JP4388163B2 - 異なる吸着タイプを有するアダプター及びこれを用いた異物検査装置 - Google Patents

異なる吸着タイプを有するアダプター及びこれを用いた異物検査装置 Download PDF

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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、検査や測定のために吸着載置テーブルに被測定対象物(たとえばウエハ)を吸引吸着させる際に使用するテーブル用アダプタや被測定対象物用アダプタ、並びにこれらのアダプターを用いる異物検査装置に関するものである。とくに、本発明は、異なるサイズの被測定対象物を吸引吸着させたり、被測定対象物を異なる形式の吸引吸着方式で吸引吸着させて測定・計測を行うことを可能とするアダプター(テーブル用アダプタや被測定対象物用アダプタ)並びにこれらのアダプターを用いる異物検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の載置テーブルは、一つのサイズのウエハを一つの吸着タイプのみで載置吸着するものであった。
【0003】
小さいサイズ、例えば4インチや6インチなどのウエハを測定する場合には、略等間隔で一様な吸着孔を設けて、ウエハの略全面を吸着していた。
【0004】
最近、描画サイズも微細化の一途をたどると共に、ウエハサイズが拡大され、8インチ用ウエハや12インチ用ウエハに関しては、従来あまり問題とされなかったウエハ裏面のゴミが問題にされるようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
裏面のゴミ付着の問題を解決するために別に周辺吸着のタイプが必要になってきた。その場合、従来の測定データとの比較のためには、従来と同じ条件で検査することが望ましい。即ち、異なるウエハサイズのウエハを測定することや、吸着タイプを変更することが望ましい。
【0006】
本発明は、異なるサイズのウエハを測定することや、吸着タイプを変更することを可能にするアダプターとそのアダプターを用いた異物検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の好適な解決手段は、請求項1から5に記載のアダプターである。
【0008】
本発明の別の好適な解決手段は、請求項6に記載の異物検査装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、検査や測定のために吸着載置テーブルに被測定対象物(たとえばウエハ)を吸引吸着させるアダプタやそれを用いた異物検査装置に関するものである。とくに、異なるサイズの被測定対象物を吸引吸着させたり、被測定対象物を異なる形式の吸引吸着方式で吸着させて測定、計測を行うことを可能とするアダプター並びにこれを用いる異物検査装置に関するものである。
【0010】
本発明の好ましい実施例においては、アダプターが第1接触面と第2接触面を有する。第1接触面は第1サイズを有し、第2接触面は第2サイズを有する。第1接触面と第2接触面は、全面吸着タイプ又は周辺吸着タイプである。第1接触面と第2接触面は互いに異なる吸着タイプになっている。これらのサイズやタイプの組合せの一例が表1に示されている。表1に示されている第1〜第6実施例は、あとで詳細に説明する。
【0011】
【表1】
Figure 0004388163
この表1に示されている実施例のうち、本発明にとって特に好ましい典型的な例の概略を説明する。
【0012】
典型的な例の1つは、第1サイズ用吸着載置テーブルに取り付く第1吸着タイプの第1接触面と、第2サイズ用で第1吸着タイプとは異なる第2吸着タイプの第2接触面を有するアダプターである。好ましくは、アダプターは、吸着載置テーブル用アダプター又はウエハ用アダプターとして用いる。第2接触面は、ウエハに接触することが好ましい。とくに好ましくは、上記第1吸着タイプは、周辺吸着タイプとし、第2吸着タイプは全面吸着タイプとする。また、上記第1吸着タイプは、全面吸着タイプとし、第2吸着タイプは周辺吸着タイプとすることも好ましい。さらに好ましくは、上記第1サイズは、上記第2サイズと同じにす る。
【0013】
別の典型例は、上記第1サイズを、上記第2サイズより小さくするか又は大きくする。
【0014】
本発明のさらに別の典型例は、吸着載置テーブルと、照射光学系と、受光光学系と、高さ検出部と、位置調整部とから構成される異物検査装置である。吸着載置テーブルは、被測定対象物を上述のアダプターを介して載置又は取り付ける。照射光学系、つまり、発光系は、光源を有し、光源からの光を被測定対象物に照射する。受光光学系は、その反射光を受光する。
【0015】
高さ検出部は、被測定対象物の高さを測定する。その高さ検出部からの出力に基づいて、位置調整部は、照射光学系からの光束が被測定対象物上で所定の条件で照射するように照射光学系と被測定対象物との位置関係を調整する。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例を図面により説明する。表1に示す第1〜第6実施例を順に説明する。
【0017】
第1〜第6実施例において、ウエハ用アダプターは、ウエハと共に交換され、載置テーブルに載せられるものである。
【0018】
第1実施例
図1〜6を参照して、第1実施例を詳細に説明する。
【0019】
ウエハ用アダプタ7は、第1サイズ用吸着載置テーブル11に着脱自在に載置する第1接触面7a(図5)と、第1サイズより小さい第2サイズ用第2接触面7b(図4)を有する。第1サイズ用第1接触面7aは、周辺吸着タイプであ る。第2サイズ用第2接触面7bは、全面吸着タイプである。
【0020】
図1〜2を参照して、装置の概略を説明する。図1(a)は、第1実施例を示す異物検査装置の概念図である。図1(b)は、図1(a)に示す異物検査測定装置の測定部を示す概略説明図である。
【0021】
異物検査装置は、吸着載置テーブル1と、搬送装置2と、検査光学系3(たとえばオートフォーカス機構を含む検査光学系)を備えている。
【0022】
搬送装置2は、カセット4と、ロボット5と、アライメント皿6を備えてい る。カセット4は、ウエハアダプター7に保持されたウエハ18をカセット4の内部に収納するものである。
【0023】
アライメント皿6は、異物検査装置のフレーム(図示せず)に固定されてい る。アライメント皿6は、一部に半円形状に段差が形成された2つの部材6A、6Bを組み合わせたものであり、一定の隙間9を空けて構成されている。
【0024】
ロボット5は、その一部が示してあるように、アーム部10と、吸着部12を備えている。吸着部12は、公知の吸着機構を採用できる。アーム部10を曲げ又は延ばすことによって、吸着部12を前後方向に移動させる。アーム部10をZ方向に移動させることによって、吸着部12をZ方向に移動させる。A点を中心としてS方向にアーム部10を回転させることにより、吸着部12をS方向に旋回させる。吸着部12は、ウエハアダプター7を吸着して保持する。そして、吸着部12でウエハアダプター7を吸着して保持し、ウエハ18を保持したウエハアダプター7をアライメント皿6に載置する。
【0025】
ロボット5によってウエハアダプター7をアライメント皿6に載置する際に は、吸着部12は、アライメント皿6の上方から、上述のアライメント皿6に形成された隙間9を通ってアライメント皿6の下方に移動する。
【0026】
吸着載置テーブル11は、ネジ棒13を利用した駆動機構によってX方向に移動可能にする。吸着載置テーブル11が移動するとき、吸着載置テーブルの細長部11a(図4)が上述のアライメント皿6に形成された隙間9を通る。そし て、吸着載置テーブル11は、アライメント皿6から測定部3へ移動する。これとは逆の方向に、吸着載置テーブルの細長部1aが上述のアライメント皿6に形成された隙間9を通って、吸着載置テーブル1は、測定部3からアライメント皿6へ移動することもできる。
【0027】
吸着載置テーブル11は、テーブル面11b、つまり吸引チャック面でウエハアダプタ7を吸着する。吸着載置テーブル11のテーブル面11bは回転する。
【0028】
測定部3の検査光学系は、図1(b)に示すように、発光系(照射光学系)14と受光系(受光光学系)15とを備えている。受光系15は、図2に示すように、散乱光受光系16と、鏡面反射受光系19を備えている。発光系14は光源(図示せず)を有し、光源からレーザービームをウエハ18の表面に照射し、ウエハ18表面の異常によって生じる散乱反射光を受光系15によって受光する。図2に示すように、受光系15の受光信号を電気信号として取り出して制御演算部25に送り、そこで所定のデータ処理を行い、ウエハ表面の傷、ゴミ、汚れ等の有無とその欠陥位置を検出する。
【0029】
測定部3は、従来の検査装置の測定部と同様に構成できる。測定部3は、前述の検査光学系の外にオートフォーカス機構つまり自動合焦系20(図2)を備えている。
【0030】
図2は、図1の異物検査装置の概略を示すブロック図である。
【0031】
異物検査装置は、高さ検出部43と位置調整部44を備えている。位置調整部44は、テーブルX方向移動部22と、テーブルZ方向移動部23と、テーブル回転部24を備えている。高さ検出部43は、所定レベルからのウエハ18の高さを測定する。その高さ検出部43からの出力に基づき、位置調整部44は、発光系14からの光束がウエハ18上で所定の条件で照射するように、発光系14とウエハ18との位置関係を調整する。
【0032】
制御演算部25は、ロボットアーム駆動部26を制御して、ロボットアーム10(図1)を旋回させる。制御演算部25は、ロボットアーム駆動部26を制御して、ロボットアーム10(図1)を上下と前後方向に移動させる。制御演算部25は、テーブルX方向移動部22と、テーブルZ方向移動部23と、テーブル回転部24を制御する。制御演算部25は、吸着載置テーブル11(図1)をX方向とZ方向に移動させ、テーブル11(図1)を回転させる。制御演算部25でテーブルZ方向移動部23を制御することにより、測定部3(図1)における焦点合わせをすることができる。制御演算部25でテーブルZ方向移動部23を制御することにより、ウエハアダプター7の吸着載置テーブル11への載置を行う。
【0033】
また、制御演算部25は、自動合焦系(オートフォーカス機構)20と、発光系14と、散乱光受光系16と、鏡面反射受光系19と、駆動部29を制御す る。
【0034】
制御演算部25は、検査結果を必要に応じて表示器30で表示させる。表示器30は、異物の位置や数、散乱光レベル等を表示する。
【0035】
図3は、図1の異物検査装置による検査の概略フローチャートを示す図であ る。
【0036】
検査が開始されると、ステップS1において、被検査物18(図1)の種類を判別し、表面散乱の少ないもの(例えばベアウエハ、SiO2 膜付きのウエハ)か、表面散乱の多いもの(例えば、金属膜付きのウエハ)かを判別する。
【0037】
被検査物18(図1)が、表面散乱の少ない被検査物のときには、ステップS2に進み、感度を表面散乱の少ない被検査物18(図1)に適した設定(第1条件)とし、ステップS3に進む。ステップS3で、走査が行われ、ステップS4に進む。
【0038】
ステップS4では、制御演算部25が受光系15からの受光信号を受け取り、信号処理を行う受光信号を選択し、ステップS5に進む。
【0039】
ステップS5では、制御演算部25が、選択された受光信号に所定の信号処理を施し、検査対象の種類(たとえば凸状の異物や、凹状の結晶欠陥等。ここでは図示されていない。)を抽出し、その開始座標、終了座標、ピーク座標などのデータを求め、ステップS6に進む。
【0040】
ステップS6では、抽出されたデータに基づき、検査対象の種類(たとえば凸状の異物や、凹状の結晶欠陥)を判別し、ステップS7に進む。
【0041】
ステップS7では、走査を終了するか否かが判断される。終了でなければ、ステップS4に戻り、処理が走査終了まで繰り返される。走査終了であれば、ステップS8に進む。
【0042】
ステップS8では、検査対象(図示せず)の検査データを記憶し、ステップS9に進む。
【0043】
ステップS9では、検査対象の検査データを所定の形式で表示器30で表示 し、ステップS10に進む。
【0044】
ステップS10では、測定終了かどうかが判断される。測定終了でなければ、ステップS1に戻り、新たな測定が行われる。そうでなければ、そのまま終了する。
【0045】
ステップS1において、被検査物が、表面散乱の多いもの(例えば、金属膜付きのウエハ)と判断されたときには、ステップS11に進み、感度を表面散乱の多い被検査物18(図1)に適した設定(第2条件)とする。この場合、ステップS3に進み、検査が、上述したものと同様に行われる。
【0046】
次に、図4と図5を参照して、異物検査装置におけるウエハアダプターの使用態様を説明する。
【0047】
図4は、ウエハアダプターの使用様態を示す図である。図5は、ウエハアダプターの縦断面図である。
【0048】
第1実施例においては、第1サイズ用吸着載置テーブル11のテーブル面11bには、テーブル面外周付近に吸着溝11cが形成されている。つまり、第1サイズ用吸着載置テーブル11は、周辺吸着タイプの吸引チャック面を有してい る。
【0049】
吸着溝11cは、配管系(図示せず)を介して吸引装置(図示せず)に接続されている。したがって、吸着載置テーブル11は、ウエハ18とウエハアダプター7をテーブル面11bに吸着する。
【0050】
ウエハアダプター7は、第1サイズ用第1接触面7aと、第2サイズ用第2接触面7bと、保持部材32を備えている。第1接触面7aは、第1サイズ用吸着載置テーブル11と接触する。第2接触面7bは、第2サイズのウエハ18と接触する。第2接触面の外側には、複数の保持部材32が取り付けられている。複数の保持部材32は、第2サイズのウエハ18の外周側面と接触し、ウエハ18を保持する。
【0051】
第2サイズは、第1サイズより小さい。つまり、ウエハアダプター7を介することにより、第1サイズより小さい、第2サイズのウエハ18を第1サイズ用吸着載置テーブル11に吸着載置する。ウエハアダプター7の第1サイズ用第1接触面7aの外周付近には、円形に吸着溝7cが形成されている。
【0052】
ウエハアダプターの第2サイズ用第2接触面7bには、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターンで吸引孔7dが形成されている。
【0053】
吸着溝7cと吸引孔7dは、互いに通じている。したがって、ウエハ18は、ウエハアダプター7を介して、略全面吸着で、周辺吸着タイプの吸着載置テーブルにより載置吸着される。つまり、吸着載置テーブル11の吸着タイプとウエハ18が吸着されるタイプは、周辺吸着から全面吸着に変換される。
【0054】
なお、第1実施例においては、ウエハアダプターの第2接触面7bにおける吸引孔7dの存在範囲は、ウエハアダプターの第1接触面7aにおける吸着溝7cの包囲範囲より小さい。しかしながら、ウエハアダプターの第2接触面7bにおける吸引孔7dの存在範囲は、ウエハアダプターの第1接触面7aにおける吸着溝7cの包囲範囲より大きくしてもよいし、等しくしてもよい。
【0055】
以上のような構成の、ウエハアダプターを用いた異物検査装置の使用態様の概要は、図1を参照して説明すると、次のとおりである。
【0056】
▲1▼ロボット5で、ウエハアダプター7に保持されたウェーハ18をカセット4から取出し、アライメント皿6に受け渡す。
【0057】
▲2▼アライメント皿6の下部に、吸着載置テーブル1が移動してくる。
【0058】
▲3▼吸着載置テーブル1が吸着しながら上昇してきて、ウエハアダプター7とウェーハ18を吸着する。
【0059】
▲4▼吸着載置テーブル1が測定部3まで移動し、測定を開始する。
【0060】
次に、本発明のウエハアダプターの他の実施例について説明する。
【0061】
第2実施例
図6と図7を参照して、本発明の第2実施例を説明する。
【0062】
図6は、ウエハアダプターの使用様態を示す図である。図7は、ウエハアダプターの縦断面図である。
【0063】
ウエハ用アダプター17は、第1サイズ用吸着載置テーブル1に取り付く第1接触面17aと、第1サイズより小さい第2サイズ用第2接触面17bを有す る。第1サイズ用第1接触面17aは、全面吸着タイプである。第2サイズ用第2接触面17bは、周辺吸着タイプである。
【0064】
第1サイズ用吸着載置テーブル1のテーブル面1bには、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターンで多数の吸引孔1cが形成されている。つまり、第1サイズ用吸着載置テーブル1は、全面吸着タイプの吸引チャック面を有している。吸引孔1cは、配管系(図示せず)を介して吸引装置(図示せず)に接続されてい る。したがって、吸着載置テーブル1は、ウエハ18とウエハアダプター17をテーブル面1bに吸着する。
【0065】
ウエハアダプター17は、第1サイズ用第1接触面17aと、第2サイズ用第2接触面17bと、保持部材32を備えている。第1接触面17aは、第1サイズ用吸着載置テーブル1と接触する。第2接触面17bは、第2サイズのウエハ18と接触する。第2接触面の外側には、複数の保持部材32が取り付けられている。複数の保持部材32は、第2サイズのウエハ18の外周側面と接触し、ウエハ18を保持する。
【0066】
第2サイズは、第1サイズより小さい。つまり、ウエハアダプター17を介することにより、第1サイズより小さい、第2サイズのウエハ18を第1サイズ用吸着載置テーブル1に吸着載置する。
【0067】
ウエハアダプター17の第1サイズ用第1接触面17aには、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターンで多数の吸引孔17cが形成されている。
【0068】
ウエハアダプターの第2サイズ用第2接触面17bの外周付近には、円形に吸着溝17dが形成されている。吸引孔17cと吸着溝17dは、互いに通じている。したがって、ウエハ18は、第2実施例のウエハアダプター17を介して、周辺吸着で、全面吸着タイプの吸着載置テーブルにより載置吸着される。つま り、吸着載置テーブル1の吸着タイプとウエハ8が吸着されるタイプが、全面吸着から周辺吸着に変換される。
【0069】
なお、第2実施例においては、ウエハアダプターの第2接触面17bにおける吸着溝17dの包囲範囲は、ウエハアダプターの第1接触面17aにおける吸引孔17cの存在範囲より小さい。しかしながら、ウエハアダプターの第2接触面17bにおける吸着溝17dの包囲範囲は、ウエハアダプターの第1接触面17aにおける吸引孔17cの存在範囲より大きくしてもよいし、等しくしてもよ い。
【0070】
第3実施例
次に、図8と図9を参照して、第3実施例を説明する。
【0071】
ウエハ用アダプター27は、第1サイズ用吸着載置テーブル1に取り付く第1接触面27aと、第1サイズより大きい第2サイズ用第2接触面27bを有す る。第1サイズ用第1接触面27aは、全面吸着タイプである。第2サイズ用第2接触面27bは、周辺吸着タイプである。
【0072】
図8は、ウエハアダプターの使用様態を示す図である。図9は、ウエハアダプターの縦断面図である。
【0073】
第3実施例においては、第1サイズ用吸着載置テーブル1のテーブル面1bには、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターンで多数の吸引孔1cが形成されている。つまり、第1サイズ用吸着載置テーブル1は、全面吸着タイプの吸引チャック面を有している。吸引孔1cは、配管系(図示せず)を介して吸引装置(図示せず)に接続されている。したがって、吸着載置テーブル1は、ウエハ8とウエハアダプター27をテーブル面1bに吸着する。
【0074】
ウエハアダプター27は、第1サイズ用第1接触面27aと、第2サイズ用第2接触面27bと、保持部材32を備えている。第1接触面27aは、第1サイズ用吸着載置テーブル1と接触する。第2接触面27bは、第2サイズのウエハ8と接触する。第2接触面の外側には、複数の保持部材32が取り付けられている。複数の保持部材32は、第2サイズのウエハ8の外周側面と接触し、ウエハ8を保持する。
【0075】
第2サイズは、第1サイズより大きい。つまり、第3実施例のウエハアダプター27を介することにより、第1サイズより大きい、第2サイズのウエハ8を第1サイズ用吸着載置テーブル1に吸着載置する。ウエハアダプター27の第1サイズ用第1接触面27aには、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターンで多数の吸引孔27cが形成されている。
【0076】
ウエハアダプターの第2サイズ用第2接触面27bの外周付近には、円形に吸着溝27dが形成されている。吸引孔27cと吸引孔27dは、互いに通じている。したがって、ウエハ8は、ウエハアダプター27を介して、周辺吸着で、全面吸着タイプの吸着載置テーブルにより載置吸着される。つまり、吸着載置テーブル1の吸着タイプとウエハ8が吸着されるタイプが、全面吸着から周辺吸着に変換される。
【0077】
なお、第3実施例においては、ウエハアダプターの第2接触面27bにおける吸着溝27dの包囲範囲は、ウエハアダプターの第1接触面27aにおける吸引孔27cの存在範囲より大きい。しかしながら、ウエハアダプターの第2接触面27bにおける吸着溝27dの包囲範囲は、ウエハアダプターの第1接触面27aにおける吸引孔27cの存在範囲より小さくしてもよいし、等しくしてもよ い。
【0078】
第4実施例
次に、図10と図11を参照して、第4実施例を説明する。
【0079】
ウエハ用アダプター37は、第1サイズ用吸着載置テーブル11に取り付く第1接触面37aと、第1サイズより大きい第2サイズ用第2接触面37bを有する。第1サイズ用第1接触面37aは、周辺吸着タイプである。第2サイズ用第2接触面37bは、全面吸着タイプである。
【0080】
図10は、ウエハアダプターの使用様態を示す図である。図11は、ウエハアダプターの縦断面図である。
【0081】
第4実施例においては、第1サイズ用吸着載置テーブル11のテーブル面11bには、テーブル面外周付近に吸着溝11cが形成されている。つまり、第1サイズ用吸着載置テーブル11は、周辺吸着タイプの吸引チャック面を有してい る。吸着溝11cは、配管系(図示せず)を介して吸引装置(図示せず)に接続されている。したがって、吸着載置テーブル11は、ウエハ8とウエハアダプター37をテーブル面11bに吸着する。
【0082】
ウエハアダプター37は、第1サイズ用第1接触面37aと、第2サイズ用第2接触面37bと、保持部材32を備えている。第1接触面37aは、第1サイズ用吸着載置テーブル11と接触する。第2接触面37bは、第2サイズのウエハ8と接触する。第2接触面の外側には、複数の保持部材32が取り付けられている。複数の保持部材32は、第2サイズのウエハ8の外周側面と接触し、ウエハ8を保持する。
【0083】
第2サイズは、第1サイズより大きい。つまり、第4実施例のウエハアダプター37を介することにより、第1サイズより大きい、第2サイズのウエハ8を第1サイズ用吸着載置テーブル11に吸着載置する。ウエハアダプター37の第1サイズ用第1接触面37aの外周付近には、円形に吸着溝37cが形成されている。ウエハアダプターの第2サイズ用第2接触面37bには、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターンで、多数の吸引孔37dが形成されている。吸引溝37cと吸引孔37dは、互いに通じている。したがって、ウエハ8は、第4実施例のウエハアダプター37を介して、略全面吸着で、周辺吸着タイプの吸着載置テーブルにより載置吸着される。
【0084】
つまり、吸着載置テーブル11の吸着タイプとウエハ8が吸着されるタイプ が、周辺吸着から全面吸着に変換される。
【0085】
なお、第4実施例においては、ウエハアダプターの第2接触面37bにおける吸引孔37dの存在範囲は、ウエハアダプターの第1接触面37aにおける吸着溝37cの包囲範囲より小さい。しかしながら、ウエハアダプターの第2接触面37bにおける吸引孔37dの存在範囲は、ウエハアダプターの第1接触面37aにおける吸着溝37cの包囲範囲より大きくしてもよいし、等しくしてもよ い。
【0086】
第5実施例
つぎに、図12と図13を参照して、第5実施例を説明する。
【0087】
ウエハ用アダプター47は、第1サイズ用吸着載置テーブル11に取り付く第1接触面47aと、第1サイズと同じサイズの第2サイズ用第2接触面47bを有する。第1サイズ用第1接触面47aは、周辺吸着タイプである。第2サイズ用第2接触面47bは、全面吸着タイプである。
【0088】
図12は、ウエハアダプターの使用様態を示す図である。図13は、ウエハアダプターの縦断面図である。
【0089】
第5実施例においては、第1サイズ用吸着載置テーブル11のテーブル面11bには、テーブル面外周付近に吸着溝11cが形成されている。つまり、第1サイズ用吸着載置テーブル11は、周辺吸着タイプの吸引チャック面を有してい る。吸着溝11cは、配管系(図示せず)を介して吸引装置(図示せず)に接続されている。したがって、吸着載置テーブル11は、ウエハ8とウエハアダプター47をテーブル面11bに吸着する。
【0090】
ウエハアダプター47は、第1サイズ用第1接触面47aと、第2サイズ用第2接触面47bと、保持部材32を備えている。第1接触面47aは、第1サイズ用吸着載置テーブル11と接触する。第2接触面47bは、第2サイズのウエハ8と接触する。第2接触面の外側には、複数の保持部材32が取り付けられている。複数の保持部材32は、第2サイズのウエハ8の外周側面と接触し、ウエハ8を保持する。第2サイズは、第1サイズと同じ大きさである。つまり、ウエハアダプター47を介することにより、第1サイズと同じ大きさの、第2サイズのウエハ8を第1サイズ用吸着載置テーブル11に吸着載置する。
【0091】
ウエハアダプター47の第1サイズ用第1接触面47aの外周付近には、円形に吸着溝47cが形成されている。ウエハアダプターの第2サイズ用第2接触面47bには、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターンで、多数の吸引孔47dが形成されている。吸引溝47cと吸引孔47dは、互いに通じている。したがって、ウエハ8は、第4実施例のウエハアダプター47を介して、略全面吸着で、周辺吸着タイプの吸着載置テーブルにより載置吸着される。つまり、吸着載置テーブル11の吸着タイプとウエハ8が吸着されるタイプが、周辺吸着から全面吸着に変換される。
【0092】
なお、第5実施例においては、ウエハアダプターの第2接触面47bにおける吸引孔47dの存在範囲は、ウエハアダプターの第1接触面47aにおける吸着溝47cの包囲範囲より小さい。しかしながら、ウエハアダプターの第2接触面47bにおける吸引孔47dの存在範囲は、ウエハアダプターの第1接触面47aにおける吸着溝47cの包囲範囲より大きくしてもよいし、等しくしてもよ い。
【0093】
第6実施例
次に、図14と図15を参照して、第6実施例を説明する。
【0094】
ウエハ用アダプター57は、第1サイズ用吸着載置テーブル1に取り付く第1接触面57aと、第1サイズと同じサイズの第2サイズ用第2接触面57bを有する。第1サイズ用第1接触面57aは、全面吸着タイプである。第2サイズ用第2接触面57bは、周辺吸着タイプである。
【0095】
図14は、ウエハアダプターの使用様態を示す図である。図15は、ウエハアダプターの縦断面図である。
【0096】
第6実施例においては、第1サイズ用吸着載置テーブル1のテーブル面1bには、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターンで多数の吸引孔1cが形成されている。つまり、第1サイズ用吸着載置テーブル1は、全面吸着タイプの吸引チャック面を有している。吸引孔1cは、配管系(図示せず)を介して吸引装置(図示せず)に接続されている。したがって、吸着載置テーブル1は、ウエハ8とウエハアダプター57をテーブル面1bに吸着する。
【0097】
ウエハアダプター57は、第1サイズ用第1接触面57aと、第2サイズ用第2接触面57bと、保持部材32を備えている。第1接触面57aは、第1サイズ用吸着載置テーブル1と接触する。第2接触面57bは、第2サイズのウエハ8と接触する。第2接触面の外側には、複数の保持部材32が取り付けられている。複数の保持部材32は、第2サイズのウエハ8の外周側面と接触し、ウエハ8を保持する。
【0098】
第2サイズは、第1サイズと同じ大きさである。つまり、ウエハアダプター57を介することにより、第1サイズより大きい、第2サイズのウエハ8を第1サイズ用吸着載置テーブル1に吸着載置する。ウエハアダプター57の第1サイズ用第1接触面57aには、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターンで多数の吸引孔57cが形成されている。ウエハアダプターの第2サイズ用第2接触面57bの外周付近には、円形に吸着溝57dが形成されている。吸引孔57cと吸引孔57dは、互いに通じている。したがって、ウエハ8は、第6実施例のウエハアダプター57を介して、周辺吸着で、全面吸着タイプの吸着載置テーブルにより載置吸着される。つまり、吸着載置テーブル1の吸着タイプとウエハ8が吸着されるタイプが、全面吸着から周辺吸着に変換される。
【0099】
なお、第6実施例においては、ウエハアダプターの第2接触面57bにおける吸着溝57dの包囲範囲は、ウエハアダプターの第1接触面57aにおける吸引孔57cの存在範囲より大きい。しかしながら、ウエハアダプターの第2接触面57bにおける吸着溝57dの包囲範囲は、ウエハアダプターの第1接触面57aにおける吸引孔57cの存在範囲より小さくしてもよいし、等しくしてもよ い。
【0100】
次は、本発明のテーブルアダプターを用いた実施例について説明する。
【0101】
第7実施例
図16〜20を参照して、第7実施例を説明する。
【0102】
吸着載置テーブル用アダプター107は、テーブル11に取り付けて、ウエハのみが交換されるタイプである。第1サイズ用第1接触面107aは、周辺吸着タイプである。第2サイズ用第2接触面107bは、全面吸着タイプである。ウエハ用アダプター67は、第1サイズ用吸着載置テーブル11に着脱自在に載置する第1接触面67aと、第1サイズより大きい第2サイズ用の第2接触面67bを有する。
【0103】
図16を参照して装置の概略を説明する。図16(a)は、第7実施例を示す異物検査装置の概念図である。図16(b)は、図16(a)に示す異物検査測定装置の測定部を示す概略説明図である。
【0104】
異物検査装置は、吸着載置テーブル11と、搬送装置2と、検査光学系3(たとえばオートフォーカス機構を含む検査光学系)を備えている。
【0105】
搬送装置2は、カセット4と、ロボット5と、アライメント皿6を備えてい る。カセット4は、ウエハアダプター67に保持されたウエハ8をカセット4の内部に収納するものである。アライメント皿6は、異物検査装置のフレーム(図示せず)に固定されている。アライメント皿6は、一部に半円形状に段差が形成された2つの部材6A、6Bを組み合わせたものであり、一定の隙間9を空けて構成されている。
【0106】
ロボット5は、その一部が示してあるように、アーム部10と、吸着部12を備えている。吸着部12は公知の吸着機構を採用できる。アーム部10を曲げ又は延ばすことによって、吸着部12を前後方向に移動させる。アーム部10をZ方向に移動させることによって、吸着部12をZ方向に移動させる。A点を中心としてS方向にアーム部10を回転させることにより、吸着部12をS方向に旋回させる。吸着部12は、ウエハアダプター67を吸着して保持する。そして、吸着部12でウエハアダプター7を吸着して保持し、ウエハ8を保持したウエハアダプター67をアライメント皿6に載置する。ロボット5がウエハアダプター67をアライメント皿6に載置する際には、吸着部12は、アライメント皿6の上方から、上述のアライメント皿6に形成された隙間9を通ってアライメント皿6の下方に移動する。
【0107】
吸着載置テーブル11は、ネジ棒13を利用した駆動機構によってX方向に移動可能にする。吸着載置テーブル11が移動するとき、吸着載置テーブル11の細長部11a(図19)が上述のアライメント皿6に形成された隙間9を通る。そして、吸着載置テーブル11は、アライメント皿6から測定部3へ移動する。これとは逆方向に、吸着載置テーブル11の細長部11aが上述のアライメント皿6に形成された隙間9を通って、吸着載置テーブル11は、測定部3からアライメント皿6へ移動することもできる。吸着載置テーブル11のテーブル面11b(図19)には、テーブルアダプター107が取付部材40(図19)によって取り付けられている。
【0108】
吸着載置テーブル11は、テーブル面11b(つまり吸引チャック面)でテーブルアダプター107を介してウエハアダプタ67を吸着する。吸着載置テーブル11は、テーブル面11b(つまり吸引チャック面)でテーブルアダプター107を介してウエハ8を吸着することもできる。吸着載置テーブル11のテーブル面11bは回転し、テーブルアダプター107を回転させる。
【0109】
測定部3の検査光学系は、図21(b)に示すように、発光系(照射光学系)14と受光系(受光光学系)15とを備えている。受光系15は、図17に示すように、散乱光受光系16と、鏡面反射受光系19を備えている。発光系14は光源(図示せず)を有し、光源からレーザービームをウエハ8の表面に照射し、ウエハ8表面の異常によって生じる散乱反射光を受光系15によって受光する。図17に示すように、受光系15の受光信号を電気信号として取り出して制御演算部25に送り、そこで所定のデータ処理を行い、ウエーハ表面の傷、ゴミ、汚れ等の有無とその欠陥位置を検出する。
【0110】
測定部3は、従来の検査装置の測定部と同様に構成できる。測定部3は、前述の検査光学系の外にオートフォーカス機構つまり自動合焦系20(図17)を備えている。
【0111】
図17は、図16の異物検査装置の概略を示すブロック図である。
【0112】
図17に示すように、異物検査装置は、高さ検出部43と位置調整部44を備えている。位置調整部44は、テーブルX方向移動部22と、テーブルZ方向移動部23と、テーブル回転部24を備えている。高さ検出部43は、所定レベルからのウエハ8の高さを測定する。その高さ検出部43からの出力に基づき、位置調整部44は、発光系14からの光束がウエハ8上で所定の条件で照射するように、発光系14とウエハ8との位置関係を調整する。
【0113】
制御演算部25は、ロボットアーム駆動部26を制御して、ロボットアーム10(図16)を旋回させる。制御演算部25は、ロボットアーム駆動部26を制御して、ロボットアーム10を上下と前後方向に移動させる。
【0114】
また、制御演算部25は、テーブルX方向移動部22と、テーブルZ方向移動部23と、テーブル回転部24を制御する。制御演算部25は、吸着載置テーブル11(図16)をX方向とZ方向に移動させ、テーブル11を回転させる。制御演算部25でテーブルZ方向移動部23を制御することにより、測定部3(図16)における焦点合わせをすることができる。制御演算部25でテーブルZ方向移動部23を制御することにより、ウエハアダプター67(図16)をテーブルアダプター107を介して吸着載置テーブル11に載置することができる。
【0115】
制御演算部25は、自動合焦系(オートフォーカス機構)20と、発光系14と、散乱光受光系16と、鏡面反射受光系19と、駆動部29を制御する。
【0116】
制御演算部25は、検査結果を必要に応じて表示器30で表示させる。表示器30は、異物の位置や数、散乱光レベル等を表示する。
【0117】
図18は、図16の異物検査装置による検査の概略フローチャートを示す図である。
【0118】
検査が開始されると、ステップS1において、被検査物8(図16)の種類を判別し、表面散乱の少ないもの(例えばベアウエハ、SiO2 膜付きのウエハ)か、表面散乱の多いもの(例えば、金属膜付きのウエハ)かを判別する。
【0119】
被検査物8(図16)が、表面散乱の少ない被検査物8(図16)のときに は、ステップS2に進み、感度を表面散乱の少ない被検査物に適した設定(第1条件)とし、ステップS3に進む。ステップS3で、走査が行われ、ステップS4に進む。
【0120】
ステップS4では、制御演算部25が受光系15からの受光信号を受け取り、信号処理を行う受光信号を選択し、ステップS5に進む。
【0121】
ステップS5では、制御演算部25が、選択された受光信号に所定の信号処理を施し、検査対象の種類(たとえば凸状の異物や、凹状の結晶欠陥等。ここで は、図示せず。)を抽出し、その開始座標、終了座標、ピーク座標などのデータを求め、ステップS6に進む。
【0122】
ステップS6では、抽出されたデータに基づき、検査対象の種類(たとえば凸状の異物や、凹状の結晶欠陥)を判別し、ステップS7に進む。
【0123】
ステップS7では、走査を終了するか否かが判断される。終了でなければ、ステップS4に戻り、処理が走査終了まで繰り返される。走査終了であれば、ステップS8に進む。
【0124】
ステップS8では、検査対象の検査データを記憶し、ステップS9に進む。
【0125】
ステップS9では、検査対象(図示せず)の検査データを所定の形式で表示器30で表示し、ステップS10に進む。
【0126】
ステップS10では、測定終了かどうかが判断される。測定終了でなければ、ステップS1に戻り、新たな測定が行われる。そうでなければ、そのまま終了する。
【0127】
ステップS1において、被検査物が、表面散乱の多いもの(例えば、金属膜付きのウエハ)と判断されたときには、ステップS11に進み、感度を表面散乱の多い被検査物に適した設定(第2条件)とする。この場合、ステップS3に進 み、検査が、上述したものと同様に行われる。
【0128】
次に、図19と図20を参照して、異物検査装置におけるテーブルアダプターの使用態様を説明する。図19は、テーブルアダプターの使用様態を示す縦断面図である。図20は、ウエハアダプターの縦断面図である。
【0129】
第7実施例においては、第1サイズ用吸着載置テーブル11のテーブル面11bには、テーブル面外周付近に吸着溝11cが形成されている。さらに、テーブル面11bには、テーブルアダプター107が取り付けられている。テーブルアダプター107は、第1サイズ用第1接触面107aと、第2サイズ用第2接触面107bを備えている。第1接触面107aは、第1サイズ用吸着載置テーブル11と接触する。第2接触面107bは、第2サイズ(ウエハアダプター67における第1サイズ)のウエハアダプター67と接触する。
【0130】
テーブルアダプターの第1サイズ用第1接触面107aの外周付近には、円形に吸着溝107cが形成されている。テーブルアダプター107の第2サイズ用第2接触面107bの中心付近には、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターン で、多数の吸引孔107dが形成されている。つまり、第1サイズ用吸着載置テーブル11が有する周辺吸着タイプの吸引チャック面が、全面吸着タイプに変換される。
【0131】
吸引孔107dは、吸着溝107cと通じている。吸着溝107cは、吸着載置テーブルの吸着溝11cと通じている。吸着溝11cは、配管系42を介して吸引装置(図示せず)に接続されている。したがって、吸着載置テーブル11 は、ウエハ8(図16)とウエハアダプター67を、テーブルアダプター107を介してテーブル面11bに吸着する。
【0132】
また、テーブルアダプター107は、吸着載置テーブルを、第1サイズ用か ら、第2サイズ(ウエハアダプター67における第1サイズ)用に変換してい る。テーブルアダプター107における第2サイズは、テーブルアダプターにおける第1サイズより小さい。
【0133】
ウエハアダプター67は、第1サイズ(テーブルアダプター107における第2サイズ)用第1接触面67aと、第2サイズ用第2接触面67bと、保持部材32を備えている。ウエハアダプター67の第1サイズ(テーブルアダプター107における第2サイズ)用第1接触面67aは、テーブルアダプターの第2接触面107b(図19)と接触する。なお、ウエハアダプター67における第1サイズは、テーブルアダプター107における第2サイズに対応する。
【0134】
ウエハアダプター67の第2接触面67bは、第2サイズのウエハ8(図1 6)と接触する。ウエハアダプター67の第2接触面67bの外側には、複数の保持部材32が取り付けられている。複数の保持部材32は、第2サイズのウエハ8の外周側面と接触し、ウエハ8を保持する。
【0135】
ウエハアダプターにおける第2サイズは、ウエハアダプターにおける第1サイズより大きい。つまり、ウエハアダプター67を介することにより、第1サイズ(テーブルアダプター107における第2サイズ)より大きい、第2サイズのウエハ8を吸着載置テーブル11に吸着載置する。
【0136】
ウエハアダプター67の用第1接触面67aには、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターンで、多数の吸引孔67cが形成されている。ウエハアダプターの第2接触面67bには、ほぼ等間隔でしかも一様な配置パターンで、多数の吸引孔67dが形成されている。
【0137】
吸引孔67cと吸引孔67dは、互いに通じている。したがって、ウエハ8 は、ウエハアダプター67を介して、略全面吸着で、全面吸着タイプに変換された吸着載置テーブル11により載置吸着される。
【0138】
以上のような構成の、ウエハアダプターを用いた異物検査装置の使用態様の概要は、図16を参照して説明すると、次のとおりである。
【0139】
▲1▼ロボット5で、ウエハアダプター67に保持されたウェーハ8をカセット4から取出し、アライメント皿6に受け渡す。
【0140】
▲2▼アライメント皿6の下部に、テーブルアダプター107が取り付けられた吸着載置テーブル11が移動してくる。
【0141】
▲3▼テーブルアダプター107が取り付けられた吸着載置テーブル11が吸着しながら上昇してきて、ウエハアダプター67とウェーハ8を吸着する。
【0142】
▲4▼テーブルアダプター107が取り付けられた吸着載置テーブル11が測定部3まで移動し、測定を開始する。
【0143】
本発明は、以上の実施例に限定されない。
【0144】
第7実施例においては、ウエハを保持したウエハアダプターを、テーブルアダプターを取り付けた吸着載置テーブルで吸着載置している。しかしながら、ウエハアダプターを用いないで、ウエハを、テーブルアダプターを取り付けた吸着載置テーブルで吸着載置してもよい。また、テーブルアダプターの構成は、第7実施例で用いるテーブルアダプターの構成以外にも、例えば、第1〜6実施例のウエハアダプターと同様の構成にすることもできる。
【0145】
さらに、必要なら、本発明のアダプターの第2接触面を凹状に形成して、ウエハと、アダプターの第2接触面との接触面積を小さくすることもできる。
【0146】
【発明の効果】
本発明のアダプターを用いることにより、吸着載置テーブルが有する吸着タイプを、異なる吸着タイプに変換してウエハを吸着することができる。
【0147】
本発明のアダプターを用いることにより、吸着載置テーブルが有する吸着タイプを、周辺吸着タイプから全面吸着タイプに変換してウエハを吸着することができる。
【0148】
本発明のアダプターを用いることにより、吸着載置テーブルが有する吸着タイプを、全面吸着タイプから周辺吸着タイプに変換してウエハを吸着することができる。さらに、本発明の異物検査装置によれば、1つの異物検査装置で、異なるタイプの吸着方式によりウエハを吸着して、ウエハを検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の好ましい第1実施例を示す異物検査装置の概念図。(b)は、図1(a)の異物検査測定装置の測定部の概略説明図。
【図2】図1の異物検査装置の概略を示すブロック図。
【図3】図1の異物検査装置による検査の概略フローチャートを示す図。
【図4】第1実施例に用いられるウエハアダプターの使用様態を示す図。
【図5】第1実施例のウエハアダプターの縦断面図。
【図6】第2実施例に用いられるウエハアダプターの使用様態を示す図。
【図7】第2実施例のウエハアダプターの縦断面図。
【図8】第3実施例に用いられるウエハアダプターの使用様態を示す図。
【図9】第3実施例のウエハアダプターの縦断面図。
【図10】第4実施例に用いられるウエハアダプターの使用様態を示す図。
【図11】第4実施例のウエハアダプターの縦断面図。
【図12】第5実施例に用いられるウエハアダプターの使用様態を示す図。
【図13】第5実施例のウエハアダプターの縦断面図。
【図14】第6実施例に用いられるウエハアダプターの使用様態を示す図。
【図15】第6実施例のウエハアダプターの縦断面図。
【図16】(a)は、本発明の好ましい第7実施例を示す異物検査装置の概念図。(b)は、(a)の異物検査測定装置の測定部の概略説明図。
【図17】図16の異物検査装置の概略を示すブロック図。
【図18】図16の異物検査装置による検査の概略フローチャートを示す図。
【図19】第7実施例に用いられるテーブルアダプターの使用様態を示す縦断面図。
【図20】第7実施例で用いるウエハアダプターの縦断面図。
【符号の説明】
1、11 テーブル
1a、11a 細長部
1b、11b テーブル面
1c 吸引孔
11c 吸引溝
2 搬送装置
3 測定部
4 カセット
5 ロボット
6 アライメント皿
7、17、27、37、47、57、67 ウエハアダプター
7a、17a、27a、37a、47a、57a、67a ウエハアダプターの第1接触面
7b、17b、27b、37b、47b、57b、67b ウエハアダプターの第2接触面
7c、7d、17c、27c、37d、57c、57d 吸引孔
17d、27d、37c、47c、47d、67c、67d 吸着溝
8、18 ウエハ
9 すき間
10 アーム
12 吸着部
13 ネジ棒
14 発光系
15 受光系
16 散乱光受光系
19 鏡面反射受光系
20 自動合焦系
22 テーブルX方向移動部
23 テーブルY方向移動部
24 テーブル回転部
25 制御演算部
26 ロボットアーム駆動部
29 駆動部
30 表示器
32 保持部材
40 取付部材
42 配管系
107 テーブルアダプター
107a テーブルアダプターの第1接触面
107b テーブルアダプターの第2接触面
107c 吸着溝
107d 吸着孔

Claims (5)

  1. 吸引方式の吸着載置テーブルに取り付く第1サイズ用の周辺吸着タイプの第1接触面と、第2サイズ用の全面吸着タイプの第2接触面とを有するアダプター。
  2. 吸引方式の吸着載置テーブルに取り付く第1サイズ用の全面吸着タイプの第1接触面と、第2サイズ用の周辺吸着タイプの第2接触面とを有するアダプター。
  3. 上記第1サイズは、上記第2サイズと同じサイズであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアダプター。
  4. テーブルに接触する上記第1サイズ用の第1接触面、及び被測定対象物に接触する上記第2サイズ用の第2接触面の一方のみに、ほぼ等問隔でしかも一様な配置パターンで多数の吸引孔が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のアダプター。
  5. 被測定対象物を請求1乃至4のいずれか1項に記載のアダプターを介して取り付けた吸着載置テーブルと、光を被測定対象物に照射する照射光学系と、被測定対象物からの反射光を受光する受光光学系と、被測定対象物の高さを測定する高さ検出部と、その高さ検出部の出力に基づき、照射光学系からの光が、被測定対象物上で所定の条件で照射するように、照射光学系と被測定対象物との位置関係を調整する位置調整部とから構成されることを特徴とする異物検査装置。
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