JP4387656B2 - 情報端末、情報端末用プログラム、情報端末の情報処理方法、情報提供方法および情報提供システム - Google Patents

情報端末、情報端末用プログラム、情報端末の情報処理方法、情報提供方法および情報提供システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報端末、情報端末用プログラム、情報端末の情報処理方法、情報提供方法および情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、被写体を撮像する機能を備えたカメラ付携帯電話機が登場している。このカメラ付携帯電話機においては、人物などの被写体を画像として取り込み、メール機能によって相手先に画像添付するなどの用途がある。
【0003】
最近では、上述した撮像機能に着目して、コード情報を読み取るカメラ付携帯電話機の提案がなされている。たとえば、シャープ株式会社からは、近距離からの接写撮影が可能な携帯電話機が提供されている。この接写撮影を利用してコード情報を読み取る機能が実現される。
【0004】
このコード情報の読み取り機能では、例えば、JAN(Japanese Article Number)コード、QR(Quick Response)コードという2種類の方式が採用されている。JANコードは、国際的な商品共通コードであり、海外ではEAN(European Article Number)コードと呼ばれている。QRコードは、マトリクス型二次元コードである。これらの方式を用いたコードには、URL(Uniform Resource Locator)情報が付されており、インターネットを介してWEBにアクセスするシステムを実現することが可能である。
【0005】
また、最近、コードリーダ付携帯電話により商品コードを読み取り、その商品コードからインターネットを介して商品の販売元にアクセスし、情報提供を享受するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−73449号公報(第5−6頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように近年提案されているシステムでは、カメラ付携帯電話機でコード情報を取り込み、そのコード情報に含まれるURL情報に基づいて所定のサイトにアクセスし、そのアクセス先のサイトより情報やサービスを享受するという構想に過ぎなかった。
【0008】
今日、カメラ付携帯電話機上で各種のソフトウェア機能を実現するアプリとして、サン・マイクロシステムズ(株)より提供されるJava(R)アプリが有名である。たとえば、このJava(R)アプリによって上述の構想を実現させる環境下を推測した場合には、ビジネスシーンにおいてコードとJava(R)アプリとを組み合わせた様々なサービスを乱立させるという危惧があった。この場合には、たとえば、ユーザがサービスを利用する際に、どのコードにどのJava(R)アプリを使ってサービスを利用してよいか判断に困ることが想定される。
【0009】
この場合、ユーザ側では、カメラ付携帯電話機を利用してコードを認識できるようにJava(R)アプリの配信元(ダウンロード元)を探し出す必要があった。このように探し出す手間はユーザにとって不便なものであった。
【0010】
もちろん、Java(R)アプリのアクセス先が雑誌などに掲載されている場合には、ユーザはそのアクセス先URLを手入力によって登録しなければならず、操作が煩雑になるという危惧があった。
【0011】
本発明の目的は、コード情報を光学的に入力するだけで、情報および/またはサービスの提供を享受するためのアプリを容易に入手することが可能な情報端末、情報端末用プログラムおよび情報端末の情報処理方法を得ることにある。
【0012】
また、本発明の他の目的は、情報端末側でコード情報を光学的に入力するだけで、情報および/またはサービスの提供を実現することが可能な情報提供方法および情報提供システムを得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、上記目的を達成するため、本発明の第一の態様は、ネットワークに接続可能であり、コード情報を用いて前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受する情報端末において、コード情報には、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができる付加情報とが含まれており、前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力する入力手段と、ダウンロードしたアプリケーションプログラムを記憶するための記憶手段と、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる識別情報に基づいて、当該識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションが前記記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを実行する第一の実行手段と、前記判断手段により起動不可の判断が下された場合には、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示すアクセス先に前記ネットワークを介してアクセスし、前記ネットワークを介して前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムをダウンロードして前記記憶手段に記憶し、実行する第二の実行手段と、を備え、前記第1および第2の実行手段で実行される前記アプリケーションプログラムは、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用することを特徴とするものである。
【0014】
この第一の態様によれば、前記第二の実行手段により前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムがダウンロードされた場合には、前記入力手段により入力された被写体が示すコード情報と当該コード情報の識別情報に対応する前記ダウンロードされたアプリケーションプログラムとを対応付けて前記記憶手段に記憶することにしてもよい。
【0015】
そして、本発明の第二の態様は、ネットワークに接続可能であり、コード情報を用いて前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受する情報端末において、コード情報には、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができる付加情報とが含まれており、前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力する入力手段と、ダウンロードしたアプリケーションプログラムおよび前記入力手段により前記被写体を光学的に入力して取得されたコード情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているコード情報を一覧表示する一覧表示手段と、前記一覧表示手段により一覧表示されたコード情報の内でユーザの操作により選択されたコード情報について、当該コード情報の識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムが前記記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを実行する第一の実行手段と、前記判断手段により起動不可の判断が下された場合には、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示すアクセス先に前記ネットワークを介してアクセスし、前記ネットワークを介して前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムをダウンロードして、前記記憶手段に記憶し、実行する第二の実行手段と、を備え、前記第1および第2の実行手段で実行される前記アプリケーションプログラムは、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用することを特徴とするものである。
【0016】
以上の第一,第二の態様によれば、前記情報端末は、無線を通じて前記ネットワークに接続するようにしてもよい。
【0017】
そして、本発明の第三の態様は、ネットワークに接続可能であり、コード情報を用いて前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受する、コンピュータにより実行可能な情報端末用プログラムにおいて、コード情報には、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができる付加情報とが含まれており、前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力するステップと、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれる識別情報に基づいて当該識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションが記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断するステップと、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムを実行するステップと、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動不可の判断が下された場合には、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示すアクセス先に前記ネットワークを介してアクセスし、前記ネットワークを介して前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムをダウンロードして、前記記憶手段に記憶し、実行するステップと、を備え、前記実行されるアプリケーションプログラムは、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用することを特徴とするものである。
【0018】
この第三の態様によれば、前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムがダウンロードされた場合には、前記入力された被写体が示すコード情報と当該コード情報の識別情報に対応する前記ダウンロードされたアプリケーションプログラムとを対応付けて前記記憶手段に記憶するステップをさらに有するようにしてもよい。
【0019】
そして、本発明の第四の態様は、ネットワークに接続可能であり、コード情報を用いて前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受する、コンピュータにより実行可能な情報端末用プログラムにおいて、コード情報には、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができる付加情報とが含まれており、前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力するステップと、前記被写体を光学的に入力して取得されたコード情報を記憶手段に記憶するステップと、前記記憶手段に記憶されているコード情報を一覧表示するステップと、前記一覧表示されたコード情報の内でユーザの操作により選択されたコード情報について、当該コード情報の識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムが前記記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断するステップと、 前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを実行するステップと、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動不可の判断が下された場合には、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示すアクセス先に前記ネットワークを介してアクセスし、前記ネットワークを介して前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムをダウンロードして記憶手段に記憶し、実行するステップと、を備え、前記実行されるアプリケーションプログラムは、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用することを特徴とするものである。
【0020】
以上の第三,第四の態様によれば、前記情報端末用プログラムは、無線を通じて前記ネットワークに接続するステップをさらに有するようにしてもよい。
【0021】
そして、本発明の第五の態様は、ネットワークに接続可能であり、コード情報を用いて前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受する、情報端末の情報処理方法において、コード情報には、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができる付加情報とが含まれており、前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力するステップと、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれる識別情報に基づいて当該識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションが記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断するステップと、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムを実行するステップと、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動不可の判断が下された場合には、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示すアクセス先に前記ネットワークを介してアクセスし、前記ネットワークを介して前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムをダウンロードして前記記憶手段に記憶し、実行するステップと、を含み、前記実行されるアプリケーションプログラムは、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用することを特徴とするものである。
【0022】
この第五の態様によれば、前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムがダウンロードされた場合には、前記入力された被写体が示すコード情報と当該コード情報の識別情報に対応する前記ダウンロードされたアプリケーションプログラムとを対応付けて前記記憶手段に記憶するステップをさらに含むようにしてもよい。
【0023】
そして、本発明の第六の態様は、ネットワークに接続可能であり、コード情報を用いて前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受する、情報端末の情報処理方法において、コード情報には、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができる付加情報とが含まれており、前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力するステップと、前記被写体を光学的に入力して取得されたコード情報を記憶手段に記憶するステップと、前記記憶手段に記憶されているコード情報を一覧表示するステップと、前記一覧表示されたコード情報の内でユーザの操作により選択されたコード情報について、当該コード情報の識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムが記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断するステップと、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動可の判断が下された場合には、前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを実行するステップと、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動不可の判断が下された場合には、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示すアクセス先に前記ネットワークを介してアクセスし、前記ネットワークを介して前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムをダウンロードして前記記憶手段に記憶し、実行するステップと、を含み、前記実行されるアプリケーションプログラムは、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用することを特徴とするものである。
【0024】
以上の第五,第六の態様によれば、無線を通じて前記ネットワークに接続するステップをさらに含むようにしてもよい。
【0025】
そして、本発明の第七の態様は、ネットワークには、情報および/またはサービスを提供するための少なくとも1つのサーバが接続され、少なくとも1つの情報端末においては、前記少なくとも1つのサーバより前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することが可能であり、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスの提供をコード情報を用いて実現する情報提供方法において、コード情報には、前記ネットワークを介して前記少なくとも1つのサーバより情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができる付加情報とが含まれており、前記情報端末において、前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力するステップと、前記情報端末において、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれる識別情報に基づいて当該識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションが記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断するステップと、前記情報端末において、起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを実行するステップと、前記情報端末において、起動不可の判断が下された場合には、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示す前記ネットワーク上の前記少なくとも1つのサーバにアクセスするステップと、前記サーバは、前記少なくとも1つの情報端末に対して情報および/またはサービスを提供するための少なくとも1つのアプリケーションプログラムがあらかじめ記憶されており、前記サーバにおいて、前記少なくとも1つの情報端末より前記ネットワークを介してアクセスを受け付けた場合には、前記アクセスしてきた少なくとも1つの情報端末に対して前記あらかじめ記憶された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを配信するステップと、前記情報端末において、前記アクセスした少なくとも1つのサーバより前記ネットワークを介して前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムをダウンロードして前記記憶手段に記憶するステップと、前記情報端末において、前記ダウンロードされて前記記憶手段に記憶されている前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムを実行するとともに、前記サーバにおいて、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムを配信した情報端末に対して当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムに基づく情報および/またはサービスを前記ネットワークを介して提供するステップと、を含み、前記情報端末において実行されるアプリケーションプログラムは、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用することを特徴とするものである。
【0026】
また、本発明の第八の態様は、ネットワークには、情報および/またはサービスを提供するための少なくとも1つのサーバが接続され、少なくとも1つの情報端末においては、前記少なくとも1つのサーバより前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することが可能であり、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスの提供をコード情報を用いて実現する情報提供システムにおいて、前記情報端末は、コード情報には、前記ネットワークを介して前記少なくとも1つのサーバより情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができる付加情報とが含まれており、前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力する入力手段と、ダウンロードしたアプリケーションプログラムを記憶するための記憶手段と、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる識別情報に基づいて当該識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションが前記記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを実行する第一の実行手段と、前記判断手段により起動不可の判断が下された場合には、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示す前記ネットワーク上の前記少なくとも1つのサーバにアクセスし、前記アクセスした少なくとも1つのサーバより前記ネットワークを介して前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムをダウンロードして前記記憶手段に記憶し、実行する第二の実行手段と、を備え、前記第1および第2の実行手段で実行される前記アプリケーションプログラムは、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用し、前記サーバは、前記少なくとも1つの情報端末に対して情報および/またはサービスを提供するための少なくとも1つのアプリケーションプログラムがあらかじめ記憶されており、前記少なくとも1つの情報端末より前記ネットワークを介してアクセスを受け付けた場合には、前記アクセスしてきた少なくとも1つの情報端末に対して前記あらかじめ記憶された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを配信する配信手段と、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムを配信した情報端末に対して当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムに基づく情報および/またはサービスを前記ネットワークを介して提供する提供手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる一実施の形態を詳細に説明する。
【0028】
まず、図1、図2および図3を用いて本発明の情報提供システムにかかる構成について説明する。この情報提供システムは、携帯電話機に対してネットワークを介して情報および/またはサービスの提供を行うものである。
【0029】
図1は本発明の一実施に形態に適用される情報提供システムを示す概略構成図である。本実施の形態による情報提供システムは、たとえば図1に示したように、少なくとも1台の携帯電話機(携帯電話機1A,1B)、少なくとも1台の情報提供サーバ(情報提供サーバ4A,4B)、無線通信を送受を司るための少なくとも1台の基地局(基地局2)、および、ネットワーク(インターネット3)を備えた構成である。
【0030】
図1において、基地局2は通信回線5を介してインターネット3に接続されるが、ここでは携帯電話網の図示およびその説明を省略する。情報提供サーバ4A,4Bは、それぞれ通信回線6,7を介してインターネット3に接続される。
【0031】
以上の構成により、携帯電話機1A,1Bはそれぞれ基地局2、通信回線5を介してインターネット3に接続され、一方、情報提供サーバ4A,4Bはそれぞれ有線回線6,7によりインターネット3に接続される。その結果、携帯電話機1A,1Bと情報提供サーバ4A,4B間において通信による接続が可能となる。
【0032】
本実施の形態においては、説明上、図1の情報提供システムは、2台の携帯電話機1A,1Bと、1機の基地局2、2台の情報提供サーバ4A,4Bを備えている。なお、本発明においては、携帯電話機の数、基地局の数、情報提供サーバの数を限定するものではない。
【0033】
携帯電話機1A,1Bは、それぞれ基地局2を介してインターネット3に接続できる構成である。携帯電話機1A,1Bは、それぞれ図形のコードを用いた本発明の情報提供を実現するものである。このコード情報とは、たとえば、JANコードのバーコードやQRコードのような二次元コードを光学的に入力して得た情報に基づいて取り出した情報を示す。
【0034】
情報提供サーバ4A,4Bは、携帯電話機1A,1B、インターネット3に接続可能なパーソナルコンピュータ(図示せず)などからの要求に応じて情報提供、サービス提供などを行う。情報提供サーバ4A,4Bは、それぞれコードを用いた本発明の情報提供、サービス提供を実現するものである。
【0035】
つぎに、上述した情報提供システムを構成する携帯電話機、サーバについて詳述する。図2は本発明の一実施の形態の情報提供システムに適用される携帯電話機の一構成例を示すブロック図であり、図3は本発明の一実施の形態の情報提供システムに適用されるサーバの一構成例を示すブロック図である。
【0036】
まず、図2を用いて携帯電話機を説明する。携帯電話機1Aと1Bとは同様の構成を有していることから、図2には代表として携帯電話機1Aの内部構成を示す。
【0037】
携帯電話機1Aは、図2に示したように、制御信号、アドレス信号、データなどを伝送させるバス11を有しており、このバス11を介して各ユニット間の通信を確立させる構成である。この携帯電話機1Aは、外部との通信インタフェースを司る外部インタフェース16と、内部にニッカド電池などにより図2に示される各ユニットに電力を供給する電源部17とを有している。
【0038】
携帯電話機1Aの制御系は、たとえば、図2に示したように、制御全体を司るCPU12、携帯電話機1A全体の制御を行うためのプログラムを記憶したROM13、各種の動作において生成されるデータを格納するRAM14、電源オフ時もプログラムやデータを保存しておく第一記憶部15A,第二記憶部15Bにより構成される。
【0039】
携帯電話機1Aの通信系は、たとえば、図2に示したように、電波を送受信するアンテナ18A、そのアンテナ18Aを接続した無線通信部18、音声を入力するマイク19、音声を出力するスピーカ20、マイク19とスピーカ20とを接続させて通話を処理する通話処理部21により構成される。
【0040】
携帯電話機1Aの通話以外の入出力系は、たとえば、図2に示したように、各種アプリの実行によってメニュー、処理結果などを画面に表示する液晶表示部22、この液晶表示部22に供給するビデオ画像データを記憶するビデオRAM(以下に、VRAMと称する)23、CCDなどの撮像素子を用いて被写体画像をビデオ撮影するカメラ部すなわち撮像部24、この撮像部24より取り込まれた画像をたとえば動画、静止画などの処理を施して画像データを得る画像処理部25、この画像処理部25で処理された画像データを格納する画像メモリ26、ボタン、スイッチなどを配してユーザからの操作を受け付ける操作入力部27より構成される。
【0041】
ここで、上述した制御系についてさらに具体的に説明する。CPU12は、音声通話、データ通信、コード認識などの処理をROM13、第一記憶部15A、第二記憶部15Bにそれぞれ格納された各種プログラムに従って制御する。このCPU12は、本実施の形態において実施されるコードを用いた情報提供システムを実現させるためのアプリを外部よりダウンロードして処理する制御も実行する。
【0042】
ROM13は、携帯電話機1Aの主機能となる音声通話、インターネット接続などで実施するデータ通信(たとえば、パケット通信)、操作入力、各種の動作に対応した画面表示、時間計時、メモリ制御などを処理するための各種プログラムをあらかじめ記憶している。このROM13は、さらに、コード認識用アプリ群13Aを格納している。
【0043】
コード認識用アプリ群13Aは、あらかじめ決められた種類のコードに対して画像処理によって認識するためのプログラム群である。このコード認識用アプリ群13Aに格納されているプログラムは、たとえば、携帯電話機1Aの出荷の段階ですでに記憶させておくものである。
【0044】
したがって、携帯電話機1Aにおいては、コード認識までの処理を外部からアプリ供給しなくても実現することが可能となる。たとえば、JANコードとQRコードとの2種類に対応できる構成とした場合には、JANコード対応のコード認識用アプリとQRコード対応のコード認識用アプリとがあらかじめROM13に格納しておく必要がある。
【0045】
RAM14は、ROM13、第一記憶部15A、第二記憶部15Bにそれぞれ格納されている各種のプログラムに従ってデータ、パラメータなどを格納する機能を有している。
【0046】
第一記憶部15Aは、たとえば、Java(R)アプリ格納領域15AAを有しており、インターネット3よりダウンロードしたJava(R)アプリを保存する。第二記憶部15Bは、たとえば、クリッピング情報格納領域15BBを有しており、後述するが、コードの読み取りにより入力されたコード情報に含まれる付加情報をクリッピングしてユーザの操作に応答して保存する。なお、この保存は、コード対応のJava(R)アプリが起動されたときにメニュー選択により実行されるものである。
【0047】
なお、Java(R)アプリ格納領域15AAに格納されるJava(R)アプリとクリッピング情報格納領域15BBに格納される付加情報とは対応関係をもって記憶される。後述するが、コード情報には、Java(R)アプリを識別するための識別情報が含まれており、その識別情報に基づいてJava(R)アプリを特定し、起動させることができる。なお、複数のコード情報に対してひとつの共通したJava(R)アプリが対応する場合もあり、その場合には、同一のJava(R)アプリをコード別に複数用意する必要はない。
【0048】
つづいて、図3を用いて情報提供サーバを説明する。情報提供サーバ4Aと4Bとは同様の構成を有していることから、図3には代表例として情報提供サーバ4Aの内部構成を示す。
【0049】
情報提供サーバ4Aは、図3に示したように、制御信号、アドレス信号、データなどを伝送させるバス41を有しており、このバス41を介して各ユニット間の通信を確立させる構成である。
【0050】
バス41には、通信制御装置42、制御装置43、記憶装置44などが接続される。通信制御装置42は、通信回線6に接続され、インターネット3を介して外部の端末、サーバ、携帯電話機などとのデータ通信を司る。制御装置43は、CPU、ROM、RAMなどを有しており、情報提供サーバ4A自身の制御全体を司る。
【0051】
記憶装置44は、Java(R)アプリ記憶部44A、情報提供用データ記憶部44B、情報提供用プログラム44Cなどを記憶させている。Java(R)アプリ記憶部44Aは、コード対応の情報提供やサービス提供を実現するJava(R)アプリを記憶している。制御装置43は、携帯電話機1A,1Bなどからの要求に応答してJava(R)アプリ記憶部44Aに記憶されたJava(R)アプリを配信する。
【0052】
情報提供用データ記憶部44Bは、Java(R)アプリ記憶部44Aに記憶されているJava(R)アプリに基づく情報提供やサービス提供を実現するためのデータを記憶している。
【0053】
なお、詳細な説明は省略するが、コードの種類に応じてJava(R)アプリ記憶部44Aに記憶させるJava(R)アプリを変更(追加、削除など)が情報提供システムの管理者側により施されるものとする。情報提供用データ記憶部44Bにおいては、Java(R)アプリ記憶部44Aの変更に追随してJava(R)アプリで提供すべき情報の変更(追加、削除など)が情報提供システムの管理者側により施されるものとする。
【0054】
情報提供用プログラム44Cは、携帯電話機に対して情報提供、サービス提供を行うため、携帯電話機側で実行されるJava(R)アプリと協働して動作するプログラムである。この情報提供用プログラム44CについてもJava(R)アプリの変更に合わせて情報提供システムの管理者側により変更が施されるものとする。
【0055】
つぎに、コードについて図4および図5を用いて説明する。図4は本発明の一実施の形態に適用されるコードの一例を説明する図であり、図5は本発明の一実施の形態に適用されるコード情報の一構成例を説明する図である。
【0056】
図4には、携帯電話機1A,1Bにて画像入力する対象となるコードの形状が一例として示されている。図4に示したように、コードは、たとえば矩形状に形成される。図4には、QRコードの一例を示す。本実施の形態では、前述したようにJANコードやQRコードの適用が好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0057】
このコードがたとえば携帯電話機1Aの撮像部24によって画像として読み取られる。この読み取られた画像は、携帯電話機1A内部において画像処理され、コード情報として取得される。このようにして取得されたコード情報は、一例として、図5の如くフォーマットを有している。図5において、100はコード情報を示している。
【0058】
コード情報100は、たとえば図5に示したように、ID(識別情報)101、アクセス先URL102、付加情報103から構成される。ID101は、たとえば、携帯電話機1A内で起動可能なJava(R)アプリを識別して起動させるための情報である。このID101は、アプリの種別を示すタイトル情報を含んでいる。また、利用形態のひとつとして、IDがJava(R)アプリコマンドとして機能させることも可能である。アクセス先URL102は、たとえば、コード対応のJava(R)アプリをダウンロード要求するための配信元のサイトを示す情報である。
【0059】
付加情報103は、たとえば、情報および/またはサービスの提供に必要な情報の一部を示す情報である。サービスがたとえば買い物であれば、付加情報103には、商品説明とその金額がたとえばテキストデータで埋め込まれることになる。したがって、携帯電話機1Aでコード情報を入手した場合には、ネットワークに接続していないローカルな環境下で付加情報103を用いて商品説明とその金額とを文字情報によって確認することが可能となる。
【0060】
つぎに、情報提供システムの機能について説明する。図6、図7および図8には、携帯電話機1Aの操作に合わせた画面遷移が示されている。図6、図7、図8はそれぞれ本発明の一実施の形態に適用される携帯電話機の画面遷移の一例を示す図である。
【0061】
まず、図6を用いて、Java(R)アプリ取得前の手順について説明する。携帯電話機1Aに電源が投入されている状態では、ユーザは操作入力部27にあらかじめ設けられているカメラスイッチをオンにし、撮像部24の撮像動作が開始される。なお、カメラスイッチについては、液晶表示部22の画面にソフトスイッチとして表示させる変形は可とする。
【0062】
撮像部24が起動されると、液晶表示部22の表示画面200には、作業画面201、サブメニュー選択アイコン202および読取アイコン203が表示される(図6(A)参照)。ユーザは、この状態で作業画面201にコードの画像を表示させる。読取アイコン203には、撮像部24の起動にしたがって操作入力部27の中で特定のボタンが対応付けられる。
【0063】
ユーザがこの特定のボタンを操作すると、読取アイコン203が選択されたことになる。このとき、作業画面201にコードの画像が収まっていれば、コードの画像は取り込まれてコード認識が行われる(図6(B)参照)。
【0064】
コード認識が開始されると、作業画面201はビデオ映像表示からコード認識用アプリに基づく表示画面に切り替わる。このとき、コード認識が終了すると、作業画面201には文字による認識結果が表示される(図6(C)参照)。図6(C)の一例では、コード情報に格納されるIDから“買い物”サービスのJava(R)アプリに対応しているコードであることを確認することができる。この段階で、認識結果、すなわち、ID、アクセス先URLおよび付加情報は一旦RAM14に格納される。
【0065】
この例では、携帯電話機1Aにはコード対応のJava(R)アプリがダウンロードされていないため、コード情報のアクセス先URLが参照される。そして、アクセス先URL“http://www.xxx.co.jp”が表示される(図6(C)参照)。このとき、上記アクセス先URLにカーソルが合わされるので、ユーザはそのまま決定操作を行えばよい。この決定操作を行うためのボタンはこの状態で決定操作を行うボタンとして内部的に制御される。このユーザに操作させる手順は、セキュリティ上有効である。なお、カーソル表示に変えて文字の反転表示でカーソル位置を表現するようにしてもよい。
【0066】
このようにして、ユーザにより決定操作がなされると、携帯電話機1Aから無線送信が行われ、基地局2、インターネット3を介してアクセス先URLのサイトへアクセスが行われる。このアクセスに応じてアクセス先URLのサイトと携帯電話機1Aがつながり、そのサイトから買い物サービスのためのJava(R)アプリがダウンロードされる(図6(D)参照)。
【0067】
なお、作業画面201には、ダウンロード中、文字列“買い物ダウンロード”が表示される。なお、セキュリティを考慮して、ダウンロードの可否を一旦ユーザ側に確認する手順を踏んでもよく、この場合には、ユーザは操作入力部27を操作して文字列“買い物ダウンロード”を選択することにより、携帯電話機1Aにコード対応のJava(R)アプリをダウンロードすることになる。
【0068】
次回同じコードが読み取られた際は、すでにコード対応のJava(R)アプリが準備されているので、そのJava(R)アプリにしたがってコード情報に基づく情報、サービスの提供を享受することができる。
【0069】
つづいて、図7および図8を用いて、Java(R)アプリ取得状態において情報および/またはサービスの提供を享受する手順について説明する。携帯電話機1Aに電源が投入されている状態では、ユーザは操作入力部27にあらかじめ設けられているカメラスイッチをオンにし、撮像部24の撮像動作が開始される。なお、カメラスイッチについては、液晶表示部22の画面にソフトスイッチとして表示させる変形は可とする。
【0070】
撮像部24が起動されると、液晶表示部22の表示画面200には、作業画面201、サブメニュー選択アイコン202および読取アイコン203が表示される(図7(A)参照)。ユーザは、この状態で作業画面201にコードの画像を表示させる。読取アイコン203には、撮像部24の起動にしたがって操作入力部27の中で特定のボタンが対応付けられる。
【0071】
ユーザがこの特定のボタンを操作すると、読取アイコン203が選択されたことになる。このとき、作業画面201にコードの画像が収まっていれば、コードの画像は取り込まれてコード認識が行われる(図7(B)参照)。
【0072】
コード認識が開始され、IDに基づいてコード対応の起動可能なJava(R)アプリの保存状態が確認されると、そのJava(R)アプリが起動される。そして、作業画面201はビデオ映像表示(図7(B)参照)からJava(R)アプリの実行に基づく情報提供/サービス提供のメニューの画面が表示される(図7(C)参照)。Java(R)アプリ取得前との違いは、この段階でJava(R)アプリが起動し、それ以降は携帯電話機1Aにおけるローカルでの情報提供、サービス提供の環境下へ移行する点にある。
【0073】
すなわち、コード対応のJava(R)アプリをすでに搭載しているので、コード認識によって得られたコード情報に含まれるJava(R)アプリのIDからこのIDで特定されるJava(R)アプリが起動する。そして、作業画面201には、今回読み取ったコード情報のIDに含まれるサービス内容の“買い物”が表示されるとともに、同Java(R)アプリの処理で情報やサービスの提供を享受できる選択メニューの “1.表示”、“2.保存”、“3.カートに入れる”、“4.購入”、“5.決済処理”が併せて表示される(図7(C)参照)。これらの表示は、Java(R)アプリに基づく処理項目を示すものである。
【0074】
ユーザが操作入力部27の操作により、画面上で選択メニュー“2.保存”にカーソルを合わせて、そこで決定すると、その買い物に対応する付加情報がRAM14から読み出される。そして、その読み出された付加情報は、クリッピング情報格納領域15BBにユーザ自身のカタログ情報として保存される。その他、“3.カートに入れる”、“4.購入”、“5.決済処理”のそれぞれのメニューが選択されると、メニュー3についてはローカルな処理が実行され、メニュー4,5は情報提供元のサイトとインターネット3を介して通信処理される。
【0075】
ユーザが操作入力部27の操作により、画面上で選択メニュー“1.表示”にカーソルを合わせ、そこで決定すると、その買い物に対応する付加情報がRAM14もしくはクリッピング情報格納領域15BBから読み出される。付加情報の保存前であれば、RAM14からの読み出しになり、一方、クリッピング情報格納領域15BBからの読み出しであれば、すでにカタログとして保存されていることになる。一旦、クリッピング情報格納領域15BBに付加情報を保存しておけば、いつでも読み出して画面上に表示させることができる。
【0076】
そして、ユーザが液晶表示部22の表示画面を通して買い物に関する情報提供を享受できるように、付加情報に基づいて可視化された商品情報、すなわち、商品のカタログ情報が表示される。この表示は、まだ携帯電話機1Aによるローカルな環境下での情報提供となる。
【0077】
作業画面201上では、たとえば、このカタログ情報に併せて“次を読む”のアイコン302、“購入”のアイコン303、“詳細”のアイコン304が表示される(図7(D)参照)。ユーザが操作入力部27の操作により、“次を読む”のアイコン302を選択した場合には、作業画面201の右端にスクロールバー305が操作可能に表示される(図8(A)参照)。このスクロールバー305においては、表示された際に、たとえば操作入力部27のいずれか2つのボタンに上方向、下方向への移動のための役割が割り当てられる。
【0078】
さらに、作業画面201下段に、“詳細を見る”のアイコン306、“カートに入れる”のアイコン307、“カートを見る”のアイコン308がそれぞれ表示される(図8(A)参照)。ユーザにおいては、操作入力部27の操作によりスクロールバー305の動きを指示することができる。以上のアイコン306,307,308においては、表示された際に、たとえば操作入力部27の3つのボタンに役割が割り当てられる。
【0079】
ユーザはローカルな環境下で購入商品の候補を選定しておいたり、購入商品の候補について合計金額を確認することが可能である。たとえば、アイコン37を操作して“カートに入れる”を要求した場合には、カーソル上の商品が購入商品の候補としてRAM14に一旦格納される。なお、カーソルは文字列を反転させてもよいことは云うまでもない。
【0080】
また、ユーザが興味をもつ商品についてはさらに詳細な情報を閲覧することができる。この場合には、ユーザは操作入力部27を操作して興味をもつ商品の情報に作業画面201中のカーソルを合わせ、さらに“詳細を見る”のアイコン306に対応するボタンを操作する。その結果、ユーザが選んだ商品の詳細情報が情報提供元のサイトより配信され、作業画面201上に表示される(図8(B)参照)。
【0081】
このように、詳細情報の要求では情報提供元のサイトへのアクセス、すなわち、ネットワークへのアクセスによる通信が必要となる。購入の要求時もネットワークへのアクセスが行われるが、スクロールにより商品閲覧の操作が継続している間は、携帯電話機1Aのローカルな環境下で付加情報に基づく表示が行われる。
【0082】
詳細情報が表示されているときでも、すなわち、情報提供元との通信状態下でも、カートに関するアイコン307,308は同時に表示される。したがって、詳細情報の表示時にも、ユーザによる操作入力部27の操作でアイコン307の選択がなされると、カーソルが合わせられている商品が購入候補としてカートに入れられる。ただし、このカートの操作段階ではアイコン307,308の操作情報は情報提供元のサイトへ送信されず、ローカル環境下のときと同様にカートに入れた購入候補はRAM14に格納される。
【0083】
また、現在どの商品をカートにいれているのかを確認することができる。この場合には、ユーザによるアイコン308の選択操作が必要となる。すなわち、ユーザによる操作入力部27の操作でアイコン308の選択がなされると、RAM14に格納されている購入候補の商品が読み出され、表示される(図8(C))。
【0084】
この場合には、商品に対応させてその数量と金額とが併記されて表示される。このとき、表示画面200には、さらに、“購入”のアイコン309が表示される。このタイミングでアイコン309には、操作入力部27のうちでボタンが割り当てられる。ユーザが“購入”のアイコン309に対応するボタンを操作すると、購入サイトへカートに入れた購入対象の商品情報が通知される。
【0085】
そして、購入手続き画面が作業画面201に表示される。このとき、図示せぬが、購入対象となる商品名、金額が表示され、購入意思の確認を含む操作画面が表示される。そして、決済手続きへと作業が移行する。図8(D)には、決済手続きの一画面例が示されている。
【0086】
以上の図7、図8の説明においては、メニュー“1.表示”の状態からでもカートに入れたり、購入するところまで処理が実行可能な一例を示している。
【0087】
つぎに、動作について説明する。図9は本発明の一実施の形態に適用される携帯電話機の動作の一例を説明するフローチャートであり、図10は本発明の一実施の形態に適用される情報提供システムの動作の一例を説明するフローチャートである。図11は、本発明の一実施の形態に適用される情報提供システムの動作の他の一例を説明するフローチャートである。
【0088】
まず、図9を用いて、携帯電話機1Aの動作について説明する。携帯電話機1Aの電源が投入されると、初期化処理が実行される(ステップS101)。この初期化処理により携帯電話機能、データ通信機能、カメラ機能などがいつでも使用可能になる。
【0089】
そして、カメラ起動、すなわち、カメラスイッチの押下が判断される(ステップS102)。もしカメラスイッチの押下が確認されなかった場合には(ステップS102のNOルート)、各種(撮像以外)の処理が実行され(ステップS103)、再度ステップS102へ処理が戻る。
【0090】
もしカメラスイッチの押下が確認された場合には(ステップS102のYESルート)、被写体画像のビデオ映像が取り込まれる。そして、コードの読取り操作の有無が確認される(ステップS104)。このとき、コードの読取り操作が確認されなければ(ステップS104のNOルート)、各種(コード読み取り以外)の処理が実行され(ステップS105)、再度ステップS104へ処理が戻る。
【0091】
そして、もしコードの読み取り操作が確認された場合には(ステップS104のYESルート)、撮像部24により被写体画像が取り込まれていた状態から静止画が取り込まれる(ステップS106)。このステップS106の画像入力に基づいてコード認識が実行される(ステップS107)。このコード認識は、あらかじめ実行されているコード認識用アプリにより行われる。
【0092】
コード認識結果は表示画面に表示され、このタイミングでカメラ機能は自動的にオフとなる(ステップS108)。このコード認識結果は、一旦RAM14に格納される。コード認識により図5の如くコード情報100が取得され、そのコード情報100のID101が取り出される。このID101からJava(R)アプリが特定され、その特定のJava(R)アプリを現在の携帯電話機1Aにおいて起動できるか否か判断される。この判断で起動できない、すなわち、コード情報から取り出されたID101で特定されるJava(R)アプリが存在していない場合には、未ダウンロード状態という判断が下される。
【0093】
したがって、コード対応のJava(R)アプリがダウンロード済みでない場合には(ステップS109のNOルート)、コード情報100に格納されているアクセス先URL102から情報提供元のサイトへアクセスし、所定のJava(R)アプリをダウンロードする処理が実行される(ステップS110)。
【0094】
そして、そのダウンロードされたJava(R)アプリを用いて情報提供元のサイトから情報提供を享受可能な環境が準備される(ステップS111)。そして、処理は終了する。一方、コード対応のJava(R)アプリがダウンロード済みであった場合には(ステップS109のYESルート)、すでにダウンロードされているJava(R)アプリを用いてローカル環境下での情報、サービスの提供を享受したり、情報提供元のサイトから更なる情報提供、サービス提供を享受する処理が実行される(ステップS111)。
【0095】
つづいて、図10を用いてダウンロード処理(図9のステップS110に相当)を説明する。なお、説明を簡略化するため、携帯電話機1Aへの情報提供元サーバを4Aとして説明する。
【0096】
このダウンロード処理では、まず、コード情報100の格納されているアクセス先URL102取り出され(ステップS201)、そのアクセス先URL102に基づいてインターネット3のサイトへアクセスが行われる(ステップS202)。
【0097】
情報提供サーバ4Aでは、携帯電話機1AよりJava(R)アプリをダウンロードするためのアクセスが要求されるまでは、アクセスの有無を判断する処理が繰り返し実行される(ステップS301のNOルート)。携帯電話機1A側のステップS202の処理によりアクセスが確認されると(ステップS301のYESルート)、ダウンロードのためにアクセス元へ配信するJava(R)アプリが特定され、その特定されたJava(R)アプリが携帯電話機1Aに向けて配信される(ステップS302)。
【0098】
携帯電話機1Aでは、情報提供元のサイトへのアクセス後、そのサイトから返信(ダウンロード許可の連絡)が届くまでは、返信の有無を判断する処理が繰り返し実行される(ステップS203のNOルート)。情報提供サーバ4A側のステップS302の処理により返信が確認されると(ステップS203のYESルート)、たとえば最初にダウンロードするJava(R)アプリの情報、ダウンロード可否の判断に関する情報をダウンロード情報として受け取り、そのダウンロード情報を表示させる処理が実行される(ステップS204)。
【0099】
そして、携帯電話機1A側では、ユーザよりダウンロードを指示する操作がなされるまでは(ステップS205のNOルート)、その他の処理を実行可能な状況下としつつ(ステップS206)、ダウンロードの有無を判断する処理が繰り返し実行される。
【0100】
ユーザによりダウンロード指示の操作がなされると(ステップS205のYESルート)、情報提供元のサイト、すなわち、アクセス先の情報提供サーバ4Aに対してダウンロードが要求される(ステップS207)。
【0101】
情報提供サーバ4A側では、携帯電話機1Aよりダウンロード要求が届くまでは、ダウンロード要求の有無を判断する処理が繰り返し実行される(ステップS303のNOルート)。ダウンロード要求が確認されると(ステップS303のYESルート)、携帯電話機1Aに対してJava(R)アプリのダウンロード処理が実行される(ステップS304)。
【0102】
この情報提供サーバ4Aのダウンロード処理に伴って携帯電話機1A側でもダウンロード処理が実行され、ダウンロードされたJava(R)アプリはJava(R)アプリ格納領域15AA(図2、第一記憶部15A参照)へ格納される(ステップS208)。この後、処理は図9のステップS111へ移行する。
【0103】
つぎに、図11を用いて情報享受処理(図9のステップS111に相当)を説明する。なお、説明を簡略化するため、携帯電話機1Aへの情報提供サーバを4Aとして説明する。
【0104】
図11の説明上、携帯電話機1Aでは、コード対応のJava(R)アプリをすでに実装していることから、そのJava(R)アプリを起動させる処理が実行される(ステップS401)。このとき、RAM14もしくはクリッピング情報格納領域15BB(図2参照)から上記Java(R)アプリで情報提供、サービス提供可能なメニューが読み出され、表示画面に一覧表示させる処理が実行される(図7(C)参照)。メニュー選択は、カーソル操作で行うことができる。もちろん、カーソルに関しては、そのカーソル位置を文字の反転表示により選択位置を可視化してもよい。
【0105】
この一覧表示によりユーザの操作で所望のメニューが選択可能となる。ユーザによる所望のメニューが選択されると(ステップS402)、つづいてそのサービスに対する操作入力が受け付けられる(ステップS403)。
【0106】
ユーザからの操作が受付けられると、その操作内容が確認される。たとえば、メニュー“1.表示”の選択後、ユーザからの操作が詳細情報の表示を指示する場合には、処理は詳細情報表示処理(ステップS405)に移行する。この詳細情報表示処理は、後述するが、図12を用いて詳述する。このステップS405の処理が終了すると、処理はステップS403に戻り、さらに操作を受け付ける。
【0107】
また、ユーザからの操作がメニュー“4.購入”を指示する場合には、処理は購入処理(ステップS406)に移行する。このS406の処理が終了すると、処理は図9の処理に戻る。
【0108】
さらに、ユーザの操作が付加情報に基づく商品の閲覧などを指示する場合、すなわち、メニュー“1.表示”を選択した場合には、携帯電話機1Aのローカルな環境下で処理が足りる。すなわち、図11において、その他の処理が実行され(ステップS407)、処理はステップS403に戻り、さらに操作を受け付ける。
【0109】
つぎに、図12、図13を用いてそれぞれ詳細情報表示処理(ステップS405に相当)、購入処理(ステップS406に相当)を説明する。なお、説明を簡略化するため、携帯電話機1Aへの情報提供元サーバを4Aとして説明する。
【0110】
まず、詳細情報表示処理において、図12に示したように、まず携帯電話機1Aより詳細情報の表示要求が情報提供サーバ4Aに対して発信される(ステップS501)。この表示要求を受けた情報提供サーバ4Aにおいては、まず詳細情報の表示要求が受け付けられ、その要求された詳細情報を情報提供用データ記憶部44Bから取り出す処理が実行される。さらに、その取り出された詳細情報は表示要求元の携帯電話機1Aに対して送信される(ステップS602)。
【0111】
このようにして送信された詳細情報は携帯電話機1Aで受信され(ステップS502)、その受信された詳細情報は表示画面200に表示される(ステップS503)。
【0112】
なお、詳細情報のデータ容量にもよるが、すでにコード情報で取得されている商品の情報にさらに対応付けて記憶させ、携帯電話機1Aのローカル環境下でもその詳細情報を閲覧できる構成としてもよい。
【0113】
つづいて購入処理においては、図13に示したように、まず携帯電話機1Aより購入要求が情報提供サーバ4Aに対して発信される(ステップS701)。そして、購入要求が情報提供サーバ4Aで受け付けられる(ステップS801)。この購入要求を受けた情報提供サーバ4Aにおいては、まず購入者の意思確認として携帯電話機1Aに対して購入確認の連絡が送信される(ステップS802)。
【0114】
携帯電話機1Aでは、情報提供サーバ4Aより購入の意思確認が連絡されると、購入の意思確認画面を形成してユーザに対して購入式を確認する処理が実行される(ステップS702)。そして、ユーザの操作により購入意思の確認がとれると(ステップS703のYESルート)、その確認通知を情報提供サーバ4Aに対して送信する処理が実行される(ステップS704)。なお、ユーザにより購入拒否の操作がなされると(ステップS703のNOルート)、処理は図11に戻る。
【0115】
情報提供サーバ4Aでは、商品購入の意思が確認されると、アクセス元となる携帯電話機1Aに対して購入手続きの指示が送られ、購入手続き処理が開始される(ステップS804)。
【0116】
一方、携帯電話機1Aでは、情報提供サーバ4Aからの指示に従って購入手続き画面を表示させながらユーザに対して操作を促し、購入手続き処理が実行される(ステップS705)。この後、処理は図11に戻る。
【0117】
なお、上述した実施の形態では、情報端末の1つとして携帯電話機を例にあげたが、本発明はこれに限定されるものではなく、パーソナルコンピュータ、PDA、PHSなどへの適用も可能である。
【0118】
以上説明したように本実施の形態によれば、携帯電話機にコードを読ませたときに、そのコード対応のJava(R)アプリが保持されていなければ、コード対応のJava(R)アプリ取得のために無線を通じてネットワークにアクセスしてくれる。この場合、そのコードに対応するJava(R)アプリの所在(アクセス先)をアクセス先URLに基づいて探し出すことができる。このようにして探し出されたJava(R)アプリはネットワークを介して携帯電話機にダウンロードされるので、ダウンロード以降はいつでもネットワークを介してコードに対応する情報提供・サービス提供の享受が可能となる。
【0119】
このため、携帯電話機においては、コードを読み取りさえすれば、仮にコードに対応するJava(R)アプリがなくてもすぐにその対応するJava(R)アプリを機内に準備することが可能である。この場合には、ユーザはどのJava(R)アプリを準備すればよいか気にしなくてもよく、ユーザにとって使い勝手が向上する。
【0120】
このように、ユーザにおいては、携帯電話機にコードを読み取らせるだけの操作で済むため、コード読み取りからJava(R)アプリを起動させるまでの手間、すなわち、情報提供・サービス提供を享受するまでの作業が軽減される。
【0121】
また、買い物などのサービスにおいては、コード情報に含まれる付加情報を商品情報までを含めた構成としたので、ユーザは携帯電話機をいちいちネットワークに接続して商品情報をダウンロードさせなくて済む。すなわち、携帯電話機上で実行可能状態のJava(R)アプリをコードに対応付けて保存しているので、すでにダウンロードされたJava(R)アプリに基づく情報および/またはサービスの提供は携帯電話機上で通信プロセスを踏む前に商品購入前までの手続きを達成させることが可能である。
【0122】
このため、ユーザは商品購入操作の段階でネットワークに接続することになる。したがって、商品閲覧で通信コストが嵩むような浪費を避けることが可能なので、商品購入時の通信コストを必要最小限に節約することが可能である。もちろん、商品購入のサービスに限らず、ネットワークに接続する前にコードに盛り込まれた情報の範囲でローカルに処理を達成することが可能である。
【0123】
また、携帯電話機によりコードを読み取った際に、すでにコード対応のJava(R)アプリが保存されていれば、その状態でJava(R)アプリが起動するので、ネットワークに接続しなくてもローカル段階での情報提供・サービス提供を享受することが可能である。
【0124】
つぎに、本発明の他の実施の形態について一例を示す。この他の実施の形態では、全体構成を前述した実施の形態と同様とするため、相違する部分のみを取り出して説明するものとする。そこで、携帯電話機上の画面遷移および内部処理に基づく動作説明対象とする。また、以下の説明では、買い物サービスを一例として挙げる。
【0125】
まず、他の実施の形態に適用されるコード情報について図14を用いて説明する。図14は本発明の他の実施の形態に適用されるコード情報の一構成例を説明する図である。同図において、400はコード情報を示している。
【0126】
コード情報400は、たとえば図14に示したように、ID(識別情報)401、アクセス先URL402、商品タイトル403、付加情報404から構成される。ID401、アクセス先URL402、付加情報404はそれぞれID101、アクセス先URL102、付加情報103と同様の情報であり、前述の実施の形態と同様に扱われる。
【0127】
そして、商品タイトル403は、ID401に対応したJava(R)アプリで紹介される商品の種別などのタイトルを示す。この他の実施の形態では、コード認識用アプリが商品タイトル403までを認識できるものとする。もちろん、コード読み取りの段階において、この商品タイトル403を認識できるアプリを別途あらかじめ準備しておくように構成してもよい。
【0128】
つぎに、他の実施例における画面遷移のうち、前述の実施の形態とは相違する部分について図15を用いて説明する。図15は本発明の他の実施の形態に適用される携帯電話機の画面遷移の他の一例を示す図である。
【0129】
前述した実施の形態では、ID101から買い物のJava(R)アプリを認識し、アクセス先URL102からそのJava(R)アプリの所在を可視表示させていたが、この他の実施の形態でも同様に、ID401から買い物のJava(R)アプリを認識し、アクセス先URL402からそのJava(R)アプリの所在を可視表示させる。さらに、商品タイトル403の認識結果により、図15(A)に示したように、たとえば文字列“ワンピース”を表示させることができる。これにより、コード対応のJava(R)アプリをダウンロードしていなくてもどの商品に対するJava(R)アプリかを容易に確認することができる。
【0130】
そして、前述した実施の形態と同様に、図15(B)の如く、情報提供元からのダウンロードが開始される。そのとき、ユーザが地下鉄の電車に乗車しているときなどのように、電波の届きにくい場所に移動してしまうと、通信は遮断され、ダウンロードは中断してしまうことになる。この場合には、図15(C)に示したように、ユーザに対して再度のダウンロードをトライするか、それともそこで一旦終了させるかの選択画面が作業画面201に形成される。
【0131】
ユーザの操作により“実行”で示されるアイコン501が選択操作された場合には、再度の接続がトライされ、一方、“終了”で示されるアイコン502が選択操作された場合には、一旦ダウンロードのための処理が終了する。
【0132】
なお、ダウンロードの再トライはいつでも可能である。たとえば、図15(D)に示したように、買い物サービスのうちワンピースとシューズに対応したJava(R)アプリをまだダウンロードしていなかった場合には、それぞれに対応する“取得”のアイコン503,504を選択操作することで、所望のJava(R)アプリを取得することができる。なお、“終了”のアイコン505も画面上に用意され、このタイミングで取得しないのであれば、処理を終了させることができる。
【0133】
つぎに、他の実施例における動作のうち、前述の実施の形態とは相違する部分について図16および図17を用いて説明する。図16、図17は、それぞれ本発明の他の実施の形態に適用される携帯電話機の動作の一例を説明するフローチャートである。
【0134】
まず、ダウンロード処理においては、前述した実施の形態と同様に、アクセス先URLに基づくアクセス処理が実行される(ステップS201、S202)。そして、アクセス先のサイトからの返信があれば(ステップS901)、ステップS204〜ステップS207の処理を経てステップS903によりダウンロードが実行される。
【0135】
ところが、その返信がなく、通信の遮断により以降の通信ができない場合には(ステップS902のYESルート)、ダウンロード処理は終了する。なお、中断がない間は、ステップS902よりステップS901へ処理は移行する。
【0136】
もちろん、ダウンロード時(ステップS903)においても通信の遮断により以降の通信ができない場合には、ダウンロード処理は終了する。
【0137】
この他の実施の形態では、コード読み取り段階に限らずいつでも未ダウンロードのJava(R)アプリをダウンロードすることができる。前述したように、コード読み取り後、通信遮断によりダウンロードまで達成できなかった場合には、図7に示したように、後で通信状況がよい環境下で再度ダウンロードをトライすることができる。
【0138】
この場合には、図示せぬが、メニューの中にダウンロードの再トライのためのメニューを表示させ(S1001)、ユーザの操作によりダウンロードすべきJava(R)アプリに対応する商品を選択すればよい(ステップS1002)。このとき、図15(D)に示したように、画面は形成される。
【0139】
このようにして選択した後は、前述した実施の形態と同様に、選択した商品に対応するアクセス先URLがRAM14より取り出される(ステップS1003)。そして、そのアクセス先URLのサイトへの接続がなされ、以降は前述のステップS901においてダウンロード処理が実行される。
【0140】
このように、他の実施の形態においては、受信電波の感度が悪く、基地局との通信が途切れても、コード読み取りによってコード情報を保持させることができる。これにより、後で電波の届く場所で再トライすれば、前述した実施の形態と同様のメリットを享受することが可能である。
【0141】
上述した他の実施の形態においては、電波が途切れる場合だけを想定せず、後でユーザが所望のタイミングでJava(R)アプリを取得することも変形例のひとつとして考えられる。この場合には、一旦ユーザに画面上で質問する操作の手順を加味すればよく、ユーザの操作に応答してネットワークを介してJava(R)アプリを取得することができる。
【0142】
また、上述した2つの実施の形態において、コードを用いてJava(R)アプリを入手する際に、コード対応のJava(R)アプリについて自動取得と手動取得の2種類のモードのうちからユーザが任意に選択できる構成にしてもよい。これにより、ユーザの使い勝手は向上する。
【0143】
そして、前述の2つの実施の形態においては、コード情報の付加情報に、たとえば商品情報を文字情報で構成したが、本発明はこれに限定されず、本発明の趣旨に逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。すなわち、被写体画像となるコードを写真画像とし、その写真画像にコード情報を透かし技術により埋め込むことも可能である。この場合には、透かし技術に対応するコード認識技術を適用すればよい。そして、写真も同時に画像として取り込んで保存しておけば、ネットワークに接続せずに商品とその写真とを閲覧することができる。これにより、商品の詳細情報をネットワークを介して取り込む際の通信コストを軽減することが可能である。
【0144】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、コード情報を光学的に入力するだけで、情報および/またはサービスの提供を享受するためのアプリを容易に入手することが可能な情報端末、情報端末用プログラムおよび情報端末の情報処理方法を提供できるという効果を奏する。
【0145】
また、本発明によれば、情報端末側でコード情報を光学的に入力するだけで、情報および/またはサービスの提供を実現することが可能な情報提供方法および情報提供システムを提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に適用される情報提供システムを示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態の情報提供システムに適用される携帯電話機の一構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態の情報提供システムに適用されるサーバの一構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に適用されるコードの一例を説明する図である。
【図5】本発明の一実施の形態に適用されるコード情報の一構成例を説明する図である。
【図6】本発明の一実施の形態に適用される携帯電話機の画面遷移の一例を示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態に適用される携帯電話機の画面遷移の他の一例を示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態に適用される携帯電話機の画面遷移の他の一例を示す図である。
【図9】本発明の一実施の形態に適用される携帯電話機の動作の一例を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の一実施の形態に適用される情報提供システムの動作の一例を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の一実施の形態に適用される情報提供システムの動作の他の一例を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の一実施の形態に適用される情報提供システムの動作の他の一例を説明するフローチャートである。
【図13】本発明の一実施の形態に適用される情報提供システムの動作の他の一例を説明するフローチャートである。
【図14】本発明の他の実施の形態に適用されるコード情報の一構成例を説明する図である。
【図15】本発明の他の実施の形態に適用される携帯電話機の画面遷移の他の一例を示す図である。
【図16】本発明の他の実施の形態に適用される携帯電話機の動作の一例を説明するフローチャートである。
【図17】本発明の他の実施の形態に適用される携帯電話機の動作の他の一例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1A,1B 携帯電話機
2 基地局
3 インターネット
4A,4B 情報提供サーバ
5,6,7 通信回線
12 CPU
13 ROM
13A コード認識用アプリ群
14 RAM
15A 第一記憶部
15AA Java(R)アプリ格納領域
15B 第二記憶部
15BB クリッピング情報格納領域
18 無線通信部
22 液晶表示部
23 VRAM
24 撮像部
25 画像処理部
26 画像メモリ
27 操作入力部
42 通信制御装置
43 制御装置
44 記憶装置
44A Java(R)アプリ記憶部
44B 情報提供用データ記憶部
44C 情報提供用プログラム
100 コード情報
101 ID
102 アクセス先URL
103 付加情報
200 表示画面
201 作業画面
400 コード情報
401 ID
402 アクセス先URL
403 商品タイトル
404 付加情報

Claims (11)

  1. ネットワークに接続可能であり、コード情報を用いて前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受する情報端末において、
    コード情報には、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができ、かつ、情報および/またはサービスの提供に必要な情報の一部を示す付加情報とが含まれており、
    前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力する入力手段と、
    ダウンロードしたアプリケーションプログラムを記憶するための記憶手段と、
    前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる識別情報に基づいて、当該識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションが前記記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用して実行する第一の実行手段と、
    前記判断手段により起動不可の判断が下された場合には、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示すアクセス先に前記ネットワークを介してアクセスし、前記ネットワークを介して前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムをダウンロードして前記記憶手段に記憶し、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用して実行する第二の実行手段と、
    を備えたことを特徴とする情報端末。
  2. 前記第二の実行手段により前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムがダウンロードされた場合には、前記入力手段により入力された被写体が示すコード情報と当該コード情報の識別情報に対応する前記ダウンロードされたアプリケーションプログラムとを対応付けて前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
  3. 前記情報端末は、無線を通じて前記ネットワークに接続することを特徴とする請求項1または2に記載の情報端末。
  4. ネットワークに接続可能であり、コード情報を用いて前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受する、コンピュータにより実行可能な情報端末用プログラムにおいて、
    コード情報には、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができ、かつ、情報および/またはサービスの提供に必要な情報の一部を示す付加情報とが含まれており、
    前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力するステップと、
    前記入力された被写体が示すコード情報に含まれる識別情報に基づいて当該識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションが記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断するステップと、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムを、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用して実行するステップと、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動不可の判断が下された場合には、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示すアクセス先に前記ネットワークを介してアクセスし、前記ネットワークを介して前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムをダウンロードして、
    前記記憶手段に記憶し、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用して実行するステップと、
    を備えたことを特徴とする情報端末用プログラム。
  5. 前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムがダウンロードされた場合には、前記入力された被写体が示すコード情報と当該コード情報の識別情報に対応する前記ダウンロードされたアプリケーションプログラムとを対応付けて前記記憶手段に記憶するステップをさらに有することを特徴とする請求項4に記載の情報端末用プログラム。
  6. 前記情報端末用プログラムは、無線を通じて前記ネットワークに接続するステップをさらに有することを特徴とする請求項4または5に記載の情報端末用プログラム。
  7. ネットワークに接続可能であり、コード情報を用いて前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受する、情報端末の情報処理方法において、
    コード情報には、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができ、かつ、情報および/またはサービスの提供に必要な情報の一部を示す付加情報とが含まれており、
    前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力するステップと、
    前記入力された被写体が示すコード情報に含まれる識別情報に基づいて当該識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションが記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断するステップと、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムを、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用して実行するステップと、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムについて起動不可の判断が下された場合には、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示すアクセス先に前記ネットワークを介してアクセスし、前記ネットワークを介して前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムをダウンロードして前記記憶手段に記憶し、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用して実行するステップと、
    を含むことを特徴とする情報端末の情報処理方法。
  8. 前記識別情報に対応するアプリケーションプログラムがダウンロードされた場合には、前記入力された被写体が示すコード情報と当該コード情報の識別情報に対応する前記ダウンロードされたアプリケーションプログラムとを対応付けて前記記憶手段に記憶するステップをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の情報端末の情報処理方法。
  9. 無線を通じて前記ネットワークに接続するステップをさらに含むことを特徴とする請求項7または8に記載の情報端末の情報処理方法。
  10. ネットワークには、情報および/またはサービスを提供するための少なくとも1つのサーバが接続され、少なくとも1つの情報端末においては、前記少なくとも1つのサーバより前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することが可能であり、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスの提供をコード情報を用いて実現する情報提供方法において、
    コード情報には、前記ネットワークを介して前記少なくとも1つのサーバより情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができ、かつ、情報および/またはサービスの提供に必要な情報の一部を示す付加情報とが含まれており、
    前記情報端末において、前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力するステップと、
    前記情報端末において、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれる識別情報に基づいて当該識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションが記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断するステップと、
    前記情報端末において、起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用して実行するステップと、
    前記情報端末において、起動不可の判断が下された場合には、前記入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示す前記ネットワーク上の前記少なくとも1つのサーバにアクセスするステップと、
    前記サーバは、前記少なくとも1つの情報端末に対して情報および/またはサービスを提供するための少なくとも1つのアプリケーションプログラムがあらかじめ記憶されており、前記サーバにおいて、前記少なくとも1つの情報端末より前記ネットワークを介してアクセスを受け付けた場合には、前記アクセスしてきた少なくとも1つの情報端末に対して前記あらかじめ記憶された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを配信するステップと、
    前記情報端末において、前記アクセスした少なくとも1つのサーバより前記ネットワークを介して前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムをダウンロードして前記記憶手段に記憶するステップと、
    前記情報端末において、前記ダウンロードされて前記記憶手段に記憶されている前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムを、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用して実行するとともに、前記サーバにおいて、前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムを配信した情報端末に対して当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムに基づく情報および/またはサービスを前記ネットワークを介して提供するステップと、
    を含むことを特徴とする情報提供方法。
  11. ネットワークには、情報および/またはサービスを提供するための少なくとも1つのサーバが接続され、少なくとも1つの情報端末においては、前記少なくとも1つのサーバより前記ネットワークを介して情報および/またはサービスを享受することが可能であり、前記ネットワークを介して情報および/またはサービスの提供をコード情報を用いて実現する情報提供システムにおいて、
    前記情報端末は、
    コード情報には、前記ネットワークを介して前記少なくとも1つのサーバより情報および/またはサービスを享受することを含むアプリケーションプログラムをダウンロードするためのアクセス先を示すアドレス情報と、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対応し、当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムの識別情報と、当該アプリケーションプログラムが利用することができ、かつ、情報および/またはサービスの提供に必要な情報の一部を示す付加情報とが含まれており、
    前記コード情報を図形化して示す被写体を光学的に入力する入力手段と、
    ダウンロードしたアプリケーションプログラムを記憶するための記憶手段と、
    前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる識別情報に基づいて当該識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションが前記記憶手段に記憶されており、その起動ができるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により起動可の判断が下された場合には、前記記憶手段に記憶されている、前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用して実行する第一の実行手段と、
    前記判断手段により起動不可の判断が下された場合には、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれるアドレス情報に基づいて当該アドレス情報が示す前記ネットワーク上の前記少なくとも1つのサーバにアクセスし、前記アクセスした少なくとも1つのサーバより前記ネットワークを介して前記識別情報に対応する少なくとも1つのアプリケーションプログラムをダウンロードして前記記憶手段に記憶し、前記入力手段で入力された被写体が示すコード情報に含まれる付加情報を利用して実行する第二の実行手段と、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記少なくとも1つの情報端末に対して情報および/またはサービスを提供するための少なくとも1つのアプリケーションプログラムがあらかじめ記憶されており、前記少なくとも1つの情報端末より前記ネットワークを介してアクセスを受け付けた場合には、前記アクセスしてきた少なくとも1つの情報端末に対して前記あらかじめ記憶された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを配信する配信手段と、
    前記少なくとも1つのアプリケーションプログラムを配信した情報端末に対して当該少なくとも1つのアプリケーションプログラムに基づく情報および/またはサービスを前記ネットワークを介して提供する提供手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供システム。
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