JP4392386B2 - リカバリ方法、ならびに、そのリカバリ方法を実行する発信者ノード装置、中継ノード装置、および、着信者ノード装置 - Google Patents

リカバリ方法、ならびに、そのリカバリ方法を実行する発信者ノード装置、中継ノード装置、および、着信者ノード装置 Download PDF

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Description

本発明は、リカバリ方法、ならびに、そのリカバリ方法を実行する発信者ノード装置、中継ノード装置、および、着信者ノード装置に関する。
ルータなどの通信装置(以下、ノードとする)を経由するルート上にパスを確立するような通信形態は、コネクション型と呼ばれる。パスのルート上にあるノードまたはノード間を接続するリンクに障害が発生した場合、そのルートを通るパスは、通信不通になってしまい、信頼性が損なわれてしまう。
そこで、所定の送信元から所定の送信先に向かう複数本の冗長パスによって、信頼性の高いネットワークを構築するパス設定方法が知られている(例えば、非特許文献1)。冗長パスとは、例えば現用パス(プライマリパス)と予備パス(セカンダリパス)とから構成されるパスの群である。平常時に使用されている現用パスに障害が発生したときには、予備パスを代用するように切り替えることにより、通信不通期間を短縮化することができる。
J.P.Lang他著、"RSVP-TE Extensions in support of End-to-End GMPLS-based Recovery"、draft-ietf-ccamp-gmple-recovery-e2e-signaling.
しかしながら、従来の冗長パスでは、二重障害への対応がなされておらず、十分な信頼性を得られていなかった。二重障害とは、冗長パスのうち、現用パスだけでなく、予備パスにも同時期に障害が発生する事象である。従来の冗長パスでは、片方(現用パス)だけの単一障害による障害回復方法しか規定されていない。なお、冗長パスは、2本(現用パス、予備パス)だけではなく、2本以上となるN本によって構成されることもあるため、そのときには、N本全てのパスが障害となる多重障害への対応が求められる。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、冗長パスの全てが障害となる多重障害に対して、迅速な障害復旧を可能とすることを主な目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、発信者ノード装置から中継ノード装置を経由して着信者ノード装置までを接続する冗長パスおよび迂回パスを用いるリカバリ方法であって、前記発信者ノード装置が、エリア広告手段、冗長パス確立要求手段、迂回パス確立要求手段、および、障害切替要求手段を有し、前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置が、前記エリア広告手段、冗長パス確立手段、迂回パス確立手段、および、障害切替手段を有し、前記冗長パス確立要求手段が、前記冗長パスを複数本確立するように前記冗長パス確立手段に要求し、前記エリア広告手段が、自装置が属するエリアの識別情報を互いに広告し、前記迂回パス確立要求手段が、前記エリア広告手段が広告したエリアの識別情報により、前記冗長パスの経由するエリアとは異なるエリアを経由する障害切替パスを前記迂回パスとして確立するように前記迂回パス確立手段に要求し、前記障害切替要求手段が、全ての前記冗長パスに障害が発生したときに、通信に使用するパスを前記冗長パスから前記迂回パスに切り替えるように前記障害切替手段に要求することを特徴とする。
これにより、多重障害時、事前に計算した迂回ルートを用いて障害回復を行うことにより、迅速な障害回復を行うことができる。
本発明は、前記発信者ノード装置が、前記冗長パスの障害発生前に前記迂回パスが通過する迂回ルートを、前記エリア広告手段により取得したエリアの識別情報から計算する迂回ルート計算手段、および、前記迂回ルート計算手段が計算した迂回ルートを格納する迂回ルート格納手段を有し、前記迂回パス確立要求手段が、前記迂回ルート格納手段に格納された迂回ルートに沿って前記迂回パスを確立するように要求することを特徴とする。
これにより、障害発生後に迂回ルートを計算することなく、迅速な障害回復を行うことができる。
本発明は、前記発信者ノード装置が、前記迂回ルート格納手段に格納されている迂回ルートに沿って、ネットワークのリソースを予約するように要求するリソース予約要求手段を有し、前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置が、前記リソース予約要求手段からの要求に従ってリソースを予約することを特徴とする。
これにより、障害発生後に迂回ルート上のリソースを予約することなく、迅速な障害回復を行うことができる。
本発明は、発信者ノード装置から中継ノード装置を経由して着信者ノード装置までを接続する冗長パスおよび迂回パスを用いるリカバリ方法であって、前記発信者ノード装置が、エリア収集手段、冗長パス確立要求手段、迂回パス確立要求手段、および、障害切替要求手段を有し、前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置が、前記エリア収集手段、冗長パス確立手段、迂回パス確立手段、および、障害切替手段を有し、前記冗長パス確立要求手段が、前記冗長パスを複数本確立するように前記冗長パス確立手段に要求し、前記エリア収集手段が、前記冗長パス確立手段が前記冗長パスを確立する際に、前記冗長パスが経由するエリアの識別情報を収集し、前記迂回パス確立要求手段が、前記エリア収集手段が収集した前記冗長パスのエリアの識別情報と、シグナリングにより取得したエリアの識別情報とを比較して、前記冗長パスの経由するエリアとは異なるエリアを経由する障害切替パスを、シグナリングのルートに沿って前記迂回パスとして確立するように前記迂回パス確立手段に要求し、前記障害切替要求手段が、全ての前記冗長パスに障害が発生したときに、通信に使用するパスを前記冗長パスから前記迂回パスに切り替えるように前記障害切替手段に要求することを特徴とする。
これにより、多重障害時、重障害時、事前に確認した迂回ルートを用いて障害回復を行うことにより、迅速な障害回復を行うことができる。また、この構成はエリアを識別する情報を広告する必要はなく、シグナリング拡張のみで対応可能である。
本発明は、前記発信者ノード装置が、前記冗長パスの障害発生前に前記迂回パスが通過する迂回ルートを、シグナリングにより取得したエリアの識別情報から確認する迂回ルート確認手段、および、前記迂回ルート確認手段が確認した迂回ルートを格納する迂回ルート格納手段を有し、前記迂回パス確立要求手段が、前記迂回ルート格納手段に格納された迂回ルートに沿って前記迂回パスを確立するように要求することを特徴とする。
これにより、障害発生後に迂回ルートを計算することなく、迅速な障害回復を行うことができる。
本発明は、前記発信者ノード装置が、前記迂回ルート格納手段に格納されている迂回ルートに沿って、ネットワークのリソースを予約するように要求するリソース予約要求手段を有し、前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置が、前記リソース予約要求手段からの要求に従って、前記迂回パス確立手段が前記迂回パスを確立するときに、リソースを予約することを特徴とする。
これにより、障害発生後に迂回ルート上のリソースを予約することなく、迅速な障害回復を行うことができる。
本発明は、前記冗長パス確立要求手段が、複数本確立する前記冗長パスについて、互いに通過するノード装置が重複しないように確立することを特徴とする。
これにより、障害に強い冗長パスを活用することで、信頼性が向上する。
本発明は、前記迂回パス確立要求手段が、前記冗長パスと同じエリアを経由しつつ障害箇所を避けて通る最適パスを確立し、前記迂回パスを前記障害切替パスから前記最適パスに切り替えるように前記迂回パス確立手段に要求することを特徴とする。
これにより、通信距離の短い最適パスを活用することで、通信品質が向上する。
本発明は、前記障害切替要求手段が、前記発信者ノード装置が冗長構成のパスに関する障害通知を受信することにより、全ての前記冗長パスに障害が発生したトリガとすることを特徴とする。
これにより、障害に対して迅速に冗長パスから迂回パスに切り替えることができる。
本発明は、前記障害切替要求手段が、前記発信者ノード装置が冗長構成のパスに関する障害通知を受信し、かつ、前記冗長パスが経由するエリアのすべてのリンクがネットワークトポロジ情報から存在しなくなったことを確認したことにより、全ての前記冗長パスに障害が発生したトリガとすることを特徴とする。
これにより、障害に対して確実に冗長パスから迂回パスに切り替えることができる。
本発明は、前記発信者ノード装置および前記着信者ノード装置が、障害が復旧した際に、前記迂回パスから前記冗長パスに切り戻しをする切り戻し手段を有することを特徴とする。
これにより、通信品質の高い冗長パスを活用することで、利便性が向上する。
本発明は、発信者ノード装置から中継ノード装置を経由して着信者ノード装置までを接続する冗長パスおよび迂回パスを用いるリカバリ方法を実行する前記発信者ノード装置であって、前記発信者ノード装置が、エリア広告手段、冗長パス確立要求手段、迂回パス確立要求手段、および、障害切替要求手段を有し、前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置が、前記エリア広告手段、冗長パス確立手段、迂回パス確立手段、および、障害切替手段を有し、前記冗長パス確立要求手段が、前記冗長パスを複数本確立するように前記冗長パス確立手段に要求し、前記エリア広告手段が、自装置が属するエリアの識別情報を互いに広告し、前記迂回パス確立要求手段が、前記エリア広告手段が広告したエリアの識別情報により、前記冗長パスの経由するエリアとは異なるエリアを経由する障害切替パスを前記迂回パスとして確立するように前記迂回パス確立手段に要求し、前記障害切替要求手段が、全ての前記冗長パスに障害が発生したときに、通信に使用するパスを前記冗長パスから前記迂回パスに切り替えるように前記障害切替手段に要求することを特徴とする。
これにより、多重障害時、事前に計算した迂回ルートを用いて障害回復を行うことにより、迅速な障害回復を行うことができる。
本発明は、発信者ノード装置から中継ノード装置を経由して着信者ノード装置までを接続する冗長パスおよび迂回パスを用いるリカバリ方法を実行する前記中継ノード装置であって、前記発信者ノード装置が、エリア広告手段、冗長パス確立要求手段、迂回パス確立要求手段、および、障害切替要求手段を有し、前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置が、前記エリア広告手段、冗長パス確立手段、迂回パス確立手段、および、障害切替手段を有し、前記冗長パス確立要求手段が、前記冗長パスを複数本確立するように前記冗長パス確立手段に要求し、前記エリア広告手段が、自装置が属するエリアの識別情報を互いに広告し、前記迂回パス確立要求手段が、前記エリア広告手段が広告したエリアの識別情報により、前記冗長パスの経由するエリアとは異なるエリアを経由する障害切替パスを前記迂回パスとして確立するように前記迂回パス確立手段に要求し、前記障害切替要求手段が、全ての前記冗長パスに障害が発生したときに、通信に使用するパスを前記冗長パスから前記迂回パスに切り替えるように前記障害切替手段に要求することを特徴とする。
これにより、多重障害時、事前に計算した迂回ルートを用いて障害回復を行うことにより、迅速な障害回復を行うことができる。
本発明は、発信者ノード装置から中継ノード装置を経由して着信者ノード装置までを接続する冗長パスおよび迂回パスを用いるリカバリ方法を実行する前記着信者ノード装置であって、前記発信者ノード装置が、エリア広告手段、冗長パス確立要求手段、迂回パス確立要求手段、および、障害切替要求手段を有し、前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置が、前記エリア広告手段、冗長パス確立手段、迂回パス確立手段、および、障害切替手段を有し、前記冗長パス確立要求手段が、前記冗長パスを複数本確立するように前記冗長パス確立手段に要求し、前記エリア広告手段が、自装置が属するエリアの識別情報を互いに広告し、前記迂回パス確立要求手段が、前記エリア広告手段が広告したエリアの識別情報により、前記冗長パスの経由するエリアとは異なるエリアを経由する障害切替パスを前記迂回パスとして確立するように前記迂回パス確立手段に要求し、前記障害切替要求手段が、全ての前記冗長パスに障害が発生したときに、通信に使用するパスを前記冗長パスから前記迂回パスに切り替えるように前記障害切替手段に要求することを特徴とする。
これにより、多重障害時、事前に計算した迂回ルートを用いて障害回復を行うことにより、迅速な障害回復を行うことができる。
本発明は、多重障害が発生した際にも、エリア情報を含む広告をすることにより、あるいはシグナリングで迂回ルートのエリア情報をあらかじめ確認することによって、あらかじめ保持した迂回ルートに、迅速な障害復旧を行うことができる。
以下に、本発明が適用されるネットワークシステムの第1実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態のネットワークシステムの構成について、説明する。
図1は、本発明のリンクリカバリが実施されるネットワークの構成図である。ネットワークNWは、複数のノード装置Nを接続する。エリアAは、複数のノード装置Nにより構成される。例えば、エリアA1は、中継ノード装置NB11、中継ノード装置NB12、中継ノード装置NB13、および、中継ノード装置NB14を含む。エリアA2は、中継ノード装置NB21、中継ノード装置NB22、および、中継ノード装置NB23を含む。
ノード装置Nは、発信者ノード装置NA、中継ノード装置NB、および、着信者ノード装置NCを総称する。発信者ノード装置NAは、パスの始点となる。中継ノード装置NBは、パスの始点から終点までを中継する。着信者ノード装置NCは、パスの終点となる。なお、中継ノード装置NBについての個数や接続形態は図1に示す構成に限定されるものではない。
ノード装置Nは、演算処理を行う際に用いられる記憶手段としてのメモリと、前記演算処理を行う演算処理装置とを少なくとも備えるコンピュータとして構成される。なお、メモリは、RAM(Random Access Memory)などにより構成される。演算処理は、CPU(Central Processing Unit)によって構成される演算処理装置が、メモリ上のプログラムを実行することで、実現される。例えば、ノード装置Nは、光クロスコネクト、ルータ、スイッチなどからなる装置である。ノード装置Nは、RFC3473などのRSVP−TE(Resource reSerVation Protocol-Traffic Engineering)に準拠してパスを確立させるようになっている。
図1に示す冗長パスPAは、複数本確立される。そして、冗長パスPAに属する所定のパスが障害となったときには、ノード装置Nは、冗長パスPAに属する別のパスを用いて通信するように、切替動作を行う。これにより、冗長パスPAに属する一部のパスに障害が発生しても、通信不通時間を抑制することができる。
図2は、2本の迂回パスPBを示している。図2に示す迂回パスPBは、冗長パスPAと始点および終点が一致しており、1本以上確立される。冗長パスPAに属する全てのパスに障害が発生したとき、ノード装置Nは、冗長パスPAから迂回パスPBに切り替える。迂回パスPBは緊急避難的に用いられるため、ノード装置Nは、冗長パスPAの障害が復旧したときには、迂回パスPBから冗長パスPAへ切り戻す。これにより、冗長パスPAに属する全部のパスに障害が発生しても、通信不通時間を抑制することができる。
例えば、図1の冗長パスPAは、中継ノード装置NB11を経由するパスと、中継ノード装置NB12→中継ノード装置NB13を経由するパスとで構成されている。図2で中継ノード装置NB11と中継ノード装置NB13とに両方障害が発生したときには、冗長パスPAの全部が使用できなくなるため、ノード装置Nは迂回パスPBに切り替える。
図2の迂回パスPBは、中継ノード装置NB21→中継ノード装置NB22→中継ノード装置NB23を経由する障害切替パスと、中継ノード装置NB12→中継ノード装置NB14を経由する最適パスである。障害切替パスは、冗長パスPAとは異なるエリアAを経由するので、冗長パスPAの障害が周囲に広がっても影響を受けにくい。一方、最適パスは、冗長パスPAと同じエリアAを経由しつつ障害箇所を避けて通るので、通信距離が短くて済む。よって、冗長パスPAの障害を検知した後、まず障害切替パスに切り替え、次に最適パスが見つかったら障害切替パスから最適パスに切り替えるようにすることが望ましい。
図3は、ネットワークシステムに用いられる発信者ノード装置NAを示すブロック構成図である。図3の発信者ノード装置NAは、冗長パス確立要求手段10A、エリア広告手段12、迂回パス確立要求手段20A、迂回ルート計算手段30、迂回ルート格納手段34、リソース予約要求手段36A、障害切替要求手段40A、および、切り戻し手段42を有する。なお、冗長パス確立要求手段10Aは、エリア収集手段14を含む。迂回パス確立要求手段20Aは、障害切替パス確立要求手段22A、および、最適パス確立要求手段24Aを含む。
図4は、ネットワークシステムに用いられる中継ノード装置NBを示すブロック構成図である。図4の中継ノード装置NBは、冗長パス確立手段10、エリア広告手段12、迂回パス確立手段20、リソース予約手段36、および、障害切替手段40を有する。なお、冗長パス確立手段10は、エリア収集手段14を有し、迂回パス確立手段20は、障害切替パス確立手段22、および、最適パス確立手段24を有する。
図5は、ネットワークシステムに用いられる着信者ノード装置NCを示すブロック構成図である。図5の着信者ノード装置NCは、図4の中継ノード装置NBと比較すると、切り戻し手段42をさらに有する。以下、図3から図5に示す各構成要素を具体的に説明する。
冗長パス確立要求手段10Aは、発信者ノード装置NAから着信者ノード装置NCまでのルートにて、冗長パスPAを確立するよう冗長パス確立手段10に要求する。エリア広告手段12は、ノード装置Nの各リンクが属するエリアAの識別情報を併せて、ネットワークリソース情報を広告する。エリア収集手段14は、冗長パスPAを確立するときに、冗長パスPAが経由するエリアAの識別情報を、冗長パスPAが経由するノード装置Nから収集し記録する。例えば、冗長パス確立要求手段10Aにより、エリア収集手段14が実行され、冗長パスPAを確立しながらエリア収集が実施される。
迂回パス確立要求手段20Aは、発信者ノード装置NAから着信者ノード装置NCまでのルートにて、迂回パスPBを確立するよう迂回パス確立手段20に要求する。障害切替パス確立要求手段22Aは、障害切替パスを迂回パスPBとして確立するよう障害切替パス確立手段22に要求する。最適パス確立要求手段24Aは、最適パスを迂回パスPBとして確立するよう最適パス確立手段24に要求する。
最適パス確立要求手段24Aは、具体的には、迂回ルートヘの切替処理が完了し、かつ障害により影響を受けたノード装置Nがリソース情報の再広告を実施することによりネットワークトポロジ状況が安定した際に、発信者ノード装置NAが、ネットワークトポロジ状況を考慮し、迂回ルートを最適なルートにて再配置して最適パスを確立する。
迂回ルート計算手段30は、エリアAの識別情報をもとに、冗長パスPAとは異なるエリアA2に属する迂回ルートを計算する。計算に使用するエリアAの識別情報は、エリア広告手段12により広告された識別情報、または、エリア収集手段14により収集された識別情報を用いる。迂回ルート格納手段34は、迂回ルート情報を保持する。リソース予約要求手段36Aは、迂回ルート情報を用い、迂回ルートのリソースを予約することをリソース予約手段36に要求する。
障害切替要求手段40Aは、冗長パスPAを構成する全パスに影響を及ぼす多重障害が発生したことを検知した際、事前に取得した迂回ルート上に障害切替パスを確立して、冗長パスPAからの切替を行うように障害切替手段40に要求する。
障害切替要求手段40Aが要求を送信するトリガは、例えば、発信者ノード装置NAが、冗長パスPAの全パスに影響を及ぼす多重障害が発生したことを、冗長構成のパスに関する障害通知(PathErrあるいは通知メッセージ)を受信することにより検知したときとする。
障害切替要求手段40Aが要求を送信する別のトリガは、発信者ノード装置NAが、冗長パスPAの全パスに影響を及ぼす多重障害が発生したことを、冗長構成のパスに関する障害通知(PathErrあるいは通知メッセージ)を受信することにより検知したとき、かつ、冗長構成のパスが経由するエリアAのすべてのリンクがネットワークトポロジ情報から存在しなくなったことを確認したときとする。
切り戻し手段42は、障害が復旧した際に、発信者ノード装置NAと着信者ノード装置NCにて、障害切替要求手段40Aが切り替えた障害切替パスから障害発生前の冗長パスPAに切り戻しをする。
冗長パス確立手段10は、冗長パス確立要求手段10Aからの要求を受け、冗長パスPAを確立する。なお、冗長パス確立手段10は、冗長パスPAどうしで互いに同一のリンクやノードを経由しない最適なルート(互いに素なルート)にて冗長パスPAを確立してもよい。
迂回パス確立手段20は、迂回パス確立要求手段20Aからの要求を受け、迂回パスPBを確立する。障害切替パス確立手段22は、障害切替パス確立要求手段22Aからの要求を受け、障害切替パスを確立する。最適パス確立手段24は、最適パス確立要求手段24Aからの要求を受け、最適パスを確立する。
リソース予約手段36は、リソース予約要求手段36Aからの要求を受け、リソースを予約する。障害切替手段40は、障害切替要求手段40Aからの要求を受け、障害切替用の迂回ルートにて障害切替パスを確立する。
以下、本発明の第1実施形態に係わるエリアAを考慮したリカバリを行うネットワークの処理の流れについて、図面を参照して説明する。図6は、第1実施形態に係わるリカバリを行う際の、リカバリを行うネットワークの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、全ノード装置Nのエリア広告手段12は、ネットワークリソース情報を広告するとともに、エリアAの識別情報を広告する(S101)。これにより、発信者ノード装置NAは、ネットワーク全体のエリアAの識別情報を取得する。次に、発信者ノード装置NAの冗長パス確立要求手段10Aは、冗長パスPAの確立を要求する(S102A)。このとき、エリア収集手段14は、冗長パスPAが経由するエリアAの識別情報を収集してもよい。
そして、中継ノード装置NBおよび着信者ノード装置NCの冗長パス確立手段10は、中継ノード装置NBを経由する最適なルートにてエリア情報を収集しながらパスを確立する(S102B)。このとき、基本的には経由するエリアAは任意とするが、冗長パスPAが既に経由するものと同一のリンクやノードを経由しないルートを通るように制約を課してもよい。
さらに、発信者ノード装置NAの迂回ルート計算手段30は、冗長パスPAが確立された後、多重障害が発生したときに備え、迂回ルートを計算する(S103)。この際、冗長パス確立要求手段10Aにより入手した冗長パスPAが経由するエリアA1の情報を用い、冗長パスPAが経由しないエリアA2を経由するルートを迂回ルートとして計算する。
そして、発信者ノード装置NAは、S103で迂回ルートの計算結果として、エリア収集手段14により得たエリア情報を含まない迂回ルートが存在するか否かを判断する(S104)。発信者ノード装置NAは、迂回ルートが存在しないときには、処理を終了する。さらに、発信者ノード装置NAのリソース予約要求手段36Aは、迂回ルート上を通過する迂回パスPBのために、リソースを予約するときには(S105A、Y)、迂回リソース予約要求を迂回ルートに関与するノード装置Nのリソース予約手段36に通知する。
そして、中継ノード装置NBおよび着信者ノード装置NCのリソース予約手段36は、リソース予約要求を受信し、迂回リソースを確保する(S105B)。このリソース予約は、例えばRSVP(Resource reSerVation Protocol)などの公知技術により、実現される。一方、迂回ルートを予約しない場合は(S105A、N)、発信者ノード装置NAは、迂回ルート格納手段34に迂回ルートを格納し(S106)、障害発生時迂回ルートにてリカバリが可能な状況にセットしておく。リカバリが可能な状況は、例えば、障害発生時に、障害検知のトリガの受信を契機に、格納した迂回ルートにて迂回パスPBを確立できるようにセットしておくことである。
ここで、発信者ノード装置NAの障害切替パス確立要求手段22Aは、障害通知に関するトリガの発生を受け、障害切替パスを確立するための障害切替要求を発信し(S107A)、リカバリのための迂回ルートを確保することを試みる。
そして、中継ノード装置NBおよび着信者ノード装置NCの障害切替パス確立手段22は、迂回ルート上にて迂回パスPBである障害切替パスを確立し(S107B)、リカバリを実施する。なお、迂回ルート上にてリソースを予約していた場合においては、障害切替パス確立手段22は、予約したリソースをアクティブにするだけで済むので、迅速なリカバリが実施できる。一方、リソースを予約していなかったときには、障害切替パス確立手段22は、障害切替パスの確立時にリソースを確保する。
さらに、発信者ノード装置NAの最適パス確立要求手段24Aは、障害切替パスヘの切替処理完了後、障害により影響を受けた後ネットワークトポロジが安定した段階で、障害切替パスの迂回ルートよりも最適な迂回ルートを計算し、最適な迂回ルートが存在する場合は、最適パスの確立が可能であるので(S108A、Y)、その旨を要求する。そして、中継ノード装置NBおよび着信者ノード装置NCの最適パス確立手段24は、最適パスの確立要求を受信すると、障害切替パスが通る迂回ルートよりも最適なルートにて最適パスの確立を実施する(S108B)。
さらに、発信者ノード装置NAおよび着信者ノード装置NCの切り戻し手段42は、障害が復旧した際には、障害発生前の冗長パスPAに切り戻しを実施する(S109)。なお、切り戻しは、休止中の冗長パスPAをアクティブにすることとしてもよいし、冗長パスPAを新たに確立することとしてもよい。そして、発信者ノード装置NAおよび着信者ノード装置NCは、迂回パスPBを解放する(S110)。
以上説明した第1実施形態により、多重障害が発生したとしても、迂回ルートを事前に確保しておくことにより、迅速な障害復旧ができる。
以下に、本発明が適用されるネットワークシステムの第2実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態のネットワークシステムの構成について、説明する。
図7は、ネットワークシステムに用いられる発信者ノード装置NAを示すブロック構成図である。図7の発信者ノード装置NAは、図3の発信者ノード装置NAと比較すると、迂回ルート計算手段30の代わりに迂回ルート確認要求手段32Aを有し、エリア広告手段12を有さない。
図8は、ネットワークシステムに用いられる中継ノード装置NBを示すブロック構成図である。図8の中継ノード装置NBは、図4の中継ノード装置NBと比較すると、迂回ルート確認手段32をさらに有し、エリア広告手段12を有さない。
図9は、ネットワークシステムに用いられる着信者ノード装置NCを示すブロック構成図である。図9の着信者ノード装置NCは、図8の中継ノード装置NBと比較すると、切り戻し手段42をさらに有する。以下、図7から図9に示す各構成要素を具体的に説明する。
迂回ルート確認要求手段32Aは、エリアAの識別情報をもとに、冗長パスPAとは異なるエリアAに属する迂回ルートが存在するか否かを確認する。確認に使用するエリアAの識別情報は、例えば、パスが経由するルートにてシグナリングをすることで収集する。シグナリングは、例えば、RSVP(Resource reSerVation Protocol)などの既存のシグナリングプロトコルを活用する。そして、迂回ルート確認要求手段32Aは、冗長パスPAが経由するエリアAの識別情報と、迂回ルートが経由するエリアAの識別情報とを比較し、冗長パスPAとは異なるエリアAに属する迂回ルートを確認する。
なお、迂回ルート確認手段32は、迂回ルートが存在するか否かを確認する際、冗長パスPAが経由する経路となる隣接ノードをさけシグナリングを実施することにより、冗長パスPAが経由するエリアA1とは異なるエリアA2にて迂回ルートを確認するように試みてもよい。また、迂回ルート確認手段32は、迂回ルートを1回で確認できないときには、ルートを変えつつ迂回ルートの確認処理を繰り返し実施することにより、冗長パスPAが経由するエリアA1を経由しない迂回ルートを確認するように試みてもよい。
迂回ルート確認手段32は、最適パス確立要求手段24Aからの要求を受け、パスが経由するエリアAの識別情報を最適パス確立要求手段24Aに返す。なお、迂回ルート確認手段32は、リソース予約手段36と連携することにより、迂回ルートを確認する際に、迂回ルートのリソースを予約することを併せて行うこととしてもよい。例えば、両方の処理に必要な情報を1つのパケットに相乗り(ピギーバック)させることにより、両処理を並行して行うことができる。
以下、本発明の第2実施形態に係わるリンクリカバリを行うネットワークの処理の流れについて、図10を参照して説明する。図10は、本発明の第2実施形態に係わるエリアAを考慮したリカバリ行う際の、リカバリを行うネットワークの処理の流れを示すフローチャートである。なお、本発明の第2実施形態に係わる処理のうち、第1実施形態に係わる処理(図6)と同一のものについては、同一の符号を付し、それぞれの説明を省略する。
まず、発信者ノード装置NAの迂回ルート確認要求手段32Aは、冗長パス確立後、エリアAを考慮した迂回ルートが存在するか否かを確認するために、確認要求を送信する(S203)。
そして、中継ノード装置NBおよび着信者ノード装置NCの迂回ルート確認手段32は、迂回ルートとして侯補となったルートにてシグナリングを実施しながらエリアAの識別情報を記録し、発信者ノード装置NAに通知することで、迂回ルートを確認する(S203)。この際のシグナリングは、発信者ノード装置NAから着信者ノード装置NCまでの複数中継ノード装置NBを経由するルートにて、ホップ毎にシグナリングメッセージを交換し行われる。シグナリングメッセージを隣接するノード装置Nへ送信する際に、自分が保持し、かつパスを確立するリンクが所属するエリアAの識別情報を記録し、シグナリングメッセージに挿入する。
発信者ノード装置NAは、シグナリングメッセージのやり取りにより、エンドツーエンド間のパスが経由するエリア情報を収集することが可能となり、冗長パス確立時に同じように収集したエリアA1と迂回ルートが経由したエリアA2とが異なるエリアAを経由しているかを確認し、迂回ルートが異なるエリアAを経由している場合は、迂回ルートと判断する。
さらに、迂回ルート確認手段32およびリソース予約手段36は、迂回ルートを確認する際、あるいは、迂回ルートと判断した後に、併せて迂回ルートのためのリソースを確保してもよい。
以上説明した第2実施形態により、エリア情報を含む広告を実施しない場合において、二重障害が発生したとしても、迂回ルートを事前に確保しておくことにより、迅速な障害復旧ができる。
本発明の第1実施形態および第2実施形態の特徴は、冗長パスPAが経由するエリアAを除くルートを迂回ルートとして設定することにより、冗長パスルート双方で二重の障害が発生した場合でも、迂回ルートにて障害回復を行うことができる方法とノード装置Nである。なお、迂回ルートを設定するために比較するエリアAの識別情報を取得する方式は、すべてのノードがそれぞれのリンクが属するエリアAの識別情報を通知しあう第1実施形態の方式、または、シグナリングによりエリアAの識別情報を収集する第2実施形態の方式のいずれかを選択できる。
これにより、従来の課題であった冗長パスPAの両方が同時に二重障害にみまわれた場合であっても、迅速に迂回ルートの設定ができる。具体的には、多重障害が発生した際、障害検知により冗長パスPAの両方が使用不可となった際に、ネットワークトポロジ状況が安定するまで迂回ルートヘの切替を行う。
以上説明した本発明は、以下のようにその趣旨を逸脱しない範囲で広く変形実施することができる。
例えば、図1に示すエリアAは、既存のルーティングプロトコルなどの通信標準に規定されたノード装置Nの集合を示す設定を活用してもよいし、独自のエリアAを定義してもよい。既存のルーティングプロトコルでは、例えば、OSPF(Open Shortest Path First)のエリアAを用いたり、BGP(Border Gateway Protocol)のAS(Autonomous System)を用いてもよい。
本発明の第1および第2実施形態に関するエリアを考慮したリカバリを行うネットワークシステムを示す構成図である。 本発明の第1および第2実施形態に関するエリアを考慮したリカバリを行うネットワークシステムを示す構成図である。 本発明の第1実施形態に関するネットワークシステムに用いられる発信者ノード装置を示すブロック構成図である。 本発明の第1実施形態に関するネットワークシステムに用いられる中継ノード装置を示すブロック構成図である。 本発明の第1実施形態に関するネットワークシステムに用いられる着信者ノード装置を示すブロック構成図である。 本発明の第1実施形態に関するネットワークシステムによる処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に関するネットワークシステムに用いられる発信者ノード装置を示すブロック構成図である。 本発明の第2実施形態に関するネットワークシステムに用いられる中継ノード装置を示すブロック構成図である。 本発明の第2実施形態に関するネットワークシステムに用いられる着信者ノード装置を示すブロック構成図である。 本発明の第2実施形態に関するネットワークシステムによる処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
N ノード装置
NA 発信者ノード装置
NB 中継ノード装置
NC 着信者ノード装置
10A 冗長パス確立要求手段
10 冗長パス確立手段
12 エリア広告手段
14 エリア収集手段
20A 迂回パス確立要求手段
20 迂回パス確立手段
22A 障害切替パス確立要求手段
22 障害切替パス確立手段
24A 最適パス確立要求手段
24 最適パス確立手段
30 迂回ルート計算手段
32A 迂回ルート確認要求手段
32 迂回ルート確認手段
34 迂回ルート格納手段
36A リソース予約要求手段
36 リソース予約手段
40A 障害切替要求手段
40 障害切替手段
42 切り戻し手段

Claims (14)

  1. 発信者ノード装置から中継ノード装置を経由して着信者ノード装置までを接続する冗長パスおよび迂回パスを用いるリカバリ方法であって、
    前記発信者ノード装置は、エリア広告手段、冗長パス確立要求手段、迂回パス確立要求手段、および、障害切替要求手段を有し、
    前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置は、前記エリア広告手段、冗長パス確立手段、迂回パス確立手段、および、障害切替手段を有し、
    前記冗長パス確立要求手段は、前記冗長パスを複数本確立するように前記冗長パス確立手段に要求し、
    前記エリア広告手段は、自装置が属するエリアの識別情報を互いに広告し、
    前記迂回パス確立要求手段は、前記エリア広告手段が広告したエリアの識別情報により、前記冗長パスの経由するエリアとは異なるエリアを経由する障害切替パスを前記迂回パスとして確立するように前記迂回パス確立手段に要求し、
    前記障害切替要求手段は、全ての前記冗長パスに障害が発生したときに、通信に使用するパスを前記冗長パスから前記迂回パスに切り替えるように前記障害切替手段に要求すること
    を特徴とするリカバリ方法。
  2. 前記発信者ノード装置は、前記冗長パスの障害発生前に前記迂回パスが通過する迂回ルートを、前記エリア広告手段により取得したエリアの識別情報から計算する迂回ルート計算手段、および、前記迂回ルート計算手段が計算した迂回ルートを格納する迂回ルート格納手段を有し、
    前記迂回パス確立要求手段は、前記迂回ルート格納手段に格納された迂回ルートに沿って前記迂回パスを確立するように要求すること
    を特徴とする請求項1に記載のリカバリ方法。
  3. 前記発信者ノード装置は、前記迂回ルート格納手段に格納されている迂回ルートに沿って、ネットワークのリソースを予約するように要求するリソース予約要求手段を有し、
    前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置は、前記リソース予約要求手段からの要求に従ってリソースを予約すること
    を特徴とする請求項2に記載のリカバリ方法。
  4. 発信者ノード装置から中継ノード装置を経由して着信者ノード装置までを接続する冗長パスおよび迂回パスを用いるリカバリ方法であって、
    前記発信者ノード装置は、エリア収集手段、冗長パス確立要求手段、迂回パス確立要求手段、および、障害切替要求手段を有し、
    前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置は、前記エリア収集手段、冗長パス確立手段、迂回パス確立手段、および、障害切替手段を有し、
    前記冗長パス確立要求手段は、前記冗長パスを複数本確立するように前記冗長パス確立手段に要求し、
    前記エリア収集手段は、前記冗長パス確立手段が前記冗長パスを確立する際に、前記冗長パスが経由するエリアの識別情報を収集し、
    前記迂回パス確立要求手段は、前記エリア収集手段が収集した前記冗長パスのエリアの識別情報と、シグナリングにより取得したエリアの識別情報とを比較して、前記冗長パスの経由するエリアとは異なるエリアを経由する障害切替パスを、シグナリングのルートに沿って前記迂回パスとして確立するように前記迂回パス確立手段に要求し、
    前記障害切替要求手段は、全ての前記冗長パスに障害が発生したときに、通信に使用するパスを前記冗長パスから前記迂回パスに切り替えるように前記障害切替手段に要求すること
    を特徴とするリカバリ方法。
  5. 前記発信者ノード装置は、前記冗長パスの障害発生前に前記迂回パスが通過する迂回ルートを、シグナリングにより取得したエリアの識別情報から確認する迂回ルート確認手段、および、前記迂回ルート確認手段が確認した迂回ルートを格納する迂回ルート格納手段を有し、
    前記迂回パス確立要求手段は、前記迂回ルート格納手段に格納された迂回ルートに沿って前記迂回パスを確立するように要求すること
    を特徴とする請求項4に記載のリカバリ方法。
  6. 前記発信者ノード装置は、前記迂回ルート格納手段に格納されている迂回ルートに沿って、ネットワークのリソースを予約するように要求するリソース予約要求手段を有し、
    前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置は、前記リソース予約要求手段からの要求に従って、前記迂回パス確立手段が前記迂回パスを確立するときに、リソースを予約すること
    を特徴とする請求項5に記載のリカバリ方法。
  7. 前記冗長パス確立要求手段は、複数本確立する前記冗長パスについて、互いに通過するノード装置が重複しないように確立することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のリカバリ方法。
  8. 前記迂回パス確立要求手段は、前記冗長パスと同じエリアを経由しつつ障害箇所を避けて通る最適パスを確立し、前記迂回パスを前記障害切替パスから前記最適パスに切り替えるように前記迂回パス確立手段に要求することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のリカバリ方法。
  9. 前記障害切替要求手段は、前記発信者ノード装置が冗長構成のパスに関する障害通知を受信することにより、全ての前記冗長パスに障害が発生したトリガとすることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のリカバリ方法。
  10. 前記障害切替要求手段は、前記発信者ノード装置が冗長構成のパスに関する障害通知を受信し、かつ、前記冗長パスが経由するエリアのすべてのリンクがネットワークトポロジ情報から存在しなくなったことを確認したことにより、全ての前記冗長パスに障害が発生したトリガとすることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のリカバリ方法。
  11. 前記発信者ノード装置および前記着信者ノード装置は、障害が復旧した際に、前記迂回パスから前記冗長パスに切り戻しをする切り戻し手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のリカバリ方法。
  12. 発信者ノード装置から中継ノード装置を経由して着信者ノード装置までを接続する冗長パスおよび迂回パスを用いるリカバリ方法を実行する前記発信者ノード装置であって、
    前記発信者ノード装置は、エリア広告手段、冗長パス確立要求手段、迂回パス確立要求手段、および、障害切替要求手段を有し、
    前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置は、前記エリア広告手段、冗長パス確立手段、迂回パス確立手段、および、障害切替手段を有し、
    前記冗長パス確立要求手段は、前記冗長パスを複数本確立するように前記冗長パス確立手段に要求し、
    前記エリア広告手段は、自装置が属するエリアの識別情報を互いに広告し、
    前記迂回パス確立要求手段は、前記エリア広告手段が広告したエリアの識別情報により、前記冗長パスの経由するエリアとは異なるエリアを経由する障害切替パスを前記迂回パスとして確立するように前記迂回パス確立手段に要求し、
    前記障害切替要求手段は、全ての前記冗長パスに障害が発生したときに、通信に使用するパスを前記冗長パスから前記迂回パスに切り替えるように前記障害切替手段に要求すること
    を特徴とする発信者ノード装置。
  13. 発信者ノード装置から中継ノード装置を経由して着信者ノード装置までを接続する冗長パスおよび迂回パスを用いるリカバリ方法を実行する前記中継ノード装置であって、
    前記発信者ノード装置は、エリア広告手段、冗長パス確立要求手段、迂回パス確立要求手段、および、障害切替要求手段を有し、
    前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置は、前記エリア広告手段、冗長パス確立手段、迂回パス確立手段、および、障害切替手段を有し、
    前記冗長パス確立要求手段は、前記冗長パスを複数本確立するように前記冗長パス確立手段に要求し、
    前記エリア広告手段は、自装置が属するエリアの識別情報を互いに広告し、
    前記迂回パス確立要求手段は、前記エリア広告手段が広告したエリアの識別情報により、前記冗長パスの経由するエリアとは異なるエリアを経由する障害切替パスを前記迂回パスとして確立するように前記迂回パス確立手段に要求し、
    前記障害切替要求手段は、全ての前記冗長パスに障害が発生したときに、通信に使用するパスを前記冗長パスから前記迂回パスに切り替えるように前記障害切替手段に要求すること
    を特徴とする中継ノード装置。
  14. 発信者ノード装置から中継ノード装置を経由して着信者ノード装置までを接続する冗長パスおよび迂回パスを用いるリカバリ方法を実行する前記着信者ノード装置であって、
    前記発信者ノード装置は、エリア広告手段、冗長パス確立要求手段、迂回パス確立要求手段、および、障害切替要求手段を有し、
    前記中継ノード装置および前記着信者ノード装置は、前記エリア広告手段、冗長パス確立手段、迂回パス確立手段、および、障害切替手段を有し、
    前記冗長パス確立要求手段は、前記冗長パスを複数本確立するように前記冗長パス確立手段に要求し、
    前記エリア広告手段は、自装置が属するエリアの識別情報を互いに広告し、
    前記迂回パス確立要求手段は、前記エリア広告手段が広告したエリアの識別情報により、前記冗長パスの経由するエリアとは異なるエリアを経由する障害切替パスを前記迂回パスとして確立するように前記迂回パス確立手段に要求し、
    前記障害切替要求手段は、全ての前記冗長パスに障害が発生したときに、通信に使用するパスを前記冗長パスから前記迂回パスに切り替えるように前記障害切替手段に要求すること
    を特徴とする着信者ノード装置。
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