JP4388172B2 - 医療用処置具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、先端の処置部によって医療処置を行なう医療用処置具に係わり、特に処置部が屈曲動作可能に構成されている医療用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
生体内に存在する管路の中には、気管支等のように、様々な方向に延び、数多くの分岐部を有しているものがある。こうした生体管路内の患部や被検部位(以下、患部等という。)を処置具によって処置・検査する場合には、一般に、処置具を生体管路内に挿入して正確に患部等へと誘導することが必要である。すなわち、生体管路の延在方向に沿って処置具を押し進めるとともに、生体管路の分岐部においては処置具が挿入されるべき管路(挿入ルート)を正確に選択して、患部等まで処置具を誘導しなくてはならない。
【0003】
従来、こうした挿入動作を容易ならしめるため、先端の処置部を屈曲可能に構成した処置具が数多く提供されている(実開昭53−98790号公報等参照)。このような処置具は、管路の分岐部において先端の処置部を屈曲させて挿入すべき管路の方向に向けることにより、所望の挿入ルートに沿って管路内を押し進んでいくことができる。すなわち、先端の処置部の屈曲動作は、分岐部における挿入ルートの選択を可能にし、処置具を管路内の患部等に誘導するとともに、患部等に対する処置部のアプローチを容易にする。
【0004】
先端の処置部を屈曲可能に構成した処置具の一例が図9の(a)に示されている。図示のように、この処置具100は、金属素線を長手方向に沿ってコイル状に密巻きして形成されるコイルシース102と、コイルシース102内に進退可能に挿通される撚り線からなる操作ワイヤ104と、操作ワイヤ104の先端に接続された処置部106とを備えている。処置部106は、組織を引掻いて細胞を採取できるように先端が鋭利なカップ状に形成されており、凹状の処置面106aを下側にしてコイルシース102の先端に固着された支持部材108に回動可能に支持されている。具体的には、処置部106の上端部が支点ピン110を介して支持部材108に回動可能に取り付けられている。また、支点ピン110よりも下側に位置する処置部106の部位に操作ワイヤ104の先端部104aが接続されている。
【0005】
このような構成では、操作ワイヤ104を矢印Cで示される手元側方向に牽引操作すると、処置部106は、支点ピン110を中心に、処置面106aが形成されている下側(矢印Aで示される処置方向)に回動(屈曲)する。この時、処置部106に直接に接続された操作ワイヤ104の先端部104aは、処置部106の回動に伴って下側に屈曲する。また、処置部106が下側に回動された状態から、操作ワイヤ104を矢印Dで示される先端側方向に押し出すと、処置部106が上側(矢印B方向)に回動する。そして、操作ワイヤ104の先端部104aが直線状態に戻った時点で、処置部106は、図中に破線で示されるように、操作ワイヤ104(コイルシース102)の中心軸Oの方向に沿う真っ直ぐな状態(処置部106の長手中心軸Oと操作ワイヤ104の中心軸Oとが平行もしくは一致する状態)に配置される。
【0006】
すなわち、処置部106は、操作ワイヤ104の進退操作によって、操作ワイヤ104(コイルシース102)の長手方向に沿って真っ直ぐに位置する基準位置(図中破線で示される位置)と組織の採取処置が可能な屈曲位置との間で回動される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図9の(a)に示される処置具100では、処置部106の上側方向Bすなわち処置方向Aとは逆方向への回動動作を規制する手段が設けられていないため、処置部106が図中破線で示される基準位置(真っ直ぐな状態)に位置された状態から、操作ワイヤ104をさらに先端側に押し出すことができる。その場合、処置部106は、図中実線で示されるように、基準位置を越えて上側に反り返ってしまう。このように、処置部106が基準位置から処置方向Aと反対側に反り返ってしまうと、以下に述べるような問題が生じる。
【0008】
図9の(b)に示されるように、処置部106の基準位置がコイルシース102の長手方向に沿う真っ直ぐな状態に設定されている処置具100を、気管支200内の管路112から管路113へと挿通する場合を考えてみる。気管支200内への処置具100の挿通は、一般に、X線透視下で行なわれる。気管支200の管路112が分岐部120で2つの管路113,114に分岐している場合、図示のような方向で管路112内に挿通された処置具100を管路113へと誘導するためには、分岐部120で処置部106を処置方向Aに回動させる必要がある。しかし、X線透視下では分岐部120の存在を確認しずらいため、処置部106が反り返った状態で且つ管路112の中心軸Oに対して管路114側に位置していると、処置部106が分岐部120に当たった時点でその反り返り方向に位置する管路114内へと誘導されてしまい、処置具100が誤った方向に進んでしまう場合がある。すなわち、分岐部120において挿入ルートを正確に選択して患部等まで処置具100を正確に誘導することができなくなる。
【0009】
また、図9の(a)に示される処置具100では、処置部106の回動時に操作ワイヤ104も曲げられてしまうため、長く使用していると、操作ワイヤ104に曲がり癖がついてしまう。このようなワイヤ104の曲がり癖は、処置部106の回動角度の微調整を困難にし、選択された管路へのスムーズな挿通を妨げる。
【0010】
本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、処置部が基準位置から設定された回動方向と反対側に反り返ることがなく、また、処置部を回動操作する操作部材に曲がり癖が付かない医療用処置具を提供するこにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明での医療用処置具は、生体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の先端に設けられた支持部材と、前記挿入部に該挿入部の長手中心軸方向へ進退可能に設けられた操作部材と、前記支持部材に設けられ、前記挿入部の長手中心軸方向へ移動可能であり、前記操作部材により前記挿入部の長手中心軸方向に移動させられる移動部材と、前記支持部材に基端部を枢着し、先端側部分を前記支持部材から先端側へ突き出して配置し、前記先端側部分を前記挿入部の長手中心軸方向に沿う基準位置から屈曲する設定された処置方向へ回動可能な一片の先端部材からなり、前記一片の先端部材で生体を処置するとともに、その一片の先端部材により前記挿入部を体腔内に挿入する際に前記挿入部を挿入すべき方向へ誘導するようにした処置部と、前記移動部材と前記一片の先端部材とを連結し、前記移動部材の進退移動動作を前記先端部材の回動する動作に変換して前記一片の先端部材を回動するとともに、前記移動部材を前記支持部材に対して後退させたときに前記一片の先端部材を前記挿入部の長手中心軸方向に対して屈曲する設定された処置方向への向きに回動し、前記移動部材を前記支持部材に対して前進させたときに前記一片の先端部材を前記挿入部の長手中心軸に沿う基準位置に向かって回動するリンク機構と、前記移動部材の先端部分に設けた係合部と、前記先端部材の基端面に設けた被係合部と、を有し、前記支持部材に対して前記移動部材が前進して前記一片の先端部材が前記基準位置に位置するときに前記係合部と被係合部とが係合して前記一片の先端部材を前記基準位置に位置決め保持し、前記基準位置から前記設定された処置方向とは反対向きへの前記一片の先端部材の回動を阻止する回動規制手段と、を具備したことを特徴とする医療用処置具である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。
【0013】
図1〜図5は本発明の一実施形態を示している。図1に示されるように、本実施形態に係る医療用処置具1は、組織(細胞)採取具であり、体内に挿入される挿入部としてのコイルシース12と、コイルシース12の基端に連設された操作部本体3とを備えている。なお、操作部本体3とコイルシース12との接続部には、コイルシース12の折れを防止する折れ止め部材2が設けられている。
【0014】
操作部本体3には、操作部本体3の長手軸方向に沿って移動可能なスライダ4が取り付けられている。また、操作部本体3の基端部には、リング状の指掛け部5が設けられている。
【0015】
図2および図3に詳しく示されるように、コイルシース12は、金属素線を長手方向に沿ってコイル状に密巻きして形成されている。コイルシース12の先端には支持部材8が固着されている。支持部材8の先端側にはスリット8aが形成されており、このスリット8aには先端部材(処置部)6の基端部が挿入されている。スリット8a内に挿入された先端部材6の基端部は、枢支ピン9bを介して、支持部材8の先端側に回動可能に連結されている。先端部材6は、組織を引掻いて細胞を採取できるように先端が鋭利なカップ状に形成されており、凹状の処置面6aを下側にして支持部材8に取り付けられている。
【0016】
コイルシース12内には、撚り線からなる操作ワイヤ11が進退可能に挿通されている。操作ワイヤ11の基端は操作部本体3に設けられたスライダ4に接続されている。操作ワイヤ11の先端には摺動部材7が固着されている。この摺動部材7は、支持部材8の基端側に設けられた通孔8bを貫通して、支持部材8のスリット8a内へと延びている。
【0017】
スリット8a内に位置する摺動部材7の先端部にはリンク10が回動可能に連結されている。具体的には、摺動部材7の先端部にスリット7aが形成され、このスリット7a内に挿入されたリンク10の基端部が枢支ピン9cを介して摺動部材7に回動可能に連結されている。また、リンク10の先端部は、枢支ピン9bよりも下側に位置する先端部材6の部位に回動可能に連結されている。具体的には、先端部材6の基端部にスリット6bが形成され、このスリット6b内に挿入されたリンク10の先端部が枢支ピン9aを介して先端部材6に回動可能に連結されている。
【0018】
図2は、先端部材6が基準位置に位置されている状態を示している。この基準位置で、先端部材6は、操作ワイヤ11(コイルシース12)の中心軸Oの方向に沿う真っ直ぐな状態(先端部材6の長手中心軸Oと操作ワイヤ11の中心軸Oとが一致する状態)に配置される。
【0019】
先端部材6を基準位置で正確に保持するために、処置具1には、基準位置で先端部材6の一方向への回動を規制する回動規制手段が設けられている。この回動規制手段は、図5に明確に示されるように、摺動部材7の先端に突設された略楔型の係合部18と、先端部材6の基端面(背面)に形成された被係合部としてのV字溝20とからなる。係合部18とV字溝20は、先端部材6が基準位置に配置された状態で、互いに係合し合うようになっている。
【0020】
次に、上記構成の医療用処置具1の作用について説明する。
【0021】
まず、スライダ4を手元側にスライドさせると、スライダ4に接続された操作ワイヤ11が手元側に牽引される。そのため、操作ワイヤ11の先端に固着された摺動部材7が手元側に摺動されてリンク10が動作し、先端部材6が枢支ピン9bを中心に図中下側(矢印Aで示される処置方向)に回動する。その状態が図4に示されている。
【0022】
一方、図4の状態から、スライダ4を先端側にスライドさせて操作ワイヤ11を先端側方向に押し出すと、摺動部材7およびリンク10を介して先端部材6が図中上側(矢印B方向)に回動していく。そして、先端側に摺動する摺動部材7の係合部18が先端部材6のV字溝20に係合すると、先端部材6は上側へのそれ以上の回動が規制されて基準位置に位置決め保持される。すなわち、先端部材6が基準位置を越えて上側に反り返ってしまうことが防止される。なお、図2の状態から再び操作ワイヤ11を手元側に牽引操作すると、先端部材6は下側に回動することができる。
【0023】
このように、先端部材6は、操作ワイヤ11の進退操作によって、操作ワイヤ11(コイルシース12)の長手方向に沿って真っ直ぐに位置する基準位置と組織の採取処置が可能な屈曲位置との間でのみ回動される。
【0024】
以上説明したように、本実施形態の医療用処置具1は、先端部材6がその基準位置から処置方向(予め設定された回動方向)Aと反対側(上側)に回動することを規制する回動規制手段を有している。すなわち、先端部材6は、その基準位置でV字溝20が摺動部材7の係合部18と係合することにより、操作ワイヤ11(コイルシース12)の長手方向に沿って真っ直ぐに位置決め保持され、基準位置を越えて上側に反り返ってしまうことが防止される。したがって、本実施形態の処置具1は、気管支等のように様々な方向に延び且つ数多くの分岐部を有する生体管路内に挿入される場合であっても、その生体管路の分岐部において挿入ルートを正確に選択して患部等まで確実に辿り着くことができる。
【0025】
また、本実施形態の医療用処置具1では、先端部材6の回動を規制する回動規制手段がコイルシース12の径方向外側に突出して位置されていない。そのため、生体管路内への処置具1の挿入動作が回動規制手段によって妨げられるといったことがない。
【0026】
また、本実施形態の医療用処置具1では、回動する先端部材6に操作ワイヤ11が直接に接続されておらず、摺動部材7とリンク10とからなるリンク機構を介して先端部材6と操作ワイヤ11とが接続されている。すなわち、操作ワイヤ11の進退動作によってリンク機構が動作して先端部材6が回動するようになっている。したがって、操作ワイヤ11に曲がり癖が付かず、リンク機構を介して先端部材6を所望の回動角度に設定することができる(回動角度の微調整が可能となる)。
【0027】
なお、本実施形態では、V字溝20が先端部材6に設けられ、係合部18が摺動部材7に設けられているが、この配置が逆であっても良い。すなわち、V字溝20が摺動部材7に設けられ、係合部18が先端部材6に設けられていても良い。また、本実施形態では、先端部材6の基準位置がコイルシース12(操作ワイヤ11)の長手方向に沿う真っ直ぐな状態に設定されているが、先端部材6の基準位置はこれに限らない。
【0028】
また、係合部18の形状は図5に示される形状に限定されない。すなわち、本実施形態では、係合部18とV字溝20とが係合時に面接触するが、図6に示されるように点接触するように係合部18を形成しても良い。また、図7に示されるように、先端部材6の下側への回動動作を妨げないように係合部18の下側を切り欠いても良い。
【0029】
また、本実施形態では、先端部材6を回動操作する操作部材として操作ワイヤ11が使用されているが、操作部材の剛性を高めるとともに操作力の伝達応答性を高めるために、操作部材を板バネ等によって構成しても良い。
【0030】
操作部材を板バネによって構成した例が図8に示されている(前述した実施形態と対応する構成要素が同一符号で示されている)。この構成では、板バネからなる操作部材40が先端部材6に直接に接続されている。すなわち、操作部材40の先端部40aは、コイルシース12内に挿通配置される操作部材40の部分に対し略90度捻じ曲げられて略垂直に立ち上げられており(図8の(b)参照)、支持部材8の下側開口から先端部材6のスリット6b内に挿入されて、枢支ピン42により先端部材6に回動可能に連結されている。
【0031】
本構成のように、先端部材6と操作部材40とが直接に接続されている場合には、先端部材6の回動に伴って操作部材40も曲がるが、操作部材40を板バネによって形成することにより、操作部材40の剛性が高まり、操作部材40に曲がり癖が付きにくくなるとともに、操作力の伝達応答性も高まり、操作力をリニアに先端部材6に伝達できるようになる。したがって、先端部材6の回動角度を微調整することが可能になる。また、剛性の高い板バネを操作部材40として使用すると、コイルシース12の細径化に伴って操作部材40を細くしても、操作性が損なわれないで済む。
【0032】
なお、以上説明してきた技術内容によれば、以下に示されるような各種の構成が得られる。
【0033】
1.組織採取装置において、先端部材が屈曲するリンク機構部を有し、真直地に先端部材とリンク機構部の屈曲摺動部材が斜面あるいは点で当接するように設けることにより、真直を保つことを特徴とする組織採取装置。
【0034】
2.組織採取装置において、先端部材に屈曲操作部材との接続部を設け、前記屈曲操作部材が板バネであることを特徴とする組織採取装置。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の医療用処置具によれば、処置部が基準位置から設定された回動方向と反対側に反り返ることがなく、また、処置部を回動操作する操作部材に曲がり癖が付かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る医療用処置具の側面図である。
【図2】図1の医療用処置具の要部断面図である。
【図3】図1の医療用処置具の要部平面図である。
【図4】図1の医療用処置具の処置部が処置方向に回動された状態を示す断面図である。
【図5】係合部と被係合部とが係合している状態を示す拡大断面図である。
【図6】係合部と被係合部の第1の変形例を示す拡大断面図である。
【図7】係合部と被係合部の第2の変形例を示す拡大断面図である。
【図8】(a)は医療用処置具の他の構成を示す断面図、(b)は(a)の医療用処置具を構成する操作部材の先端側の斜視図である。
【図9】(a)は従来の処置具の要部断面図、(b)は(a)の処置具を気管支内に挿通した状態を示す図である。
【符号の説明】
1…医療用処置具
6…先端部材(処置部)
7…摺動部材(リンク機構)
10…リンク(リンク機構)
11…操作ワイヤ(操作部材)
12…コイルシース(挿入部)
18…係合部
20…V字溝(被係合部)

Claims (2)

  1. 生体内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の先端に設けられた支持部材と、
    前記挿入部に該挿入部の長手中心軸方向へ進退可能に設けられた操作部材と、
    前記支持部材に設けられ、前記挿入部の長手中心軸方向へ移動可能であり、前記操作部材により前記挿入部の長手中心軸方向に移動させられる移動部材と、
    前記支持部材に基端部を枢着し、先端側部分を前記支持部材から先端側へ突き出して配置し、前記先端側部分を前記挿入部の長手中心軸方向に沿う基準位置から屈曲する設定された処置方向へ回動可能な一片の先端部材からなり、前記一片の先端部材で生体を処置するとともに、その一片の先端部材により前記挿入部を体腔内に挿入する際に前記挿入部を挿入すべき方向へ誘導するようにした処置部と、
    前記移動部材と前記一片の先端部材とを連結し、前記移動部材の進退移動動作を前記先端部材の回動する動作に変換して前記一片の先端部材を回動するとともに、前記移動部材を前記支持部材に対して後退させたときに前記一片の先端部材を前記挿入部の長手中心軸方向に対して屈曲する設定された処置方向への向きに回動し、前記移動部材を前記支持部材に対して前進させたときに前記一片の先端部材を前記挿入部の長手中心軸に沿う基準位置に向かって回動するリンク機構と、
    前記移動部材の先端部分に設けた係合部と、前記先端部材の基端面に設けた被係合部と、を有し、前記支持部材に対して前記移動部材が前進して前記一片の先端部材が前記基準位置に位置するときに前記係合部と被係合部とが係合して前記一片の先端部材を前記基準位置に位置決め保持し、前記基準位置から前記設定された処置方向とは反対向きへの前記一片の先端部材の回動を阻止する回動規制手段と、
    を具備したことを特徴とする医療用処置具。
  2. 前記一片の先端部材が前記基準位置に位置するときに前記挿入部と前記支持部材と前記一片の先端部材とが前記挿入部の長手中心軸方向に沿って真っ直ぐに揃う状態にあることを特徴とする請求項1に記載の医療用処置具。
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