JP4394070B2 - 人工宝石及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【技術分野】
この発明は、炭素含有物質から回収した炭素を原料とする人工宝石及びその造方法に関する。
技術背景
人間や動物の死体から炭素を回収して、その炭素を原料として製造した人工宝石及びその製造方法が、米国特許公報20030017932A1に記載されている。
この従来の人工宝石及びその製造方法は、まず、死体を仮葬炉に入れる。その際、死体の足を主バーナーの近くに配置する。このようにすると、死体の頭部や胸が主バーナーから離れるために、この頭部や胸の部分の炭素が残りやすくなる。そして、火葬終了後、炉内に残った炭素をシャベルやスコップなどで回収する。
上記のようにして炭化された炭化物は、ハロゲン還元法等の公知の技術によって不純物を除去された後、高温真空誘導法等の公知の技術によってグラファイト化される。そして、このようにして得られたグラファイトを、公知の合成方法を利用して、人工ダイヤモンドにする。
以上のようにして得られた人工ダイヤモンドは、死体を原料としているので、単なる宝石ではなく、その遺族にとって形見となる。
しかし、上記従来例では、死体から炭素を回収しているために、次のような問題があった。
まず、死体から炭素を回収するために、火葬炉が必要となり、その設備に膨大なコストがかかるということである。既存の火葬設備をそのまま用いれば、設備投資を少なくできるが、既存の火葬設備というのは、遺体を完全燃焼することを目的としている。そのため、十分な酸素と火力を用いて死体が火葬されると、炉内にほとんど炭素が残らない。このような理由から、既存の火葬設備をそのまま利用できない場合が多く、結局、膨大な設備コストがかかるという問題があった。
また、上記従来例には、火葬時に発生するガスや煤煙、あるいは遺灰から炭素を回収する方法も開示されている。
しかし、火葬時には、大量の重油を使用することが多いので、重油から発生した炭素が死体から生じる炭素に混ざってしまう。このように重油から発生した炭素が、死体を要素とする炭素に混ざってしまうと、そのガスの中から死体を要素とする炭素だけを分離することはほとんど不可能である。そのため、上記ガスから回収した炭素には、死体以外の要素が多く含まれることになり、このような炭素を原料としてダイヤモンドを製造した場合には、形見としての価値が著しく損なわれるという問題があった。
また、煤煙や遺灰についても、重油から生じたすす等の不純物が付着するために、このような煤煙や遺灰を原料とした場合には、形見としての価値が著しく損なわれることになる。
さらに、ガスや煤煙などを回収する場合には、特別な回収装置を火葬設備に装着する必要があるので、それによっても、設備コストがかさむという問題があった。
この発明の目的は、上記種々の問題を解決することのできる人工宝石およびその製造方法を提供することである。
発明の開示
第11の発明は、炭素含有物質から炭素を回収する炭素回収工程と、回収した炭素からグラファイトを精製するグラファイト化工程と、このグラファイトからダイヤモンドを精製するダイヤモンド化工程とを備えた人工宝石の製造方法において、炭素含有物質の体積が、設定した大きさ以上のときに、その炭素含有物質を脱水または乾燥させて、その体積を少なくする減量工程を備えたことを特徴とする。
第12の発明は、上記第11の発明において、炭化手段によって得られる炭素の量が、目標とする量に満たない場合に、他の炭素含有物質から回収した炭素あるいは炭化物を加える追加工程を備えたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
図1は、炭化用の装置を示した説明図である。
図2は、髪の毛を炭化するときの条件を示したグラフである。
図3は、へその緒を炭化するときの条件を示したグラフである。
図4は、純化およびグラファイト化用の装置を示した説明図である。
図5は、人工宝石の製造プロセスを示したフローである。
図6は、他の人工宝石の製造プロセスを示したフローである。
発明を実施するための最良な形態
図1〜図5にこの発明の一実施形態を示すが、この実施形態は、生きている人の構成要素を原料として用い、人工宝石を製造する点に特徴を有している。
図1は、人体の構成要素等を炭化する装置を示している。
この炭化装置は、密閉可能にしたチャンバ1に、排気管2を接続するとともに、この排気管2の他端側に真空ポンプ3を接続している。そして、この真空ポンプ3を作動させることによって、チャンバ1内を真空状態に保つことができるようにしている。
また、上記排気管2には、圧力センサ4と、安全弁5と、電磁弁6とを設けている。上記圧力センサ4は、チャンバ1内の真空度を測定するものであり、上記安全弁5は、チャンバ1内の気圧が異常に高まることを防止するものである。そして、上記電磁弁6は、チャンバ1内と真空ポンプ3とを連通させたり、その連通を遮断したりするものである。
また、上記チャンバ1には、一端を大気に開放させた吸気管7を接続している。そして、この吸気管7には、チャンバ内を大気に連通させたり、その連通を遮断したりする電磁弁8を設けている。
さらに、上記チャンバ1内には、一対のヒータ9,10を備えている。これらヒータ9,10は、プレート状になっていて、ショートを防止するために、防水処理が施されている。そして、これらヒータ9,10間に、炭素含有物質aを挟み込むようにしている。この炭素含有物質aとは、炭素を含んだ物質のことを意味し、炭化の対象となる物質である。
また、各ヒータ9,10には、複数の貫通孔11を形成している。そして、炭素含有物質aから生じたタールを、下側のヒータ10の貫通孔11を介して、その下方に設置したタール溜12に落とすようにしている。
なお、上記ヒータ9,10は、プレート状でなくてもよく、例えば、棒状の部材を蛇行させて構成してもよい。
上記ヒータ9,10には、電源14を接続している。そして、この電源14からヒータ9、10に電流を供給することによって、ヒータ9,10を発熱させるようにしている。そして、これらヒータ9,10が発熱することによって、それに接触する炭素含有物質aを、効率よく加熱するようにしている。
図中符号13は熱電対であり、この熱電対13によって、炭素含有物質aの温度を測定するようにしている。そして、この熱電対13と上記圧力センサ4とを、コントローラCに接続し、熱電対13によって測定した温度と、圧力センサ4によって測定した真空度を、それぞれコントローラCに入力するようにしている。
また、上記コントローラCには、電磁弁6,8及び電源14を接続し、電磁弁6,8の開度と、電源14からヒータ9,10に供給する電流を、このコントローラCによって制御するようにしている。
上記コントローラCには、炭素含有物質aの種類毎に、それを炭化するために最適な条件が記憶されている。すなわち、炭化するための条件としては、炭素含有物質aを加熱するときの温度、時間、及び真空度の3要素があるが、これら3要素を組み合わせたパターンを、その種類毎に記憶している。
例えば、炭素含有物質aが、髪の毛のように細くて薄いものの場合には、急速に加熱して、短時間で炭化処理が完了するパターンが、コントローラCに記憶されている。髪の毛のように細く薄いものを加熱する場合に、所定の温度に到達するまでに時間がかかると、低温度域において、髪の毛から炭素分を含んだ黒液状物質(タール)が流出してしまうため、炭素の回収率が悪くなったり、均一な炭化物が得られなくなるからである。
図2は、髪の毛を炭化処理するときの条件を具体的に示したグラフである。図示するように、処理開始からa時間(数分)で、10の−4乗Torrまで真空度を上げる。b時間(数分)経過後、c時間(数十秒〜数分)で髪の毛を600℃〜900℃に一気に加熱する。そして、600℃〜900℃の温度でd時間(10分〜1時間程度)髪の毛を加熱したら、e時間(数十秒〜数分)で温度を下げて炭化が終了する。
以上のようにすれば、タールの流出を防止しつつ、良質な炭素を髪の毛から回収することができる。
これに対して髪の毛よりも大きくて厚みのある塊状の人体組織は、時間をかけて加熱する必要がある。短時間に加熱すると、組織の表面だけが先に炭化して、内側の水分が外部に拡散しにくくなり、炭化が不十分になったり、表面と内部とで炭化具合が異なって、均一な炭化物が得られなくなるからである。また、炭化が不十分だと、不純物も多く残存することになり、結局、炭化に失敗してしまう。炭化の失敗というのは、へその緒等のように、二度と手に入らない炭素含有物質aを処理する場合に、非常に問題となる。したがって、上記したように、炭素含有物質aの種類に応じて、適切な処理をする必要がある。
図3は、へその緒を炭化処理する場合の条件を具体的に示したグラフである。図示するように、処理開始からa時間(数分)で、数十Torrまで真空度を高める。b時間(数分)経過後、c時間(数分)でへその緒を300℃〜400℃に加熱して、この300℃〜400℃の範囲で、へその緒をd時間(10分〜1時間)かけて、ゆっくり加熱する。このとき、高真空ではない低酸素状態になっているので、へその緒の表面が少しだけ酸化する。同時に、炭素、水素、酸素等からなる化合物がタールとして抜けていく。このようにすると、へその緒が、その表面から内部にかけて多孔質化するので、その内部の不純物や水分が効率よく揮発される。
上記のように、へその緒を300℃〜400℃でゆっくり加熱したら、真空度を10のマイナス4乗まで高める。そして、このように真空度を高めた後、e時間(数秒〜数分)で温度を600℃〜900℃に上げる。このように温度を600℃〜900℃にしたら、その状態でf時間(10分〜1時間程度)加熱した後、g時間(数十秒〜数分)で温度を下げて炭化が終了する。
以上のようにすれば、へその緒のような塊であっても、その全体を十分炭化させることができ、均一で良質な炭化物を得ることができる。
なお、へその緒よりも大きな塊を炭化する場合には、その塊を予め切り刻んだり、切り込みをいれておくとよい。
また、上記図2、図3に示したグラフの数値は一例であり、炭素含有物質aの量やその形状に応じて、その数値は多少増減する。ただし、全体的な傾向としては、上記各グラフのようになる。
以上のように、炭化のプロセスには、炭素含有物質aの種類に応じて最適な条件があるので、この実施形態では、この最適な条件をデータとしてコントローラCに記憶させておき、その記憶した条件に当てはまるように、コントローラCが電源14の供給電流と、電磁弁6,8の開度を制御する。このように制御することによって、炭化処理時の温度、時間、真空度を調節するようにしている。
なお、上記チャンバ1は、1000℃以上の高熱に耐え得るSUH31等の耐熱鋼によって構成されている。また、このチャンバ1には、図示していない密閉可能な蓋を有し、この蓋を開けることによって、炭化対象物aを出し入れ可能にしている。
次に、上記炭化装置を用いた炭化手順を説明する。
まず、チャンバ1のヒータ9,10間に、炭素含有物質aとして例えば髪の毛aを挟み込む。ヒータ9,10間に髪の毛aを挟み込んだら、この髪の毛aに熱電対13を取り付ける。そして、チャンバ1を密封した後、電磁弁6を開き、かつ、電磁弁8を閉じた状態で、真空ポンプ3を作動させる。このように真空ポンプ3を作動させると、チャンバ1内が真空の状態になる。
次に、チャンバ1内を真空の状態を保ちながらヒータ9,10に通電すると、それによってヒータ9,10が発熱し、これらヒータ9,10に接する髪の毛aが加熱される。そして、コントローラCに予め記憶した時間、温度、真空度で髪の毛aを加熱することによって、この髪の毛aが最適の状態で炭化される。そして、この炭化物から炭素を回収する。
なお、炭素含有物質aが水分を多く含んでいる場合には、炭化する前に、その水分を飛ばして乾燥させることもある。このような場合には、電磁弁6,8を両方とも開いた状態で、真空ポンプ3を作動させて、炭素含有物質aを加熱する。このようにすれば、炭素含有物質aから生じた水分が、チャンバ1の外部に排出されるので、炭素含有物質aが乾燥する。
上記装置を利用して回収した炭素は、次にグラファイト化される。ただし、回収した炭素に、窒素や燐など、炭素以外の不純物が含まれていることがある。このように炭素に不純物が含まれていると、グラファイトの純度が低下する。そこで、この実施形態では、回収した炭素をグラファイト化する前に、その炭素を純化させている。図4は、回収した炭素を純化する機能と、グラファイト化する機能を備えた装置を示している。
この純化及びグラファイト化装置は、本体16とカバー17とで構成される真空チャンバS内に、一対の電極板18,19を設けている。これら電極板18,19は、その他方に保持部20,21を備え、これら保持部20,21にロッド22,23を取り付けている。
これらロッド22,23の先端には、それぞれ炭素棒24,25を固定している。そして、これら炭素棒24,25の対向面に、それぞれ凹部24a,25aを形成し、両炭素棒24,25の対向面を合わせた状態で、空間eが形成されるようにしている。そして、この空間eに、炭化物bを収納するようにしている。
また、上記保持部20,21には、それぞれスプリング26,27を設けている。そして、これらスプリング26,27の弾性力を、ロッド22,23に作用させることによって、各ロッド22,23に固定した炭素棒24,25の対向面を合わせた状態に保持している。
なお、上記電極板18,19は、配線を介して電源Gを接続している。
また、上記カバー17内には防熱板35を設け、この防熱板35によって輻射熱を内側に反射するようにしている。
一方、上記本体16の下部には、メインバルブ28を設けるとともに、このメインバルブ28の下方に油拡散ポンプ29を設けている。
この油拡散ポンプ29は、ノズルから高速で噴出する油の勢いを利用して、真空チャンバS内の気体を排出するものである。
また、この油拡散ポンプ29には、配管30を接続するとともに、この配管30を介してロータリポンプ31を接続している。
さらに、上記配管30の途中には、流路を切り換えるための三方弁32を設けるとともに、この三方弁32に配管33を介して真空チャンバSを接続している。
上記ロータリポンプ31は油回転ポンプなどからなり、上記油拡散ポンプ29によって真空チャンバSから引き込んだ気体を、配管30及び三方弁32を介して大気に排出するためのものである。
また、上記三方弁32は、ロータリポンプ31を油拡散ポンプ29に連通させたり、ロータリポンプ31を、配管33を介して真空チャンバーSに連通させたりするものである。
上記本体16には、供給管34を介してガスボンベ36を接続している。そして、このガスボンベ36に蓄えた塩素ガスを、供給管34を介して真空チャンバーS内に供給するようにしている。なお、この塩素ガスの供給量は、供給管34に設けたニードルバルブ37の開度を調節することで制御するようにしている。
なお、図中符号38はリークバルブであり、このリークバルブ38よって、真空チャンバS内の気圧が、異常に高くなることを防止している。
次に、上記装置によって、炭素を純化及びグラファイト化するときの手順を説明する。
まず、炭素棒24,25の対向面に形成される空間eに、回収した炭化物bを収納する。
次に、三方弁32を介してロータリバルブ31と配管33とを連通させた状態で、ロータリバルブ31を作動させる。このようにすると、真空チャンバS内の気体が外部に排出されて、この真空チャンバS内の真空度が上がる。このように真空チャンバS内の真空度をある程度上げたら、三方弁32を切り換えて、ロータリバルブ31を油拡散ポンプ29側に連通させる。このとき、メインバルブ28は閉じておく。したがって、ロータリバルブ31の作用によって、油拡散ポンプ29内が真空になる。このように油拡散ポンプ29内を真空にしたら、メインバルブ28を開き、油拡散ポンプ29を作動させる。このようにすれば、真空チャンバS内の真空度をさらに高めることができる。
以上のようにして、真空チャンバーS内の真空度を高めたら、電極板18,19に通電する。電極板18,19に通電すると、炭素棒24,25が発熱し、この炭素棒24,25間に設けた炭化物bが効率よく加熱される。そして、炭化物bの温度が2600℃〜2800℃に達したら、ニードルバルブ37を開けて、ガスボンベ36内の塩素ガスを真空チャンバS内に供給する。このように真空チャンバS内に塩素ガスを供給すると、炭化物bが塩素ガスの加熱されることとなり、その結果、炭化物bから不純物が取り除かれる。
その後、さらに温度を上げて、2800℃〜3000℃の範囲内で炭化物bを加熱する。このように高温で加熱することによって、炭化物bをグラファイト化する。このようにして得られたグラファイトを原料として、人工ダイヤモンドを製造する。なお、グラファイトから人工ダイヤモンドを製造する方法は、合成法等の公知の技術を利用する。
上記図4に示した装置では、真空チャンバS内を真空にするために、油拡散ポンプ29を使用しているが、油拡散ポンプ29の代わりにイオンポンプを用いてもよい。また、公知のハロゲン還元法や高温真空誘導法等を利用するのであれば、上記の装置以外の手段を用いて炭化物を純化及びグラファイト化してもよい。
図5は、上記図1、図4に示した装置を利用して、人工ダイヤモンドを製造する手順を示したフローであるが、ここでは、人間の髪の毛から人工ダイヤモンドを製造する手順について説明する。なお、ここで使用する髪の毛は、生きている人間のものであるが、死体から回収した髪の毛を用いることもできる。
まず、ステップ1では、炭素含有物質Aである髪の毛を採取する。
次に、ステップ2において、髪の毛の炭素量が十分か否か判断する。ここで、髪の毛の炭素量が十分か否かとは、製造するダイヤモンドのサイズに必要な量の炭素が、この髪の毛を炭化したときに回収できるか否かのことである。この判断は、単位グラム当たりの髪の毛から回収される平均的な炭素の量を予め実験などによって調べておき、実際に炭化する髪の毛から回収される炭素量を求める。そして、その量の炭素から製造可能な人工ダイヤモンドのサイズを調べて、所望のサイズのダイヤモンドが製造できるか否かを判断する。
髪の毛の量が十分である場合にはステップ3に移り、上記図1に示した装置を用いて髪の毛を炭化する。そして、得られた炭化物を、ステップ4において、粉末化する。炭化物を粉末化するのは、この炭化物の取り扱いを簡単にするためである。ステップ5では、粉末化した炭化物を、上記図2に示した装置を用いて純化及びグラファイト化する。このようにして得たグラファイトを、ステップ6でダイヤモンドにする。
一方、上記ステップ2において、採取した髪の毛から回収できる炭素量が足りない場合には、ステップ7に移り、他の炭素含有物Bを採取する。この他の炭素含有物質Bとしては、人体の構成要素でもよいし、炭素を含んでいる物質であれば、人体の構成要素以外のものでもよい。例えば、花や紙、木材、繊維などでもよい。ただし、記念品としてダイヤモンドを製造する場合には、その記念になり得るものを使用する。例えば、本人の好きな花や、本人の好きな食べ物などを炭素含有物質Bとして使用する。また、本人の所有するダイヤモンドを炭素含有物質Bとして用いてもよい。ここでは、本人の好きな花を炭素含有物質Bとして用いる。
ステップ8では、花から回収できる炭素量と、上記髪の毛から回収できる炭素量とを合計する。そして、ステップ9において、回収可能な炭素の合計量が、必要とする炭素量に達しているか否かを判断する。ここで、炭素がまだ不足している場合には、ステップ7に戻り、他の炭素含有物質Bを採取する。
また、炭素含有物質A+Bの炭素量が十分であれば、ステップ10に移る。このステップ10では、炭素含有物質Bの嵩が大き過ぎないかチェックする。すなわち、炭素含有物質Bの嵩が大きいと、図1に示した装置に納めることができないので、このような場合にはステップ13に移り、そこで炭素含有物質Bを脱水・乾燥化する。このように炭素含有物質Bを脱水・乾燥化すると、その嵩を減らすことができる。
なお、炭素含有物質の含水量が多い場合にも、脱水・乾燥化するとよい。また、この脱水・乾燥化の手法として、フリーズドライ製法を利用してもよい。そして、このような脱水・乾燥化が、この発明の減量工程に相当する。
上記ステップ13において、炭素含有物質Bの嵩を減らした後、ステップ10において、再度、炭素含有物質Bの嵩が大きすぎないかチェックする。そして、炭素含有物質Bである花の嵩が設定した大きさ以下、すなわち図1に示す装置に納めることが可能な大きさ以下になっていれば、ステップ11に移り、炭素含有物質Aである髪の毛と、炭素含有物質Bである花とを別々に炭化する。
髪の毛と花とを別々に炭化するのは、髪の毛と花とでは、含水量、炭素の含有量、不純物の種類および含有量などが異なるため、それぞれの物質から炭素を最も多く回収し、かつ、不純物を最も少なくするために最適な処理条件が、各物質ごとに異なるからである。
例えば、上記したように、髪の毛というのは細いために、時間をかけて加熱すると、低温度域において炭素分を含んだ黒液状物質が流出しやすく、均一な炭化物が得られず、炭素の回収率が悪くなる。したがって、急速な加熱で一気に高温状態にすることによって、炭素の回収率を上げる必要がある。
これに対して髪の毛よりも大きい人体組織は、時間をかけて加熱する必要がある。短時間に加熱すると、組織の外側が先に炭化することによって、その内側の水分や不純物が外部に拡散しにくくなるために、均一な炭化物が得られなくなったり、不純物が多く残ってしまうからである。
上記ステップ11において、別々に炭化させて得た炭化物を、ステップ12において粉末化する。このように炭化物を粉末化したら、上記ステップ5に移り、炭化物をステップ5において純化及びグラファイト化する。そして、このステップ5で得たグラファイトを、ステップ6においてダイヤモンド化する。
以上のような手順を踏めば、髪の毛又は髪の毛及び花を原料として、所望サイズの人工ダイヤモンドを製造することができる。そして、このようにして製造した人工ダイヤモンドというのは、髪の毛又は髪の毛及び花を原料としているので、死体から炭素を得る場合に必須であった大がかりな火葬設備を必要としない。このように大がかりな火葬設備を必要としなので、多大な設備投資を回避することができる。
また、ガスや煤塵、あるいは遺灰から炭素を回収するといった必要性もないので、ガスや煤塵などを回収する特別な装置も必要ない。しかも、回収した炭素に、不純物が混ざることもないので、形見や記念品としての価値が著しく損なわれるという問題もない。
さらに、ダイヤモンドの原料となる生きている人体の構成要素を、その人に苦痛を与えることなく回収することができるので、利用者に負担をかけることもない。
なお、上記実施形態では、炭素含有物質Aを炭化した後、グラファイト化しているが、炭素含有物質Aからグラファイトを直接得るようにしてもかまわない。ただし、グラファイト化に用いる装置が、非常にデリケートにできているために、炭素含有物質Aを直接グラファイト化すると、加熱時に発生する水分や燐、硫黄、窒素などの不純物によって、グラファイト化装置が故障するおそれがある。
また、グラファイト化するためには、対象物をかなり高温に維持する必要があるが、炭素含有物質Aを直接グラファイト化すると、対象物の量が増える分、多くのエネルギーが必要となるという不都合もある。
さらに、炭素含有物質Aを直接グラファイト化すると、対象物の嵩が増えるため、装置全体を大型化しなければならない。
以上のような不都合があるので、この実施形態では、炭素含有物質Aをいったん炭化した後、グラファイト化するようにしている。そして、このように炭化したものをグラファイト化すれば、純度の高い良質なグラファイトを得ることもできる。すなわち、良質なグラファイトを得るためには、炭化物をできるだけ均一な状態にし、かつ、炭化物に不純物が含まれていないことが必要であるが、上記装置を利用して炭素含有物質Aを炭化すれば、均一で不純物の少ない炭化物を得ることができる。
また、上記実施形態では、炭素含有物質として髪の毛を用いているが、人体の構成要素であればどの部分を用いてもよく、血液等の体液を用いてもよい。例えば、血液というのは、生きている人から採取したものでもいいし、死体から採取したものでもよい。ただし、遺体を一定期間衛生的に保存する場合に、遺体から抜きとられる血液を、ダイヤモンドの原料として用いれば、抜き取った血液を有効利用することができる。つまり、遺体保存処理サービスなどを利用するときに、その遺体から抜き取った血液で、ダイヤモンドを製造することができる。
なお、上記血液は、多くの水分を含んでいるので、炭化する前に脱水・乾燥化する必要がある。また、遠心分離器を利用して、赤血球などの有機物を分離して、その分離した有機物を炭化するようにすればよい。つまり、人体の構成要素を炭化する場合には、効率よく有機物を抽出しておいて、その抽出した有機物を炭化するようにすればよい。また、ダイヤモンドというのは、最終的にカットするものであるため、ある程度の歩留まりを考慮して、炭素をできるだけ効率よく回収する必要もある。
また、人体の構成要素として、上記したように、へその緒を用いるとよい。へその緒というのは、母親と子供との絆をイメージするものであり、しかも、髪の毛などと違って、この世に1つしかないものである。したがって、このようなへその緒から作ったダイヤモンドというのは、両親やその子にとって、非常に付加価値の高い特別のダイヤモンドとなる。また、へその緒というのは、これまで押入の中などに保管しておくケースが多かったが、ダイヤモンドにすれば、それを常に身につけて持ち歩くことができる。
さらに、人体に限らず、生きている動物の構成要素を炭素含有物質として用いてもよい。そして、この動物の構成要素を、人体の構成要素と混ぜてもよい。
さらにまた、これら生きている人体または動物の構成要素に、死んでいる人体または動物の構成要素を加えてもよい。
図6に示す手順は、夫婦が自分たちにとって記念品となるダイヤモンドを製造する場合の手順を示したものである。
まず、夫婦それぞれが、自分の髪の毛をさみ等で切る。このとき、夫に髪の毛がなければ、髪の毛以外の体毛をかみそりなどで剃る(ステップ1)。このような作業は、痛みを伴うことはないので、利用者は安心して髪の毛等を提供することができる。
このようにして提供された髪の毛から、製造するダイヤモンドの大きさに必要な炭素量が回収できるかチェックする(ステップ2)。提供された髪の毛から、必要とする炭素量が得られる場合には、その髪の毛の嵩をチェックした後(ステップ3)、ステップ4〜7の手順にしたがって、ダイヤモンドを製造する。
このようにして得られたダイヤモンドというのは、二人の体の一部が融合して作られいるため、二人の絆が永遠で、かつ、その絆が堅い結びつきであることをイメージするので、夫婦にとって非常に価値のあるものとなる。また、このダイヤモンドは、いずれか一方が先に亡くなった場合に、残された者にとって特別な思い入れのある形見となる。そして、二人とも亡くなった場合には、子供達にとって特別な形見となる。
一方、提供された二人の髪の毛だけでは必要な炭素量が得られない場合には、二人の好きなものや、思い出の品物等を提供する(ステップ9)。例えば、二人の思い出の品として、婚約指輪(ダイヤモンド)を提供することによって、必要な炭素量が回収できる場合には(ステップ9,10)、そのダイヤモンドを炭化する(ステップ13)。
また、二人の好きな花も提供された場合には、その花を炭化する(ステップ14)。ただし、この花のように嵩張るものは(ステップ12)、炭化する前に乾燥等させて嵩を減らしておく(ステップ15)。
上記のようにして得られた炭素を、それぞれ粉末化(ステップ14)して、グラファイト化(ステップ6)する。そして、このグラファイトを原料としてダイヤモンドを製造する(ステップ7)。
なお、上記ステップ13では、ダイヤモンドを炭化しているが、ダイヤモンドを原料とする場合には、このダイヤモンドをグラファイト化したものを用いてもよいし、そのままの状態で用いてもよい。
以上のようにして製造されたダイヤモンドというのは、二人の体の一部に、二人の思いでの品と、二人の好きな花が融合したものであるため、二人の思いがさらに凝縮された特別な記念品となる。
上記実施形態では、夫婦の例について説明したが、カップル、家族、チームメイト、友人、クラスメートなどが、それぞれ自分の髪の毛を出し合って、ダイヤモンドを製造してもよい。このように複数の人の構成要素を原料とするダイヤモンドは、人々の絆を記念する貴重な記念品となり、非常に付加価値の高いものとなる。また、恋人二人の髪の毛からダイヤモンドを製造して、そのダイヤモンドを婚約指輪や結婚指輪に用いれば、非常に付加価値の高い指輪になる。
また、自分の髪の毛に、亡くなったペットとそのペットの好物などを組み合わせてダイヤモンドを製造することもできる。
さらに、自分の髪の毛等に、自分が所有する複数のダイヤモンドを組み合わせることによって、サイズの大きいダイヤモンドを製造してもよい。
なお、前記従来例のダイヤモンドは、死体を原料としていたので、形見としての要素しかなかった。
これに対して上記実施形態のダイヤモンドは、生きている人の構成要素を原料としているので、記念品になる。しかも、このダイヤモンドは、自分自身の構成要素からできているので、その本人にとって特別な意味があり、付加価値の非常に高いものになる。
また、この実施形態では、人体の構成要素を原料として用いているので、製造過程において、利用者を傷つけるといった問題がなく、利用者に不安感を与えることがない。
上記実施形態では、人工ダイヤモンドについて説明したが、回収した炭素を原料として、モアササイトを製造することもできる。つまり、この発明における人工宝石とは、ダイヤモンドとモアサナイトとの両方が含まれたものである。
産業上の利用可能性
第11の発明によれば、炭素含有物質の容量が、設定した大きさ以上のときに、その炭素含有物質を脱水または乾燥させて、容量を少なくするようにしたので、炭化設備をより小型化することができる。
第12の発明によれば、炭化手段によって得られる炭素の量が、目標とする量に満たない場合に、他の炭素含有物質から回収した炭素あるいは炭化物を加えることができるので、必要な大きさのダイヤモンドを製造することができる。

Claims (2)

  1. 炭素含有物質から炭素を回収する炭素回収工程と、回収した炭素からグラファイトを精製するグラファイト化工程と、このグラファイトからダイヤモンドを精製するダイヤモンド化工程とを備えた人工宝石の製造方法において、炭素含有物質の体積が、設定した大きさ以上のときに、その炭素含有物質を脱水または乾燥させて、体積を少なくする減量工程を備えたことを特徴とする人工宝石の製造方法。
  2. 炭化手段によって得られる炭素の量が、目標とする量に満たない場合に、他の炭素含有物質から回収した炭素あるいは炭化物を加える追加工程を備えたことを特徴とする請求項11に記載の人工宝石の製造方法。
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