JP4386764B2 - 軟体長手部材取付方法及びその装置 - Google Patents

軟体長手部材取付方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、自動車ドアサッシなどの断面略凹形部材が有する凹溝に自動車ドア用ランチャンネルなどの軟体長手部材を取付ける軟体長手部材取付方法及びその装置に関する。
従来、自動車ドアサッシの凹溝に自動車ドア用ランチャンネルを取付ける方法としては、くの字に屈曲した棒状部の一端に形成したヘラ部と、ヘラ部の基部に形成した押圧突部と、棒状部の他端に設けた押込みロールと、からなるシールラバー嵌合治具を使い、先ずヘラ部に自動車ドア用ランチャンネルを取付け、次いで自動車ドアサッシのコーナ部にヘラ部を嵌め、更に押圧突部と押込みロールで自動車ドア用ランチャンネルを自動車ドアサッシの凹溝に嵌合する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−205551号公報
しかし、特許文献1に開示された自動車ドア用ランチャンネルの取付方法では、作業者がシールラバー嵌合治具を使って、自動車ドアサッシの凹溝に自動車ドア用ランチャンネルを取付けるため、工数の低減には寄与しないという問題があった。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、工数低減に寄与し、多機種に対応可能な汎用性のある軟体長手部材取付方法及びその装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、自動車ドアサッシなどの断面略凹形部材が有する凹溝に軟体長手部材を取付ける軟体長手部材取付方法であって、一対のロボットアームの爪部材に軟体長手部材をセットする工程と、一対のロボットアームの爪部材にセットした軟体長手部材を把持手段で挟持して断面略凹形部材のコーナ部に押込む工程と、少なくともいずれか一方のロボットアームに装着したローラ押圧手段を軟体長手部材の凹部に挿入して断面略凹形部材のコーナ部から移動させ、軟体長手部材を断面略凹形部材の凹溝に取付ける工程と、からなるものである。
請求項2に係る発明は、自動車ドアサッシなどの断面略凹形部材が有する凹溝に軟体長手部材を取付ける軟体長手部材取付方法であって、一対のロボットアームに軟体長手部材をセットする工程と、一対のロボットアームにセットした軟体長手部材を断面略凹形部材のコーナ部に押込む工程と、一方のロボットアームに装着した押圧部材で断面略凹形部材のコーナ部に押込まれた軟体長手部材を押圧すると共に、他方のロボットアームに装着したローラ押圧手段を軟体長手部材の凹部に挿入して断面略凹形部材のコーナ部から移動させ、軟体長手部材を断面略凹形部材の凹溝に取付ける工程と、からなるものである。
請求項3に係る発明は、自動車ドアサッシなどの断面略凹形部材が有する凹溝に軟体長手部材を取付ける軟体長手部材取付装置であって、協調して動作する一対のロボットアームである第1ロボットアーム及び第2ロボットアームと、これらの第1ロボットアーム及び第2ロボットアームに設けた軟体長手部材の凹部に挿入自在な爪部材と、第1ロボットアーム及び第2ロボットアームに設けた前記爪部材を軟体長手部材の凹部に挿入した状態で軟体長手部材を両側から押圧して保持する把持手段と、少なくともいずれか一方のロボットアームに設け、軟体長手部材の凹部に挿入すると共に回転自在なローラからなるローラ押圧手段を、備えたものである。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の軟体長手部材取付装置において、断面略凹形部材のコーナ部に挿入された軟体長手部材を押圧する押圧部材を、前記ローラ押圧手段を装着していないロボットアームに設けた。
請求項5に係る発明は、請求項3記載の軟体長手部材取付装置において、断面略凹形部材のコーナ部に挿入された軟体長手部材を押圧する押圧部材を、少なくともいずれか一方のロボットアームに設けた。
以上説明したように本発明によれば、長手の軟体物である自動車ドア用ランチャンネルなどの軟体長手部材を自動車ドアサッシなどの断面略凹形部材が有する凹溝に精度よく自動で取付けることができる。また、自動車ドア用ランチャンネルなどの軟体長手部材の組付品質の向上と安定化が達成できる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る軟体長手部材取付装置の概要説明図、図2は自動車ドアの正面図(a)と自動車ドア用ランチャンネルの断面図(b)、図3はランチャンネル取付治具の斜視図、図4は爪部材と把持手段の作用説明図、図5は爪部材の作用説明図、図6はローラ押圧手段の作用説明図、図7は押圧部材の作用説明図である。
本発明に係る軟体長手部材取付装置は、図1に示すように、協調して駆動する一対の多関節型のロボットアームである第1ロボットアーム1及び第2ロボットアーム2と、これらの第1ロボットアーム1及び第2ロボットアーム2の先端に設けたランチャンネル取付治具3を備えている。
第1ロボットアーム1及び第2ロボットアーム2は、夫々3軸(3自由度)のアーム部1a,2aと、アーム部1a,2aの先端に設けた3軸(3自由度)の手首部1b,2bからなり、共に門型フレーム4を走行軸Sとするベース5に取付けられている。そして、手首部1b,2bにランチャンネル取付治具3が装着されている。なお、ベース5は走行軸Sとロボットアーム1,2の間に旋回軸Lを有する。
従って、本装置は、合計で14軸(14自由度)を有する。そして、第1ロボットアーム1と第2ロボットアーム2による自動車ドア用ランチャンネルの取付動作は、制御装置(不図示)により、教示され再生される。
また、図2に示すように、自動車ドア(右側フロントドア)6は、軟体長手部材としての自動車ドア用ランチャンネル(以下、「ランチャンネル」と記す)7を取付ける断面略凹形部材としての自動車ドアサッシ8を備えている。自動車ドアサッシ8は、フロントコーナ部8aとリアコーナ部8bを有し、フロントコーナ部8aからリアコーナ部8bに至るアッパ部8cと、フロントコーナ部8aからほぼ垂直なフロント部8dと、リアコーナ部8bからほぼ垂直なリア部8eから形成され、夫々凹溝9を有している。ランチャンネル7には、凹部7aが形成されている。
ランチャンネル取付治具3は、図3に示すように、ランチャンネル7の凹部7aに挿入自在な爪部材10と、凹部7aに爪部材10が挿入された状態のランチャンネル7を両側から押圧して保持する把持手段11と、ランチャンネル7を自動車ドアサッシ8に押込むためのローラ押圧手段12と、自動車ドアサッシ8のコーナ部8a,8bに挿入されたランチャンネル7がずれないようにコーナ部8a,8bに挿入されたランチャンネル7を押圧する棒状の押圧部材13からなる。
爪部材10は、図4に示すように、凹部7aに挿入できる厚みに形成された板状部材で、作業者が凹部7aに爪部材10を挿入することにより、待機している第1ロボットアーム1と第2ロボットアーム2にランチャンネル7を予めセットする際に使用する。また、ランチャンネル7を自動車ドアサッシ8のコーナ部8a,8bに押込む時にも使用する。
把持手段11は、図3及び図4に示すように、一対の挟持部材11aと、挟持部材11aを進退動作させる一対のエアシリンダ11bと、挟持部材11aを先端に固定したスライダ11cと、スライダ11cを案内するスライドガイド11dなどからなり、エアシリンダ11bを前進動作させて凹部7aに爪部材10が挿入された状態のランチャンネル7を両側から挟持部材11aで押圧・保持する。なお、スライダ11cの下面にはスライドガイド11dと摺動自在に係合するレール(不図示)が設けられている。
そして、凹部7aに爪部材10が挿入されたランチャンネル7を把持手段11が押圧・保持した状態で、第1ロボットアーム1及び第2ロボットアーム2が駆動され、自動車ドアサッシ8のコーナ部8a,8bにランチャンネル7を位置決めすると、図5に示すように、把持手段11の後退動作と同時に爪部材10がランチャンネル7をコーナ部8a,8bに押圧して押込む。
ローラ押圧手段12は、図6に示すように、回転自在なローラ14を有し、凹部7aにローラ14の縁部14aを押圧挿入し、且つローラ14を摺回動させながら移動させることにより、ランチャンネル7を自動車ドアサッシ8に確実に取付けることができる。
なお、形状が変形し難いランチャンネル7の場合には、図5(a)と図6(a)に示すように、爪部材10とローラ押圧手段12による単に押込む1自由度の動作で、ランチャンネル7を自動車ドアサッシ8に取付けることができる。
しかし、形状が変形し易いランチャンネル7の場合には、図5(b)と図6(b)に示すように、爪部材10とローラ押圧手段12による捻り込むような2自由度又は3自由度の動作で、ランチャンネル7を自動車ドアサッシ8に押込めばランチャンネル7を自動車ドアサッシ8に取付けることができる。
押圧部材13は、図7に示すように、ローラ押圧手段12が作動する際に、自動車ドアサッシ8のコーナ部8a,8bに挿入されたランチャンネル7が外れたり又はずれたりしないように、コーナ部8a,8bに挿入されたランチャンネル7を押圧する。
ここで、把持手段11は、エアシリンダ11bにより進退動作するが、爪部材10、ローラ押圧手段12、押圧部材13はそれ自体駆動手段を持たず、夫々第1ロボットアーム1又は第2ロボットアーム2の動きにより動作する。
また、ランチャンネル取付治具3を構成するローラ押圧手段12は、第1ロボットアーム1と第2ロボットアーム2のうち、いずれか一方のロボットアームにだけ設けてもよい。
更に、ランチャンネル取付治具3を構成する押圧部材13は、ランチャンネル7の性質やコーナ部8a,8bに対するランチャンネル7の嵌合具合などによっては必ずしも設ける必要はない。
また、ローラ押圧手段12を装着しないロボットアームにだけ設けてもよく、更にいずれのロボットアーム1,2にもローラ押圧手段12が装着されている場合には、いずれか一方のロボットアームにだけ設けてもよい。
自動車ドア6は、位置決め治具15にセットされた状態で、前工程からランチャンネル取付装置が設置されているランチャンネル取付工程にコンベヤ16で搬送されてくる。コンベヤ16は連続送りで、第1ロボットアーム1及び第2ロボットアーム2は、夫々コンベヤ16に同期しながら互いに協調してランチャンネル7を自動車ドアサッシ8に取付ける。
次に、本発明に係る自動車ドア用ランチャンネル取付方法及びその装置の動作を、押圧部材13を使用しない場合の実施の形態と押圧部材13を使用する場合の実施の形態について説明する。
最初に、押圧部材13を使用しない場合の実施の形態を、図8のランチャンネル取付作業手順を示すフローチャートに従って説明する。ここで、第1ロボットアーム1と第2ロボットアーム2には、爪部材10、把持手段11、ローラ押圧手段12が装着されている。
先ず、ステップSP1において、図9(a)に示すように、原位置で待機し、予めランチャンネル取付作業が教示されている第1ロボットアーム1の爪部材10と第2ロボットアーム2の爪部材10に、作業者がランチャンネル7をセットする。セット後に把持手段11が作動してランチャンネル7を挟持する。
その時、第1ロボットアーム1の爪部材10から第2ロボットアーム2の爪部材10に至るランチャンネル7の長さは、自動車ドアサッシ8のフロントコーナ部8aからリアコーナ部8bに至るアッパ部8cの長さにほぼ等しい。
次いで、ステップSP2において、起動スイッチが押されると、図9(b)に示すように、第1ロボットアーム1及び第2ロボットアーム2が駆動され、第1ロボットアーム1の爪部材10が挿入されているランチャンネル7の部位がフロントコーナ部8aに、第2ロボットアーム2の爪部材10が挿入されているランチャンネル7の部位がリアコーナ部8bに挿入される。なお、各爪部材10がランチャンネル7をコーナ部8a,8bに押圧して押込む時には、把持手段11は少なくとも後退動作をしている。
次いで、ステップSP3において、図9(c)に示すように、第1ロボットアーム1は、フロントコーナ部8a近傍のフロント部8dから順次ランチャンネル7を押込むために、ローラ押圧手段12を操作し、縁部14aをフロントコーナ部8a近傍の凹部7aに押圧挿入したローラ14を摺回動させながらフロント部8dの下端まで移動させる。
一方、第2ロボットアーム2は、リアコーナ部8b近傍のアッパ部8cから順次ランチャンネル7を押込むために、ローラ押圧手段12を操作し、縁部14aをリアコーナ部8b近傍の凹部7aに押圧挿入したローラ14を摺回動させながらフロントコーナ部8aに向かってアッパ部8cの約4分の3の位置まで移動させる。
次いで、ステップSP4において、図9(d)に示すように、第1ロボットアーム1は、残っているアッパ部8cの約4分の1の部分にランチャンネル7を押込むために、ローラ押圧手段12を操作し、縁部14aをフロントコーナ部8a近傍の凹部7aに押圧挿入したローラ14を摺回動させながらフロントコーナ部8aからリアコーナ部8bに向かってアッパ部8cの約3分の2の距離を往復移動させる。
一方、第2ロボットアーム2は、リアコーナ部8b近傍のリア部8eから順次ランチャンネル7を押込むために、ローラ押圧手段12を操作し、縁部14aをリアコーナ部8b近傍の凹部7aに押圧挿入したローラ14を摺回動させながらリア部8eの下端まで移動させる。
その後、第1ロボットアーム1及び第2ロボットアーム2は、原位置に復帰してランチャンネル7の自動車ドアサッシ8への取付作業は終了する。
次に、押圧部材13を使用する場合の実施の形態を、図10のランチャンネル取付作業手順を示すフローチャートに従って説明する。ここで、第1ロボットアーム1と第2ロボットアーム2には、爪部材10、把持手段11、ローラ押圧手段12、押圧部材13が装着されている。
押圧部材13を使用するのは、前記したように、ランチャンネル7の性質と、ランチャンネル7とフロントコーナ部8a及びリアコーナ部8bとの嵌合具合によっては、ローラ押圧手段12が作動する際に、フロントコーナ部8a及びリアコーナ部8bに爪部材10によって押込まれたランチャンネル7が外れたり又はずれたりするのを防止するためである。
先ず、ステップSP11において、図11(a)に示すように、原位置で待機し、予めランチャンネル取付作業が教示されている第1ロボットアーム1の爪部材10と第2ロボットアーム2の爪部材10に、作業者がランチャンネル7をセットする。セット後に把持手段11が作動してランチャンネル7を挟持する。
その時、第1ロボットアーム1の爪部材10から第2ロボットアーム2の爪部材10に至るランチャンネル7の長さは、自動車ドアサッシ8のフロントコーナ部8aからリアコーナ部8bに至るアッパ部8cの長さにほぼ等しい。
次いで、ステップSP12において、起動スイッチが押されると、図11(b)に示すように、第1ロボットアーム1及び第2ロボットアーム2が駆動され、第1ロボットアーム1の爪部材10が挿入されているランチャンネル7の部位がフロントコーナ部8aに、第2ロボットアーム2の爪部材10が挿入されているランチャンネル7の部位がリアコーナ部8bに挿入される。各爪部材10がランチャンネル7をコーナ部8a,8bに押圧して押込む時には、把持手段11は少なくとも後退動作をしている。
次いで、ステップSP13において、図11(c)に示すように、第1ロボットアーム1は、リアコーナ部8b近傍のアッパ部8cから順次ランチャンネル7を押込むために、ローラ押圧手段12を操作し、縁部14aをリアコーナ部8b近傍の凹部7aに押圧挿入したローラ14を摺回動させながらフロントコーナ部8aに向かってアッパ部8cの約4分の3の位置まで移動させる。
その際、第2ロボットアーム2は、装着している押圧部材13で、自動車ドアサッシ8のリアコーナ部8bに押込まれたランチャンネル7が外れたり又はずれたりしないように、リアコーナ部8bに押込まれたランチャンネル7を押圧する。
次いで、ステップSP14において、図11(d)に示すように、第1ロボットアーム1は、リアコーナ部8b近傍のリア部8eから順次ランチャンネル7を押込むために、ローラ押圧手段12を操作し、縁部14aをリアコーナ部8b近傍の凹部7aに押圧挿入したローラ14を摺回動させながらリア部8eの下端まで移動させる。
その際、第2ロボットアーム2は、ステップSP13と同様の姿勢を保ち、第2ロボットアーム2に装着した押圧部材13で、リアコーナ部8bに押込まれたランチャンネル7が外れたり又はずれたりしないように、リアコーナ部8bに押込まれたランチャンネル7を押圧している。
次いで、ステップSP15において、図11(e)に示すように、第2ロボットアーム2は、残っているアッパ部8cの約4分の1の部分にランチャンネル7を押込むために、ローラ押圧手段12を操作し、縁部14aをフロントコーナ部8a近傍の凹部7aに押圧挿入したローラ14を摺回動させながらフロントコーナ部8aからリアコーナ部8bに向かってアッパ部8cの約3分の2の距離を往復移動させる。
その際、第1ロボットアーム1は、第2ロボットアーム2に装着した押圧部材13で、フロントコーナ部8aに押込まれたランチャンネル7が外れたり又はずれたりしないように、フロントコーナ部8aに押込まれたランチャンネル7を押圧している。
次いで、ステップSP16において、図11(f)に示すように、第2ロボットアーム2はフロントコーナ部8a近傍のフロント部8dから順次ランチャンネル7を押込むために、ローラ押圧手段12を操作し、縁部14aをフロントコーナ部8a近傍の凹部7aに押圧挿入したローラ14を摺回動させながらフロント部8dの下端まで移動させる。
その際、第1ロボットアーム1は、ステップSP15と同様の姿勢を保ち、第1ロボットアーム1に装着した押圧部材13で、フロントコーナ部8aに押込まれたランチャンネル7が外れたり又はずれたりしないように、フロントコーナ部8aに押込まれたランチャンネル7を押圧している。
その後、第1ロボットアーム1及び第2ロボットアーム2は、原位置に復帰してランチャンネル7の自動車ドアサッシ8への取付作業は終了する。
このように、押圧部材13を使用する場合には、第1ロボットアーム1と第2ロボットアーム2は、同時にローラ押圧手段12を操作してランチャンネル7の取付作業を行うことはできないので、第1ロボットアーム1と第2ロボットアーム2が同時にローラ押圧手段12を使用する場合と比べてサイクルタイムは長くなる。
なお、ランチャンネル7を自動車ドアサッシ8のフロントコーナ部8aとリアコーナ部8bにセットする場合には、第1ロボットアーム1と第2ロボットアーム2を同時に駆動させなければならず、2台のロボットアームを必要とする。
しかし、押圧部材13を使用しない場合で、ローラ押圧手段12を操作してランチャンネル7を自動車ドアサッシ8に取付ける作業は、必ずしも2台のロボットアームで行う必要はなく、1台のロボットアームでも行うことができる。
従って、前記したように、いずれか一方のロボットアームにだけローラ押圧手段12を設けることもできる。
本発明は、長手の軟体物である自動車ドア用ランチャンネルなどの軟体長手部材の自動車ドアサッシなどの断面略凹形部材への取付作業の工数低減に寄与する。また、自動車ドア用ランチャンネルなどの軟体長手部材の組付品質の向上と安定化が図れる。
本発明に係る軟体長手部材取付装置の概要説明図 自動車ドアの正面図(a)と自動車ドア用ランチャンネルの断面図(b) ランチャンネル取付治具の斜視図 爪部材と把持手段の作用説明図 爪部材の作用説明図で、(a)は形状が変形し難いランチャンネルの場合、(b)は形状が変形し易いランチャンネルの場合 ローラ押圧手段の作用説明図で、(a)は形状が変形し難いランチャンネルの場合、(b)は形状が変形し易いランチャンネルの場合 押圧部材の作用説明図 押圧部材を使用しない場合のランチャンネル取付作業手順を示すローチャート 押圧部材を使用しない場合の動作説明図で、(a)はランチャンネルをロボットアームにセットする動作、(b)はロボットアームによるランチャンネルをコーナ部に位置決めする動作、(c),(d)はロボットアームによるランチャンネルを自動車ドアサッシに取付けする動作 押圧部材を使用する場合のランチャンネル取付作業手順を示すローチャート 押圧部材を使用する場合の動作説明図で、(a)はランチャンネルをロボットアームにセットする動作、(b)はロボットアームによるランチャンネルをコーナ部に位置決めする動作、(c),(d),(e),(f)はロボットアームによるランチャンネルを自動車ドアサッシに取付ける動作
符号の説明
1…第1ロボットアーム、2…第2ロボットアーム、3…ランチャンネル取付治具、6…自動車ドア、7…自動車ドア用ランチャンネル(軟体長手部材)、7a…凹部、8…自動車ドアサッシ(断面略凹形部材)、8a…フロントコーナ、8b…リアコーナ部、8c…アッパ部、8d…フロント部、8e…リア部、9…凹溝、10…爪部材、11…把持手段、12…ローラ押圧手段、13…押圧部材、14…ローラ。

Claims (5)

  1. 自動車ドアサッシなどの断面略凹形部材が有する凹溝に軟体長手部材を取付ける軟体長手部材取付方法であって、一対のロボットアームの爪部材に軟体長手部材をセットする工程と、一対のロボットアームの爪部材にセットした軟体長手部材を把持手段で挟持して断面略凹形部材のコーナ部に押込む工程と、少なくともいずれか一方のロボットアームに装着したローラ押圧手段を軟体長手部材の凹部に挿入して断面略凹形部材のコーナ部から移動させ、軟体長手部材を断面略凹形部材の凹溝に取付ける工程と、からなることを特徴とする軟体長手部材取付方法。
  2. 自動車ドアサッシなどの断面略凹形部材が有する凹溝に軟体長手部材を取付ける軟体長手部材取付方法であって、一対のロボットアームに軟体長手部材をセットする工程と、一対のロボットアームにセットした軟体長手部材を断面略凹形部材のコーナ部に押込む工程と、一方のロボットアームに装着した押圧部材で断面略凹形部材のコーナ部に押込まれた軟体長手部材を押圧すると共に、他方のロボットアームに装着したローラ押圧手段を軟体長手部材の凹部に挿入して断面略凹形部材のコーナ部から移動させ、軟体長手部材を断面略凹形部材の凹溝に取付ける工程と、からなることを特徴とする軟体長手部材取付方法。
  3. 自動車ドアサッシなどの断面略凹形部材が有する凹溝に軟体長手部材を取付ける軟体長手部材取付装置であって、協調して動作する一対のロボットアームである第1ロボットアーム及び第2ロボットアームと、これらの第1ロボットアーム及び第2ロボットアームに設けた軟体長手部材の凹部に挿入自在な爪部材と、第1ロボットアーム及び第2ロボットアームに設けた前記爪部材を軟体長手部材の凹部に挿入した状態で軟体長手部材を両側から押圧して保持する把持手段と、少なくともいずれか一方のロボットアームに設け、軟体長手部材の凹部に挿入すると共に回転自在なローラからなるローラ押圧手段を、備えたことを特徴とする軟体長手部材取付装置。
  4. 断面略凹形部材のコーナ部に挿入された軟体長手部材を押圧する押圧部材を、前記ローラ押圧手段を装着していないロボットアームに設けた請求項3記載の軟体長手部材取付装置。
  5. 断面略凹形部材のコーナ部に挿入された軟体長手部材を押圧する押圧部材を、少なくともいずれか一方のロボットアームに設けた請求項3記載の軟体長手部材取付装置。
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