JP4387482B2 - 双方向テレビシステムを用いた情報処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、双方向テレビシステムを用いた情報処理方法に関するもので、例えば現在放送されている文字多重放送及び受信装置を利用し、広告者及び一般ユーザにとって有意義な情報の収集及び交換を可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】
文字多重放送設備、文字多重放送受信装置、電話回線及びサーバを関連つけて、双方向テレビシステムが開発されている。
【0003】
この双方向テレビシステムの技術は、例えば特開平9−98401号公報、特開平9−237234号公報に開示されている。
【0004】
双方向テレビジョンシステムでは、放送局は、テレビジョン信号の垂直帰線期間の特定の水平ラインにデジタルデータを重畳して電波を送出する。上記デジタルデータの内容としては、データ処理を行うためのプログラム(スクリプト)、キャラクタコードなどの実データが存在する。一方、テレビジョン受信機では、上記デジタルデータを受信し、スクリプトのデータを内部のデータ処理部のプログラムRAMに格納する。また実データに関しては、スクリプトに基づいたデータ処理を行う。データ処理結果は、表示制御部において処理され、アンケート結果、商品情報(価格、販売期間など)、天気予報、株式情報などとして表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の双方向テレビジョンシステムでは、利用形態として、テレビショッピング、天気予報情報の提供、各種アンケート結果の提供を行っている。しかしながら、番組提供者(スポンサー)にとっての利用範囲をさらに拡大しようとした場合、機能的に不足している。
【0006】
そこでこの発明では、スポンサー及び一般視聴者にとって、さらなる利用価値を向上することができる双方向テレビシステムを用いた情報処理方法及び装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明では上記の目的を達成するために、放送局、インタラクティブ機能を有したテレビジョン受信機、応答サーバーを用いた双方向テレビジョンシステムにおいて、前記放送局では、主番組信号と共に、商品又はサービスに関連するインタラクティブ関連信号を放送し、前記テレビジョン受信機では、前記インタラクティブ関連信号に基づく複数の選択ボタンを表示し、前記複数の選択ボタンの何れかを利用者が選択した場合、当該選択ボタンの選択情報と利用者識別情報(利用者ID)を前記応答サーバーに伝送するようにし、前記応答サーバーでは、前記利用者IDと前記選択情報に基づき、少なくとも前記選択情報が選択された時間或いは伝送されてきた時間をベースにして各選択ボタンのアクセスボリウムを表わす情報を生成するものである。
【0008】
この方法によると、番組提供者として、複数の広告用選択ボタンのうち、何れの広告用選択ボタンが何時の時間帯にアクセスされたかを把握することができる。この把握情報は、広範囲なものとなる。この結果、番組提供者(広告者)は、一般視聴者(消費者)がどのような時間帯にどのような商品或いはジャンルに興味を持つかを認識することができる。つまり市場調査を広範囲で即時に行うことができる。
【0009】
また、この発明は、前記応答サーバーでは、前記利用者IDと前記選択情報に基づき、前記選択情報の内容に応じて前記利用者IDを前記放送局に転送し、前記放送局では、前記利用者IDが転送されてきた場合、この利用者IDをインタラクティブ関連情報に含めて転送し、前記利用者IDを有する対応する利用者のテレビジョン受信機に対して固有サービスを行うようにしたものである。
【0010】
この方法によると、双方向テレビジョンシステムにおいて、更なる個々の視聴者に対してユニークなサービスを行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図1はこの発明の一実施の形態を示す図である。本発明は、双方向性機能を実現した補完情報表示型のインタラクティブ多重放送システムである。
【0013】
上記のテレビジョンシステムを利用したネットワークを大きく分類すると、放送局100、多数の視聴者が所有するテレビジョン受信機200、応答サーバ300、ネットワークサービスステーション400に分類される。
【0014】
放送局100の主な機能ブロックを述べると以下のようになる。即ち、記録媒体やテレビカメラから取得した主番組信号を処理するための主番組処理部101、文字多重信号を生成処理する文字多重信号処理部102、更にはインタラクティブ(IT)関連信号処理部103が存在する。主番組が放送されるときに、文字多重放送を行う場合には、コントローラ104の制御に基づき、合成部105において文字多重信号が主番組信号の所定の期間に挿入される。合成部105の出力信号は、送信部106で変調され、アンテナ107を介して電波として送出される。
【0015】
更にインタラクティブ関連信号が放送される場合も、コントローラ104の制御に基づき、合成部105においてIT関連信号(スクリプト)が主番組信号の所定の期間に挿入される。そして文字多重信号の場合と同様に、送信部106で変調され、アンテナ107を介して電波として送出される。なおここでは、垂直帰線消去期間(VBL)内のデータ伝送期間に挿入される付加情報のビットストリーム全体を単にスクリプトと呼ぶ。したがって、スクリプトには、ヘッダ、フォーム、リソース、プログラム部(スクリプト本体)等が含まれる。
【0016】
次に、テレビジョン受信機200の主な機能ブロックを述べると以下のようになる。即ち、アンテナ201、及びチューナ202で選択された受信チャンネルのテレビジョン信号は、主番組信号処理部203、文字多重信号処理部204、IT関連信号処理部205に供給さえる。主番組信号処理部203は、主番組のテレビジョン信号に対して各種の処理、輝度・色調整、音声処理などを施して画像合成部206に出力する。画像合成部206の出力は、表示部207に与えられ画像表示される。
【0017】
文字多重信号は、文字多重信号処理部204で抽出され、表示用の信号に構築され、画像合成部206に与えられる。またIT関連信号は、IT関連信号処理部205において処理される。
【0018】
IT関連信号処理部205は、視聴者とのインタラクティブを実現するためにデータ処理を行うプログラム本体をプログラムメモリに格納することができる。またプログラムを格納した後、実データが伝送されてきた場合、このプログラムの処理手順に添ったデータ処理を行うことができる。更に、視聴者からリモコン210を通して入力されるデータもプログラムに基づき処理することができる。さらにまた、表示用の実データが伝送されてきた場合は、この表示用の実データを処理し、画像合成部206に供給することで、表示用の実データを表示部207に反映させることができる。また、視聴者の操作に応答したデータも表示部207に反映させることができる。
【0019】
リモコン220の操作信号は、リモコン受信機208を介してメインコントローラ209に取り込まれる。メインコントローラ209は、操作信号と内部プログラムあるいは外部から送られて来たプログラムのコマンド内容に応じて、データ処理を行う。例えば、チャンネル選択などの通常のテレビジョン受信機の制御、さらには、インタラクティブ機能に基づくデータ処理等である。
【0020】
インタラクティブ機能に基づくデータ処理では、操作内容に応じて予め取り決められたデータをモデム(変調復調器)を介してネットワーク或いは電話回線に送出する。例えば、市場調査のための応答信号やテレビショッピングによる商品発注信号等が送出される。
【0021】
またテレビジョン受信機200には、固有信号を処理するたとえばID処理部211が設けられており、ここでは、IT関連信号に含まれてきたID信号と、所有する固有のID信号の一致不一致を判定することができる。IDは、双方向テレビジョン受信機200に予め付与されている識別番号である。したがって、テレビジョン受信機200が応答サーバーに情報を伝送する場合には、自己のID(利用者ID)をデータに付加して伝送するようになっている。
【0022】
応答サーバー300は、ネットワーク或いは電話回線を通じて送られて来た信号をモデム301で受信し復調する。このモデム301から取り込まれたデータは、各種情報解析部302に取り込まれる。各種情報解析部302においては、IDに基づく個人情報の抽出、市場調査における応答データの集計や統計処理、さらには応答時間帯の分析などが行われる。
【0023】
個人情報としては、各種の情報がある。例えば、視聴者の住所、電話番号、郵便番号、性別、及び視聴者に割り当てられたID等である。この個人情報の内、IDのみの抽出が行われると、さらにその詳しい個人情報を把握することもできるようになっている。例えば、ITシステムの加入者の情報は、予め申し込みにより視聴者データベース部303内に登録されている。したがって、例えば視聴者のIDが伝送されて来ただけで、住所や電話など付随する情報が把握できる。
【0024】
ここで、応答サーバー300から放送局100、あるいはネットワークサービス部(通信販売会社、広告会社、データベース会社等)400へ送出すべきデータは、フィードバック処理部304で処理されて、モデム305を介してネットワークまたは電話回線を介して放送局100或いはネットワークサービス部400へ伝送される。
【0025】
各種情報解析部302で取得された情報のうち、どのような情報を外部に送出するかは、メインコントローラ306が判定するようになっている。メインコントローラ306は、スポンサーからの要請を蓄積しているスポンサーデータベース307を利用し、スポンサーの要求している情報を判断し、その判断結果に基づき各種情報解析部302内の情報の中から要求情報を抽出し、フィードバック処理部304に転送することができる。フィードバック情報処理部304では、単に抽出したデータをモデム305に転送するだけではなく、抽出したデータをスポンサーの要求に応じた形態に加工する各種のアプリケーションも備えている。
【0026】
放送局100では、ネットワーク或いは電話回線を通して伝送されてきた情報を、モデム108を介して受信する。そして、この受信した情報を、IT関連信号処理部103に送り、放送するIT関連情報に反映させる。
【0027】
たとえば、ITシステムとしてクイズ問題が出され、視聴者から答えを収集し、回答を視聴者にフィードバック場合であれば、クイズ問題の回答信号がIT関連信号として放送される。回答信号は、テレビジョン受信機200において、映像として反映される。
【0028】
また、このとき、ネットワークサービス部400のスポンサー情報部に対しては、正解者のIDと共に、住所等正解者(視聴者)のデータベースが伝送される。これにより、正解者は、後日景品などを受け取ることができる。
【0029】
さらに、このシステムでは、正解者のみに次のステップの問題を提供することもできるようになっている。これは、応答サーバー300が正解者を認識し(例えばIDによる認識)、そのIDを放送局100に伝送することにより可能である。この場合、放送局100のIT関連信号処理部103は、次の問題を伝送するときに正解者のIDを添付した問題データを伝送することができる。一方、テレビジョン受信機200では、IDが添付されているデータを受信した場合、ID処理部211が動作し、伝送されてきたIDと同じ利用者IDを有する場合のみ、データを表示部に反映できるようになっている。
【0030】
上記したこの発明のシステムには以下のような特徴がある。
【0031】
即ち(1)この発明のシステムでは、応答サーバー300において、各種情報解析部302が存在し、この各種情報解析部302においては、テレビジョン受信機200において、利用者が何時IT関連信号をアクセスしたかの情報を分析することができる。また(2)この発明のシステムでは、応答サーバー300から放送局100に対して、利用者IDを伝送することができる仕組みとなっている。このために放送局100は、テレビジョン受信機200のうち特定のものを指定して個別サービスを行うことができる。更にこのサービスを利用することができるように、テレビジョン受信機200では、ID処理部211が設けられている。
【0032】
上記(1)、(2)の利点は、以下に説明するこの発明のシステムの運用例により一層明らかになる。
【0033】
この発明のシステムを利用した一例をテレビジョン受信機の画面を示して説明することにする。
【0034】
図2乃至図5には、例えば「24時間直営広場」という番組名が放送されているチャンネルを選択して映像を映し出した画面500の例を示している。この番組の最初の画面では、例えば図2のようにメニューが現れ、この画面には、複数のスポンサーの社名或いは商品のブランド名が複数表示される。ここで、ユーザがリモコンを操作して、例えば菓子のメーカーである「GK」と言う項目をクリックしたとすると、図3に示すように、当該メーカーで例えばこれから販売しようとしてる商品の像が現れるとともに、次のステップの案内画面に進むためのクリック用ボタンが現れる。
【0035】
ボタンとしては、例えば「プレゼント」、「キャンペーン」、「FAX」などのクリックボタンが現れる。「プレゼント」は、例えばスポンサーがアンケート情報を収集する場合、或いはスポンサーがクイズ問題を提供し、アンケート応答者、或いはクイズ正解者に対してはプレゼントを差し上げるというような内容の番組で利用される。図3の例では、第2階層画面で「プレゼント」のボタンがクリックされている。すると、第3階層画面では、アンケート調査の案内や特典をした画面が現れる。ここで視聴者がスタートボタンをクリックすると、質問1、質問2、…、の画面が次々と現れ、視聴者はその質問に対してボタン選択手法で応答するようになっている。最後から2番目の画面では、プレゼントを申し込むかどうかのボタンが現れ、視聴者がプレゼントを申し込む旨のボタンをクリックすると、最後の画面でお礼のコメントが現れるようになっている。
【0036】
図4の例は、第2階層画面で通信販売を意味する「通販」と言うボタンがクリックされた例を示している。この場合は、「通販」のボタンがクリックされると、第3階層画面では、通販している商品名が現れる。視聴者が「GKウオッチ」という商品名のボタンをクリックしたとすると、その内容が次の第4階層画面に記述されて現れる。「次へ」のボタンをクリックすると、第5階層画面となり、ここでは、GKウオッチセットの中のさらに細かい商品名が提示される。ここでユーザが、希望の商品名のボタンをクリックすると、その価格案内が現れるとともに注文数量を入力するための第6階層画面が現れる。
【0037】
価格案内のボタンをクリックすると、更に価格の詳細情報や、商品の配達期間などのさらに詳細な記述を行った画面が現れる。また第6階層画面において「申込む」というボタンをクリックすると、これまで申し込んだ商品名や数量を確認するための画面が現れる。ここで具体的に「注文」というボタンをクリックすると、最終画面が現れ、お礼のコメントが表示される。
【0038】
図5の例を述べる。この例は、第2階層画面において「FAX」と言うボタンをクリックした例である。このときは、スポンサーがFAXによる商品詳細情報を提供している場合に利用される。第3階層画面では、例えば当該スポンサーが行っている各種キャンペーンの詳細情報をFAXで送りますというコメントが現れる。そこで利用者が「申込む」と言うボタンをクリックすると第4階層画面が現れ、いずれの電話番号へのFAX送信を希望するのかの問い合わせ画面が現れる。利用者が電話番号を特定すると最終階層画面となり、お礼のコメントと注意事項がコメントで現れる。
【0039】
図6は、テレビジョン受信機100において、上記したような「24時間直営広場」という番組が受信され、IT関連信号の表示モードとしたときに実行されるプログラムのフローチャート例を示している。画面上では、複数の会社名(スポンサー名)が表示される。この番組は、24時間放送されているものとする。今、利用者が何れかの会社の会社選択ボタンをクリックすると、当該会社のコードと操作時の時間情報が収集される(ステップA1,A2,A3)。時間情報はテレビジョン受信機100に内蔵されている時計回路から取り込まれる。
【0040】
次に最終画面上の操作が済んだかどうかの判定が行われる(ステップA4)。済の場合には、次に、上記会社コード、時間情報に更に利用者IDと送信先のサーバー電話番号が組み合わされて、モデム210に送られる。モデム210は送信すべきデータを所定の送信情報フォーマットに合せ込み、送信先サーバーの電話番号を用いて応答サーバー300に電話回線を接続する。これにより、会社コードとそのアクセス時の時間情報が送信される(ステップA5,A6)。
【0041】
なお、上記の説明ではテレビジョン受信機200から時間情報を伝送すると説明したが、応答サーバー300において、テレビジョン受信機200側から情報が伝送されてきたときに、そのときの時間情報を自己のタイマーから取り込む機能が存在すれば、テレビジョン受信機200からは時間情報を伝送する必要はない。
【0042】
利用者が会社名をクリックし、図2乃至図5で説明したような操作を行った場合には、ステップA6を経由して、ステップA7に移行し、ボタン操作があったかどうかの判定を行う。ボタン操作があった場合には、そのボタンが表示されている階層画面上の操作情報がIT関連信号処理部205のバッファメモリに蓄積される(ステップA8)。そして最終画面上の操作があったときは、蓄積された情報に会社コードが付加されて伝送されるようにステップA5に移行する(ステップA9)。これにより、商品注文、アンケート応答等の図2乃至図5で説明した内容の処理が実現される。
【0043】
図7は、上記のように伝送されてきた会社2に関する情報を応答サーバー300の各種情報解析部302で解析した場合の例である。図7(A)は、会社Aの選択ボタンがアクセスされた回数(又はボリウム)を時間をベースにして解析した例であり、この例では12時から14時、22時の時間帯に多くアクセスされたことを示している。
【0044】
図7(B)は、会社2をアクセスした年齢層をベースにしたアクセス量(ボリウム)を示したもので、アクセスした人としては40代から50代の人が非常に多いことを示している。また図7(C)は、アクセスした人がどの地域に多いかを郵便番号をベースにして分析した結果を示している。地域C,D,E及びJにアクセスした人が多い(ボリウムが大きい)ことを示している。このような情報分析は、応答サーバーの情報解析部302のプログラムメモリに格納されているアプリケーションにより容易に分析可能である。図7(C)では、地域を分類する場合、郵便番号を利用したが、電話の局番をベースとしてもよいし、登録されている住所(県、市など)をベースとして分類してもよい。
【0045】
このように分析された情報は、モデム305、ネットワーク或いは電話回線を介して希望するネットワークサービス部400の会社に転送される。この場合も応答サーバー300に予め登録されている会社の電話番号が利用される。また、図6の処理ルーチンであるステップA7乃至A10で蓄積されたアンケート情報や商品注文情報も、モデム305、ネットワーク或いは電話回線を介して所望の会社へ伝送することができる。
【0046】
上記の例は、複数の会社名をメニュー画面に表示して、何れの会社がどのような時間帯にアクセスされるかを調査した例であるが、必ずしもこのような利用方法に限定されるとは限らない。例えば1つの会社であっても、その会社が取り扱っている各種商品に関するアクセス情報を収集することも可能である。
【0047】
図8に示すように、第1階層画面では例えば会社1で取り扱う複数の商品名を表示し、各商品のアクセス情報を収集するようにしてもよい。この場合も先の図6(B)の処理手順と同様な処理手順が採用される。即ち、当該会社の商品コードと操作時の時間情報が収集される(ステップB1,B2,B3)。
【0048】
次に最終画面上の操作が行われたかどうかの判定がなされ(ステップB4),操作がなされた場合は、上記商品コード、時間情報に更に利用者IDと送信先のサーバー電話番号が組み合わされて、モデム210に送られる。モデム210は送信すべきデータを所定の送信情報フォーマットに合せ込み、送信先サーバーの電話番号を用いて応答サーバー300に電話回線を接続する。これにより、商品コードとそのアクセス時の時間情報が送信される(ステップB5,B6)。
【0049】
さらに、利用者が商品名をクリックし、図3の第4階層画面以降で説明したようなアンケート応答操作を行った場合には、ステップB4を経由して、ステップB7に移行し、ボタン操作があったかどうかの判定を行う。ボタン操作があった場合には、そのボタンが表示されている階層画面上の操作情報がIT関連信号処理部205のバッファメモリに蓄積される(ステップB8)。そして最終画面上の操作があったときは、ステップB5に移行する。
【0050】
上述した、図6で説明した運用を行った場合、(1)会社(スポンサー或いは広告主)にとっては、広大な範囲で市場調査が可能である。また即時に市場調査の結果が得られる。また、複数の会社(スポンサー或いは広告主)と共同してITテレビジョン番組放送が可能であるために、広告も兼ねて低価格で市場調査を行うことができる。更に24時間放送を行うことにより、地域をベースにしたアクセスボリウムの分析、時間をベースにしたアクセスボリウムの分析、年齢や性別をベースにしたアクセスボリウムの分析が可能であり、詳細な市場調査結果を得ることができる。
【0051】
また応答サーバーや放送局などの情報運用者にとっては、一度に多数の会社(広告主やスポンサー)から運営資金を調達可能となる。また複数の会社の情報を取り扱うので利用者の趣味嗜好を広範囲でカバーでき、利用者拡大を行うのに有効である。
【0052】
さらに、(2)この発明のシステムでは、IDを有効に利用し、特定のテレビジョン受信機のみがIT関連情報を処理できるように工夫されている。この機能が付加されることにより、IT関連情報の一層の有効利用が可能となる。
【0053】
例えば、IT関連情報を利用した長時間のクイズ番組等で正解者のみが残り、不正解者は脱落していくような方式の場合、不正解者のTVに対していつまでも問題を提供する必要はない。そこでこのようなこのシステムでは、正解者のテレビジョン受信機のみでクイズ問題を視聴できるような対応を図ることができる。但し、不正解者のテレビジョン受信機では、IT関連信号を用いてクイズ問題が提供されないだけであり、メイン番組は視聴できる。
【0054】
図9には、上記のような番組を実現するための機能部を抽出して示している。即ち、テレビジョン受信機200A,200B,200C,…にはそれぞれ識別番号ID−1,ID−2,ID−3,…が付されている。番組としてはクイズ問題を放送するものとする。今、各テレビジョン受信機の視聴者が回答をしたものとする。この回答情報は、ネットワークを介してIDと共に応答サーバー300に転送される。ここで応答サーバー300内の各種情報解析部302には、上記番組に対応する個別ID処理部311が設けられている。この個別ID処理部311では、正解者を抽出するとともに正解者のIDをネットワークを介して放送局100へ転送する。
【0055】
一方、放送局100にも個別ID処理部111が設けられている。この個別ID処理部111では、放送しているクイズ番組のIT関連情報に、正解者IDを多重して伝送する。すると、テレビジョン受信機側では、伝送されてきたIDと自己の所有する利用者IDとを比較し、一致する場合のみ、次のクイズ問題の記述を表示できる。これは予め転送されているスクリプト(プログラム)が、放送局からIDが伝送されてきた場合は、利用者IDと伝送IDとを比較し、一致する場合のみクイズ問題を表示するように仕組まれているからである。
【0056】
上記の処理は、応答サーバー300は、クイズ解答者の中から、正解者の利用者IDを抽出する機能を有したが、視聴者データベース303には、各種の個人属性情報が存在するので、正解者の電話番号の認識、正解者の郵便番号認識、正解者の住所認識、正解者の性別認識、正解者の年齢認識等も可能である。
【0057】
したがって、電話番号や郵便番号をベースとして利用者IDの分類、性別をベースとした利用者IDの分類、年齢層をベースとした利用者IDの分類なども可能である。
【0058】
図10には応答サーバー300の各種情報解析部302に設けられている、分類テーブルの例を示している。例えば郵便番号をベースにして利用者IDを分類すると、利用者の地域毎の分類が可能である。さらには電話番号の局番をベースにして利用者IDを分類しても利用者の地域毎の分類が可能である。
【0059】
したがって、特定の地域の利用者に対してのみIT関連信号情報を提供しようとすれば以下のような信号処理を行えばよい。即ち、応答サーバー300から、選択した地域の利用者IDを放送局100に転送し、放送局では、転送されてきたID信号をIT関連信号の例えば属性情報に付加して放送する。そして、受信機では、属性情報から取り出した伝送IDと、自己の保有する利用者IDの比較を行い一致したときのみIT関連情報を表示できるように設定される。これにより特定の地域の利用者に対して、IT関連信号によるサービスを提供することができる。
【0060】
更に、図10(C)に示すように、視聴者データベースに基づき、年齢層をベースにした利用者IDを分類しておくこともできる。このようなテーブルを利用すると、登録されている年齢層毎に異なるIT関連信号の情報サービスを行うことも可能となる。さらにまた性別情報に基づき利用者IDを分類することもでき、性別に応じたIT関連信号の情報サービスを行うことも可能となる。
【0061】
さらにまた、このシステムであると、利用者IDに基づき個々のサービスを行うことができるのであるから、アンケートなどの市場調査情報が受信機より送られてきた場合、その調査内容により、利用者の趣味嗜好を分析することも可能である。
【0062】
たとえば、車、家、土地、家電製品、本、病院、スポーツ用品、衣類、食料品などの項目が選択ボタンで表示されるようにメイン番組と共に放送し、これらの選択情報を応答サーバーで収集する。情報解析部においては、応答を行ってきた利用者IDをベースにして各項目のアクセス回数を分析することにより当該利用者の趣味嗜好を認識することができる。
【0063】
図11には、利用者IDをベースにして、各利用者がどのような分野や商品に興味を持っているかを調査する場合に、利用者からの応答情報を蓄積するためのテーブルの簡単な例を示している。利用者X1は、車に興味を持つことが、また利用者X2は、土地、家に興味を持つことが、利用者X3はスポーツ用品に興味を持つことが分析されている。このようなデータを蓄積する場合は、先に説明したようなアンケート調査方法により、複数の項目(選択ボタン)を画面に表示し、利用者からの応答情報を収集し、利用者IDをベースにして応答情報を分類することにより可能である。
【0064】
この場合、利用者が選択したボタンに対応する商品に関して更なる情報を要求したときは、その利用者のIDを放送局に送信することも可能である。放送局では利用者IDを認識し、この利用者がさらに詳細情報をテレビジョン受信機で見れるように案内情報をIT関連情報として伝送する。
【0065】
図12には、放送局100のIT関連信号処理部103で作成されるIT関連信号の形式の例を示している。ヘッダーの後に属性情報が存在し、この属性情報の後に実データが存在する。ヘッダーは、これから続くデータがIT関連信号であることを示し、テレビジョン受信機では、このヘッダを検出すると、所定のルールに従ってデータ蓄積を行う。またヘッダーには、属性情報の存在開始箇所、実データの存在開始箇所を先頭からのバイト数で記述してある。また全体のバイト数も記述されている。属性情報としては、実データが、テキストデータであるのか、画像制御情報であるのか、プログラムであるのか等を示す種類情報、また実データを利用する期間を示す有効時間情報、さらに利用者ID、その他の情報などが記述されている。このIT関連信号は、テレビジョン信号に多重される場合は、垂直帰線消去期間内の水平走査期間に収まる範囲で適宜分割されて多重される。従ってこの分割されたデータユニットは、水平走査期間では、フレーミングコードを先頭にしたデジタルデータとして存在する。
【0066】
上記のように属性情報内の利用者IDは、利用者を特定しないときは例えばオール0が伝送される。テレビジョン受信機200では、利用者ID(伝送ID)が伝送されてきた場合、自己の保有する利用者IDと伝送IDとを比較し、一致する場合のみ実データを用いるようにそのプログラムが設定されている。なおこのプログラムも放送局から伝送されてきたものである。
【0067】
上記の方法では、利用者を特定する場合、利用者IDを属性情報として記述したが、多くの利用者(例えばある年齢層、ある地域等の単位)を特定する場合には、すべての利用者のIDを伝送するのに時間がかかることがある。このような場合は、実データとして利用者IDを多数伝送するようにしてもよい。
【0068】
図13は、属性情報内の実データの種類を示す情報として、テキストデータ、画像制御情報、プログラム、利用者IDの判別情報を用いるようにした例である。実データの種類が利用者IDであれば、実データの中に多数の利用者IDを挿入して伝送することができる。
【0069】
このような実データが伝送され、テレビジョン受信機としては、属性情報を検出して、利用者IDが伝送されてきたことを認識した場合、実データの中の各利用者IDの中に自己のIDと同じものが存在するかどうかを検出する。そして自己のIDと同じ伝送IDが存在した場合は、次に伝送されてくるIT関連信号の実データを利用するようにプログラムが設定されている。このときは、属性情報内に利用者が特定されることを示す利用者特定フラッグ(例えばオール“1”)が記述されており、IDが一致した受信機のみが、実データを活用できるようにプログラムが設定されている。なお全ての利用者が実データを活用できるようにした関連信号では、利用者特定フラッグがオール“0”となっている。図13の方式によると、一度の多数の利用者を特定できることになる。
【0070】
この発明のシステムは、応答サーバー300の情報解析結果に応じて、その結果に基づく利用者IDを応答サーバー300から放送局100へ伝送することにより、上記したようにIT関連信号を利用できる利用者を種々選択切り換えが可能である。このためにIT関連信号を利用して変化に富んだ各種のサービスを行うことが可能である。
【0071】
上述した利用形態のさらなる展開として、次のような運用も可能である。
【0072】
例えばクイズ問題の番組において、利用者が1度アクセスし回答した部分のアイコン表示を回答後は、変化させる(例えばマスクしたり表示色を変えたり、或いは回答済と記述したり)ことが可能となり、利用者が無意識に再アクセスすることを防止できる。これにより、無駄なデータ転送防止と、集まるデータの信頼性向上が可能である。
【0073】
また1度アクセスし回答した部分を、再度アクセスした時には最初と異なるステップに進むような番組構成とすることが可能である。あるいは1度アクセスし回答した部分の表示例を別のものに変えることも可能となる。例えば会社1をアクセスし回答した場合、今まで会社1であったアイコンをその利用者には会社2と言うふうに変化させる。
【0074】
上記のような運用は、利用者IDが応答サーバーで解析され、放送局にフィードバックされることにより拡張された結果である。
【0075】
また、固有サービスは、一定期間が経過したら解除されるようにしてもよい。これは一時的なサービスを行う場合に有効である。
【0076】
図14は更にこの発明の他の実施の形態である。この実施の形態は、例えば全世界、あるいは合衆国などのように言語の違う利用者に対してもIT番組を容易に同時提供できるように工夫されたものである。この実施の形態では、例えばテレビジョン受信機200Aから言語モードの切り換えとともにその言語指定情報が応答サーバー300に送られてきた場合、応答サーバー300の個別ID処理部311においては、次のような処理を行う。
【0077】
即ち、言語を指定してきた利用者IDを放送局100へインターネット或いは電話回線などのネットワークを通して伝送する。この場合言語指定情報も伝送する。すると、放送局100のIT関連信号処理部103においては、指定された言語のテキストデータを図12、或いは図13で示した実データの領域に挿入するとともに、その伝送先の利用者IDを伝送する。すると、言語を指定した利用者のテレビジョン受信機200Aでは、利用者の使用言語によるアンケートコメント、クイズ問題が提供されるようになる。
【0078】
このように利用者IDを有効に活用することにより、より多彩なITテレビジョンシステムの活用範囲が拡大できるようになる。
【0079】
この発明の思想は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
【0080】
さらに各種のサービスが可能なように、テレビジョン受信機200に対して若干のメモリを付加する、あるいは既存のメモリの空き領域を利用することにより、利用価値を大幅に拡張することができる。
【0081】
すなわち、図15には、テレビジョン受信機200に対して、さらに電話番号メモリ231、郵便番号メモリ232、年令、性別メモリ233を増設した例を示している。これらのメモリに対しては、リモートコントローラにより、視聴者が自由に郵便番号や電話番号、さらには年令、性別を入力することができる。
【0082】
一方、放送局100には、個別サービス機能が設けられる。すなわち、IT関連信号処理部103には、例えば配信地域設定部131が設けられ、ここで、データ放送による情報の配信先を特定できるようになっている。すなわち、例えば電話番号を利用するものとすると、次のようになる。市街番号を属性情報として伝送すると、当該市街番号を含む電話番号を有するテレビジョン受信機が特定されることになり、特定されたテレビジョン受信機において、当該市街番号に対応して放送されるデータ放送を視聴できる。これは、予め伝送されるスクリプトによるプログラム手順がそのように構築されることにより可能である。つまり、伝送されてきた市街番号と自己の所有する市街番号とが一致したときのみ、放送されてきたデータを復号するように、スクリプトのプログラム手順が構築されている。
【0083】
このような方法を採用した場合、同一放送チャンネルであっても、異なるエリアでは異なる放送番組を視聴できることになる。上記の例は、電話番号をパラメータとしているが、郵便番号をパラメータとしても同様な処理を行うことができる。
【0084】
上記の実施例は、テレビジョン受信機200に対して個人情報を格納するメモリを増設すれば、簡単に実現できる。また放送局側からは、特に応答サーバーを経由しなくても、テレビジョン受信機の集合体別の管理が可能である。
【0085】
これにより、例えば新聞の配達エリアを特定し、エリア毎に個別の情報提供をコマーシャルなどを実現することができる。さらに緻密な個別サービスを行うことができるようにするには、図15の実施の形態と図9、図14の実施の形態を合体したシステムを構築することにより可能である。
【0086】
たとえば、図2に示したようなメニュー画面を利用して市場調査を行う場合、エリア毎に内容の異なる、或いは一部オーバーラップさせた内容でメニュー画面を表示させることができる。これは、スポンサー或いは調査依頼者が希望する市場規模に応じて自由に設定できることになる。
【0087】
上記したようにこの発明の大きな第1の特徴点を述べると、テレビジョン受信装置では、放送局からテレビジョン信号と共に伝送されてくるデータを用いてデータ処理を行うためのアプリケーションプログラムを構築し、前記データまたは前記テレビジョン信号に基づいて画面上に複数の広告用選択ボタンを表示し、外部操作によって、前記複数の広告用選択ボタンのうち何れかが選択されたときに、そのボタン選択情報を、少なくとも時間情報とともに選択した広告用選択ボタンに対応付けて記憶し、前記記憶されている前記ボタン選択情報及び利用者識別情報を含む蓄積情報を伝送ラインを介して伝送している。
【0088】
これに応答する応答サーバーの情報解析手段では、伝送されてきた前記蓄積情報を用いて、各選択された広告用選択ボタンのアクセスボリウムが、少なくとも選択された時間帯または伝送された時間をベースにして明確にされる処理を行う。この結果、多くの項目(会社)に対する市場調査を、低価格で広範囲で、しかも即時にサービスすることができる。
【0089】
また、この発明の大きな第2の特徴点を述べると、テレビジョン受信機では、放送局からテレビジョン信号と共に伝送されてくる送信データを用いてデータ処理を行うためのアプリケーションプログラムを構築し、前記データまたは前記テレビジョン信号に基づいて画面上に選択ボタンを表示し、外部操作によって、前記選択ボタンが選択されたときに、そのボタン選択情報を利用者識別情報とともに伝送ラインを介して伝送している。これに応答する応答サーバーの情報解析手段では、伝送されてきた前記ボタン選択情報の内容条件に応じて当該選択情報に対応する利用者識別情報を放送局に伝送する。これに応答する放送局では、新たな送信データに利用者識別情報を含めて伝送し、特定のテレビジョン受信機においてのみ前記新たな送信データが処理されるようにしている。この結果、特定の利用者に対して個別にインタラクティブ放送データのサービスを行うことができる。
【0090】
また第3の特徴点を述べると、テレビジョン受信機に対して若干のメモリエリアを確保し、ここに電話番号或いは郵便番号、さらには年令や性別を記憶できるようにすることで、放送局側は、エリア毎、或いは年令層毎のように集合体毎のサービス管理を行うことができるようになる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、スポンサー及び一般視聴者にとって、さらなる利用価値を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の双方向テレビシステムを用いた情報処理方法の全体を示す図。
【図2】この発明に係るテレビジョン受信機における画面例を示す図。
【図3】同じくこの発明に係るテレビジョン受信機における画面例を示す図。
【図4】同じくこの発明に係るテレビジョン受信機における画面例を示す図。
【図5】同じくこの発明に係るテレビジョン受信機における画面例を示す図。
【図6】この発明に係るテレビジョン受信機における動作例を説明するために示した説明図。
【図7】この発明に係る応答サーバーにおける情報解析例を説明するために示した図。
【図8】この発明に係るテレビジョン受信機におけるさらに他の動作例を説明するために示した説明図。
【図9】この発明のシステムにおける全体動作例を説明するために示した説明図。
【図10】この発明に係る応答サーバーにおける情報解析のさらに他の例を説明するために示した図。
【図11】この発明に係る応答サーバーにおける情報解析のさらにまた他の例を説明するために示した図。
【図12】この発明のシステムで利用されるIT関連信号のフォーマットの一例を示す図。
【図13】この発明のシステムで利用されるIT関連信号のフォーマットの他の例を示す図。
【図14】この発明のシステムにおける全体動作の他の例を説明するために示した説明図。
【図15】この発明のシステムのさらに他の実施の形態を示す図。
【符号の説明】
100…放送局、103…IT関連信号処理部、200…テレビジョン受信機、205…IT関連信号処理部、207…表示部、211…ID処理部、210…モデム、300…応答サーバー、301…モデム、302…各種情報解析部、304…フィードバック情報処理部、205…モデム。
Claims (7)
- 放送局、インタラクティブ機能を有したテレビジョン受信機、応答サーバーを用いた双方向テレビジョンシステムにおいて、
前記放送局では、主番組信号と共に、商品又はサービスに関連するインタラクティブ関連信号を放送し、
前記テレビジョン受信機では、前記インタラクティブ関連信号に基づく複数の選択ボタンを表示し、前記複数の選択ボタンの何れかを利用者が選択した場合、当該選択ボタンの選択情報と利用者識別情報(利用者ID)を前記応答サーバーに伝送するようにし、
前記応答サーバーでは、前記利用者IDと前記選択情報に基づき、少なくとも前記選択情報が選択された時間或いは伝送されてきた時間をベースにして各選択ボタンのアクセスボリウムを表わす情報を生成し、前記選択情報の内容に応じて前記利用者IDを前記放送局に転送し、
前記放送局では、前記利用者IDが転送されてきた場合、この利用者IDを前記インタラクティブ関連信号に含めて放送し、前記利用者IDを有する対応する利用者のテレビジョン受信機に対して固有サービスを行うようにしたことを特徴とする双方向テレビジョンシステムを用いた情報処理方法。 - 前記複数の選択ボタンは、それぞれ異なる会社のインタラクティブ関連信号の提供を受けるための選択ボタンであることを特徴とする請求項1記載の双方向テレビジョンシステムを用いた情報処理方法。
- 前記応答サーバーは、
前記利用者IDに対応する利用者の住所、郵便番号、氏名、性別、及び電話番号が予め登録したデータベース蓄積部を有し、
前記選択された選択ボタンのアクセスボリウムが、前記利用者の住所、郵便番号、氏名、性別、及び電話番号の何れか1またはそれらの組み合わせをベースにして明確にされる処理を行うことを特徴とする請求項1記載の双方向テレビジョンシステムを用いた情報処理方法。 - 前記選択ボタンは、インタラクティブ関連信号に基く表示内容の言語を選択するためのボタンであることを特徴とする請求項1記載の双方向テレビジョンシステムを用いた情報処理方法。
- 前記応答サーバーは、前記選択ボタンの選択情報を解析した結果をネットワークを介して該当する選択ボタンに対応する会社へ転送することを特徴とする請求項1記載の双方向テレビジョンシステムを用いた情報処理方法。
- 前記応答サーバーは、前記選択ボタンの選択情報を解析して利用者の特性情報を得るとともに、前記特性に対応する利用者IDとその特性情報を前記放送局に転送し、
前記放送局は、転送されてきた利用者IDと同じIDを前記特性に適合するインタラクティブ関連信号とともに放送することを特徴とする請求項1記載の双方向テレビジョンシステムを用いた情報処理方法。 - 前記テレビジョン受信機では、少なくとも設置エリアを意味する固有データを保持するようにし、
前記放送局では、同じ放送チャンネルを選択しているテレビジョン受信機であっても表示される内容が異なるように、前記設置エリアを指定する属性情報をデータに含ませて前記テレビジョン受信機に対してデータ放送を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の双方向テレビジョンシステムを用いた情報処理方法。
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