが小さいアンテナ12cが除外対象となる。
最後に、図3(c)を見ると、アンテナ12cは、RFIDタグ16を全く読み取れていない。この場合、アンテナ除外手段25は、アンテナ12cをアンテナ選択手段21の選択対象から除外する。
(実施形態の動作)
実施形態の動作について、(I)本実施形態のRFID一括読取の概略の動作と、(II)RFIDリーダ装置10の処理と、に分けて説明する。
(I)本実施形態のRFID一括読取の概略の動作
図1において、例えば、4つの物品15a,15b,15c,15dにRFIDタグ16a,16b,16c,16dがそれぞれ貼付されているとする。アンテナ12aで読み取れるRFIDタグが16a,16dであり、アンテナ12bで読み取れるRFIDタグが16aであり、アンテナ12cで読み取れるRFIDタグが16cであり、アンテナ12d読み取れるRFIDタグが16b,16cであったとする。
この場合には、アンテナ12bで読み取れるRFIDタグは、16aのみであるのに対し、アンテナ12aで読み取れるRFIDタグは16a,16dであるので、アンテナ12aで読み取れるRFIDタグの集合に、アンテナ12bで読み取れるRFIDタグの集合は含まれる。この場合は、アンテナ12bは読み取りに効果的でないアンテナと判断され、アンテナ選択手段21の選択対象からアンテナ12bは除外される。
同様に、アンテナ12cで読み取れるRFIDタグは、16cのみであるのに対し、アンテナ12dで読み取れるRFIDタグは16b,16cであるので、アンテナ12cは読み取りに効果的でないアンテナと判断され、アンテナ選択手段21の選択対象からアンテナ12cは除外される。その結果、2回目以降は、アンテナ選択手段21の選択対象のアンテナは、アンテナ12a,12dの2本のみとなる。
RFIDタグを一括読取する場合、RFIDタグからの応答の衝突によるRFIDタグ情報の信頼性の低下を保証するため、通常、RFIDタグ16を複数回読み取っている。複数回読み取ったRFIDタグ情報を多数決論理等により信頼性を高めている。
RFIDタグの一括読取をする際、例えば、5回読み取るとすると、従来は、4本のアンテナ12a,12b,12c,12dについてそれぞれ5回選択していたのに対し、本発明によれば、1回目は4本のアンテナ12a,12b,12c,12dについて選択するものの、2回目以降は、2本のアンテナ12a,12cについて4回選択することになる。 図4は、図2のRFIDリーダ装置によるRFIDタグ一括読取を説明するタイミングチャートである。
図4を見ると、図2に示されたRFIDリーダ装置10によるRFIDタグ16a〜16dの一括読取は、1回目は、アンテナ12a→アンテナ12b→アンテナ12c→アンテナ12dの順で読み取りのためのパケットを送信する。図4には、各アンテナから送信されるパケットに対して読み取れたRFIDタグ16の番号が示されている。アンテナ12aから送信されたパケットに対して2つのRFIDタグ16a,16dが読み取られており、アンテナ12bから送信されたパケットに対してRFIDタグ16aが読み取れており、アンテナ12cから送信されたパケットに対してRFIDタグ16cが読み取れており、更に、アンテナ12dから送信されたパケットに対して2つのRFIDタグ16b,12cが読み取れている。
図2中のアンテナ除外手段23は、図4に示された1回目のアンテナ12a〜12dによるRFID読取結果から、2回目以降の選択対象から除外するアンテナを決定する。図4の1回目の読取結果を見ると、アンテナ12bにより読み取られたRFIDタグはアンテナ12aにより読み取られたRFIDタグに含まれ、アンテナ12cにより読み取られたRFIDタグはアンテナ12dにより読み取られたRFIDタグに含まれている。この結果から、アンテナ除外手段25は、アンテナ12bとアンテナ12cは、読み取りに効果的でないアンテナであると判定し、アンテナ12bとアンテナ12cとがアンテナ選択手段21における選択対象のアンテナの除外対象とされる。
図4中の2回目以降を見ると、アンテナ12aとアンテナ12dの2つのアンテナのみが選択され、RFIDタグ16a〜16dが一括読取されている。アンテナ1本当たりのRFIDタグ読取時間をTaとすると、1回目の読取時間は、4×Taなのに対し、2回目以降は、2×Taに短縮される。アンテナ1本当たりのRFIDタグ読取時間Taを例えば、1msとすると、従来、20ms要していたRFIDタグの一括読取時間を12msに短縮することができる。
(II)RFIDリーダ装置10の処理
図5は、本発明の実施形態のRFIDタグの一括読取方法の処理を示すフローチャートである。
図2〜図4を参照しつつ、図5に示されたフローチャートに沿って、本発明の実施形態のRFIDタグの一括読取方法の処理について説明する。
処理が開始されると、RFIDタグ読取手段23は、アンテナ選択手段21により選択されたアンテナ12aによりRFIDタグ16の読み取りを行い、ステップS2へ進む。ステップS2において、RFIDタグ読取手段23は、アンテナ選択手段21により選択されたアンテナ12bによりRFIDタグ16の読み取りを行い、ステップS3へ進む。ステップS3において、RFIDタグ読取手段23は、アンテナ選択手段21により選択されたアンテナ12cによりRFIDタグ16の読み取りを行い、ステップS4へ進む。更に、ステップS4において、RFIDタグ読取手段23は、アンテナ選択手段21により選択されたアンテナ12dによりRFIDタグ16の読み取りを行い、ステップS5へ進む。
ステップS5において、アンテナ除外手段25は、ステップS1〜S4におけるRFIDタグ読取手段22の読取結果24aから、読み取られたRFIDタグが他のアンテナにより読み取られたRFIDタグに包含されているアンテナを、アンテナ選択手段21の選択対象のアンテナから除外し、ステップS6へ進む。例えば、アンテナ12aにより読み取れたRFIDタグが16a,16dであり、アンテナ12bにより読み取れたRFIDタグが16aであり、アンテナ12cにより読み取れたRFIDタグが16cであり、アンテナ12dにより読み取れたRFIDタグが16b,16cであったとする。このとき、アンテナ16bの読取結果は、アンテナ16aの読取結果に包含され、アンテナ16cの読取結果は、アンテナ16dの読取結果に包含されている。この場合には、他のアンテナの読取結果に包含されているアンテナ12b,12cは、アンテナ選択手段21の選択対象から除外される。
ステップS6において、図示しない制御部は、アンテナの選択読取回数n=k(例えば、k=5)か否かを判断し、n≠kであれば(No)、ステップS7へ進む。但し、開始時は、n=0である。
ステップS7において、図示しない制御部は、アンテナ12aが選択対象外か否かを判断し、選択対象外でなければ(No)、ステップS8へ進み、選択対象外であれば(Yes)、ステップS9へ進む。ステップS8において、アンテナ12aでFRIDタグ16を読み取り、ステップS9へ進む。
ステップS9において、図示しない制御部は、アンテナ12bが選択対象外か否かを判断し、選択対象外でなければ(No)、ステップS10へ進み、選択対象外であれば(Yes)、ステップS11へ進む。ステップS10において、アンテナ12bでFRIDタグを読み取り、ステップS11へ進む。
ステップS11において、図示しない制御部は、アンテナ12cが選択対象外か否かを判断し、選択対象外でなければ(No)、ステップS12へ進み、選択対象外であれば(Yes)、ステップS13へ進む。ステップS12において、アンテナ12cでFRIDタグを読み取り、ステップS13へ進む。
ステップS13において、図示しない制御部は、アンテナ12dが選択対象外か否かを判断し、選択対象外でなければ(No)、ステップS14へ進み、選択対象外であれば(Yes)、nを1つインクリメントして、ステップS6へ戻る。ステップS14において、アンテナ12dでFRIDタグ16を読み取り、nを1つインクリメントして、ステップS6へ戻る。
ステップS6において、n=k(例えば、5)となるまで、ステップS6〜S14の処理を繰り返し、n=kとなると、処理を終了する。
図6は、本発明のRFIDタグの一括読取方法によりアンテナ切替の効率化が図られた一例を示す図であり、更に、図7は、本発明のRFIDタグの一括読取方法によりアンテナ切替の効率化が図られた他の一例を示す図である。
図6に示された例では、矢印の方向に移動する台車に載せられた物品の両側面にRFIDタグ16が貼付されており、アンテナ12aの読取結果は、アンテナ12bの読取結果に包含され、アンテナ12cの読取結果がアンテナ12dの読取結果に包含される場合を示している。この場合は、アンテナ12a及びアンテナ12cは、アンテナ選択手段21の選択対象外とされ、2本のアンテナ12b、アンテナ12dのみが選択されている。
図7に示された例では、矢印の方向に移動する台車に載せられた物品の右側面にRFIDタグ16が貼付されており、アンテナ12a及びアンテナ12bによってはRFIDタグ16を読み取れず、アンテナ12a及びアンテナ12bは、アンテナ選択手段21の選択対象外とされ、2本のアンテナ12c、アンテナ12dのみが選択されている。
図6及び図7に示されたように、RFIDタグの一括読取において、1回目に全てのアンテナを順次選択してRFIDタグ16を読み取った結果を分析し、読み取りに効果的でないと判定されたアンテナを2回目以降に選択対象から除外して、RFIDタグの一括読取時間を短縮することができる。
(本実施形態の効果)
本発明のRFIDリーダ装置10は、アンテナ選択手段21により全てのアンテナを選択して物品に貼付されている全てのRFIDタグ16a,・・・を一括読み取りし、この読取結果を分析し、読み取りに効果的でないアンテナをアンテナ選択手段21の選択対象から除外するようにしている。これにより、アンテナ選択手段21で選択される2回目以降のアンテナ本数が削減されるので、RFIDタグの一括読取時間を短縮することができる。
(変形例)
図2中の送受信部22の送信出力レベルは、例えば、250mWと説明したが、RFIDタグの読み取り距離や範囲に応じて、送信出力レベルをコントロールできるようにしてもよい。手の届かない遠くのものや、広い範囲を読み取る棚卸作業では、送信出力レベルを例えば、1W程度に大きくし、近くの個体を見つけるときは送信出力レベルを1mW程度に小さくコントロールできるようにしてもよい。 又、図2中のRFIDタグ読取手段23とアンテナ除外手段25は、ハードウェア構成としても、図示しないコンピュータに、記憶部24に記憶されたプログラムを読み込ますことにより、機能を実現させるようにしてもよい。
又、図2の読取結果は、アンテナ選択のため1回目の読み取り結果を利用したが、例えば1回目と2回目で読み取られたRFIDタグの集合、RFIDタグからの応答受信電界レベルの平均とした読取結果を利用するとしても良い。
更に、図2に示されたRFIDリーダ装置10にBluetooth(登録商標)等のデータインタフェースを搭載して、RFIDリーダ装置10で読み取ったRFIDタグ情報をBluetooth通信で図示しないハンディ端末等へ転送して表示させるようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成又は実施形態を取ることができる。
1 RFIDタグ一括読取システム
10 RFIDリーダ装置
11 高周波ケーブル
12a,12b,12c,12d アンテナ
15a,15b,15c 物品
16a,16b,16c,16d RFIDタグ
21 アンテナ選択手段
22 送受信部
23 RFIDタグ読取手段
24 記憶部
24a RFIDタグの読取結果
25 アンテナ除外手段

Claims (8)

  1. 物品に対する貼付位置が既知でないRFIDタグを読取るために必要とされる複数のアンテナから1つのアンテナを選択するアンテナ選択手段と、
    前記アンテナ選択手段により選択されたアンテナを用いて前記物品に貼付されている全てのRFIDタグを一括読み取りするRFIDタグ読取手段と、
    選択されたアンテナ毎の前記RFIDタグ読取手段によるRFIDタグの読取結果を分析し、読み取りに効果的でないアンテナを前記アンテナ選択手段における選択対象から除外するアンテナ除外手段と、
    を備えたことを特徴とするRFIDリーダ装置。
  2. 前記アンテナ除外手段は、
    RFIDタグの読取結果において、RFIDタグを全く読み取れなかったアンテナを前記アンテナ選択手段における選択対象から除外することを特徴とする請求項1に記載のRFIDリーダ装置。
  3. 前記アンテナ除外手段は、
    1つのアンテナによって読み取れたRFIDタグが他のアンテナによって読み取れたRFIDタグの一部又は全部に含まれている場合、前記アンテナ選択手段における選択対象から他のアンテナによって読み取れたRFIDタグに包含されているアンテナを除外することを特徴とする請求項1又は2に記載のRFIDリーダ装置。
  4. 前記アンテナ除外手段は、
    一つのアンテナによって読み取れたRFIDタグが他のアンテナによって読み取れたRFIDタグと同一である場合、RFIDタグからの応答の受信電界強度が低いアンテナを前記アンテナ選択手段における選択対象から除外することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のRFIDリーダ装置。
  5. 前記RFIDタグ読取手段は、
    前記アンテナ選択手段により選択された全てのアンテナを用いて前記物品に貼付されている全てのRFIDタグを1回読み取り、
    2回目以降は、前記アンテナ除外手段により除外された以外のアンテナの中から選択されたアンテナを用いて前記物品に貼付されている全てのRFIDタグを所定数回に亘って読み取ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のRFIDリーダ装置。
  6. 前記RFIDタグ読取手段は、
    極超短波帯の周波数を用いて前記RFIDタグを読み取ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のRFIDリーダ装置。
  7. 物品に対する貼付位置が既知でないRFIDタグを読取るために必要とされる複数のアンテナの全てを選択し、選択された各々のアンテナを用いて前記物品に貼付されている全てのRFIDタグを読み取る第1処理と、
    選択されたアンテナ毎の前記第1処理による読み取り結果を分析して読み取りに効果的でないアンテナを選択対象から除外する第2処理と、
    前記第2処理で除外されたアンテナを除いたアンテナを選択し、選択されたアンテナを用いて前記物品に貼付されている全てのRFIDタグを所定回数読み取る第3処理と、
    を有することを特徴とするRFIDタグの一括読取方法。
  8. 物品に対する貼付位置が既知でないRFIDタグを読取るために必要と想定される複数のアンテナの全てを選択し、選択された各々のアンテナを用いて前記物品に貼付されている全てのRFIDタグを読み取る第1処理と、
    選択されたアンテナ毎の前記第1処理による読み取り結果を分析して読み取りに効果的でないアンテナを選択対象から除外する第2処理と、
    前記第2処理で除外されたアンテナを除いたアンテナを選択し、選択されたアンテナを用いて前記物品に貼付されている全てのRFIDタグを所定回数読み取る第3処理と、
    をRFIDリーダ装置のコンピュータに実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114021684A (zh) * 2021-11-05 2022-02-08 国网江苏省电力有限公司检修分公司 一种基于rfid指示灯标签的线缆查询方法

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