固定発−携帯着の料金割安サービスを受けるために、固定電話機の電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録されている全ての携帯電話番号(090や080)の前に通信事業者(例えば、NTT東日本殿)の識別番号(例えば、0036)をそれぞれ挿入し、識別番号の挿入された全ての携帯電話番号を再登録するには、再登録作業に多くの時間を要し、作業が煩雑になる課題がある。
また、「特許文献1」や「特許文献2」に開示された従来の技術は、固定発−携帯着の料金割安サービスを受けるために、固定電話機に登録された全ての携帯電話番号に効率的に通信事業者の識別番号を挿入し、識別番号が挿入された全ての携帯電話番号を再登録することができない課題がある。
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は固定電話機(一般加入電話機)の電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された電話番号の中から携帯電話番号を検出し、通信事業者の識別番号を携帯電話番号に一括挿入して、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに再登録する利便性の高い固定電話機を提供することにある。
第2の目的はダイヤル発信時に、固定電話機(一般加入電話機)の電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された電話番号の中から携帯電話番号を検出し、自動的にダイヤル番号(携帯電話番号)に通信事業者の識別番号を付加して、電話回線に送出する利便性の高い固定電話機を提供することにある。
前記課題を解決するためこの発明に係る固定電話機は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルの電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、指定した通信事業者の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、電話番号記憶手段に記憶されている電話番号を読み出し、携帯電話番号を抽出する携帯電話番号抽出手段と、携帯電話番号に識別番号を挿入する挿入位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段が検出した挿入位置に識別番号を挿入する挿入手段と、電話番号の読出し、携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入、識別番号を挿入した携帯電話番号の記憶および全ての携帯電話番号に識別番号を挿入して記憶するシーケンスを実行する携帯電話番号制御手段と、電話番号の状態を表示する表示手段と、入力手段とを備え、全ての携帯電話番号に識別番号を一括して挿入して記憶することを特徴とする。
この発明に係る固定電話機は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルの電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、指定した通信事業者の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、電話番号記憶手段に記憶されている電話番号を読み出し、携帯電話番号を抽出する携帯電話番号抽出手段と、携帯電話番号に識別番号を挿入する挿入位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段が検出した挿入位置に識別番号を挿入する挿入手段と、電話番号の読出し、携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入、識別番号を挿入した携帯電話番号の記憶および全ての携帯電話番号に識別番号を挿入して記憶するシーケンスを実行する携帯電話番号制御手段と、電話番号の状態を表示する表示手段と、入力手段とを備え、全ての携帯電話番号に識別番号を一括して挿入して記憶するので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された電話番号の中から携帯電話番号を特定し、所定位置に通信事業者の識別番号を挿入して再度登録する一連の動作を自動的に行うことができる。
また、この発明に係る固定電話機は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルの電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、指定した通信事業者の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、ダイヤル発信時に、該当する電話番号を読み出し、一時記憶するダイヤル番号記憶手段と、ダイヤル番号が携帯電話番号であることを抽出する携帯電話番号抽出手段と、携帯電話番号に識別番号を挿入する挿入位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段が検出した挿入位置に識別番号を挿入する挿入手段と、ダイヤル番号の記憶、携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入および識別番号を付加したダイヤル番号を電話回線に送出するシーケンスを実行するダイヤル発信制御手段と、ダイヤル番号の状態を表示する表示手段と、入力手段とを備え、携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信することを特徴とする。
この発明に係る固定電話機は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルの電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、指定した通信事業者の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、ダイヤル発信時に、該当する電話番号を読み出し、一時記憶するダイヤル番号記憶手段と、ダイヤル番号が携帯電話番号であることを抽出する携帯電話番号抽出手段と、携帯電話番号に識別番号を挿入する挿入位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段が検出した挿入位置に識別番号を挿入する挿入手段と、ダイヤル番号の記憶、携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入および識別番号を付加したダイヤル番号を電話回線に送出するシーケンスを実行するダイヤル発信制御手段と、ダイヤル番号の状態を表示する表示手段と、入力手段とを備え、携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信するので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルのダイヤル発信時に、携帯電話番号に自動的に通信事業者の識別番号を付加してダイヤル発信することができる。
さらに、この発明に係る識別番号記憶手段は、既に挿入された識別番号を削除するための削除番号を記憶する削除番号記憶領域を有し、位置検出手段が識別番号を挿入する挿入位置を検出した時、識別番号が既に存在する場合には、既に挿入された識別番号と削除番号とを比較する比較手段と、既に挿入された識別番号と削除番号とが一致する場合には、既に挿入された識別番号を削除する削除手段とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る識別番号記憶手段は、既に挿入された識別番号を削除するための削除番号を記憶する削除番号記憶領域を有し、位置検出手段が識別番号を挿入する挿入位置を検出した時、識別番号が既に存在する場合には、既に挿入された識別番号と削除番号とを比較する比較手段と、既に挿入された識別番号と削除番号とが一致する場合には、既に挿入された識別番号を削除する削除手段とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに通信事業者の識別番号が一括して挿入された携帯電話番号を新たな通信事業者の識別番号に置き換える場合、既に挿入された識別番号を一括して削除し、新たな識別番号を一括して携帯電話番号に挿入することができる。
また、この発明に係る削除番号記憶領域は、携帯電話番号制御手段によって全ての携帯電話番号に識別番号を挿入して記憶するシーケンスが実行された後に、挿入された識別番号を削除番号として記憶することを特徴とする。
この発明に係る削除番号記憶領域は、携帯電話番号制御手段によって全ての携帯電話番号に識別番号を挿入して記憶するシーケンスが実行された後に、挿入された識別番号を削除番号として記憶するので、一括挿入された識別番号を新たな識別番号挿入時の削除番号として準備することができる。
さらに、この発明に係る位置検出手段が識別番号を挿入する挿入位置を検出した時、識別番号が既に存在する場合には、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とを比較する番号比較手段と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とが異なる場合には、既に挿入された識別番号を削除する識別番号削除手段とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る位置検出手段が識別番号を挿入する挿入位置を検出した時、識別番号が既に存在する場合には、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とを比較する番号比較手段と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とが異なる場合には、既に挿入された識別番号を削除する識別番号削除手段とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録されている携帯電話番号に既に識別番号が挿入されている場合には、挿入する識別番号と既に挿入されている識別番号を比較し、両者や異なる場合には、既に挿入されている識別番号を削除して新たな識別番号を携帯電話番号に一括して挿入し、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに再登録することができる。
また、この発明に係る携帯電話番号抽出手段は、携帯電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列を検出するとともに、11桁目から9桁目に携帯電話番号の特有な数字列(090または080)および8行目に0以外の数字を検出することを特徴とする。
この発明に係る携帯電話番号抽出手段は、携帯電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列を検出するとともに、11桁目から9桁目に携帯電話番号の特有な数字列(090または080)および8行目に0以外の数字を検出するので、090または080で始まり8桁目が0以外の数字である11桁の数字列から携帯電話番号を正確に抽出することができる。
さらに、この発明に係る位置検出手段は、複数の特番数字列を付加して記憶された携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列を検出し、挿入位置を特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号抽出手段が検出した携帯電話番号の11桁目の前桁までに決定することを特徴とする。
この発明に係る位置検出手段は、複数の特番数字列を付加して記憶された携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列を検出し、挿入位置を特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号抽出手段が検出した携帯電話番号の11桁目の前桁までに決定するので、通信事業者の識別番号の挿入位置を特番と携帯電話番号との間に設定することができる。
また、この発明に係る位置検出手段は、既に挿入された識別番号が存在しない場合には、特番数字列の最終桁の次桁と携帯電話番号の11桁目が一致することを検出し、挿入位置を特番数字列の最終桁と携帯電話番号の11桁目との間の規定された位置に決定することを特徴とする。
この発明に係る位置検出手段は、既に挿入された識別番号が存在しない場合には、特番数字列の最終桁の次桁と携帯電話番号の11桁目が一致することを検出し、挿入位置を特番数字列の最終桁と携帯電話番号の11桁目との間に決定するので、通信事業者の識別番号の挿入位置を特番と携帯電話番号との間の規定された位置に設定することができる。
また、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに記憶されている携帯電話番号に通信事業者の識別番号を一括して挿入する固定電話機の識別番号付加方法であって、記憶された電話番号を読み出すステップS1と、電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列があるか否かを判定するステップS2と、数字列が11桁ある場合には、11桁目から9桁目の数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字であるか否かを判定するステップS3と、数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字ある場合には、携帯電話番号として認識するステップS4と、携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列があるか否かを判定するステップS5と、特番数字列がある場合には、特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定するステップS6と、特番数字列がない場合には、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前列までを識別番号の挿入位置と決定するステップS11と、識別番号を挿入位置に挿入するステップS7と、識別番号を挿入した携帯電話番号を記憶するステップS8と、全ての電話番号に処理を実行したか否かを判断するステップS9と、全ての処理が実行された後に、識別番号を削除番号として記憶するステップS10とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに記憶されている携帯電話番号に通信事業者の識別番号を一括して挿入する固定電話機の識別番号付加方法であって、記憶された電話番号を読み出すステップS1と、電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列があるか否かを判定するステップS2と、数字列が11桁ある場合には、11桁目から9桁目の数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字であるか否かを判定するステップS3と、数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字ある場合には、携帯電話番号として認識するステップS4と、携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列があるか否かを判定するステップS5と、特番数字列がある場合には、特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定するステップS6と、特番数字列がない場合には、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前列までを識別番号の挿入位置と決定するステップS11と、識別番号を挿入位置に挿入するステップS7と、識別番号を挿入した携帯電話番号を記憶するステップS8と、全ての電話番号に処理を実行したか否かを判断するステップS9と、全ての処理が実行された後に、識別番号を削除番号として記憶するステップS10とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された電話番号の中から携帯電話番号を特定し、所定位置に通信事業者の識別番号を挿入して再度登録する一連の動作を自動的に行うことができる。
さらに、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、ステップS7において、既に挿入された識別番号がある場合には、既に挿入された識別番号と削除番号とを比較するサブステップSUB1と、既に挿入された識別番号と削除番号が一致するか否かを判定するサブステップSUB2と、既に挿入された識別番号と削除番号が一致する場合には、既に挿入された識別番号を削除するサブステップSUB3とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、ステップS7において、既に挿入された識別番号がある場合には、既に挿入された識別番号と削除番号とを比較するサブステップSUB1と、既に挿入された識別番号と削除番号が一致するか否かを判定するサブステップSUB2と、既に挿入された識別番号と削除番号が一致する場合には、既に挿入された識別番号を削除するサブステップSUB3とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに通信事業者の識別番号が一括して挿入された携帯電話番号を新たな通信事業者の識別番号に置き換える場合、既に挿入された識別番号を一括して削除し、新たな識別番号を一括して携帯電話番号に挿入することができる。
また、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、ステップS7において、既に挿入された識別番号がある場合には、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とを比較するサブステップSUB4と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号が異なるか否かを判定するサブステップSUB5と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号が異なる場合には、既に挿入された識別番号を削除するサブステップSUB6とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、ステップS7において、既に挿入された識別番号がある場合には、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とを比較するサブステップSUB4と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号が異なるか否かを判定するサブステップSUB5と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号が異なる場合には、既に挿入された識別番号を削除するサブステップSUB6とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録されている携帯電話番号に既に識別番号が挿入されている場合には、挿入する識別番号と既に挿入されている識別番号を比較し、両者や異なる場合には、既に挿入されている識別番号を削除して新たな識別番号を携帯電話番号に一括して挿入し、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに再登録することができる。
さらに、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、電話帳や電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに記憶されている携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信する固定電話機の識別番号付加方法であって、該当する電話番号を読み出し、一時記憶するステップP1と、電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列があるか否かを判定するステップP2と、数字列が11桁ある場合には、11桁目から9桁目の数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字であるか否かを判定するステップP3と、数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字である場合には、携帯電話番号として認識するステップP4と、携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列があるか否かを判定するステップP5と、特番数字列がある場合には、特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定するステップP6と、特番数字列がない場合には、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前列までを識別番号の挿入位置と決定するステップP9と、識別番号を挿入位置に付加するステップP7と、識別番号を付加した携帯電話番号を電話回線に送出するステップP8とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに記憶されている携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信する固定電話機の識別番号付加方法であって、該当する電話番号を読み出し、一時記憶するステップP1と、電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列があるか否かを判定するステップP2と、数字列が11桁ある場合には、11桁目から9桁目の数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字であるか否かを判定するステップP3と、数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字である場合には、携帯電話番号として認識するステップP4と、携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列があるか否かを判定するステップP5と、特番数字列がある場合には、特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定するステップP6と、特番数字列がない場合には、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前列までを識別番号の挿入位置と決定するステップP9と、識別番号を挿入位置に付加するステップP7と、識別番号を付加した携帯電話番号を電話回線に送出するステップP8とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルのダイヤル発信時に、携帯電話番号に自動的に通信事業者の識別番号を付加してダイヤル発信することができる。
また、この発明に係る固定電話機は、指定した通信事業者の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、ダイヤル発信時に、ダイヤル番号が携帯電話番号であることを抽出する携帯電話番号抽出手段と、携帯電話番号に識別番号を挿入する挿入位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段が検出した挿入位置に識別番号を挿入する挿入手段と、携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入および識別番号を付加したダイヤル番号を電話回線に送出するシーケンスを実行するダイヤル発信制御手段とを備え、携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信することを特徴とする。
この発明に係る固定電話機は、指定した通信事業者の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、ダイヤル発信時に、ダイヤル番号が携帯電話番号であることを抽出する携帯電話番号抽出手段と、携帯電話番号に識別番号を挿入する挿入位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段が検出した挿入位置に識別番号を挿入する挿入手段と、携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入および識別番号を付加したダイヤル番号を電話回線に送出するシーケンスを実行するダイヤル発信制御手段とを備え、携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信するので、ダイヤル発信時に、携帯電話番号に自動的に通信事業者の識別番号を付加してダイヤル発信することができる。
この発明に係る固定電話機は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルの電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、指定した通信事業者の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、電話番号記憶手段に記憶されている電話番号を読み出し、携帯電話番号を抽出する携帯電話番号抽出手段と、携帯電話番号に識別番号を挿入する挿入位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段が検出した挿入位置に識別番号を挿入する挿入手段と、電話番号の読出し、携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入、識別番号を挿入した携帯電話番号の記憶および全ての携帯電話番号に識別番号を挿入して記憶するシーケンスを実行する携帯電話番号制御手段と、電話番号の状態を表示する表示手段と、入力手段とを備え、全ての携帯電話番号に識別番号を一括して挿入して記憶するので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された電話番号の中から携帯電話番号を特定し、所定位置に通信事業者の識別番号を挿入して再度登録する一連の動作を自動的に行うことができ、登録された全ての携帯電話番号について、固定発−携帯着の割安料金サービスを単純操作で受けられ、利便性の向上を実現することができる。
また、この発明に係る固定電話機は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルの電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、指定した通信事業者の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、ダイヤル発信時に、該当する電話番号を読み出し、一時記憶するダイヤル番号記憶手段と、ダイヤル番号が携帯電話番号であることを抽出する携帯電話番号抽出手段と、携帯電話番号に識別番号を挿入する挿入位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段が検出した挿入位置に識別番号を挿入する挿入手段と、ダイヤル番号の記憶、携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入および識別番号を付加したダイヤル番号を電話回線に送出するシーケンスを実行するダイヤル発信制御手段と、ダイヤル番号の状態を表示する表示手段と、入力手段とを備え、携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信するので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルのダイヤル発信時に、携帯電話番号に自動的に通信事業者の識別番号を付加してダイヤル発信することができ、登録された全ての携帯電話番号について、固定発−携帯着の割安料金サービスを単純操作で受けられ、利便性の向上を実現することができる。
さらに、この発明に係る識別番号記憶手段は、既に挿入された識別番号を削除するための削除番号を記憶する削除番号記憶領域を有し、位置検出手段が識別番号を挿入する挿入位置を検出した時、識別番号が既に存在する場合には、既に挿入された識別番号と削除番号とを比較する比較手段と、既に挿入された識別番号と削除番号とが一致する場合には、既に挿入された識別番号を削除する削除手段とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに通信事業者の識別番号が一括して挿入された携帯電話番号を新たな通信事業者の識別番号に置き換える場合、既に挿入された識別番号を一括して削除し、新たな識別番号を一括して携帯電話番号に挿入することができ、既に挿入されている識別番号の削除および新たな識別番号の挿入を効率良く実行することができる。
また、この発明に係る削除番号記憶領域は、携帯電話番号制御手段によって全ての携帯電話番号に識別番号を挿入して記憶するシーケンスが実行された後に、挿入された識別番号を削除番号として記憶するので、一括挿入された識別番号を新たな識別番号挿入時の削除番号として準備することができ、前回挿入された識別番号の一括削除ならびに新たな識別番号の一括挿入をスムーズに実行することができる。
さらに、この発明に係る位置検出手段が識別番号を挿入する挿入位置を検出した時、識別番号が既に存在する場合には、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とを比較する番号比較手段と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とが異なる場合には、既に挿入された識別番号を削除する識別番号削除手段とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録されている携帯電話番号に既に識別番号が挿入されている場合には、挿入する識別番号と既に挿入されている識別番号を比較し、両者や異なる場合には、既に挿入されている識別番号を削除して新たな識別番号を携帯電話番号に一括して挿入し、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに再登録することができ、既に挿入されている識別番号の削除および新たな識別番号の挿入を効率良く実行することができる。
また、この発明に係る携帯電話番号抽出手段は、携帯電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列を検出するとともに、11桁目から9桁目に携帯電話番号の特有な数字列(090または080)および8桁目に0以外の数字を検出するので、090または080で始まり8桁目が0以外の数字である11桁の数字列から携帯電話番号を正確に抽出することができる。
さらに、この発明に係る位置検出手段は、複数の特番数字列を付加して記憶された携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列を検出し、挿入位置を特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号抽出手段が検出した携帯電話番号の11桁目の前桁までに決定するので、通信事業者の識別番号の挿入位置を特番と携帯電話番号との間に設定することができる。
また、この発明に係る位置検出手段は、既に挿入された識別番号が存在しない場合には、特番数字列の最終桁の次桁と携帯電話番号の11桁目が一致することを検出し、挿入位置を特番数字列の最終桁と携帯電話番号の11桁目との間に決定するので、通信事業者の識別番号の挿入位置を特番と携帯電話番号との間の規定された位置に設定することができる。
さらに、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに記憶されている携帯電話番号に通信事業者の識別番号を一括して挿入する固定電話機の識別番号付加方法であって、記憶された電話番号を読み出すステップS1と、電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列があるか否かを判定するステップS2と、数字列が11桁ある場合には、11桁目から9桁目の数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字であるか否かを判定するステップS3と、数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字ある場合には、携帯電話番号として認識するステップS4と、携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列があるか否かを判定するステップS5と、特番数字列がある場合には、特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定するステップS6と、特番数字列がない場合には、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前列までを識別番号の挿入位置と決定するステップS11と、識別番号を挿入位置に挿入するステップS7と、識別番号を挿入した携帯電話番号を記憶するステップS8と、全ての電話番号に処理を実行したか否かを判断するステップS9と、全ての処理が実行された後に、識別番号を削除番号として記憶するステップS10とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された電話番号の中から携帯電話番号を特定し、所定位置に通信事業者の識別番号を挿入して再度登録する一連の動作を自動的に行うことができ、登録された全ての携帯電話番号について、固定発−携帯着の割安料金サービスを単純操作で受けられ、操作性ならびに利便性の向上を実現することができる。
また、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、ステップS7において、既に挿入された識別番号がある場合には、既に挿入された識別番号と削除番号とを比較するサブステップSUB1と、既に挿入された識別番号と削除番号が一致するか否かを判定するサブステップSUB2と、既に挿入された識別番号と削除番号が一致する場合には、既に挿入された識別番号を削除するサブステップSUB3とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに通信事業者の識別番号が一括して挿入された携帯電話番号を新たな通信事業者の識別番号に置き換える場合、既に挿入された識別番号を一括して削除し、新たな識別番号を一括して携帯電話番号に挿入することができ、既に挿入されている識別番号の削除および新たな識別番号の挿入を効率良く実行することができる。
さらに、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、ステップS7において、既に挿入された識別番号がある場合には、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とを比較するサブステップSUB4と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号が異なるか否かを判定するサブステップSUB5と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号が異なる場合には、既に挿入された識別番号を削除するサブステップSUB6とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録されている携帯電話番号に既に識別番号が挿入されている場合には、新たに挿入する識別番号と既に挿入されている識別番号を比較し、両者や異なる場合には、既に挿入されている識別番号を一括して削除して新たな識別番号を携帯電話番号に一括して挿入し、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに再登録することができ、既に挿入されている識別番号の削除および新たな識別番号の挿入を効率良く実行することができる。
また、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに記憶されている携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信する固定電話機の識別番号付加方法であって、該当する電話番号を読み出し、一時記憶するステップP1と、電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列があるか否かを判定するステップP2と、数字列が11桁ある場合には、11桁目から9桁目の数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字であるか否かを判定するステップP3と、数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字である場合には、携帯電話番号として認識するステップP4と、携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列があるか否かを判定するステップP5と、特番数字列がある場合には、特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定するステップP6と、特番数字列がない場合には、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前列までを識別番号の挿入位置と決定するステップP9と、識別番号を挿入位置に付加するステップP7と、識別番号を付加した携帯電話番号を電話回線に送出するステップP8とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルのダイヤル発信時に、携帯電話番号に自動的に通信事業者の識別番号を付加してダイヤル発信することができ、登録された全ての携帯電話番号について、固定発−携帯着の割安料金サービスを単純操作で受けられ、操作性ならびに利便性の向上を実現することができる。
さらに、この発明に係る固定電話機は、指定した通信事業者の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、ダイヤル発信時に、ダイヤル番号が携帯電話番号であることを抽出する携帯電話番号抽出手段と、携帯電話番号に識別番号を挿入する挿入位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段が検出した挿入位置に識別番号を挿入する挿入手段と、携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入および識別番号を付加したダイヤル番号を電話回線に送出するシーケンスを実行するダイヤル発信制御手段とを備え、携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信するので、ダイヤル発信時に、携帯電話番号に自動的に通信事業者の識別番号を付加してダイヤル発信することができ、全ての携帯電話への発信について、固定発−携帯着の割安料金サービスを単純操作で受けられ、利便性の向上を実現することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る固定電話機の一実施の形態要部機能ブロック構成図である。なお、本実施の形態は、固定電話機(一般加入電話機)の電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された加入電話機の電話番号の中から携帯電話番号を検出し、通信事業者の識別番号を携帯電話番号に一括挿入して、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに再登録するものである。
図1において、固定電話機1は、携帯電話番号制御手段2、電話番号記憶手段3、識別番号記憶手段4、携帯電話番号抽出手段5、位置検出手段6、挿入手段7、入力手段8、表示手段9、回線インタフェース10を備え、加入者回線Lを介して公衆回線網NTに接続する。なお、携帯電話番号制御手段2、携帯電話番号抽出手段5、位置検出手段6および挿入手段7は、マイクロプロセッサを基本に構成し、各種比較機能、演算機能、処理機能を備え、シーケンスプログラムにより携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入などの動作を実行する。
携帯電話番号制御手段2は、電話番号記憶手段3に登録(記憶)された電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルの電話番号を読み出し、携帯電話番号抽出手段5を制御して読み出した電話番号の中から携帯電話番号(090または080で始まる11桁の数字列)の抽出を実行する。
また、携帯電話番号制御手段2は、抽出した携帯電話番号について、位置検出手段6を制御して携帯電話番号の最初桁から特番の数字列を検出し、特番の数字列と携帯電話番号(090または080で始まる11桁の数字列)との間を通信事業者の識別番号の挿入位置に決定する動作を実行する。
さらに、携帯電話番号制御手段2は、挿入手段7を制御して決定した挿入位置に、通信事業者の識別番号を挿入する動作を実行する。
また、携帯電話番号制御手段2は、通信事業者の識別番号を挿入した携帯電話番号を電話番号記憶手段3に再登録(記憶)する制御を実行する。
さらに、携帯電話番号制御手段2は、入力手段8から入力される電話番号や通信事業者の識別番号、電話番号記憶手段3から読み出した携帯電話番号を含む電話番号、通信事業者の識別番号を挿入する挿入位置を示した携帯電話番号、通信事業者の識別番号を挿入した携帯電話番号を表示手段9に表示する制御を実行する。
電話番号記憶手段3は、RAM、EEPROM、フラッシュメモリなどの書替え可能なメモリで構成し、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルの電話番号を記憶する。また、電話番号記憶手段3は、通信事業者の識別番号が挿入された携帯電話番号を再登録(記憶)する。
識別番号記憶手段4は、RAM、EEPROM、フラッシュメモリなどの書替え可能なメモリで構成し、入力手段8から入力された通信事業者の識別番号を登録(記憶)する。
ここで、通信事業者の識別番号と、固定発−携帯着の割安料金サービスについて説明する。通信事業者の識別番号は、例えばNTT東日本殿は、「0036」、KDDI殿は、「0077」などであり、固定電話機から携帯電話機にダイヤル発信する場合に、携帯電話番号(090または080で始まる11桁の数字列)の先頭に、識別番号(例えば、「0036」や「0077」)を付加してダイヤル発信すると、携帯電話機との通話料金が割安になるサービスである。
固定電話機の電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録する携帯電話番号には、090や080で始まる11桁の数字列の前に、固定電話機の電話番号の非通知(184番)の特番やマイラインプラスの解除(122番)の特番などが付加される場合があり、例えば携帯電話番号が18412209012345678で登録されているケースでは、固定発−携帯着の割安料金サービスを受けるためには、識別番号(例えば、「0036」)を122と090の間に挿入し、184122003609012345678として再登録しなければならない。
携帯電話番号抽出手段5は、携帯電話番号制御手段2の制御により、電話番号記憶手段3から読み出した電話番号の中から携帯電話番号を抽出する。携帯電話番号の抽出方法は、読み出した電話番号の最終桁から11桁の数字列を検出し、最終桁から11桁目が「0」、10桁目が「9」または「8」、9桁目が「0」と検出され、しかも8桁目が「0」以外の数字であると検出された場合には、「090」または「080」で始まる11桁の数字列を携帯電話番号と特定して抽出する。一方、読み出した電話番号の最終桁から11桁未満の数字列の場合には、携帯電話番号ではないと検出(例えば、10桁の固定電話番号)し、なんら処理をしない。
位置検出手段6は、携帯電話番号制御手段2の制御により、携帯電話番号抽出手段5が検出した携帯電話番号に通信事業者の識別番号(例えば、NTT東日本殿の「0036」)を挿入するための挿入位置を検出する。識別番号の挿入位置の検出方法は、携帯電話番号に前述の特番が含まれている場合があるので、検出した携帯電話番号の最初の桁から順番に数字列を検出し、特番か否かを確認することによって複数の特番数字列を検出する。
また、位置検出手段6は、識別番号(例えば、「0036」)の挿入位置を、特番数字列の最終桁の次の桁から、携帯電話番号抽出手段5が検出した携帯電話番号の最終桁から11桁目の前の桁に決定する。なお、特番数字列が検出されない場合には、識別番号(例えば、「0036」)の挿入位置を、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前に決定する。
さらに、位置検出手段6は、既に挿入された識別番号が存在しない場合には、特番数字列の最終桁の次桁と携帯電話番号の11桁目が一致することを検出し、挿入位置を特番数字列の最終桁と携帯電話番号の11桁目との間に決定する。
挿入手段7は、携帯電話番号制御手段2の制御により、位置検出手段6が決定した挿入位置に、識別番号記憶手段4から読み出した通信事業者の識別番号(例えば、NTT東日本殿の「0036」)を挿入する。
入力手段は、ダイヤルキー(0〜9の10キー+*および#キー)、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキーなどの機能キーを備え、キー情報を携帯電話番号制御手段2に提供する。
表示手段9は、LCDなどの表示器で構成し、携帯電話番号を含む電話番号の状態を表示する。
回線インタフェース10は、ダイヤル発信時の電話番号を加入者回線Lに送信し、相手電話機と接続されると、通話信号の送信/受信を実行する。
次に、携帯電話番号の抽出、特番数字列の検出、識別番号の挿入位置の決定、識別番号の挿入について説明する。図5はこの発明に係る識別番号挿入の一実施の形態状態説明図である。図5において、読み出した携帯電話番号には、特番a(0000番:IPからPSTNへの変換)、特番b(184:番号非通知)および特番c(122:マイラインプラス解除)の特番が、11桁の携帯電話番号(09012345678)に付加されているとする。
まず、携帯電話番号であることを、最終桁から11桁目までの数字列を1桁づつ検出し、11桁目から9桁目の数字列が「090」であることを検出することにより、携帯電話番号であることを抽出する。
次に、最初の桁から複数の特番数字列を1桁づつ数字であることを検出することにより、特番a、特番bおよび特番cであることを検出する。
続いて、特番数字列の最終桁(特番cの3桁目の数字「2」)の次の桁から携帯電話番号の最終桁から11桁目の数字「0」の前の桁までを、識別番号(例えば、「0036」)の挿入位置に決定する。
さらに、決定した挿入位置に、識別番号(例えば、「0036」)を挿入し、識別番号を挿入した携帯電話番号(0000184122003609012345678)を生成し、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに再登録する。
一方、特番が付加されていない場合には、携帯電話番号の1桁目と、最終桁から11行目とが一致するので、携帯電話番号(例えば、09012345678)の前を挿入位置に決定して識別番号(例えば、「0036」)を挿入し、識別番号を挿入した携帯電話番号(003609012345678)を生成し、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに再登録する。
このように、この発明に係る携帯電話番号抽出手段5は、携帯電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列を検出するとともに、11桁目から9桁目に携帯電話番号の特有な数字列(090または080)および8桁目に0以外の数字を検出するので、090または080で始まり8桁目が0以外の数字である11桁の数字列から携帯電話番号を正確に抽出することができる。
また、この発明に係る位置検出手段6は、複数の特番数字列を付加して記憶された携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列を検出し、挿入位置を特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号抽出手段が検出した携帯電話番号の11桁目の前桁までに決定するので、通信事業者の識別番号の挿入位置を特番と携帯電話番号との間に設定することができる。
さらに、この発明に係る位置検出手段6は、既に挿入された識別番号が存在しない場合には、特番数字列の最終桁の次桁と携帯電話番号の11桁目が一致することを検出し、挿入位置を特番数字列の最終桁と携帯電話番号の11桁目との間に決定するので、通信事業者の識別番号の挿入位置を特番と携帯電話番号との間の規定された位置に設定することができる。
次に、通信事業者(例えば、NTT東日本殿)の識別番号(「0036」番)を既に一括して携帯電話番号に挿入しており、他の通信事業者(例えば、KDDI殿)の識別番号(0077)に変更する場合について説明する。
図2は図1に示す固定電話機の一実施の形態部分機能ブロック構成図である。図2において、固定電話機1は、2個の識別番号を登録できる識別番号記憶領域4aおよび既に挿入されている識別番号を削除するための削除番号を登録(記憶)できる削除番号記憶領域4bを有する識別番号記憶手段4、比較手段11、および削除手段12を図1に追加した構成である。
識別番号記憶手段4は、最初に識別番号(例えば、「0036」番)が入力された場合、識別番号「0036」番を識別番号記憶領域4aの一方(例えば、識別番号「0077」が表示された領域)に登録し、図1に示す電話番号記憶手段3に登録されている全ての携帯電話番号に識別番号「0036」が挿入され、識別番号「0036」が挿入された携帯電話番号が電話番号記憶手段3に再登録された時点で、識別番号記憶領域4aの他方(例えば、識別番号「0036」が表示された領域)に移す。
一方、携帯電話番号制御手段2は、識別番号「0036」が挿入された携帯電話番号が電話番号記憶手段3に再登録された時点で、既に登録されている識別番号「0036」を削除番号として削除番号記憶領域4bに登録(記憶)させる。
また、識別番号記憶手段4は、図1に示す入力手段8から新たな識別番号(例えば、KDDI殿の「0077」番)が入力されると、新たな識別番号(「0077」番)を識別番号記憶領域4aの一方に登録すると、図1に示す位置検出手段6が新たな識別番号(「0077」番)の挿入位置を決定するが、決定した挿入位置には、既に挿入された識別番号(「0036」番)が存在する。
比較手段11は、既に挿入された識別番号(「0036」番)と削除番号(「0036」番)を比較し、既に挿入された識別番号(「0036」番)と削除番号(「0036」番)が一致するか否かを判定する。
削除手段12は、比較手段11で比較した識別番号(「0036」番)と削除番号(「0036」番)が一致する場合には、識別番号の挿入位置に既に挿入されている識別番号(「0036」)を削除する。
また、削除手段12は、識別番号記憶領域4aの識別番号(「0036」番)および削除番号記憶領域4bの削除番号(「0036」番)を削除する。
これ以降の新たな識別番号の携帯電話番号への挿入は、図1および図5で説明した動作(または、状態)と同じである。このように、全ての携帯電話番号に既に挿入された識別番号(例えば、「0036」番)の一括削除と新たな識別番号(例えば、「0077」番)の一括挿入を実行することができる。
このように、この発明に係る識別番号記憶手段4は、既に挿入された識別番号(例えば、「0036」番)を削除するための削除番号(「0036」番)を記憶する削除番号記憶領域4bを有し、位置検出手段6が識別番号を挿入する挿入位置を検出した時、識別番号が既に存在する場合には、既に挿入された識別番号(「0036」番)と削除番号(「0036」番)とを比較する比較手段11と、既に挿入された識別番号と削除番号とが一致する場合には、既に挿入された識別番号を削除する削除手段12とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに通信事業者(例えば、NTT東日本殿)の識別番号(「0036」番)が一括して挿入された携帯電話番号を新たな通信事業者(例えば、KDDI殿)の識別番号(「0077」番)に置き換える場合、既に挿入された識別番号を一括して削除し、新たな識別番号を一括して携帯電話番号に挿入することができ、既に挿入されている識別番号の削除および新たな識別番号の挿入を効率良く実行することができる。
また、この発明に係る削除番号記憶領域4bは、携帯電話番号制御手段2によって全ての携帯電話番号に識別番号を挿入して記憶するシーケンスが実行された後に、挿入された識別番号を削除番号として記憶するので、一括挿入された識別番号を新たな識別番号挿入時の削除番号として準備することができ、前回挿入された識別番号の一括削除ならびに新たな識別番号の一括挿入をスムーズに実行することができる。
図3は図1に示す固定電話機の別実施の形態部分機能ブロック構成図である。図3において、固定電話機1は、2個の識別番号を登録できる識別番号記憶領域4aを有する識別番号記憶手段4、番号比較手段14、および識別番号削除手段15を図1に追加した構成である。
識別番号記憶手段4は、最初に識別番号(例えば、「0036」番)が入力された場合、識別番号「0036」番を識別番号記憶領域4aの一方(例えば、識別番号「0077」が表示された領域)に登録し、図1に示す電話番号記憶手段3に登録されている全ての携帯電話番号に識別番号「0036」が挿入され、識別番号「0036」が挿入された携帯電話番号が電話番号記憶手段3に再登録された時点で、識別番号記憶領域4aの他方(例えば、識別番号「0036」が表示された領域)に移す。
また、識別番号記憶手段4は、図1に示す入力手段8から新たな識別番号(例えば、KDDI殿の「0077」番)が入力されると、新たな識別番号(「0077」番)を識別番号記憶領域4aの一方に登録すると、図1に示す位置検出手段6が新たな識別番号(「0077」番)の挿入位置を決定するが、決定した挿入位置には、既に挿入された識別番号(「0036」番)が存在する。
番号比較手段14は、既に挿入された識別番号(「0036」番)と新たな識別番号(「0077」番)を比較し、既に挿入された識別番号(「0036」番)と新たな識別番号(「0077」番)が一致するか否かを判定する。
識別番号削除手段15は、番号比較手段14で比較した識別番号(「0036」番)と削除番号(「0077」番)が異なる場合には、識別番号の挿入位置に既に挿入されている識別番号(「0036」)を削除する。
また、識別番号削除手段15は、識別番号記憶領域4aの識別番号(「0036」番)を削除する。
これ以降の新たな識別番号の携帯電話番号への挿入は、図1および図5で説明した動作(または、状態)と同じである。このように、全携帯電話番号に既に挿入された識別番号(例えば、「0036」番)の一括削除と新たな識別番号(例えば、「0077」番)の一括挿入を実行することができる。
このように、この発明に係る位置検出手段6が識別番号を挿入する挿入位置を検出した時、識別番号が既に存在する場合には、既に挿入された識別番号(例えば、「0036」番)と指定した(新たな)識別番号(例えば、「0077」番)とを比較する番号比較手段14と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とが異なる場合には、既に挿入された識別番号を削除する識別番号削除手段15とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録されている携帯電話番号に既に識別番号が挿入されている場合には、挿入する識別番号(例えば、「0077」番)と既に挿入されている識別番号(例えば、「0036」番)を比較し、両者や異なる場合には、既に挿入されている識別番号を削除して新たな識別番号を携帯電話番号に一括して挿入し、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに再登録することができ、既に挿入されている識別番号の削除および新たな識別番号の挿入を効率良く実行することができる。
以上説明したように、この発明に係る固定電話機1は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルの電話番号を記憶する電話番号記憶手段3と、指定した通信事業者の識別番号を記憶する識別番号記憶手段4と、電話番号記憶手段3に記憶されている電話番号を読み出し、携帯電話番号を抽出する携帯電話番号抽出手段5と、携帯電話番号に識別番号を挿入する挿入位置を検出する位置検出手段6と、位置検出手段6が検出した挿入位置に識別番号を挿入する挿入手段7と、電話番号の読出し、携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入、識別番号を挿入した携帯電話番号の記憶および全ての携帯電話番号に識別番号を挿入して記憶するシーケンスを実行する携帯電話番号制御手段2と、電話番号の状態を表示する表示手段9と、入力手段8とを備え、全ての携帯電話番号に識別番号を一括して挿入して記憶するので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された電話番号の中から携帯電話番号を特定し、所定位置に通信事業者の識別番号を挿入して再度登録する一連の動作を自動的に行うことができ、登録された全ての携帯電話番号について、固定発−携帯着の割安料金サービスを単純操作で受けられ、利便性の向上を実現することができる。
図4はこの発明に係る固定電話機の別実施の形態要部機能ブロック構成図である。なお、本実施の形態は、ダイヤル発信時に、固定電話機(一般加入電話機)の電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された電話番号の中から携帯電話番号を検出し、自動的にダイヤル番号(携帯電話番号)に通信事業者の識別番号を付加して、電話回線に送出するものである。
図4において、固定電話機16は、ダイヤル発信制御手段17、電話番号記憶手段3、識別番号記憶手段4、ダイヤル番号記憶手段18、携帯電話番号抽出手段5、位置検出手段6、挿入手段7、入力手段8、表示手段9、回線インタフェース10を備え、加入者回線Lを介して公衆回線網NTに接続する。なお、ダイヤル発信制御手段17、携帯電話番号抽出手段5、位置検出手段6および挿入手段7は、マイクロプロセッサを基本に構成し、各種比較機能、演算機能、処理機能を備え、シーケンスプログラムにより携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入などの動作を実行する。
なお、電話番号記憶手段3、識別番号記憶手段4、携帯電話番号抽出手段5、位置検出手段6、挿入手段7、入力手段8、表示手段9および回線インタフェース10は、図1に示すものと同一構成、同一動作をするので説明を省略し、ダイヤル発信制御手段17およびダイヤル番号記憶手段18について説明する。
ダイヤル発信制御手段17は、入力手段8からダイヤル発信(例えば、ワンタッチダイヤル発信)の操作がなされると、電話番号記憶手段3に登録(記憶)された電話番号の中から該当する電話番号を読み出し、読み出した電話番号をダイヤル番号記憶手段18に一時記憶させる制御を実行する。
また、ダイヤル発信制御手段17は、携帯電話番号抽出手段5を制御してダイヤル番号記憶手段18に記憶された電話番号の中から携帯電話番号(090または080で始まる11桁の数字列)の抽出を実行する。
さらに、ダイヤル発信制御手段17は、抽出した携帯電話番号について、位置検出手段6を制御して携帯電話番号の最初桁から特番の数字列を検出し、特番の数字列と携帯電話番号(090または080で始まる11桁の数字列)との間を通信事業者の識別番号の挿入位置に決定する動作を実行する。
また、ダイヤル発信制御手段17は、挿入手段7を制御して決定した挿入位置に、識別番号記憶手段4に記憶された通信事業者の識別番号を挿入する動作を実行する。
さらに、ダイヤル発信制御手段17は、通信事業者の識別番号を挿入した携帯電話番号をダイヤル番号記憶手段18に再登録(記憶)し、再登録(記憶)した携帯電話番号をダイヤル番号として回線インタフェース10から加入者回線Lに送出する制御を実行する。
また、ダイヤル発信制御手段17は、入力手段8から入力される電話番号や通信事業者の識別番号、電話番号記憶手段3から読み出した携帯電話番号を含む電話番号、通信事業者の識別番号を挿入する挿入位置を示した携帯電話番号、通信事業者の識別番号を挿入した携帯電話番号を表示手段9に表示する制御を実行する。
なお、ダイヤル発信制御手段17は、ダイヤル番号が携帯電話番号でなく固定電話機の電話番号であることを検出した場合には、電話番号記憶手段3から読み出した電話番号をダイヤル番号として回線インタフェース10から加入者回線Lに送出する制御を実行する。
ダイヤル番号記憶手段18は、レジスタなどで構成し、ダイヤル発信制御手段17の制御により、電話番号記憶手段3から読み出された電話番号をダイヤル番号として一時記憶する。
また、ダイヤル番号記憶手段18は、ダイヤル発信制御手段17の制御により、携帯電話番号に指定した通信事業者の識別番号が挿入されたダイヤル番号を一時記憶する。
さらに、ダイヤル番号記憶手段18は、ダイヤル発信制御手段17の制御により、一時記憶したダイヤル番号を回線インタフェース10に供給する。
このように、この発明に係る固定電話機16は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルの電話番号を記憶する電話番号記憶手段3と、指定した通信事業者の識別番号を記憶する識別番号記憶手段4と、ダイヤル発信時に、該当する電話番号を読み出し、一時記憶するダイヤル番号記憶手段18と、ダイヤル番号が携帯電話番号であることを抽出する携帯電話番号抽出手段5と、携帯電話番号に識別番号を挿入する挿入位置を検出する位置検出手段6と、位置検出手段6が検出した挿入位置に識別番号を挿入する挿入手段7と、ダイヤル番号の記憶、携帯電話番号の抽出、識別番号の挿入位置の検出、識別番号の挿入および識別番号を付加したダイヤル番号を電話回線に送出するシーケンスを実行するダイヤル発信制御手段17と、ダイヤル番号の状態を表示する表示手段9と、入力手段8とを備え、携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信するので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルのダイヤル発信時に、携帯電話番号に自動的に通信事業者の識別番号を付加してダイヤル発信することができ、登録された全ての携帯電話番号について、固定発−携帯着の割安料金サービスを単純操作で受けられ、利便性の向上を実現することができる。
次に、固定電話機の識別番号付加方法について説明する。
図6はこの発明に係る固定電話機の識別番号付加方法の一実施の形態動作フロー図である。なお、本実施の形態は、固定電話機(一般加入電話機)の電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された電話番号の中から携帯電話番号を検出し、通信事業者の識別番号を携帯電話番号に一括挿入して、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに再登録する方法である。
図6において、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに記憶されている携帯電話番号に通信事業者の識別番号を一括して挿入する固定電話機の識別番号付加方法であって、ステップS1で、記憶された電話番号を読み出す。
ステップS2では、電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列があるか否かを判定し、11桁の数字列がある場合にはステップS3に移行する。一方、11桁の数字列がない場合にはステップS9に移行する。
ステップS3では、数字列の11桁目から9桁目の数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字であるか否かを判定し、数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字である場合にはステップS4に移行する。一方、数字列が090または080でない場合、または数字列が090または080であっても8桁目が0の数字である場合にはステップS9に移行する。
ステップS4では、電話番号を携帯電話番号として認識する。
ステップS5では、携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列があるか否かを判定し、特番数字列がある場合にはステップS6に移行する。一方、特番数字列がない場合にはステップS11に移行する。
ステップS6では、特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定する。
ステップS11では、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定し、ステップS7に移行する。
ステップS7で、識別番号を挿入位置に挿入し、ステップS8では、識別番号を挿入した携帯電話番号を記憶する。
ステップS9では、全ての電話番号に処理を実行したか否かを判断し、全ての処理が実行された場合にはステップS10に移行する。一方、全ての処理が実行されていない場合には、ステップS1からステップS8の処理を全ての電話番号について実行する。
ステップS10では、識別番号を削除番号として記憶する。
このように、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに記憶されている携帯電話番号に通信事業者の識別番号を一括して挿入する固定電話機の識別番号付加方法であって、記憶された電話番号を読み出すステップS1と、電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列があるか否かを判定するステップS2と、数字列が11桁ある場合には、11桁目から9桁目の数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字であるか否かを判定するステップS3と、数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字ある場合には、携帯電話番号として認識するステップS4と、携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列があるか否かを判定するステップS5と、特番数字列がある場合には、特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定するステップS6と、特番数字列がない場合には、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前列までを識別番号の挿入位置と決定するステップS11と、識別番号を挿入位置に挿入するステップS7と、識別番号を挿入した携帯電話番号を記憶するステップS8と、全ての電話番号に処理を実行したか否かを判断するステップS9と、全ての処理が実行された後に、識別番号を削除番号として記憶するステップS10とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された電話番号の中から携帯電話番号を特定し、所定位置に通信事業者の識別番号を挿入して再度登録する一連の動作を自動的に行うことができ、登録された全ての携帯電話番号について、固定発−携帯着の割安料金サービスを単純操作で受けられ、操作性ならびに利便性の向上を実現することができる。
図7は図6に示す固定電話機の識別番号付加方法の一実施の形態部分動作フロー図である。なお、本実施の形態は、識別番号が既に挿入されており、新たな識別番号を挿入するケースの部分動作フロー図である。
図6のステップS7において、既に挿入された識別番号があることを想定して、サブステップSUB1で、既に挿入された識別番号と削除番号とを比較する。
サブステップSUB2では、既に挿入された識別番号と削除番号が一致するか否かを判定し、一致する場合にはサブステップSUB3に移行する。一方、一致しない場合には図6のステップS9に移行する。ここで、既に挿入された識別番号が無く削除番号がある場合には、一致しないとしてステップS9に移行する。また、既に挿入された識別番号が無く削除番号も無い場合には、一致したとしてサブステップSUB3に移行する。
サブステップSUB3では、既に挿入された識別番号を削除し、(新たな)識別番号を挿入位置に挿入する。これにより、既に挿入された識別番号が削除され、新たな識別番号が挿入されることになる。また、新たな識別番号が登録されていない場合には、削除のみが行われることとなる。さらに、既に挿入された識別番号が無く削除番号も無い場合には、挿入のみが行われることとなる。
このように、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、ステップS7において、既に挿入された識別番号がある場合には、既に挿入された識別番号と削除番号とを比較するサブステップSUB1と、既に挿入された識別番号と削除番号が一致するか否かを判定するサブステップSUB2と、既に挿入された識別番号と削除番号が一致する場合には、既に挿入された識別番号を削除するサブステップSUB3とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに通信事業者の識別番号が一括して挿入された携帯電話番号を新たな通信事業者の識別番号に置き換える場合、既に挿入された識別番号を一括して削除し、新たな識別番号を一括して携帯電話番号に挿入することができ、既に挿入されている識別番号の削除および新たな識別番号の挿入を効率良く実行することができる。
図8は図6に示す固定電話機の識別番号付加方法の別実施の形態部分動作フロー図である。なお、本実施の形態は、識別番号が既に挿入されており、新たな識別番号を挿入するケースの部分動作フロー図である。
図6のステップS7において、既に挿入された識別番号があることを想定して、サブステップSUB4で、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とを比較する。
サブステップSUB5では、既に挿入された識別番号と指定した識別番号が異なるか否かを判定し、識別番号と指定した識別番号が異なる場合にはサブステップSUB6に移行する。一方、識別番号と指定した識別番号が同じ場合には図6のステップS9に移行する。ここで、既に挿入された識別番号が無い場合には、識別番号が異なるためサブステップSUB6に移行する。
サブステップSUB6では、既に挿入された識別番号を削除し、(新たな)識別番号を挿入位置に挿入する。これにより、既に挿入された識別番号が削除され、新たな識別番号が挿入されることになる。また、既に挿入された識別番号が無い場合には、挿入のみが行われることとなる。なお、本実施の形態を適用する場合には、図6に示すステップS10(識別番号を削除番号として記憶)を削除する。
このように、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、ステップS7において、既に挿入された識別番号がある場合には、既に挿入された識別番号と指定した識別番号とを比較するサブステップSUB4と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号が異なるか否かを判定するサブステップSUB5と、既に挿入された識別番号と指定した識別番号が異なる場合には、既に挿入された識別番号を削除するサブステップSUB6とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録されている携帯電話番号に既に識別番号が挿入されている場合には、新たに挿入する識別番号と既に挿入されている識別番号を比較し、両者や異なる場合には、既に挿入されている識別番号を一括して削除して新たな識別番号を携帯電話番号に一括して挿入し、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに再登録することができ、既に挿入されている識別番号の削除および新たな識別番号の挿入を効率良く実行することができる。
図9はこの発明に係る固定電話機の識別番号付加方法の別実施の形態動作フロー図である。なお、本実施の形態は、ダイヤル発信時に、固定電話機(一般加入電話機)の電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録された電話番号の中から携帯電話番号を検出し、自動的にダイヤル番号(携帯電話番号)に通信事業者の識別番号を付加して、電話回線に送出する方法である。
図6において、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、電話帳や電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに記憶されている携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信する固定電話機の識別番号付加方法であって、ステップP1で、該当する電話番号を読み出し、一時記憶する。
ステップP2では、電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列があるか否かを判定し、11桁の数字列がある場合にはステップP3に移行する。一方、11桁の数字列がない場合にはステップP10に移行する。
ステップP3では、11桁目から9桁目の数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字であるか否かを判定し、数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字である場合にはステップP4に移行する。一方、数字列が090または080でない場合、または数字列が090または080であっても8桁目が0である場合にはステップP10に移行する。
ステップP4では、該当する電話番号を携帯電話番号として認識する。
ステップP5では、携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列があるか否かを判定し、特番数字列がある場合にはステップP6に移行する。一方、特番数字列がない場合にはステップP9に移行する。
ステップP6では、特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定する。
ステップP9では、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定する。
ステップP7では、識別番号を挿入位置に付加する。
ステップP8では、識別番号を付加した携帯電話番号を電話回線に送出する。
ステップP10では、該当する電話番号を電話回線に送出する。
このように、この発明に係る固定電話機の識別番号付加方法は、電話帳や電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに記憶されている携帯電話番号のダイヤル発信時に、識別番号を付加して発信する固定電話機の識別番号付加方法であって、該当する電話番号を読み出し、一時記憶するステップP1と、電話番号の最終桁から若番方向へ11桁の数字列があるか否かを判定するステップP2と、数字列が11桁ある場合には、11桁目から9桁目の数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字であるか否かを判定するステップP3と、数字列が090または080で、かつ8桁目が0以外の数字である場合には、携帯電話番号として認識するステップP4と、携帯電話番号の最初の桁から複数の特番数字列があるか否かを判定するステップP5と、特番数字列がある場合には、特番数字列の最終桁の次桁から、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前桁までを識別番号の挿入位置と決定するステップP6と、特番数字列がない場合には、携帯電話番号の最終桁から11桁目の前列までを識別番号の挿入位置と決定するステップP9と、識別番号を挿入位置に付加するステップP7と、識別番号を付加した携帯電話番号を電話回線に送出するステップP8とを備えたので、電話帳や短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルのダイヤル発信時に、携帯電話番号に自動的に通信事業者の識別番号を付加してダイヤル発信することができ、登録された全ての携帯電話番号について、固定発−携帯着の割安料金サービスを単純操作で受けられ、操作性ならびに利便性の向上を実現することができる。