JP4388363B2 - 授乳用ブラジャー - Google Patents

授乳用ブラジャー Download PDF

Info

Publication number
JP4388363B2
JP4388363B2 JP2003427361A JP2003427361A JP4388363B2 JP 4388363 B2 JP4388363 B2 JP 4388363B2 JP 2003427361 A JP2003427361 A JP 2003427361A JP 2003427361 A JP2003427361 A JP 2003427361A JP 4388363 B2 JP4388363 B2 JP 4388363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
breast
holding
portions
breastfeeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003427361A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005187956A (ja
Inventor
真紀子 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pigeon Corp
Original Assignee
Pigeon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pigeon Corp filed Critical Pigeon Corp
Priority to JP2003427361A priority Critical patent/JP4388363B2/ja
Publication of JP2005187956A publication Critical patent/JP2005187956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4388363B2 publication Critical patent/JP4388363B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Corsets Or Brassieres (AREA)

Description

本発明は、着用状態において筒状のチューブトップタイプのものであって、授乳可能な授乳用ブラジャーに関する。
授乳期に用いる授乳用ブラジャーを用いる妊産婦は、授乳する場合には乳房を覆っているカップ部から乳房を露出して、乳児に対して授乳を行う必要がある。
妊産婦は、所謂キャミソール等の着用を希望する等、妊娠前と変わらない服装を選択するよう変化してきており、授乳可能なストラップレスタイプのブラジャーが必要とされてきている。
このようなストラップレスタイプのブラジャーの構造が提案されている(たとえば特許文献1および特許文献2)。
実開平1−94411号公報(第1頁ないし第2頁、第1図) 実開昭60−132736号公報(第1頁、第1図と第2図)
ところが、特許文献1および特許文献2に開示されているいわゆるストラップレスタイプのブラジャーは、次のような問題がある。すなわち、ブラジャーから乳房を露出する際に、ブラジャー全体が身体に対して位置ずれを起こす等の現象が生じてしまい、ブラジャーが、露出していない乳房を確実に保持することができない等の問題があった。
このため、より簡単に乳房を露出して授乳可能であって、しかも露出しない乳房を確実に保持して正しい位置を確保して位置ずれを防ぐことができる授乳用ブラジャーが必要とされている。
そこで本発明は上記課題を解消し、授乳のために乳房を露出可能であって、しかも乳房を確実に保持して位置ずれを防ぐことができる授乳用ブラジャーを提供することを目的としている。
上記課題は、第1の発明にあっては、後端部が長さを選択して連結可能な連結部とされており、両脇部が少なくとも横方向に伸縮する伸縮部とされ、前記両脇部をつなぐ前側部が一体とされて、乳房を収容可能なカップ部とされた着用状態において筒状のチューブトップタイプの授乳用ブラジャーであって、前記カップ部は伸縮性を有し、前記カップ部の内側には、前記カップ部下縁に沿って、非伸縮性の保持部が配置されており、前記保持部の両側縁が前記両脇部に、前記保持部の下縁が前記カップ部に、それぞれ少なくとも一部が縫合されて、前記保持部の上縁が自由端とされていて、前記非伸縮性の保持部の略中央部には、上方に向かって突出する延伸部が形成されており、前記延伸部は、左右の前記乳房の間に配置され、かつ、左右の前記カップ部の中央領域には、上下方向に向かって伸縮部が配置されていることにより、肩紐を使用しないでも授乳可能な構成とした授乳用ブラジャーにより、達成される。
第1の発明では、非伸縮性の保持部が、カップ部の内側においてカップ部に対して下縁に沿って配置されている。保持部の両端部が両脇部に、そして保持部の下縁がカップ部に、それぞれ少なくとも一部が縫合されている。この保持部の上縁が自由端になっている。
これにより、保持部が形成されていることで、この保持部は乳房を確実に保持して位置ずれを防ぎつつ、授乳用ブラジャーの着用状態を維持することができる。そしてカップ部をめくるだけで、授乳に必要な乳房を露出させることができ、確実に授乳可能である。
このように肩紐を外すことができるか、もしくは肩紐が無いストラップレスタイプのブラジャーであっても、装着した状態を維持しつつ、授乳を行うことができる。
肩紐(ストラップ)が無くても、授乳用ブラジャーを身体に保持するために、後端部で長さ調整を行い、両脇部の伸縮と合わせて身体にフィットさせるだけでなく、カップ部の内側に伸縮性の無い保持部が形成されていることで、カップ部をめくっても授乳用ブラジャーは、確実に着用状態を保持することができる。
保持部の上端がカップ部に固定されていない自由端であるので、カップ部をめくるだけで乳房を簡単に露出することができ、露出した状態でも授乳用ブラジャーが身体に対してずれてしまうことがない。
保持部の略中央部には、上方に向かって突出する延伸する延伸部が形成されている。この延伸部は、左右の乳房の間に配置される。
また、この延伸部が左右の乳房の間に配置されていることから、授乳用ブラジャーの回転方向における位置決めを確実にでき、授乳用ブラジャーが身体に対して回転して位置ずれを起こすことを防げる。そして延伸部が左右の乳房の間にフィットして、左右の乳房の保持を補助することができる。
さらに左右のカップ部の中央領域には、上下方向に向かって伸縮部が配置されている。
これにより、左右の乳房にフィットするようにカップ部を伸縮部を用いて変形させることができる。そして、乳房の大きさが変化した場合であっても、カップ部に対して乳房をフィットさせることができる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記保持部の両端部は、上方に向かって湾曲するように延伸されており、前記カップ部と前記両脇部の境界近傍には、変形可能なボーンが配置されていることを特徴とする。
第2の発明では、保持部の上端部は、上方に向かって湾曲するように延伸されている。カップ部と両脇部の境界近傍には、変形可能なボーンが配置されている。
これにより、授乳用ブラジャーは、乳房を両側から確実に支えることができると共に、カップ部を乳房にフィットさせるとともに、カップ部をめくって乳房を露出することができる。
また、このように保持部の両端部を上方に向かって湾曲するように延伸させることにより、例えば保持部とカップ部の間は、母乳を吸収するための母乳パッドを入れるポケットの役割を果たすことができる。
以上説明したように、本発明によれば、授乳のために乳房を露出可能であって、しかも乳房を確実に保持して位置ずれを防ぐことが容易になる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1と図2は、本発明の授乳用ブラジャーの好ましい実施形態を示している。
図1は、授乳用ブラジャー10の表面側を示している。図2は、授乳用ブラジャー10の裏面側を示している。
図3は、図1における授乳用ブラジャー10の右側のカップ部20と左側のカップ部21におけるA−A線における断面構造例を示している。
図4に示す使用者Mは妊産婦であり、使用者の左右の乳房11,12は、授乳用ブラジャー10により保持されるようになっている。授乳用ブラジャー10は、着用状態において筒状のチューブトップタイプの授乳用ブラジャーである。
この授乳用ブラジャー10は、図1と図2に示すように、右側のカップ部20と左側のカップ部21と、右側の後ろ身頃部24と左側の後ろ身頃部25と、右側のストラップ部26と左側のストラップ部26と、前側部15と、保持部30を有している。
まず図4に示すように、右側のカップ部20と左側のカップ部21は、それぞれ対応する乳首11A,11Bを含む乳房11,12を下側から支えて収容するようになっている。しかも、右側のカップ部20と左側のカップ部21は、それぞれ乳房11,12を露出可能に覆うようになっている。
図1の前側部15は、右側の後ろ身頃部24と左側の後ろ身頃部25の間に配置されている。右側の後ろ身頃部24と左側の後ろ身頃部25は、それぞれ脇部であり、両脇部を構成している。この両脇部は、少なくとも伸縮方向Xに沿って伸縮可能になっている。しかし、後ろ身頃部24,25は、伸縮方向Xに対して直交する方向にも伸縮可能にしても良い。この伸縮方向Xは、後ろ身頃部24,25の長手方向であり、使用者の胴回り方向である。
図1に示す前側部15は、上述したような右側の後ろ身頃部24と左側の後ろ身頃部25を繋いで一体的に形成されていて、前側部15には、上述した右側のカップ部20と左側のカップ部21が形成されている。
右側の後ろ身頃部24の自由端24D側には、連結部29Aが形成されている。この連結部29Aは、複数のフック24Aを有している。左側の後ろ身頃部25の自由端25D側には、連結部29Bのループ25Aが設けられている。このループ25Aは、左側の後ろ身頃部25の長さ方向(伸縮方向Xと平行)に関して例えば5列程度設けられている。各ループ25Aは、フック24Aの受け部となり、フック24Aが、いずれかの列のループ25Aに引っ掛かることにより、右側の後ろ身頃部24と左側の後ろ身頃部25は連結部24A,25Aにより着脱可能に連結することができると共に、後ろ身頃部24,25の長さは、使用者の体型および体型の変化に応じて調整可能になっている。つまり、このループ25Aとフック24Aは、後ろ身頃部の長さ調整部を構成している。これによって、右側の後ろ身頃部24と左側の後ろ身頃部25の各後端部は、長さを選択して連結可能である。
なお、長さ調整部はこのような連結部29A,29Bによる構成だけでなく、面テープを使用したもの等、長さを調整可能な連結手段ならば、各種連結具を使用することができる。
次に、図1に示す右側のストラップ部26と左側のストラップ部26について説明する。
右側のストラップ部26は、右側のカップ部20と右側の後ろ身頃部24を着脱可能に連結するための紐状部材である。同様にして、左側のストラップ部26は、左側のカップ部21と左側の後ろ身頃部25を着脱可能に連結する紐状の部材である。ストラップ部26,26は、肩紐等とも呼んでいる。
右側のストラップ部26の一端部26Aは、右側のカップ部20の上縁20Pに対して連結具100により着脱可能に連結できるようになっている。右側のストラップ部26の他端部26Bは、別の連結具100により、右側の後ろ身頃部24の自由端24D側に対して着脱可能に連結できるようになっている。
左側のストラップ部26の一端部26Aは、左側のカップ部21の上縁21Pに対して、連結具100により着脱可能に連結可能になっている。左側のストラップ部26の他端部26Bは、左側の後ろ身頃部25の自由端25Dに対して連結具100により着脱可能に連結できるようになっている。
使用されている連結具100の構造は同じ構造である。連結具100は、ループ状の部材102と挿入部材101から構成されている。この挿入部材101は、Zカンとも呼ばれている。挿入部材101は例えばプラスチックにより作られている。ループ状の部材102は、例えば薄い布等を用いて筒状に形成したものであり、ループ状部材102は上述したように上縁20P,21P、自由端24Dの上縁24E、自由端25Dの上縁25Eに固定されている。
挿入部材101は、ストラップ部26,26のそれぞれの一端部と他端部に取り付けられている。挿入部材101の挿入部105が、ループ状の部材102に対して挿入可能になっている。これによって、右側のストラップ部26は右側のカップ部20の上縁20Pと右側の後ろ身頃部24の上縁24Eの間に対して着脱可能に取り付けることができる。同様にして左側のストラップ部26は、左側のカップ部21の上縁21Pと自由端25Dの上縁25Eに対して着脱可能に取り付けることができる。
ストラップ部26,26は、必要に応じて授乳用ブラジャー10に対して取り付けて使用することができる。不要な時には、ストラップ部26,26は、取り外すことにより、授乳用ブラジャー10は、着用状態において筒状のチューブトップタイプのブラジャーとして使用することができる。つまり、キャミソール等のストラップ部26,26が露出される衣服を着用する場合には、ストラップ部26,26を取り外して使用することができ、その他の露出されない衣服を着用する場合には、ストラップ部26,26を取り付けてホールド性を高めた状態で使用できる。
次に、図1と図2および図3を参照しながら、右側のカップ部20と左側のカップ部21の構造について説明する。
図4(A)は、授乳用ブラジャー10の使用状態の例を示している。図4(A)では、使用者Mは、ストラップ部26,26を使用せずに授乳用ブラジャー10を装着した状態を示している。
右側のカップ部20は右側の乳房11を覆っており、左側のカップ部21は左側の乳房12を覆うようになっている。
図1と図3に示すように、左右のカップ部20,21は各々カップ本体50を有している。図3に示すようにカップ本体50はそれぞれ表地(身生地)200と裏地201を有しており、伸縮性を有している。表地200と裏地201の間には、成形パッド210が着脱可能に挿入できるようになっている。図3に示すように、裏地201の下縁201Aが縫合されており、上縁203には、図2に示すように入り口215が形成されている。成形パッド210は、この入り口215を通じて、図3に示すように表地200と裏地201の間に着脱可能に挿入することができる。
成形パッド210は、乳房11,12の形態を保持するための保形パッドである。
この成形パッド210の頂点およびカップ本体50,51の頂点は、乳房11,12の乳首11A,12Aにほぼ対応する位置である。
次に、図2と図3を参照して、保持部30について説明する。
保持部30は、非伸縮性の材料により作られ、保持部30は伸縮しないのである。
この保持部30は、図2に示すように肌当接面となる前側部15の裏面側に設けられている。保持部30は、右側のカップ部20と左側のカップ部21の内側に設けられており、この保持部30の下部310の少なくとも一部は、右側のカップ部20と左側のカップ部21の下縁18に沿って縫合されている。この保持部30の右側の端部311は、右側の後ろ身頃部24の内端部24Fに対して少なくとも一部が縫合されている。保持部30の左側の端部312は、左側の後ろ身頃部25の内端部25Fに対して少なくとも一部が縫合されている。
保持部30の上方側に位置する右側の外端部313は、右側のカップ部20の上縁側に縫合されている。保持部30の上方側の左側の外端部314は、左側のカップ部21の上縁側に縫合されている。
保持部30の上縁は、自由端になっている。この保持部30の上縁は、右側の外端部313の一部分と、右側の湾曲部331と、延伸部70と、左側の湾曲部332および外端部314の一部分により構成されている。この保持部30の上縁は、図4(A)に示す左右の乳房11,12の外側部分と下側部分および乳房11,12の中間部分を下側から支えるようになっている。
保持部30の略中央部には、上方Z1に向かって突出するような延伸部70が形成されている。この延伸部70は、左右の乳房11,12の間に配置されている。延伸部70は、右側の湾曲部331と左側の湾曲部332の間において、上方Z1方向に沿って突出している部分である。
つまり、右側の湾曲部331と左側の湾曲部332は、延伸部70と各外端部313,314によって、上方Z1とは反対方向に凹形状になるように形成されている。右側の湾曲部331と左側の湾曲部332は、それぞれ右側の乳房11の下側部分と左側の乳房12の下側部分を支える。
右側の外端部313と左側の外端部314は、保持部30の両端部に相当するが、これらの外端部313と314は、上方Z1方向に沿って湾曲するように延伸されて形成されている。
右側の外端部313と右側の後ろ身頃部24の内端部24Fの境界近傍には、ボーン33が上下方向Zに沿って配置されている。同様にして、左側の外端部314と左側の後ろ身頃部25の内端部25Fの間には、別のボーン34が上下方向Zに沿って配置されている。これらのボーン33,34は、例えばプラスチックにより変形可能に作られており、例えば平板状の部材である。このボーン33,34は、骨格部とも呼ぶ。
なお、保持部30の各外端部313,314と、各後ろ身頃部24,25の各内端部24F,25Fは略同等の高さとされており、各ボーン33,34は僅かに低く形成されている。
これにより、授乳用ブラジャーは、乳房を両側から確実に支えることができると共に、左右のカップ部は、乳房にフィットすることができる。
またこのように、保持部30の両端部を上方に向かって湾曲するように延伸させることにより、例えば保持部30とカップ部20,21の間において、母乳を吸収するための母乳パッドと略同等の曲率となり、母乳パッドを入れるためのポケットとして、母乳パッドの吸収を妨げずに確実に保持するポケットの役割を果たすことができる。
図1に示すように、右側のカップ部20と左側のカップ部21の間には、伸縮部60が上下方向Zに沿って配置されている。この伸縮部60は、図3に示す表地200に対して形成された部分であり、右側のカップ部20と左側のカップ部21の間を上下方向Zに沿って伸縮可能になっている。
これにより、左右の乳房にフィットするようにカップ部20,21を、伸縮部60を用いて変形させることができる。そして、乳房の大きさが変化した場合であっても、カップ部に対して乳房をフィットさせることができる。しかも、各カップ部20,21をめくる際に阻害することなく乳房を露出することができる。
ここで、各構成部材についての材質例について説明する。
図1に示す両脇部に相当する右側の後ろ身頃部24と左側の後ろ身頃部25は、例えばパワーネットを採用することができる。この後ろ身頃部24,25は、少なくとも伸縮方向Xに沿って伸縮可能な材料であれば、その他に例えばサテンネットやストレッチサテン、2WAY素材等の伸縮性(ストレッチ)素材により作ることができるが、通気性が高いものであることが好ましい。
授乳用ブラジャー10の下縁に沿って、平ゴム等の伸縮性を有する長尺状の材料を縫合して下縁18を作ることができる。
図3に示す表地(身生地)200および裏地201は、ポリエステルとポリウレタンの混紡したものや、ポリアミド(ナイロン)、綿、レーヨン、ポリウレタン等の混紡により作ることができる。図3に示す表地200と裏地201は、伸縮性を有する材料により作られている。
図2と図3に示す保持部30は、不織布や、トリコット、ラッセル素材等の非伸縮性の材質のものにより作ることができる。
ボーン33,34は、例えば平板状のプラスチック材により作ることができる。
次に、授乳用ブラジャー10の使用形態の一例について説明する。
図4(A)は、使用者Mが授乳用ブラジャー10を着用した状態を示している。図4(B)は、例えば左側の乳房12を露出した授乳状態を示している。
図4(A)とは異なり、使用者Mは、必要に応じて右側のストラップ部26と左側のストラップ部26を取り付けて着用することもできる。
図4(A)に示すように、授乳用ブラジャー10の右側のカップ部20と左側のカップ部21が、それぞれ左右の乳房11,12を覆った状態を保つために、図1に示す後ろ身頃部24,25が、連結部29A,29Bを用いて必要な長さに調整した状態で連結されている。また、各後ろ身頃部が最も大きな伸縮性を有している為、伸縮方向Xに伸ばされた状態から引き戻る力によって確実に保持されている。これらによって、右側のカップ部20と左側のカップ部21は、それぞれ乳房11,12を所定の保持力により確実に保持することができる。
そして、保持部30が形成されていることで、この保持部30は乳房11,12を確実に保持しつつ授乳用ブラジャー10の着用状態を維持することができる。そしてカップ部をめくるだけで、授乳に必要な乳房を露出させることができ、確実に授乳可能である。このように、肩紐を外すことができるかもしくは肩紐が無いストラップレスタイプのブラジャーであっても、装着した状態を維持しつつ、授乳を行うことができる。
肩紐(ストラップ)が無くても、授乳用ブラジャー10を身体に保持するために、後端部の長さ調整と、両脇部の伸縮だけでなく、カップ部の内側に伸縮性の無い保持部30が形成されていることで、授乳用ブラジャーは、確実に着用状態を保持することができる。
保持部30の上端がカップ部に固定されていない自由端であるので、カップ部をめくるだけで乳房を簡単に露出することができ、露出した状態でも授乳用ブラジャーが身体に対してずれてしまうことがない。
延伸部70が左右の乳房の間に配置されていることから、授乳用ブラジャーの回転方向における位置決めを確実にでき、授乳用ブラジャーが身体に対して回転して位置ずれを起こすことを防げる。そして延伸部70が左右の乳房の間にフィットして、左右の乳房の保持を補助することができる。
これにより、授乳用ブラジャーは、乳房を両側から確実に支えることができると共に、乳房にフィットすることができる。
左右の乳房にフィットするようにカップ部を伸縮部を用いて変形させることができる。そして、乳房の大きさが変化した場合であっても、カップ部に対して乳房をフィットさせることができる。
図4(B)に示すように、例えば左側の乳房12を露出させて授乳を行う場合には、図4(A)の左側のカップ部21を使用者Mが手でR方向にめくることにより、簡単に乳房12を露出させることができる。この場合に、保持部30が乳房11,12の下側および外側と内側を下側から支えていることから、右側のカップ部20は右側の乳房11を露出しないで確実に覆って保持することができる。
授乳が済むと、再び図4(B)に示すR1方向に左側のカップ部21を戻せば、左側の乳房12は左側のカップ部21により確実に覆うことができる。
右側の乳房11により授乳を行う場合には、上述したように同じ要領で右側のカップ部20をR方向にめくれば良い。
図1に一点鎖線で示すように、必要に応じてストラップ部26,26を用いて、授乳用ブラジャー10を支えても良い。しかし、例えば使用者Mがキャミソール等を着る場合には、ストラップ部26,26を取り外して、授乳用ブラジャー10を図4(A)に示すように、乳房11,12を確実に覆って保持することができる。
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。
例えば右側のカップ部20と左側のカップ部21は、上述のように積層構造になっていて、その中には成形パッド(保形パッドとも言う)が着脱自在になっている。このカップ部20,21の内側は、図3に示す保持部30と裏地201と乳房11,12の間において母乳パッドを入れるポケット部としての機能も果たすことができる。この母乳パッドは、乳房11,12から漏れてくる母乳を吸収するためのパッドである。
図1に示す右側の後ろ身頃部24と左側の後ろ身頃部25は、共にメッシュ状に形成されていても良い。このように右側の後ろ身頃部24と左側の後ろ身頃部25がメッシュ状もしくはその他の多数の穴を有する形状にすることにより、通気性を確保することができる。
右側のカップ部20と左側のカップ部21は、図3に示すような内部に成形パッド210を入れるのではなく、カップ部20,21自体がモールドカップ(成形カップ)等のカップ状に構成しても良い。つまり右側のカップ部20と左側のカップ部21は共に成形カップを連ねて接続することにより構成することもできる。
本発明の授乳用ブラジャーは、バストホルダー、ハーフトップ、チューブトップ、サポーターと呼ばれるものも含んでいる。
図1に示す授乳用ブラジャー10は、その中央部に伸縮部60を有しているが、この伸縮部60は、図示例では所謂ギャザー形状になっている。しかしその他の形状、例えば中央部が弾性変形可能な帯状の部材により伸縮部60を構成しても良い。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
本発明の授乳用ブラジャーの好ましい実施形態を示しており、授乳用ブラジャーの表面側を示す図。 図1の授乳用ブラジャーの裏面側を示す図。 図1の授乳用ブラジャーのA−A線における断面構造例を示す図。 使用者が授乳用ブラジャーを装着した状態の例を示す図。
符号の説明
10・・・授乳用ブラジャー、15・・・前側部、18・・・下縁、20・・・右側のカップ部、21・・・左側のカップ部、24・・・右側の後ろ身頃部(両脇部の一方)、25・・・左側の後ろ身頃部(両脇部の他方)、29A,29B・・・連結部、30・・・保持部、33・・・ボーン、60・・・伸縮部、70・・・延伸部、331・・・湾曲部

Claims (2)

  1. 後端部が長さを選択して連結可能な連結部とされており、両脇部が少なくとも横方向に伸縮する伸縮部とされ、前記両脇部をつなぐ前側部が一体とされて、乳房を収容可能なカップ部とされた着用状態において筒状のチューブトップタイプの授乳用ブラジャーであって、
    前記カップ部は伸縮性を有し、前記カップ部の内側には、前記カップ部に下縁に沿って、非伸縮性の保持部が配置されており、前記保持部の両側縁が前記両脇部に、前記保持部の下縁が前記カップ部に、それぞれ少なくとも一部が縫合されて、前記保持部の上縁が自由端とされていて、
    前記非伸縮性の保持部の略中央部には、上方に向かって突出する延伸部が形成されており、前記延伸部は、左右の前記乳房の間に配置され、かつ、左右の前記カップ部の中央領域には、上下方向に向かって伸縮部が配置されていることにより、肩紐を使用しないでも授乳可能な構成とした
    ことを特徴とする授乳用ブラジャー。
  2. 前記保持部の両端部は、上方に向かって湾曲するように延伸されており、前記カップ部と前記両脇部の境界近傍には、変形可能なボーンが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の授乳用ブラジャー。
JP2003427361A 2003-12-24 2003-12-24 授乳用ブラジャー Expired - Lifetime JP4388363B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003427361A JP4388363B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 授乳用ブラジャー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003427361A JP4388363B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 授乳用ブラジャー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005187956A JP2005187956A (ja) 2005-07-14
JP4388363B2 true JP4388363B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=34786663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003427361A Expired - Lifetime JP4388363B2 (ja) 2003-12-24 2003-12-24 授乳用ブラジャー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4388363B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5787146B2 (ja) * 2011-07-25 2015-09-30 株式会社ワコール カップ部を有する衣類
JP2013023797A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Wacoal Corp カップ部を有する衣類
JP6364935B2 (ja) * 2014-05-01 2018-08-01 株式会社ワコール カップ部を有する衣類
WO2023033012A1 (ja) 2021-08-31 2023-03-09 日油株式会社 ホスホリルコリン基と水酸基を有するポリジメチルシロキサン含有モノマー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005187956A (ja) 2005-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6319092B1 (en) Nursing bra with removable/replaceable cups
EP2948008B1 (en) Bra
CN107951091B (zh) 用于哺乳或免手持使用吸乳泵的服装
US11690411B2 (en) Breast support garment with adjustable fit
US11957186B2 (en) Seamless garment for pumping and nursing
JP5114142B2 (ja) 授乳用ブラジャー
US20150072592A1 (en) Wireless bra
JP5019996B2 (ja) インナーウェア
JP4388363B2 (ja) 授乳用ブラジャー
JP6675660B1 (ja) 衣類
CN108835724B (zh) 容量可调节的孕产文胸
TWI738487B (zh) 胸罩
JP2004169208A (ja) 授乳用ブラジャー
JPH033525Y2 (ja)
JP2020097797A (ja) カップ部を有する衣類
CN220024194U (zh) 一种文胸
JP2004169209A (ja) 授乳用ブラジャー
AU2021348353B2 (en) Pumping garment
CN210492667U (zh) 一种抗菌吸汗的贴合内衣
JP3058803U (ja) マタニティ用ブラジャー
JP3053585U (ja) 伸縮性生地からなるサイドベルトを有するブラジャー
JP2022146696A (ja) パッドおよびカップ部を有する衣類
JP4608231B2 (ja) 乳房カップを有する衣類
JP2024040658A (ja) スポーツ用衣類
CN114451597A (zh) 一种哺乳文胸的延长扣装置及哺乳文胸

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4388363

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250