JP4387761B2 - フィルムバッグ - Google Patents

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本発明は、対向する2枚のフィルムの周辺をシールして構成されるフィルムバッグに関する。さらに詳しくは、液体を充填した後での形状安定性に優れたフィルムバッグに関する。
例えば、点滴に使用する薬液を収容する医療用容器として、従来のガラス製容器に替えて、重量が軽く取扱いが容易なポリエチレンやポリプロピレンなどをベースにした合成樹脂製容器が使用されるようになった。特に近年は、廃棄物処理の問題により、廃棄体積の小さなフィルムバッグが市場で好まれるようになっている。
ポリエチレンやポリプロピレン製の容器のうち、自立型のリジット(硬質)容器は、胴部剛性が高いので、容器の洗浄工程から薬液充填、密栓、滅菌、検査工程などの製造ライン中で常に自立した状態で取り扱えるという利点がある。一方、胴部の剛性が小さいフィルムバッグは、廃棄時の体積が小さくて便利な反面、製造ラインでは自立できないため、口部栓体の付け根に設けた吊下げ穴や、点滴時の吊下げ穴を利用した吊下げラインにより製造しなければならない。
ところが、フィルムバッグはその柔軟性が高いが故、吊下げラインにおいて薬液が充填されると、薬液の自重水圧のためバッグ下方が水滴状に膨れて著しく変形してしまう。また、胴部両サイドの下方稜線が内側に折れて、底部シール部の両サイドが上方に跳ね上がり、かつ、底部シール部のほぼ中央が折れ曲がる、という現象が生じる。
このような胴部の水滴状変形やバッグ底部周辺の折れ曲がり変形が生じると、バッグの吊下げライン上において、膨らみ部がライン上の機器やガイドとの擦れや、引っ掛かりを起こしやすく、傷やピンホール発生の原因になる。また、異物混入等の検査装置においては、胴部厚みのバラツキや、バッグ下方に集中する折れ曲がりによるバッグ投影形状の不安定さに起因して、良否判定に誤差を生じる原因になるという問題点があった。
以上のように、従来のフィルムバックにおいては、その柔軟性が災いして、例えば吊下げによる製造ラインにおいて、薬液充填後のバッグ形状が一定せず、これに起因した種々の問題が生じていた。
さらに製造後においても、一旦、折れ曲がったフィルムバッグは折れ癖がつくため、形状を修正しても、再び同一の位置で折れ曲がり易く、最終製品の梱包時のフィルムバッグ形状が一定せず、梱包に支障をきたしたり、場合によってフィルムバッグの折れ曲がった部位が梱包体と擦れてピンホールを生じたりするなどの問題があった。
輸液収容時における膨らみを制限できるバッグとして、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。
実開昭54−159793号公報(図1〜図3)
上記特許文献1の図1および図2に示された構成では、バッグを構成する2枚のフィルムの内表面に、両フィルムが過度に離隔しないようにリボンを溶着している。また、図3に示された構成では、2枚のフィルムをその周辺のみならず内部領域においても溶着することで、両者が過度に離隔しないようにしている。
上記特許文献1に開示された構成は、いずれも、輸液収容時のバッグの膨らみを制限する上では有効であるが、その構成が複雑になり、製造工程数の増加、あるいはそれによる製造コストアップといった問題が残る。
本発明は、上記問題を有効に解決するために創案されたものであって、薬液を充填した状態で吊り下げた場合にも形態安定性が高く、しかも構造が簡単なフィルムバッグを提供することを目的としている。
本発明のフィルムバッグは、対向する2枚のフィルムシートの周囲をシールして構成される収容室を備える。そして、バッグ吊下げ時にほぼ鉛直方向に延在する収容室両側の2つの側方シール部が、その下端から測ってほぼ同一の鉛直方向高さ位置において、バッグ内側へ向かって突出する凸シール部を有して幅広に構成されたことを特徴としている。
上記構成を有する本発明のフィルムバッグでは、側方シール部に凸シール部を設けているため、バッグ吊下げ状態で液体を充填した場合のバッグ両サイドの折曲がりは、当該凸シール部の箇所に集中して生じる。
したがって、バッグ毎の変形のバラツキをなくすことができ、その結果、異物混入検査における良否判定精度を高めることができる。
また、凸シール部の箇所においては、側方シール部が幅広になっているため強度が増す。つまり、液体が充填された場合、バッグの胴部は水圧によって厚み方向に膨らもうとするが、側方シール部の強度が高い分だけ当該膨出に対する抵抗力が増し、その結果、膨出変形を小さく抑えることができる。
したがって、製造ライン上の機器やガイドとの擦れや引っ掛かりを防止して、ピンホール発生を低減することができる。
さらに製造時の変形のバラツキを抑えることができる結果、不規則な折れ癖が生じず、最終製品の梱包時のフィルムバッグ形状が一定になり、梱包作業が容易になると共に、梱包体との摩擦によるピンホール発生も防止することができる。
なお、本発明のフィルムバッグは、医療用の輸液バッグとして好適であるが、それに限定されるものではなく、例えば、飲料その他を収容するバックに適用することもできる。
本発明の実施形態を添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る輸液バッグ10を示す正面図である。
輸液バッグ10の構成
輸液バッグ10は、対向する2枚のフィルムシートの周囲をシールして構成された薬液収容室30を備えている。輸液バッグ10は、後に説明する吊下げラインにおいて、図1に示す姿勢で吊り下げられる。
この吊下げ姿勢において、薬液収容室30は、その両側でほぼ鉛直方向に延在する側方シール部12、13と、水平方向に延在する上辺シール部11および底辺シール部14と、によって周囲をシールされている。
上辺シール部11には口部20が設けられ、底辺シール部14には点滴時に利用される吊下げ孔15が設けられている。
両側方シール部12、13は、それぞれ、同一の鉛直方向高さ位置(T)において、バッグ内側へ向かって突出する凸シール部12a、13aを有している。すなわち、凸シール部12a、13aの箇所では、シール領域が幅広となっている。詳しくは後述するが、この凸シール部12a、13aの存在により、薬液充填後におけるバッグの形状安定性を高めることができる。
製造ライン
輸液バッグ10には、大略的に説明すると、次のような製造ライン上で薬液が充填される。すなわち、薬液が充填される前の多数の輸液バッグ10を、口部20を掴んで吊下げる吊下げライン上で移動させ、順次、口部20から薬液を充填する。次いで、口部20をゴム栓等で密栓した後、同様の吊下げ状態のまま異物混入検査ラインへと各バッグを移動させる。
なお、輸液バッグ10は、実際の点滴に使用する場合には、図1の状態から上下を逆にし、吊下げ孔15を利用して吊下げる。そして、下を向いた口部20に点滴用チューブが連結される。
凸シール部12a、13aの存在による形状安定性の向上
輸液バッグ10では、側方シール部12、13に凸シール部12a、13aを設けることで、薬液充填後におけるバッグの形状安定性を向上させている。このことを、凸シール部12a、13aを有していない従来の輸液バッグと比較して、以下に説明する。
図2(a)は凸シール部12a、13aを設けていない従来の輸液バッグ50を、図2(b)は凸シール部12a、13aを設けた本発明の輸液バッグ10を、それぞれ、口部20を掴んで吊り下げ、薬液を充填した後の状態で示している。一般に、フィルムバッグは柔軟性が高いので、薬液を充填した後においては、薬液の自重水圧によりバッグ下方が水滴状に膨出し、バッグの側辺が内側に折れ曲がってしまう。このことは、本発明の輸液バッグ10においても、従来の輸液バッグ50においても同じである。
しかしながら、凸シール部12a、13aを有しない従来の輸液バッグ50においては、(1)バッグ毎に側方シール部12、13上の折曲がり箇所が一定しない、(2)側方シール部12、13の強度が低いため折曲がりが大きく、底辺シール部14も折れ曲がり、膨出量が大きくなってしまう、といった問題がある。
これらの結果として、輸液バッグ50の吊下げライン上において、膨らみ部がライン上の機器やガイドとの擦れや、引っ掛かりを起こしやすく、傷やピンホール発生の原因になる。さらには、異物混入検査においては、胴部厚みのバラツキや、バッグ下方に集中する折れ曲がりによるバッグ投影形状の不安定さに起因して、良否判定に誤差を生じる原因となってしまう。
また製造後においては、一旦、折れ曲がったフィルムバッグは折れ癖がつくため、形状を修正しても、再び同一の位置で折れ曲がり易く、最終製品の梱包時のフィルムバッグ形状が一定せず、梱包に支障をきたしたり、場合によってフィルムバッグの折れ曲がった部位が梱包体と擦れてピンホールを生じる原因となる。
これに対して、本発明の輸液バッグ10においては、側方シール部12、13に凸シール部12a、13aを設けている(図1参照)ので、側方シール部12、13上での折曲がりは、必ず、凸シール部12a、13aの箇所において生じる。これにより上記問題(1)が解消される。
また、凸シール部12a、13aの箇所においては、シール領域が幅広となっているので側方シール部12、13の強度が高まり、薬液の自重水圧に対して折曲がり度合いが小さくなるため、フィルムバッグの膨出量も小さくなる。これにより上記問題(2)が解消される。
3種類の寸法形状を有するフィルムバッグA、B、Cについて、凸シール部12a、13aの突出高さ(H)および鉛直方向高さ位置(T)を種々変更したものを作成して、注射用水500mlを充填し、その場合の膨出具合および底辺折れの具合を比較した。
なお、本発明において、鉛直方向高さ位置(T)は、側方シール部12、13の下端から測った高さであり、その場合の下端とは、薬液収容室30の左右の下方コーナ(図4中の点C1またはC2)を意味している。このことは、図5や図6に示した6角形を基本とした薬液収容室30の場合でも同じである。また、両凸シール部12a、13aの高さ位置(T)は実質上同一である。
バッグAおよびCは、図3(a)に示す寸法形状を有している。すなわち、薬液収容室30の全幅が138mm、サイド高さが185mm、口部の高さが195mmで、5角形を基本とした形状である。
なお、バッグAは、厚さ250μmのポリエチレン多層フィルムで構成されており、バッグCは、厚さ210μmのポリプロピレン多層フィルムで構成されている。
バッグBは、図3(b)に示す寸法形状を有している。すなわち、薬液収容室30の全幅が138mm、サイド高さが185mm、口部の高さが205mmで、6角形を基本とした形状である。バッグBは、バッグAおよびCとは異なり、底辺シール部14がV字状に形成されていて、凹んだ谷状となっている。この谷の深さは5mmである。
なお、バッグBは、厚さ250μmのポリエチレン多層フィルムで構成されている。
バッグA、B、Cの周辺シール部のシール幅は共通しており、側方シール部12、13は両サイドともに幅5mm、底辺のシール部は幅5mmのものを3本形成している。上辺のシール部は、幅8〜20mmであって、口部に近づくにつれて幅が大きくなっている。
表1に比較実験結果を示した。
Figure 0004387761
表1中、「水滴膨れ」は、注射用水を充填したことによる袋厚の増加具合(膨出具合)を示しており、×、△、○、◎となるにつれて、膨出具合が少ないことを意味している。また、「底辺折れ」は、注射用水を充填したことによる底辺シール部14の折れ具合を示しており、×、△、○、◎となるにつれて、折れ具合が少ないことを意味している。
表1から次のことが分かる。
(1)凸シール部12a、13aの突出高さH(mm)については、1mmでも効果があるが、3mm以上とすることで安定した効果が得られ、特に5〜10mmとすることが好ましい。
ただし、高さを13mm以上としても効果に大きな差はなく、逆に、薬室収容室の内容積を小さくするだけである。
したがって、次のことが言える。薬液収容室30の全幅をaとすれば、a=138(mm)であるから、突出高さ(H)の寸法範囲としては、(a/100)≦H≦(a/10)程度、すなわち、1.38≦H≦13.8程度とするのが好ましい。
(2)凸シール部12a、13aの鉛直方向高さ位置T(mm)を14mm(薬液収容室30の幅寸法の約10%相当)とした場合、底辺折れ防止には効果があるが、膨出防止に関しては効果が十分ではない。これは、凸シール部12a、13aが薬液収容室30の下縁に近すぎるのが原因と考えられる。
高さ位置Tを74mm(薬液収容室30の幅寸法の約53%相当)とした場合、若干の底辺折れが認められるものの、膨出防止に関しては効果が十分で、全体としては概ね良好である。
凸シール部12a、13aの鉛直方向高さ位置Tについて、一般的に、膨出防止および底辺折れ防止の両方を満足させるような範囲は、次式(1)から求めることができる。
Figure 0004387761
式(1)の導出過程を図4を参照して説明する。図4は、バッグの薬液収容室30のみを模式的に取り出して描いたものである。
図4中、円A1およびA2は、ぞれぞれ、収容室30の下部コーナC1、C2を中心として描いた円であり、半径はともにa/2である(aは収容室の全幅)。
したがって、円A1の半径をR1とすると、
Figure 0004387761
一方、円Bは、円A1およびA2の両方に外接する円である。円Bの半径をR2とすると、図4から幾何学的に、
Figure 0004387761
よって、図4中、T1およびT2は、次式(4)および(5)で表される。
Figure 0004387761
Figure 0004387761
鉛直方向高さ位置(T)は、(T1)/2≦T≦T2の範囲にあることが好ましい。すなわち、高さTは、上式(1)の範囲にあることが好ましいと考える。そのように考える理由は以下の通りである。
すなわち、凸シール部12a、13aがない場合、薬液収容室30に薬液を入れると、当該収容室30の下部両コーナ付近の領域(当該領域の一方を図4中に斜線領域で示した)が、点C1、C2を頂点とする円錐状に膨らもうとする。当該円錐の底辺に相当する側方シール部12、13上の位置(図4中の点M)において、側方シール部12、13はもっとも折れ曲がり易いと考えられる。つまり、この位置に凸シール部12a、13aを設けることが、折れ曲がりを抑制するのに有効であると考えられる。
そこで、C2点とM点との間の距離(=R1)を基準として、その上下に円Bの半径(=R2)の幅を持たせた範囲、さらに、実験を繰り返した結果、下方向(T1)の長さについては、1/2の係数を乗じた範囲、すなわち、上式(1)で表される範囲が、凸シール部12a、13aを設ける高さ位置(T)として好ましいと考えた。
上式(1)からすると、薬液収容室30の全幅a=138mmである薬液バッグ10に関しては、ほぼ20(mm)≦T≦98(mm)となり、上記表1に示した測定結果(T=14では不十分で、T=74では概ね良好であった。)と合致する。
底辺シール部14が山状または谷状である場合の補正値β
次に、底辺シール部14が山状または谷状である場合に、上式(1)を補正する式について説明する。
図5は、底辺シール部14が谷状である場合を示している。説明を明瞭にするために、谷部を部分的に拡大し、谷の深さを誇張して示している。βは、谷の深さを示している。このような場合には、上式(1)に示すTの範囲について、下限値T1および上限値T2からそれぞれβを減じる。すなわち、
Figure 0004387761
つまり、凸シール部12a、13aを設ける高さ位置(T)は、谷の深さβだけ下方にスライドすることとなる。
このような補正をする理由は、次の通りである。すなわち、底辺シール部14が谷状となっていることに起因して、液体は薬液収容室30のより深い位置にまで到達する。それに対応させて、側方シール部12、13上で応力を集中させるべき位置(すなわち、凸シール部12a、13aを設ける位置)も下方へとスライドさせた方が良いと考えたからである。
図6は、底辺シール部14が山状である場合を示している。説明を明瞭にするために、山部を部分的に拡大し、山の高さを誇張して示している。βは、山の高さを示している。このような場合には、上式(1)に示すTの範囲について、下限値T1および上限値T2にそれぞれβを加える。すなわち、
Figure 0004387761
つまり、凸シール部12a、13aを設ける高さ位置(T)は、山の高さβだけ上方にスライドすることとなる。
このような補正をする理由は、次の通りである。すなわち、底辺シール部14が山状となっている場合、山が高くなる程、側方シール部12、13がバッグ内方へと向かって折れ曲がろうとする度合いが低くなる。それに対応させて、側方シール部12、13上で応力を集中させるべき位置(すなわち、凸シール部12a、13aを設ける位置)も上方へとスライドさせた方が良いと考えたからである。
以上に、本発明を医療用の輸液バッグに適用した例を1つの実施形態として説明した。しかし、以上に説明したことは、飲料その他を収容するフィルムバックについても同様に当てはまるものである。このように、本発明は、医療用輸液バッグに限定されるものではなく、少なくとも製造ラインにおいて吊下げ状態で内容物が充填されるすべてのフィルムバッグに適用することができる。
本発明の一実施形態に係る輸液バッグを示す正面図。 図1の輸液バッグと従来の輸液バッグとを比較して説明する説明図。 実施例で使用した輸液バックの寸法を説明する図。 凸シール部を形成する位置を表す式の導出過程を説明する模式図。 凸シール部を形成する位置を表す式の補正値βを説明する説明図。 凸シール部を形成する位置を表す式の補正値βを説明する説明図。
符号の説明
10 輸液バッグ(本発明)
11 上辺シール部
12、13 側方シール部
12a、13a 凸シール部
14 底辺シール部
15 吊下げ孔
20 口部
30 薬液収容室
50 輸液バッグ(従来例)

Claims (3)

  1. 対向する2枚のフィルムシートの周囲をシールして構成される収容室を備え、製造ラインでの吊下げ時に掴む口部を上辺シール部に備え、点滴時に利用する吊下げ孔を底辺シール部に備えたフィルムバッグであって、
    バッグ吊下げ時にほぼ鉛直方向に延在する収容室両側の2つの側方シール部が、底辺シール部側から測ってほぼ同一の鉛直方向高さ位置(T)において、バッグ内側へ向かって突出する凸シール部を有して幅広に構成されており、
    製造ラインでのバッグ吊下げ時に上記収容室の下方に位置する底辺シール部が、上記2つの側方シール部の下端を結ぶ水平線よりも上方に隆起した山状に構成されていて、
    上記収容室の全幅寸法をa、上記山の隆起高さをβとして、上記鉛直方向高さ位置(T)が次式で規定される範囲内にあることを特徴とする、フィルムバッグ。
    Figure 0004387761
  2. 対向する2枚のフィルムシートの周囲をシールして構成される収容室を備え、製造ラインでの吊下げ時に掴む口部を上辺シール部に備え、点滴時に利用する吊下げ孔を底辺シール部に備えたフィルムバッグであって、
    バッグ吊下げ時にほぼ鉛直方向に延在する収容室両側の2つの側方シール部が、底辺シール部側から測ってほぼ同一の鉛直方向高さ位置(T)において、バッグ内側へ向かって突出する凸シール部を有して幅広に構成されており、
    バッグ吊下げ時に上記収容室の下方に位置する底辺シール部が、上記2つの側方シール部の下端を結ぶ水平線よりも下方に凹んだ谷状に構成されていて、
    上記収容室の全幅寸法をa、上記谷の深さをβとして、上記鉛直方向高さ位置(T)が次式で規定される範囲内にあることを特徴とする、フィルムバッグ。
    Figure 0004387761
  3. 上記収容室の全幅寸法をaとして、上記凸シール部の突出高さ(H)が、次式で規定される範囲内にあることを特徴とする、請求項1または2記載のフィルムバッグ。
    Figure 0004387761
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