JP4390562B2 - 脊柱の一部を安定化させるための脊柱プレート装置 - Google Patents

Description

本発明は、一般に、骨固定装置に関する。本発明の１つの実施形態は、脊柱固定装置の圧縮プレート（ｃｏｍｐｒｅｓｓｉｏｎ ｐｌａｔｅ）に関する。圧縮プレートは、前方処置（ａｎｔｅｒｉｏｒ ｐｒｏｃｅｄｕｒｅ）を使用して設置されることができる。圧縮プレートは、椎骨を一緒に融合する１つ以上の脊柱インプラントとともに使用される。

椎間板は、障害、疾病、および／または老化によって生じる劣化を被ることがある。劣化した椎間板の一部または全部が、脊柱から取り除かれなければならない。椎間板の一部または全部を取り除くことにより、脊柱を不安定にする場合がある。脊柱の不安定化は、隣接する椎骨間の自然の分離距離を変えることがある。椎骨間で自然の分離距離を維持することによって、椎体間を通過する神経に圧力が加えられることを防止することに役立つことがある。神経に加えられる過剰な圧力は、痛みおよび／または神経の損傷を生じることがある。脊柱の固定処置の間、脊柱インプラントは、隣接する椎骨の間の椎間板を除去するか、または一部を除去することによって、形成される間隔に挿入されることができる。脊柱インプラントは、脊柱の高さを維持し、かつ脊柱への安定性を回復させることができる。椎間板の骨の成長は、隣接する椎骨にインプラントを融合することがある。

脊柱インプラントは、前方、側方、または後方から脊柱への接近方法を使用して、脊柱固定処置の間に挿入される。ある場合において、前方からの接近方法が、接近しやすく、筋肉の損傷が少なく、組織の損傷が少なく、かつ／または他の接近方法より骨の切除が少なくなる。

欠陥のある椎間板および／または損傷を受けた椎間板を取り除くか、またはその一部を取り除くために、椎間板切除術が施される。椎間板切除術は、脊柱インプラントのディスクスペースをつくる。椎間板切除術の後に、脊柱インプラントが、ディスクスペースに挿入されることができる。１つ以上の脊柱インプラントが、一対の椎骨の間に挿入されることがある。脊柱インプラントは、脊柱融合処置の間、一対以上の椎骨の間に準備されたディスクスペースに挿入されることができる。

脊柱プレートは、１つ以上の脊柱インプラントの挿入後、椎骨に連結されることがある。脊柱プレートは、椎骨を安定化し、かつ脊柱インプラントが椎骨間から抜けることを防止することができる。脊柱プレートは、椎骨間に挿入された１つ以上の脊柱インプラントに加えられる圧縮負荷を共有することができる。ファスナ（例えば、骨ねじ）は、脊柱プレートを椎骨に連結する。脊柱プレートは、頸部の脊柱の部分および／または腰部の脊柱の部分を安定化することができる。

固定装置は、固定装置のファスナが椎骨から抜けることを可能にすることなく、脊柱プレートを椎骨に取り付けることができる。固定装置は、ファスナおよびリテーナを含むことができる。リテーナは、脊柱プレートの開口に配置されることがある。ファスナまたはリテーナを脊柱プレートに動かないように固定することなく、脊柱プレートからファスナが抜けることが防止されることができる。Ｆｒｅｉｄらに付与された米国特許第６，３３１，１７９号およびＷａｇｎｅｒらに付与された米国特許第６，４５４，６７９号は、ファスナおよびリテーナを含む骨プレート装置を記載する。それらの２つの文献は、本明細書で完全に示されるように、参照により本明細書に組み込まれる。

明細書で完全に示されたように参照により組み込まれているＳｕｄｄａｂｙに付与された米国特許第６，３２８，７３８号は、前方頸部融合圧縮プレートとねじガイドとを記載している。前方頸部融合圧縮プレートは、一対の摺動可能な挿入体を有する。各挿入体は、椎骨の圧縮が可能になるように、プレートの端部の凹所に配置されている。挿入処置の間、プレートの中心に向かって挿入体を移動するために、プライヤ状の工具が使用される。所望の圧縮が達成されると、挿入体の位置を固定するために中央ねじが締め付けられる。椎骨をプレートに固定するために、側方ねじが挿入体にねじ込まれることがある。

椎骨を安定化するために、かつ／または一対の椎骨の間のディスクスペースに配置された脊柱インプラントに圧縮負荷を加えるために、調整可能な長さの脊柱圧縮プレートが使用されることができる。１つ以上のファスナが、第１のプレートを脊柱インプラント上の椎骨に結合することができる。１つ以上のファスナは、第２のプレートを脊柱インプラントの下の椎骨に結合することができる。第１のプレートは、第１のプレートが第２のプレートに向かうように、かつ／または第２のプレートから離れるように移動することができるように、第２のプレートに結合されることができる。ある実施形態において、第２のプレートに対する第１のプレートの動きは、使用中に単一方向の移動のみ（すなわち脊柱圧縮プレートの圧縮のみ）を可能にするように制限されることがある。第２のプレートに向かう第１のプレートの動きは、脊柱インプラントでの圧縮負荷を維持しながら、脊柱プレート装置を椎骨の沈下および／または沈降に適応させることができるようにする。ある実施形態において、２つ以上の椎骨レベルに及ぶ調整可能な長さの脊柱圧縮プレートを形成するために、３つ以上のプレートが互いに連結される。

脊柱プレート装置のプレートは、脊柱プレート装置の圧縮中に、人間の脊柱の前湾曲率を維持するために湾曲されることがある。プレートは、前湾および／または橈骨近くの椎骨曲率に適合するために予備成形された曲率を備えていることがある。ある実施形態において、脊柱圧縮プレートのプレートは、所望の前湾の曲率を達成するために、脊柱圧縮プレートの屈曲を容易にするように１つ以上の溝を有することができる。

脊柱プレート装置のプレートは、種々の寸法で利用可能である。使用されるプレートの寸法は、不動化されるべき椎骨の数および／または患者の寸法に応じることがある。プレートは、前方側、後方側、および２つの端部を有することがある。脊柱プレート装置は、プレートを通る１つまたは複数の開口を使用して椎骨に連結されることがある。開口は、プレートに沿った種々の位置に配置されることがある。脊柱プレート装置は、中央開口を有することがある。脊柱圧縮プレート内の開口は、規則的な形状または不規則な形状を有することがある。脊柱圧縮プレート内の開口は、実質的に円形または細長いことがある。ある実施形態において、プレートの一部は、開口の壁を形成することがある。代替案としては、ライナ、カバー、および／またはコーティングが、開口の壁を形成することがある。

脊柱プレート装置のプレートは、脊柱圧縮プレートを形成するために連結機構体を使用して一緒に連結されることがある。連結機構体は、１つ以上の連結部材、および１つ以上の連結凹所を含むことができる。連結機構体は、脊柱圧縮プレートの他のプレートに対する脊柱圧縮プレートのプレートの動きを可能にする、かみ合いスロットおよび延長部を含むことがある。ある実施形態において、第１のプレートの一部は、第２のプレートの一部に重なることがある。ある実施形態において、脊柱圧縮プレートのプレートの１つ以上のかみ合い面は、摩擦構造を有する。プレートは、使用中に長手方向に移動することができるように連結されることがある。脊柱圧縮プレートは、使用中に長手方向に軸線に沿って圧縮されることがある。プレートの動きは、連結凹所の寸法によって制限されることがある。

ある実施形態において、脊柱圧縮プレートは、使用中に長手方向に圧縮されるが、脊柱圧縮プレートは、使用中に長手方向に伸長することが禁止されることがある。運動機構体は、使用中に伸長を禁止することがある。ある実施形態において、運動機構体は、脊柱圧縮プレートに１つ以上の突出部を含むことがある。突出部は、互いに通常に接触するプレートの表面に配置されることがある。ある実施形態は、圧縮後に椎骨の間の距離を維持するために、第２のプレートの１つ以上の突出部（例えば、鋸歯状部材）に係合する第１のプレートの突出部を含む。ある実施形態において、運動機構体の鋸歯状面の少なくとも一部は、運動機構体の面積を増大し、脊柱圧縮プレートの安定性を向上させるために湾曲していることがある。

運動機構体（例えば、ラチェット装置）を解放し、脊柱圧縮プレートの伸長を可能にするために、脊柱圧縮プレートの開口にプローブが挿入されることがある。１つの実施形態において、脊柱圧縮プレートの挿入後に、患者内の脊柱圧縮プレートの圧縮の大きさを監視するために、脊柱圧縮プレートの開口部が使用されることがある。脊柱圧縮プレートが圧縮されるとき、第１のプレートの一部は、第２のプレートの開口部に延長されることがある。第２のプレートの開口に対する第１のプレートの一部の位置は、脊柱圧縮プレートの圧縮の大きさを決定するために、Ｘ線影像を使用して観察されることがある。

ある脊柱プレート装置は、脊柱圧縮プレートの第２のプレートから第１のプレートの分離を防止する係合機構体を含むことがある。脊柱圧縮プレートが圧縮されるとき、前湾症の整列のためにプレートが調整されることを可能にしながら、係合機構体がプレートの分離を防止することがある。ある実施形態において、係合機構体は、第２のプレートの鋸歯状部材に係合する第１のプレートの突出部材を含むことがある。

ある実施形態において、脊柱圧縮プレートは、運動機構体によって妨げられることなく自由に圧縮しかつ伸長することができる。ある実施形態において、第１のプレートは、第２のプレートの突出部に係合するための突出部を含まないことがある。１つの実施形態において、第２のプレートは、第１のプレートの突出部に係合するための突出部を有さないことがある。脊柱圧縮プレートの圧縮および伸長は、プレートが自然の椎骨の動きに適合することができるようにする。連結凹所は、脊柱圧縮プレートの第２のプレートに対する第１のプレートの動きの範囲を制限し、かつ／または第２のプレートから第１のプレートの分離を防止することができる。ある実施形態において、第２のプレートに係合する第１のプレートの部分および／または第１のプレートに係合する第２のプレートの部分は、第２のプレートに対する第１のプレートの摩擦特性を変更するために構造が形成されることがある。

スペーサが、脊柱圧縮プレートの第１のプレートと第２のプレートとの間の最初の分離を設定することがある。スペーサは、挿入端、整列部分、およびガイドポストを含むことがある。スペーサは、脊柱圧縮プレートに連結されることがある。ファスナガイドが、スペーサのガイドポストに連結されることがある。

患者内の所望の位置に脊柱圧縮プレートを配置するのに役立つように、ポジショナが使用される。ポジショナは、係合端部、整列部分、およびガイドポストを有することがある。ファスナガイドが、ポジショナのガイドポストに結合されることがある。

プレート挿入器具が、患者内に脊柱圧縮プレートを配置することができるように、脊柱圧縮プレートの案内開口と連結されることがある。ある実施形態において、プレート挿入器具の係合端は、脊柱圧縮プレートのガイド開口に圧力ばめされることがある。ある実施形態において、プレート挿入器具が、脊柱圧縮プレートに結合されるスペーサまたはポジショナの一部に取り付けられることがある。

脊柱プレート装置は、インプラントおよび／または他の医療装置と関連して使用されることがある。ある場合、脊柱プレート装置において、脊柱圧縮プレート装置による少なくともある負荷を医療装置によって共有することが有利であることが可能である。骨成長は、負荷を支持するインプラントの周りでかつインプラントを通って、増大されることがある。したがって、脊柱プレート装置は、椎骨の間に配置された脊柱インプラントで、周囲の椎骨からの負荷の一部を共有するように構成されることがある。

ある脊柱プレート装置の実施形態において、プレートの一部が開口の壁を形成する。プレートからファスナが取り外されることを防止するリテーナに係合するための壁に、凹所が配置されることがある。凹所は、ファスナが椎骨に所望の角度で入ることができるようにするために、はずれることがある。ファスナが所望の角度で脊柱圧縮プレートに入ることができることによって、脊柱圧縮プレートと椎骨との間の固定連結の確立を容易にすることがある。凹所は、凹所内に嵌合するリテーナの部分の高さより高い高さを有することがある。凹所のより大きな高さは、リテーナを通って椎骨に配置されるファスナのいくつかの角度形成の調節を可能にする。ある実施形態において、脊柱圧縮プレートの上方端部の開口は、脊柱圧縮プレートの下方端部の開口よりファスナの大きな角度形成を可能にすることができる。

ある実施形態において、開口の一部は、ファスナがプレートに対して「斜めの角度を形成する」ことができるように、球形の形状の輪郭を有することがある。本明細書で使用する「斜めの角度を形成する」ファスナは、プレートに対して広範な角度で配置されることがあるファスナを称する。ある実施形態において、角度の範囲は、プレートに直角な軸線から０°から約２０°であることが可能である。

ファスナは、リングのようなリテーナを使用してプレートに固定されることがある。リテーナは、脊柱圧縮プレートの開口に配置されることがある。脊柱圧縮プレートの開口は、開口でのリテーナの長手方向の運動を可能にするように細長いことがある。リテーナの内面は、ファスナのヘッドを受けるような形状であることが可能であるが、リテーナの外面は、プレートの開口に嵌合するような形状であることができる。ある実施形態において、リテーナの鋸歯状面は、開口でリテーナの長手方向の単一方向の運動を提供するために、プレートの細長い開口の鋸歯状面に接触することがある。ある実施形態において、リテーナの表面は、プレートに対してリテーナの動きが禁止されるが防止されないように、開口を画定する表面に対して摩擦係数を増大するために、構造（例えば、刻み目またはくさびが形成されるか、粒状物が埋め込まれている）が施されることがある。

ある実施形態において、ファスナは、ヘッドと柄部分とを含む。ファスナヘッドの外面は、ファスナヘッドの上方部分がファスナヘッドの下方部分より大きくなるように、テーパを有していてもよい。ある実施形態において、リテーナは、リングの内面から延びる突出部を有することがある。突出部は、ファスナが開口から抜ける方向に移動するならば、ファスナヘッドに係合することがある。リテーナの外面は、開口の壁に係合する突出部を含むことがある。ある実施形態において、リテーナの内面は、突出部を含む。

リテーナは、リテーナが径方向に伸長するか、および／または収縮することができるように空隙を有することがある。リテーナは、プレートからファスナが抜けることを禁止するために、ファスナに係合することができる。リテーナとファスナとの係合によって、ファスナが骨の中でゆるむ場合であっても、ファスナヘッドがプレートの上面の上に上昇することを禁止することができる。プレートの上面の下にファスナを保持することによって、使用中に、ファスナおよび／またはファスナヘッドと隣接する組織が接触することを防止することができる。隣接する組織の損傷は、使用中に、ファスナおよび／またはファスナヘッドと隣接する組織の接触を禁止することによって、最小にされるか、または解消されることができる。

ある実施形態において、リテーナは、患者内に圧縮プレートが外科的に挿入される前に、脊柱圧縮プレートの開口内に配置されることがある。脊柱圧縮プレートは、脊柱の固定を必要とする脊柱の部分に隣接して配置されることがある。穴は、穿孔され、ねじが切られ、かつ／または別の方法で各開口の下の椎骨の部分内に形成されることがある。ファスナは、開口を通って穴に挿入されることができる。ファスナヘッドは、リテーナがファスナヘッドの少なくとも一部を包囲するように、開口内に配置されることがある。有利なことに、ファスナは、リテーナによって開口内に保持されることができる。予め配置されたリテーナを有する脊柱圧縮プレートは、手術中にリテーナを位置決めし、かつ／または落下することに関する懸念を減少させることができる。

本発明の利点は、次の詳細な説明によっておよび添付図面を参照することによって当業者に明らかになる。

本発明は、種々の変更および他の形態が可能であるが、その特定の実施形態が、図面に例示として示され、かつ本明細書で詳細に説明される。図面は、同一の縮尺ではない。図面および詳細な説明は、本発明が開示された特定の形態に限定することを意図するものではない。それと反対に、本発明は、特許請求の範囲によって規定される本発明の精神および範囲内にある、すべての変形例、等価物、および代替例を包含するものである。

脊柱の一部を安定化するために、脊柱プレート装置を使用することができる。脊柱プレート装置は、脊柱圧縮プレートと、脊柱圧縮プレートを椎骨に連結するファスナとを含むことがある。脊柱プレート装置の部品は、制限はしないが、ステンレススチール、チタン、チタン合金、セラミックス、および／またはポリマーのような材料を含むことがある。脊柱プレート装置のいくつかの部品は、オートクレーブ処理され、かつ／または化学的に殺菌されることができる材料で形成されることがある。脊柱プレート装置のいくつかの部品は、オートクレーブ処理および／または化学的に殺菌することができない材料から形成されることがある。オートクレーブ処理および／または化学的に殺菌することができない部品は、殺菌材料でつくるか、脊柱プレート装置の組立中に、他の殺菌部品に関連した作業中に配置されることがある。

脊柱プレート装置は、典型的には、けがおよび／または疾病から生じる脊柱の腰部および頸部の問題部分を矯正するために使用されることができる。例えば、脊柱プレート装置は、脊柱の頸部部分に隣接した錐体の間で伸延を維持するために、脊柱の前方に移植されることができる。脊柱プレート装置の脊柱圧縮プレートが、１つ以上の脊柱レベルに安定性を提供することができる。また、脊柱圧縮プレートが、骨の融合（例えば、脊柱の融合）を容易にすることがある。ある実施形態において、脊柱圧縮プレートは、椎骨間の椎間スペースに挿入された脊柱インプラントとともに使用される。脊柱圧縮プレートは、椎骨の沈下と沈降に適応することができる。脊柱圧縮プレートは、脊柱インプラントに応力を加えることができる。脊柱インプラントに加えられる応力は、脊柱インプラントと椎骨との間の骨成長を促進することができる。

図１および図２は、脊柱圧縮プレートの実施形態を示している。脊柱圧縮プレート３０は、単一の椎骨レベルに安定性を与えるために使用されることができる。単一の椎骨レベルは、第１の椎骨と、第１の椎骨に隣接した第２の椎骨とを含む。椎間板および／または脊柱インプラントは、椎骨の間に配置されることがある。脊柱圧縮プレート３０は、第１のプレート３２、第２のプレート３４、連結部材３６、連結凹所３８、および／または開口４０を含むことができる。ある実施形態において、脊柱圧縮プレート３０は、脊柱圧縮プレートが設置されるとき、椎骨表面を貫通する下面に１つ以上の突起部またはスパイクを含むこともある。ある実施形態において、第１のプレート３２および／または第２のプレート３４は、脊柱圧縮プレート３０をインプラント骨移植片に、または椎骨の間に配置された他の材料に結合する開口を含むことができる。

連結部材３６は、第１のプレートを第２のプレートに向かって移動することを可能にしながら、第１のプレート３２を第２のプレート３４に接合することができる。ある実施形態において、連結部材３６は、第２のプレート３４に連結されることがある。連結部材３６は、第１のプレート３２の連結凹所３８内に配置されることがある。連結部材３６は、第１のプレート３２の連結凹所３８の凹所表面４２によって低くされるか、なくなるヘッド高さを有することができる。１つの実施形態において、連結部材３６は、第１のプレート３２の連結凹所３８を通って、第２のプレート３４の開口に配置されるピンである。連結部材３６は、圧力ばめ、溶接、ねじ止め、背着剤または他の方法により、第２のプレート３４に固定されることができる。連結部材３６は、第２のプレート３４からの第１のプレート３２の分離を防止することができる。

ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、連結部材３６は、第１のプレート３２に配置されることがある。第２のプレート３４は、連結凹所３８を有することがある。図１および図２に示すように、連結凹所３８は、閉鎖スロットであってもよい。他の実施形態において、連結凹所３８は、開放スロットであってもよい。本明細書で使用する「スロット」という用語は、一般に少なくとも１つの軸線に沿って伸長されることによって（矩形または円形のような）規則的な形状を有する開口からはずれた開口を含む、任意の寸法または形状の細長い開口を意味する。連結凹所３８内の連結部材３６の動きは、第２のプレート３４に対して第１のプレート３２の長手方向の動きを可能にする。連結凹所３８は、凹所面４２を含むことがある。凹所面４２は、脊柱圧縮プレート３０の上の連結部材３６の延長を最小にするか、解消することができる。

ある実施形態において、連結凹所３８の長手方向の長さは、第２のプレート３４に対する第１のプレート３２の動きを制限することがある。１つの実施形態において、第２のプレートに対する第１のプレートの動きの範囲の境界を提供するために、第１のプレート３２の一部が、第２のプレート３４の一部に接触する。図１は、完全に圧縮された位置にある脊柱圧縮プレート３０を示している。図２は、伸長位置にある脊柱圧縮プレート３０を示している。ある実施形態において、第１のプレート３２は、第２のプレート３４に対して約８ｍｍ移動することができる。ある実施形態において、第１のプレート３２は、第２のプレート３４に対して約４ｍｍ移動することができる。ある実施形態において、第２のプレート３４に対する第１のプレート３２の動きの範囲は、約４ｍｍより小さいかまたは約８ｍｍより長くもよい。

脊柱圧縮プレート３０は、プレートを貫通する開口４０を有することがある。開口４０に挿入されるファスナは、脊柱圧縮プレート３０を椎骨に連結することができる。第１のプレート３２および第２のプレート３４の部分は、開口４０の壁４４を形成することができる。ある実施形態において、開口４０の壁４４は、開口に挿入されるファスナに対して開口の摩擦および／または他の物理的な特性を変更するために、ライナ、コーティング、および／またはカバリングによって形成される。

開口４０は、第１のプレート３２および／または第２のプレート３４の種々の位置に配置されることができる。あるプレートの実施形態において、開口４０は、第１のプレート３２および第２のプレート３４の正中軸に沿って配置されることができる。開口４０は、プレートの端部近くでプレートの正中軸の周りに対称に配置されることができる。ある実施形態において、開口４０は、ランダムにまたは非対象形に配置されることができる。ある実施形態において、中央開口は、脊柱圧縮プレート３０の中間点近傍に配置されることがある。第１の中央開口が、第１のプレート３２に配置されることがある。第１のプレート３２の第１の中央開口に対応する第２の中央開口が、第２のプレート３４に配置されることがある。第１の中央開口は、組み立てられた脊柱圧縮プレート３０の第２の中央開口に少なくとも一部が整列することがある。第１の中央開口および／または第２の中央開口は、第２のプレートに対する第１のプレートの動きに対応するために細長くなっていることがある。

図２を参照すると、リテーナ４６が、脊柱圧縮プレート３０の開口４０に配置されている。ある実施形態において、開口４０は、リテーナ４６を開口内に挿入することを容易にするために不規則な形状を有することがある。リテーナ４６は、制限はされないが、リング、Ｃ−リング、１つ以上の三日月形部材、環状部材、帯状部材、タブ、舌状部材、隆起状、および／または棚状部材を含むことがある。１つの実施形態において、リテーナの一部にねじが設けられている。リテーナ４６は、開口４０の壁４４とファスナとの間に嵌合されることがある。ある実施形態において、開口４０の壁４４は、リテーナ４６に係合することがある。ある実施形態において、開口４０の壁４４は、円滑であることができる。ある実施形態において、開口４０の壁４４は、脊柱圧縮プレート３０を骨に連結するために使用されるファスナの一部に係合するようにはずれることがある。開口４０の壁４４は、骨に対してファスナの角度形成を可能にするように湾曲されるか、および／または傾斜されていてもよい。

壁４４は、リテーナ４６の一つ以上の部分に係合するように構成された、１つ以上のくぼみを有していてもよい。ある実施形態において、１つ以上のくぼみが、凹所４８を形成することができる。ある実施形態において、リテーナ４６の一部が、凹所４８に嵌合することができる。凹所４８に嵌合するリテーナ４６の一部の形状は、脊柱圧縮プレート３０からリテーナが外れることを防止することができる。ある実施形態において、リテーナ４６は、開口４０内で自由に回転することができる。

ある実施形態において、凹所４８を画定する開口４０の壁は、リテーナの球形部分の輪郭に対応する球形の輪郭を有することがある。リテーナの球形部分は、リテーナが凹所４８に配置されているとき、リテーナのいくつかの多軸的な動きが可能になるように、凹所部分の高さ未満の高さを有することがある。ある実施形態において、凹所４８およびリテーナによって可能とされる多軸運動は、リテーナに配置されたファスナが円錐運動の範囲内で傾斜することを可能にする。ある実施形態において、ファスナが動く範囲は、開口の中心に垂直な中心軸線に対して約１５°までである。ある実施形態において、ファスナの運動の範囲は、開口の中心に垂直な中心軸線に対して約９°までである。ある実施形態において、ファスナの運動の範囲は、開口の中心に垂直な中心軸線に対して約３°までである。それより大きい範囲および小さい範囲は、凹所の高さと凹所内にあるリテーナの球形部分の高さとの間の差を制御することによって適応されることができる。

リテーナ４６は、開口４０からファスナが抜けることを防止することがある。１つの実施形態において、リテーナ４６は、開口４０に配置されたリングである。リングの形状および開口の形状は、開口からリングが抜けることを防止することがある。

リテーナ４６は、突出部５０を含むことがある。リテーナ４６の突出部５０は、脊柱圧縮プレート３０を椎骨に連結している間、ファスナのヘッドがリテーナに挿入されるとき、外側にたわむことがある。突出部５０は、ファスナの一部が突出部５０を通過した後、突出部がファスナのヘッドの一部上に延びるように収縮することができる。ファスナが椎骨に完全に挿入されるとき、突出部５０は、脊柱圧縮プレートの開口に配置されるファスナのヘッドの一部上に延びることがある。ファスナが脊柱圧縮プレートの開口から出る方向に移動するとき、ファスナヘッドの一部が、ファスナヘッド上に延びるリテーナ４６の突出部５０に接触することがある。リテーナ４６の形状は、リテーナが開口から外れることを防止するので、ファスナと突出部５０との接触により、ファスナが開口から外れることを防止する。

リテーナ４６は、リテーナが脊柱圧縮プレート３０に結合することなくファスナのヘッドに係合することがある。ファスナとリテーナ４６の係合によって、ファスナとリテーナの組み合わせが、椎骨に対して脊柱圧縮プレート３０を引くことを可能にする。ある実施形態において、ファスナヘッドは、ファスナとリテーナの組み合わせ体が椎骨に対して脊柱圧縮プレートを引いた後、開口４０の壁４４に対してリテーナ４６を拡張することがある。

ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、第１のプレート３２は、第２のプレートに向かうか第２のプレートから離れるように自由に移動することができる。ある実施形態において、単一方向の運動機構体が、第２のプレート３４に向かう第１のプレート３２の移動を制限することがある。図２は、単一方向の運動機構体としてラチェット機構体を備えた脊柱圧縮プレートの実施形態を示す。運動機構体５２は、第１のプレート３２が第２のプレート３４に対して移動する方向を制限する（すなわち、第１のプレートの移動が単一の方向である）ことができる。１つの実施形態において、運動機構体５２は、所望の負荷が脊柱圧縮プレート３０に加えられるまで、第２のプレート３４に対しての第１のプレート３２の移動を防止することができる。所望の負荷が脊柱圧縮プレート３０に加えられるまで、第２のプレート３４に対して第１のプレート３２の動きを禁止することは、第１のプレートと第２のプレートとの間の距離を変えることなく、患者の垂直方向の動きに適応することができる。第１のプレート３２は、隣接する椎骨がさらに接近するように移動するとき、第２のプレート３４にさらに接近するように移動することができる。ある実施形態において、運動機構体５２は、脊柱圧縮プレートを患者に挿入した後、椎骨の沈下および／または沈降に適応することができる。

１つの実施形態において、第１のプレート３２は、鋸歯状部材を含むことがある。第２のプレート３４は、第１のプレート３２の鋸歯状部材に嵌合する突出部を含むことがある。ある実施形態において、第２のプレート３４は、鋸歯状部材を含み、第１のプレート３２は、鋸歯状部材に嵌合する突出部を含むことがある。鋸歯状部材は、第１のプレート３２が第２のプレート３４に向かうか、第２のプレート３４から離れることができるような等辺の形状を有することがある。ある実施形態において、鋸歯状部材形状は、第１のプレート３２が第２のプレート３４に向かう動きを容易にすることができる。ある実施形態において、鋸歯状部材形状は、第１のプレート３２が第２のプレート３４から離れる動きを禁止することがある。

図３は、脊柱圧縮プレート３０の１つの実施形態の一部を示す。第１のプレート３２の下面が、鋸歯状部材５４を含む。第２のプレート３４の突出部５６は、鋸歯状部材５４の間の間隔に延びることができる。突出部５６は、可撓性アームに配置されることができる。ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、第２のプレート３４は、鋸歯状部材５４に係合する２つ以上の突出部５６を含むことがある。鋸歯状部材５４と突出部５６の向きは、第１のプレート３２が第２のプレート３４に向かう単一の方向の動きを可能にする（すなわち、第１のプレートが第２のプレートから離れる動きを禁止する）。鋸歯状部材５４および突出部５６は、所望の圧縮負荷が脊柱圧縮プレート３０に加えられるまで、第１のプレート３２が、第２のプレート３４に向かって移動することができないような寸法を有することができる。

ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、係合機構体が、第２のプレート３４に対する第１のプレート３２の動きの範囲を制限することがある。係合機構体は、第２のプレート３４の１つ以上の開口６０を通って第１のプレート３２の１つ以上の室６２に貫通している１つ以上の突出部材５８を含むことができる。突出部材５８は、制限はされないが、ピン、リベット、および／またはねじを含むことがある。突出部材５８は、第２のプレート３４に対する第１のプレート３２の回転を防止することができる。さらに、突出部材５８は、第２のプレート３４に対して第１のプレート３２が動く範囲を制限する１つまたは複数の境界を提供することができる。室６２は、脊柱圧縮プレート３０の曲率に適応するために湾曲されるか、かつ／または傾斜されることがある。ある実施形態において、突出部材５８は、ガイドピンであってもよい。ガイドピンは、室６２に入り、第１のプレート３２と第２のプレート３４の結合を容易にすることがある。突出部材５８は、脊柱圧縮プレート３０の安定性を向上することがある。

ある実施形態において、脊柱圧縮プレート３０は、１つ以上の突出部６４を含むことがある。突出部６４は、第１のプレート３２および／または第２のプレート３４の開口にしっかりと配置されることがある。突出部６４は、制限はされないが、圧力ばめ、溶接、接着剤、および／または他の方法で第１のプレート３２および／または第２のプレート３４に固定されることがある。突出部６４は、最初に脊柱圧縮プレート３０を椎骨に連結するために椎骨に押し込まれることがある。最初に脊柱圧縮プレート３０が椎骨に連結された後、脊柱圧縮プレートは、ファスナで椎骨にさらにしっかりと結合されることがある。

ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、第１のプレート３２および／または第２のプレート３４は、図２および図３に示すようにくぼみ部分６６を含むことがある。くぼみ部分６６は、挿入処置の間、第１のプレート３２および第２のプレート３４の適切な位置決めを容易にすることができる。くぼみ部分６６は、脊柱圧縮プレート３０の挿入前および／または挿入の間に、第２のプレート３４に対して第１のプレート３２の位置を設定するスペーサのための係合面を提供する（すなわち、脊柱圧縮プレートの長さを確立する）ことがある。

図４は、脊柱圧縮プレート３０の実施形態の斜視図の断面図である。第１のプレート３２および第２のプレート３４は、開口４０に配置されたリテーナ４６を有することができる。第２のプレート３４に対する第１のプレート３２の動きは、運動機構体５２によって制限される。運動機構体５２は、第１のプレート３２の鋸歯状部材５４に係合する第２のプレート３４の可撓性アーム６８に突出部分を含むことがある。

図５は、脊柱圧縮プレートの一部の詳細図を含む、脊柱圧縮プレート３０の斜視図の断面を示す。脊柱圧縮プレート３０の運動機構体５２は、第２のプレート３４の可撓性アーム６８から延びており、第１のプレート３２の下面の鋸歯状部材５４に係合する突出部５６を含むことがある。突出部５６（例えば、歯）および鋸歯状部材５４は、互いに向かう第１のプレート３２と第２のプレート３４との相対運動を可能にする。

ある実施形態において、突出部５６は、鋸歯状部材５４の傾斜面７２に係合する第１の傾斜面７０を有することがある。突出部５６の傾斜面７０と鋸歯状部材５４の傾斜面７２との接触により、第２のプレート３４が第１のプレート３２に向かって移動することが可能になる。また、突出部５６は、鋸歯状部材５４の歯の真直ぐな面７６に係合する真直ぐな面７４を含むことがある。第２のプレート３４に力が加えられ、第２のプレートが第１のプレート３２から離れるように移動する場合、突出部５６の真直ぐな面７４は、鋸歯状部材５４の歯の真直ぐな面７６に接触する。ある実施形態において、突出部５６と鋸歯状部材５４との接触は、第２のプレート３４が第１のプレート３２から離れる動きを防止することができる。椎骨に連結されたとき、第１のプレート３２と第２のプレート３４の相対運動は、脊柱圧縮プレート３０の挿入後、椎骨の沈下および／または沈降に適応することができる。

図６は、脊柱圧縮プレート３０の一実施形態の分解図を示す。脊柱圧縮プレート３０は、第１のプレート３２および第２のプレート３４を含むことがある。第１のプレート３２および第２のプレート３４は、第１のプレートの側面近傍の連結凹所３８の連結部材３６によって一緒に連結されることがある。第１のプレート３２の側面近傍の連結凹所３８は、使用中に、脊柱圧縮プレート３０の回転および／またはトルクを与えることを防止することができる。連結凹所３８は、凹面４２を有することがある。各連結凹所３８内で、１つ以上の連結部材３６が使用される。１つの実施形態において、連結凹所３８は、テーパを有する。連結部材３６は、脊柱圧縮プレート３０の組立中に、連結凹所３８を通って連結部材開口７８内に配置されることがある。連結部材３６は、溶接、接着剤、ねじ、および／または摩擦的なロック部材を使用して、第２のプレート３４上の連結部材開口７８に取り付けられることができる。脊柱圧縮プレート３０が圧縮されると、第２のプレート３４上のタブ８０は、第１のプレート３２のアンダカット部分に入ることができる。

図６の脊柱圧縮プレートの実施形態において、脊柱圧縮プレート３０は、運動機構体５２を含んでいる。第１のプレート３２は、第２のプレート３４の可撓性アーム６８の突出部５６に係合する鋸歯状部材５４を有することがある。運動機構体は、第１のプレート３２が第２のプレート３４から離れるように移動することを禁止することがある。ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、第１のプレート３２および第２のプレート３４は、互いに対して自由に移動することがある。第１のプレート３２および／または第２のプレート３４は、１つ以上のガイド開口８２を含むことがある。ガイド開口８２は、挿入処置の間、器具（例えば、挿入器具、ドリル、および／またはタップガイド）を適切に配置することを可能にすることがある。

図７は、ガイド開口に配置されることができるプレート挿入器具の実施形態を示す。プレート挿入器具８４は、作動面８６、軸８８、ハンドル９０、スロット９２、および係合端９４を含むことがある。係合端９４は、脊柱圧縮プレートの開口（例えば、ガイド開口）内に嵌合することができる。スロット９２は、係合端９４が、プレート挿入器具８４と脊柱圧縮プレートとの間に圧力ばめ係合を形成するように、脊柱圧縮プレートの開口内に配置されるとき、圧縮されることがある。

挿入器具８４のハンドル９０は、挿入器具の軸８８から離れるように延びることがある。ハンドル９０は、脊柱圧縮プレートを手術開口内の椎骨に適切に配置することを可能にすることができる。脊柱圧縮プレートが適当に配置されるとき、ユーザは、作動表面８６を押すか、またはたたいて、脊柱圧縮プレートの少なくとも１つのスパイク部分を少なくとも１つの椎骨に押し込む。

ある実施形態において、プレート挿入器具の係合端の先端は、スパイク部分を含むことがある。図８は、プレート挿入器具の係合端９４上のスパイク部分９６を示す。スパイク部分９６は、挿入中に、脊柱圧縮プレートの一時的な配置を容易にすることがある。脊柱圧縮プレートとプレート挿入器具８４との間の圧力ばめ連結は、プレート挿入器具を脊柱圧縮プレートから離れるように移動することによって解除することができる。

ある実施形態において、挿入器具が脊柱圧縮プレートから持ち上げられたとき、脊柱圧縮プレートと挿入器具との間の圧力ばめ連結が解除されていることを保証するために、脊柱圧縮器具に対してタンプ器具または他の器具が保持されることがある。隣接する椎骨の間に配置されるインプラントを観察するためのビューポート部分として、脊柱圧縮プレートのガイド開口が使用されることがある。ガイド開口は、脊柱圧縮プレートの重量を低減する上で役立つことができる。ある実施形態において、脊柱圧縮プレートを、脊柱インプラント、椎骨変位構造体、または椎骨間に配置される他の装置に連結するために、ガイド開口を通してファスナが配置されることがある。

ある実施形態において、脊柱圧縮プレートを曲げて患者の前湾角度に適応することを可能にするために、器具セットにプレートベンダが備えられることができる。図６に示すように、脊柱圧縮プレート３０の第１のプレート３２は、溝９８を含む。溝９８は、椎骨に固定する前に第１のプレート３２を曲げることを可能にすることができる。脊柱圧縮プレート３０は、椎骨にプレートを適合させるために溝９８に沿って曲げられることができる。ある実施形態において、第２のプレートは、脊柱圧縮プレートの曲げを容易にする溝を含むことがある。

ある実施形態において、脊柱圧縮プレートは、脊柱の前湾の曲率および／または中間の側湾の曲率に対応して湾曲されることができる。脊柱圧縮プレートの曲げによって、脊柱の適切な前湾の曲率の維持を可能にすることができる。異なる前湾の曲率を有するいくつかの脊柱圧縮プレートが、患者の脊柱圧縮プレートを設置する医師のために提供されることがある。脊柱圧縮プレートは、種々の幅、長さ、および／または曲率を有することがある。医師は、患者のための所望の前湾の曲率を提供する脊柱圧縮プレートを選択することができる。プレートの曲率の大きさを指示するために、脊柱圧縮プレートに目盛が表示されるか、マーク（例えばカラーコード）が設けられることがある。ある実施形態において、脊柱圧縮プレートは、約３°ずつ、０°から約１８°までの前湾の角度が設けられることがある。例えば、脊柱圧縮プレートは、約２８ｍｍの長さ、約１５ｍｍの最大幅、および１２°の前湾の曲率を有することがある。

脊柱圧縮プレートの幅は、周囲の組織への脊柱圧縮プレートの侵入に影響することがある。１つの実施形態において、脊柱圧縮プレートは、約４０ｍｍ未満の幅を有することがある。ある実施形態において、脊柱圧縮プレートは、約３５ｍｍ未満の幅を有することがある。特定の必要性に適応するために、それより大きいかまたは小さい幅を使用することができる。ある実施形態において、脊柱圧縮プレートの幅は、脊柱圧縮プレートの中心軸線に沿って変化することができる。中心軸線に沿った変化は、脊柱圧縮プレートの周囲の組織への侵入を低減し、プレートの重量を低減し、かつ／または挿入中の椎間のスペースを視認を改善することができる。ある実施形態において、重量を低減し、かつ／または手術場所の視認性を改良するために、脊柱圧縮プレート中に開口が形成されていてもよい。

脊柱圧縮プレートの高さは、脊柱の脊柱圧縮プレートの輪郭に影響を及ぼすことがある。ある実施形態において、約６．０ｍｍより高い平均高さが使用されることがある。他の実施形態において、脊柱圧縮プレートは、約６．０ｍｍ未満の平均高さを有することがある。例えば、脊柱圧縮プレートの高さは、約５．０ｍｍ未満、約３．５ｍｍ未満、または約２．７ｍｍ未満であることがある。脊柱圧縮プレートの高さは、脊柱圧縮プレートの長さおよび／または幅に沿って変化するようにしてもよい。

ある脊柱圧縮プレートの実施形態は、椎骨の橈骨近くの曲率に適応するために湾曲されることがある。脊柱圧縮プレートは、大きさが変化する橈骨近くの曲率を備えている。例えば、脊柱圧縮プレートは、大きな寸法、中間の寸法、および小さな寸法の橈骨近くの曲率で提供される。脊柱圧縮プレートによって設けられる橈骨近くの曲率の表示が、脊柱圧縮プレート上に刻印されるか、またはマークが付されることがある。

図６に示すように、脊柱圧縮プレート３０は、脊柱圧縮プレートの中心近傍に配置された少なくとも１つの中央開口１００を含むことがある。ある実施形態において、中央開口１００は、第１のプレート３２および／または第２のプレート３４の中心近傍に配置されることがある。第１のプレート３２の中央開口が、第２のプレート３４の中央開口と整列するか、部分的に整列していてもよい。中央開口は、制限はされないが、実質的に、卵形、円形、正方形、および矩形形状、長円形状、不規則な形状、および開放スロットまたは閉鎖スロットを含むことがある。長円または細長い開口は、少なくとも１つの軸線に沿って伸長することによって、（正方形または円形のような）矩形形状を有する開口から外れている開口として規定されることができる。ある実施形態において、中央開口１００の第１の軸線は、中央開口の第２の軸線より大きく、脊柱圧縮プレート３０の構造的な強度における大きな損失のない大きな中央開口を可能にすることがある。

ある実施形態において、中央開口１００は、凹所１０２を有することがある。リテーナの後方部分は、中央開口１００の凹所１０２に嵌合することができる。中央開口１００の凹所１０２の形状および中央開口に配置されたリテーナの凹所１０２の形状は、リテーナが、脊柱圧縮プレート３０から外れることを禁止することがある。リテーナは、凹所１０２内で自由に回転することができる。ある実施形態において、中央開口１００が伸長されることがある。伸長されたまたは細長い中央開口のリテーナは、長手方向に自由にスライドすることがある。リテーナは、中央開口に配置されたファスナが外れることを禁止することがある。脊柱圧縮プレートが２つ以上の椎体にかかる１つの実施形態の場合、脊柱圧縮プレートの中央開口１００に配置されたファスナは、脊柱圧縮プレートを椎骨または脊柱インプラントに連結することがある。

ある実施形態において、リテーナは、脊柱圧縮プレートの開口内の運動を制限することがある。図９は、図１２の脊柱圧縮プレート３０の線９−９に基本的に沿った鋸歯状部材リテーナ４６の断面図を示す。中央開口１００の表面の鋸歯状部材１０６は、リテーナ４６の底面の鋸歯状部材１０８に係合することができる。鋸歯状部材１０６、１０８の係合は、開口１００のリテーナ４６の長手方向の動きを制限することができる。ある実施形態において、リテーナ４６の長手方向の動きは、単一の方向であることがある。ある実施形態において、リテーナ４６の動きは、脊柱圧縮プレートの圧縮負荷があるしきい値に到達した後のみ生じることがある。

図１０は、脊柱圧縮プレート３０の一実施形態の斜視図である。脊柱圧縮プレート３０は、第１のプレート３２と第２のプレート３４とを含むことがある。第２のプレート３４は、図６に示す単一方向の運動を行う脊柱圧縮プレートの第２のプレートと同様であることができる。第２のプレート３４の可撓性アーム６８の突出部５６に係合するための運動機構体５２に鋸歯状部材がないので、第１のプレート３２は、椎骨の運動に適合するために、第２のプレートに向かってかつ／または第２のプレートから離れるように自由に移動することができる。ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、第１のプレート３２の運動機構体５２は、鋸歯状部材を有するが、第２のプレート３４は、可撓性アーム６８および／または突出部５６を有さないことがある。第２のプレート３４に対する第１のプレート３２の動きは、連結凹所３８および連結部材の開口７８によって制限されることができる。連結凹所３８に配置された連結部材は、第２のプレート３４から第１のプレート３２が外れることを禁止し、かつ／または第２のプレートに対して第１のプレートの回転を禁止しながら、第１のプレート３２と第２のプレート３４との間の最小限の分離および／または最大限の分離を画定することができる。

脊柱圧縮プレートの実施形態は、第２のプレートに対する第１のプレートの回転を禁止するために、第１のプレート３２と第２のプレート３４との間に、内側の舌部および溝、スロット内のピン、および／または他のタイプの連結部材を含むことがある。図１１は、第１のプレート３２と第２のプレート３４との間で、舌部および溝の連結部を有する脊柱圧縮プレート３０の斜視図を示す。第２のプレート３４の延長部１１０は、第１のプレート３２の開放スロット連結凹所３８にしっかりと嵌合して、脊柱圧縮プレート３０を形成することができる。この明細書で使用する「延長部」という用語は、通常、本体の細長い部分を称する。本体の細長い部分は、少なくとも１つの軸線に沿って伸長されることによって、（正方形または円形のような）矩形の形状からはずれた本体の一部として規定されることができる。ある実施形態において、第１の延長軸線は、第２の延長軸線より大きいことがある。

延長部１１０は、連結凹所３８のステップ部分１１４とかみあうステップ部分１１２を有することがある。ステップ部分１１２、１１４は、脊柱圧縮プレートの伸長または圧縮中に、第１のプレート３２および／または第２のプレート３４に加えられるトルクモーメントを禁止することによって、脊柱圧縮プレート３０の安定性を向上させることができる。ある実施形態において、ステップ部分１１２、１１４は、第１のプレート３２と第２のプレート３４との間のすべりを低減するために、摩擦構造が施されることができる。摩擦構造は、制限はされないが、刻み目のついた表面、くさび形の表面、および／または粒状物が埋め込まれた表面であってもよい。

脊柱圧縮プレート３０は、第１のプレート３２に運動機構体５２を有することがある。ある実施形態において、運動機構体５２の下面は、鋸歯状部材５４を有することがある。運動機構体５２は、第２のプレート３４の凹所１１８に嵌合する延長部分１１６を有することがある。運動機構体５２の延長部分１１６の縁部は、ほぼ平坦であることができる。運動機構体５２の側面は、延長部分１１６が第２のプレート３４の開口４０に到達することができるように湾曲されることができる。運動機構体５２の延長部分１１６は、運動機構体の鋸歯状部材の表面積を増大し、したがって、第１のプレート３２と第２のプレート３４との間の連結安定性を増大する。

第２のプレート３４の可撓性アーム６８の上面の突出部５６は、第１のプレートが第２のプレート３４に向かう単一方向の運動を提供するために、第１のプレート３２の鋸歯状部材５４に係合することがある。ある実施形態において、鋸歯状部材５４の形状は、脊柱圧縮プレート３０が圧縮されるか、および／または伸長することができるようにする。ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、運動機構体５２は、鋸歯状部材を有さないことがある。ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、第２のプレート３４は、突出部５６および／または可撓性アーム６８を有さないことがある。ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、第１のプレート３２の上面から連結凹所３８のステップ部分１１４を通って、第２のプレート３４の延長部１１０のステップ部分１１２の長手方向のスロット内に、クロスピン１２０が延びていることがある。延長部１１０のステップ部分１１２の長手方向のスロットの長さが、第２のプレート３４に対して第１のプレート３２の動く範囲を制限することがある。

脊柱圧縮プレート３０は、第１のプレート３２の運動機構体５２にスロット１２２を有することがある。ある実施形態において、突出部５６は、スロット１２２内にプローブの先端（例えば、ねじ回しのブレード）を挿入することによって、鋸歯状部材５４から離脱されることができる。ユーザは、第２のプレート３４の可撓性アーム６８にわずかな力を加えながら、第１のプレート３２および第２のプレート３４を離れるようにスライドさせることができる。プローブは、第１のプレート３２と第２のプレート３４の間に所望の分離が達成されるとき、スロット１２２から取り外され、すなわち、可撓性アーム６８を解放することができる。

ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、スロット１２２は、脊柱安定化処置の後に、脊柱圧縮プレート３０の圧縮を監視するための目視ポートとして使用されることができる。スロット１２２の長さは、脊柱圧縮プレートのＸ線の影像から決定される長さについてのスケールファクタを計算することができるように、知られた距離（例えば、８ｍｍ、６ｍｍ、４ｍｍ、または他の長さ）であることができる。脊柱圧縮プレートの最大限許容可能な圧縮距離が、スペーサを使用して設定されたとき、可撓性アーム６８の端部は、スロット内で見ることができる。脊柱圧縮プレートの設置が完了した後、設置された脊柱圧縮プレートの最初のＸ線の影像が、撮られることができる。可撓性アーム６８の端部からスロット１２２の端部までの距離は、最初の分離距離の値を提供するためにＸ線影像から決定されることができる。その後、他のＸ線影像が撮られることができる。可撓性アーム６８の端部からスロット１２２の端部までの距離は、第２の距離を提供するためにＸ線影像から決定されることができる。最初の分離距離と第２の距離との間の差は、脊柱圧縮プレートの圧縮の大きさを測定する。時間の関数として圧縮量を監視するために、追加のＸ線影像が連続的に撮られることができる。

図１２は、かみ合う開放連結凹所３８と延長部１１０とによって連結された、脊柱圧縮プレート３０の第１のプレート３２および第２のプレート３４を有する、脊柱圧縮プレートの実施形態の平面図を示す。脊柱圧縮プレート３０は、不規則な形状の開口４０および細長い中央開口１００を有する。不規則な形状の開口４０は、リテーナを開口に挿入することを容易にするように形成されていてもよい。１つの実施形態において、開口４０の一部は、開口の他の部分より大きな曲率半径を有することがある。

図１３は、２つの椎骨レベルを動かないようにするために使用されることがある、脊柱圧縮プレートの一実施形態の拡大平面図である。複数レベルの脊柱圧縮プレート３０は、２つ以上のプレートを含むことがある。ある実施形態において、脊柱圧縮プレート３０は、第１のプレート３２、第２のプレート３４、および第３のプレート１２４を含むことがある。プレート３２、３４、１２４は、脊柱を安定させるために脊柱圧縮プレート３０を使用するとき、椎骨に連結されることができる。第１のプレート３２、第２のプレート３４、および第３のプレート１２４の開口４０に配置されたファスナは、脊柱圧縮プレート３０を椎骨に連結することができる。第１のプレート３２および第３のプレート１２４は、連結凹所３８内の連結部材３６を使用して第２のプレート３４に連結されることができる。第１のプレート３２および第３のプレート１２４の部分は、第２のプレート３４の部分に重なることがある。挿入後、脊柱圧縮プレート３０は、椎骨の沈下および／または沈降に適応するために伸長形態から圧縮されることができる。

ある実施形態において、脊柱圧縮プレート３０は、プレート３２、３４、および１２４との間の動きを制限するために１つ以上の運動機構体を有することがある。プレート上の鋸歯状部材は、他のプレート上の１つ以上の突出部に係合することができる。１つの実施形態において、運動機構体は、脊柱圧縮プレートを圧縮することができ、互いに離れるプレートの動きを制限することができる。ある実施形態において、第２のプレート３４は、第１のプレート３２を第３のプレート１２４に係合させるように対向する側面に突出部を有することがある。１つの実施形態において、第１のプレート３２は、第２のプレート３４の突出部に係合する鋸歯状部材を有することがある。第３のプレート１２４は、鋸歯状部材を有さないことがある。第１のプレート３２は、第２のプレート３４に向かってのみ移動し、第３のプレート１２４は、第２のプレートに向かってかつ第２のプレートから離れるように移動することができる。１つの実施形態において、第１のプレート３２、第２のプレート３４、および第３のプレート１２４は、椎骨の動きに適合するために圧縮または伸長されることを可能にすることができる。

ある実施形態において、複数レベルの脊柱圧縮プレートのプレートは、連結部材なしに（例えば、かみ合いスロットおよび延長部によって）連結されることができる。図１４は、第１のプレート３２、第２のプレート３４、および第３のプレート１２４を有する単一方向の複数レベルの脊柱圧縮プレート３０を示している。複数レベルの脊柱圧縮プレート３０は、３つの椎骨レベルに及んで使用されることができる。他の実施形態において、複数レベルの脊柱圧縮プレートは、４つの椎骨レベルに及んで使用されることができる。第１のプレート３２および第３のプレート１２４の延長部１１０は、開放スロット連結凹所３８にしっかりと嵌合されることができる。ある実施形態において、脊柱圧縮プレート３０のプレートは、互いに関して自由に移動することができる。

図１５は、複数レベルの脊柱圧縮プレート３０の一実施形態の側面図を示す。第１のプレート３２および第３のプレート１２４は、第２のプレート３４の下側セクション１２８に適合するような形状をしている上側セクション１２６を含むことがある。プレートの上側面および下側面は、所望の前湾曲率に対応するように湾曲されることがある。距離１３０は、第１のプレート３２と第２のプレート３４との間の最初の分離を示す。距離１３２は、第２のプレート３４と第３のプレート１２４との間の最初の分離を示す。脊柱圧縮プレート３０の最大圧縮が、距離１３０および距離１３２の合計に等しくなることがある。

図１６は、スペーサ１３４を有する脊柱圧縮プレート３０の１つの実施形態を示す。第１のプレート３２および第２のプレート３４は、患者への脊柱圧縮プレートの挿入の前に、脊柱圧縮プレート３０の所望の長さについて配置されることがある。スペーサ１３４は、第１のプレートと第２のプレートとの間の最初（すなわち最大）の分離距離を確立するために、第２のプレート３４に対して第１のプレート３２を配置することがある。スペーサ１３４は、約８ｍｍの初期の分離距離が可能な長さを有することがある。ある実施形態において、スペーサ１３４は、約４ｍｍの予め設定された最初の分離が可能である。種々の長さのスペーサ１３４は、脊柱圧縮プレート３０が備えられた器具のセット内に含まれることがある。

図１７は、脊柱圧縮プレート３０の１つの実施形態の側面図を示す。脊柱圧縮プレート３０は、脊柱圧縮プレートの挿入後、沈下および／または沈降に適応するために挿入前に伸長されることがある。第１のプレート３２の下側セクション１２８上に配置された突出部５６は、第２のプレート３４の上側セクション１２６の鋸歯状部材５４に係合することがある。脊柱圧縮プレート３０は、脊柱の前湾曲率に適合するための曲率を有することがある。脊柱圧縮プレート３０は、第１のプレート３２と第２のプレート３４との間の動きを制限するために、スペーサ１３４、連結凹所３８、１つ以上の連結部材３６、および／または運動機構体５２を有することがある。

図１６および図１７に示されたスペーサ１３４は、脊柱圧縮プレート３０の第１のプレート３２と第２のプレート３４との間の最初の分離距離を確立する（すなわち、調整可能な長さの脊柱圧縮プレートの最初の長さを確立する）ために使用されることがある。スペーサ１３４は、患者にプレートを挿入する前に、脊柱圧縮プレート３０から取り除かれることがある。他の実施形態において、脊柱圧縮プレートのプレートの間の最初の分離距離を確立するために使用されるスペーサは、挿入処置の一部の間、脊柱圧縮プレートに連結されたままであることができる。ある実施形態において、スペーサは、患者内への脊柱圧縮プレートの移動を案内するために挿入処置の間に使用されることがある。ある実施形態において、スペーサの一部が、ファスナの穴の配置および角度形成のためにファスナガイドを配置するために使用されることがある。

図１８は、脊柱圧縮プレート３０への連結のために整列されたスペーサ１３６を示している。スペーサ１３６は、本体１３８とガイドポスト１４０とを含むことがある。ピン１４２は、ガイドポストの回転運動および長手方向の動きを可能にしながら、ガイドポスト１４０をスペーサ１３６に連結する（すなわち、スペーサからガイドポストの取り外しを禁止する）ことができる。スペーサ１３６におけるガイドポスト１４０の回転運動は制限されないが、スペーサにおけるガイドポストの長手方向の運動は、制限されることがある。ガイドポスト１４０の挿入端１４４は、脊柱圧縮プレート３０の開口１４６に挿入される大きさであることができる。スペーサ１３６の整列部分１４８は、脊柱圧縮プレート３０のくぼみ部分６６に配置されるような寸法を有することがある。くぼみ部分６６内に整列部分１４８を配置することによって、脊柱圧縮プレート３０へのスペーサ１３６の連結を促進することがある。スペーサ１３６のセパレータ１５０は、脊柱圧縮プレート３０の第１のプレート３２と第２のプレート３４との間の最初の分離距離を確立するために凹所１１８に嵌合することができる。ある実施形態において、セパレータ１５０は、第２のプレート３４のアーム６８の上側になる。

ある実施形態において、ガイドポスト１４０の挿入端部１４４の先端が尖っていることがある。ガイドポスト１４０の挿入端１４４は、患者の椎骨を貫通して、脊柱圧縮プレート３０を椎骨に一時的に連結するために十分な鋭さを有することがある。ある実施形態において、脊柱圧縮プレート３０の開口１４６は、円滑な内面を有することがある。ある実施形態において、ガイドポスト１４０の挿入端１４４は、キー止めされるか、ねじ込まれ、脊柱圧縮プレートに一時的に取り付けられることがある。ある実施形態において、ガイドポスト１４０の挿入端１４４は、先端領域上にねじ込まれることがある。開口１４６は、ガイドポスト１４０の挿入端１４４のねじに対応したねじを有することがある。ガイドポスト１４０の挿入端１４４は、スペーサ１３６を脊柱圧縮プレート３０に取り付けるために、開口１４６に固定される（例えば、ねじ込まれる）ことがある。

くぼみ部分６６に整列部分１４８を配置すること、および伸長された脊柱圧縮プレート３０の開口１４６に挿入端１４４を挿入することによって、第２のプレート３４に対してセパレータ１５０の固定端部１５２を保持することができる。セパレータ１５０の固定端部１５２は、第２のプレート３４の凹所１１８に嵌合することがある。固定端部１５２は、凹所１１８の形状に対して補完的な形状を有することがある。伸長された脊柱圧縮プレート３０の第２のプレート３４にスペーサ１３６を固定することによって、第１のプレート３２は、第１のプレートの運動機構体５２の縁部がセパレータ１５０の接触端部１５４に接触するように、第２のプレートに向かって移動されることができる。セパレータ１５０の接触端部１５４は、溝１５６を有することがある。第１のプレート３２の運動機構体５２の縁部は、突出部が溝内にしっかりと嵌合するように、溝１５６に対して補完的な形状を有することがある。第２のプレート３４にセパレータ１５０の端部１５２を固定し、かつセパレータ１５０の接触端部１５４に第１のプレート３２の運動機構体５２の縁部を固定することによって、セパレータ１５０の長さに等しい第１のプレート３２と第２のプレート３４の分離距離が達成されることができる。

図１８は、脊柱圧縮プレート３０の第１のプレート３２の開口１６０上に整列したポジショナ１５８を示す。ポジショナ１５８は、整列部分１４８およびガイドポスト１４０を有する本体１３８を有することがある。ガイドポスト１４０の挿入端１４４は、先端が尖っているか、および／またはねじが形成されることがある。ガイドポスト１４０の挿入端１４４は、第１のプレート３２の開口１６０を通って挿入されることがある。ポジショナ１５８は、スペーサ１３６について説明した方法と同じ態様で、脊柱圧縮プレート３０に固定されることがある。ある実施形態において、ガイドポスト１４０の挿入端１４４は、患者の椎骨を貫通することがある。ポジショナ１５８は、プレートの挿入中に、脊柱圧縮プレート３０を所定の位置に一時的に保持することができる。ガイドポスト１４０は、ファスナの穴の配置および角度形成のために、ファスナガイドを配置するために使用されることがある。

図１９に示したハンドル１６２は、ガイドポスト１４０に固定されることができる。ハンドル１６２は、挿入処置の間、ガイドポスト１４０が連結される脊柱圧縮プレートを位置決めするために使用されることがある。ポジショナ１５８が脊柱圧縮プレート３０に固定された後、ハンドル１６２の挿入端１６４は、ガイドポスト１４０の取付端部１６６に固定されることがある。解放部分１６８は、脊柱圧縮プレート３０を配置した後、ハンドル１６２をガイドポスト１４０から離脱するために作動されることがある。ある実施形態において、解放部分１６８は、挿入端１６４に配置されたガイドポストからハンドルを解放して外すために、ハンドル１６２のグリップ部分に向かって引かれることができる。

骨にファスナを挿入することを容易にするために構成された器具を配置するためのファスナガイドは、ガイドポストに固定されることがある。ファスナガイドの１つの実施形態は、図２０に示されている。ファスナガイド１７０は、貫通穴１７４を含むガイドポストホルダ１７２を含むことがある。ポジショナまたはスペーサのガイドポストは、ガイドポストホルダ１７２の貫通穴１７４にしっかりと固定されることがある。ポジショナまたはスペーサの本体は、ファスナガイド１７０のスロット１７６内にしっかりと嵌合されることがある。ファスナガイド１７０は、中空の案内部材１７８を有することがある。中空の案内部材１７８の遠位開口部は、脊柱圧縮プレート内のファスナ開口部と整列することがある。中空の案内部材１７８に挿入された器具が、ファスナのための穴を形成するために脊柱圧縮プレートのファスナ開口を通過することがある。必要に応じて１つ以上の穴が形成された後、ファスナガイド１７０は、スペーサまたはポジショナのガイドポストから取り外されることがある。ある実施形態において、椎骨にねじを形成するために、中空の案内部材１７８を通してタップが挿入されることがある。

図２１は、２つの椎骨レベルを安定化させるために使用されることがある脊柱圧縮プレート３０を示す。脊柱圧縮プレート３０は、第１のプレート３２、第２のプレート３４、および第３のプレート１２４を含むことがある。プレート３２、３４、１２４は、脊柱圧縮プレート３０を椎骨に連結するための開口４０を含むことができる。脊柱圧縮プレート３０は、鋸歯状部材５４を含む運動機構体５２を含むことがある。運動機構体５２は、突出部５６を有するアーム６８を含むことがある。延長部１８０の鋸歯状部材５４は、突出部５６に係合することがある。ある実施形態において、運動機構体５２の一部が、第２のプレート３４の上面に配置されることがある。アーム６８は、アームのたわみを促進するために薄い部分を有することがある。使用中、脊柱圧縮プレート３０が圧縮され、突出部５６は前進し、鋸歯状部材５４上を移動することがある。脊柱圧縮プレート３０の負荷が減少すると、力はプレートの伸長を促進することがある。ある実施形態において、突出部は、使用中、脊柱圧縮プレート３０の伸長を禁止することがある。ある実施形態において、運動機構体５２は、脊柱圧縮プレート３０の下側に配置されることができる。図２１の実施形態に示すように、運動機構体５２は、脊柱圧縮プレート３０の側方に配置されることがある。ある実施形態において、運動機構体５２は、連結凹所３８内に配置されることがある。

図２２は、脊柱圧縮プレートの開口４０内に配置されたファスナ１８２およびリテーナ４６を含む、脊柱圧縮プレート３０の実施形態の断面を含む斜視図である。脊柱圧縮プレート３０は、１つ以上の脊柱の曲率に合致する曲率を有することがある。脊柱圧縮プレート３０は、第１のプレート３２と第２のプレート３４との間の最初の分離距離に予備設定されたスペーサ１３４を有することがある。ある実施形態において、開口は、ファスナ１８２の椎骨に関する角度形成を可能にするためにはずれているか、傾斜されることができる。脊柱圧縮プレート３０に配置されたファスナ１８２は、互いに対して集束するか拡散する向きで椎骨に配置されることができる。ある実施形態において、ファスナ１８２は、ファスナの柄が互いに平衡か、ほぼ平行な向きになるように椎骨に配置されることがある。

ファスナの動く範囲は、開口４０および／または中央開口１００の中心に対して垂直な中心軸線に対して１５°までであることができる。１つの実施形態において、ファスナの動く範囲は、開口４０の中心および／または中央開口１００の中心に垂直な中心軸線に対して約６°までであることができる。ファスナの動く範囲は、開口４０の中心および／または中央開口１００の中心に垂直な中心軸線に対して約３°までであることができる。開口内の凹所の高さと凹所内に配置されたリテーナの一部の高さとの差は、開口内のファスナが動くより大きな範囲またはより小さな範囲を生じることがある。

プレートを椎骨に連結するために使用されるファスナは、制限はされないが、ねじ、くぎ、リベット、トロカール、ピン、および／またはかぎを含むことがある。図２３は、ファスナ１８２の１つの実施形態を示す。ファスナ１８２は、ヘッド１８４および柄部分１８６を含むことがある。柄部分１８６は、椎骨に係合するためのねじ１８８を有することがある。ヘッド１８４は、テーパセクション１９０と、係合セクション１９２と、固定セクション１９４とを含むことがある。ヘッド１８４は、挿入および／または取り外し装置に係合するための工具部分１９６および凹所部分１９７（図２２に示された凹所部分）を含むことがある。工具部分１９６は、制限はされないが、六角形、星形、または正方形を含む形状であることができる。ある実施形態において、凹所部分１９７は、挿入工具および／または取り外し工具に係合するねじを有することがある。係合セクション１９２は、テーパセクション１９０と固定セクション１９４との境界に配置されることがある。リテーナ突出部は、脊柱圧縮プレートからファスナ１８２が外れることを禁止するために、係合セクション１９２に係合することができる。

レスキューファスナが、器具セットに設けられることがある。レスキューファスナが、椎骨の変形されたファスナ開口内に配置されることがある。レスキューファスナのねじは、通常のファスナと同じねじピッチを有することがある。レスキューファスナは、大きなねじの大径と通常のファスナと同じねじの小径とを有することがある。例えば、通常のファスナが、約４ｍｍのねじの大径と約２．５ｍｍのねじの小径を有する場合、対応するレスキューファスナは、約４．５ｍｍのねじの大径と、約２．５ｍｍのねじの小径とを有することがある。レスキューファスナは、器具のセットの中で通常のファスナから識別することができる。レスキューファスナは、通常のファスナと明らかに異なる色を有することができる。例えば、レスキューファスナは、青色であり、他のファスナは、銀であってもよい。異なるねじの長さは、レスキューファスナの異なる明暗によって示されることができる。

脊柱圧縮プレート装置の実施形態において、ファスナのヘッドにリテーナが配置されることがある。ファスナの脊柱圧縮プレートの開口は、リテーナに係合するための凹所を有することがある。ファスナは、ファスナに連結されたリテーナを有する脊柱圧縮プレートに挿入されることがある。リテーナは、圧縮されることができる。ファスナが骨の中に進むとリテーナは、開口の凹所内で伸長されることができる。また、ファスナは、骨内に押し込まれながら、開口内で回転し、プレートを骨に対して固定することを可能にすることができる。開口の凹所内のリテーナの伸長は、ファスナの一部が骨からゆるんだ場合、ファスナが脊柱圧縮プレートから抜けることを禁止することができる。

図２４は、脊柱圧縮プレート３０の開口４０の断面図である。開口４０は、壁４４によって画定されることがある。壁４４は凹所４８を含むことができる。リテーナ（例えば、リング）の一部は、リテーナおよび／またはリテーナに連結されたファスナが、プレートから抜けることを禁止するために凹所４８に嵌合することがある。凹所４８は、下側肩部１９８および上側肩部２００を有することがある。下側肩部１９８および上側肩部２００は、開口４０からリテーナが抜けることを禁止するためにリテーナの一部に係合することがある。

ある実施形態において、リテーナは、脊柱圧縮プレート内の開口で旋回することができる。開口の上面および下面近傍の開口４０の減少された幅は、リテーナが開口から抜け出すことを禁止する、かつ／またはリテーナが開口から抜けることを禁止することができる。１つの実施形態において、脊柱圧縮プレートの上面および下面近傍の開口４０の幅は、リテーナがプレートから抜けることを禁止するためにリテーナの外側の幅以下であることができる。リテーナがプレートから抜けることを禁止されるとき、挿入中に外科的開口のリテーナを喪失する危険性が、著しく低減される、かつ／または解消されることができる。

凹所４８内に嵌合するリテーナの一部は、リテーナを通って椎骨に配置されるファスナのいくつかの角度形成を可能にするように凹所の高さより薄くなっていることがある。ある実施形態において、凹所４８内に嵌合するリテーナの一部の厚さは、リテーナ内に配置されたファスナの約１５°の角度形成を可能にすることができる。ある実施形態において、凹所４８内に嵌合するリテーナの一部の厚さは、リテーナ内に配置されたファスナの約６°未満の角度形成、約２°未満の角度形成、またはリテーナ内に配置されたファスナの角度が形成されないことを可能にすることができる。

図２５は、リングの形態のリテーナ４６の一実施形態を示す。リテーナ４６は、突出部５０、フィンガ部分２０２、上面２０４、下面２０６、内面２０８、および外面２１０を有することがある。リテーナ４６は、ファスナヘッドの少なくとも一部を包囲するように実質的に円形であることができる。リテーナ４６は、リテーナの意図する用途に適している幅２１２を有することができる。例えば、脊柱圧縮プレートの細長い開口に挿入するためのリテーナ４６の幅２１２は、脊柱圧縮プレートの実質的に円形の開口で使用されるように構成されたリテーナの幅を超えることがある。リテーナ４６の幅２１２が大きくなることによって、開口の凹所内でリテーナの安定性を向上することができる。細長い開口内のリテーナの安定性が向上することは、有利である。

ある実施形態において、リテーナ４６の一部は、たわむことができる。たわむことができるリテーナ４６は、ファスナが入ること、開口内でのリテーナの位置決め、および／または開口からのリテーナの取り外しを可能にすることができる。リテーナ４６は、たわみを容易にするためにギャップ２１４を含むことがある。脊柱圧縮プレートの実施形態において、開口内に配置されたリテーナは、ファスナが開口に入るとき径方向に拡がることがある。リテーナは、ファスナの脊柱圧縮プレートへの挿入中に、ファスナが収縮し、かつ連結されることがある。

ある実施形態において、突出部５０は、リテーナ４６の周りで間隔を置いていることがある。突出部５０は、ファスナが入ることを容易にするために、テーパを有する内面２１６を含むことがある。さらに、リテーナ４６の突出部５０の外面２１８は、突出部のたわみ能力を増大するためにテーパを有することがある。１つの実施形態において、フィンガ部分２０２は、使用中に、ファスナがリテーナ４６から抜けることを防止することができる。

図２６に示すように、くぼみ部分２２０が、リテーナ４６の外面２１０に配置されることがある。くぼみ部分２２０は、リテーナ４６のたわみ性能を増大することができる。ある実施形態において、リテーナ４６は、リテーナの拡張および収縮を容易にするために、１つ以上の部分スロットを含むことができる。部分スロットは、リテーナ４６の半分の高さに近付き、リテーナ４６の半分の高さより下まで延び、またはリテーナ４６の半分の高さを超えて延びることができる。ある実施形態において、リテーナ４６は、図２７に示される単一のたわみ可能な部分２２２を有していてもよい。

図２８は、突出部５０および外側突出部２２４を有するリングとしてのリテーナ４６を示す。ある実施形態において、リテーナ４６の１つ以上の外側突出部２２４は、張出部分２２６を含むことがある。外側突出部２２４の張出部分２２６は、脊柱圧縮プレート内の開口内の凹所に係合することがある。突出部５０と外側突出部２２４との間の谷部２２８は、突出部と外側の突出部のたわみを可能にすることができる。

ある脊柱圧縮プレートの実施形態において、リテーナは、プレートを患者に挿入する前に脊柱圧縮プレートの各開口に配置されることがある。ある実施形態において、リテーナは、プレートを患者に挿入するために医師または病院に送られる前に、脊柱圧縮プレートに配置されることがある。１つの実施形態において、リテーナは、脊柱圧縮プレートと無関係に医師に提供されることができる。脊柱圧縮プレートの挿入前に、医師、またはサポートスタッフは、脊柱圧縮プレート内の開口部にリテーナを配置することがある。

図２９は、隣接する椎骨２３０に連結された脊柱圧縮プレート３０の１つの実施形態を示す。脊柱圧縮プレート３０の中央開口を通って押し込まれるファスナは、脊柱圧縮プレートを脊柱インプラント２３２に連結することがある。１つの実施形態において、少なくとも椎骨の一部の負荷は、脊柱インプラントに伝達されることがある。椎骨の負荷の少なくとも一部をインプラントで維持することは、骨の成長を増大し、インプラントと周囲の椎骨との間での融合を増大することができる。脊柱インプラント２３２は、制限はされないが、骨インプラント（例えば、移植片）、金属インプラント、および／または炭素繊維インプラントを含むことがある。開口４０内に配置されたファスナ１８２は、脊柱圧縮プレート３０を椎骨２３０に連結することができる。

手術中に穴が、開けられ、ねじが切られ、および／または脊柱圧縮プレートを取り付けるための他の手段が椎骨に形成されることがある。脊柱圧縮プレートは、椎骨に隣接して配置されることができる。ある実施形態において、ファスナは、脊柱圧縮プレート内の開口内に配置されることがある。一実施形態において、脊柱圧縮プレートの開口に配置されたファスナは、ファスナを椎骨内に押し込むために前進されることがある。ファスナが椎骨内に前進されるとき、ファスナヘッドは、リテーナに係合することができる。リテーナ内へのファスナヘッドの動きは、ファスナを脊柱圧縮プレートに連結することができる。

リテーナを通ってファスナを椎骨に挿入するために、挿入工具が使用されることがある。図３０は、挿入工具２３４の一実施形態を示す。挿入工具２３４は、外側シャフト２３６および内側シャフト２３８を含んでいてもよい。外側シャフト２３６は、ハンドル２４０を含むことがある。ハンドル２４０は、ユーザが挿入工具２３４をしっかりと保持し、かつファスナを椎骨に押し込むために十分なトルクをファスナに容易に加えることができるようなグリップ部分であることができる。外側シャフト２３６は、動作領域の良好な視認性を維持しながら、患者の切開部でハンドル２４０を作動することができる十分な長さを有することができる。

外側シャフト２３６の端部は、駆動セクション２４２およびテーパセクション２４４を含むことがある。駆動セクション２４２は、ファスナの工具部分とかみ合うことができる。駆動セクション２４２が、ファスナの工具部分に配置されるとき、ハンドル２４０の回転は、ファスナを回転させる。テーパセクション２４４は、ファスナの挿入中または取り外し中にリテーナの部分に接触することがある。テーパセクション２４４は、リテーナのフィンガ部分を外側に押すことができる。テーパセクション２４４は、ファスナをリテーナから取り外すことを可能にすることができる。

内側シャフト２３８の一部は、外側シャフトに対する内側シャフトのある軸線方向の運動を可能にしながら、外側シャフトから内側シャフトの分離を禁止するために、ハンドル２４０のストップ部材または外側シャフト２３６の他の部分と相互作用することができる。内側シャフト２３８は、第１の端部でノブ２４６を、第２の端部でねじセクション２４８を有することができる。ねじセクション２４８は、ファスナの凹所部分のねじとかみ合うことができる。

挿入工具２３４を挿入するために、ノブ２４６は、外側シャフト２３６の駆動セクション２４２から離れるように移動されることがある。駆動セクション２４２は、ファスナの凹所部分に配置されることがある。ノブ２４６は、内側シャフト２３８のねじセクション２４８が、ファスナの凹所部分のねじに係合するように、駆動セクション２４２に向かって移動されかつ回転されることができる。ファスナの凹所部分のねじに内側シャフト２３８のネジセクション２４８を取り付けることによって、ファスナを挿入工具２３４に連結し、かつファスナが挿入工具から不意に分離することを禁止する。

挿入工具２３４は、脊柱圧縮プレートに配置されたリテーナを通してファスナを配置するために使用されることがある。挿入工具２３４のハンドル２４０は、ファスナを椎骨に押し込むために回転されることができる。ハンドル２４０は、リテーナおよび／または脊柱圧縮プレートとの相互作用が、椎骨に対して脊柱圧縮プレートを引くまで回転されることがある。ノブ２４６は、内側シャフト２３８のねじをファスナの凹所部分のねじから分離するような方向に回転されることができる。次に挿入工具２３４は、ファスナから外されることができる。

椎骨および脊柱圧縮プレートからファスナを取り除くために、挿入工具２３４の駆動セクション２４２は、取り外されるファスナの開口に配置されることがある。ノブ２４６は、内側シャフト２３８のねじとファスナの凹所部分のねじとを係合するように回転されることができる。ノブ２４６は、ノブを回転し、内側シャフト２３８をファスナに結合する適切な方向を示す表示を含むことができる。内側シャフト２３８のねじが、ファスナのねじに係合するとき、外側シャフト２３６のテーパセクション２４４は、リテーナのフィンガ部分を外側に押すことがある。内側シャフトがファスナに固定されるとき、ハンドル２４０は、椎骨、脊柱圧縮プレート、およびリテーナからファスナを取り外すように回転されることができる。

脊柱圧縮プレートは、脊柱の一部を安定させるために使用されることがある。損傷を受けた椎間板の全部または一部を取り外すために、椎間板切除術が実行されることがある。椎間板への接近は、前方または側方からの接近法によることができる。１つ以上の脊柱インプラントは、椎間板切除術によって形成された椎間板のスペースに挿入されることができる。

適切な前湾および橈骨近くの曲率を有する脊柱圧縮プレートが、選択されることができる。もし必要であれば、脊柱圧縮プレートが取り付けられる椎骨の曲率に適応するように脊柱圧縮プレートの曲率を調整するために、プレートベンダが使用されることができる。第１のプレートと第２のプレートとの分離距離が選択されることができる。分離が望まれないある実施形態において、完全に圧縮された脊柱圧縮プレートを患者に挿入することができる。他の実施形態において、所望の分離距離を確立するためにスペーサが使用されることがある。ある実施形態において、スペーサおよびポジショナを、脊柱圧縮プレートに連結してもよい。

脊柱圧縮プレートは、ハンドルおよび／またはプレート挿入器具に取り付けられることができる。ハンドルおよび／またはプレート挿入器具は、椎骨から脊柱インプラントが抜けることを禁止するように、椎骨の所望の位置に脊柱圧縮プレートを配置するために使用されることがある。脊柱圧縮プレートは、一時的に椎骨に連結されることができる。１つの実施形態において、スペーサおよび／またはポジショナの部分の先端は、脊柱圧縮プレートを一時的に椎骨に固定することができる。ある実施形態において、脊柱圧縮プレートの開口内に配置された突出部材は、脊柱圧縮プレートを椎骨に一時的に固定するために使用されることができる。

ある実施形態において、ファスナのために椎骨の開口部を形成するために、ガイドが使用されることがある。ある実施形態において、医師は、ガイドを使用することなくファスナ用の開口を形成することができる。

ファスナは、ファスナ挿入工具に取り付けられることがある。ファスナは、脊柱圧縮プレートの開口に挿入されることができる。ファスナ挿入工具は、椎骨の開口部にファスナを押し込むために使用されることがある。ファスナ挿入工具は、ファスナから分離されることができる。ファスナ挿入工具がファスナから取り外されるとき、開口のリテーナの一部は、ファスナのヘッド上に延びることがある。椎骨の開口内でファスナがゆるむ場合、リテーナの部分とファスナヘッドとの間の接触は、脊柱圧縮プレート内の開口からファスナが抜けることを禁止する。ファスナ挿入工具は、プレートを椎骨に固定するために、脊柱圧縮プレート内の開口に追加のファスナを挿入するために使用されることがある。

スペーサおよびポジショナは、脊柱圧縮プレートから取り外すことができる。手術開口は、閉鎖されることができる。後に、脊柱圧縮プレートが取り付けられる椎骨の部分が沈下および／または沈降する場合、脊柱圧縮プレートの第１のプレートは、第２のプレートに向かって移動することがある。第２のプレートに向かう第１のプレートの動きは、椎骨の沈下および／または沈降に適応することができる。

本発明の種々の態様のさらなる変更および他の実施形態は、この説明の観点で当業者に明らかであろう。したがって、この説明は、例示のみと考えられ、この発明を実施する一般的な方法で当業者に教示することが目的である。本明細書に図示しかつ記載した本発明の形態は、現在の好ましい実施形態として理解すべきである。この発明の説明の利点を有する当業者に明らかなように、本明細書で図示されかつ説明された要素および材料は、置換されることが可能であり、部品および方法は転置されることができ、本発明のある特徴は、無関係に使用されることができる。特許請求の範囲で記載されるように、本発明の精神および観点から逸脱することなく、本明細書で記載された要素の変更を行うことができる。

脊柱圧縮プレートの一実施形態の斜視図である。 脊柱圧縮プレートの一実施形態の斜視図である。 脊柱圧縮プレートの一部に断面を有する後方の斜視図である。 脊柱圧縮プレートの伸長位置での断面を含む斜視図である。 脊柱プレートの拡大部分を示す挿入図を含む、脊柱圧縮プレートの断面を含む斜視図である。 脊柱圧縮プレートの一実施形態の分解図である。 プレート挿入器具の一実施形態を示す図である。 図７に示すプレート挿入器具の係合端を示す図である。 鋸歯状リテーナの断面図である。 脊柱圧縮プレートの一実施形態の斜視図である。 脊柱圧縮プレートの一実施形態の斜視図である。 図１１に示す脊柱圧縮プレートの平面図である。 伸長位置で示す脊柱圧縮プレートの一実施形態の平面図である。 複数レベルの脊柱圧縮プレートの一実施形態の斜視図である。 脊柱圧縮プレートの一実施形態の側面図である。 スペーサを有する脊柱圧縮プレートの一実施形態の平面図である。 スペーサを有する脊柱圧縮プレートの一実施形態の側面図である。 脊柱圧縮プレートに挿入するために整列されたスペーサおよびポジショナの斜視図である。 ガイドポストに係合するためのハンドルの斜視図である。 ファスナガイドの斜視図である。 脊柱圧縮プレートの一実施形態の斜視図である。 脊柱プレート装置の一実施形態の断面を含む斜視図である。 ファスナの一実施形態の斜視図である。 脊柱圧縮プレートの一部の一実施形態の断面図を示す。 脊柱圧縮プレートのリテーナの一実施形態の斜視図である。 脊柱圧縮プレートのリテーナの一実施形態の斜視図である。 脊柱圧縮プレートのリテーナの一実施形態の斜視図である。 脊柱圧縮プレートのリテーナの一実施形態の斜視図である。 隣接する２つの椎骨に連結される脊柱プレート装置の一実施形態の側面図である。 ファスナ挿入器具の先端部の詳細を示す断面挿入図を備えた、ファスナ挿入器具の正面図である。

Claims (27)

1. 第１の椎骨および第２の椎骨を安定化させるための脊柱プレート装置であって、
   延長部と第１の骨のファスナを受ける第１の開口とを含む第１のプレートと、
   スロットと第２の骨のファスナを受ける第２の開口とを含む第２のプレートと、
   ラチェット機構体とを備え、前記ラチェット機構体が、第１のプレートまたは第２のプレートのいずれか一方の後面または前面に配置された鋸歯状部材と、第１のプレートまたは第２のプレートの他方に突出部とを備え、
   使用中、突出部が鋸歯状部材と係合し、第２のプレートに向かう第１のプレートの動きを可能にし、一方、第２のプレートから離れる第１のプレートの動きを禁止し、
   第１のプレートの少なくとも１つの延長部が、調整可能な長さの脊柱プレートを形成するために、第２のプレートの少なくとも１つのスロットに連結されるように構成される脊柱プレート装置。
2. 第１のプレートの延長部の少なくとも１つは、第２のプレートの少なくとも１つのスロットとかみ合うように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
3. 脊柱プレート装置が、２つの人間の椎骨に連結されるように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
4. 第１のプレートの１つの延長部が、第２のプレートの１つのスロットに連結されるように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
5. 少なくとも１つのスロットおよび少なくとも１つの延長部が、かみ合いステップ部分を有する、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
6. 運動機構体が、第２のプレートに対して第１のプレートの長手方向に単一方向の動きを可能にするように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
7. 運動機構体が、使用中に脊柱プレート装置の長手方向の圧縮を可能にするように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
8. 運動機構体が、使用中に脊柱プレート装置の長手方向の伸長を禁止するように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
9. 運動機構体が、使用中に予め決められた負荷より大きい圧縮負荷が、脊柱プレート装置に加えられた後、脊柱プレート装置の長手方向の動きを可能にするように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
10. 第１のプレートまたは第２のプレートが、脊柱の前湾の曲率に適応するように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
11. 調整可能な長さの脊柱プレートが、脊柱の曲率に適応するように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
12. 脊柱プレート装置が、脊柱インプラントの構造的な支持体を提供するように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
13. 調整可能な長さの脊柱プレートに少なくとも１つの屈曲領域をさらに含み、屈曲領域が、調整可能な長さの脊柱プレートの屈曲を容易にするように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
14. 調整可能な長さの脊柱プレートに少なくとも１つの溝をさらに含み、少なくとも１つの溝が、調整可能な長さの脊柱プレートの屈曲を容易にするように構成される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
15. ラチェット機構体が、それぞれ鋸歯状部材に係合する２つ以上の突出部を備える、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
16. 突出部が、第１のインプラントの延長部に配置される、請求項１に記載の脊柱プレート装置。
17. 脊柱の第１の椎骨および第２の椎骨を安定化させるためのプレートであって、前記プレートが、
    前面および後面を有する第１のプレートであって、前記前面または前記後面に鋸歯状部材を備える、前記第１のプレートと、
    前面および後面を有する第２のプレートであって、前記前面または前記後面に突出部を備える、前記第２のプレートとを備え、
    第１のプレートが、第１の椎骨の前方側に固定可能であり、
    第２のプレートが、第２の椎骨の前方側に固定可能であり、
    第１のプレートが第１の椎骨の前方側に固定され、かつ第２のプレートが第２の椎骨の前方側に固定されるとき、第１のプレートは、第２のプレートと摺動可能に係合し、突出部が鋸歯状部材と係合するとき第２のプレートに対する第１のプレートの単一方向の動きを提供し、
    単一方向の動きは、第１のプレートが第２のプレートに向かって動くことを可能にし、一方、第２のプレートから離れる第１のプレートの動きを禁止することによって、前記安定化させるためのプレートが移植された後、第２の椎骨に対する第１の椎骨の沈下を可能にする、プレート。
18. 突出部が、第２のプレートの可撓性アームに配置される、請求項１または１７に記載の脊柱プレート装置。
19. 第２のプレートが、それぞれ鋸歯状部材と係合する２つ以上の突出部を備える請求項１または１７に記載の脊柱プレート装置。
20. 第１のプレートの２つの延長部が、第２のプレートの２つのスロットにかみ合うように構成される、請求項１または１７に記載の脊柱プレート装置。
21. 突出部が歯である、請求項１または１７に記載の脊柱プレート装置。
22. 突出部が、鋸歯状部材の傾斜面に係合する第１の傾斜面を備える、請求項１または１７に記載の脊柱プレート装置。
23. 突出部が、鋸歯状部材の歯の真直ぐな面に係合する真直ぐな面を備える、請求項１または１７に記載の脊柱プレート装置。
24. 脊柱プレート装置が、使用中に前湾の整列が維持されるように、長手方向の軸線に沿って圧縮されるように構成される、請求項１または１７に記載の脊柱プレート装置。
25. 第１のプレートまたは第２のプレートが、ガイド開口を備え、前記ガイド開口が、挿入処置の間に器具の位置決めを提供する、請求項１または１７に記載の脊柱プレート装置。
26. ピンをさらに備え、前記ピンが、使用中に第１のプレートおよび第２のプレートの分離を禁止する、請求項１または１７に記載の脊柱プレート装置。
27. 脊柱プレート装置が、脊柱の橈骨近くの曲率に適応するように構成される、請求項１または１７に記載の脊柱プレート装置。

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