JP4388233B2 - 自動変速機の摩擦係合装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機の多板クラッチや多板ブレーキ等の摩擦係合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動変速機に使用される多板クラッチや多板ブレーキ等の摩擦係合装置について説明する。
【0003】
図5は多板ブレーキを備えた自動変速機の要部断面図であって、101はトランスミッションケース、105は被駆動側プレートであるドリブンプレート、108はハブ、110は駆動側プレートであるドライブプレートである。図6はドリブンプレート105の要部斜視図であり、図7はトランスミッションケース101とドリブンプレート105の嵌合状態を示す図5のII−II線断面図である。
【0004】
トランスミッションケース101の内面にはスプライン溝102が形成されており、複数のドリブンプレート105に形成されたスプライン歯106がこのスプライン溝102に嵌合されている。また、回転体107のハブ108の外面にスプライン溝109が形成されており、複数のドライブプレート110に形成されたスプライン歯111がスプライン溝109に嵌合されている。
【0005】
また、トランスミッションケース101内の後端側にはピストン112及びディッシュプレート113が配置されており、前端側にはリテーニングプレート104が配置されてスナップリング103によって位置決めされている。そしてディッシュプレート113とリテーニングプレート104との間に複数のドリブンプレート105とドライブプレート110が交互に配置されており、ピストン112の押圧によってドリブンプレート05とドライブプレート110の互いの摩擦面が面係合して回転体107の回転を制動するようになっている。
【0006】
しかし、トランスミッションケース101にスプライン溝102を鋳造、例えばダイカスト等によって成形するには、スプライン溝102に抜け勾配が必要であるため、図8に図5のIII−III線断面図を示すようにスプライン溝102の先端側102aの溝幅wに対し鋳抜側102bの溝幅WがW−wだけ広く形成されている。
【0007】
このため、各ドリブンプレート105のスプライン歯106の歯幅aが一定の場合には、スプライン溝102の歯面102cとスプライン歯106との間の隙間t1+t2、即ちバックラッシュとなるガタ量が先端側102aから鋳抜側102bに移行する程次第に大きくなり、締結時に歯打音が発生する。
【0008】
この歯打音の発生を回避乃至低減するために、スプライン溝102の抜け勾配を考慮して、各ドリブンプレート105のスプライン歯106の歯幅aを組付位置に応じて順次変更することによって、各ドリブンプレート105のスプライン歯106とスプライン溝102の歯面102cとのガタ量を低減させて歯打音の低減を図るものがある。しかし、隣接する各ドリブンプレート105間におけるスプライン歯106の歯幅aの相対変化量が少なくドリブンプレート105の誤組付けを誘発し、かつドリブンプレート105の種類が多くなりその識別及び管理が煩雑になることが懸念される。
【0009】
また、誤組付けを回避すべく、図9に図8と対応する断面図を示すように、スプライン歯106の歯幅が等しい複数、例えば各々2枚のドリブンプレート105a、105b、105cを1セットにして例えばA、B、Cにグループ化し、各グループ毎に組み付けることによってガタ量を低減させると共にドリブンプレート105の種類の削減を図ることもある。
【0010】
更に、実開平2−36631号公報に開示されるようにドリブンプレートのスプライン歯とスプライン溝との間に板ばねを介在させてドリブンプレートを一方に押し付けてガタを低減させたり、またスプライン溝を機械加工して抜き勾配を無くする方法がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記各グループ毎に組み付けることによってガタ量を低減させる方法にあっては、各歯幅寸法毎にドリブンプレート105をグループ化する準備作業において、Aグループのドリブンプレート105aがBグループに混入したり、Bグループのドリブンプレート105bにAグループのドリブンプレート105aを組付けする等の誤組付けの可能性がある。
【0012】
また、ドリブンプレートのスプライン歯とスプライン溝との間に板ばねを介在させて一方に押し付けてガタを低減させる方法にあっては、板ばね等の部品点数の増加や組付作業が煩雑になることが懸念されれる。またスプライン溝を機械加工して抜き勾配を無くす方法にあっては、スプライン溝の機械加工による製造コストの増大が懸念される。
【0013】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、製造コストの増大を招くことなく、歯打音の低減及び誤組付けが未然に回避できる自動変速機の摩擦係合装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載の自動変速機の摩擦係合装置は、複数の被駆動側プレートに各々形成された複数のスプライン歯が各々トランスミッションケースに形成された各スプライン溝に各々スプライン嵌合する一方、複数の駆動側プレートが回転体のハブにスプライン嵌合され、上記被駆動側プレートと駆動側プレートが交互に配置されて互いの摩擦面が面係合する自動変速機の摩擦係合装置において、上記スプライン溝は、先端側から鋳抜側に移行するに従って歯面に形成された段部によって階段状に溝幅が順次拡大する複数の溝領域が連続形成され、上記各被駆動側プレートは、上記各々の溝領域の溝幅に対応した歯幅でかつ隣接するスプライン溝の溝領域間のピッチに対応したスプライン歯を備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項1の発明によると、スプライン溝の相対向する歯面に形成された段部によって、先端側から鋳抜側に移行するに従って溝幅が階段状に順次拡大する複数の溝領域が連続形成されて各溝領域内における抜け勾配による溝幅の変化が小さく設定され、歯面とスプライン歯との隙間を低減させることができる。この結果、部品点数の増加や機械加工が不要となり製造コストの増加を招くことなく歯面とスプライン歯との隙間に起因する歯打音の低減が得られる。
【0016】
また、スプライン溝の各溝領域に嵌合する被駆動側プレートは、対応する溝領域の溝幅及び溝領域間のピッチによって規制される。この結果、仮に他の溝領域に対応する被駆動側プレートが誤って取り付けられると歯面とスプライン歯との間の隙間、即ちガタ量が大きくなり、或いは組付け後の摩擦係合装置の長さが増大されて誤組付けが容易に確認でき、誤組付けが容易に回避される。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1の自動変速機の摩擦係合装置において、上記スプライン溝の隣接する溝領域の中心軸線が互いに偏在していることを特徴とする。
【0018】
請求項2の発明によると、隣接する溝領域の中心軸線を互いに偏在させることによって、隣接する溝領域の間に形成される段部を大きく形成することが可能になり、被駆動側プレートの誤組付けをより確実に回避することができる。
【0019】
上記目的を達成する請求項3に記載の自動変速機の摩擦係合装置は、複数の被駆動側プレートに各々形成された複数のスプライン歯が各々トランスミッションケースに形成された各スプライン溝に各々スプライン嵌合する一方、複数の駆動側プレートが回転体のハブにスプライン嵌合され、上記被駆動側プレートと駆動側プレートが交互に配置されて互いの摩擦面が面係合する自動変速機の摩擦係合装置において、上記スプライン溝は、先端側から鋳抜側に移行するに従って底部に形成された段部によって階段状に底部が順次上記回転体の回転中心軸線から離反する複数の溝領域が連続形成され、上記被駆動側プレートは、上記各々の溝領域の底部に対応した先端を有するスプライン歯を備えたことを特徴とする。
【0020】
請求項3の発明によると、スプライン溝の各溝領域内における抜け勾配による底部の変化が小さく、底部とスプライン歯の先端との隙間を低減させることができ、部品点数の増加や機械加工を要することなく製造コストの増加を抑制すると共に、歯打音の低減が得られる。
【0021】
また、スプライン溝の各溝領域に嵌合する被駆動側プレートは、対応する溝領域の底部によって規制され、仮に他の溝領域に対応する被駆動側プレートが誤って取り付けられると底部とスプライン歯の先端との間のガタ量が大きくなり、或いは組付け後の摩擦係合装置の長さが増大されて誤組付けが容易に確認できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による自動変速機の摩擦係合装置の実施の形態を摩擦係合装置が多板ブレーキの場合を例に図によって説明する。
【0023】
(第1実施の形態)
図1は、第1実施の形態における多板ブレーキを備えた自動変速機の要部断面図であって、図2は図1に示すI−I線断面の展開図である。
【0024】
1はトランスミッションケースであり、トランスミッションケース1の内面にはスプライン溝10が形成されており、複数のドリブンプレート30に形成された各スプライン歯がこの各々のスプライン溝10に嵌合されている。また、回転体2に結合されたハブ3の外面にスプライン溝4が形成されており、複数のドライブプレート5に形成されたスプライン歯がスプライン溝4に嵌合されている。
【0025】
また、トランスミッションケース1内の後端側にはピストン6及びディッシュプレート7が配置されており、前端側にはリテーニングプレート8が配置されてスナップリング9によって位置決めされている。そしてディッシュプレート7とリテーニングプレート8との間に複数のドリブンプレート30とドライブプレート5が交互に配置されており、ピストン6の押圧によってドリブンプレート30とドライブプレート5とが互いの摩擦面が面係合して回転体2の回転を制動するようになっている。
【0026】
トランスミッションケース1の内面に形成されるスプライン溝10は、図2に示すようにトランスミッションケース1の内面に沿って交互に形成され、かつ中心軸線11cと21cが平行配置された第1スプライン溝11と第2スプライン溝21によって形成されている。
【0027】
第1スプライン溝11は、先端側11aから鋳抜側11bに連続する複数の溝領域、本実施の形態では連続する第1溝領域12、第2溝領域13、第3溝領域14の3つの溝領域によって形成されている。
【0028】
第1溝領域12の相対向する第1歯面12aと第2歯面12bは、先端側11aの溝幅に対し鋳抜側11bの溝幅が広くなるように、先端側11aから鋳抜側11bに移行するに従って第1スプライン溝11の中心軸線11cから離間するように抜け勾配が形成されている。
【0029】
第2溝領域13の第1歯面13aと第2歯面13bは、先端側11aの溝幅に対し鋳抜側11bの溝幅が広くなるように先端側11aから鋳抜側11bに移行するに従って互いに離間して抜け勾配が形成され、かつ第1歯面13aは第1溝領域12の第1歯面12aと略面一に連続形成されている。一方、第2歯面13bは段部12dを介して第1溝領域12の第2歯面12bと連続形成され、第2溝領域13は第1溝領域12に対して急激に、即ち階段状に溝幅が拡大形成されている。
【0030】
第3溝領域14の第1歯面14aと第2歯面14bは、先端側11aの溝幅に対し鋳抜側11bの溝幅が広くなるように先端側11aから鋳抜側11bに移行するに従って互いに離間して抜け勾配が形成され、かつ第2歯面14bは第2溝領域13の第2歯面13bと略面一に連続形成されている。一方、第1歯面14aは段部13dを介して第2溝領域13の第1歯面13aと連続形成され、第3溝領域14は第2溝領域13に対して階段状に溝幅が拡大形成される。
【0031】
このように第1溝領域12及び第3溝領域14の溝中心軸線が第1スプライン溝11の中心軸線11cと一致し、第2溝領域13の中心軸線13cが中心軸線11cに対して一方に偏在して配置させることによって、第1溝領域12と第2溝領域13との間の段部12d及び第2溝領域13と第3溝領域14との間に形成される段部13dはスプライン溝の両側に分散して形成する場合に比べ大きく形成することができる。しかし、段部12d、13dを大きく形成することができる場合には、これら段部12d及び13dは対向する両歯面に分散して形成することもできる。
【0032】
第2スプライン溝21は、小径部20を隔てて第1スプライン溝11と並設され、かつ小径部20の中心軸線20cを中心とする線対称形状に形成されている。即ち、連続する第1溝領域22、第2溝領域23、第3溝領域24の3つの溝領域によって形成されている。
【0033】
第1溝領域22の相対向する第1歯面22aと第2歯面22bは、先端側21aの溝幅に対し鋳抜側21bの溝幅が広く形成されて、先端側21aから鋳抜側21bに移行するに従って第2スプライン溝21の中心軸線21cから離間するように抜け勾配が形成されている。この第1歯面22aと第2歯面22bによって形成される溝幅は、第1スプライン溝11の第1領域12の第1歯面12aと第2歯面12bによって形成される溝幅と等しく設定されている。
【0034】
第2溝領域23の第1歯面23aと第2歯面23bは、先端側21aの溝幅に対し鋳抜側21bの溝幅が広くなるように先端側21aから鋳抜側21bに移行するに従って互いに離間して抜け勾配が形成されている。更に、第1歯面23aは段部22dを介して第1溝領域22の第1歯面22aと連続形成される一方、第2歯面23bは第1溝領域22の第2歯面22bと略面一に連続形成されて第1溝領域22に対して階段状に溝幅が拡大形成されている。この第1歯面23aと第2歯面23bによって形成される溝幅は、第1スプライン溝11の第2溝領域13の溝幅と等しく設定されている。
【0035】
第3溝領域24の第1歯面24aと第2歯面24bは、先端側21aの溝幅に対し鋳抜側21bの溝幅が広くなるように先端側21aから鋳抜側21bに移行するに従って互いに離間して抜け勾配が形成され、かつ第1歯面24aは段部23dを介して第2溝領域23の第1歯面23aと連続形成される一方、第2歯面24bは第2溝領域23の第2歯面23bと略面一に連続形成され、第2溝領域23に対して階段状に溝幅が拡大形成されている。この第1歯面24aと第2歯面24bによって形成される溝幅は、第1スプライン溝11の第3領域14の溝幅と等しく設定されている。
【0036】
更に、第1溝領域22及び第3溝領域24の溝中心軸線が第2スプライン溝21の中心軸線21cと一致し、第2溝領域23の中心軸線23cが中心軸線21cに対して偏在して配置されている。
【0037】
従って、各第1スプライン溝11と第2スプライン溝12の中心軸線11cと21cは等ピッチPAであって、第1スプライン溝11の第1溝領域12と第2スプライン溝21の第1領域22は、比較的溝幅が小さく、かつ互いに等ピッチに配置される。第1スプライン溝11の第3溝領域14と第2スプライン溝21の第3溝領域24は比較的溝幅が大きく、かつ互いに等ピッチに配置される。一方、第1スプライン溝11の第2溝領域13と第2スプライン溝21は溝幅が中間の大きさでかつ、互いのピッチは比較的大きいPB1と比較的小さいPB2が交互に繰り返される不等ピッチに設定される。
【0038】
一方、ドリブンプレート30は、第1スプライン溝11及び第2スプライン溝21の各第1溝領域12、22、第2溝領域13、23、第3溝領域14、24によって各々形成されるスプライン10の第1領域10A、第2領域10B、第3領域10Cに各々組み付けられる第1ドリブンプレート32、第2ドリブンプレート33、第3ドリブンプレート34の3種類がある。
【0039】
第1領域10Aに組み付けられる第1ドリブンプレート32は、第1スプライン溝11及び第2スプライン溝21の比較的溝幅の小さい第1溝領域12及び22に嵌合する歯幅小さいスプライン歯32aでかつ等ピッチPAに設定されている。
【0040】
第2領域10Bに組み付けられる第2ドリブンプレート33は、第1スプライン溝11及び第2スプライン溝21の第2溝領域13及び23に嵌合する中間の大きさの歯幅のスプライン歯33aでかつ異なるピッチPB1とPB2が交互に繰り返される不等ピッチに設定されている。
【0041】
第3領域10Cに組み付けられる第3ドリブンプレート34は、第1スプライン溝11及び第2スプライン溝21の比較的溝幅の大きい第2溝領域14及び24に嵌合する比較的歯幅が大きいスプライン歯でかつ等ピッチPAに設定されている。
【0042】
従って、第1領域10Aに組み付けられるドリブンプレート10は、第1スプライン溝11及び第2スプライン溝21の第1領域12及び22の溝幅が比較的小さく、かつ等ピッチPAに形成されされることから、第1領域10Aに組み付けられるドリブンプレート10は第1領域12及び22の溝幅及びピッチPAによって規制される。
【0043】
この結果、第1溝領域12及び22に嵌合する歯幅が小さいスプライン歯32aを備えた第1ドリブンプレート32のみが取り付けが可能であって、第2ドリブンプレート33や第3ドリブンプレート34が取り付けられる誤組付が未然に回避される。
【0044】
また、仮に誤組付けによって第1領域10Aに第2ドリブンプレート33或いは第3ドリブンプレート34を組付けようとすると、第2ドリブンプレート33及び第3ドリブンプレート34は、第1スプライン溝11及び第2スプライン溝21の第1溝領域12、22と第2溝領域13、23との連続部に形成された段部11d、21d及び第2溝領域13、23と第3溝領域14、24との連続部に形成された段部13d、23dに各々スプライン歯33a、34aが係止されて第1溝領域12、22への進入が防止されて、組付け後の多板ブレーキの長手寸法が所定長より増大して容易に該誤組付けが確認できる。
【0045】
更に、第1溝領域12及び22の長さは、従来のスプライン溝の長さに比較して極めて短く設定されることから、抜け勾配による先端側11a、21aと鋳抜側11b、21bの溝幅の変化は小さく第1溝領域12、22の第1及び第2歯面12a、22a、12b、22bと第1ドリブンプレート32のスプライン歯32aの隙間、即ちガタ量を低減させることができ、該部の歯打音の低減が得られる。
【0046】
第2領域10Bに組み付けられるドリブンプレート10は、第1スプライン溝11及び第2スプライン溝21の第2溝領域13及び23の溝幅が第1領域溝12、22及び第3溝領域14、24の中間の大きさで、かつPB1、PB2の不等ピッチに形成されされる。従って、第2領域10Bに組み付けられるドリブンプレート30は第2溝領域13及び23の溝幅及びPB1、PB2の不等ピッチによって規制され、第2領域10Bに組付け可能なドリブンプレート10は、第1ドリブンプレート32及び第2ドリブンプレート33に限定される一方、歯幅が大きいスプライン歯34aを備えた第3ドリブンプレート34の誤組付けが回避される。
【0047】
一方、第1ドリブンプレート32の組付けは可能であるが、第1ドリブンプレート32のスプライン歯32aの歯幅と第2第2領域13、23の溝幅の寸法的な差は大きくスプライン歯32aと第1歯面13a、23a或いは第2歯面13b、23bの隙間、即ちガタ量によって認識が容易にできる。その結果、容易に第2ドリブンプレート33のみを組み付けることが可能になり、誤組付けは容易に確認することができ回避することができる。
【0048】
また、仮に誤組付けによって第2領域10Bに第3ドリブンプレート34を組付けようとすると、第3ドリブンプレート34は、第1スプライン溝11及び第2スプライン溝21の第2溝領域13、23と第3溝領域14、24との連続部に形成された段部13d、23dに各々スプライン歯34aが係止されて第2溝領域13、23への進入が防止されて組付後の多板ブレーキの長手寸法が所定長より増大して容易に誤組付けを確認することができる。
【0049】
更に、第2溝領域13及び23の長さは従来のスプライン溝の長さに比較して極めて短く設定されることから、抜け勾配による先端側11a、21aと鋳抜側11b、21bの溝幅の変化が小さく第2溝領域13、23の第1及び第2歯面13a、23a、13b、23bと第2ドリブンプレート33のスプライン歯33aとのガタ量を低減させることができ、該部の歯打音の低減が得られる。
【0050】
第3領域10Cに組み付けられるドリブンプレート30は、第1スプライン溝11及び第2スプライン溝21の第3溝領域14及び24の溝幅が比較的大きく、かつ等ピッチPAに形成されされて規制されることから、第1ドリブンプレート32、第2ドリブンプレート33、第3ドリブンプレート34が共に組み付け可能である。しかし、第1ドリブンプレート32及び第2ドリブンプレート33のスプライン歯32a、33aと第3溝領域14、24の歯面14a、14b、24a、24bとの隙間が大きく、ガタ量によって認識が容易にできる。この結果、誤組付けは容易に確認することができ回避することができる。
【0051】
第3溝領域14及び24の長さが極めて短く設定されることから、抜け勾配による先端側11a、21aと鋳抜側11b、21bの溝幅の変化が小さく第3溝領域14、24の第1及び第2歯面14a、24a、14b、24bと第3ドリブンプレート34のスプライン歯34aとのガタ量を低減させることができ、該部の歯打音の低減が得られる。従って個々のドリブンプレート30の組み付け位置が容易に識別できて組み付け作業が容易になりかつ誤組付けが容易に防止できると共に、歯打音の低減が得られる。
【0052】
更に、第1スプライン溝11及び第2スプライン溝21の第1溝領域12、22と第2溝領域13、23との連続部に形成された段部11d、21d及び第2溝領域13、23と第3溝領域14、24との連続部に形成された段部13d、23dによって、非締結時において第2ドリブンプレート33のスプライン歯33aが段部11d、21dに当接して第2ドリブンプレート33の移動が規制され、かつ第3ドリブンプレート34のスプライン歯34aが段部13d、23dに当接して第3ドリブンプレート34の移動が規制されることから、各ドリブンプレート30とドライブプレート5との間に隙間が確保されて摩擦抵抗低減効果が得られる。
【0053】
また、ドリブンプレート30の種類の削減による組み付け作業及び部品管理の簡素化が得られ、かつ従来の変速機に対してトランスミッションケース1のスプライン溝10形状の変更及びドリブンプレート30の形状変更等の小変更で対応可能である。スプライン溝10の形状変更はトランスミッションケース1のダイカスト型を制作することによって安価に対応できる。
【0054】
(第2実施の形態)
図3は、第2実施の形態における多板ブレーキを備えた自動変速機の要部断面図であって、図4は図3のA部拡大図である。なお図3及び図4に図1及び図2と対応する部位に同一符号を付することで該部の詳細な説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
【0055】
トランスミッションケース1の内面に形成されるスプライン溝41は、図4に示すように先端側41aから鋳抜側41bに連続する複数の溝領域、本実施の形態では連続する第1溝領域42、第2溝領域43、第3溝領域44の3つの溝領域によって形成されている。
【0056】
第1溝領域42の底部42aは先端側41aの深さに対し鋳抜側41bの深さが深くなるように、先端側41aから鋳抜側41bに移行するに従って回転体2の回転中心軸線、即ち多板ブレーキの中心軸線Cより離反するように抜け勾配が形成されている。
【0057】
第2溝領域43の底部43aは段部42bを隔てて第1溝領域42の底部42aと階段状に連続形成されて、第2溝領域43の底部43aは第1溝領域42の底部42aに対して急激に、換言すると階段状に深く形成され、かつ先端側41aから鋳抜側41bに移行するに従って多板ブレーキの中心軸線Cより離反するように抜け勾配が形成されている。
【0058】
第3溝領域44の底部44aは段部43bを隔てて第2溝領域43の底部43aと階段状に連続形成されて、第3溝領域44の底部44aは第2溝領域43の底部43aに対して急激に深く形成され、かつ先端側41aから鋳抜側41bに移行するに従って多板ブレーキの中心軸線Cより離反するように抜け勾配が形成されている。
【0059】
一方、ドリブンプレート50は、スプライン溝41の第1溝領域42、第2溝領域43、第3溝領域44に各々組み付けられる第1ドリブンプレート52、第2ドリブンプレート53、第3ドリブンプレート54の3種類がある。
【0060】
第1溝領域に組み付けられる第1ドリブンプレート52は、第1溝領域42に嵌合するスプライン歯52aの先端が底部42aに近接するように設定されていると共に歯幅も他のドリブンプレートに比べ小さく設定されている。
【0061】
第2溝領域43に組み付けられる第2ドリブンプレート53は、第2溝領域43に嵌合するスプライン歯53aの先端が底部43aに近接すると共に、側面が段部42bに当接可能な形状に設定されている。
【0062】
また、第3溝領域44に組み付けられる第3ドリブンプレート54は、第3溝領域44に嵌合するスプライン歯54aの先端が底部44aに近接すると共に、側面が段部43bに当接可能の形状であり歯幅も他のドリブンプレートに比べ大きく設定されている。
【0063】
従って、第1領域41Aに組み付けられるドリブンプレート50は、スプライン溝41の底部42a及び段部42bによって規制されて、第1溝領域42に嵌合するスプライン歯52aを備えた第1ドリブンプレート52のみが取り付け可能であって、第2ドリブンプレート53や第3ドリブンプレート54が取り付けられる誤組付が未然に回避される。
【0064】
また、仮に誤組付けによって第1領域41Aに第2ドリブンプレート53或いは第3ドリブンプレート54を組付けようとすると、第2ドリブンプレート53及び第3ドリブンプレート54は、スプライン溝41の第1溝領域42と第2溝領域43との連続部に形成された段部42b及び第2溝領域43と第3溝領域44との連続部に形成された段部43bに各々スプライン歯53a、54aが係止されて第1溝領域42への進入が防止されて組付け後の多板ブレーキの長手寸法が所定長より増大して容易に該誤組付けが確認できる。
【0065】
更に、第1溝領域42の長さは従来のスプライン溝の長さに比較して極めて短く設定されることから、第1溝領域42の抜け勾配による先端側41aと鋳抜側41bの溝幅の差が小さく溝幅とスプライン歯52aの歯幅の隙間、即ちガタ量を低減させることができ、該部の歯打音の低減が得られる。
【0066】
第2領域41Bに組み付けられるドリブンプレート50は、スプライン溝41の第2溝領域43の底部43aと段部43bによって規制され、第2領域41Bに組付け可能なドリブンプレート50は、第1ドリブンプレート52及び第2ドリブンプレート53に限定される。しかし、第1ドリブンプレート52が組み付けられると、底部43aとスプライン歯52aの先端に大きな隙間が形成された大きなガタ量によって容易に認識され、第1ドリブンプレート52の誤組付けは回避される。その結果、容易に第2ドリブンプレート53のみを組み付けることが可能になり、誤組付は容易に確認することができ回避することができる。
【0067】
また、仮に誤組付けによって第2領域41Bに第3ドリブンプレート54を組付けようとすると、第3ドリブンプレート44は、第2溝領域43と第3溝領域44との連続部に形成された段部43bに各々係止されて第2溝領域43への進入が防止されて組付後の多板ブレーキの長手寸法が所定長より増大して容易に誤組付けを確認することができる。
【0068】
更に、第2溝領域43の長さは従来のスプライン溝の長さに比較して極めて短く設定されることから、第2溝領域43の抜け勾配による先端側41aと鋳抜側41bの溝幅の差が小さく溝幅とスプライン歯53aとのガタ量を低減させることができ、該部の歯打音の低減が得られる。
【0069】
第3領域41Cに組み付けられるドリブンプレート50は、スプライン溝41の第3溝領域44によって規制され、第1ドリブンプレート52、第2ドリブンプレート53、第3ドリブンプレート54が共に組付け可能である。しかし第1ドリブンプレート52及び第2ドリブンプレート53のスプライン歯52a、53aの先端と第3溝領域44の底部44aとの隙間が大きく、ガタ量によって認識が容易にできる。この結果、誤組付けは容易に確認することができ回避することができる。
【0070】
第3溝領域44の長さは極めて短く設定されることから、抜け勾配による先端側41aと鋳抜側41bの溝幅と歯幅との差が小さく第3溝領域44のスプライン54aの隙間、即ちガタ量を低減させることができ、該部の歯打音の低減が得られる。従って個々のドリブンプレート50の組み付け位置が容易に識別できて組み付け作業が容易になりかつ誤組付けが容易に防止できると共に、歯打音の低減が得られる。
【0071】
更に、非締結時において第2ドリブンプレート53のスプライン歯53aが段部41bに当接して第2ドリブンプレート53の移動が規制され、同様に第3ドリブンプレート54のスプライン歯54aが段部43bに当接して第3ドリブンプレート54の過大な移動が規制されることから、各ドリブンプレート50とドライブプレート5との間に隙間が確保されて摩擦抵抗低減効果が得られる。
【0072】
また、ドリブンプレート50の種類の削減による組み付け作業及び部品管理の簡素化が得られ、かつ従来の変速機に対してトランスミッションケース1のスプライン溝41の形状の変更及びドリブンプレート50の形状変更等の小変更で対応可能である。スプライン溝40の形状変更はトランスミッションケース1のダイカスト型を制作することによって安価に対応できる。
【0073】
上記実施の形態では摩擦係合装置の例として多板ブレーキについて説明したが多板クラッチにおいても同様の構成によって形成できる。また、使用するプレートの枚数が少ない場合は1枚毎に溝領域を設定することもできる。
【0074】
なお、本発明は上記第1実施の形態及び第2の実施の形態に限定されることなく発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、第1実施の形態において第1スプライン溝11及び第2スプライン溝21を各々第1、第2,第3の3つ溝領域12、22、13、23、14、24に区分し、各溝領域に対応する第1、第2、第3の3種類のドリブンプレート32、33、34を用いた場合について説明したが他の複数の溝領域及びそれに対応する複数の種類のドリブンプレートを使用することも可能であり、同様に第2実施の形態でのスプライン溝41に形成される溝領域42、43、44を3つ以外の他の複数の溝領域によって形成し、かつドリブンプレートをそれに対応する複数種類のドリブンプレートにより構成することもできる。
【0075】
【発明の効果】
本発明によると、複数の被駆動側プレートをトランスミッションにスプライン嵌合される一方、複数の駆動側プレートが回転体のハブにスプライン嵌合され、被駆動側プレートと駆動側プレートとが交互に配置されて互いの摩擦面が面係合する自動変速機の摩擦係合装置において、スプライン溝を相対向する歯面に形成された段部によって先端側から鋳抜側に移行するに従って溝幅が順次拡大する複数の溝領域を連続形成することによって、各溝領域内における抜け勾配による溝幅の変化が小さく設定され、歯面とスプライン歯との隙間を低減させることができる。この結果、部品点数の増加や機械加工を要することなく製造コストの増加を招くことなく歯面とスプラインとの隙間に起因する歯打音の低減が得られる。
【0076】
また、スプライン溝の各溝領域に嵌合する被駆動側プレートは、対応する溝領域の溝幅及び溝領域間のピッチによって規制されて、誤組付けが容易に確認できて誤組付を未然に防止することができる。
【0077】
また、スプライン溝を段部によって先端側から鋳抜側に移行するに従って底部が上記回転体の回転中心軸線から離反する複数の溝領域を連続させるように形成することによって、各溝領域内における抜け勾配による底部の変化が小さく、底部とスプライン歯の先端との隙間を低減させることができ、歯打音の低減が得られる。一方、スプライン溝の各溝領域に嵌合する被駆動側プレートは、対応する溝領域の底部によって規制され、誤組付けが回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の概要を示す多板ブレーキを備えた自動変速機の要部断面図である。
【図2】図1に示すI−I線断面の展開図である。
【図3】本発明の第2実施の形態の概要を示す多板ブレーキを備えた自動変速機の要部断面図である。
【図4】図3のA部拡大図である。
【図5】従来の多板ブレーキを備えた自動変速機の要部断面図である。
【図6】ドリブンプレートの要部斜視図である。
【図7】図4のII−II線断面図である。
【図8】図5のIII−III線断面図である。
【図9】誤組付けを回避するための構成を示す図8と対応する断面図である。
【符号の説明】
1 トランスミッションケース
2 回転体
3 ハブ
4 スプライン溝
5 ドライブプレート(駆動側プレート)
10 スプライン溝
10A 第1領域
10B 第2領域
10C 第3領域
11 第1スプライン溝
11a 先端側
11b 鋳抜側
11c 中心軸線
12 第1溝領域
12a 第1歯面
12b 第2歯面
12c 中心軸線
12d 段部
13 第2溝領域
13a 第1歯面
13b 第2歯面
13d 段部
14 第3溝領域
14a 第1歯面
14b 第2歯面
21 第2スプライン溝
21a 先端側
21b 鋳抜側
21c 中心軸線
22 第1溝領域
22a 第1歯面
22b 第2歯面
22c 中心軸線
22d 段部
23 第2溝領域
23a 第1歯面
23b 第2歯面
23d 段部
24 第3溝領域
24a 第1歯面
24b 第2歯面
30 ドリブンプレート(被駆動側プレート)
32 第1ドリブンプレート(被駆動側プレート)
32a スプライン歯
33 第2ドリブンプレート(被駆動側プレート)
33a スプライン歯
34 第3ドリブンプレート(被駆動側プレート)
34a スプライン歯
41 スプライン溝
41A 第1領域
41B 第2領域
41C 第3領域
41a 先端側
41b 鋳抜側
42 第1溝領域
42a 底部
42b 段部
43 第2溝領域
43a 底部
43b 段部
44 第3溝領域
44a 底部
50 ドリブンプレート(被駆動側プレート)
52 第1ドリブンプレート(被駆動側プレート)
52a スプライン歯
53 第2ドリブンプレート(被駆動側プレート)
53a スプライン歯
54 第3ドリブンプレート(被駆動側プレート)
54a スプライン歯

Claims (3)

  1. 複数の被駆動側プレートに各々形成された複数のスプライン歯が各々トランスミッションケースに形成された各スプライン溝に各々スプライン嵌合する一方、複数の駆動側プレートが回転体のハブにスプライン嵌合され、上記被駆動側プレートと駆動側プレートが交互に配置されて互いの摩擦面が面係合する自動変速機の摩擦係合装置において、
    上記スプライン溝は、
    先端側から鋳抜側に移行するに従って歯面に形成された段部によって階段状に溝幅が順次拡大する複数の溝領域が連続形成され、
    上記各被駆動側プレートは、
    上記各々の溝領域の溝幅に対応した歯幅でかつ隣接するスプライン溝の溝領域間のピッチに対応したスプライン歯を備えたことを特徴とする自動変速機の摩擦係合装置。
  2. 上記スプライン溝の隣接する溝領域の中心軸線が互いに偏在していることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の摩擦係合装置。
  3. 複数の被駆動側プレートに各々形成された複数のスプライン歯が各々トランスミッションケースに形成された各スプライン溝に各々スプライン嵌合する一方、複数の駆動側プレートが回転体のハブにスプライン嵌合され、上記被駆動側プレートと駆動側プレートが交互に配置されて互いの摩擦面が面係合する自動変速機の摩擦係合装置において、
    上記スプライン溝は、
    先端側から鋳抜側に移行するに従って底部に形成された段部によって階段状に底部が順次上記回転体の回転中心軸線から離反する複数の溝領域が連続形成され、
    上記被駆動側プレートは、
    上記各々の溝領域の底部に対応した先端を有するスプライン歯を備えたことを特徴とする自動変速機の摩擦係合装置。
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